JP2017024960A - ビスマス置換型希土類鉄ガーネット結晶膜の製造方法、ビスマス置換型希土類鉄ガーネット結晶膜 - Google Patents

ビスマス置換型希土類鉄ガーネット結晶膜の製造方法、ビスマス置換型希土類鉄ガーネット結晶膜 Download PDF

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Abstract

【課題】Pbの含有量を抑制し、かつ光学特性に優れたビスマス置換型希土類鉄ガーネット結晶膜が得られる、ビスマス置換型希土類鉄ガーネット結晶膜の製造方法を提供することを目的とする。【解決手段】一般式Gd3−x−yBixRyFe5O12(但し、RはLa、Ce、Pr、Ndから選択された1種以上の希土類元素からなり、0<x、0<y)で示され、さらに不純物としてPbを含有するビスマス置換型希土類鉄ガーネット結晶膜の製造方法であって、非磁性ガーネット基板上に、ビスマス置換型希土類鉄ガーネット結晶膜を液相エピタキシャル成長法により育成する結晶育成工程を有しており、前記結晶育成工程において、前記非磁性ガーネット基板の回転数を100rpm未満とするビスマス置換型希土類鉄ガーネット結晶膜の製造方法を提供する。【選択図】図2

Description

本発明は、ビスマス置換型希土類鉄ガーネット結晶膜の製造方法、ビスマス置換型希土類鉄ガーネット結晶膜に関する。
光通信に利用されている半導体レーザーや、レーザー加工等に利用されている固体レーザー等は、レーザー共振器外部の光学面や加工面で反射された光がレーザー素子に戻ってくるとレーザー発振が不安定になる。発振が不安定になると、光通信の場合には信号ノイズとなり、加工用レーザーの場合はレーザー素子が破壊されてしまうことがある。このため、このような反射戻り光がレーザー素子に戻らないように遮断するため光アイソレータが使用される。
従来のYAGレーザーの代替として、近年注目されているファイバレーザー用の光アイソレータに用いられるファラデー回転子として、従来、テルビウム・ガリウム・ガーネット結晶(以下、TGGとも記載する)やテルビウム・アルミニウム・ガーネット結晶(以下、TAGとも記載する)が用いられてきた。
しかし、TGGやTAGは単位長さ当たりのファラデー回転係数が小さく、光アイソレータとして機能させるために45度の偏光回転角を得るには光路長を長くする必要があり、大きな結晶を用いなければならなかった。また、高い光アイソレーションを得るには、結晶に一様で大きな磁場をかける必要があるため、強力で大きな磁石を用いていた。
このため、光アイソレータの寸法は大きなものとなっていた。また、光路長が長いためにレーザーのビーム形状が結晶内で歪むことがあり、歪みを補正するための光学系が必要となる場合もあった。更に、TGGは高価でもあるため、小型で安価なファラデー回転子が望まれていた。
一方、光通信分野で専ら用いられているビスマス置換型希土類鉄ガーネット結晶膜(以下、RIGとも記載する)をこのタイプの光アイソレータに使用することで、大きさを大幅に小型化することが可能である。
一般的にRIGは、液相エピタキシャル成長法(LPE法)により育成されている。液相エピタキシャル成長法によりRIGを育成する場合、フラックス成分としてはPbO−Bi−Bが用いられ、該フラックスにガーネット単結晶成分である希土類や鉄を溶かして融液を形成し、ガーネット単結晶が析出する過飽和温度状態とする。そして、形成した融液に種結晶基板である非磁性ガーネットを接触、浸漬して結晶育成が行われる。
このように、RIGはPbを含有するフラックスを用いて育成されている。このため、育成したRIG中には、フラックス成分であるPbが不純物として取り込まれ、例えばPbの含有量が0.6重量%〜0.8重量%となる場合があった。
しかしながら、鉛はRoHS指令「電気電子機器に含まれる特定有害物質の使用制限に関する欧州議会および理事会指令」での指定物質であり、その最大許容量は0.1重量%と定められている。
