JP2016510093A - 自動車用のラッチ - Google Patents

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Abstract

本発明は、特に自動車のドアまたは開放要素のためのラッチに関する。衝突の場合にラッチの意図しない開放を回避するために、本発明は、ロック機構を有するラッチを提案し、ロック機構は、キャッチ(2)と、キャッチを戻止位置でロックするための爪(4)と、爪を戻止位置でブロックするための好ましくはブロッキングレバー(7)と、特にブロッキングレバーをブロッキング位置から持ち上げることによってロック機構を開放するための解放レバー(5)とを備える。ラッチには回転ロック装置が設けられ、この回転ロック装置によって、モーメントまたは衝撃により引き起こされるロック機構の開放プロセスを防止またはブロックできる。【選択図】 図1

Description

本発明は、請求項1の前文の特徴を有する自動車用のラッチに関する。
自動車用のラッチは、ラッチホルダとも称される、ロック用ボルト(ロッキングボルト)を受け入れる回転可能に取り付けられるキャッチを有するロック機構を備える。また、ロック機構は、ロッキングボルトを保持するためにキャッチと係合できる爪も含む。
自動車ラッチのキャッチは、通常、ロードアームと収集アームとによって形成されるフォーク状の入口スロット(入口部とも称される)を含み、該スロットには、ドアまたはフラップが閉められるときにボンネットまたはトランク蓋などの自動車ドアまたはフラップのロッキングボルトが入り込む。このとき、ロッキングボルトまたはラッチホルダは、爪がキャッチをロックするまでキャッチを開放位置から閉鎖位置へ回転させる。この位置は戻止位置と称される。その結果、ロッキングボルトは、もはやキャッチの入口スロットから抜け出ることができなくなる。
また、ラッチは、爪をその戻止位置でブロックできるブロッキングレバーを含むこともできる。ブロッキングレバーは、ロック機構を開放するために爪がその戻止位置から離れることができるようにそのブロッキング位置から回動または回転されなければならない。
爪がその戻止位置にある場合にキャッチが開放モーメントを爪へもたらすことができる、ラッチが存在する。そのようなラッチにおいては、ロック機構を所定の位置でロックするためにブロッキングレバーが必要とされる。そのようなラッチは、小さい力で開放することができる。
2つの戻止位置、すなわち、予備ラチェット(掛止)位置および主ラチェット位置を特徴とする自動車ラッチが存在する。予備ラチェット位置は、ドアまたはフラップが閉鎖中に主ラチェット位置に達しなかった場合にドアまたはフラップを保持する役目を果たす。キャッチが予備ラチェット位置を発端として更に回転されれば、キャッチは最終的に主ラチェット位置に達する。
ラッチは、一般に、ロック機構を開放してそれを解放するために必要とされる解放レバーを含む。そのような解放レバーは、一般に、ドアまたはフラップの取っ手に接続される。
取っ手の作動時には、ロック機構を解放するため、したがってラッチを開放するために、解放レバーが作動されて回動される。
衝突時には、取っ手が偶発的に作動され、それにより、ロック機構が開放される可能性がある。そのような状況では、そのようなラッチが偶発的に開放され得ないようにしなければならない。
衝突時にラッチが偶発的に開放できないようにするために、刊行物EP1518983はロック機構を有するラッチを提供し、ロック機構は、該ロック機構をトリガするあるいは開放するための少なくとも1つの作動レバー、すなわち、解放レバーを含む。また、ラッチは、車の特定の加速の場合に作動レバーをブロックするブロッキングレバーも含む。
衝突が起きている最中には、通常の開放と比べて特に急激な加速を受ける。衝突時に直面されるような高い車加速中にのみブロッキングレバーがブロックする場合には、衝突時のロック機構の意図しない開放を防止できる。ドアの取っ手の通常の作動の場合には、大きな加速が加えられないため、作動レバーがブロックされず、そのため、ラッチを開放できる。
本発明の課題は、特に衝突時に偶発的な開放が回避されるようにラッチを改良して更に進展させることである。
前記課題は、請求項1に係るラッチによって解決される。有利な更なる進展および構造が従属請求項に記載されている。
本発明は、ロック機構を含む特にドアのためのラッチまたは自動車のラッチであって、ロック機構が、キャッチと、キャッチを戻止位置でロックするための爪と、キャッチをその戻止位置でブロックするための好ましくはブロッキングレバーと、特にブロッキングレバーをそのブロッキング位置から持ち上げることによってロック機構を開放するための解放レバーとを備える、ラッチを提供する。ラッチは、衝撃またはモーメントの結果としてのロック機構の開放を防止できる回転ロック装置を含む。
本発明の不可欠な部分は、好ましくはそれぞれの介入により機構をブロックすることによって衝撃またはモーメントの結果としてのロック機構の開放を防止できる回転ロック装置を設けることである。回転ロック装置は、特に、衝突時の加速などの特に解放レバーおよび/またはドアまたはフラップの関連する取っ手の急激な加速の場合にロック機構の開放が防止されるように形成される。好ましくは、回転ロック装置は、ロック機構の解放レバーおよび/またはブロッキングレバーに割り当てられる。
