JP2017017850A - プラズマリアクタ用電源装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】出力側に断線故障が生じた場合に、直流電源からフライバック型昇圧トランスの一次コイルへの通電を停止できる、プラズマリアクタ用電源装置を提供する。
【解決手段】スナバ回路34は、コンデンサ51により構成され、スイッチング素子42と並列に設けられている。分圧回路35は、2個の分圧用抵抗61,62を直列に接続した抵抗直列回路であり、スイッチング素子42およびスナバ回路34と並列に接続されている。プラズマリアクタ用電源装置5の出力側における断線故障が発生すると、フライバック型昇圧トランス41の一次コイル43に蓄積されたエネルギは、コンデンサ51に吸収される。これにより、分圧回路35の分圧用抵抗61,62の接続点63の電位が上昇する。接続点63の電位が所定電圧を上回ると、それ以後は、スイッチング素子42がオフに保たれて、DC電源31から一次コイル43への通電が遮断される。
【選択図】図2

Description

本発明は、プラズマリアクタに印加される電圧を発生するプラズマリアクタ用電源装置に関する。
エンジン、とくにディーゼルエンジンから排出される排ガスには、CO(一酸化炭素)、HC(炭化水素)、NOx(窒素酸化物)およびPM(Particulate Matter:粒子状物質)などが含まれる。
排ガスに含まれるPMを除去する手法として、プラズマリアクタを用いて、排ガスに含まれるPMを除去する手法が提案されている。プラズマリアクタは、複数の電極パネルを備えている。電極パネルは、たとえば、誘電体に電極を内蔵した構成であり、複数の電極パネルは、排ガスの流れ方向と直交する方向に間隔を空けて対向配置される。プラズマリアクタ用電源装置から電極間にパルス電圧が印加されると、誘電体バリア放電が生じて、電極パネル間に低温プラズマ(非平衡プラズマ)が発生し、電極パネル間を流れる排ガス中のPMが酸化により除去される。
電極間には、数kVの高電圧が印加される。この高電圧は、たとえば、プラズマリアクタ用電源装置に内蔵されたフライバック型昇圧トランスで生成される。フライバック型昇圧トランスの一次側(一次コイル)には、直流電源が接続されている。直流電源の発生電圧がフライバック型昇圧トランスの一次側に入力されると、相互誘導作用により、二次側(二次コイル)に一次電圧より高い二次電圧が発生する。そして、その二次電圧がプラズマリアクタの電極間に印加される。
特開2002−129949号公報
フライバック型昇圧トランスの二次側(出力側)が断線故障で開放された場合、フライバック型昇圧トランスの一次コイルに蓄積されたエネルギを一次側で消費する必要があるなどの不都合を防ぎ、また開放部に高電圧の出力が印加されることを防止するために、以降は、直流電源からフライバック型昇圧トランスの一次コイルへの通電を停止することが望ましい。
本発明の目的は、出力側に断線故障が生じた場合に、直流電源からフライバック型昇圧トランスの一次コイルへの通電を停止できる、プラズマリアクタ用電源装置を提供することである。
前記の目的を達成するため、本発明に係るプラズマリアクタ用電源装置は、プラズマリアクタに印加される電圧を発生するプラズマリアクタ用電源装置であって、直流電源と、フライバック型昇圧トランスと、直流電源からフライバック型昇圧トランスの一次コイルへの通電/遮断を切り替えるためにオン/オフされるスイッチング素子と、スイッチング素子と並列に接続されたスナバコンデンサと、スナバコンデンサの両端間の電圧を分圧する分圧回路と、分圧回路による分圧値が所定値を超えた場合に、スイッチング素子をオフにして、直流電源からフライバック型昇圧トランスの一次コイルへの通電を遮断する通電遮断手段とを含む。
この構成によれば、フライバック型昇圧トランスの二次側、つまりプラズマリアクタ用電源装置の出力側に断線故障が生じた場合、一次コイルに蓄積されたエネルギは、プラズマリアクタでの放電により消費されないので、スイッチング素子と並列に接続されたスナバコンデンサに吸収される。これにより、スナバコンデンサの両端間の電圧が上昇する。スナバコンデンサの両端間の電圧を分圧する分圧回路が設けられており、スナバコンデンサの両端間の電圧が上昇すると、それに伴って、分圧回路による分圧値が上昇する。したがって、分圧回路による分圧値が所定値を超えたことを以て、出力側に断線故障が生じたと判断することができる。分圧回路による分圧値が所定値を超えた場合には、スイッチング素子がオフにされて、直流電源からフライバック型昇圧トランスの一次コイルへの通電が遮断される。
