JP6103993B2 - ペーパーフランジユニット - Google Patents

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本発明は、ペーパーロールを使用するプリンタにおいて、ペーパーロールを保持し、当該ペーパーロールをプリンタに装着する際に使用されるペーパーフランジユニットに関する。
ペーパーロールを使用して印画を行うプリンタ(以下、プリンタRともいう)が存在する。当該ペーパーロールは、筒状のロールコアと、該ロールコアの外側に巻き付けられた長尺状の印画紙とから構成される。プリンタRでは、ロールコアに巻きつけられた印画紙を、必要な長さに切断する。
プリンタRは、一般に、ペーパーロールを所定のトルクで駆動したり、所定量回転させたりして、印画紙を供給したり、当該印画紙を巻き取ったりする。そのため、プリンタRにおいて、ペーパーロールは、ペーパーフランジユニットで保持される。また、ペーパーロールは、プリンタRから、ペーパーフランジユニットを介して駆動力を受けることにより、回転、停止などの動作を行う。
プリンタRは、例えば、複数色のパネルを持つインクシートを用いる熱転写型のカラープリンタである。当該カラープリンタでは、印画動作とスイングバックとが交互に繰り返されることにより、カラーの印画物が得られる。当該印画動作は、ペーパーロールから引き出された印画紙が印画機構部分により挟み込まれ、当該印画紙に圧力と熱が加えられることにより印画を行う動作である。当該印画機構部分は、サーマルヘッドとプラテンローラーとで構成される。スイングバックは、印画紙の同一箇所に対し別の色のインクで重ね印画するために、印画紙を一旦元の位置に戻す動作である。
また、プリンタRには、前述の印画動作とスイングバックとを繰り返す際、ペーパーロールから一旦印画紙を巻き解き、当該印画紙を印画機構部分に供給した後、再び、ペーパーロールにより当該印画紙を巻き取る動作を行う構造を有するものもある。この場合、印画動作およびスイングバックの動作に影響を与えないよう、印画紙に適正な張力を保ったままペーパーロールを駆動する必要がある。このような構造のプリンタRの場合、一般的に重量物であるペーパーロールの回転速度を適正に加速、減速させる動作を繰り返す必要があるので、構成は容易ではない。
一方、プリンタRには、ペーパーロールから一旦巻き解いた印画紙を巻き戻さずに、プリンタR内で当該印画紙を弛ませる構造(以下、構造Aともいう)を有するものもある。この構造Aを有するプリンタRにおいては、印画中に弛みが無くなり急峻な張力が印画紙に発生しないようにする必要がある。また、構造Aを有するプリンタRにおいては、弛んだ印画紙を溜めておく空間の限度により印画紙の弛みの量が大きくなり過ぎないようにする必要がある。
そのため、構造Aを有するプリンタRでは、適性にペーパーフランジユニットを駆動し、印画紙を送り出したり、巻き取ったりすることにより、印画紙の弛み量を調整する必要がある。ただし、構造Aを有するプリンタRは、前述のような印画動作とスイングバックを繰り返す際、印画紙を供給したり巻き取ったりして適正な張力を保つ構造のプリンタよりも、大まかな駆動を行えばよい。
また、印画紙をすべて使い切る前に、一旦プリンタR本体から、ペーパーロールを取り外す場合、弛んでいる印画紙をペーパーロールに巻き取り、当該ペーパーロールをロール状態にしてから、当該ペーパーロールをプリンタRから取り出す方が、使用者にとって使用勝手がよい。このように、印画の際、印画紙を弛ませる機構のプリンタRでも、ペーパーフランジユニットにより印画紙を巻き取ることが必要な場合がある。
また、印画紙をすべて使い切る前に、プリンタR本体から取りはずされたペーパーロールの周縁の印画紙の先端部が弛んだ場合、当該印画紙の取り扱いが煩雑になる。
ペーパーロールは、一般的には前述のように、ロールコアと印画紙とから構成される。なお、印画紙の終端がロールコアに接着されていないペーパーロールも存在する。また、ロールコアが無く、印画紙のみがロール状に巻き付けられて構成されるペーパーロールも存在する。
