JP2017029521A - コールドペーパー用紙 - Google Patents

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Abstract

【課題】天然パルプを主成分としても髪束をパーマ用ロッドに巻き付ける際の手肉感が保持され、パーマ用ロッドへの巻き付けが容易で、使用時の湿潤強度が良好に維持されており、髪束及びパーマ用ロッドとの離反性に優れ、かつコールドパーマ用薬液の浸透性及び保持性に優れるコールドペーパー用紙を提供すること。【解決手段】天然パルプを95質量%以上含有する原料パルプからなり、JIS P 8124(2011)に準拠して得た坪量が、10〜20g/m2で、JIS P 8118(2014)に準拠して得た厚さが、20〜40μmで、その一方の面が、ヤンキードライヤーによる表面処理が施された艶面であり、もう一方の面が、該表面処理が施されていない非艶面である、コールドペーパー用紙。【選択図】なし

Description

本発明は、コールドパーマにおいて使用されるコールドペーパー用紙に関する。
コールドパーマにおいて使用されるコールドペーパー用紙には、従来、コールドパーマ用薬液の吸液性と保持性とが両立していること、毛髪保護の観点から剛直でない天然繊維を主成分とすることや合成繊維を極力併用しないこと、パーマ用ロッドへの巻き付け時に滑り難いこと、再使用やコールドパーマ用薬液の含浸に耐え得る湿潤強度を有すること等が要求されている。
特許文献1には、セルロース繊維を主成分とし、繊維状の水不溶性カルボキシメチルセルロース又はその塩と、湿潤紙力増強剤とを含有した、コールドパーマ用ロッド巻き紙が開示されている。
特許文献2には、繊維状カルボキシメチルセルロースと木材パルプとからなる水溶紙にヘアートリートメント剤を含ませた、コールドパーマにおけるロッド巻き用ペーパーが開示されている。
特許文献3には、その表面、又は、その表面及び繊維内に、珪藻土を粉状に形成した粉末体を付着させた、コールドパーマ用のコールドペーパーが開示されている。
特開平01−151406号公報 特開昭60−002204号公報 特開平10−201524号公報
本発明は、天然パルプを主成分としても髪束をパーマ用ロッドに巻き付ける際の手肉感が保持され、パーマ用ロッドへの巻き付けが容易で、使用時の湿潤強度が良好に維持されており、髪束及びパーマ用ロッドとの離反性に優れ、かつコールドパーマ用薬液の浸透性及び保持性に優れるコールドペーパー用紙を提供することを目的とする。
本発明は、
天然パルプを95質量%以上含有する原料パルプからなり、
JIS P 8124(2011)に準拠して得た坪量が、10〜20g/mで、
JIS P 8118(2014)に準拠して得た厚さが、20〜40μmで、
その一方の面が、ヤンキードライヤーによる表面処理が施された艶面であり、もう一方の面が、該表面処理が施されていない非艶面である、コールドペーパー用紙
に関する。
本発明のコールドペーパー用紙は、天然パルプを主成分としても髪束をパーマ用ロッドに巻き付ける際の手肉感が保持され、パーマ用ロッドへの巻き付けが容易で、使用時の湿潤強度が良好に維持されており、髪束及びパーマ用ロッドとの離反性に優れ、かつコールドパーマ用薬液の浸透性及び保持性に優れている。
(実施の形態)
本発明のコールドペーパー用紙は、天然パルプを95質量%以上含有する原料パルプのパルプスラリーを抄紙して得られる。なお、コールドペーパーとは、通常コールドパーマにおいて髪束をパーマ用ロッドに巻き込む際に用いるロッド巻き用ペーパーのことであり、例えば幅方向約5〜6cm、長さ方向約8〜12cmの長方形のペーパーをいう。
