JP2005181891A - レーザ顕微鏡 - Google Patents
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Abstract
【課題】 スペクトル成分情報の安定した分光データを取得できるレーザ顕微鏡を提供する。
【解決手段】 標本15からの検出光を第2のビームスプリッタユニット16および第3のビームスプリッタユニット116により第1の分光チャンネル100と第2の分光チャンネル200に分割し、それぞれの分光チャンネル100,200ごとに設けられる検出光を結像する共焦点レンズ17(117)と共焦点レンズの焦点位置に配置される共焦点絞り22(122)との間に、共焦点レンズの結像位置と共焦点絞りの中心位置とのずれを補正する平行平面板状の光学素子19(119)を設ける。
【選択図】 図1
【解決手段】 標本15からの検出光を第2のビームスプリッタユニット16および第3のビームスプリッタユニット116により第1の分光チャンネル100と第2の分光チャンネル200に分割し、それぞれの分光チャンネル100,200ごとに設けられる検出光を結像する共焦点レンズ17(117)と共焦点レンズの焦点位置に配置される共焦点絞り22(122)との間に、共焦点レンズの結像位置と共焦点絞りの中心位置とのずれを補正する平行平面板状の光学素子19(119)を設ける。
【選択図】 図1
Description
本発明は、レーザ光を標本に照射したときに発せられる光(蛍光)を検出するレーザ顕微鏡に関するものである。
レーザ顕微鏡として、蛍光色素を標識した標本に対し対物レンズを介してレーザ光を照射することで蛍光色素を励起し、この励起により標本から発せられる光(蛍光)をスペクトル分解し、そのスペクトル成分から任意の波長領域の分光データを検出する走査型レーザ顕微鏡が知られている。
従来、このような走査型レーザ顕微鏡として、例えば、特許文献1に開示されるように、標本からの検出光をスペクトル分解する手段(プリズム)と、あらかじめ定められたスペクトル領域を選択する手段と検出装置を備え、検出光をスペクトル分解する手段とスペクトル領域を選択する手段を互いに制御することで任意の波長領域の分光データを検出可能にしたものがある。
しかし、かかる特許文献1のものは、蛍光色素を標識した標本から発せられる蛍光をそのまま取り込み、スペクトル分解して任意の波長領域の分光データを検出するようにしたもので、1種類の蛍光色素を標識した標本について適用されるものである。
特開2002−122787号公報
ところで、最近、1つの標本に複数の蛍光色素を標識した多重染色標本が用いられるようになっており、このような多重染色標本について、それぞれの蛍光色素に対応する蛍光を検出するには、標本からの検出光を各蛍光色素ごとに複数チャンネルに分光し、これらチャンネルごとに検出光を取り込み、スペクトル分解して分光データを得るようにしている。
この場合、標本からの検出光を複数チャンネルに分光するには、光路分割のための切替えミラーが用いられ、これら切替えミラーを蛍光色素による蛍光の波長に対応させて切り替えるようにしている。また、切替えミラーの切り替え手段には、例えば回転ターレットなどが用いられている。
ところが、ターレットは、回転中心軸のぶれ、位置決めのためのクリック位置精度のばらつきなどの様々な誤差が存在している。このため、このようなターレットにより切替えミラーの切り替えを行なうと、光軸ずれが発生し、各チャンネルごとに用意された分光手段に入射される検出光の角度が変化してしまい、スペクトル成分情報の安定した分光データを取得できないという問題を生じる。
本発明は上記事情に鑑みてなされたもので、スペクトル成分情報の安定した分光データを取得できるレーザ顕微鏡を提供することを目的とする。
請求項1記載の発明は、レーザ光を発生するレーザ光源と、前記レーザ光源からのレーザ光を標本に照射する照明光学系と、前記レーザ光の波長ごとに切換え可能に設けられる波長選択光学素子を有するとともに、前記標本からの検出光を複数のチャンネルに分割する光路分割手段と、前記チャンネルごとに設けられ、少なくとも前記検出光を結像する共焦点レンズ、該共焦点レンズの焦点位置に配置される共焦点絞りを有する検出光学系と、前記共焦点絞りを通った検出光を取り込みスペクトル分解して分光データを検出する分光手段と、前記共焦点レンズと共焦点絞りとの間に配置され、前記共焦点レンズの結像位置と前記共焦点絞りの中心位置とのずれを補正することによって前記分光手段に入射する検出光の角度を一定にする補正手段とを具備したことを特徴としている。
請求項2記載の発明は、請求項1記載の発明において、前記補正手段は、前記光路分割手段の波長選択光学素子の切換えに関する誤差に応じた補正情報を記憶する記憶手段を有し、前記波長選択光学素子の切換えにより、前記記憶手段に記憶された補正情報に基づいて前記分光手段に入射する検出光の角度を一定に補正することを特徴としている。
請求項3記載の発明は、請求項2記載の発明において、前記補正手段は、前記共焦点レンズと共焦点絞りとの間の光軸上に配置される平行平面板状の光学素子を有し、前記記憶手段に記憶された補正情報に基づいて前記平行平面板状の光学素子の前記光軸に対する傾きを変更可能にしたことを特徴としている。
