JP2017001243A - ビードコアラッピング装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 ドラムの外周面からゴムシートをスムーズに剥離する。
【解決手段】 ドラム20とゴムシート貼り付け手段21とを具え、円環のビードコアTの表面Taに、帯状のゴムシートGをラッピングするビードコアラッピング装置1である。ラッピング装置1は、ゴムシートGの側部Gsの巻き上げに際して、ゴムシートGの側部Gsを外周面20aから剥離させる剥離手段22をさらに有する。剥離手段22の剥離爪30は、刃先縁32から回転方向前方側に向かって厚さが漸増する刃先部33を含む板状である。巻上げ溝23側となる剥離爪30の側面34は、巻上げ溝23側に中心を有する円弧面をなす。側面34と巻上げ溝23の溝側縁23aとの軸心方向の距離Lは、ドラム回転方向前方側に向かって漸減する。
【選択図】 図2

Description

本発明は、ドラムの外周面に貼り付けられたゴムシートをスムーズに剥離しうるビードコアラッピング装置に関する。
図5に示されるように、従来から、円環状のビードコアbの表面baに、帯状のゴムシートgを貼り付けてラッピングするビードコアのラッピング装置tが知られている。このラッピング装置tでは、例えば、周方向にのびる巻上げ溝m(図6に示す)が外周面daに凹設されたドラムdと、外周面daにゴムシートgを貼り付けるゴムシート貼り付け手段sと、前記ゴムシートgの外側にビードコア(図示省略)を貼り付けた後、ゴムシートgを外周面daから剥離させる剥離手段hとを少なくとも含んでいる。なお、剥離手段hによって剥離されたゴムシート部分は、図示しないローラによって、ビードコアに貼り付けラッピングされる。
図6に示されるように、剥離手段hは、具体的には、ドラム回転方向後方側で軸心にのびる刃先縁eを有する板状の剥離爪h1で構成されている。そして、この刃先縁eが、ゴムシートgの巻き始め端部gcとドラムの外周面daとの間に挿入されて、ゴムシートgが剥離されていた。
しかしながら、従来の刃先縁eは、その幅が、外周面daの軸心方向に大きくのび、かつ、剥離爪h1のドラム周方向にのびる巻上げ溝m側の側面fが、ドラム周方向に沿って形成されるものであった。このような剥離爪h1では、ゴムシートgの巻き始め端部gcを、大きな幅で剥離させるので、ゴムシートgに生じる摩擦力(抵抗力)が大きくなり、例えば、ゴムシートgがシワ状や団子状になるおそれがあった。また、このようなシワ状や団子状に剥離されたゴムシートgでは、ビードコアに精度良くラッピングすることが難しい。
特開平07−54288号公報
本発明は、以上のような問題点に鑑み案出なされたもので、ゴムシートを剥離する剥離手段の形状を改善すること基本として、ゴムシートをドラムの外周面からスムーズに剥離するビードコアラッピング装置を提供することを主たる目的としている。
本発明は、円環状のビードコアの表面に、帯状のゴムシートを貼り付けてラッピングするビードコアラッピング装置であって、所定の回転方向で回転し、前記ビードコアの内孔内に、軸心を前記ビードコアの軸心と同方向に向けて配されたドラムと、前記ドラムのドラム外周面に前記ゴムシートを供給して貼り付けるゴムシート貼り付け手段とを具え、前記ドラム外周面は、周方向にのびる巻上げ溝が凹設されることにより、前記巻上げ溝より軸心方向一方側の周面部と、他方側の周面部とに区分され、前記ゴムシート貼り付け手段は、前記ドラム外周面に、前記巻上げ溝を跨いで前記ゴムシートを周方向に貼り付け、かつ、前記巻上げ溝内に、前記ビードコアを前記ゴムシートとともに落とし込むことにより、前記ゴムシートの幅方向両側の側部を、前記ビードコアの側面に沿って巻き上げ、前記巻き上げに際して、前記ゴムシートの巻き始め端部かつ両側の前記側部と、各前記周面部との間に挿入されることにより前記ゴムシートの前記側部を前記周面部から剥離させる剥離爪を具える剥離手段をさらに有し、前記剥離爪は、回転方向後方側で軸心方向にのびる刃先縁を有しかつ該刃先縁から回転方向前方側に向かって厚さが漸増する刃先部を含む板状をなし、前記巻上げ溝側となる剥離爪の側面は、前記巻上げ溝側に中心を有する円弧面をなし、前記側面と前記巻上げ溝の溝側縁との軸心方向の距離Lは、回転方向前方側に向かって漸減することを特徴とする。
