JP2017021747A - 車両用駐車支援装置 - Google Patents

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克美 岩野
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Abstract

【課題】駐車枠種別を認識して、車両を駐車させるのに適した目標駐車枠候補と進入方向を考慮した駐車経路を決定する。
【解決手段】駐車枠特徴検出部23が駐車枠特徴を検出して、駐車枠種別認識部24が駐車枠種別を認識して、目標駐車枠決定部26が車両100を駐車させるのに適した目標駐車枠候補を決定して、進入方向決定部27が車両100の目標駐車枠候補に対する進入方向を考慮した駐車経路を決定する。
【選択図】図3

Description

本発明は、車両の周囲から検出された目標駐車枠まで、車両を自動運転させる車両用駐車支援装置に関するものである。
昨今、車両を所定の駐車位置に駐車する際に、目標駐車枠を自動的に検出して、車両を自動駐車させる車両用駐車支援装置が実用化されている。
このような車両用駐車支援装置にあっては、車両周辺を撮像した画像の中から駐車可能なスペースを検出して、そのスペースに向けて車両を移動させる際の移動経路を算出し、算出された移動経路に沿って車両を自動走行させて、駐車動作を行っている(例えば特許文献1)。
特開2009−205191号公報
しかしながら、特許文献1に記載された駐車スペース認識装置にあっては、福祉車両または身体障害者用車両のための駐車枠や契約駐車枠の認識を行って、自車両が駐車すべき駐車枠を決定している。しかしながら、それ以外の種別、例えばコインパーキングの認識機能を有していないため、コインパーキングと身体障害者用車両のための駐車枠とが隣接している駐車場においてコインパーキングに駐車させたいときには、特許文献1の駐車スペース認識装置ではコインパーキングであることを認識することができないため、コインパーキング駐車枠に自動駐車させることはできなかった。すなわち、汎用性を向上させる余地が残っていた。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたもので、広く一般的に用いられている駐車枠種別を認識して、車両を駐車させるべき適切な駐車枠とその駐車枠に対する適切な進入方向を決定することを目的とするものである。
前記課題を解決するために、本発明に係る車両用駐車支援装置は、車両に備えられて、前記車両の周囲の画像を撮像する少なくとも1つの撮像部と、前記撮像部で撮像された画像の中から、駐車枠を表す駐車枠特徴を検出する駐車枠特徴検出部と、前記駐車枠特徴に基づいて、前記駐車枠の用途を表す駐車枠種別を認識する駐車枠種別認識部と、前記駐車枠種別認識部の認識結果に基づいて、前記車両を駐車させる目標駐車枠候補を決定する目標駐車枠決定部と、前記目標駐車枠の駐車枠種別に基づいて、前記目標駐車枠候補に対する進入方向を決定する進入方向決定部と、を有することを特徴とする。
このように構成された本発明に係る車両用駐車支援装置によれば、前記した構成としたため、駐車枠種別認識部が駐車枠種別を認識して、目標駐車枠決定部が車両を駐車させるのに適した目標駐車枠候補を決定して、進入方向決定部が目標駐車枠候補に対する進入方向が考慮された駐車経路を決定するため、複数の種別の駐車枠が隣接して検出されたときであっても、車両を駐車させるのに適した目標駐車枠と進入方向を確実に決定することができる。
本発明の実施例1に係る車両用駐車支援装置を備えた車両の外観を示す上面図である。 実施例1に係る車両用駐車支援装置のハードウェア構成を示すハードウェアブロック図である。 実施例1に係る車両用駐車支援装置の機能構成を示す機能ブロック図である。 福祉車両または身体障害者用車両のための駐車枠の1例を示す図であり、(a)は駐車枠の左右に乗降領域が設定された駐車枠の1例を示す図である。(b)は駐車枠の左右および後方に乗降領域が設定された駐車枠の1例を示す図である。(c)は駐車枠の左右いずれか一方に乗降領域が設定された駐車枠の1例を示す図である。 コインパーキングの駐車枠の構成の1例を示す図である。 一般駐車枠の構成の1例を示す図である。 駐車枠のみが検出された場合の進入方向を考慮した駐車経路について説明する図である。 駐車枠と車止めが検出された場合の進入方向を考慮した駐車経路について説明する図である。 (a)は駐車枠と、駐車枠外側の路面標示が検出された場合の進入方向を考慮した駐車経路について説明する図である。(b)は駐車枠と、駐車枠内側の路面標示が検出された場合の進入方向を考慮した駐車経路について説明する図である。 (a)は駐車枠と、駐車枠外側の路面標示が検出された場合の進入方向を考慮した駐車経路について説明する第1の図である。(b)は駐車枠と、駐車枠外側の路面標示が検出された場合の進入方向を考慮した駐車経路について説明する第2の図である。 (a)は駐車枠と路面標示と車止めがともに検出された場合の進入方向を考慮した駐車経路について説明する第1の図である。(b)は駐車枠と路面標示と車止めがともに検出された場合の進入方向を考慮した駐車経路について説明する第2の図である。(c)は駐車枠と路面標示と車止めがともに検出された場合の進入方向を考慮した駐車経路について説明する第3の図である。 福祉車両または身体障害者用車両のための駐車枠に対する進入方向を考慮した駐車経路について説明する第1の図であり、駐車スペースの3辺に隣接して乗降スペースが設けられており、なおかつ、車両のいずれかの座席に車椅子使用者が乗車している場合の例である。 福祉車両または身体障害者用車両のための駐車枠に対する進入方向を考慮した駐車経路について説明する第2の図であり、駐車スペースの1方の長辺と1方の短辺にそれぞれ隣接して乗降スペースが設けられて、なおかつ、車両の右側の座席に車椅子使用者が乗車している場合の例である。(a)は駐車スペースの短辺に隣接する乗降スペースと紙面上側の長辺に隣接する乗降スペースが設けられている場合の例を示す。(b)は駐車スペースの短辺に隣接する乗降スペースと紙面下側の長辺に隣接する乗降スペースが設けられている場合の例を示す。 福祉車両または身体障害者用車両のための駐車枠に対する進入方向を考慮した駐車経路について説明する第3の図であり、駐車スペースの1方の長辺と1方の短辺にそれぞれ隣接して乗降スペースが設けられており、なおかつ、車両の左側の座席に車椅子使用者が乗車している場合の例である。(a)は駐車スペースの短辺に隣接する乗降スペースと紙面上側の長辺に隣接する乗降スペースが設けられている場合の例を示す。(b)は駐車スペースの短辺に隣接する乗降スペースと紙面下側の長辺に隣接する乗降スペースが設けられている場合の例を示す。 福祉車両または身体障害者用車両のための駐車枠に対する進入方向を考慮した駐車経路について説明する第4の図であり、駐車スペースの1方の長辺と1方の短辺にそれぞれ隣接して乗降スペースが設けられており、なおかつ、車両の後部の座席に車椅子使用者が乗車している場合の例である。(a)は駐車スペースの短辺に隣接する乗降スペースと紙面上側の長辺に隣接する乗降スペースが設けられている場合の例を示す。(b)は駐車スペースの短辺に隣接する乗降スペースと紙面下側の長辺に隣接する乗降スペースが設けられている場合の例を示す。 実施例1に係る車両用駐車支援装置で行われる処理の全体の流れを示すフローチャートである。 図9に示した進入方向決定処理の流れを示すフローチャートである。
以下、本発明に係る車両用駐車支援装置の具体的な実施形態について、図面を参照して説明する。
本実施例は、車両が自ら判断した駐車枠に、適切な方向から、車両を自動的に駐車させるものである。
(ハードウェア構成の説明)
まず、本装置のハードウェア構成について図1と図2を用いて説明する。本実施例の車両用駐車支援装置10は、図1に示す車両100に実装されている。車両100の前後左右には、図1に示すように複数の小型カメラが備えられている。