請求項4記載の発明は、請求項1乃至3のいずれかに記載の発明において、前記光路分割手段は、前記波長選択光学素子として、ターレットに搭載された複数のビームスプリッタを有し、前記ターレットにより前記ビームスプリッタの切換えを可能にしたことを特徴としている。
本発明によれば、標本からの検出光を光路分割手段により波長ごとに分割し、それぞれのチャンネルごとに設けられる検出光を結像する共焦点レンズと共焦点レンズの焦点位置に配置される共焦点絞りとの間に、共焦点レンズの結像位置と共焦点絞りの中心位置とのずれを補正する補正手段を設けるようにしたので、それぞれのチャンネルから分光手段に取り込まれる光の入射角度を各チャンネルについて一定にでき、各スペクトル成分情報の安定した分光データを取得することができる。
また、本発明によれば、予め波長選択光学素子に関する誤差に応じた補正情報を記憶した記憶手段の補正情報に基づいて共焦点レンズの結像位置と共焦点絞りの中心位置とのずれを補正しているので、精度の高いずれ補正を行なうことができる。
さらに、本発明によれば、補正手段として、共焦点レンズと共焦点絞りとの間の光軸上に平行平面板状の光学素子を配置し、この平行平面板状の光学素子の光軸に対する傾きを変更するのみで、ずれ補正を行なっているので、構成を簡単にでき、動作の信頼性が高く、価格的にも安価にできる。
以下、本発明の一実施の形態を図面に従い説明する。
図1は、本発明の一実施の形態にかかるレーザ顕微鏡の概略構成を示している。
図において、1はレーザ光源ユニットで、このレーザ光源ユニット1は、レーザ光源として、488nmの波長のレーザ光を発振するアルゴン(Ar)レーザ2と、543nmの波長のレーザ光を発振するヘリウムネオンレーザ(HeNe・G)3を有している。
アルゴンレーザ2からのレーザ光の光路上には、反射ミラー4が配置されている。また、グリーンヘリウムネオンレーザ3からのレーザ光の光路上には、反射ミラー4で反射されるレーザ光との交点上にダイクロイックミラー5が配置されている。ダイクロイックミラー5は、これら2つのレーザ光路を合成するもので、アルゴンレーザ2からのレーザ光を透過し、反射ミラー4で反射されるレーザ光を反射するようになっている。ここでのダイクロイックミラー5は、488nmのレーザ光を反射し、543nmのレーザ光を透過するような特性を有している。
ダイクロイックミラー5により合成されたレーザ光の光路上には、音響光学可変フィルタ(以下、AOTFとする)6が配置されている。ここでのAOTF6は、488nmと543nmの波長を選択するようになっている。
AOTF6のの出射端には、シングルモードファイバ7の入射端が配置され、このシングルモードファイバ7を介してレーザ光源ユニット1からのレーザ光をスキャナユニット8に導くようになっている。
スキャナユニット8は、シングルモードファイバ7の出射側に、AOTF6からのレーザ光を平行光にするコリメートレンズ9が配置されている。
コリメートレンズ9の平行光の光路上には、第1の光路分割手段としての第1のビームスプリッタユニット10が配置されている。第1のビームスプリッタユニット10は、回転ターレットからなるもので、モータ10dにより回転駆動されるようになっている。この第1のビームスプリッタユニット10には、波長選択光学素子としての複数のビームスプリッタ10aと10b(10c)がターレットの同心円上に配置されており、モータ10dによる回転動作により、ビームスプリッタ10a、10b(10c)を光路に対して選択的に切り換えるようになっている。つまり、これらビームスプリッタ10a、10b(10c)のいずれか一つを光路上に配置できるようになっている。また、ビームスプリッタ10aは、全ての波長域にわたり反射率20%、透過率80%の特性を有し、ビームスプリッタ10bは、488nmの波長を反射し、それ以外の波長を透過する特性を有し、ビームスプリッタ10cは、488nmと543nmの波長を反射し、それ以外の波長を透過する特性を有するものが用いられている。
第1のビームスプリッタユニット10の反射光路上には、XYスキャナミラー11が配置されている。このXYスキャナミラー11は、直交する2方向に光を偏向するための2枚のミラー11a、11bを有し、これらのミラー11a、11bによりレーザ光を2次元方向に走査するようになっている。
XYスキャナミラー11で2次元走査されたレーザ光の光路上には、照明光学系を構成する顕微鏡本体側の瞳投影レンズ12、結像レンズ13、対物レンズ14が配置されている。この場合、XYスキャナミラー11で2次元走査されたレーザ光は、瞳投影レンズ12、結像レンズ13、対物レンズ14を介して標本15の焦点位置に結像され、標本15から発生された蛍光は、レーザ光と逆の光路をたどって対物レンズ14、結像レンズ13、瞳投影レンズ12、XYスキャナミラー11を介して第1のビームスプリッタユニット10まで戻るようになっている。
