JP2017029018A - コンバインの刈高さ検出装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】従来の刈高さ検出装置では、検出ケースの横軸芯を支点として上下回動する接地センサと、該検出ケースの横軸芯部との間に前向きの凹部が形成されていた為、雑草類や稲ワラがその凹部に侵入し溜まりを生じてセンサ機能を阻害し、刈残しなどの発生要因となっていた。そのため、雑草類がその凹部に侵入しないように構成することを目的とする。
【解決手段】本発明は、コンバインの機体に対して昇降自在に構成された刈取部(3)の分草具(8)下方に装備された刈高さ検出装置(16)であって、前記分草具(8)に支持された検出ケース(17)と、該検出ケース(17)の横軸芯部(19)を支点に上下回動して接地追従する接地センサ(18)とを備え、接地センサ(18)と横軸芯部(19)との間に形成される隙間を埋めるガイド体(21)を設けてあることを特徴とするコンバインの刈高さ検出装置である。
【選択図】 図2
【解決手段】本発明は、コンバインの機体に対して昇降自在に構成された刈取部(3)の分草具(8)下方に装備された刈高さ検出装置(16)であって、前記分草具(8)に支持された検出ケース(17)と、該検出ケース(17)の横軸芯部(19)を支点に上下回動して接地追従する接地センサ(18)とを備え、接地センサ(18)と横軸芯部(19)との間に形成される隙間を埋めるガイド体(21)を設けてあることを特徴とするコンバインの刈高さ検出装置である。
【選択図】 図2
Description
この発明は、刈取部の対地上下位置を検出するコンバインの刈高さ検出装置に関する。
従来、刈取部の対地上下位置を検出する刈高さ検出装置にあって、検出ケースの横軸芯を支点として上下回動する接地センサと、該検出ケースの横軸芯部との間に前向きの凹部が形成されていた(例えば、特許文献1参照)。
上記従来の構成によると、雑草類や稲ワラがその凹部に侵入し溜まりを生じてセンサ機能を阻害し、刈残しなどの発生要因となっていた。
本発明は、上記の如き課題を解決することを目的とするために、次のような技術的手段を講じた。
すなわち、請求項1記載の発明は、コンバインの機体に対して昇降自在に構成された刈取部(3)の分草具(8)下方に装備された刈高さ検出装置(16)であって、前記分草具(8)に支持された検出ケース(17)と、該検出ケース(17)の横軸芯部(19)を支点に上下回動して接地追従する接地センサ(18)とを備え、接地センサ(18)と横軸芯部(19)との間に形成される隙間を埋めるガイド体(21)を設けてあることを特徴とするコンバインの刈高さ検出装置とする。
請求項2記載の発明は、前記検出ケース(17)をカバーするカバー部材(22)に、該カバー部材(22)と接地センサ(18)との間の隙間を塞ぐよう曲げガイド部(23)を設けてある請求項1記載のコンバインの刈高さ検出装置とする。
請求項3記載の発明は、分草具(8)に取り付けた前後方向に沿う調整ボルト(24)によって、前記接地センサ(18)を接地位置(A)から退避位置(B)に位置変更可能に構成してある請求項1又は請求項2記載のコンバインの刈高さ検出装置とする。
請求項1記載の発明によれば、接地センサ(18)と横軸芯部(19)との間に形成される隙間を埋めるガイド体(21)の存在によって、接地センサ(18)と横軸芯部(19)の間に雑草や稲ワラが侵入せず、後方へスムースに案内され、接地センサ(18)への雑草溜まりを防ぎ、接地センサ(18)による検出刈高さの信頼性を高めて、刈残しを防止することができる。
請求項2記載の発明によれば、請求項1記載の発明による効果に加えて、検出ケース(17)をカバーするカバー部材(22)にあっても、内側方へ折り曲げる曲げガイド部(23)を設けることで、雑草を後方へ排除することができ、接地センサ(18)への雑草溜まりを防止することができる。
請求項3記載の発明によれば、請求項1又は請求項2記載の発明による効果に加えて、接地センサ(18)を分草フレーム等より上方に退避させるにあたり、分草具(8)に取り付けられた前後方向に沿う調整ボルト(24)で操作するため、調整ボルト(24)を前後に進退させる操作を行うことで、接地センサ(18)を容易に退避位置(B)に調整できる。
この発明の実施例を図面に基づき説明する。
コンバインは、主として立毛穀稈を刈り取って搬送する走行クローラ2を具備した車体1前部の刈取部3と、刈取部3から搬送供給される穀稈を脱穀処理する車体後部の脱穀部4とからなる。刈取部の右側には操作ボックスや運転席5等の運転操作部が設置され、その後方には脱穀処理された穀物を一時的に貯留するグレンタンク6が搭載され、タンク内の穀物を機外に取り出す時には、昇降並びに左右旋回自在な排出オーガ7によって排出するようになっている。
刈取部3は、立毛する穀稈を左右に分草する分草具8、分草後の穀稈を引き起す引起し装置9…、引起し後の穀稈を刈り取るバリカン式の刈刃装置10、刈取後の穀稈を後方の脱穀部4にまで搬送する刈取穀稈搬送装置11等からなる。 刈取搬送装置11の終端部にまで搬送されてきた穀稈は、前記脱穀部4の脱穀フィードチエン12に適正姿勢で受け継ぎされるようになっている。