具体的には、車両100のフロントバンパやフロントグリルには、車両100の前方に向けて前方カメラ20aが装着されている。また、車両100のリアバンパやリアガーニッシュには、車両100の後方に向けて後方カメラ20bが装着されている。そして、車両100の左ドアミラーには、車両100の左側方に向けて左側方カメラ20cが装着されて、車両100の右ドアミラーには、車両100の右側方に向けて右側方カメラ20dが装着されている。
前方カメラ20a,後方カメラ20b,左側方カメラ20c,右側方カメラ20dには、それぞれ広角レンズや魚眼レンズが装着されており、4台のカメラで車両100の周囲の路面を含む領域を漏れなく観測することができるようになっている。
さらに、図1に示すように、車両100の前後左右には、ソナー30a〜30fからなる測距装置が装着されている。
具体的には、車両100のフロントバンパやフロントグリルには、車両100の前方に向けてソナー30aが装着されている。また、車両100の左側方部には、車両100の左側方に向けてソナー30b,30cが装着されている。そして、車両100のリアバンパやリアガーニッシュには、車両100の後方に向けてソナー30dが装着されており、車両100の右側方部には、車両100の右側方に向けてソナー30e,30fが装着されている。
これらのソナー30a〜30fは、それぞれ左右方向に広がった測距範囲を有しており、全てのソナー30a〜30fを合わせて、車両100の周囲を漏れなく測距できるようになっている。
なお、ソナー30a〜30fの代わりに、ミリ波レーダ等のレーダを設置しても構わない。一般に、レーダはソナーに対して遠方の測距性能に優れるため、自動駐車を行う際に必要となる車両100の周囲の距離範囲に基づいて、使用するセンサを適宜選択すればよい。
車両用駐車支援装置10は、図2に示す各ユニットから構成される。
すなわち、車両用駐車支援装置10は、車両100に搭載された、前方カメラ20a,後方カメラ20b,左側方カメラ20c,右側方カメラ20dと、これらのカメラを制御するとともに、駐車枠線,路面標示,車止め等の検出を行うカメラECU22と、前述したソナー30a〜30fと、これらのソナー30a〜30fを制御するとともに車両100の周囲の障害物の検出を行うソナーECU32を有する。また、車両100の現在位置を特定するためのカーナビゲーションシステム40と、車両用駐車支援装置10を動作させた際に必要な情報を表示するモニター42を備えている。
さらに、車両用駐車支援装置10は、自動駐車の開始を指示する自動駐車開始スイッチ29を備えるとともに、カメラECU22およびソナーECU32で検出された情報に基づいて、自動駐車を行う際の目標駐車枠候補を決定して、さらに、車両100が採るべき進入方向を決定する車両制御ECU60を有する。そして、車両制御ECU60で決定した車両制御情報に基づいて、車両100の操舵角を制御するステアリング制御ユニット70と、車両100のスロットルを制御するスロットル制御ユニット80と、車両100のブレーキを制御するブレーキ制御ユニット90と、を備えている。
また、車両用駐車支援装置10は、車両100の現在位置を特定するために必要な情報、および自動駐車を行う際に車両100の車速と操舵角を制御するために必要な情報を取得する車輪速センサ93,舵角センサ94,ヨーレートセンサ95,シフト位置センサ96を備えている。
ステアリング制御ユニット70は、パワステアクチュエータ72を駆動して、車両100の操舵角を制御する。
スロットル制御ユニット80は、スロットルアクチュエータ82を駆動して、車両100のスロットルを制御する。
ブレーキ制御ユニット90は、ブレーキアクチュエータ92を駆動して、車両100のブレーキを制御する。
なお、カメラECU22およびソナーECU32と、車両制御ECU60との間は、車内LANであるセンサ情報系CAN50によって接続されている。また、ステアリング制御ユニット70,スロットル制御ユニット80,ブレーキ制御ユニット90と、車両制御ECU60との間は、車内LANである車両情報系CAN52によって接続されている。
ここで、図2において、ソナー30a〜30fの代わりに、図2に非図示のレーダを設置しても構わない。なお、レーダを設置したときは、レーダを制御するとともに、車両100の周囲の障害物の検出を行う、図2に非図示のレーダECUが設置される。
ソナー30a〜30fとレーダは、その測距範囲が異なるため、もちろん、ソナー30a〜30fとレーダを混在させて使用しても構わない。なお、以後の説明では、簡単のため、ソナー30a〜30fとソナーECU32のみが実装されているものとする。
(機能構成の説明)
次に、図3を用いて、車両用駐車支援装置10の機能構成について説明する。
車両用駐車支援装置10は、撮像部20と、距離計測部30と、駐車枠特徴検出部23と、駐車枠種別認識部24と、駐車枠線検出部25と、目標駐車枠決定部26と、進入方向決定部27と、目標駐車枠決定用付帯情報登録部28と、現在位置検出部41と、自動駐車実行部61と、からなる。
撮像部20は、図1,図2で説明した前方カメラ20a,後方カメラ20b,左側方カメラ20c,右側方カメラ20dからなる。
距離計測部30は、図1,図2で説明したソナー30a〜30fからなる。
駐車枠特徴検出部23は、撮像部20で撮像された車両100の周囲の画像の中から、駐車枠の用途を表す種別を認識するために必要な駐車枠特徴を検出する。詳しくは後述する。
駐車枠種別認識部24は、駐車枠特徴検出部23で検出された駐車枠特徴に基づいて、車両100の周囲にある駐車枠の種別を認識する。詳しくは後述する。
駐車枠線検出部25は、駐車枠特徴検出部23で駐車枠特徴を検出するのに先立って、撮像部20で撮像された車両100の周囲の画像の中から、駐車スペースの境界線を示す駐車枠線を検出する。詳しくは後述する。
目標駐車枠決定部26は、距離計測部30の計測結果および駐車枠種別認識部24の認識結果に基づいて得られた、車両100の周囲の障害物情報、車両100の周囲にある駐車枠の駐車枠種別、駐車枠線の位置、および予め登録された目標駐車枠決定のための付帯情報(車椅子の乗員の有無、車椅子の乗員の着座位置、コインパーキングの選択可否等)を利用して、車両100を自動駐車させる目標駐車枠候補を決定する。詳しくは後述する。
進入方向決定部27は、決定した目標駐車枠候補とその駐車枠の種別、および駐車枠特徴に基づいて、車両100をその駐車枠に自動駐車させる際の進入方向を考慮した駐車経路を決定する。詳しくは後述する。
目標駐車枠決定用付帯情報登録部28は、自動駐車を行う際の目標駐車枠候補を決定するために必要な付帯情報が予め登録される記憶部である。ここに登録される付帯情報には、例えば、車両100への車椅子の乗員の乗車有無、車椅子の乗員の着座位置、目標駐車枠としてコインパーキングの選択を許可するか否か、よく利用する駐車枠の情報、後退駐車と前進駐車がともに可能であるときにどちらを優先するか、などがある。
現在位置検出部41は、図2に示したカーナビゲーションシステム40の情報を用いて、車両100の現在位置および車両100の進行方向を検出する。
自動駐車実行部61は、目標駐車枠決定部26で決定した目標駐車枠候補と進入方向決定部27で決定した進入方向に基づいて、最も適した目標駐車枠候補に対して、車両100の車速,操舵角,ブレーキを制御することによって、車両100の自動駐車を実行する。詳しくは後述する。
ここで、駐車枠種別毎に、それぞれの駐車枠が有する駐車枠特徴について説明する。
(福祉車両または身体障害者用車両のための駐車枠が有する駐車枠特徴の説明)
まず、図4(a)〜図4(c)を用いて、福祉車両または身体障害者用車両のための駐車枠(以下、車椅子専用駐車枠と呼ぶ)が有する駐車枠特徴について説明する。
図4(a)に示すように、車椅子専用駐車枠102は、白色の実線で引かれた駐車枠線102aで囲まれた駐車スペース102bと、駐車スペース102bの長辺の両側方に隣接して設けられた、白線の実線で複数の斜線が引かれた乗降スペース102c,102dと、青地に白色の車椅子を表すアイコンが描かれた路面標示102fと、を有している。
