JP2009173122A - 駐車支援システム、及び車両用駐車支援装置 - Google Patents

駐車支援システム、及び車両用駐車支援装置 Download PDF

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JP2009173122A JP2008012762A JP2008012762A JP2009173122A JP 2009173122 A JP2009173122 A JP 2009173122A JP 2008012762 A JP2008012762 A JP 2008012762A JP 2008012762 A JP2008012762 A JP 2008012762A JP 2009173122 A JP2009173122 A JP 2009173122A
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Abstract

【課題】駐車領域までの状況をより詳細に運転者に伝えることが可能な駐車支援システム、及び車両用駐車支援装置を提供すること。
【解決手段】車両外を撮像する車載撮像手段(20)と、車両外に設置され、駐車領域を撮像する固定撮像手段(72)を含む車外設備(70)と、車外設備との通信を行なう車載通信手段(30)と、車両内の乗員に対して画像を表示する画像表示手段(40)と、車載通信手段及び画像表示手段を制御する制御手段(60)と、を備える駐車支援システム(1)であって、制御手段は、車載撮像手段により撮像された車両側撮像画像と、固定撮像手段により撮像され車載通信手段により車外設備から取得された車外側撮像画像と、が合成された合成鳥瞰画像を生成し、生成した合成鳥瞰画像を表示するように画像表示手段を制御することを特徴とする。
【選択図】図1

Description

本発明は、カメラの撮像画像に基づいて種々の駐車支援を行なう駐車支援システム、及び車両用駐車支援装置に関する。
従来、車両後方を撮像する車載カメラの撮像画像を車室内の液晶ディスプレイ等により表示して、後進駐車の際の安全確認等に役立てる駐車支援装置が、バックガイドモニターシステム等と称され、用いられている(例えば、非特許文献1参照)。係る装置では、後方画像を表示するだけでなく、駐車ガイド線を撮像画像に重畳表示する等の駐車支援制御が行なわれている。
ところで、車両後方の風景を表示する際に、撮像画像をそのまま表示するのではなく、上空から見た鳥瞰画像に変換してから表示する方が、特に初心者である運転者にとって、車両とこれから駐車しようとする駐車領域の位置関係とを直感的に認識し易いと考えられる。
鳥瞰画像を車室内に表示する態様の車両周辺表示装置についての発明が開示されている(例えば、特許文献1参照)。この装置では、単に撮像画像を鳥瞰画像に変換したものを表示するだけでなく、鳥瞰画像と車両の予測進路を合成した画像を表示するものとしている。
特許第3838884号公報 トヨタ自動車株式会社、「クラウンマジェスタ新型車解説書(品番7109100)」、トヨタ自動車株式会社サービス部、2004年7月5日発行、第10章 ボデー&エレクトリカル、p10−373〜10−384
しかしながら、上記従来の装置では、車両から駐車領域までの間に他車両や駐車場の壁等の遮蔽物が存在したり、車両の駐車領域に対する傾き角によって駐車領域が撮像範囲に入らなかったりする結果、車両から駐車領域に至る駐車経路の全てを撮像画像がカバーできない場合が生じる。
本発明はこのような課題を解決するためのものであり、駐車領域までの状況をより詳細に運転者に伝えることが可能な駐車支援システム、及び車両用駐車支援装置を提供することを、主たる目的とする。
上記目的を達成するための本発明の第1の態様は、
車両外を撮像する車載撮像手段と、
車両外に設置され、駐車領域を撮像する固定撮像手段を含む車外設備と、
前記車外設備との通信を行なう車載通信手段と、