天然パルプには特に限定がなく、例えば、古紙パルプ、化学パルプ、機械パルプや、サイザル麻、マニラ麻、サトウキビ、コットン、シルク、竹、ケナフから得られるパルプ等が挙げられる。これらの中でも、針葉樹未晒クラフトパルプ(NUKP)や針葉樹晒クラフトパルプ(NBKP)、広葉樹未晒クラフトパルプ(LUKP)や広葉樹晒クラフトパルプ(LBKP)等の化学パルプが好ましく、特にNBKPが好ましい。NBKPを用いることにより、得られるコールドペーパー用紙の強度が高められると共に、繊維径が大きく、長繊維であるので、コールドペーパー用紙層間の空隙が大きくなり、コールドパーマ用薬液を充分に浸透及び保持させることができる。
天然パルプの、JIS P 8121(2012)に準拠したフリーネス(CSF)には特に限定がないが、該フリーネスが異なる2種の天然パルプ、特にフリーネスが異なる2種の針葉樹晒クラフトパルプ(NBKP)を併用することが、得られるコールドペーパー用紙に良好な吸液性、離液性、保温性、断熱性等を兼備させることができるという点で好ましい。該フリーネスが異なる2種の天然パルプを併用することで、得られるコールドペーパー用紙に、前記作用に良好な空隙や密度が付与されると推測される。
フリーネスが異なる2種の天然パルプを併用する場合、フリーネスが300ml以上、さらには330ml以上で、400ml以下、さらには380ml以下のクラフトパルプAと、フリーネスが600ml以上、さらには630ml以上で、700ml以下、さらには680ml以下のクラフトパルプBとが、質量比で50:50〜90:10、さらには60:40〜70:30の割合で配合されていることが好ましい。クラフトパルプAのフリーネスが前記下限値未満の場合、得られるコールドペーパー用紙層間の空隙が小さくなる恐れがあり、前記上限値を超える場合、使用時の強度が不足する恐れがある。また同様にクラフトパルプBのフリーネスが前記下限値未満の場合、得られるコールドペーパー用紙層間の空隙が小さくなる恐れがあり、前記上限値を超える場合、使用時の強度が不足する恐れがある。クラフトパルプAとクラフトパルプBとの割合が前記範囲を外れると、得られるコールドペーパー用紙に良好な吸液性、離液性、保温性、断熱性等を兼備させることが達成できない恐れがある。なお、前記クラフトパルプA及びクラフトパルプBのフリーネスは、公知な種々の叩解方法によって調整することができる。
また原料パルプとして、マーセル化天然パルプが含有されていてもよく、針葉樹晒クラフトパルプ(NBKP)と、針葉樹晒クラフトパルプ(NBKP)をマーセル化処理したマーセルNBKPとを併用することも可能である。針葉樹晒クラフトパルプ(NBKP)とマーセル化NBKPとを併用することにより、得られるコールドペーパー用紙の低密度化を促進させることができ、コールドパーマ用薬液を髪束に浸透させることができる。NBKPとマーセル化NBKPとの割合は、質量比で4:1〜9:1、さらには14:3〜18:3であることが好ましい。NBKPとマーセル化NBKPとの割合が該範囲内であることにより、得られるコールドペーパー用紙の強度を高めつつ、コールドパーマ用薬液に対する吸液性、保液性及び離液性を向上させることができる。
原料パルプ中の天然パルプの量は95質量%以上であり、97質量%以上、さらには100質量%であることが好ましい。このように、原料パルプ中の天然パルプの量が95質量%以上であるので、得られるコールドペーパー用紙は、毛髪に損傷を与え難く、また毛髪に対する馴染みもよく、天然パルプは親水性であるため、コールドパーマ用薬液の転写ムラを充分に抑制することができる。
