JP2009104094A - 紙面掲示用ホルダ - Google Patents
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Abstract
【課題】
本発明は、非常に簡単な作業で貼付・剥離ができる上、樹脂の跡残りが殆んど無く、しかも基材の材質として透光性のものを選択すれば、ガラスなどに貼付した際に、ガラスの裏面からも紙面を視認できる新規な紙面掲示用ホルダを提供することを目的とする。
【解決手段】
フィルムないしシート状の基材及び被覆材間に、紙面の一部ないし全部を挟持して掲示する紙面掲示用ホルダであって、該紙面掲示用ホルダは、基材及び/又は被覆材が透光性素材からなり、特に、基材の裏面の一部ないし全部に樹脂薄膜層を形成したことを特徴とする紙面掲示用ホルダ。
【選択図】 図4
本発明は、非常に簡単な作業で貼付・剥離ができる上、樹脂の跡残りが殆んど無く、しかも基材の材質として透光性のものを選択すれば、ガラスなどに貼付した際に、ガラスの裏面からも紙面を視認できる新規な紙面掲示用ホルダを提供することを目的とする。
【解決手段】
フィルムないしシート状の基材及び被覆材間に、紙面の一部ないし全部を挟持して掲示する紙面掲示用ホルダであって、該紙面掲示用ホルダは、基材及び/又は被覆材が透光性素材からなり、特に、基材の裏面の一部ないし全部に樹脂薄膜層を形成したことを特徴とする紙面掲示用ホルダ。
【選択図】 図4
Description
本発明は、フィルムないしシート状の基材及び被覆材間に紙面を挟持して掲示する紙面掲示用ホルダに関する。
例えば、店舗内外の壁面やガラス面等に対し、広告やチラシなどの紙面を掲示するにあたっては、通常、セロファンテープなどの粘着テープ、或いは画鋲などの留め具を用いて、当該チラシの二隅ないし四隅を固定することにより貼付することが一般的である。
しかしながら、一旦、粘着テープや留め具を用いて紙面を掲示すると、掲載する紙面の内容を変更する際に、まず、粘着テープを剥がしたり、留め具を回収したりする作業が必要となる。
又、壁面やガラス面等に残存する粘着剤の跡残りや、留め具による穿孔跡等を修繕する手間も掛かるため、その作業は非常に煩雑なものであった。
そのため、このような粘着テープや留め具を用いて紙面を掲示する場合における欠点を解消すべく、基材と被覆材からなるホルダに紙面を挟持し、このホルダを基材の裏面に設けた粘着剤層を介して壁面やガラス面に粘着支持する手段が開発されている(例えば、下記特許文献1参照。)。
即ち、前記特許文献1に記載の発明においては、紙面を掲示するにあたり、紙面自体を直接固定するのではなく、基材及び透明な被覆材からなるホルダにおける基材の裏面を壁面やガラス面に粘着支持すると共に、基材及び被覆材間に紙面を挟持しているから、掲載する紙面の交換作業が非常に簡便になるのである。
しかしながら、前記特許文献1に記載のホルダ自体を壁面やガラス面から剥がす場合には、やはり粘着剤の跡残りが生じる。
又、当該ホルダをガラス面などに貼付した場合、貼着面の裏側から粘着剤層が見え、やはり外観状の美麗さが損なわれるといった問題も生じる。
そこで、本発明者は、このような問題を解決すべく鋭意検討を重ねた結果、フィルムないしシート状の基材及び被覆材間に、紙面の一部ないし全部を挟持して掲示する紙面掲示用ホルダであって、該紙面掲示用ホルダは、基材及び/又は被覆材が透光性素材からなり、特に、基材の裏面の一部ないし全部に樹脂薄膜層を形成したことを特徴とする本発明の紙面掲示用ホルダを完成するに至ったのである。
即ち、本発明者は、フィルムないしシートの基材の裏面に非常に薄い樹脂薄膜層を形成すると、当該樹脂薄膜層を形成した基材の裏面と、壁面やガラス面などのある程度平滑な被着面とを面接触させた際、樹脂薄膜層の表面張力により基材と被着面間の空気が速やかに抜けると共に基材が吸い付くように被着面に貼付される点、及び基材の一端をめくれば樹脂の跡残りが殆んど生じずに簡単に剥がすことができる点に着目し、フィルムないしシート状の基材及び被覆材から構成される紙面掲示用ホルダにおける基材の裏面に対し、このような樹脂薄膜層を形成すれば、非常に簡単な作業で貼付・剥離ができる上、剥離後も樹脂の跡残りが殆んど生じない非常に便利な紙面掲示用ホルダになり得るとの知見を得たのである。
