JP2017024868A - 移動式クレーン - Google Patents

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Abstract

【課題】台車本体に積載されるカウンタウェイトの重量にかかわらず適正なカウンタウェイト台車の駆動を行うことが可能な移動式クレーンを提供する。【解決手段】移動式クレーンは、クレーン本体3の動きに追従して走行することが可能なカウンタウェイト台車14であって、カウンタウェイトが積載される台車本体とこの台車本体に取り付けられて車輪を有する車輪ユニットとを含むものと、車輪を回転駆動することによりカウンタウェイト台車14を走行させる車輪駆動装置54と、台車本体に積載されるカウンタウェイトの重量であるカウンタウェイト積載量に相当する値を検出する積載量検出器55と、積載量検出器55によって検出された値が大きいほど車輪駆動装置54による車輪の駆動力が大きくなるように車輪駆動装置54に駆動力を変更させる台車側制御部56と、を備える。【選択図】図7

Description

本発明は、カウンタウェイト台車を備えた移動式クレーンに関するものである。
従来、移動式クレーンとして、走行可能なクレーン本体と、そのクレーン本体に追従して走行することが可能なカウンタウェイト台車と、を備えたものが知られている。前記カウンタウェイト台車は、連結部材を介して前記クレーン本体に連結されるとともに、カウンタウェイトを搭載し、当該カウンタウェイトの重量によってクレーン本体の安定性を高め、その吊能力を向上させる。
このような移動式クレーンとして、特許文献1は、下部走行体と、その下部走行体上に旋回可能となるように搭載される上部旋回体と、当該上部旋回体の後部に連結部材を介して連結されるカウンタウェイト台車と、を備えたものを開示する。前記下部走行体は、前記上部旋回体とともにクレーン本体を構成し、走行用の操作レバーの操作に応じて自走する。前記カウンタウェイト台車は、複数の車輪と、台車走行モータと、を備え、前記台車走行モータは、前記操作レバーの操作に応じて車輪を回転駆動し、これにより、前記カウンタウェイト台車が前記クレーン本体に追従して走行することを可能にする。
特開平5−208796号公報
前記カウンタウェイト台車の走行は、例えば油圧モータによる車輪の駆動によって行われるが、そのカウンタウェイト台車へのカウンタウェイトの積載量によって前記駆動のための駆動圧に過不足が生じるおそれがある。具体的に、前記カウンタウェイト台車へのカウンタウェイトの積載量が大きいと、相対的に前記駆動圧が不足し、当該カウンタウェイト台車の正常な走行ができなくなるおそれがある。逆に、カウンタウェイト台車の積載量が最大である場合を想定して大きな駆動圧が設定されると、当該駆動のために費やされるエネルギーのロスが大きく、また、当該駆動圧が過大であるためにクレーン本体の動きとの同調が困難になるおそれがある。
本発明は、前記のような課題を解決することが可能な移動式クレーンを提供することを目的とする。提供される移動式クレーンは、クレーン本体であって、走行面上を自走可能な下部走行体及び前記走行面に対して直交する旋回中心軸回りに旋回可能となるように前記下部走行体に搭載される上部旋回体を含むものと、前記クレーン本体の動きに追従して走行することが可能なカウンタウェイト台車であって、カウンタウェイトが積載される台車本体とこの台車本体に取り付けられた車輪ユニットであって前記走行面上を転動可能な車輪を有する車輪ユニットとを含むものと、前記車輪を回転駆動することにより前記カウンタウェイト台車を走行させる車輪駆動装置であってその駆動力を変更することが可能なものと、前記台車本体に積載される前記カウンタウェイトの重量であるカウンタウェイト積載量に相当する値を検出する積載量検出器と、前記積載量検出器によって検出された値が大きいほど前記車輪駆動装置による前記車輪の駆動力が大きくなるように前記車輪駆動装置に前記駆動力を変更させるカウンタウェイト台車走行制御部と、を備える。
この移動式クレーンによれば、カウンタウェイト台車の台車本体に積載されるカウンタウェイトの重量であるカウンタウェイト積載量に応じてカウンタウェイト台車走行制御部がカウンタウェイト台車の車輪ユニットに含まれる車輪を駆動するための駆動力を変更するため、カウンタウェイト積載量にかかわらず適正な駆動力でカウンタウェイト台車を走行駆動することができる。具体的には、前記カウンタウェイト積載量が大きい場合には、これに応じて前記駆動力を大きくすることにより、大きなカウンタウェイト積載量にかかわらず十分な駆動力で前記カウンタウェイト台車を走行させることができる。一方、前記カウンタウェイト積載量が小さい場合には、これに応じて前記駆動力を小さくすることにより、カウンタウェイト台車の駆動のためのエネルギーロスを抑え、また過大な駆動力がクレーン本体とカウンタウェイト台車との同調を妨げることを防ぐことができる。
具体的には、前記車輪駆動装置は、互いに異なる駆動力でそれぞれ前記車輪を駆動することが可能な複数の駆動モードを有し、前記カウンタウェイト台車走行制御部は、前記積載量検出器によって検出された値が大きいほど前記複数の駆動モードのうち前記駆動力が大きい駆動モードを選択するものが、好適である。このようなカウンタウェイト台車走行制御部による制御は、前記複数の駆動モードの中から適当な駆動モードを選択するという簡単な制御動作で、カウンタウェイト台車をカウンタウェイト積載量に見当った駆動力で走行させることを可能にする。
前記カウンタウェイト台車は、前記クレーン本体の異なる動きにそれぞれ応じた複数の台車走行モード、例えば、前記上部旋回体の旋回に追従してその旋回方向に前記カウンタウェイト台車が走行する旋回走行モードや、前記下部走行体の走行に追従して当該下部走行体と並進するように前記カウンタウェイト台車が走行する並進走行モードを、含んでもよい。この場合、前記カウンタウェイト台車走行制御部は、前記カウンタウェイト積載量に相当する値に加え、前記複数の台車走行モードのうち選択された前記台車走行モードによっても前記駆動力の変更を行うことが好ましい。
例えば、前記複数の走行モードが前記旋回走行モードと前記並進走行モードとを含む場合、前記カウンタウェイト台車走行制御部は、前記カウンタウェイト積載量に相当する値が同じである場合において、大きな駆動力を要する前記並進走行モードの選択時には、比較的大きな駆動力を要しない前記旋回走行モードの選択時よりも大きな駆動力を選択することが、好ましい。
