JP2017011650A - 画像読取装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】自動原稿搬送による読み取りと読み取りセンサーの移動による読み取りとの双方を適切に行いつつ、装置の小型化にも配慮された画像読取装置を提供する。【解決手段】スキャナー1は、読み取り部5Aと、原稿搬送装置によって搬送される原稿M1を読み取る際の第1原稿ガラス3Aと、読み取り部5Bの移動によって原稿M2を読み取る際の第2原稿ガラス4Aと、原稿搬送装置20により搬送される原稿M1が第1原稿ガラス3Aに接しない様に、原稿M1と第1原稿ガラス3Aとの間に大きさsの隙間を形成するシート材39とを備えている。スキャナー1においては、[s+t1/n1+d1]で得られる値と、[t2/n2+d2]で得られる値と、が同じかほぼ等しく設定される。【選択図】図8

Description

本発明は、スキャナーに代表される画像読取装置に関する。
画像読取装置の一例であるスキャナー、特に原稿を原稿ガラスに載置して読み取る所謂フラットベッド型のスキャナーには、原稿搬送装置(ADF(Auto Document Feeder)とも呼ばれる)が設けられ、複数枚の原稿の自動送りと読み込みとを行える様に構成される場合がある。原稿自動搬送装置は原稿を読取位置に搬送し、読取手段は、読取位置において停止した状態で、搬送される原稿を読み取る。
原稿ガラスは、原稿搬送装置によって搬送される原稿を読み取る為の原稿ガラスと、原稿全体をカバーする大きさに形成され、原稿を載置する為の原稿ガラスと、が設けられる。読取手段は、前者の原稿ガラスと対向する位置で停止した状態で、原稿搬送装置によって搬送される原稿を読み取る。また読取手段は、後者の原稿ガラスと対向する領域では、原稿に対して所定方向(副走査方向)に自ら移動することで原稿全体を読み取る。
ここで、原稿搬送装置によって搬送される原稿が読取位置で原稿ガラスに接しながら搬送されると、ガラス面上に擦り傷が形成されたり、或いは原稿に付着している紙粉、糊等の異物がガラス面に付着して、読み取り不良を招く虞がある。そこで従来から、特許文献1、2に示される様に読取位置の少し手前にシート部材を設け、このシート部材によって原稿とガラス面との間に隙間を形成し、搬送される原稿が原稿ガラスに接触しないように工夫されたものがある。
特開平09−307695号公報 特開平2007−221590号公報
ところで近年、画像読取装置にはより一層の小型化が求められている。一方、画像読取装置の読み取りセンサーには縮小光学系方式と、密着光学系方式とがある。縮小光学系方式は、光学系が複雑になり装置が大型化する反面、光路長が長くとれる為に被写界深度が深く、原稿が原稿ガラスに密着していなくても焦点が合いやすい。これに対し密着光学系方式は、光学系が単純であり小型化を図れる反面、光路長が短いために被写界深度が浅くなり、原稿が原稿ガラスに密着していないと焦点が合わないという性質を有している。
近年のより一層の小型化の要請に応える為には密着光学系方式を採用することが好ましいが、これまでの画像読取装置では、原稿搬送装置により搬送される原稿を原稿ガラスから浮かせた状態で読み取り、更にフラットベッド領域では読み取りセンサーが副走査方向に移動しながら原稿を読み取る構成において、密着光学系方式を採用することに対し特段の考慮がなされていなかった。
そこで本発明はこの様な状況に鑑みなされたものであり、その目的は、自動原稿搬送による読み取りと読み取りセンサーの移動による読み取りとの双方を適切に行いつつ、装置の小型化にも配慮された画像読取装置を提供することにある。
上記課題を解決する為の、本発明の第1の態様に係る画像読取装置は、原稿読み取り位置に原稿を搬送する原稿搬送手段と、前記原稿読み取り位置に設けられた第1透明部材と、前記第1透明部材と併設された、原稿が載置される第2透明部材と、前記第1透明部材及び前記第2透明部材に沿って移動可能に設けられ、前記第1透明部材及び前記第2透明部材を介して原稿を読み取る読取手段と、を備え、前記原稿読み取り位置において原稿と前記第1透明部材との間には隙間が形成され、前記隙間の大きさをs、前記第1透明部材の屈折率をn1、前記第1透明部材の厚みをt1、前記第2透明部材の屈折率をn2、前記第2透明部材の厚みをt2、前記読取手段が備える読取レンズの上面と前記第1透明部材との間隔をd1、前記読取レンズの上面と前記第2透明部材との間隔をd2、としたときに、[s+t1/n1+d1]で得られる値と、[t2/n2+d2]で得られる値と、が同じかほぼ等しいことを特徴とする。