この乗降スペースは、駐車スペース102bの長辺の両側方に隣接して設けられる場合の他に、図4(b)の車椅子専用駐車枠104のように、駐車スペース102bの左右両側方(乗降スペース104c,104d)に加えて、駐車スペース102bの奥側の短辺に隣接して設けられる(乗降スペース104e)場合もある。
さらに、図4(c)の車椅子専用駐車枠106のように、駐車枠線102aで囲まれた駐車スペース102bのいずれか一方の長辺の側方のみに隣接して設けられる(乗降スペース106d)場合もある。
ここで、車椅子を表す路面標示102fは、車椅子専用駐車枠102,104,106に進入する車両100の車内から見て正しい向きに見えるように描かれている。すなわち、車椅子専用駐車枠102,104,106に駐車する際には、図4(a)〜(c)の紙面下側から進入するのが望ましい。ただし、本実施例1では、車椅子専用駐車枠102,104,106の周囲に障害物がない場合には、図4(a)〜(c)の紙面上側からも進入してもよいものとする。
さらに、車椅子専用駐車枠102,104,106に駐車する車両100には、車椅子の使用者が乗降する可能性が高いため、その使用者が乗降しやすいように、乗降位置を考慮した方向から駐車するのが望ましい。
すなわち、例えば、右ハンドルの車両100の運転席に車椅子の使用者が乗車している場合には、車椅子専用駐車枠102,104,106に駐車した際に、車両100の右側に乗降スペース102cまたは102d、乗降スペース104cまたは104d、乗降スペース106dが位置するように駐車するのが望ましい。
また、例えば、右ハンドルの車両100の後席左側に車椅子の使用者が乗車している場合には、車椅子専用駐車枠102,104,106に駐車した際に、車両100の左側に乗降スペース102cまたは102d、乗降スペース104cまたは104d、乗降スペース106dが位置するように駐車するのが望ましい。
このような機能を実現するために、車両100における車椅子使用者の着座位置は、事前に、目標駐車枠決定用付帯情報登録部28(図3)に登録して、必要に応じて参照できるようにしておく。詳しくは後述する。
(コインパーキングが有する駐車枠特徴の説明)
次に、図5を用いて、コインパーキングが有する駐車枠特徴について説明する。
図5に示すように、コインパーキング駐車枠108は、黄色の実線で引かれた駐車枠線108aで囲まれた駐車スペース108bと、駐車スペース108bの外側に描かれた、駐車スペース108bの番号を示す路面標示108cと、を有している。そして、駐車スペース108bの内部には、車止め108eとロック板108dが備えられている。
路面標示108cは、車両100が駐車された状態であっても、駐車料金を精算する際に外部から番号を確認する必要があるため、一般に、駐車スペース108bの外側に、駐車スペース108bの外側から視認しやすい向きに描かれている。
車止め108eは、駐車スペース108bの奥側に、駐車スペース108bの幅方向に沿って、路面から所定の高さを有して設けられている。そして、車両100を駐車させた際に、車両100のタイヤが車止め108eに接触することによって、車両100の運転者は、車両100が適正な位置に駐車されたことを認識する。したがって、コインパーキング駐車枠108には、図5の紙面下側からのみ進入することができる。
ロック板108dは金属製の板状部材であり、駐車スペース108bに駐車車両がないときは、車両100がロック板108dを跨いで進行できる状態となっている。そして、車両100が駐車スペース108bに駐車したことを認識すると、ロック板108dは路面からせり上がる。せり上がったロック板108dは、車両100のホイールベース内側で車両100の底部に近接した状態で保持されて、車両が駐車スペース108bから進出するのを阻止する。そして、料金の精算が完了すると、ロック板108dは下降して、車両100の駐車スペース108bからの進出を許可する。
コインパーキング駐車枠108にあっては、ロック板108dが存在することを駐車する車両100の運転者に伝達して、確実にロック板108dを跨いで駐車してもらう必要があるため、一般には目立つ色彩に塗装されており、路面と高いコントラストを有した状態になっている。
(一般駐車枠が有する駐車枠特徴の説明)
次に、図6を用いて、一般の駐車枠が有する駐車枠特徴について説明する。
図6に示すように、一般駐車枠110は、白色の実線で引かれた駐車枠線110aで囲まれた駐車スペース110bと、駐車スペース110bの内側に描かれた、駐車スペース110bの番号を示す路面標示110cと、を有している。そして、駐車スペース110bの内部には、車止め110dが備えられている。
路面標示110cは、車両100が一般駐車枠110に駐車された状態であっても、外部から番号を確認する必要はないため、一般に駐車スペース110bの内側に描かれている。なお、路面標示110cは、図6に示す向きに描かれている場合もあれば、逆向きに描かれている場合もある。
車止め110dは、前述した車止め108e(図5)と同じ構造および機能を有している。なお、車止め110dを備えていない一般駐車枠110も存在する。
一般駐車枠110にあっては、駐車スペース110bの周囲に障害物がない場合、車止め110dの有無によって、駐車スペース110bへの進入方向が決定する。すなわち、図6に示すように車止め110dがある場合は、車両100は図6の紙面下側からのみ進入することができる。一方、車止め110dがない場合は、車両100は図6の紙面上側、下側のいずれからでも進入することができる。
(駐車枠線検出部が有する駐車枠線検出機能の説明)
次に、図3に示した各機能ブロックの作用について、実行される順に説明する。
駐車枠線検出部25は、撮像部20で撮像された車両100の周囲の画像の中から、駐車スペースの境界線を示す駐車枠線を検出する。
駐車枠線は、路面に引かれた白線や黄線によって構成されるため、路面との間に明るさの差を有している。
駐車枠線検出部25は、撮像部20で撮像された車両100の周囲の画像を所定の方向、例えば、左から右に向かう水平方向、あるいは上から下に向かう垂直方向に探索して、隣接する画素の間に所定値以上の明るさの差を有する画素を、駐車枠線候補点として検出する。このとき、駐車枠線候補点は、明るさが暗から明に変化する点(+エッジ)と明から暗に変化する点(−エッジ)に分けて検出を行う。
撮像部20で撮像された画像の中で観測される駐車枠線の太さは予め想定できるため、先に検出された+エッジと−エッジの間隔が、想定される駐車枠線の太さと近いとき、検出された+エッジと−エッジは駐車枠線を構成する可能性が高いと推定される。そして、駐車枠線を構成する可能性が高いと推定された+エッジと−エッジの中点を算出する。
さらに、複数検出された+エッジと−エッジの中点に線分を当てはめる。そして、ある線分に所定の度数以上の中点が当てはめられたときに、その線分は駐車枠線であると判定する。
駐車枠線検出部25は、同様の処理(線分の当てはめ)を繰り返して行い、撮像部20で撮像された画像の中から全ての駐車枠線を検出する。
なお、このとき、駐車枠線は矩形状をなすという制約条件、また、駐車枠の寸法は予め決まっているため、その寸法条件を利用して、駐車枠線の検出をより一層効率的に行うこともできる。
(駐車枠特徴検出部が有する駐車枠特徴検出機能の説明)
駐車枠特徴検出部23は、撮像部20で撮像された車両100の周囲の画像の中から、前述した各種別の駐車枠が有する駐車枠特徴を検出する。このとき、前述した駐車枠線検出部25で検出された駐車枠線の位置を利用して、駐車枠特徴の検出を効率的に行うことができる。なお、画像に写っている駐車枠の種別はわからないため、考えられる全ての駐車枠特徴の検出を実行する。
具体的には、駐車枠特徴検出部23は、図4(a)〜(c),図5,図6に示した路面標示102f,108c,110c、乗降スペース102c,102d,104c,104d,104e,106d、車止め108e,110d、ロック板108dのそれぞれの検出を行う。以下、撮像部20で撮像されて駐車枠線検出部25で駐車枠線が検出された画像の中から、路面標示、車止め、ロック板の検出を行う方法について説明する。
