JP2017007744A - 硬化型樹脂組成物入り包装容器の製造方法および硬化型樹脂組成物入り包装容器並びに硬化型樹脂組成物の施工方法 - Google Patents

硬化型樹脂組成物入り包装容器の製造方法および硬化型樹脂組成物入り包装容器並びに硬化型樹脂組成物の施工方法 Download PDF

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雅則 西平
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Abstract

【課題】貯蔵安定性を確保しながら、使い切ることの可能な硬化型樹脂組成物入り包装容器をより低コストで大量に製造する方法を提供する。【解決手段】上方から下方に移送される包装用フィルム20を長手方向に沿って二つ折りにするとともに、長手方向に沿って縦シールする工程と、互いに押接するように回転可能に配置された一対の横シールロール13a、13b間に、二つ折りにした前記包装用フィルムを挟み込み、前記包装用フィルムの下方の開口端を幅方向に横シールして袋状とする工程と、先端が、横シールされる前記包装用フィルムの下方の開口端の上方に位置するように配置されたノズル15を用い、袋状にした前記包装用フィルム中に硬化型樹脂組成物を充填する工程と、前記ノズルから硬化型樹脂組成物を供給しながら、前記一対の横シールロールを用いて該筒状体を横シールして、該硬化型樹脂組成物を袋状の前記包装用フィルムに封入する工程、とを有する。【選択図】図2

Description

本発明は、硬化型樹脂組成物入り包装容器の製造方法、硬化型樹脂組成物入り包装容器、硬化型樹脂組成物用硬化調整剤入り包装容器の製造方法、硬化型樹脂組成物用硬化調整剤入り包装容器、および硬化型樹脂組成物の施工方法に関する。
硬化型樹脂組成物は、熱、光、湿気等により硬化する樹脂組成物である。例えば、湿気硬化型樹脂組成物は、湿気、例えば、空気中の水分によって硬化する樹脂組成物であり、例えば、シリコーン系、変成シリコーン系、ウレタン系等が知られており、接着剤やシーリング材として広く使用されている。
これら湿気硬化型の接着剤やシーリング材の容器としては、湿気を遮断して貯蔵安定性を確保するため、ペール缶や、アルミ等の金属製チューブや、アルミ箔を含む樹脂製積層フィルムからなるチューブを密封したものが広く使用されている。しかし、小規模な補修等で使用量が少ない場合には、接着剤等の内容物が容器内に残り、時間とともに増粘・硬化する結果、内容物を使い切れなくなり、接着剤やシーリング材が無駄になるという問題がある。また、熱硬化型や光硬化型の樹脂組成物についても、使用量が少ない場合には同様の問題がある。
これに対し、特許文献1では、ヒートシール可能な積層フィルムを用いた袋状の容器を用いて使い切り易くした、湿気硬化型樹脂組成物充填済容器が提案されている。特許文献1の方法では、作製した容器を開封後、湿気硬化型樹脂組成物を容器に充填し、容器内部を窒素ガスでパージし、次いで容器の充填用開口部をヒートシールすることで、湿気硬化型樹脂組成物充填済容器を製造している。
特開2003−200983号公報
袋状の容器を用い、硬化型樹脂組成物を小分けして提供することができれば、小規模な補修等で使用量が少ない場合でも、容器から内容物を押し出すことで容易に内容物を使い切ることが可能となり、施工コストを低減することが可能となる。
しかしながら、特許文献1の方法を、小分けした多数の湿気硬化型樹脂組成物充填済容器の製造に適用しようとすると、個々の容器に対して開封、窒素ガスのパージが必要となるため、工程が煩雑となり、製造コストが高くなるという問題がある。また、熱硬化型や光硬化型の樹脂組成物についても、小分けして提供しようとすると同様の問題がある。
また、接着剤やシーリング材の施工時において、夏場では現場の気温が高くなり、硬化型樹脂組成物が速く硬化し過ぎる場合があり、そのような場合、使用する前に接着剤やシーリング材の硬化・ゲル化や溶媒が揮発するなどして、必要箇所に施工できなくなり材料ロスが発生してしまうという問題がある。これに対して、例えば硬化調整剤として硬化遅延剤を添加して硬化時間を長くして、後の作業をし易くする必要がある。また、逆に冬場では現場の気温が低くなり、硬化型樹脂組成物が硬化しにくくなる場合があり、そのような場合、例えば硬化調整剤として硬化促進剤を添加して硬化時間を短くすることで作業時間を短縮する必要がある。しかし、硬化調整剤は大量購入して保管したものを、その都度少量使用しているのが現状であり、硬化調整剤は時間とともに劣化し、使い切れなくなる結果、硬化調整剤が無駄になるという問題もある。
そこで、本発明は、貯蔵安定性を確保しながら、使い切ることの可能な硬化型樹脂組成物入り包装容器をより低コストで大量に製造することの可能な、硬化型樹脂組成物入り包装容器の製造方法および硬化型樹脂組成物入り包装容器を提供することを目的とした。また、本発明は、貯蔵安定性を確保しながら、使い切ることの可能な硬化型樹脂組成物用硬化調整剤入り包装容器をより低コストで大量に製造することの可能な、硬化型樹脂組成物用硬化調整剤入り包装容器の製造方法および硬化型樹脂組成物用硬化調整剤入り包装容器を提供することも目的とした。また、本発明は、作業性を向上させることの可能な、硬化型樹脂組成物の施工方法を提供することも目的とした。
