JP2017013604A - 鞍乗り型車両のハンドル位置調整構造 - Google Patents

鞍乗り型車両のハンドル位置調整構造 Download PDF

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Abstract

【課題】鞍乗り型車両のハンドル位置調整構造において、メンテナンス性を向上でき、且つ、車両の美観性を向上できるようにする。
【解決手段】左右一対のフロントフォーク26が挿通されるフォーク挿通孔33を備え、左右一対のフロントフォーク26を互いに連結するトップブリッジ27と、フォーク挿通孔33の下方に配置され、フロントフォーク26の軸線26a周りに回動可能にフロントフォーク26に挿通される筒部42を有する左右一対のハンドルホルダ40と、ハンドルホルダ40の位置を調整可能とする調整孔48bとを備えた鞍乗り型車両のハンドル位置調整構造において、ハンドルホルダ40は、調整孔48bと、トップブリッジ27と、に挿通される位置調整ボルト38により位置の調整が可能であり、位置調整ボルト38は、フロントフォーク26の軸線26aに対して直交する方向に指向する。
【選択図】図6

Description

本発明は、鞍乗り型車両のハンドル位置調整構造に関する。
従来、鞍乗り型車両のハンドル位置調整構造において、操舵装置のトップブリッジの上面に設けられる長孔と、この長孔に上方から挿通される固定部材(固定ボルト)と、トップブリッジの下方で上記固定部材が締結されるハンドルとを備え、固定部材を緩めてフロントフォークを軸にハンドルを回動させることで、ハンドルの位置を調整可能としたものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2009−274564号公報
しかし、上記従来のハンドル位置調整構造では、トップブリッジの上面に長孔が設けられるため、長孔から雨水が侵入し易く、また、段差部が設けられるため雨水が長孔に溜まり易く、固定部材が雨水の影響によって固着することがあり、メンテナンス性に課題がある。また、メンテナンス性を考慮して固定部材を含むハンドルの位置調整機構を配置しようと場合、車両の美観性に影響を与えないようにすることが望まれる。
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであり、鞍乗り型車両のハンドル位置調整構造において、メンテナンス性を向上でき、且つ、車両の美観性を向上できるようにすることを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明は、前輪(2)の両側に配置され前輪(2)を支持する左右一対のフロントフォーク(26)と、左右一対の前記フロントフォーク(26)が挿通される挿通孔(33)を備え、左右一対の前記フロントフォーク(26)を互いに連結するトップブリッジ(27,227)と、前記挿通孔(33)の上方または下方に配置され、前記フロントフォーク(26)の軸線(26a)周りに回動可能に前記フロントフォーク(26)に挿通される筒部(42)を有する左右一対のハンドルホルダ(40)と、当該ハンドルホルダ(40)の位置を調整可能とする調整孔(48a,48b,48c,148,248a,248b,248c)とを備えた鞍乗り型車両のハンドル位置調整構造において、前記ハンドルホルダ(40)は、前記調整孔(48a,48b,48c,148,248a,248b,248c)と、前記トップブリッジ(27,227)または前記ハンドルホルダ(40)のいずれかと、に挿通される固定部材(38,138,238)により位置の調整が可能であり、前記固定部材(38,138,238)は、前記フロントフォーク(26)の前記軸線(26a)に対して直交する方向に指向することを特徴とする。
本発明によれば、ハンドルホルダは、ハンドルホルダの位置を調整可能とする調整孔と、トップブリッジまたはハンドルホルダのいずれかと、に挿通される固定部材により位置の調整が可能であり、固定部材は、フロントフォークの軸線に対して直交する方向に指向する。これにより、固定部材がフロントフォークの軸線方向ではなく、軸線に対して直交する方向に指向するため、固定部材が挿通される調整孔に雨水が侵入し難くなる。このため、固定部材の固着を抑制でき、メンテナンス性を向上できる。また、固定部材がフロントフォークの軸線に対して直交する方向に指向して設けられ、固定部材が視認され難くなるため、車両の美観性を向上できる。
また、本発明は、前記トップブリッジ(27)に設けられて当該トップブリッジ(27)から前記ハンドルホルダ(40)に向かって延出する延出部(37)、または、前記ハンドルホルダ(40)に設けられて当該ハンドルホルダ(40)から前記トップブリッジ(227)に向かって延出する延出部(237)のいずれかを備え、前記固定部材(38,138,238)は、前記延出部(37,237)及び前記調整孔(48a,48b,48c,148,248a,248b,248c)に挿通されることを特徴とする。
