JP2016502534A - 生物農薬を含む組成物 - Google Patents

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Abstract

本発明は、相乗的に有効な量で、ペシロミセス・リラシヌス(Paecilomyces lilacinus)株251(AGAL番号89/030550)およびコニオチリウム・ミニタンス(Coniothyrium minitans)CON/M/91−08(DSM9660)および/または個々の株の全ての識別特性を有するこれら株の突然変異体、および/または線虫、昆虫および/または植物病原体に対して活性を示す個々の株によって産生される少なくとも一つの代謝物からなる群から選択される少なくとも一つの生物農薬(I)、および細菌からなる群から選択される少なくとも一つのさらに別の生物農薬(II)を含む組成物に関するものである。さらに、本発明は、前記組成物を含むパーツのキットおよび前記組成物の使用に関するものである。

Description

本発明は、相乗的に有効な量で、特定の微生物および/または個々の菌株の全ての識別特性を有するそれらの菌株の突然変異体、および/または昆虫、線虫および/または植物病原体に対して活性を示す個々の菌株によって産生される少なくとも一つの代謝物から選択される少なくとも一つの生物農薬(I)、ならびに細菌からなる群から選択される少なくとも一つのさらに別の生物農薬(II)を含む組成物に関する。さらに、本発明は、この組成物の使用ならびに植物および植物部分の全体的損傷を低減する方法に関する。
合成の殺虫剤または殺菌剤は、多くの場合で非特異的であることから、他の天然の有益な生物を含む標的生物以外の生物に対して作用し得る。化学的性質のため、それらは有毒かつ微生物で分解できないものであり得る。世界中の消費者において、特に食品における残留化学物質に関連する潜在的な環境問題および健康問題に対する意識が高まってきている。これにより、化学(すなわち合成)農薬の使用または少なくとも量を減らすことへの消費者の圧力が強くなってきている。従って、有効な病害生物防除が可能でありながら、食物連鎖上の要件を成し遂げる必要がある。
合成の殺虫剤または殺菌剤の使用によって生じるさらに別の問題は、殺虫剤または殺菌剤の繰り返しかつ独占的な施用によって、抵抗性微生物の選択が生じることが多いという点である。通常、そのような菌株は、同じ作用機序を有する他の有効成分に対しても交差抵抗性である。そこで、その活性化合物による病原体の有効な防除はそれ以上不可能となる。しかしながら、新たな作用機序を有する有効成分は、開発が困難であり、費用を要するものである。
病原体群における抵抗性発現のリスクならびに環境上の懸念およびヒトの健康上の懸念のため、植物病害に対処する上で合成の殺虫剤および殺菌剤に代わるものを確認することに関心が持たれるようになってきた。天然の殺虫剤および殺菌剤が、上記の問題を解決するための一つの手法である。
ぺシロミセス・リラシヌス(Paecilomyces Lilacinus)株251が、WO91/02051から、生物殺線虫剤として知られている。それは1979年に見出され、例えばブルガリアおよびイタリアならびにベルギーで殺線虫剤としての使用について承認されている。その株はフィリピンのロスバニョスでネコブセンチュウ卵塊から単離されており(WO91/02051参照)、1989年に寄託番号89/030550でオーストラリア政府分析研究所(Australian Government Analytical Laboratories)(AGAL)に寄託されている。
WO2009/116106は、植物における真菌病害の生物防除において有効な株トリコデルマ・アトロビリデ(Trichoderma atroviride)SC1に関するものである。それは最初に、2000年に北部イタリアの朽ちたヘーゼルナッツ木から単離されており、2007年に寄託番号CBS番号122089下に「Centraalbureeau voor Schimmelcultures」で寄託されている。
さらに別の既知の生物農薬は、ブラウンシュワイクにあるGerman Collection of Microorganisms and Cell Culturesに番号DSM9660下に寄託された株コニオチリウム・ミニタンス(Coniothyrium minitans)CON/M/91−08である(WO96/21358参照)。それは、真菌病原体スクレロチニア・スクレロチオルム(Sclerotinia sclerotiorum)およびスクレロチニア・ミノル(Sclerotinia minor)(多くの植物種に対する白カビの原因病原体)に対する生物農薬として使用される。
そのような生物農薬(BCA)の使用は、近年注目されるようになった。しかしながら、ほとんどのBCAの有効性は、特に重度感染圧の場合、従来の殺虫剤および殺菌剤と同レベルではない。結果的に、既知の生物農薬、それの突然変異体およびそれらによって産生される代謝物は、特に低施用量では、十分満足できるものとは限らない。
従って、一部領域で、少なくとも上記要件を満足する上での助けとなる新たな別の植物保護剤を開発することが常に必要とされている。
これを考慮して、本発明の目的は特に、昆虫、ダニ、線虫および/または植物病原体に対する活性を示す組成物を提供することにあった。さらに、本発明の別の特定の目的は、生物農薬の施用量を減らし、それらの活性スペクトルを拡大することで、好ましくは施用される活性化合物の合計量を減らして、昆虫、ダニ、線虫および/または植物病原体に対する活性が向上した組成物を提供することにあった。特に、本発明のさらに別の目的は、作物に施用した場合、作物における残留量が低くなることで、抵抗性形成のリスクを低下させるが、それにも拘わらず効率的な病害生物および/または病害抑制を行う組成物を提供することにあった。
従って、これらの目的は、少なくとも部分的に、下記で定義される本発明による組成物によって解決されることが見出された。本発明による組成物は好ましくは上記のニーズを満足するものである。驚くべきことに、同時または順次での本発明による組成物の植物、植物部分、収穫された果物、野菜および/または植物の成長部位への施用によって、好ましくは、個々の生物農薬および/またはそれの突然変異体および/または代謝物のうちの一つ単独で可能なものより良好な昆虫、ダニ、線虫および/または植物病原体の防除が可能となる(相乗的混合物)ことが発見された。本発明による組成物を施用することで、昆虫、ダニ、線虫および/または植物病原体に対する活性が好ましくは優加法的に上昇する。好ましくは、本発明による組成物の施用は、優加法的に植物病原体に対する活性上昇を誘発する。
結果として、本発明による組成物によって好ましくは、使用される生物農薬の総量を減らすことができることから、これらの組成物によって処理された作物は、好ましくはそれらによって処理された作物における残留物量の減少を示す。さらに、病害生物の抵抗性形成のリスクが低下する。
本発明は、相乗的に有効な量で、ペシロミセス・リラシヌス(Paecilomyces lilacinus)株251(AGAL番号89/030550)、トリコデルマ・アトロビリデ(Trichoderma atroviride)SC1(CBS番号122089)、およびコニオチリウム・ミニタンス(Coniothyrium minitans)CON/M/91−08(DSM9660)および/または個々の株の全ての識別特性を有するこれら株の突然変異体、および/または線虫、昆虫および/または植物病原体に対して活性を示す個々の株によって産生される少なくとも一つの代謝物からなる群から選択される少なくとも一つの生物農薬(I)、および細菌からなる群から選択される少なくとも一つのさらに別の生物農薬(II)を含む組成物に関するものである。
さらに本発明は、特定の生物農薬(I)のうちの少なくとも一つおよび少なくとも一つの生物農薬(II)を含むパーツのキットに関する。本発明はさらに、農薬としての前記組成物の使用に関するものである。さらに本発明は、植物および植物部分の全体的損傷ならびに昆虫、ダニ、線虫および/または植物病原体によって生じる収穫された果物もしくは植物の損失を減らすための前記組成物の使用に関するものである。
さらに本発明は、植物および植物部分の全体的損傷ならびに昆虫、ダニ、線虫および/または植物病原体によって生じる収穫された果物または野菜における損失を減らす方法を提供する。
生物農薬(I)
概して、「農薬性」とは、ある物質が植物病害生物の死亡率を高める能力またはその成長速度を阻害する能力を意味する。その用語は本明細書において、物質が昆虫、ダニ、線虫および/または植物病原体に対する活性を示す性質を説明するのに用いられる。本発明の意味において、「病害生物」という用語は、昆虫、ダニ、線虫および/または植物病原体を含む。
本明細書で使用される場合、「生物防除」は、第2の生物を使用することによる病原体および/または昆虫および/またはコナダニおよび/または線虫の防除として定義される。生物防除の既知の機序には、根の表面上の空間または養分について真菌を殺すことによって根が腐るのを抑制する細菌などがある。抗生物質などの細菌毒素が病原体防除に使用されてきた。その毒素を単離し、植物に直接施用することができるか、その細菌種を投与することで、それがその毒をイン・サイツで産生するようにすることができる。生物防除を行う他の手段には、標的の植物病原体、昆虫、ダニまたは線虫に対して活性である成分を産生する、または標的の有害生物/病原体を攻撃するある種の真菌の施用などがある。本発明に関連して使用される「生物防除」は、植物の健康、成長、活力、ストレス応答または収量に対する有益な効果を有する微生物も包含し得る。
施用経路には、噴霧施用、土壌施用および種子処理などがある。
「代謝物」という用語は、農薬活性を有する化合物、物質または前記微生物の発酵の副生成物を指す。
「突然変異体」という用語は、親菌株の変異体ならびに親菌株によって発現される活性より農薬活性が高い突然変異体または変異体を指す。「親菌株」は本明細書において、突然変異前の原菌株と定義される。そのような突然変異体を得るため、親菌株を、N−メチル−N′−ニトロ−N−ニトロソグアニジン、エチルメタンスルホンなどの化学物質で、またはγ線、X線もしくはUV照射を用いる照射を行い、または当業者に公知の他の手段によって処理することができる。
「変異体」とは、この文で指定の個々の寄託番号の全ての識別特性を有する菌株であり、高厳密性の条件下で個々の寄託番号のゲノムにハイブリダイゼーションするゲノムを有するものとして識別することができる。
「ハイブリダイゼーション」とは、1以上のポリヌクレオチドが反応して、ヌクレオチド残基の塩基間における水素結合を介して安定化させる複合体を形成する反応を指す。水素結合は、ワトソン・クリック塩基対形成によって、フーグスティーン結合によって、または他のいずれか配列特異的形態で生じ得る。その複合体は、二本鎖構造を形成する2本の鎖、多重鎖複合体を形成する3本以上の鎖、単一の自己ハイブリダイゼーション鎖、またはこれらのいずれかの組み合わせを含むことができる。背部リット形成反応は、異なる「厳密性」の条件下で行うことができる。概して、低厳密性ハイブリダイゼーション反応は、10×SSCまたは等価なイオン強度/温度の溶液中約40℃で行う。中等度厳密性ハイブリダイゼーションは代表的には、6×SSC中約50℃で行い,高厳密性ハイブリダイゼーション反応は通常、1×SSC中約60℃で行う。
指定の寄託番号の変異体も、指定の寄託番号のゲノムと85%強、より好ましくは90%強、またはより好ましくは95%強の配列同一性であるゲノム配列を有する菌株と定義することができる。ポリヌクレオチドもしくはポリヌクレオチド領域(またはポリペプチドもしくはポリペプチド領域)は、別の配列に対してある一定のパーセント(例えば、80%、85%、90%、または95%)の「配列同一性」を有しており、それは、アラインメントさせた場合に、塩基(またはアミノ酸)のそのパーセントが二つの配列を比較して同一であることを意味するものである。このアラインメントおよび相同性もしくは配列同一性パーセントは、当業界で公知のソフトウェアプログラム、例えばCurrent Protocols in Molecular Biology (F. M. Ausubel et al., eds., 1987) Supplement 30, section 7. 7. 18、表7.7.1に記載のものを用いて求めることができる。
AGALは、「オーストラリア分析研究所(Australian Analytical Laboratories)」の略称であり、それは現在、「国立測定研究所(National Measurement Institute)(NMI)」(住所:1, Suakin Street, Pymble NSW 2073, Australia)の名称である。
CBSは、住所がUppsalalaan 8, 3584 CT Utrecht, Netherlandsである特許手続きのための微生物寄託の国際的承認に関するブダペスト条約下での微生物株寄託に関する国際寄託当局である「Centraalbureau voor Schimmelcultures」の略称である。
DMSは、住所がInhoffenstr. 78 in 38124 Braunschweig, Germanyである「Deutsche Sammlung von Mikroorganismen und Zellkulturen GMBH」の略称である。
本発明で使用される生物農薬は、下記のように当業界で公知である。
ペシロミセス・リラシヌス(Paecilomyces lilacinus)株251
最近、プルプレオシリウム・リラシヌム(Prupureocillium lilacinum)と再分類されたペシロミセス・リラシヌス(Paecilomyces lilacinus)は、世界中で用容易に単離できる広く分布する腐生性土壌真菌である。ペシロミセス・リラシヌス(Paecilomyces lilacinus)株251(以下において、B1と称される場合がある)は、バナナ、ジャガイモ、パイナップル、ワタ、コーヒー、イネ、ブラックペッパー、オクラ、アボカド、トマトなどの各種の農場的に重要な作物を攻撃する植物病原性もしくはむしろ寄生性線虫に対して圃場条件下で有効であることが示されている(WO91/02051)。それは、根瘤(ネコブセンチュウ(Meloidogyne))、刺咬(ベロノライムス(Belonolaimus))、穿孔(ラドフォルス(Radopholus))、嚢胞(グロボデラ(Globoder a)およびヘテロデラ(Heterodera))、根腐れ(プラチレンクス(Pratylenchus))および他の経済的に重要な線虫種などの多くの種類の寄生性線虫に対して有効である。