又、樹脂薄膜層は非常に薄く、光を透過しやすいため、基材の材質として透光性のものを選択すれば、ガラスなどに貼付した際に、ガラスの裏面からも掲示した紙面の内容を視認できるようになるとの知見も得たのである。
本発明は、上記知見に基づき完成されたものであり、非常に簡単な作業で貼付・剥離ができる上、樹脂の跡残りが無く、しかも基材の材質として透光性のものを選択すれば、ガラスなどに貼付した際に、ガラスの裏面からも掲示した紙面の内容を視認できる新規な紙面掲示用ホルダを提供することを目的とする。
以上の課題を解決する手段である本発明の紙面掲示用ホルダは、フィルムないしシート状の基材及び被覆材間に、紙面の一部ないし全部を挟持して掲示する紙面掲示用ホルダであって、該紙面掲示用ホルダは、基材及び/又は被覆材が透光性素材からなり、特に、基材の裏面の一部ないし全部に樹脂薄膜層を形成したことを特徴とする。
以下、本発明の紙面掲示用ホルダについて詳細に説明する。
以下、本発明の紙面掲示用ホルダについて詳細に説明する。
本発明の紙面掲示用ホルダは、フィルムないしシート状の基材及び被覆材間に、紙面の一部ないし全部を挟持して掲示するものである。
即ち、本発明の紙面掲示用ホルダは、広告、チラシ等の紙面自体を壁面やガラス面等に直接固定するのではなく、当該ホルダにおける基材及び被覆材間に紙面の一部ないし全部を挟持した状態で、当該ホルダごと掲示するものである。
これより、基材及び被覆材間に挟持した紙面を取り替えるだけで、掲載する紙面の内容を変更することができるのであり、掲載する紙面の交換作業が非常に簡便になるのである。
なお、本発明の紙面掲示用ホルダに挟持される「紙面」としては、チラシや広告に限られるものではなく、新聞、書画、絵画その他の何らかの情報を文字、色彩、絵及び写真などで表現したものであれば特に限定されるものではない。又、紙面を形成する素材としても、必ずしも紙に限られるものではなく、例えば、プラスチックフィルムや布或いは金属板など、基材と被覆材間に挟持し得る状態に加工したものであれば良い。
ところで、本発明において、基材と被覆材間に紙面の「一部ないし全部を挟持」するとは、本発明の紙面掲示用ホルダに紙面を挟持するにあたり、必ずしも当該紙面の全面を覆い得る程度の大きさ及び形状の基材及び被覆材からなる紙面掲示用ホルダを用いなくても良いことを意味する。
例えば、紙面の全面を覆い得る程度の大きさ及び形状の基材及び被覆材からなる紙面掲示用ホルダを用いれば、紙面全面が基材及び被覆材間で保護され、風などによって紙面が捲れ上がって、折り目がついたり、破れたりすることを防止することができるという利点が生まれる。
その一方で、極端に大きい紙面の全面を覆い得る程度の大きさ及び形状の基材及び被覆材からなる紙面掲示用ホルダは、材料費が高くなる上、嵩高く、取り扱い性が悪くなるといった問題が生じる場合がある。
そこで、本発明の紙面掲示用ホルダにおいては、紙面の全面を覆い得る程度の大きさ及び形状の基材及び被覆材からなるものに限られず、場合によっては、紙面の一部を挟持する大きさ及び形状のものも好適に用いられるのである。
具体的に例えば、通常の広告用の紙面につき、四角形状のものが一般的であることから、主として当該紙面の角部を挟持するものや、或いは主として当該紙面の辺部を挟持するものなどを挙げることができる。
又、これら紙面の一部を挟持する紙面掲示用ホルダを複数用いて、紙面の複数箇所を適宜挟持するようにしても良いのである。
