JP2016537600A - 耐火物 - Google Patents

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Abstract

第1の部材により連結される第1の複数の支柱、および第2の部材により連結される、第1の複数の支柱と略平行な第2の複数の支柱を備える支持構造を有し、支持構造は高さHを有し、第1の部材および第2の部材は0.3H〜0.7Hに配置される、耐火物。別の態様では、支持構造は、少なくとも1.5の高さ対幅比、100mm以下の剛度係数、および5%以下の中実対開放体積比を有する。別の態様では、支持構造は、1200kg以下の重量、100mm以下の剛度係数、および5%以下の中実対開放体積比を有する。【選択図】 図1

Description

本開示は、耐火物に関し、より詳細には、焼成される物品を支持および輸送するために使用される構造上剛性の耐火物に関する。
セラミック加工は、適切な成分を調達して初期混合物に混合すること、ならびに、初期混合物成形体を作成するための鋳込み、成形、加圧成形、噴霧等の1つ以上の形成プロセスの使用を含む複雑で時間のかかる作業でありうる。得られた成形体は一般に、未焼成(すなわち、未完成)体と呼ばれる。しかし、未焼成体をセラミック体に変えるために、一般に1つ以上の制御された加熱プロセスを使用して、セラミック体に所望の組成および/または微細構造を与えることができる。典型的には、このような加熱プロセスは、例えば1,000℃以上のオーダーのかなりの高温を使用できる。このような加熱プロセスは数時間または数日間にも渡って行われうる。
焼成治具は、加熱プロセス中に未焼成体を所望の位置に適切に維持するために使用できる構造部材である。焼成治具は未焼成体と共に加熱されるため、未焼成体からセラミック体を形成するために使用される高温で機械的に安定していなければならない。さらに、焼成治具は複数回の加工サイクル、したがって複数回の加熱および冷却プロセスを経ることが予想されうる。構造的完全性の損失はセラミック体の損失、ひいては生産量の損失をもたらしうる。
本産業は引き続き焼成治具の改善を求めている。
本実施形態は例として示されており、添付の図面に限定されるものではない。
図1は、一実施形態による耐火物の斜視図である。 図2は、一実施形態による耐火物の物品の側面図である。 図3は、一実施形態による耐火物の物品の側面図である。 図4は、一実施形態による支持部材の斜視図である。 図5Aは、一実施形態によるシューの斜視図である。 図5Bは、一実施形態によるシューの断面斜視図である。 図6は、一実施形態によるシュー内に嵌っている支柱の断面斜視図である。 図7は、一実施形態による耐火物の物品の上部の平面図である。 図8は、一実施形態による耐火物の物品の下部の平面図である。
図面と組み合わせた以下の記述は、本明細書に開示される教示の理解を手助けするために提供される。以下の考察は、本教示の特定の実施態様および実施形態に注目する。このように注目することは本教示の説明を手助けするためになされ、本教示の範囲または適用性を限定するものとして解釈されてはならない。しかし、他の実施形態が、本出願に開示される教示に基づいて使用されうる。
用語「含む(comprises、comprising)」、「含む、包含する(including)」、「有する(has、having)」またはこれらの任意の他の変形形態は、非排他的包含を網羅するように意図される。例えば、特徴のリストを含む方法、物品または装置は必ずしもそれらの特徴に限定されておらず、明示的に列挙されていないか、またはかかる方法、物品もしくは装置に固有ではない他の特徴を含んでもよい。さらに、明示的に相反する記載がない限り、「または」は包含的なまたはを意味し、排他的なまたはを意味するものではない。例えば、条件AまたはBは以下のいずれか1つにより満たされる:Aは真であり(または存在し)Bは偽である(または存在しない)、Aは偽であり(または存在しない)Bは真である(または存在する)、ならびに、AおよびBの両方が真である(または存在する)。
また、「1つの(aまたはan)」の使用は、本明細書に記載される要素および部品を記述するために利用される。これは単に便宜上なされており、本発明の範囲の一般的な意味を示すためになされている。この記述は、1つ、少なくとも1つ、もしくは単数は、明らかにそうではないことを意味していない限り、複数を包含し、または逆もまた同様であるものとして読まれるべきである。例えば、単一の項目が本明細書に記載される場合、2つ以上の項目が単一の項目の代わりに使用されてもよい。同様に、2つ以上の項目が本明細書に記載される場合、単一の項目で2つ以上の当該項目を置き換えてもよい。
本明細書で使用する場合、用語「略平行」および「略垂直」とは、誤差を有する、すなわち5°未満、例えば、4°未満、3°未満、2°未満、またはさらには1°未満角度がずれた物体を意味する。例えば、略垂直な物体は垂直から最大5°ずれていてよい。本明細書の実施形態の他の特徴に関連する場合の用語「略」、「実質的に」の使用は、その特徴の値の±10%の範囲内、例えば、その特徴の値の±8%、その特徴の値の±6%、その特徴の値の±4%、その特徴の値の±3%、その特徴の値の±2%、またはさらにはその特徴の値の±1%に収まる値を意味する。
特に定義しない限り、本明細書で用いる他の技術的用語および科学的用語はすべて、本発明の属する分野における当業者に一般的に理解されるものと同じ意味を有する。材料、方法、および実施例は単なる例示であり、限定することを意図していない。本明細書に記載されていない範囲で、特定の材料および加工作業に関する多くの詳細は通常のものであり、耐火物分野における教科書および他の情報源で見出すことができる。
本概念は、本発明の範囲を示し、限定しない以下に記述される実施形態に鑑みてより良く理解される。以下の記述は耐火物に関し、特に構造的剛性および完全性を維持しながら高い開放体積保持能を提供する焼成治具の物品に関する。
まず図1を参照すると、加工中に焼成治具および支持未焼成体として機能するように構成されてよい耐火物1は、X次元、Y次元、およびZ次元により規定される三次元空間で位置決めされて示される。X次元は水平方向に延び、Y次元はX次元に略垂直な方向に延び、Z次元はX次元およびY次元の両方に垂直に延びる。本発明で使用する場合、用語「水平」または「略水平」は、X次元およびY次元を指すために使用される。本発明で使用する場合、用語「垂直」または「略垂直」は、Z次元を指すために使用される。
耐火物1は一般に、第1の複数の支柱2および第2の複数の支柱4を備えうる。第1の複数の支柱2と第2の複数の支柱4との間には、焼成するために内部にワークを受容できる内部体積6を画定できる。
複数の物品支持棚板8は内部体積6内に挿入でき、第1の複数の支柱と第2の複数の支柱との間に架け渡すことができる。複数の物品支持棚板8はそれぞれ、複数の支持棚板セクション10および12を備えるようにさらに構成できる。
第1の複数の支柱2および第2の複数の支柱4はそれぞれ、複数の別個の支柱を備えうる。特に、第1の複数の支柱2は、2本の支柱、3本の支柱、4本の支柱、5本の支柱、6本の支柱、またはさらには7本の支柱を備えてよい。図2で明らかなように、特定の実施形態では、第1の複数の支柱2は4本の別個の支柱26、28、30、32から形成できる。4本の別個の支柱26、28、30、32はすべて、互いに同じ全体幾何形状および断面輪郭を有することができ、同じまたは類似の材料から形成できる。さらに、その最大寸法(すなわち、高さ)はZ寸法に平行または略平行に延びうるように、4本の別個の支柱26、28、30、32はそれぞれ位置調整できる。その関連で、第1の複数の支柱2および第2の複数の支柱4により、本明細書における実施形態に係る好適な機械的特性を促すことができる。
特定の実施形態では、第1の複数の支柱2の別個の支柱26、28、30、32はそれぞれがZ次元から見て直線断面輪郭を有することができる。
別個の支柱26、28、30、32はそれぞれ、外側壁により画定される略中空断面輪郭を有してよい。このようにして、別個の支柱26、28、30、32はそれぞれ、0.25:1以上、例えば、1:1以上、またはさらには1:2以上の中実対開放比を有することができる。別個の支柱26、28、30、32それぞれの内部の空洞は多角形、楕円形であってよく、または断面で見たときに任意の他の幾何形状を有してよい。さらに、別個の支柱26、28、30、32それぞれの内部の空洞は、支柱26、28、30、32の全長、または全長未満の任意の距離だけ延びてよい。特定の実施形態では、空洞は支柱26、28、30、32の長さを遠位端から末端まで完全に通って延びてよい。
第1の複数の支柱2の別個の支柱26、28、30、32はそれぞれ、両側の外側壁から測定した直径DP1を有することができる。特定の実施形態では、別個の支柱26、28、30、32はそれぞれ、50mm〜100mmの直径DP1を有することができる。さらに詳細な実施形態では、別個の支柱26、28、30、32はそれぞれ、80mm〜95mmの直径DP1を有することができる。さらにより詳細な実施形態では、別個の支柱26、28、30、32はそれぞれ、90mmの直径DP1を有することができる。ある種の実施形態では、第1の複数の支柱2の別個の支柱26、28、30、32はそれぞれ、X次元およびY次元の両方において等しい直径DP1を有してもよい。
第1の複数の支柱2の別個の支柱26、28、30、32はそれぞれ、第1の端部から第2の端部までを測定したZ次元に延びる長さLP1をさらに有することができる。別個の支柱26、28、30、32の長さLP1は2000mm〜3000mmでありうる。さらに詳細な実施形態では、別個の支柱26、28、30、32の長さLP1は2500mm〜2900mmでありうる。さらにより詳細な実施形態では、別個の支柱26、28、30、32の長さLP1は2850mm〜2900mmでありうる。