本発明に係るビードコアラッピング装置は、前記側面の曲率半径R1と前記ゴムシートの幅Wとの比(R1/W)が、1〜3であるのが望ましい。
本発明に係るビードコアラッピング装置は、前記剥離手段が、前記巻上げ溝よりも軸心方向の一方側に配される第1の剥離爪と、前記巻上げ溝よりも軸心方向の他方側に配される第2の剥離爪とを含み、前記第1の剥離爪の前記刃先縁と前記第2の剥離爪の前記刃先縁とは、ドラム周方向に対して位置ずれするのが望ましい。
本発明に係るビードコアラッピング装置は、前記第1の剥離爪の前記刃先縁と前記第2の剥離爪の前記刃先縁とのドラム周方向の位置ずれ量が、前記ドラムの前記軸心を中心とする中心角に換算した値が5〜20度であるのが望ましい。
本発明のビードコアラッピング装置では、所定の回転方向で回転し、ビードコアの内孔内に、軸心をビードコアの軸心と同方向に向けて配されたドラムと、ドラムのドラム外周面にゴムシートを供給して貼り付けるゴムシート貼り付け手段とを具えている。ドラム外周面は、周方向にのびる巻上げ溝が凹設されることにより、巻上げ溝より軸心方向一方側の周面部と、他方側の周面部とに区分される。ゴムシート貼り付け手段は、ドラム外周面に、巻上げ溝を跨いでゴムシートを周方向に貼り付け、かつ、巻上げ溝内に、ビードコアをゴムシートとともに落とし込む。これにより、ビードコアの内周面及び側面とゴムシートとが貼り付けられるとともに、ゴムシートの幅方向両側の側部が、ビードコアの側面に沿って巻き上げられる。
また、ビードコアラッピング装置は、前記巻き上げに際して、ゴムシートの側部を周面部から剥離させる剥離爪を具える剥離手段をさらに有している。剥離爪は、回転方向後方側で軸心方向にのびる刃先縁を有しかつ該刃先縁から回転方向前方側に向かって厚さが漸増する刃先部を含む板状である。巻上げ溝側となる剥離爪の側面は、巻上げ溝側に中心を有する円弧面である。また、側面と巻上げ溝の溝側縁との軸心方向の距離Lは、回転方向前方側に向かって漸減する。
このような剥離爪は、ゴムシートの巻き始め端部をその幅方向外側のコーナーから徐々に剥離させる。即ち、剥離の際の巻き始め端部の抵抗力が小さくなり、巻き始め端部がシワ状や団子状になることなく、各周面部からスムーズに剥離される。また、ゴムシートの剥離部分が側面に案内されて、順次立上げられるため、巻上げ溝と協働してスムーズな巻上げを達成し、ビードコアの外周面に精度良く貼り付けしうる。
本発明のビードコアラッピング装置の正面図である。 図1のドラムと剥離手段との拡大斜視図である。 図2の平面展開図である。 (a)乃至(c)は、ゴムシートのラッピング工程を示す概略図である。 従来のビードコアラッピング装置の正面図である。 図5のドラムと剥離手段との拡大斜視図である。
以下、本発明の実施の一形態が図面に基づき説明される。
図1には、本実施形態のビードコアラッピング装置1(以下、単に「装置1」ということがある。)の正面図が示される。この装置1は、円環のビードコアTの表面Taに、ゴムシートGを貼り付けてラッピングするものである。ビードコアTの表面Taは、ビードコアTの内孔内側を向く内周面Tb、内周面Tbの反対側を向く外周面Tc、及び、内周面Tbと外周面Tcとの間の側面Td(図4に示す)を含む。