上記の課題を解決するため、本発明の一態様に係る硬化型樹脂組成物入り包装容器の製造方法は、上方から下方に移送される長尺の包装用フィルムを長手方向に沿って二つ折りにするとともに、長手方向に沿って縦シールする工程と、互いに押接するように回転可能に配置された一対の横シールロールであって、各横シールロールの外周の幅方向に沿って複数のシールバーが配置された該一対の横シールロールの間に、二つ折りにした前記包装用フィルムを挟み込み、前記包装用フィルムの下方の開口端を幅方向に横シールして袋状とする工程と、先端が、横シールされる前記包装用フィルムの下方の開口端の上方に位置するように配置されたノズルを用い、袋状にした前記包装用フィルムの中に硬化型樹脂組成物を充填する工程と、前記ノズルから硬化型樹脂組成物を供給しながら、前記一対の横シールロールを用いて該筒状体を横シールして、該硬化型樹脂組成物を袋状の前記包装用フィルムに封入する工程、とを有する、ことを特徴とする。
また、本発明の一態様に係る硬化型樹脂組成物入り包装容器は、二つ折りにされた包装用フィルムからなる包装容器であって、折り目以外の三方がシールされた該包装容器の中に、硬化型樹脂組成物が充填されていることを特徴とする。
また、本発明の一態様に係る硬化型樹脂組成物用硬化調整剤入り包装容器の製造方法は、上方から下方に移送される長尺の包装用フィルムを長手方向に沿って二つ折りにするとともに、長手方向に沿って縦シールする工程と、互いに押接するように回転可能に配置された一対の横シールロールであって、各横シールロールの外周の幅方向に沿って複数のシールバーが配置された該一対の横シールロールの間に、二つ折りにした前記包装用フィルムを挟み込み、前記包装用フィルムの下方の開口端を幅方向に横シールして袋状とする工程と、先端が、横シールされる前記包装用フィルムの下方の開口端の上方に位置するように配置されたノズルを用い、袋状にした前記包装用フィルムの中に硬化型樹脂組成物用硬化調整剤を充填する工程と、前記ノズルから硬化型樹脂組成物用硬化調整剤を供給しながら、前記一対の横シールロールを用いて該筒状体を横シールして、該硬化型樹脂組成物用硬化調整剤を袋状の前記包装用フィルムに封入する工程、とを有することを特徴とする。
また、本発明の一態様に係る硬化型樹脂組成物用硬化調整剤入り包装容器は、二つ折りにされた包装用フィルムからなる包装容器であって、折り目以外の三方がシールされた該包装容器の中に、硬化型樹脂組成物用硬化調整剤が充填されていることを特徴とする。
また、本発明の一態様に係る硬化型樹脂組成物の施工方法は、被塗布体に硬化型樹脂組成物を塗布するに先だって、該硬化型樹脂組成物に硬化調整剤を添加する工程を有し、該硬化調整剤に、二つ折りにされた包装用フィルムからなる包装容器であって、折り目以外の三方がシールされた該包装容器に充填されている硬化型樹脂組成物用硬化調整剤を用いることを特徴とする。
本発明によれば、貯蔵安定性を確保しながら、使い切ることの可能な硬化型樹脂組成物入り包装容器をより低コストで大量に製造することが可能となる。また、本発明によれば、貯蔵安定性を確保しながら、使い切ることの可能な硬化型樹脂組成物用硬化調整剤入り包装容器をより低コストで大量に製造することも可能となる。また、本発明によれば、硬化型樹脂組成物の施工方法の作業性を向上させることも可能となる。
本発明の硬化型樹脂組成物入り包装容器の構造の一例を示す模式斜視図である。 本発明の硬化型樹脂組成物入り包装容器の製造方法の一例を示す模式斜視図である。
以下、本発明の実施の形態について詳細に説明する。
実施の形態1
本発明の一態様に係る硬化型樹脂組成物入り包装容器は、二つ折りにされた包装用フィルムからなる包装容器であって、折り目以外の三方がシールされた該包装容器の中に、硬化型樹脂組成物が充填されていることを特徴とするものである。本態様に用いる包装容器の形態は、袋状の包装容器であり、三方シール袋と合掌シール(センターシール)袋が含まれる。本発明に用いる三方シール袋は、前記折り目に対向する第1のシール部と、互いに対向する一対のシール部からなる第2のシール部とを有する。図1は、硬化型樹脂組成物として湿気硬化型樹脂組成物を用いた湿気硬化型樹脂組成物入り包装容器の構造の一例を示す模式斜視図であり、包装容器に三方シール袋を用いた例を示している。湿気硬化型樹脂組成物入り包装容器1は、三方シールされた長方形状または正方形状の包装用フィルム2の中に湿気硬化型樹脂組成物(不図示)が封入されている。三方シールは、折り目3以外の三方がシールされており、折り目3に対向する第1のシール部4と、第1のシール部4の両側にある、互いに対向する一対のシール部からなる第2のシール部5,5とで構成されている。
なお、包装容器の形態としては、図1の三方シール袋の形態に限定されず、合掌シール袋でもよい。合掌シール袋は、二つ折りにされた包装用フィルムを合掌状に貼り合わせて1つのセンターシールを設けるとともに、該センターシールの両端と交差し、互いに対向する一対のシール部を設けたものを用いることができる。