前記車輪駆動装置としては、例えば、前記車輪に連結されて当該車輪を回転させるように作動する油圧モータと、この油圧モータに作動油を供給する油圧ポンプと、当該油圧ポンプから吐出される作動油の一部を前記油圧モータに供給させずにタンクに逃がすリリーフ回路と、を有し、当該リリーフ回路は、互いに異なる設定圧をもつ複数のリリーフ弁と、これらのリリーフ弁を択一的に有効にしてその有効にしたリリーフ弁を通じて前記作動油が逃がされる状態にするリリーフ選択弁と、を含むものが、好ましい。この場合、前記カウンタウェイト台車走行制御部は、前記複数のリリーフ弁のうち前記カウンタウェイト積載量に相当する値に対応したリリーフ弁を選択して有効にするように前記リリーフ選択弁を作動させることにより、簡単な制御でカウンタウェイト積載量に見合ったリリーフ圧、すなわちカウンタウェイト積載量に見合った駆動圧、でのカウンタウェイト台車の駆動を実現することができる。
以上のように、本発明によれば、カウンタウェイト台車に積載されるカウンタウェイトの重量に応じてカウンタウェイト台車の走行のための駆動力を変更することにより、当該カウンタウェイトの重量にかかわらず適正なカウンタウェイト台車の駆動を行うことができる効果がある。
本発明の一実施形態に係る移動式クレーンの側面図である。 前記移動式クレーンにおいて下部走行体に対する上部旋回体の旋回角度が0°で且つカウンタウェイト台車が並進走行モードにある状態を模式的に示した平面図である。 前記下部走行体に対する前記上部旋回体の旋回角度が45°で且つカウンタウェイト台車が並進走行モードにある状態を模式的に示した平面図である。 前記下部走行体に対する前記上部旋回体の旋回角度が90°で且つカウンタウェイト台車が並進走行モードにある状態を模式的に示した平面図である。 前記カウンタウェイト台車が旋回走行モードにある状態を模式的に示した平面図である。 前記カウンタウェイト台車を後方から見た図である。 前記移動式クレーンの駆動制御系を示すブロック図である。 前記移動式クレーンのカウンタウェイト台車の車輪駆動装置を示す油圧回路図である。 前記車輪駆動装置のうちのリリーフ回路を示す油圧回路図である。 前記車輪駆動装置の駆動モードを選択するための油圧モータの駆動圧の設定プロセスを示すフローチャートである。 本発明の一変形例に係る移動式クレーンのカウンタウェイト台車の車輪駆動装置を示す油圧回路図である。
本発明の好ましい実施の形態を、図面を参照しながら説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係る移動式クレーンを示す。この移動式クレーンは、クレーン本体3と、カウンタウェイト台車14と、連結ビーム26とを備える。クレーン本体3は、下部走行体10と、上部旋回体12と、を有する。カウンタウェイト台車14は、前記クレーン本体3の安定性を高めてその吊り能力を向上させるものであり、当該クレーン本体3に連結された状態で当該クレーン本体3の動きに追従して走行することが可能である。
前記下部走行体10は、図2に示すように、走行フレーム13と、この走行フレーム13の左右方向、つまり車幅方向、の両外側にそれぞれ位置する一対のクローラ11と、を有し、当該クローラ11の作動により、図2〜図5に矢印A1に示されるような下部走行体10の前後方向に沿って走行面G上を自走する。当該前後方向は、前記各クローラ11の長手方向に一致する方向であり、前記車幅方向に対して直交する方向である。
前記上部旋回体12は、図1に示すような旋回フレーム15、ブーム16及びマスト18を有する。
前記旋回フレーム15は、前記走行面Gに対して直交する旋回中心軸C1回りに旋回可能となるように下部走行体10上に搭載される。この旋回フレーム15には、図2〜図5において矢印A2に示されるように、前記下部走行体10の前後方向と独立した前後方向(上部旋回体12の前後方向)が設定されている。
前記ブーム16(図1参照)は、上部旋回体12の左右方向(前後方向と直交する方向)と平行な起伏回動軸の回りの回動による起伏動作を行うことが可能となるように、前記旋回フレーム15の前端部に取付けられている。すなわち、ブーム16は、前記旋回フレーム15の前端部に前記起伏回動軸回りに回動可能に連結される基端部と、その反対側の端部である先端部と、を有する。前記先端部からはロープ19を介して吊具20が吊り下げられ、この吊具20に吊荷が係合される。
前記マスト18は、前記ブーム16を起伏させるための部材である。当該マスト18は、上部旋回体12に搭載された図略のマスト起伏装置によって起伏させられ、これに連動するように前記ブーム16を起伏させる。具体的に、マスト18は、前記旋回フレーム15の前後方向の中間部位に回動可能に連結される基端部と、その反対側の先端部と、を有し、当該先端部がブームガイライン22を介して前記ブーム16の先端部に接続されている。従って、マスト18は、起立状態の前記ブーム16を後方から前記ブームガイライン22を介して支えることが、可能である。
前記カウンタウェイト台車14は、台車本体27と、当該台車本体27の上に搭載されるカウンタウェイト28と、当該台車本体27の下側に配置される一対の車輪ユニット30A,30Bと、を有し、前記上部旋回体12における旋回フレーム15の後方に配置される。
前記台車本体27は、図1に示されるような上下方向の台車ガイライン24を介して前記マスト18の先端部に連結されるとともに、前記旋回フレーム15の後端部からその旋回フレーム15の後方へ延びる前記連結ビーム26を介して当該旋回フレーム15に連結され、これにより、吊り作業時に上部旋回体12の前部にかかる吊荷重やブーム16の荷重等とのバランスを取って移動式クレーンの安定性を高め、それによって移動式クレーンの吊り能力を向上させる。
前記各車輪ユニット30A,30Bは、互いに同じ方向を向く複数の車輪31と、これらの車輪31を支持する車輪支持フレーム32(図6参照)と、を含み、前記各車輪31の前記走行面Gと平行な回転中心軸回りの回転(走行面G上での転動)によってカウンタウェイト台車14が前記下部走行体10とは独立して自走することを可能にする。
さらに、前記各車輪ユニット30A,30Bは、前記旋回中心軸C1と平行な操向軸C2回りに旋回可能となるように前記台車本体27に取付けられている。各車輪ユニット30A,30Bの操向軸C2回りの旋回によって前記車輪31の向きが一括して変えられることにより、カウンタウェイト台車14は、クレーン本体3の異なる動きにそれぞれ応じた複数の台車走行モードを有する。
