JP7252255B2 - 車両 - Google Patents
車両 Download PDFInfo
- Publication number
- JP7252255B2 JP7252255B2 JP2020556596A JP2020556596A JP7252255B2 JP 7252255 B2 JP7252255 B2 JP 7252255B2 JP 2020556596 A JP2020556596 A JP 2020556596A JP 2020556596 A JP2020556596 A JP 2020556596A JP 7252255 B2 JP7252255 B2 JP 7252255B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- vehicle
- control device
- small personal
- automatic driving
- upper structure
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
- 238000001514 detection method Methods 0.000 claims description 17
- 230000004044 response Effects 0.000 claims description 4
- 230000007246 mechanism Effects 0.000 description 31
- 230000008859 change Effects 0.000 description 18
- 238000005516 engineering process Methods 0.000 description 17
- 238000004891 communication Methods 0.000 description 7
- 230000001133 acceleration Effects 0.000 description 5
- 238000012423 maintenance Methods 0.000 description 5
- 238000000926 separation method Methods 0.000 description 5
- 235000019640 taste Nutrition 0.000 description 5
- 238000011161 development Methods 0.000 description 4
- 238000000034 method Methods 0.000 description 4
- 238000012544 monitoring process Methods 0.000 description 3
- 230000008901 benefit Effects 0.000 description 2
- 230000005540 biological transmission Effects 0.000 description 2
- 238000013461 design Methods 0.000 description 2
- 238000003384 imaging method Methods 0.000 description 2
- 238000007689 inspection Methods 0.000 description 2
- 230000007774 longterm Effects 0.000 description 2
- 230000008569 process Effects 0.000 description 2
- 238000012545 processing Methods 0.000 description 2
- 230000029305 taxis Effects 0.000 description 2
- 102100034112 Alkyldihydroxyacetonephosphate synthase, peroxisomal Human genes 0.000 description 1
- 101000799143 Homo sapiens Alkyldihydroxyacetonephosphate synthase, peroxisomal Proteins 0.000 description 1
- 238000000848 angular dependent Auger electron spectroscopy Methods 0.000 description 1
- 230000001684 chronic effect Effects 0.000 description 1
- 230000008878 coupling Effects 0.000 description 1
- 238000010168 coupling process Methods 0.000 description 1
- 238000005859 coupling reaction Methods 0.000 description 1
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 description 1
- 239000003550 marker Substances 0.000 description 1
- 239000000463 material Substances 0.000 description 1
- 239000002184 metal Substances 0.000 description 1
- 230000001172 regenerating effect Effects 0.000 description 1
- 239000011347 resin Substances 0.000 description 1
- 229920005989 resin Polymers 0.000 description 1
- 230000002441 reversible effect Effects 0.000 description 1
Images
Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B60—VEHICLES IN GENERAL
- B60K—ARRANGEMENT OR MOUNTING OF PROPULSION UNITS OR OF TRANSMISSIONS IN VEHICLES; ARRANGEMENT OR MOUNTING OF PLURAL DIVERSE PRIME-MOVERS IN VEHICLES; AUXILIARY DRIVES FOR VEHICLES; INSTRUMENTATION OR DASHBOARDS FOR VEHICLES; ARRANGEMENTS IN CONNECTION WITH COOLING, AIR INTAKE, GAS EXHAUST OR FUEL SUPPLY OF PROPULSION UNITS IN VEHICLES
- B60K1/00—Arrangement or mounting of electrical propulsion units
- B60K1/04—Arrangement or mounting of electrical propulsion units of the electric storage means for propulsion
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B60—VEHICLES IN GENERAL
- B60W—CONJOINT CONTROL OF VEHICLE SUB-UNITS OF DIFFERENT TYPE OR DIFFERENT FUNCTION; CONTROL SYSTEMS SPECIALLY ADAPTED FOR HYBRID VEHICLES; ROAD VEHICLE DRIVE CONTROL SYSTEMS FOR PURPOSES NOT RELATED TO THE CONTROL OF A PARTICULAR SUB-UNIT