車両内の乗員に対して画像を表示する画像表示手段と、
前記車載通信手段及び前記画像表示手段を制御する制御手段と、を備える駐車支援システムであって、
前記制御手段は、前記車載撮像手段により撮像された車両側撮像画像と、前記固定撮像手段により撮像され前記車載通信手段により車外設備から取得された車外側撮像画像と、が合成された合成鳥瞰画像を生成し、該生成した合成鳥瞰画像を表示するように前記画像表示手段を制御することを特徴とする、
駐車支援システムである。
この本発明の第1の態様によれば、合成鳥瞰画像を表示することにより、駐車領域までの状況をより詳細に運転者に伝えることができる。合成鳥瞰画像に、車両から見て死角となる領域の画像を反映させることができるからである。
本発明の第1の態様において、
前記制御手段は、前記車載通信手段により前記車外設備との通信が成立したことを、前記合成鳥瞰画像を表示するための開始トリガーの一つとすることを特徴とするものとしてもよい。
また、本発明の第1の態様において、
前記制御手段は、前記車載通信手段により前記車外設備との通信が成立し、且つ前記車載撮像手段により撮像された車両側撮像画像の範囲と前記固定撮像手段により撮像された車外側撮像画像の範囲が重複していることを、前記合成鳥瞰画像を表示するための開始トリガーの一つとすることを特徴とするものとしてもよい。
また、本発明の第1の態様において、
前記制御手段は、
前記車載撮像手段により撮像された車両側撮像画像、及び前記固定撮像手段により撮像され前記車載通信手段により車外設備から取得された車外側撮像画像に基づいて、前記駐車領域に至る推奨駐車経路を生成し、
前記合成鳥瞰画像が前記生成した推奨駐車経路を包含する場合に、該推奨駐車経路に基づく所定の駐車支援制御を開始することを特徴とするものとしてもよい。
また、本発明の第1の態様において、
前記車外設備は、複数の駐車領域を撮像する単独又は複数の固定撮像手段を含み、
前記制御手段は、前記複数の駐車領域のうち最適な駐車領域を選択して、前記合成鳥瞰画像を生成する手段であるものとしてもよい。
また、本発明の第1の態様において、
前記制御手段は、前記合成鳥瞰画像を生成した後に、
前記車載撮像手段により撮像された車両側撮像画像、及び前記固定撮像手段により撮像され前記車載通信手段により車外設備から取得された車外側撮像画像に基づいて、前記選択した最適な駐車領域に至る推奨駐車経路を生成し、
前記合成鳥瞰画像が前記生成した推奨駐車経路を包含する場合に、該推奨駐車経路に基づく所定の駐車支援制御を行なうことを特徴とするものとしてもよい。
本発明の第2の態様は、
車両外を撮像する車載撮像手段と、
駐車領域を撮像する固定撮像手段を有する車外設備との通信を行なう通信手段と、
車両内の乗員に対して画像を表示する画像表示手段と、
前記通信手段及び前記画像表示手段を制御する制御手段と、を備える車両用駐車支援装置であって、
前記制御手段は、前記車載撮像手段により撮像された車両側撮像画像と、前記固定撮像手段により撮像され前記車載通信手段により車外設備から取得された車外側撮像画像と、が合成された合成鳥瞰画像を生成し、該生成した合成鳥瞰画像を表示するように前記画像表示手段を制御することを特徴とする、
車両用駐車支援装置である。
本発明の第2の態様において、
前記制御手段は、前記車載通信手段により前記車外設備との通信が成立したことを、前記合成鳥瞰画像を表示するための開始トリガーの一つとすることを特徴とするものとしてもよい。
また、本発明の第2の態様において、
前記制御手段は、前記車載通信手段により前記車外設備との通信が成立し、且つ前記車載撮像手段により撮像された車両側撮像画像の範囲と前記固定撮像手段により撮像された車外側撮像画像の範囲が重複していることを、前記合成鳥瞰画像を表示するための開始トリガーの一つとすることを特徴とするものとしてもよい。
本発明の第2の態様において、
前記制御手段は、