第1のビームスプリッタユニット10の透過光路上には、第2の光路分割手段として第2のビームスプリッタユニット16が配置されている。第2のビームスプリッタユニット16は、第1のビームスプリッタユニット10と同様に回転ターレットからなるもので、モータ16dにより回転駆動されるようになっている。この第2のビームスプリッタユニット16には、波長選択光学素子としての複数のビームスプリッタ16a、16b(16c)がターレットの同心円上に配置されており、モータ16dによる回転動作により、ビームスプリッタ16a、16b(16c)を光路に対して選択的に切り換えるようになっている。つまり、これらビームスプリッタ16a、16b(16c)のいずれか一つを光路上に配置できるようになっている。また、ビームスプリッタ16aは、全ての波長域の光線を全反射する特性を有し、ビームスプリッタ16bは、560nm以下の波長を反射し、それ以上の波長を透過する特性を有し、ビームスプリッタ16cは、全ての波長域の光線を透過する特性を有するものが用いられている。
第2のビームスプリッタユニット16の反射光路上には、第1の分光チャンネル100が配置されている。この第1の分光チャンネル100は、第2のビームスプリッタユニット16の反射光路上に検出光学系を構成する共焦点レンズ17が配置され、この共焦点レンズ17の集光位置に共焦点絞り(ピンホール)22が配置されている。共焦点絞り22には、駆動装置22aが設けられている。この駆動装置22aは、後述する制御ユニット29の指示により共焦点絞り22の共焦点絞り径を対物レンズ14の瞳径により決まるスポット径に適したものに制御するようにしている。
共焦点レンズ17と共焦点絞り22の間には、補正手段を構成する平行平面板状の光学素子19が配置されている。この光学素子19には、共焦点レンズ17により集光した蛍光が入射する。この場合、平行平面板状の光学素子19は、図2に示すように光軸18に略直交する第1の回転軸20により支持され、第1の駆動装置20aにより第1の回転軸20を中心に回転可能になっている。また、第1の駆動装置20aは、L字上の支持金具201の一端部に設けられている。この支持金具201の他方端部は、光軸18に略直交すると共に第1の回転軸20にも直交する第2の回転軸21により支持されている。これにより平行平面板状の光学素子19は、第2の駆動装置21aにより第2の回転軸21を中心に、支持金具201を介して回転可能になっている。つまり、平行平面板状の光学素子19は、光軸18に直交し、且つ互いに直交する第1の回転軸20と第2の回転軸21をそれぞれ中心として、光軸18に対する傾きを変更可能にしている。
平行平面板状の光学素子19を透過した蛍光の光路には、共焦点絞り22を介してコリメートレンズ23が配置されている。コリメートレンズ23は、共焦点絞り22を通過して拡散される光を平行光に変換するものである。
コリメートレンズ23からの平行光は、スキャナユニット8内の分光手段としての分光ユニット24に入射される。分光ユニット24は、コリメートレンズ23からの平行光の光路に、反射面が回折格子であるガルバノミラー25(以下、回折格子ガルバノミラーと称する)が配置されている。この回折格子ガルバノミラー25は、回折格子面を図示の回転方向25aに回転させることが可能になっている。これにより、回折格子ガルバノミラー25により分散した各波長の蛍光の反射方向を変えることが可能である。
回折格子ガルバノミラー25により分散された光路上には、集光レンズ26が配置されている。集光レンズ26は、回折格子ガルバノミラー25の分散面の回転中心に前側焦点位置がくるように配置されている。
集光レンズ26の結像位置には、スリット27が配置されている。このスリット27は、図3(a)に示すように回折格子ガルバノミラー25によるスペクトルの分散方向に垂直な方向に配置される固定マスク27d、27eと、同図(b)に示す駆動装置27aにより、スリット幅をスペクトルの分散方向に変更可能にする移動スリット27b、27cが設けられている。スリット27の後方には、光検出手段としてのサイドオン型のフォトマルチプライヤー28が配置されている。フォトマルチプライヤー28は、蛍光の分散方向と受光面の長手方向が一致するように配置されている。
一方、第2のビームスプリッタユニット16の透過光路上には、第3の光路分割手段として第3のビームスプリッタユニット116が配置されている。第3のビームスプリッタユニット116は、第1のビームスプリッタユニット10および第2のビームスプリッタユニット16と同様に回転ターレットからなるもので、モータ116dにより回転駆動されるようになっている。この第3のビームスプリッタユニット116は、複数のビームスプリッタ116a、116b(116c)がターレットの同心円上に配置されており、モータ116dによる回転動作により、ビームスプリッタ116a、116b(116c)を光路に対して選択的に切り換えるようになっている。つまり、これらビームスプリッタ116a、116b(116c)のいずれか一つを光路上に配置できるようになっている。また、ビームスプリッタ116aは、全ての波長域の光線を全反射する特性を有し、ビームスプリッタ116bは、630nm以下の波長を反射し、それ以上の波長を透過する特性を有し、ビームスプリッタ116cは、全ての波長域の光線を透過する特性を有するものが用いられている。