よって、出力側に断線故障が生じた場合に、直流電源からフライバック型昇圧トランスの一次コイルへの通電を停止することができる。
なお、出力側に高電圧下での電圧または電流を検出するセンサを設けて、そのセンサの検出値に基づいて、出力側での断線故障を検出する構成が考えられる。しかしながら、高電圧下での電圧や、急峻なパルス電流を検出可能なセンサが高価であるので、当該構成を採用すると、プラズマリアクタ用電源装置のコストが大幅にアップする。これに対し、比較的低い電圧であるスナバコンデンサの両端間の電圧の分圧値を使用する構成では、高価なセンサが不要であり、プラズマリアクタ用電源装置のコストアップを抑制することができる。
スナバコンデンサは、単一のコンデンサにより構成されていてもよいし、複数のコンデンサの直列回路により構成されていてもよい。
分圧回路は、複数の抵抗を直列に接続した回路を備えていてもよい。
また、スナバコンデンサが複数のコンデンサの直列回路により構成される場合、分圧回路は、ツェナーダイオードと抵抗との直列回路を複数のコンデンサのうちの1つに並列に接続した構成を有していてもよい。
本発明によれば、出力側に断線故障が生じた場合に、直流電源からフライバック型昇圧トランスの一次コイルへの通電を停止することができる。また、高電圧下で使用可能な高価なセンサが不要であり、プラズマリアクタ用電源装置のコストアップを抑制することができる。
PM除去装置の構成を図解的に示す断面図である。 本発明の一実施形態に係るプラズマリアクタ用電源装置の概略構成を示す回路図である。 別構成のスナバ回路および分圧回路が採用されたプラズマリアクタ用電源装置5の概略構成を示す回路図である。 図2に示されるプラズマリアクタ用電源装置にエネルギ消費回路が追加された構成を示す回路図である。 図3に示されるプラズマリアクタ用電源装置にエネルギ消費回路が追加された構成を示す回路図である。
以下では、本発明の実施の形態について、添付図面を参照しつつ詳細に説明する。
<PM除去装置>
図1は、PM除去装置1の構成を図解的に示す断面図である。
PM除去装置1は、たとえば、自動車のエンジン(図示せず)から排出される排ガスに含まれるPMを除去するための装置であり、エキゾーストパイプなどの排気管2の途中部に介装される。PM除去装置1は、流通管3、プラズマリアクタ4およびプラズマリアクタ用電源装置5を備えている。
流通管3は、一端部および他端部にそれぞれ排ガス流入口11および排ガス流出口12を有する管状(筒状)をなしている。排ガス流入口11は、排気管2におけるエンジン側の部分2Aに接続され、排ガス流出口12は、排気管2におけるエンジン側と反対側の部分2Bに接続されている。エンジンから排出される排ガスは、排気管2におけるエンジン側の部分2Aを流れ、排ガス流入口11から流通管3に流入して、流通管3を流通し、排ガス流出口12から排気管2におけるエンジン側と反対側の部分2Bに流出する。
プラズマリアクタ4は、流通管3内に配置されている。プラズマリアクタ4は、複数の電極パネル21を備えている。
電極パネル21は、四角板状をなし、誘電体22に電極23を内蔵した構成、言い換えれば、電極23をその両面から誘電体22で挟み込んだ構成を有している。誘電体22の材料としては、Al(アルミナ)を例示することができる。電極23の材料としては、タングステンを例示することができる。電極パネル21は、流通管3における排ガスの流通方向(排ガス流入口11から排ガス流出口12に向かう方向)に延び、排ガスの流通方向と直交する方向に等間隔を空けて並列に配置されている。
電極23には、誘電体22の積層方向の一端側から順に、プラス配線24およびマイナス配線25が交互に接続されている。プラス配線24およびマイナス配線25は、それぞれプラズマリアクタ用電源装置5のプラス端子およびマイナス端子と電気的に接続されている。
<プラズマリアクタ用電源装置>
図2は、本発明の一実施形態に係るプラズマリアクタ用電源装置5の概略構成を示す回路図である。
