JP2017003864A - 顕微鏡システム - Google Patents

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Nobuhiro Takamizawa
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Abstract

【課題】複数の光検出器により、これら光検出器の劣化を防止しつつ励起波長ごとに蛍光のスペクトル成分を同時に検出する。
【解決手段】レーザユニット5から発せられた波長が異なる複数のレーザ光を標本S上で走査させる照明光学系7と、複数の励起光が走査された標本Sからの蛍光をレーザ光の波長ごとにスペクトル成分に分光する透過型VPHG41A,41Bと、透過型VPHG41A,41Bによりスペクトル成分に分光された蛍光ごとに検出する検出波長範囲を設定するPC51と、PC51により設定された各検出波長範囲に従い、標本Sの同一範囲からの各蛍光のスペクトル成分をそれぞれ検出波長をずらしながら所定の波長幅で順次検出するPMT49A,49Bとを備え、PC51が、PMT49A,49Bによる各励起光と波長が重複する標本Sからの蛍光を含む戻り光のスペクトル成分の検出を阻止する顕微鏡システム100を提供する。
【選択図】図1

Description

本発明は、顕微鏡システムに関するものである。
従来、検出する波長範囲を自在に調整可能な分光検出機構を備えた光検出器を複数備え、標本に対して複数の異なる波長の励起光を同時に照射し、標本から発せられる互いに異なる波長範囲の観察光を各光検出器により同時に検出する顕微鏡が知られている(例えば、特許文献1参照。)。
標本に対して異なる波長の複数の励起光を同時に照射すると、いずれかの光検出器の検出波長範囲によっては標本において反射された励起光が検出されてしまうことがある。例えば、標本に対して488nmの励起光と543nmの励起光とを同時に照射して、検出波長範囲が500nm〜580nmの光検出器と検出範囲が570nm〜600nmの光検出器とにより蛍光を同時に検出しようとした場合、検出範囲が500nm〜580nmの光検出器により、標本において反射された543nmの励起光が検出されてしまう。これに対し、特許文献1に記載の顕微鏡は、蛍光の光路上に配置された音響光学素子により、光検出器に入射する励起光を除去して、光検出器による励起光の検出を防止している。
米国特許第6977724号明細書
しかしながら、音響光学素子により励起光を完全に除去することはできない。そのため、特許文献1に記載の顕微鏡では、蛍光と比較して強度が強い励起光が光検出器により検出されてしまい、光検出器が劣化してしまうという問題がある。
本発明は上述した事情に鑑みてなされたものであって、複数の光検出器により、これら光検出器の劣化を防止しつつ、励起波長ごとに蛍光のスペクトル成分を同時に検出することができる顕微鏡システムを提供することを目的としている。
上記目的を達成するために、本発明は以下の手段を提供する。
本発明は、光源から発せられた波長が異なる複数の励起光を標本上で走査させる照明光学系と、前記標本からの蛍光をスペクトル成分に分光する分光素子と、該分光素子により前記スペクトル成分に分光された前記蛍光に対し、その検出波長範囲を設定する範囲設定部と、該範囲設定部により設定された各前記検出波長範囲に従い、前記標本の同一範囲からの前記蛍光のスペクトル成分をそれぞれ検出波長をずらしながら所定の波長幅で順次検出する複数の光検出部と、これら光検出部による各前記励起光の標本からの戻り光の検出を阻止する検出阻止部とを備える顕微鏡システムを提供する。
本発明によれば、照明光学系により異なる波長の複数の励起光が標本に照射され、標本からの蛍光が分光素子によりスペクトル成分に分光され、設定部によって設定された各検出波長範囲に従ってこれらのスペクトル成分が各光検出部によりそれぞれ検出される。
この場合において、光検出部による各励起光の標本からの戻り光の検出が検出阻止部によって阻止されることで、蛍光よりも強度が強い励起光を検出してしまうことによる光検出部の劣化を防ぐことができる。したがって、複数の光検出器により、これら光検出器の劣化を防止しつつ、励起波長ごとに蛍光のスペクトル成分を同時に検出することができる。
