JP2017028830A - モータ - Google Patents

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Abstract

【課題】整流子がブラシと安定して接触することができるモータを提供する。【解決手段】本発明のモータの一つの態様は、シャフトと、電機子と、整流子と、ベアリングと、ハウジングと、ブラケットと、ブラシカードアセンブリと、を備える。ブラシカードアセンブリは、整流子と接触するブラシと、ブラシを保持するブラシカードと、を有する。ブラケットは、前記ブラシカードの少なくとも一部の下側を覆うブラケット底部と、ブラケット底部の径方向外縁から上側に延びる筒状のブラケット筒部と、ブラケット筒部の径方向内側においてブラケット底部から上側に延び、ベアリングを保持するベアリング保持部と、ブラケット底部の上面に位置し、ベアリング保持部から径方向外側に延びるリブと、を有する。【選択図】図3

Description

本発明は、モータに関する。
従来、電動モータの中には、複数のセグメントが配設されたコンミテータと、ブラシと、を備えるモータがある。コンミテータの各セグメントには、ブラシが摺接される。例えば、特許文献1に開示されている電動モータにおいては、ブラケットに、コンミテータが固定される回転軸を支持する軸受が保持される。
特開2014−110697号公報
上記のような電動モータにおいて、電動モータの小型化、軽量化等をするためにはブラケットの高さ方向の寸法を小さくする必要がある。ブラケットの高さ方向の寸法を小さくするために、例えば、ブラケットの厚みを薄くすることがある。しかし、ブラケットの厚みを薄くする場合、ブラケットの剛性が低下し、電動モータの振動によってブラケットに保持される軸受が振動する虞がある。これにより回転軸が振れ、回転軸に固定されるコンミテータが振れる虞があった。そのため、コンミテータがブラシと接触しなくなる場合があり、コンミテータとブラシとの導通が不安定となり、コンミテータとブラシとの間にスパークが生じる等の問題があった。これにより、電動モータの寿命が短くなる問題があった。
上記問題点に鑑みて、本発明では、整流子がブラシと安定して接触することができるモータを提供することを目的の一つとする。
本発明の一つの態様のモータは、上下方向に延びる中心軸と平行な方向に延びるシャフトを備えるモータであって、前記シャフトに固定される電機子と、前記シャフトに固定され、前記電機子と電気的に接続される整流子と、前記シャフトを支持するベアリングと、下側に開口し前記電機子を収容する筒状のハウジングと、前記ハウジングの下側に位置し前記ハウジングと固定される筒状のブラケットと、前記ハウジングと前記ブラケットとの軸方向の間に位置するブラシカードアセンブリと、を備え、前記ブラシカードアセンブリは、前記整流子と接触するブラシと、前記ブラシを保持するブラシカードと、を有し、前記ブラケットは、前記ブラシカードの少なくとも一部の下側を覆うブラケット底部と、前記ブラケット底部の径方向外縁から上側に延びる筒状のブラケット筒部と、前記ブラケット筒部の径方向内側において前記ブラケット底部から上側に延び、前記ベアリングを保持するベアリング保持部と、前記ブラケット底部の上面に位置し、前記ベアリング保持部から径方向外側に延びるリブと、を有する。
本発明の一つの態様によれば、モータにおいて、整流子がブラシと安定して接触することができる。
図1は、本実施形態のモータを示す断面図である。 図2は、本実施形態のモータを示す分解斜視図である。 図3は、本実施形態のブラケットを示す斜視図である。 図4は、本実施形態のブラケットを示す平面図である。 図5は、本実施形態のモータの一部を示す断面図である。 図6は、本実施形態のブラシカードアセンブリおよびシール部材を示す側面図である。
以下、図面を参照しながら、本発明の実施形態に係るモータについて説明する。
本明細書では、中心軸Jの軸方向における図1の上側を単に「上側」と呼び、下側を単に「下側」と呼ぶ。なお、上下方向は、実際の機器に組み込まれたときの位置関係や方向を示さない。また、中心軸Jに平行な方向を「軸方向」と呼び、中心軸Jを中心とする径方向を単に「径方向」と呼び、中心軸Jを中心とする周方向を単に「周方向」と呼ぶ。
本明細書において、軸方向に延びる、とは、厳密に軸方向に延びる場合に加えて、軸方向に対して、45°未満の範囲で傾いた方向に延びる場合も含む。径方向に延びる、とは、厳密に径方向、すなわち、軸方向に対して垂直な方向に延びる場合に加えて、径方向に対して、45°未満の範囲で傾いた方向に延びる場合も含む。
図1は、本実施形態におけるモータ10の断面図である。図2は、本実施形態におけるモータ10の分解斜視図である。図2においては、ハウジング20、電機子40等の図示が省略されている。
図1および図2に示すように、モータ10は、シャフト41と、電機子40と、整流子44と、少なくとも1つのベアリングと、マグネット70と、オイルシール73と、ハウジング20と、ブラケット30と、ブラシカードアセンブリ50と、シール部材60と、を備える。この好ましい実施形態において、ベアリングは、上側ベアリング71と、下側ベアリング72と、を含む。
図1に示すように、シャフト41は、上下方向に延びる中心軸Jと平行な方向に延びる。シャフト41は、上側ベアリング71と下側ベアリング72とにより、中心軸J周りに回転可能に支持される。シャフト41の下端は、後述する出力軸孔31gを介してブラケット30の外部に露出する。
