JP2016509993A - グーゲロチンおよび生物農薬を含む組成物 - Google Patents

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Abstract

本発明は、a)下記式の単離グーゲロチン、b)特定の微生物から選択される少なくとも一つの生物農薬および/または個々の菌株の全ての識別特性を有するその突然変異体、および/または昆虫、ダニ、線虫および/または植物病原体に対して活性を示す個々の菌株によって産生される少なくとも一つの代謝物を相乗的に有効な量で含む組成物に関する。さらに本発明は、この組成物の使用ならびに植物および植物部分の全体的損傷を低下させる方法に関する。【選択図】なし

Description

本発明は、相乗的に有効な量でグーゲロチンおよび特定の微生物および/または個々の菌株の全ての識別特性を有するその突然変異体、および/または昆虫、ダニ、線虫および/または植物病原体に対して活性を示す個々の菌株によって産生される少なくとも一つの代謝物から選択される少なくとも一つの生物農薬を含む組成物に関する。さらに、本発明は、この組成物の使用ならびに植物および植物部分の全体的損傷を低減する方法に関する。
合成殺虫剤または殺菌剤は多くの場合で非特異的であることから、他の天然の有益な生物を含む標的生物以外の生物に作用し得る。化学的性質のため、それらは毒性かつ非生物分解性でもあり得る。特に食品における化学物質の残留物に関連する環境問題および健康問題の可能性について、世界中の消費者の意識が高まっている。そのため、化学的(すなわち合成)農薬の使用または少なくともその量の低減への消費者の圧力が大きくなっている。従って、有効な病害生物防除をなおも可能としながら、食物連鎖要件を管理する必要がある。
合成殺虫剤または殺菌剤の使用から生じるさらなる問題は、殺虫剤または殺菌剤の繰り返しおよび排他的施用によって抵抗性の有害動物もしくは微生物の選択を生じる場合が多いという点である。通常、そのような株は同じ作用機序を有する他の有効成分に対して交差抵抗性でもある。そうなると前記活性化合物による病原体の効果的防除はもはやできない。しかしながら、新たな作用機序を有する有効成分は、開発が困難かつ費用がかかる。
病原体群における抵抗性発達のリスクならびに環境上およびヒトの健康上の懸念により、植物病害生物および病害を管理する上での合成殺虫剤および殺菌剤に代わるものを確認することに関心が高まってきた。
天然殺虫剤が上記の問題を解決するための一つのアプローチである。しかしながら、それらはなおも、完全に満足できるものではない。
生物農薬(BCA)の使用が別の選択肢である。場合により、BCAの有効性は、特には高い感染圧の場合には、従来の殺虫剤および殺菌剤の場合と同じレベルではない。結果的に、状況により、生物農薬、それらの突然変異体およびそれらによって産生される代謝物は、特に低施用量において、完全に満足なものとは限らない。
従って、一部の領域で少なくとも上記の要件を満足する上で役立つ新たな代替の植物保護剤を開発することが常に必要とされている。
WO00/58442A1に記載のように、バチルス・プミルス(Bacillus pumilus)QST2808(NRRL寄託番号B−30087)は、イン・ビボで広範囲の真菌植物疾患を阻害することができる。
バチルス・チューリンゲンシス(Bacillus thuringiensis)BD#32(NRRL寄託番号B−21530)は、殺虫活性を示す(US5,645,831A)。それは、コーンルートワーム(corn rootworm)を殺す上で100%有効な非外毒素性の溶媒抽出可能な非タンパク質性代謝物を産生する。この細菌株によって産生される生物農薬は、コーンルートワームに対して活性であるが、ハエに対して不活性である。
これを考慮すると、特に、昆虫、ダニ、線虫および/または植物病原体に対する活性を示す組成物を提供することが本発明の目的であった。さらに、生物農薬もしくは殺虫剤の施用量を減らし、それらの活性スペクトルを広げること、そしてそれによって、好ましくは施用される活性化合物の総量を低下させて、昆虫、ダニ、線虫および/または植物病原体に対する改善された活性を有する組成物を提供することが、本発明のさらに別の特定の目的であった。特に、作物に施用した場合に、作物における残留量が低下し、それによって抵抗性形成のリスクが低下するが、効率的な病害生物および/または病害の防除を提供する組成物を提供することが、本発明の別の目的であった。
その結果、これらの目的は少なくとも部分的に、下記で定義の本発明による組成物によって解決されることが見出された。本発明による組成物は好ましくは上記のニーズを満足するものである。驚くべきことに、植物、植物部分、収穫された果実、野菜および/または植物の成長箇所に同時または順次で本発明による組成物を施用することで好ましくは、他方で個々の菌株、その突然変異体および/または株によって産生される少なくとも一つの代謝物単独の場合に可能なものより良好な昆虫、ダニ、線虫および/または植物病原体の防除が可能となることが発見された(相乗的混合物)。単離グーゲロチンおよび少なくとも一つの生物農薬(例えば、微生物または株)を施用することで、昆虫、ダニ、線虫および/または植物病原体に対する活性は好ましくは、超加法的に高まる。好ましくは、本発明による組成物の施用は、超加法的に植物病原体に対する活性上昇を誘発する。
結果的に、本発明による組成物は好ましくは、使用される単離グーゲロチンおよび生物農薬の両方の総量を低下させることができる。さらに、病害動物の抵抗性形成のリスクが低下する。
本発明は、単離グーゲロチンおよび少なくとも一つの生物農薬および/または生物農薬の個々の菌株の全ての識別特性を有するその突然変異体、および/または昆虫、ダニ、線虫および/または植物病原体に対して活性を示す個々の菌株によって産生される少なくとも一つの代謝物を相乗的に有効な量で含む組成物に関するものである。
さらに本発明は、(a)単離グーゲロチンならびに(b)少なくとも一つの生物農薬および/または個々の菌株の全ての識別特性を有するその突然変異体、および/または昆虫、ダニ、線虫および/または植物病原体に対して活性を示す個々の菌株によって産生される少なくとも一つの代謝物を含むパーツのキットに関する。本発明はさらに、殺虫剤および/または殺ダニ剤および/または殺線虫剤および/または殺菌剤としての前記組成物の使用に関するものでもある。さらに本発明は、昆虫、ダニ、線虫および/または植物病原体によって生じる植物および植物部分の全体的損傷ならびに収穫された果実もしくは野菜における損失を低減するための、前記組成物の使用に関するものである。
さらに本発明は、昆虫、ダニ、線虫および/または植物病原体によって生じる植物および植物部分の全体的損傷ならびに収穫された果実もしくは野菜における損失を低減する方法を提供する。
本発明において、「単離グーゲロチン」は、化合物1−(4−アミノ−2−オキソ−1(2H)−ピリミジニル)−1,4−ジデオキシ−4−[[N−(N−メチルグリシル)−D−セリル]アミノ]−b−D−グルコピラヌロンアミドを指し、慣用名グーゲロチンによっても知られている。グーゲロチンの化学構造は、下記のように描かれる。
Figure 2016509993
グーゲロチンは最初に、ストレプトミセス・グーゲロチイ(Streptomyces gougerotii)、No.21544の発酵ブロスの培養濾液からの水溶性の塩基性抗生物質として単離されたが(Toshiko Kanzaki et al., Journal of Antibiotics, Ser. A, Vol. 15, No.2, Jun. 1961、米国特許第3,849,398号も参照)、後に全合成によっても得られている(Fox & Watanabe, Pure Appl. Chem. 1971, Vol. 28, p.475;Lichtenthaler, et al., Tetrahedron Lett. 1975, p.3527)。より最近では、Migawa et al, ORGANIC LETTERS 2005 Vol. 7, No. 16, p.3429−3432に、固相および液相法を用いる効率的なグーゲロチン合成が記載されている。グーゲロチンは、殺寄生虫活性(例えば、蟯虫の排卵に対する阻害効果、米国特許第3,849,398号参照)および殺ダニ(ダニ殺虫)効果(日本特許出願JP53109998(A)参照)で知られている。本発明で使用されるグーゲロチンは、いずれの公知の入手源からのものであっても良く、例えば発酵とそれに続く培養液からの単離によって製造することができるか、上記の化学合成によって作ることができる。
上記によれば、本明細書で使用される「単離グーゲロチン」は、発酵の場合には発酵ブロスから単離された、または化学合成の場合にはその化学合成の最終結果として得られた精製された化学分子を指し、本質的に純粋な形態で入手可能である。「本質的に純粋な」とは、不純物および副生成物を含まないようにされた主要生成物中のグーゲロチンを意味する。従って、本発明の組成物で使用されるグーゲロチンは、少なくとも純度80%、少なくとも純度90%、少なくとも純度95%、少なくとも純度98%、またはさらに高純度であることができる。
概して、「農薬性」とは物質が植物病害生物の死亡率を高める能力または成長速度を阻害する能力を意味する。その用語は本明細書において、ある物質が昆虫、ダニ、線虫および/または植物病原体に対する活性を示す特性を説明するのに用いられる。本発明の意味において、「病害生物」という用語は、昆虫、ダニ、線虫および/または植物病原体を含む。
本明細書で使用される場合、「生物防除」は、第2の生物を使用することによる病原体および/または昆虫および/またはコナダニおよび/または線虫の防除として定義される。生物防除の既知の機序には、根の表面上の空間または養分について真菌を殺すことによって根が腐るのを抑制する細菌などがある。抗生物質などの細菌毒素が病原体防除に使用されてきた。その毒素を単離し、植物に直接施用することができるか、その細菌種を投与することで、それがその毒をイン・サイツで産生するようにすることができる。生物防除を行う他の手段には、標的の植物病原体、昆虫、ダニまたは線虫に対して活性である成分を産生する、または標的の有害生物/病原体を攻撃するある種の真菌の施用などがある。本発明に関連して使用される「生物防除」は、植物の健康、成長、活力、ストレス応答または収量に対する有益な効果を有する微生物も包含し得る。施用経路には、噴霧施用、土壌施用および種子処理などがある。
「代謝物」という用語は、農薬活性、殺菌活性もしくは殺線虫活性を有する化合物、物質または前記微生物の発酵の副生成物を指す。例えば株NRRL B−50550およびその突然変異体(ストレプトミセス・ミクロフラブス(Streptomyces microflavus)株Mなど)によって産生される一つのそのような代謝物は、本発明の組成物で使用される単離することができるグーゲロチンである。当該代謝物は、前記代謝物、例えばグーゲロチンを少なくとも約1g/L、少なくとも約2g/L、少なくとも約3g/L、少なくとも約4g/L、少なくとも約5g/L少なくとも約6g/L、少なくとも約7g/Lまたは少なくとも約8g/Lの濃度で含む発酵ブロスなどの発酵ブロスに含まれ、それから単離することもできる。他の実施形態において、発酵ブロスは、約2g/Lから約15g/Lの濃度範囲で、例えば約3g/L、約4g/L、約5g/L、約6g/L、約7g/L、約8g/L、約9g/L、約10g/L、約11g/L、約12g/L、約13g/Lおよび約14g/Lの濃度でグーゲロチンを含む。
「突然変異体」という用語は、親菌株の変異体ならびに親菌株によって発現される活性よりその代謝物の農薬活性が高い突然変異体または変異体を指す。「親菌株」は本明細書において、突然変異前の原菌株または寄託された株と定義される。そのような突然変異体を得るため、親菌株を、N−メチル−N′−ニトロ−N−ニトロソグアニジン、エチルメタンスルホンなどの化学物質で、またはγ線、X線もしくはUV照射を用いる照射を行い、または当業者に公知の他の手段によって処理することができる。1実施形態において、ストレプトミセス・ミクロフラブス(Streptomyces microflavus)株NRRL B−50550の植物食性−殺ダニ性突然変異株を用いる。「突然変異体」という用語は、ストレプトミセス・ミクロフラブス(Streptomyces microflavus)株NRRL B−50550由来の遺伝的変異体を指す。1実施形態において、その変異体はストレプトミセス・ミクロフラブス(Streptomyces microflavus)株NRRL B−50550の1以上または全ての識別(機能的)特徴を有する。ある特定の場合、当該突然変異体またはその発酵産物は、(識別性の機能的特徴として)少なくともダニを防除し、さらには親ストレプトミセス・ミクロフラブス(Streptomyces microflavus)NRRL B−50550株のグーゲロチン含有発酵産物もそうである。さらに、当該突然変異体またはその発酵産物は、次の特徴:殺ダニ活性に関係する葉身透過活性、殺ダニ活性に関係する残留活性、殺卵活性、殺虫剤活性(特に、ジアブロチカ(diabrotica)に対する活性)または真菌植物病原体に対する活性(特に、ウドンコ病およびさび病に対する活性)のうちの1、2、3、4または5全てを有することができる。そのような突然変異体は、ストレプトミセス・ミクロフラブス(Streptomyces microflavus)株NRRL B−50550に対して約85%超、約90%超、約95%超、約98%超または約99%超の配列同一性を有するゲノム配列を有する遺伝的変異体であることができる。突然変異体は、ストレプトミセス・ミクロフラブス(Streptomyces microflavus)株NRRL B−50550細胞を化学薬剤もしくは放射線照射によって処理することで、またはNRRL B−50550細胞の群(ファージ抵抗性もしくは抗生物質抵抗性突然変異体など)から自然突然変異体を選択することで、または当業者に公知の他の手段によって得ることができる。
ストレプトミセス・ミクロフラブス(Streptomyces microflavus)の突然変異誘発に好適な化学物質には、少し挙げると、ヒドロキシルアミン塩酸塩、メタンスルホン酸メチル(MMS)、メタンスルホン酸エチル(EMS)、4−ニトロキノリン1−オキサイド(NQO)、マイトマイシンCまたはN−メチル−N′−ニトロ−N−ニトロソグアニジン(NTG)などがある(例えばStonesifer & Baltz、Proc. Natl. Acad. Sci. USA Vol. 82, pp. 1180−1183, February 1985参照)。例えばNTGによる、個々のストレプトミセス株の胞子溶液を用いるストレプトミセス株の突然変異誘発は、当業者には公知である(例えばDelic et al, Mutation Research/Fundamental and Molecular Mechanisms of Mutagenesis, Volume 9, Issue 2, February 1970. pp.167−182またはChen et al., J Antibiot (Tokyo), 2001 Nov; 54(11)、pp.967−972参照)。より詳細には、ストレプトミセス・ミクロフラブス(Streptomyces microflavus)について、Kieser, T., et al., 2000, supra. Practical Streptomyces Genetics, Ch. 5 John Innes Centre, Norwich Research Park, England (2000)、pp.99−107に記載のプロトコールを用いてNTGによって突然変異を起こすことができる。紫外線(UV)によるストレプトミセス・ミクロフラブス(Streptomyces microflavus)胞子の突然変異誘発は、標準的なプロトコールを用いて行うことができる。例えば、ストレプトミセス株の胞子懸濁液(調製したばかりのもの、または20%グリセリン中で冷凍したもの)を、波長254nmでUV光を吸収しない媒体(例えば、水または20%グリセリンが好適である。)中に懸濁させることができる。次に、胞子懸濁液をガラス製シャーレに入れ、30℃で適切な時間にわたり一定の撹拌をしながら254nmでほとんどのエネルギーを放出する低圧水銀灯で照射を行った(最も適切な照射時間は、最初に用量−生存曲線をプロットすることで求めることができる。)。次に、斜面培地もしくは非選択的培地のプレートに、高密度の照射胞子懸濁液を接種することができ、そうして得られた突然変異体株について、下記で説明するように特性を評価することができる(Kieser、T., et al., 2000, supra参照)。
本発明で使用される突然変異体株は、ストレプトミセス・ミクロフラブス(Streptomyces microflavus)株NRRL B−50550の1以上または全ての識別特性、特にはストレプトミセス・ミクロフラブス(Streptomyces microflavus)株Mなどのストレプトミセス・ミクロフラブス(Streptomyces microflavus)NRRL B−50550の活性に匹敵にする、またはそれより良好な発酵産物の殺ダニ活性を有する突然変異体株であることができる。例えば、発酵産物の殺ダニ活性は、本明細書の実施例2で説明のようにナミハダニ(「TSSM」)に対して決定することができ、それは、ストレプトミセス・ミクロフラブス(Streptomyces microflavus)NRRL B−50550の突然変異体株の保存培養株を、1リットル振盪フラスコで、実施例2の培地1または培地2中20から30℃で3から5日間にわたり増殖させることができ、次に希釈した発酵産物を二つの植物のライマメ葉の表および裏に施用することができ、その処理後、同じ日にTSSM 50から100匹を付け、温室で5日間放置することができることを意味する。
「変異体」とは、この文で指定のNRRLもしくはATCC寄託番号の全ての識別特性を有する菌株であり、高厳密性の条件下でNRRLもしくはATCC寄託番号のゲノムにハイブリダイゼーションするゲノムを有するものとして識別することができる。
「ハイブリダイゼーション」とは、1以上のポリヌクレオチドが反応して、ヌクレオチド残基の塩基間における水素結合を介して安定化させる複合体を形成する反応を指す。水素結合は、ワトソン・クリック塩基対形成によって、フーグスティーン結合によって、または他のいずれか配列特異的形態で生じ得る。その複合体は、二本鎖構造を形成する2本の鎖、多重鎖複合体を形成する3本以上の鎖、単一の自己ハイブリダイゼーション鎖、またはこれらのいずれかの組み合わせを含むことができる。ハイブリッド形成反応は、異なる「厳密性」の条件下で行うことができる。概して、低厳密性ハイブリダイゼーション反応は、10×SSCまたは等価なイオン強度/温度の溶液中約40℃で行う。中等度厳密性ハイブリダイゼーションは代表的には、6×SSC中約50℃で行い,高厳密性ハイブリダイゼーション反応は通常、1×SSC中約60℃で行う。
指定のNRRLもしくはATCC寄託番号の変異体も、指定のNRRLもしくはATCC寄託番号のゲノムと85%強、より好ましくは90%強、またはより好ましくは95%強の配列同一性であるゲノム配列を有する菌株と定義することができる。ポリヌクレオチドもしくはポリヌクレオチド領域(またはポリペプチドもしくはポリペプチド領域)は、別の配列に対してある一定のパーセント(例えば、80%、85%、90%、95%、96%、97%、98%または99%)の「配列同一性」を有しており、それは、アラインメントさせた場合に、塩基(またはアミノ酸)のそのパーセントが二つの配列を比較して同一であることを意味するものである。このアラインメントおよび相同性もしくは配列同一性パーセントは、当業界で公知のソフトウェアプログラム、例えばCurrent Protocols in Molecular Biology (F. M. Ausubel et al., eds., 1987) Supplement 30, section 7. 7. 18、表7.7.1に記載のものを用いて求めることができる。
NRRLは、住所がNational Center for Agricultural Utilization Research, Agricultural Research Service, U.S. Department of Agriculture, 1815 North University Street, Peroira, Illinois 61604 USAである特許手続きのための微生物の寄託の国際承認に関するブダペスト条約下での微生物株寄託に関する国際寄託当局であるAgricultural Research Service Culture Collectionの略称である。
ATCCは、住所がATCC Patent Depository, 10801 University Blvd., Manassas, VA 10110 USAである特許手続きのための微生物寄託の国際的承認に関するブダペスト条約下での微生物株寄託に関する国際寄託当局であるAmerican Type Culture Collectionの略称である。
いくつかのストレプトミセス株が農業での使用について報告されている。可能な農業的使用に関して、ストレプトミセス株は主として1960年代後半および1970年代前半にかけての刊行物に記載されている。例えば、抗生物質B−98891を産生するATCC31120として寄託されたストレプトミセス・リモファシエンス(Streptomyces rimofaciens)株No.B−98891を記載している英国特許GB1507193号を参照する。1975年3月出願のGB1507193によれば、抗生物質B−98891は、ウドンコ病に対するストレプトミセス・リモファシエンス(Streptomyces rimofaciens)株No.B−98891の抗真菌活性を提供する有効成分である。1972年8月2日出願の米国特許第3,849,398号には、株ストレプトミセス・トヨカエンシス(Streptomyces toyocaensis)変種アスピクラミセチクス(aspiculamyceticus)がグーゲロチンとしても知られる抗生物質アスピクラマイシンを産生すると記載されている(Toru Ikeuchi et al., 25 J. ANTIBIOTICS 548(Sept.1972)参照)。米国特許第3,849,398号によれば、グーゲロチンは蟯虫などの動物寄生虫に対する殺寄生虫活性を有するが、グーゲロチンはグラム陽性、グラム陰性細菌および結核菌に対する弱い抗菌活性を示すと言われている。同様に、1978年公開の日本特許出願JP53109998(A)には、株ストレプトミセス・トヨカエンシス(Streptomyces toyocaensis)(LA−681)およびその殺ダニ剤として使用されるグーゲロチン産生能力が報告されている。しかしながら、留意すべき点として、そのようなストレプトミセス株に基づく殺ダニ製品は市販されていない。
上記で挙げたストレプトミセス株以外に、デューら(Du et al.)(Appl Microbiol Biotechnol 2013; 97(14))に記載のグーゲロチン産生のための改変遺伝子群を有するストレプトミセス・コエリコロール(Streptomyces coelicolor)株M1146およびニウら(Niu et al.)(Chem Ciol 2013;20(1))に記載のストレプトミセス・グラミネアルス(Streptomyces graminearus)などの他のストレプトミセス株も、本発明の範囲内で使用可能である。本発明の範囲内で使用可能な他のグーゲロチン産生性ストレプトミセス種は、ストレプトミセス・ミクロフラブス(S. microflavus)、ストレプトミセス・グリセウス(S. griseus)、ストレプトミセス・アヌラツス(S. anulatus)、ストレプトミセス・フィミカリウス(S. fimicarius)、ストレプトミセス・パルブス(S. parvus)、ストレプトミセス・ラベンヅラエ(S. lavendulae)、ストレプトミセス・アルボビリディス(S. alboviridis)、ストレプトミセス・プニセウス(S. puniceus)またはストレプトミセス・グラミネアルス(S. graminearus)である。
本発明の組成物は、合成的に製造されたグーゲロチンから得ることができる。あるいは、本発明の組成物は、例えば米国特許第3,849,398号;英国特許GB1507193号;Toshiko Kanzaki et al., Journal of Antibiotics, Ser. A, Vol. 15, No.2, Jun. 1961, pp.93−97;またはToru Ikeuchi et al., Journal of Antibiotics, (Sept. 1972), pp.548−550に記載の方法などの深部発酵、固体発酵または液面培養のような従来の大規模細菌発酵を用いるストレプトミセス・ミクロフラブス(Streptomyces microflavus)NRRL B−50550またはそれ由来の突然変異体などのストレプトミセス株の培養、そしてそれに続く発酵ブロスからのグーゲロチンの単離によって得ることができる。例えば、グーゲロチンは、カンザキら(Toshiko Kanzaki et al., supra)によって記載の方法に従って、または米国特許第3,849,398号に開示の方法に従って、珪藻土などのフィルター助剤をともに用いて発酵ブロスのpHを酸性から中性に調節し、菌糸体を除去し、濾液を陽イオン交換材に通すことで、グーゲロチンを陽イオン交換材上に吸着させ、次に吸着されたグーゲロチンを適切な酸、アルカリもしくは無機塩溶液で溶離することで、濾過された発酵ブロスから単離することができる。そうして得られたグーゲロチンは、やはりカンザキら(Toshiko Kanzaki et al., supra)または米国特許第3,849,398号によって記載の方法に従って、その後の段階によってテトラエンまたはトヨカマイシンなどの溶出液中に含まれる他の化学物質からさらに精製することができる。発酵は、発酵容器中で高レベルの生存バイオマス、特には胞子およびグーゲロチンなどの望ましい二次代謝物が得られるように設定される。高レベルの胞子形成、cfu(コロニー形成単位)およびグーゲロチンなどの二次代謝物を達成するために本発明で使用可能な株ストレプトミセス・ミクロフラブス(Streptomyces microflavus)株NRRL B−50550または株ストレプトミセス・ミクロフラブス(Streptomyces microflavus)株Mに好適な具体的な発酵方法については、実験の部で説明する。
発酵から得られる培養液中の細菌細胞、胞子および代謝物(「全ブロス」または「発酵ブロス」)を、グーゲロチンの単離に直接用いることができる。あるいは、グーゲロチンの単離のため、例えば遠心、濾過および蒸発などの従来の工業的方法によって、全ブロスを濃縮することができる。
本明細書で使用される「全ブロス」および「発酵ブロス」という用語は、あらゆる下流処理前の発酵から得られる培養液を指す(少なくとも約1g/Lの濃度でグーゲロチンを含む培養液の製造を含む)。全ブロスは、グーゲロチン産生性微生物(例えば、ストレプトミセス・ミクロフラブス(Streptomyces microflavus)NRRL B−50550またはその植物食性−殺ダニ性突然変異株)およびその構成部分、未使用の原料基質および発酵中に微生物によって産生される代謝物を包含する。本明細書で使用される場合の「ブロス濃縮物」という用語は、上記のような従来の工業的方法によって濃縮されているが、まだ液体のままである全ブロス(発酵ブロス)を指す。本明細書で使用される場合の「発酵固体」という用語は、乾燥した発酵ブロスを指す。本明細書で使用される場合の「発酵産物」という用語は、全ブロス、ブロス濃縮物および/またはさらには発酵固体を指す。本発明の組成物には、発酵産物が含まれる。一部の実施形態においては、濃縮発酵ブロスを、例えばダイアフィルトレーションプロセスを介して洗浄して、残留発酵ブロスおよび代謝物を除去する。
別の実施形態において、発酵ブロスまたはブロス濃縮物は、従来の乾燥方法または噴霧乾燥、凍結乾燥、トレイ乾燥、流動床乾燥、ドラム乾燥もしくは蒸発などの方法を用い、担体、不活性材料または添加剤とともに、またはそれらを加えずに乾燥させることができる。
本発明で使用可能なストレプトミセス・ミクロフラブス(Streptomyces microflavus)株の例が、2011年8月19日にブダペスト条約下に住所がNational Center for Agricultural Utilization Research, Agricultural Research Service, U.S. Department of Agriculture, 1815 North University Street, Peoria, IL 61604であるAgricultural Research Service Culture Collectionに寄託されており、寄託名NRRL B−50550を割り当てられている。
やはり本発明で使用可能であるストレプトミセス・ミクロフラブス(Streptomyces microflavus)株NRRL B−50550の突然変異体(本明細書においてストレプトミセス・ミクロフラブス(Streptomyces microflavus)株Mと称され、AQ6121.002としても知られる)のサンプルが、2013年10月9日に住所が1015 Arlington Street Winnipeg, Manitoba Canada R3E 3R2であるInternational Depositary Authority of Canadaに寄託されており、寄託番号091013−02の名称を割り当てられている。
生物農薬
生物農薬には、特には細菌、真菌もしくは酵母、原虫、ウィルス、昆虫病原性線虫、接種剤および植物および/または個々の菌株の全ての識別特性を有するそれらの突然変異体、および/または昆虫、ダニ、線虫および/または植物病原体に対する活性を示す個々の菌株によって産生される少なくとも一つの代謝物などがある。
本発明によれば、「細菌」という用語でまとめられる生物農薬には、胞子形成性、根部コロニー形成性細菌、または生物殺虫剤、生物殺線虫剤、殺ダニ剤もしくは生物殺菌剤として有用な細菌もしくはその代謝物または植物の健康および成長を向上させる土壌改良剤などがある。本発明に従って使用されるか用いられるそのようなサ細菌の例は、次のものである(番号付けは、下記の本発明の説明全体を通じて使用されている。)。
(1.1)アグロバクテリウム・ラジオバクター(Agrobacterium radiobacter)、(1.2)バチルス・アシドカルダリウス(Bacillus acidocaldarius)、(1.3)バチルス・アシドテレストリス(Bacillus acidoterrestris)、(1.4)バチルス・アグリ(Bacillus agri)(1.5)バチルス・アイザワイ(Bacillus aizawai)、(1.6)バチルス・アルボラクチス(Bacillus albolactis)、(1.7)バチルス・アルカロフィルス(Bacillus alcalophilus)、(1.8)バチルス・アルベイ(Bacillus alvei)、(1.9)バチルス・アミノグルコシジクス(Bacillus aminoglucosidicus)、(1.10)バチルス・アミノボランス(Bacillus aminovorans)、(1.11)バチルス・アミロリチクス(Bacillus amylolyticus)(パエニバチルス・アミロリチクス(Paenibacillus amylolyticus)としても知られる)(1.12)バチルス・アミロリクエファシエンス(Bacillus amyloliquefaciens)、特には株IN937a、または株FZB42(RhizoVital(登録商標)として知られている製品)、または株B3、(1.13)バチルス・アネウリノリチクス(Bacillus aneurinolyticus)、(1.14)バチルス・アトロファエウス(Bacillus atrophaeus)、(1.15)バチルス・アゾトホルマンス(Bacillus azotoformans)、(1.16)バチルス・バジウス(Bacillus badius)、(1.17)バチルス・セレウス(Bacillus cereus)(同義語:バチルス・エンドリスモス(Bacillus endorhythmos)、バチルス・メドゥーサ(Bacillus medusa))、特にはバチルス・セレウス(B. cereus)株CNCMI−1562の胞子(US6,406,690参照)、(1.18)バチルス・キチノスポルス(バチルス・キチノスポルス(Bacillus chitinosporus))、(1.19)バチルス・シルクランス(Bacillus circulans)、(1.20)バチルス・コアグランス(Bacillus coagulans)、(1.21)バチルス・エンドパラシチクス(Bacillus endoparasiticus)、(1.22)バチルス・ファスチジオスス(Bacillus fastidiosus)、(1.23)バチルス・フィルムス(Bacillus firmus)、特には株I−1582(Bionem、Votivo、Flocterとして知られている製品)、(1.24)バチルス・クルスタキ(Bacillus クルスタキ(kurstaki))、(1.25)バチルス・ラクチコラ(Bacillus lacticola)、(1.26)バチルス・ラクチモルブス(Bacillus lactimorbus)、(1.27)バチルス・ラクチス(Bacillus lactis)、(1.28)バチルス・ラテロスポルス(Bacillus laterosporus)(ブレビバチルス・カテロスポルス(Brevibacillus laterosporus)としても知られる)、(1.29)バチルス・ラウツス(Bacillus lautus)、(1.30)バチルス・レンチモルブス(Bacillus lentimorbus)、(1.31)バチルス・レンツス(Bacillus lentus)、(1.32)バチルス・リケニホルミス(Bacillus licheniformis)、(1.33)バチルス・マロカヌス(Bacillus maroccanus)、(1.34)バチルス・メガテリウム(Bacillus megaterium)(BioArcとして知られている製品)、(1.35)バチルス・メチエンス(Bacillus metiens)、(1.36)バチルス・ミコイデス(バチルス・ミコイデス(Bacillus mycoides))単離株J、(1.37)バチルス・ナット(Bacillus natto)、(1.38)バチルス・ネマトシダ(Bacillus nematocida)、(1.39)バチルス・ニグリフィカンス(Bacillus nigrificans)、(1.40)バチルス・ニグルム(Bacillus nigrum)、(1.41)バチルス・パントテンチクス(Bacillus pantothenticus)、(1.42)バチルス・ポピラエ(Bacillus popillae)(Cronoxとして知られている製品)、(1.43)バチルス・プシクロサッカロリチクス(Bacillus psychrosaccharolyticus)、(1.44)バチルス・プミルス(Bacillus pumilus)、特には株GB34(Yield Shield(登録商標)として知られている製品)および株QST2808(Sonata QST 2808(登録商標)として知られている製品)、(1.45)バチルス・シアメンシス(Bacillus siamensis)、(1.46)バチルス・スミチイ(Bacillus smithii)、(1.47)バチルス・スファエリクス(Bacillus sphaericus)(VectoLexs(登録商標)として知られている製品)、(1.48)バチルス・サブチリス(バチルス・サブティリス(Bacillus subtilis))、特には株GB03(Kodiak(登録商標)として知られている製品)、株QST713(Serenade QST713(登録商標)として知られている製品)、株AQ30002(aka QST30002;NRRL寄託番号B−50421、WO2012/087980(参照によって本明細書に組み込まれる)から公知)、株AQ30004(aka QST30004;NRRL寄託番号B−50455、WO2012/087980(参照によって本明細書に組み込まれる)から公知)、株AQ743(NRRL寄託番号B−21665)、株AQ153(WO98/21964に記載のATCC寄託番号55614)またはバチルス・スブチリス var. アミロリクエファシエンス(バチルス・サブティリス(Bacillus subtilis) var. amyloliquefaciens)株FZB24(Taegro(登録商標)として知られている製品)、(1.49)バチルス・ツリンギエンシス(Bacillus thuringiensis)、特にはバチルス・ツリンギエンシス var. イスラエレンシス(B. thuringiensis var. israelensis)(VectoBac(登録商標)として知られている製品)またはバチルス・ツリンギエンシス subsp. アイザワイ(B. thuringiensis subsp. aizawai)株ABTS−1857(XenTari(登録商標)として知られている製品)、またはバチルス・ツリンギエンシス subsp. クルスタキ(B. thuringiensis subsp. クルスタキ(kurstaki))株HD−1(Dipel(登録商標)ESとして知られている製品)またはバチルス・ツリンギエンシス subsp. テネブリオニス(B. thuringiensis subsp. tenebrionis)株NB 176(Novodor(登録商標)FCとして知られている製品)、またはバチルス・ツリンギエンシス var. アエギプチイ(B. th. var. aegyptii)(Agerinとして知られている製品)、またはバチルス・ツリンギエンシス var. コルメリ(B. th. var. colmeri)(TianBaoBTcとして知られている製品)、またはバチルス・ツリンギエンシス var. ダルムスタジエンシス(B. th. var. darmstadiensis)(Baciturin、Kolepterinとして知られている製品)、またはバチルス・ツリンギエンシス var. デンドロリムス(B. th. var. dendrolimus)(Dendrobacillinとして知られている製品)、またはバチルス・ツリンギエンシス var. ガレリアエ(B. th. var. galleriae)(Enterobactinとして知られている製品)、またはバチルス・ツリンギエンシス var. ジャポネンシス(B. th. var. japonensis)(Buihunterとして知られている製品)、またはバチルス・ツリンギエンシス subsp. モリソニ(B. th. subsp. Morrisoni)、またはバチルス・ツリンギエンシス var. サンジエゴ(B. th. var. san diego)、またはバチルス・ツリンギエンシス subsp. ツリンギエンシス(B. th. subsp. thuringiensis)株MPPL002、またはバチルス・ツリンギエンシス var. ツリンギエンシス(B. th. var. thuringiensis)(Bikolとして知られている製品)、またはバチルス・ツリンギエンシス var. 7216(B. th. var 7216)(Amactic、Pethianとして知られている製品)、バチルス・ツリンギエンシス(B. th.)株BD#32(NRRL寄託番号B−21530)、バチルス・ツリンギエンシス(B. th.)株AQ52(NRRL寄託番号B−21619)またはバチルス・ツリンギエンシス var. T36(B. th. var T36)(Cahatとして知られている製品)、(1.50)バチルス・ウニフラゲラツス(Bacillus uniflagellatus)、(1.51)ブラディリゾビウム・ジャポニクム(Bradyrhizobium japonicum)(共生生物、SoySelectとして知られている製品)、(1.52)ブレビバチルス・ブレビス(Brevibacillus brevis)(以前のバチルス・ブレビス(Bacillus brevis))、特に株SS86−3、SS86−4、SS86−5、2904、(1.53)ブレビバチルス・ラテロスポルム(Brevibacillus laterosporus)(以前のバチルス・ラテロスポルム(Bacillus laterosporus))、特には株64、1111、1645、1647、(1.54)クロモバクテリウム・サブツガエ(Chromobacterium subtsugae)、特には株PRAA4−1T(Gandevoとして知られている製品)、(1.55)デルフチア・アシドボランス(Delftia acidovorans)、特に、株RAY209(BioBoost(登録商標)として知られている製品)、(1.56)ラクトバチルス・アシドフィルス(Lactobacillus acidophilus)(Fruitsanとして知られている製品)、 (1.57)リソバクテル・アンチビオチクス(Lysobacter antibioticus)、特に、株13−1(Biological Control 2008, 45, 288−296参照)、(1.58)リソバクテル・エンジモゲネス(Lysobacter enzymogenes)、特には株C3(J Nematol. 2006 June; 38 (2): 233−239参照)、(1.59)パエニバチルス・アルベイ(Paenibacillus alvei)、特には株III3DT−1A、III2E、46C3、2771(Bacillus genetic stock center, Nov 2001)、(1.60)パエニバチルス・ポリミキサ(Paenibacillus polymyxa)、(1.61)パ
エニバチルス・ポピリアエ(Paenibacillus popilliae)(以前のバチルス・ポピリアエ(Bacillus popilliae))、(1.62)パントエア・アグロメランス(Pantoea agglomerans)、(1.63)パステウリア・ペネトランス(Pasteuria penetrans)(以前はバチルス・ペネトランス(Bacillus penetrans)、Pasteuria水和剤として知られている製品、(1.64)パステウリア・ウスガエ(Pasteuria usgae)(Econem(商標名)として知られている製品)、(1.65)ペクトバクテリウム・カロトボルム(Pectobacterium carotovorum)(以前はエルウィニア・カロトボルム(Erwinia carotovora))、BioKeeperとして知られている製品、(1.66)シュードモナス・アエルギノサ(Pseudomonas aeruginosa)(Guiticidとして知られている製品)、(1.67)シュードモナス・アウレオファシエンス(Pseudomonas aureofaciens)(Agate−25Kとして知られている製品)、(1.68)シュードモナス・セパシア(Pseudomonas cepacia)(以前はブルコルデリア・セパシア(Burkholderia cepacia)と称された)、特に株M54またはJ82、(1.69)シュードモナス・クロロラフィス(Pseudomonas chlororaphis)、特に株MA 342(Cedomonとして知られている製品)、(1.70)シュードモナス・フルオレセンス(Pseudomonas fluorescens)(Sudozoneとして知られている製品)、(1.71)シュードモナス・プロラジクス(Pseudomonas proradix)(Proradix(登録商標)として知られている製品)、(1.72)シュードモナス・プチダ(Pseudomonas putida)(Nematsidとして知られている製品)、(1.73)シュードモナス・レシノボランス(Pseudomonas resinovorans)(Solanacureとして知られている製品)、(1.74)シュードモナス・シリンガエ(Pseudomonas syringae)(Biosaveとして知られている製品)、(1.75)セラチア・エントモフィラ(Serratia entomophila)(invadeとして知られている製品)、(1.76)セラチア・マルセセンス(Serratia marcescens)、特に株SRM(MTCC8708)または株R35、(1.77)ストレプトミセス・カンジダス(Streptomyces candidus)(BioAid(商標名)として知られている製品)、(1.78)ストレプトミセス・コロビエンシス(Streptomyces colombiensis)(Mycosideとして知られている製品)、(1.79)ストレプトミセス・ガルブス(ストレプトミセス・ガルブス(Streptomyces galbus))、特に株K61(Mycostop(登録商標)として知られている製品、Crop Protection 2006, 25, 468−475参照)または株QST6047、(1.80)ストレプトミセス・ゴシキエンシス(Streptomyces goshikiensis)(Safegroとして知られている製品)、(1.81)ストレプトミセス・グリセオビリディス(Streptomyces griseoviridis)(Mycostop(登録商標)として知られている製品、Microbial db of Canada参照)、(1.82)ストレプトミセス・ラベンズラエ(Streptomyces lavendulae)(Phytolavin−300として知られている製品)、(1.83)ストレプトミセス・リディクス(Streptomyces lydicus)、特に株WYCD108(ActinovateSPとして知られている製品)または株WYEC108(Actino−ironとして知られている製品)、(1.84)ストレプトミセス・プラシヌス(Streptomyces prasinus)(″Prasinons A and B: potent 昆虫icides from Streptomyces prasinus″ Applied microbiology 1973 Nov参照)、(1.85)ストレプトミセス・リモスス(Streptomyces rimosus)(Rhitovitとして知られている製品)、(1.86)ストレプトミセス・サラセチクス(Streptomyces saraceticus)(Clandaとして知られている製品)、(1.87)ストレプトミセス・ベネズエラエ(Streptomyces venezuelae)、(1.88)キサントモナス・カンペストリス(Xanthomonas campestris)(除草活性)、(1.89)キセノラブヅス・ルミネセンス(Xenorhabdus luminescens)、(1.90)キセノラブヅス・ネマトフィラ(Xenorhabdus nematophila)、(1.91)ロドコッカス・グロベルルス(ロドコッカス・グロベルルス(Rhodococcus globerulus))AQ719(NRRL寄託番号B−21663)、(1.92)バチルス種(バチルス種(Bacillus sp.))AQ175(ATCC寄託番号55608)、(1.93)バチルス種(バチルス種(Bacillus sp.))AQ177(ATCC寄託番号55609)、(1.94)バチルス種(バチルス種(Bacillus sp.))AQ178(ATCC寄託番号53522)および(1.95)WO02/26041A2に記載のストレプトミセス種(ストレプトミセス種(Streptomyces sp.))株(NRRL寄託番号B−30145)。