なお、天然パルプ以外の原料パルプとして、例えば、ポリオレフィン繊維、ポリビニルアルコール繊維等の化学合成繊維をパルプ化したものを用いることができる。ただし、原料パルプとしてビスコース由来のパルプを含まないことが好ましい。本発明のコールドペーパー用紙は、前記のごとく原料パルプ中の天然パルプの量が95質量%以上であり、かつ、その一方の面が艶面であるので、ビスコース由来のパルプを用いなくとも、パーマ用ロッドに対するパルプの付着が抑制され、パーマ用ロッドとの剥離性が向上される。さらに、ビスコース由来のパルプを用いないことにより、低コスト化を実現することができると共に、製造工程を極端に簡易化させることができる。
前記原料パルプには、添加剤として紙力増強剤が配合されていることが好ましく、該紙力増強剤としては、湿潤紙力増強剤及び乾燥紙力増強剤が挙げられる。
湿潤紙力増強剤としては、例えば、ポリアミド−エピクロルヒドリン樹脂等のエピクロルヒドリン系樹脂、尿素樹脂、酸コロイド−メラミン樹脂、熱架橋性付与ポリアクリルアミド(熱架橋性付与PAM)等が挙げられる。これらの中でも、エピクロルヒドリン系樹脂は、湿潤紙力を効果的に向上させることができ、コールドパーマ用薬液の影響を受けることがなく、後述する両性ポリアクリルアミド(両性PAM)と併用した場合に、紙層中に適度な空間を形成させながら、湿潤時にコールドペーパー用紙の紙力を低下させることがない。よって、コールドペーパー用紙が、パーマ用ロッドに髪束を巻き付けた際の張力に耐えながら、コールドパーマ用薬液の浸透性及び保持性に優れ、毛髪の先まで、コールドパーマ用薬液の効果を至らしめ、パーマネント効果を充分に発揮させることができる。
湿潤紙力増強剤の量は、原料パルプ全量100質量部に対して、固形分換算で0.5質量部以上、さらには1.5質量部以上、特に2質量部以上であることが好ましく、6質量部以下、さらには5.5質量部以下、特に5質量部以下であることが好ましい。湿潤紙力増強剤の量が前記下限値未満の場合、コールドパーマ用薬液に対する離液性が充分に向上しない恐れがあり、前記上限値を超える場合、コールドパーマ用薬液に対する吸液性が低下する恐れがある。
乾燥紙力増強剤としては、例えば、カチオン澱粉、両性澱粉、両性ポリアクリルアミド(両性PAM)、カルボキシメチルセルロースナトリウム塩(CMC)等が挙げられる。これらの中でも、両性PAMは、コールドパーマ用薬液の影響を受けることがなく、コールドペーパー用紙の乾燥紙力の発現に効果的で、PAM特有の性質である乾燥時に紙質を硬くする効果(剛直性の向上)も発現する。よって、コールドペーパー用紙の柔軟な紙質の中に毛髪との適度な馴染みを付与し、毛髪の先をコールドペーパー用紙に馴染ませる効果を付与することができる。
乾燥紙力増強剤の量は、原料パルプ全量100質量部に対して、固形分換算で0.2質量部以上、さらには0.5質量部以上、特に1質量部以上であることが好ましく、5.5質量部以下、さらには5質量部以下、特に4.5質量部以下であることが好ましい。乾燥紙力増強剤の量が前記下限値未満の場合、コールドパーマ用薬液に対する離液性が充分に向上しない恐れがあり、前記上限値を超える場合、コールドパーマ用薬液に対する吸液性が低下する恐れがある。
なお、紙力増強剤として前記湿潤紙力増強剤と前記乾燥紙力増強剤とが併用されていることが、コールドペーパー用紙により良好な離液性及び吸液性を付与することができるという点から好ましい。湿潤紙力増強剤と乾燥紙力増強剤とを併用する場合、その割合は、両者の合計を100%とし、質量比(固形分換算)で50:50〜90:10、さらには70:30〜80:20であることが好ましい。湿潤紙力増強剤と乾燥紙力増強剤との割合が該範囲内であることにより、相乗効果によりコールドペーパー用紙の離液性及び吸液性をさらに向上させることができる。
また原料パルプには、添加剤としてサイズ剤を配合することができる。該サイズ剤を配合することで、コールドペーパー用紙の耐水性、保温性、断熱性等を向上させるほか、コールドペーパー用紙の艶面の平滑性を向上させることもできる。