- B60W50/00—Details of control systems for road vehicle drive control not related to the control of a particular sub-unit, e.g. process diagnostic or vehicle driver interfaces
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Transportation (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Automation & Control Theory (AREA)
- Human Computer Interaction (AREA)
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Combustion & Propulsion (AREA)
- Control Of Driving Devices And Active Controlling Of Vehicle (AREA)
- Arrangement Or Mounting Of Propulsion Units For Vehicles (AREA)
- Traffic Control Systems (AREA)
Description
本発明者らは、長期使用とバリエーションについて次のように検討した。
そこで、例えば、車両を、下部構造体と上部構造体の組合せで構成することが考えられる。下部構造体は、走行の機能を担う部分である。下部構造体は、車輪及び駆動源を有する、上部構造体は、下部構造体と組合せられる、車両の居室(車室)の部分である。
上部構造体の構成にバリエーションを設けることで、上部構造体が用途や嗜好に対応する。そして、下部構造体は、種々のバリエーションを有する上部構造体に対し共通に組合せられる設計とする。即ち、下部構造体が単体でも自動運転走行が可能なように、下部構造体に自動運転走行の機能を集約する。これによって、自動運転制御の走行に関する下部構造体を長期に使用可能としつつ、下部構造体に組合せられる上部構造体の自由度を高めることができると考えられる。
下部構造体が共通であっても、下部構造体に組合せられる上部構造体の構成が異なると、自動走行に対する要求が異なる場合がある。例えば、上部構造体の容積、形状又は重量が異なると、自動走行で実施される加速度、減速度、カーブでの曲率、停車位置、走行斜線、又は通行する経路が異なる場合がある。
言い換えると、自動運転機能を担当する下部構造体が共通である場合、この共通の下部構造体の機能及び性能に適応するように、上部構造体を設計することが求められる。
この場合、上部構造体のバリエーションが制約されやすい。つまり、車両の用途が制約されやすい。
また、自動運転技術の開発は、将来さらに進展することが見込まれている。自動運転技術の進展に応じて下部構造体を取換えると、走行機能を担う下部構造体を使用可能な期間が短縮してしまう。
本発明者らは、自動運転制御により走行する車両の走行に関する下部構造体の機能として考えられていた、外界の環境を検知するセンサと、検知した環境に応じて運転を指示する自動運転制御装置とを、上部構造に配置することを検討してみた。つまり、車両の自動運転に必要な機能を一つの構造体に集約するという車両設計の発想に反して、自動運転に必要な機能のうち車両の外界の環境を検知する外界センサと、検知した環境に応じて運転を指示する自動運転制御装置を、敢えて下部構造から分離し、上部構造に集約することを試みた。ここで、運転の指示は、例えば各駆動源のトルク又は電流の指示といった下位のレベルではなく、少なくとも車両の走行速度を指示するレベルである。
外界センサと自動運転制御装置が上部構造体に集約されることによって、上部構造体の構成に応じた自動運転の制御を上部構造体に集約することができる。この上部構造体が、車輪及び駆動源を備えた下部構造体に対し組合せられる。
この結果、車両の用途に適用するように上部構造体を設計することができ、しかも、上部構造体を組合せる下部構造体の走行機能及び性能を、車両の用途に適用させることができる。
また、将来の自動運転技術の進展に応じて車両の用途及び機能は変化することが考えられる。この場合、車両の用途及び機能に応じて上部構造体の構造も変化することが考えられる。外界センサと自動運転制御装置を上部構造に集約することによって、用途及び機能に応じて上部構造体を設計する場合に、外界センサ及び自動運転制御装置を、新たな自動運転技術及び新たな用途及び機能に応じて更新していくことができる。
そして、異なる用途に適用した異なる上部構造体、及び新たな自動運転技術に対応した新たな上部構造体に対し、共通の下部構造体を引き続き組合せることができる。
従って、走行の機能を担う部分を長期に使用可能としつつ、用途や嗜好に合わせバリエーションを増やすとともに自動運転制御手段のバージョンアップを行うことができる。
車輪と、
前記車輪の駆動、操舵、及び制動を制御する車両制御装置と
前記車両の外界の状態を検知する外界センサと、
前記外界センサの検知の結果に基づいて前記車両の走行の程度目標を指示する自動運転制御装置と、
を備えた車両において、
前記車輪と、前記自動運転制御装置の指示に基づいて前記車輪の駆動、操舵、及び制動を制御する前記車両制御装置とが設けられた下部構造体と、
前記下部構造体に対し着脱自在に物理的に接続され、前記外界センサと、前記外界センサの検知結果に基づいて前記車両の走行の程度目標を指示する前記自動運転制御装置とが設けられた上部構造体と、を備え、
前記上部構造体は、前記自動運転制御装置を支持した状態で、前記車両制御装置を支持した状態の前記下部構造体と分離可能に物理的に接続されており、前記上部構造体に支持された前記自動運転制御装置は、前記車両制御装置と分離可能に電気的に前記車両制御装置と接続されている
車両。
上部構造体が、外界センサと自動運転制御装置を備えることによって、上部構造体の構成に応じた自動運転の制御を上部構造体に集約することができる。この上部構造体が、車輪及び駆動源を備えた下部構造体に対し組合せられる。
この結果、車両の用途に適用するように上部構造体を設計しつつ、上部構造体が支持する自動走行制御装置の制御によって、上部構造体と組合せられた下部構造体の走行機能及び性能を、車両の用途に適用させることができる。
また、将来の自動運転技術の進展に応じて車両の用途及び機能が変化する場合、車両の用途及び機能に応じて上部構造体の構造も変化することができる。外界センサと自動運転制御装置を上部構造に集約することによって、新たな用途及び機能に応じて上部構造体を設計する場合に、外界センサと自動運転制御装置を新たな自動運転技術、新たな用途、及び新たな機能に応じて更新することができる。例えば、車両の走行の程度目標として選択可能な範囲は、上部構造に反映される車両の用途及び機能に応じて設定される。
これに対し、車両制御装置が受ける車両の走行の程度目標の指示の内容は、車両の用途又は自動運転技術の進展に応じて変化する可能性はあるものの、指示に応答する下部構造体の性能自体は、例えばセンサに基づく自動制御の動作と比べ大きく変化しないと考えられる。上記構成における下部構造体は、異なる用途に適用する複数種類の上部構造体、及び新たな自動運転技術に対応した新たな種類の上部構造体に対し、引き続き組合せることができる。従って、走行の機能を担う部分を長期に使用可能としつつ、用途や嗜好に合わせバリエーションを増やすとともに自動運転制御手段のバージョンアップを行うことができる。
前記上部構造体は、前記自動運転制御装置を支持した状態で、前記車両制御装置を支持した状態の前記下部構造体と分離されるように物理的に接続されており、