プラズマリアクタ用電源装置5は、DC電源31、昇圧回路32、入力フィルタ回路33、スナバ回路34、分圧回路35、故障検出回路36、制御回路37およびゲートドライブ回路38を備えている。
DC電源31は、たとえば、12Vの直流電圧を出力する車載バッテリである。
昇圧回路32は、フライバック型昇圧トランス41およびスイッチング素子42を含む。フライバック型昇圧トランス41の一次コイル43にスイッチング素子42が接続されており、このスイッチング素子42と一次コイル43との直列回路が入力フィルタ回路33を介してDC電源31に接続されている。具体的には、スイッチング素子42は、たとえば、IGBT(Insulated Gate Bipolar Transistor:絶縁ゲートバイポーラトランジスタ)であり、そのコレクタがフライバック型昇圧トランス41の一次コイル43の一端に接続され、エミッタが接地されている。一次コイル43の他端は、入力フィルタ回路33を介して、DC電源31のプラス端子に接続されている。
フライバック型昇圧トランス41の二次コイル44の一端および他端は、それぞれプラズマリアクタ用電源装置5のプラス端子およびマイナス端子と電気的に接続されている。これにより、二次コイル44の一端は、プラス端子およびプラス配線24を介してプラズマリアクタ4の電極23に接続され、二次コイル44の他端は、マイナス端子およびマイナス配線25を介して電極23に接続されている。
入力フィルタ回路33は、DC電源31の出力電圧を安定させるためのコンデンサなどを含む。
スナバ回路34は、コンデンサ51により構成され、スイッチング素子42と並列に設けられている。すなわち、コンデンサ51は、一端がスイッチング素子42のコレクタと電気的に接続され、他端がスイッチング素子42のエミッタと電気的に接続、つまり接地されている。
分圧回路35は、2個の分圧用抵抗61,62を直列に接続した抵抗直列回路である。分圧回路35の一端は、スイッチング素子42のコレクタと電気的に接続され、他端がスイッチング素子42のエミッタと電気的に接続、つまり接地されている。これにより、分圧回路35は、スイッチング素子42と並列に接続され、また、スナバ回路34と並列に接続されている。
故障検出回路36は、分圧回路35の分圧用抵抗61,62の接続点63と電気的に接続されている。故障検出回路36は、たとえば、コンパレータを含む。コンパレータのプラス入力端子には、接続点63の電位が入力されるようになっている。一方、コンパレータのマイナス入力端子には、所定電圧が入力されるようになっている。接続点63の電位が所定電圧以下であるときには、コンパレータの出力端子からローレベル信号が出力され、接続点63の電位が所定電圧を上回ると(超えると)、コンパレータの出力端子からハイレベル信号が出力される。
制御回路37は、IC回路である。制御回路37には、故障検出回路36のコンパレータの出力信号が検出信号として入力される。その検出信号がローレベル信号であるときには、制御回路37は、通常動作により、ゲートドライブ回路38からスイッチング素子42のゲートに入力されるゲート電圧を制御する。故障検出回路36から制御回路37にハイレベル信号が入力されると、制御回路37は、通常動作を停止する。通常動作の停止により、それ以後は、スイッチング素子42がオフに保たれる。また、制御回路37は、故障検出回路36からのハイレベル信号の入力に応答して、プラズマリアクタ用電源装置5の出力側(フライバック型昇圧トランス41の二次側)における断線故障の発生を表す断線故障発生信号を出力する。制御回路37から出力される断線故障発生信号は、たとえば、車両に搭載されているメータECU(Electronic Control Unit:電子制御ユニット)に入力される。メータECUは、断線故障発生信号の入力に応答して、車両のメータパネルに配設された警告灯を点灯させる。