第3のビームスプリッタユニット116の反射光路上には、第2の分光チャンネル200が配置されている。この第2の分光チャンネル200は、上述した第1の分光チャンネル100と全く同様な構成をなすもので、ここでは、共焦点レンズ117からサイドオン型のフォトマルチプライヤー128まで、第1の分光チャンネル100と同一部分には、それぞれの符号先頭に添え字1を付して詳細な説明は省略する。
なお、第3のビームスプリッタユニット116の透過光路側は、図示はしていないが、オプションの検出装置などを取り付けて、透過してきた光を検出できるような第3の分光チャンネルの光路となっている。
第1のビームスプリッタユニット10のモータ10d、第2のビームスプリッタユニット16のモータ16d、第3のビームスプリッタユニット116のモータ116dを始め、第1の分光チャンネル100に用いられる平行平面板状の光学素子19の第1の駆動装置20aと第2の駆動装置21a、共焦点絞り22の駆動装置22a、回折格子ガルバノミラー25、スリット27の駆動装置27a、第2の分光チャンネル200に用いられる平行平面板状の光学素子119の第1の駆動装置120aと第2の駆動装置121a、共焦点絞り122の駆動装置122a、回折格子ガルバノミラー125、スリット127の駆動装置127aには、制御ユニット29が接続されている。
この制御ユニット29は、第1のビームスプリッタユニット10および第2のビームスプリッタユニット16の切り換えを制御するとともに、共焦点レンズ17による結像位置を共焦点絞り22の中心へ導くための平行平面板状の光学素子19の傾きを制御し、同様に、第1のビームスプリッタユニット10および第3のビームスプリッタユニット116の切り換えを制御するとともに、共焦点レンズ117による結像位置を共焦点絞り122の中心へ導くための平行平面板状の光学素子119の傾きを制御する。
この場合、制御ユニット29は、第1のビームスプリッタユニット10、第2のビームスプリッタユニット16および第3のビームスプリッタユニット116の切り換え時のターレットの回転中心軸のぶれ、位置決めのためのクリック位置精度のばらつき、各ビームスプリッタの角度誤差などに原因する共焦点絞り22(122)に対する共焦点レンズ17(117)の結像位置の位置ずれを補正するための補正情報を補正手段を構成する記憶手段291に記憶しており、これら第1のビームスプリッタユニット10、第2のビームスプリッタユニット16および第3のビームスプリッタユニット116の切り換えに応じて記憶手段291より、対応する補正情報を読み出し、平行平面板状の光学素子19、119の傾き量を制御するようになっている。
ここで、上述した補正情報の具体的な取得方法の一例を簡単に説明する。
まず、第1の分光チャンネル100について、第1のビームスプリッタユニット10に保持されるビームスプリッタ10aと第2のビームスプリッタユニット16に保持されるビームスプリッタ16aとの組合せの誤差に応じた第1の駆動装置20aと第2の駆動装置21aの補正情報の取得について説明する。
この場合、標本15として、蛍光を発生する不図示の標準標本(例えば蛍光板)を用いて、アルゴンレーザ2からの488nmの波長レーザ光により標準標本から発生する蛍光の分光データを取得する。ここで、分光ユニット24内の回折格子ガルバノミラー25の回転角を一定の角度に固定し、スリット27のスリット幅を駆動装置27aにより最大のスリット幅にする。これは、フォトマルチプライヤー28で受光する蛍光の光量を効率よく受光するためである。なお、回折格子ガルバノミラー25を488nmの波長より長い波長がスリット27を通過しフォトマルチプライヤー28で受光される角度にしておくとより効果的である。
次に、XYスキャナミラー11を2次元走査しながら、第1の駆動装置20aを駆動して、平行平面板状の光学素子19を第1の回転軸20を中心に回転させる。このとき第2の駆動装置21aは停止させておく。第1の駆動装置20aの駆動により、共焦点レンズ17を通過した蛍光は、光軸18に平行に移動される。結像位置の中心が共焦点絞り22の中心に近づくにつれて、フォトマルチプライヤー28で受光する光量が大きくなり、結像位置の中心と共焦点絞り22の中心が最も近づいたとき最大の光量が受光される。
そのまま第1の回転軸20を中心に平行平面板状の光学素子19を回転させると、フォトマルチプライヤー28で受光される光量が小さくなるので、この時点でXYスキャナミラー11の走査を停止し、光量が最大となった時の第1の駆動装置20aの状態を補正情報として記憶手段291に記憶させる。
第2の駆動装置21aについても同様にXYスキャナミラー11を走査しながら、第2の回転軸21を中心に平行平面板状の光学素子19を回転させる。これにより、蛍光が光軸18に平行に移動するので、結像位置の中心と共焦点絞り22の中心が最も近づいたとき光量が最大となる。この状態を第2の駆動装置21aの補正情報として記憶手段291に記憶させる。