近軸光学では、厚さt、屈折率nの平行平面板に対し垂直に光が入射した際の光路長は、空気中における光路長t/nと等価である。これに従い、本態様では、自動原稿搬送による読み取り時の光路長[s+t1/n1+d1]と、読取手段の移動による読み取り時の光路長[t2/n2+d2]と、が同じかほぼ等しくなる様に構成した。これにより、前記読取手段の構成に拘わらず、自動原稿搬送による読み取りと読取手段の移動による読み取りとの双方において良好な画像が得られる。そしてまた、自動原稿搬送による読み取り時には、前記第1透明部材と原稿との間に隙間sが形成されるので、前記第1透明部材に傷等を形成する問題を回避できる。
本発明の第2の態様は、第1の態様において、前記間隔d1と前記間隔d2とが同じかほぼ等しく、前記厚みt2が、前記隙間s+前記厚みt1に合わせて設定されていることを特徴とする。
本発明の第3の態様は、第1の態様において、前記厚みt1と前記厚みt2と、が同じかほぼ等しいとともに、前記屈折率n1と前記屈折率n2と、が同じかほぼ等しいことを特徴とする。
本態様によれば、前記第1透明部材の厚みt1と、前記第2透明部材の厚みt2と、が同じかほぼ等しいとともに、前記第1透明部材の屈折率n1と、前記第2透明部材の屈折率n2と、が同じかほぼ等しいので、前記第1透明部材と前記第2透明部材とに同じ材料を用いることができ、装置の低コスト化を図ることができる。
本発明の第4の態様は、第1の態様において、前記第2透明部材において前記読取手段と対向する側に厚みgのシート材が貼り付けられ、前記読取手段の一部が前記シート材に接することで、前記間隔d2の一部を前記厚みgが構成することを特徴とする。
本態様によれば、前記第2透明部材において前記読取手段と対向する側に厚みgのシート材が貼り付けられ、前記読取手段の一部が前記シート材に接することで、前記間隔d2の一部を前記厚みgが構成するので、前記第1透明部材と前記第2透明部材のそれぞれの厚みが異なる場合であっても、前記間隔d2を容易に調整することができる。
本発明の第5の態様は、第1から第4の態様のいずれかにおいて、前記第1透明部材において前記読取手段と対向する面と、前記第2透明部材において前記読取手段と対向する面と、が面一であることを特徴とする。
本態様によれば、前記第1透明部材において前記読取手段と対向する面と、前記第2透明部材において前記読取手段と対向する面と、が面一であるので、前記読取手段が前記第1透明部材と対向する位置から前記第2透明部材と対向する位置に移動する際、或いはその逆の移動の際に、段差が無い状態であるため円滑に移動することができる。
また、前記読取手段を前記第1透明部材及び前記第2透明部材に対して押し付ける構成を備える場合、その際の付勢力が前記第1透明部材に対する場合と前記第2透明部材に対する場合とで変化することを回避でき、良好な読み取り精度を維持できる。
尚、ここでの「面一」とは、前記第1透明部材において前記読取手段と対向する面と、前記第2透明部材において前記読取手段と対向する面と、の間に段差が全く無い場合のほか、部品精度や組み立て精度の狂いによって多少の段差が生じている状態をも含む意味である。
本発明の第6の態様は、第1から第5の態様のいずれかにおいて、前記読取手段には、前記第1透明部材及び前記第2透明部材に対して突出する第1突出部及び第2突出部が設けられ、前記読取手段が前記第1透明部材と対向する位置にある場合、前記第1突出部及び前記第2突出部のうち前記第1突出部のみが前記第1透明部材と接することで、前記間隔d1が規定され、前記読取手段が前記第2透明部材と対向する位置にある場合、前記第1突出部及び前記第2突出部のうち前記第2突出部のみが前記第2透明部材と接することで、前記間隔d2が規定される構成を備えることを特徴とする。
本態様によれば、前記読取手段に設けられた前記第1突出部と前記第2突出部とが、それぞれ前記間隔d1、d2を規定する構成であるので、前記間隔d1、d2を構造簡単にして低コストに調整することができる。
本発明の第7の態様は、原稿読み取り位置に原稿を搬送する原稿搬送手段と、前記原稿読み取り位置に設けられた第1透明部材と、前記第1透明部材と併設された、原稿が載置される第2透明部材と、前記第1透明部材及び前記第2透明部材に沿って移動可能に設けられ、前記第1透明部材及び前記第2透明部材を介して原稿を読み取る読取手段と、を備え、前記原稿読み取り位置において原稿と前記第1透明部材との間には隙間が形成され、前記読取手段は、前記第1透明部材及び前記第2透明部材に沿って移動する際に摺動する摺動面を有し、前記摺動面から、前記第1透明部材から離間した原稿までの距離と、前記摺動面から、前記第2透明部材の原稿載置面までの距離とが、前記読取手段の被写界深度内で原稿に焦点が合うように揃えられていることを特徴とする。