制御回路37の通常動作時には、ゲート電圧の制御により、スイッチング素子42のオン/オフが一定の周期で繰り返される。スイッチング素子42がオンされると、フライバック型昇圧トランス41の一次コイル43に電流が流れ、一次コイル43にエネルギが蓄積される。その後、スイッチング素子42がオフされると、一次コイル43に蓄積されたエネルギが開放されて、一次コイル43に起電力が生じ、フライバック型昇圧トランス41の二次コイル44に巻数比に応じた二次電圧が発生する。スイッチング素子42のオン/オフが繰り返されることにより、二次電圧がパルス的に発生し、パルス波状に変化する二次電圧(プラズマリアクタ用電源装置5の出力電圧)がプラズマリアクタ4の電極23間に印加される。プラズマリアクタ用電源装置5の出力電圧が電極23間に印加されることにより、電極パネル21(図1参照)間に誘電体バリア放電が生じ、その誘電体バリア放電によるプラズマが発生する。プラズマの発生により、電極パネル21間を流通する排ガスに含まれるPMが酸化(燃焼)されて除去される。
また、スイッチング素子42がオフされたときに、一次コイル43から開放されるエネルギの一部により、スナバ回路34のコンデンサ51が充電される。コンデンサ51の充電により、スイッチング素子42のターンオフ時に生じる過渡的な高電圧(サージ電圧)がスイッチング素子42に印加されることが抑制され、スイッチング素子42がその高電圧により破壊されることが抑制される。
<作用効果>
プラズマリアクタ用電源装置5の出力側における断線故障が発生すると、フライバック型昇圧トランス41の一次コイル43に蓄積されたエネルギは、プラズマリアクタ4での放電により消費されないので、スイッチング素子42と並列に接続されたスナバ回路34のコンデンサ51に吸収される。これにより、コンデンサ51の両端間の電圧が上昇する。コンデンサ51の両端間の電圧が上昇すると、それに伴って、分圧回路35の分圧用抵抗61,62の接続点63の電位が上昇する。接続点63の電位が所定電圧を上回ると、故障検出回路36からハイレベル信号(ハイレベルの検出信号)が出力される。このハイレベル信号の出力に応答して、制御回路37による通常動作が停止され、それ以後は、スイッチング素子42がオフに保たれて、DC電源31からフライバック型昇圧トランス41の一次コイル43への通電が遮断される。
よって、プラズマリアクタ用電源装置5の出力側に断線故障が生じた場合に、DC電源31からフライバック型昇圧トランス41の一次コイル43への通電を停止することができる。
<プラズマリアクタ用電源装置の他の構成>
図3は、別構成のスナバ回路71および分圧回路72が採用されたプラズマリアクタ用電源装置5の概略構成を示す回路図である。図3において、図2に示される各部に相当する部分には、それらの各部と同一の参照符号が付されている。また、以下では、その同一の参照符号が付された部分の説明を省略する。
プラズマリアクタ用電源装置5では、図3に示されるように、図2に示されるスナバ回路34および分圧回路35に代えて、スナバ回路71および分圧回路72が採用されてもよい。
スナバ回路71は、2個のコンデンサ73,74の直列回路により構成され、スイッチング素子42と並列に設けられている。具体的には、2個のコンデンサ73,74は、直列に接続されている。このコンデンサ73,74の直列回路は、一端がスイッチング素子42のコレクタと電気的に接続され、他端がスイッチング素子42のエミッタと電気的に接続、つまり接地されている。これにより、コンデンサ73,74の直列回路は、スイッチング素子42と並列に接続されている。
分圧回路72は、ツェナーダイオード75のアノードに抵抗76の一端を接続した直列回路により構成される。ツェナーダイオード75のカソードは、スナバ回路71のコンデンサ73,74の接続点に電気的に接続されている。抵抗76の他端は、スイッチング素子42のエミッタと電気的に接続、つまり接地されている。これにより、分圧回路72は、コンデンサ73と並列に接続されている。ツェナーダイオード75と抵抗76との接続点77の電位が故障検出回路36に入力されるようになっている。
プラズマリアクタ用電源装置5の出力側における断線故障が発生すると、フライバック型昇圧トランス41の一次コイル43に蓄積されたエネルギは、プラズマリアクタ4での放電により消費されないので、スイッチング素子42と並列に接続されたスナバ回路71のコンデンサ73,74に吸収される。これにより、コンデンサ73の両端間の電圧が上昇する。コンデンサ73の両端間の電圧がツェナーダイオード75のツェナー電圧以上に上昇すると、ツェナーダイオード75が作動し、抵抗76に電流が流れることにより、ツェナーダイオード75と抵抗76との接続点77の電位(抵抗76の電圧)が上昇する。接続点77の電位が所定電圧を上回ると、故障検出回路36からハイレベル信号が出力される。このハイレベル信号の出力に応答して、制御回路37による通常動作が停止され、それ以後は、スイッチング素子42がオフに保たれて、DC電源31からフライバック型昇圧トランス41の一次コイル43への通電が遮断される。