係るRoHS指令を満足するためのRIGの育成法について、従来から各種検討がなされている。例えば、特許文献1には、酸化鉛、酸化ビスマス、酸化ホウ素及び酸化カルシウムから構成されるフラックス成分に、ガーネット単結晶成分である希土類と鉄及びガーネット単結晶の鉄サイトを置換するためのGa、Alの組み合わせを溶かした融液を用い、非磁性ガーネット単結晶基板にビスマス置換希土類鉄ガーネット単結晶を育成する液相エピタキシャル法において、融液中の酸化鉛モル濃度が5%以上48%以下であり、かつ融液中のCaOモル濃度比が0.01%以上0.8%以下であり、かつ育成したBIG(ビスマス置換希土類鉄ガーネット単結晶)のPb含有量が0.1重量%以下となるようCaOモル濃度と酸化鉛モル濃度の比を定めたことを特徴とするビスマス置換希土類鉄ガーネット単結晶の製造方法が開示されている。
特許文献1では、酸化カルシウムの融液への添加により、育成された単結晶への鉛の混入を抑制している。
特許第4650943号
しかしながら、特許文献1においても、例えばPbの含有量を0.1重量%以下にしようとした場合、融液中のPbOモル濃度を低くする必要があり、安定して結晶を育成することができなくなるとされている。
また、特許文献1では、融液中のCaOの添加量を多くした場合、ファラデー回転子として重要な光学特性に影響が出ることも示唆されている。
そこで、本発明の一側面では上記従来技術が有する問題に鑑み、Pbの含有量を抑制し、かつ光学特性に優れたビスマス置換型希土類鉄ガーネット結晶膜が得られる、ビスマス置換型希土類鉄ガーネット結晶膜の製造方法を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため本発明の一態様によれば、一般式Gd3−x−yBiFe12(但し、RはLa、Ce、Pr、Ndから選択された1種以上の希土類元素からなり、0<x、0<y)で示され、さらに不純物としてPbを含有するビスマス置換型希土類鉄ガーネット結晶膜の製造方法であって、
非磁性ガーネット基板上に、ビスマス置換型希土類鉄ガーネット結晶膜を液相エピタキシャル成長法により育成する結晶育成工程を有しており、
前記結晶育成工程において、前記非磁性ガーネット基板の回転数を100rpm未満とするビスマス置換型希土類鉄ガーネット結晶膜の製造方法を提供することができる。
本発明の一態様によれば、Pbの含有量を抑制し、かつ光学特性に優れたビスマス置換型希土類鉄ガーネット結晶膜が得られる、ビスマス置換型希土類鉄ガーネット結晶膜の製造方法を提供することができる。
成膜装置の構成例。 実施例、比較例における基板の回転数と、形成したRIG中のPb含有量との関係。
以下、本発明を実施するための形態について図面を参照して説明するが、本発明は、下記の実施形態に制限されることはなく、本発明の範囲を逸脱することなく、下記の実施形態に種々の変形および置換を加えることができる。
(ビスマス置換型希土類鉄ガーネット結晶膜の製造方法)
本実施形態のビスマス置換型希土類鉄ガーネット結晶膜の製造方法の一構成例について以下に説明する。
本実施形態のビスマス置換型希土類鉄ガーネット結晶膜の製造方法は、一般式Gd3−x−yBiFe12(但し、RはLa、Ce、Pr、Ndから選択された1種以上の希土類元素からなり、0<x、0<y)で示され、さらに不純物としてPbを含有するビスマス置換型希土類鉄ガーネット結晶膜の製造方法に関する。
本実施形態のビスマス置換型希土類鉄ガーネット結晶膜の製造方法は、非磁性ガーネット基板上に、ビスマス置換型希土類鉄ガーネット結晶膜を液相エピタキシャル成長法により育成する結晶育成工程を有することができる。そして、結晶育成工程において、非磁性ガーネット基板の回転数を100rpm未満とすることが好ましい。
ここでまず、図1を用いて本実施形態のビスマス置換型希土類鉄ガーネット結晶膜(RIG)の製造方法において好適に用いることができる、成膜装置の構成例について説明する。
図1の成膜装置10は、上述の様に液相エピタキシャル成長によりRIGを成膜する際に好適に用いることができ、図1においては、成膜装置10内に設置した坩堝14の中心軸を通る面での断面図を模式的に示している。