前記自動運転制御装置は、前記上部構造体に支持された状態で、前記上部構造体が前記下部構造体から分離した状態で前記車両制御装置から物理的且つ電気的に分離されるように前記車両制御装置に接続されている。
自動運転制御装置と車両制御装置の分離が物理的且つ電気的に行われるので、接続状態及び分離状態が把握しやすい。このため、新たな用途及び機能に応じて上部構造体を設計する場合に、外界センサと自動運転制御装置を、新たな自動運転技術及び新たな用途及び機能に応じて更新しやすく、且つ、車両の利用時及び上部構造体の交換時に制御装置の接続状態が把握し易い。
前記上部構造体は、前記車両に搭乗するドライバーの操作に応じて前記車両制御装置に前記車両の走行の程度目標を指示するオペレーティングデバイスを有する。
前記車両は、小型パーソナルホイールドヴィークルである。
ただし、本発明の車両は、例えば、幅方向の長さが7フィート(2・1336メートル)以下でもよい。本発明の車両は、例えば、幅方向の定員が2人であり且つ総定員が10人以下である車両でもよい。総定員は、車両に乗車可能なユーザの数である。
自動運転制御装置と車両制御装置の電気的な接続と物理的な接続は、厳密には、同時に生じなくともよい。例えば、上部構造体を下部構造体から分離する過程において、先に、電気的接続を担う電気コネクタを切り離すことで電気的な分離が実施される。この後で、上部構造体が下部構造体から分離する、又は、自動運転制御装置を上部構造体から取り外すことで物理的な分離が実施される。なお、電気的な分離と物理的な分離は、逆の順序で実施されてもよい。また、自動運転制御装置と車両制御装置の電気的な接続と物理的な接続は、同時に生じてもよい。
自動運転制御装置と車両制御装置の電気的な接続は、例えば、有線による接続である。ただし、自動運転制御装置と車両制御装置の電気的な接続は、例えば、無線による通信でもよい。ただし、この場合、自動運転制御装置と車両制御装置の無線通信は、例えば、上部構造体と下部構造体が接続された状態で可能な車両内無線通信である。
自動運転制御装置は、例えば、自動運転制御装置と車両制御装置との物理的接続状態を検知する。自動運転制御装置は、例えば、物理的接続状態を検出した場合、指示を出力し、物理的接続状態を検出しない場合、指示の出力を禁止する。ただし、自動運転制御装置として、例えば物理的接続状態を検知しない構成も採用可能である。
・自車位置の測位
・指定された目的地・走路に対する相対位置検出
・自車周辺の信号標識・障害物の検出
・障害物の迂回路を含む走路を計画
・車両制御
自動運転制御装置は、例えば、上記の処理を担う。自動運転制御装置は、車両制御処理の結果として、車両制御装置に程度目標を出力する。
自動運転制御装置は、例えば、外界センサの検知の結果に基づいて、目的地までの経路を決定し、決定した経路に基づいて走路を決定し、決定した走路に基づいて車両の走行の程度目標を出力してもよい。目的地までの経路は、例えば走行に利用する道路である。経路は、概略の位置情報である。走路は、道路で車両が走行する軌跡である。走路は、車両が道路のうちいずれの車線、車線の中のどの部分、車線間を移動する場合の含む詳細な位置情報である。
外界センサは、自車位置の測位、および障害物または信号標識検知の手段である。自車位置の測位では、相対測位、または絶対測位が用いられる。相対測位は、例えば道路上の目印(白線や誘導線など)を検知して、車両の相対位置を得る測位である。絶対測位は、例えば、GPSや立体地図マッチングから緯度経度等を得る測位である。相対測位及び絶対測位は、例えば条件または操作に応じて選択可能であってもよい。
外界センサは、例えば、画像カメラ、Light Detection and Ranging(LiDAR)、超音波線センサである。
障害物または信号標識検知は、障害物または信号を検知する必要が無いコントロールされた環境では省略することも可能である。コントロールされた環境は、例えば、車両の外部における監視・管制によって制御される車両のみが走行する閉じた領域である。また、障害物または信号標識検知は、例えば、車両の外部における監視・管制指示によっても行うことが可能である。
本明細書にて使用される用語「および/または」はひとつの、または複数の関連した列挙された構成物のあらゆるまたはすべての組み合わせを含む。
本明細書中で使用される場合、用語「含む、備える(including)」「含む、備える(comprising)」または「有する(having)」およびその変形の使用は、記載された特徴、工程、操作、要素、成分および/またはそれらの等価物の存在を特定するが、ステップ、動作、要素、コンポーネント、および/またはそれらのグループのうちの1つまたは複数を含むことができる。
本明細書中で使用される場合、用語「取り付けられた」、「結合された」および/またはそれらの等価物は広く使用され、特に指定しない限り直接的および間接的な取り付け、および結合の両方を包含する。
他に定義されない限り、本明細書で使用される全ての用語(技術用語および科学用語を含む)は、本発明が属する当業者によって一般的に理解されるのと同じ意味を有する。
一般的に使用される辞書に定義された用語のような用語は、関連する技術および本開示の文脈における意味と一致する意味を有すると解釈されるべきであり、本明細書で明示的に定義されていない限り、理想的または過度に形式的な意味で解釈されることはない。
本発明の説明においては、技術および多数の工程が開示されていると理解される。
これらの各々は個別の利益を有し、それぞれは、他の開示された技術の1つ以上、または、場合によっては全てと共に使用することもできる。
したがって、明確にするために、この説明は、不要に個々のステップの可能な組み合わせをすべて繰り返すことを控える。
それにもかかわらず、明細書および特許請求の範囲は、そのような組み合わせがすべて本発明および請求項の範囲内にあることを理解して読まれるべきである。
本明細書では、新しい車両について説明する。
以下の説明では、説明の目的で、本発明の完全な理解を提供するために多数の具体的な詳細を述べる。
しかしながら、当業者には、これらの特定の詳細なしに本発明を実施できることが明らかである。
本開示は、本発明の例示として考慮されるべきであり、本発明を以下の図面または説明によって示される特定の実施形態に限定することを意図するものではない。
ドアTOドアでの使用、パーソナルな空間の確保などパーソナルな使用が可能、渋滞を解消可能であり、かつ、リーズナブルな交通機関が求められている。
本実施形態の例は、ドライバーがドライビングに費やす時間を低減し、かつ、リーズナブルな小型パーソナルホイールドヴィークル制御装置および小型パーソナルホイールドヴィークルを提供する。
車両制御装置は、小型パーソナルホイールドヴィークルの駆動力、進行方向および制動力を制御する装置である。車両制御装置は、駆動手段、操舵手段、及び制動手段を制御する。駆動手段は、例えば、モータ及び変速装置を含む。操舵手段は、車輪を操舵するステアリング機構、及びステアリング機構を駆動するアクチュエータを含む。制動手段は、例えば、回生制御手段、または、機械的ブレーキ機構を含む。
車両制御装置は、駆動手段、操舵手段、及び制動手段と電気的接続されている。つまり、車両制御装置は、駆動機構、進行方向変更機構および制動機構に電気的に接続されている。
自動運転制御装置は、小型パーソナルホイールドヴィークルを自動運転させるための装置である。自動運転制御装置は、車両制御装置に電気的に接続される。
小型パーソナルホイールドヴィークルは、車両の自動運転に必要な各種センサを有する。
各種センサは、制御装置に電気的に接続される。各種センサの一部は、自動運転制御装置に電気的に接続される。各種センサの一部は、車両制御装置に電気的に接続される。各種センサは、自動運転制御装置および車両制御装置と電気的に接続される。
なお、自動運転制御装置および車両制御装置は、独立した筐体を有する2つの部品として構成されていても良い。自動運転制御装置および車両制御装置は、1つの筐体に納められる1つの部品として構成されていても良い。