この構成によっても、プラズマリアクタ用電源装置5の出力側に断線故障が生じた場合に、DC電源31からフライバック型昇圧トランス41の一次コイル43への通電を停止することができる。
<エネルギ消費回路>
図4は、図2に示されるプラズマリアクタ用電源装置5にエネルギ消費回路81が追加された構成を示す回路図である。
図2に示されるプラズマリアクタ用電源装置5には、スナバ回路34のコンデンサ51に蓄積されるエネルギを消費するためのエネルギ消費回路81が追加されてもよい。
エネルギ消費回路81は、スイッチング素子82および抵抗83の直列回路により構成される。スイッチング素子82は、たとえば、IGBTである。抵抗83の一端は、スイッチング素子82のコレクタと電気的に接続されている。抵抗83の他端は、スイッチング素子42のコレクタと電気的に接続されている。スイッチング素子82のエミッタは、接地されている。
スイッチング素子82のゲートには、故障検出回路36(コンパレータ)の検出信号が入力されるようになっている。
プラズマリアクタ用電源装置5の出力側における断線故障が発生すると、フライバック型昇圧トランス41の一次コイル43に蓄積されたエネルギは、スナバ回路34のコンデンサ51に吸収される。コンデンサ51の両端間の電圧が上昇に伴って、分圧回路35の分圧用抵抗61,62の接続点63の電位が上昇し、その電位が所定電圧を上回ると、故障検出回路36からハイレベルの検出信号が出力される。この検出信号の出力に応答して、制御回路37による通常動作が停止される。また、ハイレベルの検出信号がスイッチング素子82のゲートに入力されることにより、エネルギ消費回路81のスイッチング素子82がオンになり、コンデンサ51に蓄積された電荷がエネルギ消費回路81を流れる。その結果、コンデンサ51に蓄積されたエネルギがエネルギ消費回路81の抵抗83でジュール熱に変換されて消費される。これにより、コンデンサ51に蓄積されたエネルギを速やかに消失させることができる。コンデンサ51に蓄積されたエネルギを十分に消失させた後に、スイッチング素子82をオフさせる。
エネルギ消費回路81は、図5に示されるように、スナバ回路71および分圧回路72が採用されたプラズマリアクタ用電源装置5に追加されてもよい。
<変形例>
以上、本発明の実施の形態について説明したが、本発明は、さらに他の形態で実施することもできる。
たとえば、スイッチング素子42,82は、IGBTに限らず、MOSFETであってもよい。
その他、前述の構成には、特許請求の範囲に記載された事項の範囲で種々の設計変更を施すことが可能である。
4 プラズマリアクタ
5 プラズマリアクタ用電源装置
31 DC電源(直流電源)
34 スナバ回路(スナバコンデンサ)
35 分圧回路
36 故障検出回路(通電遮断手段)
37 制御回路(通電遮断手段)
38 ゲートドライブ回路(通電遮断手段)
41 フライバック型昇圧トランス
42 スイッチング素子
43 一次コイル
44 二次コイル
51 コンデンサ(スナバコンデンサ)
71 スナバ回路
72 分圧回路
73 コンデンサ(スナバコンデンサ)
74 コンデンサ(スナバコンデンサ)

Claims (1)

  1. プラズマリアクタに印加される電圧を発生するプラズマリアクタ用電源装置であって、
    直流電源と、
    フライバック型昇圧トランスと、
    前記直流電源から前記フライバック型昇圧トランスの一次コイルへの通電/遮断を切り替えるためにオン/オフされるスイッチング素子と、
    前記スイッチング素子と並列に接続されたスナバコンデンサと、
    前記スナバコンデンサの両端間の電圧を分圧する分圧回路と、
    前記分圧回路による分圧値が所定値を超えた場合に、前記スイッチング素子をオフにして、前記直流電源から前記フライバック型昇圧トランスの一次コイルへの通電を遮断する通電遮断手段とを含む、プラズマリアクタ用電源装置。
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