JPH07251779A - 自転車用ハンドルステム - Google Patents
自転車用ハンドルステムInfo
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- JPH07251779A JPH07251779A JP4598294A JP4598294A JPH07251779A JP H07251779 A JPH07251779 A JP H07251779A JP 4598294 A JP4598294 A JP 4598294A JP 4598294 A JP4598294 A JP 4598294A JP H07251779 A JPH07251779 A JP H07251779A
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- shaft
- mounting member
- hole
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Abstract
(57)【要約】
【目的】ホークステム(71)に取付ける為の取付け部材(2
4)と、該取付け部材(24)とハンドルバー(1) を連結する
腕(28)を具備する自転車用ハンドルステムに於いて、ハ
ンドルバー(1) の種類の如何に関わらずグリップエンド
の高さ調節ができるようにする。 【構成】腕(28)が上下方向に回動できるようにその基端
部を取付け部材(24)に着脱可能に軸支し、取付け部材(2
4)に対する腕(28)の姿勢を固定する為の固定軸(5) を上
記支点軸(3) の近傍に於いて腕(28)の基端部と取付け部
材(24)の間に着脱可能に介装し、前記固定軸(5) は上記
取付け部材(24)に形成された入子装着孔(241) に回止め
状態で且つ嵌入姿勢変更可能に収容した入子(4) の軸孔
(41)に挿入され、姿勢変更前後に於ける上記軸孔(41)の
位置が支点軸(3) を中心とする円弧線上に略一致する構
成とした。
4)と、該取付け部材(24)とハンドルバー(1) を連結する
腕(28)を具備する自転車用ハンドルステムに於いて、ハ
ンドルバー(1) の種類の如何に関わらずグリップエンド
の高さ調節ができるようにする。 【構成】腕(28)が上下方向に回動できるようにその基端
部を取付け部材(24)に着脱可能に軸支し、取付け部材(2
4)に対する腕(28)の姿勢を固定する為の固定軸(5) を上
記支点軸(3) の近傍に於いて腕(28)の基端部と取付け部
材(24)の間に着脱可能に介装し、前記固定軸(5) は上記
取付け部材(24)に形成された入子装着孔(241) に回止め
状態で且つ嵌入姿勢変更可能に収容した入子(4) の軸孔
(41)に挿入され、姿勢変更前後に於ける上記軸孔(41)の
位置が支点軸(3) を中心とする円弧線上に略一致する構
成とした。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自転車用ハンドルステ
ム、特に、これに取付けられるハンドルバーのグリップ
エンドの位置調節ができるようにしたハンドルステムに
関するものである。
ム、特に、これに取付けられるハンドルバーのグリップ
エンドの位置調節ができるようにしたハンドルステムに
関するものである。
【0002】
【従来技術及び課題】自転車用ハンドルとして例えば図
8に示す如き構造を有するものがある。車体フレーム
(6) に於けるヘッドパイプ(61)の上方には、該車体フレ
ーム(6)側にハンドルバー(1) を連結する為のハンドル
ステム(2) が配設されている。そして該ハンドルステム
(2) は、これを車体フレーム(6) 側に取付ける為のパイ
プ状の取付け部材(24)と、該取付け部材(24)から前方に
突出する腕(28)と、更に、該腕(28)の先端部に配設され
た横パイプ(283) から構成されている。
8に示す如き構造を有するものがある。車体フレーム
(6) に於けるヘッドパイプ(61)の上方には、該車体フレ
ーム(6)側にハンドルバー(1) を連結する為のハンドル