本発明の紙面掲示用ホルダを構成する「基材」及び「被覆材」としては、薄く、ある程度の柔軟性があるものであれば、特に限定されるものではない。一般的には、プラスチックフィルムなどと称される高分子材料をフィルムないしシート状に加工したものが好適に用いられる。具体的に例えば、ポリエチレン、ポリエステル、ポリアミド、ポリイミド、ポリカーボネート、エチレン酢酸ビニル共重合体、エチレンエチルアクリレート共重合体、エチレンポリプロピレン共重合体、ポリ塩化ビニル等の高分子材料から選ばれた少なくとも一種を、単層体或いは複層体のフィルムないしシート状に形成したもの挙げることができる。中でもポリエステルの一種であるポリエチレンテレフタレート(PET)樹脂をフィルムないしシート状に形成したものが、延伸性及び耐候性等に優れることから、本発明において特に好適に用いられる。
又、本発明の紙面掲示用ホルダは、前記基材及び被覆材間に紙面の一部ないし全部を挟持するものであることから、基材と被覆材の少なくとも一部(例えば、相対する辺部や角部の少なくとも一部)を接着やヒートシールなどの接合手段を用いて接合することが好ましい。
なお、本発明の紙面掲示用ホルダを構成する基材及び被覆材の形状及び大きさとしては特に限定されるものではなく、紙面の一部ないし全部を挟持し得るのであれば、必ずしも同一の大きさ及び形状とする必要は無い。即ち、基材に対して被覆材が大きくなっても小さくなっても構わないのであり、又、互いの形状が異なっていていても良いのである。
なお付言するに、掲示する紙面の保護の観点からは、基材に対して被覆材を大きくすることが好ましく、一方、被着面に対する安定的な貼付の観点からは、被覆材に対して基材を大きくすることが好ましい。いずれを選択するかは、使用者が適宜決定すれば良い。
ところで、本発明の紙面掲示用ホルダは、基材及び被覆材間に紙面を挟持して掲示するものであることから、基材又は被覆材の少なくとも一方、好ましくは両方を透光性の素材とする必要がある。
特に、基材及び被覆材の両方を透光性の素材とすると、ガラスなどを被着面として貼付した際に、被着面の前面のみならず、背面からも掲示内容を視認することができる利点が生じるのである。
そして、本発明の紙面掲示用ホルダにおいては、基材の裏面の一部ないし全部に樹脂薄膜層を形成した点に最も大きな特徴を有する。
即ち、従来、この種紙面掲示用ホルダにおいては、基材の裏面に設けた粘着剤層を介して壁面やガラス面に粘着支持する手段が用いられていた。
しかしながら、このような粘着剤層を介して粘着支持する従来の手段においては、ホルダ自体を壁面やガラス面から剥がす場合に、粘着剤の跡残りが生じたり、壁面の塗装や壁紙に損傷を与えたりするといった問題がある。
又、当該ホルダをガラス面に貼付した場合、貼着面の裏側からは粘着剤層しか見えず、外観状の美麗さが損なわれるといった問題もある。
この点につき、本発明の紙面掲示用ホルダにおいては、フィルムないしシート状の基材の裏面に非常に薄い樹脂薄膜層を形成し、当該樹脂薄膜層を形成した基材の裏面と壁面やガラス面などの被着面に面接触させることにより表面張力が発生するように構成しているから、基材が被着面に吸い付くように貼付することができ、しかも、基材の一端をめくれば樹脂の跡残りも全くといっていいほど生じることなく、簡単に剥がすことができるのであり、従って、非常に簡単な作業で貼付・剥離ができる上、剥離後の樹脂の跡残りや壁面の損傷等も防止することができるのである。
又、樹脂薄膜層は非常に薄く、光を透過しやすいため、基材の材質として透光性のものを選択すれば、ガラスなどに貼付した際に、ガラスの裏面からも紙面を視認できるようになるのである。
ここで、本発明の紙面掲示用ホルダにおいて樹脂薄膜層を形成する素材としては、常温下で極端な揮発或いは硬化を示さず、基材の裏面に液状ないし半液状の薄膜層として積層することができ、しかも、この基材に積層された状態で被着面と接触した際に、表面張力により基材と被着面間に存在する空気の一部ないし全部を速やかに追い出し(エア抜け)、吸い付くように被着面に貼付される上、基材を剥離する際には、極端な跡残りが生じない性質を有するものであれば特に限定されるものではない。
具体的に例えば、流動パラフィン、ポリオレフィン系樹脂、シリコン系樹脂、ポリエステル系樹脂、アクリル系樹脂、ポリアミド系樹脂、フェノール系樹脂、キシレン系樹脂、エチレン−酢酸ビニル共重合体、アルキッド系樹脂、ウレタン系樹脂、ポリカーボネート系樹脂などから選ばれた少なくとも1種以上を選択して用いることができる。
