JP4439297B2 - 中間転写型熱転写印刷装置 - Google Patents

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Description

本発明は、印刷画像をフィルム上に一旦転写した後、フィルム上の画像を記録媒体の表面に転写するための中間転写型熱転写印刷装置に関するものである。
従来、このような分野の技術として、特開2000−187712号公報がある。この公報に記載されたカード記録装置は、磁気ストライプ付きのカード、ICカードなどの表面に所望の画像を印刷するための装置である。すなわち、このカード記録装置は、フィルム及びカラーインクリボンをサーマルヘッドとプラテンローラとで挟み込んで、カラーインクリボンによってフィルム上に画像を一旦熱転写(一次転写)し、その後、フィルム上の画像とカードの表面とを重ね合わせながら、ヒートローラでフィルムを加熱させている。このとき、フィルムをカードに押圧することによって、カードの表面にフィルム上の画像が再転写(二次転写)される。
特開2000−187712号公報 特開平5−169692号公報 特開平5−261952号公報
このような装置に適用するフィルムは非常に薄く形成され、厚みが不均一であると、フィルムは搬送時において蛇行し易くなる。また、供給側ボビンや巻取り側ボビンの回転にフラツキ現象が起こると、搬送時のフィルムには、横滑りするような蛇行が生じ易くなり、これによって、印刷ズレが引き起こされ易くなる。特に、この装置は、一次転写と二次転写とを行うタイプであり、フィルムは往復動作を行うので、フィルムの蛇行は印刷品質に多大な影響を与える。
本発明は、特に、フィルムの蛇行を防止して印刷品質を向上させるようにした中間転写型熱転写印刷装置を提供することを目的とする。
本発明に係る中間転写型熱転写印刷装置は、サーマルヘッドとプラテンとの協働により、インクリボン上の配色に基づいてフィルムに画像が熱転写され、このフィルムを、ヒートローラで加熱させながら記録媒体に押圧することによって、記録媒体の表面にフィルム上の画像を再転写する中間転写型熱転写印刷装置において、フィルムの一端が固定されてフィルムの繰り出しを行う供給側ボビンと、供給側ボビンの一端から差し込まれると共に、供給側ボビンと一体的に回動する第1のコア部と、供給側ボビンの他端から差し込まれると共に、第1のコア部に対向して供給側ボビンと一体的に回動する第2のコア部と、フィルムの他端が固定されてフィルムの巻き取りを行う巻取り側ボビンと、巻取り側ボビンの一端から差し込まれると共に、巻取り側ボビンと一体的に回動する第3のコア部と、巻取り側ボビンの他端から差し込まれると共に、第3のコア部に対向して巻取り側ボビンと一体的に回動する第4のコア部とを備え、第1のコア部の回転中心軸線と第2のコア部の回転中心軸線とを一致させるように、第1のコア部の先端部と第2のコア部の先端部とを凹凸嵌合させ、第3のコア部の回転中心軸線と第4のコア部の回転中心軸線とを一致させるように、第3のコア部の先端部と第4のコア部の先端部とを凹凸嵌合させたことを特徴とする。
この中間転写型熱転写印刷装置は、サーマルヘッドとプラテンとの協働による一次転写と、ヒートローラによる二次転写とを行うタイプの印刷装置であり、フィルム及びインクリボンを搬送させながら一次転写が実施され、フィルムを搬送させながら二次転写が実施される。また、第1のコア部の回転中心軸線と第2のコア部の回転中心軸線とが不一致の状態になっていると、供給側ボビンの回転時において、横滑りするような蛇行やシワがフィルムに発生し易くなる。そこで、第1のコア部と第2のコア部との回転中心を容易かつ確実に一致させるために、第1のコア部の先端部と第2のコア部の先端部とを凹凸嵌合させる。さらに、第3のコア部及び第4のコア部についても同様である。
