JPH08110176A - 棚組み構成用支柱 - Google Patents

棚組み構成用支柱

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JPH08110176A
JPH08110176A JP24621794A JP24621794A JPH08110176A JP H08110176 A JPH08110176 A JP H08110176A JP 24621794 A JP24621794 A JP 24621794A JP 24621794 A JP24621794 A JP 24621794A JP H08110176 A JPH08110176 A JP H08110176A
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Kenji Mogami
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NGK Adrec Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 (a)窯台車上に立設される中空管状の心軸
2、(b)上記心軸2が通るような上記心軸2の外径とほ
ぼ同径の中空部4aを有する管状のスペーサー4、及び
(c)上記心軸2が通るような上記心軸2の外径とほぼ同
径の中空部6aと、棚板を載置するための突起部6bと
を有する受座6、からなり、上記心軸2に、上記スペー
サー4の中空部4aと上記受座6の中空部6bとを通し
て構成される棚組み構成用支柱1。 【効果】 棚組みした際の安定性、位置精度に優れると
ともに、軽量であり、棚組みの作業性にも優れたもので
ある。また、被焼成物のサイズ等に応じて、棚板の載置
段間隔を任意に設定、変更することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、陶磁器、タイル、衛生
陶器、砥石をはじめとする各種セラミックス製品を窯炉
内で焼成する際に使用される棚組み構成用の支柱に関す
る。
【0002】
【従来の技術】一般に、陶磁器、タイル等のセラミック
製品をシャトルキルンやトンネル炉等の連続炉の窯炉内
で焼成する場合には、窯台車上に所定の載置段間隔で棚
組みされた耐火物製の棚板に被焼成物を載置して焼成す
る方法が行われている。この棚組みを構成する際に、棚
板を支持するために用いられる支柱については、その支
持方法とともに従来様々な構造のものが提案されてい
る。このうち代表的なものを図4に示す。
【0003】図4(a)に示す支柱21は、太く短い中実
角柱状の耐火物ブロックからなるものであって、これを
各棚板22の間の隅部に配することによって、棚組みが
構成される。図4(b)に示す支柱31は、棚板を載置す
るための突起(爪)31aが多段に設けられた、いわゆ
る多段爪(マルチラグ)支柱と呼ばれるタイプのもので
ある。図4(c)は、嵌合部41a、41bを有する筒状
の短い支柱41を積み上げて構成される積み上げ方式の
もので、中間部の所定位置に、棚板を載置するための水
平ビーム43を通す孔部が形成された支柱41′が配さ
れている。図4(d)の支柱51は、水平方向に切り込み
が設けられており、モルタル等の接合材54により棚板
52の隅部に接合して使用されるものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このような棚組み構成
用の支柱には、安定性、軽量性、作業性、強度等の種々
の要素が求められるが、これらの要素の中には実際に支
柱を構成するに当たって背反するものも多く、このため
上記のような従来の支柱においても、何れも不都合な点
を抱えて使用されているのが現状である。
【0005】例えば、図4(a)の支柱21においては、
使用を重ねるにつれて歪みが生じたり、異物が付着した
りして各支柱の寸法が不揃いとなり、このため棚組の格
段にガタが生じ安定性に欠けるという問題があった。ま
た、棚組の工数が多く作業性が悪い、中実支柱であるた
め熱容量が大きく窯からの持出熱量が大となる等の問題
もあった。図4(b)の支柱31は、形状が複雑であるた
め成形、加工が困難で製造コストが高くなり、また、強
い曲げ強度が必要となるため使用材質が限定されるとい
う問題があった。更に、熱履歴や取扱いの不注意によっ
て突起31aが一段でも折れると使用に不具合が生じ
る。図4(c)の支柱41、41′は、それぞれの積み重
ね部分に立体形状の嵌合部41a、41bが設けられて
いるが、この部分に熱履歴により歪みが生じ易く、ま
た、高く積み重ねるほど不安定になる等の問題があっ
た。図4(d)の支柱51は、棚板52との接合に工数を
要し、また、棚板の段差調整ができないという問題があ
った。
【0006】本発明は、このような従来技術の問題点に
鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、
安定性、軽量性、作業性、強度など棚組み構成用の支柱
に求められる種々の要素を満たすとともに、被焼成物の
サイズ等に応じて、棚板の載置段間隔を任意に設定・変
更できる構造を有する棚組み構成用支柱を提供すること
にある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明よれば、(a)窯台
車上に立設される中空管状の心軸、(b)上記心軸が通る
ような上記心軸の外径とほぼ同径の中空部を有する管状
のスペーサー、及び(c)上記心軸が通るような上記心軸
の外径とほぼ同径の中空部と、棚板を載置するための突
起部とを有する受座、からなり、上記心軸に、上記スペ
ーサーの中空部と上記受座の中空部とを通して構成され
ることを特徴とする棚組み構成用支柱、が提供される。
【0008】
【作用】上記のように本発明においては、スペーサーと
受座がともに心軸の外径とほぼ同径の中空部を有してお
り、その中空部を心軸に通すことによって支柱が構成さ
れているので、位置精度及び安定性に優れ、窯台車移動
時の振動や衝撃等によって倒壊することがない。しか
も、支柱の組立は、単にスペーサーと受座の中空部を心
軸に通していくだけなので、棚組み作業が容易かつ迅速
に行える。
【0009】本発明の支柱は、通常、複数のスペーサー
と受座を心軸に交互に通して構成され、各受座の間に配
置されるスペーサーの寸法(長さ)を変えることによ
