JP2018187948A - 車両 - Google Patents

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Abstract

【課題】自動運転中の車両から乗員が運転を引き継ぐ場合において、その運転の引き継ぎを運転に係る乗員や同乗者に対して明示する。【解決手段】乗員が乗車しているサブモビリティ50を積載して移動可能な車両1は、車両1の乗車室2におけるサブモビリティ50の位置、または姿勢または向きを運転用のものへセットするように変化させる機構25またはそのセットを検出する検出部26、を有し、運転用の位置、姿勢または向きへのセットまたはその検出に基づいて、車両1の運転を、セットされたサブモビリティ50の乗員に引き継がせる。【選択図】図5

Description

本発明は、乗員が乗車しているサブモビリティを積載して移動可能な車両に関する。
従来から自力歩行が難しい高齢者やハンディキャップパーソンには車椅子が利用されている。
そして、近年では、電動モータなどにより自走可能な車椅子などのパーソナルモビリティが提案され始めている。
このようなパーソナルモビリティが広く普及し、その結果として自力歩行が難しい人が活動し易い社会を作るためには、自力歩行が難しい人だけでなく、自力歩行可能な人にもパーソナルモビリティを利用してもらうことが重要である。
このために、たとえば特許文献1、2において車椅子の例があるように、人がパーソナルモビリティに乗車したまま自動車などの車両へ乗り込むことができるようにすることが大切であると考えられる。
特開2006−006702号公報 特開2004−114956号公報
しかしながら、サブモビリティが車両に乗り込んで移動する場合、運転の引き継ぎが必要になる。このような引き継ぎには、たとえば車両の運転を自動運転から手動運転に引き継ぐ場合、乗員の運転対象をサブモビリティから車両へ引き継ぐ場合がある。
これらの運転の引き継ぎでは、その運転の引き継ぎをどのように実施するかが重要である。
特に、たとえば自動運転中の車両から乗員が運転を引き継ぐ場合において、その運転の引き継ぎが運転に係る乗員や同乗者に対して明示して理解されることが大切である。
本発明に係る車両は、乗員が乗車しているサブモビリティを積載して移動可能な車両であって、前記車両の乗車室における前記サブモビリティの位置、姿勢または向きを運転用のものへセットするように変化させる機構または前記セットを検出する検出部、を有し、前記運転用の位置、または姿勢または向きへのセットまたはその検出に基づいて、前記車両の運転を、セットされた前記サブモビリティの乗員に引き継がせる。
好適には、前記車両の乗車室には、前記サブモビリティについての運転用の位置または向きと運転をしない位置または向きとが設けられ、前記機構は、前記車両の自動運転から手動運転へ切り替わる場合、前記サブモビリティの位置または向きを、前記運転をしない位置または向きから前記運転用の位置または向きへ変化させる、とよい。
好適には、前記運転用の位置は、前記サブモビリティに乗車している乗員が、前記車両の操作部材を操作できる位置である、とよい。
好適には、前記運転用の位置または向きは、前記サブモビリティに乗車している乗員が、前記車両の少なくとも前方を目視できる位置または向きである、とよい。
好適には、前記サブモビリティの運転用の姿勢は、前記サブモビリティに乗車している乗員が、前記サブモビリティの操作部材を操作できる位置である、とよい。
本発明では、車両の乗車室におけるサブモビリティの位置、または姿勢または向きが、運転用のものへセットされると、そのセットまたは検出に基づいて車両の運転が、セットされたサブモビリティの乗員の運転に引き継がれる。
このため、車両に乗車しているすべての乗員は、運転する乗員が乗車しているサブモビリティの位置、姿勢または向きについての運転用のものへのセットにより、該乗員が運転し始めることを外形的に理解できる。
また、実際に乗員が運転を引き継ぐことにより、車両は走行することができる。
そして、このような運転引き継ぎを実施することにより、運転を実施するものが不在となる事態の発生を防止でき、しかも、そのような事態に対する同乗者の不安などを効果的に解消することができる。