電機子40は、シャフト41に固定される。電機子40は、シャフト41とともに中心軸J周りに回転可能である。電機子40は、コア42と、複数のコイル43と、を有する。コア42は、複数の電磁鋼板が軸方向に積層されて構成される。コア42は、軸方向に貫通する貫通孔を有する。コア42の貫通孔には、シャフト41の少なくとも一部が通される。コア42の内側面は、シャフト41の外側面と、例えば、圧入や接着などにより固定される。コア42は、略環状のコアバック部(図示省略)と、コアバック部から径方向内側に延びる複数のティース部(図示省略)と、を含む。各ティース部には、導線が巻き回されて構成されるコイル43が配置される。
整流子44は、電機子40の下側に位置し、シャフト41に固定される。整流子44は、コイル43と電気的に接続される。すなわち、整流子44は、電機子40と電気的に接続される。好ましくは、整流子44の少なくとも一部が、後述するブラシ54と接触する。コイル43には、ブラシ54を通じて整流子44から電流が供給される。これにより、電機子40が励磁される。
上側ベアリング71と下側ベアリング72とは、シャフト41を回転可能に支持する。上側ベアリング71は、電機子40よりも上側に位置する。上側ベアリング71は、ハウジング20の後述する上側ベアリング保持部24に保持される。下側ベアリング72は、整流子44よりも下側に位置する。下側ベアリング72は、ブラケット30の後述する下側ベアリング保持部31dに保持される。
この好ましい実施形態において、マグネット70は、略環状である。マグネット70は、筒状のハウジング20の内周面に固定される。マグネット70は、電機子40と径方向に対向する。マグネット70の磁極は、周方向に沿ってN極とS極とが交互に配置される。マグネット70は、単一の部材であってもよいし、複数のマグネットから構成されてもよい。複数のマグネットから構成される場合には、各マグネットはハウジング20の内側面に周方向に沿って配置されるのが好ましい。
オイルシール73は、後述するオイルシール保持部31eに保持される。モータ10の外部のオイルが下側ベアリング72を通じてモータ10の内部へ浸入することを、オイルシール73は防止することができる。
ハウジング20は、有蓋かつ下側に開口する筒状であり、電機子40を収容する。ハウジング20の形状は、略円筒状が望ましい。ハウジング20は、金属製であって、例えばSUSなどの鉄製が望ましい。より好ましくは、ハウジング20の材料は、磁性材料である。ハウジング20の材料が磁性材料である場合、ハウジング20はマグネット70に対してヨークとして機能する。
ハウジング20は、ハウジング筒部21と、ハウジングフランジ部22と、を有する。ハウジング筒部21は、有蓋の筒状であり、下側に開口する下側開口部21aを有する。すなわち、ハウジング20は、下側に開口する。ハウジング筒部21は、上側の端部に上側ベアリング保持部24を有する。上側ベアリング保持部24の径方向内側には、上側ベアリング71が配置される。上側ベアリング保持部24は、上側ベアリング71を保持する。
ハウジング筒部21の外径は、上側ベアリング保持部24、上側ベアリング保持部24の下側の筒状の部位、下側開口部21aの順で大きくなる。すなわち、上側ベアリング保持部24の外径は、上側ベアリング保持部24の下側の筒状の部位の外径よりも、小さい。上側ベアリング保持部24の下側の筒状の部位の外径は、下側開口部21aの外径よりも小さい。ハウジング筒部21の外形は、軸方向上側に向かうにつれて、複数の段差を有する階段形状である。
ハウジングフランジ部22は、下側開口部21aから、径方向外側に延びる。図示は省略するが、ハウジングフランジ部22は、取付孔部と固定孔部とを有する。取付孔部は、ハウジングフランジ部22を軸方向に貫通する孔である。モータ10が車体等に取り付けられる際に、取付孔部には、例えば、ネジ等が通される。固定孔部は、ハウジングフランジ部22を軸方向に貫通する。ハウジング20がブラケット30と固定される際に、固定孔部には、例えば、ネジ等が通される。
ブラケット30は、筒状である。ブラケット30は、ハウジング20の下側に位置する。ブラケット30は、ハウジング20と固定される。ブラケット30は、金属製であって、例えばアルミニウム製であるのが望ましい。
図3は、ブラケット30の斜視図である。図4は、ブラケット30の平面図である。図5は、モータ10の一部を示す断面図である。図5においては、第1リブ35aに重ねて二点鎖線で第2リブ35bを示している。
図1、図2および図3に示すように、ブラケット30は、ブラケット底部31aと、取付部31kと、ブラケット筒部31bと、ブラケットフランジ部31cと、下側ベアリング保持部31dと、オイルシール保持部31eと、リブ35と、固定壁部32,33,34と、を有する。
ブラケット底部31aは、略板状の部位であり、径方向に広がる。ブラケット底部31aは、後述するブラシカード筒部51の下側を覆う。すなわち、ブラケット底部31aは、ブラシカード50aの少なくとも一部の下側を覆う。ブラケット底部31aは、中央にブラケット底部31aを軸方向に貫通する出力軸孔31gを有する。出力軸孔31gには、シャフト41が通される。