駐車枠特徴である路面標示,乗降スペース,車止め,ロック板は、ともに駐車枠線の近傍に存在する。そのため、以下に説明する処理は、検出された駐車枠線の近傍において行えばよい。
(路面標示の検出方法の説明)
駐車枠特徴である路面標示として、車椅子を表す路面標示102fと数値を表す路面標示108c,110cの検出を行う。
具体的には、車椅子を表す画像パターン、および0から9の数値を表す画像パターンを予め用意しておき、処理対象となる画像に対してテンプレートマッチングを行う。このとき、路面標示はその方向性も考慮する必要があるため、テンプレートを上下逆向きにしたパターンとのテンプレートマッチングも実行する。
なお、テンプレートマッチングの処理を効率的に行うために、例えば、撮像された画像の視点を変換して、車両100の真上から俯瞰したように座標変換を行い、こうして座標変換された画像に対してテンプレートマッチングを行うことによって、透視変形されて観測される路面標示が、真上から見た路面標示に変換されるため、より一層容易にテンプレートマッチングを行うことができる。
(乗降スペースの検出方法の説明)
乗降スペース102c,102d,104c,104d,104e,106dの検出は、先に検出された駐車枠線が構成する矩形領域の長辺に隣接する外側領域、および矩形領域の短辺に隣接する外側領域にそれぞれ所定のサイズの検出範囲を設定して、設定された検出範囲の中で、同一方向に延びる複数の斜線のペアの有無を検出することによって行う。
具体的には、設定された検出範囲の内部を特定の方向に亘ってスキャンしながら、画像の明るさが規則的に変化するか否かを判定すればよい。すなわち、画像の明るさが規則的に変化することが確認されたときには乗降スペースがあると判定される。
この乗降スペースの検出処理も、撮像された画像の視点を変換して、車両100の真上から俯瞰したように座標変換を行い、こうして座標変換された画像に対して行うと、乗降スペースの透視変形がなくなるため、より確実に検出処理を行うことができる。
(車止めの検出方法の説明)
車止め108e,110dは、駐車枠線の短辺の近傍に、短辺に沿って形成されている。したがって、先に検出された駐車枠線の短辺の近傍に、駐車枠線の短辺に平行な矩形領域を設定して、この矩形領域内部の濃淡分布を分析して、短辺に沿う方向に細長い領域が存在することが確認されたときに、車止め108e,110dが存在すると判断することができる。
なお、車止め108e,110dは路面から高さを有しているため、ソナー30a〜30f(図1)の出力を用いて、駐車枠線の短辺に沿う方向に高さを有する物体があることを確認して、車止め108e,110dが存在するものと判断してもよい。
(ロック板の検出方法の説明)
ロック板108dは、駐車枠線が構成する矩形領域の内部に、一般に駐車枠線の短辺と平行になるように配置されている。そして、前述したように、一般に路面との間に明るさの差を有して設置されているため、前述した車止め108e,110dの検出と同様にして検出することができる。
ただし、車止め108e,110dが駐車枠線の短辺の近傍に設置されているのに対して、ロック板108dは駐車枠線の長辺の中央付近に、短辺と平行になるように配置されている。したがって、車止め108e,110dを検出するために濃淡分布を観測する矩形領域の設置位置のみ変更する必要がある。
(駐車枠種別認識部が有する駐車枠種別認識機能の説明)
駐車枠種別認識部24は、駐車枠特徴検出部23で検出された駐車枠特徴に基づいて駐車枠の種別を認識する。
具体的には、図4(a)〜図4(c)に示す車椅子を表す路面標示102fが検出されとき、または、乗降スペース102c,102d,104c,104d,104e,106dが検出されたときは、検出された駐車枠線102aに囲まれた駐車スペース102bは、車椅子専用駐車枠102,104,106であると認識される。
また、図5に示すように、駐車枠線108aの外側に数値を表す路面標示108cが検出されたとき、または、ロック板108dが検出されたときは、検出された駐車枠線108aに囲まれた駐車スペース108bは、コインパーキング駐車枠108であると認識される。
さらに、図6に示すように、駐車枠線110aの外側に乗降スペース102c,102d,104c,104d,104e,106d(図4(a)〜図4(c))が検出されず、さらにロック板108d(図5)も検出されないときは、検出された駐車枠線110aに囲まれた駐車スペース110bは、一般駐車枠110であると認識される。
なお、車両100の周囲で複数の駐車スペースが検出されたときには、その各々の駐車スペースに対して駐車枠種別の認識が行われる。
(目標駐車枠決定部が有する目標駐車枠決定機能の説明)
目標駐車枠決定部26は、距離計測部30によって得られた車両100の周囲の障害物情報と、駐車枠種別認識部24によって認識された各駐車スペースの駐車枠種別と、目標駐車枠決定部26(図3)に予め登録された駐車枠種別選択のための付帯情報(車椅子の乗員の有無、車椅子の乗員の着座位置、コインパーキングの選択可否等)に基づいて、車両100を駐車することが可能な目標駐車枠候補を決定する。
このとき、車両100に車椅子の乗員が乗車しているときは、車椅子専用駐車枠が優先的に目標駐車枠候補となる。また、コインパーキングの選択が許可されているときは、コインパーキング駐車枠が優先的に目標駐車枠候補となる。
(進入方向決定部が有する進入方向決定機能の説明)
進入方向決定部27は、車両100を、現在位置から目標駐車枠決定部26で決定した目標駐車枠候補に駐車させるために、目標駐車枠候補への進入方向を考慮した駐車経路を決定する。
このとき、先に検出された車止めの有無や路面標示の向き、乗降スペースの位置、および予め登録された車椅子の乗員の着座位置の情報が利用されて、乗員が乗降しやすい向きが考慮された駐車経路が算出される。詳しい内容は後述する。
(自動駐車実行部が有する自動駐車実行機能の説明)
自動駐車実行部61は、目標駐車枠決定部26で決定した目標駐車枠候補の位置と進入方向決定部27で決定した進入方向が考慮された駐車経路に基づいて、車両100を自動駐車させるのに最も適した目標駐車枠候補を1つ選択して、車両100の車速,操舵角,ブレーキを適宜制御して車両100の自動駐車を実行する。なお、車両100を自動駐車させるのに最も適した目標駐車枠候補を1つ選択するには、例えば、駐車を完了するまでの距離が最短になる目標駐車枠候補を選択する方法や、切り返しを行わずに駐車できる目標駐車枠候補を選択する方法等、様々な方法が考えられるが、そのいずれを用いて行ってもよい。
具体的には、車両100のシフト位置をシフト位置センサ96で検出し、車速を車輪速センサ93で検出し、操舵角を舵角センサ94で検出して,スロットルアクチュエータ82とブレーキアクチュエータ92を制御して車速をコントロールし、パワステアクチュエータ72を制御して操舵角をコントロールする。そして、進入方向決定部27で決定した、進入方向が考慮された駐車経路に沿って車両100を移動させる。
その際、撮像部20と距離計測部30によって車両100の周囲を逐次観測し、必要に応じて障害物の回避を行う等して駐車経路を修正する。また、現在位置検出部41において車両100の現在位置を随時検出して、進入方向決定部27で決定した駐車経路を補正しながら、車両100を目標駐車枠候補に向けて移動させる。
そして、目標駐車枠決定部26で決定した目標駐車枠候補の位置に到達したことを確認して、自動駐車が完了したものと判断する。
(一般駐車枠またはコインパーキング駐車枠における進入方向決定機能の説明)
図7A〜図7Eを用いて、目標駐車枠候補として一般駐車枠またはコインパーキング駐車枠が選択された場合に、進入方向決定部27で決定される進入方向を考慮した駐車経路の例について説明する。
図7Aは、駐車スペース200aとしてコインパーキング駐車枠または一般駐車枠が検出されて、その駐車スペース200aが目標駐車枠候補として決定された場合の例である。なお、駐車スペース200aには車止めと路面標示はないものとする。
このとき、進入方向決定部27は、駐車スペース200aの左方に位置する車両100aに対しては、後退駐車を行う駐車経路120aまたは前進駐車を行う駐車経路120bを、進入方向が考慮された駐車経路とする。
