JP2017019285A - 熱転写リボンテープ用のリール - Google Patents
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Abstract
【課題】
リボンテープ供給軸および/またはリボンテープ巻取り軸と確実に供回りすることができると共に、巻回した熱転写リボンテープを供給または熱転写リボンテープを巻取る際、熱転写リボンテープにシワを発生させない熱転写リボンテープ用のリールを提供することにある。
【解決手段】
熱転写リボンテープ用のプラスチック製リールにキー溝を設け、かつ、同リールを差し込んで保持するリボンテープ供給軸および/またはリボンテープ巻取り軸に前記リールのキー溝に嵌合する出没自在な係合部を挿入側前面に設けて成る。キー溝はリール内面に施し外周面まで貫通せずザグリである。
【選択図】図1
リボンテープ供給軸および/またはリボンテープ巻取り軸と確実に供回りすることができると共に、巻回した熱転写リボンテープを供給または熱転写リボンテープを巻取る際、熱転写リボンテープにシワを発生させない熱転写リボンテープ用のリールを提供することにある。
【解決手段】
熱転写リボンテープ用のプラスチック製リールにキー溝を設け、かつ、同リールを差し込んで保持するリボンテープ供給軸および/またはリボンテープ巻取り軸に前記リールのキー溝に嵌合する出没自在な係合部を挿入側前面に設けて成る。キー溝はリール内面に施し外周面まで貫通せずザグリである。
【選択図】図1
Description
本発明は、サーマルプリンタに用いる熱転写リボンテープ供給用および/または熱転写リボンテープ巻取り用のリールに関する。
近年、包装品に対して賞味期限、製造番号、収穫地表示など印字対象物毎に異なる文字や記号を表示することが求められ、このよう場合、一般にサーマルプリンタにより各種情報の印字が行われる。
サーマルプリンタは通常、サーマルヘッド、熱転写リボンテープ、そしてプラテンローラにより構成されている。サーマルヘッドは、その端部に複数の発熱素子を備え通電により所望の発熱素子が発熱する構成となっている。熱転写リボンテープはリールに巻かれたものがリボンテープ供給軸にセットされており、包装機等から連続的に繰り出される包装フィルムと同期してリボンテープ供給軸にセットされた熱転写リボンテープリールから繰りだされると共に、印字後はリボンテープ巻取り軸にセットされた巻取りリールに巻取られるように構成されている。プラテンローラは、その外周面が包装機等から連続的に繰り出される包装フィルムと接触するように配置されており、サーマルヘッド及びインクリボンに対する印字受け部を構成している(例えば特許文献1参照)。
モータから直接リボンテープ供給軸および/またはリボンテープ巻取り軸へのノンスリップ駆動に替わり、大きな慣性負荷である熱転写リボンテープと共にリボンテープ供給軸および/またはリボンテープ巻取り軸を頻繁に正回転、逆回転させるために、熱転写リボンテープ用のリールとリボンテープ供給軸および/またはリボンテープ巻取り軸は滑ることなく確実に供回りすることのできるキー溝を利用したものとなった(特許文献2のより具体的な図としては特許文献3の符号の説明31キー溝と32スプリングプランジャを参照)。
熱転写リボンテープは高価な消耗品であり、少しでも倹約するために加速領域及び減速領域で送った印字未使用部分を巻き戻して利用しようと、大きな慣性負荷である熱転写リボンテープと共にリボンテープ供給軸および/またはリボンテープ巻取り軸を頻繁に正回転、逆回転させると、熱転写リボンテープ用のリール長手方向両端面に施したキー溝が筒体の内面から外面まで貫通した開放型のキー溝では、極薄の熱転写リボンテープが巻き締めにより溝に落ち込んで歪みが生じシワがでることもあり印字品質に問題が生ずる(非特許文献1の参考図1のキー溝からの歪みが確認出来る)ことがあった。
一般に熱転写リボンテープ供給用リールおよび熱転写リボンテープ巻取り用リールは紙製の筒体で構成されている。しかし熱転写リボンテープ供給用リールおよび熱転写リボンテープ巻取り用リールは頻繁に正回転、逆回転させていくうちに巻き締めが起こり、紙管の筒体が変形し巻きシワが発生したりリボンテープ巻取り軸から熱転写リボンテープ用リールを抜き取る際圧迫により苦労する事もあった。
意匠登録第1275959号公報
そこで本発明は、大きな慣性負荷である熱転写リボンテープと共にリボンテープ供給軸および/またはリボンテープ巻取り軸を頻繁に正回転、逆回転させても、巻き締めによるリール筒体の変形防止や、溝に落ち込んだ巻の歪みからシワが生じることのない熱転写リボンテープ用のリールを提供することを課題としている。
リボンテープ供給軸および/またはリボンテープ巻取り軸に差し込んで取り付けられるプラスチック製の筒体からなり、巻回した熱転写リボンテープを供給または熱転写リボンテープを巻取る熱転写リボンテープ用のリールであって、
前記リールにはキー溝を設け、かつ、同リールを差し込んで保持するリボンテープ供給軸および/またはリボンテープ巻取り軸に前記リールの前記キー溝に嵌合する出没自在な係合部を挿入側前面に設て成る。
キー溝はリール内面に施し外周面まで貫通せずザグリであることを特長とする熱転写リボンテープ用のリールを提供する。
前記リールにはキー溝を設け、かつ、同リールを差し込んで保持するリボンテープ供給軸および/またはリボンテープ巻取り軸に前記リールの前記キー溝に嵌合する出没自在な係合部を挿入側前面に設て成る。
キー溝はリール内面に施し外周面まで貫通せずザグリであることを特長とする熱転写リボンテープ用のリールを提供する。
プラスチック製の筒体に対して内面からのザグリでキー溝を施してあるため筒体外周上には溝、亀裂が無く平滑製に優れたリールとしているため、前記リールに熱転写リボンテープを巻回しても、下地の影響による巻きシワの発生および巻き締めによる筒体の変形から生じる巻きシワの発生も、防止することができる。