また、凹凸嵌合は、回転中心軸線に沿って突出する凸部と、回転中心軸線に沿って陥没する凹部との協働によってなされ、凸部の先端が先細形状になるような面取り部が、対向する一方のコア部の先端に形成され、凹部の先端が広がるような面取り部が、対向する他方のコア部の先端に形成されていると好適である。凹凸嵌合させるにあたって、凸部側の面取り部と凹部側の面取り部との協働により、第1のコア部と第2のコア部との凹凸嵌合、並びに第3のコア部と第4のコア部との凹凸嵌合をスムーズに行うことができる。
本発明によれば、フィルムの蛇行を防止して印刷品質を向上させることができる。
以下、図面を参照しつつ本発明に係る中間転写型熱転写印刷装置の好適な実施形態について詳細に説明する。
図1に示すように、中間転写型熱転写印刷装置1は、カードプリンタとも呼ばれ、印刷画像を厚さ約20μm程度の透明なフィルムFに一旦転写した後、このフィルムFから記録媒体(例えばプラスチック製のキャッシュカード、クレジットカード、プリペードカード、ICカードなど)Sに再転写する装置である。このような熱転写印刷装置1は、カードSを発行する際に利用され、高品位な画像をカードSの表面に印刷することできる。従って、セキュリティを高める目的で顔写真の入ったカードSの発行をも可能にする。
このような中間転写型熱転写印刷装置1は、印刷予定のプラスチック製カードSを積層状態でセッティングするためのストック部2を有する。カードSは、送出し爪3の進退運動によってストック部2の一番下から一枚ずつ繰り出され、ストック部2から繰り出されたカードSは、反転部4内に一旦装填される。反転部4が水平状態から90度回転した後、送りローラ6によってカードSが上昇すると、カードSは磁気読み/書き部7内に送り込まれる。そして、この磁気読み/書き部7で、カードSの磁気ストライプ内に所定の情報を書き込んだり、磁気ストライプ内の所定の情報を読み取る。
これに対して、送りローラ6によってカードSが下降すると、カードSは、非接触IC読み/書き部8内に送り込まれる。そして、この非接触IC読み/書き部8で、カードSのIC内に所定の情報を書き込んだり、IC内の所定の情報を読み取る。その後、反転部4から送り出されたカードSは、着脱自在なクリーニングローラ10を通過した後、ガイド溝12で両側を支持されながら、搬送ローラ11によりカードSは画像印刷される直前まで移動する。
なお、磁気検出や非接触IC検出が必要ない場合には、反転部4は水平に維持される。また、磁気読み/書き部7又は非接触IC読み/書き部8で不適切と判断されたカードSは、反転部4の回転後、送りローラ6によってイジェクトボックス9内に排出される。
次に、カードSへの画像転写を可能にするために、この熱転写印刷装置1は、フィルムFに画像を熱転写する記録部(一次転写部)Aと、フィルムFに転写された画像とカードSとを対向させて、カードSに画像を熱転写する再転写部(二次転写部)Bと、画像転写後のカードSの反りを矯正する反り矯正部Cとを備えている。
さらに、この熱転写印刷装置1は、抜き差しにより交換可能なフィルムカートリッジ13とリボンカートリッジ14とを有している。このフィルムカートリッジ13では、フィルムFが上下一対のボビン15,16に巻かれ、リボンカートリッジ14では、カラーインクリボンRが上下一対のボビン17,18に巻かれている。そして、リボンカートリッジ14内のカラーインクリボンRには、溶融性又は昇華性のイエロー・マゼンタ・シアンの3色(またはブラックを加えた4色)のインクを1フレームとして周期的にインクが塗布されている。
ここで、前述した記録部Aでは、水平方向に進退可能なフィルム引出しローラ19a,19bとプラテンローラ(通称「プラテン」)20の協働により、プラテンローラ20の略半周面にフィルムFが押し当てられるように巻き付けられ、サーマルヘッド21によって、プラテンローラ20上のフィルムFにカラーインクリボンRが押し当てられる。そして、フィルムFとカラーインクリボンRとを同期させながら下方に送ることで、加熱状態のサーマルヘッド21によって、カラーインクリボンRの第1色目(シアン)がフィルムF上に熱転写される。