回転ロック装置は、この場合、特に衝撃およびモーメントの形態を成してロック機構に作用し得る特に衝突の場合に生じる過度の加速によって、例えば質量慣性の結果として解放レバーの接触も何ら伴うことなく、ロック機構が解放されないように形成される。結果として、衝突または衝撃によって引き起こされるロック機構の開放を防止できる。
本発明の好ましい実施形態において、回転ロック装置は、特にブロッキングレバーおよび/または解放レバーに割り当てられる1または複数のブロッキングフィンガおよび/またはリミットストッパを含む。一般に、ブロッキングフィンガおよび/またはリミットストッパは、スタッド、ボルト、または、ピンあるいは同様のものであってもよい。このようにすると、回転ロック装置をコンパクトな態様でラッチに設けることができる。
特に好ましい実施形態において、回転ロック装置は、ブロッキング機構の開放プロセスのブロッキングが衝撃またはモーメントにより引き起こされるブロッキングレバーの動作中にのみ起こるように形成される。これに代えてあるいは加えて、回転ロック装置は、特に解放レバーがそれぞれ回動される場合に、ロック機構の正常な開放および/または閉鎖動作をブロックしない。したがって、正常な使用中のラッチの的確な機能が確保される。ロック機構の開放のためのブロッキングレバーの離脱、および、ブロッキングレバーのブロックのためのブロッキングレバーの係合は、このようにして依然として確保される。
好ましくは、回転ロック装置は、好ましくはブロッキングレバーの開放方向での所定の回転後にブロッキングフィンガおよび/またはリミットストッパが係合できるように、ブロッキングレバーの回動動作をブロックするべく形成される。
回転ロック装置の配置は、この場合、ブロッキングレバーの開放方向での所定の回動後にのみ1または複数のブロッキングフィンガおよび/またはリミットストッパが係合するようになっている。したがって、ロック機構の望ましくない開放動作を防止するために特定の回動またはアイドルストロークの後にブロッキングレバーをブロックできる。そのため、衝撃またはモーメントによって引き起こされるブロッキングレバーの動きを確実にブロックでき、その場合、アイドルストロークは、ロック機構の正常な開閉にとって更に良好な機能性を確保する。
技術的に有利な製造を可能にするために、ブロッキングフィンガおよび/またはリミットストッパから成る回転ロック装置をブロックレバーおよび/または解放レバーに直接的にあるいは間接的に取り付けることができる。これに代えてあるいは加えて、ブロッキングフィンガおよび/またはリミットストッパは、ブロッキングレバーおよび/または解放レバーと共に単一の部品を形成することができる。
特に有利な実施形態では、ブロッキングレバーに設けられるブロッキングフィンガおよび/またはリミットストッパが輪郭部に隣接して配置される。このとき、好ましくは、ブロッキングフィンガおよび/またはリミットストッパは、ブロッキング輪郭部に属するブロッキングレバーのアーム上に配置される。これは、開放プロセスをブロックするために回転ロック装置の係合のための力の直接的な伝達および安定性の向上を確保する。特に、配置は、ブロッキングレバーの開放方向で見るときにブロッキングレバーのアームの前にブロッキングフィンガおよび/またはリミットストッパが配置されるようになっている。
本発明の更なる態様によれば、キャッチと該キャッチをロックするための爪とを含むロック機構を有するラッチが提供される。また、ラッチは、爪がその戻止位置にある場合に爪をブロックできるブロッキングレバーも含むことが好ましい。また、構成は、ロック機構を開放するあるいはトリガするための解放レバーも含む。解放レバーが作動される場合、解放レバーが過度の加速を受けなければ、ブロッキングレバーがそのブロッキング位置から移動される。例えば衝突によって引き起こされる解放レバーの過度の加速の場合、ラッチのセーフティキャッチ装置は、解放レバーがそのブロッキング位置から移動されることを防止する。その結果、ラッチは、解放レバーが衝突時にそれぞれに急激な加速をほ受けなければ開放できない。
本発明の一実施形態では、セーフティキャッチ装置が少なくとも2つのブロッキング位置を含む。例えば特に衝突の結果としての衝撃によって引き起こされる解放レバーの過度の加速に起因してセーフティキャッチ装置が第1のブロッキング位置にあれば、例えば跳ね返りに起因して、特に遅れるおよび/または繰り返される跳ね返りに起因して、セーフティキャッチ装置が第1のブロッキング位置から解放される場合、セーフティキャッチ装置は、第2のブロッキング位置または更なるブロッキング位置をとることにより、ロック機構が開放することも防止できる。すなわち、一実施形態では、解放レバーがブロッキングレバーをそのブロッキング位置から移動させる。少なくとも2つのブロッキング位置を有するセーフティキャッチ装置を設けることにより、跳ね返り効果の発生時であっても、ラッチの偶発的な開放を防止できる。