本態様によれば、前記読取手段の前記摺動面から、前記第1透明部材から離間した原稿までの距離と、前記摺動面から、前記第2透明部材の原稿載置面までの距離とが、前記読取手段の被写界深度内で原稿に焦点が合うように揃えられているので、前記読取手段の構成に拘わらず、自動原稿搬送による読み取りと読取手段の移動による読み取りとの双方において良好な画像が得られる。そしてまた、自動原稿搬送による読み取り時には、前記第1透明部材と原稿との間に隙間が形成されるので、前記第1透明部材に傷等を形成する問題を回避できる。
本発明に係るスキャナーの外観斜視図。 本発明に係るスキャナーの外観斜視図。 本発明に係るスキャナーの側断面図。 本発明に係るスキャナーの要部側断面図。 読み取り部の部分拡大斜視図。 読み取り部、第1原稿ガラス、第2原稿ガラス、のこれら関係を示す平面図。 読み取り部と原稿との位置関係を示す図。 本発明の第1実施形態を示す、スキャナーの側断面図(模式図)。 本発明の第2実施形態を示す、スキャナーの側断面図(模式図)。 本発明の第3実施形態を示す、スキャナーの側断面図(模式図)。 本発明の第3実施形態における読み取り部、第1原稿ガラス、第2原稿ガラス、のこれら関係を示す平面図。 本発明の第3実施形態を示す、読み取り部の要部正面図。
以下、本発明の一実施形態を図面に基づいて説明するが、本発明は、以下説明する実施形態に限定されることなく、特許請求の範囲に記載した発明の範囲内で種々の変形が可能であり、それらも本発明の範囲内に含まれるものであることを前提として、以下本発明の一実施形態を説明するものとする。
図1及び図2は本発明に係るスキャナー1の外観斜視図、図3はスキャナー1の側断面図、図4はスキャナー1の要部側断面図、図5は読み取り部5の部分拡大斜視図、図6は読み取り部5、第1原稿ガラス3、第2原稿ガラス4、のこれら関係を示す平面図、図7は読み取り部5と原稿との位置関係を示す図である。
また、図8は本発明の第1実施形態を示す、スキャナーの側断面図(模式図)、図9は同第2実施形態を示す図である。更に、図10は本発明の第3実施形態を示す、スキャナーの側断面図(模式図)、図11は第3実施形態における読み取り部5C、第1原稿ガラス3C、第2原稿ガラス4C、のこれら関係を示す平面図、図12は第3実施形態を示す、読み取り部5Cの要部正面図である。
尚、図1〜図7は、図8以降に示す第1乃至第3実施形態に共通の構成を説明するための図であり、第1〜第3実施形態に関連する構成部分については、主として第1実施形態に準じて示している。
また、各図に示すx−y−z座標系は、x方向が原稿幅方向であって読み取り部5の観点では主走査方向であり、y方向が用紙搬送方向であって読み取り部5の観点では副走査方向であり、z方向が装置高さ方向であって鉛直方向である。
以下、本発明に係る画像読取装置の一例としてのスキャナー1の全体構成を概説する。図1〜図3において、画像読取装置としてのスキャナー1は、スキャナー本体2の上部に、原稿搬送手段としての原稿搬送装置(ADF(Auto Document Feeder))20を備えている。原稿搬送装置20は複数枚の原稿(図3において符号M1)をセット可能であるとともに、スキャナー本体2における読み取り位置に向けてセットされた原稿M1を1枚ずつ給送する。
スキャナー本体2は、原稿搬送装置20により搬送された原稿を読み取る。
符号21は給送トレイを示している。原稿M1は、給送トレイ21上に載置される。給送トレイ21には、セットされた原稿M1の両サイドをガイドするエッジガイド23A、23Bが設けられている。エッジガイド23A、23Bは、原稿M1の幅方向(給送方向と直交する方向)に変位可能に設けられ、また、図示を省略するラックピニオン機構によって、互いに近接する方向に、或いは互いに離間する方向へと変位する様に設けられている。
符号33は、読み取りが完了して排出される原稿M1を受ける排出トレイである。
原稿搬送装置20は、不図示のヒンジを介してスキャナー本体2に対して回動可能に連結されている。原稿搬送装置20においてスキャナー本体2と対向する側には原稿マット22(図2)が設けられている。
スキャナー本体2において符号4は第2透明部材としての第2原稿ガラスを示しており、第2原稿ガラス4に載置された原稿は、原稿搬送装置20が閉じられると、原稿マット22により押圧され、その被読み取り面が第2原稿ガラス4に密着する。尚、第2原稿ガラス4に載置される原稿は、図8以降では符号M2で示される。
本実施形態においてスキャナー1は一例としてフラットベッド型のスキャナーであり、図3に示す様に第1原稿ガラス3、第2原稿ガラス4に対して移動可能な読み取り部5が、第1原稿ガラス3、第2原稿ガラス4の下側に設けられている。第2原稿ガラス4に載置された原稿は、読み取り部5の移動により読み取られる。
尚、図8以降を参照しつつ後述する第1〜第3実施形態において、第2原稿ガラス4は、それぞれ符号4A、4B、4Cで示され、また、読み取り部5は、符号5A(第1、第2実施形態)、符号5B(第3実施形態)でそれぞれ示される。