前記複数の台車走行モードは、本実施形態では、図5に示すようなA)旋回走行モードと、図2〜図4に示すようなB)並進走行モードと、を含む。
A)旋回走行モードは、前記各車輪31の向きが前記上部旋回体12の旋回方向と合致した状態で当該車輪31が回転駆動されることにより、前記上部旋回体12の旋回に追従してその上部旋回体12の旋回方向にカウンタウェイト台車14が走行するモードである。つまり、この旋回走行モードでは、カウンタウェイト台車14は、上部旋回体12の旋回中心軸C1を中心とする円弧状の軌道に沿って走行する。
B)並進走行モードは、前記上部旋回体12の旋回角度が任意の角度にあり、かつ、前記各車輪31の向きが前記下部走行体10の前後方向と合致した状態で当該車輪31が回転駆動されることにより、当該下部走行体10の走行に追従してカウンタウェイト台車14が走行するモードである。つまり、この並進走行モードでは、カウンタウェイト台車14は、下部走行体10と同じ方向に進行する、すなわち下部走行体10と並進する、ように走行する。
次に、この移動式クレーンに搭載される駆動制御系について、図7を参照しながら説明する。
前記クレーン本体3には、図7に示すようなクローラ駆動装置33、走行操作装置34、旋回駆動装置35、旋回操作装置36、モード選択装置42及び本体側制御部44が搭載されている。
前記クローラ駆動装置33は、下部走行体10を走行させる走行駆動装置であって、前記一対のクローラ11を駆動することにより下部走行体10を自走させる。
前記走行操作装置34は、クレーン本体3の走行(前進又は後進)及び走行停止を指示するために用いられるものであり、前記上部旋回体12に含まれる図略の運転室内に設けられている。走行操作装置34は、走行操作レバー34aと、操作装置本体34bと、を有する。走行操作レバー34aには、下部走行体10の走行方向及び走行速度を指定するための回動操作が与えられる。操作装置本体34bは、前記走行操作レバー34aに与えられる操作の方向に対応した走行方向及び当該操作の量に対応する走行速度についての指令信号を生成し、前記本体側制御部44に入力する。
前記旋回駆動装置35は、上部旋回体12を前記旋回中心軸C1回りに旋回させる装置である。
前記旋回操作装置36は、上部旋回体12の旋回駆動及び旋回停止を指示するために用いられるものであり、前記運転室内に設けられている。旋回操作装置36は、旋回操作レバー36aと、操作装置本体36bと、を有する。旋回操作レバー36aには、上部旋回体12の旋回方向及び旋回速度を指定するための回動操作が与えられる。操作装置本体36bは、前記旋回操作レバー36aに与えられる操作の方向に対応した旋回方向及び当該操作の量に対応する旋回速度についての指令信号を生成し、前記本体側制御部44に入力する。
前記モード選択装置42は、前記カウンタウェイト台車14の走行について前記のように設定された複数の台車走行モード、すなわち、旋回走行モード及び並進走行モードの中からオペレータが所望の台車走行モードを選択する、つまり実行されるべき台車走行モードを指定する、ために用いられる。具体的に、モード選択装置42は、選択部46と送信部48とを有する。選択部46は、例えば複数の選択ボタンを含み、オペレータが前記台車走行モードを選択するために行う操作を受ける。送信部48は、選択部46の操作により選択された台車走行モードを指定するためのモード選択信号を前記本体側制御部44に入力する。
前記本体側制御部44は、前記走行操作装置34、前記旋回操作装置36、及び前記モード選択装置42からそれぞれ入力される信号に基づき、クレーン本体3での各種制御を行う。具体的には次の制御を行う。
1)本体側走行駆動制御
本体側制御部44は、走行操作装置34から入力される指令信号(走行指令信号)に基づき、走行制御信号を生成してクローラ駆動装置33に入力し、これにより、前記走行操作装置34の走行操作レバー34aに与えられた操作に対応する走行方向に当該操作に対応する走行速度で下部走行体10を走行させるように、クローラ駆動装置33に前記クローラ11を作動させる。
2)旋回駆動制御
本体側制御部44は、旋回操作装置36から入力される指令信号(旋回指令信号)に基づき、旋回制御信号を生成して旋回駆動装置35に入力し、これにより、前記旋回操作装置36の旋回操作レバー36aに与えられた操作に対応する旋回方向に当該操作に対応する旋回速度で上部旋回体12を旋回させるように、前記旋回駆動装置35を作動させる。
3)モード切換制御
本体側制御部44は、モード選択装置42を用いてオペレータにより選択された台車走行モードを実現するように、後述の台車側制御部56にモード指令信号を入力する。具体的には、本体側制御部44は、モード選択装置42の送信部48から入力されるモード選択信号に基づき、選択されている台車走行モードを判定し、その台車走行モードについてのモード指令信号を生成して台車側制御部56に入力する。
前記カウンタウェイト台車14は、前記駆動制御系として、図7に示すように、第1操向装置52A、第2操向装置52B、車輪駆動装置54、積載量検出器55及び台車側制御部56をさらに有する。
前記第1及び第2操向装置52A,52Bは、前記一対の車輪ユニット30A,30Bのそれぞれに付設され、対応する車輪ユニット30Aまたは30Bを前記台車本体27に対して前記操向中心軸C2回りに旋回させて当該車輪ユニットに含まれる複数の車輪31を一体的に操向するものである。各操向装置52A,52Bは、前記車輪ユニット30A,30Bを旋回させる操向用モータと、前記台車側制御部56から入力される指令信号を受けて前記操向用モータの作動を制御する操向制御回路と、を含む。
前記車輪駆動装置54は、第1車輪ユニット30Aと第2車輪ユニット30Bのうちの少なくとも一方に付設され、その付設された車輪ユニットに属する車輪31を前記台車側制御部56から入力された指令信号に対応する方向に当該指令信号に対応した速度で回転駆動することにより前記カウンタウェイト台車14を走行させる。
前記車輪駆動装置54は、車輪31を回転駆動する駆動力を変更することが可能となっている。具体的には、車輪駆動装置54は、互いに異なる駆動力でそれぞれ車輪31を駆動することが可能な複数の駆動モードを有する。より具体的には、車輪駆動装置54は、前記のA)旋回走行モードが選択された場合のために、前記複数の駆動モードのうち最も小さい駆動力で車輪31を駆動可能な第1駆動モードと、その第1駆動モードよりも大きい駆動力で車輪31を駆動可能な第2駆動モードとを有し、前記のB)並進走行モードが選択された場合のために、前記第2駆動モードと、その第2駆動モードよりも大きい駆動力で車輪31を駆動可能な第3駆動モードと、その第3駆動モードよりもさらに大きい駆動力で車輪31を駆動可能な第4駆動モードとを有する。