本発明によれば、トップブリッジからハンドルホルダに向かって延出する延出部、または、ハンドルホルダからトップブリッジに向かって延出する延出部に固定部材が挿通されるため、固定部材が視認され難くなり、車両の美観性が向上する。
また、本発明は、前記調整孔(48a,48b,48c,148,248a,248b,248c)は、前記延出部(37,237)に少なくとも一部が覆われることを特徴とする。
本発明によれば、調整孔は、延出部に少なくとも一部が覆われるため、調整孔を隠すことができ、車両の美観性が向上する。
さらに、本発明は、前記延出部(37,237)は、前記ハンドルホルダ(40)または前記トップブリッジ(227)に設けられた凹部(47,247)と当接し、前記固定部材(38,138,238)によって固定されることを特徴とする。
本発明によれば、延出部は、ハンドルホルダまたはトップブリッジに設けられた凹部と当接し、固定部材によって固定されるため、延出部の出っ張りを小さくでき、車両の美観性を向上できるとともにコンパクト化を図ることができる。
また、本発明は、前記ハンドルホルダ(40)または前記トップブリッジ(227)には、当該ハンドルホルダ(40)の位置を確認するための目盛り(49a,49b,49c,249a,249b,249c)が形成されることを特徴とする。
本発明によれば、ハンドルホルダには、ハンドルホルダの位置を確認するための目盛りが形成されるため、ハンドルホルダの位置を精度良く調整できる。
また、本発明は、前記固定部材(38,138,238)の頭部(38a,138a,238a)は、前記ハンドルホルダ(40)に支持されるハンドル本体部(41)の車幅方向外側端部(41a)に向けて指向することを特徴とする。
本発明によれば、固定部材の頭部は、ハンドルホルダに支持されるハンドル本体部の車幅方向外側端部に向けて指向する。これにより、固定部材を、ハンドル本体部の車幅方向外側端部側から固定でき、トップブリッジ、フロントフォーク及びハンドルホルダを一体に転舵して確保した作業スペースを利用して、固定部材を容易に固定できる。
また、本発明は、前記固定部材(38,138,238)の頭部(38a,138a,238a)は、前記ハンドルホルダ(40)または前記トップブリッジ(27)に形成される窪み部(52,152,252)に埋設されることを特徴とする。
本発明によれば、固定部材の頭部は、窪み部に埋設されるため、固定部材を視認され難くして美観性を向上できるとともに、固定部材に雨水が侵入することを窪み部によって抑制できる。
本発明に係る鞍乗り型車両のハンドル位置調整構造では、固定部材の固着を抑制でき、メンテナンス性を向上できるとともに、固定部材が視認され難くなるため、車両の美観性を向上できる。
また、延出部に固定部材が挿通されるため、固定部材が視認され難くなり、車両の美観性が向上する。
また、延出部によって調整孔を隠すことができ、車両の美観性が向上する。
また、延出部が凹部と当接するため、延出部の出っ張りを小さくでき、車両の美観性を向上できるとともにコンパクト化を図ることができる。
さらに、目盛りによってハンドルホルダの位置を精度良く調整できる。
また、ハンドル本体部の車幅方向外側端部側から固定部材を容易に固定できる。
また、窪み部によって、固定部材を視認され難くできるとともに、固定部材に雨水が侵入することを抑制できる。
本発明の第1の実施の形態に係るハンドル位置調整構造を備えた自動二輪車の右側面図である。 操舵系の上部の斜視図である。 操舵系を上方からフロントフォークの軸線の方向に見た図である。 ハンドルをフロントフォークの軸線の方向に上方から見た図である。 ハンドルホルダの周辺部を後方側から位置調整ボルトの軸方向に見た図3のV矢視図である。 図3のVI−VI断面図である。 図6のVII−VII断面図である。 ハンドルの位置を図7の状態から外側方向へ調整後の状態を示す断面図である。 第2の実施の形態において、図5に対応するハンドルホルダの周辺部を後方側からピンの軸方向に見た図である。 第2の実施の形態に対応するVII−VII断面図である。 第3の実施の形態において、図5に対応するハンドルホルダの周辺部を後方側から位置調整ボルトの軸方向に見た図である。
以下、図面を参照して本発明の一実施形態について説明する。なお、説明中、前後左右および上下といった方向の記載は、特に記載がなければ車体に対する方向と同一とする。また、各図に示す符号FRは車体前方を示し、符号UPは車体上方を示し、符号LHは車体左方を示している。
[第1の実施の形態]
図1は、本発明の第1の実施の形態に係るハンドル位置調整構造を備えた自動二輪車1の右側面図である。ここで、図1では、左右一対として説明する部品のうち、左側の部品は不図示である。