一方、スキャナー本体2には、第2原稿ガラス4に対し第1透明部材としての第1原稿ガラス3が併設されている。第1原稿ガラス3は、原稿搬送装置20により読み取り位置に搬送された原稿を読み取る際に、後述する読み取り部5と原稿M1との間に位置するガラスである。尚、図8以降を参照しつつ後述する第1〜第3実施形態において、第1原稿ガラス3は、それぞれ符号3A、3B、3Cで示される。
尚、本実施形態において第1原稿ガラス3及び第2原稿ガラス4は、いずれもガラス材により形成されているが、第1原稿ガラス3は第2原稿ガラス4に比して形状が細長である為、第1原稿ガラス3及び第2原稿ガラス4の双方、或いは少なくとも第1原稿ガラス3を強化ガラスにより形成しても良い。
原稿読取手段としての読み取り部5は、第1原稿ガラス3、第2原稿ガラス4に向けて光を照射し、またその反射光を受光して原稿の情報を読み取る光学ユニットとして構成され、本実施形態では密着光学系(Contact Image Sensor)方式の光学ユニットとして構成される。
尚、読み取り部5のより詳細な構造については後に説明する。
読み取り部5は主走査方向(x方向)に延設されるとともに、副走査方向(y方向)に移動可能なキャリッジ7に設けられている。キャリッジ7は、副走査方向に延設されたガイド部材8によりガイドされながら、不図示のモーターの動力を受けて、副走査方向に移動する。
尚、第2原稿ガラス4に載置された原稿を読み取る場合、読み取り部5は副走査方向に移動しながら読み取りを行う。一方、原稿搬送装置20により搬送される原稿を読み取る場合、読み取り部5は第1原稿ガラス3の下側に停止し(図3の状態)、その停止状態を維持した状態で原稿読み取りを行う。
続いて、図3、図4及び適宜その他の図をも参照しつつ原稿搬送装置20における原稿搬送経路を説明する。尚、図3及び図4において符号eで示す破線は、原稿搬送装置20内を搬送される原稿M1の通過軌跡を示している。
複数枚の原稿M1をセット可能な給送トレイ21は、不図示のリンク機構及びモーターにより構成される昇降機構によって、最上位の原稿M1が給送ローラー24に当接する姿勢(上昇姿勢)と、給送ローラー24から待避する姿勢(下降姿勢)と、を切り換え可能となっている。
給送トレイ21の先端(送り出し方向先端)の上方に設けられた給送ローラー24は、図示を省略するモーターによって駆動される。給送ローラー24は、外周面が高摩擦材(ゴム)により形成されている。
給送ローラー24は上下方向に変位可能に設けられており、給送トレイ21の下降姿勢では下降しており(実線)、給送トレイ21が上昇すると、原稿M1によって符号24’および2点鎖線で示すように押し上げられる。
そして給送トレイ21、給送ローラー24がともに上昇した状態で給送ローラー24が回転駆動されることにより、最上位の原稿M1が送り出される。
給送ローラー24の下流側には、図示を省略するモーターによって正転方向に駆動される分離ローラー26と、この分離ローラー26との間で原稿をニップする、所定の回転抵抗が付与されたリタードローラー25とが対向配置されている。給送ローラー24により送り出された原稿M1は、分離ローラー26とリタードローラー25とによってニップされた状態で搬送されるとともに、次位以降の原稿M1の重送が防止される。
分離ローラー26及びリタードローラー25より下流側の原稿搬送経路には、搬送ローラー対27、28、29、30、31が設けられており、これら複数の搬送ローラー対によって原稿M1は搬送経路を搬送される。特に、搬送ローラー対27から搬送ローラー対29に向かう原稿搬送経路は、原稿M1を湾曲反転させる湾曲反転経路となっている。
符号32は排出ローラー対であり、この排出ローラー対32によって、読み取りの行われた原稿M1が排出トレイ33へと排出される。
上記搬送ローラー対27〜31及び排出ローラー対32は、少なくとも一方側のローラーが不図示のモーターにより回転駆動され、他方側のローラーが従動回転する。
特に搬送ローラー対29については、符号29aが駆動ローラー、符号29bが従動ローラーである。また、搬送ローラー対30については、符号30aが駆動ローラー、符号30bが従動ローラーである。
搬送ローラー対29と搬送ローラー対30の間では、原稿M1は第1原稿ガラス3と対向する位置に到達する。この位置では読み取り部5が停止しており、原稿M1の搬送動作を利用して、読み取り部5によるスキャニングが行われる。
また、原稿M1の両面を読み取る為、搬送ローラー対30の下流には更に読み取り部6が設けられている。この読み取り部6は、原稿に向けて光を照射し、またその反射光を受光して原稿の情報を読み取る光学ユニットとして構成される点で上述した読み取り部5と同様であるが、読み取り部5とは異なり固定的に設けられ、原稿搬送装置20を利用して搬送される原稿M1のみを読み取る。