包装用フィルム2には、ヒートシール可能な積層フィルムを用いることができる。本発明に用いる積層フィルムは、少なくとも、外層から内層(内容物側)へ基材層とバリア層とヒートシール層を有する積層フィルムである。基材層には、ポリエチレン系樹脂、ポリプロピレン系樹脂、環状ポリオレフィン系樹脂等のポリオレフィン系樹脂、ポリエチレンテレフタレート(PET)やポリエチレンナフタレート等のポリエステル系樹脂、延伸または無延伸のナイロン等のポリアミド系樹脂からなるフィルムを使用することができる。また、バリア層はガスや水蒸気の透過を防止するもので、アルミ箔やアルミ蒸着樹脂フィルム、例えばアルミ蒸着ポリエチレンテレフタレートフィルムを用いることができる。また、ヒートシール層には、低密度ポリエチレン(LDPE)や直鎖状低密度ポリエチレン(LLDPE)を用いることができる。また、バリア層を2層以上で構成してもよく、例えばアルミ箔/PETの組み合わせを挙げることができる。また、バリア層としてアルミ蒸着PETを用いる場合、基材層を省略してもよい。また、ヒートシール層を2層以上で構成してもよく、例えば2軸延伸ナイロン/LLDPEの組み合わせを用いることもできる。具体的な組み合わせとしては、2軸延伸ナイロン(ONYともいう)/アルミ箔/LLDPE、2軸延伸ナイロン/アルミ箔/PET/LLDPE、およびアルミ蒸着PET/2軸延伸ナイロン/LLDPEからなる群から選択される1種を用いることができる。ここで、基材層の厚さは、10〜100μm、バリア層の厚さは1〜30μm、ヒートシール層の厚さは10〜200μmとすることができる。
また、包装容器の大きさは、用途に応じて種々の大きさを選択することができ、例えば、縦×横が、(30〜1)×(20〜1)cm、好ましくは(20〜1)×(10〜1)cm、より好ましくは(10〜1)×(5〜1)cmである。また、内容物である湿気硬化型樹脂組成物の重量も用途に応じて選択することができ、例えば、0.5〜150g、好ましくは1〜5gとすることができる。
また、包装容器には、その周縁部に切り裂き易くするために、必要に応じて、ミシン目や直線状の切り込みやV字状の切り口を設けることもできる。
以下、本発明の一態様に係る湿気硬化型樹脂組成物入り包装容器の製造方法について説明する。図2は、充填包装装置(製袋装置ともいう)の構造の一例を示す模式斜視図である。充填包装装置10は、湿気硬化型樹脂組成物を内部に封入した多数の包装容器を連続して製造することができる。充填包装装置10は、連続する長尺の包装用フィルム20と、該包装用フィルム20をその長手方向に沿って二つ折りにする折り曲げ手段11と、二つ折りにした包装用フィルムの両側縁部を縦シールする縦シール手段12と、二つ折りにした包装用フィルムの下方の開口端を幅方向に横シールして袋状とするとともに、湿気硬化型樹脂組成物充填後に上方の開口端を幅方向に横シールする横シール手段13と、袋状の包装用フィルム20に湿気硬化型樹脂組成物を供給するノズル15と、包装用フィルム20を上方から下方に移動させるフィルム移動手段14を、備えている。
充填包装装置10を用いて包装容器1を製造する場合、まず、包装用フィルム供給源23から、フィルム移動手段14を用いて長尺の包装用フィルム20を上方から下方に引き出しながら、折り曲げ手段11を通過させることにより、その長手方向に沿って折り曲げて二つ折りにする。次いで、二つ折りした包装用フィルム20の両側縁部を縦シール手段12を用いて縦シールして縦シール部21(第1のシール部4に対応する)を形成する。次いで、二つ折りにした包装用フィルム20の下方の開口端を横シール手段13を用いて幅方向に横シールして下方の横シール部22(第2のシール部5の一方に対応する)を形成して袋状とする。先端15aが、横シールされる包装用フィルム20の下方の開口端の上方に位置するように配置されたノズル15を用い、袋状にした包装用フィルム20の中に湿気硬化型樹脂組成物(不図示)を充填する。ノズル15から湿気硬化型樹脂組成物を供給しながら、袋状とした包装用フィルム20を下方に所定距離移動させた後、上方の開口端を横シール手段13を用いて幅方向に横シールして上方の横シール部22(第2のシール部5の他方に対応する)を形成して湿気硬化型樹脂組成物を封入する。ここで、横シール手段13の位置を、充填される湿気硬化型樹脂組成物の液面と概ね同じあるいは液面より低くした状態で横シールを行う。そして、フィルム移動手段を用いて包装用フィルム20を上方から下方に移動させながら、前記の包装用フィルム20を袋状とする工程と、前記の湿気硬化型樹脂組成物を充填する工程と、前記の湿気硬化型樹脂組成物を封入する工程とをこの順番で繰り返すことで、ノズル15から連続して供給される湿気硬化型樹脂組成物が袋状に分包されて、移動方向に連なる複数の湿気硬化型樹脂組成物入り包装容器1を製造することができる。なお、図2では、フィルム移動手段を折り曲げ手段11の上流側に配置して例を示したが、横シール手段13の下流側に配置してもよい。