前記サイズ剤としては、例えば、ロジン系サイズ剤、アルキルケテンダイマー(AKD)、アルケニル無水コハク酸(ASA)、各種エマルジョンサイズ剤、澱粉等が挙げられる。これらの中でも、耐水性の付与効果及び艶面の平滑性の向上効果が大きいという点から、ロジン系サイズ剤が好ましい。該ロジン系サイズ剤としては、例えば、変性ロジン、強化ロジン、鹸化型ロジン、乳化型ロジン等が挙げられる。
原料パルプには、本発明の目的を損なわない範囲で、紙力増強剤及びサイズ剤以外の他の添加剤を適宜配合してもよい。このような他の添加剤としては、例えば、前記湿潤紙力増強剤及び乾燥紙力増強剤以外の紙力剤;タルク、炭酸カルシウム、カオリン、二酸化チタン、水和ケイ素、水和ケイ酸(ホワイトカーボン)、尿素−ホルマリンポリマー微粒子、再生粒子、シリカ複合再生粒子等の填料;硫酸バンド、ポリエチレンイミン等の凝結剤;凝集剤;電荷調整剤;消泡剤;分散剤;定着剤等が挙げられる。
本発明のコールドペーパー用紙は、天然パルプを95質量%以上含有する原料パルプと、必要に応じて添加剤とから、パルプスラリーを調製し、該パルプスラリーを抄紙してコールドペーパー原紙を製造した後、該コールドペーパー原紙の一方の面にヤンキードライヤーによる表面処理を施して艶面とすることにより製造される。すなわち、本発明のコールドペーパー用紙は、ドライヤーパートにおけるヤンキードライヤーとコールドペーパー原紙との接触面が、艶面として形成されており、該ヤンキードライヤーとコールドペーパー原紙との非接触面が、非艶面として形成されている。
前記パルプスラリーの抄紙には、ワイヤーパート、プレスパート、ヤンキードライヤーを備えたドライヤーパート、多筒ドライヤーを備えたドライヤーパート、カレンダーパート等からなる通常の抄紙機を用いることができ、カレンダーパートは工程をパスしても抄紙することが可能である。また、該抄紙機としては、例えば、長網式抄紙機、オントップ式抄紙機、ツインワイヤー式抄紙機、円網式抄紙機、短網式抄紙機等の通常の湿式抄紙機が挙げられ、これらの中でも、繊維配向角の調整が容易で、縦方向の紙力強度を高めることができる円網抄紙機が好ましい。該円網抄紙機を用いる場合、円網のワイヤーメッシュには特に限定がなく、例えば、30〜150メッシュ程度であればよい。ワイヤーパートにおけるパルプスラリーの抄紙条件にも特に限定がなく、パルプスラリーの原料組成等に応じて、抄紙速度等を適宜調整すればよい。
ワイヤーパート、プレスパートを経て得られたコールドペーパー原紙に対する、ドライヤーパートにおけるヤンキードライヤーによる表面処理の条件には特に限定がないが、例えば、表面温度が約80〜200℃、さらには約100〜150℃のドラムで表面処理することが、コールドペーパー用紙の表面性が適度に調整され、パーマ用ロッドへの巻き付け時に滑り難いという点から好ましい。
かくして得られる本発明のコールドペーパー用紙は、一方の面が艶面で、もう一方の面が非艶面である。本発明のコールドペーパー用紙は、好適には、艶面がパーマ用ロッドに接するように使用することで、コールドパーマの終了後に巻き解きが容易となり、非艶面が髪束に接するように使用することで、巻き付け時の滑り難さが改善され、作業性が向上する。
コールドペーパー用紙の、JIS P 8124(2011)に準拠して得た坪量は、10g/m以上、好ましくは14g/m以上で、20g/m以下、好ましくは18g/m以下である。坪量が前記下限値未満の場合、コールドペーパー用紙の強度が低下して破れやすくなり、前記上限値を超える場合、コールドペーパー用紙の剛度が高くなるため、パーマ用ロッドの形状に沿って変形しにくくなる。