以上がスキャナー1が備える原稿搬送装置20の構成であり、以下、スキャナー1の構成について更に説明する。
図4において符号39はシート材を示している。シート材39は原稿搬送装置20により搬送される原稿M1が第1原稿ガラス3に接しない様に、原稿M1と第1原稿ガラス3との間に大きさs(図8)の隙間を形成する。シート材39の厚み(隙間s)は、0.1〜0.7mm程度(例えば0.5mm)に設定できる。
この様にシート材39によって原稿M1と第1原稿ガラス3との間に隙間s(図8)が形成されることで、搬送される原稿M1が第1原稿ガラス3のガラス面上に擦り傷を形成したり、或いは原稿M1に付着している紙粉、糊等の異物がガラス面に付着し、読み取り不良を招く問題を回避できる。
シート材39は、本実施形態では第1原稿ガラス3に貼り付けられている。但し、これに限らず、例えば原稿搬送装置20側にシート材39を設け、原稿搬送装置20が閉じられた状態においてシート材39が第1原稿ガラス3に押圧される様に構成しても良い。
尚、原稿M1と第1原稿ガラス3との間の隙間sは、シート材39から離れるに従ってばらつき易い。従って原稿搬送装置20により搬送される原稿M1を読み取る場合、良好な読み取り結果を得る為に、読み取り部5による読み取り位置は図4に示す様な位置、即ちシート材39の下流近傍が好ましい。しかしながらこの場合、シート材39が読み取り部5による読み取り結果に影響を与える虞がある。従ってシート材39は、光透過率の高い材料(透明または半透明)で形成することが好ましい。
また、シート材39が原稿M1の搬送に極力負荷を与えない様に、シート材39は低摩擦材料により形成することが好ましい。
尚、原稿M1がシート材39に接しながら搬送されることでシート材39が帯電する場合がある。その様な帯電を防止する為に、シート材39を金属材料で形成するとともに当該シート材39をアース接続する構成としても良い。
また、原稿M1が確実に第1原稿ガラス3から浮き上がる様に、読み取り位置に対し下流側の搬送ローラー対30による原稿搬送速度を、読み取り位置に対し上流側の搬送ローラー対29による原稿搬送速度より高速に設定しても良い。
尚、図4において符号38は、原稿M1の浮き上がり位置を規定するガイド部材である。
尚、原稿先端或いは後端については、シート材39による原稿浮き上がり効果を得にくい為、原稿先端領域或いは後端領域の読み取りデータについてソフトウェア的に例えばエッジを強調させる等の処理を行っても良いし、或いは読み取り可能領域外としてデータそのものを破棄しても良い。
続いて、図2及び図4において符号35は第1原稿ガラス3と第2原稿ガラス4との間に設けられるフレーム部材であり、このフレーム部材35に、原稿M1を下流側の搬送ローラー対30に案内するガイド斜面36が形成されている。尚、図4において符号34は、ガイド斜面36と対向する位置に設けられた、自由回転可能なガイドローラーである。
また、フレーム部材35には読み取り部5の側に突出する様に移動補助部37が形成されている。移動補助部37は逆台形の形状をなしており、読み取り部5が第1原稿ガラス3から第2原稿ガラス4に移動する際、或いはその逆方向に移動する際、読み取り部5を第1原稿ガラス3と第2原稿ガラス4との間の隙間から離すことで、ガラス縁への読み取り部5の引っ掛かりを抑制する。
この移動補助部37の形状(斜面の角度等)については、第1原稿ガラス3と第2原稿ガラス4との間の段差等に応じて適宜変更することができる。
続いて読み取り部5の構成について図4〜図7を参照しつつ説明する。読み取り部5は、主走査方向に延びる形状を成すフレーム15に、同様に主走査方向に延びる形状を成す基板10、レンズアレイ11、ライトガイド12、12を備えている。基板10には不図示のセンサー(例えばCMOSセンサー)が設けられ、このセンサーに対し読取レンズとしてのレンズアレイ11が間隔A(図7)を空けて対向配置されている。ライトガイド12、12には不図示の光源(例えばLED)からの光が入射し、そしてライトガイド12、12から原稿に対して照射される様に構成されている。照射された光は原稿で反射し、この反射光がレンズアレイ11を介して基板10上のセンサーに照射され、読み取りが行われる。
レンズアレイ11の下面とセンサーとの間隔Aと、レンズアレイ11の上面と原稿読み取り面との間隔B(図7)とが同じとなるように、各原稿ガラスの厚み等のパラメーターが設定される(詳しくは後述)。
続いて、フレーム15の長手方向両端部には、スペーサー部材13が設けられている。スペーサー部材13において第1原稿ガラス3及び第2原稿ガラス4と対向する位置には突起14A、14Aが副走査方向(y方向)に所定間隔を空けて形成されている。一方、キャリッジ7において読み取り部5は、不図示の付勢手段(例えば、ばね)によって第1原稿ガラス3及び第2原稿ガラス4に向けて付勢されている。