一実施形態では、セーフティキャッチ装置が慣性レバーとブロッキングレバーとを含む。慣性レバーおよびブロッキングレバーは、ドアの取っ手の通常の作動中に直面されるように解放レバーが通常の態様で加速される場合にのみ、すなわち、解放レバーが過度の加速を受けない場合にのみ、解放レバーを作動させることによりあるいはドアまたはフラップの取っ手を作動させることにより慣性レバーがブロッキングレバーと共に移動されるように接続される。この場合、慣性レバーおよびブロッキングレバーは、ブロッキングレバーがロック機構の開放を防止できないように一緒に移動される。車のユーザによってドアまたはフラップの取っ手が作動される場合、取っ手および該取っ手に接続される解放レバーは一般に過度に加速されない。
本発明の一実施形態において、慣性レバーおよびブロッキングレバーは、解放レバーまたはドアあるいはフラップの取っ手が衝突の最中に想定し得るような強い加速を受ける場合に、慣性レバーの慣性に起因してブロッキングレバーだけがセーフティキャッチ装置のブロッキング位置のうちの一方へ移動され、それにより、ロック機構の開放が防止されるように解放レバーまたは取っ手の更なる回動がブロックされるように互いに接続される。
本発明の一実施形態において、セーフティキャッチ装置は、解放レバーまたは取っ手が通常の態様で加速されるときにのみ解放レバーを作動させることによってあるいは取っ手を作動させることによって慣性レバーがブロッキングレバーと共に移動され得るように慣性レバーとブロッキングレバーとを接続するばねを含む。したがって、この技術的な簡単な構成は、衝突時のラッチの偶発的な開放を防止する。
本発明の一実施形態では、ばねの一方の脚が慣性レバーに接続される。そのような接続は、特に、好ましくは予め張力が付与されたばねの脚が慣性レバーの輪郭部に当接するときに存在する。ばねの他方の脚はブロッキングレバーに接続される。そのような接続は、特に、好ましくは予め張力が付与されたばねの脚がブロッキングレバーの輪郭部に当接するときに存在する。より緩やかな加速の場合、ばねは、ブロッキングレバーと慣性レバーとの間の剛体接続部のように振る舞う。したがって、より緩やかな加速の場合、ブロッキングレバーおよび慣性レバーは、ロック機構の開放のために解放レバーまたは取っ手を作動させることによって一緒に移動される。
急激な加速の場合、慣性レバーの慣性は、ブロッキングレバーのみが移動されて慣性レバーが移動されないようにばねを変形させる。急激な加速の場合、特に、ばねには更に張力が付与される。ブロッキングレバーが慣性レバーとは無関係に移動される場合には、ブロッキングレバーがそのブロッキング位置に入る。ブロッキング位置では、ロック機構の開放をもたらすことができる解放レバーまたは取っ手の更なる回転が防止される。
一実施形態において、ブロッキングレバーは、ブロッキングレバーを移動させるために解放レバーによって移動され得るタペットを含む。解放レバーの作動は、タペット、したがってブロッキングレバーを移動させる。
一実施形態において、ブロッキングレバーのタペットは、ブロッキングレバーと慣性レバーとの間の相対的な動きを許容するために慣性レバーの長穴を貫通して延びることが好ましい。
一実施形態では、解放レバーの僅かな加速中に慣性レバーのみが移動されることを確実に達成するために、慣性レバーの質量がブロッキングレバーの質量よりも数倍大きい。好ましくは、慣性レバーの質量は、ブロッキングレバーの質量よりも2倍、好ましくは3倍、より好ましくは更には4倍大きい。
一実施形態において、ラッチは、好ましくはラッチのラッチケースに強固に接続されるブロッキング輪郭部を含む。ラッチ輪郭部は、解放レバーおよび/または取っ手が過度の加速を受けるときにブロッキングレバーをブロックする役目を果たす。ブロッキングレバーがブロッキング輪郭部によってブロックされ、したがって、ブロッキングレバーがブロッキング位置にある場合には、ロック機構が開放されるように解放レバーまたは取っ手を更に回動させることができない。
一実施形態では、ブロッキングレバーがブロッキング輪郭部に当接するときに衝撃力をラッチケースに伝えるために、ブロッキング輪郭部がラッチケースの内壁に当接する。したがって、ブロッキング輪郭部は小さい形態を有することができる。
一実施形態において、ブロッキングレバーは、解放レバーまたは取っ手の加速が過度に大きくない場合にブロッキングレバーの突起が慣性レバーの外側輪郭部に隣接するように、また、特に、戻止位置で依然としてロックされるロック機構の回動中にブロック輪郭部と対向しているおよび/または慣性レバーの軸から最大距離だけ離間する慣性レバーの外側輪郭部の部分にブロッキングレバーの突起が当接するように、慣性レバーに接続される。ロック機構がロックされるときのブロッキングレバーとブロッキング輪郭部との間の小さい距離の結果として、ロック機構は、衝突時および跳ね返り時にセーフティキャッチ装置によって特に急速にブロックされ得る。
一実施形態では、ブロッキング輪郭部が円弧を含み、この円弧の中心点は慣性レバーの軸に対応する。好ましくは、円弧の半径は、慣性レバーのその軸の外側輪郭部の最大距離よりも僅かに幅広い。ロック機構がロックされるときのブロッキングレバーとブロッキング輪郭部との間の小さい距離は、衝突および跳ね返りの場合にセーフティキャッチ装置によるブロッキング機構の特に速いブロッキングを引き起こすことができる。