前記車載撮像手段により撮像された車両側撮像画像、及び前記固定撮像手段により撮像され前記車載通信手段により車外設備から取得された車外側撮像画像に基づいて、前記駐車領域に至る推奨駐車経路を生成し、
前記合成鳥瞰画像が前記生成した推奨駐車経路を包含する場合に、該推奨駐車経路に基づく所定の駐車支援制御を行なうことを特徴とするものとしてもよい。
本発明によれば、駐車領域までの状況をより詳細に運転者に伝えることが可能な駐車支援システム、及び車両用駐車支援装置を提供することができる。
以下、本発明を実施するための最良の形態について、添付図面を参照しながら実施例を挙げて説明する。
<第1実施例>
[構成]
以下、本発明の第1実施例に係る駐車支援システム1、及びその一部を構成する車両用駐車支援装置10について説明する。図1は、駐車支援システム1の全体構成の一例を示す図である。駐車支援システム1は、主要な構成として、車両用駐車支援装置10と、車外設備70と、を備える。
車両用駐車支援装置10は、車載カメラ20と、車両側通信装置30と、ディスプレイ装置40と、専用スイッチ50と、駐車支援用ECU(Electronic Control Unit)60と、を備える。なお、図中矢印は、例えば多重通信線を介し、CAN(Controller Area Network)やBEAN、AVC−LAN、FlexRay等の適切な通信プロトコルを用いて行なわれる車両内の情報通信の流れを示す。
車載カメラ20は、例えば、車体後部のバンパーやナンバープレート周辺等に配設され、広角レンズと、CCD(Charge Coupled Device)カメラやCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)カメラ等のカメラデバイスによって構成される。車載カメラ20は、車両後方の斜め下方に向いた光軸を有し、車両後方を撮像する。車載カメラ20が撮像した画像は例えばNTSC(National Television Standards Committee)等のインターレース方式により生成される画像信号として駐車支援用ECU60に送信される。
車両側通信装置30は、車外設備70が備える車外設備側通信装置74との通信を行なって車外設備側撮像画像(現実には、画像データ)を取得する。係る通信において、通信方式等に特段の制限はないが、例えばDSRC(Dedicated Short Range Communication)やBluetooth(登録商標)等の短距離無線通信方式を用いてもよいし、その他、携帯電話網、PHS(Personal Handy-phone System)網、無線LAN、ビーコン、レーザー等を用いてもよい。
ここで、他の車載装置の説明に先立って車外設備70が有する固定カメラ72について説明する。固定カメラ72は、例えば車載カメラ20と同様のハードウエア構成(広角レンズはなくてもよい)を有し、特定の駐車領域のほぼ全体を斜め上方から撮像可能な位置に設置される。図2は、車外設備70が設置された駐車領域に駐車しようとしている車両の車載カメラ20と、固定カメラ72がそれぞれ駐車領域を撮像する様子を示す図である。本図に示す如く、車載カメラ20と固定カメラ72が異なる位置から駐車領域を撮像するため、車両から見て死角となる領域の撮像画像を車両用駐車支援装置10が取得することが可能となる。固定カメラ72が撮像した撮像画像は、制御装置76により制御される車外設備側通信装置74から車両側通信装置30に送信されることとなる。
以下、車載装置の説明に戻る。ディスプレイ装置40は、例えば、タッチパネルとして構成された液晶ディスプレイ装置である。ディスプレイ装置40は、車室内のインストルメントパネル中央部等、運転者の見やすい位置に設置される。
専用スイッチ50は、車両用駐車支援装置10のオン/オフを指示するメインスイッチ、その他ユーザーによる種々の指示入力が可能な各種スイッチを含む。
