JP2017013236A - カード送付用支持体 - Google Patents

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Abstract

【課題】 台紙等の支持体にカードを貼付して送付するタイプの支持体において、カードの分離後に、支持体の管理を容易にすることが可能なカード送付用支持体を提供する。【解決手段】 第1基材1と第2基材2の2枚の基材が重ねられた支持体であって、第1基材1の一方の面には、所定の位置にカードを貼付するためのカード貼付部4が形成されており、カード貼付部4を囲むように、第1基材1を貫通する切込み5が形成されており、第2基材2の、第1基材1と対向する面における、第1基材1の切込み5で囲まれた範囲に接する位置には、剥離層6が形成されており、第1基材1と第2基材2は、剥離層6が形成された位置および、剥離層6が形成されていない位置の双方において、接着されている。【選択図】 図2

Description

本発明は、キャッシュカード、クレジットカード、IDカード、ポイントカード等として用いられるICカード、磁気カード等の様々な態様のカードを、利用者に送付する際に用いられるカード送付用支持体に関する。
従来、キャッシュカード、クレジットカード、IDカード、ポイントカード等として用いられるICカードや磁気カード等、磁気カード等の様々な態様のカードを、カード発行所よりカードの利用者に送付する場合には、利用者の宛名記載がなされ、さらにはカード約款やカードの取り扱い注意事項などを記載した台紙上に、カード角部固定用の二隅或いは四隅の溝状の切り込みを穿設しカードを挿入係止したものや、カード固定位置に両面テープ等で貼着固定したものが、折畳まれるなどして封筒に納められ、郵送等の手段によって送付されていた。
しかしながら、上述のような台紙への固定方法では、取り扱いや郵送時の揺動などによって、台紙からカードが脱落し、利用者が開封する際、カードを見落とすなどの不都合も生じていた。また、カードの台紙へのセット(固定)を繰り返して行うことができるため、利用者による利用前に不正な開封や取り出しが行われたか否かの確認が出来なかった。また、カードを貼着固定した場合は、カードの台紙からの分離後に、台紙にカード貼付用の粘着剤が残ってしまい、台紙を保管したい場合に、管理がしづらいという問題がある。
一方、カードを台紙に貼付するのではなく、カードをフィルムで覆い、そのフィルムを台紙に貼付することにより、カードを台紙に固定する技術も提案されている(特許文献1参照)。
特開2006−247981号公報
しかしながら、カードがフィルムで覆われている場合は、フィルムの扱いが煩わしいという問題がある。また、台紙に貼付された状態でも、カード自体を直接利用者に見えるような体裁としたいという要望もある。そのため、フィルムで覆わない態様のものを望む声も一定数存在する。しかし、上述のように、フィルムで覆わず、カード自体を台紙に貼付する場合は、台紙に粘着剤が残ってしまい、台紙の保管が難しいという問題がある。
そこで、本発明は、台紙等の支持体にカードを貼付して送付するタイプの支持体において、カードの分離後に、支持体の管理を容易にすることが可能なカード送付用支持体を提供することを課題とする。
上記課題を解決するため、本発明第1の態様では、
第1基材と第2基材の2枚の基材が重ねられた支持体であって、
前記第1基材の一方の面には、所定の位置にカードを貼付するためのカード貼付部が形成されており、
前記カード貼付部を囲むように、前記第1基材を貫通する切込みが形成されており、
前記第2基材の、前記第1基材と対向する面における、前記第1基材の前記切込みで囲まれた範囲に接する位置には、剥離層が形成されており、
前記第1基材と前記第2基材は、前記剥離層が形成された位置および、前記剥離層が形成されていない位置の双方において、接着されていることを特徴とするカード送付用支持体を提供する。