好ましい細菌は、下記のものである。
(1.12)バチルス・アミロリクエファシエンス(Bacillus amyloliquefaciens)、特には株IN937a、または株FZB42(RhizoVital(登録商標)として知られている製品)、または株B3、
(1.14)バチルス・アトロファエウス(Bacillus atrophaeus)、
(1.17)バチルス・セレウス(Bacillus cereus)(同義語:バチルス・エンドリスモス(Bacillus endorhythmos)、バチルス・メドゥーサ(Bacillus medusa))、特にはバチルス・セレウス(B. cereus)株CNCMI−1562の胞子(US6,406,690参照)、(1.18)バチルス・キチノスポルス(バチルス・キチノスポルス(Bacillus chitinosporus))、(1.19)バチルス・シルクランス(Bacillus circulans)、(1.20)バチルス・コアグランス(Bacillus coagulans)、
(1.23)バチルス・フィルムス(Bacillus firmus)、特には株I−1582(Bionem、Votivo、Flocterとして知られている製品)、
(1.42)バチルス・ポピラエ(Bacillus popillae)(Cronoxとして知られている製品)、
(1.44)バチルス・プミルス(Bacillus pumilus)、特には株GB34(Yield Shield(登録商標)として知られている製品)および株QST2808(Sonata QST 2808(登録商標)として知られている製品)、(1.47)バチルス・スファエリクス(Bacillus sphaericus)(VectoLexs(登録商標)として知られている製品)、
(1.48)バチルス・サブチリス(バチルス・サブティリス(Bacillus subtilis))、特には株GB03(Kodiak(登録商標)として知られている製品)、株QST713(Serenade QST713(登録商標)として知られている製品)、株AQ30002(aka QST30002;NRRL寄託番号B−50421、WO2012/087980(参照によって本明細書に組み込まれる)から公知)、株AQ30004(aka QST30004;NRRL寄託番号B−50455、WO2012/087980(参照によって本明細書に組み込まれる)から公知)、またはバチルス・スブチリス var. アミロリクエファシエンス(バチルス・サブティリス(Bacillus subtilis) var. amyloliquefaciens)株FZB24(Taegro(登録商標)として知られている製品)、株AQ743(NRRL寄託番号B−21665)、株AQ153(WO98/21964に記載のATCC寄託番号55614)、株AQ30002(QST30002としても知られる)(NRRL寄託番号B−50421、株AQ30004(QST30004としても知られる、NRRL寄託番号B−50455)、
(1.49)バチルス・ツリンギエンシス(Bacillus thuringiensis)、特にはバチルス・ツリンギエンシス var. イスラエレンシス(B. thuringiensis var. israelensis)(VectoBac(登録商標)として知られている製品)またはバチルス・ツリンギエンシス subsp. アイザワイ(B. thuringiensis subsp. aizawai)株ABTS−1857(XenTari(登録商標)として知られている製品)、またはバチルス・ツリンギエンシス subsp. クルスタキ(B. thuringiensis subsp. クルスタキ(kurstaki))株HD−1(Dipel(登録商標)ESとして知られている製品)またはバチルス・ツリンギエンシス subsp. テネブリオニス(B. thuringiensis subsp. tenebrionis)株NB 176(Novodor(登録商標)FCとして知られている製品)、またはバチルス・ツリンギエンシス var. アエギプチイ(B. th. var. aegyptii)(Agerinとして知られている製品)、またはバチルス・ツリンギエンシス var. コルメリ(B. th. var. colmeri)(TianBaoBTcとして知られている製品)、またはバチルス・ツリンギエンシス var. ダルムスタジエンシス(B. th. var. darmstadiensis)(Baciturin、Kolepterinとして知られている製品)、またはバチルス・ツリンギエンシス var. デンドロリムス(B. th. var. dendrolimus)(Dendrobacillinとして知られている製品)、またはバチルス・ツリンギエンシス var. ガレリアエ(B. th. var. galleriae)(Enterobactinとして知られている製品)、またはバチルス・ツリンギエンシス var. ジャポネンシス(B. th. var. japonensis)(Buihunterとして知られている製品)、またはバチルス・ツリンギエンシス subsp. モリソニ(B. th. subsp. Morrisoni)、またはバチルス・ツリンギエンシス var. サンジエゴ(B. th. var. san diego)、またはバチルス・ツリンギエンシス subsp. ツリンギエンシス(B. th. subsp. thuringiensis)株MPPL002、またはバチルス・ツリンギエンシス var. ツリンギエンシス(B. th. var. thuringiensis)(Bikolとして知られている製品)、またはバチルス・ツリンギエンシス var. 7216(B. th. var 7216)(Amactic、Pethianとして知られている製品)、バチルス・ツリンギエンシス(B. th.)株BD#32(NRRL寄託番号B−21530)、バチルス・ツリンギエンシス(B. th.)株AQ52(NRRL寄託番号B−21619)またはバチルス・ツリンギエンシス var. T36(B. th. var T36)(Cahatとして知られている製品)、(1.50)バチルス・ウニフラゲラツス(Bacillus uniflagellatus)、(1.52)ブレビバチルス・ブレビス(Brevibacillus brevis)(以前のバチルス・ブレビス(Bacillus brevis))、特に株SS86−3、SS86−4、SS86−5、2904、(1.53)ブレビバチルス・ラテロスポルム(Brevibacillus laterosporus)(以前のバチルス・ラテロスポルム(Bacillus laterosporus))、特には株64、1111、1645、1647、(1.54)クロモバクテリウム・サブツガエ(Chromobacterium subtsugae)、特には株PRAA4−1T(Gandevoとして知られている製品)、(1.55)デルフチア・アシドボランス(Delftia acidovorans)、特に、株RAY209(BioBoost(登録商標)として知られている製品)、(1.56)ラクトバチルス・アシドフィルス(Lactobacillus acidophilus)(Fruitsanとして知られている製品)、(1.57)リソバクテル・アンチビオチクス(Lysobacter antibioticus)、特に、株13−1(Biological Control 2008, 45, 288−296参照)、ペクトバクテリウム・カロトボルム(Pectobacterium carotovorum)(以前はエルウィニア・カロトボルム(Erwinia carotovora)、BioKeeperとして知られている製品、ストレプトミセス・グリセオビリディス(Streptomyces griseoviridis)(Mycostop(登録商標)として知られている製品)。
1実施形態において、本発明の組成物は、少なくとも一つの上記の生物農薬ならびにバチルス・キチノスポルス(Bacillus chitinosporus)AQ746(NRRL寄託番号B−21618)、バチルス・ミコイデス(Bacillus mycoides)AQ726(NRRL寄託番号B−21664)、バチルス・プミルス(Bacillus pumilus)(NRRL寄託番号B−30087)、バチルス・プミルス(Bacillus pumilus)AQ717(NRRL寄託番号B−21662)、バチルス種(Bacillus sp.)AQ175(ATCC寄託番号55608)、バチルス種(Bacillus sp.)AQ177(ATCC寄託番号55609)、バチルス種(Bacillus sp.)AQ178(ATCC寄託番号53522)、バチルス・サブティリス(Bacillus subtilis)AQ743(NRRL寄託番号B−21665)、バチルス・サブティリス(Bacillus subtilis)AQ713(NRRL寄託番号B−21661)、バチルス・サブティリス(Bacillus subtilis)AQ153(ATCC寄託番号55614)、バチルス・チューリンゲンシス(Bacillus thuringiensis)BD#32(NRRL寄託番号B−21530)、バチルス・チューリンゲンシス(Bacillus thuringiensis)AQ52(NRRL寄託番号B−21619)、ムスコドル・アルブス(Muscodor albus)620(NRRL寄託番号30547)、ムスコドル・ロセウス(Muscodor roseus)A3−5(NRRL寄託番号30548)、ロドコッカス・グロベルルス(Rhodococcus globerulus)AQ719(NRRL寄託番号B−21663)、ストレプトミセス・ガルブス(Streptomyces galbus)(NRRL寄託番号30232)、ストレプトミセス種(Streptomyces sp.)(NRRL寄託番号B−30145)、バチルス・チューリンゲンシス(Bacillus thuringiensis)属種クルスタキ(kurstaki)BMP123、バチルス・サブティリス(Bacillus subtilis)AQ30002(NRRL寄託番号B−50421)およびバチルス・サブティリス(Bacillus subtilis)AQ30004(NRRL寄託番号B−50455)および/または個々の株の識別特徴全てを有するこれら株の突然変異体、および/または昆虫、ダニ、線虫および/または植物病原体に対して活性を示す個々の株によって産生される少なくとも一つの代謝物からなる群から選択される少なくとも一つのさらに別の生物農薬の組み合わせを含む。
前記のさらに別の生物農薬は、下記のように当業界では公知である。
バチルス・キチノスポルス(Bacillus chitinosporus)AQ746(NRRL寄託番号B−21618)は、WO98/21966A2から公知である。それは、線虫および昆虫に対して特異的に活性であり、その上清において非外毒素性非タンパク質性活性代謝物を産生する。それらの代謝物は線虫およびゴキブリに対して活性であるが、ハエ類、コーン・ルートワームまたはビートアワヨトウに対しては不活性である。
バチルス・ミコイデス(Bacillus mycoides)AQ726(NRRL寄託番号B−21664)およびその水溶性代謝物は、コーン・ルートワーム幼虫およびアブラムシなどの昆虫を殺すか発育阻害する(WO99/09820A1)。
WO00/58442A1に記載のように、バチルス・プミルス(Bacillus pumilus)QST2808(NRRL寄託番号B−30087)は、イン・ビボで広範囲の真菌植物疾患を阻害することができる。さらに、この株とバチルス・チューリンゲンシス(Bacillus thuringiensis)との組み合わせは、後者の殺虫活性を高める。この株の市販の製剤は、Bayer CropScienceLP(North Carolina, USA)から商標名SONATA(登録商標)およびBALLAD(登録商標)Plusで販売されている。
バチルス・プミルス(Bacillus pumilus)AQ717(NRRL寄託番号B−21662)は、WO99/10477A1から公知である。それは、コーン・ルートワーム、線虫およびビートアワヨトウに対する農薬活性を示す代謝物を産生する。
WO98/21967A1に記載の細菌株バチルス種(Bacillus sp.)AQ175(ATCC寄託番号55608)、バチルス種(Bacillus sp.)AQ177(ATCC寄託番号55609)(下記において、B6と称される場合がある)およびバチルス種(Bacillus sp.)AQ178(ATCC寄託番号53522)(下記において、B7と称される場合がある)は、地上部の真菌および細菌感染から植物を治療および保護する上で有効である。
代謝物産生性株バチルス・サブティリス(Bacillus subtilis)AQ743(NRRL寄託番号B−21665)は、コーン・ルートワーム幼虫、ビートアワヨトウ幼虫、ハエ成虫および線虫を殺害または発育阻止する(WO99/09819参照)。
バチルス・サブティリス(Bacillus subtilis)QST713とも称されるバチルス・サブティリス(Bacillus subtilis)AQ713(寄託番号B−21661)は、広い殺真菌活性および殺細菌活性を示し、コーン・ルートワーム活性(WO98/50422A1)も示す。この株の市販の製剤は、Bayer CropScience LP(North Carolina, USA)から商標名SERENADE(登録商標)マックス、SERENADE(登録商標)Soil、SERENADE(登録商標)Aso、SERENADE(登録商標)CPBおよびRHAPSODY(登録商標)下に入手可能である。
WO98/21964A1に記載のバチルス・サブティリス(Bacillus subtilis)AQ153(ATCC寄託番号55614)は、植物病原性細菌および真菌の増殖を阻害する上で有効である。
バチルス・チューリンゲンシス(Bacillus thuringiensis)BD#32(NRRL寄託番号B−21530)は、殺虫活性を示す(US5,645,831A)。それは、コーン・ルートワームを殺す上で100%有効である非外毒素の溶媒抽出可能な非タンパク質性代謝物を産生する。この細菌株が産生する生物農薬は、コーン・ルートワームに対して活性であるが、ハエに対しては不活性である。
WO98/21965A1によれば、抗生物質産生性株バチルス・チューリンゲンシス(Bacillus thuringiensis)AQ52(NRRL寄託番号B−21619)は、広い殺真菌活性および殺細菌活性を示す。
WO02/02082898A1には、真菌、細菌、昆虫および線虫に対して活性を有する揮発性抗生物質の混合物を産生するムスコドル・アルブス(Muscodor albus)QST20799(NRRL寄託番号30547)としても知られるムスコドル・アルブス(Muscodor albus)620およびムスコドル・ロセウス(Muscodor roseus)A3−5(NRRL寄託番号30548)などの内生菌が記載されている。
ロドコッカス・グロベルルス(Rhodococcus globerulus)AQ719(NRRL寄託番号B−21663)は、コーン・ルートワームに対して農薬活性を示す代謝物を産生する(US6,027,723A)。
WO01/79480A2には、鱗翅目に対する殺虫活性を示すストレプトミセス・ガルブス(Streptomyces galbus)(NRRL寄託番号30232)の株が記載されている。
WO02/26041A2に記載のストレプトミセス種(Streptomyces sp.)株(NRRL寄託番号B−30145)は、アルテルナリア属、疫病菌、ボトリチス、リゾクトイジア(Rhizoctoizia)およびスクレロティニアなどの特定の植物病原体に対する抗真菌活性を示す。
バチルス・チューリンゲンシス(Bacillus thuringiensis)属種クルスタキ(kurstaki)BMP123の市販の製剤は、AgraQuest社(米国)から商標名BARITONE(登録商標)下に入手可能である。それは殺虫活性を示し、シャクトリムシ、アワヨトウ幼虫および蛾などの鱗翅目昆虫に対して有効である。BARITONE(登録商標)は、EPA登録番号62637−5−69592で流通している。
株バチルス・サブティリス(Bacillus subtilis)AQ30002(QST30002としても知られる)(NRRL寄託番号B−50421、2010年10月5日に寄託)およびバチルス・サブティリス(Bacillus subtilis)AQ30004(QST30004としても知られる)(NRRL寄託番号B−50455、2010年10月5日寄託)は、WO2012/087980A1(参照によって本明細書に組み込まれる)から公知である。そこで記載のように、これらのBCAは、広い殺真菌および殺細菌活性を示す。B19およびB20は、野生型swrA遺伝子を含む株と比較して、遊走能力障害を生じさせ、植物の健康促進を高めるswrA遺伝子における突然変異を有する。突然変異によって、これらのBCAが野生型株より堅牢な生物フィルムを形成して、その殺真菌活性および殺細菌活性が高められるようになる。
特に好ましい細菌は、下記のものである。
(1.23)バチルス・フィルムス(Bacillus firmus)、特には株I−1582(Bionem、Votivo、Flocterとして知られている製品)、US6,406,690に開示(参照によって本明細書に組み込まれる)、
(1.44)バチルス・プミルス(Bacillus pumilus)、特には株GB34(Yield Shield(登録商標)として知られている製品)および株QST2808(SONATA(登録商標)QST 2808として知られている製品)、
(1.48)バチルス・サブチリス(Bacillus subtilis)、特には株GB03(Kodiak(登録商標)として知られている製品)、US EPA、Pesticide Fact Sheet−−Bacillus subtilis GB03 1992参照)、株QST713(SERENADE(登録商標)QST713(登録商標)として知られている製品)、株AQ30002(aka QST30002;NRRL寄託番号B−50421、WO2012/087980(参照によって本明細書に組み込まれる)から公知)および株AQ30004(aka QST30004;NRRL寄託番号B−50455、WO2012/087980(参照によって本明細書に組み込まれる)から公知)。
本発明によれば、本発明の組成物に含まれることができ、「真菌」または「酵母」という用語下にまとめられる生物農薬は、例として、下記の生物および/または個々の菌株の全ての識別特性を有するそれらの突然変異体、および/または昆虫、ダニ、線虫および/または植物病原体に対する活性を示す個々の菌株によって産生される代謝物である(番号付けは、説明全体で使用される。)。
(2.1)アムペロミセス・クイスクアリス(Ampelomyces quisqualis)、特に、株AQ 10(AQ 10(登録商標)として知られている製品)、(2.2)アウレオバシジウム・プルランス(Aureobasidium pullulans)、特に、株DSM14940の出芽胞子または株DSM 14941の出芽胞子またはそれらの混合物(Blossom Protect(登録商標)として知られている製品)、(2.3)アシェルソニア・アレイロデス(Aschersonia aleyrodes)、(2.4)アスペルギルス・フラブス(Aspergillus flavus)、特に株NRRL21882(Afla−Guard(登録商標)として知られている製品)、(2.5)アースロボトリス・スペルバ(Arthrobotrys superba)(Corda 1839)、(2.6)ベアウベリア・バシアナ(Beauveria bassiana)、特に、株ATCC 74040(Naturalis(登録商標)として知られている製品)および株GHA(Mycotrol、BotaniGardとして知られている製品)、(2.7)ベアウベリア・ブロングニアルチイ(Beauveria brongniartii)(Beauproとして知られている製品)、(2.8)カンジダ・オレオフィラ(Candida oleophila)、特に、株O(Nexy(登録商標)、Aspireとして知られている製品)、(2.9)カエトミウム・クプレウム(Chaetomium cupreum)(Ketocinとして知られている製品)、(2.10)クラドスポリウム・クラドスポリオイデス(Cladosporium cladosporioides)、特に株H39、(2.11)コニジオボルス・オブスクルス(Conidiobolus obscurus)、(2.12)コニオチリウム・ミニタンス(Coniothyrium minitans)、特に、株CON/M/91−8(Contans(登録商標)として知られている製品)、(2.13)ジロホスホラ・アロペクリ(Dilophosphora alopecuri)(Twist Fungus(登録商標)として知られている製品)、(2.14)エントモフトラ・ビルレンタ(Entomophthora virulenta)(Vektorとして知られている製品)、(2.15)フサリウム・オキシスポルム(Fusarium oxysporum)、特に株Fo47(非病原性)(Fusacleanとして知られている製品)、(2.16)グリオクラジウム・カテヌラツム(Gliocladium catenulatum)、特に、株J1446(Prestop(登録商標)またはPrimastopとして知られている製品)、(2.17)ヒルステラ・トンプソニイ(Hirsutella thompsonii)(MycohitまたはABTECとして知られている製品)、(2.18)ラゲニジウム・ギガンテウム(Lagenidium giganteum)(AgraQuest, Inc.によるLaginex(登録商標)として知られている製品)、(2.19)レカニシリウム・レカニイ(Lecanicillium lecanii)(以前は、ベルチシリウム・レカニイ(Verticillium lecanii)として知られていた)、特に、株KV01の分生子(Mycotal(登録商標)、Vertalec(登録商標)として知られている製品)、(2.20)メタリジウム・アニソプリアエ(Metarhizium anisopliae)、特に、株F52(BIO 1020(登録商標)またはMet52として知られている製品)またはメタリジウム・アニソプリアエ var アクリヅム(M. a. var acridum)(Green Muscleとして知られている製品)、(2.21)メタリジウム・フラボビリデ(Metarhizium flavoviride)、(2.22)メトスクニコビア・フルクチコラ(Metschnikovia fructicola)、特に、株NRRL Y−30752(Shemer(登録商標)として知られている製品)、(2.23)ミクロスファエロプシス・オクラセア(Microsphaeropsis ochracea)(Microx(登録商標)として知られている製品)、(2.24)ムコル・ハエメリス(Mucor haemelis)(BioAvardとして知られている製品)、(2.25)ムスコドル・アルブス(Muscodor albus)、特に、株QST 20799(Arabesque(商標名)またはAndante(商標名)として知られている製品)、(2.26)ミロテシウム・ベルカリア(Myrothecium verrucaria)、特に株AARC−0255(DiTera(商標名)として知られている製品)、(2.27)ノムラエア・リレイイ(Nomuraea rileyi)、特に、株SA86101、株GU87401、株SR86151、株CG128および株VA9101(Kongo(登録商標)として知られている製品)、(2.28)オフィオストマ・ピリフェルム(Ophiostoma piliferum)、特に株D97(Sylvanexとして知られている製品)、(2.29)パエシロミセス・フモソレウス(Paecilomyces fumosoreus)、特に株apopka97(PreFeRalとして知られている製品)、(2.30)パエシロミセス・リラシヌス(Paecilomyces lilacinus)、特に、パエシロミセス・リラシヌス(P. lilacinus)株251の胞子(BioAct(登録商標)として知られている製品;Crop Protection 2008, 27, 352−361参照)、(2.31)パエシロミセス・バリオチイ(Paecilomyces variotii)、特に株Q−09(Nemaquimとして知られている製品)、(2.32)パンドラ・デルファシス(Pandora delphacis)(2.33)ペニシリウム・ビライイ(Penicillium bilaii)、特に、株ATCC22348(JumpStart(登録商標)、PB−50、Provideとして知られている製品)、(2.34)ペニシリウム・ベルミクラツム(Penicillium vermiculatum)(Vermiculenとして知られている製品)、(2.35)フレビオプシス(Phlebiopsis)(=フレビア(Phlebia)=ペニオフォラ(Peniophora) ギガンテア(gigantea)(Rotstopとして知られている製品)、(2.36)ピキア・アノマラ(Pichia anomala)、特に、株WRL−076、(2.37)ポコニア・クラミドスポリア(Pochonia chlamydosporia)、(2.38)プセウドジマ・フロクロサ(Pseudozyma flocculosa)、特に、株PF−A22 UL(Sporodex(登録商標)Lとして知られている製品)、(2.39)ピチウム・オリガンドルム(Pythium oligandrum)、特に株DV74(Polyversumとして知られている製品)、(2.40)スポロスリクス・インセクトルム(Sporothrix insectorum)(Sporothrixとして知られている製品)、(2.41)タラロミセス・フラブス(Talaromyces flavus)、(2.42)トリコデルマ・アルブム(Trichoderma album)(Bio−Zeidとして知られている製品)、(2.43)トリコデルマ・アスペレウム(Trichoderma asperellum)、特に、株ICC 012(Bioten(登録商標)として知られている製品)、(2.44)トリコデルマ・ガムシイ(Trichoderma gamsii)(以前はトリコデルマ・ビリデ(T. viride))、特に株ICC080の菌糸体断片、分生子および厚膜胞子(Biodermaとして知られている製品)、(2.45)トリコデルマ・ハルマツム(Trichoderma harmatum)、(2.46)トリコデルマ・ハルジアヌム(Trichoderma harzianum)、特に、トリコデルマ・ハルジアヌム(T. harzianum)T39(Trichodex(登録商標)として知られている製品)、(2.47)トリコデルマ・コニンギイ(Trichoderma koningii)(Trikot−S Plusとして知られている製品)、(2.48)トリコデルマ・リグノルム(Trichoderma lignorum)(Mycobacとして知られている製品)、(2.49)トリコデルマ・ポリスポルム(Trichoderma polysporum)、特に株IMI206039、(2.50)トリコデルマ・ビレンス(Trichoderma virens)(以前はグリクラジウム・ビレンス(Gliocladium virens))、(SoilGardとして知られている製品)、(2.51)ツカムレラ・パウロメタボラ(Tsukamurella paurometabola)(HeberNem(登録商標)として知られている製品)、(2.52)ウロクラジウム・オウデマンシイ(Ulocladium oudemansii)(Botry−Zenとして知られている製品)、(2.53)ベルチシリウム・アルボ−アトルム(Verticillium albo−atrum)、特に株WCS850、(2.54)ベルチシリウム・クラミドスポリウム(Verticillium chlamydosporium)(Varshaとして知られている製品)、(2.55)ベルチシリウム・ダーリアエ(Verticillium dahliae)(Dutch Trigとして知られている製品)および(2.56)ゾーフトラ・ラジカンス(Zoophtora radicans)、(2.57)ムスコドル・ロセウス(Muscodor roseus)、特に株A3−5(NRRL寄託番号No.30548)。
好ましい真菌は次のものである。
(2.6)ベアウベリア・バシアナ(Beauveria bassiana)、特に、株ATCC 74040(Naturalis(登録商標)として知られている製品)および株GHA(Mycotrol、BotaniGardとして知られている製品)、(2.7)ベアウベリア・ブロングニアルチイ(Beauveria brongniartii)(Beauproとして知られている製品)、
(2.17)ヒルステラ・トンプソニイ(Hirsutella thompsonii)(MycohitまたはABTECとして知られている製品)、
(2.26)ミロテシウム・ベルカリア(Myrothecium verrucaria)、特に株AARC−0255(DiTera(商標名)として知られている製品)、
(2.51)ツカムレラ・パウロメタボラ(Tsukamurella paurometabola)(HeberNem(登録商標)として知られている製品)。
本発明によれば、「原虫」という用語下にまとめられる生物農薬には、下記の例がある(番号付けは、説明全体で使用される。)。
(3.1)ノセマ・ロクスタエ(Nosema locustae)(NoloBaitとして知られている製品)、(3.2)テロハニア・ソレノプシス(Thelohania solenopsis)および(3.3)バイリモルファ属種(Vairimorpha spp.)。
本発明によれば、「ウィルス」という用語下にまとめられる生物農薬には、下記の例がある。それには、個々の菌株の全ての識別特性を有するそれらの突然変異体、および/または昆虫、ダニ、線虫および/または植物病原体に対する活性を示す個々の菌株によって産生される代謝物が含まれる(番号付けは、説明全体で使用される。)。
(4.1)アドキソフィエス・オラナ(Adoxophyes orana)(リンゴコカクモンハマキ)顆粒病ウィルス(GV)、(BIOFA−Capex(登録商標)として知られている製品)、(4.2)アグロチス・セゲツム(Agrotis segetum)(カブラヤガ)核多角体病ウィルス(NPV)、(4.3)アンチカルシア・ゲムマタリス(Anticarsia gemmatalis)(ウーリイ・ピロール・モス(Woolly pyrol moth))mNPV(Polygenとして知られている製品)、(4.4)アウトグラファ・カリフォルニカ(Autographa californica)(アルファルファ・ルーパー(Alfalfa Looper))mNPV(Agricola El SolからのVPN80として知られている製品)、(4.5)ビストン・スプレサリア(Biston suppressaria)(チャシャクトリムシ)NPV、(4.6)ボンビクス・モリ(Bombyx mori)(カイコ)NPV、(4.7)クリプトフレビア・レウコトレタ(Cryptophlebia leucotreta)(コドリンガモドキ)GV(Cryptexとして知られている製品)、(4.8)シジア・ポモネラ(Cydia pomonella)(コドリンガ)顆粒病ウイルス(GV)(Madex Plusとして知られている製品)、(4.9)デンドロリムス・プンクタツス(Dendrolimus punctatus)(マッソンマツカレハガ)CPV、(4.10)ヘリコベルパ・アルミゲラ(Helicoverpa armigera)NPV(AgBiTech−ViVUS Maxとして知られている製品)、4.11)ヘリコベルパ(Helicoverpa)(以前はヘリオチス(Heliothis))・ゼア(zea)(アメリカタバコガ幼虫)NPV(Elcarとして知られている製品)、(4.12)レウコマ・サリシス(Leucoma salicis)(ヤナギゴクガ)NPV、(4.13)リマントリア・ジスパー(Lymantria dispar)(マイマイガ)NPV(Gypcheckとして知られている製品)、(4.14)ネオジプリオン・アビエチス(Neodiprion abietis)(バルサムモミハバチ)NPV(Abietivとして知られている製品)、(4.15)ネオジプリオン・レコンテイ(Neodiprion lecontei)(レッド−ヘッデッド(red−headed)マツハバチ)NPV(Lecontvirusとして知られている製品)、(4.16)ネオジプリオン・セルチファー(Neodiprion sertifer)(マツハバチ)NPV(Neocheck−Sとして知られている製品)、(4.17)オルギイア・シュードツガタ(Orgyia pseudotsugata)(ベイマツドクガ)NPV(Virtussとして知られている製品)、(4.18)フトリマエア・オペルクレラ(Phthorimaea operculella)(ジャガイモガ幼虫)GV(Matapolとして知られている製品)、(4.19)ピエリス・ラパエ(Pieris rapae)(モンシロチョウ)GV、(4.20)プルテラ・キシロステラ(Plutella xylostella)(コナガ)GV(Plutecとして知られている製品)、(4.21)スポドプテラ・アルブラ(Spodoptera albula)(グレー・ストリークト・アーミーワーム・モス(gray−streaked armywom moth)mNPV(VPN82として知られている製品)、(4.22)スポドプテラ・エクセンプタ(Spodoptera exempta)(アフリカシロナヨトウ)mNPV(Spodecとして知られている製品)、(4.23)スポドプテラ・エクシグア(Spodoptera exigua)(シロイチモジヨトウ)mNPV(Andermatt BiocontrolからのSpexitとして知られている製品)、(4.24)スポドプテラ・フルギペルダ(Spodoptera frugiperda)(ツマジロクサヨトウ)mNPV(Baculovirus VPNとして知られている製品)、(4.25)スポドプテラ・リットラリス(Spodoptera littoralis)(ハスモンヨトウ)NPV(NPP Calliope FranceからのSpodoptrinとして知られている製品)および(4.26)スポドプテラ・リツラ(Spodoptera litura)(ハスモンヨトウ)NPV(Littovirとして知られている製品)。
本発明によれば、「昆虫病原性線虫」という用語下にまとめられる生物農薬には、下記の例がある(番号付けは、説明全体で使用される。)。
(5.1)アブレビアタ・カウカシカ(Abbreviata caucasica)、(5.2)アクアリア属種(Acuaria spp.)、(5.3)アガメルミス・デカウダタ(Agamermis decaudata)、(5.4)アラントネマ属種(Allantonema spp.)、(5.5)アムフィメルミス属種(Amphimermis spp.)、(5.6)ベディンギア(Beddingia)(=デラデヌス(Deladenus))・シリジコラ(siridicola)、(5.7)ボビエネマ属種(Bovienema spp.)、(5.7a)カメロニア属種(Cameronia spp.)、(5.8)キトウォオジエラ・オボフィラメンタ(Chitwoodiella ovofilamenta)、(5.9)コントルチレンクス属種(Contortylenchus spp.)、(5.10)クリシメルミス属種(Culicimermis spp.)、(5.11)ジプロトリアエナ属種(Diplotriaena spp.)、(5.12)エムピドメルミス属種(Empidomermis spp.)、(5.13)フィリプジェビメルミス・レイプサンドラ(Filipjevimermis leipsandra)、(5.14)ガストロメルミス属種(Gastromermis spp.)、(5.15)ゴンギロネマ属種(Gongylonema spp.)、(5.16)ギノポエシラ・プセウドビパラ(Gynopoecilia pseudovipara)、(5.17)ヘテロラブジチス属種(Heterorhabditis spp.)、特にヘテロラブジチス・バクテリオホラ(Heterorhabditis bacteriophora)(B−Greenとして知られている製品)またはヘテロラブジチス・バウジャルジ(Heterorhabditis baujardi)またはヘテロラブジチス・ヘリオチジス(Heterorhabditis heliothidis)(Nematonとして知られている製品)またはヘテロラブジチス・インジカ(Heterorhabditis indica)、ヘテロラブジチス・マレラツス(Heterorhabditis marelatus)、ヘテロラブジチス・メギジス(Heterorhabditis megidis)、ヘテロラブジチス・ゼアランジカ(Heterorhabditis zealandica)、(5.18)ヘキサメルミス属種(Hexamermis spp.)、(5.19)ヒドロメルミス属種(Hydromermis spp.)、(5.20)イソメルミス属種(Isomermis spp.)、(5.21)リムノメルミス属種(Limnomermis spp.)、(5.22)マウパシナ・ウェイシ(Maupasina weissi)、(5.23)メルミス・ニグレセンス(Mermis nigrescens)、(5.24)メソメルミス(Mesomermis spp.)、(5.25)ネオメソメルミス属種(Neomesomermis spp.)、(5.26)ネオパラシチレンクス・ルグロシ(Neoparasitylenchus rugulosi)、(5.27)オクトミオメルミス属種(Octomyomermis spp.)、(5.28)パラシタフェレンクス属種(Parasitaphelenchus spp.)、(5.29)パラシトラブジチス属種(Parasitorhabditis spp.)、(5.30)パラシチレンクス属種(Parasitylenchus spp.)、(5.31)ペルチリメルミス・クリシス(Perutilimermis culicis)、(5.32)ファスマラブジチス・ヘルマフロジタ(Phasmarhabditis hermaphrodita)、(5.33)フィサロプテラ属種(Physaloptera spp.)、(5.34)プロトレラツス属種(Protrellatus spp.)、(5.35)プテリゴデルマチテス属種(Pterygodermatites spp.)、(5.36)ロマノメルミス属種(Romanomermis spp.)、(5.37)セウラツム・カダラケンセ(Seuratum cadarachense)、(5.38)スファエルラリオプシス属種(Sphaerulariopsis spp.)、(5.39)スピルラ・グイアネンシス(Spirura guianensis)、(5.40)ステイネルネマ属種(Steinernema spp.)(=ネオアプレクタナ属種(Neoaplectana spp.))、特にネオプレクタナ・カルポカプサエ(Neoplectana carpocapsae)(Biocontrolとして知られている製品)またはステイネルネマ・フェルチアエ(Steinernema feltiae)(=ネオプレクタナ・カルポカプサエ(Neoplectana carpocapsae))、(Nemasys(登録商標)として知られている製品)またはステイネルネマ・グラセリ(Steinernema glaseri)(Biotopiaとして知られている製品)またはステイネルネマ・クラウッセイ(Steinernema kraussei)(Larvesureとして知られている製品)またはステイネルネマ・リオブラベ(Steinernema riobrave)(Biovectorとして知られている製品)またはステイネルネマ・スカプテリシ(Steinernema scapterisci)(Nematac Sとして知られている製品)またはステイネルネマ・スカラバエイ(Steinernema scarabaei)またはステイネルネマ・シアムカヤイ(Steinernema siamkayai)、(5.41)ストレルコビメルミス・ペテリセニ(Strelkovimermis peterseni)、(5.42)スブルラ属種(Subulura spp.)、(5.43)スルフレチレンクス・エロンガツス(Sulphuretylenchus elongatus)および(5.44)テトラメレス属種(Tetrameres spp.)。
本発明によれば、「接種剤」という用語下にまとめられる生物農薬には、下記の例がある(番号付けは、説明全体で使用される。)。
(C6.1)アグロバクテリウム属種(Agrobacterium spp.)、(C6.2)アゾリゾビウム・カウリノダンス(Azorhizobium caulinodans)、(C6.3)アゾスピリルム属種(Azospirillum spp.)、(C6.4)アゾトバクテル属種(Azotobacter spp.)、(C6.5)ブラジリゾビウム属種(Bradyrhizobium spp.)、(C6.6)ブルクホルデリア属種(Burkholderia spp.)、特にブルクホルデリア・セパシア(Burkholderia cepacia)(以前はシュードモナス・セパシア(Pseudomonas cepacia))、(C6.7)ギガスポラ属種(Gigaspora spp.)、特にギガスポラ・マルガリタ(Gigaspora margarita)またはギガスポラ・モノスポルム(Gigaspora monosporum)、(C6.8)グロムス属種(Glomus spp.)、特にグロムス・アグレガツム(Glomus aggregatum)またはグロムス・ブラシリアヌム(Glomus brasilianum)またはグロムス・クラルム(Glomus clarum)またはグロムス・デセルチコラ(Glomus deserticola)またはグロムス・エツニカツム(Glomus etunicatum)またはグロムス・イントララディセス(Glomus intraradices)またはグロムス・モノスポルス(Glomus monosporus)またはグロムス・モッセアエ(Glomus mosseae)、(C6.9)ラッカリア属種(Laccaria spp.)、特にラッカリア・ビコロル(Laccaria bicolor)またはラッカリア・ラッカタ(Laccaria laccata)、(C6.10)ラクトバチルス・ブクネリ(Lactobacillus buchneri)、(C6.11)パラグロムス属種(Paraglomus spp.)、(C6.12)ピソリツス・チンクトルス(Pisolithus tinctorus)、(C6.13)シュードモナス属種(Pseudomonas spp.)、(C6.14)リゾビウム属種(Rhizobium spp.)、特にリゾビウム・フレジイ(Rhizobium fredii)またはリゾビウム・レグミノサルム(Rhizobium leguminosarum)またはリゾビウム・ロチ(Rhizobium loti)またはリゾビウム・メリロチ(Rhizobium meliloti)またはリゾビウム・トリホリイ(Rhizobium trifolii)またはリゾビウム・トロピシ((Rhizobium tropici)、(C.6.15)リゾポゴン・アミロポゴン(Rhizopogon. amylopogon)またはリゾポゴン・フルビグレバ(Rhizopogon fulvigleba)またはリゾポゴン・ルテオルス(Rhizopogon. luteolus)またはリゾポゴン・チンクトルス(Rhizopogon tinctorus)またはリゾポゴン・ビロスルス(Rhizopogon villosullus)または(C.6.16)スクレロデルマ属種(Scleroderma spp.)、特にスクレロデルマ・セパ(Scleroderma cepa)またはスクレロデルマ・シトリヌム(Scleroderma citrinum)、(C6.17)スイルス属種(Suillus spp.)、特にスイルス・グラヌラテス(Suillus granulates)またはスイルス・プンクタタピエス(Suillus punctatapies)および(C6.18)ストレプトミセス属種(Streptomyces spp.)。
本発明の1実施形態によれば、生物農薬は、個々の微生物の単離された純粋な培養物だけでなく、全ブロス培養液もしくは代謝物を含有する上清または菌株の全ブロス培養液から得られた純粋な代謝物も含む。「全ブロス培養液」とは、細胞と培養液の両方を含む液体培地を指す。「上清」は、ブロスで増殖した細胞を遠心、濾過、沈降または当業界で公知の他の手段によって除去した場合に残る液体ブロスを指す。
非病原性微生物によって産生される上記の代謝物には、抗生物質、酵素、シデロホアおよび成長促進剤、例えばツヴィッターマイシン−A、カノサミン、ポリオキシン、α−アミラーゼ、キチナーゼおよびペクチナーゼなどの酵素、植物ホルモンおよびその前駆体、例えばオーキシン類、ジベレリン様物質、サイトカイニン様化合物、イツリン類、プリパスタチン類もしくはサーファクチン類などのリポタンパク質、例えばアグラスタチンA、バシロマイシンD、バシリシン、ジフィシジン、マクロラクチン、フェンギシン、バシリシンおよびバシラエン(bacilaene)などがある。上記で挙げた好ましい代謝物は、リポタンパク質、特にはバチルス・プミルス(Bacillus pumilus)(NRRL寄託番号B−30087)または枯草菌(Bacillus subtilis)AQ713(NRRL寄託番号B−21661)によって産生されるものである。特別に好ましい代謝物は、イツリンA、サーファクチン、プリプスタチン(Plipstatin)およびアグラスタチンAである。さらにより好ましい代謝物はアグラスタチンAである。上記で挙げたリポタンパク質の好ましい代謝物は、特には、バチルス・プミルス(Bacillus pumilus)(NRRL寄託番号B−30087)、バチルス・サブチリス(Bacillus subtilis)AQ713(NRRL寄託番号B−21661)、バチルス・サブチリス(Bacillus subtilis)株AQ30002(aka QST30002;NRRL寄託番号B−50421)またはバチルス・サブチリス(Bacillus subtilis)株AQ30004(aka QST30004;NRRL寄託番号B−50455)によって産生される。
本発明によれば、当該生物農薬は、活性状態もしくは休眠状態などのいずれの生理状態でも利用もしくは使用することが可能である。
本発明による組成物
本発明によれば、組成物は、ストレプトミセス株、好ましくはストレプトミセス・ミクロフラブス(Streptomyces microflavus)株NRRL B−50550などのグーゲロチン産生性ストレプトミセス属種株またはストレプトミセス・ミクロフラブス(Streptomyces microflavus)株Mなどの個々の株の全ての識別特徴を有するそれらの突然変異体から単離されたものであることができるグーゲロチン、ならびに少なくとも一つの生物農薬を相乗的に有効な量で含む。1実施形態において、本発明で使用されるグーゲロチン産生性ストレプトミセス種株は、ストレプトミセス・ミクロフラブス(S. microflavus)、ストレプトミセス・グリセウス(S. griseus)、ストレプトミセス・アヌラツス(S. anulatus)、ストレプトミセス・フィミカリウス(S. fimicarius)、ストレプトミセス・パルブス(S. parvus)、ストレプトミセス・レベンデュラエ(S. lavendulae)、ストレプトミセス・アルボビリディス(S. alboviridis)、ストレプトミセス・プニセウス(S. puniceus)またはストレプトミセス・グラミネアルス(S. graminearus)である。