さらなる実施形態では、LP1は、10DP1以上、例えば、20D以上、30DP1以上、40DP1以上、50DP1以上、60DP1以上、70DP1以上、80DP1以上、90DP1以上、またはさらには100DP1でありうる。LP1は、500DP1以下、例えば、400DP1以下、300DP1以下、200DP1以下、100DP1以下、またはさらには50DP1以下でありうる。さらに、LP1は、例えば、60DP1〜90DP1等の境界値を含む上述の任意の値間の範囲でもありうる。別個の支柱26、28、30、32はそれぞれ、同じ長さLP1および同じ直径DP1を有するようにサイズ決めできると理解すべきである。代替的実施形態では、別個の支柱26、28、30、32のうち少なくとも1つは、他の別個の支柱26、28、30、32のうち1つと比べて異なる長さLP1および/または異なる直径DP1を有してもよい。
特定の実施形態では、別個の支柱26、28、30、32はそれぞれ、1つの一体部品から形成できる。別個の支柱26、28、30、32はそれぞれ、好適な形状を作成するために圧延、加圧成形、押出加工、曲げ加工、鍛造、打ち抜き加工、またはこれらの任意の組み合わせ等のプロセスによって形成できる。
その他の実施形態において、別個の支柱26、28、30、32はそれぞれ、例えば、溶接、ねじ付き留め具、ねじ無し留め具(例えば、リベット)、接着剤、さねはぎ継ぎもしくは類似の相補的な係合構造、機械的変形(例えば、圧着)、またはこれらの任意の組み合わせ等の当該分野において認められている任意の方法により一緒に取り付けられた複数の部品から形成できる。
第2の複数の支柱4は第1の複数の支柱2と同じ特性を有してよい。この点に関して、第2の複数の支柱4は、2本の支柱、3本の支柱、4本の支柱、5本の支柱、6本の支柱、またはさらには7本の支柱を備えてよい。図1で明らかなように、特定の実施形態では、第2の複数の支柱4は4本の別個の支柱76、78、80、82から形成できる。4本の別個の支柱76、78、80、82はすべて、X次元、Y次元、およびZ次元から見たときに同じ幾何形状および断面輪郭を有することができる。加えて、4本の別個の支柱76、78、80、および82はそれぞれ、同じ材料から形成できる。さらに、4本の別個の支柱76、78、80、82はそれぞれ、その最大寸法がZ次元において平行または略平行に延びうるように位置調整できる。
特定の実施形態では、第2の複数の支柱4の別個の支柱76、78、80、82はそれぞれ、直線断面輪郭を有することができる。別個の支柱76、78、80、82はそれぞれ、外側壁により画定される略中空断面輪郭を有してよい。特定の実施形態では、別個の支柱76、78、80、82はそれぞれ0.25:1以上、例えば、1:1以上、またはさらには1:2以上の中実対開放比を有することができる。別個の支柱76、78、80、82それぞれの内部の空洞は多角形、楕円形であってよく、または任意の他の幾何形状を有してよい。さらに、別個の支柱76、78、80、82それぞれの内部の空洞は、支柱76、78、80、82の全長、または支柱の全長未満の任意の距離だけ延びてよい。
第2の複数の支柱4の別個の支柱76、78、80、82はそれぞれ、X次元およびY次元における対向する外側壁から測った直径DP2を有することができる。特定の実施形態では、別個の支柱76、78、80、82はそれぞれ、50mm〜100mmの直径DP2を有することができる。さらに詳細な実施形態では、別個の支柱76、78、80、82はそれぞれ、80mm〜95mmの直径DP2を有することができる。さらにより詳細な実施形態では、別個の支柱76、78、80、82はそれぞれ、90mmの直径DP2を有することができる。ある種の実施形態では、第2の複数の支柱4の別個の支柱76、78、80、82はそれぞれ、X次元およびY次元の両方において等しい直径DP2を有してもよい。
第2の複数の支柱4の別個の支柱76、78、80、82はそれぞれ、第1の端部から第2の端部までを測定したZ次元に延びる長さLP2をさらに有することができる。特定の実施形態では、別個の支柱76、78、80、82の長さLP2は2000mm〜3000mmでありうる。さらに詳細な実施形態では、別個の支柱76、78、80、82の長さLP2は2500mm〜2900mmでありうる。
さらにより詳細な実施形態では、別個の支柱76、78、80、82の長さLP2は2850mm〜2900mmでありうる。さらなる実施形態では、LP2は10DP2以上、例えば、20DP2以上、30DP2以上、40DP2以上、50DP2以上、60DP2以上、70DP2以上、80DP2以上、90DP2以上、またはさらには100DP2でありうる。LP2は、500DP2以下、400DP2以下、300DP2以下、200DP2以下、100DP2以下、50DP2以下でありうる。さらに、LP2は、例えば、60DP2〜90DP2等の境界値を含む上述の任意の値間の範囲でもありうる。別個の支柱76、78、80、82はそれぞれ、同じ長さLP2および同じ直径DP2を有するようにサイズ決めできると理解すべきである。代替的実施形態では、別個の支柱76、78、80、82はそれぞれ、互いに異なる長さLP2および異なる直径DP2を有してもよい。
特定の実施形態では、別個の支柱76、78、80、82はそれぞれ、所望の仕様に合わせて成形される1つの一体部品から形成できる。その関連で、別個の支柱76、78、80、82はそれぞれ、好適な形状を形成するために圧延、加圧成形、押出加工、曲げ加工、鍛造、打ち抜き加工、または任意の他の方法で作用されうる。
その他の実施形態において、別個の支柱76、78、80、82はそれぞれ、例えば、溶接、ねじ付き留め具、ねじ無し留め具(例えば、リベット)、接着剤、さねはぎ継ぎもしくは類似の相補的な係合構造、機械的変形(例えば、圧着)、またはこれらの任意の組み合わせ等の当該分野において認められている任意の方法により一緒に取り付けられた複数の部品から形成できる。
第1の複数の支柱2および第2の複数の支柱4はX次元およびY次元内に配置できる。その関連で、第1の複数の支柱2および第2の複数の支柱4は、X次元およびY次元の平面内に位置づけることが可能な底部接地面積20を画定するため、第1の複数の支柱2および第2の複数の支柱4がZ次元においてそこから延びる(すなわち、第1の複数の支柱2および第2の複数の支柱4の長さ)。
耐火物1は、本発明の耐火物1の実施形態の好適な機械的特性を促すために、第1の複数の支柱2および第2の複数の支柱4に接続された部材をさらに備えてよい。特定の実施形態では、第1の複数の支柱2は第1の部材22と相互に連結でき、第2の複数の支柱4は第2の部材24と相互に連結できる。
第1の部材22および第2の部材24は、本明細書における実施形態の好適な機械的特性を促すために特定の寸法を有してよい。例えば、第1の部材22は、図1に示すように、X次元に延びるその最大寸法により規定される長さLM1を有することができる。特定の実施形態では、長さLM1は1000mm〜1400mmでありうる。さらに詳細な実施形態では、長さLM1は1100mm〜1200mmでありうる。さらにより詳細な実施形態では、第1の部材22は1150mm〜1170mmの長さLM1を有することができる。
第1の部材22は直径DM1をさらに有することができる。直径DM1は、第1の部材22の本体を通って、長さLM1に略垂直な方向に延びる、例えば図1のY次元における第1の部材22の寸法を画定できる。直径は第1の部材22の断面形状を規定するために使用される寸法の1つであってよい。特定の実施形態では、直径DM1は5mm〜75mmでありうる。さらに詳細な実施形態では、直径DM1は35mm〜45mmでありうる。さらにより詳細な実施形態では、第1の部材22は40mmの直径DM1を有することができる。
一実施形態によると、第1の部材22は、本実施形態に係る好適な機械的特性を促すために、長さと直径との特定の関係を有してよい。例えば、第1の部材22は、直径の長さの少なくとも10倍(すなわち、10DM1)であってよい長さLM1を有することができる。さらに、別の実施形態においては、長さLM1は、少なくとも15DM1、少なくとも20DM1、少なくとも25DM1、少なくとも30DM1、少なくとも35DM1、少なくとも40DM1、少なくとも45DM1、またはさらには少なくとも50DM1でありうる。特定の実施形態では、LM1は、500DM1以下、450DM1以下、400DM1以下、350DM1以下、300DM1以下、250DM1以下、200DM1以下、またはさらには150DM1以下でありうる。さらに、さらなる実施形態では、LM1は、例えば、15DM1〜25DM1等の境界値を含む上述の任意の値間の範囲でもありうる。
第2の部材24もまた、本明細書における実施形態の好適な機械的特性を促すために特定の寸法を有してよい。その関連で、第2の部材24は第1の部材22の性質のいずれかを有してよい。例えば、第2の部材24は、図1に示すように、X次元に延びるその最大寸法により規定される長さLM2を有することができる。特定の実施形態では、長さLM2は1000mm〜1400mmでありうる。さらに詳細な実施形態では、長さLM2は1100mm〜1200mmでありうる。さらにより詳細な実施形態では、第2の部材24は1150mm〜1170mmの長さLM2を有することができる。
第2の部材24は直径DM2をさらに有することができる。直径DM2は、第2の部材24の本体を通って、長さLM2に略垂直な方向に延びる、例えば図1のY次元における第2の部材24の寸法を画定できる。直径は第2の部材22の断面形状を画定するのに使用される寸法の1つであってよい。特定の実施形態では、直径DM2は5mm〜75mmでありうる。さらに詳細な実施形態では、直径DM2は35mm〜45mmでありうる。
さらに、特定の実施形態では、第2の部材24は、直径の長さの少なくとも10倍(すなわち、10DM2)であってよい長さLM2を有することができる。さらに、別の実施形態においては、長さLM2は、少なくとも15DM2、少なくとも20DM2、少なくとも25DM2、少なくとも30DM2、少なくとも35DM2、少なくとも40DM2、少なくとも45DM2、またはさらには少なくとも50DM2でありうる。特定の実施形態では、LM2は、500DM2以下、450DM2以下、400DM2以下、350DM2以下、300DM2以下、250DM2以下、200DM2以下、またはさらには150DM2以下でありうる。さらに、さらなる実施形態では、LM2は、例えば、75DM2〜125DM2等の境界値を含む上述の任意の値間の範囲でもありうる。