成膜装置10は、ヒーター11を有することができ、ヒーター11で囲まれた領域の中には、坩堝台12が配置されている。そして、坩堝台12の上部には、融液13が入った坩堝14が載置されている。なお、坩堝14内には予め原料、すなわちフラックス成分や、RIGの原料となる成分の原料粉末を入れておき、ヒーター11により加熱することにより融液13とすることができる。
そして、融液13が入った坩堝14の上部には、基板支持軸15を配置することができ、基板支持軸15の一方の端部には、予め種結晶基板16を取り付けておくことができる。
なお、成膜装置10においては、さらに必要に応じて任意の部材を有することができる。例えば断熱材や、温度測定手段、また、ヒーター11で囲まれた領域内の雰囲気を制御する雰囲気制御手段等を有することもできる。
そして、図1に示した成膜装置10を用いたRIGの成膜は、基板支持軸15を例えば図中矢印Aで示す方向に回転させることによって種結晶基板16を回転させながら、基板支持軸15を下げ、融液13に種結晶基板16の融液13と対向する片方の面を浸漬させることにより実施できる。なお、図1における回転方向は例示であり、矢印Aの方向に限定されるものではない。
既述のように、融液13はRIGを安定して成膜する観点からフラックス成分として鉛を含有することが好ましいが、RIGを成膜する際、成膜した膜内に鉛が取り込まれるため、成膜したRIGは一定量以上の鉛を含有していた。しかしながら、RoHS指令等により、RIGについて鉛の含有量を低減することが求められていた。
そこで、本発明の発明者らは、液相エピタキシャル成長法によりRIGを成膜する場合において、光学特性に優れ、かつ鉛の含有量がRoHS指令に適合した、すなわち0.1重量%以下であるRIGを安定して成膜できるRIGの製造方法について鋭意検討を行った。そして、上述の様にRIGを成膜する際、種結晶基板を回転させながら、融液に種結晶基板の片方の面を浸漬することになるが、種結晶基板の回転数を低くすることで、鉛の含有量を抑制し、かつ光学特性に優れたRIGを成膜できることを見出し、本発明を完成させた。
以下、本実施形態のRIGの製造方法について具体的に説明する。
本実施形態のRIGの製造方法は、非磁性ガーネット基板上に、ビスマス置換型希土類鉄ガーネット結晶膜を液相エピタキシャル成長法により育成する結晶育成工程を有することができる。そして、結晶育成工程において、非磁性ガーネット基板の回転数を100rpm未満とすることができる。
ここで、結晶育成工程について説明する。
結晶育成工程は、例えば既述の成膜装置10を用いて実施することができ、本実施形態のRIGの製造方法においては、種結晶基板16である非磁性ガーネット基板を回転させながら、融液13に接触または浸漬させることによりRIGの成膜を行うことができる。
ここで、RIGを成膜する場合、種結晶基板としては上述の様に非磁性ガーネット基板を好適に用いることができる。非磁性ガーネット基板の組成は特に限定されるものではなく、成膜したRIGに要求される性能や、成膜するRIGの格子定数等に応じて任意に選択することができる。非磁性ガーネット基板としては、具体的には例えば、(CaGd)(ZrMgGa)12基板や、Gd(ScGa)12基板、Sm(ScGa)12基板、La(ScGa)12基板等を用いることができる。特に、格子定数が大きい、Gd(ScGa)12基板、Sm(ScGa)12基板、La(ScGa)12基板を用いた場合、成膜したRIGは1μm帯域付近の波長における光吸収を低減できることから、好ましく用いることができる。中でも、Gd(ScGa)12基板は格子定数が1.256nm程度と大きく、RIG内のFeイオンによる光の吸収波長を短波長側へシフトできるため、非磁性ガーネット基板はGd(ScGa)12基板であることがより好ましい。
また、融液の組成についても特に限定されるものではなく、成膜するRIGの組成にあわせて任意に選択することができる。