本発明第1の態様によれば、第1基材と第2基材の2枚の基材が重ねられた支持体であって、第1基材の一方の面には、所定の位置にカードを貼付するためのカード貼付部が形成されており、カード貼付部を囲むように、第1基材を貫通する切込みが形成されており、第2基材の、第1基材と対向する面における、第1基材の前記切込みで囲まれた範囲に接する位置には、剥離層が形成されており、第1基材と前記第2基材は、剥離層が形成された位置および、剥離層が形成されていない位置の双方において、接着されているので、カードを支持体から分離した後、さらに、第1基材を貫通する切込みを利用して、粘着剤等を有するカード貼付部を支持体から分離することができる。このため、支持体にカード貼付用の粘着剤が残らず、支持体の管理を容易にすることが可能となる。
また、本発明第2の態様では、前記剥離層は、剥離ニスを塗布することにより形成されていることを特徴とする。
本発明第2の態様によれば、第2基材に形成された剥離層が、剥離ニスを塗布することにより形成されているので、第1基材と第2基材を剥離するための剥離層による剥離の程度を容易に調整することが可能となる。
また、本発明第3の態様では、前記カード貼付部は、粘着剤が塗布されて形成されていることを特徴とする。
本発明第3の態様によれば、第1基材に形成されたカード貼付部が、粘着剤が塗布されて形成されているので、カードを容易にカード送付用支持体に貼付することができ、カード剥離後は、粘着剤が残るカード貼付部を支持体から分離することができる。
本発明によれば、台紙等の支持体にカードを貼付して送付するタイプの支持体において、カードの分離後に、支持体の管理を容易にすることが可能となる。
本発明の一実施形態に係るカード送付用支持体のカード側から見た平面図である。 本発明の一実施形態に係るカード送付用支持体の層構成を示す断面図である。 本発明の一実施形態に係るカード送付用支持体の製造方法を示すフローチャートである。 カード送付用支持体の使用例を示す図である。 カード貼付部の分離時におけるカード送付用支持体の断面図である。
以下、本発明の好適な実施形態について、図面を参照して詳細に説明する。
<1.カード送付用支持体の構造>
図1は、本発明の一実施形態に係るカード送付用支持体のカード側から見た平面図である。図2は、図1のA−A線に対応する断面図であり、カード送付用支持体の層構成を示している。
図1、図2において、Cはカード、1は第1基材、2は第2基材、3は接着剤層、4はカード貼付部、5は切込み、6は剥離層、10はカード送付用支持体である。カードCのサイズは、特に限定されないが、図1に示した状態で、長辺の長さ(図面左右方向)が85.6mm、短辺の長さ(図面上下方向)が54.0mmであることが一般的である。カード送付用支持体10は、第1基材1と第2基材2の2枚の基材が重ねられており、郵送等によりカードを送付するための支持体である。支持体とは、台紙を含む概念であり、紙以外を素材とするものも含む。
図2においては、説明の便宜上、カード送付用支持体10のサイズ(図面左右方向)に比べて各層の厚さが大きく描かれているが、カード送付用支持体10はシート状であるため、現実には、各層は、より薄く形成されている。例えば、図2における幅(図面左右方向)が、数cm〜数十cmであるのに対して、厚さ(図面上下方向)は、数十μm〜数百μm程度である。また、図2の例では、層構成を説明するため、接着剤層3の方が第1基材1、第2基材2よりも厚く描かれているが、現実には、接着剤層3の方が第1基材1、第2基材2よりも薄いことが多い。図2に示す層構成において、現実には、上下の区別はないが、説明の便宜上、図面上側を上層、図面下側を下層と表現することにする。したがって、図2のカード送付用支持体10においては、最上層がカード貼付部4、最下層が第2基材2となっている。