図1に示すように、ブラケット底部31aは、凹部38を有する。図4に示すように、凹部38は、第1凹部38aと、第2凹部38bと、を含む。取付部31kは、ブラケット底部31aの下面から下側に突出する。凹部38は、ブラケット底部31aの上面に設けられ、下側に向かって窪む。
本実施形態において、取付部31kの下面(以下、取付部下面31i)は、平面視において、略円環状である。好ましくは、取付部下面31iは、水平面と平行である。図示は省略するが、取付部31kは、例えば、平面視において、オイルシール保持部31eを周方向に囲む。モータ10が他の機器に取り付けられた際に、取付部下面31iには、他の機器が当たる。取付部下面31iは、例えば、切削加工によって形成される。すなわち、ブラケット30が例えばダイカストなどにより成形された後、ブラケット30に対してさらに切削加工が行われ、ブラケット30に取付部下面31iが形成される。
取付部下面31iの平面度などをより高精度にすることができる。これにより、取付部下面31iを介してモータ10を他の機器に対して精度よく取り付けることができる。
図4に示すように、ブラケット底部31aの上面には、複数の第1凹部38aが周方向に並んで配置される。各第1凹部38aの内側面は、周方向に延びる。本実施形態において、第1凹部38aの外形は、例えば、平面視において、円弧状である。各第1凹部38aは、下側ベアリング保持部31dの径方向外側に位置する。第1凹部38aは、下側ベアリング保持部31dに隣接する。
ブラケット底部31aの上面には、複数のリブ35が配置される。各リブ35は、周方向に間隔をあけて配置される。リブ35は、下側ベアリング保持部31dから径方向外側に向かって伸びる。第1凹部38aは、リブ35同士の周方向の間に位置する。そのため、第1凹部38aが設けられることでブラケット底部31aの軸方向の寸法が小さくなった場合であっても、リブ35によってブラケット30の強度を維持することができる。ブラケット30の肉厚が薄くなった場合でも、一定の強度を維持することができる。
第1凹部38aの内側面は、周方向一方側のリブ35の端部から、周方向他方側のリブ35の端部にまで延びる。第1凹部38aの内側面の少なくとも一部は、リブ35同士を周方向に繋ぐ。
本実施形態において、第1凹部38aは、周方向に隣り合ういずれのリブ35同士の周方向の間にも設けられる。しかしながら、隣り合うリブ35同士の間の空間においては、必ずしも第1凹部38aが配置されなくてもよい。すなわち、周方向に隣り合うリブ35同士の間の空間において、第1凹部38aが配置される空間と、第1凹部38aが配置されない空間とがあってもよい。この場合、第1凹部38aが配置される位置は、等間隔であってもよく、不等配であってもよい。本実施形態において、リブ35は、例えば、6本設けられる。第1凹部38aは、例えば、6つ設けられる。しかしながら、リブ35の数は、6本に限られず、1〜5本、または7本以上であってもよく、特に限定されるものではない。また、第1凹部38aの数は、1つであってもよく、2つ以上、5つ以下であってもよいし、7つ以上であってもよい。
第2凹部38bの内側面は、第1凹部38aの内側面から径方向外側に延びる。第2凹部38bの内側面の径方向外側の端部は、ブラケット筒部31bに接続される。第2凹部38bは、隣り合うリブ35同士の周方向の間に位置する。本実施形態において、第2凹部38bは、例えば、1つ設けられる。しかしながら、第2凹部38bの数は1つに限られるものでない。第2凹部38bは、隣り合うリブ35同士の周方向の間の複数ある空間ごとに配置されてもよく、配置されない当該空間があってもよい。第2凹部38bがリブ35同士の周方向の間の複数ある空間に配置される場合、等間隔に配置されもよく、不等配とされてもよい。
図1に示すように、凹部38の少なくとも一部は、取付部31kと軸方向に重なる。これにより、例えば、ブラケット30を鋳造で製造する際に、鋳巣が生じることを抑制できる。ブラケット底部31aの厚みを均一にしやすく、鋳造あるいは射出成形等でブラケット30を製造する場合に、ブラケット30の成型精度を向上できる。
第1凹部38aは、取付部31kと、軸方向に重なる。第1凹部38aの内側面の全体は、取付部31kと、軸方向に重なる。第2凹部38bは、取付部31kよりも径方向外側に位置する。すなわち、第2凹部38bは、取付部31kと、軸方向に重ならない。
ブラケット筒部31bは、ブラケット底部31aの径方向外縁から上側に延びる。図3に示すように、ブラケット筒部31bは、筒状である。ブラケット筒部31bは、例えば、中心軸Jを中心とする円筒状が望ましい。ブラケット筒部31bは、ブラケット内側面31jを有する。ブラケット内側面31jは、好ましくは、切削加工が施されることによって形成される。ブラケット内側面31jは、好ましくは、周方向の一周に亘って延びる。
図5に示すように、ブラケット筒部31bは、ブラケット内側面31jから径方向内側に延びる段差部31hを有する。段差部31hは、ブラケット筒部31bの下側の端部に配置される。段差部31hは、周方向に延びる円環状が望ましい。
ブラケット筒部31bの内側面は、例えば、ブラケット内側面31jと、段差部31hの径方向内側の面と、を含む。ブラケット内側面31jは、段差部31hの上側に位置する。