上記の方法によれば、ノズル15から湿気硬化型樹脂組成物を供給しながら、袋状とした包装用フィルム20を下方に移動させることで、湿気硬化型樹脂組成物の充填とともに袋状の包装用フィルム20内の空気が上方に逃げやすくなる。また、横シール手段13の位置を、充填される湿気硬化型樹脂組成物の液面と概ね同じあるいは液面より低くした状態で横シールを行う、すなわち、シールする部分に湿気硬化型樹脂組成物が存在する状態で横シールすることで、シール部分への空気の侵入を抑制することができる。これにより、袋状の包装用フィルム20内の空気の量を低減することが可能となり、保存時の増粘や硬化を抑制することが可能となる。
また、横シール手段13とノズル15の先端15aとの間に、一対のエアー抜きローラを設けることもできる。一対のエアー抜きローラにより、袋状とした包装用フィルム20を挟み込むとともに、包装用フィルム20の下方への移動と連動して回転させることで、袋状とした包装用フィルム20の空気を抜くことができる。これにより、さらに袋状の包装用フィルム20内の空気の量を低減することが可能となる。
折り曲げ手段は、引き出した長尺の包装用フィルム20を、その長手方向に沿って折り曲げて二つ折りにする。図2では、長手方向に沿って幅が狭くなる一対の側壁部材11,11を用いた例を示したが、幅方向に伸びるスリット孔等の他の手段を用いることもできる。
また、縦シール手段12は、一対のシール部材12a,12bを有し、該一対のシール部材12a,12bで折り曲げた包装用フィルム20の両側縁部を挟み込こんでヒートシールすることで、縦シール部21を形成することができる。
また、横シール手段13は、縦シールした包装用フィルム20を挟んで対向する一対の回転可能な横シールロール13a,13bを有し、各横シールロールには外周の幅方向に沿って複数のシールバー13cが配置されている。横シール手段13は、縦シールした包装用フィルム20の下方の開口端を挟み込んで横シールすることで、縦シールした包装用フィルム20を袋状に成形するとともに、その袋状の包装用フィルム20に湿気硬化型樹脂組成物を充填後、その袋状の包装用フィルム20の縦方向に所定の間隔を置いて横シールすることで湿気硬化型樹脂組成物を袋状の包装用フィルム20に封入する。ここで、横シール手段13は、上方から湿気硬化型樹脂組成物が連続供給されている状態で、横シールを行うが、一対の横シールロール13a,13bのシールバー13cが互いに押接するように同期させて回転することで、押接するシールバー13c同士がフィルムのシール部分に存在する湿気硬化型樹脂組成物を横シール部分からしごきながら押し出すので、横シール部分から湿気硬化型樹脂組成物を排除することができる。これにより、湿気硬化型樹脂組成物の噛み込みによるシール不良を抑制して、包装容器の気密性を確保することができる。なお、複数のシールバー13cの数または隣接するシールバー間の間隔は、充填量に応じて設定することができる。例えば、充填量が多い場合は、少ない場合に比べて、シールバーの数を少なくし、あるいは間隔を大きくすればよい。
また、ノズル15は、袋状に成形された包装用フィルム20に湿気硬化型樹脂組成物を充填するもので、上方の開口端から二つ折りした包装フィルム20に挿入して用いることができる。ノズル15はその先端が、縦シール手段12の配置位置と横シール手段13の配置位置との間に位置するように配置され、好ましくは、下方の横シール部を形成した時に、下方の横シール部の直上に位置するように、その先端が横シール部の上に配置されている。ノズル15は、湿気硬化型樹脂組成物を貯蔵する貯液タンク(不図示)に接続された送液ポンプ(不図示)に接続されている。なお、上記の例では、ノズル15の位置を固定して用いる場合について説明したが、ノズル15を昇降可能に配置し、包装用フィルムの移動速度よりも速い速度で袋状の包装用フィルム内を昇降させることで、湿気硬化型樹脂組成物の充填を行うこともできる。
また、包装用フィルム20を上方から下方に移動させる移動手段14には、例えば、一対の駆動ローラを14a,14bを有する繰り出しローラを用いることができる。
また、図2の充填包装装置10では、包装用フィルムの移動方向に連なる複数の湿気硬化型樹脂組成物入り包装容器1を製造することができるが、湿気硬化型樹脂組成物を封入後に上方の横シール部を幅方向に両断する、あるいはミシン目を入れる切断装置を設けることもできる。これにより、多数の包装容器1を容易に得ることができる。
なお、図2では、包装容器として三方シール袋を用いた例を示したが、包装容器として合掌シール袋を用いることもできる。その場合、縦シールがセンターシールとなるように、横シール手段13の配置を変更する以外は、上記の製造方法と同様の方法を用いて製造することができる。
また、本発明の包装容器に封入する湿気硬化型樹脂組成物としては、シリコーン系、変成シリコーン系、ポリウレタン系等の硬化型樹脂組成物を挙げることができ、接着剤やシーリング材として用いることができる。シリコーン系硬化型樹脂組成物には、主鎖がオルガノポリシロキサンであり、分子末端に加水分解性珪素基を有するものを挙げることができる。また、変成シリコーン系硬化型樹脂組成物には、主鎖ポリオキシアルキレン重合体又はビニル系重合体であり、分子末端に加水分解性珪素基を有するものを挙げることができる。また、ポリウレタン系湿気硬化型樹脂組成物には、分子内に2個以上の水酸基を有するポリオール1種以上と、分子内に2個以上のイソシアネート基を有するポリイソシアネート1種以上を反応させた、末端にイソシアネート基を有するウレタンプレポリマーを構成成分とするものを挙げることができる。
