JP2017033796A - 撚線導体 - Google Patents

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Abstract

【課題】圧縮加工することなく、撚線導体の断面形状をより真円形状に近い形状とすることができる撚線導体を提供する。【解決手段】複数の中径線13と複数の細径線14で構成された最外層5と、該最外層5の内側に位置するとともに、複数の太径線12で構成された第1外層4の2層からなる外層3を有し、最外層5を構成する中径線13の本数と、最外層5を構成する細径線14の本数と、第1外層4を構成する太径線12の本数を同じ本数で構成し、1本の中径線13と1本の細径線14を交互に配設して最外層5を構成した撚線導体。【選択図】 図1

Description

本発明は、撚線導体に関するものである。
従来、電線等に使用される撚線導体を構成する各々の素線は、一般的に、全て断面円形の丸線で、かつ、同一径である。該素線として銅線が主として用いられ、その銅線に、錫、ニッケル、銀、或いはアルミ、各種合金をメッキしたものが使用されている。
例えば、19本の素線で構成される撚線導体は、一般的に、図10に示すように、撚線導体101における中心の1本の素線102を核として、その周囲を6本の素線103が覆い囲んで内層を形成し、更に、その外周を12本の素線104が覆い囲んで外層を形成し、それを同一方向に撚ることで形成されている。
素線102、103、104が全て、断面円形で、かつ、同一径であることから、素線102、103、104を標準心線配列で配列して撚線導体101を形成すると、その外周形状は図10に示すように、六角形状に近似した形状となり、丸形状に近似した形状とはならない。以下、これを従来技術1とする。
撚線導体101は、一般的に、外周部に絶縁材106を被覆した後に、電線等(被覆線)として使用される。被覆線の断面形状は、略真円形状であることが望まれている。一方、絶縁材106は、耐圧特性の点から撚線導体101の外周部に略均一に被覆されることが望ましい。したがって、撚線導体の断面形状は真円であることが望まれている。
また、石油を主成分とする絶縁材106の減量化は、資源の有効利用の観点からも大変重要であり、撚線導体の細径化が要求されている。
しかし、撚線導体101の断面形状が六角形で、かつ、被覆線の断面形状を真円とすると、撚線導体101の断面形状が六角形の頂点部の近傍に位置する絶縁材106の厚みは薄く、六角形の頂点部から辺部に至るほど厚くなり、絶縁材106の厚みが不均一となるという問題点が生じる。また、耐圧不良を防止するためには、前記六角形の頂点部に位置する絶縁材106の厚みを一定以上確保する必要がある。そのため、撚線導体101の中心からその最縁端までの径よりも被覆線を細くすることができず、被覆線の細径化、軽量化には限界があるという問題点がある。
また、辺部に位置する絶縁材106は、性能の観点からは過剰であるが、断面を真円とするためには必要であるため、絶縁材106の減量化にも限界が生じるという問題点がある。
また、撚線導体101の断面形状が六角形であると、被覆線を端末加工する時等において、被覆材106をストリップする際に撚線導体101を傷つける虞があるという問題点がある。
上記の問題点は、撚線導体の断面形状を略真円とすることで解決することができる。
この解決手段として、図11に示すように、1本中心線201の外周に中心線201より細い複数の第2素線202を7本以上配設して内層203を構成し、この内層203の外周に、第2素線202と、第2素線202より細い第3素線204を交互に配設して外層205を構成し、外層205を構成する第2素線202と第3素線204の本数を同じとした撚線導体210が知られている(特許文献1参照)。以下、これを従来技術2とする。
特開2012−119073号公報
上記、従来技術2の撚線導体210は、外層205を、内層203を構成する第2の素線202と、第3の素線204を交互に配設して構成したことにより、内層203を7本の第2の素線202で構成した場合には、第3の素線204は、第2の素線202と当接することができ、撚線導体210を圧縮することなく略真円状に構成することができる。