特定の実施形態では、第1の部材22は略中空であってよく、内部空洞を画定できる。その関連で、第1の部材22は、耐火物1の重量を最小化しながらも第1の複数の支柱2に構造的安定性を提供することができる。具体的には、第1の部材22は、0.5:1以上、例えば、1:1以上、またはさらには1:2以上の中実対開放比を有することができる。第1の部材22内の内部空洞により、多角形、楕円形、またはこれらの任意の組み合わせであってよい内壁を画定できる。さらに、第1の部材22内の内部空洞は、第1の部材22の全長またはそれ未満の任意の距離に沿って延びうる。本明細書で考慮されるように、内部空洞は第1の部材22内で形状およびサイズがさまざまであってよいと理解すべきである。
耐火物1の構造的剛性をさらに向上させるために、第1の部材22は1つの一体部品から形成できる。このようにして、第1の部材22は、向上された構造的特性および強度を有することができ、耐火物1に構造的弱点をもたらしうる割れ目および継ぎ目をなくすことが可能である。
第1の部材22と同様に、第2の部材24は略中空であってよく、内部空洞を画定できる。その関連で、第2の部材24は、耐火物1の重量を最小化しながらも第2の複数の支柱4に構造的安定性を提供することができる。具体的には、第2の部材24は、0.5:1以上、例えば、1:1以上、またはさらには1:2以上の中実対開放比を有することができる。第2の部材24内の内部空洞により、多角形、楕円形、またはこれらの任意の組み合わせであってよい内壁を画定できる。さらに、第2の部材24内の内部空洞は、第2の部材24の全長またはそれ未満の任意の距離に沿って延びうる。本明細書で考慮されるように、第2の部材24の内部空洞は第2の部材24内の形状およびサイズがさまざまであってよいと理解すべきである。
耐火物1の構造的剛性をさらに向上させるために、第2の部材24は1つの一体部品から形成できる。このようにして、第2の部材24は、向上された構造的特性および強度を有することができ、耐火物1に構造的弱点をもたらしうる割れ目および継ぎ目をなくすことが可能である。
特定の実施形態では、第1の部材22および第2の部材24は同じサイズおよび形状を有することができる。さらに、第1の部材22および第2の部材24は同じ材料から同じ方法で形成することができる。その関連で、第1の部材22および第2の部材24は互いに交換可能である。このようにして、LM1はLM2と等しくてもよく、DM1はDM2と等しくてもよい。
さらなる実施形態では、第1の複数の支柱2および第2の複数の支柱4はそれぞれ、第1の部材22および第2の部材24のそれぞれの直径Dよりも小さい直径Dを有することができる。特定の実施形態では、第1の部材22は、0.95DP1未満、例えば、0.90DP1未満、0.85DP1未満、0.80DP1未満、0.7P1未満、0.70DP1未満、0.65DP1未満、0.60DP1未満、0.50DP1未満、またはさらには0.40DP1未満である直径DM1を有することができる。特定の実施形態では、DP1は、0.10DM1以上、例えば、0.15DM1以上、0.20DM1以上、またはさらには0.30DM1以上でありうる。さらに、DM1は、例えば、0.40DP1〜0.55DP1等の境界値を含む上述の任意の値間の範囲内でありうる。
同様に、第2の部材24は、第2の複数の支柱4のうちの1つの直径DM2の0.95倍未満、例えば、0.90DP2未満、0.85DP2未満、0.80DP2未満、0.7P2未満、0.70DP2未満、0.65DP2未満、0.60DP2未満、0.50DP2未満、またはさらには0.40DP2未満であるDP2を有することができる。DP2は、0.10DM2以上、例えば、0.15DM2以上、0.20DM2以上、またはさらには0.30DM2以上でありうる。さらに、DM2は、例えば、0.40DP2〜0.55DP2等の境界値を含む上述の任意の値間の範囲内でありうる。
第1の複数の支柱2は第1の部材22未満の長さを有することができ、第2の複数の支柱4は第2の部材24未満の長さを有することができる。特定の実施形態では、第1の部材22は、1.1LM1以上、例えば、1.2LM1以上、1.3LM1以上、1.4LM1以上、1.5LM1以上、2.0LM1以上、または2.5LM1以上である長さLP1を有することができる。LP1は、4.0LM1以下、例えば、3.75LM1以下、3.5LM1以下、または3.25LM1以下でありうる。さらに、LP1は例えば、3.5LM1〜4.0LM1等の境界値を含む上述の任意の値間の範囲でもありうる。
第2の部材24は、1.1LM2以上、例えば、1.2LM2以上、1.3LM2以上、1.4LM2以上、1.5LM2以上、2.0LM2以上、または2.5LM2以上である長さLP2を有することができる。LP2は、4.0LM2以下、例えば、3.75LM2以下、3.5LM2以下、またはさらには3.25LM2以下でありうる。さらに、LP2は例えば、3.5LM2〜4.0LM2等の境界値を含む上述の任意の値間の範囲内でありうる。
図3に示すように、第1の複数の支柱2の別個の支柱26、28、30、32はそれぞれ、図1に示すように、X次元に延びて各支柱が通る孔36を有することができる。孔36は直径Dを有する略円筒形状を有することができる。さらに、孔36は、X次元において別個の支柱26、28、30、32のそれぞれの間で同軸の複数の開口部を形成可能な中心軸を画定できる。その関連で、組立てを簡単にし、第1の複数の支柱2内の第1の部材22の位置決めを容易にするために、孔36が開口軸連通するように別個の支柱26、28、30、32は位置調整されうる。
同様に、第2の複数の支柱4の別個の支柱76、78、80、82はそれぞれ、図1に示すように、X次元に延びて各支柱が通る孔36を有することができる。孔36は直径Dを有する略円筒形状を有することができる。さらに、孔36は、X次元において別個の支柱76、78、80、82のそれぞれの間で同軸の複数の開口部を形成可能な中心軸を画定できる。その関連で、孔36が開口軸連通するように別個の支柱76、78、80、82は位置調整されうる。このような位置調整は、組立てを簡単にし、第2の複数の支柱4内の第2の部材24の位置決めを容易にすることができる。
特定の実施形態では、図4に示す第1の部材22の直径DM1は、孔36の直径D未満でありうる。例えば、Dは、0.999D未満、0.998D未満、0.997D未満、0.996D未満、0.995D未満、0.98D未満、0.97D未満、0.96D未満、0.95D未満、0.90D未満、またはさらには0.85D未満でありうる。特定の実施形態では、DM1は0.6D以上、0.7D以上、0.8D以上、または0.9D以上でありうる。さらに、DM1は例えば、0.92D〜0.97D等の境界値を含む上述の任意の値間の範囲内でありうる。
比較的大きな孔36を有することにより、より大きな支持部材22を第1の複数の支柱2内で使用することができるが、比較的大きな孔36は第1の複数の支柱2内に不必要な半径方向の遊びをもたらすことにより、耐火物1の有効な剛度および剛性が小さくもなりうる。その関連で、より好ましい実施形態では、Dは0.95D〜0.998Dの範囲内でありうる。
同様に、第2の部材24の直径DM2は孔36の直径D未満でありうる。例えば、DM2は、0.999D未満、0.998D未満、0.997D未満、0.996D未満、0.995D未満、0.98D未満、0.97D未満、0.96D未満、0.95D未満、0.90D未満、またはさらには0.85D未満でありうる。特定の実施形態では、DM2は0.6D以上、0.7D以上、0.8D以上、または0.9D以上でありうる。さらに、DM2は例えば、0.92D〜0.97D等の境界値を含む上述の任意の値間の範囲内でありうる。さらに好ましい実施形態では、DM2は0.95D〜0.998Dの範囲内でありうる。
特定の実施形態では、第1の部材22および第2の部材24のうち少なくとも1つはその対応する孔36内で自由に浮動してよい。本発明で使用する場合、「自由に浮動する」とは、第1の部材22または第2の部材24が孔36に固定されずに、孔36内で動くことができる状態を意味する。このようにして、第1の部材22および第2の部材24は孔36内で長手方向に並進または回転できる。このことにより、耐火物1の構造的安定性をさらに向上できる。これにより、負荷がかかった際に好適な曲げおよび補償も可能になる。
再び図1を参照すると、特定の実施形態では、第1の部材22および第2の部材24は、張出し端部セクション42を有する状態で第1の複数の支柱2および第2の複数の支柱4の孔36内に配置できる。第1の部材22の張出し端部セクション42は、第1の部材22が第1の複数の支柱2内で中心に置かれたときに、第1の部材22がX次元に第1の外側支柱26を超えて延びる長さにより規定される張出し長さLを有することができる(すなわち、第1の複数の支柱2の両側のLは等しい)。特定の実施形態では、Lは、0.20L未満、0.15L未満、0.10L未満、0.09L未満、0.08L未満、0.07L未満、0.06L未満、またはさらには0.05L未満でありうる。さらなる実施形態では、Lは、0.01L超、0.02L超、0.03L超、0.04L超、0.05L超、0.06L超、0.07L超、0.08L超、0.09L超、またはさらには0.10L超でありうる。さらに、Lは例えば、0.02L〜0.11L等の境界値を含む上述の任意の値間の範囲内でありうる。
第2の部材24もまた、第2の部材24が第2の複数の支柱4内で中心に置かれたときに、第2の部材24がX次元に第1の外側支柱76を超えて延びる長さにより規定される張出し長さLを有することができる(すなわち、第2の複数の支柱4の両側のLは等しい)。特定の実施形態では、Lは、0.20L未満、0.15L未満、0.10L未満、0.09L未満、0.08L未満、0.07L未満、0.06L未満、またはさらには0.05L未満でありうる。さらなる実施形態では、Lは、0.01L超、0.02L超、0.03L超、0.04L超、0.05L超、0.06L超、0.07L超、0.08L超、0.09L超、またはさらには0.10L超でありうる。さらに、Lは例えば、0.12L〜0.19L等の境界値を含む上述の任意の値間の範囲内でありうる。