前記車輪駆動装置54は、図8に示すような油圧モータ58、油圧ポンプ62、車輪駆動制御回路64及びリリーフ回路66を含む。
前記油圧モータ58は、前記車輪31を回転させるように作動するものであり、前記油圧ポンプ62は、この油圧モータ58に作動油を供給するものである。油圧モータ58は、供給される作動油の圧力、すなわち駆動圧に応じた駆動力で前記車輪31を回転駆動する。油圧モータ58は、一対のポートと、車輪31に連結された出力軸と、を有する。前記出力軸は、前記油圧ポンプ62から前記車輪駆動制御回路64を通じて前記油圧モータ58のいずれかのポートに作動油が供給されることにより、その供給されたポートに対応する方向に回転し、これにより、当該方向に前記車輪31を回転させる。これと同時に油圧モータ58は他方のポートから作動油を吐出し、この作動油は前記車輪駆動制御回路64を通じてタンクTに戻される。
前記車輪駆動制御回路64は、前記油圧モータ58と前記油圧ポンプ62との間に介在し、前記台車側制御部56からの指令信号の入力を受けて前記油圧ポンプ62から前記油圧モータ58への作動油の供給の向き及び流量を変化させる。当該車輪駆動制御回路64は、例えば、前記油圧ポンプ62と前記油圧モータ58との間の油路を切換えるためのパイロット切換弁からなるコントロールバルブ、当該コントロールバルブにパイロット圧を供給するパイロットライン、及び当該パイロットラインに設けられる電磁比例減圧弁を含み、当該電磁比例減圧弁に前記台車側制御部56からの指令信号が入力されることにより、前記作動油の供給方向及び供給流量の制御、すなわち前記車輪31の回転方向及び回転速度の制御が行われる。
前記リリーフ回路66は、前記油圧ポンプ62と前記車輪駆動制御回路64との間の油路に接続されている。このリリーフ回路66は、前記油圧ポンプ62から吐出される作動油の一部を前記油圧モータ58に供給させずにタンクTに逃がすものである。このリリーフ回路66は、図9に示すような第1リリーフ弁71、第2リリーフ弁72、第3リリーフ弁73、第4リリーフ弁74、低圧側リリーフ選択弁77及び高圧側リリーフ選択弁78を含む。
前記第1〜前記第4リリーフ弁71〜74は、互いに異なる設定圧をもっている。具体的に、第1リリーフ弁71は第1設定圧P1を有し、第2リリーフ弁72は前記第1設定圧P1よりも高い第2設定圧P2を有する。第3リリーフ弁73は前記第2設定圧P2よりも高い第3設定圧P3を有し、第4リリーフ弁74は前記第3設定圧P3よりも高い第4設定圧P4を有する。各リリーフ弁71〜74は、前記油圧ポンプ62と前記車輪駆動制御回路64のコントロールバルブとの間の油路に接続されたポンプラインLと前記タンクTに繋がるタンクラインLとに跨って設けられているとともに、互いに並列に設けられている。
前記低圧側リリーフ選択弁77は、電磁切換弁であり、当該低圧側リリーフ選択弁77に前記台車側制御部56から入力される指令信号に応じて、前記第1リリーフ弁71と前記第2リリーフ弁72のうちのいずれか一方を択一的に有効にし、その有効にしたリリーフ弁を通じてポンプラインLからタンクラインLへ作動油が逃される状態にする。
具体的には、低圧側リリーフ選択弁77は、一方のソレノイド77a及び他方のソレノイド77bを有し、前記一方のソレノイド77aへの指令信号の入力に応じてポンプラインLが前記第1リリーフ弁71の一次側に繋がるとともに当該第1リリーフ弁71の二次側がタンクラインLに繋がる状態にすることにより当該第1リリーフ弁71を有効にし、前記他方のソレノイド77bへの指令信号の入力に応じてポンプラインLが前記第2リリーフ弁72の一次側に繋がるとともに当該第2リリーフ弁72の二次側がタンクラインLに繋がる状態にすることにより当該第2リリーフ弁72を有効にする。
なお、ポンプラインLが前記第1リリーフ弁71の一次側に繋がるとともに当該第1リリーフ弁71の二次側がタンクラインLに繋がった状態では、前記第2リリーフ弁72の二次側がポンプラインLに繋がるとともに当該第2リリーフ弁72の一次側がタンクラインLに繋がるが、この状態では第2リリーフ弁72は有効にならず、当該第2リリーフ弁72を通じて作動油が流れることはない。また、ポンプラインLが前記第2リリーフ弁72の一次側に繋がるとともに当該第2リリーフ弁72の二次側がタンクラインLに繋がった状態では、前記第1リリーフ弁71の二次側がポンプラインLに繋がるとともに当該第1リリーフ弁71の一次側がタンクラインLに繋がるが、この状態では第1リリーフ弁71は有効にならず、当該第1リリーフ弁71を通じて作動油が流れることはない。
前記高圧側リリーフ選択弁78は、電磁切換弁であり、当該高圧側リリーフ選択弁78に前記台車側制御部56から入力される指令信号に応じて、前記第3リリーフ弁73と前記第4リリーフ弁74のうちのいずれか一方を択一的に有効にし、その有効にしたリリーフ弁を通じてポンプラインLからタンクラインLへ作動油が逃される状態にする。
具体的には、高圧側リリーフ選択弁78は、一方のソレノイド78a及び他方のソレノイド78bを有し、前記一方のソレノイド78aへの指令信号の入力に応じてポンプラインLが前記第3リリーフ弁73の一次側に繋がるとともに当該第3リリーフ弁73の二次側がタンクラインLに繋がる状態にすることにより当該第3リリーフ弁73を有効にし、前記他方のソレノイド78aへの指令信号の入力に応じてポンプラインLが前記第4リリーフ弁74の一次側に繋がるとともに当該第4リリーフ弁74の二次側がタンクラインLに繋がる状態にすることにより当該第4リリーフ弁74を有効にする。
なお、ポンプラインLが前記第3リリーフ弁73の一次側に繋がるとともに当該第3リリーフ弁73の二次側がタンクラインLに繋がった状態では、前記第4リリーフ弁74の二次側がポンプラインLに繋がるとともに当該第4リリーフ弁74の一次側がタンクラインLに繋がるが、この状態では第4リリーフ弁74は有効にならず、当該第4リリーフ弁74を通じて作動油が流れることはない。また、ポンプラインLが前記第4リリーフ弁74の一次側に繋がるとともに当該第4リリーフ弁74の二次側がタンクラインLに繋がった状態では、前記第3リリーフ弁73の二次側がポンプラインLに繋がるとともに当該第3リリーフ弁73の一次側がタンクラインLに繋がるが、この状態では第3リリーフ弁73は有効にならず、当該第3リリーフ弁73を通じて作動油が流れることはない。