しかし、図11に示すように、内層203を8本以上の第2の素線202で構成した場合には、第3の素線204は、内層203を構成する第2の素線202とは当接することができず、緻密性が損なわれるという問題が生じる。
内層203における第2の素線202の本数が多くなるほど、この緻密性は大きく損なわれ、撚崩れが生じやすくなる。
その結果、絶縁材の厚みも不均一となり、絶縁材の噛みこみなど端末加工において支障をきたす恐れがあるとともに、外層205を構成する素線202,203の伸び特性、柔軟性、可とう性等の物理特性が損なわれるという問題点がある。
そこで、本発明は、上記従来技術よりも、素線を圧縮加工することなく、撚線導体の断面形状をより真円形状に近い形状とすることができる撚線導体を提供することを目的とするものである。
前記の課題を解決するために、請求項1記載の発明は、複数の中径線と複数の細径線で構成された最外層と、該最外層の内側に位置するとともに、複数の太径線で構成された第1外層の2層からなる外層を有し、
前記細径線の基となる線材の直径は、前記中径線の基となる線材の直径よりも小さく、前記中径線の基となる線材の直径は、前記太径線の基となる線材の直径よりも小さく、
前記最外層を構成する前記中径線の本数と、前記最外層を構成する前記細径線の本数と、前記第1外層を構成する前記太径線の本数を同じ本数で構成し、
1本の前記中径線と1本の前記細径線を交互に配設して前記最外層を構成したことを特徴とするものである。
請求項2記載の発明は、請求項1記載の発明において、前記第1外層を構成し、かつ、隣接する前記太径線の谷間部に、前記最外層を構成する前記中径線を配設したことを特徴とするものである。
請求項3記載の発明は、請求項1又は2記載の発明において、前記太径線の本数が、8本以上であることを特徴とするものである。

請求項4記載の発明は、請求項1又は2又は3記載の発明において、前記撚線導体の中心から、前記最外層を構成する細径線の最縁端までの距離と、前記中心から、前記最外層を構成する中径線の最縁端までの距離とが、同一であることを特徴とするものである。
請求項5記載の発明は、請求項1乃至4のいずれか1項に記載の発明において、前記最外層を圧縮変形して形成したことを特徴とするものである。
本発明によれば、複数の中径線と複数の細径線で構成された最外層と、該最外層の内側に位置するとともに、複数の太径線で構成された第1外層の2層からなる外層を有し、前記最外層を構成する前記中径線の本数と、前記最外層を構成する前記細径線の本数と、前記第1外層を構成する前記太径線の本数は同じで構成し、1本の前記中径線と1本の前記細径線を交互に配設して前記最外層を構成したことにより、撚線導体の断面形状は略真円形状とし、かつ、撚線導体を構成する各素線が隣接する全ての素線と当接することができる。
また、8本以上の太径線で第1外層を構成した場合においても、各素線が隣接する全ての素線と当接することができ、従来技術2の撚線導体201のよりも緻密性を高めることができる。
これにより、撚崩れが生じにくく、絶縁材の厚みも均一化でき、端末加工などの加工性を向上させることができる。更に、伸び特性、柔軟性、可とう性等の物理特性も、従来技術2の撚線導体201より向上させることができる。
本発明の実施例1に係る撚線導体の横断面図。 本発明の実施例2に係る撚線導体の一例を示す横断面図。 本発明の実施例2に係る撚線導体の他例を示す横断面図。 本発明の実施例2に係る撚線導体の他例を示す横断面図。 本発明の実施例2に係る撚線導体の他例を示す横断面図。 本発明の実施例2に係る撚線導体の他例を示す横断面図。 本発明の実施例3に係る撚線導体の一例を示す横断面図。 本発明の実施例3に係る撚線導体の他例を示す横断面図。 本発明の実施例3に係る撚線導体の他例を示す横断面図。 従来技術1の撚線導体の横断面図。 従来技術2の撚線導体の横断面図。
本発明を実施するための形態を図に基づいて説明する。
[実施例1]
図1は、本発明の実施例1に係る撚線導体1の軸方向と直交する方向に切断した断面図で、その各素線の断面を示す斜線は、図の煩雑を避けるために省略した。
撚線導体1は、内層2と外層3を有し、外層3は、内層2の外側に設けた第1外層4と、第1外層4の外側に設けた最外層5の2層で構成されている。
内層2は、1本の中心線(素線)11で構成されている。