本発明による「相乗的に有効な量」は、単離グーゲロチン(あるいは、規定量のグーゲロチンを含むストレプトミセス−またはストレプトミセス・ミクロフラブス(Streptomyces microflavus)株NRRL B−50550由来の産生物)または前記さらに別の生物農薬のみの場合と比較して、昆虫、ダニ、線虫および/または植物病原体に対して統計的に有意に有効性が高いグーゲロチンおよび少なくとも一つの上記の生物農薬の組み合わせの量を表す。
本発明は、上記で言及のさらに別の生物農薬それぞれと本明細書においてBと称される単離グーゲロチンとの各および全ての組み合わせを含む。
単離グーゲロチンと細菌の好ましい組み合わせは、B+1.12、B+1.14、B+1.17、B+1.18、B+1.19、B+1.20、B+1.23、B+1.42、B+1.44(B+QST2808)、B+1.47、B+1.48(B+QST713またはB+QST30002またはB+QST30004)、B+1.49、B+1.50、B+1.52、B+1.53、B+1.55、B+1.56またはB+1.57である。
単離グーゲロチンと細菌の特に好ましい組み合わせは、B+1.23、B+1.44およびB+1.48(B+QST713またはB+QST30002またはB+QST30004)である。
単離グーゲロチンと真菌の好ましい組み合わせは、B+2.6、B+2.7、B+2.17、B+2.26、B+2.51である。
単離グーゲロチンと原虫の好ましい組み合わせは、B+3.1、B+3.2、B+3.3である。
単離グーゲロチンとウィルスの好ましい組み合わせは、B+4.1、B+4.2、B+4.3、B+4.4、B+4.5、B+4.6、B+4.7、B+4.8、B+4.9、B+4.10、B+4.11、B+4.12、B+4.13、B+4.14、B+4.15、B+4.16、B+4.17、B+4.18、B+4.19、B+4.20、B+4.21、B+4.22、B+4.23、B+4.24、B+4.25、B+4.26である。
単離グーゲロチンと昆虫病原性線虫の好ましい組み合わせは、B+5.1、B+5.2、B+5.3、B+5.4、B+5.5、B+5.6、B+5.7、B+5.7a、B+5.8、B+5.9、B+5.10、B+5.11、B+5.12、B+5.13、B+5.14、B+5.15、B+5.16、B+5.17、B+5.18、B+5.19、B+5.20、B+5.21、B+5.22、B+5.23、B+5.24、B+5.25、B+5.26、B+5.27、B+5.28、B+5.29、B+5.30、B+5.31、B+5.32、B+5.33、B+5.34、B+5.35、B+5.36、B+5.37、B+5.38、B+5.39、B+5.40、B+5.41、B+5.42、B+5.43、B+5.44である。
単離グーゲロチンと接種剤の好ましい組み合わせは、B+C6.1、B+C6.2、B+C6.3、B+C6.4、B+C6.5、B+C6.6、B+C6.7、B+C6.8、B+C6.9、B+C6.10、B+C6.11、B+C6.12、B+C6.13、B+C6.14、B+C.6.15、B+C.6.16、B+C6.17、B+C6.18である。
ある好ましい実施形態において、本発明による組成物は、少なくとも一つの別の殺菌剤および/または少なくとも一つの殺虫剤を含み、ただし当該殺虫剤および当該殺菌剤は同一ではなく、グーゲロチンでもない。
「活性化合物」または「有効成分」という用語は本説明において、グーゲロチン、少なくとも一つの生物農薬および/または個々の菌株の全ての識別特性を有するその突然変異体、および/または昆虫、ダニ、線虫および/または植物病原体に対して活性を示す個々の菌株によって産生される少なくとも一つの代謝物、少なくとも一つの殺虫剤および/または少なくとも一つの殺菌剤を指すのに用いられる。
殺菌剤
概して、「殺菌性」とは物質が真菌の死亡率を高め、または成長速度を阻害する能力を意味する。
「真菌」または「真菌類」という用語は、クロロフィルを持たない非常に多様な有核の有芽胞子性生物を含むものである。真菌の例には、酵母類、カビ類、白カビ類、さび菌類、およびキノコ類などがある。
(1)エルゴステロール生合成の阻害剤、例えば、(F.1)アルジモルフ(1704−28−5)、(F.2)アザコナゾール(60207−31−0)、(F3)ビテルタノール(55179−31−2)、(F4)ブロムコナゾール(116255−48−2)、(F5)シプロコナゾール(113096−99−4)、(F6)ジクロブトラゾール(75736−33−3)、(F7)ジフェノコナゾール(119446−68−3)、(F8)ジニコナゾール(83657−24−3)、(F9)ジニコナゾール−M(83657−18−5)、(F10)ドデモルフ(1593−77−7)、(F11)酢酸ドデモルフ(31717−87−0)、(F12)エポキシコナゾール(106325−08−0)、(F13)エタコナゾール(60207−93−4)、(F14)フェナリモール(60168−88−9)、(F15)フェンブコナゾール(114369−43−6)、(F16)フェンヘキサミド(126833−17−8)、(F17)フェンプロピジン(67306−00−7)、(F18)フェンプロピモルフ(67306−03−0)、(F19)フルキンコナゾール(136426−54−5)、(F20)フルルプリミドール(56425−91−3)、(F21)フルシラゾール(85509−19−9)、(F22)フルトリアホール(76674−21−0)、(F23)フルコナゾール(112839−33−5)、(F24)フルコナゾール−シス(112839−32−4)、(F25)ヘキサコナゾール(79983−71−4)、(F26)イマザリル(60534−80−7)、(F27)硫酸イマザリル(58594−72−2)、(F28)イミベンコナゾール(86598−92−7)、(F29)イプコナゾール(125225−28−7)、(F30)メトコナゾール(125116−23−6)、(F31)ミクロブタニル(88671−89−0)、(F32)ナフチフィン(65472−88−0)、(F33)ヌアリモール(63284−71−9)、(F34)オキシポコナゾール(174212−12−5)、(F35)パクロブトラゾール(76738−62−0)、(F36)ペフラゾエート(101903−30−4)、(F37)ペンコナゾール(66246−88−6)、(F38)ピペラリン(3478−94−2)、(F39)プロクロラズ(67747−09−5)、(F40)プロピコナゾール(60207−90−1)、(F41)プロチオコナゾール(178928−70−6)、(F42)ピリブチカルブ(88678−67−5)、(F43)ピリフェノックス(88283−41−4)、(F44)キンコナゾール(103970−75−8)、(F45)シメコナゾール(149508−90−7)、(F46)スピロキサミン(118134−30−8)、(F47)テブコナゾール(107534−96−3)、(F48)テルビナフィン(91161−71−6)、(F49)テトラコナゾール(112281−77−3)、(F50)トリアジメホン(43121−43−3)、(F51)トリアジメノール(89482−17−7)、(F52)トリデモルフ(81412−43−3)、(F53)トリフルミゾール(68694−11−1)、(F54)トリホリン(26644−46−2)、(F55)トリチコナゾール(131983−72−7)、(F56)ウニコナゾール(83657−22−1)、(F57)ウニコナゾール−p(83657−17−4)、(F58)ビニコナゾール(77174−66−4)、(F59)ボリコナゾール(137234−62−9)、(F60)1−(4−クロロフェニル)−2−(1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)シクロヘプタノール(129586−32−9)、(F61)1−(2,2−ジメチル−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イル)−1H−イミダゾール−5−カルボン酸メチル(110323−95−0)、(F62)N′−{5−(ジフルオロメチル)−2−メチル−4−[3−(トリメチルシリル)プロポキシ]フェニル}−N−エチル−N−メチルイミドホルムアミド、(F63)N−エチル−N−メチル−N’−{2−メチル−5−(トリフルオロメチル)−4−[3−(トリメチルシリル)プロポキシ]フェニル}イミドホルムアミド、(F64)O−[1−(4−メトキシフェノキシ)−3,3−ジメチルブタン−2−イル]−1H−イミダゾール−1−カルボチオエート(111226−71−2)、
(2)複合体IまたはIIでの呼吸鎖の阻害剤、例えば、(F65)ビキサフェン(581809−46−3)、(F66)ボスカリド(188425−85−6)、(F67)カルボキシン(5234−68−4)、(F68)ジフルメトリム(130339−07−0)、(F69)フェンフラム(24691−80−3)、(F70)フルオピラム(658066−35−4)、(F71)フルトラニル(66332−96−5)、(F72)フルキサピロキサド(fluxapyroxad)(907204−31−3)、(F73)フラメトピル(123572−88−3)、(F74)フルメシクロックス(60568−05−0)、(F75)イソピラザム(シン−エピマー性ラセミ化合物(1RS,4SR,9RS)とアンチ−エピマー性ラセミ化合物(1RS,4SR,9SR)の混合物)(881685−58−1)、(F76)イソピラザム(アンチ−エピマー性ラセミ化合物1RS,4SR,9SR)、(F77)イソピラザム(アンチ−エピマー性エナンチオマー1R,4S,9S)、(F78)イソピラザム(アンチ−エピマー性エナンチオマー1S,4R,9R)、(F79)イソピラザム(シン−エピマー性ラセミ化合物1RS,4SR,9RS)、(F80)イソピラザム(シン−エピマー性エナンチオマー1R,4S,9R)、(F81)イソピラザム(シン−エピマー性エナンチオマー1S,4R,9S)、(F82)メプロニル(55814−41−0)、(F83)オキシカルボキシン(5259−88−1)、(F84)ペンフルフェン(494793−67−8)、(F85)ペンチオピラド(183675−82−3)、(F86)セダキサン(874967−67−6)、(F87)チフルザミド(130000−40−7)、(F88)1−メチル−N−[2−(1,1,2,2−テトラフルオロエトキシ)フェニル]−3−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール−4−カルボキサミド、(F89)3−(ジフルオロメチル)−1−メチル−N−[2−(1,1,2,2−テトラフルオロエトキシ)フェニル]−1H−ピラゾール−4−カルボキサミド、(F90)3−(ジフルオロメチル)−N−[4−フルオロ−2−(1,1,2,3,3,3−ヘキサフルオロプロポキシ)フェニル]−1−メチル−1H−ピラゾール−4−カルボキサミド、(F91)N−[1−(2,4−ジクロロフェニル)−1−メトキシプロパン−2−イル]−3−(ジフルオロメチル)−1−メチル−1H−ピラゾール−4−カルボキサミド(1092400−95−7)、(F92)5,8−ジフルオロ−N−[2−(2−フルオロ−4−{[4−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル]オキシ}フェニル)エチル]キナゾリン−4−アミン(1210070−84−0)、(F93)ベンゾビンジフルピル、(F94)N−[(1S,4R)−9−(ジクロロメチレン)−1,2,3,4−テトラヒドロ−1,4−メタノナフタレン−5−イル]−3−(ジフルオロメチル)−1−メチル−1H−ピラゾール−4−カルボキサミド、(F95)N−[(1R,4S)−9−(ジクロロメチレン)−1,2,3,4−テトラヒドロ−1,4−メタノナフタレン−5−イル]−3−(ジフルオロメチル)−1−メチル−1H−ピラゾール−4−カルボキサミド、(F96)3−(ジフルオロメチル)−1−メチル−N−(1,1,3−トリメチル−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−4−イル)−1H−ピラゾール−4−カルボキサミド、(F97)1,3,5−トリメチル−N−(1,1,3−トリメチル−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−4−イル)−1H−ピラゾール−4−カルボキサミド、(F98)1−メチル−3−(トリフルオロメチル)−N−(1,3,3−トリメチル−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−4−イル)−1H−ピラゾール−4−カルボキサミド、(F99)1−メチル−3−(トリフルオロメチル)−N−[(1S)−1,3,3−トリメチル−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−4−イル]−1H−ピラゾール−4−カルボキサミド、(F100)1−メチル−3−(トリフルオロメチル)−N−[(1R)−1,3,3−トリメチル−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−4−イル]−1H−ピラゾール−4−カルボキサミド、(F101)3−(ジフルオロメチル)−1−メチル−N−[(3S)−1,1,3−トリメチル−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−4−イル]−1H−ピラゾール−4−カルボキサミド、(F102)3−(ジフルオロメチル)−1−メチル−N−[(3R)−1,1,3−トリメチル−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−4−イル]−1H−ピラゾール−4−カルボキサミド、(F103)1,3,5−トリメチル−N−[(3R)−1,1,3−トリメチル−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−4−イル]−1H−ピラゾール−4−カルボキサミド、(F104)1,3,5−トリメチル−N−[(3S)−1,1,3−トリメチル−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−4−イル]−1H−ピラゾール−4−カルボキサミド;
(3)複合体IIIでの呼吸鎖の阻害薬剤、例えば、(F105)アメトクトラジン(865318−97−4)、(F106)アミスルブロム(348635−87−0)、(F107)アゾキシストロビン(131860−33−8)、(F108)シアゾファミド(120116−88−3)、(F109)クメトキシストロビン(coumethoxystrobin)(850881−30−0)、(F110)クモストロビン(coumoxystrobin)(850881−70−8)、(F111)ジモキシストロビン(141600−52−4)、(F112)エネストロブリン(enestroburin)(238410−11−2)、(F113)ファモキサドン(131807−57−3)、(F114)フェンアミドン(161326−34−7)、(F115)フェノキシストロビン(fenoxystrobin)(918162−02−4)、(F116)フルオキサストロビン(361377−29−9)、(F117)クレソキシム−メチル(143390−89−0)、(F118)メトミノストロビン(133408−50−1)、(F119)オリサストロビン(189892−69−1)、(F120)ピコキシストロビン(117428−22−5)、(F121)ピラクロストロビン(175013−18−0)、(F122)ピラメトストリビン(pyrametostrobin)(915410−70−7)、(F123)ピラオキシストロビン(pyraoxystrobin)(862588−11−2)、(F124)ピリベンカルブ(799247−52−2)、(F125)トリクロピリカルブ(triclopyricarb)(902760−40−1)、(F126)トリフロキシストロビン(141517−21−7)、(F127)(2E)−2−(2−{[6−(3−クロロ−2−メチルフェノキシ)−5−フルオロピリミジン−4−イル]オキシ}フェニル)−2−(メトキシイミノ)−N−メチルエタンアミド、(F128)(2E)−2−(メトキシイミノ)−N−メチル−2−(2−{[({(1E)−1−[3−(トリフルオロメチル)フェニル]エチリデン}アミノ)オキシ]メチル}フェニル)エタンアミド、(F129)(2E)−2−(メトキシイミノ)−N−メチル−2−{2−[(E)−({1−[3−(トリフルオロメチル)フェニル]エトキシ}イミノ)メチル]フェニル}エタンアミド(158169−73−4)、(F130)(2E)−2−{2−[({[(1E)−1−(3−{[(E)−1−フルオロ−2−フェニルエテニル]オキシ}フェニル)エチリデン]アミノ}オキシ)メチル]フェニル}−2−(メトキシイミノ)−N−メチルエタンアミド(326896−28−0)、(F131)(2E)−2−{2−[({[(2E,3E)−4−(2,6−ジクロロフェニル)ブト−3−エン−2−イリデン]アミノ}オキシ)メチル]フェニル}−2−(メトキシイミノ)−N−メチルエタンアミド、(F132)2−クロロ−N−(1,1,3−トリメチル−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−4−イル)ピリジン−3−カルボキサミド(119899−14−8)、(F133)5−メトキシ−2−メチル−4−(2−{[({(1E)−1−[3−(トリフルオロメチル)フェニル]エチリデン}アミノ)オキシ]メチル}フェニル)−2,4−ジヒドロ−3H−1,2,4−トリアゾール−3−オン、(F134)(2E)−2−{2−[({シクロプロピル[(4−メトキシフェニル)イミノ]メチル}スルファニル)メチル]フェニル}−3−メトキシプロプ−2−エン酸メチル(149601−03−6)、(F135)N−(3−エチル−3,5,5−トリメチルシクロヘキシル)−3−(ホルミルアミノ)−2−ヒドロキシベンズアミド(226551−21−9)、(F136)2−{2−[(2,5−ジメチルフェノキシ)メチル]フェニル}−2−メトキシ−N−メチルアセトアミド(173662−97−0)、(F137)(2R)−2−{2−[(2,5−ジメチルフェノキシオキシ)メチル]フェニル}−2−メトキシ−N−メチルアセトアミド(394657−24−0);
(4)有糸分裂および細胞分裂の阻害剤、例えば、(F138)ベノミル(17804−35−2)、(F139)カルベンダジム(10605−21−7)、(F140)クロルフェナゾール(3574−96−7)、(F141)ジエトフェンカルブ(87130−20−9)、(F142)エタボキサム(162650−77−3)、(F143)フルオピコリド(239110−15−7)、(F144)フベリダゾール(3878−19−1)、(F145)ペンシクロン(66063−05−6)、(F146)チアベンダゾール(148−79−8)、(F147)チオファネート−メチル(23564−05−8)、(F148)チオファネート(23564−06−9)、(F149)ゾキサミド(156052−68−5)、(F150)5−クロロ−7−(4−メチルピペリジン−1−イル)−6−(2,4,6−トリフルオロフェニル)[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリミジン(214706−53−3)、(F151)3−クロロ−5−(6−クロロピリジン−3−イル)−6−メチル−4−(2,4,6−トリフルオロフェニル)ピリダジン(1002756−87−7);
(5)多部位作用を有することができる化合物、例えば、(F152)ボルドー液(8011−63−0)、(F153)カプタホール(2425−06−1)、(F154)キャプタン(133−06−2)、(F155)クロロタロニル(1897−45−6)、(F156)水酸化銅(20427−59−2)、(F157)ナフテン酸銅(1338−02−9)、(F158)酸化銅(1317−39−1)、(F159)塩基性塩化銅(1332−40−7)、(F160)硫酸銅(2+)(7758−98−7)、(F161)ジクロフルアニド(1085−98−9)、(F162)ジチアノン(3347−22−6)、(F163)ドジン(2439−10−3)、(F164)ドジン遊離塩基、(F165)ファーバム(14484−64−1)、(F166)フルオロホルペット(719−96−0)、(F167)ホルペット(133−07−3)、(F168)グアザチン(108173−90−6)、(F169)酢酸グアザチン、(F170)イミノクタジン(13516−27−3)、(F171)イミノクタジンアルベシル酸塩(169202−06−6)、(F172)イミノクタジン三酢酸塩(57520−17−9)、(F173)マンカッパー(53988−93−5)、(F174)マンコゼブ(8018−01−7)、(F175)マンネブ(12427−38−2)、(F176)メチラム(9006−42−2)、(F177)メチラム亜鉛(9006−42−2)、(F178)オキシン銅(10380−28−6)、(F179)プロパミジン(propamidine)(104−32−5)、(F180)プロピネブ(12071−83−9)、(F181)硫黄および多硫化カルシウムなどの硫黄剤(7704−34−9)、(F182)チウラム(137−26−8)、(F183)トリルフルアニド(731−27−1)、(F184)ジネブ(12122−67−7)、(F185)ジラム(137−30−4);
(6)宿主防御を誘発することができる化合物、例えば、(F186)アシベンゾラル−S−メチル(135158−54−2)、(F187)イソチアニル(224049−04−1)、(F188)プロベナゾール(27605−76−1)、(F189)チアジニル(223580−51−6)。
(7)アミノ酸および/またはタンパク質生合成の阻害剤、例えば、(F190)アンドプリム(andoprim)(23951−85−1)、(F191)ブラストサイジン−S(2079−00−7)、(F192)シプロジニル(121552−61−2)、(F193)カスガマイシン(6980−18−3)、(F194)カスガマイシン塩酸塩水和物(19408−46−9)、(F195)メパニピリム(110235−47−7)、(F196)ピリメタニル(53112−28−0)、(F197)3−(5−フルオロ−3,3,4,4−テトラメチル−3,4−ジヒドロイソキノリン−1−イル)キノリン(861647−32−7);
(8)ATP産生の阻害剤、例えば、(F198)酢酸トリフェニルスズ(900−95−8)、(F199)塩化トリフェニルスズ(639−58−7)、(F200)水酸化トリフェニルスズ(76−87−9)、(F201)シルチオファム(175217−20−6);
(9)細胞壁合成の阻害剤、例えば、(F202)ベンチアバリカルブ(177406−68−7)、(F203)ジメトモルフ(110488−70−5)、(F204)フルモルフ(211867−47−9)、(F205)イプロバリカルブ(140923−17−7)、(F206)マンジプロパミド(374726−62−2)、(F207)ポリオキシン(11113−80−7)、(F208)ポリオキソリム(22976−86−9)、(F209)バリダマイシンA(37248−47−8)、(F210)バリフェナレート(283159−94−4;283159−90−0);
(10)脂質および膜合成の阻害剤、例えば、(F211)ビフェニル(92−52−4)、(F212)クロロネブ(2675−77−6)、(F213)ジクロラン(99−30−9)、(F214)エジフェンホス(17109−49−8)、(F215)エトリジアゾール(2593−15−9)、(F216)ヨードカルブ(iodocarb)(55406−53−6)、(F217)イプロベンホス(26087−47−8)、(F218)イソプロチオラン(50512−35−1)、(F219)プロパモカルブ(25606−41−1)、(F220)プロパモカルブ塩酸塩(25606−41−1)、(F221)プロチオカルブ(19622−08−3)、(F222)ピラゾホス(13457−18−6)、(F223)キントゼン(82−68−8)、(F224)テクナゼン(117−18−0)、(F225)トルクロホス−メチル(57018−04−9);
(11)メラニン生合成の阻害剤、例えば、(F226)カルプロパミド(104030−54−8)、(F227)ジクロシメット(139920−32−4)、(F228)フェノキサニル(115852−48−7)、(F229)フタリド(27355−22−2)、(F230)ピロキロン(57369−32−1)、(F231)トリシクラゾール(41814−78−2)、(F232)2,2,2−トリフルオロエチル{3−メチル−1−[(4−メチルベンゾイル)アミノ]ブタン−2−イル}カーバメート(851524−22−6);
(12)核酸合成の阻害剤、例えば、(F233)ベナラキシル(71626−11−4)、(F234)ベナラキシル−M(キララキシル)(98243−83−5)、(F235)ブピリメート(41483−43−6)、(F236)クロジラコン(67932−85−8)、(F237)ジメチリモール(5221−53−4)、(F238)エチリモール(23947−60−6)、(F239)フララキシル(57646−30−7)、(F240)ヒメキサゾール(10004−44−1)、(F241)メタラキシル(57837−19−1)、(F242)メタラキシル−M(メフェノキサム)(70630−17−0)、(F243)オフラセ(58810−48−3)、(F244)オキサジキシル(77732−09−3)、(F245)オキソリン酸(14698−29−4);
(13)シグナル伝達の阻害剤、例えば、(F246)クロゾリネート(84332−86−5)、(F247)フェンピクロニル(74738−17−3)、(F248)フルジオキソニル(131341−86−1)、(F249)イプロジオン(36734−19−7)、(F250)プロシミドン(32809−16−8)、(F251)キノキシフェン(124495−18−7)、(F252)ビンクロゾリン(50471−44−8);
(14)脱共役剤として作用することができる化合物、例えば、(F253)ビナパクリル(485−31−4)、(F254)ジノカップ(131−72−6)、(F255)フェリムゾン(89269−64−7)、(F256)フルアジナム(79622−59−6)、(F257)メプチルジノカップ(131−72−6);
(15)さらに別の化合物、例えば、(F258)ベンチアゾール(21564−17−0)、(F259)ベトキサジン(163269−30−5)、(F260)カプシマイシン(capsimycin)(70694−08−5)、(F261)カルボン(99−49−0)、(F262)キノメチオネート(2439−01−2)、(F263)ピリオフェノン(pyriofenone)(クラザフェノン(chlazafenone))(688046−61−9)、(F264)クフラネブ(11096−18−7)、(F265)シフルフェナミド(180409−60−3)、(F266)シモキサニル(57966−95−7)、(F267)シプロスルファミド(221667−31−8)、(F268)ダゾメット(533−74−4)、(F269)デバカルブ(62732−91−6)、(F270)ジクロロフェン(97−23−4)、(F271)ジクロメジン(62865−36−5)、(F272)ジフェンゾコート(49866−87−7)、(F273)ジフェンゾコートメチル硫酸塩(43222−48−6)、(F274)ジフェニルアミン(122−39−4)、(F275)エコメイト、(F276)フェンピラザミン(fenpyrazamine)(473798−59−3)、(F277)フルメトベル(154025−04−4)、(F278)フルオルイミド(41205−21−4)、(F279)フルスルファミド(106917−52−6)、(F280)フルチアニル(304900−25−2)、(F281)ホセチル−アルミニウム(39148−24−8)、(F282)ホセチル−カルシウム、(F283)ホセチル−ナトリウム(39148−16−8)、(F284)ヘキサクロロベンゼン(118−74−1)、(F285)イルママイシン(81604−73−1)、(F286)メタスルホカルブ(66952−49−6)、(F287)イソチオシアン酸メチル(556−61−6)、(F288)メトラフェノン(220899−03−6)、(F289)ミルディオマイシン(67527−71−3)、(F290)ナタマイシン(7681−93−8)、(F291)ジメチルジチオカルバミン酸ニッケル(15521−65−0)、(F292)ニトロタル−イソプロピル(10552−74−6)、(F293)オクチリノン(26530−20−1)、(F294)オキサモカルブ(oxamocarb)(917242−12−7)、(F295)オキシフェンチイン(oxyfenthiin)(34407−87−9)、(F296)ペンタクロロフェノールおよび塩(87−86−5)、(F297)フェノトリン、(F298)リン酸およびその塩(13598−36−2)、(F299)プロパモカルブ−ホセチレート(propamocarb−fosetylate)、(F300)プロパノシン−ナトリウム(propanosine−sodium)(88498−02−6)、(F301)プロキナジド(189278−12−4)、(F302)ピリモルフ(868390−90−3)、(F303)(2E)−3−(4−tert−ブチルフェニル)−3−(2−クロロピリジン−4−イル)−1−(モルホリン−4−イル)プロプ−2−エン−1−オン(1231776−28−5)、(F304)(2Z)−3−(4−tert−ブチルフェニル)−3−(2−クロロピリジン−4−イル)−1−(モルホリン−4−イル)プロプ−2−エン−1−オン(1231776−29−6)、(F305)ピロールニトリン(1018−71−9)、(F306)テブフロキン(376645−78−2)、(F307)テクロフタラム(76280−91−6)、(F308)トルニファニド(304911−98−6)、(F309)トリアゾキシド(72459−58−6)、(F310)トリクラミド(70193−21−4)、(F311)ザリラミド(84527−51−5)、(F312)2−メチルプロパン酸(3S,6S,7R,8R)−8−ベンジル−3−[({3−[(イソブチリルオキシ)メトキシ]−4−メトキシピリジン−2−イル}カルボニル)アミノ]−6−メチル−4,9−ジオキソ−1,5−ジオキソナン−7−イル(517875−34−2)、(F313)1−(4−{4−[(5R)−5−(2,6−ジフルオロフェニル)−4,5−ジヒドロ−1,2−オキサゾール−3−イル]−1,3−チアゾール−2−イル}ピペリジン−1−イル)−2−[5−メチル−3−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール−1−イル]エタノン(1003319−79−6)、(F314)1−(4−{4−[(5S)−5−(2,6−ジフルオロフェニル)−4,5−ジヒドロ−1,2−オキサゾール−3−イル]−1,3−チアゾール−2−イル}ピペリジン−1−イル)−2−[5−メチル−3−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール−1−イル]エタノン(1003319−80−9)、(F315)1−(4−{4−[5−(2,6−ジフルオロフェニル)−4,5−ジヒドロ−1,2−オキサゾール−3−イル]−1,3−チアゾール−2−イル}ピペリジン−1−イル)−2−[5−メチル−3−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール−1−イル]エタノン(1003318−67−9)、(F316)1−(4−メトキシフェノキシ)−3,3−ジメチルブタン−2−イル−1H−イミダゾール−1−カルボキシレート(111227−17−9)、(F317)2,3,5,6−テトラクロロ−4−(メチルスルホニル)ピリジン(13108−52−6)、(F318)2,3−ジブチル−6−クロロチエノ[2,3−d]ピリミジン−4(3H)−オン(221451−58−7)、(F319)2,6−ジメチル−1H,5H−[1,4]ジチイノ[2,3−c:5,6−c′]ジピロール−1,3,5,7(2H,6H)−テトロン、(F320)2−[5−メチル−3−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール−1−イル]−1−(4−{4−[(5R)−5−フェニル−4,5−ジヒドロ−1,2−オキサゾール−3−イル]−1,3−チアゾール−2−イル}ピペリジン−1−イル)エタノン(1003316−53−7)、(F321)2−[5−メチル−3−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール−1−イル]−1−(4−{4−[(5S)−5−フェニル−4,5−ジヒドロ−1,2−オキサゾール−3−イル]−1,3−チアゾール−2−イル}ピペリジン−1−イル)エタノン(1003316−54−8)、(F322)2−[5−メチル−3−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール−1−イル]−1−{4−[4−(5−フェニル−4,5−ジヒドロ−1,2−オキサゾール−3−イル)−1,3−チアゾール−2−イル]ピペリジン−1−イル}エタノン(1003316−51−5)、(F323)2−ブトキシ−6−ヨード−3−プロピル−4H−クロメン−4−オン、(F324)2−クロロ−5−[2−クロロ−1−(2,6−ジフルオロ−4−メトキシフェニル)−4−メチル−1H−イミダゾール−5−イル]ピリジン、(F325)2−フェニルフェノールおよび塩(90−43−7)、(F326)3−(4,4,5−トリフルオロ−3,3−ジメチル−3,4−ジヒドロイソキノリン−1−イル)キノリン(861647−85−0)、(F327)3,4,5−トリクロロピリジン−2,6−ジカルボニトリル(17824−85−0)、(F328)3−[5−(4−クロロフェニル)−2,3−ジメチル−1,2−オキサゾリジン−3−イル]ピリジン、(F329)3−クロロ−5−(4−クロロフェニル)−4−(2,6−ジフルオロフェニル)−6−メチルピリダジン、(F330)4−(4−クロロフェニル)−5−(2,6−ジフルオロフェニル)−3,6−ジメチルピリダジン、(F331)5−アミノ−1,3,4−チアジアゾール−2−チオール、(F332)5−クロロ−N′−フェニル−N′−(プロパ−2−イン−1−イル)チオフェン−2−スルホノヒドラジド(134−31−6)、(F333)5−フルオロ−2−[(4−フルオロベンジル)オキシ]ピリミジン−4−アミン(1174376−11−4)、(F334)5−フルオロ−2−[(4−メチルベンジル)オキシ]ピリミジン−4−アミン(1174376−25−0)、(F335)5−メチル−6−オクチル[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリミジン−7−アミン、(F336)(2Z)−3−アミノ−2−シアノ−3−フェニルプロパ−2−エン酸エチル、(F337)N′−(4−{[3−(4−クロロベンジル)−1,2,4−チアジアゾール−5−イル]オキシ}−2,5−ジメチルフェニル)−N−エチル−N−メチルイミドホルムアミド、(F338)N−(4−クロロベンジル)−3−[3−メトキシ−4−(プロパ−2−イン−1−イルオキシ)フェニル]プロパンアミド、(F339)N−[(4−クロロフェニル)(シアノ)メチル]−3−[3−メトキシ−4−(プロパ−2−イン−1−イルオキシ)フェニル]プロパンアミド、(F340)N−[(5−ブロモ−3−クロロピリジン−2−イル)メチル]−2,4−ジクロロピリジン−3−カルボキサミド、(F341)N−[1−(5−ブロモ−3−クロロピリジン−2−イル)エチル]−2,4−ジクロロピリジン−3−カルボキサミド、(F342)N−[1−(5−ブロモ−3−クロロピリジン−2−イル)エチル]−2−フルオロ−4−ヨードピリジン−3−カルボキサミド、(F343)N−{(E)−[(シクロプロピルメトキシ)イミノ][6−(ジフルオロメトキシ)−2,3−ジフルオロフェニル]メチル}−2−フェニルアセトアミド(221201−92−9)、(F344)N−{(Z)−[(シクロプロピルメトキシ)イミノ][6−(ジフルオロメトキシ)−2,3−ジフルオロフェニル]メチル}−2−フェニルアセトアミド(221201−92−9)、(F345)N′−{4−[(3−tert−ブチル−4−シアノ−1,2−チアゾール−5−イル)オキシ]−2−クロロ−5−メチルフェニル}−N−エチル−N−メチルイミドホルムアミド、(F346)N−メチル−2−(1−{[5−メチル−3−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール−1−イル]アセチル}ピペリジン−4−イル)−N−(1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−1−イル)−1,3−チアゾール−4−カルボキサミド(922514−49−6)、(F347)N−メチル−2−(1−{[5−メチル−3−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール−1−イル]アセチル}ピペリジン−4−イル)−N−[(1R)−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−1−イル]−1,3−チアゾール−4−カルボキサミド(922514−07−6)、(F348)N−メチル−2−(1−{[5−メチル−3−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール−1−イル]アセチル}ピペリジン−4−イル)−N−[(1S)−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−1−イル]−1,3−チアゾール−4−カルボキサミド(922514−48−5)、(F349)ペンチル{6−[({[(1−メチル−1H−テトラゾール−5−イル)(フェニル)メチリデン]アミノ}オキシ)メチル]ピリジン−2−イル}カーバメート、(F350)フェナジン−1−カルボン酸、(F351)キノリン−8−オール(134−31−6)、(F352)キノリン−8−オールサルフェート(2:1)(134−31−6)、(F353)tert−ブチル{6−[({[(1−メチル−1H−テトラゾール−5−イル)(フェニル)メチレン]アミノ}オキシ)メチル]ピリジン−2−イル}カーバメート;
(16)さらに別の化合物、例えば(F354)1−メチル−3−(トリフルオロメチル)−N−[2′−(トリフルオロメチル)ビフェニル−2−イル]−1H−ピラゾール−4−カルボキサミド、(F355)N−(4′−クロロビフェニル−2−イル)−3−(ジフルオロメチル)−1−メチル−1H−ピラゾール−4−カルボキサミド、(F356)N−(2′,4′−ジクロロビフェニル−2−イル)−3−(ジフルオロメチル)−1−メチル−1H−ピラゾール−4−カルボキサミド、(F357)3−(ジフルオロメチル)−1−メチル−N−[4′−(トリフルオロメチル)ビフェニル−2−イル]−1H−ピラゾール−4−カルボキサミド、(F358)N−(2′,5′−ジフルオロビフェニル−2−イル)−1−メチル−3−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール−4−カルボキサミド、(F359)3−(ジフルオロメチル)−1−メチル−N−[4′−(プロプ−1−イン−1−イル)ビフェニル−2−イル]−1H−ピラゾール−4−カルボキサミド、(F360)5−フルオロ−1,3−ジメチル−N−[4′−(プロプ−1−イン−1−イル)ビフェニル−2−イル]−1H−ピラゾール−4−カルボキサミド、(F361)2−クロロ−N−[4′−(プロプ−1−イン−1−イル)ビフェニル−2−イル]ピリジン−3−カルボキサミド、(F362)3−(ジフルオロメチル)−N−[4′−(3,3−ジメチルブト−1−イン−1−イル)ビフェニル−2−イル]−1−メチル−1H−ピラゾール−4−カルボキサミド、(F363)N−[4′−(3,3−ジメチルブト−1−イン−1−イル)ビフェニル−2−イル]−5−フルオロ−1,3−ジメチル−1H−ピラゾール−4−カルボキサミド、(F364)3−(ジフルオロメチル)−N−(4′−エチニルビフェニル−2−イル)−1−メチル−1H−ピラゾール−4−カルボキサミド、(F365)N−(4′−エチニルビフェニル−2−イル)−5−フルオロ−1,3−ジメチル−1H−ピラゾール−4−カルボキサミド、(F366)2−クロロ−N−(4′−エチニルビフェニル−2−イル)ピリジン−3−カルボキサミド、(F367)2−クロロ−N−[4′−(3,3−ジメチルブト−1−イン−1−イル)ビフェニル−2−イル]ピリジン−3−カルボキサミド、(F368)4−(ジフルオロメチル)−2−メチル−N−[4′−(トリフルオロメチル)ビフェニル−2−イル]−1,3−チアゾール−5−カルボキサミド、(F369)5−フルオロ−N−[4′−(3−ヒドロキシ−3−メチルブト−1−イン−1−イル)ビフェニル−2−イル]−1,3−ジメチル−1H−ピラゾール−4−カルボキサミド、(F370)2−クロロ−N−[4′−(3−ヒドロキシ−3−メチルブト−1−イン−1−イル)ビフェニル−2−イル]ピリジン−3−カルボキサミド、(F371)3−(ジフルオロメチル)−N−[4′−(3−メトキシ−3−メチルブト−1−イン−1−イル)ビフェニル−2−イル]−1−メチル−1H−ピラゾール−4−カルボキサミド、(F372)5−フルオロ−N−[4′−(3−メトキシ−3−メチルブト−1−イン−1−イル)ビフェニル−2−イル]−1,3−ジメチル−1H−ピラゾール−4−カルボキサミド、(F373)2−クロロ−N−[4′−(3−メトキシ−3−メチルブト−1−イン−1−イル)ビフェニル−2−イル]ピリジン−3−カルボキサミド、(F374)(5−ブロモ−2−メトキシ−4−メチルピリジン−3−イル)(2,3,4−トリメトキシ−6−メチルフェニル)メタノン、(F375)N−[2−(4−{[3−(4−クロロフェニル)プロプ−2−イン−1−イル]オキシ}−3−メトキシフェニル)エチル]−N2−(メチルスルホニル)バリンアミド(220706−93−4)、(F376)4−オキソ−4−[(2−フェニルエチル)アミノ]ブタン酸、(F377)ブト−3−イン−1−イル{6−[({[(Z)−(1−メチル−1H−テトラゾール−5−イル)(フェニル)メチレン]アミノ}オキシ)メチル]ピリジン−2−イル}カーバメート、(F378)4−アミノ−5−フルオロピリミジン−2−オール(メソメリー型:6−アミノ−5−フルオロピリミジン−2(1H)−オン)、(F379)3,4,5−トリヒドロキシ安息香酸プロピルおよび(F380)オリザストロビンからなる群から選択される。
分類(1)から(16)の全ての言及された殺菌剤(すなわちF1からF380)は、その官能基によって可能であるならば、好適な塩基または酸と塩を形成しても良い。
本発明の好ましい実施形態において、殺菌剤は合成殺菌剤である。本明細書で使用される場合、「合成」という用語は、生物農薬から得られたものではない化合物を定義するものである。特に、合成殺菌剤は、本発明による生物農薬の代謝物では全くない。
本発明の好ましい実施形態によれば、殺菌剤は、
(1)エルゴステロール生合成の阻害剤、例えば(F3)ビテルタノール(55179−31−2)、(F4)ブロムコナゾール(116255−48−2)、(F5)シプロコナゾール(113096−99−4)、(F7)ジフェノコナゾール(119446−68−3)、(F12)エポキシコナゾール(106325−08−0)、(F16)フェンヘキサミド(126833−17−8)、(F17)フェンプロピジン(67306−00−7)、(F18)フェンプロピモルフ(67306−03−0)、(F19)フルキンコナゾール(136426−54−5)、(F22)フルトリアホール、(F26)イマザリル、(F29)イプコナゾール(125225−28−7)、(F30)メトコナゾール(125116−23−6)、(F31)ミクロブタニル(88671−89−0)、(F37)ペンコナゾール(66246−88−6)、(F40)プロピコナゾール(60207−90−1)、(F41)プロチオコナゾール(178928−70−6)、(F44)キンコナゾール(103970−75−8)、(F46)スピロキサミン(118134−30−8)、(F47)テブコナゾール(107534−96−3)、(F51)トリアジメノール(89482−17−7)、(F55)トリチコナゾール(131983−72−7)、
(2)複合体IまたはIIでの呼吸鎖の阻害剤、例えば、(F65)ビキサフェン(581809−46−3)、(F66)ボスカリド(188425−85−6)、(F67)カルボキシン(5234−68−4)、(F70)フルオピラム(658066−35−4)、(F71)フルトラニル(66332−96−5)、(F72)フルキサピロキサド(fluxapyroxad)(907204−31−3)、(F73)フラメトピル(123572−88−3)、(F75)イソピラザム(シン−エピマー性ラセミ化合物(1RS,4SR,9RS)とアンチ−エピマー性ラセミ化合物(1RS,4SR,9SR)の混合物)(881685−58−1)、(F76)イソピラザム(アンチ−エピマー性ラセミ化合物1RS,4SR,9SR)、(F77)イソピラザム(アンチ−エピマー性エナンチオマー1R,4S,9S)、(F78)イソピラザム(アンチ−エピマー性エナンチオマー1S,4R,9R)、(F79)イソピラザム(シン−エピマー性ラセミ化合物1RS,4SR,9RS)、(F80)イソピラザム(シン−エピマー性エナンチオマー1R,4S,9R)、(F81)イソピラザム(シン−エピマー性エナンチオマー1S,4R,9S)、(F84)ペンフルフェン(494793−67−8)、(F85)ペンチオピラド(183675−82−3)、(F86)セダキサン(874967−67−6)、(F87)チフルザミド(130000−40−7)、(F91)N−[1−(2,4−ジクロロフェニル)−1−メトキシプロパン−2−イル]−3−(ジフルオロメチル)−1−メチル−1H−ピラゾール−4−カルボキサミド(1092400−95−7)、(F98)1−メチル−3−(トリフルオロメチル)−N−(1,3,3−トリメチル−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−4−イル)−1H−ピラゾール−4−カルボキサミド、(F99)1−メチル−3−(トリフルオロメチル)−N−[(1S)−1,3,3−トリメチル−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−4−イル]−1H−ピラゾール−4−カルボキサミド、(F100)1−メチル−3−(トリフルオロメチル)−N−[(1R)−1,3,3−トリメチル−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−4−イル]−1H−ピラゾール−4−カルボキサミド、(F101)3−(ジフルオロメチル)−1−メチル−N−[(3S)−1,1,3−トリメチル−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−4−イル]−1H−ピラゾール−4−カルボキサミド、(F102)3−(ジフルオロメチル)−1−メチル−N−[(3R)−1,1,3−トリメチル−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−4−イル]−1H−ピラゾール−4−カルボキサミド;