また、進入方向決定部27は、駐車スペース200aの右方に位置する車両100bに対しては、後退駐車を行う駐車経路120cまたは前進駐車を行う駐車経路120dを、進入方向が考慮された駐車経路とする。
このように、後退駐車と前進駐車がともに可能であるときは、進入方向決定部27は、予め目標駐車枠決定用付帯情報登録部28(図3)に登録された、後退駐車と前進駐車のいずれを優先するかという情報に基づいて、いずれか一方の駐車経路を選択する。もしくは、車両100a,100bの運転者に、いずれの駐車経路を選択するかの指示を仰いでもよい。
図7Bは、駐車スペース200aとしてコインパーキング駐車枠または一般駐車枠が検出されて、その駐車スペース200aが目標駐車枠候補として決定された場合の例である。なお、駐車スペース200aは紙面左側の短辺に沿う車止め200bを有しており、なおかつ路面標示はないものとする。
このとき、進入方向決定部27は、駐車スペース200aの左方に位置する車両100aに対しては、駐車不可である旨を報知する。すなわち、駐車スペース200aの左側の短辺に沿って車止め200bが存在するため、後退駐車を行う駐車経路121aおよび前進駐車を行う駐車経路121bを、進入方向が考慮された駐車経路ではないと判断する。
また、駐車経路および進入方向決定部27は、駐車スペース200aの右方に位置する車両100bに対しては、後退駐車を行う駐車経路120cまたは前進駐車を行う駐車経路120dを、進入方向が考慮された駐車経路とする。
図7C(a)は、駐車スペース200aとしてコインパーキング駐車枠または一般駐車枠が検出されて、その駐車スペース200aが目標駐車枠候補として決定された場合の例である。なお、駐車スペース200aに車止めはなく、紙面右側の短辺の外側に数値を表す路面標示200cが、紙面右側が上になる向きに検出されたとする。
このとき、進入方向決定部27は、駐車スペース200aの左方に位置する車両100aに対しては、前進駐車を行う駐車経路122bを、進入方向が考慮された駐車経路とする。そして、進入方向決定部27は、数値を表す路面標示200cの向きを考慮して、後退駐車を行う駐車経路122aを、進入方向が考慮された駐車経路ではないと判断する。
また、進入方向決定部27は、駐車スペース200aの右方に位置する車両100bに対しては、後退駐車を行う駐車経路122cを、進入方向が考慮された駐車経路とする。そして、進入方向決定部27は、数値を表す路面標示200cの向きを考慮して、前進駐車を行う駐車経路122dを、進入方向が考慮された駐車経路ではないと判断する。
図7C(b)は、駐車スペース200aとしてコインパーキング駐車枠または一般駐車枠が検出されて、その駐車スペース200aが目標駐車枠候補として決定された場合の例である。なお、駐車スペース200aに車止めはなく、紙面右側の短辺の内側に数値を表す路面標示200dが、紙面右側が上になる向きに検出されたとする。
このとき、進入方向決定部27は、駐車スペース200aの左方に位置する車両100aに対しては、前進駐車を行う駐車経路123bを、進入方向が考慮された駐車経路とする。そして、進入方向決定部27は、数値を表す路面標示200dの向きを考慮して、後退駐車を行う駐車経路123aを、進入方向が考慮された駐車経路ではないと判断する。
また、進入方向決定部27は、駐車スペース200aの右方に位置する車両100bに対しては、後退駐車を行う駐車経路123cを、進入方向が考慮された駐車経路とする。そして、進入方向決定部27は、数値を表す路面標示200dの向きを考慮して、前進駐車を行う駐車経路123dを、進入方向が考慮された駐車経路ではないと判断する。
図7D(a)は、駐車スペース200aとしてコインパーキング駐車枠または一般駐車枠が検出されて、その駐車スペース200aが目標駐車枠候補として決定された場合の例である。なお、駐車スペース200aに車止めはなく、紙面右側の短辺の外側に数値を表す路面標示200eが、紙面左側が上になる向きに検出されたとする。
このとき、進入方向決定部27は、駐車スペース200aの左方に位置する車両100aに対しては、後退駐車を行う駐車経路124aを、進入方向が考慮された駐車経路とする。そして、進入方向決定部27は、数値を表す路面標示200eの向きを考慮して、前進駐車を行う駐車経路124bを、進入方向が考慮された駐車経路ではないと判断する。
また、進入方向決定部27は、駐車スペース200aの右方に位置する車両100bに対しては、前進駐車を行う駐車経路124dを、進入方向が考慮された駐車経路および進入方向とする。そして、進入方向決定部27は、数値を表す路面標示200eの向きを考慮して、後退駐車を行う駐車経路124cを、進入方向が考慮された駐車経路ではないと判断する。
図7D(b)は、駐車スペース200aとしてコインパーキング駐車枠または一般駐車枠が検出されて、その駐車スペース200aが目標駐車枠候補として決定された場合の例である。なお、駐車スペース200aに車止めはなく、紙面右側の短辺の外側に数値を表す路面標示200cが、紙面右側が上になる向きに検出されたとする。
このとき、進入方向決定部27は、駐車スペース200aの左方に位置する車両100aに対しては、前進駐車を行う駐車経路125bを、進入方向が考慮された駐車経路とする。そして、進入方向決定部27は、数値を表す路面標示200cの向きを考慮して、後退駐車を行う駐車経路125aを、進入方向が考慮された駐車経路ではないと判断する。
また、進入方向決定部27は、駐車スペース200aの右方に位置する車両100bに対しては、後退駐車を行う駐車経路125cを、進入方向が考慮された駐車経路とする。そして、進入方向決定部27は、数値を表す路面標示200cの向きを考慮して、前進駐車を行う駐車経路125dを、進入方向が考慮された駐車経路ではないと判断する。
図7E(a)は、駐車スペース200aとしてコインパーキング駐車枠または一般駐車枠が検出されて、その駐車スペース200aが目標駐車枠候補として決定された場合の例である。なお、駐車スペース200aは紙面左側の短辺に沿う車止め200bを有しており、紙面右側の短辺の外側に数値を表す路面標示200cが、紙面右側が上になる向きに検出されたとする。
このとき、進入方向決定部27は、駐車スペース200aの左方に位置する車両100aに対しては、駐車不可である旨を報知する。すなわち、駐車スペース200aの左側の短辺に沿って車止め200bが存在するため、進入方向決定部27は、後退駐車を行う駐車経路126aおよび前進駐車を行う駐車経路126bを、進入方向が考慮された駐車経路ではないと判断する。
また、進入方向決定部27は、駐車スペース200aの右方に位置する車両100bに対しては、後退駐車を行う駐車経路126cを、進入方向が考慮された駐車経路とする。そして、進入方向決定部27は、数値を表す路面標示200cの向きを考慮して、前進駐車を行う駐車経路126dを、進入方向が考慮された駐車経路ではないと判断する。
図7E(b)は、駐車スペース200aとしてコインパーキング駐車枠または一般駐車枠が検出されて、その駐車スペース200aが目標駐車枠候補として決定された場合の例である。なお、駐車スペース200aは紙面左側の短辺に沿う車止め200bを有しており、紙面左側の短辺の外側に数値を表す路面標示200fが、紙面左側が上になる向きに検出されたとする。
このとき、進入方向決定部27は、駐車スペース200aの左方に位置する車両100aに対しては、駐車不可である旨を報知する。すなわち、駐車スペース200aの左側の短辺に沿って車止め200bが存在するため、進入方向決定部27は、後退駐車を行う駐車経路127aおよび前進駐車を行う駐車経路127bを、進入方向が考慮された駐車経路ではないと判断する。
また、進入方向決定部27は、駐車スペース200aの右方に位置する車両100bに対しては、前進駐車を行う駐車経路127dを、進入方向が考慮された駐車経路とする。そして、進入方向決定部27は、数値を表す路面標示200fの向きを考慮して、後退駐車を行う駐車経路127cを、進入方向が考慮された駐車経路ではないと判断する。