概して、本発明による組み合わせは、ミナミネグサレセンチュウ(メロイドジン・インコグニタ(Meloidogyne incognita))、ジャワネコブセンチュウ(メロイドジン・ジャバニカ(Meloidogyne javanica))、キタネコブセンチュウ(メロイドジン・ハプラ(Meloidogyne hapla))およびアレナリアネコブセンチュウ(メロイドジン・アレナリア(Meloidogyne arenaria))などのネコブセンチュウ(Meloidogyne)属種の線虫;ジチレンクス・デストルクトル(Ditylenchus destructor)およびジチレンクス・ディプサシ(Ditylenchus dipsaci)などのジチレンクス(Ditylenchus)属種の線虫;キタネグサレセンチュウ(プラチレンクス・ペネトランス(Pratylenchus penetrans))、キクネグサレセンチュウ(プラチレンクス・ファラクス(Pratylenchus fallax))、プラチレンクス・コフェアエ(Pratylenchus coffeae)、プラチレンクス・ローシ(Pratylenchus loosi)およびクルミネグサレセンチュウ(プラチレンクス・ブルヌス(Pratylenchus vulnus))などのネグサレセンチュウ属種の線虫;グロボデラ・ロストチエンシス(Globodera rostochiensis)およびグロボデラ・パリダ(Globodera pallida)などのグロボデラ(Globodera)属種の線虫;ヘテロデラ・グリシネス(Heterodera glycines)、ヘテロデラ・シャクチイ(Heterodera schachtii)などのヘテロデラ(Heterodera)属種の線虫;イネシンガレセンチュウ(アフェレンコイデス・ベッセイ(Aphelenchoides besseyi)、アフェレンコイデス・リツェマボシ(Aphelenchoides ritzemabosi)およびアフェレンコイデス・フラガリアエ(Aphelenchoides fragariae)などのアフェレンコイデス(Aphelenchoides)属種の線虫;アフェレンクス・アベナエ(Aphelenchus avenae)などのアフェレンクス(Aphelenchus)属種の線虫;ネモグリセンチュウ(ラドフォルス・シミリス(Radopholus similis))などのラドフォルス(Radopholus)属種の線虫;チレンクス・セミペネトランス(Tylenchulus semipenetrans)などのチレンクス(Tylenchulus)属種の線虫;ロチレンクルス・レニフォルミス(Rotylenchulus reniformis)などのロチレンクルス(Rotylenchulus)属種の線虫;マツノザイセンチュウ(ブルサフェレンクス・キシロフィルス(Bursaphelenchus xylophilus))および赤輪病線虫(Red Ring Nematode)(ブルサフェレンクス・ココフィルス(Bursaphelenchus cocophilus))などの樹木で棲息する線虫などに対して有効である。
ペシロミセス・リラシヌス(Paecilomyces lilacinus)株251を含む商業製品の例は、BioAct(登録商標)WGおよびMeloCon WGである。ペシロミセス・リラシヌス(Paecilomyces lilacinus)株251の活性は特に、A. Khan et al., FEMS Microbiology Letters, 227, 107−111, 2003およびS. Kiewnick at al. Biological Control 38, 179−187, 2006に記載されている。それの単離および特徴的特性が、WO91/02051(参照によって本明細書に組み込まれる。)に開示されている。その株は寄託番号89/030550で1989年にオーストラリア政府分析研究所(AGAL)に寄託されている。
本発明のペシロミセス・リラシヌス(Paecilomyces lilacinus)株251は公知であり、例えばWO91/02051に記載の当業界で公知の方法を用いて培養または胞子形成させることができる。胞子の回収は好ましくは、振盪、掻き取り、洗浄および遠心などの熱を生じない条件下で行う。次に、胞子材料を、風乾、凍結乾燥または好適な乾燥剤を用いる乾燥などの好適な方法によって乾燥させ、不活性充填剤または新たな,増殖材料を加えることで再製剤して、製造物単位量当たりの好適な胞子数を提供することができる。
通常、当該株は、担体、好ましくは水溶性糖担体で、1×10から約1×1010胞子/g担体、好ましくは5×10から約5×10胞子/g担体の濃度で製剤する。しかしながら、約1×1010胞子/g、約2×1010胞子/g、約5×1010胞子/g、約1×1011胞子/gまたはさらには約2×1011胞子/gまたは約3×1011胞子/gまでの製剤も得ることができる。担体は、例えば、多糖類またはコーンミールなどの粗植物製造物から選択して、真菌の増殖を助けることができる。同様に、コムギまたはゴマなどの全種子を用いて真菌を提供することができる。シリカおよびバーミキュライトなどの無機物も加えることができる。ペシロミセス・リラシヌス(Paecilomyces lilacinus)株251は、粉剤として、またはペレット形態で製剤することができる。この場合、担体は好ましくは、施用後のかなりの期間にわたって胞子の緩やかな放出が得られるように製剤する。ペシロミセス・リラシヌス(Paecilomyces lilacinus)株251の感染性繁殖体を、適宜に好適な殺線虫性担体とともに懸濁液で、またはそれより好ましさは低いが固体製剤として、好適な賦形剤とともに作物に施用することができる。
ペシロミセス・リラシヌス(Paecilomyces lilacinus)株251の感染性繁殖体の最終用量は通常、苗床施用の場合および圃場施用の場合は、1×約10から約1×10、好ましくは約1×10から約1×10胞子/g土壌のレベルである。
それは、当業界で公知のいずれかの方法を用いて作物に施用することができる。本発明の組成物を根の環境に施用して、線虫によって生じる根の損傷を低減することが有利な場合がある。これは、種子を本発明の組成物でコーティングして、根が発生したら、その環境に真菌が接種させるようにすることで;苗床の状況で苗もしくは種子のトレーの根領域を浸漬または噴霧することで、または組成物を懸濁液または固体のいずれかで植え付け場所に施用することで達成することができる。本発明の組成物を、線虫によって冒された植物根圏の領域に具体的に施用することが特に好ましい。その組成物は、土壌灌水としてまたは点滴(滴下)またはスプリンクラー(マイクロジェット)灌漑システムによって施用することができる。野菜および他の移植物は、移植直前に土壌灌水で処理して、圃場での発育中の根鉢に線虫が進入するのを防ぐことができる。燻蒸していない圃場土壌は、播種または移植の2週間前に組成物で処理して、初期線虫侵入を減らすべきである。次に、例えば6週間間隔で施用を繰り返すことができる。
ペシロミセス・リラシヌス(Paecilomyces lilacinus)株251の胞子は、土壌中で線虫の卵、幼若期および成体と接触すると出芽する。その増殖する真菌は数日の期間にわたって線虫を巻き込み、それに侵入して、それの身体内容物を消費することでそれを殺す。
ペシロミセス・リラシヌス(Paecilomyces lilacinus)株251は線虫の偏性寄生生物であり、それは根にコロニー形成せず、根滲出液を餌とする。線虫がいないと、ペシロミセス・リラシヌス(Paecilomyces lilacinus)株251の胞子は、土壌の種類および温度によって決まる速度で、3から6週間の期間をかけて土壌中で減少する。
本発明によれば、ペシロミセス・リラシヌス(Paecilomyces lilacinus)株251は、個々の株の全ての識別特性を有する突然変異体、および/または線虫および/または昆虫に対して活性を示す個々の株によって産生される少なくとも一つの代謝物を包含するものである。
トリコデルマ・アトロビリデ(Trichoderma atroviride)SC1
トリコデルマ(Trichoderma)は、土壌、根圏および葉圏にコロニー形成することができる普遍真菌属である。トリコデルマ(Trichoderma)属種は非常に多くの場合、朽ちつつある木材および野菜材料で認められる。いくつかのトリコデルマ(Trichoderma)株が、工業的酵素の経済的に重要な産生株である。いくつかのトリコデルマ(Trichoderma)株は、多くの植物病原体に対する生物農薬としてすでに使用されており、かなり多くが圃場および温室作物用の商業的(すなわち、Trichodex(登録商標)またはTrianum(登録商標)として知られるトリコデルマ・ハルジアヌム(Trichoderma harzianum)、SoilGard(登録商標)として知られるトリコデルマ・ビレンス(Trichoderma virens)、およびEsquive(登録商標)として知られるトリコデルマ・アトロビリデ(Trichoderma atroviride))生物農薬製品としての使用に向けて開発されている。
トリコデルマ・アトロビリデ(Trichoderma atroviride)SC1(下記において、B2と称される場合がある)は、灰色カビ菌(Botrytis cinerea)およびアルミラリア属種(Armillaria spp.)によって生じる病害、ウドンコ病および木材病害(エスカ病)などの植物病原体、特には果実および根腐れの発達を抑制および予防することが知られている(WO2009/116106;参照によって本明細書に組み込まれる。)。それは、寄託番号CBS番号122089下に寄託されている。
ほとんどのトリコデルマ属種(Trichoderma spp.)のように、トリコデルマ・アトロビリデ(Trichoderma atroviride)SC1は中温真菌であり、炭素源および窒素源として広範囲の化合物を利用することができる。従って、それは長期間にわたり有効なレベルで土壌中に生存する(1年超)。
しかしながら、培地での真菌増殖は、酵母抽出物、亜硝酸塩、トリプトン、ペプトン、グルタミンおよびアスパラギンなどのいくつかの窒素源またはマンノース、ガラクトース、ショ糖、麦芽エキス、セロビオースグルコースおよびトレハロース(threalose)などのいくつかの炭素源を加えることで、より優れたものとなる。トリコデルマ・アトロビリデ(Trichoderma atroviride)SC1組成物の調製においては、当業者には公知の方法によって胞子を培養する。例えば、それは、懸濁液中の一般的な栄養基質上または固体基質上にトリコデルマ・アトロビリデ(Trichoderma atroviride)SC1を接種することで、好ましくは少なくとも10から10分生子/(mLまたはg)(活性濃度)、好ましくは約1×10から約1×10分生子/(mLまたはg)を得ることができ、それを次に、好ましくは有効量のこの株を少なくとも10から10分生子/(mLまたはg)、好ましくは約1×10から1×10分生子/(mLまたはg)の量で含む組成物で用いる。他の培養法が、WO2009/116106に開示されている。
土壌施用の場合、約1×10から約1×10胞子/(mLまたはg)土壌の土壌中での分生子の最終濃度が想到される。茎葉施用の際には、施用される量は、約1×1011から約1×1013胞子/ヘクタール、好ましくは約1×1012胞子/ヘクタールの範囲である。
植物の治療および/または予防は、液体もしくは半固体培地中または固体基質上で増殖させたトリコデルマ・アトロビリデ(Trichoderma atroviride)SC1培養物を用い、そしてこの懸濁液を植物の一部に施用することで、またはそのような処置を必要とする植物に非常に近いゾル(sol)上またはその中に豊富化した基質を施用することで行う。その処理は、農業組成物を、植物に、植物の葉上に、切り取りまたは剪定時に生じた傷上に、またはゾル(sol)に施用することで行って(affected)、根表面での真菌病の発達を抑制することができる。その処理は、植物の生育期間中または休眠中に行うことができる。その処理は、1回(すなわち、植え付け時に土壌に)または必要に応じて繰り返し施用することができる。
本発明によれば、トリコデルマ・アトロビリデ(Trichoderma atroviride)SC1は、個々の株の全ての識別特性を有する突然変異体、および/または病原性真菌に対して活性を示す個々の株によって産生された少なくとも一つの代謝物を包含する。
コニオチリウム・ミニタンス(Coniothyrium minitans)株CON/M/91−08
天然真菌コニオチリウム・ミニタンス(Coniothyrium minitans)は1947年に最初に確認され、世界中の土壌で認めることができる。それはスクレオチニア・スクレロチオルム(Sclerotinia sclerotiorum)およびスクレオチニア・ミノル(Sclerotinia minor)、他のスクレオチニア(Sclerotinia)属種およびスクレロチウム・セピボルム(Sclerotium cepivorum)の菌核(越冬または生存構造)を攻撃および破壊する。これらの病原体は数百種類の植物の広宿主域(多くの野菜および観賞植物など)を有する。それらは一般に、コール作物および豆類で白カビ病を生じさせ、トマトおよびコショウ類で認められる場合がる。さらに、それらはレタスでの落葉およびニンジンでの白カビ病を生じさせる。通常、これらの菌核は、春および夏に出芽し、多くの作物に感染する胞子を作り、白カビ病を進行させることができる。菌株コニオチルム・ミニタンス(Coniothyrum minitans)株CON/M/91−08(下記において、B3と称される場合がある)は、Contans(登録商標)として市販されている。
コニオチリウム・ミニタンス(Coniothyrium minitans)株CON/M/91−08は、WO96/21358(参照によって本明細書に組み込まれる)に記載の方法に従って培養することができる。例えば、この菌株は、穀物の種子、糠、わらその他の植物材料など、または菌類学で一般的な寒天培地の助けを得て、ジャガイモブドウ糖寒天もしくは麦芽ペプトン寒天などの好適な基質上で、または培地を加えておいた好適な支持材料上で、ならびに寒天を加えずに液体栄養培地中で培養することができる。
通常、当該株は、担体上、好ましくは水溶性糖担体上で、1×10から約1×1015胞子/g担体、好ましくは1×1010から約1×1013胞子/g担体の濃度で製剤される。最も好ましくは、その濃度は約1×10から約1×1010胞子/g担体であり、例えば約1×10胞子/g担体である。特には、水溶性糖はショ糖である。
本発明によれば、コニオチリウム・ミニタンス(Coniothyrium minitans)株CON/M/91−08は、個々の株の全ての識別特性を有する突然変異体、および/またはスクレロチニア・スクレロチオルム(Sclerotinia sclerotiorum)および/またはスクレロチニア・ミノル(Sclerotinia minor)および/またはスクレロチニア・セピボルム(Sclerotium cepivorum)などのスクレロチニア属種(Sclerotinia spp.)に対する活性を示す個々の株によって産生される少なくとも一つの代謝物を包含するものである。
本発明の1実施形態によれば、生物農薬(I)は、個々の微生物の単離された純粋な培養物だけでなく、全肉汁培養液もしくは代謝物を含有する上清または菌株の全肉汁培養液から得られた純粋な代謝物も含む。「全肉汁培養液」とは、細胞と培養液の両方を含む液体培地を指す。「上清」は、肉汁で増殖した細胞を遠心、濾過、沈降または当業界で公知の他の手段によって除去した場合に残る液体肉汁を指す。
非病原性微生物によって産生される上記の代謝物には、抗生物質、酵素、シデロホアおよび成長促進剤などがある。
本発明によれば、当該生物農薬(I)は、活性状態もしくは休眠状態などのいずれの生理状態でも利用もしくは使用することが可能である。
好ましくは、生物農薬(I)は、ペシロミセス・リラシヌス(Paecilomyces lilacinus)株251(AGAL番号89/030550)、および/またはこの株の全ての識別特性を有するこの株の突然変異体、および/または線虫、昆虫および/または植物病原体に対して活性を示すこの株によって産生される少なくとも一つの代謝物である。特に、本発明による組成物で処理された種子の場合、この菌株、それの突然変異体および/または上記で定義の代謝物が好ましい。別の好ましい実施形態において、上記で定義の菌株、それの突然変異体および/または代謝物は、土壌施用または茎葉施用で使用される。
生物農薬(II)
本発明によれば、「細菌」という用語でまとめられる生物農薬(I)には、胞子形成性、根部コロニー形成性細菌、または生物殺虫剤、生物殺線虫剤、殺ダニ剤もしくは生物殺菌剤として有用な細菌および/またはそれの代謝物または植物の健康および成長を向上させる土壌改良剤などがある。好ましくは、細菌である生物農薬(II)は、下記のものからなる群から選択される(番号付けは、下記の本発明の説明全体を通じて使用されている。)。