これら2つの記憶した補正情報の位置の周辺に共焦点絞り22の中心位置があるので、先ほど得られた2つの補正情報の位置を中心として、その周辺に蛍光の主光線が移動するように特定の間隔で各駆動装置を駆動して、平行平面板状の光学素子19の傾きを変えながら2次元走査を行う。この調整においてフォトマルチプライヤー28で受光される光量が最大となるところが、共焦点絞り22の中心と共焦点レンズ17の結像位置が一致した状態となる。
このとき得られた、それぞれの補正情報を記憶手段291に記憶させることで、第1の駆動装置20aと第2の駆動装置21aの2つの補正情報として扱うことができる。そして、これらの補正情報を用いることで、ビームスプリッタ10aに対する共焦点レンズ17の結像位置と共焦点絞り22の中心位置のずれを調整することができる。
このような補正情報の取得を第1のビームスプリッタユニット10のビームスプリッタ10aと10b(10c)と第2のビームスプリッタユニット16のビームスプリッタ16aと16b(16c)とのすべての組合せで行い、それぞれの補正情報を記憶手段291に記憶させることで、いずれのビームスプリッタが光路上に選択されても、正確に共焦点レンズ17の結像位置と共焦点絞り22の中心位置のずれを補正することができる。
同様に、第3のビームスプリッタユニット116による反射光を検出する第2の分光チャンネル200についても、第2のビームスプリッタユニット16に検出光を透過するビームスプリッタ16cを設定しておき、第1のビームスプリッタユニット10のビームスプリッタ10aと10b(10c)と第3のビームスプリッタユニット116のビームスプリッタ116aと116b(116c)とのすべての組合せについて、それぞれ補正情報を取得し、これら得られた補正情報を記憶手段291を用いて記憶させることで、第1の駆動装置120aと第2の駆動装置121aの2つの補正情報として扱うことができる。そして、これらの補正情報を用いることで、いずれのビームスプリッタが光路上に選択されても、正確に共焦点レンズ117の結像位置と共焦点絞り122の中心位置のずれを補正することができる。
次に、このように構成した実施の形態の作用を説明する。
まず、制御ユニット29により第1のビームスプリッタユニット10のビームスプリッタ10aを光路上に切り換え、レーザ光源ユニット1の488nmの波長の光を発振するアルゴンレーザ2と543nmの波長の光を発振するグリーンヘリウムネオンレーザ3からのレーザ光を標本15に照射し、標本15から発生する蛍光の分析データを取得する場合を説明する。また、標本15には、520nmと580nmにそれぞれ蛍光波長のピークを有するFITCとRhodamine−Phalloidinの色素で2重染色がなされているものとする。
レーザ光源ユニット1のAOTF6により488nmの波長と543nmの波長のレーザ光が選択されると、これら488nmの波長と543nmの波長のレーザ光は、シングルモードファイバ7を介してスキャナユニット8に導かれる。
スキャナユニット8に導かれたレーザ光は、コリメートレンズ9で平行光になって、ビームスプリッタ10aで反射され、XYスキャナミラー11で2次元走査され、瞳投影レンズ12、結像レンズ13、対物レンズ14を介して標本15に結像される。
標本15から発生された蛍光は、レーザ光と逆の経路をたどり対物レンズ14、結像レンズ13、瞳投影レンズ12、XYスキャナミラー11を介してビームスプリッタ10aまで戻る。ビームスプリッタ10aまで戻った蛍光は、このビームスプリッタ10aを透過し、第2のビームスプリッタユニット16に導かれる。
ここで、第2のビームスプリッタユニット16は、制御ユニット29によりビームスプリッタ16bが光路に挿入されているものとする。これにより、標本15からの蛍光のうち、560nm以下の波長、詳しくは520nmにピークを有するFITCによる蛍光は、ビームスプリッタ16bで反射し、第1の分光チャンネル100に導入され、共焦点レンズ17を介して共焦点絞り22上に結像される。
この場合、第1のビームスプリッタユニット10と第2のビームスプリッタユニット16での切り換えにより、これら第1のビームスプリッタユニット10および第2のビームスプリッタユニット16のターレットの回転中心軸のぶれ、位置決めのためのクリック位置精度のばらつき、ビームスプリッタ10aおよびビームスプリッタ16bの角度誤差などにより共焦点絞り22での結像位置が中心からずれることがある。すると、制御ユニット29は、このときの切り換え状態に応じて記憶手段291に記憶されている補正情報を読み出す。そして、この補正情報に基づいて、平行平面板状の光学素子19の第1の駆動装置20aと第2の駆動装置21aの駆動を制御し、第1の回転軸20と第2の回転軸21をそれぞれ中心に平行平面板状の光学素子19を回転させ、光軸18に対する傾きを調整することにより、共焦点レンズ17の結像位置を共焦点絞り22の中心に一致させる。
共焦点絞り22を通過した蛍光は、拡散光となってコリメートレンズ23に入射し、平行光に変換される。平行光となった蛍光は、分光ユニット24に導入され、回折格子ガルバノミラー25に入射して回折格子の分散作用により、スペクトル成分へ分解される。