キャビンは、自動運転制御装置を有するように構成されていても良い。
キャビンは、車両制御装置を有するように構成されていても良い。
シャーシは、車両制御装置を有するように構成されていても良い。
シャーシは、自動運転制御装置を有するように構成されていても良い。
なお、小型パーソナルホイールドヴィークルは、例えば、バスより小さい車両である。小型パーソナルホイールドヴィークルは、例えば、その乗車定員が10人未満の車両である。例えば、車両(ホイールドヴィークル)の左右方向の定員が二人以下であり且つ総定員が四人以下の車両である。小型パーソナルホイールドヴィークルは、例えば、車両の左右方向の大きさが2000mm以下である。小型パーソナルホイールドヴィークルは、例えば、車両の左右方向の大きさが1500mm以下、フットプリントが4.4m2以下の車両である。小型パーソナルホイールドヴィークルは、例えば、シットインタイプシートを有する車両である。小型パーソナルホイールドヴィークルは、例えば、エンジンにより走行可能な車両、電動機により走行可能な車両、エンジン及び電動機により走行可能な車両である。小型パーソナルホイールドヴィークルの動力源は、特に限定されない。小型パーソナルホイールドヴィークルは、例えば、オフロード型、オンロード型の車両である。小型パーソナルホイールドヴィークルは、例えば、2輪車、3輪車又は4輪車である。
車両制御装置は、駆動力の発生、進行方向の変更および制動力の発生の少なくとも一つの指示に対して入力動作が異なる複数種類のオペレーティングデバイスが電気的に接続可能に構成される。これにより、ドライバーはオペレーティングデバイスを選択することが可能となり、よりパーソナライズすることができる。
車両制御装置は、入力動作が異なる複数種類のオペレーティングデバイスのうち、一つのオペレーティングデバイスと電気的に接続され、かつ、オペレーティングデバイスから入力された電気信号に基づいて小型パーソナルホイールドヴィークルの駆動力、進行方向および制動力を制御する。
車両制御装置は、入力動作が異なる複数種類のオペレーティングデバイスのうち、複数のオペレーティングデバイスと優先順位が付与された状態で電気的に接続され、かつ、優先順位に基づいてオペレーティングデバイスから入力された電気信号に基づいて小型パーソナルホイールドヴィークルの駆動力、進行方向および制動力を制御する。
入力動作が異なる複数種類のオペレーティングデバイスは、360度以上回転可能なステアリングハンドル、180度未満の範囲で回転するステアリングハンドル(バー、ガングリップタイプ)、ゲーム機で使用されるようなスイッチを使用したコントローラー、スマートフォン・タブレット・マウスパッドのように触れて入力する接触式入力デバイス、ジョイスティックコントローラーまたはドライバーのジェスチャーを認識して入力する非接触式入力デバイスなどを含む。また、制御装置は、入力動作が異なる複数種類のオペレーティングデバイスに合わせて、小型パーソナルホイールドヴィークルの走行時の仕様又は性能を変更しても良い。例えば、オペレーティングデバイスがジョイスティックコントローラーである場合には、車両制御装置が最高速度を通常より低く設定することも可能である。
なお、オペレーティングデバイスは、小型パーソナルホイールドヴィークルに搭載されていても良い。オペレーティングデバイスは、小型パーソナルホイールドヴィークルに装着および着脱可能に構成されていても良い。小型パーソナルホイールドヴィークルは、入力動作が異なる複数のオペレーティングデバイスで操作可能に構成される。小型パーソナルホイールドヴィークルは、車両の内部に存在しない車両の外部にあるオペレーティングデバイスで操作可能に構成されていても良い。
車両制御装置は、車両の内部に存在しない車両の外部にあるオペレーティングデバイスが電気的に接続可能に構成される。車両制御装置は、複数のセンサで取得された車両の状況および車両の周囲の状況に関するデータをオペレーティングデバイスに送信する。車両の外部にいるドライバーは、車両の状況および車両の周囲の状況に基づいて、オペレーティングデバイスを操作する。
これにより、ドライバーは、例えば、自宅やオフィスにいる状態で、小型パーソナルホイールドヴィークルを操縦して、小型パーソナルホイールドヴィークルを目的地に移動させることができる。そのため、例えば、家族の送り迎えの間の待ち時間などドライバーの時間の消費を低減することができる。また、例えば、遠隔操縦の代行サービスをリーズナブルに行うことができる。
車両制御装置は、所定の規格を充足する小型パーソナルホイールドヴィークルが走行するための専用道路上を走行する複数の小型パーソナルホイールドヴィークルを集中管制する中央管制装置が電気的に接続可能に構成される。車両制御装置は、中央管制装置から入力された電気信号に基づいて、小型パーソナルホイールドヴィークルの駆動力、進行方向および制動力を制御する。さらに、車両制御装置は、車両の内部に搭乗しているドライバーが操作するオペレーティングデバイスから入力された電気信号に基づいて、または、車両の外部にいるドライバーが操作するオペレーティングデバイスから入力された電気信号に基づいて、小型パーソナルホイールドヴィークルの駆動力、進行方向および制動力を制御する。
これにより、小型パーソナルホイールドヴィークルは、所定の規格を充足する小型パーソナルホイールドヴィークルが走行するための専用道路上を走行し、集中管制されるため、車両制御装置が簡素化できる。また、専用道路以外の汎用道路では、車両の内部に搭乗しているドライバーまたは車両の外部にいるドライバーが操作・制御するため、小型パーソナルホイールドヴィークルに搭載される自動運転のための自動運転制御装置をより簡素化できる。
ドアTOドアでの使用、パーソナルな空間の確保などパーソナルな使用が可能、渋滞を解消可能であり、かつ、リーズナブルな小型パーソナルホイールドヴィークルおよび小型パーソナルホイールドヴィークルの車両制御装置を提供することができる。
ドライバーがドライビングに費やす時間を低減し、かつ、リーズナブルな小型パーソナルホイールドヴィークルおよび小型パーソナルホイールドヴィークルの車両制御装置を提供することができる。
例えば、所定の規格を充足する小型パーソナルホイールドヴィークルが専用道路上を走行し、集中管制される交通システムは、公共交通機関の一つであると考えられる。しかしながら、上記小型パーソナルホイールドヴィークルは、専用道路以外の汎用道路では、車両の内部に搭乗しているドライバーまたは車両の外部にいるドライバーが運転可能であるため、これは、パーソナルな交通手段でもある。それらを両立したため、本技術は、公共交通機関をパーソナライズする技術であると考えられる。本開示に係る小型パーソナルホイールドヴィークルは、公共交通機関でありながらパーソナルな使用を満たすことができる。
なお、所定の規格を充足する小型パーソナルホイールドヴィークルとは、集中管制が行いやすいように車両の大きさ、駆動源の出力など車両の仕様がある範囲に制限された小型パーソナルホイールドヴィークルである。本開示に係る小型パーソナルホイールドヴィークルは同じメーカーの車両である必要はない。本開示に係る小型パーソナルホイールドヴィークルは、異なるメーカーの車両であっても、所定の規格を充足していれば良い。本開示に係る小型パーソナルホイールドヴィークルの仕様(性能)としては、例えば、集中管制で制御する際に、最高速度が45から60km/h、0から50km/hまでの加速度が10秒以内、50から0km/hまでの減速度が5秒以内を充足する仕様が考えられる。また、本開示に係る小型パーソナルホイールドヴィークルの仕様(サイズ)としては、例えば、車両の左右方向の大きさが1500mm以下、フットプリントが4.4m2以下とすることが考えられる。
所定の規格を充足する小型パーソナルホイールドヴィークルが走行するための専用道路とは、上述した所定の規格を充足する小型パーソナルホイールドヴィークル以外の一般車両、マニュアル運転車両、人力自転車などの走行を禁止した道路である。