一実施形態において、ブロッキングレバーは、慣性レバーの軸に対して径方向外側を向く突起を一端に含む。解放レバーおよび/または取っ手の過度の加速に起因してブロッキングレバーが慣性レバーに対して移動される場合、突起は、ブロッキング輪郭部の方向を向きあるいはブロッキング輪郭部と対向し、それにより、ブロッキングレバーがブロッキング輪郭部におけるブロッキング位置で強固に保持されるようにする。これは、技術的に簡単な態様で様々なブロッキング位置を与えることに寄与する。
一実施形態において、ブロッキング輪郭部は、解放レバーおよび/または取っ手が過度の加速を受ける場合にブロッキングレバーをブロックするためのストッパおよび/または少なくとも1つの凹部を含む。1または複数の凹部は、慣性レバーの周方向に反時計回り方向で配置されることが好ましい。したがって、ブロッキングレバーのセーフティキャッチ装置のブロッキング位置は、ストッパ、1または複数の凹部によって特定され得る。最初にストッパ、その後に凹部が設けられる場合には、材料を特に節約することができる。
例えばストッパまたは凹部によるブロッキング位置の特定は、ストッパまたは凹部がブロッキングレバーを停止させるあるいはブロックすることによってラッチの偶発的な開放を防止できるときにブロッキング位置がセーフティキャッチ装置によってとられることを意味する。
特に、跳ね返り効果の場合には、ブロッキング輪郭部のストッパ上のブロッキング位置からブロッキングレバーが偶発的に解放されることが起こり得る。このとき、慣性レバーは、反時計回り方向に移動できるとともに、ロック機構を偶発的に開放させ得る。好ましくは慣性レバーの周方向に反時計回りで配置される凹部は、ブロッキングレバーのロックまたはブロックを再び可能にし、それにより、跳ね返り効果の場合にもロック機構の偶発的な開放を防止する。
一実施形態では、ブロッキング輪郭部の凹部が三角形である。凹部の三角形状は、ブロッキングレバーの突起が凹部内に係合するときにそれ自体により中心位置となり、セーフティキャッチ装置の特に高い信頼性を与える。
一実施形態において、ブロッキングレバーは、両側に傾斜面を有する三角形の突起を含み、この場合、反時計回り方向に配置される傾斜面は、ブロッキングレバーの軸を中心とする時計回り方向に配置される他方の対向する傾斜面よりも小さい勾配を有する。突起の傾斜面の異なる勾配は、セーフティキャッチ装置またはブロッキングレバーの突起をブロッキング位置に特に確実に保持する。
一実施形態において、ブロッキング輪郭部の1つの凹部は、凹部によって決定されるブロッキング位置でブロッキングレバーの突起に適合される。この適合は、特に重なり合いの領域でもたらされる。好ましくは、そのような適合は、ブロッキングレバーの突起の傾斜面の勾配を含む。重なり合いの領域におけるブロッキングレバーの突起の輪郭に対するブロッキング輪郭部の凹部の輪郭の適合は、両側の回動に対して特に強固に抵抗するとともに、セーフティキャッチ装置の偶発的な外れと、ロック機構の想定し得る破損とを防止する。
一実施形態において、ストッパは、セーフティキャッチ装置によるロック機構のブロッキング中にストッパと接触できるブロッキング位置におけるブロッキングレバーの突起の傾きと略平行なブロッキング輪郭部の傾斜面を含む。略平行な傾斜面の結果として、ストッパおよび突起は、全面積負荷吸収によってサイズが減少され得る。
一実施形態において、ブロッキングレバーの軸は、突起と反対側のブロッキングレバーの端部に配置される。好ましくは突起から最も大きい距離を隔てた軸の配置は、解放レバーのレバーアームの作動中に、ブロッキング輪郭部における突起のこのように達成される重なり合いとブロッキング位置におけるセーフティキャッチ装置の特に確実な保持とに起因して、ブロッキングレバーの突起の特に大きな回動経路を形成する。
好ましい実施形態において、回転ロック装置は、過度に高い加速の場合に、特に衝突時にセーフティキャッチ装置がロック機構の開放を防止するときにのみ回転ロック装置がブロッキングレバーの動きをブロックするように形成される。これは、更に、特に衝突時に直面される衝撃またはモーメントがロック機構を開放できないようにする。回転ロック装置およびセーフティキャッチ装置は、共通の解放レバーを介して機能的に接続されることが好ましい。解放レバーは、回転ロック装置のためのそれぞれのブロッキングフィンガおよび/またはリミットストッパを含むことができるとともに、セーフティキャッチ装置のブロッキングレバーおよび/または慣性レバーに結合され得る。したがって、セーフティキャッチ装置に対する回転ロック装置の結合は、特に安全な信頼できるラッチをもたらす。
特に好適には、回転ロック装置は、回転ロック装置によってブロックされる位置でブロッキングレバーの十分に大きいブロッキング輪郭部が爪に当接するように、好ましくはブロッキング輪郭部の少なくとも1/4あるいはより一層好ましくは少なくとも1/2が爪と係合できるように形成される。結果は、ブロッキングレバーのブロッキング輪郭部と爪との間のそれぞれ大きいストッパである。これは、回転ロック装置のブロックされた位置であっても、特に衝突が起きている最中に受ける加速の場合にロック機構が衝撃またはモーメントから確実に保護されるように、ブロッキングレバーと爪との十分な重なり合いを保証できるようにするとともに、ロック機構の開放を防止する。