ペーパーフランジユニットは、特許文献1,2等に示されるように、一般に、ロールコアの内部に挿入される部分と、巻き付けられ積層された、印画紙の側面を覆う部分とから構成される。
特開2012−062192号公報 特開2007−090707号公報
ペーパーロールにおいて、印画紙はロールコアにロール状に巻きつけられている。なお、印画紙の初期の形状は、ロール状ではなく、平面状である。なお、印画紙の側面である紙層が複数重ねられることにより、ペーパーロールの側面が形成される。ペーパーロールにおいて、当該ペーパーロールの周縁より十分内側に位置する印画紙は、当該印画紙より1層だけ外側に位置する印画紙(以下、印画紙Aともいう)の背面により押さえつけられている。また、印画紙Aは、当該印画紙Aより1層だけ外側に位置する印画紙の背面により押さえつけられている。
このように、ペーパーロールの周縁から十分内側に位置する印画紙の形状は、ロール状を保つ。しかしながら、ペーパーロールの周縁付近の印画紙に対し、当該印画紙より1層だけ外側に位置する印画紙の背面から押さえられる力は小さい。元の形状が平面状である印画紙は、外側から十分な力を受けなければロール状を保つことができなくなる。その結果、ペーパーロールの周縁付近の印画紙は、自然に、形状をロール状に維持する力(以下、ロール状維持力ともいう)が弱く(緩く)なる。
ペーパーロールの周縁からロールコアまでの範囲のいずれの位置おいても、印画紙のロール状維持力が弱くなった場合、様々な不具合が生じる。当該不具合は、例えば、印画紙が弛み、当該弛んだ状態の印画紙に対し印画動作が行われた場合、当該印画紙に印刷される画像が傾く可能性が高くなるという不具合である。すなわち、当該不具合を発生させないようにするためには、印画紙の弛みの発生を抑制する必要がある。
本発明は、このような問題を解決するためになされたものであり、印画紙の弛みの発生を抑制することが可能なペーパーフランジユニットを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の一態様に係るペーパーフランジユニットは、筒状のロールコアと、該ロールコアにロール状に巻きつけられた長尺状の印画紙とから構成されるペーパーロールの側面に装着される。前記ペーパーフランジユニットは、前記印画紙の側面である紙層が複数重ねられることにより形成される、前記ペーパーロールの側面に当接するように設けられた摩擦部材と、弾性力により前記摩擦部材を前記ペーパーロールの側面に押し付ける弾性部材と、を備え、前記摩擦部材は、前記ペーパーロールの周縁部と前記ロールコアとの間の領域のうち、該ロールコアに存在する前記印画紙の終端から、該印画紙を巻き取ることができるロール状維持力が得られるまでの範囲のみに設けられる。
本発明によれば、弾性部材が、前記摩擦部材を前記ペーパーロールの側面に押し付ける。前記ペーパーロールの側面は、前記印画紙の側面である紙層が複数重ねられることにより形成される。これにより、印画紙の弛みの発生を抑制することができる。
本発明の実施の形態1に係るペーパーフランジユニットの斜視図である。 ペーパーロールの斜視図である。 本発明の実施の形態1に係るペーパーフランジユニットの斜視図である。 本発明の実施の形態1に係るペーパーフランジユニットの断面図である。 ペーパーフランジの斜視図である。 ペーパーフランジの断面図である。 本発明の実施の形態1に係るペーパーフランジを示す斜視図である。 本発明の実施の形態1に係るペーパーフランジユニットを、ペーパーロールの側面に装着した状態の断面図である。
以下、図面を参照しつつ、本発明の実施の形態について説明する。以下の説明では、同一の構成要素には同一の符号を付してある。それらの名称および機能も同じである。したがって、それらについての詳細な説明を省略する場合がある。