中央管制装置は、所定の規格を充足する小型パーソナルホイールドヴィークルが走行するための専用道路上を走行する際に、走行が許可された小型パーソナルホイールドヴィークルであることを認証する機構を設けても良い。具体的には、小型パーソナルホイールドヴィークルに認証デジタルキーが記憶された認証モジュールを搭載していても良い。その認証モジュールは車両制御装置の通信ユニットと電気的に接続され、中央管制装置と通信することができる。この通信により、小型パーソナルホイールドヴィークルの専用道路への進入が許可される。なお、所定の規格を充足する小型パーソナルホイールドヴィークルが走行するための専用道路には、車両の大きさを測定する装置を設けても良い。また、小型パーソナルホイールドヴィークルのADAS、自動運転に必要なセンサ、アクチュエータの有無、作動状況をチェックし、所定のチェック項目を満たした場合に許可するようにしても良い。また、中央管制装置は、小型パーソナルホイールドヴィークルのメンテナンス情報、車両検査情報を取得し、その情報に基づいて、小型パーソナルホイールドヴィークルの専用道路への進入を許可しても良い。また、中央管制装置は、小型パーソナルホイールドヴィークルのメンテナンス情報及び/又は車両検査情報を取得し、その情報に基づいて、適切なメンテナンスを促す情報およびサービスに関する情報などを車両のオーナー、ドライバーに提案しても良い。また、ドライバーに関する情報が登録されている場合は、車両の情報、車両の走行に関する情報と組み合わせることで、種々のサービスに関する情報をドライバーに提供することができる。
また、中央管制装置は、小型パーソナルホイールドヴィークルに搭載されている診断装置と通信できるように構成しても良い。各車両は走行中に診断装置で自己診断を行い、中央管制装置が不具合の度合いに応じて、各車両を管制しても良い。
なお、小型パーソナルホイールドヴィークルが搭載している各種センサを利用することで、所定の規格を充足する小型パーソナルホイールドヴィークルが走行するための専用道路または他の小型パーソナルホイールドヴィークルの状況を監視しても良い。例えば、道路の路面状況を監視し、道路上の障害物を見つけることができる。路面の凹凸などについては、カメラなどの撮像装置で監視できる。また、車輪の状況で監視することもできる。監視のための装置は、所定の規格を充足する小型パーソナルホイールドヴィークルが走行するための専用道路に設けても良い。
このようにして取得した情報は、車両の集中管制に利用することができる。これにより、より効率的な管制が可能になる。
小型パーソナルホイールドヴィークルは、走行中に他の小型パーソナルホイールドヴィークルと機械的に連結されても良い。連結後は、先頭の小型パーソナルホイールドヴィークルが後続の他の小型パーソナルホイールドヴィークルを牽引するように制御しても良い。また、機械的な連結ではなく電気的な連結により、複数の小型パーソナルホイールドヴィークルを隊列走行させても良い。
小型パーソナルホイールドヴィークルは、走行中に搭載しているエネルギー量を調整することができる。例えば、複数の小型パーソナルホイールドヴィークルが機械的に連結されている場合、連結されている車両間でエネルギーの量を調整することができる。また、所定の規格を充足する小型パーソナルホイールドヴィークルが走行するための専用道路に設けたエネルギー供給装置と小型パーソナルホイールドヴィークルに搭載したエネルギー補充装置との間で、小型パーソナルホイールドヴィークルのエネルギーを補充することができる。非接触給電または接触給電などの形式を採用することができる。
なお、所定の規格を充足する小型パーソナルホイールドヴィークルが走行するための専用道路は、高架とすることができる。また、橋脚、路面、柵など各要素をモジュール化することで、都市の変化に合わせて、容易に専用道路の規模を変更することができる。また、メンテナンスも容易に行うことができる。また、各モジュールをコンクリートではなく、金属または樹脂などで構成することで、より容易に専用道路の規模を変更することができる。メンテナンスもより容易に行うことができる。
なお、所定の規格を充足する小型パーソナルホイールドヴィークルが走行するための専用道路は、ループ状に形成することができる。これにより、集中管制をより容易に行うことができる。また、所定の規格を充足する小型パーソナルホイールドヴィークルが走行するための専用道路は、専用ではない道路と接続されても良い。
なお、上述した中央管制装置は、小型パーソナルホイールドヴィークルの運転を制御する機能および小型パーソナルホイールドヴィークルまたはそのドライバーに関する情報を集中的に管理し、制御する機能を備えている。しかしながら、中央管制装置は、小型パーソナルホイールドヴィークルの運転を制御する機能を備えている必要はない。中央管制装置は、小型パーソナルホイールドヴィークルまたはそのドライバーに関する情報を集中的に管理し、制御する機能を備えている必要はない。中央管制装置が存在しなくても良い。同等の機能を各小型パーソナルホイールドヴィークルで分散処理しても良い。
本開示の一実施形態に係る小型パーソナルホイールドヴィークルとしては、例えば、以下のヴィークルが挙げられる。
[所定の規格を充足する小型パーソナルホイールドヴィークルが走行するための専用道路を自動運転可能、かつ、汎用道路を車両の内部に搭乗しているドライバーがドライビング可能な小型パーソナルホイールドヴィークル]または、
[所定の規格を充足する小型パーソナルホイールドヴィークルが走行するための専用道路を自動運転可能、かつ、車両の外部にいるドライバーがドライビング可能な小型パーソナルホイールドヴィークル]。
これにより、所定の規格を充足する小型パーソナルホイールドヴィークルが走行するための専用道路上を走行するため、混合交通である汎用道路を自動運転可能とした車両と比較して、自動運転に必要な自動運転制御装置を簡素化できる。また、専用道路以外の汎用道路では、車両の内部に搭乗しているドライバーまたは車両の外部にいるドライバーが操作・制御するため、混合交通である汎用道路を自動運転可能とした車両と比較して、小型パーソナルホイールドヴィークルに搭載される自動運転のための自動運転制御装置をより簡素化できる。なお、小型パーソナルホイールドヴィークルは、汎用道路を自動運転可能にも構成されるとともに、汎用道路において、車両の内部に搭乗しているか若しくは車両の外部にいるドライバーがドライブするか、又は自動運転するかが選択可能に構成されてもよい。
ドアTOドアでの使用、パーソナルな空間の確保などパーソナルな使用が可能、渋滞を解消可能であり、かつ、リーズナブルな小型パーソナルホイールドヴィークルおよび小型パーソナルホイールドヴィークルの自動運転制御装置を提供することができる。
ドライバーがドライビングに費やす時間を低減し、かつ、リーズナブルな小型パーソナルホイールドヴィークルおよび小型パーソナルホイールドヴィークルの自動運転制御装置を提供することができる。
自動運転に必要なセンサの一部および自動運転を制御する自動運転制御装置は、車両の駆動力、進行方向の変更および制動力を制御する車両制御装置に対して交換可能に構成される。自動運転に必要なセンサの一部および自動運転を制御する自動運転制御装置は、車両の駆動力、進行方向の変更および制動力を制御する車両制御装置に対して、電気的に接続および非接続が可能に構成される。
このように構成されるため、自動運転に必要なセンサの一部および自動運転を制御する自動運転制御装置のアップグレードを容易に行うことができる。
このように構成されるため、車両の駆動力、進行方向の変更および制動力を制御する車両制御装置を長期にわたり使用することができる。
自動運転に必要なセンサの一部および自動運転を制御する自動運転制御装置は、キャビンに設けられる。車両制御装置は、シャーシに設けられる。キャビンは、シャーシに対して、交換可能に構成される。キャビンは、シャーシに対して機械的に接続および非接続が可能に構成される。
このように構成されるため、自動運転に必要なセンサの一部および自動運転を制御する自動運転制御装置およびキャビンのアップグレードを容易に行うことができる。
