JP3169709B2 - 瓦焼成用コンテナ - Google Patents

瓦焼成用コンテナ

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JP3169709B2 JP31000892A JP31000892A JP3169709B2 JP 3169709 B2 JP3169709 B2 JP 3169709B2 JP 31000892 A JP31000892 A JP 31000892A JP 31000892 A JP31000892 A JP 31000892A JP 3169709 B2 JP3169709 B2 JP 3169709B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、瓦焼成炉に瓦素地を窯
詰めするための瓦焼成用コンテナに関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、瓦素地の窯詰めに使用する多
段式の焼成用コンテナが知られている。例えば実公昭5
9−1200号公報に示されるように、この種の瓦焼成
用コンテナは、互いに平行に水平に渡される2本の受棒
を設け、この受棒の凹溝に載せられる支持棒上に瓦素地
を多数平行に立てて並べ、各瓦素地の上部を倒れ防止用
の保持ピンで支持している。この焼成用コンテナを窯詰
めし、瓦素地を焼成炉内で焼成する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の瓦焼成
用コンテナによると、瓦素地を順次詰めていくときの棚
の揺れが大きく、また棚の上に瓦素地を積む操作性が悪
いという問題がある。例えば図8に示すように、耐火レ
ンガからなる側板25に形成される穴27内に耐火物製
の受棒29が挿入される構成であるから、寸法精度が悪
く穴27内でのガタツキが発生し、受棒29と側板25
との揺れが生じやすい。したがって、受棒9の内部に挿
入される支持棒21の上に載せられる瓦素地13と瓦素
地を上部から倒れないように保持する保持棒30の保持
ピン32との間で揺れが生じやすい。特に、瓦素地の積
み込み時やコンテナ移動時、コンテナ自体が揺れたり撓
んだりして瓦の積み込みおよび積み下し作業に支障をき
たし、また瓦の間隔が変わり、焼成不良や燻化不良を生
ずるという問題があった。
【0004】本発明の第1の目的は、コンテナ自体の棚
組みを堅固な構造とし、窯内に瓦を積載したコンテナを
移動する時などに台車の揺れによる瓦、コンテナ等の破
壊、倒壊を防止することにある。本発明の第2の目的
は、瓦焼成用コンテナの棚組みの揺れが少なくかつ瓦素
地の積み込み時の操作性が良好な瓦焼成用コンテナを提
供することである。
【0005】本発明の第3の目的は、各部材の破損時等
の部品交換時に容易に部品交換を行なえるような棚組み
構造をもつ焼成用コンテナを提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
の本発明による焼成用コンテナは、多数枚の瓦素地を積
み込み可能なコンテナであって、互いに平行に横たわら
せて配列され、瓦素地を載せる一対の受棒と、この受棒
の両端上面に凹凸部で嵌合される側板と、この側板の頂
部に嵌合される瓦の高さにより調整が可能な壁用スペー
サと、両側の壁用スペーサをまたぐように橋渡されるピ
ン保持棒とを備える。
【0007】本発明の瓦焼成用コンテナは、前記受棒、
前記側板、前記壁用スペーサおよび前記ピン保持棒が上
下に複数段に積み上げられる構成にする。また本発明の
瓦焼成用コンテナは、前記側板と前記壁用スペーサとが
凹凸部で嵌合される構成にする。さらに、本発明の瓦焼
成用コンテナは、前記受棒の両端部の頂部および底部に
凹凸部を形成し、前記受棒の頂部の凹凸部に前記側板の
底部の凹凸部が嵌合し、前記受棒の底部の凹凸部に前記
壁用スペーサの頂部の凹凸部が嵌合する構成にする。さ
らに、側板の頂部の内側に形成される凹部に壁用スペー
サの底部が嵌合する構成にする。
【0008】
【作用】本発明の瓦焼成用コンテナによると、瓦焼成用
コンテナを構成する受棒、側板、壁用スペーサ、ピン保
持棒等の各構成部材が凹凸部で嵌合される構成であるの
で、前後左右いずれの方向に対する揺れに対しても十分
耐える構造を有している。またこの構造は、瓦素地を載
せた時の自重により互いの部材の結合力がさらに増大す
る構造となっている。このため、瓦素地の積み込み時あ
るいは積み下し時の瓦素地の揺れが低減され、瓦積み操
作性が向上するとともに、部材交換時の部材の取り出し
あるいは組入れ作業が容易になる。
【0009】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。本発明の実施例を図1〜図3に示す。図1および
図2に示すように、瓦素地を積み込む焼成用コンテナ1
は、両側の基台2に載せられるように二対の受棒3、
4、5、6が載せられる。この受棒3、4、5、6の両
端側には側板8、9が載せられ、その上に壁用スペーサ
10、11が載せられている。そして、壁用スペーサ1
0の上にピン保持棒12、13が載せられている。上記
構成でもって一つの一段の棚が構成される。次いで、壁
用スペーサ10、11の上に受棒3、4、5、6が載せ
られ、以下順に前述の側板8、9、壁用スペーサ10、
11ならびにピン保持棒12、13が順次載せられ、多
段の積載が可能な構成となっている。この実施例では4