駐車支援用ECU60は、例えば、CPUを中心としてROMやRAM等がバスを介して相互に接続されたコンピューターユニットであり、その他、HDD(Hard Disc Drive)やDVD(Digital Versatile Disk)、フラッシュメモリ等の記憶媒体やI/Oポート、タイマー、カウンター等を備える。ROMには、CPUが実行するプログラムやデータが格納されている。なお、駐車支援用ECU60は、前述した多重通信線を用いた車両LANに接続されることにより、シフトポジションセンサーにより検出されるシフト位置や、車速センサーにより検出される車速、アクセル開度センサーにより検出されるアクセル開度、ナビゲーション装置において特定された車両の現在位置(緯度、経度)等、種々の車両信号を検出可能となっている。
[合成鳥瞰画像の生成及び表示]
駐車支援用ECU60は、ROMに記憶されたプログラムをCPUが実行することにより機能する主要な機能ブロックとして、通信制御部62と、座標変換部64と、画像合成部66と、駐車支援制御部68と、を備える。
通信制御部62は、所定の場合に、車外設備側通信装置74から車外側撮像画像を取得するように車両側通信装置30を制御する。ここで、車外設備70から車外側撮像画像が送信されるためのトリガーとしては、(1)車外設備側通信装置74から定期的に発信される車両探索信号に応じて所定の応答信号を返信することにより車外側撮像画像が送信開始される、(2)ユーザーによる専用スイッチ50に応じて車両側通信装置30から車外側撮像画像の要求信号を発信し、これに応じて車外側撮像画像が送信開始される、(3)シフト位置がR(リバース)となったことを駐車支援用ECU60が認識したときに車両側通信装置30から車外側撮像画像の要求信号を発信し、これに応じて車外側撮像画像が送信開始される等、種々の手法が考えられる。
座標変換部64は、車載カメラ20が撮像した車両側撮像画像、及び車外設備70から送信された車外側撮像画像を、ROMに記憶された変換マップ等を用いて、上空から見た鳥瞰画像に変換する。当該変換マップは、車載カメラ20や固定カメラ72の設置パラメータ(ロール、パン、ピッチ、設置された高さ、焦点距離等)に基づいて、予め作成されている。
この際に、撮像画像における駐車車両等の立体構造物を必ずしも正確に変換することができない場合があるが、本発明に係る駐車支援において重要な要素となるのは駐車領域を区画する路面に描画された駐車区画線を鳥瞰画像に反映させること、及び車両と駐車領域との間に人等が存在するか否かを視認できることであるため、駐車区画線以外の物体については、存在が認められる程度に輪郭線や色彩(モノクロ画像の場合は輝度)等が反映されていれば足りる。図3は、車両側撮像画像、及び車外側撮像画像が鳥瞰画像に変換される様子を示す図である。なお、車外側撮像画像の画像変換は、車外設備70の制御装置76が行なうものとしてもよい。
画像合成部66は、車載カメラ20が撮像した車両側撮像画像を変換した第1鳥瞰画像と、車外設備70から送信された車外側撮像画像を変換した第2鳥瞰画像と、を合成して合成鳥瞰画像を生成する。ここで、第1鳥瞰画像と第2鳥瞰画像の対応関係が必要となるが、例えば、第1鳥瞰画像と第2鳥瞰画像における駐車区画線の位置が重畳するように適宜画像を回転、及び拡大縮小等すればよい。図4は、図3に例示した鳥瞰画像が合成された合成鳥瞰画像を表す図である。なお、座標変換と画像合成の処理は、本実施例の如く分離されている必要はなく、変換及び合成を併せて行なう機能を駐車支援用ECU60が有するものとしてもよい。
このように生成された合成鳥瞰画像は、所定の条件を満たす場合に、ディスプレイ装置40に表示される。ここで所定の条件とは、例えば、車両側通信手段30と車外設備側通信装置74との通信が成立したことであってもよいし、通信が成立し、且つ第1鳥瞰画像と第2鳥瞰画像の範囲が重複していることであってもよい。ここで、「重複している」とは、より厳密に定義すると、同一の路面を撮像している部分が第1鳥瞰画像と第2鳥瞰画像のそれぞれに存在することをいう。更に、ユーザーによる所定のスイッチ操作がなされたことや、シフト位置がR(リバース)であることを条件に加えてもよい。