なお、融液は、成膜するRIGの組成にあわせて予め用意した、例えば固体状の原料を融解することにより形成することができる。
そして、本実施形態のRIGの製造方法においては、一般式Gd3−x−yBiFe12(但し、RはLa、Ce、Pr、Ndから選択された1種以上の希土類元素からなり、0<x、0<y)で示され、さらに不純物としてPbを含有するRIGを製造することができる。
このため、上述の固体状の原料は、育成するRIGの組成にあわせて、Gd、Bi、Fe、さらには上記一般式中のRに対応する成分の酸化物、例えばLa、CeO、Pr11、Ndから選択される1種以上を含むことができる。また、その他にフラックス成分として、PbO、Bや、フラックス成分として添加したPbがRIG中に取り込まれることを抑制するため、CaOを含むこともできる。なお、CaOを添加する場合、育成するRIGの光学特性に悪影響を与えない範囲で添加することが好ましい。
そして、上述の様に、種結晶基板16である非磁性ガーネット基板を回転させながら、該非磁性ガーネット基板の融液と対向する片方の面を融液に浸漬させることにより、非磁性ガーネット基板の表面にRIGを成膜することができる。非磁性ガーネット基板の回転数を高くした方が、RIGの成膜速度が速くなり、所望の膜厚のRIGを成膜するために要する時間が短くなる。このため、従来はRIGを成膜する際の非磁性ガーネット基板の回転数は例えば100rpm以上であり、回転数を低くすることは検討されてこなかった。
しかしながら、本発明の発明者らが検討を行ったところ、RIGを成膜する際の非磁性ガーネット基板の回転数を100rpm未満とすることで、Pbの含有量が850ppm以下のRIGを安定して形成することができる。すなわち、RIGを成膜する際の非磁性ガーネット基板の回転数を制御することで、育成されるビスマス置換型希土類鉄ガーネット結晶膜のPbの量を制御することが可能になる。
上述のようにPbの含有量が850ppm以下、すなわち0.085重量%以下のRIGを安定して形成できることで、RoHS指令で規定されている鉛の含有量が0.1重量%以下のRIGを安定して、より確実に形成することができるため好ましい。
本発明の発明者らの検討によれば、種結晶基板の回転数を低減することにより、さらに形成したRIG膜中の鉛の含有量を低減することができる。このため、本実施形態のRIGの製造方法における種結晶基板の回転数はさらに小さいことが好ましい。従って、結晶育成工程における、種結晶基板である非磁性ガーネット基板の回転数は80rpm以下であることが好ましく、60rpm以下であることがより好ましい。
ただし、種結晶基板である非磁性ガーネット基板の回転数が小さくなるにつれて、RIGの形成速度、すなわち成膜速度が遅くなる。このため、目的とする厚さのRIG膜を得るために要する時間が長くなり、生産性が低下する恐れがある。このため、結晶工程における非磁性ガーネット基板の回転数は40rpm以上であることが好ましい。
なお、結晶育成工程は、種結晶基板である非磁性ガーネット基板の表面に所望の厚さのRIGが形成された時点で終えることができる。結晶育成工程終了後は、融液から、育成したRIG、及び種結晶基板である非磁性ガーネット基板を切り離すことで、RIGの育成を終え、その後室温、またはその近傍まで冷却した後、RIG、及び種結晶基板である非磁性ガーネット基板を成膜装置から取り出すことができる。
以上に説明した本実施形態のRIGの製造方法によれば、得られたRIG中の鉛の含有量を低減することができる。
また、融液に新たな成分を添加することなく、また特定の成分を除去することなく、すなわち例えば従来と同様の融液を用いて、RIGの形成を行うことができる。このため、従来と同様、またはそれ以上の光学特性を有するRIGを得ることができる。