図1は、本発明に適用したサブモビリティの一例の概観図である。 図2は、図1のサブモビリティの電気回路の一例の説明図である。 図3は、本実施形態に係る自動車の模式的な概観図である。 図4は、図3の自動車におけるサブモビリティの乗車位置の説明図である。 図5は、図4のプラットフォームを制御するための自動車の制御回路である。 図6は、自動車の運転状態を自動運転から手動運転に切り替える際に、切替制御部により実行される処理のフローチャートである。 図7は、自動車にサブモビリティが乗車する際に、切替制御部により実行される処理のフローチャートである。 図8は、第2実施形態の自動車におけるサブモビリティの乗車位置の説明図である。 図9は、第3実施形態の自動車におけるサブモビリティの乗車位置の説明図である。 図10は、第3実施形態の変形例に係るサブモビリティの乗車位置の説明図である。
以下、本発明の実施形態を、図面に基づいて説明する。
[第1実施形態]
図1は、本発明に適用したサブモビリティ50の一例の概観図である。
図1に示すように、サブモビリティ50は、卵型のボディ51を有する。ボディ51の内側には、乗員が着座するシート52が配置される。シート52の左右両側にはアームレスト53が配置される。アームレスト53の先端には、操作レバー54が配置される。また、ボディ51の下部には、複数の車輪55が設けられる。
図2は、図1のサブモビリティ50の電気回路の一例の説明図である。
図2に示すように、図1のサブモビリティ50には、電力系回路として、副受電部61、副充電器62、副バッテリ63、副コンバータ64、複数の車輪55を駆動する副動力モータ65、副制動モータ66、副操舵モータ67、副設備機器68、が設けられる。
副受電部61は、たとえば商用電源と電源コードにより接続される。副充電器62は、副受電部61から供給される電力により副バッテリ63を充電する。
副コンバータ64は、副バッテリ63の蓄電電力を変換して、副動力モータ65、副制動モータ66、副操舵モータ67、および副設備機器68といった負荷機器へ供給する。
副動力モータ65が駆動されることにより、複数の車輪55が回転し、サブモビリティ50は前進または後退できる。
副操舵モータ67が駆動されることにより、車輪55の向きが変更され、サブモビリティ50は左右に展開できる。
副制動モータ66が駆動されることにより、複数の車輪55の回転が制動される。これにより、サブモビリティ50は停止できる。
このようにサブモビリティ50は、副受電部61から供給される電力により充電された副バッテリ63の蓄電電力を用いて、乗員をシート52に乗せて走行できる。
また、図2にはさらに、制御系回路として、副電力監視部71、副電力制御部72、副GPS(Global Positioning System)受信部73、副入力部74、副通信部75、副表示部76、副センサ部77、副ルート生成部78、副自動運転部79、を有する。副電力制御部72、副ルート生成部78、および副自動運転部79は、CPU(Central Processing Unit)80がプログラムを実行することにより実現されてよい。この制御系回路は、上述した副設備機器68の一部として、副コンバータ64から電力供給を受けてよい。
副電力監視部71は、副バッテリ63の状態を監視する。副バッテリ63の状態には、たとえば充電電圧、温度などがある。
副電力制御部72は、副電力監視部71からの情報に基づいて、副充電器62、副コンバータ64を制御する。たとえば副受電部61に電源コードが接続されて副充電器62により副バッテリ63を充電可能な状態である場合、副バッテリ63の電圧が所定の最高電圧となるまで副充電器62による充電を制御する。副バッテリ63の電圧が所定の最低電圧より低い場合には、副コンバータ64による電力変換を停止させる。所定の最低電圧より少し高い電圧以下になると、副コンバータ64が各負荷機器へ供給する電力を減らす。副電力制御部72は、これらの電力制御状態および副バッテリ63の状態についての情報を、副ルート生成部78および副自動運転部79へ適宜に又は周期的に通知する。
副GPS受信部73は、GPS衛星から電波を受信する。複数のGPS衛星からの電波を受信することでサブモビリティ50の位置を演算できる。
副入力部74は、乗員の操作が入力されるデバイスであり、たとえば上述した操作レバー54を有する。