好ましくは、ブロッキングフィンガおよび/またはリミットストッパは、ブロッキングレバーおよび/または解放レバーから突出するピン、ボルト、または、スタッドあるいは同様のものである。好適には、ブロッキングフィンガおよび/またはリミットストッパは、ブロッキングレバーおよび/または解放レバーの回転軸と略平行に延びる。これは、回転軸の周りで回動することによって抗力を生じるコンパクトな信頼できる回転ロック装置をもたらす。
以下、単なる一実施形態に関連して、本発明を詳しく説明する。
ラッチの構造の斜視図を示す。 ラッチのロック状態におけるセーフティキャッチ装置を示す。 ロック機構の解放状態におけるセーフティキャッチ装置を示す。 過度に高い加速状態におけるセーフティキャッチ装置を示す。 回転ロック装置の構造を示す。 ブロック状態における回転ロック装置を示す。
全ての想定し得るロック装置において提案されたラッチを使用できることが指摘される。しかしながら、特に有利な実施形態は自動車両において使用される。
以下、図1〜図4に示されるラッチおよび提案されたセーフティキャッチ装置の一般的な機能について説明する。
図1は、ロック機構を収容する役目を果たす特に金属から形成されるラッチのラッチケース1を示す。ロック機構は回転可能に取り付けられるキャッチ2を含み、キャッチ2は、好ましくは本質的に金属から形成されるとともに、その軸3の周りで回転され得る。また、ロック機構は、好ましくは本質的に金属から形成される主ラチェット爪4と、同様に好ましくは本質的に金属から形成される予備ラチェット爪5とを含む。
主ラチェット爪4および予備ラチェット爪5は、互いに上下に配置されるとともに、両方の爪4,5を互いに独立に回動させることができるようにする共通の回転軸6を含む。また、ロック機構は、図1に示されるようにロック機構の図示のロック位置で主ラチェット爪4をブロックできるブロッキングレバー7も含む。キャッチ2、主ラチェット爪4、および、ブロッキングレバー7はほぼ同じ平面内に配置される。それよりも高い平面が予備ラチェット爪5を含む。
キャッチ2を予備ラチェット位置でロックできるように、キャッチ2は、予備ラチェット位置でロックするための予備ラチェット爪5のレバーアーム9に抗して移動され得る突出ピン8を含む。このとき、レバーアーム9の端部は、キャッチ2のその開放位置の方向での時計回りの回動を防止する。
キャッチ2は、開放モーメントを主ラチェット爪4へもたらすことができる。ブロッキングレバー7がそのブロッキング位置から離れると、主ラチェット爪4は、もたらされた開放モーメントに起因して、その戻止位置から移動する。その後、キャッチ2をその軸3の周りで時計回りに回転させることによりその開放位置へ移動させることができる。
予備ラチェット爪5はラッチの解放レバーでもある。解放レバー5が時計回り方向に回転されることにより作動されれば、予備ラチェット爪5の突起10がブロッキングレバー7のタペット11と係合し、それにより、予備ラチェット爪5または解放レバー5が過度に加速されなければ、ブロッキングレバー7が回転してそのブロッキング位置から外れる。
ロック機構を開放するために解放レバー5が時計回り方向に回転される場合には、解放レバーのレバーアーム12の端部がセーフティキャッチ装置の図1では隠れたブロッキングレバー21のタペット13を移動させる。ブロッキングレバーは軸14によって慣性レバー15に回転可能に接続される。ブロッキングレバーは慣性レバー15よりも下側に配置される。タペット13は、慣性レバー15の長穴16を貫通して延びるとともに、解放レバー5のレバーアーム12によって係合される。
解放レバー5が過度に加速する場合、ブロッキングレバー21は、その軸14の周りで時計回り方向に回動されるが、慣性レバー15はその軸17の周りで回動されない。これは、とりわけ、ブロッキングレバーのタペット13がブロッキングレバーと慣性レバー15との間の相対的な動きを許容する長穴16を貫通して延びているために可能にされる。
過度の加速中に、ブロッキングレバーの一端は、ラッチケース1に強固に接続されるブロッキング輪郭部18によって与えられるブロッキング位置へ移動される。これは、ブロッキングレバー7をそのブロッキング位置から回動させるために解放レバー5が時計周り方向に更に回動されるのを防止する。これは、ブロッキングレバー7をその軸19の周りに回動させることによってロック機構を開放するためにブロッキングレバー7がそのブロッキング位置から移動することを防止する。
ブロッキング輪郭部18は、セーフティキャッチ装置またはブロッキングレバー21のブロッキング位置(25,26,27)を決定するストッパ25と凹部26,27とを含む。
ブロッキングレバー21は、両側に傾斜面を有する三角形突起28を含み、この場合、時計回り方向に配置される傾斜面29は、軸14を中心とする時計回り方向に配置される突起の他方の対向斜面よりも小さい勾配を含む。