なお、従来と同様に、非磁性ガーネット基板の回転数を高くしてRIGを成膜した場合に、RIGに含まれる鉛を抑制する方法として、融液中の鉛の含有量を低減する方法も考えられる。しかしながら、融液中の鉛の含有量を低減した場合、RIGの成膜速度が著しく遅くなり、場合によっては所望の組成のRIGが得られない場合もある。これに対して、本実施形態のRIGの製造方法によれば、非磁性ガーネット基板の回転数を低くすることで、RIGの成膜速度は若干遅くはなるものの、融液中の鉛の含有量を低減した場合と比較して、その成膜速度の低下の程度は小さい。このため、生産性をほとんど悪化させることなく、鉛の含有量を抑制したRIGを成膜することが可能になる。
さらに、本実施形態のRIGの製造方法においては、結晶育成工程において、種結晶基板の回転数を100rpm未満とすることだけで、形成したRIG中の鉛の含有量を低減することができる。このため、特別な設備を要せず、また高い生産性で鉛の含有量が少ないRIGを形成することが可能になる。
(ビスマス置換型希土類鉄ガーネット結晶膜)
次に、本実施形態のビスマス置換型希土類鉄ガーネット結晶膜の一構成例について説明する。
本実施形態のビスマス置換型希土類鉄ガーネット結晶膜(RIG)は、Gd(ScGa)12で示される非磁性ガーネット基板上に配置されたビスマス置換型希土類鉄ガーネット結晶膜であって、RIG中のPb含有量は0.085重量%以下とすることができる。
本実施形態のRIGは、上述のRIGの製造方法により製造することができる。すなわち、本実施形態のRIGは、非磁性ガーネット基板上に液相エピタキシャル成長法により育成できる。なお、この際、非磁性ガーネット基板としては、例えばGd(ScGa)12基板を好適に用いることができる。
以上のように、本実施形態のRIGは既述のRIGの製造方法により好適に製造することができるため、重複する部分については説明を一部省略する。
本実施形態のRIGは上述の様にRIG中のPbの含有量を0.085重量%以下とすることができる。このようにPbの含有量を低減することにより、廃棄等された場合でも環境への負荷を低減することが可能となる。また、RoHS指令に適合したRIGを提供することが可能になる。
なお、Pbの含有量は少ない程好ましく、下限値は特に限定されるものではなく0に限りなく近いことが好ましい。ただし、RIGを育成する際に、融液にフラックス成分として含有しているため、ごく微量は含まれ、例えば0重量%よりも多くなる。
さらに、本実施形態のRIGは、優れた光学特性を有することができる。具体的には例えば、波長1μm帯域における挿入損失を0.6dB未満とすることができる。このように、波長1μm帯域における挿入損失が0.6dB未満の場合、波長1μm帯域の光の吸収を十分に抑制できている。このため、波長1μm帯域の光の吸収による発熱に伴う温度上昇を抑制し、さらには温度上昇による性能劣化も抑制することが可能になる。
本実施形態のRIGの組成は特に限定されるものではないが、RIGは、一般式Gd3−x−yBiFe12(但し、RはLa、Ce、Pr、Ndから選択された1種以上の希土類元素からなり、0<x、0<y)で示されることが好ましい。
以上に説明した、本実施形態のRIGは、Pbの含有量が0.085重量%以下と十分に抑制されている。このため、廃棄等された場合でも環境への負荷を低減することができる。また、RoHS指令に適合したRIGを提供することができる。
さらに、本実施形態のRIGは光学特性、例えば挿入損失に優れている。このため、例えば波長1μm帯域の光の吸収による発熱に伴う温度上昇を抑制し、さらには温度上昇による性能劣化も抑制することが可能になる。
以下に具体的な実施例、比較例を挙げて説明するが、本発明はこれらの実施例に限定されるものではない。
(評価方法)
ここでまず、以下の実施例、比較例で作製したRIGの評価方法について説明する。
(A)RIG中のPb含有量
各実施例、比較例において形成したRIG中のPb含有量は、ICP発光分析法により評価を行った。
RoHS指令によれば、RIG中のPb含有量は0.1重量%以下とすることで足りるが、工業製品としては安定的かつ量産性にも富む必要があり、RIG中のPb含有量が0.085重量%以下の場合に合格と評価した。
(B)挿入損失