なお、実施の形態において例示される各構成要素の寸法、材質、形状、それらの相対配置などは、本発明が適用される装置の構成や各種条件により適宜変更されるものであり、本発明はそれらの例示に限定されるものではない。また、各図における各構成要素の寸法は、実際の寸法と異なる場合がある。
<実施の形態1>
図1は、本発明の実施の形態1に係るペーパーフランジユニット2a,2bの斜視図である。具体的には、図1は、ペーパーフランジユニット2a,2bがペーパーロール1に装着されている状態の斜視図である。
図1において、X,Y,Z方向の各々は、互いに直交する。以下の図に示されるX,Y,Z方向の各々も、互いに直交する。以下においては、X方向と、当該X方向の反対の方向(−X方向)とを含む方向をX軸方向ともいう。また、以下においては、Y方向と、当該Y方向の反対の方向(−Y方向)とを含む方向をY軸方向ともいう。また、以下においては、Z方向と、当該Z方向の反対の方向(−Z方向)とを含む方向をZ軸方向ともいう。また、以下においては、X軸およびZ軸を含む面を、XZ平面ともいう。
図2は、ペーパーロール1の斜視図である。図3は、本発明の実施の形態1に係るペーパーフランジユニット2aの斜視図である。図4は、本発明の実施の形態1に係るペーパーフランジユニット2aの断面図である。
まず、ペーパーロール1について説明する。ペーパーロール1は、サーマルプリンタ等により使用される。
図2を参照して、ペーパーロール1は、ロールコア10と、印画紙1aとから構成される。ロールコア10の形状は、筒状である。すなわち、ロールコア10は、中空部SP1を有する。
印画紙1aの形状は、長尺状である。印画紙1aは、ロールコア10にロール状に巻きつけられる。すなわち、ペーパーロール1は、ロールコア10と、該ロールコア10にロール状に巻きつけられた印画紙1aとから構成される。なお、印画紙1aの端は、ロールコア10に固定されている。なお、これに限定されず、印画紙1aの端は、ロールコア10に固定されていなくてもよい。
以下においては、印画紙1aの側面を、紙層ともいう。図2において、ペーパーロール1の側面1cは、複数の紙層(印画紙1aの側面)が重ねられることにより形成される。
図1に示すように、ペーパーロール1は、1対のペーパーフランジユニット2a,2bにより挟まれることにより、ペーパーフランジユニット2a,2bにより保持される。具体的には、ペーパーフランジユニット2aは、ペーパーロール1の一方の側面1cに装着される。ペーパーフランジユニット2bは、ペーパーロール1の他方の側面に装着される。
次に、ペーパーフランジユニット2aについて説明する。すなわち、ペーパーフランジユニット2a,2bの一方についてのみ説明する。なお、ペーパーフランジユニット2bは、ペーパーフランジユニット2aと同様な構成を有する。以下においては、ペーパーフランジユニット2a,2bの各々を、単に、ペーパーフランジユニット2ともいう。
図4を参照して、ペーパーフランジユニット2は、ペーパーフランジ20と、後述の摩擦部材3と、後述の弾性部材4と、カバー5と、部品30a,30bとを含む。
図5は、ペーパーフランジ20の斜視図である。具体的には、図5は、後述の弾性部材4が取り付けられていないペーパーフランジ20の斜視図である。図5(a)は、ペーパーフランジ20の斜視図である。図5(b)は、図5(a)の領域R1の拡大図である。
図6は、ペーパーフランジ20の断面図である。具体的には、図6は、後述の弾性部材4が取り付けられていないペーパーフランジ20の断面図である。図6(a)は、ペーパーフランジ20をXZ平面から見た図である。図6(b)は、図6(a)のX1−X2線に沿ったペーパーフランジ20の断面図である。図6(c)は、図6(b)の領域R2の拡大図である。
図4、図5および図6を参照して、ペーパーフランジ20は、円盤状部21と、筒状部22とを含む。円盤状部21の形状は、円盤状である。円盤状部21は、面21bを有する。また、筒状部22の形状は、筒状である。
図4に示すように、ペーパーフランジユニット2は、ペーパーフランジ20に、摩擦部材3、弾性部材4、カバー5および部品30a,30bを含む複数の部品が取り付けられたものである。