ストッパ25は、ブロッキング方向におけるブロッキングレバー21の突起28の斜面29と略平行に配置されるブロッキング輪郭部18の斜面として形成される。セーフティキャッチ装置によるロック機構のブロッキング中、斜面29が斜面25と接触できる。
凹部26,27は三角形であり、この場合、凹部(26または27)の輪郭は、それぞれの凹部(26または27)によるそれぞれの位置でブロッキングレバー21の突起28に適合される。
慣性レバー15は、その下端に、ばね23の脚22に対する接続を可能にするスリット20を含む。このとき、ばね23の脚22がこのスリット20内へ延びる。
図2および図3は、ラッチの通常の開放の際のセーフティキャッチ装置の構造および機能を示す。
図2は、ロック機構がロックされている開始状況を示す。ブロッキングレバー21が慣性レバー15よりも下側に配置される。予め張力が付与されたばね23の一方の脚22は、凹部20内に配置され、したがって、慣性レバー15に接続される。また、ばね23は、慣性レバー15よりも下側に配置されて、軸17の周囲に巻き付く。軸17は、ばね23を保持することに寄与する。ばね23の他方の脚24は、ブロッキングレバー21に接続される。好ましくは、予め張力が付与された脚24は、側面輪郭に当接し、例えば、下方へ延びるブロッキングレバー21の突起に当接する。
解放レバー5が過度に加速されない状態でロック機構を開放するべくその軸6の周りで時計回り方向に回動されると、ばね23は、ブロッキングレバー21と慣性レバー15との間の剛体接続部のように振る舞う。解放レバー5の時計回り方向の回動により、ブロッキングレバー21のタペット13が左へ移動される。結果として、慣性レバー15は、ブロッキングレバー21と共に、その軸17の周りで反時計回り方向に回動する。この場合、ブロッキングレバー21はそのブロッキング位置をとらない。ブロッキングレバー7は、解放レバー5を時計回り方向に回動させることによってそのブロッキング位置から移動され得る。したがって、ロック機構が開放する。
図4は、図2に示される状況を発端として解放レバー5が過度に大きな加速を受けてしまった状況を示す。慣性レバー15の比較的大きい質量に起因して、慣性レバー15は、もはやその軸17の周りで反時計回り方向に回動されない。代わりに、脚24が撓まされて位置24’へ移動される。このとき、ブロッキングレバー21は、その軸の周りで時計回り方向に回動されて、図4に示されるレバーのブロッキング位置へ移動される。
ブロッキング位置25は、慣性レバー15が反時計回り方向に回動され得ないようにブロッキングレバー21の端部28がストッパ25と重なり合うときに達せられる。したがって、ブロッキング位置25は、図4に示されるように、ブロッキングレバー21の端部28がストッパ25と重なり合うが該ストッパと接触しないときにもとられる。このとき、ブロッキング輪郭部18は、ブロッキングレバー7がそのブロッキング位置から移動されるように解放レバー5がその軸6の周りで時計回りに回動されることを防止する。
跳ね返りの場合には、ブロッキングレバー21がブロッキング輪郭部18のストッパ25でそのブロッキング位置25から偶発的に解放されることが起こり得る。その結果、慣性レバー15は反時計回り方向に移動することができ、それにより、解放レバー5がロック機構を偶発的に開放する。このとき、慣性レバー15の周方向で反時計回りに配置される凹部26,27は、ブロッキングレバー21を受けてブロックすることによって慣性レバーをブロックできるようにし、それにより、ロック機構の偶発的な開放を防止する。
図5は、この場合には解放レバー5およびブロッキングレバー7に対して割り当てられる回転ロック装置を示す。回転ロック装置は、ブロッキングレバー7にブロッキングフィンガ30を含むことが好ましい。解放レバー5上の他のブロッキングフィンガ31が図6に示される。原理的には、回転ロック装置は、設計条件に応じて、リミットストッパにもなり得る。図5に示されるように、ブロッキングフィンガ30は、ブロッキングレバー7に設けられ、特にブロッキング輪郭部32に隣接して設けられる。好ましくは、ブロッキングフィンガ30は、ブロッキングレバーのそれぞれのアーム33に配置され、図6の場合には、ブロッキングレバー7のアーム33の隣接面よりも上側で上方に延びる。このとき、ブロッキングフィンガ31は、解放レバー5から見て下方へ延びる。結果として、ブロッキングレバー7、特にブロッキング輪郭部32は、回転ロック装置によって確実にブロックされ得る。
図6に示される位置では、ブロッキングレバー7のブロッキングフィンガ30が解放レバー5のブロッキングフィンガ31に押し付くため、解放レバー5のブロッキングフィンガ31は、ブロッキングレバー7がそのブロッキング位置から離脱されるのを防止する。したがって、2つのブロッキングフィンガ30,31は回転ロック装置を形成する。そのようなブロッキングは、解放レバー5が他の位置にある場合、特に、解放レバー5が図6に示される位置を発端として時計回り方向に更に回動され、それにより、ブロッキングレバーをそのブロッキング位置から移動させることができるようにする場合には起こらない。