上記発明においては、前記検出阻止部が、前記範囲設定部により設定される前記検出波長範囲を前記複数の励起光の波長を除く範囲に制限することとしてもよい。
このように構成することで、光検出部による励起光の検出を確実に阻止することができる。
上記発明においては、前記光検出部が、前記スペクトル成分に分光された蛍光のうち検出光路を通過可能な波長を制限する通過制限部材と、該通過制限部材による波長の制限を制御する通過制御部と、前記検出光路を通過した前記蛍光を検出する検出器とを備えることとしてもよい。
このように構成することで、通過制限部材により励起光の通過を妨げて、光検出器による励起光の検出を確実に阻止することができる。
上記発明においては、前記検出阻止部が、前記光検出部ごとに前記蛍光の光路に挿脱可能に構成された前記戻り光を遮断可能な光遮断部材と、該光遮断部材の挿脱を制御する挿脱制御部とを備え、該挿脱制御部が、いずれかの前記励起光と波長が重複する前記蛍光のスペクトル成分を検出するタイミングで前記光検出部の前記光路に前記光遮断部材を挿入することとしてもよい。
このように構成することで、光遮断部材により励起光を遮断して、光検出部による励起光の検出を確実に阻止することができる。
上記発明においては、前記検出阻止部が、前記光検出部により前記励起光が検出されるタイミングにおいて前記光検出部に供給する駆動電圧を停止させることとしてもよい。
このように構成することで、光検出部に励起光が入射したとしても、光検出部による励起光の検出を確実に阻止することができる。
上記発明においては、前記範囲設定部により設定された前記検出波長範囲と、その検出波長範囲において、標本からの励起光の戻り光が含まれる波長範囲を表示する波長情報表示部を備えることとしてもよい。
このように構成することで、ユーザは、各光検出部の検出波長範囲と、その検出波長範囲において、標本からの励起光の戻り光が含まれる波長範囲を表示部により一見して把握することができる。
上記発明においては、各前記光検出部から出力される検出信号に基づいて画像情報を生成する画像情報生成部と、該画像情報生成部により生成された前記画像情報を表示可能な画像情報表示部と、該画像情報生成部により生成された前記画像情報を保存可能な画像情報保存部とを備え、該画像情報表示部、および画像情報保存部が、前記検出阻止部により前記光検出部への駆動電圧の供給が停止された状態で取得された画像情報を表示、および保存しないこととしてもよい。
前記光検出部への駆動電圧の供給が停止された状態で取得された画像情報には蛍光の情報が含まれていないので、このような画像情報は観察画像として好ましくない。したがって、このように構成することで、不必要な画像を表示することなく、かつ、画像情報保存部の保存容量の無駄な消費を抑えることができる。
本発明によれば、複数の光検出器により、これら光検出器の劣化を防止しつつ、励起波長ごとに蛍光のスペクトル成分を同時に検出することができるという効果を奏する。
本発明の第1実施形態に係る蛍光顕システムを示す概略構成図である。 図1の顕微鏡システムのモニタに表示されるチャンネルごとの励起波長および検出波長範囲を示す情報の一例を示す図である。 図2において、励起波長1のみが選択された場合に制限される各チャンネルの検出波長範囲の下限の一例を示す図である。 図2において、励起波長1,2がそれぞれ選択された場合に制限される各チャンネルの検出波長範囲の上限および下限の一例を示す図である。 本発明の第1実施形態の第1変形に係る顕微鏡システムにおいて、モニタに表示されるチャンネルごとの励起波長、検出波長範囲およびPMTへのHVの供給を停止する領域を示す情報の一例を示す図である。 本発明の第1実施形態の第2変形に係る蛍光顕システムにおいて、モニタに表示されるチャンネルごとの励起波長、検出波長範囲およびPMTへのHVの供給を停止する領域を示す情報の一例を示す図である。
〔第1実施形態〕
本発明の第1実施形態に係る顕微鏡システムについて図面を参照して以下に説明する。
本実施形態に係る顕微鏡システム100は、図1に示されるように、標本Sを載置するXYZステージ3と、レーザ光(励起光)を発生するレーザユニット(光源)5と、レーザユニット5から発せられた波長が異なる複数の励起光を標本Sに照射する照明光学系7と、複数の励起光が照射された標本Sからの蛍光を検出する検出光学系9と、これらレーザユニット5、照明光学系7および検出光学系9を制御したり画像(画像情報)を生成したりする制御ユニット11と、制御ユニット11により生成された画像等を表示するモニタ(波長情報表示部、画像情報表示部)13と、ユーザに観察条件等を入力させる入力器15と、観察条件や画像等を記憶するメモリ(画像情報保存部)17とを備えている。