次に、ラック・ピニオン駆動機構22によってサーマルヘッド21を後退させて、フィルムFとカラーインクリボンRとを離間させた状態で、プラテンローラ20を逆転させながらフィルムFを上昇させて元の位置に復帰させる。その後、前述の転写動作を繰り返しながら、フィルムF上にマゼンタ、イエロー、ブラックの順に色を重層させて、所望のカラー画像をフィルムF上に作り出す。
その後、巻取り側ボビン16等の回転によってフィルムF上の記録画像をヒートローラ23の手前まで移動させる。このとき、カードSの先端は、フィルムF上の記録画像の先端と位置合わせされ、カードSとフィルムFとは、重ね合わされた状態で再転写部Bに送り込まれる。
この再転写部Bにおいて、位置合わせされたカードSとフィルムFとは、重ね合わされた状態でヒートローラ23と押圧ローラ24とで挟み込まれ、160〜200°Cに加熱されたヒートローラ23と押圧ローラ24との協働により、カードSとフィルムFとを加圧搬送させながら、フィルムF上の記録画像をカードSの表面に徐々に転写させる。このとき、フィルムFは、カードSから剥離しながらボビン16に巻き取られていく。また、ヒートローラ23によって加熱されたカードSには反りが発生するので、カードSは、反り矯正部Cに送り込まれて加圧処理された後、真っ直ぐな状態で装置1外に排出される。
このような熱転写印刷装置1には、抜き差し自在なフィルムカートリッジ13とリボンカートリッジ14とが利用され、フィルムFやカラーインクリボンRの交換を可能にしている。図2及び図3に示すように、フィルムカートリッジ13の上側には、フィルムFの一端が固定された円筒状の供給側ボビン15が配置され、下側にはフィルムFの他端が固定された円筒状の巻取り側ボビン16が配置されている。そして、樹脂製の供給側ボビン15及び巻取り側ボビン16は交換可能であり、フィルム交換時において、供給側ボビン15と巻取り側ボビン16とは、フィルムカートリッジ13内で互いに平行に装着される。
さらに、鉛直に配置されたベース板30の上部には、フィルムカートリッジ13の上側でフィルムFを水平に張り渡すための左右一対の上流側ガイドピン33,34の一端が固定され、ベース板30の下部には、フィルムカートリッジ13の下側でフィルムFを水平に張り渡すための左右一対の下流側ガイドピン35,36の一端が固定されている。さらに、上方のガイドピン34と下方のガイドピン36との間において、ベース板30には、フィルムFを鉛直に張り渡すためのガイドピン37の一端が固定されている。
水平に延在するガイドピン33〜37をこのような配置関係にすることで、ガイドピン34とガイドピン37との間において記録部(一次転写部)Aを配置させることができる。また、ガイドピン35とガイドピン36との間において再転写部(二次転写部)B(図1参照)を配置させることができる。
さらに、図3及び図4に示すように、供給側ボビン15を適切に回動させるために、ベース板30には従動シャフト40が立設され、この従動シャフト40は、ベース板30に調整ネジ41を介して固定された軸受42によって回転自在に保持されている。そして、調整ネジ41は、軸受42のフランジ部42aに設けられたネジ挿通孔42b内に挿入され、微調整が可能な軸受42は、調整ネジ41とネジ挿通孔42bを形成する壁面との隙間分だけ上下左右に変位させることができる。
さらに、従動シャフト40の外端には、止めピン43によって弛み取り用ツマミ44が固定され、従動シャフト40の内端には、供給側ボビン15の一端側から差し込まれる第1のコア部46がネジ47と止めピン45との協働によりしっかりと固定されている。従って、ツマミ44を正転又は逆転させることで、これに追従して第1のコア部46を所望の方向に回動させることができる。このような操作は、カートリッジ13のセッティング時においてフィルムFの弛みを取る場合に利用される。