ステム(2) が配設されている。そして該ハンドルステム
(2) は、これを車体フレーム(6) 側に取付ける為のパイ
プ状の取付け部材(24)と、該取付け部材(24)から前方に
突出する腕(28)と、更に、該腕(28)の先端部に配設され
た横パイプ(283) から構成されている。
【0003】このものでは、「く」字状に屈曲した左右
一対のハンドルバー(1) (1) を準備し、上記ハンドルス
テム(2) の先端に配設された横パイプ(283) の両端部に
前記ハンドルバー(1) (1) の端部を各別に挿入する。そ
して、該挿入部を締付ネジ(19)(19)で締め付けるとハン
ドルバー(1) (1) が回り止め状態に固定される。そして
このものでは、締付ネジ(19)(19)を緩めとハンドルバー
(1) (1) が横パイプ(283) 内で回動可能な状態になるか
ら、該横パイプ(283) に装着した状態でハンドルバー
(1) を回動させると、該ハンドルー(1) に於けるグリッ
プエンド(N) の位置が変化する。従って、このものもの
では、運転者の上半身の傾斜角度が適正な角度となるよ
うに上記グリップエンド(N) (N) の位置を調節すること
ができ、これにより、運転者の最適な運転姿勢を確保す
ることができる。
一対のハンドルバー(1) (1) を準備し、上記ハンドルス
テム(2) の先端に配設された横パイプ(283) の両端部に
前記ハンドルバー(1) (1) の端部を各別に挿入する。そ
して、該挿入部を締付ネジ(19)(19)で締め付けるとハン
ドルバー(1) (1) が回り止め状態に固定される。そして
このものでは、締付ネジ(19)(19)を緩めとハンドルバー
(1) (1) が横パイプ(283) 内で回動可能な状態になるか
ら、該横パイプ(283) に装着した状態でハンドルバー
(1) を回動させると、該ハンドルー(1) に於けるグリッ
プエンド(N) の位置が変化する。従って、このものもの
では、運転者の上半身の傾斜角度が適正な角度となるよ
うに上記グリップエンド(N) (N) の位置を調節すること
ができ、これにより、運転者の最適な運転姿勢を確保す
ることができる。
【0004】しかしながら、上記従来のものでは、ハン
ドルバー(1) が真っ直ぐなパイプで形成されている場合
には、該ハンドルバー(1) を回転させた際にグリップエ
ンド(N) (N) が同じ位置で自転するだけであるから、か
かる形状のハンドルバー(1)ではグリップエンド(N) (N)
の位置調節ができず、調節可能なハンドルバー(1)の種
類が限定される不都合がある。
ドルバー(1) が真っ直ぐなパイプで形成されている場合
には、該ハンドルバー(1) を回転させた際にグリップエ
ンド(N) (N) が同じ位置で自転するだけであるから、か
かる形状のハンドルバー(1)ではグリップエンド(N) (N)
の位置調節ができず、調節可能なハンドルバー(1)の種
類が限定される不都合がある。
【0005】本発明は上記の点に鑑みて成されたもの
で、『ホークステムに取付ける為の取付け部材(24)と、
該取付け部材(24)とハンドルバー(1) を連結する腕(28)
を具備する自転車用ハンドルステム』に於いて、ハンド
ルバー(1) の種類の如何に関わらずグリップエンド(N)
の位置調節ができるようにすることをその課題とする。
で、『ホークステムに取付ける為の取付け部材(24)と、
該取付け部材(24)とハンドルバー(1) を連結する腕(28)
を具備する自転車用ハンドルステム』に於いて、ハンド
ルバー(1) の種類の如何に関わらずグリップエンド(N)
の位置調節ができるようにすることをその課題とする。
【0006】
【技術的手段】上記課題を解決する為の本発明の技術的
手段は、『腕(28)が上下方向に回動できるように該腕(2
8)の基端部を取付け部材(24)に着脱可能な支点軸(3) で
軸支し、取付け部材(24)に対する腕(28)の姿勢を固定す
る為の固定軸(5) を上記支点軸(3) の近傍に於いて腕(2
8)の基端部と取付け部材(24)の間に着脱可能に介装し、
前記固定軸(5) は上記取付け部材(24)に形成された入子