部品30aの形状は、例えば、皿状である。部品30aは、円盤状部21に取り付けられる。部品30bの形状は、筒状部22に装着可能な形状である。部品30bは、複数の部品から構成される。部品30bは、ネジにより筒状部22に固定される。筒状部22と、部品30bとから円柱部40が構成される。円柱部40は、中空部SP1に挿入される部分である。なお、摩擦部材3、弾性部材4およびカバー5については、後述する。
次に、本実施の形態の特徴部分の構成について説明する。図7は、本発明の実施の形態1に係るペーパーフランジ20を示す斜視図である。具体的には、図7は、弾性部材4が取り付けられたペーパーフランジ20を示す斜視図である。図7(a)は、ペーパーフランジ20の全体を示す斜視図である。図7(b)は、図7(a)の領域R3の拡大図である。
弾性部材4は、長尺状、かつ、板状の部材である。弾性部材4は、弾性を有する板バネである。図7(b)に示すように、弾性部材4は、主面4aと、裏面4bとを有する。裏面4bは、主面4aの反対側の面である。また、弾性部材4には、穴H1が設けられる。
図5(b)および図6(c)に示すように、ペーパーフランジ20の円盤状部21には、部材配置部2cと、突起部2d,2e,2fが設けられる。部材配置部2cは、当該部材配置部2cの周囲より少し突出するように設けられる。部材配置部2cの表面は、平らである。部材配置部2cは、弾性部材4の一方の端部を配置するための部分である。
突起部2d,2e,2fは、弾性部材4の位置決めを行うための部材である。突起部2dの形状は、略円柱状である。突起部2e,2fは、弾性部材4の側面を挟むように設けられる。突起部2e,2fは、弾性部材4の幅よりも少しだけ広い間隔で設けられる。
図7(b)に示すように、弾性部材4の一方の端部は、部材配置部2cに固定される。なお、前述した図4のカバー5は、弾性部材4を予めたわませるための部材である。図4に示すように、カバー5は、弾性部材4の一部を覆うように、円盤状部21に取り付けられる(固定される)。
具体的には、弾性部材4の中央部は、カバー5により、円盤状部21のうち面21bの裏面側に押さえつけられる。これにより、弾性部材4は、予めたわんだ状態となっている。すなわち、弾性部材4は、ペーパーフランジユニット2がペーパーロール1に装着されていない場合においても、予めたわんだ状態となっている。
なお、カバー5と接触する部分は、弾性部材4の中央部に限定されない。弾性部材4をたわませることが可能な箇所であれば、弾性部材4のどの部分であってもよい。
以下においては、ペーパーフランジ20に弾性部材4が取り付けられている状態を、取り付け状態ともいう。図7(b)のように、取り付け状態では、弾性部材4の穴H1を突起部2dが貫通する。また、取り付け状態では、図5(b)の突起部2e,2fにより、弾性部材4の短手方向の側面が挟まれる。すなわち、取り付け状態では、突起部2d,2e,2fにより、弾性部材4の位置が固定される。取り付け状態のペーパーフランジ20は、本発明の実施の形態1に係るペーパーフランジ20である。
また、以下においては、弾性部材4が取り付けられたペーパーフランジ20を含むペーパーフランジユニット2の状態を、取り付け状態ともいう。すなわち、取り付け状態のペーパーフランジユニット2には、弾性部材4が取り付けられている。取り付け状態のペーパーフランジユニット2は、本発明の実施の形態1に係るペーパーフランジユニット2である。
図6(b)に示すように、ペーパーフランジ20の円盤状部21には、さらに、穴H2が設けられる。
図8は、本発明の実施の形態1に係るペーパーフランジユニット2を、ペーパーロール1の側面1cに装着した状態の断面図である。すなわち、図8は、本発明の実施の形態1に係るペーパーフランジ20を、ペーパーロール1の側面1cに装着した状態の断面図でもある。以下においては、ペーパーフランジユニット2を、ペーパーロール1の側面1cに装着した状態を、装着状態ともいう。なお、図8は、装着状態における図4の領域R10の拡大図でもある。