第1外層4を、図1に示すように、8本の太径線(素線)12を同一円周上に配置し、中心線11を8本の太径線12で覆い囲んでいる。各太径線12は、中心線11と当接しているとともに、隣接する太径線12,12が相互に当接するようになっている。
最外層5は、図1に示すように、8本の中径線(素線)13と、8本の細径線(素線)14で構成され、1本の中径線13と1本の細径線14を交互に配設して、第1外層4を覆い囲むように構成されている。
このように、第1外層4を構成する太径線12の本数と、最外層5を構成する中径線13の本数と、最外層5を構成する細径線14の本数は、全て同じ本数の8本に設定されている。
中径線13は、隣接する太径線12,12の谷間部15に位置するようになっている。また、中径線13は、隣接する細径線14,14及び内側に位置する太径線12と当接するようになっている。
細径線14は、その中心が、中心線11の中心Aと太径線12の中心を結んだ延長線上に位置するようになっている。また、細径線14は、隣接する中径線13,13及びその内側に位置する太径線12と当接するようになっている。
各素線11,12,13,14の基となる線材としては、従来と同様に、銅線、この銅線に、錫、ニッケル、銀等をメッキしたもの、アルミ線、各種合金線、及び、エナメル線、ホルマル線等の絶縁被覆されたもの等を使用することができる。各素線11,12,13,14の素材は、同じ素材を用いてもよいし、異なる素材を用いてもよい。
中心線11の基となる線材の直径d1は、太径線12の基となる線材の直径d2より大きく設定され、太径線12の基となる線材の直径d2は、中径線13の基となる線材の直径d3より大きく設定され、中径線13の基となる線材の直径d3は、細径線14の基となる線材の直径d4より大きく設定されている。
本実施例1では、d1=1.613×d2、d3=0.94×d2、d4=0.705×d2の関係が成立する各素線11,12,13,14の基となる線材を用いた。
また、撚線導体1の断面形状が、略真円形状、つまり、中心線11の中心Aから中径線13の最外縁端Bまでの距離L1と、中心線11の中心Aから細径線14の最外縁端Cまでの距離L2が同一となるように形成されている。
本願発明の撚線導体1は、上記の構造を有しているために、次のような作用、効果を奏する。
撚線導体1の断面形状は略真円形状とし、かつ、素線11,12,13,14が隣接する全ての素線11,12,13,14に当接することができる緻密な構造とすることができる。
撚線導体1の外形が略真円形状で、かつ、上述のように、従来技術1の撚線導体101よりも細径化できることにより、絶縁材の被覆の厚みを薄くでき、かつ、略均一化することができるため、絶縁材を減量でき、コストを低減することができる。
従来技術2の撚線導体210は、図11に示すように、内層203を8本の第2の素線202で構成した場合には、第3の素線204は、内層203を構成する第2の素線202と当接することができないが、本発明の撚線導体1は、全ての素線11,12,13,14が隣接する全ての素線11,12,13,14と当接することができ、緻密性が損なわれることがなく、撚崩れが生じにくい。また、絶縁材の厚みも均一化でき、端末加工などの加工性を向上させることができる。
また、素線を圧縮ダイスに通すことなく、撚線導体1の外形を略真円形状とすることができるために、のび特性、柔軟性、可とう性等の物理特性が損うことがなく、素線の物理特性を維持することができ、信頼性の高い品質を得ることができ、自動車用電線分野や、音響電線分野等において有効に活用することができる。
[実施例2]
上記実施例1においては、第1外層4を構成する太径線12の本数と、最外層5を構成する中径線13の本数と、最外層5を構成する細径線14の本数は、全て同じ本数の8本に設定したが、第1外層4を構成する太径線12の本数と、最外層5を構成する中径線13の本数と、最外層5を構成する細径線14の本数は、全て同じ本数で、かつ、8本以上であれば任意の本数に設定することができる。