そしてその付勢力により、突起14A、14Aが第1原稿ガラス3或いは第2原稿ガラス4の下側(或いは後述するシート材)に接触しながら、読み取り部5が移動する様に構成されている。換言すれば、突起14A、14Aは、レンズアレイ11の上面と原稿との間の間隔Bを規定する。突起14A、14Aは、第1原稿ガラス3及び第2原稿ガラス4に沿って移動する際に摺動する摺動面を構成する。
尚、レンズアレイ11の上面と第1原稿ガラス3との間隔d1(図8)或いはレンズアレイ11の上面と第2原稿ガラス4との間の間隔d2(図8)は、レンズアレイ11と各原稿ガラス下側との接触を回避する為に例えば0.5mm以上確保することが好ましい。
■■■第1実施形態■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
図8を参照しつつ、本発明の第1実施形態について説明する。尚、図4では図示の簡略化の為適宜ハッチングは省略し、また、極力説明に必要な構成要素のみを示し、その他の構成要素は図示を省略している。更に図8では、説明の便宜上、第1原稿ガラス3Aの下側に読み取り部5Aが位置する場合と、第2原稿ガラス4Aの下側に読み取り部5Aが位置する場合との双方について読み取り部5Aを実線で示している。これらの図の特徴については、後述する図9以降においても同様である。
本実施形態において第1原稿ガラス3Aの厚みt1と、第2原稿ガラス4Aの厚みt2は異なっているとともに、下面が面一となるように両原稿ガラスが設けられている。従って本実施形態では、レンズアレイ11の上面と第1原稿ガラス3Aの下面との間の間隔d1と、レンズアレイ11の上面と第1原稿ガラス3Aの下面との間の間隔d2とは同じである。第1原稿ガラス3Aの厚みt1は、例えば2.8mm程度に設定でき、第2原稿ガラス4Aの厚みt2は、例えば3.2mm程度に設定できる。
また、第1原稿ガラス3Aの屈折率はn1、第2原稿ガラス4Aの屈折率はn2、である。本実施形態において第1原稿ガラス3Aと第2原稿ガラス4Aは同一のガラスである為、n1=n2である。
そして本実施形態では、[s+t1/n1+d1]で得られる値と、[t2/n2+d2]で得られる値と、が同じかほぼ等しく設定されている。
即ち、近軸光学では、厚さt、屈折率nの平行平面板に対し垂直に光が入射した際の光路長は、空気中における光路長t/nと等価である。これに従い、本実施形態では、原稿搬送装置20による原稿読み取り時の光路長[s+t1/n1+d1]と、読み取り部5Aの移動による読み取り時の光路長[t2/n2+d2]と、が同じかほぼ等しくなる様に構成した。尚、ここでの「ほぼ等しい」とは、部品精度や組み立て精度の狂いによって多少の誤差が生じている状態を含む意味である(以降の実施形態においても同様)。
換言すれば、本実施形態では、第1原稿ガラス3A及び第2原稿ガラス4Aとの摺動面を構成する突起14A、14Aから、第1原稿ガラス3Aから離間した原稿M1までの距離(s+t1)と、突起14A、14Aから、第2原稿ガラス4Aの上面(原稿載置面)までの距離(t2)とが、読み取り部5Aの被写界深度内で原稿M1、M2の双方に焦点が合うように揃えられている。
これにより、原稿搬送装置20による原稿読み取り時にシート材39によって原稿M1が第1原稿ガラス3Aから浮いていても、第2原稿ガラス4Aに載置した原稿M2を読み取る際と同様に焦点が合い、自動原稿搬送による読み取りを適切に行うことができる。
また本実施形態では、第1原稿ガラス3Aにおいて読み取り部5Aと対向する面(下面)と、第2原稿ガラス4Aにおいて読み取り部5Aと対向する面(下面)と、が面一であるので、読み取り部5Aが第1原稿ガラス3Aから第2原稿ガラス4Aへ移動する際、或いはその逆の移動の際に、段差が無い状態であるため読み取り部5Aが円滑に移動することができる。
尚、これに限らず、逆に第1原稿ガラス3Aの上面と第2原稿ガラス4Aの上面とを面一にしても良い。
尚、本実施形態では第1原稿ガラス3Aの厚みt1と、第2原稿ガラス4Aの厚みt2とが異なっている為、ガラス厚の違いに起因して第1原稿ガラス3Aを介して読み取る場合と第2原稿ガラス4Aを介して読み取る場合とで例えば読み取り濃度等が異なる場合がある。また、第1原稿ガラス3Aでは原稿M1を浮かせた状態で読み取る為、それにより第1原稿ガラス3Aを介して読み取る場合と第2原稿ガラス4Aを介して読み取る場合とで読み取り濃度等が異なる場合がある。従ってこれらの相違を、適宜ソフトウェア処理によって補正しても良い。