(3)複合体IIIでの呼吸鎖の阻害薬剤、例えば、(F105)アメトクトラジン(865318−97−4)、(F106)アミスルブロム(348635−87−0)、(F107)アゾキシストロビン(131860−33−8)、(F108)シアゾファミド(120116−88−3)、(F111)ジモキシストロビン(141600−52−4)、(F112)エネストロブリン(enestroburin)(238410−11−2)、(F113)ファモキサドン(131807−57−3)、(F114)フェンアミドン(161326−34−7)、(F116)フルオキサストロビン(361377−29−9)、(F117)クレソキシム−メチル(143390−89−0)、(F118)メトミノストロビン(133408−50−1)、(F119)オリサストロビン(189892−69−1)、(F120)ピコキシストロビン(117428−22−5)、(F121)ピラクロストロビン(175013−18−0)、(F124)ピリベンカルブ(799247−52−2)、(F126)トリフロキシストロビン(141517−21−7);
(4)有糸分裂および細胞分裂の阻害剤、例えば、(F139)カルベンダジム(10605−21−7)、(F140)クロルフェナゾール(3574−96−7)、(F141)ジエトフェンカルブ(87130−20−9)、(F142)エタボキサム(162650−77−3)、(F143)フルオピコリド(239110−15−7)、(F144)フベリダゾール(3878−19−1)、(F145)ペンシクロン(66063−05−6)、(F147)チオファネート−メチル(23564−05−8)、(F149)ゾキサミド(156052−68−5);
(5)多部位作用を有することができる化合物、例えば、(F154)キャプタン(133−06−2)、(F155)クロロタロニル(1897−45−6)、(F156)水酸化銅(20427−59−2)、(F159)塩基性塩化銅(1332−40−7)、(F162)ジチアノン(3347−22−6)、(F163)ドジン(2439−10−3)、(F167)ホルペット(133−07−3)、(F168)グアザチン(108173−90−6)、(F172)イミノクタジン三酢酸塩(57520−17−9)、(F174)マンコゼブ(8018−01−7)、(F180)プロピネブ(12071−83−9)、(F181)硫黄および多硫化カルシウムなどの硫黄剤(7704−34−9)、(F182)チウラム(137−26−8);
(6)宿主防御を誘発することができる化合物、例えば、(F186)アシベンゾラル−S−メチル(135158−54−2)、(F187)イソチアニル(224049−04−1)、(F189)チアジニル(223580−51−6);
(7)アミノ酸および/またはタンパク質生合成の阻害剤、例えば、(F192)シプロジニル(121552−61−2)、(F196)ピリメタニル(53112−28−0);
(9)細胞壁合成の阻害剤、例えば、(F202)ベンチアバリカルブ(177406−68−7)、(F203)ジメトモルフ(110488−70−5)、(F205)イプロバリカルブ(140923−17−7)、(F206)マンジプロパミド(374726−62−2)、(F210)バリフェナレート(283159−94−4;283159−90−0);
(10)脂質および膜合成の阻害剤、例えば、(F216)ヨードカルブ(iodocarb)(55406−53−6)、(F217)イプロベンホス(26087−47−8)、(F220)プロパモカルブ塩酸塩(25606−41−1)、(F225)トルクロホス−メチル(57018−04−9);
(11)メラニン生合成の阻害剤、例えば、(F226)カルプロパミド(104030−54−8);
(12)核酸合成の阻害剤、例えば、(F233)ベナラキシル(71626−11−4)、(F234)ベナラキシル−M(キララキシル)(98243−83−5)、(F239)フララキシル(57646−30−7)、(F240)ヒメキサゾール(10004−44−1)、(F241)メタラキシル(57837−19−1)、(F242)メタラキシル−M(メフェノキサム)(70630−17−0)、(F244)オキサジキシル(77732−09−3);
(13)シグナル伝達の阻害剤、例えば、(F247)フェンピクロニル(74738−17−3)、(F248)フルジオキソニル(131341−86−1)、(F249)イプロジオン(36734−19−7)、(F251)キノキシフェン(124495−18−7)、(F252)ビンクロゾリン(50471−44−8);
(14)脱共役剤として作用することができる化合物、例えば、(F256)フルアジナム(79622−59−6);
(15)さらに別の化合物、例えば、(F266)シモキサニル(57966−95−7)、(F280)フルチアニル(304900−25−2)、(F281)ホセチル−アルミニウム(39148−24−8)、(F286)メタスルホカルブ(66952−49−6)、(F287)イソチオシアン酸メチル(556−61−6)、(F288)メトラフェノン(220899−03−6)、(F298)リン酸およびその塩(13598−36−2)、(F301)プロキナジド(189278−12−4)、(F309)トリアゾキシド(72459−58−6)および(F319)2,6−ジメチル−1H,5H−[1,4]ジチイノ[2,3−c:5,6−c′]ジピロール−1,3,5,7(2H,6H)−テトロンからなる群から選択される。
本発明の1実施形態において、殺菌剤(fungizide)(I)、例えば種子処理に使用される殺菌剤(fungizide)は、カルベンダジム(F139)、カルボキシン(F67)、ジフェノコナゾール(F7)、フルジオキソニル(F248)、フルキンコナゾール(F19)、フルキサピロキサド(F72)、イプコナゾール(F29)、イソチアニル(F187)、メフェノキサム(F242)、メタラキシル(F241)、ペンシクロン(F145)、ペンフルフェン(F84)、プロチオコナゾール(F41)、プロクロラズ(F39)、ピラクロストロビン(F121)、セダキサン(F86)、シルチオファム(F201)、テブコナゾール(F47)、チウラム(F182)、トリフロキシストロビン(F126)、およびトリチコナゾール(F55)からなる群から選択される。
好ましくは、殺菌剤は、上記のF1、F2、F3、F4、F5、F6、F7、F8、F9、F10、F11、F12、F13、F14、F15、F16、F17、F18、F19、F20、F21、F22、F23、F24、F25、F26、F27、F28、F29、F30、F31、F32、F33、F34、F35、F36、F37、F38、F39、F40、F41、F42、F43、F45、F46、F47、F48、F49、F50、F51、F52、F53、F54、F55、F56、F57、F58、F59、F60、F61、F62、F63、F64、F65、F66、F67、F68、F69、F70、F71、F72、F73、F74、F75、F76、F77、F78、F79、F80、F81、F82、F83、F84、F85、F86、F87、F88、F89、F90、F91、F92、F93、F94、F95、F96、F97、F98、F99、F100、F101、F102、F103、F104、F105、F106、F107、F108、F109、F110、F111、F112、F113、F114、F115、F116、F117、F118、F119、F120、F121、F122、F123、F124、F125、F126、F127、F128、F129、F130、F131、F132、F133、F134、F135、F136、F137、F138、F139、F140、F141、F142、F143、F144、F145、F146、F147、F148、F149、F150、F151、F152、F153、F154、F155、F156、F157、F158、F159、F160、F161、F162、F163、F164、F165、F166、F167、F168、F169、F170、F171、F172、F173、F174、F175、F176、F177、F178、F179、F180、F181、F182、F183、F184、F185、F186、F187、F188、F189、F190、F191、F192、F193、F194、F195、F196、F197、F198、F199、F200、F201、F202、F203、F204、F205、F206、F207、F208、F209、F210、F211、F212、F213、F214、F215、F216、F217、F218、F219、F220、F221、F222、F223、F224、F225、F226、F227、F228、F229、F230、F231、F232、F233、F234、F235、F236、F237、F238、F239、F240、F241、F242、F243、F244、F245、F246、F247、F248、F249、F250、F251、F252、F253、F254、F255、F256、F257、F258、F259、F260、F261、F262、F263、F264、F265、F266、F267、F268、F269、F270、F271、F272、F273、F274、F275、F276、F277、F278、F279、F280、F281、F282、F283、F284、F285、F286、F287、F288、F289、F290、F291、F292、F293、F294、F295、F296、F297、F298、F299、F300、F301、F302、F303、F304、F305、F306、F307、F308、F309、F310、F311、F312、F313、F314、F315、F316、F317、F318、F319、F320、F321、F322、F323、F324、F325、F326、F327、F328、F329、F330、F331、F332、F333、F334、F335、F336、F336、F337、F338、F339、F340、F341、F342、F343、F344、F345、F346、F347、F348、F349、F350、F351、F352、F353、F354、F355、F356、F357、F358、F359、F360、F361、F362、F363、F364、F365、F366、F367、F368、F369、F370、F371、F372、F373、F374、F375、F376、F377、F378、F379およびF380からなる群から選択される。
好ましい実施形態において、殺菌剤は合成殺菌剤である。
本発明の好ましい実施形態によれば、殺菌剤は、F3、F4、F5、F7、F12、F16、F17、F18、F19、F22、F26、F29、F30、F31、F37、F39、F40、F41、F44、F46、F47、F51、F55、F66、F67、F70、F71、F72、F73、F75、F76、F77、F78、F79、F80、F81、F84、F85、F86、F87、F98、F99、F100、F101、F102、F105、F106、F107、F108、F111、F112、F113、F114、F116、F117、F118、F119、F120、F121、F124、F126、F139、F140、F141、F142、F143、F144、F145、F147、F149、F154、F155、F156、F159、F162、F163、F167、F168、F172、F174、F180、F181、F182、F186、F187、F189、F192、F196、F201、F202、F203、F205、F206、F210、F216、F217、F220、F225、F226、F233、F234、F239、F240、F241、F242、F244、F247、F248、F249、F251、F252、F256、F266、F280、F281、F286、F287、F288、F298、F301、F309およびF319からなる群から選択される。
殺虫剤
「殺虫剤」ならびに「殺虫性」という用語は、物質が昆虫の死亡率を高め、成長速度を阻害する能力を指す。本明細書で使用される場合、「昆虫」という用語は、「昆虫」綱の全ての生物を含む。「成虫前」昆虫という用語は、成虫段階前の生物形態を指し、例えば卵、幼虫および若虫である。
「殺線虫剤」および「殺線虫性」とは、物質が線虫の死亡率を高め、成長速度を阻害する能力を指す。概して、「線虫」という用語は、当該生物の卵、幼虫、若虫および成虫形を含む。
「殺ダニ剤」および「殺ダニ性」は、蛛形綱ダニ亜綱に属する外寄生生物、例えばダニの死亡率を高め、成長速度を阻害する物質の能力を指す。
「一般名」によって本明細書で特定される殺虫剤は公知であり、例えばPesticide Manual(「The Pesticide Manual」、15版、British Crop Protection Council 2009)に記載されているか、インターネットで検索することができる(例えば、http://www.alanwood.net/pesticides)。
本発明の1実施形態によれば、好ましい殺虫剤は、下記のものからなる群から選択される。
(1)アセチルコリンエステラーゼ(AChE)阻害薬、例えば
カーバメート類、例えばアラニカルブ(I1)、アルジカルブ(I2)、ベンジオカルブ(I3)、ベンフラカルブ(I4)、ブトカルボキシム(I5)、ブトキシカルボキシム(I6)、カルバリル(I7)、カルボフラン(I8)、カルボスルファン(I9)、エチオフェンカルブ(I10)、フェノブカルブ(I11)、ホルメタナート(I12)、フラチオカルブ(I13)、イソプロカルブ(I14)、メチオカルブ(I15)、メソミル(I16)、メトルカルブ(I17)、オキサミル(I18)、ピリミカーブ(I19)、プロポキスル(I20)、チオジカルブ(I21)、チオファノックス(I22)、トリアザメート(I23)、トリメタカルブ(I24)、XMC(I25)、およびキシリルカルブ(I26);または
有機リン酸化合物、例えばアセフェート(I27)、アザメチホス(I28)、アジンホスエチル(I29)、アジンホスメチル(I30)、カズサホス(I31)、クロルエトキシホス(I32)、クロルフェンビンホス(I33)、クロルメホス(I34)、クロルピリホス(I35)、クロルピリホス−メチル(I36)、クマホス(I37)、シアノホス(I38)、デメトン−S−メチル(I39)、ダイアジノン(I40)、ジクロルボス/DDVP(I41)、ジクロトホス(I42)、ジメトエート(I43)、ジメチルビンホス(I44)、ジスルホトン(I45)、EPN(I46)、エチオン(I47)、エトプロホス(I48)、ファンファー(I49)、フェナミホス(I50)、フェニトロチオン(I51)、フェンチオン(I52)、ホスチアゼート(I53)、ヘプテノホス(I54)、イミシアホス(I55)、イソフェンホス(I56)、O−(メトキシアミノチオホスホルイル)サリチル酸イソプロピル(I57)、イソキサチオン(I58)、マラチオン(I59)、メカルバム(I60)、メタミドホス(I61)、メチダチオン(I62)、メビンホス(I63)、モノクロトホス(I64)、ナレド(I65)、オメトエート(I66)、オキシデメトンメチル(I67)、パラチオン(I68)、パラチオンメチル(I69)、フェントエート(I70)、ホラート(I71)、ホサロン(I72)、ホスメット(I73)、ホスファミドン(I74)、ホキシム(I75)、ピリミホス−メチル(I76)、プロフェノホス(I77)、プロペタンホス(I78)、プロチオホス(I79)、ピラクロホス(I80)、ピリダフェンチオン(I81)、キナルホス(I82)、スルホテップ(I83)、テブピリムホス(I84)、テメホス(I85)、テルブホス(I86)、テトラクロルビンホス(I87)、チオメトン(I88)、トリアゾホス(I89)、トリクロルホン(I90)およびバミドチオン(I91);
(2)GABA依存性塩素イオンチャンネル拮抗薬、例えば
シクロジエン有機塩素類、例えばクロルデン(I92)およびエンドスルファン(I93);または
フェニルピラゾール類(フィプロール類)、例えばエチプロール(I94)およびフィプロニル(I95);
(3)ナトリウムチャネル調節剤/電位依存性ナトリウムチャンネル遮断薬、例えばピレスロイド類、例えばアクリナトリン(I96)、アレトリン(I97)、d−シス−トランスアレトリン(I98)、d−トランスアレトリン(I99)、ビフェントリン(I100)、ビオアレトリン(I101)、ビオアレトリンS−シクロペンテニル異性体(I102)、ビオレスメトリン(I103)、シクロプロトリン(I104)、シフルトリン(I105)、β−シフルトリン(I106)、シハロトリン(I107)、λ−シハロトリン(I108)、γ−シハロトリン(I109)、シペルメトリン(I110)、α−シペルメトリン(I111)、β−シペルメトリン(I112)、θ−シペルメトリン(I113)、ζ−シペルメトリン(I114)、シフェノトリン[(1R)−トランス異性体](I115)、デルタメトリン(I116)、エンペントリン[(EZ)−(1R)異性体)(I117)、エスフェンバレレート(I118)、エトフェンプロックス(I119)、フェンプロパトリン(I120)、フェンバレレート(I121)、フルシトリネート(I122)、フルメトリン(I123)、τ−フルバリネート(I124)、ハルフェンプロックス(I125)、イミプロトリン(I126)、カデトリン(I127)、ペルメトリン(I128)、フェノトリン[(1R)−トランス異性体](I129)、プラレトリン(I130)、ピレトリン(除虫菊)(I131)、レスメトリン(I132)、シラフルオフェン(I133)、テフルトリン(I134)、テトラメトリン(I135)、テトラメトリン[(1R)異性体](I136)、トラロメトリン(I137)およびトランスフルトリン(I138);またはDDT(I139);またはメトキシクロル(I140);
(4)ニコチン性アセチルコリン受容体(nAChR)作動薬、例えば
ネオニコチノイド類、例えばアセタミプリド(I141)、クロチアニジン(I142)、ジノテフラン(I143)、イミダクロプリド(I144)、ニテンピラム(I145)、およびチアクロプリド(I146)およびチアメトキサム(I147);またはニコチン(I148);またはスルホクサフロール(I149);
(5)ニコチン性アセチルコリン受容体(nAChR)アロステリック活性化剤、例えば、スピノシン類、例えばスピネトラム(I150)およびスピノサド(I151);
(6)塩素イオンチャンネル活性化剤、例えばアベルメクチン類/ミルベマイシン類、例えばアバメクチン(I152)、エマメクチンベンゾエート(I153)、レピメクチン(I154)、およびミルベメクチン(I155);
(7)幼若ホルモン模倣剤、例えば幼若ホルモン類似体、例えば、ハイドロプレン(I156)、キノプレン(I157)、およびメトプレン(I158);またはフェノキシカルブ(I159);またはピリプロキシフェン(I160);
(8)種々の非特異的(多部位)阻害薬、例えばハロゲン化アルキル、例えば臭化メチル(I161)および他のハロゲン化アルキル;またはクロロピクリン(I162);またはフッ化スルフリル(I163);またはホウ砂(I164);または吐酒石(I165);
(9)選択的摂食阻害薬、例えばピメトロジン(I166);またはフロニカミド(I167);
(10)ダニ成長阻害薬、例えばクロフェンテジン(I168)、ヘキシチアゾクス(I169)およびジフロビダジン(I170);またはエトキサゾール(I171);
(11)昆虫の消化管の細胞膜の微生物攪乱物質、例えば、バチルス・チューリンゲンシス亜種イスラエレンシス(Bacillus thuringiensis subspecies israelensis)(I172)、バチルス・チューリンゲンシス亜種アイザワイ(Bacillus thuringiensis subspecies aizawai)(I173)、バチルス・チューリンゲンシス亜種クルスタキ(Bacillus thuringiensis subspecies kurstaki)(I174)、バチルス・チューリンゲンシス亜種テネブリオニス(Bacillus thuringiensis subspecies tenebrionis)(I175)、および昆虫中腸膜のBt微生物撹乱物質、例えばBt作物タンパク質:Cry1Ab、Cry1Ac、Cry1Fa、Cry1A.105、Cry2Ab、Vip3A、mCry3A、Cry3Ab、Cry3Bb、Cry34 Ab1/35Ab1 (I176);またはバチルス・スファエリクス(Bacillus sphaericus)(I177);
(12)ミトコンドリアATP合成酵素の阻害薬、例えばジアフェンチウロン(I178);または有機スズ系殺ダニ剤、例えばアゾシクロチン(I179)、シヘキサチン(I180)、およびフェンブタチンオキシド(I181);またはプロパルギット(I182);またはテトラジホン(I183);
(13)プロトン勾配を遮断することにより作用する酸化的リン酸化の脱共役剤、例えばクロルフェナピル(I184)、DNOC(I185)およびスルフルラミド(I186);
(14)ニコチン作用性アセチルコリン受容体(nAChR)チャンネル遮断薬、例えばベンスルタップ(I187)、カルタップ塩酸塩(I188)、チオシクラム(I189)、およびチオスルタップ−ナトリウム(I190);
(15)キチン生合成阻害剤、0型、例えばビストリフルロン(I191)、クロルフルアズロン(I192)、ジフルベンズロン(I193)、フルシクロクスロン(I194)、フルフェノクスロン(I195)、ヘキサフルムロン(I196)、ルフェヌロン(I197)、ノバルロン(I198)、ノビフルムロン(I199)、テフルベンズロン(I200)およびトリフルムロン(I201);
(16)キチン生合成阻害剤、1型、例えばブプロフェジン(I202);
(17)脱皮攪乱物質、例えばシロマジン(I203);
(18)エクジソン受容体作動薬、例えばクロマフェノジド(I204)、ハロフェノジド(I205)、メトキシフェノジド(I206)およびテブフェノジド(I207);
(19)オクトパミン受容体作動薬、例えばアミトラズ(I208);
(20)ミトコンドリア複合体III電子伝達阻害剤、例えばヒドラメチルノン(I209);またはアセキノシル(I210);またはフルアクリピリム(I211);
(21)ミトコンドリア複合体I電子伝達阻害剤、例えばMETI系殺ダニ剤、例えばフェナザキン(I212)、フェンピロキシメート(I213)、ピリミジフェン(I214)、ピリダベン(I215)、テブフェンピラド(I216)およびトルフェンピラド(I217);またはロテノン(デリス)(I218);
(22)電圧依存性ナトリウムチャンネル遮断薬、例えばインドキサカルブ(I219);またはメタフルミゾン(I220);
(23)アセチル−CoAカルボキシラーゼの阻害薬、例えばテトロン酸誘導体およびテトラミン酸誘導体、例えばスピロジクロフェン(I221)、スピロメシフェン(I222)およびスピロテトラマト(I223);
(24)ミトコンドリア複合体IV電子伝達阻害剤、例えばホスフィン類、例えばリン化アルミニウム(I224)、リン化カルシウム(I225)、ホスフィン(I226)およびリン化亜鉛(I227);またはシアン化物(I228);
(25)ミトコンドリア複合体II電子伝達阻害剤、例えばβ−ケトニトリル誘導体、例えばシエノピラフェン(I229)およびシフルメトフェン(I230);
(28)リアノジン受容体調節剤、例えばジアミド系、例えばクロラントラニリプロール(I231)、シアントラニリプロール(I232)およびフルベンジアミド(I233);
作用機序が未知もしくは未確定のさらなる有効成分、例えばアミドフルメット(I234)、アザジラクチン(I235)、ベンクロチアズ(I236)、ベンゾキシメート(I237)、ビフェナゼート(I238)、ブロモプロピレート(I239)、キノメチオナ−ト(I240)、氷晶石(I241)、ジコホル(I242)、ジフロビダジン(I243)、フルエンスルホン(I244)、フルフェネリム(I245)、フルフィプロール(I246)、フルオピラム(I247)、フフェノジド(I248)、イミダクロチズ(I249)、イプロジオン(I250)、メペルフルスリン(I251)、ピリダリル(I252)、ピリフルキナゾン(I253)、テトラメチルフルスリン(I254)、およびヨードメタン(I255);そしてさらに、バチルス・ファーマス(Bacillus firmus)(特に菌株CNCM I−1582、例えばVOTiVO(商標名)、BioNemなど(これに限定されるものではない))および以下の既知の有効成分に基づいた製剤:3−ブロモ−N−{2−ブロモ−4−クロロ−6−[(1−シクロプロピル−エチル)カルバモイル]フェニル}−1−(3−クロロピリジン−2−イル)−1H−ピラゾール−5−カルボキサミド(I257)(WO2005/077934から公知)、4−{[(6−ブロモピリジン−3−イル)メチル](2−フルオロエチル)アミノ}フラン−2(5H)−オン(I258)(WO2007/115644から公知)、4−{[(6−フルオロピリジン−3−イル)メチル](2,2−ジフルオロエチル)アミノ}フラン−2(5H)−オン(I259)(WO2007/115644から公知)、4−{[(2−クロロ−1,3−チアゾール−5−イル)メチル](2−フルオロエチル)アミノ}フラン−2(5H)−オン(I260)(WO2007/115644から公知)、4−{[(6−クロルピリジン−3−イル)メチル](2−フルオロエチル)アミノ}フラン−2(5H)−オン(I261)(WO2007/115644から公知)、フルピラジフロン(I262)、4−{[(6−クロル−5−フルオロピリジン−3−イル)メチル](メチル)アミノ}フラン−2(5H)−オン(I263)(WO2007/115643から公知)、4−{[(5,6−ジクロロピリジン−3−イル)メチル](2−フルオロエチル)アミノ}フラン−2(5H)−オン(I264)(WO2007/115646から公知)、4−{[(6−クロロ−5−フルオロピリジン−3−イル)メチル](シクロプロピル)アミノ}フラン−2(5H)−オン(I265)(WO2007/115643から公知)、4−{[(6−クロロピリジン−3−イル)メチル](シクロプロピル)アミノ}フラン−2(5H)−オン(I266)(EP−A−0539588から公知)、4−{[(6−クロルピリジン−3−イル)メチル](メチル)アミノ}フラン−2(5H)−オン(I267)(EP−A−0539588から公知)、{[1−(6−クロロピリジン−3−イル)エチル](メチル)オキシド−λ4−スルファニリデン}シアナミド(I268)(WO2007/149134から公知)およびそのジアステレオマー{[(1R)−1−(6−クロロピリジン−3−イル)エチル](メチル)オキシド−λ4−スルファニリデン}シアナミド(A)(I269)、および{[(1S)−1−(6−クロロピリジン−3−イル)エチル](メチル)オキシド−λ4−スルファニリデン}シアナミド(B)(I270)(WO2007/149134からも公知)ならびにジアステレオマーであるジアステレオマーAの群と称される[(R)−メチル(オキシド){(1R)−1−[6−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル]エチル}−λ4−スルファニリデン]シアナミド(A1)(I271)、および[(S)−メチル(オキシド){(1S)−1−[6−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル]エチル}−λ4−スルファニリデン]シアナミド(A2)(I272)(WO2010/074747、WO2010/074751から公知)、ジアステレオマーBの群と称される[(R)−メチル(オキシド){(1S)−1−[6−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル]エチル}−λ4−スルファニリデン]シアナミド(B1)(I273)、および[(S)−メチル(オキシド){(1R)−1−[6−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル]エチル}−λ4−スルファニリデン]シアナミド(B2)(I274)(WO2010/074747、WO2010/074751からも公知)、および11−(4−クロロ−2,6−ジメチルフェニル)−12−ヒドロキシ−1,4−ジオキサ−9−アザジスピロ[4.2.4.2]テトラデク−11−エン−10−オン(I275)(WO2006/089633から公知)、3−(4′−フルオロ−2,4−ジメチルビフェニル−3−イル)−4−ヒドロキシ−8−オキサ−1−アザスピロ[4.5]デク−3−エン−2−オン(I276)(WO2008/067911から公知)、1−{2−フルオロ−4−メチル−5−[(2,2,2−トリフルオロエチル)スルフィニル]フェニル}−3−(トリフルオロメチル)−1H−1,2,4−トリアゾール−5−アミン(I277)(WO2006/043635から公知)、アフィドピロペン シクロプロパンカルボン酸[(3S,4aR,12R,12aS,12bS)−3−[(シクロプロピルカルボニル)オキシ]−6,12−ジヒドロキシ−4,12b−ジメチル−11−オキソ−9−(ピリジン−3−イル)−1,3,4,4a,5,6,6a,12,12a,12b−デカヒドロ−2H,11H−ベンゾ[f]ピラノ[4,3−b]クロメン−4−イル]メチル(I278)(WO2008/066153から公知)、2−シアノ−3−(ジフルオロメトキシ)−N,N−ジメチルベンゼンスルホンアミド(I279)(WO2006/056433から公知)、2−シアノ−3−(ジフルオロメトキシ)−N−メチルベンゼンスルホンアミド(I280)(WO2006/100288から公知)、2−シアノ−3−(ジフルオロメトキシ)−N−エチルベンゼンスルホンアミド(I281)(WO2005/035486から公知)、4−(ジフルオロメトキシ)−N−エチル−N−メチル−1,2−ベンゾチアゾール−3−アミン1,1−ジオキシド(I282)(WO2007/057407から公知)、N−[1−(2,3−ジメチルフェニル)−2−(3,5−ジメチルフェニル)エチル]−4,5−ジヒドロ−1,3−チアゾール−2−アミン(I283)(WO2008/104503から公知)、{1′−[(2E)−3−(4−クロロフェニル)プロプ−2−エン−1−イル]−5−フルオロスピロ[インドール−3,4′−ピペリジン]−1(2H)−イル}(2−クロロピリジン−4−イル)メタノン(I284)(WO2003/106457から公知)、3−(2,5−ジメチルフェニル)−4−ヒドロキシ−8−メトキシ−1,8−ジアザスピロ[4.5]デク−3−エン−2−オン(I285)(WO2009/049851から公知)、3−(2,5−ジメチルフェニル)−8−メトキシ−2−オキソ−1,8−ジアザスピロ[4.5]デク−3−エン−4−イルエチルカーボネート(I286)(WO2009/049851から公知)、4−(ブト−2−イン−1−イルオキシ)−6−(3,5−ジメチルピペリジン−1−イル)−5−フルオロピリミジン(I287)(WO2004/099160から公知)、(2,2,3,3,4,4,5,5−オクタフルオロペンチル)(3,3,3−トリフルオロプロピル)マロノニトリル(I288)(WO2005/063094から公知)、(2,2,3,3,4,4,5,5−オクタフルオロペンチル)(3,3,4,4,4−ペンタフルオロブチル)マロノニトリル(I289)(WO2005/063094から公知)、8−[2−(シクロプロピルメトキシ)−4−(トリフルオロメチル)フェノキシ]−3−[6−(トリフルオロメチル)ピリダジン−3−イル]−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン(I290)(WO2007/040280から公知)、フロメトキン(I291)、PF1364(CAS登録番号1204776−60−2)(I292)(JP2010/018586から公知)、5−[5−(3,5−ジクロロフェニル)−5−(トリフルオロメチル)−4,5−ジヒドロ−1,2−オキサゾール−3−イル]−2−(1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)ベンゾニトリル(I293)(WO2007/075459から公知)、5−[5−(2−クロロピリジン−4−イル)−5−(トリフルオロメチル)−4,5−ジヒドロ−1,2−オキサゾール−3−イル]−2−(1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)ベンゾニトリル(I294)(WO2007/075459から公知)、4−[5−(3,5−ジクロロフェニル)−5−(トリフルオロメチル)−4,5−ジヒドロ−1,2−オキサゾール−3−イル]−2−メチル−N−{2−オキソ−2−[(2,2,2−トリフルオロエチル)アミノ]エチル}ベンズアミド(I295)(WO2005/085216から公知)、4−{[(6−クロロピリジン−3−イル)メチル](シクロプロピル)アミノ}−1,3−オキサゾール−2(5H)−オン(I296)、4−{[(6−クロロピリジン−3−イル)メチル](2,2−ジフルオロエチル)アミノ}−1,3−オキサゾール−2(5H)−オン(I297)、4−{[(6−クロロピリジン−3−イル)メチル](エチル)アミノ}−1,3−オキサゾール−2(5H)−オン(I298)、4−{[(6−クロロピリジン−3−イル)メチル](メチル)アミノ}−1,3−オキサゾール−2(5H)−オン(I299)(すべてWO2010/005692から公知)、ピフルブミドN−[4−(1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロ−2−メトキシプロパン−2−イル)−3−イソブチルフェニル]−N−イソブチリル−1,3,5−トリメチル−1H−ピラゾール−4−カルボキサミド(I300)(WO2002/096882から公知)、2−[2−({[3−ブロモ−1−(3−クロロピリジン−2−イル)−1H−ピラゾール−5−イル]カルボニル}アミノ)−5−クロロ−3−メチルベンゾイル]−2−メチルヒドラジンカルボン酸メチル(I301)(WO2005/085216から公知)、2−[2−({[3−ブロモ−1−(3−クロロピリジン−2−イル)−1H−ピラゾール−5−イル]カルボニル}アミノ)−5−シアノ−3−メチルベンゾイル]−2−エチルヒドラジンカルボン酸メチル(I302)(WO2005/085216から公知)、2−[2−({[3−ブロモ−1−(3−クロロピリジン−2−イル)−1H−ピラゾール−5−イル]カルボニル}アミノ)−5−シアノ−3−メチルベンゾイル]−2−メチルヒドラジンカルボン酸メチル(I303)(WO2005/085216から公知)、2−[3,5−ジブロモ−2−({[3−ブロモ−1−(3−クロロピリジン−2−イル)−1H−ピラゾール−5−イル]カルボニル}アミノ)ベンゾイル]−1,2−ジエチルヒドラジンカルボン酸メチル(I304)(WO2005/085216から公知)、2−[3,5−ジブロモ−2−({[3−ブロモ−1−(3−クロロピリジン−2−イル)−1H−ピラゾール−5−イル]カルボニル}アミノ)ベンゾイル]−2−エチルヒドラジンカルボン酸メチル(I305)(WO2005/085216から公知)、(5RS,7RS;5RS,7SR)−1−(6−クロロ−3−ピリジルメチル)−1,2,3,5,6,7−ヘキサヒドロ−7−メチル−8−ニトロ−5−プロポキシイミダゾ[1,2−a]ピリジン(I306)(WO2007/101369から公知)、2−{6−[2−(5−フルオロピリジン−3−イル)−1,3−チアゾール−5−イル]ピリジン−2−イル}ピリミジン(I307)(WO2010/006713か
ら公知)、2−{6−[2−(ピリジン−3−イル)−1,3−チアゾール−5−イル]ピリジン−2−イル}ピリミジン(I308)(WO2010/006713から公知)、1−(3−クロロピリジン−2−イル)−N−[4−シアノ−2−メチル−6−(メチルカルバモイル)フェニル]−3−{[5−(トリフルオロメチル)−1H−テトラゾール−1−イル]メチル}−1H−ピラゾール−5−カルボキサミド(I309)(WO2010/069502から公知)、1−(3−クロロピリジン−2−イル)−N−[4−シアノ−2−メチル−6−(メチルカルバモイル)フェニル]−3−{[5−(トリフルオロメチル)−2H−テトラゾール−2−イル]メチル}−1H−ピラゾール−5−カルボキサミド(I310)(WO2010/069502から公知)、N−[2−(tert−ブチルカルバモイル)−4−シアノ−6−メチルフェニル]−1−(3−クロロピリジン−2−イル)−3−{[5−(トリフルオロメチル)−1H−テトラゾール−1−イル]メチル}−1H−ピラゾール−5−カルボキサミド(I311)(WO2010/069502から公知)、N−[2−(tert−ブチルカルバモイル)−4−シアノ−6−メチルフェニル]−1−(3−クロロピリジン−2−イル)−3−{[5−(トリフルオロメチル)−2H−テトラゾール−2−イル]メチル}−1H−ピラゾール−5−カルボキサミド(I312)(WO2010/069502から公知)、(1E)−N−[(6−クロロピリジン−3−イル)メチル]−N′−シアノ−N−(2,2−ジフルオロエチル)エタンイミドアミド(I313)(WO2008/009360から公知)、N−[2−(5−アミノ−1,3,4−チアジアゾール−2−イル)−4−クロロ−6−メチルフェニル]−3−ブロモ−1−(3−クロロピリジン−2−イル)−1H−ピラゾール−5−カルボキサミド(I314)(CN102057925から公知)、および2−[3,5−ジブロモ−2−({[3−ブロモ−1−(3−クロロピリジン−2−イル)−1H−ピラゾール−5−イル]カルボニル}アミノ)ベンゾイル]−2−エチル−1−メチルヒドラジンカルボン酸メチル(I315)(WO2011/049233から公知);
からなる群から選択される。
本発明の好ましい実施形態において、前記殺虫剤は合成殺虫剤だえる。本明細書で使用される場合、「合成」という用語は、植物、細菌その他の生物などの天然資源から得られていない化合物を定義するものである。
本発明の好ましい実施形態によれば、殺虫剤は、アバメクチン(I152)、アセフェート(I27)、アセタミプリド(I141)、アクリナトリン(I96)、アフィドピロペン(I278)、α−シペルメトリン(I111)、アザジラクチン(I235)、バチルス・ファーマス(Bacillus firmus)(I256)、β−シフルトリン(I106)、ビフェントリン(I100)、ブプロフェジン(I202)、クロチアニジン(I142)、クロラントラニリプロール(I231)、クロルフェナピル(I184)、クロルピリホス(I35)、カルボフラン(I8)、シアントラニリプロール(I232)、シエノピラフェン(I229)、シフルメトフェン(I230)、シフルトリン(I105)、シペルメトリン(I110)、デルタメトリン(I116)、ジアフェンチウロン(I178)、ジノテフラン(I143)、エマメクチンベンゾエート(I153)、エチプロール(I94)、フェンピロキシメート(I213)、フィプロニル(I95)、フロメトキン(I291)、フロニカミド(I167)、フルベンジアミド(I233)、フルエンスルホン(I244)、フルオピラム(I247)、フルピラジフロン(I262)、γ−シハロトリン(I109)、イミダクロプリド(I144)、インドキサカルブ(I219)、λ−シハロトリン(I108)、ルフェヌロン(I197)、メタフルミゾン(I220)、メチオカルブ(I15)、メトキシフェノジド(I206)、ミルベメクチン(I155)、プロフェノホス(I77)、ピフルブミド(I300)、ピメトロジン(I166)、ピリフルキナゾン(I253)、スピネトラム(I150)、スピノサド(I151)、スピロジクロフェン(I221)、スピロメシフェン(I222)、スピロテトラマト(I223)、スルホクサフロール(I149)、テブフェンピラド(I216)、テフルトリン(I134)、チアクロプリド(I146)、チアメトキサム(I147)、チオジカルブ(I21)、トリフルムロン(I201)、1−(3−クロロピリジン−2−イル)−N−[4−シアノ−2−メチル−6−(メチルカルバモイル)フェニル]−3−{[5−(トリフルオロメチル)−1H−テトラゾール−1−イル]メチル}−1H−ピラゾール−5−カルボキサミド(I309)(WO2010/069502から公知)、1−(3−クロロピリジン−2−イル)−N−[4−シアノ−2−メチル−6−(メチルカルバモイル)フェニル]−3−{[5−(トリフルオロメチル)−2H−テトラゾール−2−イル]メチル}−1H−ピラゾール−5−カルボキサミド(I310)(WO2010/069502から公知)および1−{2−フルオロ−4−メチル−5−[(2,2,2−トリフルオロエチル)スルフィニル]フェニル}−3−(トリフルオロメチル)−1H−1,2,4−トリアゾール−5−アミン(I277)、アフィドピロペン(I278)からなる群から選択される。
本発明の1実施形態において、殺虫剤、例えば種子処理用のものは、アバメクチン(I152)、カルボフラン(I8)、クロチアニジン(I142)、サイアジピル、シクロキサプリド、シペルメトリン(I110)、エチプロール(I94)、フィプロニル(I95)、フルオピラム(I247)、イミダクロプリド(I144)、メチオカルブ(I15)、リナキシピル、スピノサド(I151)、スルホクサフロール(I149)、テフルトリン(I134)、チアメトキサム(I147)、チオジカルブ(I21)からなる群から選択される。
さらなる添加剤
本発明の1態様は、増量剤、溶媒、自発性促進剤、担体、乳化剤、分散剤、凍結保護剤、増粘剤およびアジュバントからなる群から選択される少なくとも一つの補助剤をさらに含む上記の組成物を提供することにある。それらの組成物は、製剤と称される。
従って、本発明の1態様において、そのような製剤およびそれから調製される施用形態が、本発明の組成物を含む水薬、滴剤および噴霧液などの作物保護剤および/または農薬として提供される。その施用形態は、さらなる作物保護剤および/または農薬、および/または浸透剤、例としては、例えば菜種油、ヒマワリ油などの植物油、例えば液体パラフィンなどの鉱油、菜種油もしくは大豆油メチルエステルもしくはアルカノールアルコキシレートなどの植物脂肪酸のアルキルエステル類などの活性促進補助剤、および/または例えばアルキルシロキサン類および/または塩などの展着剤、例としては有機もしくは無機アンモニウムもしくはホスホニウム塩、例としては硫酸アンモニウムもしくはリン酸水素ジアンモニウム、および/またはスルホコハク酸ジオクチルもしくはヒドロキシプロピルグアーポリマー類などの保持促進剤および/またはグリセロールなどの保湿剤および/または例えばアンモニウム系、カリウム系もしくはリン系肥料などの肥料を含むことができる。
代表的な製剤の例には、水溶性液(SL)、乳剤(EC)、水系乳濁液(EW)、フロアブル剤(SC、SE、FS、OD)、水分散性粒剤(WG)、粒剤(GR)およびカプセル濃厚剤(CS)であり、これらおよび他の可能な種類の製剤は、例えばFAO/WHO Joint Meeting on Pesticide Specifications, 2004, ISBN:9251048576作製のCrop Life International and in Pesticide Specifications, Manual on development and use of FAO and WHO specifications for Pesticides, FAO Plant Production and Protection Papers−173によって記載されている。製剤は、1以上の本発明の活性化合物以外の農薬活性化合物を含んでいても良い。
対象の製剤もしくは施用形態は好ましくは、補助剤、例えば増量剤、溶媒、自発性促進剤、担体、乳化剤、分散剤、凍結防止剤、殺生物剤、増粘剤および/または他の補助剤、例えばアジュバントを含む。この文脈でのアジュバントは、製剤の生理効果を高める成分であり、その成分自体は生理効果を持たない。アジュバントの例は、葉表面への保持、展着、付着または浸透を促進する薬剤である。
これらの製剤は、公知の方法で、例えば補助剤、例えば増量剤、溶媒および/または固体担体および/またはさらなる補助剤、例えば界面活性剤と活性化合物を混合することで製造される。製剤は、好適な工場で、または施用前もしくは施用時に調製する。
補助剤としての使用に好適なものは、活性化合物の製剤、またはその製剤から調製される施用形態(例えば、噴霧液または種子粉衣剤などの使用可能な作物保護剤)にある種の物理的および/または生物学的特性などの特定の特性を付与する上で好適な物質であることができる。
好適な増量剤は、例えば水、極性および非極性有機化学液体、例えば芳香族および非芳香族炭化水素(パラフィン類、アルキルベンゼン類、アルキルナフタレン類、クロロベンゼン類など)、アルコール類および多価アルコール類(適切な場合には、置換、エーテル化および/またはエステル化されていても良い)、ケトン類(アセトン、シクロヘキサノンなど)、エステル類(脂肪およびオイル類など)および(ポリ)エーテル類、置換されていないおよび置換されているアミン類、アミド類、ラクタム類(N−アルキルピロリドン類など)およびラクトン類、スルホン類およびスルホキシド(ジメチルスルホキシドなど)の種類からのものである。
使用される増量剤が水である場合、補助溶媒として例えば有機溶媒を用いることも可能である。実質的に、好適な液体溶媒は、トルエン、トルエンまたはアルキルナフタレン類などの芳香族類、クロロベンゼン類、クロロエチレン類または塩化メチレンなどの塩素化芳香族類および塩素化脂肪族炭化水素類、シクロヘキサンまたはパラフィン類などの脂肪族炭化水素類、例えば石油留分、鉱油および植物油、ブタノールまたはグリコールなどのアルコール類およびそれらのエーテル類およびエステル類、アセトン、メチルエチルケトン、メチルイソブチルケトンまたはシクロヘキサノンなどのケトン類、ジメチルホルムアミドおよびジメチルスルホキシドなどの強極性溶媒、および水である。
基本的に、全ての好適な溶媒を用いることが可能である。好適な溶媒は、例えば、芳香族炭化水素、例えばキシレン、トルエンまたはアルキルナフタレン類、例えば塩素化芳香族もしくは脂肪族炭化水素、例えばクロロベンゼン、クロロエチレンまたはメチレンクロライド、例えば脂肪族炭化水素、例えばシクロヘキサン、例えばパラフィン類、石油留分、鉱油および植物油、アルコール類、例えばメタノール、エタノール、イソプロパノール、ブタノールまたはグリコール、例えばさらには、それらのエーテルおよびエステル、ケトン類、例えばアセトン、メチルエチルケトン、メチルイソブチルケトンまたはシクロヘキサノン、例えば強極性溶媒、例えばジメチルスルホキシド、そしてさらには水である。