なお、本実施の形態では、硬化型樹脂組成物として、湿気硬化型樹脂組成物を用いた場合について説明したが、硬化型樹脂組成物として熱硬化型樹脂組成物や光硬化型樹脂組成物を用いた場合でも、本実施の形態と同様の方法で製造することができる。また、熱硬化型樹脂組成物としては、ポリウレタン系樹脂、エポキシ系樹脂、不飽和ポリエステル系樹脂、(メタ)アクリル系樹脂等を挙げることができる。また、光硬化型樹脂組成物としては、エポキシ系樹脂、(メタ)アクリル系樹脂等を挙げることができる。
実施の形態2
本実施の形態は、本発明の一態様に係る硬化型樹脂組成物用硬化調整剤入り包装容器に関するものである。本態様の硬化型樹脂組成物用硬化調整剤入り包装容器は、二つ折りにされた包装用フィルムの折り目以外の三方がシールされ、硬化型樹脂組成物用硬化調整剤が充填されていることを特徴とする。硬化性樹脂組成物に代えて硬化型樹脂組成物用硬化調整剤を充填した以外は、図1に示す包装容器と同様の構造を有している。
本発明で用いる硬化型樹脂組成物用硬化調整剤とは、硬化型樹脂組成物の硬化時間に影響を与える添加剤であって、例えば、硬化速度を遅くする硬化遅延剤、硬化速度を速くする硬化促進剤、そして粘度を低下させることで作業しやすくする軟化剤が含まれる。それ以外にも、硬化時間に影響を与えるものであれば特に限定されない。夏場において、施工現場の気温が高く、使用する前に接着剤やシーリング材がゲル化や溶媒が揮発するなどして、必要箇所に施工できなくなり材料ロスが発生してしまう問題がある。これに対しては、硬化遅延剤を添加して硬化速度を遅くして硬化時間を長くすることで作業性を向上させることができる。また、冬場において、施工現場の温度が低く、硬化型樹脂組成物がなかなか硬化しない場合、硬化促進剤を添加して硬化速度を速くして硬化時間を短くして作業性を向上させることができる。また、軟化剤は、施工時の吸い込み性やヘラならし性を向上させる効果も有する。
硬化型樹脂組成物の組成に応じて公知の硬化調整剤を用いることができる。例えば、1成分型変性シリコーンを主たる成分とする湿気硬化型樹脂組成物の場合、硬化遅延剤には、例えば酸性化合物と高沸点炭化水素の混合物を用いることができる。酸性化合物には、オクチル酸等の有機酸や酸性リン酸エステル類を用いることができる。酸性リン酸エステル類としては、リン酸のモノアルキルエステル又はジアルキルエステルであり、例えば、メチルアシッドホスフェート、エチルアシッドホスフェート、イソプロピルアシッドホスフェート、ブチルアシッドホスフェート、ブトキシエチルアシッドホスフェート、ジブチルホスフェート、モノブチルホスフェート、ジオクチルホスフェート、2−エチルヘキシルアシッドホスフェート、イソデシルアシッドホスフェート等を挙げることができ、例えば第八化学工業製のAP−4、AP−8、AP−10、城北化学工業製のJP506H,JP508、JP512を用いることができる。好ましくは有機酸、より好ましくはオクチル酸である。また、高沸点炭化水素には、イソパラフィン系炭化水素、例えば、エクソンモービル社製アイソパーG,H,Mを挙げることができる。酸性化合物と高沸点炭化水素の混合比は、酸性化合物:高沸点炭化水素=2:98〜10:90(重量比)である。また、硬化促進剤には、例えばスズ触媒と高沸点炭化水素の混合物を用いることができる。スズ触媒には、ジブチルスズ、ジオクチルスズ、有機チタン、有機ジルコニウムを挙げることができ、例えば日東化成製のネオスタンU220H,U100,U28を用いることができる。また、高沸点炭化水素には、イソパラフィン系炭化水素、例えば、エクソンモービル社製アイソパーG,H,Mを挙げることができる。スズ触媒と高沸点炭化水素の混合物の混合比は、スズ触媒:高沸点炭化水素=2:98〜10:90(重量比)である。また、軟化剤には、イソパラフィン系炭化水素やナフテン系炭化水素を用いることができる。例えば、イソパラフィン系炭化水素には、エクソンモービル社製アイソパーG,H,M等を挙げることができる。また、ナフテン系炭化水素には、エクソンモービル社エクソールD40,D80,D110等を挙げることができる。
また、本態様に係る硬化型樹脂組成物用硬化調整剤入り包装容器の製造方法は、上方から下方に移送される長尺の包装用フィルムを長手方向に沿って二つ折りにするとともに、長手方向に沿って縦シールする工程と、互いに押接するように回転可能に配置された一対の横シールロールであって、各横シールロールの外周の幅方向に沿って複数のシールバーが配置された該一対の横シールロールの間に、二つ折りにした前記包装用フィルムを挟み込み、前記包装用フィルムの下方の開口端を幅方向に横シールして袋状とする工程と、先端が、横シールされる前記包装用フィルムの下方の開口端の上方に位置するように配置されたノズルを用い、袋状にした前記包装用フィルムの中に硬化型樹脂組成物用硬化調整剤を充填する工程と、前記ノズルから硬化型樹脂組成物用硬化調整剤を供給しながら、前記一対の横シールロールを用いて該筒状体を横シールして、該硬化型樹脂組成物用硬化調整剤を袋状の前記包装用フィルムに封入する工程、とを有する。実施の形態1の製造方法において、硬化型樹脂組成物に代えて硬化型樹脂組成物用硬化調整剤を用いた以外は、実施の形態1で説明した製造方法と同様の方法で製造することができる。