スペクトル分解された蛍光は、集光レンズ26によりスリット27上に結像する。このとき、スリット27のスリット幅を駆動装置27aにより変えることで、フォトマルチプライヤー28で受光するスペクトル幅を変えることができる。また、回折格子ガルバノミラー25を回転(走査)することで、受光できるスペクトル波長範囲を変えることができる。つまり、スリット27のスリット幅の設定と回折格子ガルバノミラー25の走査を行うことで、所望の分光データを取得することができる。
このようにすれば、標本15上で走査されるレーザ光の走査ピクセルごとに予め設定したスリット幅の設定(スペクトル成分の分解能の設定)で回折格子ガルバノミラー25の走査を行うことで、分光データの取得を行うようになるが、このとき、平行平面板状の光学素子19の傾き調整により共焦点レンズ17の結像位置と共焦点絞り22の中心位置とのずれが補正され、共焦点絞り22上の結像位置と共焦点絞り22の中心が一致しているので、コリメートレンズ23を出射した平行光の角度は常に一定となり、第1のビームスプリッタユニット10および第2のビームスプリッタユニット16を切換えても、回折格子ガルバノミラー25へ入射する蛍光に角度ずれが生じることがない。このため、常に回折格子ガルバノミラー25の回折格子で分散される各スペクトル成分の分散角度が安定し、さらにスペクトルの分散方向へのズレも生じないので、固定マスク27d、27eをスペクトルの光束径に対し、予めぎりぎりまで狭めて調整してくことができ、漏れ光や共焦点絞り22の回折光などの影響を極力カットできることから、スペクトル成分データの情報が安定した分光データを取得することができる。
一方、標本15からの蛍光のうち、560nmより大きい波長、詳しくは580nmにピークを有するRhodamine−Phalloidinによる蛍光は、第2のビームスプリッタユニット16のビームスプリッタ16bを通過し、第3のビームスプリッタユニット116に導かれる。ここで、第3のビームスプリッタユニット116は、制御ユニット29によりビームスプリッタ116bが光路に挿入されているものとする。これにより、630nm以下の波長、すなわちRhodamine−Phalloidinによる蛍光は、ビームスプリッタ116bで反射し、第2の分光チャンネル200に導入され、共焦点レンズ117を介して共焦点絞り122上に結像される。この後の動作は、第2のビームスプリッタユニット16により反射されたFITCの蛍光の場合と同様なので、説明は省略する。
この場合も、第1のビームスプリッタユニット10および第3のビームスプリッタユニット116での切り換えにより、これら第1のビームスプリッタユニット10および第3のビームスプリッタユニット116のターレットの回転中心軸のぶれ、位置決めのためのクリック位置精度のばらつき、ビームスプリッタ10a161bの角度誤差などにより共焦点絞り22での結像位置が中心からずれることがある。すると、制御ユニット29は、このときの切り換え状態に応じて予め記憶手段291に記憶されている補正情報を読み出す。そして、この情報に基づいて、平行平面板状の光学素子119の第1の駆動装置120aと第2の駆動装置121aの駆動を制御し、第1の回転軸120と第2の回転軸121をそれぞれ中心に平行平面板状の光学素子119を回転させ、光軸18に対する傾きを調整することにより、共焦点レンズ117の結像位置を共焦点絞り122の中心に一致させる。
従って、このようにしても、第1の分光チャンネル100と同様に、常に回折格子ガルバノミラー125で分散される各スペクトル成分の分散角度が安定し、スペクトル成分のデータ情報が安定した分光データを取得することができる。
なお、第2のビームスプリッタユニット16と第3のビームスプリッタユニット116は、目的にあわせ適宜切換えが可能で、例えば第2のビームスプリッタユニット16に全反射ミラーのビームスプリッタ16aを設定して、標本15からの全ての検出光を第2のビームスプリッタユニット16による反射光を検出する第1の分光チャンネル100で処理することも可能である。
また、第2のビームスプリッタユニット16と第3のビームスプリッタユニット116に全ての波長域の光線を透過するビームスプリッタ16cとビームスプリッタ116cをそれぞれ設定すれば、図示しないオプションの第3の分光チャンネルで検出光を処理することが可能となる。
さらに、第2のビームスプリッタユニット16に、560nm以下の波長を反射し、それ以上の波長を透過するビームスプリッタ16bを、第3のビームスプリッタユニット116に、630nm以下の波長を反射し、それ以上の波長を透過するビームスプリッタ116bを設定すれば、検出光のうちの560nm以下の波長を第1の分光チャンネル100で、560nmより大きくて630nm以下の波長を、第3のビームスプリッタユニット116による反射光を検出する第2の分光チャンネル200で、630nmより大きい波長を図示しない第3の分光チャンネルで処理することが可能となる。