装着孔(241) に回止め状態で且つ嵌入姿勢変更可能に収
容した入子(4) の軸孔(41)に挿入され、姿勢変更前後に
於ける上記軸孔(41)の位置が支点軸(3) を中心とする円
弧線上に略一致する構成とした』ことである。
手段は、『腕(28)が上下方向に回動できるように該腕(2
8)の基端部を取付け部材(24)に着脱可能な支点軸(3) で
軸支し、取付け部材(24)に対する腕(28)の姿勢を固定す
る為の固定軸(5) を上記支点軸(3) の近傍に於いて腕(2
8)の基端部と取付け部材(24)の間に着脱可能に介装し、
前記固定軸(5) は上記取付け部材(24)に形成された入子
装着孔(241) に回止め状態で且つ嵌入姿勢変更可能に収
容した入子(4) の軸孔(41)に挿入され、姿勢変更前後に
於ける上記軸孔(41)の位置が支点軸(3) を中心とする円
弧線上に略一致する構成とした』ことである。
【0007】
【作用】上記技術的手段は次のように作用する。ホーク
ステム(71)に取付けられる取付け部材(24)にはハンドル
バー保持用の腕(28)が上下方向に回動できるように支点
軸(3) で軸支されている。又、上記支点軸(3) の近傍に
は上記腕(28)の基端部と取付け部材(24)の間に介装され
た固定軸(5) が設けられている。即ち、上記支点軸(3)
の配設部からずれた位置で且つ上記腕(28)と取付け部材
(24)の間に固定軸(5) が介装されて両者が相対回動でき
ない状態に固定されているのである。これにより、前記
腕(28)の先端部に取付けたハンドルバー(1) のグリップ
エンド(N) (N) が所定の位置に安定した状態が確保され
ている。
ステム(71)に取付けられる取付け部材(24)にはハンドル
バー保持用の腕(28)が上下方向に回動できるように支点
軸(3) で軸支されている。又、上記支点軸(3) の近傍に
は上記腕(28)の基端部と取付け部材(24)の間に介装され
た固定軸(5) が設けられている。即ち、上記支点軸(3)
の配設部からずれた位置で且つ上記腕(28)と取付け部材
(24)の間に固定軸(5) が介装されて両者が相対回動でき
ない状態に固定されているのである。これにより、前記
腕(28)の先端部に取付けたハンドルバー(1) のグリップ
エンド(N) (N) が所定の位置に安定した状態が確保され
ている。
【0008】次に、上記グリップエンド(N) (N) の位置
を調節する作業について説明する。着脱可能に設けられ
た支点軸(3) や固定軸(5) を取り外して腕(28)を取付け
部材(24)から取り外す。そして、前記取付け部材(24)の
側壁に形成された入子装着孔(241) から入子(4) を取り
外した後、姿勢変更中心を中心に自転させるようにして
該入子(4) の姿勢を変更した後にこれを再度入子装着孔
(241) に嵌入し直す。すると、上記入子(4) に形成され
た軸孔(41)は、該入子(4) の嵌入姿勢を変える前後に於
いて支点軸(3) (腕(28)と取付け部材(24)を回動可能に
支持する軸)を中心とする略円弧の方向に変位すること
となる。即ち、入子(4) の嵌入姿勢を変えた後に支点軸
(3) と固定軸(5) を取付けた場合には、前者の支点軸
(3) を中心とする略円弧の方向に後者の固定軸(5) が変
位することとなるのである。従って、この状態で支点軸
(3) と固定軸(5) で上記取付け部材(24)と腕(28)を固定
し直すと、取付け部材(24)から突出する腕(28)の突出角
度が上下方向に変化し、これにより、該腕(28)の先端部
に取付けたハンドルバー(1) のグリップエンド(N)(N)
の位置調節が完了する。
を調節する作業について説明する。着脱可能に設けられ
た支点軸(3) や固定軸(5) を取り外して腕(28)を取付け
部材(24)から取り外す。そして、前記取付け部材(24)の
側壁に形成された入子装着孔(241) から入子(4) を取り
外した後、姿勢変更中心を中心に自転させるようにして
該入子(4) の姿勢を変更した後にこれを再度入子装着孔
(241) に嵌入し直す。すると、上記入子(4) に形成され