第1の複数の支柱2および第2の複数の支柱4は、例えば、Saint−Gobain Cermaics & Plastics社製のN−DURANCE(登録商標)等の窒素結合炭化ケイ素から形成できる。N−DURANCE(登録商標)は室温で高い破壊係数を示し、負荷をかけた際に高い弾性率を有する。より詳細には、N−DURANCE(登録商標)は、室温で175MPa、1450℃で180MPaの破壊係数、240GPaでの弾性率および4.4×10−6/℃の熱膨張率を有する。さらに、N−DURANCE(登録商標)は、耐火炉における温度等の1400℃を超える温度での繰り返し操作に耐えることが可能である。
特定の実施形態では、第1の部材22は、例えば、N−DURANCE(登録商標)等の窒素結合炭化ケイ素から形成することができる。その他の実施形態において、第1の部材22は、例えば、HEXALOY(登録商標)等の窒素結合炭化ケイ素から形成することができる。HEXALOY(登録商標)は室温で3900メガパスカル(MPa)の圧縮強さ、室温で410ギガパスカル(GPa)の弾性率、および室温から700℃までの温度で4.02×10−6mm/mm℃の熱膨張率を示す。HEXALOY(登録商標)の使用により、他の公知の窒素結合炭化ケイ素材料よりも向上した構造的剛度を耐火物1に付与できると理解すべきである。しかしながら、HEXALOY(登録商標)から形成される部品は、必要とされる押出成形品でありうるため、耐火物1に使用するには好適でない場合があることに留意されたい。
その他の実施形態において、第1の部材22は室温(すなわち、22℃)で240MPa以上、例えば、275MPa以上、300MPa以上、350MPa以上、400MPa以上、450MPa以上、500MPa以上、550MPa以上、またはさらには600MPa以上の圧縮強さを有する材料から形成することができる。加えて、第1の部材22は、室温で300GPa以上、350GPa以上、またはさらには400GPa以上の弾性率を有する材料から形成することができる。さらに、第1の部材22は、少なくとも1400℃、少なくとも1500℃、少なくとも1600℃、少なくとも1700℃、少なくとも1800℃、またはさらには少なくとも1900℃の温度に耐えるように構成された材料から形成することができる。
第2の部材24もまた、本明細書における実施形態の好適な機械的特性を促すために特定の寸法を有してよい。その関連で、第2の部材24は第1の部材22の性質のいずれかを有してよい。例えば、第2の部材24はN−DURANCE(登録商標)、HEXALOY(登録商標)、またはこれらの任意の組み合わせから形成することができる。
あるいは、第2の部材24は室温で240MPa以上、例えば、275MPa以上、300MPa以上、350MPa以上、400MPa以上、450MPa以上、500MPa以上、550MPa以上、またはさらには600MPa以上の圧縮強さを有する任意の他の材料から形成することができる。加えて、第2の部材24は、室温で300GPa以上、350GPa以上、またはさらには400GPa以上の弾性率を有する材料から形成することができる。さらに、第2の部材24は、少なくとも1400℃、少なくとも1500℃、少なくとも1600℃、少なくとも1700℃、少なくとも1800℃、またはさらには少なくとも1900℃の温度に耐えるように構成された材料から形成することができる。
再び図3を参照すると、第1の複数の支柱2の別個の支柱26、28、30、32はそれぞれ、複数の刻み目44を備える内側表面43を有することができる。刻み目44は、第1の複数の支柱2の別個の支柱26、28、30、32から第2の複数の支柱4の別個の支柱76、78、80、82に向かって延びうる。
特定の実施形態では、刻み目44は、別個の支柱26、28、30、32から5mm以上、例えば、10mm以上、15mm以上、20mm以上、30mm以上、40mm以上、50mm以上、75mm以上、またはさらには100mm以上の最大距離だけ垂直に延びうる。特定の実施形態では、刻み目44は、別個の支柱26、28、30、32から300mm以下、250mm以下、200mm以下、150mm以下、またはさらには125mm以下の最大距離だけ延びうる。
同様に、第2の複数の支柱4の別個の支柱76、78、80、82は、複数の刻み目86を備えた内側表面84を有することができる。刻み目86は、第2の複数の支柱4の別個の支柱76、78、80、82から第1の複数の支柱2の別個の支柱26、28、30、32に向かって延びうる。
特定の実施形態では、刻み目86は、別個の支柱76、78、80、82から5mm以上、例えば、10mm以上、15mm以上、20mm以上、30mm以上、40mm以上、50mm以上、75mm以上、またはさらには100mm以上の最大距離だけ垂直に延びうる。特定の実施形態では、刻み目86は、別個の支柱76、78、80、82から300mm以下、250mm以下、200mm以下、150mm以下、またはさらには125mm以下の最大距離だけ延びうる。
第1の複数の支柱2に沿って位置する刻み目44は、第2の複数の支柱4に沿って位置する刻み目86と同じ相対的高さに位置決めされうる。その関連で、刻み目44および86は、各物品支持棚板8を支持する内部支持構造を形成できる。耐火物の剛性を向上させるために、各刻み目44および86の上面46は、上面46が別個の支柱26、28、30、32および76、78、80、82のうち対応する1つの支柱に垂直に延びるように少なくとも部分的に扁平であってよい。その関連で、刻み目44および86は、物品支持棚板8に安定した支持面を提供できる。
特定の実施形態では、第1の複数の支柱2の別個の支柱26、28、30、32および第2の複数の支柱4の76、78、80、82はそれぞれ、少なくとも2つの刻み目、少なくとも5つの刻み目、少なくとも6つの刻み目、少なくとも7つの刻み目、少なくとも8つの刻み目、少なくとも9つの刻み目、またはさらには少なくとも10の刻み目を備えることができる。特定の実施形態では、別個の支柱26、28、30、32および76、78、80、82はそれぞれ、25以下の刻み目、24以下の刻み目、23以下の刻み目、22以下の刻み目、21以下の刻み目、またはさらには20以下の刻み目を備えることができる。さらに、別個の支柱26、28、30、32および76、78、80、82はそれぞれ、境界値を含む上述の任意の値間の範囲内でありうる任意の数の刻み目44および86を含むことができる。
対向する刻み目44および86(すなわち、第1の複数の支柱2の別個の支柱26、28、30、32のうちの1つの刻み目44および第2の複数の支柱4の別個の支柱76、78、80、82のうちの1つの対応する刻み目86)の上面46の間には、支持部材48が配置できる。各支持部材48は、4つの側面を画定する直線断面輪郭を有することができる。各支持部材48の4つの側面のうちの1面は、第1の複数の支柱2の刻み目44のうち1つおよび第2の複数の支柱4の刻み目86のうち1つの上面46に配置できる。
各支持部材48は、本明細書における実施形態の好適な機械的特性を促すために特定の寸法を有してよい。例えば、各支持部材48は、図1に示すように、Y次元に延びるその最大寸法により規定される長さLSMを有することができる。特定の実施形態では、長さLSMは1000mm〜2000mmでありうる。さらに詳細な実施形態では、長さLSMは1500mm〜1800mmでありうる。さらにより詳細な実施形態では、支持部材48は1700mm〜1750mmの長さLSMを有することができる。
支持部材48は直径DSMをさらに有することができる。直径DSMは、支持部材48の本体を通って、長さLSMに略垂直な方向に延びる、例えば図1のX次元における支持部材48の寸法を画定できる。直径は支持部材48の断面形状を画定するのに使用される寸法の1つであってよい。特定の実施形態では、直径DSMは5mm〜75mmでありうる。さらに詳細な実施形態では、直径DSMは25mm〜35mmでありうる。さらにより詳細な実施形態では、支持部材48は32mmの直径DSMを有することができる。
一実施形態によると、支持部材48は、本実施形態に係る好適な機械的特性を促すために、長さと直径との特定の関係を有してよい。例えば、支持部材48は、直径の長さの少なくとも10倍(すなわち、10DSM)でありうる長さLSMを有することができる。さらに、別の実施形態においては、長さLSMは、少なくとも15DSM、少なくとも20DSM、少なくとも25DSM、少なくとも30DSM、少なくとも35DSM、少なくとも40DSM、少なくとも45DSM、またはさらには少なくとも50DSMでありうる。特定の実施形態では、LSMは、500DSM以下、450DSM以下、400DSM以下、350DSM以下、300DSM以下、250DSM以下、200DSM以下、またはさらには150DSM以下でありうる。さらに、さらなる実施形態では、LSMは例えば、15DSM〜25DSM等の境界値を含む上述の任意の値間の範囲内でありうる。
支持部材48はそれぞれ、内部体積6の略(すなわち、少なくとも90%)全体に延びてよく、第1の複数の支柱2の第1の別個の支柱26、28、30、32および第2の複数の支柱4の第2の別個の支柱76、78、80、82に係合できる。さらに安定性を向上させるために、各支持部材48は刻み目44および86のうち少なくとも1つに固定できる。その関連で、支持部材48は、例えば、溶接、ねじ付き留め具、ねじ無し留め具(例えば、リベット)、接着剤、さねはぎ継ぎもしくは類似の相補的な係合構造、機械的変形(例えば、圧着)、またはこれらの任意の組み合わせ等の当該分野において認められている任意の方法により刻み目44および86に取り付けることができる。
特定の実施形態では、支持部材48はそれぞれ、例えば、N−DURANCE(登録商標)、HEXALOY(登録商標)、またはこれらの任意の組み合わせ等の窒素結合炭化ケイ素を含むことができる。