従って、このようにすれば、標本15からの検出光を第2のビームスプリッタユニット16および第3のビームスプリッタユニット116により第1の分光チャンネル100と第2の分光チャンネル200に分割し、それぞれの分光チャンネル100,200ごとに設けられる検出光を結像する共焦点レンズ17(117)と共焦点レンズの焦点位置に配置される共焦点絞り22(122)との間に、共焦点レンズの結像位置と共焦点絞りの中心位置とのずれを補正する平行平面板状の光学素子19(119)を設けるようにしたので、共焦点絞り22(122)を出射する光線の光軸の角度、位置がそれぞれ第1の分光チャンネル100と第2の分光チャンネル200で常に一定にできる。これにより、分光データを取得する場合に、分光ユニット24の回折格子ガルバノミラー25に入射する光線の角度を常に一定に保つことができるので、スペクトル成分の情報が安定した分光データを取得することができる。
また、第1の分光チャンネル100と第2の分光チャンネル200ごとにピンホールである共焦点絞り22(122)が設けられているので、各チャンネルで取り込む波長にあわせて、最適なピンホール径を独立に設定できる。
さらに、予め第1のビームスプリッタユニット10、第2のビームスプリッタユニット16および第3のビームスプリッタユニット116でのビームスプリッタの切換えに関する誤差に応じた補正情報を予め記憶手段291に記憶していて、この補正情報に基づいて共焦点レンズ17(117)の結像位置と共焦点絞り22(122)の中心位置とのずれを補正しているので、精度の高いずれ補正を行なうことができる。
さらにまた、共焦点レンズ17(117)と共焦点絞り22(122)との間の光軸上に平行平面板状の光学素子19(119)を配置し、この平行平面板状の光学素子19(119)の光軸に対する傾きを変更するのみで、ずれ補正を行なっているので、構成を簡単にでき、動作の信頼性が高く、価格的にも安価にできる。
なお、本発明は、上記実施の形態に限定されるものでなく、実施段階では、その要旨を変更しない範囲で種々変形することが可能である。例えば、それぞれのビームスプリッタユニットに装着してあるビームスプリッタは本例のものに限定されるものではなく、目的に合わせて種々設定が可能であることはいうまでもない。また本例では検出光路のチャンネル数は3チャンネルとなっているが、これに限定するものではなく、何チャンネルでも応用が可能である。
さらに、上記実施の形態には、種々の段階の発明が含まれており、開示されている複数の構成要件における適宜な組み合わせにより種々の発明が抽出できる。例えば、実施の形態に示されている全構成要件から幾つかの構成要件が削除されても、発明が解決しようとする課題の欄で述べた課題を解決でき、発明の効果の欄で述べられている効果が得られる場合には、この構成要件が削除された構成が発明として抽出できる。
1…レーザ光源ユニット、2…アルゴンレーザ
3…グリーンヘリウムネオンレーザ、4…反射ミラー
5…ダイクロイックミラー、6…AOTF
7…シングルモードファイバ、8…スキャナユニット
9…コリメートレンズ、10…第1のビームスプリッタユニット
10a.10b、10c…ビームスプリッタ、10d…モータ
11…XYスキャナミラー、11a.11b…ミラー
12…瞳投影レンズ、13…結像レンズ、14…対物レンズ
15…標本、16…第2のビームスプリッタユニット
16a.16b、16c…ビームスプリッタ、16d…モータ
17…共焦点レンズ、18…光軸、19…光学素子
19.119…光学素子、20…第1の回転軸
20a…第1の駆動装置、21…第2の回転軸
21a…第2の駆動装置、201…支持金具
22…共焦点絞り、22a…駆動装置、23…コリメートレンズ
24…分光ユニット、25…回折格子ガルバノミラー
25a…回転方向、26…集光レンズ、27…スリット
27a…駆動装置、27b.27c…移動スリット
27d.27e…固定マスク、28…フォトマルチプライヤー
29…制御ユニット、291…記憶手段、116…第3のビームスプリッタユニット
116a.116b、116c…ビームスプリッタ
116d…モータ、117…共焦点レンズ、119…光学素子
120…第1の回転軸、120a…第1の駆動装置
121…第2の回転軸、121a…第2の駆動装置
122…共焦点絞り、122a…駆動装置
124…分光ユニット、125…回折格子ガルバノミラー
126…集光レンズ、127…スリット、127a…駆動装置
128…フォトマルチプライヤー、100…第1の分光チャンネル
200…第2の分光チャンネル
3…グリーンヘリウムネオンレーザ、4…反射ミラー
5…ダイクロイックミラー、6…AOTF
7…シングルモードファイバ、8…スキャナユニット
9…コリメートレンズ、10…第1のビームスプリッタユニット
10a.10b、10c…ビームスプリッタ、10d…モータ
11…XYスキャナミラー、11a.11b…ミラー
12…瞳投影レンズ、13…結像レンズ、14…対物レンズ
15…標本、16…第2のビームスプリッタユニット
16a.16b、16c…ビームスプリッタ、16d…モータ
17…共焦点レンズ、18…光軸、19…光学素子