ブロッキングレバー7がカバー34を更に含むことが好ましい。カバー34は、特にプラスチックから形成されるとともに、特に金属から形成されるブロッキングレバー7に対して形状嵌合されあるいは押し付けロックされ得る。カバー34は、例えば、スナップ接続によってブロッキングレバー7の本体に固定され得る。好ましくは、カバー34は、ブロッキングレバー7のブロッキングフィンガ30も備える。しかしながら、ブロッキングレバー7と一体を成すブロッキングフィンガ30を設けることも可能である。
図6は、ブロック状態における回転ロック装置の斜視図を示す。ロック機構の正常な開放のため、解放レバー5は、ブロッキングレバー7をブロック位置から移動させるべくブロッキングレバー7に設けられるタペット11と係合できる突起10を含むことが好ましい。
図6はブロック位置を示す。ブロッキングレバー7上のブロッキングフィンガ30が解放レバー5上の他のブロッキングフィンガ31と係合されるため、動作がブロックされる。回転ロック装置の係合は、ブロッキングレバー7の任意の更なる動きを防止し、その場合、その動きは、例えば、衝撃またはモーメントによって引き起こされる。図6の場合、ブロッキングフィンガ30,31は、ブロッキングレバー7または解放レバー5のそれぞれの平面から突出するピンまたはスタッドである。したがって、ブロッキングフィンガ30,31は、ブロッキングレバー7または解放レバー5の回転軸とほぼ平行に延びる。
ブロッキングレバー7が衝撃またはモーメントによって開放方向に移動される場合には、回転ロック装置のブロッキングフィンガ30,31が互いに係合し、それにより、ロック機構の解放を防止する。特に、回転ロック装置30は、ブロッキングレバー7の特定の回動後に回転ロック装置のブロッキングフィンガ30,31が互いに接触するように形成される。このとき、回転ロック装置30は、ブロッキングレバー7の所定のアイドルストロークの終わりでそれが有効になるようにかつこのようにしてロック機構の開閉鎖中にラッチの正常な機能が損なわれないように設定され得る。
提案された回転ロック装置の特定の利点は、衝突時の加速などの衝撃またはモーメントによって引き起こされるロック機構および特にブロッキングレバー7における任意の動きが防止されるという事実である。したがって、ロック機構の自動的な望ましくない開放を確実に回避できる。
ロック機構の正常な開放のために、回転ロック装置は、解放レバー5のそれぞれの回動の場合に回転ロック装置30がもはや有効でないように形成されることが好ましい。このとき、それに応じて、解放レバー5のブロッキングフィンガ31は、それがもはやブロッキングレバー7のブロッキングフィンガ30と係合できないように回動されてブロッキング領域から外れる。したがって、ロック機構を正しく開放することができる。しかしながら、基本的には、1つ以上のブロッキングフィンガ30,31を同様に回転ロック装置のように係合され得るそれぞれに形成されるリミットストッパに置き換えることもできる。
また、回転ロック装置30は、ブロッキングレバー7が爪4を保持するためにブロッキング位置に係合し得るようにも形成される。ブロッキング輪郭部32は、爪4のためのストッパとしての機能を果たすことができるとともに、爪4のロック、したがってキャッチ2のロックを引き起こすことができる。したがって、特にブロッキングフィンガ30,31の配置を伴う回転ロック装置30は、回転ロック装置のブロッキング係合を何ら伴うことなくロック機構をロックするためにブロッキングレバー7をブロッキング位置へ回動させることができるように形成される。
回転ロック装置は、セーフティキャッチ装置が特に慣性レバー15を用いてブロッキング位置25,26,27により解放レバー5をブロックする領域でのみ有効であることが好ましい。このため、回転ロック装置は、解放レバー5上に配置されるブロックフィンガ30またはリミットストッパを含むことが好ましい。これは、過度の加速の場合のロック機構の開放を特に衝突時により良く防止できるように回転ロック装置の機能が前述したセーフティキャッチ装置に結合されるようにする。このセーフティキャッチ装置は、先の説明を全て参照できるように図1〜図4に関連して前述したセーフティキャッチ装置に対応することが好ましい。
また、図6は、特に好適には回転ロック装置によりブロックされる位置でブロックレバー7の十分に大きいブロッキング輪郭部32が爪4に当接するように回転ロック装置が形成されることも示す。爪4と係合できるブロッキング輪郭部32の部分は、輪郭部32の少なくとも1/4、好ましくは1/2に相当することが好ましい。これは、ロック機構が全体として特に衝突時にモーメントまたは衝撃からより良く保護されるように係合要素の適切な重なり合いを確保する。
回転ロック装置には、ラッチの一部として前述したブロッキング装置が都合良く設けられ得る。
したがって、セーフティキャッチ装置に関連する先の説明の全ては、自動車で用いる提案された回転ロック装置およびそのようなラッチ構造については当てはまる。