中でも、低分子量ポリエチレンや低分子量ポリプロピレンなどのポリオレフィン系樹脂は、アクリル系やシリコン系の樹脂等と比較して非常に良好なエア抜け性を示し、貼付・剥離が容易な上、優れた透明性を有することから好ましい。特に、炭素‐炭素二重結合がα位にあるα‐オレフィンを重合させて得られるポリ‐α‐オレフィンは、広範な温度範囲で液状を維持し得ることから一層好ましい。このようなポリオレフィン系樹脂としては、パナップ株式会社製の商品名「ゲルポリ」等を好適な例として挙げることができる。
ところで、前述の樹脂薄膜層を形成する素材として例示列挙したものの中には、一般的に粘着剤の成分として用いられているものもある。
一般的に、粘着剤として用いられる樹脂は、基材を被着面に貼付した状態から剥がすために要する力(剥離力)が、100mN/12.7mm2程度以上の非常に大きな値を有する。
しかしながら、本発明の紙面掲示用ホルダにおいては、樹脂薄膜層が過剰な粘着力を発現することは良好な剥離性を損なうことから好ましくない。そのため、本発明の紙面掲示用ホルダにおいては、基材を被着面に貼付した状態からの剥離力が、20mN/12.7mm2程度未満となることが好ましく、更に、10mN/12.7mm2程度未満となるようにすることがより好ましい。
この剥離力の調整については、樹脂の重合度や官能基の種類等を適宜選択することにより行うことができる。
なお付言するに、本発明の紙面掲示用ホルダは、基材を被着面に貼付した状態からの剥離力については、20mN/12.7mm2程度未満と非常に小さい値となるのであるが、基材を被着面に貼付した状態からずらすために要する力(剪断力)は、0.5〜1.0N/cm2以上と非常に大きく、これより被着面に貼付した後は、ずれの発生がほとんどない一方で、剥離作業が簡便となるのである。
ところで、本発明において、前記樹脂薄膜層の厚さとしては、選択した樹脂の種類や性質等に応じて適宜決定すれば良く、特に限定されるものではない。
しかしながら、一般に、基材の裏面に形成する樹脂薄膜層の厚さが薄すぎると充分な表面張力が得られなくなる場合があり、一方、基材の裏面に形成する樹脂薄膜層の厚さが厚すぎると、透光性が悪くなる場合があるためいずれも好ましくない。
そこで、本発明においては、基材の裏面に形成する樹脂薄膜層の厚さ(膜厚)を20〜50μm程度とすることが好ましく、更に、30〜40μm程度とすることが一層好ましい。
本発明の紙面掲示用ホルダを構成する基材と被覆材の厚さとしては、紙面掲示用ホルダの使用目的や選択されたフィルムないシートの素材等に応じて適宜決定すれば良く、特に限定されるものではない。
しかしながら、基材及び被覆材の厚さが薄すぎると機械的強度が不足し、一方、厚すぎると被着面への追随性が悪くなる上、重たくなりすぎて貼付後にずれや脱落が生じる場合があることからいずれも好ましくない。
他方、基材については、被着面への追随性等を鑑みて薄く形成することが好ましいが、被覆材については、あまり薄く形成すると、物理的強度が低下し、風などを受けて捲くれ上がった際に、折れたり、破れたりする場合がある。
従って、本発明の紙面掲示用ホルダを構成する基材及び被覆材の厚さとしては、100〜400μm程度とすることが一般的に好ましいものとするが、特に、前記基材及び被覆材につきそれぞれ同程度の厚みのフィルムないしシートを用いるよりも、基材を100〜200μm程度とする一方で、被覆材を150〜400μm程度として、基材の厚みに対し、被覆材の厚みが1.5〜2倍程度大きくなるようにすることが一層好ましい。
このように、基材の厚みに対し、被覆材の厚みが大きくなるようにすれば、被着面への追随性を維持したまま、ホルダの物理的強度を確保することができる上、被覆材の延伸性が増すことから、非常に安定した状態で紙面を挟持することが可能となるのである。