係る合成鳥瞰画像がディスプレイ装置40に表示されることにより、運転者は、車両とこれから駐車しようとする駐車領域の位置関係を直感的に認識することができる。しかも、合成鳥瞰画像は、車両から見て死角となる領域の撮像画像が反映されるため、駐車領域までの状況をより詳細に運転者に伝えることができる。
[駐車支援制御]
駐車支援制御部68は、車両側撮像画像、及び車外側撮像画像に基づいて車両から駐車領域に至る推奨駐車経路を生成し、合成鳥瞰画像が推奨駐車経路を包含する場合に、推奨駐車経路に基づく駐車支援制御を行なう。ここで、推奨駐車経路とは、運転者がステアリングの切り返しをすることなく、緩やかな軌跡で車両を駐車領域に移動させるための経路であり、例えば合成鳥瞰画像により把握される車両と駐車領域の位置関係に基づいて、直線やクロソイド曲線、円弧の組み合わせで生成される。なお、合成鳥瞰画像が推奨駐車経路を包含する場合に限定するのは、いずれかのカメラにより撮像されていない箇所を走行させるような駐車支援を行なうのは、安全上好ましくないからである。
そして、駐車支援制御には種々のものが考えられるが、例えば、合成鳥瞰画像に重畳させてガイド線を表示する。図5は、ガイド線が重畳表示された合成鳥瞰画像を示す図である。運転者は、係る画像を見ながらステアリング操作及びクリープ後退等を行なうことにより、簡易に車両を駐車領域に移動させることができる。しかも、合成鳥瞰画像が推奨駐車経路を包含する場合に限定するため、いずれかのカメラにより撮像されていることにより合成鳥瞰画像に反映されている路面、すなわち運転者が合成鳥瞰画像を視認して安全確認を行なうことが可能な路面のみを通って、車両を移動させることができる。なお、駐車支援制御はこれに限らず、例えば自動操舵制御を行なってもよいし、最適なステアリング操作に関して音声によるアドバイスを行なってもよい。
[具体的な処理の流れ]
以下、第1実施例の駐車支援用ECU60による具体的な処理の流れについて説明する。図6は、駐車支援用ECU60が実行する特徴的な処理の流れを示すフローチャートである。本フローは、例えば所定周期をもって繰り返し実行される。
まず、車両用駐車支援装置10がオン状態であるか否かを判定する(S100)。そして、車外設備70との通信が成立したか否か、及び前述した画像表示を開始するための条件が成立したか否かを判定する(S102、S104)。S100〜S104のいずれかにおいて否定的な判定を得た場合は、何も処理を行なわずに本フローの1ルーチンを終了する。
一方、S100〜S104の全てにおいて肯定的な判定を得た場合は、合成鳥瞰画像を生成して、これを表示する(S106)。
続いて、合成鳥瞰画像上で推奨駐車経路を生成する(S108)。なお、本フローに先立って、ユーザーによる専用スイッチ50を用いた駐車支援制御の開始指示があったか否かを判定してもよい。
推奨駐車経路を生成すると、合成鳥瞰画像が推奨駐車経路をカバーできているか否かを判定する(S110)。合成鳥瞰画像が推奨駐車経路をカバーできていない場合は、何も処理を行なわずに本フローの1ルーチンを終了し、合成鳥瞰画像が推奨駐車経路をカバーできている場合は、推奨駐車経路に基づく駐車支援制御を実行する(S112)。
第1実施例の駐車支援システム1、及び車両用駐車支援装置10によれば、合成鳥瞰画像を表示することにより、駐車領域までの状況をより詳細に運転者に伝えることができる。合成鳥瞰画像に、車両から見て死角となる領域の画像を反映させることができるからである。
また、合成鳥瞰画像を用いて駐車支援制御を実行することにより、いずれかのカメラにより撮像されていることにより合成鳥瞰画像に反映されている路面、すなわち運転者が合成鳥瞰画像を視認して安全確認を行なうことが可能な路面のみを通って、車両を移動させることが可能となる。