(1.1)アグロバクテリウム・ラジオバクター(Agrobacterium radiobacter)、(1.2)バチルス・アシドカルダリウス(Bacillus acidocaldarius)、(1.3)バチルス・アシドテレストリス(Bacillus acidoterrestris)、(1.4)バチルス・アグリ(Bacillus agri)(1.5)バチルス・アイザワイ(Bacillus aizawai)、(1.6)バチルス・アルボラクチス(Bacillus albolactis)、(1.7)バチルス・アルカロフィルス(Bacillus alcalophilus)、(1.8)バチルス・アルベイ(Bacillus alvei)、(1.9)バチルス・アミノグルコシジクス(Bacillus aminoglucosidicus)、(1.10)バチルス・アミノボランス(Bacillus aminovorans)、(1.11)バチルス・アミロリチクス(Bacillus amylolyticus)(パエニバチルス・アミロリチクス(Paenibacillus amylolyticus)としても知られる)(1.12)バチルス・アミロリクエファシエンス(Bacillus amyloliquefaciens)、特には株IN937a、または株FZB42(RhizoVital(登録商標)として知られている製品)、または株B3、(1.13)バチルス・アネウリノリチクス(Bacillus aneurinolyticus)、(1.14)バチルス・アトロファエウス(Bacillus atrophaeus)、(1.15)バチルス・アゾトホルマンス(Bacillus azotoformans)、(1.16)バチルス・バジウス(Bacillus badius)、(1.17)バチルス・セレウス(Bacillus cereus)(同義語:バチルス・エンドリスモス(Bacillus endorhythmos)、バチルス・メドゥーサ(Bacillus medusa))、特にはバチルス・セレウス(B. cereus)株CNCMI−1562の胞子(US6,406,690参照)、(1.18)バチルス・キチノスポルス(Bacillus chitinosporus)、(1.19)バチルス・シルクランス(Bacillus circulans)、(1.20)バチルス・コアグランス(Bacillus coagulans)、(1.21)バチルス・エンドパラシチクス(Bacillus endoparasiticus)、(1.22)バチルス・ファスチジオスス(Bacillus fastidiosus)、(1.23)バチルス・フィルムス(Bacillus firmus)、特には株I−1582(Bionem、Votivo、Flocterとして知られている製品)、(1.24)バチルス・クルスタキ(Bacillus kurstaki)、(1.25)バチルス・ラクチコラ(Bacillus lacticola)、(1.26)バチルス・ラクチモルブス(Bacillus lactimorbus)、(1.27)バチルス・ラクチス(Bacillus lactis)、(1.28)バチルス・ラテロスポルス(Bacillus laterosporus)(ブレビバチルス・カテロスポルス(Brevibacillus laterosporus)としても知られる)、(1.29)バチルス・ラウツス(Bacillus lautus)、(1.30)バチルス・レンチモルブス(Bacillus lentimorbus)、(1.31)バチルス・レンツス(Bacillus lentus)、(1.32)バチルス・リケニホルミス(Bacillus licheniformis)、(1.33)バチルス・マロカヌス(Bacillus maroccanus)、(1.34)バチルス・メガテリウム(Bacillus megaterium)(BioArcとして知られている製品)、(1.35)バチルス・メチエンス(Bacillus metiens)、(1.36)バチルス・ミコイデス(Bacillus mycoides)単離株J、(1.37)バチルス・ナット(Bacillus natto)、(1.38)バチルス・ネマトシダ(Bacillus nematocida)、(1.39)バチルス・ニグリフィカンス(Bacillus nigrificans)、(1.40)バチルス・ニグルム(Bacillus nigrum)、(1.41)バチルス・パントテンチクス(Bacillus pantothenticus)、(1.42)バチルス・ポピラエ(Bacillus popillae)(Cronoxとして知られている製品)、(1.43)バチルス・プシクロサッカロリチクス(Bacillus psychrosaccharolyticus)、(1.44)バチルス・プミルス(Bacillus pumilus)、特には株GB34(Yield Shield(登録商標)として知られている製品)および株QST2808(Sonata QST 2808(登録商標)として知られている製品)、(1.45)バチルス・シアメンシス(Bacillus siamensis)、(1.46)バチルス・スミチイ(Bacillus smithii)、(1.47)バチルス・スファエリクス(Bacillus sphaericus)(VectoLexs(登録商標)として知られている製品)、(1.48)バチルス・サブチリス(Bacillus subtilis)、特には株GB03(Kodiak(登録商標)として知られている製品)および株QST713(Serenade QST713(登録商標)として知られている製品)および株AQ30002(aka QST30002)およびAQ30004(aka QST30004)(WO2012/087980に記載され、それぞれNRRL B−50421およびNRRL B−50455として寄託)、またはバチルス・スブチリス var. アミロリクエファシエンス(Bacillus subtilis var. amyloliquefaciens)株FZB24(Taegro(登録商標)として知られている製品)、(1.49)バチルス・ツリンギエンシス(Bacillus thuringiensis)、特にはバチルス・ツリンギエンシス var. イスラエレンシス(B. thuringiensis var. israelensis)(VectoBac(登録商標)として知られている製品)またはバチルス・ツリンギエンシス subsp. アイザワイ(B. thuringiensis subsp. aizawai)株ABTS−1857(XenTari(登録商標)として知られている製品)、またはバチルス・ツリンギエンシス subsp. クルスタキ(B. thuringiensis subsp. kurstaki)株HD−1(Dipel(登録商標)ESとして知られている製品)またはバチルス・ツリンギエンシス subsp. テネブリオニス(B. thuringiensis subsp. tenebrionis)株NB 176(Novodor(登録商標)FCとして知られている製品)、またはバチルス・ツリンギエンシス var. アエギプチイ(B. th. var. aegyptii)(Agerinとして知られている製品)、またはバチルス・ツリンギエンシス var. コルメリ(B. th. var. colmeri)(TianBaoBTcとして知られている製品)、またはバチルス・ツリンギエンシス var. ダルムスタジエンシス(B. th. var. darmstadiensis)(Baciturin、Kolepterinとして知られている製品)、またはバチルス・ツリンギエンシス var. デンドロリムス(B. th. var. dendrolimus)(Dendrobacillinとして知られている製品)、またはバチルス・ツリンギエンシス var. ガレリアエ(B. th. var. galleriae)(Enterobactinとして知られている製品)、またはバチルス・ツリンギエンシス var. ジャポネンシス(B. th. var. japonensis)(Buihunterとして知られている製品)、またはバチルス・ツリンギエンシス subsp. モリソニ(B. th. subsp. Morrisoni)、またはバチルス・ツリンギエンシス var. サンジエゴ(B. th. var. san diego)、またはバチルス・ツリンギエンシス subsp. ツリンギエンシス(B. th. subsp. thuringiensis)株MPPL002、またはバチルス・ツリンギエンシス var. ツリンギエンシス(B. th. var. thuringiensis)(Bikolとして知られている製品)、またはバチルス・ツリンギエンシス var. 7216(B. th. var 7216)(Amactic、Pethianとして知られている製品)、またはバチルス・ツリンギエンシス var. T36(B. th. var T36)(Cahatとして知られている製品)、(1.50)バチルス・ウニフラゲラツス(Bacillus uniflagellatus)、(1.51)ブラディリゾビウム・ジャポニクム(Bradyrhizobium japonicum)(共生生物、SoySelectとして知られている製品)、(1.52)ブレビバチルス・ブレビス(Brevibacillus brevis)(以前のバチルス・ブレビス(Bacillus brevis))、特に株SS86−3、SS86−4、SS86−5、2904、(1.53)ブレビバチルス・ラテロスポルム(Brevibacillus laterosporus)(以前のバチルス・ラテロスポルム(Bacillus laterosporus))、特には株64、1111、1645、1647、(1.54)クロモバクテリウム・サブツガエ(Chromobacterium subtsugae)、特には株PRAA4−1T(Gandevoとして知られている製品)、(1.55)デルフチア・アシドボランス(Delftia acidovorans)、特に、株RAY209(BioBoost(登録商標)として知られている製品)、(1.56)ラクトバチルス・アシドフィルス(Lactobacillus acidophilus)(Fruitsanとして知られている製品)、 (1.57)リソバクテル・アンチビオチクス(Lysobacter antibioticus)、特に、株13−1(Biological Control 2008, 45, 288−296参照)、(1.58)リソバクテル・エンジモゲネス(Lysobacter enzymogenes)、特には株C3(J Nematol. 2006 June; 38 (2): 233−239参照)、(1.59)パエニバチルス・アルベイ(Paenibacillus alvei)、特には株III3DT−1A、III2E、46C3、2771(Bacillus genetic stock center, Nov 2001)、(1.60)パエニバチルス・ポリミキサ(Paenibacillus polymyxa)、(1.61)パエニバチルス・ポピリアエ(Paenibacillus popilliae)(以前のバチルス・ポピリアエ(Bacillus popilliae))、(1.62)パントエア・アグロメランス(Pantoea agglomerans)、(1.63)パステウリア・ペネトランス(Pasteuria penetrans)(以前はバチルス・ペネトランス(Bacillus penetrans)、Pasteuria水和剤として知られている製品、(1.64)パステウリア・ウスガエ(Pasteuria usgae)(Econem(商
標名)として知られている製品)、(1.65)ペクトバクテリウム・カロトボルム(Pectobacterium carotovorum)(以前はエルウィニア・カロトボルム(Erwinia carotovora))、BioKeeperとして知られている製品、(1.66)シュードモナス・アエルギノサ(Pseudomonas aeruginosa)(Guiticidとして知られている製品)、(1.67)シュードモナス・アウレオファシエンス(Pseudomonas aureofaciens)(Agate−25Kとして知られている製品)、(1.68)シュードモナス・セパシア(Pseudomonas cepacia)(以前はブルコルデリア・セパシア(Burkholderia cepacia)と称された)、特に株M54またはJ82、(1.69)シュードモナス・クロロラフィス(Pseudomonas chlororaphis)、特に株MA 342(Cedomonとして知られている製品)、(1.70)シュードモナス・フルオレセンス(Pseudomonas fluorescens)(Sudozoneとして知られている製品)、(1.71)シュードモナス・プロラジクス(Pseudomonas proradix)(Proradix(登録商標)として知られている製品)、(1.72)シュードモナス・プチダ(Pseudomonas putida)(Nematsidとして知られている製品)、(1.73)シュードモナス・レシノボランス(Pseudomonas resinovorans)(Solanacureとして知られている製品)、(1.74)シュードモナス・シリンガエ(Pseudomonas syringae)(Biosaveとして知られている製品)、(1.75)セラチア・エントモフィラ(Serratia entomophila)(invadeとして知られている製品)、(1.76)セラチア・マルセセンス(Serratia marcescens)、特に株SRM(MTCC8708)または株R35、(1.77)ストレプトミセス・カンジダス(Streptomyces candidus)(BioAid(商標名)として知られている製品)、(1.78)ストレプトミセス・コロビエンシス(Streptomyces colombiensis)(Mycosideとして知られている製品)、(1.79)ストレプトミセス・ガルブス(Streptomyces galbus)、特に株K61(Mycostop(登録商標)として知られている製品、Crop Protection 2006, 25, 468−475参照)または株QST6047、(1.80)ストレプトミセス・ゴシキエンシス(Streptomyces goshikiensis)(Safegroとして知られている製品)、(1.81)ストレプトミセス・グリセオビリディス(Streptomyces griseoviridis)(Mycostop(登録商標)として知られている製品、Microbial db of Canada参照)、(1.82)ストレプトミセス・ラベンズラエ(Streptomyces lavendulae)(Phytolavin−300として知られている製品)、(1.83)ストレプトミセス・リディクス(Streptomyces lydicus)、特に株WYCD108(ActinovateSPとして知られている製品)または株WYEC108(Actino−ironとして知られている製品)、(1.84)ストレプトミセス・プラシヌス(Streptomyces prasinus)(″Prasinons A and B: potent insecticides from Streptomyces prasinus″ Applied microbiology 1973 Nov参照)、(1.85)ストレプトミセス・リモスス(Streptomyces rimosus)(Rhitovitとして知られている製品)、(1.86)ストレプトミセス・サラセチクス(Streptomyces saraceticus)(Clandaとして知られている製品)、(1.87)ストレプトミセス・ベネズエラエ(Streptomyces venezuelae)、(1.88)キサントモナス・カンペストリス(Xanthomonas campestris)(除草活性)、(1.89)キセノラブヅス・ルミネセンス(Xenorhabdus luminescens)、および(1.90)キセノラブヅス・ネマトフィラ(Xenorhabdus nematophila)。