なお、本発明の紙面掲示用ホルダを保存ないし流通に供するにあたっては、基材の裏面に積層した樹脂薄膜層を保護するために、当該樹脂薄膜層上に、一般にセパレータなどと称される保護フィルムを積層することが好ましい。
本発明は、前記構成を有し、非常に簡単な作業で貼付・剥離ができる上、樹脂の跡残りが殆んどなく、しかも基材の材質として透光性のものを選択すれば、ガラスなどに貼付した際に、ガラスの裏面からも紙面を視認できる新規な紙面掲示用ホルダである。
即ち、本発明の紙面掲示用ホルダは、広告、チラシ等の紙面自体を壁面やガラス面等に直接固定するのではなく、当該ホルダにおける基材及び被覆材間に紙面を挟持した状態で、当該ホルダごと掲示するものであるから、掲載する紙面の内容を変更する際には、基材及び被覆材間に挟持した紙面を取り替えるだけであり、掲載する紙面の交換作業が非常に簡便になるのである。
特に、本発明の紙面掲示用ホルダにおいては、フィルムないしシート状の基材の裏面に非常に薄い樹脂薄膜層を形成し、当該樹脂薄膜層を形成した基材の裏面を壁面やガラス面などの被着面に面接触させることにより表面張力が発生するように構成しているから、基材が被着面に吸い付くように貼付することができ、しかも、基材の一端をめくれば樹脂の跡残りが殆んど生じることなく簡単に剥がすことができるのであり、従って、非常に簡単な作業で貼付・剥離ができる上、剥離後も樹脂の跡残りや壁面の損傷等も防止することができるのである。
又、樹脂薄膜層は非常に薄く、光を透過しやすいため、基材の材質として透光性のものを選択すれば、ガラスなどに貼付した際に、ガラスの裏面からも紙面を視認できるようになるのである。
以下、本発明の紙面掲示用ホルダを実施するための最良の形態を実施例を挙げて説明するが、本発明はこの実施例に限定されるものではない。
図1は、実施例1に係る本発明の紙面掲示用ホルダ1を示す模式図である。この紙面掲示用ホルダ1は、基材2及び被覆材3がいずれも透光性素材からなり、基材2及び被覆材3の相対する一辺がヒートシールにより接合されている。
そして、図2の断面図に示すように、この紙面掲示用ホルダ1においては、基材2の裏面に樹脂薄膜層4が形成されている。即ち、本実施例の紙面掲示用ホルダ1においては、樹脂薄膜層4を形成した基材2の裏面と壁面やガラス面などの被着面とを面接触させることにより表面張力が発生するように構成しているから、基材2が被着面に吸い付くように貼付することができ、しかも、基材2の一端をめくれば樹脂の跡残りも無く簡単に剥がすことができるのであり、従って、非常に簡単な作業で貼付・剥離ができる上、剥離後も樹脂の跡残りや壁面の損傷等も防止することができるのである。
又、この紙面掲示用ホルダ1においては、基材2の厚みに対し、被覆材3の厚みがより大きくなっており、これより、被着面への追随性を維持しつつ、被覆材3の捲くれ上がりを防止し、加えて紙面掲示用ホルダ1の機械的強度も確保することができるのである。
なお、樹脂薄膜層4上には、セパレータ5が積層されており、保存や流通に供する際には、当該セパレータ5を積層したままにしておくことで樹脂薄膜層4を保護し、使用の際には、セパレータ5を剥離除去して樹脂薄膜層4を露出するのである。
図3は、本発明の紙面掲示用ホルダ1における基材2及び被覆材3の間に紙面6を挟持し、被着面7としてのガラスに貼付した状態を貼付面から見た模式図である。
一方、図4は、図3と同様の状態を貼付面の反対側から見た模式図である。
図3及び図4から分かるように、本実施例に係る本発明の紙面掲示用ホルダ1においては、樹脂薄膜層4が非常に薄く良好な透光性を示すことから、基材2及び被覆材3の両方を透光性の素材とすれば、ガラスなどの被着面7に貼付した際に、被着面7の貼付面のみならず、貼付面の反対側からも掲示内容を視認することができるのである。
図5は、実施例2に係る本発明の紙面掲示用ホルダ1を示す模式図である。この紙面掲示用ホルダ1は、三角形の基材2及び被覆材3の相対する一辺をヒートシールにより接合すると共に、基材2の裏面に樹脂薄膜層4(図示せず。)を形成したものである。