た軸孔(41)は、該入子(4) の嵌入姿勢を変える前後に於
いて支点軸(3) (腕(28)と取付け部材(24)を回動可能に
支持する軸)を中心とする略円弧の方向に変位すること
となる。即ち、入子(4) の嵌入姿勢を変えた後に支点軸
(3) と固定軸(5) を取付けた場合には、前者の支点軸
(3) を中心とする略円弧の方向に後者の固定軸(5) が変
位することとなるのである。従って、この状態で支点軸
(3) と固定軸(5) で上記取付け部材(24)と腕(28)を固定
し直すと、取付け部材(24)から突出する腕(28)の突出角
度が上下方向に変化し、これにより、該腕(28)の先端部
に取付けたハンドルバー(1) のグリップエンド(N)(N)
の位置調節が完了する。
【0009】
【効果】本発明は次の特有の効果を有する。取付け部材
(24)から突出する腕(28)の突出角度を上下方向に変化さ
せることによりこれに具備させたハンドルバー(1) のグ
リップエンド(N) (N) の位置調節をするから、該腕(28)
に装着するハンドルバー(1) が直線的な形態のものであ
っても上記グリップエンド(N) の位置調節ができ、既述
従来のもののように調節可能なハンドルバー(1) の種類
が限定される不都合がない。
(24)から突出する腕(28)の突出角度を上下方向に変化さ
せることによりこれに具備させたハンドルバー(1) のグ
リップエンド(N) (N) の位置調節をするから、該腕(28)
に装着するハンドルバー(1) が直線的な形態のものであ
っても上記グリップエンド(N) の位置調節ができ、既述
従来のもののように調節可能なハンドルバー(1) の種類
が限定される不都合がない。
【0010】固定軸(5) を挿入する複数の軸孔を取付け
部材(24)の壁面に直接に穿設する構成を採用しても腕(2
8)の角度調節が可能となるが、この場合、複数の軸孔の
配設ピッチに相当する角度単位でしか腕(28)の傾斜角度
を調節することができない。これに対し、上記技術的手
段によれば、軸孔(41)の穿設位置が異なった種々の入子
(4) を準備しておけば、腕(28)の傾斜角度を細かく調節
することができ、グリップエンド(N) の位置を微妙に調
節することが可能となる。
部材(24)の壁面に直接に穿設する構成を採用しても腕(2
8)の角度調節が可能となるが、この場合、複数の軸孔の
配設ピッチに相当する角度単位でしか腕(28)の傾斜角度
を調節することができない。これに対し、上記技術的手
段によれば、軸孔(41)の穿設位置が異なった種々の入子
(4) を準備しておけば、腕(28)の傾斜角度を細かく調節
することができ、グリップエンド(N) の位置を微妙に調
節することが可能となる。
【0011】
【実施例】次に、本発明の実施例を図面に従って説明す
る。図1に示すように、ハンドルステム(2) は取付け部
材(24)とこれの前部に取付けられた角柱状の腕(28)から
構成されており、前者の取付け部材(24)にはこれを車体
側に取付ける為の取付け孔(20)が穿設されている。
る。図1に示すように、ハンドルステム(2) は取付け部
材(24)とこれの前部に取付けられた角柱状の腕(28)から
構成されており、前者の取付け部材(24)にはこれを車体
側に取付ける為の取付け孔(20)が穿設されている。
【0012】上記腕(28)の先端部にはバー保持孔(26)が
横方向に貫設されていると共に、該バー保持孔(26)から
腕(28)の外壁に繋がるスリット(27)が形成されており該
部分を締め付けることによってこれに挿入したハンドル
バー(1) が固定できるようにしている。又、腕(28)に
は、その軽量化を図る為に横向きに穿設された空洞(28
0) (280) が形成されている。更に、腕(28)の車体側端
部には、該端部に向けて開放する幅広の切込み(21)が形
成されており、これにより、該切込み(21)を挟んで対向
する一対の取付脚(22)(22)が設けられている。そして、
該一対の取付脚(22)(22)内には、取付け部材(24)から突
出する支持片(240) が挿入されており、該支持片(240)
と上記取付脚(22)(22)は支点軸(3) と固定軸(5) で結合