自動二輪車1は、車体フレームFの前後の中央部にエンジン11が配置され、前輪2を操舵可能に支持する操舵系12が車体フレームFの前端に支持され、後輪3を支持するスイングアーム13が車体フレームFの後部側に設けられ、乗員が着座するシート14が車体フレームFの上方に設けられた鞍乗り型の車両である。車体フレームF及びエンジン11の一部は、樹脂製の車体カバー15によって覆われる。
車体フレームFは、前端に設けられるヘッドパイプ16と、ヘッドパイプ16から後方へ斜め下向きに傾斜して延出する左右一対のメインフレーム17,17と、メインフレーム17,17の後端から下方に延出する左右一対のセンターフレーム18,18とを備える。
スイングアーム13は、センターフレーム18,18に車幅方向に挿通されるピボット軸19によって回動自在に軸支されており、後輪3はスイングアーム13の後端に軸支される。
エンジン11は、クランクケース21と、クランクケース21の前部の上面から上方に延びるシリンダ部22とを備える。
エンジン11は、車体フレームFのエンジンハンガ(不図示)に締結され、車体フレームFに吊り下げられるようにして支持されている。クランクケース21は、メインフレーム17,17の下方でセンターフレーム18,18の前方に位置する。
エンジン11の排気管23は、シリンダ部22の前面から下方に引き出され、後方に延びる。排気管23の後端には、エンジン11の後方に配置される消音用の排気マフラ24が接続される
図2は、操舵系12の上部の斜視図である。
図1及び図2に示すように、操舵系12は、ヘッドパイプ16に回動自在に軸支されるステアリングシャフト25(図1)と、前輪2の左右の両側に配置され前輪2を支持する左右一対のフロントフォーク26,26と、ステアリングシャフト25の上端に固定され左右のフロントフォーク26,26を連結するトップブリッジ27と、ステアリングシャフト25の下端に固定され左右のフロントフォーク26,26を連結するボトムブリッジ28と、フロントフォーク26,26の上部に固定される左右一対のハンドル29,29とを備える。
トップブリッジ27は、ヘッドパイプ16の上方でステアリングシャフト25の上端に固定され、ボトムブリッジ28は、ヘッドパイプ16の下方でステアリングシャフト25の下端に固定される。
フロントフォーク26,26の軸線26a,26aは、自動二輪車1に設定されるキャスター角の分だけ、鉛直方向に対し後方に傾斜している。また、ステアリングシャフト25は、軸線26a,26aと平行に配置されている。
各フロントフォーク26,26は、トップブリッジ27及びボトムブリッジ28に支持される上チューブ26bと、上チューブ26bに対し軸方向にストローク自在に設けられる下チューブ26cとを備える。
前輪2は、下チューブ26c,26cの下端部間に渡される前輪車軸30に軸支される。
図3は、操舵系12を上方からフロントフォーク26の軸線26aの方向に見た図である。なお、トップブリッジ27、フロントフォーク26,26、及びハンドル29,29は、車幅方向の中央を中心に左右対称に構成されるため、ここでは、右側の部分について詳細に説明する。
図2及び図3に示すように、トップブリッジ27は、車幅方向(左右方向)に延びる板部材であり、車幅方向の中央部に、ステアリングシャフト25が挿通されて固定されるシャフト固定孔31を備える。
また、トップブリッジ27は、フロントフォーク26,26の上チューブ26bを支持する略円筒状のフォーク支持部32,32を、車幅方向の端部にそれぞれ備える。
各フォーク支持部32は、フロントフォーク26が挿通されるフォーク挿通孔33(挿通孔)と、フォーク支持部32の外周部の一部がスリット状に切り欠かれた開放部34と、開放部34の大きさを小さくする方向に締め込まれる割り締めボルト35と、割り締めボルト35が締結される締結部36とを備える。
フロントフォーク26は、割り締めボルト35が締め込まれてフォーク挿通孔33が縮径することによる緊縛力によってフォーク支持部32に固定される。
開放部34、割り締めボルト35及び締結部36は、トップブリッジ27の前面側に設けられる。
また、トップブリッジ27は、フォーク支持部32,32の後面側の外周部から下方のハンドル29,29側へ延びる延出部37,37を備える。
延出部37,37には、ハンドル29の位置調整に用いられる位置調整ボルト38,38(固定部材)が挿通される。
ボトムブリッジ28(図1)は、車幅方に延びる板部材であり、トップブリッジ27と同様に、ステアリングシャフト25が挿通されて固定されるシャフト固定孔(不図示)と、フロントフォーク26,26が挿通されて固定されるフォーク挿通孔(不図示)とを備える。
図4は、ハンドル29をフロントフォーク26の軸線26aの方向に上方から見た図である。