好ましくは、上記の細菌1.1から1.90について言及する場合、個々の株の全ての識別特性を有する突然変異体および/または昆虫、線虫、ダニおよび/または植物病原体に対して活性を示す個々の株によって産生される代謝物が、この用語の範囲に包含される。
より好ましくは、前記細菌は、下記のものからなる群から選択される。
(1.12)バチルス・アミロリクエファシエンス(Bacillus amyloliquefaciens)、特には株IN937a、または株FZB42(RhizoVital(登録商標)として知られている製品)、または株B3、
(1.14)バチルス・アトロファエウス(Bacillus atrophaeus)、(1.17)バチルス・セレウス(Bacillus cereus)(同義語:バチルス・エンドリスモス(Bacillus endorhythmos)、バチルス・メドゥーサ(Bacillus medusa))、特にはバチルス・セレウス(B. cereus)株CNCMI−1562の胞子(US6,406,690参照)、(1.18)バチルス・キチノスポルス(Bacillus chitinosporus)、(1.19)バチルス・シルクランス(Bacillus circulans)、(1.20)バチルス・コアグランス(Bacillus coagulans)、(1.23)バチルス・フィルムス(Bacillus firmus)、特には株I−1582(Bionem、Votivo、Flocterとして知られている製品)、(1.42)バチルス・ポピラエ(Bacillus popillae)(Cronoxとして知られている製品)、(1.44)バチルス・プミルス(Bacillus pumilus)、特には株GB34(Yield Shield(登録商標)として知られている製品)および株QST2808(Sonata QST 2808(登録商標)として知られている製品)、(1.47)バチルス・スファエリクス(Bacillus sphaericus)(VectoLexs(登録商標)として知られている製品)、(1.48)バチルス・サブチリス(Bacillus subtilis)、特には株GB03(Kodiak(登録商標)として知られている製品)および株QST713(Serenade QST713(登録商標)として知られている製品)および株AQ30002(aka QST30002)およびAQ30004(aka QST30004)(WO2012/087980に記載され、それぞれNRRL B−50421およびNRRL B−50455として寄託)、またはバチルス・スブチリス var. アミロリクエファシエンス(Bacillus subtilis var. amyloliquefaciens)株FZB24(Taegro(登録商標)として知られている製品)、またはバチルス・スブチリス var. アミロリクエファシエンス(Bacillus subtilis var. amyloliquefaciens)株FZB24(Taegro(登録商標)として知られている製品)、(1.49)バチルス・ツリンギエンシス(Bacillus thuringiensis)、特にはバチルス・ツリンギエンシス var. イスラエレンシス(B. thuringiensis var. israelensis)(VectoBac(登録商標)として知られている製品)またはバチルス・ツリンギエンシス subsp. アイザワイ(B. thuringiensis subsp. aizawai)株ABTS−1857(XenTari(登録商標)として知られている製品)、またはバチルス・ツリンギエンシス subsp. クルスタキ(B. thuringiensis subsp. kurstaki)株HD−1(Dipel(登録商標)ESとして知られている製品)またはバチルス・ツリンギエンシス subsp. テネブリオニス(B. thuringiensis subsp. tenebrionis)株NB 176(Novodor(登録商標)FCとして知られている製品)、またはバチルス・ツリンギエンシス var. アエギプチイ(B. th. var. aegyptii)(Agerinとして知られている製品)、またはバチルス・ツリンギエンシス var. コルメリ(B. th. var. colmeri)(TianBaoBTcとして知られている製品)、またはバチルス・ツリンギエンシス var. ダルムスタジエンシス(B. th. var. darmstadiensis)(Baciturin、Kolepterinとして知られている製品)、またはバチルス・ツリンギエンシス var. デンドロリムス(B. th. var. dendrolimus)(Dendrobacillinとして知られている製品)、またはバチルス・ツリンギエンシス var. ガレリアエ(B. th. var. galleriae)(Enterobactinとして知られている製品)、またはバチルス・ツリンギエンシス var. ジャポネンシス(B. th. var. japonensis)(Buihunterとして知られている製品)、またはバチルス・ツリンギエンシス subsp. モリソニ(B. th. subsp. Morrisoni)、またはバチルス・ツリンギエンシス var. サンジエゴ(B. th. var. san diego)、またはバチルス・ツリンギエンシス subsp. ツリンギエンシス(B. th. subsp. thuringiensis)株MPPL002、またはバチルス・ツリンギエンシス var. ツリンギエンシス(B. th. var. thuringiensis)(Bikolとして知られている製品)、またはバチルス・ツリンギエンシス var. 7216(B. th. var 7216)(Amactic、Pethianとして知られている製品)、またはバチルス・ツリンギエンシス var. T36(B. th. var T36)(Cahatとして知られている製品)、(1.50)バチルス・ウニフラゲラツス(Bacillus uniflagellatus)、(1.52)ブレビバチルス・ブレビス(Brevibacillus brevis)(以前のバチルス・ブレビス(Bacillus brevis))、特に株SS86−3、SS86−4、SS86−5、2904、(1.53)ブレビバチルス・ラテロスポルム(Brevibacillus laterosporus)(以前のバチルス・ラテロスポルム(Bacillus laterosporus))、特には株64、1111、1645、1647、(1.54)クロモバクテリウム・サブツガエ(Chromobacterium subtsugae)、特には株PRAA4−1T(Gandevoとして知られている製品)、(1.55)デルフチア・アシドボランス(Delftia acidovorans)、特に、株RAY209(BioBoost(登録商標)として知られている製品)、(1.56)ラクトバチルス・アシドフィルス(Lactobacillus acidophilus)(Fruitsanとして知られている製品)、 (1.57)リソバクテル・アンチビオチクス(Lysobacter antibioticus)、特に、株13−1(Biological Control 2008, 45, 288−296参照)、(1.65)ペクトバクテリウム・カロトボルム(Pectobacterium carotovorum)(以前はエルウィニア・カロトボルム(Erwinia carotovora)、BioKeeperとして知られている製品、および(1.81)ストレプトミセス・グリセオビリディス(Streptomyces griseoviridis)(Mycostop(登録商標)として知られている製品)。
やはりより好ましくは、前記細菌は、下記のものからなる群から選択される。
(1.23)バチルス・フィルムス(Bacillus firmus)、特には株I−1582(Bionem、Votivo、Flocterとして知られている製品)、US6,406,690に開示(参照によって本明細書に組み込まれる)、(1.44)バチルス・プミルス(Bacillus pumilus)、特には株GB34(Yield Shield(登録商標)として知られている製品)および株QST2808(Sonata QST 2808(登録商標)として知られている製品)、(1.48)バチルス・サブチリス(Bacillus subtilis)、特には株GB03(Kodiak(登録商標)として知られている製品)、US EPA、Pesticide Fact Sheet−−Bacillus subtilis GB03 1992参照)、および株QST713(Serenade QST713(登録商標)として知られている製品)および株AQ30002(aka QST30002)および株AQ30004(aka QST30004)(WO2012/087980に記載され、それぞれNRRL B−50421およびNRRL B−50455として寄託)。
特に好ましい実施形態では、生物農薬(II)は、株AQ30002(aka QST30002)および株AQ30004(aka QST30004)(WO2012/087980に記載され、それぞれNRRL B−50421およびNRRL B−50455として寄託)から選択される。
本発明の1実施形態によれば、生物農薬(II)は、個々の微生物の単離された純粋な培養物だけでなく、全肉汁培養液もしくは代謝物を含有する上清または菌株の全肉汁培養液から得られた純粋な代謝物も含む。「全肉汁培養液」とは、細胞と培養液の両方を含む液体培地を指す。「上清」は、肉汁で増殖した細胞を遠心、濾過、沈降または当業界で公知の他の手段によって除去した場合に残る液体肉汁を指す。
非病原性微生物によって産生される上記の代謝物には、抗生物質、酵素、シデロホアおよび成長促進剤などがある。
本発明によれば、当該生物農薬(II)は、活性状態もしくは休眠状態などのいずれの生理状態でも利用もしくは使用することが可能である。
「少なくとも一つ」という用語は、いかなる場合も、代謝物またはペシロミセス(Paecilomyces)およびコニオチリウム(Coniothyrium)以外の生物農薬などの指定された物質が、本発明による組成物中に存在することを示す。しかしながら、(少なくとも)2、(少なくとも)3、(少なくとも)4、(少なくとも)5またはさらに多くなどの複数のそのような物質が、本発明による組成物中に存在しても良い。
本発明による組成物
本発明によれば、組成物は、相乗的に有効な量で、少なくとも一つの生物農薬(I)、および少なくとも一つの生物農薬(II)を含む。
本発明による「相乗的に有効量」は、生物農薬(I)または生物農薬(II)のみの場合と比較して、昆虫、ダニ、線虫および/または植物病原体に対して統計的に有意に有効性が高い生物農薬(I)と生物農薬(II)の組み合わせの量を表す。
好ましい実施形態において、本発明による組成物は、次の組み合わせを含む。
B1+1.1、B1+1.2、B1+1.3、B1+1.4、B1+1.5、B1+1.6、B1+1.7、B1+1.8、B1+1.9、B1+1.10、B1+1.11、B1+1.12、B1+1.13、B1+1.14、B1+1.15、B1+1.16、B1+1.17、B1+1.18、B1+1.19、B1+1.20、B1+1.21、B1+1.22、B1+1.23、B1+1.24、B1+1.25、B1+1.26、B1+1.27、B1+1.28、B1+1.29、B1+1.30、B1+1.31、B1+1.32、B1+1.33、B1+1.34、B1+1.35、B1+1.36、B1+1.37、B1+1.38、B1+1.39、B1+1.40、B1+1.41、B1+1.42、B1+1.43、B1+1.44、B1+1.45、B1+1.46、B1+1.47、B1+1.48、B1+1.49、B1+1.50、B1+1.51、B1+1.52、B1+1.53、B1+1.54、B1+1.55、B1+1.56、B1+1.57、B1+1.58、B1+1.59、B1+1.60、B1+1.61、B1+1.62、B1+1.63、B1+1.64、B1+1.65、B1+1.66、B1+1.67、B1+1.68、B1+1.69、B1+1.70、B1+1.71、B1+1.72、B1+1.73、B1+1.74、B1+1.75、B1+1.76、B1+1.77、B1+1.78、B1+1.79、B1+1.80、B1+1.81、B1+1.82、B1+1.83、B1+1.84、B1+1.85、B1+1.86、B1+1.87、B1+1.88、B1+1.89、B1+1.90;
B2+1.1、B2+1.2、B2+1.3、B2+1.4、B2+1.5、B2+1.6、B2+1.7、B2+1.8、B2+1.9、B2+1.10、B2+1.11、B2+1.12、B2+1.13、B2+1.14、B2+1.15、B2+1.16、B2+1.17、B2+1.18、B2+1.19、B2+1.20、B2+1.21、B2+1.22、B2+1.23、B2+1.24、B2+1.25、B2+1.26、B2+1.27、B2+1.28、B2+1.29、B2+1.30、B2+1.31、B2+1.32、B2+1.33、B2+1.34、B2+1.35、B2+1.36、B2+1.37、B2+1.38、B2+1.39、B2+1.40、B2+1.41、B2+1.42、B2+1.43、B2+1.44、B2+1.45、B2+1.46、B2+1.47、B2+1.48、B2+1.49、B2+1.50、B2+1.51、B2+1.52、B2+1.53、B2+1.54、B2+1.55、B2+1.56、B2+1.57、B2+1.58、B2+1.59、B2+1.60、B2+1.61、B2+1.62、B2+1.63、B2+1.64、B2+1.65、B2+1.66、B2+1.67、B2+1.68、B2+1.69、B2+1.70、B2+1.71、B2+1.72、B2+1.73、B2+1.74、B2+1.75、B2+1.76、B2+1.77、B2+1.78、B2+1.79、B2+1.80、B2+1.81、B2+1.82、B2+1.83、B2+1.84、B2+1.85、B2+1.86、B2+1.87、B2+1.88、B2+1.89、B2+1.90;
B3+1.1、B3+1.2、B3+1.3、B3+1.4、B3+1.5、B3+1.6、B3+1.7、B3+1.8、B3+1.9、B3+1.10、B3+1.11、B3+1.12、B3+1.13、B3+1.14、B3+1.15、B3+1.16、B3+1.17、B3+1.18、B3+1.19、B3+1.20、B3+1.21、B3+1.22、B3+1.23、B3+1.24、B3+1.25、B3+1.26、B3+1.27、B3+1.28、B3+1.29、B3+1.30、B3+1.31、B3+1.32、B3+1.33、B3+1.34、B3+1.35、B3+1.36、B3+1.37、B3+1.38、B3+1.39、B3+1.40、B3+1.41、B3+1.42、B3+1.43、B3+1.44、B3+1.45、B3+1.46、B3+1.47、B3+1.48、B3+1.49、B3+1.50、B3+1.51、B3+1.52、B3+1.53、B3+1.54、B3+1.55、B3+1.56、B3+1.57、B3+1.58、B3+1.59、B3+1.60、B3+1.61、B3+1.62、B3+1.63、B3+1.64、B3+1.65、B3+1.66、B3+1.67、B3+1.68、B3+1.69、B3+1.70、B3+1.71、B3+1.72、B3+1.73、B3+1.74、B3+1.75、B3+1.76、B3+1.77、B3+1.78、B3+1.79、B3+1.80、B3+1.81、B3+1.82、B3+1.83、B3+1.84、B3+1.85、B3+1.86、B3+1.87、B3+1.88、B3+1.89、B3+1.90。
別の好ましい実施形態において、本発明による組成物は下記の組み合わせを含む。