<第2実施例>
[構成]
以下、本発明の第2実施例に係る駐車支援システム2、及びその一部を構成する車両用駐車支援装置10について説明する。図7は、駐車支援システム2が機能する様子を示すイメージ図である。駐車支援システム2は、車外設備70が、複数の駐車領域を撮像する単独又は複数の固定カメラ72A、72B、72C、…を備える点で第1実施例と相違する。図8は、駐車支援システム2の全体構成の例を示す図である。図示する如く、車外設備70が駐車領域毎に設置されているものとしてもよいし(図8(A)参照)、複数の固定カメラ72A、72B、72C、…を統括制御する制御装置76及び車外設備側通信装置74を備えるものとしてもよい(図8(B)参照)。一方、本実施例における車両用駐車支援装置10はハードウエア構成において第1実施例と特段の異なる点がないため、同一の符号を付して説明を省略する。
[特徴的な処理内容]
本実施例における車両用駐車支援装置10の駐車支援用ECU60は、複数の駐車領域のうち最適な駐車領域を選択して、合成鳥瞰画像を生成・表示し、これに基づく駐車支援制御を行なう。合成鳥瞰画像の生成・表示、及び駐車支援制御の内容については第1実施例と同様であるため、説明を省略する。
最適な駐車領域の選択は、例えば、車両内のナビゲーション装置において特定された車両の現在位置と、車外設備70との通信により得られる各固定カメラ72の位置と、を比較して行なうことができる。駐車支援用ECU60においては、車載カメラ20の撮像可能距離Xが、予めROM等に記憶されている。また、車外設備70の制御装置76においては、各固定カメラ72A、72B、72C、…の位置、及び撮像可能距離YA、YB、YC、…が内部メモリ等に記憶されている。各固定カメラの撮像可能距離が同一であれば、共通の撮像可能距離Yとして記憶されてもよい。
駐車支援用ECU60は、これらの情報を通信により収集し、車両の後方に在って最も近い固定カメラの撮像する駐車領域を選択し、合成鳥瞰画像の表示等を実行する。ここで、固定カメラが車両の後方にあるか否かの判定においては、まず、シフト位置に基づいて車両が前進中か後進中かを判断し、車両の現在位置の時間変化を観察することによって、車両の進行方向(緯度、及び経度を座標軸とする座標系における車両の傾き角)を認識する。そして、車両の進行方向に直交する直線よりも車両の後ろ側に固定カメラが存在するか否かを判定する。図9は、係る判定を行なう様子を示す図である。なおこのような手法に限らず、車載カメラ20の画像解析によって当該判定を行なってもよい。
また、合成鳥瞰画像を生成する際に車載カメラ20と選択された固定カメラ(ここでは72Bとする)の撮像画像の範囲が重複する必要があることを考慮すると、車両と固定カメラ72Bとの距離が、(X+YB)以下である必要がある。
[具体的な処理の流れ]
以下、上記の処理を実現するために、第2実施例の駐車支援用ECU60により実行される具体的な処理の流れについて説明する。図10は、駐車支援用ECU60が実行する特徴的な処理の流れを示すフローチャートである。本フローは、例えば所定周期をもって繰り返し実行される。
まず、第1実施例と同様に、車両用駐車支援装置10がオン状態であるか否かを判定する(S200)。そして、車外設備70との通信が成立したか否か、及び画像表示を開始するための条件が成立したか否かを判定する(S202、S204)。S200〜S204のいずれかにおいて否定的な判定を得た場合は、何も処理を行なわずに本フローの1ルーチンを終了する。
一方、S200〜S204の全てにおいて肯定的な判定を得た場合は、車外設備70との通信により各固定カメラ72A、72B、72C、…の位置、及び撮像可能距離YA、YB、YC、…を取得する(S206)。
そして、車両の後方に在って、且つ車両との距離が撮像可能距離の和(X+Y*;*はA、B、C、…)以下である固定カメラを抽出する(S208)。以下、抽出された固定カメラを対象カメラと称する。