コールドペーパー用紙の、JIS P 8118(2014)に準拠して得た厚さは、20μm以上、好ましくは25μm以上で、40μm以下、好ましくは35μm以下である。厚さが前記下限値未満の場合、吸液性及び保液性が低下し、前記上限値を超える場合、離液性が低下する。
本発明のコールドペーパー用紙は、坪量が10〜20g/mで、かつ厚さが20〜40μmであるので、髪束をパーマ用ロッドに巻き付ける際の手作業に柔軟に対応し得る風合いを有する。
コールドペーパー用紙の、JIS P 8113(2006)に準拠して得た横方向の引張強度(Y)と縦方向の引張強度(T)との比(Y/T(×100倍))は、10以上、さらには15以上であることが好ましく、35以下、さらには30以下であることが好ましい。Y/Tが前記下限値未満の場合、繊維が縦方向に配向し過ぎており、パーマ用ロッドへの巻き付けの作業性が悪化する恐れがあり、前記上限値を超える場合、繊維が横方向に配向し過ぎており、コールドペーパー用紙により良好な手肉感が得られない恐れがある。Y/Tを前記範囲に調整することにより、コールドペーパー用紙により良好な手肉感を与えることができ、パーマ用ロッドへの巻き付けがさらに容易になるほか、より良好な吸液性も付与される。しかも、コールドペーパー用紙により適度な強度が付与されるので、作業性もさらに向上する。なお、Yは0.20〜0.40kN/mであることが好ましく、Tは1.20〜1.60kN/mであることが好ましい。
コールドペーパー用紙の、JIS P 8135(1998)に準拠して得た縦方向の湿潤引張強度は、0.20kN/m以上、さらには0.25kN/m以上であることが好ましい。縦方向の湿潤引張強度が前記下限値未満の場合、パーマ用ロッドとの剥離性が充分に向上されない恐れがある。
コールドペーパー用紙の艶面の、JAPAN TAPPI No.51「紙及び板紙−液体吸収性試験方法−ブリストー法」による、速度設定50.0mm/s、接触時間20秒間での吸水量は、20ml/m以上、さらには22ml/m以上であることが好ましく、40ml/m以下、さらには38ml/m以下であることが好ましい。また、コールドペーパー用紙の非艶面の、前記ブリストー法による、速度設定50.0mm/s、接触時間20秒間での吸水量は、10ml/m以上、さらには12ml/m以上であることが好ましく、35ml/m以下、さらには33ml/m以下であることが好ましい。ブリストー法による、速度設定50.0mm/s、接触時間20秒間での艶面及び非艶面の吸水量が各々前記範囲であることにより、コールドパーマ用薬液を髪束に充分に浸透させ、好適に転写させることができると共に、パーマ用ロッドとの剥離性がさらに向上する。
コールドペーパー用紙の艶面の、JIS B 0601(2001)に準拠し、カットオフλc2.5mm、評価長さ12.5mmにて測定した算術平均粗さRaは、0.5μm以上、さらには1μm以上であることが好ましく、3μm以下、さらには2.5μm以下であることが好ましい。また、コールドペーパー用紙の非艶面の算術平均粗さRaは、3μm以上、さらには3.5μm以上であることが好ましく、6μm以下、さらには5.5μm以下であることが好ましい。艶面及び非艶面の算術平均粗さRaが各々前記範囲であることにより、艶面におけるパーマ用ロッドとの剥離性及び非艶面における髪束との接着性が好適に向上する。