B1+1.1、B1+1.2、B1+1.3、B1+1.4、B1+1.5、B1+1.6、B1+1.7、B1+1.8、B1+1.9、B1+1.10、B1+1.11、B1+1.12、B1+1.13、B1+1.14、B1+1.15、B1+1.16、B1+1.17、B1+1.18、B1+1.19、B1+1.20、B1+1.21、B1+1.22、B1+1.23、B1+1.24、B1+1.25、B1+1.26、B1+1.27、B1+1.28、B1+1.29、B1+1.30、B1+1.31、B1+1.32、B1+1.33、B1+1.34、B1+1.35、B1+1.36、B1+1.37、B1+1.38、B1+1.39、B1+1.40、B1+1.41、B1+1.42、B1+1.43、B1+1.44、B1+1.45、B1+1.46、B1+1.47、B1+1.48、B1+1.49、B1+1.50、B1+1.51、B1+1.52、B1+1.53、B1+1.54、B1+1.55、B1+1.56、B1+1.57、B1+1.58、B1+1.59、B1+1.60、B1+1.61、B1+1.62、B1+1.63、B1+1.64、B1+1.65、B1+1.66、B1+1.67、B1+1.68、B1+1.69、B1+1.70、B1+1.71、B1+1.72、B1+1.73、B1+1.74、B1+1.75、B1+1.76、B1+1.77、B1+1.78、B1+1.79、B1+1.80、B1+1.81、B1+1.82、B1+1.83、B1+1.84、B1+1.85、B1+1.86、B1+1.87、B1+1.88、B1+1.89、B1+1.90。
非常に好ましい実施形態において、本発明は、下記の組み合わせを含む組成物に関するものである。
B1+1.12、B1+1.14、B1+1.17、B1+1.18、B1+1.19、B1+1.20、B1+1.23、B1+1.42、B1+1.44、B1+1.47、B1+1.48、B1+1.49、B1+1.50、B1+1.52、B1+1.53、B1+1.55、B1+1.56、B1+1.57;
B2+1.12、B2+1.14、B2+1.17、B2+1.18、B2+1.19、B2+1.20、B2+1.23、B2+1.42、B2+1.44、B2+1.47、B2+1.48、B2+1.49、B2+1.50、B2+1.52、B2+1.53、B2+1.55、B2+1.56、B2+1.57;
B3+1.12、B3+1.14、B3+1.17、B3+1.18、B3+1.19、B3+1.20、B3+1.23、B3+1.42、B3+1.44、B3+1.47、B3+1.48、B3+1.49、B3+1.50、B3+1.52、B3+1.53、B3+1.55、B3+1.56、B3+1.57。
別の非常に好ましい実施形態において、本発明は、下記の組み合わせを含む組成物に関するものである。
B1+1.12、B1+1.14、B1+1.17、B1+1.18、B1+1.19、B1+1.20、B1+1.23、B1+1.42、B1+1.44、B1+1.47、B1+1.48、B1+1.49、B1+1.50、B1+1.52、B1+1.53、B1+1.55、B1+1.56、B1+1.57。
最も好ましくは、本発明による組成物は、下記の組み合わせを含む。
B1+1.23、B1+1.44、B1+1.48、B1+1.90、B2+1.23、B2+1.44、B2+1.48、B3+1.23、B3+1.44、B3+1.48。
本発明の1実施形態において、当該組成物はさらに、少なくとも一つの殺菌剤および/または少なくとも一つの殺虫剤を含み、ただしその殺菌剤および/または殺虫剤および生物農薬(I)および(II)は同一ではない。
殺菌剤
概して、「殺菌性」とは物質が真菌の死亡率を高め成長速度を阻害する能力を意味する。
「真菌」または「真菌類」という用語は、クロロフィルを持たない非常に多様な有核の有芽胞子性生物を含むものである。真菌の例には、酵母類、カビ類、白カビ類、さび菌類、およびキノコ類などがある。
好ましくは、殺菌剤は、本発明による生物農薬に対して殺菌剤活性を持たないように選択する。
好ましくは、殺菌剤は、
(1)エルゴステロール生合成の阻害剤、例えば、(F.1)アルジモルフ(1704−28−5)、(F.2)アザコナゾール(60207−31−0)、(F3)ビテルタノール(55179−31−2)、(F4)ブロムコナゾール(116255−48−2)、(F5)シプロコナゾール(113096−99−4)、(F6)ジクロブトラゾール(75736−33−3)、(F7)ジフェノコナゾール(119446−68−3)、(F8)ジニコナゾール(83657−24−3)、(F9)ジニコナゾール−M(83657−18−5)、(F10)ドデモルフ(1593−77−7)、(F11)酢酸ドデモルフ(31717−87−0)、(F12)エポキシコナゾール(106325−08−0)、(F13)エタコナゾール(60207−93−4)、(F14)フェナリモール(60168−88−9)、(F15)フェンブコナゾール(114369−43−6)、(F16)フェンヘキサミド(126833−17−8)、(F17)フェンプロピジン(67306−00−7)、(F18)フェンプロピモルフ(67306−03−0)、(F19)フルキンコナゾール(136426−54−5)、(F20)フルルプリミドール(56425−91−3)、(F21)フルシラゾール(85509−19−9)、(F22)フルトリアホール(76674−21−0)、(F23)フルコナゾール(112839−33−5)、(F24)フルコナゾール−シス(112839−32−4)、(F25)ヘキサコナゾール(79983−71−4)、(F26)イマザリル(60534−80−7)、(F27)硫酸イマザリル(58594−72−2)、(F28)イミベンコナゾール(86598−92−7)、(F29)イプコナゾール(125225−28−7)、(F30)メトコナゾール(125116−23−6)、(F31)ミクロブタニル(88671−89−0)、(F32)ナフチフィン(65472−88−0)、(F33)ヌアリモール(63284−71−9)、(F34)オキシポコナゾール(174212−12−5)、(F35)パクロブトラゾール(76738−62−0)、(F36)ペフラゾエート(101903−30−4)、(F37)ペンコナゾール(66246−88−6)、(F38)ピペラリン(3478−94−2)、(F39)プロクロラズ(67747−09−5)、(F40)プロピコナゾール(60207−90−1)、(F41)プロチオコナゾール(178928−70−6)、(F42)ピリブチカルブ(88678−67−5)、(F43)ピリフェノックス(88283−41−4)、(F44)キンコナゾール(103970−75−8)、(F45)シメコナゾール(149508−90−7)、(F46)スピロキサミン(118134−30−8)、(F47)テブコナゾール(107534−96−3)、(F48)テルビナフィン(91161−71−6)、(F49)テトラコナゾール(112281−77−3)、(F50)トリアジメホン(43121−43−3)、(F51)トリアジメノール(89482−17−7)、(F52)トリデモルフ(81412−43−3)、(F53)トリフルミゾール(68694−11−1)、(F54)トリホリン(26644−46−2)、(F55)トリチコナゾール(131983−72−7)、(F56)ウニコナゾール(83657−22−1)、(F57)ウニコナゾール−p(83657−17−4)、(F58)ビニコナゾール(77174−66−4)、(F59)ボリコナゾール(137234−62−9)、(F60)1−(4−クロロフェニル)−2−(1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)シクロヘプタノール(129586−32−9)、(F61)1−(2,2−ジメチル−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イル)−1H−イミダゾール−5−カルボン酸メチル(110323−95−0)、(F62)N′−{5−(ジフルオロメチル)−2−メチル−4−[3−(トリメチルシリル)プロポキシ]フェニル}−N−エチル−N−メチルイミドホルムアミド、(F63)N−エチル−N−メチル−N’−{2−メチル−5−(トリフルオロメチル)−4−[3−(トリメチルシリル)プロポキシ]フェニル}イミドホルムアミド、(F64)O−[1−(4−メトキシフェノキシ)−3,3−ジメチルブタン−2−イル]−1H−イミダゾール−1−カルボチオエート(111226−71−2)、
(2)複合体IまたはIIでの呼吸鎖の阻害剤、例えば、(F65)ビキサフェン(581809−46−3)、(F66)ボスカリド(188425−85−6)、(F67)カルボキシン(5234−68−4)、(F68)ジフルメトリム(130339−07−0)、(F69)フェンフラム(24691−80−3)、(F70)フルオピラム(658066−35−4)、(F71)フルトラニル(66332−96−5)、(F72)フルキサピロキサド(fluxapyroxad)(907204−31−3)、(F73)フラメトピル(123572−88−3)、(F74)フルメシクロックス(60568−05−0)、(F75)イソピラザム(シン−エピマー性ラセミ化合物(1RS,4SR,9RS)とアンチ−エピマー性ラセミ化合物(1RS,4SR,9SR)の混合物)(881685−58−1)、(F76)イソピラザム(アンチ−エピマー性ラセミ化合物1RS,4SR,9SR)、(F77)イソピラザム(アンチ−エピマー性エナンチオマー1R,4S,9S)、(F78)イソピラザム(アンチ−エピマー性エナンチオマー1S,4R,9R)、(F79)イソピラザム(シン−エピマー性ラセミ化合物1RS,4SR,9RS)、(F80)イソピラザム(シン−エピマー性エナンチオマー1R,4S,9R)、(F81)イソピラザム(シン−エピマー性エナンチオマー1S,4R,9S)、(F82)メプロニル(55814−41−0)、(F83)オキシカルボキシン(5259−88−1)、(F84)ペンフルフェン(494793−67−8)、(F85)ペンチオピラド(183675−82−3)、(F86)セダキサン(874967−67−6)、(F87)チフルザミド(130000−40−7)、(F88)1−メチル−N−[2−(1,1,2,2−テトラフルオロエトキシ)フェニル]−3−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール−4−カルボキサミド、(F89)3−(ジフルオロメチル)−1−メチル−N−[2−(1,1,2,2−テトラフルオロエトキシ)フェニル]−1H−ピラゾール−4−カルボキサミド、(F90)3−(ジフルオロメチル)−N−[4−フルオロ−2−(1,1,2,3,3,3−ヘキサフルオロプロポキシ)フェニル]−1−メチル−1H−ピラゾール−4−カルボキサミド、(F91)N−[1−(2,4−ジクロロフェニル)−1−メトキシプロパン−2−イル]−3−(ジフルオロメチル)−1−メチル−1H−ピラゾール−4−カルボキサミド(1092400−95−7)、(F92)5,8−ジフルオロ−N−[2−(2−フルオロ−4−{[4−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル]オキシ}フェニル)エチル]キナゾリン−4−アミン(1210070−84−0)、(F93)ベンゾビンジフルピル、(F94)N−[(1S,4R)−9−(ジクロロメチレン)−1,2,3,4−テトラヒドロ−1,4−メタノナフタレン−5−イル]−3−(ジフルオロメチル)−1−メチル−1H−ピラゾール−4−カルボキサミド、(F95)N−[(1R,4S)−9−(ジクロロメチレン)−1,2,3,4−テトラヒドロ−1,4−メタノナフタレン−5−イル]−3−(ジフルオロメチル)−1−メチル−1H−ピラゾール−4−カルボキサミド、(F96)3−(ジフルオロメチル)−1−メチル−N−(1,1,3−トリメチル−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−4−イル)−1H−ピラゾール−4−カルボキサミド、(F97)1,3,5−トリメチル−N−(1,1,3−トリメチル−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−4−イル)−1H−ピラゾール−4−カルボキサミド、(F98)1−メチル−3−(トリフルオロメチル)−N−(1,3,3−トリメチル−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−4−イル)−1H−ピラゾール−4−カルボキサミド、(F99)1−メチル−3−(トリフルオロメチル)−N−[(1S)−1,3,3−トリメチル−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−4−イル]−1H−ピラゾール−4−カルボキサミド、(F100)1−メチル−3−(トリフルオロメチル)−N−[(1R)−1,3,3−トリメチル−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−4−イル]−1H−ピラゾール−4−カルボキサミド、(F101)3−(ジフルオロメチル)−1−メチル−N−[(3S)−1,1,3−トリメチル−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−4−イル]−1H−ピラゾール−4−カルボキサミド、(F102)3−(ジフルオロメチル)−1−メチル−N−[(3R)−1,1,3−トリメチル−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−4−イル]−1H−ピラゾール−4−カルボキサミド、(F103)1,3,5−トリメチル−N−[(3R)−1,1,3−トリメチル−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−4−イル]−1H−ピラゾール−4−カルボキサミド、(F104)1,3,5−トリメチル−N−[(3S)−1,1,3−トリメチル−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−4−イル]−1H−ピラゾール−4−カルボキサミド;