各支持部材48は複数の物品支持棚板8を支持するように構成されうる。詳細には、各物品支持棚板8は、少なくとも2つの隣接する支持部材48により支持できる。このことにより、各々が物品支持棚板8により画定される複数の別個の支持レベル50を効果的に形成できる。
各物品支持棚板8は、操作、再配置、および調整がより簡単になるように複数の物品支持棚板セクション10および12を含むことができる。このことにより、各物品支持棚板8はワークをその上に最適配置できるように必要に応じて調整できる。例えば、物品支持棚板8は、1つの物品支持棚板セクション10から形成できるが、隣接する物品支持棚板セクション12はない。このようにして、さまざまな高さの物品を耐火物内により簡単に配置できるため、耐火物1におけるワーク配置を最適化して、その内部体積6を最大化し効率的に利用する。
特定の実施形態では、各物品支持棚板8は1〜20個の物品支持棚板セクション10から形成できる。さらに詳細な実施形態では、各物品支持棚板8は4〜10個の物品支持棚板セクションから形成できる。さらにより詳細な実施形態では、各物品支持棚板は6〜8個の物品支持棚板セクション10から形成できる。物品支持棚板セクション8は、任意の組み合わせまたは幾何パターンで支持部材に沿って配置され、支持レベル50を形成できる。さらに、各物品支持棚板セクション10は独自の形状、サイズ、厚さ、材料、または構成を有することができる。
特定の実施形態では、耐火物の各支持レベル50は、少なくとも150kg、少なくとも175kg、少なくとも200kg、少なくとも215kg、またはさらには少なくとも230kgを支持するように構成できる。10の支持レベル50で操作される場合、耐火物1は少なくとも1500kg、少なくとも1750kg、少なくとも2000kg、少なくとも2150kg、またはさらには少なくとも2300kgを安全に支持できる。当然ながら、耐火物1は、例えば1800kg〜1850kg等の境界値を含む上述の任意の値間の総重量(すなわち、10の支持レベルで)を支持するように構成できる。
再び図1を参照すると、耐火物1は、少なくとも1.5:1、少なくとも1.55:1、少なくとも1.60:1、少なくとも1.65:1、少なくとも1.70:1、少なくとも1.75:1、少なくとも1.80:1、少なくとも1.85:1、少なくとも1.90:1、少なくとも1.95:1、少なくとも2.00:1、少なくとも2.10:1、少なくとも2.20:1、少なくとも2.30:1、少なくとも2.40:1、またはさらには少なくとも2.50:1の耐火物1のZ次元における高さと耐火物1のY次元で規定される幅との比により規定される高さ対幅比を有することができる。特定の実施形態では、高さ対幅比は、4.00:1以下、3.75:1以下、3.50:1以下、3.25:1以下、3.00:1以下、2.75:1以下、2.50:1以下でありうる。さらに、高さ対幅比は、例えば1.95:1〜2.40:1等の境界値を含む上述の値間の任意の値でありうる。高さ対幅比が大きくなるにつれて耐火物1の重心は地面から離れていくため、耐火物が操作および輸送中に曲がるか転倒しやすくなると理解すべきである。
特定の実施形態では、耐火物1は、15%以下、10%以下、9%以下、8%以下、7%以下、6%以下、5%以下、4%以下、またはさらには3%以下の、耐火物1を形成するために使用される部品の体積に対する使用可能な内部体積6により規定される中実対開放比を有することができる。
中実対開放比が増えるにつれ、耐火物1の容積積載量(すなわち、内部にワークを入れることが可能な容積空間)は耐火物1の部品重量に対して増えることが可能である。耐火物は最大可搬重量を有するマシン(例えば、フォークリフト)により窯炉から往復輸送されるため、中実対開放比が低くなればなるほど、大きな容積積載量が可能になる。したがって、特定の実施形態では、耐火物1は、4m以上、4.5m以上、5.0m以上、5.5m以上、またはさらには6.0m以上の使用可能な容積積載量を有することができる。
耐火物1が故障すること(例えば、塑性変形、亀裂、下垂、または繰返しの使用ができなくなること)を防止するために、第1の部材22は、第1の複数の支柱2の別個の支柱26、28、30、32の間に配置することができ、第2の部材24は、第2の複数の支柱4の別個の支柱76、78、80、82の間に配置することができる。図2に示されるように、第1の部材22は相対的高さで別個の支柱26、28、30、32のそれぞれを通って延びうる。先に記載した通り、別個の支柱26、28、30、32はそれぞれ、Z次元に延びる別個の支柱26、28、30、32の距離により規定される高さHを有することができる。特定の実施形態では、第1の部材22は、0.3H〜0.7Hの高さで別個の支柱26、28、30、32に沿って配置できる。
さらに、特定の実施形態では、別個の支柱26、28、30、32は0.01H〜0.3Hの高さ、および0.7H〜1Hの高さではいかなる他の部材も架け渡されないことが可能である。その関連で、第1の部材22により第1の複数の支柱2の別個の支柱26、28、30、32をつなぐことができ、半径方向の撓みおよび支柱間の力の伝達および共有が可能になる。このことにより、耐火物1の構造的完全性を向上させ、構造的剛度を増大させることが可能である。
第1の複数の支柱2と同様に、第2の部材24は相対的高さで第2の複数の支柱4の別個の支柱76、78、80、82のそれぞれを通って延びうる。別個の支柱76、78、80、82はそれぞれ、Z次元に延びる別個の支柱76、78、80、82の距離により規定される高さHを有することができる。特定の実施形態では、第1の部材22は、0.3H〜0.7Hの高さで別個の支柱76、78、80、82に沿って配置できる。
さらに、特定の実施形態では、別個の支柱76、78、80、82は0.01H〜0.3Hの高さ、および0.7H〜1Hの高さではいかなる他の部材も架け渡されないことが可能である。その関連で、第2の部材24により第2の複数の支柱4の別個の支柱76、78、80、82をつなぐことができ、半径方向の撓みおよび支柱間の力の伝達および共有が可能になる。このことにより、耐火物1の構造的完全性を向上させ、構造的剛度を増大させることが可能である。
図1に示すように、耐火物1は複数のシュー52をさらに備えることができる。各シュー52は第1の複数の支柱2の別個の支柱26、28、30、32および第2の複数の支柱4の別個の支柱76、78、80、82のそれぞれの下端に配置可能である。
図5a、図5b、および図6に図示されるように、各シュー52は第1の複数の支柱2の別個の支柱26、28、30、32および第2の複数の支柱4の別個の支柱76、78、80、82のうち1つをその内部に受容する内部空洞54を備えることができる。各シュー52の内部空洞54は、N−DURANCE(登録商標)等の窒素結合炭化ケイ素により形成される本体56により画定できる。
特定の実施形態では、各シュー52の本体56は、少なくとも3つの側壁(2つの側壁58および1つの後壁60)を備えることができる。特定の実施形態では、各シュー52の本体56は、後壁60に対向するように配置される前壁61をさらに備えることができる。本体56の壁は、上から見たときに壁が略矩形を成すことができるように直線構成で配置されてよい。
略側面視点から見たときに、各シュー52の2つの対向する側壁58の上部62は後壁60に対して角度Aを成すことができる。特定の態様では、各シュー52の上部62が成す角度Aにより、構成に必要な材料の量を減らすことによってシュー52の重量を最小限にすると同時にシュー52の剛性を向上させることができる。角度Aは、80°以下、75°以下、70°以下、65°以下、60°以下、55°以下、50°以下、45°以下、またはさらには40°以下でありうる。角度Aは、10°以上、15°以上、20°以上、25°以上、30°以上、またはさらには35°以上でありうる。さらに、角度Aは例えば、45〜50°等の境界値を含む上述の任意の値間の範囲内でありうる。
特定の実施形態では、各シュー52は前壁61から垂直に延びる唇部55をさらに備えることができる。唇部55は、5mm以上、例えば、10mm以上、15mm以上、20mm以上、30mm以上、40mm以上、50mm以上、75mm以上、100mm以上の距離を有することができる。以下により詳細に論じられるように、唇部55は第1の複数の支柱2と第2の複数の支柱4との間に架け渡される部材のための支持を提供する。
各シュー52は1つの一体部品から形成できるか、または溶接、ねじ付き留め具、ねじ無し留め具、雇いざね、または部材同士を接合する任意の他の好適なプロセスによって連結される複数の部品を含むことができる。
特定の実施形態では、シュー52は各々、組成、サイズ、および幾何形状が実質的に同一であってもよい。代替的実施形態では、シュー52は各々、異なる相対的幾何形状(例えば、矩形、三角形、円形等)、異なる相対サイズを有するか、または異なる材料から形成できる。各シュー52の内部空洞54は、相対的に目立つ物理的遊びまたは移動がない単一の支柱26、28、30、32および76、78、80、82を受容するようにサイズ決めされるべきであると理解すべきである。
特定の実施形態では、各シュー52の側壁58および/または後壁60は、別個の支柱26、28、30、32、76、78、80、82のうち1つに位置する合致する穴(図示せず)に対応する穴(図示せず)を備えることができる。ねじ付きまたはねじ無し留め具(図示せず)は別個の支柱26、28、30、32、76、78、80、82のうち1つの穴およびシュー52の穴を通って配置することができ、それらの間の相対移動を減らすかまたは防止するために所定位置に固定できる。あるいは、別個の支柱26、28、30、32、76、78、80、82のうち1つは各シュー52と締まり嵌めを成すことができるか、または接着剤、機械的変形(例えば、圧着)、溶接、または2つの部材を固定する任意の他の類似の公知の方法により各シュー52に固定できる。
図7に示されるように、特定の実施形態では、第1の複数の支柱2は、耐火物1の上端部および下端部の両方で第2の複数の支柱4に連結することができる。特定の実施形態では、第1の複数の支柱2および第2の複数の支柱4は円筒形部材64により連結できる。各円筒形部材64は、第1の部材22および第2の部材24に実質的に類似の寸法特性を有することができる。