衝突時に直面される問題を考えると、セーフティキャッチ装置および回転ロック装置を伴うラッチが特に重要であることは明らかである。衝撃またはモーメントによって引き起こされるロック機構の任意の開放は、衝突の場合の加速などの過度の加速下であっても、ラッチの一部であるがコンパクトな構造も与えるセーフティキャッチ装置および回転ロック装置によって確実に防止され得る。

Claims (12)

  1. ロック機構を伴う特に自動車のドアまたはフラップのためのラッチであって、前記ロック機構が、キャッチ(2)と、前記キャッチ(2)を戻止位置でロックするための爪(4)と、前記爪(4)をその戻止位置でブロックするための好ましくはブロッキングレバー(7)と、特に前記ブロッキングレバー(7)をそのブロッキング位置から移動させることによって前記ロック機構を開放するための解放レバー(5)とを備える、ラッチにおいて、
    衝撃またはモーメントによって生じる前記ロック機構の開放を防止できる回転ロック装置が設けられていることを特徴とするラッチ。
  2. 前記回転ロック装置が、特に前記ブロッキングレバー(7)および/または前記解放レバー(5)に割り当てられるおよび/またはこれらのレバーに取り付けられる1または複数のブロッキングフィンガ(30,31)および/またはリミットストッパを含むことを特徴とする、請求項1に記載のラッチ。
  3. 前記回転ロック装置が、衝撃またはモーメントにより引き起こされる前記ブロッキングレバー(7)の動きの際に開放動作のみが前記ロック機構によってブロックされるように形成されていることを特徴とする、請求項2に記載のラッチ。
  4. 前記回転ロック装置が、特に前記解放レバー(5)のそれぞれの回動に関連して、前記ロック機構の正常な開放および/または閉鎖プロセス中に動作をブロックできないことを特徴とする、請求項1〜3のいずれか一項に記載のラッチ。
  5. 前記回転ロック装置は、好ましくは前記ブロッキングレバーの開放方向での特定の回転後に前記ブロッキングフィンガ(30,31)および/またはリミットストッパが係合され得るように、前記ブロッキングレバー(7)の回動動作をブロックするべく形成されていることを特徴とする、請求項2〜4のいずれか一項に記載のラッチ。
  6. 前記ブロッキングフィンガ(30,31)および/またはリミットストッパが前記ブロッキングレバー(7)および/または前記解放レバー(5)に直接的にまたは間接的に固定され、および/または、前記リミットストッパが前記ブロッキングレバー(7)および/または前記解放レバー(5)と一体を成すことを特徴とする、請求項1〜5のいずれか一項に記載のラッチ。
  7. 前記ブロッキングレバー(7)に設けられる前記ブロッキングフィンガ(30)および/またはリミットストッパが、特に前記ブロッキングレバーの関連するアーム(33)上にブロッキング輪郭部(32)に隣接して配置されていることを特徴とする、請求項1〜6のいずれか一項に記載のラッチ。
  8. 前記ラッチのセーフティキャッチ装置が設けられ、前記セーフティキャッチ装置が、特に複数のブロッキング位置(25,26,27)を有するとともに、過度の加速中、特に前記解放レバー(5)の過度の加速中におよび/またはドアまたはフラップの関連する取っ手の過度の加速の場合に、前記セーフティキャッチ装置が前記ロック機構(5)の開放を防止できるように設けられていることを特徴とする、請求項1〜7のいずれか一項に記載のラッチ。
  9. 前記セーフティキャッチ装置が慣性レバー(15)およびブロッキングレバー(21)を備え、前記慣性レバー(15)および前記ブロッキングレバー(21)が、前記爪(4)をその戻止位置から移動させるおよび/または前記ブロッキングレバー(7)をそのブロッキング位置から移動させるために過度に加速されない前記解放レバー(5)および/または過度に加速されない前記取っ手が前記慣性レバー(15)を前記ブロッキングレバー(21)と共に移動させることができるように互いに接続されていることを特徴とする、請求項8に記載のラッチ。
  10. 前記回転ロック装置は、過度に大きな加速または衝突時の加速の場合にブロッキング装置が前記ロック機構の開放を防止するときにのみ前記回転ロック装置が前記ブロッキングレバー(7)の動きをブロックするように形成されていることを特徴とする、請求項1〜9のいずれか一項に記載のラッチ。
  11. 前記回転ロック装置は、前記回転ロック装置によりブロックされる位置にある前記ブロッキングレバーが前記爪(4)の十分に大きい輪郭部(32)に当接するように、好ましくはブロッキング輪郭部の少なくとも1/4、好ましくは少なくとも1/2が前記爪と係合できるように形成されていることを特徴とする、請求項1〜10のいずれか一項に記載のラッチ。
  12. 前記ブロッキングフィンガ(30,31)および/またはリミットストッパが、ピン、ボルト、スタッド、または、同様のものとして前記ブロッキングレバー(7)および/または前記解放レバー(5)に形成され、前記ブロッキングフィンガおよび/またはリミットストッパが、好ましくは、前記ブロッキングレバーおよび/または前記解放レバーの回転軸(19,6)と略平行に延びることを特徴とする、請求項1〜11のいずれか一項に記載のラッチ。
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