XYZステージ3は、例えば、図示しない複数のモータにより、相互に直交するX方向、Y方向およびZ方向の移動軸に沿って独立して移動することができるようになっている。これにより、XYZステージ3は、載置された標本Sを3次元方向に移動させることができるようになっている。
レーザユニット5は、励起波長が異なる複数のレーザ光を同時に射出することができるようになっている。
照明光学系7は、レーザユニット5から射出されたレーザ光を集光する瞳投影レンズ21と、瞳投影レンズ21により集光されたレーザ光を偏向するガルバノスキャナ23と、ガルバノスキャナ23により偏向されたレーザ光を平行光にする結像レンズ25と、結像レンズ25により平行光にされたレーザ光を標本Sに照射する一方、標本Sから戻る戻り光を集光する対物レンズ27とを備えている。
ガルバノスキャナ23は、互いに異なる揺動軸回りに揺動可能な一対のガルバノミラー(図示略)を備えている。このガルバノスキャナ23は、これら一対のガルバノミラーによりに、瞳投影レンズ21からのレーザ光を互いに直交するX方向およびY方向に偏向して、標本S上で2次元的に走査させることができるようになっている。
検出光学系9は、対物レンズ27により集光されてレーザ光の光路を戻る標本Sからの戻り光をレーザ光の光路から分岐させる励起ダイクロイックミラー29と、励起ダイクロイックミラー29により分岐された戻り光を集光する共焦点レンズ31と、共焦点レンズ31により集光された戻り光の内、標本Sにおける対物レンズ27の焦点位置において発生した蛍光のみを通過させるピンホール33と、ピンホール33を通過した蛍光を平行光にするコリメートレンズ35と、コリメートレンズ35により平行光にされた蛍光を波長に応じて2つの光路に分岐させる分光ダイクロイックミラー37と、分光ダイクロイックミラー37により分岐された蛍光をそれぞれ検出する2つの分光検出ユニット39A,39Bとを備えている。
励起ダイクロイックミラー29は、レーザユニット5からのレーザ光を瞳投影レンズ21に向けて反射する一方、レーザ光の光路を戻る標本Sからの蛍光を共焦点レンズ31に向けて透過させるようになっている。
ピンホール33は、対物レンズ27の瞳位置と共役な位置に配置されている。
分光ダイクロイックミラー37は、標本Sからの蛍光を波長に応じて分光検出ユニット39A、39Bへ分岐させるようになっている。
分光検出ユニット39A,39Bは、互いに同一の構成を有している。具体的には、分光検出ユニット39A,39Bは、入射した蛍光を回折してスペクトル成分に分光する透過型VPHG(Volume Phase Holographic Grating、分光素子)41A,41Bと、透過型VPHG41A,41Bにより分光された蛍光を反射する角度可変ミラー43A,43Bと、角度可変ミラー43A,43Bにより反射された蛍光を集光する結像レンズ45A,45Bと、結像レンズ45A,45Bにより集光された蛍光の通過を制限する可変スリット(光検出部、通過制限部材)47A,47Bと、可変スリット47A,47Bを通過した蛍光を検出するPMT(Photo Multiplier Tube、光検出部、検出器)49A,49Bとを備えている。
透過型VPHG41A,41Bは、所定の揺動軸回りに揺動可能に設けられている。これら透過型VPHG41A,41Bは、検出する蛍光の波長に応じて揺動軸回りの角度(姿勢)を変えることで、蛍光の回折効率を向上することができるようになっている。
角度可変ミラー43A,43Bは、所定の揺動軸回りに揺動可能に設けられている。これら角度可変ミラー43A,43Bは、揺動軸回りの角度を変えることで、可変スリット47A,47Bを通過させてPMT49A,49Bに入射させる蛍光の中心波長を調整することができるようになっている。
可変スリット47A,47Bは、蛍光の光路上に配置される大きさ可変の開口を有している。この可変スリット47A,47Bは、開口の大きさを変えることで、通過させる蛍光の波長幅を変更することができるようになっている。