図7E(c)は、駐車スペース200aとしてコインパーキング駐車枠または一般駐車枠が検出されて、その駐車スペース200aが目標駐車枠候補として決定された場合の例である。なお、駐車スペース200aは紙面左側の短辺に沿う車止め200bを有しており、紙面右側の短辺の内側に数値を表す路面標示200dが、紙面右側が上になる向きに検出されたとする。
このとき、進入方向決定部27は、駐車スペース200aの左方に位置する車両100aに対しては、駐車不可である旨を報知する。すなわち、駐車スペース200aの左側の短辺に沿って車止め200bが存在するため、後退駐車を行う駐車経路128aおよび前進駐車を行う駐車経路128bを、進入方向が考慮された駐車経路ではないと判断する。
また、進入方向決定部27は、駐車スペース200aの右方に位置する車両100bに対しては、後退駐車を行う駐車経路128cを、進入方向が考慮された駐車経路とする。そして、進入方向決定部27は、数値を表す路面標示200dの向きを考慮して、前進駐車を行う駐車経路128dを、進入方向が考慮された駐車経路ではないと判断する。
(車椅子専用駐車枠における進入方向決定機能の説明)
図8A〜図8Dを用いて、目標駐車枠候補として車椅子専用駐車枠が選択された場合に、進入方向決定部27で決定される駐車経路および進入方向の例について説明する。
図8Aは、駐車スペース200aとして車椅子専用駐車枠が検出されて、その駐車スペース200aが目標駐車枠候補として決定された場合の例である。なお、駐車スペース200aは紙面左側の短辺、および紙面上下の長辺に隣接する乗降スペース200j,200h,200iを有しており、紙面右側の短辺の内側に車椅子を表す路面標示200gが、紙面左側が上になる向きに検出されたとする。
このとき、進入方向決定部27は、駐車スペース200aの左方に位置する車両100aに対しては、事前に目標駐車枠決定用付帯情報登録部28(図3)に登録された、車椅子使用者の乗降位置250が左右ドアまたは後部ドアのいずれかであるという情報を考慮して、前進駐車を行う駐車経路129bを、進入方向が考慮された駐車経路とする。そして、進入方向決定部27は、車椅子使用者の乗降位置250が不適切となる可能性があることから、後退駐車を行う駐車経路129aを、進入方向が考慮された駐車経路ではないと判断する。
また、進入方向決定部27は、駐車スペース200aの右方に位置する車両100bに対しては、事前に目標駐車枠決定用付帯情報登録部28(図3)に登録された、車椅子使用者の乗降位置250が左右ドアまたは後部ドアのいずれかであるという情報を考慮して、後退駐車を行う駐車経路129cを、進入方向が考慮された駐車経路とする。そして、進入方向決定部27は、車椅子使用者の乗降位置250が不適切となる可能性があることから、前進駐車を行う駐車経路129dを、進入方向が考慮された駐車経路ではないと判断する。
図8B(a)は、駐車スペース200aとして車椅子専用駐車枠が検出されて、その駐車スペース200aが目標駐車枠候補として決定された場合の例である。なお、駐車スペース200aは紙面左側の短辺、および紙面上側の長辺に隣接する乗降スペース200j,200hを有しており、紙面右側の短辺の内側に車椅子を表す路面標示200gが、紙面左側が上になる向きに検出されたとする。
このとき、進入方向決定部27は、駐車スペース200aの左方に位置する車両100aに対しては、事前に目標駐車枠決定用付帯情報登録部28(図3)に登録された、車椅子使用者の乗降位置250が右ドアであるという情報を考慮して、後退駐車を行う駐車経路130aを、進入方向が考慮された駐車経路とする。そして、進入方向決定部27は、車椅子使用者の乗降位置250が不適切となることから、前進駐車を行う駐車経路130bを、進入方向が考慮された駐車経路ではないと判断する。
また、進入方向決定部27は、駐車スペース200aの右方に位置する車両100bに対しては、事前に目標駐車枠決定用付帯情報登録部28(図3)に登録された、車椅子使用者の乗降位置250が右ドアであるという情報を考慮して、前進駐車を行う駐車経路130dを、進入方向が考慮された駐車経路とする。そして、進入方向決定部27は、車椅子使用者の乗降位置250が不適切となることから、後退駐車を行う駐車経路130cを、進入方向が考慮された駐車経路ではないと判断する。
図8B(b)は、駐車スペース200aとして車椅子専用駐車枠が検出されて、その駐車スペース200aが目標駐車枠として決定された場合の例である。なお、駐車スペース200aは紙面左側の短辺、および紙面下側の長辺に隣接する乗降スペース200j,200iを有しており、紙面右側の短辺の内側に車椅子を表す路面標示200gが、紙面左側が上になる向きに検出されたとする。
このとき、進入方向決定部27は、駐車スペース200aの左方に位置する車両100aに対しては、事前に目標駐車枠決定用付帯情報登録部28(図3)に登録された、車椅子使用者の乗降位置250が右ドアであるという情報を考慮して、前進駐車を行う駐車経路131bを、進入方向が考慮された駐車経路とする。そして、進入方向決定部27は、車椅子使用者の乗降位置250が不適切となることから、後退駐車を行う駐車経路131aを、進入方向が考慮された駐車経路ではないと判断する。
また、進入方向決定部27は、駐車スペース200aの右方に位置する車両100bに対しては、事前に目標駐車枠決定用付帯情報登録部28(図3)に登録された、車椅子使用者の乗降位置250が右ドアであるという情報を考慮して、後退駐車を行う駐車経路131cを、進入方向が考慮された駐車経路とする。そして、進入方向決定部27は、車椅子使用者の乗降位置250が不適切となることから、前進駐車を行う駐車経路131dを、進入方向が考慮された駐車経路ではないと判断する。
図8C(a)は、駐車スペース200aとして車椅子専用駐車枠が検出されて、その駐車スペース200aが目標駐車枠候補として決定された場合の例である。なお、駐車スペース200aは紙面左側の短辺、および紙面上側の長辺に隣接する乗降スペース200j,200hを有しており、紙面右側の短辺の内側に車椅子を表す路面標示200gが、紙面左側が上になる向きに検出されたとする。
このとき、進入方向決定部27は、駐車スペース200aの左方に位置する車両100aに対しては、事前に目標駐車枠決定用付帯情報登録部28(図3)に登録された、車椅子使用者の乗降位置250が左ドアであるという情報を考慮して、前進駐車を行う駐車経路132bを、進入方向が考慮された駐車経路および進入方向とする。そして、車椅子使用者の乗降位置250が不適切となることから、進入方向決定部27は、後退駐車を行う駐車経路132aを、進入方向が考慮された駐車経路ではないと判断する。
また、進入方向決定部27は、駐車スペース200aの右方に位置する車両100bに対しては、事前に目標駐車枠決定用付帯情報登録部28(図3)に登録された、車椅子使用者の乗降位置250が左ドアであるという情報を考慮して、後退駐車を行う駐車経路132cを、進入方向が考慮された駐車経路とする。そして、車椅子使用者の乗降位置250が不適切となることから、進入方向決定部27は、前進駐車を行う駐車経路132dを、進入方向が考慮された駐車経路ではないと判断する。
図8C(b)は、駐車スペース200aとして車椅子専用駐車枠が検出されて、その駐車スペース200aが目標駐車枠候補として決定された場合の例である。なお、駐車スペース200aは紙面左側の短辺、および紙面下側の長辺に隣接する乗降スペース200j,200iを有しており、紙面右側の短辺の内側に車椅子を表す路面標示200gが、紙面左側が上になる向きに検出されたとする。
このとき、進入方向決定部27は、駐車スペース200aの左方に位置する車両100aに対しては、事前に目標駐車枠決定用付帯情報登録部28(図3)に登録された、車椅子使用者の乗降位置250が左ドアであるという情報を考慮して、後退駐車を行う駐車経路133aを、進入方向が考慮された駐車経路とする。そして、進入方向決定部27は、車椅子使用者の乗降位置250が不適切となることから、前進駐車を行う駐車経路133bを、進入方向が考慮された駐車経路ではないと判断する。