装着状態では、図4のペーパーフランジユニット2の円柱部40は、ロールコア10の中空部SP1に挿入されている。なお、装着状態において、ペーパーフランジユニット2(円柱部40)は、ロールコア10に強固に固定されるように構成される。
例えば、円柱部40には、装着状態において、ペーパーフランジユニット2に設けられたボタン等の押下により、ロールコア10の内面に大きな摩擦力を与える部材が設けられる。なお、ペーパーロール1の交換等によりペーパーフランジユニット2をロールコア10からはずす場合は、例えば、当該ボタンを押下することにより、ロールコア10の内面に与える摩擦力を解除するようペーパーフランジユニット2は構成される。なお、上記構成の具体的構造の詳細は、本明細書では、省略する。
また、装着状態では、円盤状部21の面21bは、側面1cと接する。
図8に示すように、弾性部材4の他方の端部には、摩擦部材3が設けられる。具体的には、摩擦部材3は、装着状態において、ペーパーロール1の周縁部とロールコア10との間の領域における、該ロールコア10の近傍に配置されるように、弾性部材4の裏面4bに貼り付けられる。すなわち、摩擦部材3は、ペーパーロール1の周縁部とロールコア10との間の領域における、該ロールコア10の近傍に設けられる。摩擦部材3は、摩擦面3aを有する。摩擦面3aには、凹凸が形成されている。これにより、摩擦面3aと接する部分には、摩擦力が加えられる。なお、摩擦面3aの構成は、上記の構成に限定されない。例えば、摩擦部材3が、摩擦力の大きいゴムで構成されてもよい。
前述したように、摩擦部材3は、弾性部材4の裏面4bに貼り付けられる。なお、装着状態では、摩擦部材3の摩擦面3aは、穴H2内からY方向へ向かって弾性部材4により力を受ける。具体的には、摩擦部材3の摩擦面3aは、弾性部材4の弾性力により、側面1cに押し付けられる。すなわち、摩擦部材3は、装着状態において、ペーパーロール1の側面1cに当接するように設けられている。また、弾性部材4は、当該弾性部材4の弾性力により摩擦部材3をペーパーロール1の側面1cに押し付ける。これにより、側面1cのうち、摩擦部材3と接する部分には、摩擦力が加えられる。
なお、図8では、摩擦部材3は、摩擦面3aの一部が側面1cに接するように、弾性部材4に設けられているが、これに限定されない。例えば、摩擦部材3は、摩擦面3aの全体が側面1cに接するように、弾性部材4に設けられてもよい。
次に、ペーパーフランジユニット2をペーパーロール1に装着する際における各部の動き等について説明する。
まず、ペーパーフランジユニット2の円柱部40が、ロールコア10の中空部SP1に挿入され、ペーパーロール1の側面1cは、ペーパーフランジユニット2(円盤状部21)の面21bに接する。このとき、側面1cが摩擦部材3を押すことにより、摩擦部材3を押し付けている弾性部材4はたわむ。その結果、ペーパーロール1の側面1cと摩擦部材3は同じ平面上に位置するようになる。
摩擦部材3は、たわんだ弾性部材4の弾性力(荷重)により側面1cに押し付けられる。このとき、ペーパーフランジユニット2はペーパーロール1のロールコア10の中空部SP1に挿入され、強固に固定されている。そのため、側面1cが摩擦部材3を押し付けることにより、ペーパーロール1の側面1cとペーパーフランジユニット2(円盤状部21)の面21bとが離れることはない。
前述したように、弾性部材4の一方の端部はペーパーフランジ20の部材配置部2cに固定される。また、前述したように、弾性部材4は、カバー5により、当該弾性部材4の中央部を押される。このため、弾性部材4は、ペーパーフランジユニット2の円柱部40が、ペーパーロール1の中空部SP1に挿入され、ペーパーロール1の側面1cと摩擦部材3が接する前から、予めたわんでいる。すなわち、弾性部材4は、ペーパーフランジユニット2がペーパーロール1に装着されていない状態において、予めたわんだ状態となっている。