図6は、本実施例に係る本発明の紙面掲示用ホルダ1を4個用い、各ホルダ1における基材2及び被覆材3の間に紙面6の角部を挟持し、被着面7としてのガラスに貼付した状態を貼付面から見た模式図である。
即ち、本実施例に係る本発明の紙面掲示用ホルダ1は、紙面6全面を挟持して掲示するものではなく、紙面6の大きさに対して比較的小さな紙面掲示用ホルダ1で角部を挟持して掲示するものであり、これより材料費を安く抑えることができ、又、紙面掲示用ホルダ1の大型化に伴う取り扱い性の低下等を解消することができるのである。
その余は、前記実施例1と同様であることから、繰り返しを避けるためここでは説明を省略する。
図7は、実施例3に係る本発明の紙面掲示用ホルダ1を示す模式図である。この紙面掲示用ホルダ1は、帯状の基材2及び被覆材3の相対する一辺をヒートシールにより接合すると共に、基材2の裏面に樹脂薄膜層4(図示せず。)を形成したものである。
図8は、本実施例に係る本発明の紙面掲示用ホルダ1を2個用い、各ホルダ1における基材2及び被覆材3の間に紙面6の辺部を挟持し、被着面7としてのガラスに貼付した状態を貼付面から見た模式図である。
即ち、本実施例に係る本発明の紙面掲示用ホルダ1は、紙面6全面を挟持して掲示するものではなく、紙面6の大きさに対して比較的小さな紙面掲示用ホルダ1で辺部を挟持して掲示するものであり、これより材料費を安く抑えることができ、又、紙面掲示用ホルダ1の大型化に伴う取り扱い性の低下等を解消することができるのである。
その余は、前記実施例1及び2と同様であることから、繰り返しを避けるためここでは説明を省略する。
図9は、実施例4に係る本発明の紙面掲示用ホルダ1を示す模式図である。この紙面掲示用ホルダ1は、比較的面積の広い四角形の基材2の一辺に対し、帯状の被覆材3の一辺をヒートシールにより接合すると共に、基材2の裏面に樹脂薄膜層4を形成したものである。
図10は、本実施例に係る本発明の紙面掲示用ホルダ1を用い、当該ホルダ1における基材2及び被覆材3の間に紙面6の上部の辺部を挟持し、被着面7としてのガラスに貼付した状態を貼付面から見た模式図である。
即ち、本実施例に係る本発明の紙面掲示用ホルダ1は、紙面6全面を挟持して掲示するものではなく、紙面6の辺部のみを挟持して掲示するものであり、被覆材3に対して基材の面積が大きいことから、樹脂薄膜層の面積も大きく確保することができ、これより、被着面7に対する安定的な貼付性を維持することができるのである。
その余は、前記実施例1〜3と同様であることから、繰り返しを避けるためここでは説明を省略する。
1 紙面掲示用ホルダ
2 基材
3 被覆材
4 樹脂薄膜層
5 セパレータ
6 紙面
7 被着面
2 基材
3 被覆材
4 樹脂薄膜層
5 セパレータ
6 紙面
7 被着面
Claims (6)
- フィルムないしシート状の基材及び被覆材間に、紙面の一部ないし全部を挟持して掲示する紙面掲示用ホルダであって、該紙面掲示用ホルダは、基材及び/又は被覆材が透光性素材からなり、特に、基材の裏面の一部ないし全部に樹脂薄膜層を形成したことを特徴とする紙面掲示用ホルダ。
- 主として、紙面の角部を挟持して掲示する請求項1に記載の紙面掲示用ホルダ。
- 主として、紙面の辺部を挟持して掲示する請求項1に記載の紙面掲示用ホルダ。
- 樹脂薄膜層が、ポリオレフィン系樹脂により形成される請求項1ないし3のいずれか1項に記載の紙面掲示用ホルダ。
- ポリオレフィン系樹脂が、ポリ‐α‐オレフィンである請求項4に記載の紙面掲示用ホルダ。
- 基材の厚みに対し、被覆材の厚みを大きくしてなる請求項1ないし5のいずれか1項に記載の紙面掲示用ホルダ。
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- 2007-12-07 JP JP2007316544A patent/JP2009104094A/ja active Pending
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