副通信部75は、他のデバイスたとえば自動車1の主通信部23との間で通信し、データを送受する。また、基地局と通信することにより、基地局の位置情報を取得できる。
副表示部76は、たとえばタッチパネル式液晶デバイスである。このタッチパネルは、副入力部74の一部として機能し得る。
副センサ部77は、サブモビリティ50の位置、速度、周囲環境などを検出するものである。
副ルート生成部78は、たとえば目的地などが入力されることにより、サブモビリティ50の現在位置から目的地までの経路を生成する。
副自動運転部79は、たとえば生成された経路にしたがって副動力モータ65、副制動モータ66および副操舵モータ67へ制御信号を出力する。これにより、サブモビリティ50は、経路をたどって目的地まで自動的に移動することができる。
このように、サブモビリティ50は、シート52に着座した乗員が操作レバー54などを操作することにより移動したり、副自動運転部79が副ルート生成部78により生成された経路に従って走行を制御することにより移動したりできる。
ところで、サブモビリティ50が広く普及し、その結果として自力歩行が難しい人が活動し易い社会を作るためには、自力歩行が難しい人だけでなく、自力歩行可能な人にもサブモビリティ50を利用してもらうことが重要である。
このために、人がサブモビリティ50に乗車したまま自動車1などの車両へ乗り込むことができるようにすることが大切であると考えられる。
また、このように自動車1へサブモビリティ50が乗り込む場合、好ましくは、乗車したサブモビリティ50を自動車1内で充電できるようにするとよい。これにより、乗員は、十分な充電がなされていない状態にあるサブモビリティ50に乗車して移動を開始し、自動車1内でサブモビリティ50を充電できる。そして、自動車1から降車した後には十分に充電されたサブモビリティ50を用いて目的地まで移動したり、目的地において移動したりできる。このような付加価値により、サブモビリティ50と自動車1とが有機的に結合した次世代交通システムの利便性が高まり、その利用促進が期待できる。
しかしながら、サブモビリティ50が自動車1に乗り込んで移動する場合、運転の引き継ぎが必要になる。このような引き継ぎには、たとえば自動車1の運転を自動運転から手動運転に引き継ぐ場合、乗員の運転対象をサブモビリティ50から自動車1へ引き継ぐ場合がある。
これらの運転の引き継ぎでは、その運転の引き継ぎをどのように実施するかが重要である。
特に、たとえば自動運転中の自動車1から乗員が運転を引き継ぐ場合において、その運転の引き継ぎが運転する乗員や同乗者に対して明示して理解されることが大切である。
図3は、本実施形態に係る自動車1の模式的な概観図である。図3(A)は側面図である。図3(B)は平面図である。
図3の自動車1は、乗車室2を有する車体3、車体3の下部に設けられる車輪4、を有する。そして、乗車室2には、4台のサブモビリティ50が2台ずつ2列で乗車している。
また、図3には、車体3の床面に設けられた主受電コイル5と、自動車1が走行可能な道路の路面の走行レーン100に設けられた送電コイル101と、が図示されている。送電コイル101は、路面の走行レーン100を走行している自動車1に非接触に電力を供給できる。主受電コイル5は、自動車1の外にある送電コイル101からの電力供給を受けることができる。
図4は、図3の自動車1におけるサブモビリティ50の乗車位置の説明図である。
図4(A)は、運転していない退避位置である。図4(B)は、運転用の運転位置である。
運転位置では、サブモビリティ50は、自動車1に設けられたハンドル、シフトレバー、ペダルなどの操作部材11に近接する。
これにより、サブモビリティ50の乗員は、サブモビリティ50のシート52に着座したまま、自動車1の操作部材11を操作することができる。
逆に、退避位置では、サブモビリティ50は後ろに下がっているため、操作部材11から離れている。これにより、サブモビリティ50の乗員は、サブモビリティ50のシート52に着座したまま、自動車1の操作部材11を操作することはできない。
自動車1に積載されるサブモビリティ50は、自動車1の床面に配置されたプラットフォーム12の上に乗車する。また、サブモビリティ50は、固定部材などによりプラットフォーム12の上に固定されてよい。