例えば、図2に示すように、第1外層4を構成する太径線12の本数と、最外層5を構成する中径線13の本数と、最外層5を構成する細径線14の本数は、全て同じ本数の9本とした撚線導体21の場合には、d1=1.923×d2、d3=0.9×d2、d4=0.65×d2の関係が成立する各素線11,12,13,14の基となる線材を用いることで、撚線導体21の断面形状を略真円形状とするとともに、全ての素線11,12,13,14が隣接する全ての素線11,12,13,14と当接することができる。
また、図3に示すように、第1外層4を構成する太径線12の本数と、最外層5を構成する中径線13の本数と、最外層5を構成する細径線14の本数は、全て同じ本数の10本とした撚線導体22の場合には、d1=2.236×d2、d3=0.87×d2、d4=0.625×d2の関係が成立する各素線11,12,13,14の基となる線材を用いることで、撚線導体22の断面形状を略真円形状とするとともに、全ての素線11,12,13,14が隣接する全ての素線11,12,13,14と当接することができる。
また、図4に示すように、第1外層4を構成する太径線12の本数と、最外層5を構成する中径線13の本数と、最外層5を構成する細径線14の本数は、全て同じ本数の11本とした撚線導体23の場合には、d1=2.549×d2、d3=0.845×d2、d4=0.605×d2の関係が成立する各素線11,12,13,14の基となる線材を用いることで、撚線導体23の断面形状を略真円形状とするとともに、全ての素線11,12,13,14が隣接する全ての素線11,12,13,14と当接することができる。
また、図5に示すように、第1外層4を構成する太径線12の本数と、最外層5を構成する中径線13の本数と、最外層5を構成する細径線14の本数は、全て同じ本数の12本とした撚線導体24の場合には、d1=2.864×d2、d3=0.825×d2、d4=0.59×d2の関係が成立する各素線11,12,13,14の基となる線材を用いることで、撚線導体24の断面形状を略真円形状とするとともに、全ての素線11,12,13,14が隣接する全ての素線11,12,13,14と当接することができる。
また、図6に示すように、第1外層4を構成する太径線12の本数と、最外層5を構成する中径線13の本数と、最外層5を構成する細径線14の本数は、全て同じ本数の13本とした撚線導体25の場合には、d1=3.178×d2、d3=0.8×d2、d4=0.58×d2の関係が成立する各素線11,12,13,14の基となる線材を用いることで、撚線導体25の断面形状を略真円形状とするとともに、全ての素線11,12,13,14が隣接する全ての素線11,12,13,14と当接することができる。
その他の構造は、上記実施例1と同様であるため説明を省略する。
本実施例2においても、上記実施例1と同様の作用効果を発揮することができる。
[実施例3]
上記実施例1,2においては、内層2を1心の中心線11で構成したが、内層は、2層以上の複数層で構成しても良いし、内層を構成する素線は、1種類で構成してもよいし、直径の異なる複数種類で構成してもよい。また、内層2を形成する素線として、銅線、この銅線に、錫、ニッケル、銀等をメッキしたもの、アルミ線、各種合金線、及び、エナメル線、ホルマル線等の絶縁被覆されたもの等を使用することができ、外層を形成する素線と同じ材質を用いてもよいし、異なる材質のものを用いてもよい。 例えば、図7に示すように、第1外層4を構成する太径線12の本数と、最外層5を構成する中径線13の本数と、最外層5を構成する細径線14の本数は、全て同じ本数の8本で外層3を構成し、1本の中心線31と、中心線31を覆うように、同じ直径からなる8本の素線32を配設した第1内層33の2層で内層34を構成して、撚線導体35としてもよい。
また、図8に示すように、第1外層4を構成する太径線12の本数と、最外層5を構成する中径線13の本数と、最外層5を構成する細径線14の本数は、全て同じ本数の12本で外層3を構成し、1本の中心線41と、中心線41を覆うように、同じ直径からなる6本の素線42を配設した第1内層43と、第1内層43を覆うように、同じ直径からなる6本の素線44を配設した第2内層45の3層で内層46を構成して、撚線導体47としてもよい。
また、図9に示すように、第1外層4を構成する太径線12の本数と、最外層5を構成する中径線13の本数と、最外層5を構成する細径線14の本数は、全て同じ本数の10本で外層3を構成し、1本の中心線51と、中心線51を覆うように、5本の第1素線52、5本の第2素線53からなるとともに、第1素線52と第2素線53を交互に配設した第1内層54の2層で内層55を構成して、撚線導体56としてもよい。