さらに、円筒形部材64は、本明細書における実施形態の好適な機械的特性を促すために特定の寸法を有してよい。例えば、各円筒形部材64は、図1に示すように、Y次元に延びるその最大寸法により規定される長さLCMを有することができる。特定の実施形態では、長さLCMは1500mm〜2500mmでありうる。さらに詳細な実施形態では、長さLCMは2000mm〜2200mmでありうる。さらにより詳細な実施形態では、円筒形部材64は2030mm〜2050mmの長さLCMを有することができる。
円筒形部材64は直径DCMをさらに有することができる。直径DCMは、円筒形部材64の本体を通って、長さLCMに略垂直な方向に延びる、例えば図1のX次元における円筒形部材64の寸法を画定できる。直径は円筒形部材64の断面形状を画定するのに使用される寸法の1つであってよい。特定の実施形態では、直径DCMは5mm〜75mmでありうる。さらに詳細な実施形態では、直径DCMは35mm〜45mmでありうる。さらにより詳細な実施形態では、円筒形部材64は40mmの直径DCMを有することができる。
一実施形態によると、円筒形部材64は、本実施形態に係る好適な機械的特性を促すために、長さと直径との特定の関係を有してよい。例えば、円筒形部材64は、直径の長さの少なくとも10倍(すなわち、10DCM)でありうる長さLCMを有することができる。さらに、別の実施形態においては、長さLCMは、少なくとも15DCM、少なくとも20DCM、少なくとも25DCM、少なくとも30DCM、少なくとも35DCM、少なくとも40DCM、少なくとも45DCM、またはさらには少なくとも50DCMでありうる。特定の実施形態では、LCMは、500DCM以下、450DCM以下、400DCM以下、350DCM以下、300DCM以下、250DCM以下、200DCM以下、またはさらには150DCM以下でありうる。さらに、さらなる実施形態では、LCMは例えば、15DCM〜25DCM等の境界値を含む上述の任意の値間の範囲内でありうる。
円筒形部材64は、例えば、N−DURANCE(登録商標)、HEXOLOY(登録商標)、またはこれらの任意の組み合わせ等の窒素結合炭化ケイ素から形成できる。
第1の部材22および第2の部材24と同様に、円筒形部材64は略中空であってよく、その内部に内部空洞を画定できる。その関連で、円筒形部材64は、重量を最小限にしながらも耐火物1に構造的安定性を付与できる。具体的には、円筒形部材64は、0.5:1以上、例えば、1:1以上、またはさらには1:2以上の中実対開放比を有することができる。各円筒形部材64内の内部空洞により、多角形、楕円形、またはこれらの任意の組み合わせであってよい内壁を画定できる。さらに、内部空洞は各円筒形部材64の全長またはそれ未満の任意の距離に沿って延びうる。本明細書で考慮されるように、各円筒形部材64の内部空洞は形状およびサイズがさまざまであってよいと理解すべきである。
円筒形部材64は実質的に耐火物1の上端部付近に配置でき、第1の複数の支柱2の別個の支柱26、28、30、32のうち1つ、および第2の複数の支柱4の別個の支柱76、78、80、82のうちの相補的な1つと(例えば、第1の複数の支柱2の第1の外側支柱26と第2の複数の支柱4の第1の外側支柱76と)を係合できる。特定の実施形態では、円筒形部材64は0.7H〜1Hの相対的高さで第1の複数の支柱2および第2の複数の支柱4に沿って配置できる。さらに詳細な実施形態では、円筒形部材64は0.90H〜0.99Hの相対的高さに配置できる。さらにより詳細な実施形態では、円筒形部材64は0.97Hの相対的高さに配置できる。
第1の複数の支柱2の別個の支柱26、28、30、32はそれぞれ、図1に示すように、Y次元に延びて各支柱が通る穴66を有することができる。各穴66は、第2の複数の支柱4の別個の支柱76、78、80、82のうち相補的な1つの支柱を通って延びる対応する穴66と軸連通できる。
円筒形部材64は、第1の複数の支柱2の穴66および第2の複数の支柱4の対応する穴66に嵌まるようにサイズ決めできる。第1の部材22および第2の部材24と同様に、円筒形部材64は、第1の複数の支柱2および第2の複数の支柱4を超えて張り出すようにサイズ決めできる。その関連で、円筒形部材64は耐火物1により容易に配置できる(すなわち、操作者は円筒形部材をより容易に穴66に挿入できる)。
特定の実施形態では、各円筒形部材64は、例えば、溶接、ねじ付き留め具、ねじ無し留め具(例えば、リベット)、接着剤、さねはぎ継ぎもしくは類似の相補的な係合構造、機械的変形(例えば、圧着)、またはこれらの任意の組み合わせ等の当該分野において認められている任意の方法により対応する支柱に固定できる。その他の実施形態において、円筒形部材64はそれぞれ穴66内に自由に載置される。円筒形部材64は、対応する別個の支柱26、28、30、32および76、78、80、82に固定されても固定されなくても、耐火物1の十分な構造的剛性に影響を与え得ることに留意されたい。
特定の実施形態では、耐火物1は、第1の複数の支柱2および第2の複数の支柱4を連結する複数の矩形部材68をさらに備えることができる。図7に示されるように、各矩形部材68は第1の複数の支柱2と第2の複数の支柱4の間を延び、第1のピン69および第2のピン69により第1の複数の支柱2および第2の複数の支柱4そこに係合できる。ピン69は、矩形部材68を通って延び、第1の複数の支柱2の外側の別個の支柱26および32ならびに第2の複数の支柱4の外側の別個の支柱76および82に固定できる。
特定の実施形態では、耐火物1は2つの矩形部材68を備えることができる。これらの矩形部材68は略中空であってよく、その重量を最小限にしながらも耐火物1の構造的剛性を増大させることができる。特定の実施形態では、矩形部材68は略中空であってよく、その内部に内部空洞を画定できる。その関連で、矩形部材68は、重量を最小限にしながらも耐火物1に構造的安定性を付与できる。具体的には、矩形部材68は、0.5:1以上、例えば、1:1以上、またはさらには1:2以上の中実対開放比を有することができる。各矩形部材68内の内部空洞により、多角形、楕円形、またはこれらの任意の組み合わせであってよい内壁を画定できる。さらに、内部空洞は各矩形部材68の全長またはそれ未満の任意の距離に沿って延びうる。本明細書で考慮されるように、各矩形部材の内部空洞は形状およびサイズがさまざまであってよいと理解すべきである。
矩形部材68は、例えば、N−DURANCE(登録商標)、HEXOLOY(登録商標)、またはこれらの任意の組み合わせ等の窒素結合炭化ケイ素から形成できる。
さらに詳細な実施形態では、矩形部材68は、図1に示されるX次元に実質的に延びる第1の上部横梁71および第2の上部横梁73に沿って第1の複数の支柱2および第2の複数の支柱4と係合できる。第1の上部横梁71および第2の上部横梁73は、第1の複数の支柱2の別個の支柱26、28、30、32および第2の複数の支柱4の別個の支柱76、78、80、82に沿って配置できる。各矩形部材68は第1の上部横梁71および第2の上部横梁73の上に配置でき、1つ以上のピン69によって第1の上部横梁71および第2の上部横梁73に固定できる。
第1の横梁71および第2の横梁73は、本明細書における実施形態の好適な機械的特性を促すために特定の寸法を有してよい。例えば、横梁71および73はそれぞれ、内部に複数の開口部75を画定できる。第1の複数の支柱2の別個の支柱26、28、30、32はそれぞれ、第1の横梁71の複数の開口部75のうち1つに挿入できる。別個の支柱26、28、30、32はそれぞれ、溶接、ねじ付き留め具、ねじ無し留め具(例えば、リベット)、接着剤、さねはぎ継ぎもしくは類似の相補的な係合構造、機械的変形(例えば、圧着)、またはこれらの任意の組み合わせにより開口部75内に取り付けられうる。
同様に、第2の複数の支柱4の別個の支柱76、78、80、82はそれぞれ、第2の横梁73の複数の開口部75のうち1つに挿入できる。別個の支柱76、78、80、82はそれぞれ、溶接、ねじ付き留め具、ねじ無し留め具(例えば、リベット)、接着剤、さねはぎ継ぎもしくは類似の相補的な係合構造、機械的変形(例えば、圧着)、またはこれらの任意の組み合わせにより開口部75内に取り付けられうる。
特定の実施形態では、第1の横梁71および第2の横梁73はそれぞれ、0.7H〜1Hの相対的高さに第1の複数の支柱2および第2の複数の支柱4に沿って配置できる。さらに詳細な実施形態では、第1の横梁71および第2の横梁73は0.85H〜0.95Hの相対的高さに配置できる。さらにより詳細な実施形態では、第1の横梁71および第2の横梁73は0.95Hの相対的高さに配置できる。
代替的実施形態では、第1の横梁71および第2の横梁73は円筒形部材64に垂直に隣接するように配置できる。その関連で、第1の横梁71および第2の横梁73は円筒形部材64の直上または直下に配置できる。特定の実施形態では、第1の横梁71および第2の横梁73は円筒形部材64の直下に配置できる。
図6に示されるように、耐火物1は、複数の支持部材70および下部補強材72をさらに備えることができる。支持部材70は第1の複数の支柱2と第2の複数の支柱4との間に延びうる。特定の実施形態では、各支持部材70は、第1の複数の支柱2の別個の支柱26、28、30、32のうち1つの第1のシュー52の唇部55と第2の複数の支柱4の別個の支柱76、78、80、82のうち1つの第2のシュー52の唇部55との間に架け渡されうる。支持部材70はそれぞれ、対応するシュー52の唇部55に固定できる。あるいは、支持部材70はそれぞれ、シュー52の唇部55に固定されずに載置されてもよい。
各支持部材70は、本明細書における実施形態の好適な機械的特性を促すために特定の寸法を有してよい。例えば、各支持部材70は、Y次元に延びる1800mm〜2500mmの長さLSMを有することができる。さらに詳細な実施形態では、LSMは2200mm〜2300mmでありうる。さらにより詳細な実施形態では、LSMは2250mmでありうる。