プラットフォーム12が後へ移動することにより、サブモビリティ50は退避位置となる。退避位置では、サブモビリティ50の乗員は、リラックスした姿勢でシート52に着座してよい。
プラットフォーム12が前へ移動することにより、サブモビリティ50は運転位置となる。なお、自動車1のハンドルなどの操作部材11は、サブモビリティ50が運転位置にある場合に、自動車1の内装部材から飛び出すように可動してもよい。
図5は、図4のプラットフォーム12を制御することができる、自動車1の制御回路である。
図5に示すように、自動車1の制御回路は、自動運転部21、運転アシスト部22、主通信部23、操作部材11、切替制御部24、アクチュエータ25、運転位置センサ26、退避位置センサ27、を有する。
主通信部23は、サブモビリティ50の副通信部75と通信する。副通信部75は、たとえば副表示部76、副入力部74、副ルート生成部78などに接続される。
自動運転部21は、たとえば自動車1またはサブモビリティ50において生成されたサブモビリティ50の目的地またはその近くの立寄地までの経路に基づいて、自動車1の走行を制御する。自動運転部21は、自動車1が経路にしたがって走行するように、自動車1の主動力モータ、主制動モータおよび主操舵モータを制御する。これにより、自動車1は、自動運転により、経路をたどって目的地または立寄地まで移動することができる。
操作部材11は、ハンドルなどの自動車1の操作部材11を有する。操作部材11は、自動車1の操作部材11についての乗員の操作入力を運転アシスト部22へ出力する。
運転アシスト部22は、乗員による自動車1の操作部材11またはサブモビリティ50の副入力部74からの入力に基づいて、自動車1の走行を制御する。運転アシスト部22は、自動車1が操作入力にしたがって走行するように、自動車1の図示外の主動力モータ、主制動モータおよび主操舵モータを制御する。これにより、自動車1は、乗員の操作入力に基づいて、移動することができる。
アクチュエータ25は、プラットフォーム12を前後に移動させる。これにより、運転に係るサブモビリティ50の位置は、図4(A)の退避位置と、図4(B)の運転位置との間で切り替わる。
運転位置センサ26は、運転に係るサブモビリティ50が運転位置に存在することを検出する。
退避位置センサ27は、運転に係るサブモビリティ50が退避位置に存在することを検出する。
切替制御部24は、自動車1の運転状態を自動運転と手動運転との間で切り替えるためにアクチュエータ25を制御し、自動車1の移動制御を、自動車1の自動運転とサブモビリティ50の乗員による手動運転との間で切り替える制御を実行する。
たとえば自動運転部21から切替信号が入力されると、切替制御部24は、自動車1の運転状態を自動運転から手動運転へ切り替える制御を実行する。
また、運転アシスト部22から切替信号が入力されると、切替制御部24は、自動車1の運転状態を手動運転から自動運転へ切り替える制御を実行する。
図6は、自動車1の運転状態を自動運転から手動運転に切り替える際に、切替制御部24により実行される処理のフローチャートである。
切替制御部24は、たとえば自動運転部21から切替信号が入力されると、図6の処理を実行する。
自動運転から手動運転への切替処理において、切替制御部24は、まず、自動運転中であること(ステップST1)、および手動運転への切り替え指示が入力されたこと(ステップST2)、を確認する。
そして、切替制御部24は、アクチュエータ25を制御してプラットフォーム12を前へ移動させ、運転に係るサブモビリティ50を退避位置から運転位置へ移動させる(ステップST3)。
次に、切替制御部24は、運転位置センサ26の検出信号に基づいて、サブモビリティ50が運転位置へ移動してセットされたことを判断する(ステップST4)。
サブモビリティ50が運転位置にセットされた後、切替制御部24は、運転アシスト部22へアシスト開始を指示するとともに、自動運転部21へ運転終了を指示する(ステップST5)。
これにより、自動運転部21による自動車1の自動運転が終了するとともに、運転アシスト部22により支援されている乗員の操作に基づく手動運転が開示する。自動車1の運転状態は、自動運転から手動運転に切り替わる。
図7は、自動車1にサブモビリティ50が乗車する際に、切替制御部24により実行される処理のフローチャートである。