このため、ペーパーロール1の側面1cが摩擦部材3により押し付けられた後における弾性部材4のわずかなたわみにより、弾性部材4は、十分な荷重で摩擦部材3を側面1cに押し付けることが可能である。
このように、側面1cはペーパーフランジ20(円盤状部21)の面21bとは接するだけである。また、側面1cのうち、摩擦部材3と当たる部分は摩擦部材3により荷重を受ける。
側面1cには、弾性部材4の弾性力により摩擦部材3が押し付けられている。そのため、側面1cと摩擦部材3との間で摩擦力が働く。前述のようにペーパーロール1の周縁付近では、印画紙1aは緩んでしまう傾向がある。なお、摩擦部材3が、仮に、ペーパーロールの周縁付近にあれば、側面1cは摩擦部材3からの摩擦力を受ける。この場合、印画紙1aは自由に動くことはなく、印画紙1aの緩みは、ある程度規制される。その結果、印画紙1aは緩みにくくなる。
以上説明したように、本実施の形態によれば、弾性部材4が、摩擦部材3をペーパーロールの側面1cに押し付ける。ペーパーロールの側面1cは、印画紙1aの側面である紙層が複数重ねられることにより形成される。これにより、印画紙1aの弛みの発生を抑制することができる。また、印画紙1aの先端部が、意図せずに緩んで、ペーパーロール1から巻きほどけることを防止することができる。
また、本実施の形態では、弾性部材4は、ペーパーフランジユニット2がペーパーロール1に装着されていない場合においても、予めたわんだ状態とされる。これにより、部品間においてガタが生じるのを防ぐことができる。ここで、例えば、弾性部材4がペーパーフランジ20に取り付けられた状態において、仮に、弾性部材4の固定が十分でないとする。この場合、上記のガタは、ペーパーフランジユニット2を振った場合、弾性部材4が振動して動くことである。
なお、仮に、弾性部材4を予めたわませていないとする。この構成において、弾性部材4の他方の端部の摩擦部材3が、側面1cに当たったとする。この場合、上記のガタの量が減るだけで、弾性部材4がたわまず、摩擦部材3が側面1cに荷重を与えない可能性がある。
このような状態を防ぐために、本実施の形態では、弾性部材4は、ペーパーフランジユニット2がペーパーロール1に装着されていない場合においても、予めたわんだ状態とされる。
また、本実施の形態では、ペーパーロール1のうち、ロールコア10に近い位置のみに摩擦部材3が配置される。これにより、印画紙1aの終端が、ロールコア10に固定されていないペーパーロール1でも、単純な構成で、印画紙1aが、意図せず緩んで、印画紙1aの終端がロールコア10から離れてしまうことを防止することができる。そのため、必要に応じてロールコア10で緩んだ印画紙1aをプリンタにより巻き取ることが可能である。
一般に、印画紙1aは設定された印画枚数より余裕を持った長さを有する。そのため、所定枚数の印画が終了した場合におけるペーパーロール1は、ロールコア10の周りに幾分かの長さの印画紙1aが残っている。本実施の形態では、装着状態において、この残った印画紙1aからなる側面1cが摩擦部材3により押し付けられる。そのため、印画紙1aを弛ませる構造のプリンタにおいても、印画紙1aの弛ませる仕組みには影響を与えない。
なお、摩擦部材3が配置される位置は、上記の位置に限定されない。例えば、ペーパーロール1のうちロールコア10に近い位置から円盤状部21の周縁に近い位置までにわたって、摩擦部材3を配置する構成(以下、構成A1ともいう)としてもよい。この構成A1により、ペーパーロール1の側面1cの全ての位置において印画紙1aを弛みにくくすることができる。
これにより、例えば、まだ残量のあるペーパーロール1をプリンタから取り外した後、当該ペーパーロール1から印画紙1aの先端がペーパーロール1の周縁から自然に緩んでしまうことがない。そのため、ペーパーロール1は、ロール形状を保つことができ、取り扱いが容易になる。