段の棚が構成されている。なお、前記の基台2、受棒
3、4、5、6、側板8、9、壁用スペーサ10、11
およびピン保持棒12、13は、耐火煉瓦等の耐火材で
構成される。
【0010】側板8は、図3、4に示すように、耐火物
や耐熱金属等の耐火材からなり平板状のもので、その頂
面中央部の片面側に部分幅の凹部29が形成され、底面
中央部の全幅に沿って2個の凹部30が形成されてい
る。凹部29と凹部30は、耐火材板厚に対し互いに反
対側の板厚方向側に形成されている。これらの凹部2
9、30は必ずしも中央部および反対側の位置に設ける
必要はないが、多段に積む際の安定性や取替の効率の点
で、上記の構成とすることが好ましい。凹部29は、上
側の図5に示す壁用スぺーサ10の凸部46または凸部
48に嵌合する部分であり、この凹部は耐火材板の内側
部に設けることが、棚組の安定性を増すので望ましい。
凹部30は、受棒3、4、5、6が嵌合する部分であ
る。側板8の中央上部には空気流通用の穴38が形成さ
れているが、穴の形、数は適当に設定することができ、
またこの穴38が設けられることで単に熱のまわりを良
くするだけでなく側板8の軽量化が図られるので設けて
おくことが好ましい。
【0011】壁用スぺーサ10は、図5、6に示すよう
に、左右方向がコンテナの前後方向に該当する。壁用ス
ぺーサ10の頂面には、コンテナ前後方向に板厚方向全
幅の凹部42、44が形成され、壁用スぺーサ10の底
面には板厚方向に部分幅の凸部46、48が形成されて
いる。これは、凹部42、44に受棒3、4、5、6が
嵌合し、凸部46、48には側板8の凹部29がそれぞ
れ嵌り合うことにより、上下方向に積み重ねられた時、
組付けが確実に固定されるようにしたものである。
【0012】また図2に示すように、ピン保持棒12、
13は、壁用スペーサ10、11の頂部に形成される凹
溝10bと図示しない壁用スペーサ11の頂部の凹溝と
に嵌合されている。各部材の結合状態についてまとめる
と、 側板8と壁用スぺーサ10の結合は、板厚方向
部分幅の凹部29と凸部46、48が段付凹凸部分幅部
で嵌合され、 壁用スぺーサ10と受棒3、4、
(5、6)の結合は、図7に示すように、凹部42、4
4と受棒3、4(5、6)の凹部15が板厚方向全幅部
で嵌合され、 受棒3、4(5、6)と側板8の結合
は、受棒3、4(5、6)の凹部16と凹部30が板厚
方向全幅部で嵌合される。
【0013】本実施例では、コンテナの左右方向に側板
8と壁用スぺーサ10と受棒3、4、5、6とが交互に
上下方向に重ねられ、焼成用コンテナが組み立てられ
る。従って、各部材が凹部と凹部との係合により結合さ
れており、これらの各部材の重力により凹凸部における
係合力を高める構成であるから、簡単な組み立て作業で
コンテナを組み立てられるとともに、部材の交換が容易
に行なえるという効果がある。
【0014】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
焼成用コンテナを構成する受棒、側板、壁用スペーサ、
ピン保持棒の自重により、さらには積み込まれる瓦素地
の自重により各部材の嵌合部の溝の嵌合部の結合が強化
されるため、瓦積み時やコンテナ移動時に、コンテナの
揺れが少なく、瓦の積み込みさらには積み下し作業や瓦
の焼成や燻化が良好にできるという効果がある。
【0015】さらには、本発明によれば、凹凸部の嵌合
により各部材が結合されているため、部品の交換が容易
に行なえ組み付けやすいという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例の瓦焼成用コンテナを示す正面
図である。
【図2】本発明の実施例の瓦焼成用コンテナを示す側面
図である。
【図3】本発明の実施例による側板の正面図である。
【図4】図3に示すIV方向矢視図である。
【図5】本発明の実施例による壁用スペーサの正面図で
ある。
【図6】図5に示すVI線方向矢視図である。
【図7】受棒と壁用スぺーサの結合状態を示す組立分解
斜視図である。
【図8】従来の瓦焼成用コンテナを示す斜視図である。
【符号の説明】
1 瓦焼成用コンテナ 3、4、5、6 受棒 8、9 側板 10、11 壁用スペーサ 12 ピン保持棒 13 瓦素地

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 多数枚の瓦素地を積み込み可能なコンテ
    ナであって、 互いに平行に横たわらせて配列され、両端部の頂部およ
    び底部に凹凸部を形成し、瓦素地を載せる一対の受棒
    と、 この受棒の頂部の凹凸部に底部が嵌合し、頂部の内側に
    凹部を形成している側板と、 この側板の頂部の凹部に底部が嵌合し、前記受棒の底部
    の凹凸部に頂部が嵌合する壁用スペーサと、 両側の壁用スペーサをまたぐように橋渡されるピン保持
    棒とを備え、前記受棒、前記側板、前記壁用スペーサおよび前記ピン
    保持棒が上下に複数段に積み上げられる 瓦焼成用コンテ
    ナ。
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CN112638107A (zh) * 2020-12-30 2021-04-09 江苏富联通讯技术有限公司 一种低时延5g通信模块组件及其组装方法

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