PMT49A,49Bは、検出した蛍光の輝度に相当する光強度信号を出力するようになっている。
制御ユニット11は、レーザユニット5、ガルバノスキャナ23および分光検出ユニット39A,39Bの制御や画像生成等を行うPC(Personal Computer、範囲設定部、検出阻止部、画像情報生成部)51と、PC51からの指示に基づき透過型VPHG41A,41B、角度可変ミラー43A,43Bおよび可変スリット47A,47Bを制御する制御回路(光検出部、通過制御部)53と、PC51からの指示に基づきPMT49A,49Bに供給するHV(駆動電圧)を制御するHV回路55と、PMT49A,49Bから出力された光強度信号を処理してPC51に送る検出信号処理回路57とを備えている。
入力器15は、例えば、マウスやキーボードである。この入力器15は、ユーザが、観察条件として、イメージングに使用するレーザ光の励起波長やレーザ光の走査範囲を入力したり、分光検出ユニット39A,39Bごとに検出する蛍光の波長範囲を入力したりすることができるようになっている。
PC51は、レーザユニット5、ガルバノスキャナ23、透過型VPHG41A,41B、角度可変ミラー43A,43Bおよび可変スリット47A,47Bを制御する制御プログラムを有している。また、PC51は、GUIによりモニタ13に表示される図2に示すような画面において、ユーザに、イメージングに使用するレーザ光の励起波長を選択させたり、分光検出ユニット39A,39Bによるチャンネルごとの蛍光の検出波長範囲を設定させたりすることができるようになっている。
図2に示す例では、分光検出ユニット39A,39Bによるチャンネルごとに、レーザ光の励起波長として488nmと543nmの2つから選択することができるようになっている。また、分光検出ユニット39A,39Bによるチャンネルごとに、蛍光の検出波長範囲の上限値と下限値を400nm〜700nmの範囲で設定することができるようになっている。
また、PC51は、ユーザが選択したレーザ光の励起波長に基づき、チャンネルごとに設定する蛍光の検出波長範囲の上限値および下限値を算出して、蛍光を検出可能な波長範囲をレーザユニット5から発生させる各レーザ光の波長を除く範囲に制限するようになっている。また、PC51は、図3に示すように、GUIによりモニタ13に表示される画面上で、蛍光の検出波長範囲の内、蛍光を検出できないように制限した波長領域を検出可能な波長領域とは異なる色で表示したり、その波長領域をユーザが選択できないようにしたりするようになっている。図3に示す例では、各チャンネル1,2における検出可能な蛍光の波長範囲の下限値が494nmに設定されている。
例えば、使用する2つのレーザ光の励起波長が励起波長1<励起波長2の関係にある場合、PC51は、励起波長1を用いてイメージングする場合の蛍光の検出波長範囲(X1)を励起波長1+α<X1<励起波長2−αに制限し、励起波長2を用いてイメージングする場合の蛍光の検出波長範囲(X2)をX2>励起波長2+αに制限するようになっている。本実施形態においては、例えば、α=5nmとする。
また、PC51は、分光検出ユニット39A,39Bごとに、検出する蛍光の波長範囲に適した透過型VPHG41A,41Bの揺動角度を制御回路53に指示するようになっている。また、PC51は、検出する蛍光の波長範囲を所定の波長幅で通過させる可変スリット47A,47Bの開口の大きさを制御回路53に指示するようになっている。また、PC51は、可変スリット47A,47Bの開口を通過させる蛍光の波長領域を所定の波長間隔で切り替えて、それぞれ蛍光の中心波長が開口の中央を通過するように蛍光を反射させる角度可変ミラー43A,43Bの揺動角度を制御回路53に指示するようになっている。
また、PC51は、画像を生成する画像生成プログラムを有している。このPC51は、検出信号処理回路57から送られてくるPMT49A,49Bからの蛍光の光強度信号と、ガルバノスキャナ23の各ガルバノミラーの揺動角度に対応するレーザ光の走査位置に関する走査位置信号とに基づいて標本Sの画像データを生成するようになっている。
このように構成された顕微鏡システム100の作用について以下に説明する。