装置1は、例えば、ゴムシートGを供給する供給部2と、供給部2から供給されたゴムシートGをビードコアTに貼り付けてラッピング成形する成形部3とを含んでいる。本実施形態では、供給部2と成形部3との間に、U字状に垂下して一時的にゴムシートGを貯留しうるフェスツーン7が設けられている。なお、ゴムシートGは、種々の大きさのものを採用することができるが、例えば、幅Wが30〜90mm程度、厚さt1が0.7〜3.0mm程度であるのが望ましい(図2に示す)。
供給部2は、例えば、帯状のゴムシートGが巻き回されたロール状体4と、ゴムシートGを案内するローラ6とを含んでいる。ロール状体4には、例えば、図示しないモータ等の駆動部が接続され、ゴムシートGがローラ6に送り出される。ローラ6は、例えば、最も成形部3側に設けられた送り出しローラ6aを有している。
成形部3は、例えば、上流側で成形されたビードコアTを取り込む取り込み手段10と、ビードコアTにゴムシートGを貼り付けるラッピング手段11と、ラッピングされたビードコアTを保管するストック手段12と、取り込み手段10乃至ストック手段12間でビードコアTを移送する移送手段13とが設けられている。
移送手段13は、ビードコアTを回転可能に保持するローラ(図示省略)を具えたビード保持部17を有している。なお、移送手段13、取り込み手段10、及び、ストック手段12は、図1に示されるような周知構造のものが採用されるので、詳細な説明は省略される。
ラッピング手段11は、外周面20aを有する円筒状のドラム20と、ドラム20の外周面20aにゴムシートGを貼り付けるゴムシート貼り付け手段21と、外周面20aからゴムシートGを剥離させる剥離手段22とを有している。
ドラム20は、例えば、モータ等の駆動部(図示省略)に接続されて回転駆動し、所定の回転方向で回転するよう定められている。本実施形態のドラム20は、軸心20cが水平に配されている。なお、ドラム20の軸心20cの配設方向は、このような態様に限定されるものではない。
図2及び図3に示されるように、ドラム20の外周面20aには、周方向に連続してのびる巻上げ溝23が凹設されている。ゴムシートGの巻上げ時、巻上げ溝23には、ビードコアT及びゴムシートGが落ち込む。このような巻上げ溝23の断面形状としては、特に限定されるものではないが、ビードコアTの断面形状に応じて、例えば、矩形状や半円形状等から適宜選択される。
巻上げ溝23は、例えば、ドラム20の外周面20aの軸心方向の中間位置に設けられる。これにより、外周面20aは、巻上げ溝23よりも軸心方向一方側の第1周面部24と、他方側の第2周面部25とに区分される。中間位置は、例えば、ゴムシートGをビードコアTの表面Taに精度良く貼り付ける範囲において、外周面20a上を軸心方向に位置ずれして良い。
図1に示されるように、ゴムシート貼り付け手段21は、本実施形態では、繰り出しローラ26と、押圧ローラ27と、支持ローラ28とを含んでいる。
繰り出しローラ26は、例えば、モータ(図示省略)により回転駆動されて、供給部2から供給されたゴムシートGをドラム20の外周面20a上に繰り出す。
押圧ローラ27は、繰り出しローラ26の下流側に設けられ、例えば、エアシリンダ(図示省略)による押圧力を利用して、外周面20a上に繰り出されたゴムシートGを外周面上に、順次押圧して貼付けする。
支持ローラ28は、移送手段13によって移送されてきたビードコアTを、例えば、エアシリンダ(図示省略)による押圧力を利用して、ゴムシートGとともにドラム20に押圧支持する。本実施形態の支持ローラ28は、ドラム20の回転方向Rの後方側に設けられる第1支持部28aと、第1支持部28aよりも回転方向Rの前方側に設けられる第2支持部28bとを含んでいる。ビードコアTは、支持ローラ28と移送手段13のビード保持部17とによって、回転可能に保持される。