19.119…光学素子、20…第1の回転軸
20a…第1の駆動装置、21…第2の回転軸
21a…第2の駆動装置、201…支持金具
22…共焦点絞り、22a…駆動装置、23…コリメートレンズ
24…分光ユニット、25…回折格子ガルバノミラー
25a…回転方向、26…集光レンズ、27…スリット
27a…駆動装置、27b.27c…移動スリット
27d.27e…固定マスク、28…フォトマルチプライヤー
29…制御ユニット、291…記憶手段、116…第3のビームスプリッタユニット
116a.116b、116c…ビームスプリッタ
116d…モータ、117…共焦点レンズ、119…光学素子
120…第1の回転軸、120a…第1の駆動装置
121…第2の回転軸、121a…第2の駆動装置
122…共焦点絞り、122a…駆動装置
124…分光ユニット、125…回折格子ガルバノミラー
126…集光レンズ、127…スリット、127a…駆動装置
128…フォトマルチプライヤー、100…第1の分光チャンネル
200…第2の分光チャンネル
Claims (4)
- レーザ光を発生するレーザ光源と、
前記レーザ光源からのレーザ光を標本に照射する照明光学系と、
前記レーザ光の波長ごとに切換え可能に設けられる波長選択光学素子を有するとともに、前記標本からの検出光を複数のチャンネルに分割する光路分割手段と、
前記チャンネルごとに設けられ、少なくとも前記検出光を結像する共焦点レンズ、該共焦点レンズの焦点位置に配置される共焦点絞りを有する検出光学系と、
前記共焦点絞りを通った検出光を取り込みスペクトル分解して分光データを検出する分光手段と、
前記共焦点レンズと共焦点絞りとの間に配置され、前記共焦点レンズの結像位置と前記共焦点絞りの中心位置とのずれを補正することによって前記分光手段に入射する検出光の角度を一定にする補正手段と
を具備したことを特徴とするレーザ顕微鏡。 - 前記補正手段は、前記光路分割手段の波長選択光学素子の切換えに関する誤差に応じた補正情報を記憶する記憶手段を有し、前記波長選択光学素子の切換えにより、前記記憶手段に記憶された補正情報に基づいて前記分光手段に入射する検出光の角度を一定に補正することを特徴とする請求項1記載のレーザ顕微鏡。
- 前記補正手段は、前記共焦点レンズと共焦点絞りとの間の光軸上に配置される平行平面板状の光学素子を有し、前記記憶手段に記憶された補正情報に基づいて前記平行平面板状の光学素子の前記光軸に対する傾きを変更可能にしたことを特徴とする請求項2記載のレーザ顕微鏡。
- 前記光路分割手段は、前記波長選択光学素子として、ターレットに搭載された複数のビームスプリッタを有し、前記ターレットにより前記ビームスプリッタの切換えを可能にしたことを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載のレーザ顕微鏡。
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003425675A JP2005181891A (ja) | 2003-12-22 | 2003-12-22 | レーザ顕微鏡 |
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2003425675A JP2005181891A (ja) | 2003-12-22 | 2003-12-22 | レーザ顕微鏡 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
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JP2003425675A Withdrawn JP2005181891A (ja) | 2003-12-22 | 2003-12-22 | レーザ顕微鏡 |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007047492A (ja) * | 2005-08-10 | 2007-02-22 | Olympus Corp | 走査型蛍光顕微鏡 |
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EP3073308A1 (en) * | 2006-07-03 | 2016-09-28 | Nikon Corporation | Laser scanning microscope |
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-
2003
- 2003-12-22 JP JP2003425675A patent/JP2005181891A/ja not_active Withdrawn
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
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A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20070306 |