されている。
横方向に貫設されていると共に、該バー保持孔(26)から
腕(28)の外壁に繋がるスリット(27)が形成されており該
部分を締め付けることによってこれに挿入したハンドル
バー(1) が固定できるようにしている。又、腕(28)に
は、その軽量化を図る為に横向きに穿設された空洞(28
0) (280) が形成されている。更に、腕(28)の車体側端
部には、該端部に向けて開放する幅広の切込み(21)が形
成されており、これにより、該切込み(21)を挟んで対向
する一対の取付脚(22)(22)が設けられている。そして、
該一対の取付脚(22)(22)内には、取付け部材(24)から突
出する支持片(240) が挿入されており、該支持片(240)
と上記取付脚(22)(22)は支点軸(3) と固定軸(5) で結合
されている。
【0013】上記取付け部材(24)側の支持片(240) と腕
(28)の結合構造を更に詳述する。車体フレーム(6) 側に
取付ける取付け部材(24)から突出する支持片(240) に
は、図3の如く横方向に貫通する長孔状の入子装着孔(2
41) が形成されており、該入子装着孔(241) 内には、こ
れに丁度嵌入する入子(4) が装填されている。そして、
該入子(4) には、その長径方向の両端部からの距離(L1)
(L2)が相違する図6の如き軸孔(41)(41)が貫設されてお
り、この実施例では、これら軸孔(41)(41)の内周壁には
雌ネジが刻設してある(図4参照)。又、上記支持片(2
40) には入子装着孔(241) の下方に位置する螺孔(242)
が貫設されている。
(28)の結合構造を更に詳述する。車体フレーム(6) 側に
取付ける取付け部材(24)から突出する支持片(240) に
は、図3の如く横方向に貫通する長孔状の入子装着孔(2
41) が形成されており、該入子装着孔(241) 内には、こ
れに丁度嵌入する入子(4) が装填されている。そして、
該入子(4) には、その長径方向の両端部からの距離(L1)
(L2)が相違する図6の如き軸孔(41)(41)が貫設されてお
り、この実施例では、これら軸孔(41)(41)の内周壁には
雌ネジが刻設してある(図4参照)。又、上記支持片(2
40) には入子装着孔(241) の下方に位置する螺孔(242)
が貫設されている。
【0014】他方、上記取付け部材(24)に取付けられる
腕(28)の基端部に突出する一対の取付脚(22)(22)には、
図3,図4に示す如く、上記取付け部材(24)に装填され
た入子(4) の部分に対応する長孔(280) (280) が穿設さ
れており、該長孔(280) (280) から前記入子(4) の軸孔
(41)にボルト状の固定軸(5) (5) が螺入されるように構
成されている。又、上記腕(28)に於ける前記長孔(280)
の下方には、図3,図5に示すように透孔(281) (281)
が穿設されている。
腕(28)の基端部に突出する一対の取付脚(22)(22)には、
図3,図4に示す如く、上記取付け部材(24)に装填され
た入子(4) の部分に対応する長孔(280) (280) が穿設さ
れており、該長孔(280) (280) から前記入子(4) の軸孔
(41)にボルト状の固定軸(5) (5) が螺入されるように構
成されている。又、上記腕(28)に於ける前記長孔(280)
の下方には、図3,図5に示すように透孔(281) (281)
が穿設されている。
【0015】次に、上記各部品を利用してハンドルバー
(1) を取付け固定する作業について説明する。先ず、ハ
ンドルステム(2) を組立てる。即ち、図3に示すよう
に、取付け部材(24)の入子装着孔(241) に内に入子(4)
を挿入し、その後、腕(28)の基端部に対向突出する一対
の取付脚(22)(22)間に上記取付け部材(24)の支持片(24
0) を挿入する。即ち、取付脚(22)(22)の間に取付け部
材(24)を介装状態とすることにより、これら両者の十分
な結合強度を確保しているのである。そして、上記支持
片(240) の下部に穿設された螺孔(242) とこれに対応す