本実施形態に係る顕微鏡システム100により標本Sを蛍光観察する場合は、モニタ13に表示される図2に示すような画面上で、ユーザが、入力器15により、イメージングに使用するレーザ光の波長を選択するとともに、分光検出ユニット39A,39Bによるチャンネルごとの蛍光の検出波長範囲を設定する。
例えば、図3に示すように、分光検出ユニット37Aによるチャンネル1のイメージングに使用するレーザ光の励起波長1として、ユーザが488nmを選択すると、PC51により、各チャンネル1,2の検出波長範囲Xの下限値が、励起波長1+α<X、すなわち、488nm+5nm=493nm<Xより、494nmに制限される。
次いで、図4に示すように、分光検出ユニット37Bによるチャンネル2のイメージングに使用するレーザ光の励起波長2として、ユーザが543nmを選択すると、PC51により、チャンネル1の検出波長範囲(X1)が、励起波長1+α<X1<励起波長2−α、すなわち、493nm<X1<538nmに制限され、チャンネル2の検出波長範囲(X2)が、X2>励起波長2+α、すなわち、X2>548nmに制限される。これにより、図4に示すように、チャンネル1の検出波長範囲が494nm以上537nm以下に設定され、チャンネル2の検出波長範囲が549nm以上に設定される。
また、PC51により、分光検出ユニット39A,39Bごとに、設定した蛍光の検出波長範囲に基づいて、制御回路53に透過型VPHG41A,41Bの揺動角度、可変スリット47A,47Bの開口の大きさ、および、角度可変ミラー43A,43Bの揺動角度が指示され、制御回路53によりそれぞれ制御される。
これにより、分光検出ユニット39Aにおいては、494nm以上537nm以下の波長の蛍光が所定の波長幅ずつ可変スリット47Aを順次通過可能となり、分光検出ユニット39Bにおいては、549nm以上の波長の蛍光が所定の波長幅ずつ可変スリット47Bを順次通過可能となる。
次に、レーザユニット5から488nmの励起波長のレーザ光と543nmの励起波長のレーザ光を同時に発生させる。レーザユニット5から発せられたこれらのレーザ光は、励起ダイクロイックミラー29により反射されて瞳投影レンズ21により集光された後、ガルバノスキャナ23により偏向される。そして、レーザ光は、結像レンズ25により平行光にされ対物レンズ27により標本Sに照射される。これにより、ガルバノスキャナ23の各ガルバノミラーの揺動角度に応じて、標本S上で各レーザ光が2次元的に走査される。
レーザ光が照射されることにより標本Sにおいて発生した蛍光は、対物レンズ27により集光されて結像レンズ25、ガルバノスキャナ23、瞳投影レンズ21を介してレーザ光の光路を戻り、励起ダイクロイックミラー29によりレーザ光の光路から分岐される。レーザ光の光路から分岐された蛍光は、共焦点レンズ31により集光され、その一部がピンホール33を通過してコリメートレンズ35により平行光にされる。
そして、蛍光は、分光ダイクロイックミラー37により波長に応じて2つの光路に分岐され、488nmのレーザ光が照射されることにより標本Sにおいて発せられた蛍光が分光検出ユニット37Aに入射され、543nmのレーザ光が照射されることにより標本Sにおいて発せられた蛍光が分光検出ユニット37Bに入射される。
分光検出ユニット37Aにおいては、入射した蛍光が過型VPHG41Aによりスペクトル成分に分光された後、角度可変ミラー43Aにより反射されて結像レンズ25Aにより所定の波長幅ずつ可変スリット47Aの開口に順次結像される。そして、494nm以上537nm以下の波長範囲で、可変スリット47Aを順次通過したスペクトル成分の蛍光がPMT49Aにより検出される。
一方、分光検出ユニット37Bにおいては、入射した蛍光が過型VPHG41Bによりスペクトル成分に分光された後、角度可変ミラー43Bにより反射されて結像レンズ25Bにより所定の波長幅ずつ可変スリット47Bの開口に順次結像される。そして、549nm以上の波長範囲で、可変スリット47Bを順次通過したスペクトル成分の蛍光がPMT49Bにより検出される。
PMT49A,49Bにより蛍光が検出されると、それぞれの蛍光の輝度に相当する輝度信号がPMT49A,49Bから検出信号処理回路57に送られて処理され、PC51に入力される。これにより、PC51において、それぞれの光強度信号とレーザ光の走査位置信号とに基づいて、分光検出ユニット37A,37Bごとに標本Sの画像が生成される。