ただし、構成A1では、側面1cを、摩擦部材3による摩擦力により保持しているだけである。そのため、当該摩擦力は、印画紙1aが自然に緩んで巻きほどけるのには十分な保持力である。したがって、意図的に、印画紙1aをペーパーロール1から巻きほどく方向に引っ張ると印画紙1aを、ほどくことができ、印画紙1aを供給することができる。
なお、摩擦部材3には、ペーパーロール1の回転軸に対する円周方向に沿って凹凸が設けられる構成としてもよい。具体的には、摩擦部材3の摩擦面3aには、ペーパーロール1の回転軸に対する円周方向に沿って凹凸が設けられる構成としてもよい。ペーパーロール1の回転軸とは、ペーパーロール1が回転する際の軸である。この構成により、側面1cの保持力をさらに向上させることができる。
なお、従来のペーパーフランジユニットでは、前述した問題以外にも、以下のような問題がある。以下に具体的に説明する。
前述したように、ペーパーロールの周縁付近の印画紙のロール状維持力が弱くなったとしても、当該印画紙より内側に位置する印画紙がロールコアの形状に応じたロール状を保っていれば、以下のことが可能である。つまり、ペーパーフランジユニットによりロールコアが印画紙を巻き取る方向に駆動された場合、弛んだ印画紙を巻き取ることが可能である。
なお、印画動作の際、印画紙を弛ませる構造Aを有するプリンタRでは、印画紙が送り出される方向にペーパーロールを回転させる。そのため、前述のように、構造Aを有するプリンタRにおいては、ある層に位置する印画紙が、当該印画紙より1層だけ外側に位置する印画紙の背面で充分に押さえつけられない。その結果、印画紙の形状がロール状を保持できなくなる。したがって、ペーパーロールの周縁付近の印画紙のロール状維持力は弱くなる(緩む)。
また、前述のように、印画紙の終端がロールコアに接着されていない構造のペーパーロールを用いる、構造Aを有するプリンタRでは、以下のような現象が生じる。例えば、構造Aを有するプリンタRにおいて、ロールコア付近の印画紙が使用される場合、一旦、当該印画紙のロール状維持力が緩むと、当該印画紙とロールコアとは離れてしまう。この場合、ロールコアにより、当該印画紙を巻き取ることができなくなるという問題がある。以下においては、印画紙の終端がロールコアに接着されていない構造のペーパーロールを、非接着ペーパーロールともいう。
すなわち、従来のペーパーフランジユニットでは、ロールコア付近の印画紙のロール状維持力が弱くなってしまう。そのため、非接着ペーパーロールを、構造Aを有するプリンタRには利用できないという問題がある。
そこで、本実施の形態では、上記のように構成されることにより、従来のペーパーフランジユニットにおける上記問題を解決することができる。
なお、本発明は、その発明の範囲内において、実施の形態を適宜、変形、省略することが可能である。
1 ペーパーロール、1a 印画紙、2,2a,2b ペーパーフランジユニット、2c 部材配置部、3 摩擦部材、4 弾性部材、5 カバー、10 ロールコア、20 ペーパーフランジ、21 円盤状部、22 筒状部、H2 穴。

Claims (2)

  1. 筒状のロールコアと、該ロールコアにロール状に巻きつけられた長尺状の印画紙とから構成されるペーパーロールの側面に装着されるペーパーフランジユニットであって、
    前記印画紙の側面である紙層が複数重ねられることにより形成される、前記ペーパーロールの側面に当接するように設けられた摩擦部材と、
    弾性力により前記摩擦部材を前記ペーパーロールの側面に押し付ける弾性部材と、を備え、
    前記摩擦部材は、前記ペーパーロールの周縁部と前記ロールコアとの間の領域のうち、該ロールコアに存在する前記印画紙の終端から、該印画紙を巻き取ることができるロール状維持力が得られるまでの範囲のみに設けられる
    ペーパーフランジユニット。
  2. 前記摩擦部材には、前記ペーパーロールの回転軸に対する円周方向に沿って凹凸が設けられる
    請求項1に記載のペーパーフランジユニット。
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