リールを差し込んで保持するリボンテープ供給軸および/またはリボンテープ巻取り軸に前記リールの前記キー溝に嵌合する出没自在な係合部を、挿入側前面に設てあるためリールがリボンテープ供給軸および/またはリボンテープ巻取り軸から抜け落ちるのを防止できる構造となっている。
以下、本発明に図面に示す実施形態に基づいて説明する。なお、以下で説明する図面で、同一機能を有するものは同一の符号を付する。
図1〜図3は、本発明に係る熱転写リボンテープ供給用および巻取り用のリール1を、リボンテープ供給軸およびリボンテープ巻取り軸3に、差し込む様子を、図1差し込む前状態→図2半分程度差し込んだ状態→図3全部差し込んだ状態と、キー溝2とスプリングプランジャ4の係合部が嵌合するまでの状態を示した実施形態である。
図4は、プラスチック製の筒体からなる、巻回した熱転写リボンテープを供給または熱転写リボンテープを巻取る熱転写リボンテープ用のリールであって、前記リールにはリール内面に施し外周面まで貫通させずザグリとしたキー溝が、長手方向左右両端面に1ヶ所以上ずつ設けてあることを図示した熱転写リボンテープ用リールの実施形態である。
1 熱転写リボンテープ供給用および巻取り用のリール
2 キー溝
3 リボンテープ供給軸およびリボンテープ巻取り軸
4 スプリングプランジャ
5 スプリングプランジャの係合部がキー溝に嵌合しリールの抜け落ちを防止している当 接部
2 キー溝
3 リボンテープ供給軸およびリボンテープ巻取り軸
4 スプリングプランジャ
5 スプリングプランジャの係合部がキー溝に嵌合しリールの抜け落ちを防止している当 接部
Claims (1)
- リボンテープ供給軸および/またはリボンテープ巻取り軸に差し込んで取り付けられるプラスチック製の筒体からなり、巻回した熱転写リボンテープを供給または熱転写リボンテープを巻取る熱転写リボンテープ用のリールであって、
前記リールにはキー溝を設け、かつ、同リールを差し込んで保持するリボンテープ供給軸および/またはリボンテープ巻取り軸に前記リールの前記キー溝に嵌合する出没自在な係合部を挿入側前面に設て成る。
キー溝はリール内面に施し外周面まで貫通せずザグリであることを特長とする熱転写リボンテープ用のリール。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2016168533A JP2017019285A (ja) | 2016-08-15 | 2016-08-15 | 熱転写リボンテープ用のリール |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2016168533A JP2017019285A (ja) | 2016-08-15 | 2016-08-15 | 熱転写リボンテープ用のリール |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2017019285A true JP2017019285A (ja) | 2017-01-26 |
Family
ID=57890064
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2016168533A Pending JP2017019285A (ja) | 2016-08-15 | 2016-08-15 | 熱転写リボンテープ用のリール |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2017019285A (ja) |
Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0371875A (ja) * | 1989-08-11 | 1991-03-27 | Seiko Epson Corp | 熱転写プリンタ |
JPH09141987A (ja) * | 1995-11-21 | 1997-06-03 | Dainippon Printing Co Ltd | 熱転写リボン着脱装置 |
JP3581084B2 (ja) * | 2000-08-10 | 2004-10-27 | 株式会社大生機械 | ラインサ−マルヘッド印字装置 |
JP2013010623A (ja) * | 2011-06-30 | 2013-01-17 | Toppan Printing Co Ltd | 熱転写プリンタのフィルム巻出し巻取り方法及びフィルム巻出し巻取り巻回コア装着装置 |
-
2016
- 2016-08-15 JP JP2016168533A patent/JP2017019285A/ja active Pending
Patent Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2013010623A (ja) * | 2011-06-30 | 2013-01-17 | Toppan Printing Co Ltd | 熱転写プリンタのフィルム巻出し巻取り方法及びフィルム巻出し巻取り巻回コア装着装置 |
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A975 | Report on accelerated examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971005 Effective date: 20161026 |
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A131 | Notification of reasons for refusal |
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A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20170516 |