続いて、抽出した固定カメラのうち、車両に最も近い固定カメラを選択する(S210)。
そして、選択した固定カメラの撮像した車外側撮像画像を用いて合成鳥瞰画像を生成し、これを表示する(S212)。
続いて、合成鳥瞰画像上で推奨駐車経路を生成する(S214)。
推奨駐車経路を生成すると、合成鳥瞰画像が推奨駐車経路をカバーできているか否かを判定する(S216)。合成鳥瞰画像が推奨駐車経路をカバーできている場合は、推奨駐車経路に基づく駐車支援制御を実行する(S218)。
一方、合成鳥瞰画像が推奨駐車経路をカバーできていない場合は、S208において抽出した対象カメラのうち、既にS210又は後述するS222において選択されている対象カメラ以外のものが存在するか否かを判定する(S220)。
このような対象カメラが存在する場合、そのうち車両に最も近い対象カメラを選択する(S222)。そして、選択した対象カメラについてS212以下の処理を実行する。なお、全ての対象カメラが既に選択されている場合は、何も処理を行なわずに本フローの1ルーチンを終了する。
係る処理により、S208において抽出された選択カメラのうち、推奨駐車経路をカバーする合成鳥瞰画像を生成可能なものが存在するか否かを判断し、合成鳥瞰画像を生成可能なものが選択される。従って、駐車支援制御を行なうのに最適な駐車領域を選択し、これに車両を誘導することができる。
第2実施例の駐車支援システム2、及び車両用駐車支援装置10によれば、第1実施例において説明した効果を奏するのに加え、駐車領域が複数存在する場合に最適な駐車領域を選択して合成鳥瞰画像の生成・表示、及び駐車支援制御を行なうことができる。
以上、本発明を実施するための最良の形態について実施例を用いて説明したが、本発明はこうした実施例に何等限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々の変形及び置換を加えることができる。
本発明は、自動車製造業や自動車部品製造業等に利用可能である。
駐車支援システム1の全体構成の一例を示す図である。 車外設備70が設置された駐車領域に駐車しようとしている車両の車載カメラ20と、固定カメラ72がそれぞれ駐車領域を撮像する様子を示す図である。 車両側撮像画像、及び車外側撮像画像が鳥瞰画像に変換される様子を示す図である。 鳥瞰画像が合成された合成鳥瞰画像を表す図である。 ガイド線が重畳表示された合成鳥瞰画像を示す図である。 第1実施例に係る駐車支援用ECU60が実行する特徴的な処理の流れを示すフローチャートである。 駐車支援システム2が機能する様子を示すイメージ図である。 駐車支援システム2の全体構成の例を示す図である。 固定カメラが車両の後方にあるか否かの判定を行なう様子を示す図である。 第2実施例に係る駐車支援用ECU60が実行する特徴的な処理の流れを示すフローチャートである。
符号の説明
1、2 駐車支援システム
10 車両用駐車支援装置
20 車載カメラ
30 車両側通信装置
40 ディスプレイ装置
50 専用スイッチ
60 駐車支援用ECU
62 通信制御部
64 座標変換部
66 画像合成部
68 駐車支援制御部
70 車外設備
72、72A、72B、72C、… 固定カメラ
74 車外設備側通信装置
76 制御装置

Claims (10)

  1. 車両外を撮像する車載撮像手段と、
    車両外に設置され、駐車領域を撮像する固定撮像手段を含む車外設備と、
    前記車外設備との通信を行なう車載通信手段と、
    車両内の乗員に対して画像を表示する画像表示手段と、
    前記車載通信手段及び前記画像表示手段を制御する制御手段と、を備える駐車支援システムであって、
    前記制御手段は、前記車載撮像手段により撮像された車両側撮像画像と、前記固定撮像手段により撮像され前記車載通信手段により車外設備から取得された車外側撮像画像と、が合成された合成鳥瞰画像を生成し、該生成した合成鳥瞰画像を表示するように前記画像表示手段を制御することを特徴とする、