各実施例、比較例において形成したRIGについて、ダイシングソーで11mm角に切断し、更に波長1.06μmの光に対しファラデー回転角が45°となるようにRIGの厚みを研磨により調整した。そして、波長1.06μmの光に対する両面対空気反射防止膜(波長1.03〜1.09μm:反射率0.2%以下)をRIGの両面に形成した後、波長1.06μmのYVOレーザー光を入射して挿入損失を測定した。なお、上記反射防止膜は挿入損失を測定する際に波長1.06μmの光を入射する入射面と、係る入射面と対向する面とに設けている。
[実施例1]
図1に示した成膜装置10を用いて、以下の手順によりRIGを成膜した。
まず、原料として、Ndを7.14g、Gdを8.16g、Feを56.92g、Biを782.62g、PbOを131.21g、Bを13.64g、CaOを0.80gそれぞれ秤量した。そして、秤量した原料を白金製の坩堝14内に入れ、坩堝台12上に載置した。
次いで、ヒーター11により加熱を行い、坩堝14内に充填した上記原料を1000℃で溶解して融液を形成した。なお、融液が均一な組成になるように、坩堝14内に配置した図示しない撹拌手段であるプロペラ状の撹拌子を100rpm/minで一方向に回転させることにより十分に撹拌混合した(融液形成工程)。
次に、RIGを液相エピタキシャル法により成長させるため、融液の温度を825℃の育成温度まで降下させた。
その後、種結晶基板16である非磁性ガーネット基板を、基板支持軸15により20rpmで回転させながら降下させ、種結晶基板16の融液13と対向する片面のみを融液13に浸漬させて、RIGの形成を開始した。なお、非磁性ガーネット基板としては、格子定数が1.2564nmのGd(ScGa)12基板を用いている。また、形成するRIGの膜厚は250μmを目標として、成膜時間を選択した。
そして、種結晶基板16を回転させつつ、片面のみを融液13に浸漬させてから、1900分間その状態を保ち、RIGの育成を行った(結晶育成工程)。
育成したRIGの膜厚を測定したところ245μmであり、ほぼ目標通りの膜厚のRIGを得られていることが確認できた。
また、挿入損失(IL)の評価を行ったところ、0.43dBと良好な結果であった。
RIG中のPb含有量の評価を行ったところ、Pb含有量は0.0806重量%であり、鉛の含有量も十分に抑制できていることが確認できた。
結果を表1に示す。
[実施例2]
実施例1と同様の条件、手順でRIGの育成を行った。
育成したRIGの膜厚を測定したところ240μmであり、ほぼ目標通りの膜厚のRIGを得られていることが確認できた。
また、挿入損失(IL)の評価を行ったところ、0.42dBと良好な結果であった。
RIG中のPb含有量の評価を行ったところ、Pb含有量は0.0815重量%であり、鉛の含有量も十分に抑制できていることが確認できた。
結果を表1に示す。
[実施例3]
以下の2点を変更した以外は、実施例1と同様にしてRIGの育成を行った。
結晶育成工程において、融液13に、種結晶基板16を浸漬させ、RIGの育成を行う際、種結晶基板16の回転数を40rpmとした点。
種結晶基板16を上記回転数で回転させつつ、片面のみを融液13に浸漬させてから、1400分間その状態を保ち、RIGの育成を行った点。
育成したRIGの膜厚を測定したところ、248μmであった。
また、挿入損失(IL)の評価を行ったところ、0.44dBと良好な結果であった。
RIG中のPb含有量の評価を行ったところ、Pb含有量は0.0820重量%であり、鉛の含有量も十分に抑制できていることが確認できた。
結果を表1に示す。
[実施例4]
実施例3と同様にしてRIGの育成を行った。
育成したRIGの膜厚を測定したところ、242μmであり、ほぼ目標通りの膜厚のRIGを得られていることが確認できた。
また、挿入損失(IL)の評価を行ったところ、0.42dBと良好な結果であった。
RIG中のPb含有量の評価を行ったところ、Pb含有量は0.0821重量%であり、鉛の含有量も十分に抑制できていることが確認できた。
結果を表1に示す。