図3及び図4に示すように、ハンドル29は、フロントフォーク26の上チューブ26bの外周部に挿通されて固定されるハンドルホルダ40と、ハンドルホルダ40から車幅方向外側に延びるパイプ状のハンドル本体部41とを備える。ハンドル本体部41には、乗員が把持する筒状のグリップ(不図示)が装着される。ハンドル本体部41の車幅方向の内端部には、エンジン11のスタータボタンやキルスイッチ等を備えるスイッチボックス(不図示)が固定されるボックス固定孔41cが形成され、ハンドル本体部41の車幅方向の外端部には、ハンドル本体部41の外端に設けられるバーエンド部材(不図示)が固定されるバーエンド固定孔41dが形成される。
ハンドル29は、左右でフロントフォーク26,26にそれぞれ個別に取り付けられるセパレート型のハンドルである。
ハンドルホルダ40は、略円筒状に形成され、フロントフォーク26が挿通される筒部42と、筒部42の外側面から突出して設けられ、ハンドル本体部41の基端部が連結される連結部43とを備える。筒部42の内周部は、フロントフォーク26が挿通される挿通孔42aとなっている。ハンドルホルダ40は、トップブリッジ27とボトムブリッジ28との間に配置される。ハンドル本体部41は、ハンドルホルダ40とは別体で形成され、連結部43に連結される。
また、ハンドルホルダ40は、筒部42の外周部の一部がスリット状に切り欠かれた開放部44と、開放部44の大きさを小さくする方向に締め込まれる割り締めボルト45と、割り締めボルト45が締結される締結部46とを備える。
ハンドルホルダ40は、割り締めボルト45が締め込まれて筒部42が縮径することによる緊縛力によってフロントフォーク26の外周部に固定される。割り締めボルト45による締結を緩めると、緊縛力が解除され、ハンドルホルダ40をフロントフォーク26の軸線26a周りに回動させることが可能となる。
開放部44、割り締めボルト45及び締結部46は、ハンドルホルダ40の前面側に設けられる。
図5は、ハンドルホルダ40の周辺部を後方側から位置調整ボルト38の軸方向に見た図3のV矢視図である。図6は、図3のVI−VI断面図である。図7は、図6のVII−VII断面図である。ここで、図5では、位置調整ボルト38が取り外された状態が示されている。
図3〜図7を参照し、ハンドル29は、ハンドルホルダ40の上端がトップブリッジ27のフォーク支持部32の下端に隣接するように、トップブリッジ27の下方に設けられる。
ハンドルホルダ40の筒部42は、後面側の外周部を径方向に一段窪ませるようにして形成された凹部47を備える。凹部47は、後面視では略矩形に形成されており、筒部42の上端から筒部42の下端近傍まで延びる。また、筒部42の周方向における凹部47の幅Wは、トップブリッジ27の延出部37の幅よりも大きく形成されている。
凹部47の底面は、筒部42の外周面の一部を構成する凹部外周面47aであり、凹部外周面47aは、フロントフォーク26の軸線26aを中心とする円弧に沿うように曲面状に形成されている。
凹部47の凹部外周面47aには、筒部42の周方向に並べて複数配置される調整孔48a,48b,48cが形成されている。調整孔48a,48b,48cは、位置調整ボルト38が締結されるねじ孔であり、筒部42を貫通して設けられる。
調整孔48a,48b,48cは、互いに同一高さ位置に配置されるとともに、周方向に等間隔で配置されている。また、調整孔48a,48b,48cは、筒部42の上下の中間部に配置される。
中央の調整孔48bは、凹部47の幅方向の中央に配置され、調整孔48a及び調整孔48cは、調整孔48bの左右にそれぞれ配置される。
筒部42は、調整孔48a,48b,48cの下方の外周部に、目盛り49a,49b,49cを備える。目盛り49a,49b,49cは、調整孔48a,48b,48cの周方向の位置に対応して配置されており、それぞれ調整孔48a,48b,48cの真下に配置されている。
トップブリッジ27は、円筒状のフォーク支持部32の外周部から径方向外側に突出する突出部50を有し、延出部37は、突出部50の下端からハンドルホルダ40の筒部42の外周部に沿うように下方に延びる。
延出部37は、筒部42の凹部47の上端から凹部47内へ軸線26aの方向に差し込まれるようにして設けられ、延出部37の裏面部37bは、凹部外周面47aに当接する。このように、延出部37が凹部47内に配置されるため、延出部37がフロントフォーク26の外側方に出っ張る量を小さくでき、コンパクト化を図ることができる。
延出部37は、延出部37をフォーク支持部32の径方向に貫通する貫通孔51を備え、貫通孔51には、位置調整ボルト38が挿通される。延出部37は、その外周部において貫通孔51の周囲に、一段窪んだ窪み部52を備える。位置調整ボルト38の頭部38aは、少なくとも一部が窪み部52に収容される。ここでは、窪み部52は、延出部37の外面の一部が削られた座繰り部である。