また、第1のコア部46の外周面には、軸線方向に延在するキー部48が一体的に形成され、供給側ボビン15に設けられた貫通孔49(図2参照)には、キー部48が嵌り込むスプライン溝49a(図2参照)が形成されている。従って、第1のコア部46がボビン15の一端側から差し込まれると同時に、スプライン溝49aにキー部48が嵌め込まれる。このような構成によってボビン15の着脱が容易に達成され、供給側ボビン15と第1のコア部46との一体的な回動が可能になる。なお、供給側ボビン15にはフランジが設けられておらず、ボビン15の端部は、第1のコア部46に設けられたフランジ部46aに押し当てられる。
さらに、供給側ボビン15を適切に駆動させるために、様々な駆動機構が設けられている装置本体50(図1参照)側から駆動シャフト51が突出し、駆動シャフト51はベアリング(図示せず)を介して装置本体50に回転自在に取り付けられている。駆動シャフト51の先端には、フランジ部52aを有する第2のコア部52が止めピン53と雌ネジ55との協働によって固定され、駆動シャフト51の基端には、モータに連結するためのギア部が設けられている。また、第1のコア部46に対向して配置された第2のコア部52の外周面には、軸線方向に延在するキー部54が一体的に形成されている。従って、第2のコア部52がボビン15の他端側から差し込まれると、貫通孔49のスプライン溝49a(図2参照)にキー部54が嵌め込まれる。
このような構成によって、ボビン15の着脱が容易に達成され、供給側ボビン15と第2のコア部52との一体的な回動を可能にし、供給側ボビン15に回転力を付与することができる。なお、第1のコア部46と軸受42との間に螺旋バネ56を配置させることで、フィルムカートリッジ13を熱転写印刷装置1内に装着する際に、供給側ボビン15の端面を、第1及び第2のコア部46,52のフランジ部46a,52aに確実に押し当てることができる。これによって、供給側ボビン15のスラスト方向の位置決めが達成される。
そして、このようにして装着された供給側ボビン15の回転にフラツキ現象が起こると、横滑りするような蛇行がフィルムFに生じ易くなり、これによって、印刷ズレが引き起こされる。特に、このフィルムFは、記録部Aでの一次転写時に往復動作を行うので、フィルムFの蛇行は印刷品質に多大な影響を与える。
そこで、比較的短く形成された第2のコア部52の先端部には、回転中心軸線L2に沿って突出する円筒状の凸部60(図6参照)が一体的に形成され、少なくともボビン15の全長の半分を超える長さに形成された第1のコア部46の先端部には、凸部60の差込みを予定して回転中心軸線L1に沿って陥没する凹部61が形成されている。そして、第1のコア部46の回転中心軸線L1と第2のコア部52の回転中心軸線L2とを一致させるように、凸部60と凹部61とを回転軸線方向L1,L2に沿って凹凸嵌合させる。これにより、第1のコア部46と第2のコア部52とを、回転中心軸線L1,L2上で抜き差し自在に一体化させることができる。
よって、フィルムFを交換する際、ベース板30に設けられた取っ手を握って、フィルムカートリッジ13を水平方向に引き出すことで、第2のコア部52の凸部60から第1のコア部46の凹部61が外れる。これに対し、フィルムカートリッジ13を装置本体(図1参照)に装填する際、第2のコア部52の凸部60が第1のコア部46の凹部61に嵌め込まれる。さらに、第2のコア部52の先端には、凸部60の先端を先細形状にするような面取り部63が形成され、第1のコア部46の先端には、凹部61の先端が外方に向けて広がるような面取り部64が形成されている。従って、面取り部63,64がガイド面として機能し、前述した凹凸嵌合がスムーズに行われる。
次に、巻取り側ボビン16について述べる。図5に示すように、フランジ部16aが設けられた巻取り側ボビン16を適切に回動させるために、ベース板30には従動シャフト140が立設され、この従動シャフト140は、ベース板30に調整ネジ141を介して固定された軸受142によって回転自在に保持されている。そして、調整ネジ141は、軸受142のフランジ部142aに設けられたネジ挿通孔142b内に挿入され、微調整が可能な軸受142は、調整ネジ141とネジ挿通孔142bを形成する壁面との隙間分だけ上下左右に変位させることができる。