また、進入方向決定部27は、駐車スペース200aの右方に位置する車両100bに対しては、事前に目標駐車枠決定用付帯情報登録部28(図3)に登録された、車椅子使用者の乗降位置250が左ドアであるという情報を考慮して、前進駐車を行う駐車経路133dを、進入方向が考慮された駐車経路とする。そして、進入方向決定部27は、車椅子使用者の乗降位置250が不適切となることから、後退駐車を行う駐車経路133cを、進入方向が考慮された駐車経路ではないと判断する。
図8D(a)は、駐車スペース200aとして車椅子専用駐車枠が検出されて、その駐車スペース200aが目標駐車枠候補として決定された場合の例である。なお、駐車スペース200aは紙面左側の短辺、および紙面上側の長辺に隣接する乗降スペース200j,200hを有しており、紙面右側の短辺の内側に車椅子を表す路面標示200gが、紙面左側が上になる向きに検出されたとする。
このとき、進入方向決定部27は、駐車スペース200aの左方に位置する車両100aに対しては、事前に目標駐車枠決定用付帯情報登録部28(図3)に登録された、車椅子使用者の乗降位置250が後部ドアであるという情報を考慮して、前進駐車を行う駐車経路134bを、進入方向が考慮された駐車経路とする。そして、進入方向決定部27は、車椅子使用者の乗降位置250が不適切となることから、後退駐車を行う駐車経路134aを、進入方向が考慮された駐車経路ではないと判断する。
また、進入方向決定部27は、駐車スペース200aの右方に位置する車両100bに対しては、事前に目標駐車枠決定用付帯情報登録部28(図3)に登録された、車椅子使用者の乗降位置250が後部ドアであるという情報を考慮して、後退駐車を行う駐車経路134cを、進入方向が考慮された駐車経路とする。そして、進入方向決定部27は、車椅子使用者の乗降位置250が不適切となることから、前進駐車を行う駐車経路134dを、進入方向が考慮された駐車経路ではないと判断する。
図8D(b)は、駐車スペース200aとして車椅子専用駐車枠が検出されて、その駐車スペース200aが目標駐車枠候補として決定された場合の例である。なお、駐車スペース200aは紙面左側の短辺、および紙面下側の長辺に隣接する乗降スペース200j,200iを有しており、紙面右側の短辺の内側に車椅子を表す路面標示200gが、紙面左側が上になる向きに検出されたとする。
このとき、進入方向決定部27は、駐車スペース200aの左方に位置する車両100aに対しては、事前に目標駐車枠決定用付帯情報登録部28(図3)に登録された、車椅子使用者の乗降位置250が後部ドアであるという情報を考慮して、前進駐車を行う駐車経路135bを、進入方向が考慮された駐車経路とする。そして、進入方向決定部27は、車椅子使用者の乗降位置250が不適切となることから、後退駐車を行う駐車経路135aを、進入方向が考慮された駐車経路ではないと判断する。
また、進入方向決定部27は、駐車スペース200aの右方に位置する車両100bに対しては、事前に目標駐車枠決定用付帯情報登録部28(図3)に登録された、車椅子使用者の乗降位置250が後部ドアであるという情報を考慮して、後退駐車を行う駐車経路135cを、進入方向が考慮された駐車経路とする。そして、進入方向決定部27は、車椅子使用者の乗降位置250が不適切となることから、前進駐車を行う駐車経路135dを、進入方向が考慮された駐車経路ではないと判断する。
以上、車両用駐車支援装置10で行われる処理の概要を説明したが、次に、図9のフローチャートを用いて、車両用駐車支援装置10で行われる処理全体の流れを説明する。
(車両用駐車支援装置で行われる処理の流れの説明)
(ステップS10)自動駐車開始スイッチ29(図2)を操作して自動駐車の開始を指示する。
(ステップS12)駐車モード推定処理を行う。具体的には、事前に目標駐車枠決定用付帯情報登録部28(図3)に登録された情報に基づいて、目標駐車枠の駐車枠種別の推定を行う。例えば、車両100に車椅子の乗員が乗車していることが登録されているときは車椅子専用駐車枠を使用するものと推定する。また、コインパーキングの選択を許可する旨が登録されているときはコインパーキング駐車枠を使用するものと推定する。もちろん、その場で車両100の運転者に駐車モードを選択させても構わない。
(ステップS14)駐車したい駐車枠付近まで車両100を移動させる。
(ステップS16)車両100が停止すると、駐車枠線検出部25(図3)において駐車枠線検出処理が行われる。なお、この駐車枠線検出処理は、車両100が移動中に開始してもよい。
(ステップS18)駐車枠特徴検出部23(図3)において車止め検出処理を行う。
(ステップS20)駐車枠特徴検出部23(図3)において路面標示検出処理を行う。
(ステップS22)図3に示した駐車枠種別認識部24と目標駐車枠決定部26において目標駐車枠候補および進入方向決定処理を行う。詳しい処理の内容は後述する。
(ステップS24)駐車経路および進入方向決定部27(図3)において駐車経路生成処理を行う。処理の詳細な内容は、図7A〜図7Eおよび図8A〜図8Dで説明した通りである。
(ステップS26)自動駐車実行部61(図3)において、最も適した目標駐車枠候補を選択して、選択された目標駐車枠を目標として自動駐車実行処理を行い、車両100を目標駐車枠に自動駐車させる。
(ステップS28)自動駐車が完了したか否かを判断する。自動駐車が完了したときは図9のフローチャートを終了し、それ以外のときはステップS26に戻って自動駐車を継続する。
(進入方向決定処理の流れの説明)
次に、図10のフローチャートを用いて、目標駐車枠候補および進入方向決定処理の流れについて説明する。
(ステップS30)駐車モード推定処理(図9のステップS12)によって、身障者優先の駐車モードと推定されたか否かを判断する。身障者優先の駐車モードであるときはステップS32に進み、それ以外のときはステップS36に進む。
(ステップS32)路面標示検出処理(図9のステップS20)によって、車椅子を表す路面標示102fが検出されたか否かを判定する。車椅子を表す路面標示102fが検出されたときはステップS34に進み、それ以外のときはステップS54に進む。
(ステップS34)車両進入方向決定処理を行う。具体的には、検出された駐車枠種別に対応した駐車枠特徴、すなわち、車止め108e,110dの有無と設置位置、ロック板108dの有無、数値を表す路面標示108c,110cの位置と向き、乗降スペース102c,102d,104c,104d,104e,106dの設置位置を考慮して、車両100を目標駐車枠候補に自動駐車させる際の、進入方向を考慮した駐車経路を決定する。処理の詳細な内容は、図7A〜図7Eおよび図8A〜図8Dで説明した通りである。そして、処理終了後にメインルーチン(図9)に戻る。
(ステップS36)駐車モード推定処理(図9のステップS12)によって、コインパーキング優先の駐車モードと推定されたか否かを判断する。コインパーキング優先の駐車モードであるときはステップS38に進み、それ以外のときはステップS44に進む。
(ステップS38)路面標示検出処理(図9のステップS20)によって、数値を表す路面標示108c,110cが検出されたか否かを判定する。数値を表す路面標示108c,110cが検出されたときはステップS40に進み、それ以外のときはステップS54に進む。
(ステップS40)検出された駐車スペースが一般駐車枠110かコインパーキング駐車枠108かの識別を行う。具体的には、駐車スペース102b,108b,110bの外側に数値を表す路面標示108cが検出されたときはコインパーキング駐車枠108と判断して、駐車スペース102b,108b,110bの内側に数値を表す路面標示108cが検出されたときは一般駐車枠110と判断する。
(ステップS42)検出された駐車スペースがコインパーキング駐車枠108であるか否かを判定する。コインパーキング駐車枠108であると判定されたときはステップS34に進み、それ以外のときはステップS54に進む。