第1基材1の一方の面(図2における図面上側の面)は表出されており、図示は省略しているが、通常、絵柄や文書等が印刷されている。第1基材1のもう一方の面(図2における図面下側の面)は、接着剤層3により第2基材2と接着されている。第1基材1の表出された面には、所定の位置に、カードCを貼付するためのカード貼付部4が形成されている。図1の例では、カード貼付部4の形状は略円形状であるが、これに限定されず、楕円や多角形、その他任意の形状とすることができる。カード貼付部4の周囲には、第1基材1を貫通する切込み5が形成されている。切込み5の平面形状は、4つの線分からなり、4つの線分を結ぶと矩形状になる。切込み5の平面形状は、カード貼付部4を囲んでさえいれば、その形状は特に限定されない。したがって、矩形状に限定されず、円形、楕円形、矩形以外の多角形等、任意の形状とすることができる。切込み5は、第1基材1の一部を分離するためのものであるので、第2基材2には達していない。
第2基材2の一方の面(図2における図面下側の面)は表出されており、通常、絵柄や文書等が印刷されている。第2基材2のもう一方の面(図2における図面上側の面)には、接着剤層3により第1基材1と接着されている。図2に示すように、第2基材2の、第1基材1に対向する面には、第1基材1の切込み5の平面形状に対応する位置に、剥離層6が形成されている。剥離層6は、第1基材1と第2基材2を剥離するための層である。図2に示すように、第1基材1と第2基材2は、切込み5に囲まれた部分については、剥離層6の存在により、比較的弱い力で剥離することが可能になっている。そして、第1基材1と第2基材2は、切込み5に囲まれていない部分については、直接接着剤層3で接着されるため、剥離困難になっている。
また、図1の例では、カードCが存在する箇所以外では、無地(白紙)の状態とし、文書や絵柄等を省略しているが、必要に応じて印刷等によりカード送付用支持体10の表面に任意の情報や絵柄を形成しておいてもよい。例えば、第1基材1の表面には、カードCを取り外すよう促すメッセージ等を印刷しておくことができる。第1基材1の表面への絵柄等の印刷は、オフセット印刷、グラビア印刷、スクリーン印刷、インクジェット印刷、電子写真印刷等の公知の印刷法で行うことができる。
<2.各層の構成>
カードCの基材としては、用途に応じて種々の材料が適用できる。例えば、天然繊維紙、コート紙、プラスチックフィルム等のいずれでもよく、用途によって適宜選択すればよい。プラスチックフィルムの場合は、ポリエチレンテレフタレート、ポリエチレンナフタレートなどのポリエステル系樹脂、ナイロン6などのポリアミド系樹脂、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリメチルペンテンなどのポリオレフィン系樹脂、ポリ塩化ビニルなどのビニル系樹脂、ポリメチルメタアクリレートなどのアクリル系樹脂、ポリカーボネート、セロファン、セルロースアセテートなどのセルロース系フィルム、ポリ乳酸樹脂などが例示できる。カードCの基材は、これら樹脂を主成分とする共重合樹脂、または、混合体(アロイを含む)、若しくは複数層からなる積層体であっても良い。一例としては、厚さ250μmの乳白ポリエチレンテレフタレートシートを用いることができる。
カードCの基材は、その表面に、コロナ放電処理、プラズマ処理、オゾン処理、フレーム処理、プライマー(アンカーコート、接着促進剤、易接着剤とも呼ばれる)塗布処理、予熱処理、除塵埃処理、蒸着処理、アルカリ処理、などの易接着処理を行ってもよい。また、必要に応じて、充填剤、可塑剤、着色剤、帯電防止剤などの添加剤を加えても良い。
第1基材1および第2基材2は、カードCを支持するための支持体であり、いわゆる台紙としての役割を果たすものである。第1基材1、第2基材2としては、用途に応じて種々の材料が適用できる。例えば、天然繊維紙、コート紙、トレーシングペーパー、プラスチックフィルム等のいずれでもよく、用途によって適宜選択すればよい。プラスチックフィルムの場合は、ポリエチレンテレフタレート、ポリエチレンナフタレートなどのポリエステル系樹脂、ナイロン6などのポリアミド系樹脂、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリメチルペンテンなどのポリオレフィン系樹脂、ポリ塩化ビニルなどのビニル系樹脂、ポリメチルメタアクリレートなどのアクリル系樹脂、ポリカーボネート、セロファン、セルロースアセテートなどのセルロース系フィルムなどが例示できる。第1基材1、第2基材2は、これら樹脂を主成分とする共重合樹脂、または、混合体(アロイを含む)、若しくは複数層からなる積層体であっても良い。