図3に示すように、ブラケット筒部31bは、ブラケット筒部31bの側面を径方向に貫通する孔部39を有する。図示は省略するが、孔部39は、ブラケット内側面31jとブラケット筒部31bの外側面とに、それぞれ開口部を有する。そのため、モータ10の組み立て時において、ブラケット30の内部が負圧となることを抑制できる。
孔部39の開口部は、第2凹部38b内に配置される。後述するようにブラケット内側面31jにブラシカード筒部51を嵌め合わせた場合であっても、孔部39がブラシカード筒部51によって塞がれない。孔部39の断面形状は、例えば、円形状が望ましいが、特に限定されない。
図1、図3および図4に示すように、ブラケットフランジ部31cは、ブラケット筒部31bの上側の端部から径方向外側に延びる。ブラケットフランジ部31cは、周方向の一周に亘って延びる円環状である。
図1および図3に示すように、下側ベアリング保持部31dは、ブラケット筒部31bの径方向内側において、ブラケット底部31aから上側に延びる。下側ベアリング保持部31dは、下側ベアリング72を保持する。下側ベアリング保持部31dは、例えば、シャフト41を周方向に囲む筒状である。下側ベアリング保持部31dは、出力軸孔31gよりも径方向外側に位置する。
オイルシール保持部31eは、ブラケット底部31aから下側に延びる。オイルシール保持部31eは、出力軸孔31gよりも径方向外側に位置する。オイルシール保持部31eは、シャフト41を周方向に囲む筒状である。オイルシール保持部31eの内側には、オイルシール73が保持される。
図5に示すように、複数のリブ35は、ブラケット底部31aの上面に位置する。この好ましい実施形態では、リブ35の数は6つである。各リブ35は、下側ベアリング保持部31dから径方向外側に延びる。各リブ35は、中心軸Jを中心に放射状に配列されている。そのため、ブラケット底部31aが薄肉であっても一定の強度が確保され、下側ベアリング保持部31dの剛性を向上させることができる。これにより、下側ベアリング保持部31d、下側ベアリング72、シャフト41、および整流子44に、モータ10の振動が伝わることを抑制することができる。その結果、整流子44がブラシ54と安定して接触することができ、整流子44とブラシ54との間でスパークが生じることが抑えられる。
リブ35の径方向外側の端部は、例えば、ブラケット筒部31b(すなわち、段差部31h)と接続される。そのため、下側ベアリング保持部31dの剛性をより向上できる。ブラケット30が有するリブ35の数は、好ましくは3つ以上である。
複数のリブ35は、第1リブ35aと、第2リブ35bと、を含む。第1リブ35aは、第1部分35cと、第2部分35dと、を有する。第2リブ35bは、第1部分35eと、第2部分35fと、を有する。第1部分35c,35eの径方向内側の端部は、下側ベアリング保持部31dに、それぞれ接続される。径方向において、第1部分35c,35eの径方向外側の端部の位置は、例えば、第1凹部38aの径方向外側の端部の位置と同じである。
第2部分35d,35fの径方向内側の端部は、第1部分35c,35eの径方向外側の端部に、それぞれ接続される。第2部分35d,35fの径方向外側の端部は、ブラケット筒部31bに、それぞれ接続される。第2部分35d,35fは、リブ35の径方向外側の端部に位置する。第2部分35d,35fは、第1凹部38aよりも径方向外側に位置する。図3に示すように、軸方向において、第2部分35d,35fの上側の端部は、第1部分35cよりも、下側に位置する。
図3および図5に示すように、第2リブ35bにおける第1部分35eの上側の端部Pbは、第1リブ35aにおける第1部分35cの上側の端部Paよりも、下側に位置する。すなわち、軸方向において、第2リブ35bの上側の端部は、第1リブ35aよりも下側に位置する。
例えば、ブラケット30の製造方法として、鋳造によって作った鋳造体に部分的に切削加工を施して製造する方法を採用することができる。この場合、切削加工が行われる際、治具が鋳造体を保持する必要がある。このとき、鋳造体における治具によって支持される箇所が、切削加工を施す際の基準となる。
本実施形態によれば、切削加工が施される際の基準を、リブ35の上側の端部とすることができる。そのため、別途基準となる部分を鋳造体に設ける必要がなく、ブラケット30の製造工程の一部を削減することができる。リブ35の上側の端部が切削加工の基準とされる場合、リブ35の上側の端部が治具に接触し、鋳造体を治具が保持するのが望ましい。
このとき、治具が安定して鋳造体を保持でき、かつ、切削加工が行われる際の治具等の基準が決められるためには、治具と接触するリブ35の数は3つであることが好ましい。なお、治具と接触するリブの数は、3つに限られず、4つ以上であってもよい。
リブ35は、上側の端部の軸方向位置が異なる2種類のリブ(第1リブ35aと第2リブ35b)を含む。この実施形態において、6つのリブ35のうち、第1リブ35aと第2リブ35bとは、例えば、それぞれ3つずつ設けられる。そのため、例えば、上側の端部の軸方向位置が最も高いリブ(すなわち第1リブ35a)が3つ設けられ、そのリブを治具と接触する基準点とすることができる。このとき、その他のリブ(すなわち第2リブ35b)の上側の端部は、治具と接触する第1リブ35aよりも下側に位置する。そのため、第2リブ35bは、治具と接触しない。