本実施の形態によれば、貯蔵安定性を確保しながら、使い切ることの可能な硬化型樹脂組成物用硬化調整剤入り包装容器をより低コストで大量に製造することが可能となる。
実施の形態3
また、本発明の別の態様に係る湿気硬化型樹脂組成物入り包装容器の製造方法について説明する。本態様に係る製造方法は、上方から下方に移送される一対の長尺の包装用フィルムを重ね合わせ、重ね合わせた該一対の長尺の包装用フィルムの両側縁部を長手方向に沿って縦シールする工程と、
互いに押接するように回転可能に配置された一対の横シールロールであって、各横シールロールの外周の幅方向に沿って複数のシールバーが配置された該一対の横シールロールの間に、二つ折りにした前記包装用フィルムを挟み込み、前記包装用フィルムの下方の開口端を幅方向に横シールして袋状とする工程と、
先端が、横シールされる前記包装用フィルムの下方の開口端の上方に位置するように配置されたノズルを用い、袋状にした前記包装用フィルムの中に硬化型樹脂組成物を充填する工程と、
前記ノズルから硬化型樹脂組成物を供給しながら、前記一対の横シールロールを用いて該筒状体を横シールして、該硬化型樹脂組成物を袋状の前記包装用フィルムに封入する工程、とを有することを特徴とするものである。
本態様に係る製造方法は、上方から下方に移送される長尺の包装用フィルムを長手方向に沿って二つ折りにするとともに、長手方向に沿って縦シールする工程に代えて、上方から下方に移送される一対の長尺の包装用フィルムを重ね合わせ、重ね合わせた該一対の長尺の包装用フィルムの両側縁部を長手方向に沿って縦シールする工程を用いる以外は、実施の形態1で説明した製造方法と同様の方法を用いて実施することができる。具体的には、図2に示した、1つの縦シール手段12に代えて、対向する一対の縦シール手段を用いることで、重ね合わせた該一対の長尺の包装用フィルムの両側縁部をシールすることができる。
本実施の形態によれば、二つ折りにされた包装用フィルムからなる包装容器であって、折り目以外の三方がシールされた該包装容器に代えて、四方がシールされた袋状の包装用フィルムからなる包装容器の中に硬化型樹脂組成物が充填されている、硬化型樹脂組成物入り包装容器を製造することができる。また、硬化型樹脂組成物に代えて、硬化型樹脂組成物用硬化調整剤を用いることで、硬化型樹脂組成物用硬化調整剤入り包装容器も製造することができる。
本実施の形態によれば、実施の形態および2の場合と同様、貯蔵安定性を確保しながら、使い切ることの可能な硬化型樹脂組成物入り包装容器および硬化型樹脂組成物用硬化調整剤入り包装容器をより低コストで大量に製造することが可能となる。
実施の形態4
本実施の形態は、硬化型樹脂組成物の施工方法に関するものである。本発明の一態様に係る硬化型樹脂組成物の施工方法は、被塗布体に硬化型樹脂組成物を塗布するに先だって、該硬化型樹脂組成物に硬化調整剤を添加する工程を有し、該硬化調整剤に、二つ折りにされた包装用フィルムの折り目以外の三方がシールされた包装容器に充填されている硬化型樹脂組成物用硬化調整剤を用いる。
本態様に係る施工方法は、被塗布体に硬化型樹脂組成物を塗布するに先だって、該硬化型樹脂組成物に硬化調整剤を添加する工程を有しており、施工現場において、硬化型樹脂組成物の硬化時間を調整することができる。さらに、その硬化調整剤に二つ折りにされた包装用フィルムの折り目以外の三方がシールされた包装容器に充填され小分けされた硬化調整剤を用いる。その包装容器は手で引き裂いたり、はさみ等の刃物で開くことができるので、硬化調整剤を硬化型樹脂組成物に簡単に添加することができ、硬化型樹脂組成物の硬化時間を調整するために要する時間を短縮することで作業性を向上させることが可能である。また小分けされているので、使い切ることが可能である。これにより、硬化調整剤を使い切れなくなり、硬化調整剤が無駄になることがないので施工コストを低減することも可能である。
硬化調整剤を添加する硬化型樹脂組成物は、ペール缶やアルミ等の金属製チューブ等の種々の容器に入ったものを用いることができる。また、硬化型樹脂組成物には実施の形態1または3に記載した包装容器に充填されたものを用いることもできる。実施の形態1または3に記載した包装容器に充填されたものを用いることで、硬化型樹脂組成物を使い切ることが可能となり、施工コストを低減することも可能である。
なお、本実施の形態では、二つ折りにされた包装用フィルムの折り目以外の三方がシールされた包装容器に充填されている硬化型樹脂組成物用硬化調整剤を用いたが、四方がシールされた袋状の包装用フィルムからなる包装容器の中に充填されている硬化型樹脂組成物用硬化調整剤を用いても同様の効果を得ることができる。
実施例1