基本的に、全ての好適な担体を用いることができる。好適な担体には、特には、例えばアンモニウム塩およびカオリン類、クレー類、タルク、チョーク、石英、アタパルガイト、モンモリロナイトまたは珪藻土などの粉砕天然鉱物、および微粉砕シリカ、アルミナなどの粉砕合成鉱物ならびに天然もしくは合成ケイ酸塩、樹脂、ロウ類および/または固体肥料がある。そのような担体の混合物も同様に用いることができる。粒剤に好適な担体には、次のもの、例えば方解石、大理石、軽石、海泡石、白雲石などの粉砕および分別天然鉱物、そして無機および有機ミールの合成顆粒、そしておが屑、紙、ヤシ殻、トウモロコシ穂軸およびタバコ茎などの有機材料の顆粒などがある。
液化ガス増量剤または溶媒も用いることができる。特に好適なものは、標準的な温度でおよび標準的な圧力下で気体である増量剤または担体であり、例としてはエアロゾル噴射剤、例えばハロゲン化炭化水素、さらにはブタン、プロパン、窒素および二酸化炭素がある。
イオン特性またはノニオン特性を有する乳化剤および/または発泡剤、分散剤または湿展剤またはこれら界面活性物質の混合物の例には、ポリアクリル酸の塩、リグノスルホン酸の塩、フェノールスルホン酸またはナフタレンスルホン酸の塩、エチレンオキサイドと脂肪アルコールとのまたは脂肪酸とのまたは脂肪アミンとの、置換フェノール(好ましくはアルキルフェノール類またはアリールフェノール類)との重縮合物、スルホコハク酸エステルの塩、タウリン誘導体(好ましくは酒石酸アルキル類)、ポリエトキシル化アルコール類もしくはフェノール類のリン酸エステル類、多価アルコールの脂肪酸エステル類、および硫酸エステル類、スルホン酸エステル類およびリン酸エステル類を含む化合物の誘導体、例えばアルキルアリールポリグリコールエーテル類、アルキルスルホン酸エステル類、アルキル硫酸エステル類、アリールスルホン酸エステル類、タンパク質加水分解物、リグノサルファイト廃液およびメチルセルロースがある。界面活性物質の存在は、活性化合物のうちの一つおよび/または不活性担体のうちの一つが水に不溶であり、施用を水で行う場合に有利である。
製剤およびそれから誘導される使用形態中に存在しても良いさらなる補助剤には、無機顔料、例えば酸化鉄、酸化チタン、プルシアンブルー、ならびにアリザリン染料、アゾ染料および金属フタロシアニン染料などの有機染料のような着色剤、ならびに栄養素および鉄、マンガン、ホウ素、銅、コバルト、モリブデンおよび亜鉛の塩などの微量栄養素を用いることができる。
低温安定剤、保存剤、酸化防止剤、光安定剤、または化学的および/または物理的安定性を高める他の薬剤などの安定剤も存在することができる。さらに、発泡剤または消泡剤を存在させても良い。
さらに、製剤およびそれから誘導される施用形態は、別の補助剤として、カルボキシメチルセルロースなどの粘着剤、粉末、顆粒またはラテックスの形態での天然および合成ポリマー、例えばアラビアガム、ポリビニルアルコール、ポリ酢酸ビニル、さらにはセファリン類およびレシチン類などの天然リン脂質、ならびに合成リン脂質を含むこともできる。さらなる可能な補助剤には、鉱油および植物油などがある。
製剤およびそれから誘導される施用形態には、さらに別の補助剤が存在することが可能である。そのような添加剤の例には、香料、保護コロイド、結合、接着剤、増粘剤、チキソトロピー物質、浸透剤、保持促進剤、安定剤、金属イオン封鎖剤、錯化剤、保湿剤および展着剤などがある。概して、活性化合物は、製剤に一般に用いられる固体および液体添加剤と組み合わせることができる。
好適な保持促進剤には、動的表面張力を低減する全ての物質、例えばスルホコハク酸ジオクチル、または粘弾性を高める全ての物質、例えばヒドロキシプロピルグアーポリマーなどがある。
本発明の文脈で好適な浸透剤には、代表的には活性農薬化合物の植物への浸透を高めるのに用いられる全ての物質などがある。この文脈での浸透剤は、(通常は水系)施用液からおよび/または噴霧コーティングから、植物のクチクルに浸透することができ、それによってクチクルにおける活性化合物の移動性を高めることができるものと定義される。この特性は、文献(Baur et al., 1997, Pesticide Science 51, 131−152)に記載の方法を用いて確認することができる。例としては、ココナッツ脂肪エトキシレート(10)またはイソトリデシルエトキシレート(12)などのアルコールアルコキシレート類、脂肪酸エステル類、例えば菜種油もしくは大豆油メチルエステル、脂肪アミンアルコキシレート類、例えば獣脂アミンエトキシレート(15)、またはアンモニウムおよび/またはホスホニウム塩、例えば硫酸アンモニウムまたはリン酸水素ジアンモニウムなどがある。
その製剤は好ましくは、製剤の重量に基づいて0.0001重量%から98重量%の活性化合物、または特に好ましくは0.01重量%から95重量%の活性化合物、より好ましくは0.5重量%から90重量%の活性化合物を含む。活性化合物の含有量は、単離グーゲロチンならびに少なくとも一つの生物農薬および/または個々の菌株の全ての識別特性を有するその突然変異体、および/または昆虫、ダニ、線虫および/または植物病原体に対して活性を示す個々の菌株によって産生される少なくとも一つの代謝物、および存在する場合には殺菌剤および/または殺虫剤の合計として定義される。
製剤から調製される施用形態(作物保護剤)の活性化合物含有量は、広い範囲内で変動させることができる。その施用形態の活性化合物濃度は代表的には、施用形態の重量に基づいて0.0001重量%から95重量%の活性化合物、好ましくは0.0001重量%から1重量%とすることができる。施用は、その施用形態に適合させた一般的な方法で行う。
さらに、本発明の1態様において、空間的に分離された配置で、単離グーゲロチンおよび少なくとも一つの生物農薬および/または個々の菌株の全ての識別特性を有するその突然変異体、および/または昆虫、ダニ、線虫および/または植物病原体に対して活性を示す個々の菌株によって産生される少なくとも一つの代謝物を相乗的に有効な量で含むパーツのキットが提供される。
本発明のさらに別の実施形態において、上記パーツのキットはさらに、少なくとも一つの別の殺菌剤および/または少なくとも一つの殺虫剤を含むが、ただし殺虫剤および殺菌剤は同一ではなく、グーゲロチンではない。その殺菌剤および/または殺虫剤は、パーツのキットのグーゲロチンコンポーネントに、もしくは空間的に分離されたパーツのキットの少なくとも一つの生物農薬(I)コンポーネントに、またはこれらコンポーネントの両方に存在することができる。好ましくは、殺菌剤および殺虫剤はグーゲロチンコンポーネントに存在する。殺虫剤および殺菌剤は異なるコンポーネントに存在することができ、例えば殺菌剤はグーゲロチンコンポーネントに、殺虫剤は少なくとも一つの生物農薬コンポーネントに存在し、その逆もある。
さらに、本発明によるパーツのキットはさらに、下記で言及される増量剤、溶媒、自発性促進剤、担体、乳化剤、分散剤、凍結保護剤、増粘剤およびアジュバントからなる群から選択される少なくとも一つの補助剤を含むことができる。この少なくとも一つの補助剤は、パーツのキットのグーゲロチンコンポーネントに、もしくは空間的に分離されたパーツのキットの少なくとも一つの生物農薬コンポーネントに、またはこれらコンポーネントの両方に存在することができる。
本発明の別の態様において、上記の組成物は、昆虫、ダニ、線虫および/または植物病原体によって生じる植物および植物部分の全体的な損傷ならびに収穫された果実もしくは野菜の損失を低減するのに用いられる。
さらに、本発明の別の態様において、上記の組成物は全体的な植物の健康を増進させる。
「植物の健康」という用語は一般に、病害生物の防除に関係ない植物の各種改善を含むものである。例えば、挙げることができる有利な性質には、発芽、作物収量、タンパク質含有量、オイル含有量、デンプン含有量、根系の発達増加、根の成長増進、根の大きさ維持の向上、根の有効性の向上、ストレス耐性の向上(例えば、干魃、熱、塩、UV、水、低温)、エチレン低減(産生減少および/または受容の阻害)、分げつの増加、植物高さの増加、葉身の拡大、枯れた根出葉の減少、分げつ枝の強化、葉の緑色強化、色素含有量、光合成活性、必要投入量の低下(肥料または水など)、必要な種子の減少、分げつの生産性向上、開花の早期化、結実の早期化、植物倒伏(verse)(倒伏)の減少、苗条成長の増加、植物活力の強化、立った植物の増加ならびに早期およびより良好な発芽などの改善された作物特性がある。
本発明による使用に関しては、改善された植物の健康は好ましくは、作物収量、根系の発達増加(根の成長増進)、根の大きさ維持の向上、根の有効性の向上、分げつの増加、植物高さの増加、葉身の拡大、枯れた根出葉の減少、分げつ枝の強化、葉の緑色強化、光合成活性、分げつの生産性向上、植物活力の強化および立った植物の増加などの改善された植物特性を指す。
本発明に関して、改善された植物の健康は、好ましくは特には、作物収量、根系の発達増加、根の成長増進、根の大きさ維持の向上、根の有効性の向上、分げつの増加および植物高さの増加から選択される改善された植物の性質を指す。
本明細書で定義の植物の健康に対する本発明による組成物の効果は、前記植物のある部分を本発明による組成物によって処理し、当該植物の別の部分を本発明による組成物で処理せずに、同じ環境条件下で成長する植物を比較することで確認することができる。代わりに、前記の他の部分は、全く処理しないか、プラシーボ(すなわち、全ての有効成分を含まない施用(すなわち、グーゲロチンを含まず、本明細書に記載の少なくとも一つの生物農薬を含まない)、または本明細書に記載のグーゲロチンを含まない施用、または本明細書に記載の少なくとも一つの生物農薬を含まない施用などの本発明による組成物を用いない施用)で処理される。
本発明による組成物は、任意の望ましい方法で、例えば、種子粉衣、土壌潅注の形態で、および/または、畝間に直接的に、および/または茎葉散布として施用することができ、そして、発芽前、発芽後またはその両方のいずれかで施用することができる。すなわち、当該組成物は、種子、植物もしくは収穫された果実および野菜に施用することができるか、植物がそこで成育している土壌もしくは成育させるのが望ましい土壌(植物の成長場所)に施用することができる。
植物および植物部分の全体的な損傷を低減することで、植物の健康が増進され、および/または植物の活力および収量の増加が生じる。
好ましくは、本発明による組成物は、従来の植物もしくはトランスジェニック植物またはそれらの種子を処理するのに使用される。
本発明の別の態様において、相乗的に有効な量で単離グーゲロチンおよび少なくとも一つの生物農薬を同時にまたは順次で施用する段階を含む、植物および植物部分の全体的な損傷ならびに昆虫、ダニ、線虫および/または植物病原体によって生じる収穫された果実もしくは野菜の損失を低減する方法が提供される。
本発明の方法の好ましい実施形態では、前記組成物はさらに、少なくとも一つの殺菌剤を含む。
好ましくは、前記少なくとも一つの殺菌剤は、合成殺菌剤である。より好ましくは、その殺菌剤は、上記の殺菌剤の群から選択される。
別の好ましい実施形態では、組成物は、殺菌剤に加えてまたは殺菌剤に代えて少なくとも一つの殺虫剤を含み、ただし殺虫剤、殺菌剤は同一ではなく、グーゲロチンではない。
好ましくは、前記少なくとも一つの殺虫剤は合成殺虫剤である。より好ましくは、殺虫剤は上記の殺虫剤の群から選択される。
本発明の方法は、次の施用方法を含む。すなわち、グーゲロチンおよび前記の少なくとも一つの生物農薬の両方を、農業上許容される貯蔵寿命を有する単一の安定な組成物(いわゆる「単一製剤」)に製剤することができるか、使用の前または使用時に組み合わせる(いわゆる「組み合わせ製剤」)。
別段の断りがない限り、「組み合わせ」という表現は、単一製剤中の、単一の「レディーミックス」形態中の、単一製剤で構成されている組み合わせ噴霧混合物(例えば、「タンクミックス」)中の、特には順次で(すなわち、適度に短い期間(例えば、数時間または数日間、例えば2時間から7日間)の範囲内で順次に)施用される場合の単一の有効成分の組合せ使用における、グーゲロチンおよび前記少なくとも一つの生物農薬および適宜に前記少なくとも一つの殺菌剤および/または少なくとも一つの殺虫剤の各種組み合せを意味する。本発明による組成物を施用する順序は、本発明の作用に関してはあまり重要ではない。従って、「組み合わせ」という用語は、例えば、グーゲロチンおよび前記少なくとも一つの生物農薬および適宜に前記少なくとも一つの殺菌剤および/または少なくとも一つの殺虫剤を同時にまたは連続して植物、その周囲、生息環境または貯蔵空間に施用した後における、グーゲロチンおよび前記少なくとも一つの生物農薬および適宜に前記少なくとも一つの殺菌剤および/または殺虫剤の処理される植物の表面上もしくは内部または処理される植物の周囲、生息環境または貯蔵空間における存在も包含するものである。
前記単離グーゲロチンおよび前記少なくとも一つの生物農薬および適宜に前記少なくとも一つの殺菌剤および/または少なくとも一つの殺虫剤を順次で利用または使用する場合、次の方法、すなわち第1に前記単離グーゲロチンおよび適宜に前記少なくとも一つの殺菌剤および/または前記少なくとも一つの殺虫剤を植物または植物部分に施用し、第2に前記少なくとも一つの生物農薬を同じ植物または植物部分に施用する方法に従って植物もしくは植物部分(種子および種子から発芽する植物を含む)、収穫された果実および野菜を処理することが好ましい。この施用方式によって、収穫時の植物表面での殺虫剤/殺菌剤の残留量が可能な限り低くなる。(作物)成長サイクル内での第1の施用と第2の施用の間の時間間隔は変動することができ、達成されるべき効果によって決まる。例えば、第1の施用は、昆虫、ダニ、線虫および/または植物病原体による植物または植物部分への侵入を防止し(これは特に、種子処理の場合である。)、または昆虫、ダニ、線虫および/または植物病原体による侵入と戦う(これは特に、植物および植物部分の処理の場合である。)ために行い、第2の施用は昆虫、ダニ、線虫および/または植物病原体による侵入を予防または抑制するために行う。この文脈での抑制は、グーゲロチンが病害生物や植物病原性真菌を完全に死滅させることができるのではなく侵入を許容されるレベルに維持できることを意味する。
本発明は、複数回の施用によって、本発明の組成物の殺生物、阻害、予防および/または忌避活性を高める方法も提供する。一部の他の実施形態において、本発明の組成物は、いずれか所望の発達段階中、またはいずれか所定の防除圧(pest pressure)下に、約1時間、約5時間、約10時間、約24時間、約2日、約3日、約4日、約5日、約1週間、約10日、約2週間、約3週間、約1ヶ月またはそれ以上の間隔で2回、植物および/または植物部分に施用される。さらに一部の実施形態において、本発明の組成物は、いずれか所望の発達段階中、またはいずれか所定の防除圧(pest pressure)下に、約1時間、約5時間、約10時間、約24時間、約2日、約3日、約4日、約5日、約1週間、約10日、約2週間、約3週間、約1ヶ月またはそれ以上の間隔で、2回より多く、例えば3回、4回、5回、6回、7回、8回、9回、10回またはそれ以上、植物および/または植物部分に施用される。各施用間の間隔は、所望に応じて変えることができる。当業者であれば、植物種、植物病害生物の種類、および他の要素に応じて、施用時期および間隔の長さを決めることができる。
前記の段階に従うことで、処理された植物、植物部分、ならびに収穫された果実および野菜表面での生物農薬、および適宜に少なくとも一つの殺菌剤および/または少なくとも一つの殺虫剤の残留は非常に低レベルであることができる。
別段の言及がなければ、植物または植物部分(種子および種子から発芽した植物を含む)、収穫された果実および野菜の本発明による組成物による処理は、一般的な処理方法、例えば浸漬、散布、噴霧、潅漑、気化、散粉、煙霧、ばらまき、泡状化、塗布、拡散(spreading−on)、潅水(潅注(drenching))、点滴潅漑などによって、直接的に行うか、または、それらの周囲、生息環境もしくは貯蔵空間に作用させることにより行う。さらに、グーゲロチン、前記少なくとも一つの生物農薬、および適宜に前記少なくとも一つの殺菌剤および/または前記少なくとも一つの殺虫剤を単一製剤もしくは組み合わさ製剤として超微量散布法によって施用することも可能であり、または本発明による組成物を組成物として、または単一製剤として土壌中(畝間)に注入することが可能である。
「処理対象の植物」という用語は、植物の全ての部分(これは、その根系を包含する)、および、それぞれ、処理対象植物の茎もしくは幹の周囲の少なくとも10cm、20cm、30cmの半径内にある材料物質(例えば、土壌または栄養媒体)または処理対象のその植物の根系の周囲の少なくとも10cm、20cm、30cmの半径内にある材料物質を包含する。
適宜に少なくとも一つの殺菌剤および/または少なくとも一つの殺虫剤存在下に、前記少なくとも一つの生物農薬と組み合わせて使用もしくは利用される単離グーゲロチンの量は、最終製剤ならびに処理される植物、植物部分、種子、収穫された果実および野菜の大きさもしくは種類によって決まる。通常、本発明に従って利用もしくは使用されるグーゲロチンは、その単一製剤または少なくとも一つの生物農薬および適宜に殺菌剤および/または少なくとも一つの殺虫剤との組み合わせ製剤の約1%から約80重量%、好ましくは約1%から約60重量%、より好ましくは約10%から約50重量%で存在する。
適宜に少なくとも一つの殺菌剤および/または少なくとも一つの殺虫剤存在下に、単離グーゲロチンと組み合わせて使用もしくは利用される前記少なくとも一つの生物農薬の量は、最終製剤ならびに処理される植物、植物部分、種子、収穫された果実および野菜の大きさもしくは種類によって決まる。通常、本発明に従って利用もしくは使用される前記少なくとも一つの生物農薬は、その単一製剤またはグーゲロチンおよび適宜に少なくとも一つの殺菌剤および/または少なくとも一つの殺虫剤との組み合わせ製剤の約0.1%から約80重量%、好ましくは1%から約60重量%、より好ましくは約10%から約50重量%で存在する。
単離グーゲロチンの施用は、茎葉噴霧として、土壌処理として、および/または種子処理/粉衣として行うことができる。茎葉処理として使用される場合、1実施形態において、エーカー当たり全ブロス約1/16から約5ガロンを施用する。土壌処理として使用される場合、1実施形態において、エーカー当たり全ブロス約1から約5ガロンを施用する。種子処理に用いる場合、エーカー当たり全ブロス約1/32から約1/4ガロンを施用する。種子処理の場合、最終使用製剤は、少なくともグラム当たり1×10コロニー形成単位を含む。出願人が注記する点として、グラム当たりコロニー形成単位とは、出発発酵ブロス(製剤直前および好ましくは発酵直後)中に存在するコロニー形成単位の量を指す。
単離グーゲロチンおよび少なくとも一つの生物農薬および存在する場合には好ましくは殺菌剤および/または殺虫剤も、相乗的重量比で使用または利用される。当業者であれば、通常の方法によって本発明における相乗的重量比を確認および見出すことができる。当業者には、これらの比が、組み合わせ製剤内の比率ならびに両方の成分を処理対象植物に単一製剤として施用した場合の本明細書に記載の単離グーゲロチンおよび少なくとも一つの生物農薬の計算上の比率を指すことは明らかである。単一製剤中のグーゲロチンおよび少なくとも一つの生物農薬のそれぞれの体積および量は当業者には既知であることから、当業者は簡単な数学によってこの比を計算することができる。
その比は、本発明による組み合わせの成分を植物もしくは植物部分に施用した時点での少なくとも一つの生物農薬の量および本発明による組み合わせの成分を植物もしくは植物部分に施用する少し前(例えば、48時間、24時間、12時間、6時間、2時間、1時間)またはその時点でのグーゲロチンの量に基づいて計算することができる。
植物もしくは植物部分へ単離グーゲロチンおよび少なくとも一つの生物農薬の施用は、両方の成分が施用後に植物表面もしくは植物体内に存在する限り、同時にまたは異なった時点で行うことができる。単離グーゲロチンおよび少なくとも一つの生物農薬を異なる時点で施用し、その少なくとも一つの生物農薬を明瞭にグーゲロチンより前に施用する場合、当業者は、単離グーゲロチン施用の時点またはその時点の少し前に当業界で公知の化学分析によって、植物表面/植物体内における前記少なくとも一つの生物農薬の濃度を求めることができる。逆も同様に、単離グーゲロチンを最初に植物に施用する場合、グーゲロチンの濃度は、前記少なくとも一つの生物農薬施用の時点またはその時点より少し前に、やはり当業界で公知である試験を用いて求めることができる。
特に、1実施形態において、単離グーゲロチンおよび少なくとも一つの生物農薬の相乗的重量比は、1:1000から1000:1の範囲、好ましくは1:500から500:1の範囲、より好ましくは1:300から500:1の範囲にある。特別に好ましい比は、30:1または20:1から1:20または1:30であり、例えば10:1、5:1または1:2、1:5または1:10である。留意すべき点として、これらの比の範囲は、単離グーゲロチン(少なくとも一つの生物農薬または少なくとも一つの生物農薬の製剤と組み合わせるもの)を指す。例えば、比率100:1は、単離グーゲロチン100重量部および前記少なくとも一つの生物農薬1重量部を組み合わせること(単一製剤、組み合わせ製剤として、または植物表面で組み合わせが形成されるようにする植物への別個の施用による)を意味する。同様に、1:3または1:6の比率は、1重量部の単離グーゲロチンと3もしくは6重量部の前記少なくとも一つの生物農薬を組み合わせることを意味する(単一製剤、組み合わせ製剤として、または植物表面で組み合わせが形成されるようにする植物への別個の施用による)。これに関しては実施例9から12も参照する。
留意すべき点として、これらの比率範囲は、生物農薬/胞子製剤を指す(単離グーゲロチン(ストレプトミセス発酵産物、例えばストレプトミセス・ミクロフラブス(Streptomyces microflavus)株NRRL B−50550から単離されたものであっても良い)と組み合わせる前記細胞/胞子製剤1g当たり約1010細胞/胞子製剤))。例えば、比率100:1は、製剤1グラム当たり1010細胞/胞子の細胞/胞子濃度を有する生物農薬/胞子製剤100重量部および単離グーゲロチン1重量部を組み合わせる(単一製剤、組み合わせ製剤として、または植物表面で組み合わせが形成されるようにする植物への別個の施用による)ことを意味することができる。
別の実施形態において、少なくとも一つの生物農薬/胞子製剤の単離グーゲロチンに対する相乗的重量比は、1:100から20.000:1の範囲、好ましくは1:50から10.000:1の範囲、またはさらには1:50から1000:1の範囲である。やはり、言及した比率範囲は、前記生物農薬製剤1グラム当たり約1010細胞もしくは胞子の前記少なくとも一つの生物農薬の生物農薬/胞子製剤を指す。
製剤の細胞/胞子濃度は、当業界で公知の方法を用いることで決定することができる。さらに別の生物農薬/胞子製剤の単離グーゲロチンに対する重量比を比較するため、当業者は、細胞/胞子製剤1グラム当たり1010細胞/胞子とは異なる生物農薬/胞子濃度を有する製剤と製剤1グラム当たりの1010細胞/胞子の生物農薬/胞子濃度を有する製剤との間の係数を容易に求めて、生物農薬/胞子製剤の単離グーゲロチンに対する比率が上記で挙げた比率範囲内であるか否かを計算することができる。
本発明の1実施形態において、散布後の単離グーゲロチンの濃度は、少なくとも50g/ha、例えば50から7500g/ha、50から2500g/ha、50から1500g/ha;少なくとも250g/ha(ヘクタール)、少なくとも500g/haまたは少なくとも800g/haである。
本発明に従って利用もしくは使用される組成物の施用量は、変動し得るものである。当業者は、通常の実験によって、適切な施用量を見出すことができる。
本発明の別の態様において、上記の組成物で処理された種子が提供される。
植物の種子を処理することによる昆虫、ダニ、線虫および/または植物病原体の防除は、かなり以前から知られており、常に改良すべきテーマである。そうではあっても、種子の処理は、常に満足な形で解決されるとは限らない一連の問題を伴う。従って、植物の貯蔵中、播種後または発芽後における作物保護組成物の追加使用の必要性を取り除く、または少なくとも大幅に低減する、種子および発芽植物の保護方法を開発することが望ましい。さらに、種子および発芽植物に対して昆虫、ダニ、線虫および/または植物病原体による攻撃から可能な最も良好な保護を提供するが、植物自体に対する使用有効成分による損傷を起こさないような形で使用される有効成分の量を至適化することが望ましい。特に、種子処理の方法の場合も、病害生物抵抗性もしくは病害生物耐性のトランスジェニック植物の固有の殺虫特性および/または殺線虫特性を考慮して、作物保護組成物の使用を最小限としながら種子および発芽植物の至適な保護を達成すべきである。
従って本発明は特に、本発明の個々の菌株の全ての識別特性を有する上記で定義の単離グーゲロチンおよび少なくとも一つの生物農薬および/またはその突然変異体、および/または昆虫、ダニ、線虫および/または植物病原体に対する活性を示す個々の菌株によって産生される少なくとも一つの代謝物および適宜に少なくとも一つの殺菌剤および/または適宜に少なくとも一つの殺虫剤によって種子を処理することによって、種子および発芽植物を病害生物による攻撃から保護する方法に関するものでもある。種子および発芽植物を病害生物による攻撃から保護する本発明の方法は、種子を単離グーゲロチンおよび前記少なくとも一つのさらに別生物農薬、および適宜に少なくとも一つの殺菌剤および/または少なくとも一つの殺虫剤により1回の操作で同時に処理する方法を包含する。それは、種子を、単離グーゲロチンおよび少なくとも一つのさらに別の生物農薬および適宜に少なくとも一つの殺菌剤および/または少なくとも一つの殺虫剤によって異なる時点で処理する方法も包含する。
本発明は同様に、種子および結果的に得られた植物を昆虫、ダニ、線虫および/または植物病原体に対して保護する目的で種子を処理するための本発明の組成物の使用に関する。
本発明はさらに、単離グーゲロチンおよび前記少なくとも一つの生物農薬および適宜に少なくとも一つの殺菌剤および/または少なくとも一つの殺虫剤で同時に処理された種子に関する。本発明はさらに、単離グーゲロチンおよび少なくとも一つのさらに別の生物農薬および適宜に少なくとも一つの殺菌剤および/または少なくとも一つの殺虫剤で異なった時点で処理された種子に関する。単離グーゲロチンおよび少なくとも一つの生物農薬および適宜に少なくとも一つの殺菌剤および/または少なくとも一つの殺虫剤によって異なった時点で処理された種子の場合、本発明の組成物中の個々の有効成分は、種子の異なった層に存在する可能性がある。
さらに、本発明は、本発明の組成物による処理後に、フィルムコーティング処理を受けて、種子の埃による摩耗が防止された種子に関する。
本発明の利点の一つは、本発明の組成物の特定の全身特性のため、これらの組成物による種子の処理によって、種子自体だけでなく種子が発芽した後の種子から発生した植物にも、昆虫、ダニ、線虫および/または植物病原体からの保護が提供されるという点である。このようにして、播種時やその少し後に作物を直接処理する必要がなくなる可能性がある。
別の利点は、本発明の組成物による種子の処理によって、処理された種子の発芽および発生を促進できるということに認められる。
本発明の組成物を特にトランスジェニック種子にも用いることが可能であることも、有利であると考えられる。
本発明の組成物をシグナル伝達技術の薬剤と併用し、その結果として、例えば、根粒菌、菌根菌および/または内部寄生菌などの共生生物によるコロニー形成を改善、例えば促進し、および/または窒素固定を至適化することができることも挙げられる。
本発明の組成物は、農業において、温室内で、森林でまたは園芸において使用される全ての植物品種の種子を保護するのに適している。詳細には、対象となる種子は、禾穀類(例えば、コムギ、オオムギ、ライムギ、エンバクおよびアワ)、トウモロコシ、ワタ、ダイズ、イネ、ジャガイモ、ヒマワリ、コーヒー、タバコ、キャノーラ、アブラナ、ビート(例えば、テンサイ、および、飼料用ビート)、落花生、野菜(例えば、トマト、キュウリ、エンドウマメ、タマネギ、アブラナ科およびレタス)、果樹、芝生および観賞植物の種子である。禾穀類(例えば、コムギ、オオムギ、ライムギおよびエンバク)、トウモロコシ、大豆、棉、キャノーラ、アブラナおよびイネの種子を処理することが、特に重要である。
上記ですでに言及したように、本発明の組成物でトランスジェニック種子を処理することが、特に重要である。ここで対象となる種子は、特には殺虫特性および/または殺線虫特性を有するポリペプチドの発現を制御する少なくとも1種類の異種遺伝子を含む植物の種子である。トランスジェニック種子でのこれら異種遺伝子は、例えば、バシルス(Bacillus)種、リゾビウム(Rhizobium)種、シュードモナス(Pseudomonas)種、セラチア(Serratia)種、トリコデルマ(Trichoderma)種、クラビバクテル(Clavibacter)種、グロムス(Glomus)種またはグリオクラジウム(Gliocladium)種の微生物由来であることができる。本発明は、バシルス(Bacillus)種由来の少なくとも1種類の異種遺伝子を含むトランスジェニック種子の処理に特に好適である。特に好ましくは、対象となる異種遺伝子は、バシルス・ツリンギエンシス(Bacillusthuringiensis)に由来するものである。
本発明に関連して、本発明の組成物は、種子に対して、単独で施用するか、好適な製剤で施用する。好ましくは、種子は、処理の途中で損傷が引き起こらないように安定である条件で処理する。一般に、種子は、収穫と播種の間の任意の時点で処理することができる。代表的には、植物から分離されていて、穂軸、殻、茎、皮、被毛または髄が除去されている種子を用いる。そこで、例えば、収穫され、不純物が取り除かれ、含水量が15重量%未満となるまで乾燥された種子を使用することができる。あるいは、乾燥後に例えば水で処理され、その後再度乾燥された種子を使用することもできる。
種子を処理する場合には、概して、種子の発芽が悪影響を受けないように、および/または種子から生じた植物が損傷を受けないように、種子に施用する本発明の組成物の量および/または他の添加剤の量が選択されるようにする必要がある。このことは、特に、特定の施用量で薬害作用を示し得る有効成分の場合に当てはまる。
本発明の組成物は、直接施用することができる。すなわち、さらに別の成分を含ませることなく、そして希釈することなく施用することが可能である。一般に、その組成物は、好適な製剤の形態で種子に施用するのが好ましい。種子処理のための好適な製剤および方法は、当業者には公知であり、例えば、次の文献:US4,272,417A、US4,245,432A、US4,808,430A、US5,876,739A、US2003/0176428A1、WO2002/080675A1、WO2002/028186A2に記載されている。
本発明に従って使用することが可能な組み合わせは、一般的な種子粉衣製剤、例えば、液剤、乳濁液、懸濁液、粉剤、泡剤、スラリーその他の種子用のコーティング組成物、および、さらに、ULV製剤などに変換することができる。
これらの製剤は、既知の方法で、その組成物を、一般的な補助剤、例えば、一般的な増量剤、さらには、溶媒または希釈剤、着色剤、湿展剤、分散剤、乳化剤、消泡剤、防腐剤、二次増粘剤、粘着剤、ジベレリン類などと混合させ、さらには水と混合させることによって調製される。
本発明に従って使用することが可能な種子粉衣製剤中に存在させることができる着色剤には、そのような目的に関して一般的な全ての着色剤などがある。この文脈では、水中での溶解性が乏しい顔料だけでなく、水溶性染料も使用することができる。例としては、「Rhodamin B」、「C.I.Pigment Red 112」、および、「C.I.Solvent Red 1」の名称で知られている着色剤などがある。
本発明に従って使用することが可能な種子粉衣製剤中に存在させることができる湿展剤には、湿潤を促進し、農薬成分の製剤において一般的な慣習的な全ての物質が包含される。好ましくは、アルキルナフタレンスルホネート類、例えば、ジイソプロピルナフタレンスルホネートまたはジイソブチル−ナフタレンスルホネートなどを使用することができる。
本発明に従って使用することが可能な種子粉衣製剤中に存在させることができる分散剤および/または乳化剤には、農薬活性成分の製剤において一般的な非イオン性、アニオン性およびカチオン性の全ての分散剤などがある。好ましくは、非イオン性もしくはアニオン性の分散剤または非イオン性もしくはアニオン性の分散剤の混合物を使用することができる。好適な非イオン性分散剤は特には、エチレンオキシド/プロピレンオキシドブロックポリマー類、アルキルフェノールポリグリコールエーテル類およびトリスチリルフェノールポリグリコールエーテル類、ならびに、それらのリン酸化誘導体または硫酸化誘導体である。好適なアニオン性分散剤は特には、リグノスルホネート類、ポリアクリル酸塩類およびアリールスルホネート/ホルムアルデヒド縮合物である。
本発明に従って使用される種子粉衣製剤中に存在させることができる消泡剤には、農薬活性成分の製剤において一般的な全ての泡抑制剤などがある。好ましくは、シリコーン系消泡剤およびステアリン酸マグネシウムを使用する。
本発明に従って使用される種子粉衣製剤中に存在させることができる防腐剤には、農芸化学組成物中でそのような目的のために使用することが可能な全ての物質などがある。例として、ジクロロフェンおよびベンジルアルコールヘミホルマールなどがある。
本発明に従って使用される種子粉衣製剤中に存在させることができる二次増粘剤には、農芸化学組成物中でそのような目的のために使用することが可能な全ての物質などがある。好ましいものと想到されるものには、セルロース誘導体、アクリル酸誘導体、キサンタン、変性クレーおよび高分散シリカなどがある。
本発明に従って使用される種子粉衣製剤中に存在させることができる粘着剤には、種子粉衣製品中で使用可能な全ての一般的な結合剤などがある。ポリビニルピロリドン、ポリ酢酸ビニル、ポリビニルアルコールおよびチロースを好ましいものとして挙げることができる。
本発明に従って使用される種子粉衣製剤中に存在させることができるジベレリン類には、好ましくは、ジベレリンA1、ジベレリンA3(=ジベレリン酸)、ジベレリンA4およびジベレリンA7などがあり、ジベレリン酸を使用するのが特に好ましい。ジベレリン類は公知である(R. Wegler ″Chemie der Pflanzenschutz− und Schadlingsbekampfungsmittel″, Vol.2, Springer Verlag, 1970, pp.401−412参照)。
本発明に従って使用することが可能な種子粉衣製剤は、非常に多様な種類の種子を処理するために、直接使用することができるか、予め水で希釈した後に使用することができる。従って、濃厚物または水による希釈によってそれから得ることができる製剤を用いて、コムギ、オオムギ、ライムギ、エンバクおよびライコムギなどの穀物の種子、さらにはトウモロコシ、イネ、アブラナ、エンドウマメ、マメ類、ワタ、ヒマワリおよびビートの種子、あるいは非常に多様な野菜の種子を粉衣することができる。本発明に従って使用することが可能な種子粉衣製剤またはそれらの希釈された調製物は、トランスジェニック植物の種子を粉衣するのに使用することもできる。その場合、発現により形成された物質との相互作用において、さらなる相乗効果が生じることがあり得る。
本発明に従って使用することが可能な種子粉衣製剤または水を添加することによってその種子粉衣製剤から調製される調製物を用いて種子を処理する場合に、好適な混合装置には、種子粉衣するために一般的に使用することができる全ての装置が包含される。より詳細には、種子粉衣を実行する際の手順は、種子を混合機の中に入れること、特定の所望量の種子粉衣製剤を、そのままで添加するかまたは予め水で希釈した後に添加すること、および、種子表面でのその製剤の分布が均一となるまで混合を実施することを含む。その後に乾燥操作を行っても良い。
本発明に従って使用可能な種子粉衣製剤の施用量は、比較的広い範囲内で変動し得る。それは、製剤中の単離グーゲロチンおよび少なくとも一つの生物農薬の特定の量によって、そして種子によって決まる。当該組成物の場合の施用量は、通常は種子1kg当たり0.001から50gであり、好ましくは種子1kg当たり0.01から15gにある。
良好な植物耐性および温血動物に対する良好な毒性および環境による良好な耐容性と組み合わせて、本発明による組成物は、それらが殺虫活性および殺ダニ活性および/または殺線虫活性を示す場合、植物および植物器官を保護し、収穫量を増加させ、収穫物の品質を向上させ、有害動物、特に農業、園芸、畜産、森林、庭園およびレジャー施設、貯蔵製品および材料の保護、そして衛生部門で遭遇する昆虫、ダニ類、クモ類、蠕虫および軟体動物を防除するのに好適である。それらは好ましくは、植物保護剤として用いることができる。特に、本発明は、殺虫剤および/または殺菌剤としての本発明による組成物の使用に関する。
それらは、普通に感受性および抵抗性の生物種に対して、そして全てのもしくは一部の発達段階に対して活性である。上記の病害生物には下記のものなどがある。
節足動物門、特に、クモ綱(Arachnida)からの病害生物、例えば、アカルス属種(Acarus spp.)、アケリア・シェルドニ(Aceria sheldoni)、アキュロプス属種(Aculops spp.)、アカルス属種(Aculus spp.)、アンブリオンマ属種(Amblyomma spp.)、アムピテトラニュクス・ビエネンシス(Amphitetranychus viennensis)、アルガス属種(Argas spp.)、ブーフィラス属種(Boophilus spp.)、ブレビパルプス属種(Brevipalpus spp.)、ブリオビア・グラミナム(Bryobia graminum)、ブリオビア・プラエチオサ(Bryobia praetiosa)、セントルロイデス属種(Centruroides spp.)、コリオプテス属種(Chorioptes spp.)、デルマニサス・ガリナエ(Dermanyssus gallinae)、デルマトファゴイデス・プテロニッシナス(Dermatophagoides pteronyssinus)、デルマトファゴイデス・ファリナエ(Dermatophagoides farinae)、デルマセントル属種(Dermacentor spp.)、エオテトラニカス属種(Eotetranychus spp.)、エピトリメルス ピリ(Epitrimerus pyri)、エウテトラニクス属種(Eutetranychus spp.)、エリオフィエス属種(Eriophyes spp.)、グリシファグス・ドメスチクス(Glycyphagus domesticus)、ハロチデウス・ デストルクトル(Halotydeus destructor)、ヘミタルソネムス属種(Hemitarsonemus spp.)、イボマダニ属(Hyalomma spp.)、イキソデス属種(Ixodes spp.)、ラトロデクタス属種(Latrodectus spp.)、ロキソセレス属種(Loxosceles spp.)、メタテトラニカス属種(Metatetranychus spp.)、ネウトロムビクラ・アウツムナリス(Neutrombicula autumnalis)、ヌフェルサ属種(Nuphersa spp.)、オリゴニクス属種(Oligonychus spp.)、オルニトドロス属種(Ornithodorus spp.)、オルニトニスス属種(Ornithonyssus spp.)、パノニクス属種(Panonychus spp.)、フィロコプトルタ・オレイボラ(Phyllocoptruta oleivora)、ポリファゴタルソネムス・ラツス(Polyphagotarsonemus latus)、プソロプテス属種(Psoroptes spp.)、リピセファルス属種(Rhipicephalus spp.)、リゾグリフス属種(Rhizoglyphus spp.)、サルコプテス属種(Sarcoptes spp.)、スコルピオ・マウルス(Scorpio maurus)、ステネオタルソネムス属種(Steneotarsonemus spp.)、ステネオタルソネムス・スピンキ(Steneotarsonemus spinki)、タルソネムス属種(Tarsonemus spp.)、テトラニクス属種(Tetranychus spp.)、トロムビクラ・アルフレズゲシ(Trombicula alfreddugesi)、バエジョビス属種(Vaejovis spp.)、バサテス・リコペルシシ(Vasates lycopersici);
特には、クロバーハダニ(clover mite)、ニセクロバーハダニ(brown mite)、ヘーゼルナッツハダニ(hazelnut spider mite)、アスパラガスハダニ(asparagus spider mite)、ホモノハダニ(brown wheat mite)、マメダニ(legume mite)、カタバミダニ(oxalis mite)、ツゲダニ(boxwood mite)、テキサスシトラスダニ(Texas citrus mite)、オリエンタルハダニ(Oriental red mite)、ミカンハダニ(citrus red mite)、リンゴハダニ(European red mite)、イエローハダニ(yellow spider mite)、イチジクハダニ(fig spider mite)、ルイスハダニ(Lewis spider mite)、コウノシロハダニ(six−spotted spider mite)、ウィラメットハダニ(Willamette mite)、ユマハダニ(Yuma spider mite)、ウェブ−スピニングダニ(web−spinning mite)、パイナップルダニ(pineapple mite)、シトラスグリーンダニ(citrus green mite)、アメリカサイカチハダニ(honey−locust spider mite)、カンザワハダニ(tea red spider mite)、サザーンレッドマイト(southern red mite)、アボカドブラウンマイト(avocado brown mite)、トドマツノハダニ(spruce spider mite)、アボカドレッドマイト(avocado red mite)、バンクスグラスマイト(Banks grass mite)、ニセナミハダニ(carmine spider mite)、アシノワハダニ(desert spider mite)、ベジタブルスパイダーマイト(vegetable spider mite)、チューミドスパイダーマイト(tumid spider mite)、イチゴハダニ(strawberry spider mite)、ナミハダニ(two−spotted spider mite)、マクダニエルダニ(McDaniel mite)、パシフィックハダニ(Pacific spider mite)、オウトウハダニ(hawthorn spider mite)、フォースポッテッドハダニ(four−spotted spider mite)、シェーネイハダニ(Schoenei spider mite)、チリニセハダニ(Chilean false spider mite)、ブドウヒメハダニ(citrus flat mite)、チャノヒメハダニ(privet mite)、フラットスカーレットマイト(flat scarlet mite)、ホワイトテイルドマイト(white−tailed mite)、パイナップルタルソネミドマイト(pineapple tarsonemid mite)、西インドサトウキビダニ(West Indian sugar cane mite)、バルブスケールマイト(bulb scale mite)、シクラメンホコリダニ(cyclamen mite)、チャノホコリダニ(broad mite)、ムギダニ(winter grain mite)、アカアシダニ(red−legged earth mite)、フィルバートビッグバドマイト(filbert big−bud mite)、ブドウハモグリダニ(grape erineum mite)、ナシ葉ブリスターダニ(pear blister leaf mite)、リンゴ葉エッジローラーダニ(アップル leaf edgeroller mite)、ピーチモザイクベクターダニ(peach mosaic vector mite)、アルダービードガルダニ(Alder bead gall mite)、ペリアンウォルナットリーフガルダニ(Perian walnut leaf gall mite)、ピーカン葉エッジロールダニ(pecan leaf edgeroll mite)、イチジクモンサビダニ(fig bud mite)、オリーブバドマイト(olive bud mite)、シトラスバドマイト(citrus bud mite)、リチイエリネウムマイト(litchi erineum mite)、チューリップサビダニ(wheat curl mite)、ココナッツ花・ナッツダニ(coconut flower and nut mite)、サトウキビブリスターダニ(sugar cane blister mite)、バッファローグラスダニ(buffalo grass mite)、ベルムダグラスダニ(bermuda grass mite)、キャロットバドマイト(carrot bud mite)、スイートポテトリーフゴールマイト(sweet potato leaf gall mite)、ザクロ葉カールマイト(pomegranate leaf curl mite)、アッシュスプラングルゴールマイト(ash sprangle gall mite)、メープルブラダーゴールマイト(maple bladder gall mite)、アルダーエリネウムマイト(alder erineum mite)、レッドベリーマイト(redberry mite)、コットンブリスターマイト(cotton blister mite)、ブルーベリーバドマイト(blueberry bud mite)、チャノナガサビダニ(pink tea rust mite)、リブドティーマイト(ribbed tea mite)、グレイシトラスマイト(grey citrus mite)、スイートポテトルストマイト(sweet potato rust mite)、ホースチェストナットルストマイト(horse chestnut rust mite)、ミカンサビダニ(citrus rust mite)、リンゴサビダニ(apple rust mite)、ブドウサビダニ(grape rust mite)、ナシサビダニ(pear rust mite)、フラットニードルシースパインマイト(flat needle sheath pine mite)、ワイルドローズバドおよびフルーツマイト(wild rose bud and fruit mite)、ドライベリーマイト(dryberry mite)、マンゴーサビダニ(mango rust mite)、アザレアサビダニ(azalea rust mite)、モモサビダニ(plum rust mite)、ピーチシルバーマイト(peach silver mite)、リンゴサビダニ(apple rust mite)、トマトサビダニ(tomato russet mite)、ミカンサビダニ(pink citrus rust mite)、シリアルサビダニ(cereal rust mite)、イネサビダニ(rice rust mite);
唇脚綱(Chilopoda)からの病害生物、例えば、ゲオフィルス属種(Geophilus spp.)、スクチゲラ属種(Scutigera spp.);
トビムシ目(Collembola)の、例えば、オニキウルス・アルマツス(Onychiurus armatus);
倍脚綱(Diplopoda)からの病害生物、例えば、ブラニウルス・グツラツス(Blaniulus guttulatus);