また、刈取部3は、刈取昇降シリンダ13を介して刈取支持フレーム14が一体回動し上下に昇降するようになっている。
刈刃装置10側から前方に向けて突設する分草フレーム15は、前端側を上方に折り曲げて分草具8の後端上部に連設されている。
刈取部3の分草具8下方に装備された刈高さ検出装置16は、地面に対する刈取部の高さを検出する装置であって、前記分草具8の下方に支持された検出ケース17と、該検出ケース17の後側の横軸芯部19を支点に上下回動して接地追従する接地センサ18からなり、接地センサ18が地面の凹凸に対して上下に順応し、検出ケース17内の検出部で凹凸変化を検出し、刈取部を上下させて刈高さを検出するようになっている。
そして、前記接地センサ18と回動軸芯部19との間には、該接地センサ18の横軸芯部19に対する取付凹部を埋めるガイド体21が設けられる。
これによると、接地センサ18と横軸芯部19とがガイド体21によって凹部が埋められ、直線状にガイドされることになるため、雑草や稲ワラが侵入せず、後方へスムースに案内され、接地センサ18への雑草溜まりを防ぐことができる。
また、前記検出ケース17をカバーするカバー部材22は、該カバー部材22と接地センサ18との間の隙間を塞ぐように内側方へ折り曲げる曲げガイド部23を設けた構成としている。従って、検出ケース17をカバーするカバー部材22であっても、内側方へ折り曲げる曲げガイド部23とすることで、雑草を後方へ排除することができ、接地センサ18への溜まりを防止することができる。
接地センサ18を接地位置(通常検出位置)から退避位置(非検出位置)に調整する手段として分草具8に取り付けた前後方向に沿う調整ボルト24を介して操作可能に構成している。すなわち、図5に示すように、調整ボルト24の調整具25を回して後方に押すと、検出ケース17の前側の横軸芯部20を中心として接地センサ18が通常の接地検出位置Aから退避位置Bに位置変更し、逆に、調整具25により前方に押し戻すと、接地センサ18が退避位置Bから通常の接地検出位置Aに戻るようになっている。
現状の接地センサでは、常時下側に付勢してあり、作物を高く刈る必要がある場合や、湿田などで接地センサを必要としない場合などには、分草フレームの下方に接地センサが突出するため、穀稈の押し倒しや雑草の引っ掛かりが発生する。このようなとき、接地センサを退避状態とすることで、分草フレーム下面より突出する部材がなくなり、穀稈の押し倒しを防止できる。
次に、図6及び図7に示す実施例の刈刃装置10は、次のような構成になっている。すなわち、左右2分割の刈刃において、下刃29と略同一厚さの摺動ガイドプレート30にて上刃28の摺動を案内する構成とし、そして、摺動ガイドプレート30は、左右合わせ部の下刃29後方に左右の刃押え体31,31間を連結するように設けた構成としている。
従来に刈刃では、麦刈り作業等で耐久性不足が生じることがある。上刃の浮き上がりにより、細く軟弱な雑草が左右合わせ部に堆積し、刈残しが発生している。そこで、前記摺動ガイドプレート30の存在により、上刃28の開きを抑制するが、この摺動ガイドプレート30の受圧面積を拡大し面圧を下げることで、磨耗を抑制すると共に、上刃28後方を連続的に支えることで、上刃28の開きを抑制することができる。
また、摺動ガイドプレート30に複数の取付穴又は長穴を構成しておくと、条数により異なる刈刃が存在し、その刃押え体31の取付ピッチも異なるが、同一部品を共通使用することができる。
図8例では、摺動ガイドプレート30を下刃29の刈刃フレーム32よりも後方に突出させ、断面L字状に折り曲げる曲げ部30aを形成することで、刈刃合わせ部の支持剛性を向上させ、作業負荷による下刃29の垂れ下がりを抑制し、刈残しを防止することができる。
図9、図10及び図11例について説明すると、樹脂製の燃料タンク34を脱穀ステーの両側に設けたコンバインにおいて、脱穀ステーとグレンタンク側クローラ保護部材との間に燃料タンクを保護するガード35を設け、該ガード35の下部前方部に傾斜面35Tを設け、タンクとガードの傾斜面の間にL字形状の接続ホース36を設けた構成としている。また、前記ガード35は、幅方向に分割し、オーバーラップさせた構成としている。
かかる構成によると、ガード下部に傾斜面を設けることで、湿田作業時等における走行抵抗が軽減され、燃費向上になる。また、強度確保が容易になりコスト低減になり得る。
更には、タンクとガードの傾斜面の間にL字形状の接続ホースを設けることで、空間部を有効活用でき、ガード関係がコンパクトに構成でき、コストダウン化が図れる。
燃料タンク34を脱穀部側の揺動棚下方に設けたコンバインにおいて、燃料タンク下部を鉄板37にてカバーし、その鉄板カバー37の前方に回動支点部Qを設けると共に、回動支点部Qから後方下方に向けて傾斜部を設けた構成としている。これによれば、鉄板カバーの前方に回動支点部を設けることで、メンテナンス性、清掃性が向上し、しかも、傾斜部を設けることで、湿田作業時等における走行抵抗が制限され、燃費が向上し、強度確保が容易となる。