なお、ゴムシート貼り付け手段21は、ゴムシートGをビードコアTの周長に対応する長さで切断する周知構造の切断装置(図示省略)を有するのが望ましい。
剥離手段22は、ビードコアTとゴムシートGとが貼り付けられた後、ゴムシートGと外周面20aとを剥離させる。剥離手段22は、本実施形態では、回転方向にのびる板状の剥離爪30と、剥離爪30をドラム20の外周面20aに対して接離させる、例えば、エアシリンダ等を含む周知構造の移動具31とを有している。
図2及び図3に示されるように、剥離爪30は、回転方向Rの後方側で軸心方向にのびる刃先縁32から回転方向Rの前方側に向かって厚さtaが漸増する刃先部33を含んでいる。このような刃先部33は、巻上げられるゴムシートGの幅をドラム20の回転によって漸増する。
剥離爪30は、周方向にのびる巻上げ溝23側の第1側面34と、ドラム20の軸心方向外側の第2側面35とを有している。第1側面34は、巻上げ溝23側に中心を有する円弧面で形成されている。また、第1側面34と巻上げ溝23の溝側縁23aとの軸心方向の距離Lは、回転方向Rの前方側に向かって漸減している。このような剥離爪30は、ゴムシートGの巻き始め端部Gaをその幅方向外側のコーナーから徐々に剥離させる。即ち、剥離の際の巻き始め端部Gaの抵抗力が小さくなり、巻き始め端部Gaがシワ状や団子状になることなく、外周面20aからスムーズに剥離される。また、ゴムシートGの剥離部分で第1側面34に案内されて、順次立上げられるため、巻上げ溝23と協働してスムーズな巻上げを達成し、ビードコアTの外周面Tcに精度良く貼り付けしうる。
第2側面35は、本実施形態では、ドラム周方向に沿ってのびている。なお、第2側面35は、このような態様に限定されるものではなく、外周面20a上のゴムシートGの長手方向の側縁Gtよりも外側に配されていれば、種々の態様が採用される。
本実施形態の剥離爪30は、巻上げ溝23よりも軸心方向の一方側に配される第1の剥離爪36と、巻上げ溝23よりも軸心方向の他方側に配される第2の剥離爪37とを含んでいる。即ち、第1の剥離爪36は、巻上げ溝23よりも軸心方向の一方側に配される刃先縁32a、第1側面34a及び第2側面35aを有している。同様に、第2の剥離爪37は、巻上げ溝23よりも軸心方向の他方側に配される刃先縁32b、第1側面34b及び第2側面35bを有している。これにより、第1周面部24上のゴムシートGは、第1の剥離爪36によって剥離される。第2周面部25上のゴムシートGは、第2の剥離爪37によって剥離される。
本実施形態では、第1の剥離爪36の刃先縁32aと第2の剥離爪37の刃先縁32bは、ドラム周方向に対して位置ずれしている。これにより、ゴムシートGの巻き始め端部Gaに作用する抵抗力がドラム周方向に分散されて小さくなるので、さらに、スムーズにゴムシートGを剥離することができる。本実施形態では、第1の剥離爪36の刃先縁32aは、第2の剥離爪37の刃先縁32bよりも回転方向Rの前方側に設けられている。なお、第1の剥離爪36の刃先縁32aは、第2の剥離爪37の刃先縁32bよりも回転方向Rの後方側に設けられても良い。
図2に示されるように、第1の剥離爪36の刃先縁32aと第2の剥離爪37の刃先縁32bとのドラム周方向の位置ずれ量は、ドラム20の軸心20cを中心とする中心角θに換算した値が5〜20度であるのが望ましい。前記中心角θに換算した値が5度以下の場合、ゴムシートGの巻き始め端部Gaに作用する抵抗力をドラム周方向に分散できず、ゴムシートGを外周面20aからスムーズに剥離できないおそれがある。前記中心角θに換算した値が20度以上の場合、ゴムシートGをタイミングよく剥離できず、精度よくラッピングできないおそれがある。なお、前記中心角θには、第1の剥離爪36の刃先縁32aの最も巻上げ溝23側の内端40aと、第2の剥離爪37の刃先縁32bの最も巻上げ溝23側の内端40bとが用いられる(図3に示す)。
図3に示されるように、第1側面34の曲率半径R1は、ゴムシートGの幅Wに対して1倍〜3倍であるのが望ましい。即ち、第1側面34の曲率半径R1がゴムシートGの幅Wの1倍未満の場合、剥離されるゴムシートGに生じる抵抗力の変化が大きくなるので、ゴムシートGがシワ状、団子状になるおそれがある。第1側面34の曲率半径R1がゴムシートGの幅Wの3倍を超える場合、巻上げられたゴムシートGが、刃先部33側に倒れこみ、シワ状等になるおそれがある。
上述のようなゴムシートGのシワ状等の形成抑制効果をさらに発揮する観点より、第1側面34の後端43と巻上げ溝23の溝側縁23aとの軸心方向の距離Laは、例えば、各周面部24、25上のゴムシートGの幅Waの50%〜70%程度が望ましい。また、第1側面34の回転方向Rの前端42と巻上げ溝23の溝側縁23aとの軸心方向の距離Lbは、例えば、各周面部24、25上のゴムシートGの幅Waの5%以下程度が望ましい。さらに、前記後端43と前記前端42との周方向長さHは、例えば、各周面部24、25上のゴムシートGの幅Waの60%〜200%程度が望ましい。
なお、装置1には、巻き上げられたゴムシートGの側部Gsを、例えば、シリンダーの押圧力を利用して、ビードコアTの外周面Tcに貼付けする巻き付けローラ(図示省略)が設けられるのが望ましい。
次に、以上のように構成された装置1を用いたゴムシートGのビードコアTへの貼り付け方法が示される。
図1に示されるように、先ず、上流工程で製造されたビードコアTが、図示しない移載手段によって成形部3まで移載され、成形部3の取り込み手段10から取り込まれる。次に、ビードコアTは、移送手段13によって、ラッピング手段11まで移送され、支持ローラ28と移送手段13のビード保持部17とによって、外周面20aの巻上げ溝23上に、ビードコアTの内孔内が位置されるようにセットされる。このとき、ビードコアTは、その軸心が、ドラム20の軸心20cと同方向に向けられている。
次に、供給部2のロール状体4が回転駆動され、ローラ6で保持されていたゴムシートGがドラム20側に供給される。そして、繰り出しローラ26によって、巻き始め端部Gaを含むゴムシートGが外周面20a上に繰り出される。このとき、ドラム20は、図示しない駆動部によって、駆動回転されている。
次に、押圧ローラ27によって、ゴムシートGが外周面20a上で巻上げ溝23を跨いだ状態で貼り付けられる。即ち、ゴムシートGは、第1周面部24と第2周面部25と巻上げ溝23上に配されている(図4(a))。
次に、剥離手段22の移動具31を作動させて、ゴムシートGの巻き始め端部Gaと外周面20aとの間に剥離爪30を挿入する。本実施形態では、先ず、回転方向Rの後方側の第2の剥離爪37が、ゴムシートGの巻き始め端部Gaと第2周面部25との間に挿入される。さらに、回転方向Rの前方側の第1の剥離爪36が、ゴムシートGの巻き始め端部Gaと第1周面部24との間に挿入される。これにより、第2周面部25上のゴムシートGの側部Gs、及び、第1周面部24上のゴムシートGの側部Gsが順次巻き上げられる。
また、所定のタイミングで、支持ローラ28によって、巻上げ溝23上のゴムシートGの外側面GcとビードコアTの内周面Tbとが接触押圧される。これにより、ビードコアTが、ゴムシートGとともに巻上げ溝23内に落とし込まれ、ゴムシートGの外側面GcとビードコアTの内周面Tb及び側面Tdとが、ゴムシートGの接着力を利用して貼り付けられる。また、このとき、前記落とし込みによる反力と剥離手段22とが協働して、ゴムシートGの幅方向の両側の側部Gs、GsをビードコアTの側面Tdに沿ってスムーズに巻き上げる(図4(b)及び(c))。なお、ビードコアTは、ゴムシートGの巻き始め端部Gaから貼り付けられる。
最後に、図4(c)の破線で示されるように、図示しない巻き付けローラによって、剥離されたゴムシートGの両側の側部Gsが、ビードコアTの外周面Tc上に押し付けられる。
以上、本発明の好ましい実施形態について詳述したが、本発明は図示の実施形態に限定されることなく、種々の態様に変形して実施し得る。
表1の仕様に基づいた剥離手段を有する図1のビードコアラッピング装置を用いて、ドラムの外周面にゴムシートとビードコアとを貼り付けた後、外周面からゴムシートを剥離してビードコアにラッピングしたときのゴムシートの外観が確認された。なお、主な共通仕様は以下の通りである。
ゴムシートの厚さt1:1.0mm
<外観検査>
剥離手段毎に、ゴムシートがラッピングされた100本のビードコアが製造され、このときの団子状又はシワ状が生じたゴムシートの成形率が測定された。結果は、数値が小さいほうが良である。
Figure 2017001243
テストの結果、実施例のビードコアは、従来例のビードコアに比較して、外観検査が向上していることが理解できる。ビードコアの形状を変化させてテストを行ったが、同様の結果であった。
1 ビードコアラッピング装置
20 ドラム
21 ゴムシート貼り付け手段
20a 外周面
22 剥離手段
23 巻上げ溝
30 剥離爪
32 刃先縁
33 刃先部
34 剥離爪の側面
23a 溝側縁
G ゴムシート
Gs 側部
T ビードコア

Claims (4)

  1. 円環状のビードコアの表面に、帯状のゴムシートを貼り付けてラッピングするビードコアラッピング装置であって、
    所定の回転方向で回転し、前記ビードコアの内孔内に、軸心を前記ビードコアの軸心と同方向に向けて配されたドラムと、前記ドラムのドラム外周面に前記ゴムシートを供給して貼り付けるゴムシート貼り付け手段とを具え、
    前記ドラム外周面は、周方向にのびる巻上げ溝が凹設されることにより、前記巻上げ溝より軸心方向一方側の周面部と、他方側の周面部とに区分され、
    前記ゴムシート貼り付け手段は、前記ドラム外周面に、前記巻上げ溝を跨いで前記ゴムシートを周方向に貼り付け、かつ、前記巻上げ溝内に、前記ビードコアを前記ゴムシートとともに落とし込むことにより、前記ゴムシートの幅方向両側の側部を、前記ビードコアの側面に沿って巻き上げ、
    前記巻き上げに際して、前記ゴムシートの巻き始め端部かつ両側の前記側部と、各前記周面部との間に挿入されることにより前記ゴムシートの前記側部を前記周面部から剥離させる剥離爪を具える剥離手段をさらに有し、
    前記剥離爪は、回転方向後方側で軸心方向にのびる刃先縁を有しかつ該刃先縁から回転方向前方側に向かって厚さが漸増する刃先部を含む板状をなし、
    前記巻上げ溝側となる剥離爪の側面は、前記巻上げ溝側に中心を有する円弧面をなし、
    前記側面と前記巻上げ溝の溝側縁との軸心方向の距離Lは、回転方向前方側に向かって漸減することを特徴とするビードコアラッピング装置。
  2. 前記側面の曲率半径R1と前記ゴムシートの幅Wとの比(R1/W)は、1〜3である請求項1記載のビードコアラッピング装置。
  3. 前記剥離手段は、前記巻上げ溝よりも軸心方向の一方側に配される第1の剥離爪と、前記巻上げ溝よりも軸心方向の他方側に配される第2の剥離爪とを含み、
    前記第1の剥離爪の前記刃先縁と前記第2の剥離爪の前記刃先縁とは、ドラム周方向に対して位置ずれする請求項1又は2に記載のビードコアラッピング装置。
  4. 前記第1の剥離爪の前記刃先縁と前記第2の剥離爪の前記刃先縁とのドラム周方向の位置ずれ量は、前記ドラムの前記軸心を中心とする中心角に換算した値が5〜20度である請求項3記載のビードコアラッピング装置。
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