昆虫綱(Insecta)からの病害生物、例えば、ゴキブリ目(Blattodea)の、例えば、ブラッテラ・アサヒナイ(Blattella asahinai)、ブラッテラ・ゲルマニカ(Blattella germanica)、ブラッタ・オリエンタリス(Blatta orientalis)、レウコファエア・マデラエ(Leucophaea maderae)、パンクロラ属種(Panchlora spp.)、パルコブラタ属種(Parcoblatta spp.)、ペリプラネタ属種(Periplaneta spp.)、スペラ・ロンギパルパ(Supella longipalpa);
鞘翅目(Coleoptera)からの病害生物、例えば、アカリマ・ビタツム(Acalymma vittatum)、アカントセリデス・オブテクツス(Acanthoscelides obtectus)、アドレツス属種(Adoretus spp.)、アゲラスチカ・アルニ(Agelastica alni)、アグリオテス属種(Agriotes spp.)、アルフィトビウス・ジアペリヌス(Alphitobius diaperinus)、アンフィマロン・ソルチチアリス(Amphimallon solstitialis)、アノビウム・プンクタツム(Anobium punctatum)、アノプロホラ属種(Anoplophora spp.)、アントノムス属種(Anthonomus spp.)、アントレヌス属種(Anthrenus spp.)、アピオン属種(Apion spp.)、アポゴニア属種(Apogonia spp.)、アトマリア属種(Atomaria spp.)、アタゲヌス属種(Attagenus spp.)、ブルキジウス・オブテクツス(Bruchidius obtectus)、ブルクス属種(Bruchus spp.)、カッシダ属種(Cassida spp.)、セロトマ・トリフルカタ(Cerotoma trifurcata)、セウトリンクス属種(Ceutorrhynchus spp.)、カエトクネマ属種(Chaetocnema spp.)、クレオヌス・メンジクス(Cleonus mendicus)、コノデルス属種(Conoderus spp.)、コスモポリテス属種(Cosmopolites spp.)、コステリトラ・ゼアランジカ(Costelytra zealandica)、クウテニセラ属種(Ctenicera spp.)、クルクリオ属種(Curculio spp.)、クリプトレステス・フェルギネウス(Cryptolestes ferrugineus)、クリプトリンクス・ラパチ(Cryptorhynchus lapathi)、シリンドロコプツルス属種(Cylindrocopturus spp.)、デルメステス属種(Dermestes spp.)、ジアブロチカ属種(Diabrotica spp.)、ジコクロキス属種(Dichocrocis spp.)、ディクラディスパアルミジェラ(Dicladispa armigera)、ジロボデルス属種(Diloboderus spp.)、エピラクナ属種(Epilachna spp.)、エピトリックス属種(Epitrix spp.)、ファウスチヌス属種(Faustinus spp.)、ジビウム・プシロイデス(Gibbium psylloides)、グナトセルス・コルヌトゥス(Gnathocerus cornutus)、ヘルラウンダリス(Hellula undalis)、ヘテロニュクス・アラトル(Heteronychus arator)、ヘテロニュクス属種(Heteronyx spp.)、ヒラモルファ・エレガンス(Hylamorpha elegans)、ヒロトルペス・バジュルス(Hylotrupes bajulus)、ヒペラ・ポスチカ(Hypera postica)、ヒポメセススクアモスス(Hypomeces squamosus)、ヒポテネムス属種(Hypothenemus spp.)、ラクノステルナ・コンサングイネア(Lachnosterna consanguinea)、ラシオデルマ・セリコルネ(Lasioderma serricorne)、ラテチクス・オリザエ(Latheticus oryzae)、ラトリジウス属種(Lathridius spp.)、レマ属種(Lema spp.)、レプチノタルサ・デセムリネアタ(Leptinotarsa decemlineata)、ロイコプテラ属種(Leucoptera spp.)、リソロプトルス・オリゾフィルス(Lissorhoptrus oryzophilus)、リキスス属種(Lixus spp.)、ルペロデス属種(Luperodes spp.)、リクツス属種(Lyctus spp.)、メガセリス属種(Megascelis spp.)、メラノツス属種(Melanotus spp.)、メリゲテス・アエネウス(Meligethes aeneus)、メロロンタ属種(Melolontha spp.)、ミゴドルス属種(Migdolus spp.)、モノカムス属種(Monochamus spp.)、ナウパクツス・キサントグラフス(Naupactus xanthographus)、ネクロビア属種(Necrobia spp.)、ニプツス・ホロレウクス(Niptus hololeucus)、オリクテス・リノセロス(Oryctes rhinoceros)、オリザエフィルス・スリナメンシス(Oryzaephilus surinamensis)、オリザファグス・オリザエ(Oryzaphagus oryzae)、オチオリンクス属種(Otiorrhynchus spp.)、オキシセトニア・ジュクンダ(Oxycetonia jucunda)、ファエドン・コクレアリアエ(Phaedon cochleariae)、フィロファガ属種(Phyllophaga spp.)、フィロファガ・ヘレリー(Phyllophaga helleri)、フィロトレタ属種(Phyllotreta spp.)、ポピリア・ジャポニカ(Popillia japonica)、プレムノトリペス属種(Premnotrypes spp.)、プロステファヌス・トランカタス(Prostephanus truncatus)、プシリオデス属種(Psylliodes spp.)、プチヌス属種(Ptinus spp.)、リゾビウス・ベントラリス(Rhizobius ventralis)、リゾペルタ・ドミニカ(Rhizopertha dominica)、シトフィルス属種(Sitophilus spp.)、シトフィルス・オリザエ(Sitophilus oryzae)、スフェノホルス属種(Sphenophorus spp.)、ステゴビウム・パセニウム(Stegobium paniceum)、ステルネクス属種(Sternechus spp.)、シンフィレテス属種(Symphyletes spp.)、タニメクス属種(Tanymecus spp.)、テネブリオ・モリトル(Tenebrio molitor)、テネブリオイデス・マウレタニカス(Tenebrioides mauretanicus)、トリボリウム属種(Tribolium spp.)、トロゴデルマ属種(Trogoderma spp.)、チキウス属種(Tychius spp.)、キシロトレクス属種(Xylotrechus spp.)、ザブルス属種(Zabrus spp.);
好ましくはバンディッド・キューカンバ・ビートル(Banded cucumber beetle)(ジアブロチカ・バルテアタ(Diabrotica balteata))、ノーザン・コーン・ルートワーム(ジアブロチカ・バルベリ(Diabrotica barberi))、サザン・コーン・ルートワーム(ジアブロチカ・ウンデシムプンクタタ・ホワルディ(Diabrotica undecimpunctata howardi))、ウェスタン・キューカンバ・ビートル(Western cucumber beetle)(ジアブロチカ・ウンデシムプンクタタ・テネラ(Diabrotica undecimpunctata tenella))、ウェスタン・スポッティッド・キューカンバ・ビートル(Western spotted cucumber beetle)(ジアブロチカ・ウンデシムプンクタタ・ウンデシムプンクタタ(Diabrotica undecimpunctata undecimpunctata))、ウェスタン・コーン・ルートワーム(ジアブロチカ・ビルギフェラ・ビルギフェラ(Diabrotica virgifera virgifera))、メキシカン・コーン・ルートワーム(ジアブロチカ・ビルギフェラ・ゼアエ(Diabrotica virgifera zeae))からの病害生物;
双翅目(Diptera)からの病害生物、例えば、アエデス属種(Aedes spp.)、アグロミザ属種(Agromyza spp.)、アナストレファ属種(Anastrepha spp.)、アノフェレス属種(Anopheles spp.)、アスポンジュリア属種(Asphondylia spp.)、バクトロケラ属種(Bactrocera spp.)、ビビオ・ホルツラヌス(Bibio hortulanus)、カリホラ・エリトロセファラ(Calliphora erythrocephala)、カリフォラ・ビシナ(Calliphora vicina)、セラチチス・カピタタ(Ceratitis capitata)、キロノムス属種(Chironomus spp.)、クリソミイア属種(Chrysomyia spp.)、クリソプス属種(Chrysops spp.)、クリソゾナ・プルビアリス(Chrysozona pluvialis)、コクリオミイア属種(Cochliomyia spp.)、コンタリニア属種(Contarinia spp.)、コルジオビア・アントロポファガ(Cordylobia anthropophaga)、クリコトプス・シルベストリス(Cricotopus sylvestris)、クレクス属種(Culex spp.)、クリコイデス属種(Culicoides spp.)、クリセタ属種(Culiseta spp.)、クテレブラ属種(Cuterebra spp.)、ダクス・オレアエ(Dacus oleae)、ダシネウラ属種(Dasyneura spp.)、デリア属種(Delia spp.)、デルマトビア・ホミニス(Dermatobia hominis)、ドロソフィラ属種(Drosophila spp.)、エキノクネムス属種(Echinocnemus spp.)、ファンニア属種(Fannia spp.)、ガステロフィルス属種(Gasterophilus spp.)、グロッシナ属種(Glossina spp.)、ハエマトポタ属種(Haematopota spp.)、ヒドレリア属種(Hydrellia spp.)、ヒドレリアグリセオラ(Hydrellia griseola)、ハイレミア属種(Hylemya spp.)、ヒポボスカ属種(Hippobosca spp.)、ヒポデルマ属種(Hypoderma spp.)、リリオミザ属種(Liriomyza spp.)、ルシリア属種(Lucilia spp.)、ルトゾミイア属種(Lutzomyia spp.)、マンソニア属種(Mansonia spp.)、ムスカ属種(Musca spp.)、オエストルス属種(Oestrus spp.)、オシネラ・フリト(Oscinella frit)、パラタニタルスス属種(Paratanytarsus spp.)、パラロイテルボルニエラ・スブチンクタ(Paralauterborniella subcincta)、ペゴマイヤ属種(Pegomyia spp.)、フレボトムス属種(Phlebotomus spp.)、ホルビア属種(Phorbia spp.)、ホルミア属種(Phormia spp.)、ピオフィラ・カゼイ(Piophila casei)、プロジプロシス属種(Prodiplosis spp.)、プシラ・ロサエ(Psila rosae)、ラゴレチス属種(Rhagoletis spp.)、サルコファガ属種(Sarcophaga spp.)、シムリウム属種(Simulium spp.)、ストモキス属種(Stomoxys spp.)、タバヌス属種(Tabanus spp.)、テタノプス属種(Tetanops spp.)、チプラ属種(Tipula spp.);
ヘテロプテラ目(Heteroptera)からの病害生物、例えば、アナサ・トリスチス(Anasa tristis)、アンテスチオプチス属種(Antestiopsis spp.)、ボイセア属種(Boisea spp.)、ブリスス属種(Blissus spp.)、カロコリス属種(Calocoris spp.)、カムピロンマ・リビダ(Campylomma livida)、カベレリウス属種(Cavelerius spp.)、シメックス属種(Cimex spp.)、コラリア属種(Collaria spp.)、クレオンチアデス・ジルツス(Creontiades dilutus)、ダシヌス・ペピリス(Dasynus piperis)、ジケロプス・フルカツス(Dichelops furcatus)、ジコノコリス・ヘウェチ(Diconocoris hewetti)、ジスデルクス属種(Dysdercus spp.)、エウシスツス属種(Euschistus spp.)、エウリガステル属種(Eurygaster spp.)、ヘリオペルチス属種(Heliopeltis spp.)、ホルシアス・ノビレルス(Horcias nobilellus)、レプトコリサ属種(Leptocorisa spp.)、レプトコリサ・ヴァリコルニス(Leptocorisa varicornis)、レプトグロスス・フィロプス(Leptoglossus phyllopus)、リグス属種(Lygus spp.)、マクロペス・イクスカバツス(Macropes excavatus)、ミリダエ(Miridae)、モナロニオン・アトラツム(Monalonion atratum)、ネザラ属種(Nezara spp.)、オエバルス属種(Oebalus spp.)、ペントミダエ(Pentomidae)、ピエスマ・クワドラタ(Piesma quadrata)、ピエゾドルス属種(Piezodorus spp.)、プサルス属種(Psallus spp.)、プセウドアシスタ・ペルセア(Pseudacysta persea)、ロドニウス属種(Rhodnius spp.)、サールベンゲラ・シングラリス(Sahlbergella singularis)、スカプトコリス・カスタネア(Scaptocoris castanea)、スコチノホラ属種(Scotinophora spp.)、ステファニチス・ナシ(Stephanitis nashi)、チブラカ属種(Tibraca spp.)、トリアトマ属種(Triatoma spp.);
ホモプテラ目(Homoptera)からの病害生物、例えば、アシッツィア・アカシアバイレヤナエ(Acizzia acaciaebaileyanae)、アシッツィア・ドドナエアエ(Acizzia dodonaeae)、アシッツィア・ウンカトイデス(Acizzia uncatoides)、アクリダ・ツリタ(Acrida turrita)、アシルトシポン属種(Acyrthosipon spp.)、アクロゴニア属種(Acrogonia spp.)、アエネオラミア属種(Aeneolamia spp.)、アゴノセナ属種(Agonoscena spp.)、アレイローデス・プロレッテラ(Aleyrodes proletella)、アレウロロブス・バロデンシス(Aleurolobus barodensis)、アレウロトリクス・フロコスス(Aleurothrixus floccosus)、アロカリダラ・マライエンシス(Allocaridara malayensis)、アムラスカ属種(Amrasca spp.)、アヌラフィス・カルズィ(Anuraphis cardui)、アオニジエラ属種(Aonidiella spp.)、アファノスチグマ・ピリ(Aphanostigma piri)、アフィス属種(Aphis spp.)、アルボリジア・アピカリス(Arboridia apicalis)、アリタイニラ属種(Arytainilla spp.)、アスピジエラ属種(Aspidiella spp.)、アスピジオツス属種(Aspidiotus spp.)、アタヌス属種(Atanus spp.)、アウラコルツム・ソラニ(Aulacorthum solani)、ベミシア・タバシ(Bemisia tabaci)、ブラストプシラ・オクシデンタリス(Blastopsylla occidentalis)、ボレイオグリカスピス・メラロイカエ(Boreioglycaspis melaleucae)、ブラキカウズス・ヘリクリシ(Brachycaudus helichrysi)、ブラキコルス属種(Brachycolus spp.)、ブレビコリネ・ブラシカエ(Brevicoryne brassicae)、カコプシラ属種(Cacopsylla spp.)、カリジポナ・マルギナタ(Calligypona marginata)、カルネオセファラ・フルギダ(Carneocephala fulgida)、セラトバクナ・ラニゲラ(Ceratovacuna lanigera)、セルコピダエ(Cercopidae)、セロプラステス属種(Ceroplastes spp.)、カエトシホン・フラガエホリイ(Chaetosiphon fragaefolii)、キオナスピス・テガレンシス(Chionaspis tegalensis)、クロリタ・オヌキイ(Chlorita onukii)、コンドラクリスロセ(Chondracris rosea)、クロマフィス・ジュグランジコラ(Chromaphis juglandicola)、クリソムファルス・フィクス(Chrysomphalus ficus)、シカズリナ・ムビラ(Cicadulina mbila)、コッコミチルス・ハリイ(Coccomytilus halli)、コックス属種(Coccus spp.)、クリストミズル・リビス(Cryptomyzus ribis)、クリプトネオッサ属種(Cryptoneossa spp.)、クテノナリタイナ属種(Ctenarytaina spp.)、ダルブルス属種(Dalbulus spp.)、ジアロイロデス・シトリ(Dialeurodes citri)、ジアホリナ・シトリ(Diaphorina citri)、ジアスピス属種(Diaspis spp.)、ドロシカ属種(Drosicha spp.)、ジサフィス属種(Dysaphis spp.)、ジスミコックス属種(Dysmicoccus spp.)、エンポアスカ属種(Empoasca spp.)、エリオソマ属種(Eriosoma spp.)、エリトロネウラ属種(Erythroneura spp.)、ユーカリプトリマ属種(Eucalyptolyma spp.)、ユーフィルラ属種(Euphyllura spp.)、エウセリス・ビロバツス(Euscelis bilobatus)、フェリシア属種(Ferrisia spp.)、ゲオコックス・コフェアエ(Geococcus coffeae)、グリカスピス属種(Glycaspis spp.)、ヘテロプシラ クバナ(Heteropsylla cubana)、ヘテロプシラ・スピヌロサ(Heteropsylla spinulosa)、ホマロジスカ・コアグラタ(Homalodisca coagulata)、ヒアロプテルス・アルンジニス(Hyalopterus arundinis)、イセリア属種(Icerya spp.)、イジオセルス属種(Idiocerus spp.)、イジオスコプス属種(Idioscopus spp.)、ラオデルファクス・ストリアテルス(Laodelphax striatellus)、レカニウム属種(Lecanium spp.)、レピドサフェス属種(Lepidosaphes spp.)、リパフィス・エリシミ(Lipaphis erysimi)、マクロシフム属種(Macrosiphum spp.)、マクロステレス・ファシフロン(Macrosteles facifrons)、マハナルバ属種(Mahanarva spp.)、メラナフィス・サッカリ(Melanaphis sacchari)、メトカルフィエラ属種(Metcalfiella spp.)、メトポロフィウム・ジロズム(Metopolophium dirhodum)、モネリア・コスタリス(Monellia costalis)、モネリオプシス・ペカニス(Monelliopsis pecanis)、ミズス属種(Myzus spp.)、ナソノビア・ニビスニグリ(Nasonovia ribisnigri)、ネホテッチキス属種(Nephotettix spp.)、ネッチゴニクラ・スペクトラ(Nettigoniclla spectra)、ニラパルバタ・ルゲンス(Nilaparvata lugens)、オンコメトピア属種(Oncometopia spp.)、オルテジア・プラテロンガ(Orthezia praelonga)、オクシアチネンシス(Oxya chinensis)、パチプシラ属種(Pachypsylla spp.)、パラベムシア・ミリカエ(Parabemisia myricae)、パラトリオザ属種(Paratrioza spp.)、パルラトリア属種(Parlatoria spp.)、ペムフィグス属種(Pemphigus spp.)、ペレグリヌス・マイジス(Peregrinus maidis)、フェナコックス属種(Phenacoccus spp.)、フロエオミズス・パセリニイ(Phloeomyzus passerinii)、ホロドン・フムリ(Phorodon humuli)、フィロキセラ属種(Phylloxera spp.)、ピンナスピス・アスピジストラエ(Pinnaspis aspidistrae)、プラノコックス属種(Planococcus spp.)、プロソピドプシラ・フラバ(Prosopidopsylla flava)、プロトプルビナリア・ピリホルミス(Protopulvinaria pyriformis)、プセウダウラカスピス・ペンタゴナ(Pseudaulacaspis pentagona)、プセウドコックス属種(Pseudococcus spp.)、プシロプシス属種(Psyllopsis spp.)、プシラ属種(Psylla spp.)、プテロマルス属種(Pteromalus spp.)、ピリラ属種(Pyrilla spp.)、クアドラスピジオツス属種(Quadraspidiotus spp.)、クエサダ・ギガス(Quesada gigas)、ラストロコックス属種(Rastrococcus spp.)、ロパロシフム属種(Rhopalosiphum spp.)、サイセチア属種(Saissetia spp.)、スカフォイデウス チタヌス(Scaphoideus titanus)、シザフィス・グラミヌム(Schizaphis graminum)、セレナスピズス・アルチクラツス(Selenaspidus articulatus)、ソガタ属種(Sogata spp.)、ソガテラ・フルシフェラ(Sogatella furcifera)、ソガトデス属種(Sogatodes spp.)、スチクトセファラ・フェスチナ(Stictocephala festina)、シフォニヌス・フィリレアエ(Siphoninus phillyreae)、テナラファラ・マラエンシス(Tenalaphara malayensis)、テトラゴノセフェラ属種(Tetragonocephela spp.)、チノカリス・カリアエホリアエ(Tinocallis caryaefoliae)、トマスピス属種(Tomaspis spp.)、トキソプテラ属種(Toxoptera spp.)、トリアエウロデス・バポラリオルム(Trialeurodes vaporariorum)、トリオザ属種(Trioza spp.)、チフロシバ属種(Typhlocyba spp.)、ウナスピス属種(Unaspis spp.)、ビテウス・ビチホリイ(Viteus vitifolii)、ジギナ属種(Zygina spp.);
膜翅目(ハチ目)(Hymenoptera)からの病害生物、例えば、アクロミルメックス属種(Acromyrmex spp.)、アタリア属種(Athalia spp.)、アッタ属種(Atta spp.)、ジプリオン属種(Diprion spp.)、ホプロカンパ属種(Hoplocampa spp.)、ラシウス属種(Lasius spp.)、モノモイウム・ファラオニス(Monomorium pharaonis)、シレクス属種(Sirex spp.)、ソレノプシスインビクタ(Solenopsis invicta)、タピノマ属種(Tapinoma spp.)、ウロセルス属種(Urocerus spp.)、ベスパ属種(Vespa spp.)、キセリス属種(Xeris spp.);
等脚目(Isopoda)からの病害生物、例えば、アルマジリジウム・ブルガレ(Armadillidium vulgare)、オニスクス・アセルス(Oniscus asellus)、ポルセリオ・スカベル(Porcellio scaber);
等翅目(Isoptera)からの病害生物、例えば、コプトテルメス属種(Coptotermes spp.)、コルニテルメス・クムランス(Cornitermes cumulans)、クリプトテルメス属種(Cryptotermes spp.)、インシシテルメス属種(Incisitermes spp.)、ミクロテルメス・オベシ(Microtermes obesi)、オドントテルメス属種(Odontotermes spp.)、レチクリテルメス属種(Reticulitermes spp.);
チョウ目(Lepidoptera)からの病害生物、例えば、アクロイア・グリセラ(Achroia grisella)、アクロニクタ・マジョル(Acronicta major)、アドキソフィエス属種(Adoxophyes spp.)、アエジア・レウコメラス(Aedia leucomelas)、アグロチス属種(Agrotis spp.)、アラバマ属種(Alabama spp.)、アミエロイス・トランシテッラ(Amyelois transitella)、アナルシア属種(Anarsia spp.)、アンチカルシア属種(Anticarsia spp.)、アルギロプロス属種(Argyroploce spp.)、バラトラ・ブラシカエ(Barathra brassicae)、ボルボ・シンナラ(Borbo cinnara)、ブックラトリクス・ツルベリエラ(Bucculatrix thurberiella)、ブパルス・ピニアリウス(Bupalus piniarius)、ブッセオラ属種(Busseola spp.)、カコエキア属種(Cacoecia spp.)、カロプチリア・ティボラ(Caloptilia theivora)、カプラ・レチクラナ(Capua reticulana)、カルポカプサ・ポモネラ(Carpocapsa pomonella)、カルポシナ・ニポメンシス(Carposina niponensis)、ケイマトビア・ブルマタ(Cheimatobia brumata)、キロ属種(Chilo spp.)、コリストネウラ属種(Choristoneura spp.)、クリシア・アンビグエラ(Clysia ambiguella)、クナファロセルス属種(Cnaphalocerus spp.)、クナファロクロチス・メジナリス(Cnaphalocrocis medinalis)、クネファシア属種(Cnephasia spp.)、コノポモルファ属種(Conopomorpha spp.)、コノトラケルス属種(Conotrachelus spp.)、コピタルシア属種(Copitarsia spp.)、シディア属種(Cydia spp.)、ダラカ・ノクツイデス(Dalaca noctuides)、ジアファニア属種(Diaphania spp.)、ジアトラエア・サッカラリス(Diatraea saccharalis)、エアリアス属種(Earias spp.)、エクデュトロパ・アウランティウム(Ecdytolopha aurantium)、エラスモパルプス・リグノセルス(Elasmopalpus lignosellus)、エルダナ・サッカリナ(Eldana saccharina)、エフェスチア属種(Ephestia spp.)、エピノチア属種(Epinotia spp.)、エピフィアス・ポスティフィッタナ(Epiphyas postvittana)、エチエッラ属種(Etiella spp.)、エウリア属種(Eulia spp.)、ユーポエシリア・アンビグエラ(Eupoecilia ambiguella)、エウプロクチス属種(Euproctis spp.)、エウキソア属種(Euxoa spp.)、フェルチア属種(Feltia spp.)、ガレリア・メロネラ(Galleria mellonella)、グラシラリア属種(Gracillaria spp.)、グラホリタ属種(Grapholitha spp.)、ヘジレプタ属種(Hedylepta spp.)、ヘリコベルパ属種(Helicoverpa spp.)、ヘリオチス属種(Heliothis spp.)、ホフマノフィラ・プセウドスプレテア(Hofmannophila pseudospretella)、ホモエオソマ属種(Homoeosoma spp.)、ホモナ属種(Homona spp.)、ヒピノメウタ・パデラ(Hyponomeuta padella)、カキボリア・フラボファシアタ(Kakivoria flavofasciata)、ラフィグマ属種(Laphygma spp.)、ラスペイレシア・モレスタ(Laspeyresia molesta)、ロイシノデス・オルボナリス(Leucinodes orbonalis)、ロイコプテラ属種(Leucoptera spp.)、リトコレチス属種(Lithocolletis spp.)、リトファネ・アンテンナタ(Lithophane antennata)、ロベシア属種(Lobesia spp.)、ロキサグロチス・アルビコスタ(Loxagrotis albicosta)、リマントリア属種(Lymantria spp.)、リオネチア属種(Lyonetia spp.)、マラコソマ・ネウストリア(Malacosoma neustria)、マルカ・テスツラリス(Maruca testulalis)、マメストラ・ブラシカエ(Mamstra brassicae)、メラニチス・レダ(Melanitis leda)、モキス属種(Mocis spp.)、モノピス・オブビエラ(Monopis obviella)、ミチムナ・セパラタ(Mythimna separata)、ネマポゴン・コロアセルス(Nemapogon cloacellus)、ニュムプラ属種(Nymphula spp.)、オイケチクス属種(Oiketicus spp.)、オリア属種(Oria spp.)、オルタガ属種(Orthaga spp.)、オストリニア属種(Ostrinia spp.)、オウレマ・オリザエ(Oulema oryzae)、パノリス・フランメア(Panolis flammea)、パルナラ属種(Parnara spp.)、ペクチノホラ属種(Pectinophora spp.)、ペリロイコプテラ属種(Perileucoptera spp.)、フソリマエア属種(Phthorimaea spp.)、フィロクニスチス・シトレラ(Phyllocnistis citrella)、フィロノリクテル属種(Phyllonorycter spp.)、ピエリス属種(Pieris spp.)、プラチノタ・スツルタナ(Platynota stultana)、プロジア・インテルプンクテラ(Plodia interpunctella)、プルシア属種(Plusia spp.)、プルテラ・キシロステラ(Plutella xylostella)、プラユス属種(Prays spp.)、プロデニア属種(Prodenia spp.)、プロトパルセ属種(Protoparce spp.)、プセウダレチア属種(Pseudaletia spp.)、シューダレティア ユニプンクタ(Pseudaletia unipuncta)、プセウドプルシア・インクルデンス(Pseudoplusia includens)、ピラウスタ・ヌビラリス(Pyrausta nubilalis)、ラキプルシア・ヌ(Rachiplusia nu)、スコエノビウス属種(Schoenobius spp.)、スキルポファガ属種(Scirpophaga spp.)、スキルポファガ・イノタタ(Scirpophaga innotata)、スコチア・セゲツム(Scotia segetum)、セサミア属種(Sesamia spp.)、セサミアインフェレンス(Sesamia inferens)、スパルガノチス属種(Sparganothis spp.)、スポドプテラ属種(Spodoptera spp.)、スポドプテラ・プラエフィカ(Spodoptera praefica)、スタトモポダ属種(Stathmopoda spp.)、ストモプテリクス・サブセシヴェラ(Stomopteryx subsecivella)、シナンテドン属種(Synanthedon spp.)、テシア・ソラニボラ(Tecia solanivora)、テルメシア・ゲンマタリス(Thermesia gemmatalis)、チネア・クロアセラ(Tinea cloacella)、チネア・ペリオネラ(Tinea pellionella)、チネオラ・ビセリエラ(Tineola bisselliella)、トルトリクス属種(Tortrix spp.)、トリコパガ・タペトゼッラ(Trichophaga tapetzella)、トリコプルシア属種(Trichoplusia spp.)、トリポリザ・インセルツラス(Tryporyza incertulas)、ツタ・アブソルタ(Tuta absoluta)、ビラコラ属種(Virachola spp.);
直翅目(Orthoptera)またはサルタトリア目(Saltatoria)からの病害生物、例えば、アケタ・ドメスチクス(Acheta domesticus)、ジクロプルス属種(Dichroplus spp.)、グリロタルパ属種(Gryllotalpa spp.)、ヒエログリフス属種(Hieroglyphus spp.)、ロクスタ属種(Locusta spp.)、メラノプルス属種(Melanoplus spp.)、シストセルカ・グレガリア(Schistocerca gregaria);
シラミ目(Phthiraptera)からの病害生物、例えば、ダマリニア属(Damalinia spp.)、ハエマトピヌス属種(Haematopinus spp.)、リノグナツス属種(Linognathus spp.)、ペジクルス属種(Pediculus spp.)、プチルス・プビス(Ptirus pubis)、トリコデクテス属種(Trichodectes spp.);
チャタテムシ目(Psocoptera)からの病害生物、例えば、レピナツス属種(Lepinatus spp.)、リポセリス属種(Liposcelis spp.);
ノミ目(Siphonaptera)からの病害生物、例えば、セラトフィルス属種(Ceratophyllus spp.)、クテノセファリデス属種(Ctenocephalides spp.)、プレクス・イリタンス(Pulex irritans)、ツンガ・ペネトランス(Tunga penetrans)、ゼノプシラ・ケオプス(Xenopsylla cheopsis);
総翅目(Thysanoptera)からの病害生物、例えば、アナフォトリプス・オブスクルス(Anaphothrips obscurus)、バリオトリプス・ビホルミス(Baliothrips biformis)、ドレパノトリプス・ロイテリ(Drepanothrips reuteri)、エンネオトリプス・フラベンス(Enneothrips flavens)、フランクリニエラ属種(Frankliniella spp.)、ヘリオトリプス属種(Heliothrips spp.)、ヘルチノトリプス・フェモラリス(Hercinothrips femoralis)、リピホロトリプス・クルエンタツス(Rhipiphorothrips cruentatus)、シルトトリプス属種(Scirtothrips spp.)、タエニオトリプス・カルダモミ(Taeniothrips cardamomi)、トリプス属種(Thrips spp.);
シミ目(Zygentoma)(=Thysanura)からの病害生物、例えば、クテノレピスマ属種(Ctenolepisma spp.)、レピスマ・サカリナ(Lepisma saccharina)、レスピモデス・インクイリヌス(Lepismodes inquilinus)、テルモビア・ドメスチカ(Thermobia domestica);
コムカデ類(Symphyla)からの病害生物、例えば、スクチゲラ属種(Scutigerella spp.);
軟体動物門(Mollusca)、特に、双殻綱(Bivalvia)からの病害生物、例えば、ドレイセナ属種(Dreissena spp.)、および、腹足綱(Gastropoda)の、例えば、アリオン属種(Arion spp.)、ビオムファラリア属種(Biomphalaria spp.)、ブリヌス属種(Bulinus spp.)、デロセラス属種(Deroceras spp.)、ガルバ属種(Galba spp.)、リムナエア属種(Lymnaea spp.)、オンコメラニア属種(Oncomelania spp.)、ポマケア属種(Pomacea spp.)、スクネシア属種(Succinea spp.);
へん形動物門(Plathelminthes)および線形動物門(Nematoda)からの動物有害生物、例えば、アンシロストマ・ズオデナレ(Ancylostoma duodenale)、アンシロストマ・セイラニクム(Ancylostoma ceylanicum)、アシロストマ・ブラジリエンシス(Acylostoma braziliensis)、アンシロストマ属種(Ancylostoma spp.)、アスカリス属種(Ascaris spp.)、ブルギア・マライ(Brugia malayi)、ブルギア・チモリ(Brugia timori)、ブノストムム属種(Bunostomum spp.)、カベルチア属種(Chabertia spp.)、クロノルキス属種(Clonorchis spp.)、コオペリア属種(Cooperia spp.)、ジクロコエリウム属(Dicrocoelium spp.)、ジクチオカウルス・フィラリア(Dictyocaulus filaria)、ジフィロボトリウム・ラツム(Diphyllobothrium latum)、ドラクンクルス・メジネンシス(Dracunculus medinensis)、エキノコックス・グラヌロスス(Echinococcus granulosus)、エキノコックス・ムルチロクラリス(Echinococcus multilocularis)、エンテロビウス・ベルミクラリス(Enterobius vermicularis)、ファシオラ属種(Faciola spp.)、ハエモンクス属種(Haemonchus spp.)、ヘテラキス属種(Heterakis spp.)、ヒメノレピス・ナナ(Hymenolepis nana)、ヒオストロングルス属種(Hyostrongulus spp.)、ロア・ロア(Loa Loa)、ネマトジルス属種(Nematodirus spp.)、オエソファゴストムム属種(Oesophagostomum spp.)、オピストルキス属種(Opisthorchis spp.)、オンコセルカ・ボルブルス(Onchocerca volvulus)、オステルタギア属種(Ostertagia spp.)、パラゴニムス属種(Paragonimus spp.)、シストソメン属種(Schistosomen spp.)、ストロンギロイデス・フエレボルニ(Strongyloides fuelleborni)、ストロンギロイデス・ステルコラリス(Strongyloides stercoralis)、ストロニロイデス属種(Stronyloides spp.)、タエニア・サギナタ(Taenia saginata)、タエニア・ソリウム(Taenia solium)、トリキネラ・スピラリス(Trichinella spiralis)、トリキネラ・ナチバ(Trichinella nativa)、トリキネラ・ブリトビ(Trichinella britovi)、トリキネラ・ネルソニ(Trichinella nelsoni)、トリキネラ・プセウドプシラリス(Trichinella pseudopsiralis)、トリコストロングルス属種(Trichostrongulus spp.)、トリクリス・トリクリア(Trichuris trichuria)、ウケレリア・バンクロフチ(Wuchereria bancrofti);
線形動物門(Nematoda)からの植物寄生性病害生物、例えば、アフェレンコイデス属種(Aphelenchoides spp.)、ブルサフェレンクス属種(Bursaphelenchus spp.)、ジチレンクス属種(Ditylenchus spp.)、グロボデラ属種(Globodera spp.)、ヘテロデラ属種(Heterodera spp.)、ロンギドルス属種(Longidorus spp.)、メロイドギネ属種(Meloidogyne spp.)、プラチレンクス属種(Pratylenchus spp.)、ラドフォラス属種(Radopholus spp.)、トリコドルス属種(Trichodorus spp.)、チレンクルス属種(Tylenchulus spp.)、キシフィネマ属種(Xiphinema spp.)、ヘリコティレンクス属種(Helicotylenchus spp.)、チレンコリンクス属種(Tylenchorhynchus spp.)、スクテロネマ属種(Scutellonema spp.)、パラトリコドルス属種(Paratrichodorus spp.)、メロイネマ属種(Meloinema spp.)、パラフェレンクス属種(Paraphelenchus spp.)、アグレンクス属種(Aglenchus spp.)、ベロノライムス属種(Belonolaimus spp.)、ナコブス属種(Nacobbus spp.)、ロチレンクルス属種(Rotylenchulus spp.)、ロチレンクス属種(Rotylenchus spp.)、ネオチレンクス属種(Neotylenchus spp.)、パラフェレンクス属種(Paraphelenchus spp.)、ドリコドルス属種(Dolichodorus spp.)、ホプロライムス属種(Hoplolaimus spp.)、プンクトデラ属種(Punctodera spp.)、クリコネメラ属種(Criconemella spp.)、キニスルシウス(Quinisulcius spp.)、ヘミシクロフォラ属種(Hemicycliophora spp.)、アングイナ属種(Anguina spp.)、スバングイナ属種(Subanguina spp.)、ヘミクリコネモイデス属種(Hemicriconemoides spp.)、プシレンクス科(Psilenchus spp.)、スードハレンクス属種(Pseudohalenchus spp.)、クリコネモイデス属種(Criconemoides spp.)、カコパウルス属種(Cacopaurus spp.)、ヒルシュマニエァ属種(Hirschmaniella spp.)、テチレンクス属種(Tetylenchus spp.)。
さらに、原虫亜門からの生物、特にはコクシジウム目、例えばアイメリア属種(Eimeria)からの生物を防除することができる。
さらに、本発明による組成物は好ましくは強力な殺細菌活性を有し、作物保護および材料保護において真菌および細菌などの望ましくない微生物を防除するのに用いることができる。
本発明はさらに、本発明の組成物を植物病原性真菌、植物病原性細菌および/またはそれらの生息場所に施用することを特徴とする望ましくない微生物の防除方法に関するものである。
作物保護において、植物病原性真菌の防除のために殺菌剤を用いることができる。それらは広いスペクトラムの植物病原性真菌、例えば特にネコブカビ類、ペロノスポロマイセテス(Peronosporomycetes)類(同義語:卵菌類)、ツボカビ類、接合菌類、子嚢菌類、担子菌類および不完全菌類(同義語、フンギ・インペルフェクチ(Fungi imperfecti))の構成員である土壌病原体に対する顕著な効力を特徴とする。一部の殺菌剤は全身活性であり、茎葉処理剤として、種子粉衣剤として、または土壌処理殺菌剤として作物保護に使用することができる。さらに、それらは、特に木材または植物の根に侵入する真菌と戦う上で好適である。
殺細菌剤は、作物保護でシュードモナス科(Pseudomonadaceae)、リゾビウム科(Rhizobiaceae)、腸内細菌科(Enterobacteriaceae)、コリネバクテリウム科(Corynebacteriaceae)およびストレプトマイセス科(Streptomycetaceae)の防除に用いることができる。
本発明に従って処置可能な真菌疾患の例としては、下記のものなどがあるが、これらに限定されるものではない。
ウドンコ病の病原体、例えばブルメリア・グラミニス(Blumeria graminis)などのブルメリア(Blumeria)種;ポドスファエラ・ロイコトリカ(Podosphaera leucotricha)などのポドスファエラ(Podosphaera)種;スファエロセカ・フリギネア(Sphaerotheca fuliginea)などのスファエロセカ(Sphaerotheca)種;ウンシヌラ・ネケータ(Uncinula necator)などのウンシヌラ(Uncinula)種によって引き起こされる病害;
さび病病原体、例えばギムノスポランギウム・サビナエ(Gymnosporangium sabinae)などのギムノスポランギウム(Gymnosporangium)種;ヘミレイア・バスタトリックス(Hemileia vastatrix)などのヘミレイア(Hemileia)種;ファコプソラ・パチライジ(Phakopsora pachyrhizi)およびファコプソラ・マイボミアエ(Phakopsora meibomiae)などのファコスプソラ(Phakopsora)種;プクシニア・レコンディテ(Puccinia recondite)、P.トリチシナ(P. triticina)、P.グラミニス(P. graminis)またはP.ストリフォルニス(P. striiformis)またはP.ホルデイ(P.hordei)などのプクシニア(Puccinia)種;ウロミセス・アッペンディキュラタス(Uromyces appendiculatus)などのウロミセス(Uromyces)種によって引き起こされる病害;
卵菌類(Oomycetes)群の病原体、例えばアルブゴ・カンジダ(Algubo candida)などのアルブゴ(Albugo)種;ブレミア・ラクチュカエ(Bremia lactucae)などのブレミア(Bremia)種;ペロノスポラ・ピシ(Peronospora pisi)、P.パラシチカ(P. parasitica)またはP.ブラッシカエ(P. brassicae)などのペロノスポラ(Peronospora)種;フィトフソラ・インフェスタンス(Phytophthora infestans)などのフィトフソラ(Phytophthora)種;プラスモパラ・ビチコラ(Plasmopara viticola)などのプラスモパラ(Plasmopara)種;シュードペロノスポラ・フムリ(Pseudoperonospora humuli)またはシュードペロノスポラ・キュベンシス(Pseudoperonospora cubensis)などのシュードペロノスポラ(Pseudoperonospora)種;ピチウム・ウルティマム(Pythium ultimum)などのピチウム(Pythium)種によって引き起こされる病害;