各支持部材70は、X次元およびZ次元における対向する外側の側壁から測った直径DSMを有することができる。特定の実施形態では、各支持部材70は50mm〜150mmの直径DSMを有することができる。さらに詳細な実施形態では、各支持部材70は90mm〜110mmの直径DSMを有することができる。さらにより詳細な実施形態では、各支持部材70は100mmの直径DSMを有することができる。ある種の実施形態では、各支持部材70はX次元およびZ次元の両方において等しい直径DSMを有することができる。
特定の実施形態では、耐火物1は4つの支持部材70を備えることができる。特定の実施形態では、4つの支持部材70は、支持部材70に垂直に延びる複数のつなぎ材74により連結できる。つなぎ材74は、支持部材70を嵌め込むことが可能な凹んだ溝を含むことができる。つなぎ材74はピン71により支持部材70に固定できる。
支持部材70の下には下部補強材72が配置できる。下部補強材72は、溶接、ねじ付き留め具、ねじ無し留め具(例えば、リベット)、接着剤、さねはぎ継ぎもしくは類似の相補的な係合構造、機械的変形(例えば、圧着)、またはこれらの任意の組み合わせにより支持部材70に固定できる。
下部補強材72は、X次元に延びる1000mm〜1500mmの長さLBBを有することができる。さらに詳細な実施形態では、LBBは1200mm〜1300mmでありうる。さらにより詳細な実施形態では、LBBは1270mmでありうる。
各下部補強材72は、Y次元およびZ次元における対向する外側の側壁から測った直径DSMを有することができる。特定の実施形態では、各下部補強材72は50mm〜150mmの直径DBBを有することができる。さらに詳細な実施形態では、各下部補強材72は70mm〜90mmの直径DBBを有することができる。さらにより詳細な実施形態では、各下部補強材は80mmの直径DBBを有することができる。ある種の実施形態では、各下部補強材はY次元およびZ次元の両方において等しい直径DBBを有することができる。
横支持部材70、下部補強材72、およびつなぎ材74はすべて、例えば、N−DURANCE(登録商標)、HEXOLOY(登録商標)、またはこれらの任意の組み合わせ等の窒素結合炭化ケイ素から形成できる。
多くの異なる態様および実施形態が可能である。これらの態様および実施形態の一部を以下に記述する。本明細書を読めば、当業者はこれらの態様および実施形態は例示的なものであり、本発明の範囲を限定するものではないことを理解するであろう。実施形態は以下に列挙される項目の任意の1つ以上に従ってよい。
項目1。第1の部材により連結される第1の複数の支柱、および
第2の部材により連結される、第1の複数の支柱と略平行な第2の複数の支柱
を備える支持構造を備え、
支持構造は高さHを有し、第1の部材および第2の部材は0.3H〜0.7Hに配置される、耐火物。
項目2。第1の部材により連結される第1の複数の支柱、および
第2の部材により連結される、第1の複数の支柱と略平行な第2の複数の支柱
を備える支持構造を備え、
支持構造は少なくとも1.5の高さ対幅比を有し、支持構造は100mm以下の剛度係数を有し、支持構造は5%以下の中実対開放体積比を有する、耐火物。
項目3。第1の部材により連結される第1の複数の支柱、および
第2の部材により連結される、第1の複数の支柱と略平行な第2の複数の支柱
を備える支持構造を備え、
支持構造は1200kg以下の重量を有し、支持構造は100mm以下の剛度係数を有し、支持構造は5%以下の中実対開放体積比を有する、耐火物。
項目4。第1の部材および第2の部材はそれぞれ、略水平方向に延びる、前述の項目のいずれか1つに記載の耐火物。
項目5。第1の部材および第2の部材は略水平方向に、第1の複数の支柱および第2の複数の支柱の方向に略垂直な角度で延びる、前述の項目のいずれか1つに記載の耐火物。
項目6。第1の部材および第2の部材はそれぞれ略円筒形である、前述の項目のいずれか1つに記載の耐火物。
項目7。第1の部材および第2の部材はそれぞれ略中空である、前述の項目のいずれか1つに記載の耐火物。
項目8。第1の部材および第2の部材はそれぞれ一体部品を構成する、前述の項目のいずれか1つに記載の耐火物。
項目9。第1の部材および第2の部材は同じ幾何学的寸法を有する、前述の項目のいずれか1つに記載の耐火物。
項目10。第1の複数の支柱および第2の複数の支柱は略垂直方向に延びる、前述の項目のいずれか1つに記載の耐火物。
項目11。第1の複数の支柱および第2の複数の支柱は垂直である、前述の項目のいずれか1つに記載の耐火物。
項目12。第1の複数の支柱および第2の複数の支柱は略平行である、前述の項目のいずれか1つに記載の耐火物。
項目13。第1の複数の支柱および第2の複数の支柱は略直線断面輪郭を有する、前述の項目のいずれか1つに記載の耐火物。
項目14。第1の複数の支柱および第2の複数の支柱は略中空である、前述の項目のいずれか1つに記載の耐火物。
項目15。第1の複数の支柱および第2の複数の支柱はそれぞれ一体部品を構成する、前述の項目のいずれか1つに記載の耐火物。
項目16。第1の複数の支柱および第2の複数の支柱は同じ幾何学的寸法を有する、前述の項目のいずれか1つに記載の耐火物。
項目17。第1の複数の支柱および第2の複数の支柱は、
第1の外側支柱、
第1の内側支柱、
第2の内側支柱、および
第2の外側支柱
を備え、
第1の外側支柱、第1の内側支柱、第2の内側支柱、および第2の外側支柱は、隣接して一直線になるように配置される、前述の項目のいずれか1つに記載の耐火物。
項目18。複数の支持シューをさらに備え、第1の複数の支柱および第2の複数の支柱の第1の外側支柱、第1の内側支柱、第2の内側支柱、および第2の外側支柱は、複数の支持シューのうち1つと係合する、項目17に記載の耐火物。
項目19。複数の支持シューはそれぞれ、支柱のうち1つを受容する内部空洞を画定する4つの側壁を有する直線構成本体を備える、項目18に記載の耐火物。
項目20。2つの対向する側壁の上部は垂直な側壁に対して角度Aを成し、角度Aは、80°以下、75°以下、70°以下、65°以下、60°以下、55°以下、50°以下、45°以下、またはさらには40°以下である、項目19に記載の耐火物。
項目21。角度Aは、10°以上、15°以上、20°以上、25°以上、30°以上、またはさらには35°以上である、項目20に記載の耐火物。
項目22。第1の部材および第2の部材は直径Dを有し、第1の複数の支柱および第2の複数の支柱は直径Dを有し、DはD未満である、前述の項目のいずれか1つに記載の耐火物。
項目23。Dは、0.95D未満、例えば、0.90D未満、0.85D未満、0.80D未満、0.7未満、0.70D未満、0.65D未満、0.60D未満、0.50D、または0.40D未満である、項目22に記載の耐火物。
項目24。Dは、0.10D以上、例えば、0.15D以上、0.20D以上、またはさらには0.30D以上である、項目22または23のいずれか1つに記載の耐火物。
項目25。第1の部材および第2の部材は長さLを有し、第1の複数の支柱および第2の複数の支柱は長さLを有し、LはL以上である、前述の項目のいずれか1つに記載の耐火物。
項目26。Lは、1.1L以上、例えば、1.2L以上、1.3L以上、1.4L以上、1.5L以上、2.0L以上、または2.5L以上である、項目25に記載の耐火物。
項目27。Lは、4.0L以下、例えば、3.75L以下、3.5L以下、または3.25L以下である、項目25または26のいずれか1つに記載の耐火物。
項目28。第1の部材は同じ相対的高さで第1の複数の支柱のそれぞれに係合し、第2の部材は同じ相対的高さで第2の複数の支柱のそれぞれに係合する、前述の項目のいずれか1つに記載の耐火物。
項目29。第1の複数の支柱および第2の複数の支柱はそれぞれ、複数の刻み目を備え、刻み目は、第1の複数の支柱および第2の複数の支柱のそれぞれの内部表面から突出する、前述の項目のいずれか1つに記載の耐火物。
項目30。刻み目は支柱に略垂直に延びる表面を備える、項目29に記載の耐火物。
項目31。第1の複数の支柱および第2の複数の支柱はそれぞれ、少なくとも2つの刻み目、少なくとも5つの刻み目、少なくとも6つの刻み目、少なくとも7つの刻み目、少なくとも8つの刻み目、少なくとも9つの刻み目、またはさらには少なくとも10の刻み目を備える、項目29または30のいずれか1つに記載の耐火物。
項目32。第1の複数の支柱および第2の複数の支柱はそれぞれ、25以下の刻み目、24以下の刻み目、23以下の刻み目、22以下の刻み目、21以下の刻み目、20以下の刻み目を備える、項目29〜31のいずれか1つに記載の耐火物。
項目33。第1の複数の支柱と第2の複数の支柱との間に延びる複数の支持部材をさらに備え、支持部材は耐火物に複数の支持レベルを形成する、前述の項目のいずれか1つに記載の耐火物。
項目34。各支持部材は第1の複数の支柱の1つの第1の刻み目および第2の複数の支柱の第2の刻み目によって支持され、第1の刻み目および第2の刻み目は実質的に同じ垂直高さに配置される、項目33に記載の耐火物。
項目35。各支持レベルは、複数の略平面状部材をさらに備える、項目33または34のいずれか1つに記載の耐火物。
項目36。各支持レベルは、少なくとも150kg、少なくとも175kg、少なくとも200kg、少なくとも215kg、少なくとも230kgを支持するように構成される、項目33〜35のいずれか1つに記載の耐火物。
項目37。部材は、室温で240メガパスカル(MPa)以上、275MPa以上、300MPa以上、350MPa以上、400MPa以上、450MPa以上、500MPa以上、550MPa以上、600MPa以上の圧縮強さを有する材料を含む、前述の項目のいずれか1つに記載の耐火物。
項目38。部材は、室温で300ギガパスカル(GPa)以上、350GPa以上、またはさらには400GPa以上の弾性率を有する材料を含む、前述の項目のいずれか1つに記載の耐火物。
項目39。部材は、少なくとも1400℃、少なくとも1500℃、少なくとも1600℃、少なくとも1700℃、少なくとも1800℃、少なくとも1900℃の温度に耐えるように構成された材料を含む、前述の項目のいずれか1つに記載の耐火物。
項目40。部材は、窒素結合炭化ケイ素を含む、前述の項目のいずれか1つに記載の耐火物。