また、第1基材1、第2基材2としてプラスチックフィルムを用いる場合は、延伸フィルムでも、未延伸フィルムでも良いが、強度を向上させる目的で、一軸方向または二軸方向に延伸したフィルムが好ましい。第1基材1、第2基材2は、これら樹脂の少なくとも1層からなるフィルム、シート、ボード状のものとして使用する。第1基材1、第2基材2は、その表面に、コロナ放電処理、プラズマ処理、オゾン処理、フレーム処理、プライマー(アンカーコート、接着促進剤、易接着剤とも呼ばれる)塗布処理、予熱処理、除塵埃処理、蒸着処理、アルカリ処理、などの易接着処理を行ってもよい。また、必要に応じて、充填剤、可塑剤、着色剤、帯電防止剤などの添加剤を加えても良い。第1基材1と第2基材2は、同一の素材を用いても、異なる素材を用いてもよい。第1基材1と第2基材2が同一の素材である場合は、材料費を低減し易くなるとともに、効率的な製造を行うことが可能となる。
接着剤層3は、第1基材1と第2基材2を貼り合せるための層である。接着剤層3は、常温で粘着性を有するいわゆる粘着剤を用いて形成してもよいし、粘着剤以外の接着剤を用いて形成してもよい。粘着剤以外の接着剤としては、例えば、ウレタン系、アクリル系、酢酸ビニル系、エチレン−酢酸ビニル共重合体、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体、セルロース樹脂等の熱可塑性樹脂、またはこれらの混合物からなる樹脂を使用することができる。接着剤の塗布は、フレキソ法、グラビア法などの公知の印刷法又はコーティング法によって、厚み0.1〜50μm程度に塗布し、貼り合わせ後に、必要に応じて乾燥させる。
粘着剤を用いて接着剤層3を形成する場合は、アクリル系粘着剤が最も好ましいが、天然ゴム系粘着剤、合成ゴム系粘着剤、シリコーンゴム系粘着剤等でも良い。接着剤層3を形成するための粘着剤の塗布量・塗布厚は特に限定されないが、好ましくは、塗布量は0.1g/m2〜50g/m2であり、塗布厚は0.1μm〜50μmである。
カード貼付部4は、カードCを貼付するための層である。カード貼付部4としても、接着剤層3と同様、粘着剤を用いて形成してもよいし、粘着剤以外の接着剤を用いて形成してもよい。粘着剤以外の接着剤としては、例えば、ウレタン系、アクリル系、酢酸ビニル系、エチレン−酢酸ビニル共重合体、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体、セルロース樹脂等の熱可塑性樹脂、またはこれらの混合物からなる樹脂を使用することができる。接着剤の塗布は、フレキソ法、グラビア法などの公知の印刷法又はコーティング法によって、厚み0.1〜50μm程度に塗布し、カードCを貼付する。
粘着剤を用いてカード貼付部4を形成する場合は、アクリル系粘着剤が最も好ましいが、天然ゴム系粘着剤、合成ゴム系粘着剤、シリコーンゴム系粘着剤等でも良い。接着剤層3を形成するための粘着剤の塗布量・塗布厚は特に限定されないが、好ましくは、塗布量は0.1g/m2〜50g/m2であり、塗布厚は0.1μm〜50μmである。カード貼付部4のカード面および第1基材1の平面方向における、形状および面積は、カードCが第1基材1に適当な強度で貼付されるように、適宜設定される。例えば、直径1cm程度の円形形状とすることができる。
カード貼付部4を粘着剤とする場合、粘着剤層の両面を剥離紙で挟んだ両面テープを用いて形成することもできる。この場合、両面テープの一方の剥離紙を剥離して貼付する。具体的には、ラベル貼付機を用いて、第1基材1の所定の位置に両面テープを貼付する。そして、両面テープのもう一方の剥離紙を剥離することにより、粘着剤のみを第1基材1上に残してカード貼付部4を形成する。