図7においては、切替制御部24は、乗員の運転対象をサブモビリティ50から自動車1へ切り替える。
乗員の運転対象の切替処理において、切替制御部24は、まず、サブモビリティ50が手動運転中であること(ステップST11)、サブモビリティ50が自動車1の退避位置に乗車したこと(ステップST12)、乗員が運転を継続すること(ステップST13)、を確認する。
そして、切替制御部24は、アクチュエータ25を制御してプラットフォーム12を退避位置から前へ移動させ、運転に係るサブモビリティ50を退避位置から運転位置へ移動させる(ステップST14)。
次に、切替制御部24は、運転位置センサ26の検出信号に基づいて、サブモビリティ50が運転位置へ移動してセットされたことを判断する(ステップST15)。
サブモビリティ50が運転位置にセットされた後、切替制御部24は、運転アシスト部22へアシスト開始を指示する。また、それまでに自動車1が自動運転していた場合には、自動運転部21へ運転終了を指示する(ステップST16)。
これにより、運転アシスト部22により支援されている乗員の操作に基づく手動運転が開示する。乗車したサブモビリティ50の乗員は、サブモビリティ50を運転していた状態から、自動車1を運転する状態に切り替わる。
なお、サブモビリティ50に乗車している乗員は、サブモビリティ50の副入力部74を操作できる状態にあるため、自動車1の操作部材11ではなくサブモビリティ50の副入力部74を操作して自動車1を手動運転してもよい。
以上のように、本実施形態では、自動車1の乗車室2におけるサブモビリティ50の位置が、運転用のものへセットされると、そのセットまたは検出に基づいて自動車1の運転状態が、セットされたサブモビリティ50の乗員の運転に引き継がれる。
このため、自動車1に乗車しているすべての乗員は、運転する乗員が乗車しているサブモビリティ50の位置の変化により、該乗員が運転し始めることを外形的に理解できる。また、乗員が運転を引き継ぐことにより、自動車1は走行を続けることができる。
本実施形態では、運転位置は、サブモビリティ50に乗車している乗員が、自動車1の少なくとも前方を目視しながら、自動車1の操作部材11を操作できる位置である。これにより、運転を引き継ぐ乗員は、自動車1の操作部材11を操作して、運転を引き継ぐことができる。
なお、運転位置でのサブモビリティ50の姿勢は、サブモビリティ50に乗車している乗員が、サブモビリティ50の副入力部74を操作できる位置である。したがって、運転を引き継ぐ乗員は、サブモビリティ50の副入力部74を操作して、運転を引き継いでもよい。
[第2実施形態]
次に、本発明の第2実施形態に係る自動車1について説明する。
第1実施形態と同様のものについては、第1実施形態と同じ名前を使用して、第1実施形態の説明および図示を利用する。以下においては主に第1実施形態との相違点について説明する。
図8は、第2実施形態の自動車1におけるサブモビリティ50の乗車位置の説明図である。
図8(A)は、運転していない退避位置である。図8(B)は、運転用の運転位置である。
図8において、自動車1に積載されるサブモビリティ50は、自動車の床面に配置されたプラットフォーム12の上に乗車する。また、サブモビリティ50は、固定部材などによりプラットフォーム12の上に固定されてよい。
そして、プラットフォーム12がアクチュエータ25により回動する。
運転位置に回動した場合、サブモビリティ50は、自動車1に設けられたハンドル、シフトレバー、ペダルなどの操作部材11に近接する。これにより、サブモビリティ50の乗員は、サブモビリティ50のシート52に着座したまま、自動車1の操作部材11を操作することができる。
逆に、退避位置に回動した場合、サブモビリティ50は後ろ向きとなっているため、操作部材11から離れている。これにより、サブモビリティ50の乗員は、サブモビリティ50のシート52に着座したまま、自動車1の操作部材11を操作することはできない。退避位置では、サブモビリティ50の乗員は、リラックスした姿勢でシート52に着座してよい。
[第3実施形態]
次に、本発明の第3実施形態に係る自動車1について説明する。
第1実施形態と同様のものについては、第1実施形態と同じ名前を使用して、第1実施形態の説明および図示を利用する。以下においては主に第1実施形態との相違点について説明する。