このように構成されるため、車両の駆動力、進行方向の変更および制動力を制御する車両制御装置およびシャーシを長期にわたり使用することができる。
小型パーソナルホイールドヴィークル1は、車輪(9FL,9FRi,9ReL,9ReRi)と、駆動源としての駆動機構5と、外界センサとしての複数のセンサと、自動運転制御装置4Bと、車両制御装置4Aとを備える。
駆動源(駆動機構5)は、車輪(9FL,9FRi,9ReL,9ReRi)を駆動する。
外界センサ(センサ13)は、車両(小型パーソナルホイールドヴィークル1)の外界の状態を検知する。
自動運転制御装置4Bは、外界センサ(センサ13)の検知結果に基づいて車両(小型パーソナルホイールドヴィークル1)の走行の程度目標を指示する。
車両制御装置4Aは、自動運転制御装置4Bと電気的に接続され自動運転制御装置4Bの指示に基づいて駆動源(駆動機構5)の出力を制御する。車両制御装置4Aは、走行の程度目標の指示データを受ける。車両制御装置4Aは、車両の進行方向の変更および制動力を制御する。車両制御装置4Aは、駆動源(駆動機構5)の出力トルク又は速度を制御する。車両制御装置4Aは、例えば、目的地までの経路の情報を有しない。これに対し、自動運転制御装置4Bは、例えば、目的地までの経路の情報を有する。また、自動運転制御装置4Bは、例えば、経路となる道路のうち、車線の情報を有する。
下部構造体(シャーシ2)には、車輪(9FL,9FRi,9ReL,9ReRi)と駆動源(駆動機構5)と、車両制御装置4Aとが設けられている。下部構造体(シャーシ2)には、バッテリBTが設けられている。バッテリBTは、車両制御装置4Aの制御に応じて、駆動源(駆動機構5)に電力を供給する。バッテリBTが、車両制御装置4A、及び駆動源(駆動機構5)とともに下部構造体に設けられ、電力の配線は簡潔である。
上部構造体(キャビン3)は、下部構造体(シャーシ2)に対し着脱自在に物理的に接続される。上部構造体(キャビン3)には、外界センサ(センサ13)と、自動運転制御装置4Bとが設けられている。
例えば、バッテリBTが上部構造体(キャビン3)に設けられた構成も採用可能である。技術の進展に伴いバッテリ性能が向上した場合、又は、搭載されたバッテリBTが経時劣化した場合、新しい上部構造体(キャビン3)とともにバッテリBTを簡易に取換えることができる。また、例えば、複数のバッテリが、上部構造体(キャビン3)と下部構造体(シャーシ2)の双方に設けられてもよい。
上部構造体(キャビン3)は、自動運転制御装置4Bを支持した状態で、車両制御装置4Aを支持した状態の下部構造体(シャーシ2)と分離可能に物理的に接続されている。自動運転制御装置4Bは、車両制御装置4Aに電気的に分離可能に接続されている。
例えば、自動運転制御装置4Bと車両制御装置4Aは、物理的且つ電気的に接続される。自動運転制御装置4Bと車両制御装置4Aは、例えば、図示しない電線及びコネクタによって物理的且つ電気的に接続される。上部構造体(キャビン3)と下部構造体(シャーシ2)が分離する場合、コネクタの接続が解除され、自動運転制御装置4Bと車両制御装置4Aは、物理的且つ電気的に分離される。ただし、自動運転制御装置4Bと車両制御装置4Aが無線通信で接続される場合、自動運転制御装置4Bと車両制御装置4Aは物理的に接続されず、電気的に接続される。
この結果、車両(小型パーソナルホイールドヴィークル1)の用途に適用するように上部構造体(キャビン3)を設計しつつ、上部構造体(キャビン3)と一体の自動運転制御装置4Bの制御によって、上部構造体(キャビン3)を組合せる下部構造体(シャーシ2)の走行を、車両(小型パーソナルホイールドヴィークル1)の用途に適用させることができる。
例えば、キャビン3が人を乗せる構造である場合と、荷物専用の場合は、目標速度及び加減速の要請が異なる。また、キャビン3の大きさによっては、通行可能な走路が異なる場合がある。例えば、目的地までの経路又は通行可能な車線が異なる。
また、将来の自動運転技術の進展に応じて、車両(小型パーソナルホイールドヴィークル1)の用途及び機能が変化する場合、車両(小型パーソナルホイールドヴィークル1)の用途及び機能に応じて上部構造体(シャーシ2)の構造も変化することができる。例えば、検出する画像の精度、検出に用いる媒体の種類、又は、検出のアルゴリズムが変化する。外界センサ(センサ13)と自動運転制御装置4Bを上部構造(キャビン3)に集約することによって、新たな用途及び機能に応じて上部構造体(キャビン3)を設計する場合に、外界センサ(センサ13)と自動運転制御装置4Bを新たな自動運転技術、新たな用途、及び新たな機能に応じて更新することができる。
これに対し、走行の程度目標の指示に対して求められる下部構造体(シャーシ2)の応答性能自体は、自動運転制御装置4Bの動作と比べ大きく変化しない。車両制御装置4Aを有する下部構造体(シャーシ2)は、新たな種類の上部構造体(キャビン3)に対し、引き続き組合せることができる。従って、走行の機能を担う部分であるシャーシ2を長期に使用可能としつつ、用途や嗜好に合わせバリエーションを増やすとともに自動運転制御手段のバージョンアップを行うことができる。
図1は、小型パーソナルホイールドヴィークル、車両の内部に存在しない車両の外部にあるオペレーティングデバイス、所定の規格を充足する小型パーソナルホイールドヴィークルが走行するための専用道路および専用道路以外の汎用道路を表している。
小型パーソナルホイールドヴィークル1は、シャーシ2とキャビン3を有する。
シャーシ2は、制御装置4、駆動機構5、進行方向変更機構6、制動機構7、前右車輪9FRi、前左車輪9FL、後右車輪9ReRiおよび後左車輪9ReLを有する。
制御装置4は、車両制御装置4Aおよび自動運転制御装置4Bを含む。
車両制御装置4Aは、自動運転制御装置4Bと電気的に接続される。
各種センサの一部13は、自動運転制御装置4Bに電気的に接続される。
各種センサの一部13は、車両制御装置4Aに電気的に接続される。
図示されていないが、各種センサの一部13以外のセンサが、小型パーソナルホイールドヴィークル1に設けられていてもよい。各種センサの一部13以外のセンサは、自動運転制御装置4Bに接続されてもよい。
車両制御装置4Aは、駆動機構5、進行方向変更機構6および制動機構7と電気的に接続される。
キャビン3は、車両の内部に設けられた内部オペレーティングデバイス8IN、前右シートXFRi、前左シートXFL、後右シートXReRiおよび後左シートReLを有する。
キャビン3は、各種センサの一部13を有する。
キャビン3は、自動運転制御装置4Bを有する。
内部オペレーティングデバイス8INは、車両制御装置4Aと電気的に接続される。
内部オペレーティングデバイス8INは、360度以上回転可能なステアリングハンドル8INAを有する。
外部オペレーティングデバイス8OUTは、アンテナ8OUT1および360度以上回転可能なステアリングハンドル8OUTAを有する。
外部オペレーティングデバイス8OUTは、小型パーソナルホイールドヴィークル1の車両制御装置4Aと無線によって電気的に接続される。
小型パーソナルホイールドヴィークル1は、中央管制装置11と電気的に接続され、中央管制装置11によって集中的に管制される。
中央管制装置11は、アンテナ111を有する。
中央管制装置11は、小型パーソナルホイールドヴィークル1の車両制御装置4Aと無線によって電気的に接続される。
小型パーソナルホイールドヴィークル1は、小型パーソナルホイールドヴィークルが走行するための専用道路12E、その専用道路12Eに設けられた専用道路乗降ステーション12S、その専用道路12E以外の汎用道路12Gを走行する。
なお、図中において、小型パーソナルホイールドヴィークルが走行するための専用道路12Eおよびその専用道路12Eに設けられた専用道路乗降ステーション12Sは、太い線で示されている。その専用道路12E以外の汎用道路12Gは、細い線で示されている。