    駐車支援システム。
  2. 前記制御手段は、前記車載通信手段により前記車外設備との通信が成立したことを、前記合成鳥瞰画像を表示するための開始トリガーの一つとすることを特徴とする、
    請求項1に記載の駐車支援システム。
  3. 前記制御手段は、前記車載通信手段により前記車外設備との通信が成立し、且つ前記車載撮像手段により撮像された車両側撮像画像の範囲と前記固定撮像手段により撮像された車外側撮像画像の範囲が重複していることを、前記合成鳥瞰画像を表示するための開始トリガーの一つとすることを特徴とする、
    請求項1に記載の駐車支援システム。
  4. 前記制御手段は、
    前記車載撮像手段により撮像された車両側撮像画像、及び前記固定撮像手段により撮像され前記車載通信手段により車外設備から取得された車外側撮像画像に基づいて、前記駐車領域に至る推奨駐車経路を生成し、
    前記合成鳥瞰画像が前記生成した推奨駐車経路を包含する場合に、該推奨駐車経路に基づく所定の駐車支援制御を開始することを特徴とする、
    請求項1ないし3のいずれか1項に記載の駐車支援システム。
  5. 前記車外設備は、複数の駐車領域を撮像する単独又は複数の固定撮像手段を含み、
    前記制御手段は、前記複数の駐車領域のうち最適な駐車領域を選択して、前記合成鳥瞰画像を生成する手段である、
    請求項1ないし3のいずれか1項に記載の駐車支援システム。
  6. 前記制御手段は、前記合成鳥瞰画像を生成した後に、
    前記車載撮像手段により撮像された車両側撮像画像、及び前記固定撮像手段により撮像され前記車載通信手段により車外設備から取得された車外側撮像画像に基づいて、前記選択した最適な駐車領域に至る推奨駐車経路を生成し、
    前記合成鳥瞰画像が前記生成した推奨駐車経路を包含する場合に、該推奨駐車経路に基づく所定の駐車支援制御を行なうことを特徴とする、
    請求項5に記載の駐車支援システム。
  7. 車両外を撮像する車載撮像手段と、
    駐車領域を撮像する固定撮像手段を有する車外設備との通信を行なう通信手段と、
    車両内の乗員に対して画像を表示する画像表示手段と、
    前記通信手段及び前記画像表示手段を制御する制御手段と、を備える車両用駐車支援装置であって、
    前記制御手段は、前記車載撮像手段により撮像された車両側撮像画像と、前記固定撮像手段により撮像され前記車載通信手段により車外設備から取得された車外側撮像画像と、が合成された合成鳥瞰画像を生成し、該生成した合成鳥瞰画像を表示するように前記画像表示手段を制御することを特徴とする、
    車両用駐車支援装置。
  8. 前記制御手段は、前記車載通信手段により前記車外設備との通信が成立したことを、前記合成鳥瞰画像を表示するための開始トリガーの一つとすることを特徴とする、
    請求項7に記載の車両用駐車支援装置。
  9. 前記制御手段は、前記車載通信手段により前記車外設備との通信が成立し、且つ前記車載撮像手段により撮像された車両側撮像画像の範囲と前記固定撮像手段により撮像された車外側撮像画像の範囲が重複していることを、前記合成鳥瞰画像を表示するための開始トリガーの一つとすることを特徴とする、
    請求項7に記載の車両用駐車支援装置。
  10. 前記制御手段は、
    前記車載撮像手段により撮像された車両側撮像画像、及び前記固定撮像手段により撮像され前記車載通信手段により車外設備から取得された車外側撮像画像に基づいて、前記駐車領域に至る推奨駐車経路を生成し、
    前記合成鳥瞰画像が前記生成した推奨駐車経路を包含する場合に、該推奨駐車経路に基づく所定の駐車支援制御を行なうことを特徴とする、
    請求項7ないし9のいずれか1項に記載の車両用駐車支援装置。
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