例えばアルテルナリア・ソラニ(Alternaria solani)などのアルテルナリア(Altemaria)種;セルコスポラ・ベチコラ(Cercospora beticola)などのセルコスポラ(Cercospora)種;クラジオスポリウム・キュキュメリナム(Cladiosporium cucumerinum)などのクラジオスポリウム(Cladiosporum)種;コクリオボラス・サティブス(Cochliobolus sativus)(分生子型:ドレクスレラ(Drechslera)、同義語:ヘルミントスポリウム(Helminthosporium))、コクリオボラス・ミヨビーナス(Cochliobolus miyobeanus)などのコクリオボラス(Cochliobolus)種;コレトトリカム・リンデムサニウム(Colletotrichum lindemuthanium)などのコレトトリカム(Colletotrichum)種;シクロコニウム・オレアギナム(Cycloconium oleaginum)などのシクロコニウム(Cycloconium)種;ディアポルテ・シトリ(Diaporthe citri)などのディアポルテ(Diaporthe)種;エルシノエ・フォーセッティイ(Elsinoe fawcettii)などのエルシノエ(Elsinoe)種;グレオスポリウム・ラエティカラー(Gloeosporium laeticolor)などのグレオスポリウム種(Gloeosporium);グロメレラ・シンギュラータ(Glomerella cingulata)などのグロメレラ(Glomerella)種;ギニャルディア・ビドウェリ(Guignardia bidwelli)などのギニャルディア(Guignardia)種;レプトスファエリア・マキュランス(Leptosphaeria maculans)、レプトスファエリア・ノドルム(Leptosphaeria nodorum)などのレプトスファエリア(Leptosphaeria)種;マグナポルテ・グリージー(Magnaporthe grisea)などのマグナポルテ(Magnaporthe)種;ミクロドキウム・ニバレ(Microdochium nivale)などのミクロドキウム(Microdochium)種;マイコスファエレラ・グラミニコラ(Mycosphaerella graminicola)、M.アラキジコラ(M. arachidicola)およびM.フィジエンシス(M. fijiensis)などのマイコスファエレラ(Mycosphaerella)種;フェオスファエリア・ノドラム(Phaeosphaeria nodorum)などのフェオスファエリア(Phaeosphaeria)種;ピレノフォラ・テレス(Pyrenophora teres)、ピレノフォラ・トリチシ・レペンチス(Pyrenophora tritici repentis)などのピレノフォラ(Pyrenophora)種;ラムラリア・コロシグニ(Ramularia collo−cygni)、ラムラリア・アレオラ(Ramularia areola)などのラムラリア(Ramularia)種;リンコスポリウム・セカリス(Rhynchosporium secalis)などのリンコスポリウム(Rhynchosporium)種;セプトリア・アピイ(Septoria apii)、セプトリア・リコペルシイ(Septoria lycopersii)などのセプトリア(Septoria)種;チフラ・インカルナータ(Typhula incarnata)などのチフラ(Typhula)種;ベンチュリア・イナエキュアリス(Venturia inaequalis)などのベンチュリア(Venturia)種によって引き起こされる葉枯病(leaf blotch diseases)および葉萎凋病(leaf wilt diseases);
例えば、コルチシウム・グラミネアラム(Corticium graminearum)などのコルチシウム(Corticium)種;フサリウム・オキシスポラム(Fusarium oxysporum)などのフサリウム(Fusarium)種;ゲウマノミセス・グラミニス(Gaeumannomyces graminis)などのゲウマノミセス(Gaeumannomyces)種;リゾクトニア・ソラニ(Rhizoctonia solani)などのリゾクトニア(Rhizoctonia)種;サロクラジウム・オリザエ(Sarocladium oryzae)などによって引き起こされるサロクラジウム(Sarocladium)病;サロクラジウム・オリザエ(Sarocladium oryzae)などによって引き起こされるサロクラジウム(Sarocladium)病;タペシア・アキュフォルミス(Tapesia acuformis)などのタペシア(Tapesia)種;チエラビオプシス・バシコラ(Thielaviopsis basicola)などのチエラビオプシス(Thielaviopsis)種によって引き起こされる根および茎の病害;
例えばアルテルナリア属(Alternaria spp.)などのアルテルナリア(Alternaria)種;アスペルギルス・フラバス(Aspergillus flavus)などのアスペルギルス(Aspergillus)種;クラドスポリウム・クラドスポリオイデス(Cladosporium cladosporioides)などのクラドスポリウム(Cladosporium)種;クラビセプス・パープレア(Claviceps purpurea)などのクラビセプス(Claviceps)種;フサリウム・クルモラム(Fusarium culmorum)などのフサリウム(Fusarium)種;ギッベレラ・ゼアエ(Gibberella zeae)などのギッベレラ(Gibberella)種;モノグラフェラ・ニバリス(Monographella nivalis)などのモノグラフェラ(Monographella)種;セプトリア・ノドルム(Septoria nodorum)などのセプトリア(Septoria)種によって引き起こされる穂および円錐花序の病害(トウモロコシ穂軸など);
黒穂菌(smut fungi)、例えばスファセロセカ・ライリアナ(Sphacelotheca reiliana)などのスファセロセカ(Sphacelotheca)種;ティレチア・カリエス(Tilletia caries)、T.コントロベルサ(T. controversa)などのティレチア(Tilletia)種;ウロシスティス・オキュラータ(Urocystis occulta)などのウロシスティス(Urocystis)種;ウスティラゴ・ヌーダ(Ustilago nuda)、U.ヌーダ・トリチシ(U. nuda tritici)などのウスティラゴ(Ustilago)種によって引き起こされる病害;
例えばアスペルギルス・フラバス(Aspergillus flavus)などのアスペルギルス(Aspergillus)種;ボトリティス・シネレア(Botrytis cinerea)などのボトリティス(Botrytis)種;ペニシリウム・エクスパンサム(Penicillium expansum)およびP.プルプロゲナム(P. purpurogenum)などのペニシリウム(Penicillium)種;スクレロティニア・スクレロティオラム(Sclerotinia sclerotiorum)などのスクレロティニア(Sclerotinia)種;ベルティシリウム・アルボアトラム(Verticilium alboatrum)などのベルティシリウム(Verticilium)種によって引き起こされる果実腐敗;
例えばアルタナリア(Alternaria)種によって引き起こされる、例えばアルタナリア・ブラシシコラ(Alternaria brassicicola)によって引き起こされる;アファノミセス(Aphanomyces)種、例えばアファノミセス・ユーテイケス(Aphanomyces euteiches)によって引き起こされる;アスコチタ(Ascochyta)種、例えばアスコチタ・レンティス(Ascochyta lentis)によって引き起こされる;アスペルギルス(Aspergillus)種、例えばアスペルギルス・フラブス(Aspergillus flavus)によって引き起こされる;クラドスポリウム(Cladosporium)種、例えばクラドスポリウム・ヘルバルム(Cladosporium herbarum)によって引き起こされる;コクリオボラス(Cochliobolus)種、例えばコクリオボラス・サティブス(Cochliobolus sativus)(分生子型:ドレクスレラ(Drechslera)、ビポラリス(Bipolaris)同義語:ヘルミントスポリウム(Helminthosporium))によって引き起こされる;コレトトリカム(Colletotrichum)種、例えばコレトトリカム・ココデス(Colletotrichum coccodes)によって引き起こされる;フサリウム(Fusarium)種、例えばフサリウム・カルモラム(Fusarium culmorum)によって引き起こされる;ギッベレラ(Gibberella)種、例えばギッベレラ・ゼアエ(Gibberella zeae)によって引き起こされる;マクロホミナ(Macrophomina)種、例えばマクロホミナ・ファセオリナ(Macrophomina phaseolina)によって引き起こされる;モノグラフェラ(Monographella)種、例えばモノグラフェラ・ニバリス(Monographella nivalis)によって引き起こされる;ペニシリウム(Penicillium)種、例えばペニシリウム・エキスパンスム(Penicillium expansum)によって引き起こされる;ホマ(Phoma)種、例えばホマ・リンガム(Phoma lingam)によって引き起こされる;ホモプシス(Phomopsis)種、例えばホモプシス・ソジャエ(Phomopsis sojae)によって引き起こされる;フィトフソラ(Phytophthora)種、例えばフィトフソラ・カクトラム(Phytophthora cactorum)によって引き起こされる;ピレノホラ(Pyrenophora)種、例えばピレノホラ・グラミネア(Pyrenophora graminea)によって引き起こされる;ピリクラリア(Pyricularia)種、例えばピリクラリア・オリザエ(Pyricularia oryzae)によって引き起こされる;ピチウム(Pythium)種、例えばピチウム・ウルティマム(Pythium ultimum)によって引き起こされる;リゾクトニア(Rhizoctonia)種、例えばリゾクトニア・ソラニ(Rhizoctonia solani)によって引き起こされる;リゾプス(Rhizopus)種、例えばリゾプス・オリザエ(Rhizopus oryzae)によって引き起こされる;スクレロティウム(Sclerotium)種、例えばスクレロティウム・ロルフシイ(Sclerotium rolfsii)によって引き起こされる;セプトリア(Septoria)種、例えばセプトリア・ノドルム(Septoria nodorum)によって引き起こされる;チフラ(Typhula)種、例えばチフラ・インカルナタ(Typhula incarnata)によって引き起こされる;ベルチシリウム(Verticillium)種、例えばベルチシリウム・ダーリアエ(Verticillium dahliae)によって引き起こされる種子および土壌伝染性の腐敗、カビ、しおれ、腐敗病および立ち枯れ病;
例えばネクトリア・ガリゲナ(Nectria galligena)などのネクトリア(Nectria)種よって引き起こされる癌、こぶ病およびてんぐ巣病;
例えばモニリニア・ラクサ(Monilinia laxa)などのモニリニア(Monilinia)種によって引き起こされる枯れ病;
例えばエキソバシジウム・ベキサンス(Exobasidium vexans)などのエキソバシジウム(Exobasidium)種;タフリナ・デフォルマンス(Taphrina deformans)などのタフリナ(Taphrina)種によって引き起こされる葉ぶくれ病または葉巻病;
例えばファエモニエラ・クラミドスポラ(Phaemoniella clamydospora)、ファエオアクレモニウム・アレオフィラム(Phaeoacremonium aleophilum)およびフォミチポリタ・メジテラネア(Fomitiporia mediterranea)によって引き起こされるエスカ(Esca)病;例えばユーチパ・ラタ(Eutypa lata)によって引き起こされるユーチパ(Eutypa)枝枯れ病;例えばガノデルマ・ボニネンセ(Ganoderma boninense)によって引き起こされるガノダーマ(Ganoderma)病;例えばリジドポルス・リグノスス(Rigidoporus lignosus)によって引き起こされるリジドポルス(Rigidoporus)病によって引き起こされる木材植物における衰退(decline)病;
例えばボトリティス・シネレア(Botrytis cinerea)などのボトリティス(Botrytis)種によって引き起こされる花および種子の病害;
リゾクトニア・ソラニ(Rhizoctonia solani)などのリゾクトニア(Rhizoctonia)種;ヘルミントスポリウム・ソラニ(Helminthosporium solani)などのヘルミントスポリウム(Helminthosporium)種によって引き起こされる植物塊茎の病害;
例えばプラモジオフォラ・ブラッシカエ(Plamodiophora brassicae)などのプラモジオフォラ(Plamodiophora)種によって引き起こされる根こぶ病;
細菌性病原体、例えばキサントモナス・キャンペストリスpv.オリザエ(Xanthomonas campestris pv. oryzae)などのキサントモナス(Xanthomonas)種;シュードモナス・シリンガエpv.ラクリマンス(Pseudomonas syringae pv. lachrymans)などのシュードモナス(Pseudomonas)種;エルウィニア・アミロボラ(Erwinia amylovora)などのエルウィニア(Erwinia)種によって引き起こされる病害。
下記の大豆病害を好ましく防除することができる。
例えばアルテルナリア葉斑点病(alternaria leaf spot)(アルテルナリア属種アトランス・テニュイッシマ(Alternaria spec. atrans tenuissima))、炭疽病(コレトトリカム・グロエオスポロイデス・デマティウム亜種トランケイタム(Colletotrichum gloeosporoides dematium var. truncatum))、褐斑病(brown spot)(セプトリア・グリシネス(Septoria glycines))、セルコスポラ葉斑点病(cercospora leaf spot)および焼枯れ病(blight)(セクロスポラ・キクチイ(Cercospora kikuchii))、コアネフォラ葉焼枯れ病(choanephora leaf blight)(コアネフォラ・インファンディブリフェラ・トリスポラ(Choanephora infundibulifera trispora)(同義))、ダクチュリオフォラ葉斑点病(dactuliophora leaf spot)(ダクチュリオフォラ・グリシネス(Dactuliophora glycines))、べと病(downy mildew)(ペロノスポラ・マンシュリカ(Peronospora manshurica))、ドレクスレラ焼枯れ病(drechslera blight)(ドレクスレラ・グリシニ(Drechslera glycini))、葉輪紋病(frogeye leaf spot)(セルコスポラ・ソジナ(Cercospora sojina))、レプトスファエルリナ葉斑点病(leptosphaerulina leaf spot)(レプトスファエルリナ・トリフォリイ(Leptosphaerulina trifolii))、フィロスティカ葉斑点病(phyllostica leaf spot)(フィロスティカ・ソジャエコラ(Phyllosticta sojaecola))、鞘および茎の焼枯れ病(フォモプシス・ソジャエ(Phomopsis sojae))、うどんこ病(powdery 、mildew)(ミクロスファエラ・ディフューザ(Microsphaera diffusa))、ピレノチャエタ葉斑点病(pyrenochaeta leaf spot)(ピレノチャエタ・グリシネス(Pyrenochaeta glycines))、リゾクトニア・エリアル(rhizoctonia aerial)、葉および膜の焼枯れ病(リゾクトニア・ソラニ(Rhizoctonia solani))、さび病(ファコプソラ・パチライジ(Phakopsora pachyrhizi)、ファコプソラ・メイボミアエ(Phakopsora meibomiae))、黒星病(スファセロマ・グリシネス(Sphaceloma glycines))、ステムフィリウム葉焼枯れ病(stemphylium leaf blight)(ステムフィリウム・ボトリオサム(Stemphylium botryosum))、輪紋病(コリネスポラ・カッシイコラ(Corynespora cassiicola))によって引き起こされる葉、茎、鞘および種子に対する真菌病害。
例えば黒根腐病(black root rot)(カロネクトリア・クロタラリアエ(Calonectria crotalariae))、炭腐病(マクロフォミナ・ファセオリナ(Macrophomina phaseolina))、フザリウム焼枯病(fusarium blight)または萎凋病(wilt)、根腐れ病ならびに鞘および頸部腐れ病(rot)(フザリウム・オキシスポラム(Fusarium oxysporum)、フザリウム・オルトセラス(Fusarium orthoceras)、フザリウム・セミテクタム(Fusarium semitectum)、フザリウム・エクイセチ(Fusarium equiseti)、マイコレプトディスカス根腐れ病(mycoleptodiscus root rot)(マイコレプトディスカス・テレストリス(Mycoleptodiscus terrestris))、ネオコスモスポラ(neocosmospora)(ネオコスモスポラ・バスインフェクタ(Neocosmopspora vasinfecta))、鞘および茎の焼枯病(blight)(ディアポルセ・ファセオロラム(Diaporthe phaseolorum))、枝枯れ病(ディアポルセ・ファセオロラム亜種カウリボラ(Diaporthe phaseolorum var. caulivora))、フィトフトラ腐れ病(phytophthora rot)(フィトフトラ・メガスペルマ(Phytophthora megasperma))、褐色茎腐れ病(brown stem rot)(フィアロフォラ・グレガータ(Phialophora gregata))、ピチウム腐れ病(pythium rot)(ピチウム・アファニデルマタム(Pythium aphanidermatum)、ピチウム・イレギュラーレ(Pythium irregulaere)、ピチウム・デバリアナム(Pythium debaryanum)、ピチウム・ミリオチラム(Pythium myriotylum)、ピチウム・ウルティマム(Pythium ultimum))、リゾクトニア根腐れ病(rhizoctonia root rot)、茎腐敗および立枯病(リゾクトニア・ソラニ(Rhizoctonia solani))、スクレロティニア茎腐敗病(sclerotinia stem decay)(スクレロティニア・スクレロティオラム(Sclerotinia sclerotiorum))、スクレロティニア白絹病(sclerotinia Southern blight)(スクレロティニア・ロルフシイ(Sclerotinia rolfsii))、チエラビオプシス根腐れ病(thielaviopsis root rot)(チエラビオプシス・バシコラ(Thielaviopsis basicola))によって引き起こされる根および茎基部の真菌病。
本発明の組成物は、植物病原性真菌の治療的もしくは保護/予防的防除に用いることができる。従って本発明は、種子、植物もしくは植物部分、果実または植物が成長する土壌に施用される本発明の組成物の使用による植物病原性真菌の治療的および保護的防除方法に関するものでもある。
植物病害を防除するのに必要な濃度で、当該組成物が植物によって良好に耐容されることで、植物の地上部分、栄養繁殖器官および種子、ならびに土壌の処理が可能となる。
本発明によれば、全ての植物および植物部分を処理することができる。植物とは、望ましいおよび望ましくない野生植物、作物および植物変種のような全ての植物および植物集団を意味する(植物品種および植物育種家の権利によって保護され得るか否かを問わず)。栽培品種及び植物変種は、1種類以上の生物工学的方法で(例えば、倍加半数体、原形質融合、ランダム突然変異誘発および定方向突然変異誘発、分子マーカーまたは遺伝的マーカーなどを用いることによって)補助または補足することが可能な従来の繁殖方法および育種方法によって得られる植物であることができるか、生物工学的方法と遺伝子工学的方法によって得られる植物であることができる。植物部分とは、枝条、葉、花および根などの植物の地上部および地下部の全ての部分及び器官を意味し、例えば、葉、針状葉、茎、枝、花、子実体、果実及び種子、ならびに根、球茎および根茎などが挙げられる。作物、ならびに栄養繁殖器官(vegetative propagating material)および生殖繁殖器官(generative propagating material)、例えば、挿し穂、球茎、根茎、匍匐茎および種子なども、植物部分に属する。
本発明の組成物は、それが植物によって良好に耐容され、好ましい恒温動物毒性を有し、環境によって良好に耐容される場合、植物および植物器官を保護し、収穫量を高め、収穫物の品質を向上させる上で好適である。それは好ましくは、作物保護組成物として用いることができる。それは、通常のように感受性で抵抗性の植物種ならびに全てもしくは一部の発達段階に対して活性である。
本発明に従って処理することができる植物には、次の主要作物植物:トウモロコシ、ダイズ、アルファルファ、ワタ、ヒマワリ、アブラナ属油料種子(Brassica oilseeds)、例えば、セイヨウアブラナ(Brassica napus)(例えば、カノラ、アブラナ)、カブ(Brassica rapa)、カラシナ(B.juncea)(例えば、(菜の花)マスタード)およびアビシニアガラシ(Brassica carinata)、ヤシ(Arecaceae)属種(例えば、油やし、ココナッツ)、イネ、コムギ、テンサイ、サトウキビ、エンバク、ライムギ、オオムギ、アワおよびモロコシ、ライコムギ、アマ、ナッツ、ブドウおよびブドウの木、ならびに、種々の植物学的分類群からの各種果実および野菜、例えば、バラ属種(Rosaceae sp.)(例えば、ナシ状果、例えば、リンゴおよびナシ、さらに、核果、例えば、アンズ、サクランボ、アーモンド、プラムおよびモモ、ならびに液果(berry fruits)、例えば、イチゴ、ラズベリー、アカフサスグリおよびクロフサスグリならびにグーズベリー)、リベシオイダエ属種(Ribesioidae sp.)、クルミ属種(Juglandaceae sp.)、カバノキ属種(Betulaceae sp.)、ウルシ属種(Anacardiaceae sp.)、ブナ属種(Fagaceae sp.)、クワ属種(Moraceae sp.)、モクセイ属種(Oleaceae sp.)(例えば、オリーブの木)、マタタビ属種(Actinidaceae sp.)、クスノキ属種(Lauraceae sp.)(例えば、アボカド、シナモン、樟脳)、バショウ属種(Musaceae sp.)(例えば、バナナの木およびバナナ園(banana trees and plantations))、アカネ属種(Rubiaceae sp.)(例えば、コーヒー)、ツバキ属種(Theaceae sp.)(例えば、チャ)、アオギリ属種(Sterculiceae sp.)、ミカン属種(Rutaceae sp.)(例えば、レモン、オレンジ、ミカンおよびグレープフルーツ);ナス属種(Solanaceae sp.)(例えば、トマト、ジャガイモ、コショウ、トウガラシ、ナス、タバコ)、ユリ属種(Liliaceae sp.)、キク属種(Compositae sp.)(例えば、レタス、チョウセンアザミおよびチコリー(これは、ルートチコリー(root chicory)、エンダイブまたはキクニガナを包含する))、セリ属種(Umbelliferae sp.)(例えば、ニンジン、パセリ、セロリおよびセロリアック)、ウリ属種(Cucurbitaceae sp.)(例えば、キュウリ(これは、ガーキン、カボチャ、スイカ、ヒョウタンおよびメロン)、ネギ属種(Alliaceae sp.)(例えば、リーキおよびタマネギ)、アブラナ属種(Cruciferae sp.)(例えば、白キャベツ、赤キャベツ、ブロッコリー、カリフラワー、芽キャベツ、タイサイ、コールラビ、ラディッシュ、セイヨウワサビ、コショウソウおよびハクサイ)、マメ属種(Leguminosae sp.)(例えば、ラッカセイ、エンドウ、レンズマメおよびマメ(例えば、インゲンマメおよびソラマメ))、アカザ属種(Chenopodiaceae sp.)(例えば、フダンソウ、飼料用ビート、ホウレンソウ、ビートの根(beetroots))、アマ(Linaceae)属種(例えばアサ)、タイマ(Cannabeacea)属種(例えば、大麻)、アオイ(Malvaceae)属種(例えば、オクラ、カカオ)、ケシ科(例えば、ケシ)、クサスギカズラ科(Asparagaceae)(例えば、アスパラガス);有用植物および庭の観賞植物ならびに芝生、芝地、イネ科草本およびステビア・レバウディアナ(Stevia rebaudiana);および各場合でこれらの遺伝子組み換え型などがある。
植物種または植物品種、それらの生育場所および生育条件(土壌、気候、生育期、養分(diet))に応じて、本発明による組成物を使用または利用して、本発明による処理により、優加法的(「相乗的」)効果も生じる。従って、例えば、本発明による処理において本発明の組成物を使用もしくは利用することで、施用量の低減および/または活性スペクトルの拡大および/または活性の増強、植物の生育の向上、高温または低温に対する耐性の向上、渇水または水中もしくは土壌中に含まれる塩分に対する耐性の向上、開花能力の向上、収穫の容易性の向上、促進された成熟、収穫量の増加、果実の大きさの増大、植物の高さの増大、葉の緑色の向上、より早い開花、収穫された生産物の品質の向上および/または栄養価の増加、果実内の糖度の上昇、収穫された生産物の貯蔵安定性の向上および/または加工性の向上などが可能であり、これらは、実際に予期された効果を超えるものである。
本発明による処理における本発明の組成物の特定の施用量において、植物において強化効果も示し得る。望ましくない植物病原性真菌および/または微生物類および/またはウィルスによる攻撃に対する防御システムが動員される。本発明に関連して、植物を強化する(抵抗性を誘導する)物質は、処理された植物が、その後で望ましくない植物病原性真菌および/または微生物類および/またはウィルスを接種されたときに、それらの望ましくない植物病原性真菌および/または微生物類および/またはウィルスに対して実質的な程度の抵抗性を示すように、植物の防御システムを刺激することができる物質または物質の組合せを意味するものと理解される。そうして、本発明による処理において本発明による組成物を使用もしくは利用することで、処理後特定の期間内で、上記病原体による攻撃から植物を保護することができる。保護が達成される期間は、植物が該活性化合物で処理されてから、一般に、1から10日間、好ましくは、1から7日間である。
本発明に従って処理するのが同様に好ましい植物および植物品種は、1以上の生物的ストレスに対して抵抗性を示す。即ち、そのような植物は、害虫および有害微生物に対して、例えば、線虫類、昆虫類、ダニ類、植物病原性の菌類、細菌類、ウイルス類および/またはウイロイド類などに対して、良好な防御を示す。
本発明に従って同様に処理し得る植物および植物品種は、1以上の非生物的ストレスに対して抵抗性である植物、すなわちストレス耐性に関して、すでに増進された植物の健康を示す植物である。非生物的なストレス状態としては、例えば、渇水、低温に晒されること、熱に晒されること、浸透ストレス、湛水、土壌中の塩分濃度の上昇、より多くの鉱物に晒されること、オゾンに晒されること、強い光に晒されること、利用可能な窒素養分が限られていること、利用可能なリン養分が限られていること、日陰回避などを挙げることができる。好ましくは、これらの植物および栽培品種の本発明の組成物による処理はさらに、全体的な植物の健康(上記参照)を高めるものである。
本発明に従って同様に処理し得る植物および植物品種は、増大した収量特性を特徴とする植物、すなわちこの特徴に関して、すでに増進された植物の健康を示す植物である。そのような植物における増大した収量は、例えば、改善された植物の生理機能、生長および発育、例えば、水の利用効率、水の保持効率、改善された窒素の利用性、強化された炭素同化作用、改善された光合成、上昇した発芽効率および促進された成熟などの結果であり得る。収量は、さらに、改善された植物の構成によっても影響され得る(ストレス条件下および非ストレス条件下)。そのような改善された植物の構成としては、限定するものではないが、早咲き、ハイブリッド種子産生のための開花制御、実生の活力、植物の寸法、節間の数および距離、根の成長、種子の寸法、果実の寸法、莢の寸法、莢または穂の数、1つの莢または穂当たりの種子の数、種子の体積、強化された種子充填、低減された種子分散、低減された莢の裂開および耐倒伏性などがある。収量についてのさらなる形質としては、種子の組成、例えば、炭水化物含有量、タンパク質含有量、油含有量および油の組成、栄養価、抗栄養化合物の低減、改善された加工性ならびに向上した貯蔵安定性などがある。好ましくは、これらの植物および栽培品種の本発明の組成物による処理はさらに、全体的な植物の健康(上記参照)を高めるものである。
本発明により処理され得る植物は、既にヘテロシスまたはハイブリッド活力の特徴を発現するハイブリッド植物であり、それによって、収量、活力、健康および生物ストレス因子および非生物ストレス因子に対する抵抗性がより高くなる。そのような植物は代表的には、同系交配雄性不稔親株(雌親)と別の同系交配雄性稔性親株(雄親)を交雑させることにより作られる。ハイブリッド種子は代表的には、雄性不稔植物から収穫され、栽培者に販売される。雄性不稔植物は、(例えばトウモロコシでは)、雄穂除去、すなわち雄性生殖器(または雄花)の物理的除去により作ることができる場合があるが、より代表的には、雄性不稔性は、植物ゲノムにおける遺伝的決定基の結果である。この場合、そして特には種子がハイブリッド植物から収穫するのが望まれる産物である場合に、ハイブリッド植物での雄性不稔性が十分に回復されるようにすることが有用であるのが普通である。これは、雄性不稔性を担う遺伝的決定基を含むハイブリッド植物で雄性稔性を回復することができる適切な稔性回復遺伝子を雄親が有するようにすることで達成される。雄性不稔性の遺伝的決定基は細胞質に局在化していることができる。細胞質雄性不稔性(CMS)の例としては、例えばアブラナ種に記載されていた。しかしながら、雄性不稔性の遺伝的決定基は、細胞核ゲノムに局在化していることもできる。雄性不稔性植物は、遺伝子工学などの植物バイオテクノロジー法によっても得ることができる。雄性不稔性植物を得る上で特に好ましい手段は、WO89/10396に記載されており、そこでは、例えば、バルナーゼなどのリボヌクレアーゼが、雄しべにあるタペータム細胞で選択的に発現される。次に稔性は、バルスターなどのリボヌクレアーゼ阻害剤のタペータム細胞での発現によって回復することができる。
本発明によって処理することができる植物または植物品種(遺伝子工学などの植物バイオテクノロジー法によって得られる)は、除草剤耐性植物、すなわち、1以上の所定の除草剤に対して耐性とされた植物である。そのような植物は、形質転換により、またはそのような除草剤耐性を付与する突然変異を含む植物の選択によって得ることができる。
除草剤耐性植物は、例えばグリホセート耐性植物、すなわち除草剤であるグリホセートまたはその塩に対して耐性とされた植物である。植物は、各種手段によってグリホセートに対して耐性とすることができる。例えば、グリホセート耐性植物は、酵素5−エノールピルビルシキマート−3−ホスファート合成酵素(EPSPS)をコードする遺伝子で植物を形質転換することで得ることができる。そのようなEPSPS遺伝子の例は、細菌サルモネラ・チフィムリウム(Salmonella typhimurium)のAroA遺伝子(突然変異CT7)、細菌アグロバクテリウム属種(Agrobacterium sp)のCP4遺伝子、ペチュニアEPSPS、トマトEPSPSもしくはオヒシバ(Eleusine)EPSPSをコードする遺伝子である。それは、変異EPSPSであることもできる。グリホセート耐性植物は、グリホセートオキシド−レダクターゼ酵素をコードする遺伝子を発現させることによって得ることもできる。グリホセート耐性植物は、グリホセートアセチルトランスフェラーゼ酵素をコードする遺伝子を発現させることによって得ることもできる。グリホセート耐性植物は、上述の遺伝子の天然突然変異を含む植物を選択することによっても得ることができる。
他の除草剤耐性植物は、例えば酵素であるグルタミン合成酵素を阻害する除草剤、例えばビアラホス、ホスフィノトリシンまたはグルホシネートに対して耐性とされた植物である。そのような植物は、除草剤を解毒する酵素または阻害に対して耐性である酵素グルタミン合成酵素の突然変異体を発現させることによって得ることができる。そのような有効な解毒性酵素は、ホスフィノトリシンアセチルトランスフェラーゼ(例えば、ストレプトミセス(Streptomyces)種からのbarまたはpatタンパク質)をコードする酵素である。外来ホスフィノトリシンアセチルトランスフェラーゼを発現する植物も報告されている。
さらに別の除草剤耐性植物は、酵素ヒドロキシフェニルピルビン酸ジオキシゲナーゼ(HPPD)を阻害する除草剤に対して耐性にされている植物でもある。ヒドロキシフェニルピルビン酸ジオキシゲナーゼは、パラヒドロキシフェニルピルビン酸(HPP)がホモゲンチジン酸に変換される反応を触媒する酵素である。天然の耐性HPPD酵素をコードする遺伝子または突然変異HPPD酵素をコードする遺伝子を用いて、HPPD阻害剤に対して耐性の植物を形質転換することができる。HPPD阻害剤に対する耐性はまた、HPPD阻害剤による天然HPPD酵素の阻害にもかかわらずホモゲンチジン酸の形成を可能にする、ある種の酵素をコードする遺伝子を用いて植物を形質転換することによっても得ることができる。HPPD耐性酵素をコードする遺伝子に加えて、酵素プレフェン酸デヒドロゲナーゼ活性を有する酵素をコードする遺伝子を用いて植物を形質転換することによって、HPPD阻害剤に対する植物の耐性を改善させることもできる。
さらに別の除草剤抵抗性植物は、アセト乳酸合成酵素(ALS)阻害剤に対して耐性とされた植物である。公知のALS阻害剤には、例えばスルホニル尿素、イミダゾリノン、トリアゾロピリミジン類、ピリミジニルオキシ(チオ)安息香酸化合物および/またはスルホニルアミノカルボニルトリアゾリノン系除草剤などがある。ALS酵素(アセトヒドロキシ酸合成酵素、AHASとも称される)における各種突然変異が、各種の除草剤または除草剤群に対する耐性を付与することが知られている。スルホニル尿素耐性植物およびイミダゾリノン耐性植物の製造が、WO96/033270に記載されている。他のイミダゾリノン耐性植物も報告されている。さらに別のスルホニル尿素およびイミダゾリノン耐性植物も、例えばWO2007/024782に記載されている。
イミダゾリノンおよび/またはスルホニル尿素に対して耐性である他の植物は、突然変異誘発、除草剤存在下での細胞培地での選別または例えば大豆、イネ、甜菜、レタスまたはヒマワリに関して記載の突然変異育種によって得ることができる。
やはり本発明に従って処理することができる植物または植物品種(遺伝子工学などの植物バイオテクノロジー法によって得られる)は、昆虫耐性トランスジェニック植物、すなわち、ある種の標的昆虫による攻撃に対して耐性とした植物である。そのような植物は、形質転換によってまたはそのような昆虫耐性を付与する突然変異を含む植物の選択によって得ることができる。
本明細書で使用される場合の「昆虫耐性トランスジェニック植物」には、次のものをコードするコード配列を含む少なくとも一つのトランス遺伝子を含む植物などがある。
1)バチルス・チューリンゲンシス(Bacillus thuringiensis)由来の殺虫性結晶タンパク質またはその殺虫性部分、例えばhttp://www.lifesci.sussex.ac.uk/Home/Neil_Crickmore/Bt/にオンラインで挙げられた殺虫性結晶タンパク質またはその殺虫性部分、例えばCryタンパク質分類Cry1Ab、Cry1Ac、Cry1F、Cry2Ab、Cry3AaまたはCry3Bbのタンパク質またはそれらの殺虫性部分;または
2)バチルス・チューリンゲンシス(Bacillus thuringiensis)由来の結晶タンパク質またはバチルス・チューリンゲンシス由来の第二の他の結晶タンパク質またはその部分の存在下で殺虫性であるその部分、例えばCry34およびCry35結晶タンパク質から構成される二元毒素;または
3)バチルス・チューリンゲンシス由来の2つの各種殺虫性結晶タンパク質の部分を含むハイブリッド殺虫性タンパク質、例えば、上記1)のタンパク質のハイブリッドまたは上記2)のタンパク質のハイブリッド、例えば、コーン・事象(corn event)MON98034により産生されるCry1A.105タンパク質(WO2007/027777);または
4)標的昆虫種に対するより高い殺虫活性を得るために、および/または、影響を受ける標的昆虫種の範囲を拡大するために、および/またはクローニングもしくは形質転換時にコードDNAに導入される変化のために、いくつか、特に1から10のアミノ酸が別のアミノ酸により置換されている上記1)から3)のいずれか一つのタンパク質、例えばコーン・事象MON863またはMON88017におけるCry3Bb1タンパク質またはコーン・事象MIR604におけるCry3Aタンパク質;
5)バチルス・チューリンゲンシスまたはバチルス・セレウス(Bacillus cereus)由来の殺虫性分泌タンパク質またはその殺虫性部分、例えばhttp://www.lifesci.sussex.ac.uk/home/Neil_Crickmore/Bt/vip.htmlで列挙される植物殺虫性(VIP)タンパク質、例えば、VIP3Aaタンパク質分類からのタンパク質;または
6)バチルス・チューリンゲンシスまたはB.セレウス由来の第二の分泌タンパク質存在下で殺虫性であるバチルス・チューリンゲンシスまたはバチルス・セレウス由来の分泌タンパク質、例えば、VIP1AおよびVIP2Aタンパク質から構成される二元毒素;または
7)バチルス・チューリンゲンシスまたはバチルス・セレウス由来の異なる分泌タンパク質からの部分を含むハイブリッド殺虫性タンパク質、例えば上記1)におけるタンパク質のハイブリッドまたは上記2)におけるタンパク質のハイブリッド;または
8)標的昆虫種に対するより高い殺虫活性を得るために、および/または、影響を受ける標的昆虫種の範囲を拡大するために、および/またはクローニングもしくは形質転換時にコードDNAに導入される変化のために、いくつか、特に1から10のアミノ酸が別のアミノ酸により置換されている上記1)から3)のいずれかのタンパク質(なおも殺虫性タンパク質をコードしている)、例えば、コットン・事象COT102におけるVIP3Aaタンパク質。
当然のことながら、本明細書で使用される場合の昆虫耐性トランスジェニック植物には、上記の分類1から8のいずれか一つのタンパク質をコードする遺伝子の組み合わせを含む植物が含まれる。1実施態様において、昆虫耐性植物は、異なる標的昆虫種に対する異なるタンパク質を使用した場合に影響を受ける標的昆虫種の範囲を拡大するため、または同じ標的昆虫種に対して殺虫性があるが異なる作用機序(例えば、昆虫での異なる受容体結合部位に結合する等)を有する異なるタンパク質を使用することによって植物に対する昆虫の抵抗性発達を遅延させるために、上記の分類1から8のいずれか一つのタンパク質をコードする複数のトランス遺伝子を含む。
やはり本発明によって処理することができる植物または植物品種(遺伝子工学などの植物バイオテクノロジー法によって得たもの)は、非生物ストレスに対して耐性である。そのような植物は、形質転換によりまたはそのようなストレス耐性を付与する突然変異を含む植物の選択によって得ることができる。特に有用なストレス耐性植物には以下のものなどがある。
a.植物細胞または植物においてポリ(ADP−リボース)ポリメラーゼ(PARP)遺伝子の発現および/または活性を低下させることができるトランス遺伝子を含む植物、
b.植物または植物細胞のポリ(ADP−リボース)グリコヒドロラーゼ(PARG)コード遺伝子の発現および/または活性を低下させることができるストレス耐性促進トランス遺伝子を含む植物、
c.ニコチンアミダーゼ、ニコチネートホスホリボシルトランスフェラーゼ、ニコチン酸モノヌクレオチドアデニルトランスフェラーゼ、ニコチンアミドアデニンジヌクレオチド合成酵素またはニコチンアミドホスホリボシルトランスフェラーゼなどのニコチンアミドアデニンジヌクレオチドサルベージ生合成経路の植物機能性酵素をコードするストレス耐性促進トランス遺伝子を含む植物。
やはり本発明によって処理することができる植物または植物品種(遺伝子工学などの植物バイオテクノロジー法によって得たもの)は、収穫産物の量、品質および/または貯蔵安定性の変化および/または収穫産物の具体的な成分の特性変化も示し、それには下記のものなどがある。
1)物理化学的特性、特にアミロース含有量またはアミロース/アミロペクチン比、分枝度、平均鎖長、側鎖分布、粘性挙動、ゲル化強度、デンプン粒度および/またはデンプン粒子形態が、野生型植物細胞または植物で合成されるデンプンと比較して変化していることで、特殊な用途により適したものとなる改質デンプンを合成するトランスジェニック植物、
2)非デンプン炭水化物ポリマーを合成する、または遺伝子組み換えなしに野生型植物と比較して特性が変わっている非デンプン炭水化物ポリマーを合成するトランスジェニック植物(例としては、特にイヌリン型およびレバン型のポリフルクトースを産生する植物、α−1,4−グルカン類を産生する植物、α−1,6分枝α−1,4−グルカン類を産生する植物、アルテルナンを産生する植物がある。)、
3)ヒアルロナンを産生するトランスジェニック植物。
やはり本発明によって処理することができる植物または植物品種(遺伝子工学などの植物バイオテクノロジー法によって得たもの)は、繊維特性が変化したワタ植物などの植物である。そのような植物は、形質転換によりまたはそのような繊維特性を変化させる突然変異を含む植物の選択により得ることができ、それには下記のものなどがある。
a)改変型のセルロース合成酵素遺伝子を含むワタ植物などの植物、
b)改変型のrsw2またはrsw3相同性核酸を含むワタ植物などの植物、
c)ショ糖リン酸合成酵素の発現が高くなったワタ植物などの植物、
d)ワタ植物などのショ糖合成酵素の発現が高くなった植物、
e)繊維細胞の根底での原形質連絡制御のタイミングが、例えば繊維選択的β−1,3−グルカナーゼの低下によって変化しているワタ植物などの植物、
f)例えばnodCなどのN−アセチルグルコサミントランスフェラーゼ遺伝子およびキチン合成酵素遺伝子の発現により、反応性が変わった繊維を有するワタ植物などの植物。
やはり本発明によって処理することができる植物または植物品種(遺伝子工学などの植物バイオテクノロジー法によって得たもの)は、油分特性が変わったセイヨウアブラナまたは関連するアブラナ(Brassica)植物などの植物である。そのような植物は、形質転換によりまたはそのような油分の特徴が変える突然変異を含む植物の選択によって得ることができ、それには下記のものなどがある。
a)高いオレイン酸含有量を有する油を産生するセイヨウアブラナ植物などの植物;
b)低いリノレン酸含有量を有する油を産生するセイヨウアブラナ植物などの植物;
c)低レベルの飽和脂肪酸を有する油を産生するセイヨウアブラナ植物などの植物。
本発明によって処理することができる特に有用なトランスジェニック植物は、1以上の毒素をコードする1以上の遺伝子を有する植物であり、それには、商品名YIELD GARD(登録商標)(例えば、トウモロコシ、ワタ、ダイズ)、KnockOut(登録商標)(例えば、トウモロコシ)、BiteGard(登録商標)(例えば、トウモロコシ)、Bt−Xtra(登録商標)(例えば、トウモロコシ)、StarLink(登録商標)(例えば、トウモロコシ)、Bollgard(登録商標)(ワタ)、Nucotn(登録商標)(ワタ)、Nucotn 33B(登録商標)(ワタ)、NatureGard(登録商標)(例えば、トウモロコシ)、Protecta(登録商標)およびNewLeaf(登録商標)(ジャガイモ)で販売されているものなどがある。挙げることができる除草剤耐性植物の例には、商品名Roundup Ready(登録商標)(グリホセート耐性、例えば、トウモロコシ、ワタ、ダイズ)、Liberty Link(登録商標)(ホスフィノトリシン耐性、例えば、セイヨウアブラナ)、IMI(登録商標)(イミダゾリノン類耐性)およびSTS(登録商標)(スルホニル尿素耐性、例えばトウモロコシ)で販売されているトウモロコシ品種、ワタ品種およびダイズ品種がある。挙げることができる除草剤耐性植物(除草剤耐性となるよう従来の方法で育種された植物)には、Clearfield(登録商標)(例えばトウモロコシ)で販売されている品種などがある。