項目41。部材はN−DURANCE(登録商標)を含む、前述の項目のいずれか1つに記載の耐火物。
項目42。部材はHEXALOY(登録商標)を含む、項目1〜40のいずれか1つに記載の耐火物。
項目43。部材は、N−DURANCE(登録商標)およびHEXALOY(登録商標)の複合材料を含む、前述の項目のいずれか1つに記載の耐火物。
項目44。第1の複数の支柱および第2の複数の支柱はそれぞれ、室温で240メガパスカル(MPa)以上、275MPa以上、300MPa以上、350MPa以上、400MPa以上、450MPa以上、500MPa以上、550MPa以上、600MPa以上の圧縮強さを有する材料を含む、前述の項目のいずれか1つに記載の耐火物。
項目45。第1の複数の支柱および第2の複数の支柱はそれぞれ、室温で300ギガパスカル(GPa)以上、350GPa以上、またはさらには400GPa以上の弾性率を有する材料を含む、前述の項目のいずれか1つに記載の耐火物。
項目46。第1の複数の支柱および第2の複数の支柱は、窒素結合炭化ケイ素を含む、前述の項目のいずれか1つに記載の耐火物。
項目47。第1の複数の支柱および第2の複数の支柱はN−DURANCE(登録商標)を含む、前述の項目のいずれか1つに記載の耐火物。
項目48。支持構造は、少なくとも1.55、少なくとも1.60、少なくとも1.65、少なくとも1.70、少なくとも1.75、少なくとも1.80、少なくとも1.85、少なくとも1.90、少なくとも1.95、少なくとも2.00、少なくとも2.10、少なくとも2.20、少なくとも2.30、少なくとも2.40、少なくとも2.50の高さ対幅比を有する、前述の項目のいずれか1つに記載の耐火物。
項目49。支持構造は、4.00以下、3.75以下、3.50以下、3.25以下、3.00以下、2.75以下、2.5以下の高さ対幅比を有する、前述の項目のいずれか1つに記載の耐火物。
項目50。支持構造は、4.75%以下、4.50%以下、4.25%以下、4.00%以下、3.75%以下、3.50%以下、3.25%以下、3.00%以下の中実対開放体積比を有する、前述の項目のいずれか1つに記載の耐火物。
項目51。支持構造は、1.0%以上、1.5%以上、2.0%以上、2.5%以上、3.0%以上の中実対開放体積比を有する、前述の項目のいずれか1つに記載の耐火物。
項目52。支持構造は、90mm以下、85mm以下、80mm以下、75mm以下、70mm以下、75mm以下、70mm以下の剛度係数を有する、前述の項目のいずれか1つに記載の耐火物。
項目53。支持構造は、5mm以上、10mm以上、15mm以上、20mm以上、25mm以上、30mm以上の剛度係数を有する、前述の項目のいずれか1つに記載の耐火物。
項目54。支持構造は高さHを有し、第1の複数の支柱は0.01H〜0.3Hおよび0.7H〜1Hで第1の部材のみにより連結され、第2の複数の支柱は0.01H〜0.3Hおよび0.7H〜1Hで第2の部材のみにより連結される、前述の項目のいずれか1つに記載の耐火物。
項目55。第1の部材は第1の複数の支柱の孔内に配置され、第2の部材は第2の複数の支柱の孔内に配置され、第1の部材および第2の部材の少なくとも1つは、第1の複数の支柱または第2の複数の支柱の孔内でそれぞれ浮動する、前述の項目のいずれか1つに記載の耐火物。
本発明の耐火物1は、輸送中および炉内での焼成中に向上された剛度および剛性を提供するように構成できる。その関連で、耐火物1は、撓みへの構造の抵抗力または印加される負荷に応じた構造の最大移動量により規定される剛度係数を有することができる。本発明で使用する場合、用語「剛度係数」は、最大垂直力(perpendicular force)(すなわち、垂直支柱のX変位およびY変位が最小になり、さらにX次元およびY次元の支柱のX変位およびY変位が実質的に0mmまで小さくなる力)の印加時のX次元およびY次元の両方における垂直支柱の変位を意味するために使用される。
剛度係数を決定するために、耐火物はデカルト座標系(例えば、距離を描写する格子を有する面)上で位置決めされ、4つの最外支柱の位置を測定し、記録する。各外側支柱は次いで、構造の相対移動が最小になり、さらにX変位およびY変位が実質的に0mmまで小さくなるまで垂直力を印加する。垂直力はX方向およびY方向の1つにおける方向でありうる。この時点で、試験対象の支柱の位置を再び測定し、記録する。次いで、支柱をデカルト座標系上のその初期位置に戻し、反対方向への(すなわち、第1の垂直力から180°の角度を成している)垂直力を印加する。支柱の位置を再び測定する。支柱は次いで、デカルト座標系上のその初期位置に戻り、X方向およびY方向の反対側に作用される。支柱の位置を再び測定し、記録する。次いで、支柱をデカルト座標系上のその初期位置に戻し、反対方向への(すなわち、第1の力から180°の角度をなしている)垂直力を印加する。このプロセスは4つの支柱すべてに対して繰り返される。
サンプル1は、本発明の記載に係る耐火物を含む。サンプル2は、第1の部材22および第2の部材24ならびに円筒形部材64がない本発明の記載に係る耐火物を含む。上記の試験結果を表1に示す。
試験対象のサンプルは垂直力印加時の105mm未満の相対的に目立つ撓みが止まらず、最大撓みの測定可能な距離がなかったため、サンプル2についての特定の試験データは表1に示されない。
表1に示すように、本記載に係る耐火物1(サンプル1)は67.42mmの平均剛度係数を有する。逆に、第1の部材22および第2の部材24ならびに円筒形部材64を有しない類似のサイズの耐火物(サンプル2)は、実質的に同じ垂直力印加時に95.00mmの平均剛度係数を示した。その関連で、サンプル1は、第1の部材22および第2の部材24ならびに円筒形部材64を有しない類似のサイズの耐火物よりも30%剛度が高い。
利益、他の利点、および問題に対する解決法を、特定の実施形態に関して上記に説明した。しかし、利益、利点、問題に対する解決法、ならびに任意の利益、利点もしくは解決法を生じさせ得るかまたはそれらをより明白にし得るいずれの特徴も、特許請求の範囲の請求項のいずれかまたはすべての重要、必要、または不可欠な特徴として解釈すべきではない。
本明細書を読んだ上で、当業者であれば、特定の特徴が明確さのために本明細書中で別個の実施形態に関連して記述されているものの、単一の実施形態に組み合わせた形で提供されてもよいことを認識するであろう。逆に、簡潔さのために単一の実施形態に関連して記述されているさまざまな特徴は、別個にまたは任意の下位組合せの形で提供されてもよいものである。さらに、範囲の形で記載された値に対する言及は、その範囲内のあらゆる値を含む。

Claims (15)

  1. 第1の部材により連結される第1の複数の支柱、および
    第2の部材により連結される、前記第1の複数の支柱と略平行な第2の複数の支柱
    を備える支持構造を備え、
    前記支持構造は高さHを有し、前記第1の部材および前記第2の部材は0.3H〜0.7Hに配置される、耐火物。
  2. 第1の部材により連結される第1の複数の支柱、および
    第2の部材により連結される、前記第1の複数の支柱と略平行な第2の複数の支柱
    を備える支持構造を備え、
    前記支持構造は少なくとも1.5の高さ対幅比を有し、前記支持構造は100mm以下の剛度係数を有し、前記支持構造は5%以下の中実対開放体積比を有する、耐火物。
  3. 第1の部材により連結される第1の複数の支柱、および
    第2の部材により連結される、前記第1の複数の支柱と略平行な第2の複数の支柱
    を備える支持構造を備え、
    前記支持構造は1200kg以下の重量を有し、前記支持構造は100mm以下の剛度係数を有し、前記支持構造は5%以下の中実対開放体積比を有する、耐火物。
  4. 前記第1の部材および前記第2の部材はそれぞれ、略水平方向に延びる、請求項1〜3のいずれか1項に記載の耐火物。
  5. 前記第1の部材および前記第2の部材は、前記第1の複数の支柱および前記第2の複数の支柱の方向に略垂直な角度で延びる、請求項1〜4のいずれか1項に記載の耐火物。
  6. 前記第1の部材および前記第2の部材はそれぞれ略円筒形である、請求項1〜5のいずれか1項に記載の耐火物。
  7. 前記第1の部材および前記第2の部材はそれぞれ略中空である、請求項1〜6のいずれか1項に記載の耐火物。
  8. 複数の支持シューをさらに備え、
    前記第1の複数の支柱および前記第2の複数の支柱はそれぞれ、前記複数の支持シューのうち1つと係合する、請求項1〜7のいずれか1項に記載の耐火物。
  9. 前記複数の支持シューはそれぞれ、前記支柱のうち1つを受容する内部空洞を画定する4つの側壁を有する直線構成本体を備え、2つの対向する側壁の上部は垂直な前記側壁に対して角度Aを成し、Aは80°以下である、請求項8に記載の耐火物。
  10. 前記第1の部材および前記第2の部材は直径Dを有し、前記第1の複数の支柱および前記第2の複数の支柱は直径Dを有し、DはD未満である、請求項1〜9のいずれか1項に記載の耐火物。
  11. 前記第1の複数の支柱と前記第2の複数の支柱との間に延びる複数の支持部材をさらに備え、前記支持部材は前記耐火物に複数の支持レベルを形成する、請求項1〜10のいずれか1項に記載の耐火物。
  12. 前記支持構造は高さHを有し、前記第1の複数の支柱は0.01H〜0.3Hおよび0.7H〜1Hで前記第1の部材のみにより連結され、前記第2の複数の支柱は0.01H〜0.3Hおよび0.7H〜1Hで前記第2の部材のみにより連結される、請求項1〜11のいずれか1項に記載の耐火物。
  13. 前記第1の部材および前記第2の部材の少なくとも1つは、前記第1の複数の支柱または前記第2の複数の支柱に対して浮動する、請求項1〜12のいずれか1項に記載の耐火物。
  14. 前記支持構造は少なくとも1.55の高さ対幅比を有する、請求項1〜13のいずれか1項に記載の耐火物。
  15. 前記支持構造は4.75%以下の中実対開放体積比を有する、請求項1〜14のいずれか1項に記載の耐火物。
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