鉄板カバー37の後部燃料タンクより後方に配置された走行フレームの横フレーム部38まで延長することで、燃料タンクと鉄板カバーの隙間が少なくなり、湿田作業における泥の入り込み等が防止できる。また、下方からの炎に対しても横フレームがガイドとなり、燃料タンクから炎を遠ざける効果がある。
また、鉄板カバーの立ち上がり部37aを設けることで、強度確保が容易となる。
鉄板カバー37の立ち上がり部37a先端が走行フレームのサイドフレーム39下方に位置するよう傾斜部を設けることで、下方からの炎に対し立ち上がり部がガイドとなり、燃料タンクから炎を遠ざける効果がある。
燃料タンクの上部を覆うタンクカバー40を幅方向で40aと40bとに2つに分割し、その分割部にカバーをオーバーラップする構成としている。また、それぞれのカバー両端部を脱穀内壁に略蜜着可能に構成している。
燃料タンク34と接続ホース36を保護するガード35を幅方向に分割しオーバーラップさせた構成とし、それぞれのガードの後方を走行フレームの横フレーム部38まで延長することで、下方からの泥などの侵入に対して横フレームがガイドとなり、簡単な構成で燃料タンクを保護することができる。
また、横フレーム部まで延長したガード35に立ち上がり部を設けることで、ガードの強度アップが可能となり、分割ガードを左右の側壁に密着できるように構成することで、側壁ぶからの泥などの侵入防止が図れる。なお、ガードの前方上部を分割することで、ガードの脱着性が向上する。
燃料タンクを保護する前ガード41を燃料タンクと車体前後傾斜を制御するピッチングシリンダとの間に設けた構成とすることで、空間部を有効利用でき、ガード関係が小型化できる。
3 刈取部
8 分草具
13 刈高さ検出装置
17 検出ケース
18 接地センサ
19 横軸芯部
21 ガイド体
22 カバー部材
23 曲げガイド部
24 調整ボルト
8 分草具
13 刈高さ検出装置
17 検出ケース
18 接地センサ
19 横軸芯部
21 ガイド体
22 カバー部材
23 曲げガイド部
24 調整ボルト
Claims (3)
- コンバインの機体に対して昇降自在に構成された刈取部(3)の分草具(8)下方に装備された刈高さ検出装置(16)であって、前記分草具(8)に支持された検出ケース(17)と、該検出ケース(17)の横軸芯部(19)を支点に上下回動して接地追従する接地センサ(18)とを備え、接地センサ(18)と横軸芯部(19)との間に形成される隙間を埋めるガイド体(21)を設けてあることを特徴とするコンバインの刈高さ検出装置。
- 前記検出ケース(17)をカバーするカバー部材(22)に、該カバー部材(22)と接地センサ(18)との間の隙間を塞ぐよう曲げガイド部(23)を設けてある請求項1記載のコンバインの刈高さ検出装置。
- 分草具(8)に取り付けた前後方向に沿う調整ボルト(24)によって、前記接地センサ(18)を接地位置(A)から退避位置(B)に位置変更可能に構成してある請求項1又は請求項2記載のコンバインの刈高さ検出装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2015149983A JP2017029018A (ja) | 2015-07-29 | 2015-07-29 | コンバインの刈高さ検出装置 |
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2015149983A JP2017029018A (ja) | 2015-07-29 | 2015-07-29 | コンバインの刈高さ検出装置 |
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Cited By (2)
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CN110622951A (zh) * | 2019-11-02 | 2019-12-31 | 段荣利 | 一种自识别园艺除草机 |
CN110622950A (zh) * | 2019-11-02 | 2019-12-31 | 段荣利 | 一种自识别园艺除草机、组成装置及其工作方法 |
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2015
- 2015-07-29 JP JP2015149983A patent/JP2017029018A/ja active Pending
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CN110622951B (zh) * | 2019-11-02 | 2021-11-16 | 段荣利 | 一种自识别园艺除草机 |
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