る腕(28)側の透孔(281) (281) を対向させ(図5参
照)、該部分に、ボルト状の支点軸(3) (3) を緩く螺入
しておく。又、上記支持片(240) に保持されている入子
(4) の軸孔(41)とこれに対応する腕(28)側の長孔(280)
(280) を対向させ、該部分に図4の如く固定軸(5)(5)
を螺入する。そして、これら固定軸(5) (5) と上記支点
軸(3) (3) を締め付けると取付け部材(24)に腕(28)が結
合されてハンドルステム(2) が組立てられた状態にな
る。
(1) を取付け固定する作業について説明する。先ず、ハ
ンドルステム(2) を組立てる。即ち、図3に示すよう
に、取付け部材(24)の入子装着孔(241) に内に入子(4)
を挿入し、その後、腕(28)の基端部に対向突出する一対
の取付脚(22)(22)間に上記取付け部材(24)の支持片(24
0) を挿入する。即ち、取付脚(22)(22)の間に取付け部
材(24)を介装状態とすることにより、これら両者の十分
な結合強度を確保しているのである。そして、上記支持
片(240) の下部に穿設された螺孔(242) とこれに対応す
る腕(28)側の透孔(281) (281) を対向させ(図5参
照)、該部分に、ボルト状の支点軸(3) (3) を緩く螺入
しておく。又、上記支持片(240) に保持されている入子
(4) の軸孔(41)とこれに対応する腕(28)側の長孔(280)
(280) を対向させ、該部分に図4の如く固定軸(5)(5)
を螺入する。そして、これら固定軸(5) (5) と上記支点
軸(3) (3) を締め付けると取付け部材(24)に腕(28)が結
合されてハンドルステム(2) が組立てられた状態にな
る。
【0016】次に、取付け部材(24)に穿設された縦孔(2
0)を前ホーク(7) のホークステム(71)(車体フレーム
(6) のヘッドパイプ(61)に回動自在に貫通している)の
上部に外挿し、該ホークステム(71)の上端内周に刻設さ
れた雌ネジ(710) にキャップ(73)を螺入し、更に、取付
け部材(24)の側壁に形成したスリット(245) 部分を図7
の如くボルト(246) で締め付けると、該取付け部材(24)
に穿設された縦孔(20)の周壁がホークステム(71)の外壁
を圧迫し、これにより、図2に示すようにハンドルステ
ム(2) がホークステム(71)に回り止め状態に固定され
る。
0)を前ホーク(7) のホークステム(71)(車体フレーム
(6) のヘッドパイプ(61)に回動自在に貫通している)の
上部に外挿し、該ホークステム(71)の上端内周に刻設さ
れた雌ネジ(710) にキャップ(73)を螺入し、更に、取付
け部材(24)の側壁に形成したスリット(245) 部分を図7
の如くボルト(246) で締め付けると、該取付け部材(24)
に穿設された縦孔(20)の周壁がホークステム(71)の外壁
を圧迫し、これにより、図2に示すようにハンドルステ
ム(2) がホークステム(71)に回り止め状態に固定され
る。
【0017】最後に、上記ハンドルステム(2) に於ける
腕(28)の先端部に穿設されているバー保持孔(26)に、そ
の左右からハンドルバー(1) (1) を各別に挿入し、更
に、該バー保持孔(26)から延びるスリット(27)部分をボ
ルト(25)(25)で締め付けると、ハンドルバー(1) (1) が
圧迫されてこれの組付けが完了する。次にハンドルバー
(1) (1) のグリップエンド(N) (N) の位置調節をする作
業について説明する。
腕(28)の先端部に穿設されているバー保持孔(26)に、そ
の左右からハンドルバー(1) (1) を各別に挿入し、更
に、該バー保持孔(26)から延びるスリット(27)部分をボ
ルト(25)(25)で締め付けると、ハンドルバー(1) (1) が
圧迫されてこれの組付けが完了する。次にハンドルバー
(1) (1) のグリップエンド(N) (N) の位置調節をする作
業について説明する。
【0018】図2の状態に於いて固定軸(5) (5) を取り
外すと共に支点軸(3) (3) を若干緩めた後に腕(28)を上