[実施例5]
以下の2点を変更した以外は、実施例1と同様にしてRIGの育成を行った。
結晶育成工程において、融液13に、種結晶基板16を浸漬させ、RIGの育成を行う際、種結晶基板16の回転数を60rpmとした点。
種結晶基板16を上記回転数で回転させつつ、片面のみを融液13に浸漬させてから、960分間その状態を保ち、RIGの育成を行った点。
育成したRIGの膜厚を測定したところ、245μmであり、ほぼ目標通りの膜厚のRIGを得られていることが確認できた。
また、挿入損失(IL)の評価を行ったところ、0.38dBと良好な結果であった。
RIG中のPb含有量の評価を行ったところ、Pb含有量は0.0803重量%であり、鉛の含有量も十分に抑制できていることが確認できた。
結果を表1に示す。
[実施例6]
実施例5と同様にしてRIGの育成を行った。
育成したRIGの膜厚を測定したところ、247μmであり、ほぼ目標通りの膜厚のRIGを得られていることが確認できた。
また、挿入損失(IL)の評価を行ったところ、0.45dBと良好な結果であった。
RIG中のPb含有量の評価を行ったところ、Pb含有量は0.0824重量%であり、鉛の含有量も十分に抑制できていることが確認できた。
結果を表1に示す。
[実施例7]
以下の2点を変更した以外は、実施例1と同様にしてRIGの育成を行った。
結晶育成工程において、融液13に、種結晶基板16を浸漬させ、RIGの育成を行う際、種結晶基板16の回転数を80rpmとした点。
種結晶基板16を上記回転数で回転させつつ、片面のみを融液13に浸漬させてから、690分間その状態を保ち、RIGの育成を行った点。
育成したRIGの膜厚を測定したところ、246μmであり、ほぼ目標通りの膜厚のRIGを得られていることが確認できた。
また、挿入損失(IL)の評価を行ったところ、0.40dBと良好な結果であった。
RIG中のPb含有量の評価を行ったところ、Pb含有量は0.0841重量%であり、鉛の含有量も十分に抑制できていることが確認できた。
結果を表1に示す。
[実施例8]
実施例7と同様にしてRIGの育成を行った。
育成したRIGの膜厚を測定したところ、243μmであり、ほぼ目標通りの膜厚のRIGを得られていることが確認できた。
また、挿入損失(IL)の評価を行ったところ、0.45dBと良好な結果であった。
RIG中のPb含有量の評価を行ったところ、Pb含有量は0.0833重量%であり、鉛の含有量も十分に抑制できていることが確認できた。
結果を表1に示す。
[比較例1]
以下の2点を変更した以外は、実施例1と同様にしてRIGの育成を行った。
結晶育成工程において、融液13に、種結晶基板16を浸漬させ、RIGの育成を行う際、種結晶基板16の回転数を100rpmとした点。
種結晶基板16を上記回転数で回転させつつ、片面のみを融液13に浸漬させてから、500分間その状態を保ち、RIGの育成を行った点。
育成したRIGの膜厚を測定したところ、243μmであり、ほぼ目標通りの膜厚のRIGを得られていることが確認できた。
また、挿入損失(IL)の評価を行ったところ、0.46dBと良好な結果であった。
RIG中のPb含有量の評価を行ったところ、Pb含有量は0.0854重量%であり、鉛の含有量は基準値を超えていることが確認できた。
結果を表1に示す。
[比較例2]
比較例1と同様にしてRIGの育成を行った。
育成したRIGの膜厚を測定したところ、256μmであり、ほぼ目標通りの膜厚のRIGを得られていることが確認できた。
また、挿入損失(IL)の評価を行ったところ、0.43dBと良好な結果であった。
RIG中のPb含有量の評価を行ったところ、Pb含有量は0.0842重量%であり、鉛の含有量は基準値以下となっていることが確認できた。
結果を表1に示す。
[比較例3]
以下の2点を変更した以外は、実施例1と同様にしてRIGの育成を行った。
結晶育成工程において、融液13に、種結晶基板16を浸漬させ、RIGの育成を行う際、種結晶基板16の回転数を120rpmとした点。