包装用フィルムとして、積層フィルム(ONY15μm/アルミ箔7μm/LLDPE40μm)を用いた。湿気硬化型樹脂組成物には、変成シリコーン樹脂組成物として、シャープ化学工業社製シャーピーヘンセイシリコーンMを用いた。充填包装装置として、三光機械社製MR−10を用いて、1個の大きさが5.0×3.0cmである湿気硬化型樹脂組成物が1.0g充填された包装容器を製造した。
実施例2
湿気硬化型樹脂組成物に、ポリウレタン系樹脂組成物として、シャープ化学工業社製シャーピーシールU2−NB主剤を用いた以外は、実施例1と同様の方法により包装容器を製造した。
比較例1
包装用フィルムと湿気硬化型樹脂組成物は、実施例1と同じものを用いた。1個の大きさが7.0×3.0cmである三方シールされた包装容器を富士インパルス社製V−402−10Wを用いて予め製造し、未シール部分の口を開け、湿気硬化型樹脂組成物をノズルを用いて1.0g充填し、対向する一対のシールバーで開口部をヒートシールして四方シールの包装容器を製造した。
比較例2
湿気硬化型樹脂組成物に実施例2と同じものを用いた以外は、比較例1と同様の方法により4方シールの包装容器を製造した。
(貯蔵安定性評価1)
製造した湿気硬化型樹脂組成物入り包装容器を、50℃で30日間保管した後、内容物充填部分およびヒートシール部を観察し、以下の基準に基づき評価した。
○:包装容器自体にデラミネーションもヒートシール部の後退も見られない。
△:包装容器自体にデラミネーションが見られたが、ヒートシール部の後退は見られない。
×:包装容器自体にデラミネーションと、ヒートシール部の後退が見られた。
(貯蔵安定性評価2)
製造した湿気硬化型樹脂組成物入り包装容器を、50℃で30日間保管した後、ただちに500gの重りを載せて内容物が漏れ出すかどうかを観察し、以下の基準に基づき評価した。
○:24時間後も漏れ出さなかった。
△:15時間以上24時間以内に漏れ出した。
×:ただちに漏れ出した。
(貯蔵安定性評価3)
製造した湿気硬化型樹脂組成物入り包装容器を、50℃で30日間保管した後、端部を開封して内容物を押し出して性状を観察し、以下の基準に基づき評価した。
○:内容物が硬化および増粘していない。
△:内容物が一部硬化している、または増粘しており押し出しにくい。
×:内容物が硬化して、押し出せない。
(結果)
実施例と比較例の結果を以下の表1に示す。
表1に示すように、実施例1,2で製造した包装容器は、評価1から3のいずれにおいても優れた特性を有していた。これに対し、比較例1,2の4方シールの包装容器の場合、評価1では、優れた特性を示したが、評価2および3では良好な結果は得られなかった。これは、比較例1,2では、三方シールされた包装容器に湿気硬化型樹脂組成物を充填し、対向する一対のシールバーで開口部をヒートシールしており、ノズル先端から液ダレした湿気硬化型樹脂組成物がシール部分に付着して、湿気硬化型樹脂組成物の噛み込みによるシール不良が発生したため、評価2の結果が悪かったものと考えられる。特に、シャーピーシールU2−NB主剤は低粘度で液ダレが大きいため、充填時にシール部分に付着し易く、湿気硬化型樹脂組成物の噛み込みによるシール不良が発生し易いものと考えられる。また、比較例1,2では、未シール部分の口を開け、湿気硬化型樹脂組成物をノズルを用いて充填する際に空気が包装容器内に侵入するが、袋内の隙間に空気が存在したままでシールされるため、残留する空気により、内容物である湿気硬化型樹脂組成物が硬化したものと考えられる。
本発明によれば、貯蔵安定性を確保しながら、小分けした硬化型樹脂組成物入り包装容器や硬化型樹脂組成物用硬化調整剤入り包装容器をより低コストで製造することが可能となる。また、小分けした硬化型樹脂組成物用硬化調整剤入り包装容器を用いることで、施工時の硬化型樹脂組成物の硬化時間の調整が容易となり作業性を向上させることが可能となる。
1 湿気硬化型樹脂組成物入り包装容器
2,20 包装用フィルム
3 折り目
4 第1のシール部
5 第2のシール部
10 充填包装装置
11 折り曲げ手段
12 縦シール手段
12a,12b 縦シール手段用シール部材
13 横シール手段
13a,13b 横シールロール
13c シールバー
14 移動手段
14a,14b 駆動ローラ
15 ノズル
15a ノズル先端
21 縦シール部
22 横シール部
23 包装用フィルム供給源

Claims (18)

  1. 上方から下方に移送される長尺の包装用フィルムを長手方向に沿って二つ折りにするとともに、長手方向に沿って縦シールする工程と、
    互いに押接するように回転可能に配置された一対の横シールロールであって、各横シールロールの外周の幅方向に沿って複数のシールバーが配置された該一対の横シールロールの間に、二つ折りにした前記包装用フィルムを挟み込み、前記包装用フィルムの下方の開口端を幅方向に横シールして袋状とする工程と、
    先端が、横シールされる前記包装用フィルムの下方の開口端の上方に位置するように配置されたノズルを用い、袋状にした前記包装用フィルムの中に硬化型樹脂組成物を充填する工程と、
    前記ノズルから硬化型樹脂組成物を供給しながら、前記一対の横シールロールを用いて該筒状体を横シールして、該硬化型樹脂組成物を袋状の前記包装用フィルムに封入する工程、とを有する、硬化型樹脂組成物入り包装容器の製造方法。