方に回動させる。すると、該腕(28)の先端部に保持され
たハンドルバー(1) が上昇し、そのグリップエンド(N)
(N) の位置が高くなる。そして、上記固定軸(5) (5) を
螺入していた入子(4) の軸孔(41)と異なる軸孔(41)が腕
(28)の長孔(280) に合致するようにし、この状態で、該
長孔(280) からこれに合致した前記軸孔(41)に固定軸
(5) (5) を螺入してこれを締め付ける。又、この状態で
支点軸(3) (3) を締め直すと腕(28)が固定されて上記グ
リップエンド(N)(N) の位置調節が完了する。
外すと共に支点軸(3) (3) を若干緩めた後に腕(28)を上
方に回動させる。すると、該腕(28)の先端部に保持され
たハンドルバー(1) が上昇し、そのグリップエンド(N)
(N) の位置が高くなる。そして、上記固定軸(5) (5) を
螺入していた入子(4) の軸孔(41)と異なる軸孔(41)が腕
(28)の長孔(280) に合致するようにし、この状態で、該
長孔(280) からこれに合致した前記軸孔(41)に固定軸
(5) (5) を螺入してこれを締め付ける。又、この状態で
支点軸(3) (3) を締め直すと腕(28)が固定されて上記グ
リップエンド(N)(N) の位置調節が完了する。
【0019】又、入子(4) を前後方向に反転させて入子
装着孔(241) 内に嵌め直すと、腕(28)を更に異なった角
度に調節することができる。即ち、入子(4) を前後に反
転させてこれを入子装着孔(241) に嵌め直すと、該入子
装着孔(241) 内に於ける各軸孔(41)の位置が上記反転の
前後で変化するだけでなく、該入子(4) の長径側の両端
部から各軸孔(41)(41)の距離距離(L1)(L2)を異ならせて
いるから、入子装着孔(241) 内に於ける軸孔(41)(41)の
配置態様が反転前と変わることとなる。従って、この状
態で腕(28)を固定すると、入子(4) の反転前と異なった
傾斜角度に該腕(28)を固定することができる。そして、
この実施例では、ホークステム(71)に対する腕(28)の突
出角度が80度から110度まで10度間隔で4段階に
調節できるように上記距離(L1)(L2)の寸法が設定されて
いる。
装着孔(241) 内に嵌め直すと、腕(28)を更に異なった角
度に調節することができる。即ち、入子(4) を前後に反
転させてこれを入子装着孔(241) に嵌め直すと、該入子
装着孔(241) 内に於ける各軸孔(41)の位置が上記反転の
前後で変化するだけでなく、該入子(4) の長径側の両端
部から各軸孔(41)(41)の距離距離(L1)(L2)を異ならせて
いるから、入子装着孔(241) 内に於ける軸孔(41)(41)の
配置態様が反転前と変わることとなる。従って、この状
態で腕(28)を固定すると、入子(4) の反転前と異なった
傾斜角度に該腕(28)を固定することができる。そして、
この実施例では、ホークステム(71)に対する腕(28)の突
出角度が80度から110度まで10度間隔で4段階に
調節できるように上記距離(L1)(L2)の寸法が設定されて
いる。
【0020】尚、上記実施例では、固定軸(5) (5) を挿
入する為に腕(28)側に長孔(280) を穿設したが、これを
真円状の孔とし、他方の支点軸(3) (3) を挿入する為の
透孔(281) を長孔状に形成しても良い。
入する為に腕(28)側に長孔(280) を穿設したが、これを
真円状の孔とし、他方の支点軸(3) (3) を挿入する為の
透孔(281) を長孔状に形成しても良い。
【図1】本発明実施例の分解斜視図
【図2】本発明実施例の要部の側面図
【図3】取付け部材(24)と腕(28)の分解状態を示す側面
図
図
【図4】固定軸(5) (5) の螺合部の断面図
【図5】支点軸(3) の配設部の断面図
【図6】入子(4) の側面図
【図7】ハンドルステム(2) の平面図
【図8】従来例の説明図
(1) ・・・ハンドルバー (2) ・・・ハンドルステム (3) ・・・支点軸 (4) ・・・入子 (5) ・・・固定軸 (6) ・・・車体フレーム (24)・・・取付け部材 (28)・・・腕 (41)・・・軸孔 (241) ・・・入子装着孔