種結晶基板16を上記回転数で回転させつつ、片面のみを融液13に浸漬させてから、400分間その状態を保ち、RIGの育成を行った点。
育成したRIGの膜厚を測定したところ、245μmであり、ほぼ目標通りの膜厚のRIGを得られていることが確認できた。
また、挿入損失(IL)の評価を行ったところ、0.41dBと良好な結果であった。
RIG中のPb含有量の評価を行ったところ、Pb含有量は0.0858重量%であり、鉛の含有量は基準値を超えていることが確認できた。
結果を表1に示す。
[比較例4]
比較例3と同様にしてRIGの育成を行った。
育成したRIGの膜厚を測定したところ、253μmであり、ほぼ目標通りの膜厚のRIGを得られていることが確認できた。
また、挿入損失(IL)の評価を行ったところ、0.45dBと良好な結果であった。
RIG中のPb含有量の評価を行ったところ、Pb含有量は0.0852重量%であり、鉛の含有量は基準値以下となっていることが確認できた。
結果を表1に示す。
Figure 2017024960
各実施例、比較例における成膜時の種結晶基板の回転数と、得られたRIG中のPb含有量との関係について、まとめたものを図2に示す。
図2に示した結果から明らかなように、成膜時の種結晶基板の回転数を100rpm未満とすることで、得られたRIG中のPb含有量をより確実に0.085重量%以下とすることができることを確認できた。これに対して、種結晶基板の回転数が100rpm以上の場合には、0.085重量%を超える場合もあり、安定してPbの含有量を十分に抑制したRIGを形成できないことが確認できた。
特に図2に示した結果から明らかなように、成膜時の種結晶基板の回転数を小さくすることにより、成膜したRIG中のPbの含有量を低下させることができることを確認できる。
ただし、種結晶基板の回転数を小さくすることにより、RIGのエピタキシャル成長は遅くなる為、所望の膜厚を得るには育成に要する時間は長時間にも及び、生産性が低下する場合もあることが確認できる。このため、十分な生産性を確保する観点から、種結晶基板の回転数は40rpm以上とすることが好ましいことも確認できた。
また、表1に示した挿入損失の評価結果から、実施例1〜実施例8で形成した全てのRIGが波長1.06μmの光に対して、挿入損失が0.6dB未満であり、光学特性に優れていることが確認できた。
13 融液
16 種結晶基板(非磁性ガーネット基板)

Claims (5)

  1. 一般式Gd3−x−yBiFe12(但し、RはLa、Ce、Pr、Ndから選択された1種以上の希土類元素からなり、0<x、0<y)で示され、さらに不純物としてPbを含有するビスマス置換型希土類鉄ガーネット結晶膜の製造方法であって、
    非磁性ガーネット基板上に、ビスマス置換型希土類鉄ガーネット結晶膜を液相エピタキシャル成長法により育成する結晶育成工程を有しており、
    前記結晶育成工程において、前記非磁性ガーネット基板の回転数を100rpm未満とするビスマス置換型希土類鉄ガーネット結晶膜の製造方法。
  2. 前記結晶育成工程における、前記非磁性ガーネット基板の回転数を80rpm以下とする請求項1に記載のビスマス置換型希土類鉄ガーネット結晶膜の製造方法。
  3. 前記結晶育成工程における、前記非磁性ガーネット基板の回転数が40rpm以上60rpm以下の範囲であることを特徴とする請求項1または2に記載のビスマス置換型希土類鉄ガーネット結晶膜の製造方法。
  4. 前記非磁性ガーネット基板が、Gd(ScGa)12基板である請求項1〜3のいずれか一項に記載のビスマス置換型希土類鉄ガーネット結晶膜の製造方法。
  5. Gd(ScGa)12で示される非磁性ガーネット基板上に配置されたビスマス置換型希土類鉄ガーネット結晶膜であって、
    前記ビスマス置換型希土類鉄ガーネット結晶膜中のPb含有量が0.085重量%以下であるビスマス置換型希土類鉄ガーネット結晶膜。
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