剥離層6としては、第1基材1が第2基材2から容易に剥離できるような接着性の低いものを使用することが好ましい。剥離層6の形成には、例えば、オフセット印刷用の紫外線硬化型インキにシリコーンゴムを添加したものや、シリコーンアクリレートを添加したものを使用する。通常の熱硬化型剥離インキを使用することもできる。また、剥離ニスを使用することも可能である。剥離ニスとしては、例えば、UV硬化型の剥離ニスであるT&K TOKA社製「UVハクリOPニスUP−2」を使用することができる。さらに、必要に応じて、酸化防止剤、熱安定剤、紫外線吸収剤、スリップ剤、帯電防止剤、防曇剤、着色剤、フィラー等が添加されていても良い。剥離層6を形成するための塗布量・塗布厚は特に限定されないが、好ましくは、塗布厚は0.1〜10μmである。
切込み5は、第1基材1に形成されたカード貼付部4を第1基材1本体から分離するためのものであり、第1基材1において、カード貼付部4を囲む位置に形成される。例えば、上述のように、カード貼付部4が直径1cmの円形形状である場合は、1cm2を超える正方形の各辺部分を貫通させた切込みとして形成することができる。もちろん、カード貼付部4を完全に囲む位置に形成することができれば、より大きい面積をもつ形状の辺部分を貫通させた切込みとして形成してもよい。切込み5の加工はピナクル刃(登録商標)やビク刃を用いて行うことができる。
<3.カード送付用支持体の製造>
次に、本実施形態に係るカード送付用支持体の製造方法について説明する。図3は、本発明の一実施形態に係るカード送付用支持体の製造方法を示すフローチャートである。まず、第1基材1、第2基材2に絵柄、文書等の必要な印刷を施す(ステップS1)。第1基材1、第2基材2ともに、貼り合される面以外の面、すなわち表出面に印刷が行われることになる。第1基材1、第2基材2への印刷は、オフセット印刷、グラビア印刷、スクリーン印刷、インクジェット印刷、電子写真印刷等の公知の印刷法により行うことができる。貼付されるカードが個人を特定するものである場合は、個別情報は、インクジェット印刷により印刷される。
次に、第2基材2に剥離層6を形成する(ステップS2)。具体的には、第2基材2の、第1基材1と対向する面の所定の領域に、剥離ニスを塗布した後、紫外線(UV)を照射して、硬化させる。
次に、第1基材1と第2基材2の貼り合せを行う(ステップS3)。具体的には、第1基材1、第2基材2のいずれか一方、または双方の対向する面に、接着剤を塗布し、第1基材1と第2基材2を重ね合わせることにより第1基材1と第2基材2を貼り合せる。
次に、第1基材1に切込みを形成する(ステップS4)。具体的には、ピナクル刃、ビク刃等の加工用の刃を用いて、所定形状の枠を形成する位置に、第1基材1を貫通する切込み5を形成する。切込み5の、基材面における形成位置は、後に形成されるカード貼付部4を完全に囲む位置となる。切込み5の形成は、加工用の刃を第1基材1側から用いて、第2基材2に達しない位置で止めるようにして行う。これにより、第2基材2には、切込みを形成せず、第1基材1のみを貫通する切込み5を形成することができる。
次に、第1基材1にカード貼付部4を形成する(ステップS5)。具体的には、ステップS4において形成された切込み5で囲まれる範囲に、所定形状および面積となるように接着剤を塗布する。
次に、カードCを支持体に貼付する(ステップS6)。具体的には、ステップS5において形成されたカード貼付部4の上に、カードCを載置する。ステップS5は、カード貼付部4が粘着剤以外の接着剤である場合、当然のことながら、接着剤が硬化する前に行われる。
次に、連続状の支持体をカード別の支持体に分離する(ステップS7)。具体的には、カードCが貼付されたカード送付用支持体を、その搬送方向において所定の長さで、切断して分離する。カード送付用支持体10が折加工を必要とする場合は、この後、必要な折加工を行う。図1に示したように、3つ折りにする場合は、2つの折線により折加工が行われ、3つ折りされたカード送付用支持体10が得られる。封入封緘まで一貫して1つのラインで行う場合は、そのまま3つ折りされたカード送付用支持体10を他の同封物とまとめて、封筒内に挿入し、封緘を行う。