Claims (3)
- 【請求項1】 ホークステム(71)に取付ける為の取付け
部材(24)と、該取付け部材(24)とハンドルバー(1) を連
結する腕(28)を具備する自転車用ハンドルステムに於い
て、腕(28)が上下方向に回動できるように該腕(28)の基
端部を取付け部材(24)に着脱可能な支点軸(3) で軸支
し、取付け部材(24)に対する腕(28)の姿勢を固定する為
の固定軸(5) を上記支点軸(3) の近傍に於いて腕(28)の
基端部と取付け部材(24)の間に着脱可能に介装し、前記
固定軸(5) は上記取付け部材(24)に形成された入子装着
孔(241) に回止め状態で且つ嵌入姿勢変更可能に収容し
た入子(4) の軸孔(41)に挿入され、姿勢変更前後に於け
る上記軸孔(41)の位置が支点軸(3) を中心とする円弧線
上に略一致する構成とした自転車用ハンドルステム。 - 【請求項2】 腕(28)の基端部に突出する一対の取付脚
(22)(22)を形成すると共に、該取付脚(22)(22)の間に取
付け部材(24)を介在させて該部分を固定軸(5) と支点軸
(3) で固定するようにした請求項1の自転車用ハンドル
ステム。 - 【請求項3】 入子(4) に複数の軸孔(41)を形成すると
共に、固定軸(5) の取付け部が腕(28)の回動に伴って移
動する方向に略一致することとなる方向に上記複数の係
合孔の配設方向を設定した請求項1又は請求項2に記載
の自転車用ハンドルステム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4598294A JPH07251779A (ja) | 1994-03-16 | 1994-03-16 | 自転車用ハンドルステム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4598294A JPH07251779A (ja) | 1994-03-16 | 1994-03-16 | 自転車用ハンドルステム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07251779A true JPH07251779A (ja) | 1995-10-03 |
Family
ID=12734387
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4598294A Pending JPH07251779A (ja) | 1994-03-16 | 1994-03-16 | 自転車用ハンドルステム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07251779A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6609437B2 (en) * | 2001-10-10 | 2003-08-26 | Cheng-Xun Jiang | Handlebar stem structure |
EP2716535A3 (en) * | 2012-08-16 | 2015-04-01 | Neil Pryde Limited | Bicycle stem |
-
1994
- 1994-03-16 JP JP4598294A patent/JPH07251779A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6609437B2 (en) * | 2001-10-10 | 2003-08-26 | Cheng-Xun Jiang | Handlebar stem structure |
EP2716535A3 (en) * | 2012-08-16 | 2015-04-01 | Neil Pryde Limited | Bicycle stem |
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