図9は、第3実施形態の自動車1におけるサブモビリティ50の乗車位置の説明図である。
図9(A)は、運転していない退避位置である。図9(B)は、運転用の運転位置である。
図9において、自動車1に積載されるサブモビリティ50は、自動車の床面に配置されたプラットフォーム12の上に乗車する。また、サブモビリティ50は、固定部材などによりプラットフォーム12の上に固定されてよい。
そして、プラットフォーム12がアクチュエータ25により昇降する。
プラットフォーム12が上昇して運転位置にセットされた場合、サブモビリティ50の乗員は、自動車1の前方などの周囲を目視できる。これにより、サブモビリティ50の乗員は、サブモビリティ50のシート52に着座したまま、サブモビリティ50の副入力部74などを操作することができる。
逆に、プラットフォーム12が降下して退避位置にセットされた場合、サブモビリティ50の乗員は、自動車1の周囲を目視により確認できない。退避位置では、サブモビリティ50の乗員は、リラックスした姿勢でシート52に着座してよい。
なお、本実施形態では、サブモビリティ50が積載される自動車1のプラットフォーム12を昇降させることにより、サブモビリティ50の乗員が自動車1の周囲を目視できる運転位置に制御されている。
この他にもたとえば、図10に示すように、サブモビリティ50自体の姿勢を変化させることにより、サブモビリティ50の乗員が自動車1の周囲を目視できる運転位置に制御されてもよい。
図10は、第3実施形態の変形例に係るサブモビリティ50の乗車位置の説明図である。
図10(A)は、サブモビリティ50の乗員が運転しない退避姿勢である。図10(B)は、サブモビリティ50の乗員が運転する運転姿勢である。
以上の実施形態は、本発明の好適な実施形態の例であるが、本発明は、これに限定されるものではなく、発明の要旨を逸脱しない範囲において種々の変形または変更が可能である。
1…自動車(車両)、2…乗車室、3…車体、4…車輪、5…主受電コイル、11…操作部材、12…プラットフォーム、21…自動運転部、22…運転アシスト部、23…主通信部、24…切替制御部、25…アクチュエータ、26…運転位置センサ、27…退避位置センサ、50…サブモビリティ、51…ボディ、52…シート、53…アームレスト、54…操作レバー、55…車輪、61…副受電部、61…受電部、62…副充電器、63…副バッテリ、64…副コンバータ、65…副動力モータ、66…副制動モータ、67…副操舵モータ、68…副設備機器、71…副電力監視部、72…副電力制御部、73…副GPS受信部、74…副入力部、75…副通信部、76…副表示部、77…副センサ部、78…副ルート生成部、79…副自動運転部、100…走行レーン、101…送電コイル。

Claims (5)

  1. 乗員が乗車しているサブモビリティを積載して移動可能な車両であって、
    前記車両の乗車室における前記サブモビリティの位置、または姿勢または向きを運転用のものへセットするように変化させる機構または前記セットを検出する検出部、を有し、
    前記運転用の位置、姿勢または向きへのセットまたはその検出に基づいて、前記車両の運転を、セットされた前記サブモビリティの乗員に引き継がせる、
    車両。
  2. 前記車両の乗車室には、前記サブモビリティについての運転用の位置または向きと運転をしない位置または向きとが設けられ、
    前記機構は、前記車両の自動運転から手動運転へ切り替わる場合、前記サブモビリティの位置または向きを、前記運転をしない位置または向きから前記運転用の位置または向きへ変化させる、
    請求項1記載の車両。
  3. 前記運転用の位置は、前記サブモビリティに乗車している乗員が、前記車両の操作部材を操作できる位置である、
    請求項2記載の車両。
  4. 前記運転用の位置または向きは、前記サブモビリティに乗車している乗員が、前記車両の少なくとも前方を目視できる位置または向きである、
    請求項2記載の車両。
  5. 前記サブモビリティの運転用の姿勢は、前記サブモビリティに乗車している乗員が、前記サブモビリティの操作部材を操作できる位置である、
    請求項1記載の車両。
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