コールドペーパー用紙の艶面の繊維配向角の絶対値は、0°以上であることが好ましく、3°以下、さらには2.5°以下であることが好ましい。また、コールドペーパー用紙の非艶面の繊維配向角の絶対値は、0.5°以上、さらには1°以上であることが好ましく、4.3°以下であることが好ましい。さらに、艶面の繊維配向角の絶対値が非艶面の繊維配向角の絶対値よりも小さいことが好ましい。艶面及び非艶面の繊維配向角の絶対値が各々前記範囲であることにより、特に艶面における繊維の配向が緻密かつ均一化され、コールドパーマ用薬液の髪束への浸透を均一化し、転写ムラをさらに抑制することができると共に、パーマ用ロッドとの剥離性をさらに向上させることができる。また、非艶面におけるアンカー効果により、髪束との接着性を好適に向上させることができる。なお、該繊維配向角は、平均的な繊維の並び方向を意味し、基準方向と繊維とがなす角度のことをいう。具体的には、MD方向(抄紙機上での紙の進行方向)からの角度で示される値であり、(株)東洋精機製作所製の光学式配向性試験機(FOT)を用い、波長685nmのレーザー光をコールドペーパー用紙の艶面又は非艶面に対して一定角度で照射し、反射光の強さの変化からMD方向(0°)からの角度を測定して、その絶対値を採用する。
コールドペーパー用紙の、JIS P 8118(2014)に準拠して得た密度は、0.25g/cm以上、さらには0.3g/cm以上であることが好ましく、0.6g/cm以下、さらには0.55g/cm以下であることが好ましい。密度が前記下限値未満の場合、コールドペーパー用紙の強度が低下して破れ易くなると共に、保温性及び断熱性が低下する恐れがあり、前記上限値を超える場合、コールドペーパー用紙の剛度が高くなるため、パーマ用ロッドの形状に沿って変形し難くなる恐れがある。
このように、本発明のコールドペーパー用紙は、ほぼ天然パルプのみを原料としており、特定範囲の坪量及び厚さを有し、一方の面が艶面で、もう一方の面が非艶面である。よって本発明のコールドペーパー用紙は、天然パルプを主成分としても髪束をパーマ用ロッドに巻き付ける際の手肉感が保持され、パーマ用ロッドへの巻き付けが容易で、使用時の湿潤強度が良好に維持されており、髪束及びパーマ用ロッドとの離反性に優れ、かつコールドパーマ用薬液の浸透性及び保持性に優れている。
次に、本発明のコールドペーパー用紙を以下の実施例に基づいてさらに詳細に説明するが、本発明はこれらの実施例のみに限定されるものではない。なお、配合における部数は、固形分の部数である。
各調製例、比較調製例、実施例及び比較例で用いた成分は、以下のとおりである。
(1)天然パルプ
・NBKP1
針葉樹晒クラフトパルプ
フリーネス(CSF):350ml
・NBKP2
針葉樹晒クラフトパルプ
フリーネス(CSF):600ml
(2)紙力増強剤
・湿潤紙力増強剤
エピクロルヒドリン系樹脂
WS4024(商品名、星光PMC(株)製)
・乾燥紙力増強剤
両性PAM
DS4788(商品名、星光PMC(株)製)
(3)その他
・定着剤
硫酸バンド
調製例1(パルプスラリーの調製)
NBKP1 85質量%とNBKP2 15質量%とからなる天然パルプ100質量部(絶乾量)に対して、湿潤紙力増強剤を4.0質量部、乾燥紙力増強剤を1.5質量部、定着剤を1.0質量部添加し、パルプスラリーを調製した。
調製例2(パルプスラリーの調製)
パルプとして、NBKP1 65質量%とNBKP2 35質量%とからなる天然パルプ100質量部を用いたほかは、調製例1と同様にしてパルプスラリーを調製した。
調製例3(パルプスラリーの調製)
湿潤紙力増強剤の量を8.5質量部、乾燥紙力増強剤の量を1.5質量部に変更したほかは、調製例1と同様にしてパルプスラリーを調製した。
調製例4(パルプスラリーの調製)
湿潤紙力増強剤の量を4.0質量部、乾燥紙力増強剤の量を4.0質量部に変更したほかは、調製例1と同様にしてパルプスラリーを調製した。
比較調製例1(パルプスラリーの調製)
パルプとして、調製例1と同じ天然パルプを80質量部、ポリオレフィン繊維を20質量部用いたほかは、調製例1と同様にしてパルプスラリーを調製した。
実施例1(コールドペーパー用紙の製造)