その他の構造は、上記実施例1,2と同様であるため説明を省略する。
本実施例3においても、上記実施例1,2と同様の作用効果を発揮することができる。
[実施例4]
前記実施例1乃至3の撚線導体1,21,22,23,24,25,35,47,56を、その最外層5の外周部から圧縮ダイス等により、圧縮してもよい。
この圧縮により、最外層5を形成する素線13,14の外周部は、圧縮変形され、撚線導体の外形形状をより真円形状に近づけることができる。圧縮ダイス等による圧縮は、撚線導体1,21,22,23,24,25,35,47,56を製造する際に行っても良いし、撚線導体1,21,22,23,24,25,35,47,56を製造した後に行っても良い。なお、圧縮率に関しては、任意に設定する。 その他の構造は、上記実施例1〜3と同様であるため説明を省略する。
本実施例4においても、上記実施例1〜3と同様の作用効果を発揮することができる。
本実施例4の撚線導体においては、更に、撚線導体1,21,22,23,24,25,35,47,56を外周部からダイス等により圧縮することにより、本実施例4の撚線導体の外形形状は、前記実施例1乃至3の撚線導体1,21,22,23,24,25,35,47,56の外形形状よりも、より真円形状に近づけることができ、絶縁材の被覆の厚みを、より均一化することができ、より絶縁材を減量でき、よりコスト低減を図ることができる。
1,21,22,23,24,25,35,47,56 撚線導体
3 外層
4 第1外層
5 最外層
12 太径線
13 中径線
14 細径線
前記の課題を解決するために、請求項1記載の発明は、複数の中径線と複数の細径線で構成された最外層と、該最外層の内側に位置するとともに、複数の太径線で構成された第1外層の2層からなる外層を有し、
前記細径線直径は、前記中径線直径よりも小さく、前記中径線直径は、前記太径線直径よりも小さく、
前記最外層を構成する前記中径線の本数と、前記最外層を構成する前記細径線の本数と、前記第1外層を構成する前記太径線の本数を同じ本数で構成し、
1本の前記中径線と1本の前記細径線を交互に配設して前記最外層を構成したことを特徴とするものである。
請求項3記載の発明は、請求項1又は2記載の発明において、前記太径線の本数が、8本以上であることを特徴とするものである
請求項4記載の発明は、請求項1又は2又は3記載の発明において、前記撚線導体の中心から、前記最外層を構成する細径線の最縁端までの距離と、前記中心から、前記最外層を構成する中径線の最縁端までの距離とが、同一であることを特徴とするものである。

Claims (5)

  1. 複数の中径線と複数の細径線で構成された最外層と、該最外層の内側に位置するとともに、複数の太径線で構成された第1外層の2層からなる外層を有し、
    前記細径線の基となる線材の直径は、前記中径線の基となる線材の直径よりも小さく、前記中径線の基となる線材の直径は、前記太径線の基となる線材の直径よりも小さく、
    前記最外層を構成する前記中径線の本数と、前記最外層を構成する前記細径線の本数と、前記第1外層を構成する前記太径線の本数を同じ本数で構成し、
    1本の前記中径線と1本の前記細径線を交互に配設して前記最外層を構成したことを特徴とする撚線導体。
  2. 前記第1外層を構成し、かつ、隣接する前記太径線の谷間部に、前記最外層を構成する前記中径線を配設したことを特徴とする請求項1記載の撚線導体。
  3. 前記太径線の本数が、8本以上であることを特徴とする請求項1又は2記載の撚線導体。

  4. 前記撚線導体の中心から、前記最外層を構成する細径線の最縁端までの距離と、前記中心から、前記最外層を構成する中径線の最縁端までの距離とが、同一であることを特徴とする請求項1又は2又は3記載の撚線導体。
  5. 前記最外層を圧縮変形して形成したことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の撚線導体。
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