前記第1〜前記第4リリーフ弁71〜74のうちのいずれか1つのリリーフ弁が有効にされることにより、前記油圧モータ58に供給される作動油の圧力、すなわち前記油圧モータ58の駆動圧は、有効になったリリーフ弁の設定圧になる。前記油圧モータ58はその駆動圧に応じた駆動力を発するため、当該油圧モータ58は、前記第2リリーフ弁72が有効になった場合には前記第1リリーフ弁71が有効になった場合よりも大きい駆動力を発し、前記第3リリーフ弁73が有効になった場合には前記第2リリーフ弁72が有効になった場合よりもさらに大きい駆動力を発し、前記第4リリーフ弁74が有効になった場合には前記第3リリーフ弁73が有効になった場合よりもさらに大きい駆動力を発する。従って、この第1リリーフ弁71が有効になった場合が前記車輪駆動装置54の前記第1駆動モードに相当し、第2リリーフ弁72が有効になった場合が前記車輪駆動装置54の前記第2駆動モードに相当し、第3リリーフ弁73が有効になった場合が前記車輪駆動装置54の前記第3駆動モードに相当し、第4リリーフ弁74が有効になった場合が前記車輪駆動装置54の前記第4駆動モードに相当する。
前記積載量検出器55は、前記台車本体27に積載されるカウンタウェイト28の重量であるカウンタウェイト積載量に相当する値を検出し、その検出した値に対応する検出信号を生成して当該検出信号を前記台車側制御部56に入力する。
積載量検出器55は、具体的には、いわゆるストローク計であり、前記カウンタウェイト積載量に応じた値として、前記台車本体27からその台車本体27上に積載されたカウンタウェイト28の最上の位置までの前記操向軸C2に沿う方向の距離を測定する。この台車本体27から前記最上の位置までの距離は、台車本体27上のカウンタウェイト28の積載段数に対応する。このため、当該距離は、前記カウンタウェイト積載量に相当する値となる。
より具体的には、積載量検出器55は、台車本体27に取り付けられた検出器本体55aと、検出器本体55aから引き出し可能な検出ワイヤ55bと、を有する。検出ワイヤ55bは、オペレータや作業者等によって検出器本体55aから前記操向軸C2に沿って上方へ引き出され、当該検出ワイヤ55bの先端が最上段のカウンタウェイト28の最上部に係止される。検出器本体55aは、台車本体27から前記最上の位置までの距離として、当該検出器本体55aから検出ワイヤ55bが引き出された長さ、すなわち検出ワイヤ55bの引き出し長さを測定し、その測定した引き出し長さに対応した電圧を有する電気信号を前記検出信号として生成する。すなわち、検出器本体55aは、検出ワイヤ55bの引き出し長さが大きいほど、大きな電圧の検出信号を生成する。従って、積載量検出器55が検出する前記カウンタウェイト積載量に相当する値としての台車本体27から前記最上の位置までの距離は、実際には当該積載量検出器55が生成する検出信号の電圧値で表される。
前記台車側制御部56は、本発明におけるカウンタウェイト台車走行制御部の一例である。この台車側制御部56は、前記本体側制御部44から入力されるモード指令信号に基づき、つまり前記モード選択装置42を用いて選択された台車走行モードに基づき、当該台車走行モードを実現するように前記各操向装置52A,52B及び車輪駆動装置54の作動を制御する。これにより、前記台車側制御部56は、カウンタウェイト台車14を前記クレーン本体3の動きに追従して走行させる。
具体的に、前記のA)旋回走行モードが選択された場合、台車側制御部56は、前記各車輪ユニット30A,30Bの車輪31の向きを前記上部旋回体12の旋回方向と合致させるように第1及び第2操向装置52A,52Bを作動させ、前記上部旋回体12の旋回角速度と等しい旋回角速度でカウンタウェイト台車14を旋回走行させるように前記車輪駆動装置54を作動させる。
前記のB)並進走行モードが選択された場合、台車側制御部56は、前記各車輪ユニット30A,30Bの車輪31の向きを前記下部走行体10の前後方向と合致させるように第1及び第2操向装置52A,52Bを作動させ、前記下部走行体10の走行速度に等しい速度でカウンタウェイト台車14を走行させるように前記車輪駆動装置54を作動させる。
また、前記台車側制御部56は、前記積載量検出器55の検出器本体55aから入力される前記検出信号に基づき、すなわち前記積載量検出器55によって検出されたカウンタウェイト積載量に相当する値に基づき、当該値が大きいほど前記油圧モータ58による前記車輪31の駆動力が大きくなるように前記車輪駆動装置54に前記駆動力を変更させる。
具体的に、前記台車側制御部56には、前記検出信号の電圧値とカウンタウェイト28の積載段数との相関関係が予め組み込まれており、当該台車側制御部56は、その相関関係に基づいて前記検出器本体55aから入力される検出信号の電圧値に応じたカウンタウェイト28の積載段数をカウンタウェイト積載量に対応する値として導出する。前記台車側制御部56は、カウンタウェイト28の積載段数を分類するための複数の区分をもっている。この複数の区分には、例えば、積載段数が少ない区分としての区分1と、その区分1よりも積載段数が多い区分としての区分2と、その区分2よりもさらに積載段数が多い区分としての区分3とが含まれる。前記台車側制御部56は、前記区分1〜3の中で、前記のように導出した積載段数が該当する区分を特定する。
前記台車側制御部56は、前記のA)旋回走行モードが選択された場合において、前記検出信号の電圧値から導出されるカウンタウェイト28の積載段数が区分1又は区分2に該当する場合には前記車輪駆動装置54の駆動モードとして前記駆動力が小さい前記第1駆動モードを選択し、前記検出信号の電圧値から導出されるカウンタウェイト28の積載段数が区分3に該当する場合には前記車輪駆動装置54の駆動モードとして前記第1駆動モードよりも前記駆動力が大きい前記第2駆動モードを選択する。
また、前記台車側制御部56は、前記のB)並進走行モードが選択された場合において、前記検出信号の電圧値から導出されるカウンタウェイト28の積載段数が区分1に該当する場合には前記車輪駆動装置54の駆動モードとして前記第2駆動モードを選択し、前記検出信号の電圧値から導出されるカウンタウェイト28の積載段数が区分2に該当する場合には前記車輪駆動装置54の駆動モードとして前記第2駆動モードよりも前記駆動力が大きい前記第3駆動モードを選択し、前記検出信号の電圧値から導出されるカウンタウェイト28の積載段数が区分3に該当する場合には前記車輪駆動装置54の駆動モードとして前記第3駆動モードよりも前記駆動力が大きい前記第4駆動モードを選択する。