位置調整ボルト38は、延出部37の貫通孔51に挿通され、ねじ部である軸部38bがハンドルホルダ40の調整孔48a,48b,48cのいずれかに締結される。詳細には、位置調整ボルト38は、フロントフォーク26の軸線26aに対して直交する方向に指向した状態で締結される。軸部38bは、締結された状態でフロントフォーク26の外周部に当接しないように短く形成されている。
ここで、図5、図7及び図8を参照し、ハンドル29の位置を調整する手順の一例を説明する。
図8は、ハンドル29の位置を図7の状態から外側方向へ調整後の状態を示す断面図である。
まず、図7の状態から、位置調整ボルト38が調整孔48b及び延出部37から取り外されるとともに、ハンドルホルダ40の割り締めボルト45の締結が緩められる。これにより、ハンドルホルダ40をフロントフォーク26の軸線26a周りに回動させることが可能となる。
次に、ハンドルホルダ40が矢印で示す所望の回動方向E(ここでは外側方向)に回動され、図8に示すように調整孔48aが貫通孔51の位置に一致する状態に、ハンドルホルダ40がセットされる。この際、目盛り49aが貫通孔51の下方に位置するようにハンドルホルダ40を回動させることで、容易に位置を合わせることができる。
続いて、位置調整ボルト38が貫通孔51から挿通されて調整孔48aに締結され、これにより、ハンドルホルダ40は、軸線26a周りの位置が正確に調整された状態となる。最後に、割り締めボルト45が締結されることで、ハンドル29がフロントフォーク26に固定される。この調整により、ハンドル本体部41は、調整前の状態に比して、外側に開いた状態になる。また、図8に示すように、調整後には、調整孔48a,48b,48cが延出部37に対して周方向に相対移動し、調整孔48cは、延出部37に覆われなくなって外側に露出する。
また、貫通孔51から調整孔48cに位置調整ボルト38を締結した場合は、ハンドル本体部41は、内側に移動する。
図2及び図7に示すように、位置調整ボルト38の頭部38aの軸線38cは、ハンドル本体部41の車幅方向外側端部41aに向けて指向している。これにより、位置調整ボルト38を車幅方向外側端部41a側から作業して固定でき、操舵系12を転舵してハンドル本体部41と車体との間に大きな作業スペースを確保した状態で作業でき、メンテナンス性が良い。
また、位置調整ボルト38の頭部38aの軸線38cは、ハンドル本体部41のハンドル軸線41bに対して略平行であり、詳細には、軸線38cは、車幅方向の外側ほどハンドル軸線41bに対して開くように指向している。このため、位置調整ボルト38の着脱作業をする際に、作業スペースとハンドル本体部41に設けられた上記グリップ等の部品との距離を確保でき、作業性が良い。
本実施の形態では、位置調整ボルト38は、フロントフォーク26の軸線26aに対して直交する方向に指向した状態でフロントフォーク26の側面側から調整孔48a,48b,48cに締結されるため、調整孔48a,48b,48c及びトップブリッジ27の貫通孔51は、トップブリッジ27の上面側ではなく、側面側に位置する。これにより、上方からの雨水が、貫通孔51及び調整孔48a,48b,48cに侵入し難くなり、位置調整ボルト38が固着することを抑制できる。このためメンテナンス性が良い。また、トップブリッジ27の上面側は、ハンドル29を把持して運転する乗員から視認しやすい場所であるが、トップブリッジ27の側面側は、乗員が操舵系12を見下ろした際に容易に視認される場所ではない。このため、乗員に対して位置調整ボルト38が目立つことがなく、自動二輪車1の美観性が向上する。
また、位置調整ボルト38は、フロントフォーク26の傾斜に合わせて後傾する操舵系12の後面側のオーバーハングした後面部に設けられるため、雨水が直接的に付着し難いとともに、外側から視認され難い。このため、位置調整ボルト38の固着を抑制できるとともに、美観性を向上できる。
また、調整孔48a,48b,48cは、延出部37によって外側から覆われて隠れる。このため、調整孔48a,48b,48cが目立つことを防止でき、美観性が良い。
以上説明したように、本発明を適用した第1の実施の形態によれば、自動二輪車1は、前輪2の両側に配置され前輪2を支持する左右一対のフロントフォーク26,26と、左右一対のフロントフォーク26,26が挿通されるフォーク挿通孔33,33を備え、左右一対のフロントフォーク26,26を互いに連結するトップブリッジ27と、フォーク挿通孔33,33の下方に配置され、フロントフォーク26,26の軸線26a周りに回動可能にフロントフォーク26,26に挿通される筒部42を有する左右一対のハンドルホルダ40,40と、ハンドルホルダ40,40の位置を調整可能とする調整孔48a,48b,48cとを備え、ハンドルホルダ40,40は、調整孔48a,48b,48cと、トップブリッジ27と、に挿通される位置調整ボルト38により位置の調整が可能であり、位置調整ボルト38は、フロントフォーク26,26の軸線26aに対して直交する方向に指向する。これにより、位置調整ボルト38が軸線26aの方向ではなく、軸線26aに対して直交する方向に指向するため、位置調整ボルト38が挿通される調整孔48a,48b,48cに雨水が侵入し難くなる。このため、位置調整ボルト38の固着を抑制でき、メンテナンス性を向上できる。また、位置調整ボルト38がフロントフォーク26,26の軸線26aに対して直交する方向に指向して設けられ、位置調整ボルト38が視認され難くなるため、車両の美観性を向上できる。