ここで、上述したように、PC51、制御回路53および可変スリット47A,47Bが、分光検出ユニット39A,39Bごとに検出する蛍光の波長範囲をレーザユニット5から発生させる各レーザ光の波長を除く範囲に制限することで、PMT49A,49Bによる各レーザ光の波長と重複する波長の戻り光の検出が阻止される。これにより、PC51により設定される蛍光の検出波長範囲に関わらず、標本Sにおける蛍光よりも強度が強い各レーザ光の反射光がPMT49A,49Bにより検出されてしまうのを防ぎ、PMT49A,49Bの劣化を防止することができる。
したがって、本実施形態に係る顕微鏡システム100によれば、ユーザがレーザ光の励起波長を入力するだけで、複数のPMT49A,49Bにより、これらPMT49A,49Bの劣化を防止しつつ、レーザ光の励起波長ごとに蛍光のスペクトル成分を同時に検出することができる。
〔第2実施形態〕
次に、本発明の第2実施形態に係る顕微鏡システムについて説明する。
本実施形態に係る顕微鏡システム100は、PC51が、PMT49A,49Bに供給するHVのON/OFFにより、PMT49A,49Bによるレーザ光の戻り光の検出を制限する点で第1実施形態と異なる。
以下、第1実施形態に係る顕微鏡システム100と構成を共通する箇所には、同一符号を付して説明を省略する。
PC51は、ユーザが選択したレーザ光の励起波長に基づき、分光検出ユニット39A,39Bによるチャンネルごとに設定する蛍光の検出波長範囲の内、レーザユニット5から発生させる各レーザ光の波長と重複する波長領域を算出するようになっている。例えば、PC51は、蛍光の検出波長範囲の内のレーザ光の励起波長と重複する領域(X)として、励起波長−α<X<励起波長+αを算出するようになっている。本実施形態においては、例えば、α=5nmとする。
そして、PC51は、算出した波長領域でのPMT49A,49BへのHVの供給停止をHV回路55に指示し、その波長領域の光がPMT49A,49Bに入射する間は、PMT49A,49Bに供給する駆動電圧を停止させるようになっている。
また、PC51は、図5に示すように、GUIによりモニタ13に表示される画面上で、蛍光の検出波長範囲の内のPMT49A,49BへのHVを停止する波長領域、および、HVの供給を停止する旨を表示するようになっている。図5に示す例では、蛍光の検出波長範囲の内、PMT49A,49BへのHVを停止する波長領域に、その範囲を示す数値と「HV OFF」の表記が付されている。
このように構成された顕微鏡システム100の作用について説明する。
本実施形態に係る顕微鏡システム100により標本Sを観察する場合、例えば、図5に示すように、ユーザが分光検出ユニット37Aによるイメージングに使用するレーザ光の励起波長1として488nmを選択し、分光検出ユニット37Bによるイメージングに使用するレーザ光の励起波長2として543nmを選択する。この場合、PC51により、蛍光の検出波長範囲の内、レーザ光の励起波長と重複する領域(X1,X2)として、励起波長−α≦X≦励起波長+α、すなわち、483nm≦X1≦493nmと538nm≦X2≦548nmが算出される。
そして、PC51により、算出した波長領域X1,X2でのHVの供給停止がHV回路55に指示される。そして、HV回路55により、483nm≦X1≦493nmと538nm≦X2≦548nmの波長領域の光がPMT49A,49Bに入射される間は、PMT49A,49BへのHVの供給が停止される。
これにより、レーザユニット5から同時に発せられた488nm,543nmのレーザ光が標本Sに照射されることにより、標本Sからの反射光が蛍光と共に分光検出ユニット39A,39Bに入射したとしても、483nm〜493nmと538nm〜548nmの波長範囲ではPMT49A,49Bによる検出が阻止される。
したがって、本実施形態に係る顕微鏡システム100によれば、PMT49A,49Bにレーザ光の反射光が入射したとしても、PMT49A,49Bによる反射光の検出を確実に阻止して、PMT49A,49Bの劣化を防止することができる。
本実施形態は、以下のように変形することができる。
本実施形態においては、PMT49A,49BへのHVの供給を停止することにより反射光の検出を阻止するとした。第1変形例としては、これに代えて、PMT49A,49Bに入射する光を遮断可能なメカニカルシャッタ(光遮断部材)を採用して、PMT49A,49Bによる反射光の検出を阻止することとしてもよい。