本発明に従って処理可能な特に有用なトランスジェニック植物は、形質転換事象または形質転換事象の組み合わせを含む植物であり、それは、例えば、各種の国家もしくは地域の規制当局向けのデータベースに挙げられており、事象1143−14A(ワタ、昆虫防除、未寄託、WO06/128569に記載);事象1143−51B(ワタ、昆虫防除、未寄託、WO06/128570に記載);事象1445(ワタ、除草剤耐性、未寄託、US−A2002−120964またはWO02/034946に記載);事象17053(イネ、除草剤耐性、PTA−9843として寄託、WO10/117737に記載);事象17314(イネ、除草剤耐性、PTA−9844として寄託、WO10/117735に記載);事象281−24−236(ワタ、昆虫防除−除草剤耐性、PTA−6233として寄託、WO05/103266またはUS−A2005−216969に記載);事象3006−210−23(ワタ、昆虫防除−除草剤耐性、PTA−6233として寄託、US−A2007−143876またはWO05/103266に記載);事象3272(トウモロコシ、品質形質、PTA−9972として寄託、WO06098952またはUS−A2006−230473に記載);事象40416(トウモロコシ、昆虫防除−除草剤耐性、ATCCPTA−11508として寄託、WO11/075593に記載);事象43A47(トウモロコシ、昆虫防除−除草剤耐性、ATCCPTA−11509として寄託、WO11/075595に記載);事象5307(トウモロコシ、昆虫防除、ATCCPTA−9561として寄託、WO10/077816に記載);事象ASR−368(ベントグラス、除草剤耐性、ATCCPTA−4816として寄託、US−A2006−162007またはWO04053062に記載);事象B16(トウモロコシ、除草剤耐性、未寄託、US−A2003−126634に記載);事象BPS−CV127−9(大豆、除草剤耐性、NCIMB番号41603として寄託、WO10/080829に記載);事象CE43−67B(ワタ、昆虫防除、DSMACC2724として寄託、US−A2009−217423またはWO06/128573に記載);事象CE44−69D(ワタ、昆虫防除、未寄託、US−A2010−0024077に記載);事象CE44−69D(ワタ、昆虫防除、未寄託、WO06/128571に記載);事象CE46−02A(ワタ、昆虫防除、未寄託、WO06/128572に記載);事象COT102(ワタ、昆虫防除、未寄託、US−A2006−130175またはWO04039986に記載);事象COT202(ワタ、昆虫防除、未寄託、US−A2007−067868またはWO05054479に記載);事象COT203(ワタ、昆虫防除、未寄託、WO05/054480に記載);事象DAS40278(トウモロコシ、除草剤耐性、ATCCPTA−10244として寄託、WO11/022469に記載);事象DAS−59122−7(トウモロコシ、昆虫防除−除草剤耐性、ATCCPTA11384として寄託、US−A2006−070139に記載);事象DAS−59132(トウモロコシ、昆虫防除−除草剤耐性、未寄託、WO09/100188に記載);事象DAS68416(大豆、除草剤耐性、ATCCPTA−10442として寄託、WO11/066384またはWO11/066360に記載);事象DP−098140−6(トウモロコシ、除草剤耐性、ATCCPTA−8296として寄託、US−A2009−137395またはWO08/112019に記載);事象DP−305423−1(大豆、品質形質、未寄託、US−A2008−312082またはWO08/054747に記載);事象DP−32138−1(トウモロコシ、ハイブリッド形成システム、ATCCPTA−9158として寄託、US−A2009−0210970またはWO09/103049に記載);事象DP−356043−5(大豆、除草剤耐性、ATCCPTA−8287として寄託、US−A2010−0184079またはWO08/002872に記載);事象EE−1(茄子、昆虫防除、未寄託、WO07/091277に記載);事象FI117(トウモロコシ、除草剤耐性、ATCC209031として寄託、US−A2006−059581またはWO98/044140に記載);事象GA21(トウモロコシ、除草剤耐性、ATCC209033として寄託、US−A2005−086719またはWO98/044140に記載);事象GG25(トウモロコシ、除草剤耐性、ATCC209032として寄託、US−A2005−188434またはWO98/044140に記載);事象GHB119(ワタ、昆虫防除−除草剤耐性、ATCCPTA−8398として寄託、WO08/151780に記載);事象GHB614(ワタ、除草剤耐性、ATCCPTA−6878として寄託、US−A2010−050282またはWO07/017186に記載);事象GJ11(トウモロコシ、除草剤耐性、ATCC209030として寄託、US−A2005−188434またはWO98/044140)に記載;事象GMRZ13(甜菜、ウィルス抵抗性、NCIMB−41601として寄託、WO10/076212に記載);事象H7−1(甜菜、除草剤耐性、NCIMB41158またはNCIMB41159として寄託、US−A2004−172669またはWO04/074492に記載);事象JOPLIN1(小麦、疾患耐性、未寄託、US−A2008−064032に記載);事象LL27(大豆、除草剤耐性、NCIMB41658として寄託、WO06/108674またはUS−A2008−320616に記載);事象LL55(大豆、除草剤耐性、NCIMB41660として寄託、WO06/108675またはUS−A2008−196127に記載);事象LLcotton25(ワタ、除草剤耐性、ATCCPTA−3343として寄託、WO03013224またはUS−A2003−097687に記載);事象LLRICE06(イネ、除草剤耐性、ATCC−23352として寄託、US6,468,747またはWO00/026345に記載);事象LLRICE601(イネ、除草剤耐性、ATCCPTA−2600として寄託、US−A2008−2289060またはWO00/026356に記載);事象LY038(トウモロコシ、品質形質、ATCCPTA−5623として寄託、US−A2007−028322またはWO05061720に記載);事象MIR162(トウモロコシ、昆虫防除、PTA−8166として寄託、US−A2009−300784またはWO07/142840に記載);事象MIR604(トウモロコシ、昆虫防除、未寄託、US−A2008−167456またはWO05103301に記載);事象MON15985(ワタ、昆虫防除、ATCCPTA−2516として寄託、US−A2004−250317またはWO02/100163に記載);事象MON810(トウモロコシ、昆虫防除、未寄託、US−A2002−102582に記載);事象MON863(トウモロコシ、昆虫防除、ATCCPTA−2605として寄託、WO04/011601またはUS−A2006−095986に記載);事象MON87427(トウモロコシ、受粉制御、ATCCPTA−7899として寄託、WO11/062904に記載);事象MON87460(トウモロコシ、ストレス耐性、ATCCPTA−8910として寄託、WO09/111263またはUS−A2011−0138504に記載);事象MON87701(大豆、昆虫防除、ATCCPTA−8194として寄託、US−A2009−130071またはWO09/064652に記載);事象MON87705(大豆、品質形質−除草剤耐性、ATCCPTA−9241として寄託、US−A2010−0080887またはWO10/037016に記載);事象MON87708(大豆、除草剤耐性、ATCCPTA9670として寄託、WO11/034704に記載);事象MON87754(大豆、品質形質、ATCCPTA−9385として寄託、WO10/024976に記載);事象MON87769(大豆、品質形質、ATCCPTA−8911として寄託、US−A2011−0067141またはWO09/102873に記載);事象MON88017(トウモロコシ、昆虫防除−除草剤耐性、ATCCPTA−5582として寄託、US−A2008−028482またはWO05/059103に記載);事象MON88913(ワタ、除草剤耐性、ATCCPTA−4854として寄託、WO04/072235またはUS−A2006−059590に記載);事象MON89034(トウモロコシ、昆虫防除、ATCCPTA−7455として寄託、WO07/140256またはUS−A2008−260932に記載);事象MON89788(大豆、除草剤耐性、ATCCPTA−6708として寄託、US−A2006−282915またはWO06/130436に記載);事象MS11(アブラナ、受粉制御−除草剤耐性、ATCCPTA−850またはPTA−2485として寄託、WO01/031042に記載);事象MS8(アブラナ、受粉制御−除草剤耐性、ATCCPTA−730として寄託、WO01/041558またはUS−A2003−188347に記載);事象NK603(トウモロコシ、除草剤耐性、ATCCPTA−2478として寄託、US−A2007−292854に記載);事象PE−7(イネ、昆虫防除、未寄託、WO08/114282に記載);事象RF3(アブラナ、受粉制御−除草剤耐性、ATCCPTA−730として寄託、WO01/041558またはUS−A2003−188347に記載);事象RT73(アブラナ、除草剤耐性、未寄託、WO02/036831またはUS−A2008−070260に記載);事象T227−1(甜菜、除草剤耐性、未寄託、WO02/44407またはUS−A2009−265817に記載);事象T25(トウモロコシ、除草剤耐性、未寄託、US−A2001−029014またはWO01/051654に記載);事象T304−40(ワタ、昆虫防除−除草剤耐性、ATCCPTA−8171として寄託、US−A2010−077501またはWO08/122406に記載);事象T342−142(ワタ、昆虫防除、未寄託、WO06/128568に記載);事象TC1507(トウモロコシ、昆虫防除−除草剤耐性、未寄託、US−A2005−039226またはWO04/099447に記載);事象VIP1034(トウモロコシ、昆虫防除−除草剤耐性、ATCCPTA−3925として寄託、WO03/052073に記載)、事象32316(トウモロコシ,昆虫防除−除草剤耐性、PTA−11507として寄託、WO11/084632に記載)、事象4114(トウモロコシ、昆虫防除−除草剤耐性、PTA−11506として寄託、WO11/084621に記載)、事象DAS21606(ダイズ、除草剤耐性、ATTCPTA−11028として寄託、WO2012/033794に記載)、事象DAS44406(ダイズ、除草剤耐性、ATCCPTA−11336として寄託、WO2012/075426に記載)、事象FP72(ダイズ、除草剤耐性、NCIMB41659として寄託、WO2011/063411に記載)、事象KK179−2(アルファルファ、品質形質、ATCCPTA−11833として寄託、WO2013/003558に記載)、事象LLRICE62(イネ、除草剤耐性、ATCC−203352として寄託、WO2000/026345に記載)、事象MON87712(ダイズ、ATTCPTA−10296として寄託、WO2012/051199に記載)、事象MON88302(アブラナ、除草剤耐性、WO2011/153186に記載)、事象MS8(アブラナ、受粉管理および除草剤耐性、ATCCP
TA−730として寄託、WO2001/041558に記載)、事象MZDT09Y(トウモロコシ、ストレス耐性、ATCCPTA−13025として寄託、WO2013/012775に記載)、事象pDAB8264.42.32(ダイズ、除草剤耐性、ATCCPTA−11993として寄託、WO2013/010094に記載)、事象pDAB8264.44.05(ダイズ、除草剤耐性、ATCCPTA−11336として寄託、WO2012/075426に記載)、事象pDAB8291(ダイズ、除草剤耐性、ATCCPTA−11355として寄託、WO2012/075426に記載)などがある。
本発明により処理することができる特に有用なトランスジェニック植物は、形質転換事象または形質転換事象の組み合わせを含む植物であり、それは例えば各種の国または地域の規制当局からのデータベースに列記されたものである(例えば、http://gmoinfo.jrc.it/gmp_browse.aspxおよびhttp://www.agbios.com/dbase.phpを参照する)。
以下、実施例によって本発明を説明する。
実施例1−高レベルのグーゲロチンを含む発酵産物−グリシンの使用
発酵を行って、NRRL B−50550のグーゲロチン産生および殺ダニ活性を至適化した。2リットル振盪フラスコ中、20から30℃で10.0g/Lデンプン、15.0g/Lグルコース、10.0g/L酵母抽出物、10.0g/Lカゼイン加水分解物(または10.0g/Lダイズペプトン)および2.0g/LCaCOからなる培地を用いて、実施例1に記載の方法に従って、一次シード培養液を調製した。約1から2日後に振盪フラスコ中で十分な菌糸生長があった場合、内容物新鮮な培地(上記と同じ、0.1%消泡剤含有)に移し、20から30℃の400L発酵槽で増殖させた。約20から30時間後に十分な菌糸生長があった場合、内容物を3000L発酵槽に移し、80.0g/L(8.0%)マルトデキストリン、30.0g/L(3.0%)グルコース、15.0g/L(1.5%)酵母抽出物、20.0g/L(2.0%)ダイズ油脂肪酸加水分解物、10.0g/L(1.0%)グリシンおよび2.0g/L(0.2%)炭酸カルシウムおよび2.0mL/L消泡剤からなる培地中で20から30℃で160から200時間増殖させた。
表1−収量および正規化グーゲロチン生産性
Figure 2016509993
1例として第1の3000リットル発酵を用い、発酵槽中のグーゲロチンの収量を次のように計算する。3397kg×1.7mg/g発酵ブロス=5774.90gグーゲロチン=5.78kg。発酵槽中の初期重量は3496kg(培地3256kg+シード240kg)であったことで、目標体積3000リットルより最終体積が多くなった。目標体積3000リットルは製造培地中の全ての成分の量を計算する上での基礎であることから、正規化体積生産性は5774.9g/3000L=1.9g/Lである。このグーゲロチン濃度は、最終発酵段階およびグリシン(アミノ酸として)含有培地で上記と同じ培地を用いて実行した20リットル発酵で達成された1.8g/Lと類似していた。
分析HPLCクロマトグラフィーを用いて、グーゲロチン産生を測定した。すなわち、試験サンプル(1.0g)を遠心管に移し、水3mLで抽出した。成分を渦撹拌および超音波処理によって混和してから、遠心を用いて分離する。上清を傾斜法で分離して清浄なフラスコに入れる。この手順をさらに1回繰り返し、上清を前に分離した上清と合わせる。水系抽出液を最終体積10mLとし、分析HPLCクロマトグラフィーを用いてグーゲロチン含有量についてアッセイを行う。
希釈サンプルを濾過し、Diamond Hydride保護カラムを取り付けたCogent Diamond hydrideカラム(100A、4μm、150×4.6mm)を用いるHPLCによって分析する。カラムを30分間アセトニトリル/NHOAc勾配で溶離する(下記参照)。流量は1mL/分である。所望の代謝物の検出を254nmで行う。グーゲロチンは単一ピークとして溶出し、保持時間はほぼ17から19分である。
実施例2−二つの化合物の組み合わせの効力についての式
本発明による活性化合物組み合わせの優れた殺菌活性は、下記の実施例から明らかである。個々の活性化合物が示す殺菌活性は弱いが、当該組み合わせは、活性の単純な加算を超える活性を有する。
活性化合物組み合わせの殺菌活性が、個別に施用した場合の活性化合物の活性の合計を超える場合には、殺菌剤の相乗効果は常に存在する。2種類の活性化合物の所定の組み合わせについての予想される活性は、下記のように計算することができる(Colby, S. R., ″Calculating Synergistic and Antagonistic Responses of Herbicide Combinations″,Weeds 1967, 15, 20−22参照)。
Xは、活性化合物Aを施用量ppm(またはg/ha)で施用した場合の効力であり、
Yは、活性化合物Bを施用量ppm(またはg/ha)で施用した場合の効力であり、
Eは、活性化合物AおよびBをそれぞれおよびppm(またはg/ha)で施用した場合の効力であり、
Figure 2016509993
である。
%で表される効力度を示す。0%は対照の効力に相当する効力を意味し、100%の効力は、病害が全く観察されないことを意味する。
実際の殺菌活性が計算値を超える場合、組み合わせの活性は超相加的であり、すなわち相乗効果が存在する。この場合、実際に観察された効力は、上記式から計算される予想効力についての値(E)より大きいものでなければならない。
相乗効果を示す別の方法は、Tammesの方法である(″Isoboles、a graphic representation of synergism in pesticides″, Neth. J. Plant Path., 1964, 70, 73−80参照)。
実施例3
アルテルナリア(Alternaria)試験(トマト)/予防
本実施例および下記の実施例において、NRRL B−50550由来のグーゲロチン含有製剤について、少なくとも一つの生物農薬と組み合わせて試験を行って、二つの成分が各種標的植物病原体に対して相乗的に作用するか否かを確認した。各実施例のそれぞれにおいて、NRRL B−50550の凍結乾燥グーゲロチン含有粉末を、実施例1に記載のものと同様の方法で調製した発酵ブロスから得た。次に、この凍結乾燥粉末(すなわち、発酵産物)を不活性成分(湿展剤、安定剤、担体、流動補助剤および分散剤)とともに製剤して、水和剤を得た。製剤品は、75重量%凍結乾燥粉末および22.2mg/gグーゲロチン(1−(4−アミノ−2−オキソ−1(2H)−ピリミジニル)−1,4−ジデオキシ−4−[[N−(N−メチルグリシル)−D−セリル]アミノ]−b−D−グルコピラヌロンアミド)を含んでいた。そうして、凍結乾燥粉末(すなわち発酵産物)は3.0%グーゲロチンを含む。このグーゲロチン含有製剤凍結乾燥粉末は、本明細書において、NRRL B−50550 75WPと称される。
NRRL B−50550の発酵産物(B1)(750g/kg)および生物農薬またはそれらの組み合わせを水で希釈して、所望の濃度とした。NRRL B−50550 75WP関係での下記実施例における表中の施用量は、製剤発酵産物中のグーゲロチンの施用量を指す。
SONATA(登録商標)バチルス・プミルス(Bacillus pumilus)QST2808(登録商標)の施用量は、製品SONATA ASO中に含まれる(1.38%)バチルス・プミルス(Bacillus pumilus)QST2808(すなわち、胞子製剤)の量を指す。
SERENADE(登録商標)MAXの施用量は、製品SERENADE(登録商標)−MAX中に含まれる(15.67%)乾燥バチルス・サブティリス(Bacillus subtilis)QST713(すなわち、胞子製剤)の量を指す。
QST30002の施用量は、QST30002の製剤中に含まれる(1.34%)バチルス・サブティリス(Bacillus subtilis)QST30002(NRRL寄託番号B−50421)(すなわち、胞子製剤)の量を指す。具体的には、AQ30002swrA細胞をダイズに基づく培地で増殖させ、製剤して、胞子製剤パーセントおよびcfu/gに関してなど市販のSERENADE(登録商標)ASO製品を模倣した。
下記の各表中の施用量は、実験で使用された胞子製剤(SERENADEMAX、SONATAおよびQST30002製剤について)の量を指す。
下記の全ての実施例における表で提供される比率は、グーゲロチンの胞子製剤に対する重量比を指す。
予防活性について調べるため、若い植物に指定施用量で活性化合物または化合物組み合わせの製剤を噴霧する。噴霧コーティングが乾燥した後、植物にアルテルナリア・ソラニ(Alternaria solani)の水系胞子懸濁液を接種する。次に、植物を、約20℃および相対大気湿度100%のインキュベーションキャビネットに入れる。
接種から3日後に試験を評価する。0%は未処理対照の効力に相当する効力を意味し、効力100%は病害が全く認められないことを意味する。
下記の表は、グーゲロチン含有製剤品と少なくとも一つの生物農薬の組み合わせの観察された活性が、計算された活性より高いこと、すなわち相乗効果があることを明瞭に示している。この表は、本発明による活性化合物組み合わせが計算される活性より高いこと、すなわち相乗効果が存在することも示している。
表2
アルテルナリア試験(トマト)/予防
Figure 2016509993
Figure 2016509993
実施例4
フィトフトラ(Phytophthora)試験(トマト)/予防
NRRL B−50550の発酵産物(B1)(750g/kg)および生物農薬またはそれらの組み合わせを水で希釈して所望の濃度とした。NRRL B−50550 75WP関係での下記の本実施例の表中の施用量は、製剤発酵産物中のグーゲロチンの施用量を指す。
SONATA(登録商標)QST2808の施用量は、製品SONATA(登録商標)QST2808中に含まれる(1.38%)乾燥バチルス・プミルス(Bacillus pumilus)QST2808の量を指す。
SERENADE(登録商標)MAXの施用量は、製品SERENADE(登録商標)MAX中に含まれる(15.67%)乾燥バチルス・サブティリス(Bacillus subtilis)QST713の量を指す。
QST30002の施用量は、QST30002の製剤中に含まれる(1.34%)バチルス・サブティリス(Bacillus subtilis)QST30002(NRRL寄託番号B−50421)(すなわち、胞子製剤)の量を指す。具体的には、AQ30002swrA細胞をダイズに基づく培地で増殖させ、製剤して、胞子製剤パーセントおよびcfu/gに関してなど市販のSERENADE(登録商標)ASO製品を模倣した。
予防活性について調べるため、若い植物に指定施用量で活性化合物または化合物組み合わせの製剤を噴霧する。噴霧コーティングが乾燥した後、植物にフィトフトラ・インフェスタンス(Phytophthora infestans)の水系胞子懸濁液を接種する。次に、植物を、約20℃および相対大気湿度100%のインキュベーションキャビネットに入れる。
接種から3日後に試験を評価する。0%は未処理対照の効力に相当する効力を意味し、効力100%は病害が全く認められないことを意味する。
下記の表は、グーゲロチン含有製剤品と少なくとも一つの生物農薬の組み合わせの観察された活性が、計算された活性より高いこと、すなわち相乗効果があることを明瞭に示している。これは、本発明による活性化合物組み合わせの活性が計算される活性より高いこと、すなわち相乗効果が存在することも示している。
表3
フィトフトラ(Phytophthora)試験(トマト)/予防
Figure 2016509993
実施例5
スフェロテカ(Sphaerotheca)試験(キュウリ)/予防
NRRL B−50550の発酵産物(750g/kg)および生物農薬またはそれらの組み合わせを水で希釈して所望の濃度とした。NRRL B−50550 75WP関係での下記の本実施例の表中の施用量は、製剤発酵産物中のグーゲロチンの施用量を指す。
SERENADE(登録商標)MAXの施用量は、製品SERENADE(登録商標)MAX中に含まれる(15.67%)乾燥バチルス・サブティリス(Bacillus subtilis)QST713の量を指す。
QST30002の施用量は、QST30002の製剤中に含まれる(1.34%)バチルス・サブティリス(Bacillus subtilis)QST30002(NRRL寄託番号B−50421)(すなわち、胞子製剤)の量を指す。具体的には、AQ30002swrA細胞をダイズに基づく培地で増殖させ、製剤して、胞子製剤パーセントおよびcfu/gに関してなど市販のSERENADE(登録商標)ASO製品を模倣した。
予防活性について調べるため、若い植物に指定施用量で活性化合物または化合物組み合わせの製剤を噴霧する。噴霧コーティングが乾燥した後、植物にスフェロテカ・フリギネア(Sphaerotheca fuliginea)の水系胞子懸濁液を接種する。次に、植物を、約23℃および相対大気湿度70%の温室に入れる。
接種から7日後に試験を評価する。0%は未処理対照の効力に相当する効力を意味し、効力100%は病害が全く認められないことを意味する。
下記の表は、グーゲロチン含有製剤品と少なくとも一つの生物農薬の組み合わせの観察された活性が、計算された活性より高いこと、すなわち相乗効果があることを明瞭に示している。これは、本発明による活性化合物組み合わせの活性が計算される活性より高いこと、すなわち相乗効果が存在することも示している。
表4
スフェロテカ(Sphaerotheca)試験(キュウリ)/予防
Figure 2016509993
実施例6
ベンチュリア(Venturia)試験(リンゴ)/予防
NRRL B−50550の発酵産物(B1)(750g/kg)および生物農薬またはそれらの組み合わせを水で希釈して所望の濃度とした。NRRL B−50550 75WP関係での下記の実施例の表中の施用量は、製剤発酵産物中のグーゲロチンの施用量を指す。
SONATA(登録商標)QST2808の施用量は、製品SONATA(登録商標)QST2808中に含まれる(1.38%)乾燥バチルス・プミルス(Bacillus pumilus)QST2808の量を指す。
SERENADE(登録商標)MAXの施用量は、製品SERENADE(登録商標)MAX中に含まれる(15.67%)乾燥バチルス・サブティリス(Bacillus subtilis)QST713の量を指す。
QST30002の施用量は、QST30002の製剤中に含まれる(1.34%)バチルス・サブティリス(Bacillus subtilis)QST30002(NRRL寄託番号B−50421)(すなわち、胞子製剤)の量を指す。具体的には、AQ30002swrA細胞をダイズに基づく培地で増殖させ、製剤して、胞子製剤パーセントおよびcfu/gに関してなど市販のSERENADE(登録商標)ASO製品を模倣した。
予防活性について調べるため、若い植物に指定施用量で活性化合物または化合物組み合わせの製剤を噴霧する。噴霧コーティングが乾燥した後、植物にリンゴさび病原因菌(ベンチュリア・イナエクアリス(Venturia inaequalis))の水系分生子懸濁液を接種し、約20℃および相対大気湿度100%のインキュベーションキャビネットに1日入れたままとする。次に、植物を、約21℃および相対大気湿度約90%の温室に入れる。
接種から10日後に試験を評価する。0%は未処理対照の効力に相当する効力を意味し、効力100%は病害が全く認められないことを意味する。
下記の表は、グーゲロチン含有製剤品と少なくとも一つの生物農薬の組み合わせの観察された活性が、計算された活性より高いこと、すなわち相乗効果があることを明瞭に示している。これは、本発明による活性化合物組み合わせの活性が計算される活性より高いこと、すなわち相乗効果が存在することも示している。
表5
ベンチュリア(Venturia)試験(リンゴ)/予防
Figure 2016509993

Claims (15)

  1. a)下記式の単離グーゲロチン:
    Figure 2016509993
    b)少なくとも一つの生物農薬および/または個々の菌株の全ての識別特性を有するその突然変異体、および/または昆虫、ダニ、線虫および/または植物病原体に対して活性を示す個々の菌株によって産生される少なくとも一つの代謝物
    を相乗的に有効な量で含む組成物。
  2. 前記少なくとも一つの生物農薬が、バチルス・プミルス(Bacillus pumilus)、好ましくは株QST2808、およびバチルス・サブティリス(Bacillus subtilis)、好ましくは株QST713もしくはB+QST30002もしくはB+QST30004からなる群から選択される請求項1に記載の組成物。
  3. c)少なくとも一つの殺菌剤および/またはd)少なくとも一つの殺虫剤をさらに含む、請求項1または2に記載の組成物。
  4. 前記殺菌剤が合成殺菌剤である請求項3に記載の組成物。
  5. 前記殺虫剤が合成殺虫剤である請求項3または4に記載の組成物。
  6. 前記殺菌剤が、エルゴステロール生合成の阻害剤、複合体IまたはIIでの呼吸鎖の阻害剤、複合体IIIでの呼吸鎖の阻害薬剤、有糸分裂および細胞分裂の阻害剤、多部位作用を有することができる化合物、宿主防御を誘発することができる化合物、アミノ酸および/またはタンパク質生合成の阻害剤、ATP産生の阻害剤、細胞壁合成の阻害剤、脂質および膜合成の阻害剤、メラニン生合成の阻害剤、核酸合成の阻害剤、シグナル伝達の阻害剤、脱共役剤として作用することができる化合物、さらに別の化合物、例えば、ベンチアゾール、ベトキサジン、カプシマイシン、カルボン、キノメチオネート、ピリオフェノン(クラザフェノン)、クフラネブ、シフルフェナミド、シモキサニル、シプロスルファミド、ダゾメット、デバカルブ、ジクロロフェン、ジクロメジン、ジフェンゾコート、ジフェンゾコートメチル硫酸塩、ジフェニルアミン、エコメイト、フェンピラザミン、フルメトベル、フルオルイミド、フルスルファミド、フルチアニル、ホセチル−アルミニウム、ホセチル−カルシウム、ホセチル−ナトリウム、ヘキサクロロベンゼン、イルママイシン、メタスルホカルブ、イソチオシアン酸メチル、メトラフェノン、ミルディオマイシン、ナタマイシン、ジメチルジチオカルバミン酸ニッケル、ニトロタル−イソプロピル、オクチリノン、オキサモカルブ、オキシフェンチイン、ペンタクロロフェノールおよび塩(87−86−5)、(F297)フェノトリン、(F298)リン酸およびその塩、プロパモカルブ−ホセチレート、プロパノシン−ナトリウム、プロキナジド、ピリモルフ、(2E)−3−(4−tert−ブチルフェニル)−3−(2−クロロピリジン−4−イル)−1−(モルホリン−4−イル)プロプ−2−エン−1−オン、(2Z)−3−(4−tert−ブチルフェニル)−3−(2−クロロピリジン−4−イル)−1−(モルホリン−4−イル)プロプ−2−エン−1−オン、ピロールニトリン、テブフロキン、テクロフタラム、トルニファニド、トリアゾキシド、トリクラミド、ザリラミド、2−メチルプロパン酸(3S,6S,7R,8R)−8−ベンジル−3−[({3−[(イソブチリルオキシ)メトキシ]−4−メトキシピリジン−2−イル}カルボニル)アミノ]−6−メチル−4,9−ジオキソ−1,5−ジオキソナン−7−イル、1−(4−{4−[(5R)−5−(2,6−ジフルオロフェニル)−4,5−ジヒドロ−1,2−オキサゾール−3−イル]−1,3−チアゾール−2−イル}ピペリジン−1−イル)−2−[5−メチル−3−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール−1−イル]エタノン、1−(4−{4−[(5S)−5−(2,6−ジフルオロフェニル)−4,5−ジヒドロ−1,2−オキサゾール−3−イル]−1,3−チアゾール−2−イル}ピペリジン−1−イル)−2−[5−メチル−3−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール−1−イル]エタノン、1−(4−{4−[5−(2,6−ジフルオロフェニル)−4,5−ジヒドロ−1,2−オキサゾール−3−イル]−1,3−チアゾール−2−イル}ピペリジン−1−イル)−2−[5−メチル−3−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール−1−イル]エタノン、1−(4−メトキシフェノキシ)−3,3−ジメチルブタン−2−イル−1H−イミダゾール−1−カルボキシレート、2,3,5,6−テトラクロロ−4−(メチルスルホニル)ピリジン、2,3−ジブチル−6−クロロチエノ[2,3−d]ピリミジン−4(3H)−オン、2,6−ジメチル−1H,5H−[1,4]ジチイノ[2,3−c:5,6−c′]ジピロール−1,3,5,7(2H,6H)−テトロン、2−[5−メチル−3−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール−1−イル]−1−(4−{4−[(5R)−5−フェニル−4,5−ジヒドロ−1,2−オキサゾール−3−イル]−1,3−チアゾール−2−イル}ピペリジン−1−イル)エタノン、2−[5−メチル−3−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール−1−イル]−1−(4−{4−[(5S)−5−フェニル−4,5−ジヒドロ−1,2−オキサゾール−3−イル]−1,3−チアゾール−2−イル}ピペリジン−1−イル)エタノン、2−[5−メチル−3−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール−1−イル]−1−{4−[4−(5−フェニル−4,5−ジヒドロ−1,2−オキサゾール−3−イル)−1,3−チアゾール−2−イル]ピペリジン−1−イル}エタノン、2−ブトキシ−6−ヨード−3−プロピル−4H−クロメン−4−オン、2−クロロ−5−[2−クロロ−1−(2,6−ジフルオロ−4−メトキシフェニル)−4−メチル−1H−イミダゾール−5−イル]ピリジン、2−フェニルフェノールおよび塩、3−(4,4,5−トリフルオロ−3,3−ジメチル−3,4−ジヒドロイソキノリン−1−イル)キノリン、3,4,5−トリクロロピリジン−2,6−ジカルボニトリル、3−[5−(4−クロロフェニル)−2,3−ジメチル−1,2−オキサゾリジン−3−イル]ピリジン、3−クロロ−5−(4−クロロフェニル)−4−(2,6−ジフルオロフェニル)−6−メチルピリダジン、4−(4−クロロフェニル)−5−(2,6−ジフルオロフェニル)−3,6−ジメチルピリダジン、5−アミノ−1,3,4−チアジアゾール−2−チオール、5−クロロ−N′−フェニル−N′−(プロパ−2−イン−1−イル)チオフェン−2−スルホノヒドラジド、5−フルオロ−2−[(4−フルオロベンジル)オキシ]ピリミジン−4−アミン、5−フルオロ−2−[(4−メチルベンジル)オキシ]ピリミジン−4−アミン、5−メチル−6−オクチル[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリミジン−7−アミン、(2Z)−3−アミノ−2−シアノ−3−フェニルプロパ−2−エン酸エチル、N′−(4−{[3−(4−クロロベンジル)−1,2,4−チアジアゾール−5−イル]オキシ}−2,5−ジメチルフェニル)−N−エチル−N−メチルイミドホルムアミド、N−(4−クロロベンジル)−3−[3−メトキシ−4−(プロパ−2−イン−1−イルオキシ)フェニル]プロパンアミド、N−[(4−クロロフェニル)(シアノ)メチル]−3−[3−メトキシ−4−(プロパ−2−イン−1−イルオキシ)フェニル]プロパンアミド、N−[(5−ブロモ−3−クロロピリジン−2−イル)メチル]−2,4−ジクロロピリジン−3−カルボキサミド、N−[1−(5−ブロモ−3−クロロピリジン−2−イル)エチル]−2,4−ジクロロピリジン−3−カルボキサミド、N−[1−(5−ブロモ−3−クロロピリジン−2−イル)エチル]−2−フルオロ−4−ヨードピリジン−3−カルボキサミド、N−{(E)−[(シクロプロピルメトキシ)イミノ][6−(ジフルオロメトキシ)−2,3−ジフルオロフェニル]メチル}−2−フェニルアセトアミド、N−{(Z)−[(シクロプロピルメトキシ)イミノ][6−(ジフルオロメトキシ)−2,3−ジフルオロフェニル]メチル}−2−フェニルアセトアミド、N′−{4−[(3−tert−ブチル−4−シアノ−1,2−チアゾール−5−イル)オキシ]−2−クロロ−5−メチルフェニル}−N−エチル−N−メチルイミドホルムアミド、N−メチル−2−(1−{[5−メチル−3−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール−1−イル]アセチル}ピペリジン−4−イル)−N−(1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−1−イル)−1,3−チアゾール−4−カルボキサミド、N−メチル−2−(1−{[5−メチル−3−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール−1−イル]アセチル}ピペリジン−4−イル)−N−[(1R)−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−1−イル]−1,3−チアゾール−4−カルボキサミド、N−メチル−2−(1−{[5−メチル−3−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール−1−イル]アセチル}ピペリジン−4−イル)−N−[(1S)−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−1−イル]−1,3−チアゾール−4−カルボキサミド、ペンチル{6−[({[(1−メチル−1H−テトラゾール−5−イル)(フェニル)メチリデン]アミノ}オキシ)メチル]ピリジン−2−イル}カーバメート、フェナジン−1−カルボン酸、キノリン−8−オール(134−31−6)、キノリン−8−オールサルフェート(2:1)、tert−ブチル{6−[({[(1−メチル−1H−テトラゾール−5−イル)(フェニル)メチレン]アミノ}オキシ)メチル]ピリジン−2−イル}カーバメート、1−メチル−3−(トリフルオロメチル)−N−[2′−(トリフルオロメチル)ビフェニル−2−イル]−1H−ピラゾール−4−カルボキサミド、N−(4′−クロロビフェニル−2−イル)−3−(ジフルオロメチル)−1−メチル−1H−ピラゾール−4−カルボキサミド、N−(2′,4′−ジクロロビフェニル−2−イル)−3−(ジフルオロメチル)−1−メチル−1H−ピラゾール−4−カルボキサミド、3−(ジフルオロメチル)−1−メチル−N−[4′−(トリフルオロメチル)ビフェニル−2−イル]−1H−ピラゾール−4−カルボキサミド、N−(2′,5′−ジフルオロビフェニル−2−イル)−1−メチル−3−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール−4−カルボキサミド、3−(ジフルオロメチル)−1−メチル−N−[4′−(プロプ−1−イン−1−イル)ビフェニル−2−イル]−1H−ピラゾール−4−カルボキサミド、5−フルオロ−1,3−ジメチル−N−[4′−(プロプ−1−イン−1−イル)ビフェニル−2−イル]−1H−ピラゾール−4−カルボキサミド、2−クロロ−N−[4′−(プロプ−1−イン−1−イル)ビフェニル−2−イル]ピリジン−3−カルボキサミド、3−(ジフルオロメチル)−N−[4′−(3,3−ジメチルブト−1−イン−1−イル)ビフェニル−2−イル]−1−メチル−1H−ピラゾール−4−カルボキサミド、N−[4′−(3,3−ジメチルブト−1−イン−1−イル)ビフェニル−2−イル]−5−フルオロ−1,3−ジメチル−1H−ピラゾール−4−カルボキサミド、3−(ジフルオロメチル)−N−(4′−エチニルビフェニル−2−イル)−1−メチル−1H−ピラゾール−4−カルボキサミド、N−(4′−エチニルビフェニル−2−イル)−5−フルオロ−1,3−ジメチル−1H−ピラゾール−4−カルボキサミド、2−クロロ−N−(4′−エチニルビフェニル−2−イル)ピリジン−3−カルボキサミド、2−クロロ−N−[4′−(3,3−ジメチルブト−1−イン−1−イル)ビフェニル−2−イル]ピリジン−3−カルボキサミド、4−(ジフルオロメチル)−2−メチル−N−[4′−(トリフルオロメチル)ビフェニル−2−イル]−1,3−チアゾール−5−カルボキサミド、5−フルオロ−N−[4′−(3−ヒドロキシ−3−メチルブト−1−イン−1−イル)ビフェニル−2−イル]−1,3−ジメチル−1H−ピラゾール−4−カルボキサミド、2−クロロ−N−[4′−(3−ヒドロキシ−3−メチルブト−1−イン−1−イル)ビフェニル−2−イル]ピリジン−3−カルボキサミド、3−(ジフルオロメチル)−N−[4′−(3−メトキシ−3−メチルブト−1−イン−1−イル)ビフェニル−2−イル]−1−メチル−1H−ピラゾール−4−カルボキサミド、5−フルオロ−N−[4′−(3−メトキシ−3−メチルブト−1−イン−1−イル)ビフェニル−2−イル]−1,3−ジメチル−1H−ピラゾール−4−カルボキサミド、2−クロロ−N−[4′−(3−メトキシ−3−メチルブト−1−イン−1−イル)ビフェニル−2−イル]ピリジン−3−カルボキサミド、(5−ブロモ−2−メトキシ−4−メチルピリジン−3−イル)(2,3,4−トリメトキシ−6−メチルフェニル)メタノン、N−[2−(4−{[3−(4−クロロフェニル)プロプ−2−イン−1−イル]オキシ}−3−メトキシフェニル)エチル]−N2−(メチルスルホニル)バリンアミド、4−オキソ−4−[(2−フェニルエチル)アミノ]ブタン酸、ブト−3−イン−1−イル
    {6−[({[(Z)−(1−メチル−1H−テトラゾール−5−イル)(フェニル)メチレン]アミノ}オキシ)メチル]ピリジン−2−イル}カーバメート、4−アミノ−5−フルオロピリミジン−2−オール(メソメリー型:6−アミノ−5−フルオロピリミジン−2(1H)−オン)、3,4,5−トリヒドロキシ安息香酸プロピルおよびオリザストロビンからなる群から選択される請求項3から5のいずれか1項に記載の組成物。
  7. 前記殺菌剤が、ビテルタノール、ブロムコナゾール、シプロコナゾール、ジフェノコナゾール、エポキシコナゾール、フェンヘキサミド、フェンプロピジン、フェンプロピモルフ、フルキンコナゾール、フルトリアホール、イマザリル、イプコナゾール、メトコナゾール、ミクロブタニル、ペンコナゾール、プロピコナゾール、プロチオコナゾール、キンコナゾール、スピロキサミン、テブコナゾール、トリアジメノール、トリチコナゾール、ビキサフェン、ボスカリド、カルボキシン、フルオピラム、フルトラニル、フルキサピロキサド、フラメトピル、イソピラザム(シン−エピマー性ラセミ化合物(1RS,4SR,9RS)とアンチ−エピマー性ラセミ化合物(1RS,4SR,9SR)の混合物)、イソピラザム(アンチ−エピマー性ラセミ化合物1RS,4SR,9SR)、イソピラザム(アンチ−エピマー性エナンチオマー1R,4S,9S)、イソピラザム(アンチ−エピマー性エナンチオマー1S,4R,9R)、イソピラザム(シン−エピマー性ラセミ化合物1RS,4SR,9RS)、イソピラザム(シン−エピマー性エナンチオマー1R,4S,9R)、イソピラザム(シン−エピマー性エナンチオマー1S,4R,9S)、ペンフルフェン、ペンチオピラド、セダキサン、チフルザミド、N−[1−(2,4−ジクロロフェニル)−1−メトキシプロパン−2−イル]−3−(ジフルオロメチル)−1−メチル−1H−ピラゾール−4−カルボキサミド、1−メチル−3−(トリフルオロメチル)−N−(1,3,3−トリメチル−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−4−イル)−1H−ピラゾール−4−カルボキサミド、1−メチル−3−(トリフルオロメチル)−N−[(1S)−1,3,3−トリメチル−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−4−イル]−1H−ピラゾール−4−カルボキサミド、1−メチル−3−(トリフルオロメチル)−N−[(1R)−1,3,3−トリメチル−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−4−イル]−1H−ピラゾール−4−カルボキサミド、3−(ジフルオロメチル)−1−メチル−N−[(3S)−1,1,3−トリメチル−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−4−イル]−1H−ピラゾール−4−カルボキサミド、3−(ジフルオロメチル)−1−メチル−N−[(3R)−1,1,3−トリメチル−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−4−イル]−1H−ピラゾール−4−カルボキサミド、アメトクトラジン、アミスルブロム、アゾキシストロビン、シアゾファミド、ジモキシストロビン、エネストロブリン、ファモキサドン、フェンアミドン、フルオキサストロビン、クレソキシム−メチル、メトミノストロビン、オリサストロビン、ピコキシストロビン、ピラクロストロビン、ピリベンカルブ、トリフロキシストロビン、カルベンダジム、クロルフェナゾール、ジエトフェンカルブ、エタボキサム、フルオピコリド、フベリダゾール、ペンシクロン、チオファネート−メチル、ゾキサミド、キャプタン、クロロタロニル、水酸化銅、塩基性塩化銅、ジチアノン、ドジン、ホルペット、グアザチン、イミノクタジン三酢酸塩、マンコゼブ、プロピネブ、硫黄および多硫化カルシウムなどの硫黄剤、アシベンゾラル−S−メチル、イソチアニル、チアジニル、シプロジニル、ピリメタニル、ベンチアバリカルブ、ジメトモルフ、イプロバリカルブ、マンジプロパミド、バリフェナレート、ヨードカルブ、イプロベンホス、プロパモカルブ塩酸塩、トルクロホス−メチル、カルプロパミド、ベナラキシル、ベナラキシル−M(キララキシル)、フララキシル、ヒメキサゾール、メタラキシル、メタラキシル−M(メフェノキサム)、オキサジキシル、フェンピクロニル、フルジオキソニル、イプロジオン、キノキシフェン、ビンクロゾリン、フルアジナム、シモキサニル、フルチアニル、ホセチル−アルミニウム、メタスルホカルブ、イソチオシアン酸メチル、メトラフェノン、リン酸およびその塩、プロキナジド、トリアゾキシドおよび2,6−ジメチル−1H,5H−[1,4]ジチイノ[2,3−c:5,6−c′]ジピロール−1,3,5,7(2H,6H)−テトロンからなる群から選択される請求項3から6のいずれか1項に記載の組成物。
  8. 前記殺虫剤が、アバメクチン、アセフェート、アセタミプリド、アクリナトリン、アフィドピロペン、α−シペルメトリン、アザジラクチン、バチルス・ファーマス(Bacillus firmus)、β−シフルトリン、ビフェントリン、ブプロフェジン、クロチアニジン、クロラントラニリプロール、クロルフェナピル、クロルピリホス、カルボフラン、シアントラニリプロール、シエノピラフェン、シフルメトフェン、シフルトリン、シペルメトリン、デルタメトリン、ジアフェンチウロン、ジノテフラン、エマメクチンベンゾエート、エチプロール、フェンピロキシメート、フィプロニル、フロメトキン、フロニカミド、フルベンジアミド、フルエンスルホン、フルオピラム、フルピラジフロン、γ−シハロトリン、イミダクロプリド、インドキサカルブ、λ−シハロトリン、ルフェヌロン、メタフルミゾン、メチオカルブ、メトキシフェノジド、ミルベメクチン、プロフェノホス、ピフルブミド、ピメトロジン、ピリフルキナゾン、スピネトラム、スピノサド、スピロジクロフェン、スピロメシフェン、スピロテトラマト、スルホクサフロール、テブフェンピラド、テフルトリン、チアクロプリド、チアメトキサム、チオジカルブ、トリフルムロン、1−(3−クロロピリジン−2−イル)−N−[4−シアノ−2−メチル−6−(メチルカルバモイル)フェニル]−3−{[5−(トリフルオロメチル)−1H−テトラゾール−1−イル]メチル}−1H−ピラゾール−5−カルボキサミド、1−(3−クロロピリジン−2−イル)−N−[4−シアノ−2−メチル−6−(メチルカルバモイル)フェニル]−3−{[5−(トリフルオロメチル)−2H−テトラゾール−2−イル]メチル}−1H−ピラゾール−5−カルボキサミドおよび1−{2−フルオロ−4−メチル−5−[(2,2,2−トリフルオロエチル)スルフィニル]フェニル}−3−(トリフルオロメチル)−1H−1,2,4−トリアゾール−5−アミンからなる群から選択される請求項3から7のいずれか1項に記載の組成物。
  9. 増量剤、溶媒、自発性促進剤、担体、乳化剤、分散剤、凍結保護剤、増粘剤およびアジュバントからなる群から選択される少なくとも一つの補助剤をさらに含む請求項1から8のいずれか1項に記載の組成物。
  10. 請求項1から9のいずれか1項に記載の組成物で処理した種子。
  11. 請求項1から10のいずれか1項に記載の組成物の殺菌剤および/または殺虫剤としての使用。
  12. 昆虫、ダニ、線虫および/または植物病原体によって生じる植物および植物部分の全体的な損傷ならびに収穫された果実もしくは野菜の損失を低減するための請求項11に記載の使用。
  13. 従来の植物もしくはトランスジェニック植物またはそれらの種子を処理するための請求項11または12に記載の使用。
  14. 相乗的に有効な量で
    a)下記式の単離グーゲロチン:
    Figure 2016509993
    および
    b)少なくとも一つの更なる生物農薬および/または個々の菌株の全ての識別特性を有するその突然変異体、および/または昆虫、ダニ、線虫および/または植物病原体に対して活性を示す個々の菌株によって産生される少なくとも一つの代謝物を、同時または順次に施用する段階を含む、昆虫、ダニ、線虫および/または植物病原体によって生じる植物および植物部分の全体的な損傷ならびに収穫された果実もしくは野菜の損失を低減する方法。
  15. c)少なくとも一つの殺菌剤および/またはd)少なくとも一つの殺虫剤を施用することをさらに含み、ただし前記殺虫剤および前記殺菌剤がグーゲロチンではない請求項14に記載の方法。
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