なお、電気的接続の形式は、有線による接続形式または無線による接続形式のいずれかの接続形式であっても良い。電気的接続が満たされる形式であれば、特定の形式に限定されない。
なお、無線の形式は、電気的接続が可能な形式であれば良い。無線の形式は、特定の形式に限定されない。
キャビン3は、シャーシ2に機械的に接続/非接続可能に構成される。
図2には、キャビン3とシャーシ2が物理的に分離した状態が示されている。
キャビン3は、各種センサの一部13を有する。
キャビン3は、自動運転制御装置4Bを有する。
キャビン3は、内部オペレーティングデバイス8INを有する。
シャーシ2は、車両制御装置4A、駆動機構5、進行方向変更機構6および制動機構7を有する。
キャビン3は、シャーシ2に対して機械的に接続/非接続可能に構成される。
キャビン3は、シャーシ2に対して交換可能に構成される。
自動運転制御装置4Bは、車両制御装置4Aに電気的に接続/非接続可能に構成される。
自動運転制御装置4Bは、車両制御装置4Aに対して交換可能に構成される。
各種センサの一部13は、自動運転制御装置4Bに電気的に接続/非接続可能に構成される。
各種センサの一部13は、車両制御装置4Aに電気的に接続/非接続可能に構成される。
各種センサの一部13は、車両制御装置4Aに対して交換可能に構成される。
このように構成されるため、自動運転に必要なセンサの一部13のアップグレードを容易に行うことができる。
このように構成されるため、自動運転を制御する自動運転制御装置4Bのアップグレードを容易に行うことができる。
このように構成されるため、自動運転に必要なセンサの一部13および自動運転を制御する自動運転制御装置4Bのアップグレードを容易に行うことができる。
このように構成されるため、キャビン3のアップグレードを容易に行うことができる。
このように構成されるため、自動運転に必要なセンサの一部13、自動運転を制御する自動運転制御装置4Bおよびキャビン3のアップグレードを容易に行うことができる。
このように構成されるため、車両の駆動力、進行方向の変更および制動力を制御する車両制御装置およびシャーシ2を長期にわたり使用することができる。
自動運転制御装置4Bは、キャビン3に対して交換可能に構成される。
各種センサの一部13は、キャビン3に対して交換可能に構成される。
着脱式オペレーティングデバイス8INOUTは、キャビン3に対して交換可能に構成される。
このように構成されるため、自動運転に必要なセンサの一部13のアップグレードを容易に行うことができる。
このように構成されるため、自動運転を制御する自動運転制御装置4Bのアップグレードを容易に行うことができる。
このように構成されるため、自動運転に必要なセンサの一部13および自動運転を制御する自動運転制御装置4Bのアップグレードを容易に行うことができる。
このように構成されるため、キャビン3のアップグレードを容易に行うことができる。
このように構成されるため、自動運転に必要なセンサの一部13、自動運転を制御する自動運転制御装置4Bおよびキャビン3のアップグレードを容易に行うことができる。
このように構成されるため、車両の駆動力、進行方向の変更および制動力を制御する車両制御装置およびシャーシ2を長期にわたり使用することができる。
着脱式オペレーティングデバイス8INOUTは、アンテナ8INOUT1を有する(図1参照)。
着脱式オペレーティングデバイス8INOUTは、小型パーソナルホイールドヴィークル1の車両制御装置4Aと電気的に接続できる(図1参照)。
着脱式オペレーティングデバイス8INOUTは、例えば、360度以上回転可能なステアリングハンドル8INOUTA、180度未満の範囲で回転するステアリングハンドルバー8INOUTB、ゲーム機で使用されるようなスイッチを使用したコントローラー8INOUTC、スマートフォン・タブレット・マウスパッドのように触れて入力する接触式入力デバイス8INOUTD、ジョイスティックコントローラー8INOUTEまたはドライバーのジェスチャーを認識して入力する非接触式入力デバイス8INOUTFなどを有するように構成することができる。
2 シャーシ(下部構造体)
3 キャビン(上部構造体)
4A 車両制御装置
4B 自動運転制御装置
5 駆動機構(駆動源)
9FL,9FRi,9ReL,9ReRi 車輪
13 センサ(外界センサ)
Claims (4)
- 車両であって、
車輪と、
前記車輪の駆動、操舵、及び制動を制御する車両制御装置と
前記車両の外界の状態を検知する外界センサと、
前記外界センサの検知の結果に基づいて前記車両の走路を決定し、決定した走路に基づいて前記車両の走行の程度目標を指示する自動運転制御装置と、
を備えた車両において、
前記車輪と、前記自動運転制御装置の指示に基づいて前記車輪の駆動、操舵、及び制動を制御する前記車両制御装置とが設けられた下部構造体と、
前記下部構造体に対し着脱自在に物理的に接続され、前記外界センサと、前記外界センサの検知結果に基づいて前記車両の走路を決定し決定した走路に基づいて前記車両の走行の程度目標を指示する前記自動運転制御装置とが設けられた上部構造体と、を備え、
前記車両は、前記車輪を有することなしに前記自動運転制御装置を有する上部構造体と、前記自動運転制御装置を有することなしに前記車輪及び前記車両制御装置を有する下部構造体との組合せで構成され、
前記上部構造体は、前記自動運転制御装置を支持した状態で、前記車両制御装置を支持した状態の前記下部構造体と分離可能に物理的に接続されており、前記上部構造体に支持された前記自動運転制御装置は、前記上部構造体が前記下部構造体から分離した状態で前記車両制御装置と電気的に分離するように前記車両制御装置と接続されている
車両。
- 請求項1に記載の車両であって、
前記上部構造体は、前記自動運転制御装置を支持した状態で、前記車両制御装置を支持した状態の前記下部構造体と分離されるように物理的に接続されており、
前記自動運転制御装置は、前記上部構造体に支持された状態で、前記上部構造体が前記下部構造体から分離した状態で前記車両制御装置から物理的且つ電気的に分離されるように前記車両制御装置に接続されている。 - 請求項1又は2に記載の車両であって、
前記上部構造体は、前記車両に搭乗するドライバーの操作に応じて前記車両制御装置に前記車両の走行の程度目標を指示するオペレーティングデバイスを有する。 - 請求項1から3いずれか1に記載の車両であって、
前記車両は、小型パーソナルホイールドヴィークルである。
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
US201862757420P | 2018-11-08 | 2018-11-08 | |
US62/757,420 | 2018-11-08 | ||
PCT/JP2019/030424 WO2020095491A1 (ja) | 2018-11-08 | 2019-08-02 | 車両 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPWO2020095491A1 JPWO2020095491A1 (ja) | 2021-09-02 |
JP7252255B2 true JP7252255B2 (ja) | 2023-04-04 |
Family
ID=70610840
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2020556596A Active JP7252255B2 (ja) | 2018-11-08 | 2019-08-02 | 車両 |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP7252255B2 (ja) |
WO (1) | WO2020095491A1 (ja) |
Citations (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005500940A (ja) | 2001-08-23 | 2005-01-13 | ゼネラル・モーターズ・コーポレーション | 非機械的制御信号に応答するシステムを有する車両シャシ |