(3)複合体IIIでの呼吸鎖の阻害薬剤、例えば、(F105)アメトクトラジン(865318−97−4)、(F106)アミスルブロム(348635−87−0)、(F107)アゾキシストロビン(131860−33−8)、(F108)シアゾファミド(120116−88−3)、(F109)クメトキシストロビン(coumethoxystrobin)(850881−30−0)、(F110)クモストロビン(coumoxystrobin)(850881−70−8)、(F111)ジモキシストロビン(141600−52−4)、(F112)エネストロブリン(enestroburin)(238410−11−2)、(F113)ファモキサドン(131807−57−3)、(F114)フェンアミドン(161326−34−7)、(F115)フェノキシストロビン(fenoxystrobin)(918162−02−4)、(F116)フルオキサストロビン(361377−29−9)、(F117)クレソキシム−メチル(143390−89−0)、(F118)メトミノストロビン(133408−50−1)、(F119)オリサストロビン(189892−69−1)、(F120)ピコキシストロビン(117428−22−5)、(F121)ピラクロストロビン(175013−18−0)、(F122)ピラメトストリビン(pyrametostrobin)(915410−70−7)、(F123)ピラオキシストロビン(pyraoxystrobin)(862588−11−2)、(F124)ピリベンカルブ(799247−52−2)、(F125)トリクロピリカルブ(triclopyricarb)(902760−40−1)、(F126)トリフロキシストロビン(141517−21−7)、(F127)(2E)−2−(2−{[6−(3−クロロ−2−メチルフェノキシ)−5−フルオロピリミジン−4−イル]オキシ}フェニル)−2−(メトキシイミノ)−N−メチルエタンアミド、(F128)(2E)−2−(メトキシイミノ)−N−メチル−2−(2−{[({(1E)−1−[3−(トリフルオロメチル)フェニル]エチリデン}アミノ)オキシ]メチル}フェニル)エタンアミド、(F129)(2E)−2−(メトキシイミノ)−N−メチル−2−{2−[(E)−({1−[3−(トリフルオロメチル)フェニル]エトキシ}イミノ)メチル]フェニル}エタンアミド(158169−73−4)、(F130)(2E)−2−{2−[({[(1E)−1−(3−{[(E)−1−フルオロ−2−フェニルエテニル]オキシ}フェニル)エチリデン]アミノ}オキシ)メチル]フェニル}−2−(メトキシイミノ)−N−メチルエタンアミド(326896−28−0)、(F131)(2E)−2−{2−[({[(2E,3E)−4−(2,6−ジクロロフェニル)ブト−3−エン−2−イリデン]アミノ}オキシ)メチル]フェニル}−2−(メトキシイミノ)−N−メチルエタンアミド、(F132)2−クロロ−N−(1,1,3−トリメチル−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−4−イル)ピリジン−3−カルボキサミド(119899−14−8)、(F133)5−メトキシ−2−メチル−4−(2−{[({(1E)−1−[3−(トリフルオロメチル)フェニル]エチリデン}アミノ)オキシ]メチル}フェニル)−2,4−ジヒドロ−3H−1,2,4−トリアゾール−3−オン、(F134)(2E)−2−{2−[({シクロプロピル[(4−メトキシフェニル)イミノ]メチル}スルファニル)メチル]フェニル}−3−メトキシプロプ−2−エン酸メチル(149601−03−6)、(F135)N−(3−エチル−3,5,5−トリメチルシクロヘキシル)−3−(ホルミルアミノ)−2−ヒドロキシベンズアミド(226551−21−9)、(F136)2−{2−[(2,5−ジメチルフェノキシ)メチル]フェニル}−2−メトキシ−N−メチルアセトアミド(173662−97−0)、(F137)(2R)−2−{2−[(2,5−ジメチルフェノキシオキシ)メチル]フェニル}−2−メトキシ−N−メチルアセトアミド(394657−24−0);
(4)有糸分裂および細胞分裂の阻害剤、例えば、(F138)ベノミル(17804−35−2)、(F139)カルベンダジム(10605−21−7)、(F140)クロルフェナゾール(3574−96−7)、(F141)ジエトフェンカルブ(87130−20−9)、(F142)エタボキサム(162650−77−3)、(F143)フルオピコリド(239110−15−7)、(F144)フベリダゾール(3878−19−1)、(F145)ペンシクロン(66063−05−6)、(F146)チアベンダゾール(148−79−8)、(F147)チオファネート−メチル(23564−05−8)、(F148)チオファネート(23564−06−9)、(F149)ゾキサミド(156052−68−5)、(F150)5−クロロ−7−(4−メチルピペリジン−1−イル)−6−(2,4,6−トリフルオロフェニル)[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリミジン(214706−53−3)、(F151)3−クロロ−5−(6−クロロピリジン−3−イル)−6−メチル−4−(2,4,6−トリフルオロフェニル)ピリダジン(1002756−87−7);
(5)多部位作用を有することができる化合物、例えば、(F152)ボルドー液(8011−63−0)、(F153)カプタホール(2425−06−1)、(F154)キャプタン(133−06−2)、(F155)クロロタロニル(1897−45−6)、(F156)水酸化銅(20427−59−2)、(F157)ナフテン酸銅(1338−02−9)、(F158)酸化銅(1317−39−1)、(F159)塩基性塩化銅(1332−40−7)、(F160)硫酸銅(2+)(7758−98−7)、(F161)ジクロフルアニド(1085−98−9)、(F162)ジチアノン(3347−22−6)、(F163)ドジン(2439−10−3)、(F164)ドジン遊離塩基、(F165)ファーバム(14484−64−1)、(F166)フルオロホルペット(719−96−0)、(F167)ホルペット(133−07−3)、(F168)グアザチン(108173−90−6)、(F169)酢酸グアザチン、(F170)イミノクタジン(13516−27−3)、(F171)イミノクタジンアルベシル酸塩(169202−06−6)、(F172)イミノクタジン三酢酸塩(57520−17−9)、(F173)マンカッパー(53988−93−5)、(F174)マンコゼブ(8018−01−7)、(F175)マンネブ(12427−38−2)、(F176)メチラム(9006−42−2)、(F177)メチラム亜鉛(9006−42−2)、(F178)オキシン銅(10380−28−6)、(F179)プロパミジン(propamidine)(104−32−5)、(F180)プロピネブ(12071−83−9)、(F181)硫黄および多硫化カルシウムなどの硫黄剤(7704−34−9)、(F182)チウラム(137−26−8)、(F183)トリルフルアニド(731−27−1)、(F184)ジネブ(12122−67−7)、(F185)ジラム(137−30−4);
(6)宿主防御を誘発することができる化合物、例えば、(F186)アシベンゾラル−S−メチル(135158−54−2)、(F187)イソチアニル(224049−04−1)、(F188)プロベナゾール(27605−76−1)、(F189)チアジニル(223580−51−6)。
(7)アミノ酸および/またはタンパク質生合成の阻害剤、例えば、(F190)アンドプリム(andoprim)(23951−85−1)、(F191)ブラストサイジン−S(2079−00−7)、(F192)シプロジニル(121552−61−2)、(F193)カスガマイシン(6980−18−3)、(F194)カスガマイシン塩酸塩水和物(19408−46−9)、(F195)メパニピリム(110235−47−7)、(F196)ピリメタニル(53112−28−0)、(F197)3−(5−フルオロ−3,3,4,4−テトラメチル−3,4−ジヒドロイソキノリン−1−イル)キノリン(861647−32−7);
(8)ATP産生の阻害剤、例えば、(F198)酢酸トリフェニルスズ(900−95−8)、(F199)塩化トリフェニルスズ(639−58−7)、(F200)水酸化トリフェニルスズ(76−87−9)、(F201)シルチオファム(175217−20−6);
(9)細胞壁合成の阻害剤、例えば、(F202)ベンチアバリカルブ(177406−68−7)、(F203)ジメトモルフ(110488−70−5)、(F204)フルモルフ(211867−47−9)、(F205)イプロバリカルブ(140923−17−7)、(F206)マンジプロパミド(374726−62−2)、(F207)ポリオキシン(11113−80−7)、(F208)ポリオキソリム(22976−86−9)、(F209)バリダマイシンA(37248−47−8)、(F210)バリフェナレート(283159−94−4;283159−90−0);
(10)脂質および膜合成の阻害剤、例えば、(F211)ビフェニル(92−52−4)、(F212)クロロネブ(2675−77−6)、(F213)ジクロラン(99−30−9)、(F214)エジフェンホス(17109−49−8)、(F215)エトリジアゾール(2593−15−9)、(F216)ヨードカルブ(iodocarb)(55406−53−6)、(F217)イプロベンホス(26087−47−8)、(F218)イソプロチオラン(50512−35−1)、(F219)プロパモカルブ(25606−41−1)、(F220)プロパモカルブ塩酸塩(25606−41−1)、(F221)プロチオカルブ(19622−08−3)、(F222)ピラゾホス(13457−18−6)、(F223)キントゼン(82−68−8)、(F224)テクナゼン(117−18−0)、(F225)トルクロホス−メチル(57018−04−9);
(11)メラニン生合成の阻害剤、例えば、(F226)カルプロパミド(104030−54−8)、(F227)ジクロシメット(139920−32−4)、(F228)フェノキサニル(115852−48−7)、(F229)フタリド(27355−22−2)、(F230)ピロキロン(57369−32−1)、(F231)トリシクラゾール(41814−78−2)、(F232)2,2,2−トリフルオロエチル{3−メチル−1−[(4−メチルベンゾイル)アミノ]ブタン−2−イル}カーバメート(851524−22−6);
(12)核酸合成の阻害剤、例えば、(F233)ベナラキシル(71626−11−4)、(F234)ベナラキシル−M(キララキシル)(98243−83−5)、(F235)ブピリメート(41483−43−6)、(F236)クロジラコン(67932−85−8)、(F237)ジメチリモール(5221−53−4)、(F238)エチリモール(23947−60−6)、(F239)フララキシル(57646−30−7)、(F240)ヒメキサゾール(10004−44−1)、(F241)メタラキシル(57837−19−1)、(F242)メタラキシル−M(メフェノキサム)(70630−17−0)、(F243)オフラセ(58810−48−3)、(F244)オキサジキシル(77732−09−3)、(F245)オキソリン酸(14698−29−4);
(13)シグナル伝達の阻害剤、例えば、(F246)クロゾリネート(84332−86−5)、(F247)フェンピクロニル(74738−17−3)、(F248)フルジオキソニル(131341−86−1)、(F249)イプロジオン(36734−19−7)、(F250)プロシミドン(32809−16−8)、(F251)キノキシフェン(124495−18−7)、(F252)ビンクロゾリン(50471−44−8);
(14)脱共役剤として作用することができる化合物、例えば、(F253)ビナパクリル(485−31−4)、(F254)ジノカップ(131−72−6)、(F255)フェリムゾン(89269−64−7)、(F256)フルアジナム(79622−59−6)、(F257)メプチルジノカップ(131−72−6);
(15)さらに別の化合物、例えば、(F258)ベンチアゾール(21564−17−0)、(F259)ベトキサジン(163269−30−5)、(F260)カプシマイシン(capsimycin)(70694−08−5)、(F261)カルボン(99−49−0)、(F262)キノメチオネート(2439−01−2)、(F263)ピリオフェノン(pyriofenone)(クラザフェノン(chlazafenone))(688046−61−9)、(F264)クフラネブ(11096−18−7)、(F265)シフルフェナミド(180409−60−3)、(F266)シモキサニル(57966−95−7)、(F267)シプロスルファミド(221667−31−8)、(F268)ダゾメット(533−74−4)、(F269)デバカルブ(62732−91−6)、(F270)ジクロロフェン(97−23−4)、(F271)ジクロメジン(62865−36−5)、(F272)ジフェンゾコート(49866−87−7)、(F273)ジフェンゾコートメチル硫酸塩(43222−48−6)、(F274)ジフェニルアミン(122−39−4)、(F275)エコメイト、(F276)フェンピラザミン(fenpyrazamine)(473798−59−3)、(F277)フルメトベル(154025−04−4)、(F278)フルオルイミド(41205−21−4)、(F279)フルスルファミド(106917−52−6)、(F280)フルチアニル(304900−25−2)、(F281)ホセチル−アルミニウム(39148−24−8)、(F282)ホセチル−カルシウム、(F283)ホセチル−ナトリウム(39148−16−8)、(F284)ヘキサクロロベンゼン(118−74−1)、(F285)イルママイシン(81604−73−1)、(F286)メタスルホカルブ(66952−49−6)、(F287)イソチオシアン酸メチル(556−61−6)、(F288)メトラフェノン(220899−03−6)、(F289)ミルディオマイシン(67527−71−3)、(F290)ナタマイシン(7681−93−8)、(F291)ジメチルジチオカルバミン酸ニッケル(15521−65−0)、(F292)ニトロタル−イソプロピル(10552−74−6)、(F293)オクチリノン(26530−20−1)、(F294)オキサモカルブ(oxamocarb)(917242−12−7)、(F295)オキシフェンチイン(oxyfenthiin)(34407−87−9)、(F296)ペンタクロロフェノールおよび塩(87−86−5)、(F297)フェノトリン、(F298)リン酸およびそれの塩(13598−36−2)、(F299)プロパモカルブ−ホセチレート(propamocarb−fosetylate)、(F300)プロパノシン−ナトリウム(propanosine−sodium)(88498−02−6)、(F301)プロキナジド(189278−12−4)、(F302)ピリモルフ(868390−90−3)、(F303)(2E)−3−(4−tert−ブチルフェニル)−3−(2−クロロピリジン−4−イル)−1−(モルホリン−4−イル)プロプ−2−エン−1−オン(1231776−28−5)、(F304)(2Z)−3−(4−tert−ブチルフェニル)−3−(2−クロロピリジン−4−イル)−1−(モルホリン−4−イル)プロプ−2−エン−1−オン(1231776−29−6)、(F305)ピロールニトリン(1018−71−9)(EP−A1559320)、(F306)テブフロキン(376645−78−2)、(F307)テクロフタラム(76280−91−6)、(F308)トルニファニド(304911−98−6)、(F309)トリアゾキシド(72459−58−6)、(F310)トリクラミド(70193−21−4)、(F311)ザリラミド(84527−51−5)、(F312)2−メチルプロパン酸(3S,6S,7R,8R)−8−ベンジル−3−[({3−[(イソブチリルオキシ)メトキシ]−4−メトキシピリジン−2−イル}カルボニル)アミノ]−6−メチル−4,9−ジオキソ−1,5−ジオキソナン−7−イル(517875−34−2)、(F313)1−(4−{4−[(5R)−5−(2,6−ジフルオロフェニル)−4,5−ジヒドロ−1,2−オキサゾール−3−イル]−1,3−チアゾール−2−イル}ピペリジン−1−イル)−2−[5−メチル−3−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール−1−イル]エタノン(1003319−79−6)、(F314)1−(4−{4−[(5S)−5−(2,6−ジフルオロフェニル)−4,5−ジヒドロ−1,2−オキサゾール−3−イル]−1,3−チアゾール−2−イル}ピペリジン−1−イル)−2−[5−メチル−3−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール−1−イル]エタノン(1003319−80−9)、(F315)1−(4−{4−[5−(2,6−ジフルオロフェニル)−4,5−ジヒドロ−1,2−オキサゾール−3−イル]−1,3−チアゾール−2−イル}ピペリジン−1−イル)−2−[5−メチル−3−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール−1−イル]エタノン(1003318−67−9)、(F316)1−(4−メトキシフェノキシ)−3,3−ジメチルブタン−2−イル−1H−イミダゾール−1−カルボキシレート(111227−17−9)、(