したがって、3つの第1リブ35aにより鋳造体が治具に対して安定して保持され、かつ、基準面が決められやすくなる。治具に接触しない第2リブ35bが設けられることで、リブ35の数を3つよりも多くすることができる。これにより、鋳造体が加工される際の軸方向の基準がリブ35によって容易に決定されやすくなる。かつ、リブ35の数を多くして下側ベアリング保持部31dの剛性を向上させることができる。
以上により、鋳造体に対して、簡便に、かつ、精度よく切削加工を施すことができる。したがって、ブラケット30を精度よく製造することができる。
リブ35を基準として鋳造体に切削加工が施される部分とは、例えば、取付部下面31iを含む。
複数のリブ35は、周方向に沿って等間隔に並ぶ。第1リブ35aと第2リブ35bとは、周方向に沿って交互に並ぶ。すなわち、第1リブ35aと第2リブ35bとは、それぞれ周方向に沿って等間隔に並ぶ。本実施形態においては、第1リブ35aと第2リブ35bとがそれぞれ3つずつ設けられる。第1リブ35aと第2リブ35bとは、それぞれ周方向に沿って120°間隔で並ぶ。これにより、第1リブ35aによって、鋳造体(ブラケット30)を治具に対してより安定して支持させることができる。したがって、ブラケット30をより精度よく製造することができる。
図3および図4に示すように、複数の固定壁部32〜34は、ブラケット筒部31bの開口部の径方向外縁に配置される。固定壁部32〜34は、ブラケットフランジ部31cの上面よりも、軸方向上側に延びる。固定壁部32〜34は、周方向に沿って互いに離れて設けられる。固定壁部32と固定壁部33とは、中心軸Jを基準として互いに反対側に位置する。周方向において、固定壁部34は、固定壁部32と固定壁部33との間に配置される。
固定壁部32〜34は、それぞれ、少なくとも1つの取付孔部36を有する。取付孔部36は、固定壁部32〜34を軸方向に貫通する。取付孔部36とハウジングフランジ部22に設けられた取付孔部とにネジが通されることにより、例えばモータ10を車体等に取り付けることができる。
固定壁部32および固定壁部33は、固定壁部32および固定壁部33を軸方向に貫通する固定孔部37を、それぞれ有する。固定孔部37の内側面は、望ましくは、ネジ溝を有する。ネジ74は、ハウジングフランジ部22の固定孔部を介して、固定孔部37に締め込まれる。これにより、ハウジング20がブラケット30に固定される。
図1に示すように、ブラシカードアセンブリ50は、ハウジング20とブラケット30との軸方向の間に位置する。
図6は、ブラシカードアセンブリ50およびシール部材60を示す側面図である。図1、図2および図6に示すように、ブラシカードアセンブリ50は、ブラシカード50aと、ブラシ54と、チョークコイル55と、接続端子56と、スプリング57と、を有する。
図2および図6に示すように、ブラシカード50aは、ブラシカード筒部51と、ブラシカードフランジ部52と、コネクタ部53と、を有する。ブラシカード50aは、例えば、合成樹脂製である。ブラシカード50aは、ブラシ54を保持する。
図1および図2に示すように、ブラシカード筒部51は、シャフト41を周方向に囲む筒状である。ブラシカード筒部51は、好ましくは、中心軸Jと同心の円筒状が望ましい。ブラシカード筒部51は、円環部51aと、上側壁部51bと、下側壁部51cと、複数の上側突出部51b1と、複数の下側突出部51c1と、を有する。
円環部51aは、シャフト41を囲む円環状である。円環部51aは、径方向に広がる板状である。円環部51aは、ブラシ54、チョークコイル55、接続端子56、およびスプリング57等を保持する保持部を有する。上側壁部51bは、円環部51aの径方向外縁から上側に延びる。
図1に示すように、上側壁部51bは、下側開口部21a内に嵌め合わされる。すなわち、ブラシカード筒部51は、ハウジング20内に嵌め合わされる。ブラシカード筒部51は、ハウジング20の内側面と、圧入などにより固定される。
図5に示すように、下側壁部51cは、ブラシカードフランジ部52から下側に延びる。下側壁部51cの少なくとも一部は、ブラケット筒部31b内に配置される。すなわち、ブラシカード筒部51の少なくとも一部は、ブラケット筒部31b内に配置される。下側壁部51cは、ブラケット筒部31bと嵌め合わされる。すなわち、ブラシカード筒部51は、ブラケット筒部31bと嵌め合わされる。
そのため、ブラシカード50aのブラケット筒部31bに対する固定精度を向上できる。ブラケット30は、下側ベアリング72を保持する。これにより、ブラシ54と整流子44との相対位置精度を向上させることができる。したがって、ブラシ54が整流子44と安定して接触することができる。その結果、モータ10の寿命をより延ばすことができる。
ブラシカード50aは、ブラケット筒部31bと嵌め合わされる。そのため、ブラシカード50aと嵌め合わされる部分を、ブラケット筒部31bの径方向内側に別途設ける必要がない。これにより、ブラケット30の構成を簡単にでき、モータ10の径方向における寸法を短くすることができる。
第1リブ35aおよび第2リブ35bは、第1部分35c,35eおよび第2部分35d,35fを有する。第2部分35d,35fの上側の端部の軸方向位置は、第1部分35c,35eの上側の端部の軸方向位置よりも、下側である。かつ、第2部分35d,35fは、第1リブ35aおよび第2リブ35bの径方向外側の端部に、位置する。そのため、第2部分35d,35fの上側には、第1部分35c,35eとブラケット筒部31bとの径方向の間に位置する隙間DPが設けられる。
隙間DPが設けられることによって、下側壁部51cが、ブラケット筒部31bの奥まで(すなわち、ブラケット底部31aにまで)差し込まれ、下側壁部51cをブラケット筒部31bと嵌め合わせることができる。
リブがブラケット筒部31bにそれぞれつながる場合、または、リブが下側壁部51cの内周面よりも径方向外側に延びる場合、ブラケット30の剛性が増す。一方、リブがブラケット筒部31bにそれぞれつながる場合、または、リブが下側壁部51cの内周面よりも径方向外側に延びる場合、下側壁部51cは、ブラケット筒部31b内において、リブの上側の端部までしか嵌め合わすことができない。そのため、下側壁部51cとブラケット筒部31bとの嵌め合い領域の軸方向の長さが短くなりやすい。したがって、下側壁部51cとブラケット筒部31bとの所定の嵌め合い領域を確保するためには、ブラケット筒部31bの軸方向長さを大きくする必要がある。
しかし、隙間DPがあることにより、ブラケット筒部31bの軸方向長さを大きくすることなく、下側壁部51cとブラケット筒部31bとの嵌め合い領域の軸方向の長さを大きくできる。そのため、ブラシカード50aをブラケット30に対してより強固に固定することができる。これにより、ブラケット30に対する固定精度をより向上させることができ、ブラシ54が整流子44と安定して接触することができる。その結果、モータ10の寿命をより延ばすことができる。また、ブラシカード筒部51をブラケット筒部31bの奥にまで配置することができるため、モータ10の軸方向の寸法を短くすることができる。
下側壁部51cの下側の端部は、第1部分35cの上側の端部よりも下側に位置する。下側壁部51cの下側の端部における一部は、隙間DPに位置する。
ブラシカード筒部51は、ブラケット内側面31jに、圧入により固定される。そのため、ブラシカード50aをブラケット30に対してより強固に固定できる。ブラシ54が整流子44と、より安定して接触することができる。したがって、モータ10の寿命をより延ばすことができる。
ブラケット内側面31jには、好ましくは切削加工が施される。そのため、ブラケット内側面31jの寸法精度を向上できる。これにより、ブラシカード筒部51がブラケット内側面31jに、より精度よく嵌め合わされ、ブラシカード50aをブラケット30に対して、より精度よく固定できる。その結果、ブラシ54が整流子44と、より安定して接触することができる。その結果、モータ10の寿命をより延ばすことができる。
図2に示すように、複数の上側突出部51b1は、上側壁部51bの外周面から径方向外側に突出する。ブラシカード筒部51の外側面は、径方向外側に突出する複数の上側突出部51b1を有する。複数の上側突出部51b1は、周方向に所定の間隔を空けて配置される。上側突出部51b1は、好ましくは軸方向に延びる。
上側突出部51b1は、ハウジング20の内側面に接触する。そのため、ブラシカード筒部51がハウジング20の内側面に圧入等により固定される際に、上側突出部51b1が変形する。その結果、上側突出部51b1とハウジング20の内側面との間の応力を大きくできる。これにより、ブラシカード50aをハウジング20に対して、より強固に固定できる。
図6に示すように、下側突出部51c1は、下側壁部51cの外周面51dから径方向外側に突出する。ブラシカード筒部51の外側面は、径方向外側に突出する複数の下側突出部51c1を有する。複数の下側突出部51c1は、周方向に所定の間隔を空けて配置される。下側突出部51c1は、好ましくは軸方向に延びる。
図5に示すように、下側突出部51c1は、ブラケット内側面31jに接触する。そのため、ブラシカード筒部51がブラケット内側面31jに圧入等により固定される際に、下側突出部51c1が変形する。その結果、下側突出部51c1とブラケット内側面31jとの間の応力を大きくできる。これにより、ブラシカード50aをブラケット30に対して、より強固に固定できる。したがって、ブラシ54が整流子44と安定して接触することができる。その結果、モータ10の寿命をより延ばすことができる。
図1および図2に示すように、ブラシカードフランジ部52は、上側壁部51bから径方向外側に延び、かつ一定の径方向幅で上側壁部51bを周方向に囲む円環状である。すなわち、ブラシカードフランジ部52は、ブラシカード筒部51から径方向に延びる。ブラシカードフランジ部52は、ハウジング筒部21よりも径方向外側に延びる。ブラシカードフランジ部52は、ハウジングフランジ部22とブラケットフランジ部31cとの軸方向の間に位置する。
図2に示すように、コネクタ部53は、ブラシカードフランジ部52から径方向外側に突出する。コネクタ部53は、コネクタ連結部53aと、コネクタ筒部53bと、を有する。コネクタ連結部53aは、ブラシカードフランジ部52とコネクタ筒部53bとを連結する。図2および図6に示すように、ブラシカードフランジ部52の上面は、コネクタ連結部53aの上面と、同一平面で繋がる。ブラシカードフランジ部52の下面は、コネクタ連結部53aの下面と、同一平面で繋がる。
図1に示すように、コネクタ筒部53bは、コネクタ連結部53aの径方向外側の端部から上側に延びる筒状である。コネクタ筒部53bは、上側に開口するコネクタ開口部53cを有する。コネクタ筒部53bは、ハウジング20およびブラケット30の外部に露出する。コネクタ筒部53bには、図示しない外部電源が接続される。
図2に示すように、円環部51aの上面には、箱状の収容部が配置される。ブラシ54は、円環部51aの収容部内に配置される。スプリング57(図1参照)は、ブラシ54の径方向外側の端部を、径方向内側に向かって押圧する。図1に示すように、ブラシ54の径方向内側の端部は、スプリング57によって弾性力が加わった状態において、整流子44と接触する。モータ10の駆動時において、整流子44は、好ましくは、ブラシ54と接触しながら回転する。図2では、ブラシカードアセンブリ50は、2つのブラシ54を有する。なお、ブラシ54の数は、2つに限られず、適宜変更されてもよい。
チョークコイル55は、円環部51aの上面に位置する。チョークコイル55の一端は、ブラシ54と電気的に接続される。チョークコイル55の他端は、接続端子56(図1参照)と電気的に接続される。
図1に示すように、接続端子56は、ブラシカード50aに保持される。接続端子56は、コネクタ開口部53cの底部から上側に突出する。接続端子56は、コネクタ部53に接続される外部電源(図示省略)と、電気的に接続される。これにより、外部電源から、接続端子56、チョークコイル55、ブラシ54を介して、整流子44に電流が供給される。電機子40は、整流子44から電流が供給されると励磁される。これにより、電機子40とマグネット70との間の磁気的相互作用により、電機子40を含む回転体が回転する。
軸方向において、シール部材60は、ハウジング20とブラケット30との間に配置される。シール部材60の材料は、好ましくは、ゴム等の弾性体であり、例えば、熱硬化性エラストマーや熱可塑性エラストマーなどが望ましい。図2に示すように、シール部材60は、上側シール部61と、下側シール部62と、を有する。上側シール部61および下側シール部62は、それぞれ、シャフト41を周方向に囲む円環状である。
図1に示すように、上側シール部61は、ブラシカードフランジ部52とハウジングフランジ部22との軸方向の間に配置される。下側シール部62は、ブラシカードフランジ部52とブラケットフランジ部31cとの軸方向の間に配置される。これにより、モータ10の防水性を向上できる。
本発明は上述の実施形態に限られるものではなく、他の構成を採用することもできる。以下の説明において上記説明と同様の構成については、適宜同一の符号を付す等により説明を省略する場合がある。
ブラシカード筒部51は、ブラケット筒部31b以外の部分と嵌め合わされてもよい。例えば、ブラケット30は、ブラケット筒部31bよりも径方向内側にブラシカード筒部51が嵌め合わされる部分を有してもよい。
ブラシカード筒部51は、ブラケット30に対して嵌め合わされなくてもよい。この場合であっても、ブラシカード50aがブラケット30と接触することができ、ブラシカード50aのブラケット30に対する相対的な位置が決められる。そのため、ブラシ54が整流子44と、安定して接触することができ、モータ10の寿命を延ばすことができる。ブラシカード50aは、ブラケット30と接触しなくてもよい。
ブラシカード筒部51は、上側突出部51b1と下側突出部51c1とのうちのいずれか一方、あるいは両方を有していなくてもよい。
リブ35は、段差部31hと、必ずしも接続されなくてもよい。リブ35は、段差部31h以外の部分に接続されてもよいし、ブラケット筒部31bと接続されなくてもよい。
リブ35がブラケット筒部31bと接続されない場合、リブ35の径方向外側の端部は、ブラケット筒部31bよりも径方向内側に位置する。リブ35とブラケット筒部31bの内側面との径方向の間には、隙間が構成される。そのため、下側壁部51cを、ブラケット筒部31bの奥までより差し込むことができ、ブラシカード50aをブラケット30に対してより強固に固定できる。したがって、ブラシ54が整流子44とより安定して接触することができ、モータ10の寿命をより延ばすことができる。
第1リブ35aの数は、第2リブ35bの数と、同じであってもよく、異なっていてもよい。
リブ35は、上側の端部の軸方向位置が異なる3種類以上のリブを有してもよい。すべてのリブ35の上側の端部の軸方向位置が、同じであってもよい。リブ35は、上側の端部の軸方向位置が異なる点以外の形状が互いに異なるリブを2種類以上有してもよい。
第1リブ35aは、径方向外側の端部において、上側の端部の軸方向位置が下側となるならば、第1部分35cおよび第2部分35dの構成は、特に限定されない。第1リブ35aは、例えば、径方向内側から径方向外側に向かうに従って上側の端部の位置が下側となる形状であってもよい。この場合、径方向外側の端部に位置する部分が第2部分であり、第2部分よりも径方向内側に位置する部分が第1部分である。これは、第2リブ35bについても同様である。
第1リブ35aにおける上側の端部の軸方向位置は、径方向の全体に亘って同程度あってもよいし、径方向外側に向かうに従って上側に位置してもよい。これは、第2リブ35bについても同様である。
下側壁部51cは、下側の端部から上側に窪むブラシカード凹部を有してもよい。この構成においては、ブラシカード凹部の内側にリブ35が位置してもよい。これにより、リブ35に上側の端部の位置が下側となる第2部分を設けない場合であっても、下側壁部51cをブラケット筒部31bの奥まで差し込むことができる。そのため、ブラシカード50aをブラケット30に対して強固に固定でき、ブラシ54が整流子44と安定して接触することができる。したがって、モータ10の寿命を延ばすことができる。