JP2011093370A (ja) | 2009-10-28 | 2011-05-12 | Toyota Motor Corp | 車両とその制御方法 |
JP2017505559A (ja) | 2013-11-20 | 2017-02-16 | クゥアルコム・インコーポレイテッドQualcomm Incorporated | モバイルデバイスのための自律ロボット |
JP2017135961A (ja) | 2016-01-31 | 2017-08-03 | 貴司 徳田 | モーターモジュールシステム |
JP2018065484A (ja) | 2016-10-20 | 2018-04-26 | 矢崎総業株式会社 | 車両の電源システム |
JP2018187948A (ja) | 2017-04-28 | 2018-11-29 | 株式会社Subaru | 車両 |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS61115531A (ja) * | 1984-11-12 | 1986-06-03 | 日揮株式会社 | 床面清掃システムおよび装置 |
-
2019
- 2019-08-02 WO PCT/JP2019/030424 patent/WO2020095491A1/ja active Application Filing
- 2019-08-02 JP JP2020556596A patent/JP7252255B2/ja active Active
Patent Citations (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005500940A (ja) | 2001-08-23 | 2005-01-13 | ゼネラル・モーターズ・コーポレーション | 非機械的制御信号に応答するシステムを有する車両シャシ |
JP2011093370A (ja) | 2009-10-28 | 2011-05-12 | Toyota Motor Corp | 車両とその制御方法 |
JP2017505559A (ja) | 2013-11-20 | 2017-02-16 | クゥアルコム・インコーポレイテッドQualcomm Incorporated | モバイルデバイスのための自律ロボット |
JP2017135961A (ja) | 2016-01-31 | 2017-08-03 | 貴司 徳田 | モーターモジュールシステム |
JP2018065484A (ja) | 2016-10-20 | 2018-04-26 | 矢崎総業株式会社 | 車両の電源システム |
JP2018187948A (ja) | 2017-04-28 | 2018-11-29 | 株式会社Subaru | 車両 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPWO2020095491A1 (ja) | 2021-09-02 |
WO2020095491A1 (ja) | 2020-05-14 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US11203337B2 (en) | Vehicle with autonomous driving capability | |
US9451020B2 (en) | Distributed communication of independent autonomous vehicles to provide redundancy and performance | |
JP6893140B2 (ja) | 制御装置、制御方法、制御プログラム及び制御システム | |
KR102043152B1 (ko) | 차량에 구비된 차량 제어 장치 및 차량의 제어방법 | |
KR102114199B1 (ko) | 자율 차량들을 위한 폴백 궤도 시스템들 | |
US11927956B2 (en) | Methods for transitioning between autonomous driving modes in large vehicles | |
EP3848264B1 (en) | Remote verification of the number of passengers in an autonomous vehicle | |
US11885626B2 (en) | Systems and methods for updating pickup and dropoff locations for a vehicle | |
KR20190065042A (ko) | 차량의 운행 시스템 | |
EP4202587A1 (en) | Methods and systems for providing incremental remote assistance to an autonomous vehicle | |
CN112776766B (zh) | 车辆运输控制装置、车辆运输控制方法以及车辆运输系统 | |
KR101979268B1 (ko) | 자율 주행 시스템 | |
WO2020261543A1 (ja) | 自動運転専用道路管理装置 | |
US20230227059A1 (en) | Notifications from an autonomous vehicle to a driver | |
KR20190107280A (ko) | 차량용 전자 장치 | |
WO2021021427A1 (en) | Methods for transitioning between autonomous driving modes in large vehicles | |
KR102027950B1 (ko) | 차량에 구비된 차량 제어 장치 및 차량의 제어방법 | |
JP7252255B2 (ja) | 車両 | |
US20230192124A1 (en) | Methods and Systems for Providing Remote Assistance to an Autonomous Vehicle | |
CN112912852A (zh) | 车辆信息娱乐设备及其操作方法 | |
JP7340669B2 (ja) | 制御装置、制御方法、制御プログラム及び制御システム | |
US11808587B2 (en) | Autonomous vehicle multi-modal trips | |
WO2024102375A1 (en) | Transportation system for autonomous vehicles |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20201215 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20220125 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20220325 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20220823 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20221017 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20230221 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20230323 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 7252255 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |