JP5320453B2 - ウエブ巻取機 - Google Patents
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Description
ウエブWは、回転しているドラム111に沿って巻取り空間に導入される。紙管cはウエブWの巻き始めの直前に、糊を付けた状態でガイド板116に挿入され、ウエブWが糊で紙管cに接着してから巻取り空間に送り込まれる。なお、所定の巻き径に達したログLは後続のウエブと切り離され、傾斜路110に沿って排出される。
この糊の塗布形態には、二パターンがあって、図10の(A)に示すように、紙管cの軸方向に延びるように糊aを塗布するもの(特許文献2の図6参照)と、同図の(B)に示すように、紙管cの周方向に糊aを塗布するもの(特許文献2の図12参照)とがある。
図10(B)の糊aを紙管cの周りで周方向に塗布する場合は、糊の消費量が大量にはならないが、出来上がったロール製品の内周に皺が発生し、製品の巻姿が悪くなるという欠陥がある。
図9に示すように、紙管cにウエブWが巻き付き始める初期状態では、ドラム111は回転しているが、紙管cは静止している。そして、ドラム111の裏面(具体的にはドラム111上のウエブの表面)に紙管cが接触した後、紙管cも回転を始めて、ウエブWを巻き付けるようになる。
この時の紙管cがウエブWに接触し始める瞬間は、糊aの塗布厚さ上面からウエブに接触し始めるので、図11(a)に示すようにウエブWに転移した糊aの形状は先のとがった三角形状になり、しかも三角形の頂点は、横一線に揃わず多少なりともでこぼこが生ずる(線P1、P2で位置ズレの違いを示す)。
このような原因で、図11(b)に示すように、ロール製品Rの内周には、消費者の眼にとまりやすい皺rが生じ、商品価値を低下させる。
第2発明のウエブ巻取機は、第1発明において、前記糊付け機構は、紙管を横方向に移動させる横移動機構と、前記移動機構で横移動される紙管を上下から挟んで回転させ上ロールと下ロールからなる回転手段と、前記上ロールおよび/または下ロールの回転速度を制御する回転速度制御器と、前記下ロールの表面に糊を付着させる糊供給部とからなることを特徴とする。
第3発明のウエブ巻取機は、第1または第2発明において、前記紙管投入機構は、糊打ちされた紙管を保持する保持部と、該保持部上の紙管を把持したり解放するクランプと、前記保持部上の紙管を前記第1ドラムに接触する位置まで移動させる移動手段とからなる
ことを特徴とする。
第4発明のウエブ巻取機は、第2発明において、前記糊供給部は、糊を貯えた糊タンクと、該糊タンク内の糊に漬けた前記下ロールと、該下ロールに付着した糊の過剰分を除去するドクターとからなることを特徴とする。
第2発明によれば、紙管を移動機構で横移動させながら回転手段の上ロールと下ロールとで挟み、上ロールと下ロールの回転速度を調整して、紙管と下ロールとの接触時間を制御すると、紙管の外周面において周方向に限られた長さで糊を塗布することができる。
第3発明によれば、保持部にのせた紙管をクランプすると、紙管を回転させないで、移動手段によって第1ドラムに接触する位置まで移動させ、また、すぐクランプを開放すると糊の非塗布領域を第1ドラムに接触させて、糊の塗布形状を変えることなく紙管を回転させることができる。
第4発明によれば、下ロールを糊タンク内に漬けておくという簡易な構成で糊付けができ、かつドクターで過剰な糊を除去できるので、適正量の糊を塗布することができる。
図1に基づき本発明に係るウエブ巻取機の基本構成を説明する。
1はウエブWを巻回した状態で導入する第1ドラム、2は巻取中のログを下方から支える第2ドラム、3は巻取中のログを上から押える第3ドラムで、この3本のドラム1、2、3により巻取り空間4を形成している。
5はフィードロールでウエブWに送りをかけている。
第1ドラムは内部にバキュームボックス1aを有しており、ウエブWを吸引している。第1ドラム1の下方には円弧状に湾曲したガイド板6が設置されており、投入された紙管cを案内して巻取空間4まで移動させるようにしている。
7はカッタロールで、第1ドラム1上のウエブWを所定の長さに切断するようになっている。
紙管供給設備10は、紙管cの供給ガイド11と、その下端部から、紙管cを一本ずつ落下させるフィーダ12からなる。
糊付け機構30は、下方に配置した糊付けホイール31と上方に配置した支持ロール32を備えている。
糊付けホイール31は、大径のホイール31aを支軸31bに等間隔をあけて取付けたものであり、モータ31c等の駆動源で回転されるようになっている。
支持ロール32は大径のロール32aと、その所々にゴムリング32b等の摩擦性部材を取付けたもので、モータ32c等の駆動源で回転されるようになっている。ゴムリング32bを取り付けておくと、ホイール31の全幅で紙管cを押さえなくてよく、部分的な接触で紙管cを回転させることができるので、小さな駆動力で回転させることができる。