また、トップブリッジ27に設けられてトップブリッジ27からハンドルホルダ40,40に向かって延出する延出部37,37を備え、位置調整ボルト38は、延出部37,37及び調整孔48a,48b,48cに挿通される。これにより、トップブリッジ27からハンドルホルダ40,40に向かって延出する延出部37,37に位置調整ボルト38が挿通されるため、位置調整ボルト38が視認され難くなり、自動二輪車1の美観性が向上する。
また、調整孔48a,48b,48cは、延出部37,37に少なくとも一部が覆われる。すなわち、図7の状態では、調整孔48a,48b,48cの全部が延出部37に覆われ、図8のようにハンドルホルダ40を回動させた状態であっても、調整孔48a,48bが延出部37に覆われる。このため、調整孔48a,48b,48cの少なくとも一部を延出部37で隠すことができ、自動二輪車1の美観性が向上する。
さらに、ハンドルホルダ40,40には、ハンドルホルダ40,40の位置を確認するための目盛り49a,49b,49cが形成されるため、ハンドルホルダ40,40の位置を精度良く調整できる。
また、位置調整ボルト38の頭部38aは、ハンドルホルダ40,40に支持されるハンドル本体部41の車幅方向外側端部41aに向けて指向する。これにより、位置調整ボルト38を、ハンドル本体部41の車幅方向外側端部41a側から固定でき、トップブリッジ27、フロントフォーク26,26及びハンドルホルダ40,40を一体に転舵して確保した作業スペースを利用して、位置調整ボルト38を容易に固定できる。
また、延出部37,37は、ハンドルホルダ40,40に設けられた凹部47と当接し、位置調整ボルト38によって固定されるため、延出部37,37の出っ張りを小さくでき、自動二輪車1の美観性を向上できるとともにコンパクト化を図ることができる。
また、位置調整ボルト38の頭部38aは、トップブリッジ27の窪み部52に埋設されるため、位置調整ボルト38を視認され難くして美観性を向上できるとともに、位置調整ボルト38に雨水が侵入することを窪み部52によって抑制できる。
[第2の実施の形態]
以下、図9及び図10を参照して、本発明を適用した第2の実施の形態について説明する。この第2の実施の形態において、上記第1の実施の形態と同様に構成される部分については、同符号を付して説明を省略する。
本第2の実施の形態は、固定部材がピン138(固定部材)であるとともに、ピン138が長孔状の調整孔148に挿通されることでハンドルホルダ40の位置が調整される点が、上記第1の実施の形態と異なる。
図9は、第2の実施の形態において、図5に対応するハンドルホルダ40の周辺部を後方側からピン138の軸方向に見た図である。図10は、第2の実施の形態に対応するVII−VII断面図である。
ハンドルホルダ40は、上記第1の実施の形態の調整孔48a,48b,48cに替えて、凹部47に、長孔状の調整孔148を備える。調整孔148は、筒部42の周方向に真っ直ぐに延びる貫通孔である。
トップブリッジ27の延出部37は、その外周部において貫通孔51の周囲に、一段窪んだ窪み部152を備える。ここでは、窪み部152は、延出部37の外面の一部が削られた座繰り部である。
凹部47の調整孔148には、貫通孔51から挿通されるピン138が挿通される。
ピン138は、少なくとも一部が窪み部152に収容される頭部138aと、調整孔148の上下方向の内周部に嵌合する嵌合部138bとを備える。ここで、頭部138aは、嵌合部138bよりも大径に形成されたものであっても良い。
ピン138は、フロントフォーク26の軸線26aに対して直交する方向に指向して貫通孔51に挿通される。また、ピン138の軸線138cは、ハンドル本体部41の車幅方向外側端部41a(図3)に向けて指向している。
ハンドルホルダ40の位置を調整する場合、ピン138を貫通孔51及び調整孔148に挿通し、例えば、ピン138の嵌合部138bの先端部の側面を調整孔148の長手方向の端部148aに突き当てることで、ハンドルホルダ40を位置決めできる。また、ピン138は、その外周面と調整孔148の内周部との摩擦により、調整孔148内の任意の位置に固定されることができる。位置調整の際には、目盛り49a,49b,49cを目印にすることができる。
[第3の実施の形態]