  2. 上方の開口端を横シールした前記包装用フィルムを下方に移送させながら、
    前記の包装用フィルムを袋状とする工程と、前記の硬化型樹脂組成物を充填する工程と、前記の袋状の包装用フィルムに封入する工程とをこの順番で繰り返して、連なる複数の硬化型樹脂組成物入り包装容器を製造する請求項1記載の製造方法。
  3. 前記の縦シールする工程において、上方から下方に移送される前記の長尺の包装用フィルムを長手方向に沿って折り曲げて二つ折りにし、重ね合わせた両方の幅方向端部を縦シールする、請求項1または2に記載の製造方法。
  4. 前記硬化型樹脂組成物が湿気硬化型樹脂組成物である請求項1〜3のいずれか1項に記載の製造方法。
  5. 二つ折りにされた包装用フィルムからなる包装容器であって、折り目以外の三方がシールされた該包装容器の中に、硬化型樹脂組成物が充填されている、硬化型樹脂組成物入り包装容器。
  6. 前記折り目に対向する第1のシール部と、互いに対向する一対のシール部からなる第2のシール部とを有する、請求項5記載の硬化型樹脂組成物入り包装容器。
  7. 前記包装用フィルムが、2軸延伸ナイロン/アルミ箔/直鎖状低密度ポリエチレン、2軸延伸ナイロン/アルミ箔/ポリエチレンテレフタレート/直鎖状低密度ポリエチレン、およびアルミ蒸着ポリエチレンテレフタレート/2軸延伸ナイロン/直鎖状低密度ポリエチレンからなる群から選択される積層フィルムである、請求項5または6に記載の硬化型樹脂組成物入り包装容器。
  8. 前記硬化型樹脂組成物が湿気硬化型樹脂組成物である請求項5〜7のいずれか1項に記載の硬化型樹脂組成物入り包装容器。
  9. 上方から下方に移送される長尺の包装用フィルムを長手方向に沿って二つ折りにするとともに、長手方向に沿って縦シールする工程と、
    互いに押接するように回転可能に配置された一対の横シールロールであって、各横シールロールの外周の幅方向に沿って複数のシールバーが配置された該一対の横シールロールの間に、二つ折りにした前記包装用フィルムを挟み込み、前記包装用フィルムの下方の開口端を幅方向に横シールして袋状とする工程と、
    先端が、横シールされる前記包装用フィルムの下方の開口端の上方に位置するように配置されたノズルを用い、袋状にした前記包装用フィルムの中に硬化型樹脂組成物用硬化調整剤を充填する工程と、
    前記ノズルから硬化型樹脂組成物用硬化調整剤を供給しながら、前記一対の横シールロールを用いて該筒状体を横シールして、該硬化型樹脂組成物用硬化調整剤を袋状の前記包装用フィルムに封入する工程、とを有する、硬化型樹脂組成物用硬化調整剤入り包装容器の製造方法。
  10. 上方の開口端を横シールした前記包装用フィルムを下方に移送させながら、
    前記の包装用フィルムを袋状とする工程と、前記硬化型樹脂組成物用硬化調整剤を充填する工程と、前記の袋状の包装用フィルムに封入する工程とをこの順番で繰り返して、連なる複数の硬化型樹脂組成物用硬化調整剤入り包装容器を製造する請求項9記載の製造方法。
  11. 前記の縦シールする工程において、上方から下方に移送される前記の長尺の包装用フィルムを長手方向に沿って折り曲げて二つ折りにし、重ね合わせた両方の幅方向端部を縦シールする、請求項9または10に記載の製造方法。
  12. 前記硬化型樹脂組成物用硬化調整剤が湿気硬化型樹脂組成物用硬化調整剤である請求項9〜11のいずれか1項に記載の製造方法。
  13. 二つ折りにされた包装用フィルムからなる包装容器であって、折り目以外の三方がシールされた該包装容器の中に、硬化型樹脂組成物用硬化調整剤が充填されている、硬化型樹脂組成物用硬化調整剤入り包装容器。
  14. 前記折り目に対向する第1のシール部と、互いに対向する一対のシール部からなる第2のシール部とを有する、請求項13記載の硬化型樹脂組成物用硬化調整剤入り包装容器。
  15. 前記包装用フィルムが、2軸延伸ナイロン/アルミ箔/直鎖状低密度ポリエチレン、2軸延伸ナイロン/アルミ箔/ポリエチレンテレフタレート/直鎖状低密度ポリエチレン、およびアルミ蒸着ポリエチレンテレフタレート/2軸延伸ナイロン/直鎖状低密度ポリエチレンからなる群から選択される積層フィルムである、請求項13または14に記載の硬化型樹脂組成物用硬化調整剤入り包装容器。
  16. 前記硬化型樹脂組成物用硬化調整剤が湿気硬化型樹脂組成物用硬化調整剤である請求項13〜15のいずれか1項に記載の硬化型樹脂組成物用硬化調整剤入り包装容器。
  17. 被塗布体に硬化型樹脂組成物を塗布するに先だって、該硬化型樹脂組成物に硬化調整剤を添加する工程を有し、該硬化調整剤に、二つ折りにされた包装用フィルムからなる包装容器であって、折り目以外の三方がシールされた該包装容器に充填されている、硬化型樹脂組成物用硬化調整剤を用いる、硬化型樹脂組成物の施工方法。
  18. 前記硬化型樹脂組成物用硬化調整剤が湿気硬化型樹脂組成物用硬化調整剤である請求項17に記載の施工方法。
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