ドライヤーパートにヤンキードライヤーを備えた円網抄紙機を用いた。調製例1で得られたパルプスラリーを湿式抄紙し、プレスパートで処理してコールドペーパー原紙を得た。このコールドペーパー原紙の片面を、表面温度110℃のドラムを備えたヤンキードライヤーで表面処理し、コールドペーパー用紙を製造した。
実施例2〜4(コールドペーパー用紙の製造)
調製例1で得られたパルプスラリーのかわりに、調製例2〜4で得られたパルプスラリーを用いたほかは、実施例1と同様にしてコールドペーパー用紙を製造した。
実施例5(コールドペーパー用紙の製造)
ヤンキードライヤーのドラムの表面温度を150℃に変更して表面処理をしたほかは、実施例1と同様にしてコールドペーパー用紙を製造した。
比較例1(コールドペーパー用紙の製造)
調製例1で得られたパルプスラリーのかわりに、比較調製例1で得られたパルプスラリーを用いたほかは、実施例1と同様にしてコールドペーパー用紙を製造した。
比較例2(コールドペーパー用紙の製造)
ヤンキードライヤーでの表面処理を行わず、アフタードライヤーでコールドペーパー原紙を乾燥させたほかは、実施例1と同様にしてコールドペーパー用紙を製造した。
比較例3(コールドペーパー用紙の製造)
コールドペーパー原紙の両面をヤンキードライヤーで表面処理したほかは、実施例1と同様にしてコールドペーパー用紙を製造した。
試験例
得られたコールドペーパー用紙について、以下の方法に従って物性及び特性を調べた。その結果を表1、表2に示す。
(1)坪量
JIS P 8124(2011)に準拠して求めた。
(2)厚さ
JIS P 8118(2014)に準拠して求めた。
(3)横方向の引張強度(Y)及び縦方向の引張強度(T)
JIS P 8113(2006)に準拠して求めた。またこれらの値から、YとTとの比(Y/T(×100倍))を算出した。
(4)縦方向の湿潤引張強度
JIS P 8135(1998)に準拠して求めた。
(5)吸水量
艶面及び非艶面について、JAPAN TAPPI No.51「紙及び板紙−液体吸収性試験方法−ブリストー法」により、速度設定50.0mm/s、接触時間20秒間での値を測定した。なお、比較例2のコールドペーパー用紙については両非艶面の平均値を、比較例3のコールドペーパー用紙については両艶面の平均値を、各々表2中に記載した。
(6)算術平均粗さRa
艶面及び非艶面について、JIS B 0601(2001)に準拠し、カットオフλc2.5mm、評価長さ12.5mmにて測定した。なお、比較例2のコールドペーパー用紙については両非艶面の平均値を、比較例3のコールドペーパー用紙については両艶面の平均値を、各々表2中に記載した。
(7)繊維配向角
(株)東洋精機製作所製の光学式配向性試験機(FOT)を用い、波長685nmのレーザー光をコールドペーパー用紙の艶面又は非艶面に対して一定角度で照射し、反射光の強さの変化からMD方向(抄紙機上での紙の進行方向=0°)からの角度を測定して、その絶対値を採用した。なお、比較例2のコールドペーパー用紙については両非艶面の平均値を、比較例3のコールドペーパー用紙については両艶面の平均値を、各々表2中に記載した。
(8)密度
JIS P 8118(2014)に準拠して求めた。
(9)手肉感
コールドペーパー用紙の感触を、任意の男女30人の被験者が各々5点満点で評価した値の平均値を算出した。評価基準は次のとおりである。
(評価基準)
◎:評価の平均値が、4.0を超えたので、手肉感が良く、好適に使用できると判断した。
〇:評価の平均値が、3.0を超え、4.0以下であったので、手肉感には問題がなく、使用できると判断した。
△:評価の平均値が、2.0を超え、3.0以下であったので、手肉感がやや悪く、使用が難しいと判断した。
×:評価の平均値が、2.0以下であったので、手肉感が悪く、使用できないと判断した。
(10)髪束及びパーマ用ロッドへの巻付性