従って、前記台車側制御部56は、前記検出信号の電圧値から導出されるカウンタウェイト28の積載段数が同じである場合には、前記並進走行モードの選択時に前記旋回走モードの選択時よりも前記駆動力が大きい駆動モードを選択する。前記台車側制御部56による駆動モードの選択は、具体的には以下のように行われる。
前記台車側制御部56は、前記のA)旋回走行モードが選択された場合と前記のB)並進走行モードが選択された場合とのそれぞれについて、前記リリーフ回路66の第1〜第4リリーフ弁71〜74の中から前記のように特定したカウンタウェイト28の積載段数の区分に対応した1つのリリーフ弁を選択して有効にするように前記低圧側リリーフ選択弁77又は前記高圧側リリーフ選択弁78を作動させることにより前記特定したカウンタウェイト28の積載段数の区分に対応する駆動モードを選択する。
前記のA)旋回走行モードが選択された場合において、前記特定したカウンタウェイト28の積載段数の区分が前記区分1又は前記区分2である時には、前記台車側制御部56は、低圧側リリーフ選択弁77の前記一方のソレノイド77aに指令信号を入力して当該低圧側リリーフ選択弁77に前記第1リリーフ弁71を択一的に有効にさせることにより前記第1駆動モードを選択する。また、前記のA)旋回走行モードが選択された場合において、前記特定したカウンタウェイト28の積載段数の区分が前記区分3である時には、前記台車側制御部56は、低圧側リリーフ選択弁77の前記他方のソレノイド77bに指令信号を入力して当該低圧側リリーフ選択弁77に前記第2リリーフ弁72を択一的に有効にさせることにより前記第2駆動モードを選択する。
前記のB)並進走行モードが選択された場合において、前記特定したカウンタウェイト28の積載段数の区分が前記区分1である時には、前記台車側制御部56は、低圧側リリーフ選択弁77の前記他方のソレノイド77bに指令信号を入力して当該低圧側リリーフ選択弁77に前記第2リリーフ弁72を択一的に有効にさせることにより前記第2駆動モードを選択する。また、前記のB)並進走行モードが選択された場合において、前記特定したカウンタウェイト28の積載段数の区分が前記区分2である時には、前記台車側制御部56は、高圧側リリーフ選択弁78の前記一方のソレノイド78aに指令信号を入力して当該高圧側リリーフ選択弁78に前記第3リリーフ弁73を択一的に有効にさせることにより前記第3駆動モードを選択する。また、前記のB)並進走行モードが選択された場合において、前記特定したカウンタウェイト28の積載段数の区分が前記区分3である時には、前記台車側制御部56は、高圧側リリーフ選択弁78の前記他方のソレノイド78bに指令信号を入力して当該高圧側リリーフ選択弁78に前記第4リリーフ弁74を択一的に有効にさせることにより前記第4駆動モードを選択する。
図10には、前記台車側制御部56が前記第1〜前記4リリーフ弁71〜74のうちの1つのリリーフ弁を択一的に有効にさせて前記油圧モータ58の駆動圧を設定し、それによって前記車輪駆動装置54の駆動モードを選択する制御プロセスが示されている。この図10のフローチャートを参照して、当該制御プロセスについて説明する。
まず、前記台車側制御部56は、前記モード選択装置42を用いて選択された台車走行モードを示すデータと前記カウンタウェイト積載量に相当する値のデータとを読み取る(ステップS1)。具体的には、前記台車側制御部56は、選択された台車走行モードを示すデータとして前記本体側制御部44から当該台車側制御部56に入力された前記モード指令信号が指定する台車走行モードを読み取る。また、前記台車側制御部56は、前記カウンタウェイト積載量に相当する値のデータとして前記積載量検出器55から当該台車側制御部56に入力された前記検出信号の電圧値を読み取る。
次に、前記台車側制御部56は、読み取った前記検出信号の電圧値から導出されるカウンタウェイト28の積載段数が前記区分1〜3のうちのどの区分に該当するかを判定する。具体的には、前記台車側制御部56は、当該台車側制御部56に組み込まれた前記検出信号の電圧値とカウンタウェイト28の積載段数との相関関係に基づいて、前記ステップS1で読み取った前記検出信号の電圧値に対応するカウンタウェイト28の積載段数を導出し、その導出した積載段数が前記区分1〜3のうちのどの区分に該当するかを判定する。なお、各種要因により前記検出信号の電圧値がエラーを含む場合があり、そのような場合には、前記台車側制御部56はカウンタウェイト28の積載段数の導出及び前記判定を行わず、例えば図略の警告装置等により、積載量検出器55に検出エラーが発生したことを報知する警告を発する。
前記台車側制御部56は、カウンタウェイト28の積載段数が前記区分1に該当すると判定した場合には、次に、前記ステップS1で読み取った台車走行モード、すなわち前記モード選択装置42を用いて選択された台車走行モードがどのモードであるかを判定する(ステップS3)。具体的には、前記台車側制御部56は、前記ステップS1で読み取った台車走行モードが前記旋回走行モードと前記並進走行モードのうちのどちらのモードであるかを判定する。
前記台車側制御部56は、読み取った台車走行モードが前記旋回走行モードであると判定した場合には、前記リリーフ回路66の前記低圧側リリーフ選択弁77の一方のソレノイド77aに指令信号を入力して当該低圧側リリーフ選択弁77に前記第1リリーフ弁71を有効にさせる(ステップS4)。このとき、前記第2リリーフ弁72は有効にならない。また、このとき、台車側制御部56は、前記高圧側リリーフ選択弁78には指令信号を入力せず、そのため、高圧側リリーフ選択弁78は前記第3リリーフ弁73及び前記第4リリーフ弁74をいずれも有効にしない。
このように第1〜第4リリーフ弁71〜74のうちの第1リリーフ弁71が択一的に有効になることにより、前記リリーフ回路66は、前記油圧ポンプ62から吐出される作動油の一部をポンプラインLから第1リリーフ弁71を通じてタンクTへ逃がす状態になり、前記油圧モータ58に供給される作動油の圧力、すなわち前記油圧モータ58の駆動圧は、第1リリーフ弁71がもつ前記第1設定圧P1になる。