F317)2,3,5,6−テトラクロロ−4−(メチルスルホニル)ピリジン(13108−52−6)、(F318)2,3−ジブチル−6−クロロチエノ[2,3−d]ピリミジン−4(3H)−オン(221451−58−7)、(F319)2,6−ジメチル−1H,5H−[1,4]ジチイノ[2,3−c:5,6−c′]ジピロール−1,3,5,7(2H,6H)−テトロン、(F320)2−[5−メチル−3−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール−1−イル]−1−(4−{4−[(5R)−5−フェニル−4,5−ジヒドロ−1,2−オキサゾール−3−イル]−1,3−チアゾール−2−イル}ピペリジン−1−イル)エタノン(1003316−53−7)、(F321)2−[5−メチル−3−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール−1−イル]−1−(4−{4−[(5S)−5−フェニル−4,5−ジヒドロ−1,2−オキサゾール−3−イル]−1,3−チアゾール−2−イル}ピペリジン−1−イル)エタノン(1003316−54−8)、(F322)2−[5−メチル−3−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール−1−イル]−1−{4−[4−(5−フェニル−4,5−ジヒドロ−1,2−オキサゾール−3−イル)−1,3−チアゾール−2−イル]ピペリジン−1−イル}エタノン(1003316−51−5)、(F323)2−ブトキシ−6−ヨード−3−プロピル−4H−クロメン−4−オン、(F324)2−クロロ−5−[2−クロロ−1−(2,6−ジフルオロ−4−メトキシフェニル)−4−メチル−1H−イミダゾール−5−イル]ピリジン、(F325)2−フェニルフェノールおよび塩(90−43−7)、(F326)3−(4,4,5−トリフルオロ−3,3−ジメチル−3,4−ジヒドロイソキノリン−1−イル)キノリン(861647−85−0)、(F327)3,4,5−トリクロロピリジン−2,6−ジカルボニトリル(17824−85−0)、(F328)3−[5−(4−クロロフェニル)−2,3−ジメチル−1,2−オキサゾリジン−3−イル]ピリジン、(F329)3−クロロ−5−(4−クロロフェニル)−4−(2,6−ジフルオロフェニル)−6−メチルピリダジン、(F330)4−(4−クロロフェニル)−5−(2,6−ジフルオロフェニル)−3,6−ジメチルピリダジン、(F331)5−アミノ−1,3,4−チアジアゾール−2−チオール、(F332)5−クロロ−N′−フェニル−N′−(プロパ−2−イン−1−イル)チオフェン−2−スルホノヒドラジド(134−31−6)、(F333)5−フルオロ−2−[(4−フルオロベンジル)オキシ]ピリミジン−4−アミン(1174376−11−4)、(F334)5−フルオロ−2−[(4−メチルベンジル)オキシ]ピリミジン−4−アミン(1174376−25−0)、(F335)5−メチル−6−オクチル[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリミジン−7−アミン、(F336)(2Z)−3−アミノ−2−シアノ−3−フェニルプロパ−2−エン酸エチル、(F337)N′−(4−{[3−(4−クロロベンジル)−1,2,4−チアジアゾール−5−イル]オキシ}−2,5−ジメチルフェニル)−N−エチル−N−メチルイミドホルムアミド、(F338)N−(4−クロロベンジル)−3−[3−メトキシ−4−(プロパ−2−イン−1−イルオキシ)フェニル]プロパンアミド、(F339)N−[(4−クロロフェニル)(シアノ)メチル]−3−[3−メトキシ−4−(プロパ−2−イン−1−イルオキシ)フェニル]プロパンアミド、(F340)N−[(5−ブロモ−3−クロロピリジン−2−イル)メチル]−2,4−ジクロロピリジン−3−カルボキサミド、(F341)N−[1−(5−ブロモ−3−クロロピリジン−2−イル)エチル]−2,4−ジクロロピリジン−3−カルボキサミド、(F342)N−[1−(5−ブロモ−3−クロロピリジン−2−イル)エチル]−2−フルオロ−4−ヨードピリジン−3−カルボキサミド、(F343)N−{(E)−[(シクロプロピルメトキシ)イミノ][6−(ジフルオロメトキシ)−2,3−ジフルオロフェニル]メチル}−2−フェニルアセトアミド(221201−92−9)、(F344)N−{(Z)−[(シクロプロピルメトキシ)イミノ][6−(ジフルオロメトキシ)−2,3−ジフルオロフェニル]メチル}−2−フェニルアセトアミド(221201−92−9)、(F345)N′−{4−[(3−tert−ブチル−4−シアノ−1,2−チアゾール−5−イル)オキシ]−2−クロロ−5−メチルフェニル}−N−エチル−N−メチルイミドホルムアミド、(F346)N−メチル−2−(1−{[5−メチル−3−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール−1−イル]アセチル}ピペリジン−4−イル)−N−(1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−1−イル)−1,3−チアゾール−4−カルボキサミド(922514−49−6)、(F347)N−メチル−2−(1−{[5−メチル−3−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール−1−イル]アセチル}ピペリジン−4−イル)−N−[(1R)−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−1−イル]−1,3−チアゾール−4−カルボキサミド(922514−07−6)、(F348)N−メチル−2−(1−{[5−メチル−3−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール−1−イル]アセチル}ピペリジン−4−イル)−N−[(1S)−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−1−イル]−1,3−チアゾール−4−カルボキサミド(922514−48−5)、(F349)ペンチル{6−[({[(1−メチル−1H−テトラゾール−5−イル)(フェニル)メチリデン]アミノ}オキシ)メチル]ピリジン−2−イル}カーバメート、(F350)フェナジン−1−カルボン酸、(F351)キノリン−8−オール(134−31−6)、(F352)キノリン−8−オールサルフェート(2:1)(134−31−6)、(F353)tert−ブチル{6−[({[(1−メチル−1H−テトラゾール−5−イル)(フェニル)メチレン]アミノ}オキシ)メチル]ピリジン−2−イル}カーバメート;
(16)さらに別の化合物、例えば(F354)1−メチル−3−(トリフルオロメチル)−N−[2′−(トリフルオロメチル)ビフェニル−2−イル]−1H−ピラゾール−4−カルボキサミド、(F355)N−(4′−クロロビフェニル−2−イル)−3−(ジフルオロメチル)−1−メチル−1H−ピラゾール−4−カルボキサミド、(F356)N−(2′,4′−ジクロロビフェニル−2−イル)−3−(ジフルオロメチル)−1−メチル−1H−ピラゾール−4−カルボキサミド、(F357)3−(ジフルオロメチル)−1−メチル−N−[4′−(トリフルオロメチル)ビフェニル−2−イル]−1H−ピラゾール−4−カルボキサミド、(F358)N−(2′,5′−ジフルオロビフェニル−2−イル)−1−メチル−3−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール−4−カルボキサミド、(F359)3−(ジフルオロメチル)−1−メチル−N−[4′−(プロプ−1−イン−1−イル)ビフェニル−2−イル]−1H−ピラゾール−4−カルボキサミド、(F360)5−フルオロ−1,3−ジメチル−N−[4′−(プロプ−1−イン−1−イル)ビフェニル−2−イル]−1H−ピラゾール−4−カルボキサミド、(F361)2−クロロ−N−[4′−(プロプ−1−イン−1−イル)ビフェニル−2−イル]ピリジン−3−カルボキサミド、(F362)3−(ジフルオロメチル)−N−[4′−(3,3−ジメチルブト−1−イン−1−イル)ビフェニル−2−イル]−1−メチル−1H−ピラゾール−4−カルボキサミド、(F363)N−[4′−(3,3−ジメチルブト−1−イン−1−イル)ビフェニル−2−イル]−5−フルオロ−1,3−ジメチル−1H−ピラゾール−4−カルボキサミド、(F364)3−(ジフルオロメチル)−N−(4′−エチニルビフェニル−2−イル)−1−メチル−1H−ピラゾール−4−カルボキサミド、(F365)N−(4′−エチニルビフェニル−2−イル)−5−フルオロ−1,3−ジメチル−1H−ピラゾール−4−カルボキサミド、(F366)2−クロロ−N−(4′−エチニルビフェニル−2−イル)ピリジン−3−カルボキサミド、(F367)2−クロロ−N−[4′−(3,3−ジメチルブト−1−イン−1−イル)ビフェニル−2−イル]ピリジン−3−カルボキサミド、(F368)4−(ジフルオロメチル)−2−メチル−N−[4′−(トリフルオロメチル)ビフェニル−2−イル]−1,3−チアゾール−5−カルボキサミド、(F369)5−フルオロ−N−[4′−(3−ヒドロキシ−3−メチルブト−1−イン−1−イル)ビフェニル−2−イル]−1,3−ジメチル−1H−ピラゾール−4−カルボキサミド、(F370)2−クロロ−N−[4′−(3−ヒドロキシ−3−メチルブト−1−イン−1−イル)ビフェニル−2−イル]ピリジン−3−カルボキサミド、(F371)3−(ジフルオロメチル)−N−[4′−(3−メトキシ−3−メチルブト−1−イン−1−イル)ビフェニル−2−イル]−1−メチル−1H−ピラゾール−4−カルボキサミド、(F372)5−フルオロ−N−[4′−(3−メトキシ−3−メチルブト−1−イン−1−イル)ビフェニル−2−イル]−1,3−ジメチル−1H−ピラゾール−4−カルボキサミド、(F373)2−クロロ−N−[4′−(3−メトキシ−3−メチルブト−1−イン−1−イル)ビフェニル−2−イル]ピリジン−3−カルボキサミド、(F374)(5−ブロモ−2−メトキシ−4−メチルピリジン−3−イル)(2,3,4−トリメトキシ−6−メチルフェニル)メタノン、(F375)N−[2−(4−{[3−(4−クロロフェニル)プロプ−2−イン−1−イル]オキシ}−3−メトキシフェニル)エチル]−N2−(メチルスルホニル)バリンアミド(220706−93−4)、(F376)4−オキソ−4−[(2−フェニルエチル)アミノ]ブタン酸、(F377)ブト−3−イン−1−イル{6−[({[(Z)−(1−メチル−1H−テトラゾール−5−イル)(フェニル)メチレン]アミノ}オキシ)メチル]ピリジン−2−イル}カーバメート、(F378)4−アミノ−5−フルオロピリミジン−2−オール(メソメリー型:6−アミノ−5−フルオロピリミジン−2(1H)−オン)、(F379)3,4,5−トリヒドロキシ安息香酸プロピルおよび(F380)オリザストロビン
からなる群から選択される。
分類(1)から(16)の全ての言及された殺菌剤(すなわちF1からF380)は、それの官能基によって可能であるならば、好適な塩基または酸と塩を形成しても良い。
本発明の好ましい実施形態によれば、前記殺菌剤は、
(1)エルゴステロール生合成の阻害剤、例えば(F3)ビテルタノール(55179−31−2)、(F4)ブロムコナゾール(116255−48−2)、(F5)シプロコナゾール(113096−99−4)、(F7)ジフェノコナゾール(119446−68−3)、(F12)エポキシコナゾール(106325−08−0)、(F16)フェンヘキサミド(126833−17−8)、(F17)フェンプロピジン(67306−00−7)、(F19)フルキンコナゾール(136426−54−5)、(F22)フルトリアホール、(F26)イマザリル、(F29)イプコナゾール(125225−28−7)、(F30)メトコナゾール(125116−23−6)、(F31)ミクロブタニル(88671−89−0)、(F37)ペンコナゾール(66246−88−6)、(F40)プロピコナゾール(60207−90−1)、(F41)プロチオコナゾール(178928−70−6)、(F44)キンコナゾール(103970−75−8)、(F46)スピロキサミン(118134−30−8)、(F47)テブコナゾール(107534−96−3)、(F51)トリアジメノール(89482−17−7)、(F55)トリチコナゾール(131983−72−7)、
(2)複合体IまたはIIでの呼吸鎖の阻害剤、例えば、(F65)ビキサフェン(581809−46−3)、(F66)ボスカリド(188425−85−6)、(F67)カルボキシン(5234−68−4)、(F70)フルオピラム(658066−35−4)、(F71)フルトラニル(66332−96−5)、(F72)フルキサピロキサド(fluxapyroxad)(907204−31−3)、(F73)フラメトピル(123572−88−3)、(F75)イソピラザム(シン−エピマー性ラセミ化合物(1RS,4SR,9RS)とアンチ−エピマー性ラセミ化合物(1RS,4SR,9SR)の混合物)(881685−58−1)、(F76)イソピラザム(アンチ−エピマー性ラセミ化合物1RS,4SR,9SR)、(F77)イソピラザム(アンチ−エピマー性エナンチオマー1R,4S,9S)、(F78)イソピラザム(アンチ−エピマー性エナンチオマー1S,4R,9R)、(F79)イソピラザム(シン−エピマー性ラセミ化合物1RS,4SR,9RS)、(F80)イソピラザム(シン−エピマー性エナンチオマー1R,4S,9R)、(F81)イソピラザム(シン−エピマー性エナンチオマー1S,4R,9S)、(F84)ペンフルフェン(494793−67−8)、(F85)ペンチオピラド(183675−82−3)、(F86)セダキサン(874967−67−6)、(F87)チフルザミド(130000−40−7)、(F91)N−[1−(2,4−ジクロロフェニル)−1−メトキシプロパン−2−イル]−3−(ジフルオロメチル)−1−メチル−1H−ピラゾール−4−カルボキサミド(1092400−95−7)、(F98)1−メチル−3−(トリフルオロメチル)−N−(1,3,3−トリメチル−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−4−イル)−1H−ピラゾール−4−カルボキサミド、(F99)1−メチル−3−(トリフルオロメチル)−N−[(1S)−1,3,3−トリメチル−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−4−イル]−1H−ピラゾール−4−カルボキサミド、(F100)1−メチル−3−(トリフルオロメチル)−N−[(1R)−1,3,3−トリメチル−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−4−イル]−1H−ピラゾール−4−カルボキサミド、(F101)3−(ジフルオロメチル)−1−メチル−N−[(3S)−1,1,3−トリメチル−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−4−イル]−1H−ピラゾール−4−カルボキサミド、(F102)3−(ジフルオロメチル)−1−メチル−N−[(3R)−1,1,3−トリメチル−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−4−イル]−1H−ピラゾール−4−カルボキサミド;