この場合、分光検出ユニット39A,39B内のPMT49A,49Bに入射する蛍光の光路上にメカニカルシャッタを挿脱可能に配置し、制御回路(挿脱制御部)53により、PC51からの指示に従ってメカニカルシャッタの挿脱を制御することとすればよい。そして、分光検出ユニット39A,39Bごとに設定する蛍光の検出波長範囲の内、レーザユニット5から発生させる各レーザ光の波長と重複する波長領域の蛍光がPMT49A,49Bに入射する間は、PC51により、蛍光の光路にメカニカルシャッタを挿入して光を遮断し、PMT49A,49Bによる反射光の検出を阻止することとすればよい。
また、本実施形態においては、単に、蛍光の検出波長範囲の内のレーザ光の励起波長と重複する波長領域ではPMT49A,49BへのHVの供給を停止することとした。第2変形例としては、これに加えて、PC51が、各レーザ光の励起波長と重複する波長領域の光の検出が阻止された状態のPMT49A,49Bから出力される光強度信号に基づいて生成する画像をモニタ13に表示しないこととしてもよいし、あるいは、そのような画像をメモリ17に保存しないこととしてもよい。
本変形例においては、例えば、図6に示すように、分光検出ユニット39Aによるチャンネル1では、励起波長が488nmで、蛍光の検出波長範囲500nm〜560nmを10nmステップで検出し、分光検出ユニット39Bによるチャンネル2では、励起波長が543nmで、蛍光の検出波長範囲570nm〜630nmを10nmステップで検出する場合を例示して説明する。
この場合、PC51が、分光検出ユニット37Aによるチャンネル1の検出波長範囲(X1)を、500nm≦X1≦560nmに制限し、分光検出ユニット37Bによるチャンネル2の検出波長範囲(X2)を、570nm≦X2≦630に制限することとすればよい。また、PC51が、設定した蛍光の検出波長範囲に基づいて制御回路53に指示し、分光検出ユニット39Aでは500nm〜560nmの波長の蛍光を10nmステップで可変スリット47Aを順次通過可能にし、分光検出ユニット39Bでは570nm〜630nmの波長の蛍光を10nmステップで可変スリット47Bを順次通過可能にすればよい。
この場合において、チャンネル1における蛍光の検出波長範囲500nm〜560nmの内、538nm〜548nmの波長領域で、チャンネル2のレーザ光の励起波長543nmと重複する。また、標本Sに対して励起波長543nmのレーザ光が照射されて、チャンネル2において601nm〜610nmの波長領域と611nm〜620nmの波長領域の蛍光が検出される間、チャンネル1において531nm〜540nmの波長領域と541nm〜550nmの波長領域の蛍光の検出が行われる。
そこで、PC51により、チャンネル1において531nm〜540nmの波長領域と541nm〜550nmの波長領域の蛍光が検出される間のPMT49AへのHVの供給停止をHV回路55に指示して、これらの波長領域の光がPMT49Aに入射する間は、PMT49AへのHVの供給を停止させるとともに、この間にPMT49Aから出力される光強度信号に基づいて作成した画像はモニタ13に表示しないこととすればよい。
ここで、各レーザ光と波長が重複する蛍光のスペクトル成分の検出が阻止された状態のPMT49A,49Bから出力される光強度信号に基づいて生成された画像には蛍光の情報が含まれていないので、このような画像は観察画像として好ましくない。したがって、本変形例によれば、PMT49AへのHVの供給を停止した状態のPMT49A,49Bから出力される光強度信号に基づく画像をモニタ13に表示させないことで、有用な観察画像を効率的に用いて標本Sを観察することができる。
本変形例においては、PC51が、各レーザ光の励起波長と重複する波長領域の蛍光の検出が阻止された状態のPMT49A,49Bから出力される光強度信号を検出信号処理回路57から読み取った後、モニタ13への画像の表示やメモリ17への画像の記録を行わずにその光強度信号を消去することとしてもよい。また、PMT49A,49Bが各レーザ光の励起波長と重複する波長領域の蛍光の検出を阻止されている間は、PC51が検出信号処理回路57からの光強度信号の読み取りを停止することとしてもよいし、検出信号処理回路57がPMT49A,49Bからの光強度信号の読み取りを停止することとしてもよい。このようにすることで、メモリ17の保存容量の無駄な消費も抑えることができる。