<4.カード送付用支持体の使用>
次に、カード送付用支持体の使用例について説明する。図1、2に示したようなカード送付用支持体10は、封筒に封入されて、郵送等により配送される。受取人は、封筒からカード送付用支持体10を出して、図4(a)に示すように、折線を折り返して全体を開いた状態で、カード送付用支持体10の表面に印刷された内容を確認する。
そして、受取人は、カードCを利用するため、カードCをカード送付用支持体10から剥がす。すると、図4(b)に示すように、カードCは、カード送付用支持体10から剥離される。カードCを剥離すると、図4(b)に示すように、それまでカードCを接着していたカード貼付部4が露出する。この状態で、カードCは問題なく使用可能となる。一方、カード送付用支持体10には、カードCに関して重要な事項が印刷してあることが多く、カード送付用支持体10の保管が必要となる場合がある。
この場合、カードCの剥離後は、カード貼付部4が露出しているため、カード貼付部4が粘着性を有する場合は、カード貼付部4が他のものに貼り付いてしまい、扱いが煩わしい。折線により折り畳んで3つ折りの状態にすると、カード貼付部4が第1基材1の対向する面と接着してしまい、開きにくくなるという問題が生じる。
そのため、カードCの剥離後は、利用者は、カード貼付部4を切込み5に沿って切り取り、カード送付用支持体10の本体から分離する。切込み5が4本の線分で構成され、矩形の枠を構成する場合は、図4(c)に示すように、カード貼付部4を含む矩形状の部分が分離される。図4(c)のB−B線に対応する断面図を図5に示す。カード送付用支持体10においては、第1基材1の一部が分離されるため、剥離層6が露出した状態となる。カード貼付部4が分離されたカード送付用支持体10には、その表面に粘着性の部分が存在しなくなるため、その取扱いが容易になる。このため、カード送付用支持体10を適切に保管することが可能となる。
以上、本発明の好適な実施形態について説明したが、本発明は、上記実施形態に限定されず、種々の変形が可能である。例えば、上記実施形態では、剥離層6として、剥離ニスを用いるようにしたが、接着剤層3による第1基材1と第2基材2の接着力を軽減できるものであれば、剥離ニス以外のものを用いてもよい。
また、上記実施形態では、カード貼付部4を、粘着剤を塗布することにより形成したが、粘着剤以外の接着剤を塗布することにより、カード貼付部4を形成するようにしてもよい。カード貼付部4を、粘着剤以外の接着剤により形成した場合、カードを剥離した後、第1基材1の表面が粘着性を有することがないため、他のものに接着するおそれが低いが、接着剤の固まりが残り、見栄え・感触ともに良くないため、切込み5を利用してカード貼付部4を分離することが好ましい。
1・・・第1基材
2・・・第2基材
3・・・接着剤層
4・・・カード貼付部
5・・・切込み
6・・・剥離層
10・・・カード送付用支持体
C・・・カード

Claims (3)

  1. 第1基材と第2基材の2枚の基材が重ねられた支持体であって、
    前記第1基材の一方の面には、所定の位置にカードを貼付するためのカード貼付部が形成されており、
    前記カード貼付部を囲むように、前記第1基材を貫通する切込みが形成されており、
    前記第2基材の、前記第1基材と対向する面における、前記第1基材の前記切込みで囲まれた範囲に接する位置には、剥離層が形成されており、
    前記第1基材と前記第2基材は、前記剥離層が形成された位置および、前記剥離層が形成されていない位置の双方において、接着されていることを特徴とするカード送付用支持体。
  2. 前記剥離層は、剥離ニスを塗布することにより形成されていることを特徴とする請求項1に記載のカード送付用支持体。
  3. 前記カード貼付部は、粘着剤が塗布されて形成されていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のカード送付用支持体。
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