以下、図11を参照して、本発明を適用した第3の実施の形態について説明する。この第3の実施の形態において、上記第1の実施の形態と同様に構成される部分については、同符号を付して説明を省略する。
本第3の実施の形態では、ハンドルホルダ40に延出部237が設けられ、トップブリッジ227に調整孔248a,248b,248cが設けられる構成を説明する。
図11は、第3の実施の形態において、図5に対応するハンドルホルダ40の周辺部を後方側から位置調整ボルト238の軸方向に見た図である。ここで、図11では、位置調整ボルト238は仮想線で示されている。
トップブリッジ227は、フォーク支持部32を備え、フォーク支持部32の後面には、外周部を径方向に一段窪ませるようにして形成された凹部247が形成されている。凹部247は、後面視では略矩形に形成されており、フォーク支持部32の下端からフォーク支持部32の上端近傍まで延びる。また、フォーク支持部32の周方向における凹部247の幅Wは、ハンドルホルダ40の延出部237の幅よりも大きく形成されている。
凹部247の底面は、フォーク支持部32の外周面の一部を構成する凹部外周面247aであり、凹部外周面247aは、フロントフォーク26の軸線26aを中心とする円弧に沿うように曲面状に形成されている。
凹部247の凹部外周面247aには、フォーク支持部32の周方向に並べて複数配置される調整孔248a,248b,248cが形成されている。調整孔248a,248b,248cは、上記第1の実施の形態のものと同一に形成される位置調整ボルト238が締結されるねじ孔であり、フォーク支持部32を貫通して設けられる。位置調整ボルト238は、頭部238a及び軸部238bを備える。
調整孔248a,248b,248cは、互いに同一高さ位置に配置されるとともに、周方向に等間隔で配置されている。
フォーク支持部32は、調整孔248a,248b,248cの上方の外周部に、目盛り249a,249b,249cを備える。目盛り249a,249b,249cは、調整孔248a,248b,248cの周方向の位置に対応して配置されており、それぞれ調整孔248a,248b,248cの真上に配置されている。
ハンドル229は、ハンドルホルダ40を備える。ハンドル229は、ハンドルホルダ40の外周部から径方向外側に突出する突出部250を有し、延出部237は、突出部250の上端からフォーク支持部32の外周部に沿うように上方に延びる。すなわち、延出部237は、ハンドルホルダ40に設けられてハンドルホルダ40からトップブリッジ227に向かって延出する。
延出部237は、凹部247の下端から凹部247内へ軸線26aの方向に差し込まれるようにして設けられ、延出部237の裏面部(不図示)は、凹部外周面247aに当接する。このように、延出部237が凹部247内に配置されるため、延出部237がフロントフォーク26の外側方に出っ張る量を小さくでき、コンパクト化を図ることができる。
延出部237は、延出部237をハンドルホルダ40の径方向に貫通する貫通孔251を備え、貫通孔251には、位置調整ボルト238が挿通される。延出部237は、その外周部において貫通孔251の周囲に、窪み部252を備える。位置調整ボルト238の頭部238aは、少なくとも一部が窪み部252に収容される。
位置調整ボルト238は、延出部237の貫通孔251に挿通され、軸部238b(図6参照)がトップブリッジ227の調整孔248a,248b,248cのいずれかに締結される。詳細には、位置調整ボルト238は、フロントフォーク26の軸線26aに対して直交する方向に指向した状態で締結される。
調整孔248a,248b,248cは、少なくとも一部が延出部237に覆われて隠れる。
ここで、ハンドル229の位置を調整する手順の一例を説明する。
まず、位置調整ボルト238が調整孔248b及び延出部237から取り外されるとともに、ハンドルホルダ40の割り締めボルト45(図4参照)の締結が緩められる。
次に、ハンドルホルダ40を所望の回動方向(ここでは外側方向)に回動させ、貫通孔251が調整孔248cの位置に一致する状態に、ハンドルホルダ40がセットされる。
続いて、位置調整ボルト238が貫通孔251から挿通されて調整孔248cに締結され、これにより、ハンドルホルダ40は、軸線26a周りの位置が正確に調整された状態となる。最後に、割り締めボルト45が締結されることで、ハンドル229がフロントフォーク26に固定される。
なお、上記第1〜第3の実施の形態は本発明を適用した一態様を示すものであって、本発明は上記実施の形態に限定されるものではない。