り、鉛直方向における受座の配置間隔、すなわち棚板の
載置段間隔を可変調整することができる。なお、各受座
の間に配置されるスペーサーの数は1つずつであっても
よく、また、2以上のスペーサーを所望の寸法になるよ
うに組み合わせて、各受座間に配置してもよい。したが
って、予め各種寸法のスペーサーを用意しておくか、あ
るいは組み合わせることによって様々な寸法が得られる
ような短めスペーサーを多数用意しておけば、載置段間
隔の設定、変更を極めて容易に行うことができる。な
お、心軸及び受座については、載置段間隔を変更しても
同じものを使用することができるので、経済性の点でも
好ましい。
【0010】また、本発明では、心軸に中空の管状体を
用いているので、支柱1本当たりの重量が軽くなる。な
お、この軽量化は、近年の成形技術の向上等により、高
強度で薄肉のセラミック管状体の作製が可能になったこ
とからもたらされたものであり、例えば3〜10mm程度
の肉厚で支柱に必要な強度が満たされるとともに、中実
支柱に対し30〜50%程度もの軽量化が図れる。更
に、本発明においては、スペーサーや受座が他のスペー
サーや受座と互いに接する上・下面に立体形状の嵌合部
等を設けることを要しないので、熱履歴によりスペーサ
ーや受座の上・下面に多少の歪みが生じても、研磨等に
よって比較的容易に補修できる。
【0011】本発明の支柱の材質としては、通常この種
の窯道具に用いられている耐火材、すなわち、窒化物結
合炭化珪素、酸化物結合炭化珪素、アルミナ質、ムライ
ト質等を用いることができ、支柱を構成する各部材は、
押出成形、流し込み成形、プレス成形等の各種セラミッ
ク成形法を用いて作製される。
【0012】
【実施例】以下、本発明を図示の実施例に基づいて更に
詳細に説明するが、本発明はこれらの実施例に限定され
るものではない。
【0013】図1は、本発明の一実施例を示す説明図で
ある。スペーサー4及び受座6は、それぞれ心軸2が通
るような心軸2の外径とほぼ同径の中空部4a、6aを
有しており、心軸2にこれらを交互に通すことによって
支柱1が構成される。中空の管状体である心軸2の形状
は、図1のような円管の他、本発明の他の実施例を示す
図2のように四角形管にしてもよく、またこれら以外の
形状のであってもよい。スペーサー4及び受座6の中空
部は、この心軸2の管形状に対応した形状とする。心軸
2に通すスペーサー4及び受座6の数は、必要とする棚
板の載置段数に応じて決められる。
【0014】また、受座6は、棚板を載置するための突
起部6bが、図1のように一方向に突出したものや、図
2のように心軸2を挟んで二方向に突出したものの他、
支柱の配置や棚板の形状等に応じて、適宜好ましい形態
のものを用意し、使用することができる。棚板の載置段
間隔を決める因子となるスペーサー4の寸法(長さ)
は、被焼成物のサイズ等に応じて適宜決定される。
【0015】図3は本発明の一例に係る支柱を用いた棚
組み構成例を示す正面図(a)及び側面図(b)である。本
例において、支柱は窯台車(図示省略)上に4列×3列
で四角配置されており、各支柱の心軸2の下端部は、最
下部に通された長めのスペーサー4″の下端部ととも
に、これらが嵌合する保持部が形成された支柱受け8に
よって窯台車上に固定されている。また、心軸2の上端
部は、この上端部が嵌合するような孔部を支柱の配置間
隔に合わせて複数形成してなる連結板10によって、他
の支柱の心軸と縦・横の列ごとに連結固定されている。
【0016】図3(a)の正面図における外側列の支柱
1′には、突起部が一方向にのみ突出した受座6′が、
また中側列の支柱1″には、突起部が心軸を挟んで二方
向に突出した受座6″が用いられている。スペーサー
4′によって、鉛直方向に所定の載置段間隔となるよう
に配置されたこれら受座6′、6″の突起部上に棚板1
2が水平に載置される。
【0017】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の支柱は、
棚組みした際の安定性、位置精度に優れるとともに、軽
量であり、棚組みの作業性にも優れたものである。ま
た、被焼成物のサイズ等に応じて、棚板の載置段間隔を
任意に設定、変更することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る支柱の構造を示す説明
図である。
【図2】本発明の他の実施例に係る支柱の構造を示す説
明図である。
【図3】本発明の一例に係る支柱を用いた棚組み構成例
を示す説明図である。
【図4】従来の支柱の構造を示す説明図である。
【符号の説明】
1…支柱、2…心軸、4…スペーサー、4a…中空部、
6…受座、6a…中空部、6b…突起部、8…支柱受
け、10…連結板、12…棚板

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】(a)窯台車上に立設される中空管状の心
    軸、(b)上記心軸が通るような上記心軸の外径とほぼ同
    径の中空部を有する管状のスペーサー、及び(c)上記心
    軸が通るような上記心軸の外径とほぼ同径の中空部と、
    棚板を載置するための突起部とを有する受座、からな
    り、上記心軸に、上記スペーサーの中空部と上記受座の
    中空部とを通して構成されることを特徴とする棚組み構
    成用支柱。
JP24621794A 1994-10-12 1994-10-12 棚組み構成用支柱 Expired - Fee Related JP3382733B2 (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103671390A (zh) * 2012-09-24 2014-03-26 何松柏 连接件及使用该连接件的组合置物架
JP2014139490A (ja) * 2013-01-21 2014-07-31 Shinto Co Ltd 廻り隅瓦焼成用保持台
JP2021024767A (ja) * 2019-08-08 2021-02-22 三井金属鉱業株式会社 セラミックス棚組
JP2021024768A (ja) * 2019-08-08 2021-02-22 三井金属鉱業株式会社 セラミックス棚組

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