紙管cを横移動させるチェーン23は、隣接するホイール31a、31aの間の空間を通されており、このチェーン23に乗った状態で紙管cが糊付けホイール31と支持ロール32の間を通される。
また、糊タンク35にはドクター36が取付けられていて、ドクター36の先端部は糊付けホイール31の外周面とその側面にわずかな隙間をあけて接しており、余分な糊aをかき落とすようになっている。
また塗布された糊aは糊付けホイール31と接触する部分であるので、紙管cの軸方向において間隔をあけて塗布されることになる。
紙管投入機構40は、揺動アーム41とクランプ爪42とカム43を備えている。
揺動アーム41は支軸41aに連結されており、図示しない回転機構で揺動させられる。また、揺動アーム41の先端部には、紙管cをすくい取って保持する保持部41bが形成されている。
この揺動アーム41は特許請求の範囲にいう移動手段を構成している。
前記引張りスプリング42cはカムローラ42bをカム43の第1カム部43aと第2カム部43bに強制的に接触させ、クランプ爪42の開閉動作を確実にするために設けられている。
なお、受入れ部44aに入ってきた紙管cは、その下面に、糊aが塗布されている。
(1)把持前
揺動アーム41の保持部41bは、第2ガイド板44の受入れ部44aの下方に位置し、カムローラ42bが第2カム部43bに接しているので、クランプ爪42は開いている。このとき紙管cに付着している糊aは下方位置にある。
(2)クランプ
揺動アーム41が反時計方向に揺動し、保持部41bに紙管cがのり、クランプ爪42は、カムローラ42bが第1カム部43aに乗り上げることによって時計方向に動き、紙管cをクランプする。
紙管cをクランプした状態で揺動アーム41が反時計方向に揺動する。
このとき、紙管cに付着している糊aは、下方位置にあったのが横位置(図中右方向)に変位している。
(4)解放
揺動アーム41がさらに反時計方向に揺動すると、カムローラ42bが第2カム部43bに落ち込みクランプ爪42は保持部41bから離れる。
これにより紙管cは第1ドラム1に接触して回転しはじめると同時に保持部41から転がり出てガイド板6の入口で解放される。
図8は図7の(4)と同じ状態である。
紙管cに付着している糊aは図中右側の横位置である。紙管cは第1ドラム1の表面に接触してから回転を始め、ガイド板6上を図中左へ転がりつつ、ウエブWを巻き付けながら、巻取空間4(図1参照)へ移動していく。
図示のように、第1ドラム1に接触した瞬間では、第1ドラム1との接触点T1と糊aの付着位置T2との間には角度θの開きがある。この角度θは通常70°〜120°位である。
実際には、糊aが第1ドラム上の上部Wと接触するのは、紙管cが角度θだけ回転した後である。紙管cが回転し始めた後は、第1ドラム1との速度差は生じないか生じていても小さいので、糊aの塗布形状が乱されることもない。
2 ドラム
3 ドラム
4 空間
20 横移動機構
30 糊付け機構
31 糊付けホイール
32 支持ロール
35 糊タンク
36 ドクター
40 紙管投入機構
41 揺動アーム
42 クランプ爪
43 カム
Claims (4)
- ウエブを巻回した状態で導入する第1ドラムと、巻取中のログを下方から支える第2ドラムと、巻取中のログを上から押える第3ドラムとで囲まれた巻取り空間で紙管にウエブを巻き取っていくウエブ巻取機であって、
紙管に糊を塗布する糊付け機構と、紙管を巻取り空間に投入する紙管投入機構とを備えており、
前記糊付け機構は、紙管の軸方向において間隔をあけ、紙管の外周面においては周方向に延び、かつ全周より短い限定された長さで糊を塗布するものであり、
前記紙管投入機構は、紙管の外周面における糊を塗布していない非塗布領域を前記第1ドラムに接触させるように投入するものである
ことを特徴とするウエブ巻取機。 - 前記糊付け機構は、
紙管を横方向に移動させる横移動機構と、
前記移動機構で横移動される紙管を上下から挟んで回転させ上ロールと下ロールからなる回転手段と、
前記上ロールおよび/または下ロールの回転速度を制御する回転速度制御器と、
前記下ロールの表面に糊を付着させる糊供給部とからなる
ことを特徴とする請求項1記載のウエブ巻取機。 - 前記紙管投入機構は、
糊打ちされた紙管を保持する保持部と、該保持部上の紙管を把持したり解放するクランプと、前記保持部上の紙管を前記第1ドラムに接触する位置まで移動させる移動手段とからなる
ことを特徴とする請求項1または2記載のウエブ巻取機。 - 前記糊供給部は、糊を貯えた糊タンクと、
該糊タンク内の糊に漬けた前記下ロールと、該下ロールに付着した糊の過剰分を除去するドクターとからなる
ことを特徴とする請求項2記載のウエブ巻取機。
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