ブラケット筒部31bの内側面の全体が、切削加工された面であってもよい。ブラケット筒部31bは、切削加工されたブラケット内側面31jを有しなくてもよい。
第1凹部38aと第2凹部38bとのうちの少なくとも一方が、リブ35同士の周方向の間に位置しなくてもよい。第1凹部38aの一部あるいは第2凹部38bの一部が、リブ35同士の周方向の間に位置しなくてもよい。凹部38の少なくとも一部が、リブ35同士の周方向の間に位置してもよい。
孔部39は、ブラケット筒部31b以外の部分に位置してもよい。孔部39は、例えば、ブラケット底部31aに位置してもよい。孔部39は、設けられなくてもよい。
上記説明した各構成は、相互に矛盾しない範囲内において、適宜組み合わせることができる。
10…モータ、20…ハウジング、30…ブラケット、31a…ブラケット底部、31b…ブラケット筒部、31d…下側ベアリング保持部(ベアリング保持部)、31j…ブラケット内側面(内側面)、31k…取付部、35…リブ、35a…第1リブ、35b…第2リブ、35c,35e…第1部分、35d,35f…第2部分、38…凹部、38a…第1凹部(凹部)、38b…第2凹部(凹部)、39…孔部、40…電機子、41…シャフト、44…整流子、50…ブラシカードアセンブリ、50a…ブラシカード、51…ブラシカード筒部、51c1…下側突出部(突出部)、54…ブラシ、72…下側ベアリング(ベアリング)、J…中心軸、Pa,Pb…端部

Claims (12)

  1. 上下方向に延びる中心軸と平行な方向に延びるシャフトを備えるモータであって、
    前記シャフトに固定される電機子と、
    前記シャフトに固定され、前記電機子と電気的に接続される整流子と、
    前記シャフトを支持するベアリングと、
    下側に開口し前記電機子を収容する筒状のハウジングと、
    前記ハウジングの下側に位置し前記ハウジングと固定される筒状のブラケットと、
    前記ハウジングと前記ブラケットとの軸方向の間に位置するブラシカードアセンブリと、
    を備え、
    前記ブラシカードアセンブリは、前記整流子と接触するブラシと、前記ブラシを保持するブラシカードと、を有し、
    前記ブラケットは、
    前記ブラシカードの少なくとも一部の下側を覆うブラケット底部と、
    前記ブラケット底部の径方向外縁から上側に延びる筒状のブラケット筒部と、
    前記ブラケット筒部の径方向内側において前記ブラケット底部から上側に延び、前記ベアリングを保持するベアリング保持部と、
    前記ブラケット底部の上面に位置し、前記ベアリング保持部から径方向外側に延びるリブと、
    を有するモータ。
  2. 前記ブラシカードは、前記シャフトを周方向に囲む筒状のブラシカード筒部を有し、
    前記ブラシカード筒部の少なくとも一部は、前記ブラケット筒部内に配置され、
    前記ブラシカード筒部は、前記ブラケット筒部と嵌め合わされる、請求項1に記載のモータ。
  3. 前記ブラシカード筒部は、前記ブラケット筒部の内側面に圧入により固定される、請求項2に記載のモータ。
  4. 前記ブラシカード筒部の外側面は、径方向外側に突出する突出部を有し、
    前記突出部は、前記ブラケット筒部の内側面に接触する、請求項3に記載のモータ。
  5. 前記ブラケット筒部は、切削加工された内側面を有する、請求項4に記載のモータ。
  6. 前記リブの径方向外側の端部は、前記ブラケット筒部と接続される、請求項1から5のいずれか一項に記載のモータ。
  7. 前記リブは、第1部分と、上側の端部の軸方向位置が前記第1部分よりも下側に位置する第2部分と、を有し、
    前記第2部分は、前記リブの径方向外側の端部に位置する、請求項6に記載のモータ。
  8. 前記ブラケットは、複数の前記リブを有し、
    複数の前記リブは、第1リブと、上側の端部の軸方向位置が前記第1リブよりも下側に位置する第2リブと、を含む、請求項1から7のいずれか一項に記載のモータ。
  9. 前記ブラケットは、4つ以上の前記リブを有し、
    前記リブのうちの3つは、前記第1リブであり、
    前記リブのうちの残りは、上側の端部の軸方向位置が前記第1リブよりも下側に位置する、請求項8に記載のモータ。
  10. 前記ブラケットは、前記ブラケット底部の下面から下側に突出する取付部を有し、
    前記ブラケット底部は、前記ブラケット底部の上面に設けられ下側に窪む凹部を有し、
    前記凹部の少なくとも一部は、前記取付部と軸方向に重なる、請求項1から9のいずれか一項に記載のモータ。
  11. 前記ブラケットは、複数の前記リブを有し、
    前記ブラケット底部は、前記ブラケット底部の上面に設けられ下側に窪む凹部を有し、
    前記凹部の少なくとも一部は、前記リブ同士の周方向の間に位置する、請求項1から10のいずれか一項に記載のモータ。
  12. 前記ブラケット筒部は、前記凹部に開口する孔部を有し、
    前記孔部は、前記ブラケット筒部の内側面と前記ブラケット筒部の外側面とに、それぞれ開口部を有する、請求項10または11に記載のモータ。
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