以上、本発明の実施形態について図面を参照して詳述してきたが、具体的な構成はこの実施形態に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の設計変更等も含まれる。例えば、本発明を上記各実施形態および変形例に適用したものに限定されることなく、これらの実施形態および変形例を適宜組み合わせた実施形態に適用してもよく、特に限定されるものではない。
7 照明光学系
13 モニタ(波長情報表示部、画像情報表示部)
17 メモリ(画像情報保存部)
41A,41B 透過型VPHG(分光素子)
47A,47B 可変スリット(光検出部、通過制限部材)
49A,49B PMT(光検出部、検出器)
51 PC(範囲設定部、検出阻止部、画像情報生成部)
53 制御回路(光検出部、通過制御部、挿脱制御部)
100 顕微鏡システム

Claims (8)

  1. 光源から発せられた波長が異なる複数の励起光を標本上で走査させる照明光学系と、
    前記複数の励起光が走査された前記標本において発生する蛍光をスペクトル成分に分光する分光素子と、
    該分光素子により前記スペクトル成分に分光された前記蛍光ごとに検出する検出波長範囲を設定する範囲設定部と、
    該範囲設定部により設定された各前記検出波長範囲に従い、前記標本の同一範囲からの各前記蛍光のスペクトル成分をそれぞれ検出波長をずらしながら所定の波長幅で順次検出する複数の光検出部と、
    これら光検出部による各前記励起光と波長が重複する前記標本からの前記蛍光を含む戻り光のスペクトル成分の検出を阻止する検出阻止部とを備える顕微鏡システム。
  2. 前記検出阻止部が、前記範囲設定部により前記蛍光ごとに設定される前記検出波長範囲を前記複数の励起光の波長を除く範囲に制限する請求項1に記載の顕微鏡システム。
  3. 前記光検出部が、前記スペクトル成分に分光された蛍光のうち検出光路を通過可能な波長を制限する通過制限部材と、該通過制限部材による波長の制限を制御する通過制御部と、前記検出光路を通過した前記蛍光を検出する検出器とを備える請求項2に記載の顕微鏡システム。
  4. 前記検出阻止部が、前記光検出部ごとに前記蛍光の光路に挿脱可能に構成された前記戻り光を遮断可能な光遮断部材と、該光遮断部材の挿脱を制御する挿脱制御部とを備え、
    該挿脱制御部が、いずれかの前記励起光と波長が重複する前記蛍光のスペクトル成分を検出するタイミングで前記光検出部の前記光路に前記光遮断部材を挿入する請求項1に記載の顕微鏡システム。
  5. 前記検出阻止部が、いずれかの前記励起光と波長が重複する前記蛍光のスペクトル成分を検出するタイミングで前記光検出部に供給する駆動電圧を停止させる請求項1に記載の顕微鏡システム。
  6. 前記範囲設定部により設定された前記検出波長範囲と前記標本に照射する前記励起光の波長とを表示する波長情報表示部を備える請求項3から請求項5のいずれかに記載の顕微鏡システム。
  7. 各前記光検出部から出力される検出信号に基づいて画像情報を生成する画像情報生成部と、
    該画像情報生成部により生成された前記画像情報を表示可能な画像情報表示部とを備え、
    該画像情報表示部が、前記検出阻止部により各前記励起光と波長が重複する前記蛍光のスペクトル成分の検出が阻止された状態の前記光検出部から出力される前記検出信号に基づいて生成される前記画像情報を表示しない請求項3から請求項6のいずれかに記載の顕微鏡システム。
  8. 各前記光検出部から出力される検出信号に基づいて画像情報を生成する画像情報生成部と、
    該画像情報生成部により生成された前記画像情報を保存可能な画像情報保存部とを備え、
    該画像情報保存部が、前記検出阻止部により各前記励起光と波長が重複する前記蛍光のスペクトル成分の検出が阻止された状態の前記光検出部から出力される前記検出信号に基づいて生成される前記画像情報を保存しない請求項3から請求項6のいずれかに記載の顕微鏡システム。
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