さらに、従動シャフト140の外端には、止めピン143によって弛み取り用ツマミ144が固定され、従動シャフト140の内端には、巻取り側ボビン16の一端側から差し込まれる第3のコア部146がネジ147と止めピン145との協働によりしっかりと固定されている。従って、ツマミ144を正転又は逆転させることで、これに追従して第1のコア部146を所望の方向に回動させることができる。このような操作は、カートリッジ13のセッティング時においてフィルムFの弛みを取る場合に利用される。
また、第3のコア部146の外周面には、軸線方向に延在するキー部148が一体的に形成され、巻取り側ボビン16に設けられた貫通孔149(図2参照)には、キー部148が嵌り込むスプライン溝149a(図2参照)が形成されている。従って、第3のコア部146がボビン16の一端側から差し込まれると同時に、スプライン溝149aにキー部148が嵌め込まれる。このような構成によって、ボビン16の着脱が容易に達成され、巻取り側ボビン16と第3のコア部146との一体的な回動を可能にする。なお、ボビン16の端部は、第3のコア部146に設けられたフランジ部146aに押し当てられる。
さらに、巻取り側ボビン16を適切に駆動させるために、様々な駆動機構が設けられている装置本体50(図1参照)側から駆動シャフト151が突出し、駆動シャフト151はベアリング(図示せず)を介して装置本体50に回転自在に取り付けられている。駆動シャフト151の先端には、フランジ部152aを有する第4のコア部152が止めピン153と雌ネジ155との協働によって固定され、駆動シャフト151の基端には、モータに連結するためのギア部が設けられている。また、第3のコア部146に対向して配置された第4のコア部152の外周面には、軸線方向に延在するキー部154が一体的に形成されている。従って、第4のコア部152がボビン16の他端側から差し込まれ、貫通孔149のスプライン溝149a(図2参照)にキー部154が嵌め込まれるので、ボビン16の着脱が容易に達成される。
このような構成によって、巻取り側ボビン16と第4のコア部152との一体的な回動を可能にし、巻取り側ボビン16に回転力を付与することができる。なお、第3のコア部146と軸受142との間に螺旋バネ156を配置させることで、フィルムカートリッジ13を熱転写印刷装置1内に装着する際に、巻取り側ボビン16の端面を、第3及び第4のコア部146,152のフランジ部146a,152aに確実に押し当てることができる。これによって、巻取り側ボビン16のスラスト方向の位置決めが達成される。
そして、このように装着された巻取り側ボビン16の回転にフラツキ現象が起こると、横滑りするような蛇行がフィルムFに生じ易くなり、これによって、印刷ズレが引き起こされる。特に、このフィルムFは、記録部Aでの一次転写時に往復動作を行うので、フィルムFの蛇行は印刷品質に多大な影響を与える。
そこで、比較的短く形成された第4のコア部152の先端部には、回転中心軸線L4に沿って突出する円筒状の凸部160が一体的に形成され、比較的長く例えば少なくともボビン16の全長の半分を超える長さに形成された第3のコア部146の先端部には、凸部160の差込みを予定して回転中心軸線L3に沿って陥没する凹部161が形成されている。そして、第3のコア部146の回転中心軸線L3と第4のコア部152の回転中心軸線L4とを一致させるように、凸部160と凹部161とを回転軸線方向L3,L4に沿って凹凸嵌合させる。これにより、第3のコア部146と第4のコア部152とを、回転中心軸線L3,L4上で抜き差し自在に一体化させることができる。