一方、前記台車側制御部56は、前記ステップS3において、前記ステップS1で読み取った台車走行モードが前記並進走行モードであると判定した場合には、前記低圧側リリーフ選択弁77の他方のソレノイド77bに指令信号を入力して当該低圧側リリーフ選択弁77に前記第2リリーフ弁72を有効にさせる(ステップS5)。このとき、前記第1リリーフ弁71は有効にならない。また、このとき、台車側制御部56は、前記高圧側リリーフ選択弁78には指令信号を入力せず、そのため、高圧側リリーフ選択弁78は前記第3リリーフ弁73及び前記第4リリーフ弁74をいずれも有効にしない。
このように第1〜第4リリーフ弁71〜74のうちの第2リリーフ弁72が択一的に有効になることにより、前記リリーフ回路66は、前記油圧ポンプ62から吐出される作動油の一部をポンプラインLから第2リリーフ弁72を通じてタンクTへ逃がす状態になり、前記油圧モータ58に供給される作動油の圧力、すなわち前記油圧モータ58の駆動圧は、第2リリーフ弁72がもつ前記第2設定圧P2になる。
また、前記ステップS2において前記台車側制御部56がカウンタウェイト28の積載段数は前記区分2に該当すると判定した場合には、次に、前記台車側制御部56は、前記ステップS3と同様の台車走行モードの判定を行う(ステップS6)。ここで、前記台車側制御部56は、前記ステップS1で読み取った台車走行モードが前記旋回走行モードであると判定した場合には、前記ステップS4と同様にして第1〜第4リリーフ弁71〜74のうちの第1リリーフ弁71を択一的に有効にする(ステップS7)。この場合、前記油圧モータ58の駆動圧は、前記ステップS4の場合と同様、前記第1リリーフ弁71がもつ前記第1設定圧P1になる。
一方、前記台車側制御部56は、前記ステップS6において、前記ステップS1で読み取った台車走行モードが前記並進走行モードであると判定した場合には、前記高圧側リリーフ選択弁78の一方のソレノイド78aに指令信号を入力して当該高圧側リリーフ選択弁78に前記第3リリーフ弁73を有効にさせる(ステップS8)。このとき、前記第4リリーフ弁74は有効にならない。また、このとき、台車側制御部56は、前記低圧側リリーフ選択弁77には指令信号を入力せず、そのため、低圧側リリーフ選択弁77は前記第1リリーフ弁71及び前記第2リリーフ弁72をいずれも有効にしない。
このように第1〜第4リリーフ弁71〜74のうちの第3リリーフ弁73が択一的に有効になることにより、前記リリーフ回路66は、前記油圧ポンプ62から吐出される作動油の一部をポンプラインLから第3リリーフ弁73を通じてタンクTへ逃がす状態になり、前記油圧モータ58に供給される作動油の圧力、すなわち前記油圧モータ58の駆動圧は、第3リリーフ弁73がもつ前記第3設定圧P3になる。
また、前記ステップS2において前記台車側制御部56がカウンタウェイト28の積載段数は前記区分3に該当すると判定した場合には、次に、前記台車側制御部56は、前記ステップS3と同様の台車走行モードの判定を行う(ステップS9)。ここで、前記台車側制御部56は、前記ステップS1で読み取った台車走行モードが前記旋回走行モードであると判定した場合には、前記ステップS5と同様にして第1〜第4リリーフ弁71〜74のうちの前記第2リリーフ弁72を択一的に有効にする(ステップS10)。この場合、前記油圧モータ58の駆動圧は、前記ステップS5の場合と同様、前記第2リリーフ弁72がもつ前記第2設定圧P2になる。
一方、前記台車側制御部56は、前記ステップS9において、前記ステップS1で読み取った台車走行モードが前記並進走行モードであると判定した場合には、前記高圧側リリーフ選択弁78の他方のソレノイド78bに指令信号を入力して当該高圧側リリーフ選択弁78に前記第4リリーフ弁74を有効にさせる(ステップS11)。このとき、前記第3リリーフ弁73は有効にならない。また、このとき、台車側制御部56は、前記低圧側リリーフ選択弁77には指令信号を入力せず、そのため、低圧側リリーフ選択弁77は前記第1リリーフ弁71及び前記第2リリーフ弁72をいずれも有効にしない。
このように第1〜第4リリーフ弁71〜74のうちの第4リリーフ弁74が択一的に有効になることにより、前記リリーフ回路66は、前記油圧ポンプ62から吐出される作動油の一部をポンプラインLから第4リリーフ弁74を通じてタンクTへ逃がす状態になり、前記油圧モータ58に供給される作動油の圧力、すなわち前記油圧モータ58の駆動圧は、第4リリーフ弁74がもつ前記第4設定圧P4になる。
以上のようにして、前記油圧モータ58の駆動圧が、選択された台車走行モードとカウンタウェイト積載量に対応するカウンタウェイト28の積載段数とに応じて設定され、その設定された駆動圧で前記油圧モータ58が駆動されることにより、前記油圧モータ58は、その設定された駆動圧に相当する駆動力、すなわち選択された台車走行モードとカウンタウェイト積載量とに応じた駆動力で車輪31を駆動してカウンタウェイト台車14を走行させる。
本実施形態では、カウンタウェイト台車14のカウンタウェイト積載量に対応するカウンタウェイト28の積載段数に応じて台車側制御部56がカウンタウェイト台車14の車輪31を駆動するための駆動力を変更するため、カウンタウェイト積載量にかかわらず適正な駆動力でカウンタウェイト台車14を走行駆動することができる。具体的には、カウンタウェイト積載量が大きい場合には、これに応じて前記駆動力を大きくすることにより、大きなカウンタウェイト積載量にかかわらず十分な駆動力でカウンタウェイト台車14を走行させることができる。一方、前記カウンタウェイト積載量が小さい場合には、これに応じて前記駆動力を小さくすることにより、カウンタウェイト台車14の駆動のためのエネルギーロスを抑え、また過大な駆動力がクレーン本体3とカウンタウェイト台車14との同調を妨げることを防ぐことができる。
また、本実施形態では、台車側制御部56は、積載量検出器55の検出信号の電圧値が大きいほど、すなわちその検出信号の電圧値に対応するカウンタウェイト28の積載段数が大きいほど、車輪駆動装置54の複数の駆動モードのうち車輪31を駆動する駆動力が大きい駆動モードを選択する。すなわち、本実施形態では、前記複数の駆動モードの中から適当な駆動モードを選択するという簡単な制御動作で、カウンタウェイト台車14をカウンタウェイト積載量に見当った駆動力で走行させることができる。
また、本実施形態では、台車側制御部56は、リリーフ回路66の第1〜第4リリーフ弁71〜74のうちカウンタウェイト28の積載段数に対応した1つのリリーフ弁を選択して有効にするように低圧側リリーフ選択弁77又は高圧側リリーフ選択弁78を作動させるため、簡単な制御でカウンタ積載量に見合ったリリーフ圧、すなわちカウンタウェイト積載量に見合った駆動圧、でのカウンタウェイト台車14の駆動を実現することができる。