上記第1〜第3の実施の形態では、ハンドル本体部41は、ハンドルホルダ40とは別体で形成されて連結部43に連結されるものとして説明したが、これに限らず、ハンドル本体部41はハンドルホルダ40と一体に設けられても良い。また、上記第1〜第3の実施の形態では、トップブリッジの下方にハンドルホルダが設けられているが、これに限らず、トップブリッジの上方にハンドルホルダが設けられる構成としても良い。この場合、例えば、ハンドルホルダは、トップブリッジの上面から上方に突出するフロントフォークの上端部に回動可能に嵌合されるとともに、延出部は、トップブリッジから上方のハンドルホルダの凹部に延び、延出部に挿通される位置調整ボルトが、ハンドルホルダの調整孔に締結されることで位置決めされる。
また、上記第1〜第3の実施の形態では、鞍乗り型車両として自動二輪車1を例に挙げて説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば、3輪以上の車輪を有する鞍乗り型車両に本発明を適用しても良い。
2 前輪
26,26 フロントフォーク
26a 軸線
27,227 トップブリッジ
33 フォーク挿通孔(挿通孔)
37,237 延出部
38,238 位置調整ボルト(固定部材)
38a,138a,238a 頭部
40 ハンドルホルダ
41 ハンドル本体部
41a 車幅方向外側端部
42 筒部
47,247 凹部
48a,48b,48c 調整孔
49a,49b,49c 目盛り
52,152,252 窪み部
138 ピン(固定部材)
148 調整孔
248a,248b,248c 調整孔
249a,249b,249c 目盛り

Claims (7)

  1. 前輪(2)の両側に配置され前輪(2)を支持する左右一対のフロントフォーク(26)と、左右一対の前記フロントフォーク(26)が挿通される挿通孔(33)を備え、左右一対の前記フロントフォーク(26)を互いに連結するトップブリッジ(27,227)と、前記挿通孔(33)の上方または下方に配置され、前記フロントフォーク(26)の軸線(26a)周りに回動可能に前記フロントフォーク(26)に挿通される筒部(42)を有する左右一対のハンドルホルダ(40)と、当該ハンドルホルダ(40)の位置を調整可能とする調整孔(48a,48b,48c,148,248a,248b,248c)とを備えた鞍乗り型車両のハンドル位置調整構造において、
    前記ハンドルホルダ(40)は、前記調整孔(48a,48b,48c,148,248a,248b,248c)と、前記トップブリッジ(27,227)または前記ハンドルホルダ(40)のいずれかと、に挿通される固定部材(38,138,238)により位置の調整が可能であり、
    前記固定部材(38,138,238)は、前記フロントフォーク(26)の前記軸線(26a)に対して直交する方向に指向することを特徴とする鞍乗り型車両のハンドル位置調整構造。
  2. 前記トップブリッジ(27)に設けられて当該トップブリッジ(27)から前記ハンドルホルダ(40)に向かって延出する延出部(37)、または、前記ハンドルホルダ(40)に設けられて当該ハンドルホルダ(40)から前記トップブリッジ(227)に向かって延出する延出部(237)のいずれかを備え、
    前記固定部材(38,138,238)は、前記延出部(37,237)及び前記調整孔(48a,48b,48c,148,248a,248b,248c)に挿通されることを特徴とする請求項1記載の鞍乗り型車両のハンドル位置調整構造。
  3. 前記調整孔(48a,48b,48c,148,248a,248b,248c)は、前記延出部(37,237)に少なくとも一部が覆われることを特徴とする請求項2記載の鞍乗り型車両のハンドル位置調整構造。
  4. 前記延出部(37,237)は、前記ハンドルホルダ(40)または前記トップブリッジ(227)に設けられた凹部(47,247)と当接し、前記固定部材(38,138,238)によって固定されることを特徴とする請求項2または3に記載の鞍乗り型車両のハンドル位置調整構造。
  5. 前記ハンドルホルダ(40)または前記トップブリッジ(227)には、当該ハンドルホルダ(40)の位置を確認するための目盛り(49a,49b,49c,249a,249b,249c)が形成されることを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載の鞍乗り型車両のハンドル位置調整構造。
  6. 前記固定部材(38,138,238)の頭部(38a,138a,238a)は、前記ハンドルホルダ(40)に支持されるハンドル本体部(41)の車幅方向外側端部(41a)に向けて指向することを特徴とする請求項1から5のいずれかに記載の鞍乗り型車両のハンドル位置調整構造。
  7. 前記固定部材(38,138,238)の頭部(38a,138a,238a)は、前記ハンドルホルダ(40)または前記トップブリッジ(27)に形成される窪み部(52,152,252)に埋設されることを特徴とする請求項1から6のいずれかに記載の鞍乗り型車両のハンドル位置調整構造。
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