よって、フィルムFを交換する際、ベース板30に設けられた取っ手を握って、フィルムカートリッジ13を水平方向に引き出すことで、第4のコア部152の凸部160から第3のコア部146の凹部161が外れる。これに対し、フィルムカートリッジ13を装置本体50(図1参照)に装填する際、第4のコア部152の凸部160が第3のコア部146の凹部161に嵌め込まれる。さらに、第4のコア部152の先端には、凸部160の先端を先細形状にするような面取り部163が形成され、第3のコア部146の先端には、凹部161の先端が外方に向かって広がるような面取り部164が形成されている。従って、面取り部163,164がガイド面として機能し、前述した凹凸嵌合がスムーズに行われる。
本発明は、前述した実施形態に限定されるものではない。例えば、第1のコア部46の先端部に凸部を形成し、第2のコア部52の先端部に凹部を形成して、凹凸嵌合させてもよい。また、第3のコア部146の先端部に凸部を形成し、第4のコア部152の先端部に凹部を形成して、凹凸嵌合させてもよい。また、凸部と凹部とをスプライン結合させてもよい。
本発明に係る中間転写型熱転写印刷装置の一実施形態を示す正面図である。 図1の熱転写印刷装置に適用するフィルムカートリッジを示す断面図である。 フィルムカートリッジを示す斜視図である。 第1のコア部と第2のコア部との嵌合状態を示す断面図である。 第3のコア部と第4のコア部との嵌合状態を示す断面図である。 第2のコア部を示す斜視図である。
符号の説明
1…中間転写型熱転写印刷装置、13…フィルムカートリッジ、15…供給側ボビン、16…巻取り側ボビン、20…プラテンローラ(プラテン)、21…サーマルヘッド、23…ヒートローラ、46…第1のコア部、52…第2のコア部、60,160…凸部、61,161…凹部、63,64,163,164…面取り部、146…第3のコア部、152…第4のコア部、F…フィルム、R…カラーインクリボン(インクリボン)、S…カード(記録媒体)、L1〜L4…回転中心軸線。

Claims (2)

  1. サーマルヘッドとプラテンとの協働により、インクリボン上の配色に基づいてフィルムに画像が熱転写され、このフィルムを、ヒートローラで加熱させながら記録媒体に押圧することによって、前記記録媒体の表面にフィルム上の画像を再転写する中間転写型熱転写印刷装置において、
    前記フィルムの一端が固定されて前記フィルムの繰り出しを行う供給側ボビンと、
    前記供給側ボビンの一端から差し込まれると共に、前記供給側ボビンと一体的に回動する第1のコア部と、
    前記供給側ボビンの他端から差し込まれると共に、前記第1のコア部に対向して前記供給側ボビンと一体的に回動する第2のコア部と、
    前記フィルムの他端が固定されて前記フィルムの巻き取りを行う巻取り側ボビンと、
    前記巻取り側ボビンの一端から差し込まれると共に、前記巻取り側ボビンと一体的に回動する第3のコア部と、
    前記巻取り側ボビンの他端から差し込まれると共に、前記第3のコア部に対向して前記巻取り側ボビンと一体的に回動する第4のコア部とを備え、
    前記第1のコア部の回転中心軸線と前記第2のコア部の回転中心軸線とを一致させるように、前記第1のコア部の先端部と前記第2のコア部の先端部とを凹凸嵌合させ、前記第3のコア部の回転中心軸線と前記第4のコア部の回転中心軸線とを一致させるように、前記第3のコア部の先端部と前記第4のコア部の先端部とを凹凸嵌合させたことを特徴とする中間転写型熱転写印刷装置。
  2. 前記凹凸嵌合は、前記回転中心軸線に沿って突出する凸部と、前記回転中心軸線に沿って陥没する凹部との協働によってなされ、前記凸部の先端が先細形状になるような面取り部が、対向する一方の前記コア部の先端に形成され、前記凹部の先端が広がるような面取り部が、対向する他方の前記コア部の先端に形成されていることを特徴とする請求項1記載の中間転写型熱転写印刷装置。
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