■■■第2実施形態■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
図9を参照しつつ、第1実施形態について説明する。
本実施形態において第1原稿ガラス3Bの厚みt1と、第2原稿ガラス4Bの厚みt2は同じであるとともに、上面と下面とが面一となるように両原稿ガラスが設けられている。そして本実施形態では、第2原稿ガラス4Bの側にのみ厚みgのシート材40を貼り付けている。
シート材40は、主走査方向(x方向)において読み取り部5Aの突起14A、14Aが接する位置にのみ貼り付けられており、レンズアレイ11と対向する部分には貼り付けられていない。これにより、シート材40が第2原稿ガラス4Aを介した原稿読み取りを阻害することはない。
以上により本実施形態では、読み取り部5Aの一部である突起14A、14Aがシート材40に接することで、間隔d2の一部をシート材40の厚みgが構成した状態となる。
そして本実施形態でも、上述した第1実施形態と同様に、[s+t1/n1+d1]で得られる値と、[t2(=t1)/n2+d2]で得られる値と、が同じかほぼ等しく設定されている。
換言すれば、本実施形態でも、第1原稿ガラス3B及び第2原稿ガラス4Bとの摺動面を構成する突起14A、14Aから、第1原稿ガラス3Bから離間した原稿M1までの距離(s+t1)と、突起14A、14Aから、第2原稿ガラス4Bの上面(原稿載置面)までの距離(t2+g)とが、読み取り部5Aの被写界深度内で原稿M1、M2の双方に焦点が合うように揃えられている。
これにより、原稿搬送装置20による原稿読み取り時にシート材39によって原稿M1が第1原稿ガラス3Bから浮いていても、第2原稿ガラス4Bに載置した原稿M2を読み取る際と同様に焦点が合い、自動原稿搬送による読み取りを適切に行うことができる。
尚、本実施形態では、第1原稿ガラス3Bの厚みt1と、第2原稿ガラス4Bの厚みt2と、が等しいとともに、第1原稿ガラス3Bの屈折率n1と、第2原稿ガラス4Bの屈折率n2と、が等しい。即ち、第1原稿ガラス3Bと第2原稿ガラス4Bとに同じ材料を用いることができ、装置の低コスト化を図ることができる。
尚、本実施形態では第1原稿ガラス3Bの厚みt1と、第2原稿ガラス4Bの厚みt2と、が等しいが、厚みが異なる場合であっても、シート材40の厚みgを調整することで、間隔d2を容易に調整することができる。
本実施形態においてシート材40は、例えば樹脂製のシート材で構成することができるほか、ガラス材で形成しても良い。この場合、読み取り部5A(突起14、14)との摺動によるシート材40の摩耗を抑制できるとともに、第1原稿ガラス3B側での摺動性と第2原稿ガラス4Bガラス側での摺動性を等しくすることができ、読み取り部5Aの良好な移動動作を確保できる。
■■■第3実施形態■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
図10乃至図12を参照しつつ、第3実施形態について説明する。
本実施形態において第1原稿ガラス3Cの厚みt1と、第2原稿ガラス4Cの厚みt2は同じであるとともに、上面と下面とが面一となるように両原稿ガラスが設けられている。そして本実施形態では、読み取り部5Bに、突出量の異なる突起14B、14Cが形成されているとともに、相対的に突出量の少ない突起14Bが第1原稿ガラス3Cに当接し、相対的に突出量の多い突起14Cが第2原稿ガラス4Cに当接する様に構成されている。
「第1突出部」としての突起14Bは、図11、図12に示す様に主走査方向(x方向)において、相対的に「第2突出部」としての突起14Cより内側に設けられている。一方、第1原稿ガラス3Cは、図11に示すように主走査方向(x方向)における長さが第2原稿ガラス4Cよりやや短く形成されている。これにより、読み取り部5Bが第1原稿ガラス3Cと対向する場合には、突起14Bが第1原稿ガラス3Cに当接し、間隔d1を規定する。また、読み取り部5Bが第2原稿ガラス4Cと対向する場合には、突起14Cが第2原稿ガラス4Cに当接し、間隔d2を規定する。
そして本実施形態でも、上述した第1、第2実施形態と同様に、[s+t1/n1+d1]で得られる値と、[t2(=t1)/n2+d2]で得られる値と、が同じかほぼ等しく設定されている。これにより、原稿搬送装置20による原稿読み取り時にシート材39によって原稿M1が第1原稿ガラス3Cから浮いていても、第2原稿ガラス4Cに載置した原稿M2を読み取る際と同様に焦点が合い、自動原稿搬送による読み取りを適切に行うことができる。
そして本実施形態では、突起14B、14Cが、それぞれ間隔d1、d2を規定する構成であるので、間隔d1、d2を構造簡単にして低コストに調整することができる。