(ステップS44)駐車モード推定処理(図9のステップS12)によって、一般駐車枠優先の駐車モードと推定されたか否かを判断する。一般駐車枠優先の駐車モードであるときはステップS46に進み、それ以外のときはステップS52に進む。
(ステップS46)路面標示検出処理(図9のステップS20)によって、数値を表す路面標示108c,110cが検出されたか否かを判定する。数値を表す路面標示108c,110cが検出されたときはステップS48に進み、それ以外のときはステップS54に進む。
(ステップS48)検出された駐車スペースが一般駐車枠110かコインパーキング駐車枠108かの識別を行う。具体的には、駐車スペース102b,108b,110bの外側に数値を表す路面標示108cが検出されたときはコインパーキング駐車枠108と判断して、駐車スペース102b,108b,110bの内側に数値を表す路面標示110cが検出されたときは一般駐車枠110と判断する。
(ステップS50)検出された駐車スペースが一般駐車枠110であるか否かを判定する。一般駐車枠110であると判定されたときはステップS34に進み、それ以外のときはステップS54に進む。
(ステップS52)駐車枠線検出処理(図9のステップS16)によって駐車枠線が検出されて、駐車枠線に囲まれた駐車スペースが存在するか否かを判定する。駐車スペースが存在するときはステップS34に進み、それ以外のときはステップS54に進む。
(ステップS54)進入方向を決定することができないと判断して、車両100の運転者に駐車モードの指定を指示する。なお、フローチャートがステップS54に至ったときは駐車枠種別が認識できない状態にあるため、単に「車椅子専用駐車枠に駐車させる」、「コインパーキング駐車枠に駐車させる」、「一般駐車枠に駐車させる」という指示を行わせるのではなく、車両100に設置したモニター42(図2)に車両100の周囲の画像を表示して、運転者に対して、その画像上で目標駐車枠の指示を求める。
(ステップS56)駐車モードの指示(目標駐車枠の指示)がなされたか否かを判定する。指示がなされたときはステップS34に進み、それ以外のときはステップS56を繰り返して、指示がなされるのを待つ。
なお、図9,図10に示したフローチャートは、あくまでも一例であって、内部で行う処理の順序は、適宜変更しても構わない。
以上説明したように、実施例1に記載の車両用駐車支援装置10によれば、駐車枠特徴検出部23が駐車枠特徴を検出して、駐車枠種別認識部24が駐車枠種別を認識して、目標駐車枠決定部26が車両100を駐車させる目標駐車枠候補を決定して、進入方向決定部27が車両100を目標駐車枠まで移動させる、進入方向が考慮された駐車経路を決定するため、複数の種別の駐車枠が隣接して存在するときであっても、車両100を駐車させるのに適した目標駐車枠候補と進入方向を確実に決定することができる。
また、実施例1に記載の車両用駐車支援装置10によれば、駐車枠特徴を、駐車枠線102a,108a,110a、路面標示102f,108c,110c、車止め108e,110d、乗降スペース102c,102d,104c,104d,104e,106d、ロック板108dのうち少なくとも1つとしたため、少ない特徴から駐車枠種別を確実に認識することができる。
そして、実施例1に記載の車両用駐車支援装置10によれば、駐車枠種別認識部24は、少なくとも車椅子専用駐車枠102,104,106、コインパーキング駐車枠108、一般駐車枠110を認識するため、一般に存在する駐車枠種別を確実に認識できる。したがって、自動駐車可能な駐車枠の範囲を広げることができる。
さらに、実施例1に記載の車両用駐車支援装置10によれば、進入方向決定部27は、車両100に対する乗員の乗降方向を考慮して、目標駐車枠候補に対する車両100の進入方向を決定するため、駐車が完了した後で乗員のスムーズな乗降を行わせることができる。特に、乗降時に様々なサポートを必要とする車椅子使用者に対する使い勝手を向上させることができる。
また、実施例1に記載の車両用駐車支援装置10によれば、目標駐車枠決定部26は、目標駐車枠候補を決定するために必要な情報を予め登録しておく目標駐車枠決定用付帯情報登録部28を有するため、目標駐車枠候補を決定する際に必要となる付帯情報(例えば、車椅子使用者の有無、コインパーキングの使用可否等)を予め登録しておくことによって、適切な目標駐車枠候補を容易かつ確実に決定することができる。
以上、本発明の実施例を図面により詳述したが、実施例は本発明の例示にしか過ぎないものであるため、本発明は実施例の構成にのみ限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の設計の変更等があっても、本発明に含まれることは勿論である。
例えば、駐車枠種別は、実施例1で述べた種別に限定されるものではなく、さらに、例えば、「軽」の路面標示がなされた軽自動車用駐車枠、「貨物車用」の路面標示がなされた貨物専用パーキングメーター等の種別も加えて、駐車枠種別の認識を行わせることができる。
なお、認識可能な駐車枠種別を変更したときは、その駐車枠種別を認識するために必要な付帯情報、例えば、車両100が軽自動車や貨物車であるときは、その種別情報を目標駐車枠決定用付帯情報登録部28に登録しておく必要がある。
また、実施例1にあっては、撮像部20を構成するカメラ、および距離計測部30を構成するソナーは、それぞれ複数台を有する構成として説明したが、同じ範囲の撮像と測距を行う、少なくとも1台のカメラと1台のソナーがあれば、観測範囲は限定されるが、実施例1と同様の作用効果を得ることができる。
10・・・・・車両用駐車支援装置
20・・・・・撮像部
23・・・・・駐車枠特徴検出部
24・・・・・駐車枠種別認識部
26・・・・・目標駐車枠決定部
27・・・・・進入方向決定部
28・・・・・目標駐車枠決定用付帯情報登録部
30・・・・・距離計測部
41・・・・・現在位置検出部
100,100a,100b・・・・車両
102a,108a,110a・・・駐車枠線
102f,108c,110c・・・路面標示
102,104,106・・・・・・車椅子専用駐車枠
108・・・・・・・・・・・・・・コインパーキング駐車枠
108e,110d・・・・・・・・車止め
110・・・・・・・・・・・・・・一般駐車枠

Claims (5)

  1. 車両に備えられて、前記車両の周囲の画像を撮像する少なくとも1つの撮像部と、
    前記撮像部で撮像された画像の中から、駐車枠を表す駐車枠特徴を検出する駐車枠特徴検出部と、
    前記駐車枠特徴に基づいて、前記駐車枠の用途を表す駐車枠種別を認識する駐車枠種別認識部と、
    前記駐車枠種別認識部の認識結果に基づいて、前記車両を駐車させる目標駐車枠候補を決定する目標駐車枠決定部と、
    前記目標駐車枠の駐車枠種別に基づいて、前記目標駐車枠候補に対する進入方向を決定する進入方向決定部と、を有することを特徴とする車両用駐車支援装置。
  2. 前記駐車枠特徴は、駐車枠線、路面標示、車止め、乗降スペース、ロック板のうち少なくとも1つであることを特徴とする請求項1に記載の車両用駐車支援装置。
  3. 前記駐車枠種別は、少なくとも車椅子専用駐車枠、コインパーキング駐車枠、一般駐車枠を含むことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の車両用駐車支援装置。
  4. 前記進入方向決定部は、前記車両に対する乗員の乗降方向を考慮して、前記目標駐車枠候補に対する進入方向を決定することを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の車両用駐車支援装置。
  5. 前記目標駐車枠決定部は、前記目標駐車枠候補を決定するために必要な情報を予め登録しておく目標駐車枠決定用付帯情報登録部を有することを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の車両用駐車支援装置。
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