コールドペーパー用紙を介してパーマ用ロッドを人体頭部の毛髪に巻いたときの巻付性を、任意の男女10人の評価者によるアンケート結果で評価した。ここで、巻付性とは、コールドペーパー用紙をカットした後も、コールドペーパー用紙の形状が維持されており、毛髪への巻き付けが良好であることを意味する。評価基準は次のとおりである。
(評価基準)
◎:9人以上が、巻付性が良いと評価したので、作業性が良好で、好適に使用できると判断した。
○:8〜6人が、巻付性が良いと評価したので、作業性には問題がなく、使用できると判断した。
△:5〜3人しか、巻付性が良いと評価しなかったので、作業性がやや悪く、使用が難しいと判断した。
×:2人以下しか、巻付性が良いと評価しなかったので、作業性が悪く、使用できないと判断した。
Figure 2017029521
Figure 2017029521
実施例1〜5のコールドペーパー用紙は、天然パルプを原料としており、一方の面が艶面で、もう一方の面が非艶面である。したがって、実施例1〜5のコールドペーパー用紙は、坪量が10〜20g/m、厚さが20〜40μmで、髪束をパーマ用ロッドに巻き付ける際の手肉感が保持されている。
また、実施例1〜5のコールドペーパー用紙は、湿潤引張強度が良好に維持されており、髪束及びパーマ用ロッドへの巻付性に優れ、かつ、艶面及び非艶面がいずれも、吸水量や繊維配向角が好適な範囲に調整されているので、コールドパーマ用薬液の髪束への浸透性、転写性に優れ、パーマ用ロッドとの剥離性にも優れている。
これに対して、比較例1のコールドペーパー用紙は、原料として天然パルプと共に合成繊維が多量に用いられているので、天然パルプ特有のしなやかさが劣り、手肉感が悪く、使用できない評価であった。
比較例2のコールドペーパー用紙は、両面が非艶面であるので、使用時に髪束及びパーマ用ロッドへの巻付性が悪く、使用できない評価であった。
比較例3のコールドペーパー用紙は、両面が艶面であるので、用紙の密度が高くなり、手肉感が悪く、使用できない評価であった。
本発明のコールドペーパー用紙は、コールドパーマにおけるロッド巻き用ペーパーとして好適に利用することができる。

Claims (4)

  1. 天然パルプを95質量%以上含有する原料パルプからなり、
    JIS P 8124(2011)に準拠して得た坪量が、10〜20g/mで、
    JIS P 8118(2014)に準拠して得た厚さが、20〜40μmで、
    その一方の面が、ヤンキードライヤーによる表面処理が施された艶面であり、もう一方の面が、該表面処理が施されていない非艶面である、コールドペーパー用紙。
  2. JIS P 8113(2006)に準拠して得た横方向の引張強度(Y)と縦方向の引張強度(T)との比(Y/T(×100倍))が、10以上である、請求項1に記載のコールドペーパー用紙。
  3. 原料パルプに、湿潤紙力増強剤と乾燥紙力増強剤とが、両者の合計を100%とし、質量比(固形分換算)で50:50〜90:10の割合で配合されており、
    JIS P 8135(1998)に準拠して得た縦方向の湿潤引張強度が、0.20kN/m以上である、請求項1又は2に記載のコールドペーパー用紙。
  4. 天然パルプが、JIS P 8121(2012)に準拠したフリーネス(CSF)が300〜400mlのクラフトパルプAと、該フリーネスが600〜700mlのクラフトパルプBとの混合物であり、
    前記クラフトパルプAと前記クラフトパルプBとが、質量比で50:50〜90:10の割合で配合されている、請求項1〜3のいずれか1つに記載のコールドペーパー用紙。
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