尚、本実施形態では第1原稿ガラス3Cの厚みt1と、第2原稿ガラス4Cの厚みt2と、が等しいが、厚みが異なる場合であっても、突起14B、14Cの突出量を調整することで、間隔d1、d2を容易に調整することができる。
1 スキャナー、2 スキャナー本体、3A、3B、3C 第1原稿ガラス、4A、4B、4C 第2原稿ガラス、5A、5B 読み取り部、6 読み取り部、7 キャリッジ、8 ガイド部材、10 基板、11 レンズアレイ、12 ライトガイド、13 スペーサー部材、14A、14B、14C 突起、15 フレーム、20 原稿搬送装置、21 給送トレイ、22 原稿マット、23A、23B エッジガイド、24 給送ローラー、25 リタードローラー、26 分離ローラー、27〜31 搬送ローラー対、32 排出ローラー対、33 排出トレイ、34 ガイドローラー、35 フレーム部材、36 ガイド斜面、37 移動補助部、38 ガイド部材、39 シート材、40 シート材、M1、M2 原稿

Claims (7)

  1. 原稿読み取り位置に原稿を搬送する原稿搬送手段と、
    前記原稿読み取り位置に設けられた第1透明部材と、
    前記第1透明部材と併設された、原稿が載置される第2透明部材と、
    前記第1透明部材及び前記第2透明部材に沿って移動可能に設けられ、前記第1透明部材及び前記第2透明部材を介して原稿を読み取る読取手段と、を備え、
    前記原稿読み取り位置において原稿と前記第1透明部材との間には隙間が形成され、
    前記隙間の大きさをs、
    前記第1透明部材の屈折率をn1、
    前記第1透明部材の厚みをt1、
    前記第2透明部材の屈折率をn2、
    前記第2透明部材の厚みをt2、
    前記読取手段が備える読取レンズの上面と前記第1透明部材との間隔をd1、
    前記読取レンズの上面と前記第2透明部材との間隔をd2、としたときに、
    [s+t1/n1+d1]で得られる値と、
    [t2/n2+d2]で得られる値と、が同じかほぼ等しい、
    ことを特徴とする画像読取装置。
  2. 請求項1に記載の画像読取装置において、前記間隔d1と前記間隔d2とが同じかほぼ等しく、
    前記厚みt2が、前記隙間s+前記厚みt1に合わせて設定されている、
    ことを特徴とする画像読取装置。
  3. 請求項1に記載の画像読取装置において、前記厚みt1と前記厚みt2と、が同じかほぼ等しいとともに、前記屈折率n1と前記屈折率n2と、が同じかほぼ等しい、
    ことを特徴とする画像読取装置。
  4. 請求項1に記載の画像読取装置において、前記第2透明部材において前記読取手段と対向する側に厚みgのシート材が貼り付けられ、前記読取手段の一部が前記シート材に接することで、前記間隔d2の一部を前記厚みgが構成する、
    ことを特徴とする画像読取装置。
  5. 請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の画像読取装置において、前記第1透明部材において前記読取手段と対向する面と、前記第2透明部材において前記読取手段と対向する面と、が面一である、
    ことを特徴とする画像読取装置。
  6. 請求項1から請求項5のいずれか一項に記載の画像読取装置において、前記読取手段には、前記第1透明部材及び前記第2透明部材に対して突出する第1突出部及び第2突出部が設けられ、
    前記読取手段が前記第1透明部材と対向する位置にある場合、前記第1突出部及び前記第2突出部のうち前記第1突出部のみが前記第1透明部材と接することで、前記間隔d1が規定され、
    前記読取手段が前記第2透明部材と対向する位置にある場合、前記第1突出部及び前記第2突出部のうち前記第2突出部のみが前記第2透明部材と接することで、前記間隔d2が規定される構成を備える、
    ことを特徴とする画像読取装置。
  7. 原稿読み取り位置に原稿を搬送する原稿搬送手段と、
    前記原稿読み取り位置に設けられた第1透明部材と、
    前記第1透明部材と併設された、原稿が載置される第2透明部材と、
    前記第1透明部材及び前記第2透明部材に沿って移動可能に設けられ、前記第1透明部材及び前記第2透明部材を介して原稿を読み取る読取手段と、を備え、
    前記原稿読み取り位置において原稿と前記第1透明部材との間には隙間が形成され、
    前記読取手段は、前記第1透明部材及び前記第2透明部材に沿って移動する際に摺動する摺動面を有し、
    前記摺動面から、前記第1透明部材から離間した原稿までの距離と、前記摺動面から、前記第2透明部材の原稿載置面までの距離とが、前記読取手段の被写界深度内で原稿に焦点が合うように揃えられている、
    ことを特徴とする画像読取装置。
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