ただし、本発明に係る移動式クレーンは、図1〜図10に開示されるものに限られない。本発明は、例えば次のような形態をとることが可能である。
車輪駆動装置54は、前記車輪31を駆動する前記油圧モータ58の駆動力を変更するための手段、すなわち前記油圧モータ58の駆動圧を変更するための手段として、前記リリーフ回路66の替わりに、図11に示すような電磁比例減圧弁80を備えていてもよい。この電磁比例減圧弁80は、前記油圧ポンプ62と前記車輪駆動制御回路64のコントロールバルブとの間の油路に設けられ、前記油圧ポンプ62から吐出されて油圧モータ58側へ供給される作動油の油圧を減圧するものである。この形態では、前記台車側制御部56は、前記積載量検出器55によって検出された値が大きいほど油圧モータ58へ供給される油圧が大きくなるように、積載量検出器55(図7参照)によって検出されたカウンタウェイト積載量に相当する値(検出信号の電圧値)に応じた電流を生成し、その生成した電流を電磁比例減圧弁80に入力することによって当該電磁比例減圧弁80に油圧モータ58側へ供給される油圧を調節させればよい。この場合には、積載量検出器55によって検出されたカウンタウェイト積載量に相当する値に応じて、油圧モータ58の駆動圧、すなわち油圧モータ58の駆動力を自在に変更することが可能である。
また、カウンタウェイト積載量に相当する値を検出する積載量検出器として、前記のようなストローク計以外のものを用いてもよい。例えば、カウンタウェイト積載量に相当する値として、台車本体に積載されたカウンタウェイトの総重量を計測する荷重計を積載量検出器として用いてもよい。また、前記のようなストローク計の替わりに、台車本体からその台車本体上に積載されたカウンタウェイトの最上の位置までの距離をレーザや赤外線を用いて測定する測定器を積載量検出器として採用してもよい。また、台車本体上に積載されたカウンタウェイトの最上部の位置を検出するリミットスイッチを積載量検出器として採用してもよい。また、台車本体に積載されたカウンタウェイトを撮影してその画像を解析することによりカウンタウェイトの積載段数を導出する画像認識装置を積載量検出器として用いてもよい。また、RFID(Radio Frequency Identifier)タグをカウンタウェイトに取り付けておき、台車本体に積載されたカウンタウェイトのRFIDタグとの無線通信により台車本体上に積載されたカウンタウェイトの積載段数を検出する装置を積載量検出器として用いてもよい。
3 クレーン本体
10 下部走行体
12 上部旋回体
14 カウンタウェイト台車
27 台車本体
28 カウンタウェイト
30A,30B 車輪ユニット
31 車輪
54 車輪駆動装置
55 積載量検出器
56 台車側制御部(カウンタウェイト台車走行制御部)
58 油圧モータ
62 油圧ポンプ
66 リリーフ回路
71 第1リリーフ弁
72 第2リリーフ弁
73 第3リリーフ弁
74 第4リリーフ弁
77 低圧側リリーフ選択弁
78 高圧側リリーフ選択弁

Claims (5)

  1. 移動式クレーンであって、
    クレーン本体であって、走行面上を自走可能な下部走行体及び前記走行面に対して直交する旋回中心軸回りに旋回可能となるように前記下部走行体に搭載される上部旋回体を含むものと、
    前記クレーン本体の動きに追従して走行することが可能なカウンタウェイト台車であって、カウンタウェイトが積載される台車本体とこの台車本体に取り付けられた車輪ユニットであって前記走行面上を転動可能な車輪を有する車輪ユニットとを含むものと、
    前記車輪を回転駆動することにより前記カウンタウェイト台車を走行させる車輪駆動装置であってその駆動力を変更することが可能なものと、
    前記台車本体に積載される前記カウンタウェイトの重量であるカウンタウェイト積載量に相当する値を検出する積載量検出器と、
    前記積載量検出器によって検出された値が大きいほど前記車輪駆動装置による前記車輪の駆動力が大きくなるように前記車輪駆動装置に前記駆動力を変更させるカウンタウェイト台車走行制御部と、を備える、移動式クレーン。
  2. 請求項1記載の移動式クレーンであって、前記車輪駆動装置は、互いに異なる駆動力でそれぞれ前記車輪を駆動することが可能な複数の駆動モードを有し、前記カウンタウェイト台車走行制御部は、前記積載量検出器によって検出された値が大きいほど前記複数の駆動モードのうち前記駆動力が大きい駆動モードを選択する、移動式クレーン。
  3. 請求項2記載の移動式クレーンであって、前記車輪駆動装置は、前記車輪に連結されて当該車輪を回転させるように作動する油圧モータと、この油圧モータに作動油を供給する油圧ポンプと、当該油圧ポンプから吐出される作動油の一部を前記油圧モータに供給させずにタンクに逃がすリリーフ回路と、を有し、当該リリーフ回路は、互いに異なる設定圧をもつ複数のリリーフ弁と、これらのリリーフ弁を択一的に有効にしてその有効にしたリリーフ弁を通じて前記作動油が逃される状態にするリリーフ選択弁と、を含み、前記カウンタウェイト台車走行制御部は、前記複数のリリーフ弁のうち前記カウンタウェイト積載量に相当する値に対応したリリーフ弁を選択して有効にするように前記リリーフ選択弁を作動させる、移動式クレーン。
  4. 請求項1〜3のいずれかに記載の移動式クレーンであって、前記カウンタウェイト台車は、前記クレーン本体の異なる動きにそれぞれ応じた複数の台車走行モードを含み、前記カウンタウェイト台車走行制御部は、前記カウンタウェイト積載量に相当する値に加え、前記複数の台車走行モードのうち選択された前記台車走行モードによっても前記駆動力の変更を行う、移動式クレーン。
  5. 請求項4記載の移動式クレーンであって、前記複数の走行モードは、前記上部旋回体の旋回に追従してその旋回方向に前記カウンタウェイト台車が走行する旋回走行モードと、前記下部走行体の走行に追従して当該下部走行体と並進するように前記カウンタウェイト台車が走行する並進走行モードとを、含み、前記カウンタウェイト台車走行制御部は、前記カウンタウェイト積載量に相当する値が同じである場合において、前記並進走行モードの選択時には前記旋回走行モードの選択時よりも大きな駆動力を選択する、移動式クレーン。
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