(3)複合体IIIでの呼吸鎖の阻害薬剤、例えば、(F105)アメトクトラジン(865318−97−4)、(F106)アミスルブロム(348635−87−0)、(F107)アゾキシストロビン(131860−33−8)、(F108)シアゾファミド(120116−88−3)、(F111)ジモキシストロビン(141600−52−4)、(F112)エネストロブリン(enestroburin)(238410−11−2)、(F113)ファモキサドン(131807−57−3)、(F114)フェンアミドン(161326−34−7)、(F116)フルオキサストロビン(361377−29−9)、(F117)クレソキシム−メチル(143390−89−0)、(F118)メトミノストロビン(133408−50−1)、(F119)オリサストロビン(189892−69−1)、(F120)ピコキシストロビン(117428−22−5)、(F121)ピラクロストロビン(175013−18−0)、(F124)ピリベンカルブ(799247−52−2)、(F126)トリフロキシストロビン(141517−21−7);
(4)有糸分裂および細胞分裂の阻害剤、例えば、(F139)カルベンダジム(10605−21−7)、(F140)クロルフェナゾール(3574−96−7)、(F141)ジエトフェンカルブ(87130−20−9)、(F142)エタボキサム(162650−77−3)、(F143)フルオピコリド(239110−15−7)、(F144)フベリダゾール(3878−19−1)、(F145)ペンシクロン(66063−05−6)、(F147)チオファネート−メチル(23564−05−8)、(F149)ゾキサミド(156052−68−5);
(5)多部位作用を有することができる化合物、例えば、(F154)キャプタン(133−06−2)、(F155)クロロタロニル(1897−45−6)、(F156)水酸化銅(20427−59−2)、(F159)塩基性塩化銅(1332−40−7)、(F162)ジチアノン(3347−22−6)、(F163)ドジン(2439−10−3)、(F167)ホルペット(133−07−3)、(F168)グアザチン(108173−90−6)、(F172)イミノクタジン三酢酸塩(57520−17−9)、(F174)マンコゼブ(8018−01−7)、(F180)プロピネブ(12071−83−9)、(F181)硫黄および多硫化カルシウムなどの硫黄剤(7704−34−9)、(F182)チウラム(137−26−8);
(6)宿主防御を誘発することができる化合物、例えば、(F186)アシベンゾラル−S−メチル(135158−54−2)、(F187)イソチアニル(224049−04−1)、(F189)チアジニル(223580−51−6);
(7)アミノ酸および/またはタンパク質生合成の阻害剤、例えば、(F192)シプロジニル(121552−61−2)、(F196)ピリメタニル(53112−28−0);
(8)細胞壁合成の阻害剤、例えば、(F202)ベンチアバリカルブ(177406−68−7)、(F203)ジメトモルフ(110488−70−5)、(F205)イプロバリカルブ(140923−17−7)、(F206)マンジプロパミド(374726−62−2)、(F210)バリフェナレート(283159−94−4;283159−90−0);
(9)脂質および膜合成の阻害剤、例えば、(F216)ヨードカルブ(iodocarb)(55406−53−6)、(F217)イプロベンホス(26087−47−8)、(F220)プロパモカルブ塩酸塩(25606−41−1)、(F225)トルクロホス−メチル(57018−04−9);
(10)メラニン生合成の阻害剤、例えば、(F226)カルプロパミド(104030−54−8);
(11)核酸合成の阻害剤、例えば、(F233)ベナラキシル(71626−11−4)、(F234)ベナラキシル−M(キララキシル)(98243−83−5)、(F239)フララキシル(57646−30−7)、(F240)ヒメキサゾール(10004−44−1)、(F241)メタラキシル(57837−19−1)、(F242)メタラキシル−M(メフェノキサム)(70630−17−0)、(F244)オキサジキシル(77732−09−3);
(12)シグナル伝達の阻害剤、例えば、(F247)フェンピクロニル(74738−17−3)、(F248)フルジオキソニル(131341−86−1)、(F249)イプロジオン(36734−19−7)、(F251)キノキシフェン(124495−18−7)、(F252)ビンクロゾリン(50471−44−8);
(13)脱共役剤として作用することができる化合物、例えば、(F256)フルアジナム(79622−59−6);
(14)さらに別の化合物、例えば、(F266)シモキサニル(57966−95−7)、(F280)フルチアニル(304900−25−2)、(F281)ホセチル−アルミニウム(39148−24−8)、(F286)メタスルホカルブ(66952−49−6)、(F287)イソチオシアン酸メチル(556−61−6)、(F288)メトラフェノン(220899−03−6)、(F298)リン酸およびそれの塩(13598−36−2)、(F301)プロキナジド(189278−12−4)、(F309)トリアゾキシド(72459−58−6)および(F319)2,6−ジメチル−1H,5H−[1,4]ジチイノ[2,3−c:5,6−c′]ジピロール−1,3,5,7(2H,6H)−テトロンからなる群から選択される。
本発明の1実施形態において、前記少なくとも一つの殺菌剤、例えば種子処理で使用される殺菌剤は、カルベンダジム(F139)、カルボキシン(F67)、ジフェノコナゾール(F7)、フルジオキソニル(F248)、フルキンコナゾール(F19)、フルキサピロキサド(Fluxapyroxad)(F72)、イプコナゾール(F29)、イソチアニル(F187)、メフェノキサム(F242)、メタラキシル(F241)、ペンシクロン(F145)、ペンフルフェン(F84)、プロチオコナゾール(F41)、プロクロラズ(F39)、ピラクロストロビン(F121)、セダキサン(F86)、シルチオファム(F201)、テブコナゾール(F47)、チウラム(F182)、トリフロキシストロビン(F126)およびトリチコナゾール(F55)からなる群から選択される。
好ましい実施形態において、本発明に従って使用される殺菌剤は、合成殺菌剤である。本明細書で使用される場合、「合成」という用語は、植物、細菌その他の生物などの天然源から得られたものではない化合物を定義するものである。
殺虫剤
「殺虫剤」ならびに「殺虫性」という用語は、物質が昆虫の死亡率を高め、成長速度を阻害する能力を指す。本明細書で使用される場合、「昆虫」という用語は、「昆虫」綱の全ての生物を含む。「成虫前」昆虫という用語は、成虫段階前の生物形態を指し、例えば卵、幼虫および若虫である。
「殺線虫剤」および「殺線虫性」とは、物質が線虫の死亡率を高め、成長速度を阻害する能力を指す。概して、「線虫」という用語は、当該生物の卵、幼虫、若虫および成虫形を含む。
「殺ダニ剤」および「殺ダニ性」は、蛛形綱ダニ亜綱に属する(外)寄生生物の死亡率を高め、成長速度を阻害する物質の能力を指す。
「一般名」によって本明細書で特定される殺虫剤は公知であり、例えばPesticide Manual(「The Pesticide Manual」、15版、British Crop Protection Council 2009)に記載されているか、インターネットで検索することができる(例えば、http://www.alanwood.net/pesticides)。
本発明の1実施形態によれば、好ましい殺虫剤は、
(1)アセチルコリンエステラーゼ(AChE)阻害剤、例えば
カルバメート類、例えば、アラニカルブ(I1)、アルジカルブ(I2)、ベンジオカルブ(I3)、ベンフラカルブ(I4)、ブトカルボキシム(I5)、ブトキシカルボキシム(I6)、カルバリル(I7)、カルボフラン(I8)、カルボスルファン(I9)、エチオフェンカルブ(I10)、フェノブカルブ(I11)、ホルメタナート(I12)、フラチオカルブ(I13)、イソプロカルブ(I14)、メチオカルブ(I15)、メソミル(I16)、メトルカルブ(I17)、オキサミル(I18)、ピリミカーブ(I19)、プロポキスル(I20)、チオジカルブ(I21)、チオファノックス(I22)、トリアザメート(I23)、トリメタカルブ(I24)、XMC(I25)、およびキシリルカルブ(I26);または
有機リン酸エステル類、例えばアセフェート(I27)、アザメチホス(I28)、アジンホスエチル(I29)、アジンホスメチル(I30)、カズサホス(I31)、クロルエトキシホス(I32)、クロルフェンビンホス(I33)、クロルメホス(I34)、クロルピリホス(I35)、クロルピリホス−メチル(I36)、クマホス(I37)、シアノホス(I38)、デメトン−S−メチル(I39)、ダイアジノン(I40)、ジクロルボス/DDVP(I41)、ジクロトホス(I42)、ジメトエート(I43)、ジメチルビンホス(I44)、ジスルホトン(I45)、EPN(I46)、エチオン(I47)、エトプロホス(I48)、ファンファー(I49)、フェナミホス(I50)、フェニトロチオン(I51)、フェンチオン(I52)、ホスチアゼート(I53)、ヘプテノホス(I54)、イミシアホス(I55)、イソフェンホス(I56)、O−(メトキシアミノチオホスホルイル)サリチル酸イソプロピル(I57)、イソキサチオン(I58)、マラチオン(I59)、メカルバム(I60)、メタミドホス(I61)、メチダチオン(I62)、メビンホス(I63)、モノクロトホス(I64)、ナレド(I65)、オメトエート(I66)、オキシデメトンメチル(I67)、パラチオン(I68)、パラチオンメチル(I69)、フェントエート(I70)、ホラート(I71)、ホサロン(I72)、ホスメット(I73)、ホスファミドン(I74)、ホキシム(I75)、ピリミホス−メチル(I76)、プロフェノホス(I77)、プロペタンホス(I78)、プロチオホス(I79)、ピラクロホス(I80)、ピリダフェンチオン(I81)、キナルホス(I82)、スルホテップ(I83)、テブピリムホス(I84)、テメホス(I85)、テルブホス(I86)、テトラクロルビンホス(I87)、チオメトン(I88)、トリアゾホス(I89)、トリクロルホン(I90)およびバミドチオン(I91);
(2)GABA−依存性塩素イオンチャンネル拮抗薬、例えば
シクロジエン有機系塩素化合物、例えばクロルデン(I92)およびエンドスルファン(I93);または
フェニルピラゾール類(フィプロール類)、例えばエチプロール(I94)およびフィプロニル(I95);
(3)ナトリウムチャネル調節剤/電位依存性ナトリウムチャンネル遮断薬、例えばピレスロイド類、例えばアクリナトリン(I96)、アレトリン(I97)、d−シス−トランスアレトリン(I98)、d−トランスアレトリン(I99)、ビフェントリン(I100)、ビオアレトリン(I101)、ビオアレトリンS−シクロペンテニル異性体(I102)、ビオレスメトリン(I103)、シクロプロトリン(I104)、シフルトリン(I105)、β−シフルトリン(I106)、シハロトリン(I107)、λ−シハロトリン(I108)、γ−シハロトリン(I109)、シペルメトリン(I110)、α−シペルメトリン(I111)、β−シペルメトリン(I112)、θ−シペルメトリン(I113)、ζ−シペルメトリン(I114)、シフェノトリン[(1R)−トランス異性体](I115)、デルタメトリン(I116)、エンペントリン[(EZ)−(1R)異性体)(I117)、エスフェンバレレート(I118)、エトフェンプロックス(I119)、フェンプロパトリン(I120)、フェンバレレート(I121)、フルシトリネート(I122)、フルメトリン(I123)、τ−フルバリネート(I124)、ハルフェンプロックス(I125)、イミプロトリン(I126)、カデトリン(I127)、ペルメトリン(I128)、フェノトリン[(1R)−トランス異性体](I129)、プラレトリン(I130)、ピレトリン(除虫菊)(I131)、レスメトリン(I132)、シラフルオフェン(I133)、テフルトリン(I134)、テトラメトリン(I135)、テトラメトリン[(1R)異性体](I136)、トラロメトリン(I137)およびトランスフルトリン(I138);またはDDT(I139);またはメトキシクロル(I140);
(4)ニコチン性アセチルコリン受容体(nAChR)作動薬、例えば
ネオニコチノイド類、例えばアセタミプリド(I141)、クロチアニジン(I142)、ジノテフラン(I143)、イミダクロプリド(I144)、ニテンピラム(I145)、およびチアクロプリド(I146)およびチアメトキサム(I147);またはニコチン(I148);またはスルホクサフロール(I149);
(5)ニコチン性アセチルコリン受容体(nAChR)アロステリック活性化剤、例えば、スピノシン類、例えばスピネトラム(I150)およびスピノサド(I151);
(6)塩素イオンチャンネル活性化剤、例えばアベルメクチン類/ミルベマイシン類、例えばアバメクチン(I152)、エマメクチンベンゾエート(I153)、レピメクチン(I154)、およびミルベメクチン(I155);
(7)幼若ホルモン模倣剤、例えば幼若ホルモン類似体、例えば、ハイドロプレン(I156)、キノプレン(I157)、およびメトプレン(I158);またはフェノキシカルブ(I159);またはピリプロキシフェン(I160);
(8)種々の非特異的(多部位)阻害薬、例えばハロゲン化アルキル、例えば臭化メチル(I161)および他のハロゲン化アルキル;またはクロロピクリン(I162);またはフッ化スルフリル(I163);またはホウ砂(I164);または吐酒石(I165);
(9)選択的同翅類摂食阻害薬、例えばピメトロジン(I166);またはフロニカミド(I167);
(10)ダニ成長阻害薬、例えばクロフェンテジン(I168)、ヘキシチアゾクス(I169)およびジフロビダジン(I170);またはエトキサゾール(I171);
(11)(11)昆虫の中腸膜の微生物攪乱物質、例えば、バチルス・チューリンゲンシス亜種イスラエレンシス(Bacillus thuringiensis subspecies israelensis)(I172)、バチルス・チューリンゲンシス亜種アイザワイ(Bacillus thuringiensis subspecies aizawai)(I173)、バチルス・チューリンゲンシス亜種クルスタキ(Bacillus thuringiensis subspecies kurstaki)(I174)、バチルス・チューリンゲンシス亜種テネブリオニス(Bacillus thuringiensis subspecies tenebrionis)(I175)、および昆虫中腸膜のB.t.微生物撹乱物質、例えばB.t.作物タンパク質:Cry1Ab、Cry1Ac、Cry1Fa、Cry1A.105、Cry2Ab、Vip3A、mCry3A、Cry3Ab、Cry3Bb、Cry34 Ab1/35Ab1 (I176);またはバチルス・スファエリクス(Bacillus sphaericus)(I177);
(12)ミトコンドリアATP合成酵素の阻害薬、例えばジアフェンチウロン(I178);または有機スズ系殺ダニ剤、例えばアゾシクロチン(I179)、シヘキサチン(I180)、およびフェンブタチンオキシド(I181);またはプロパルギット(I182);またはテトラジホン(I183);
(13)プロトン勾配を遮断することにより作用する酸化的リン酸化の脱共役剤、例えばクロルフェナピル(I184)、DNOC(I185)およびスルフルラミド(I186);
(14)ニコチン作用性アセチルコリン受容体(nAChR)チャンネル遮断薬、例えばベンスルタップ(I187)、カルタップ塩酸塩(I188)、チオシクラム(I189)、およびチオスルタップ−ナトリウム(I190);
(15)キチン生合成阻害剤、0型、例えばビストリフルロン(I191)、クロルフルアズロン(I192)、ジフルベンズロン(I193)、フルシクロクスロン(I194)、フルフェノクスロン(I195)、ヘキサフルムロン(I196)、ルフェヌロン(I197)、ノバルロン(I198)、ノビフルムロン(I199)、テフルベンズロン(I200)およびトリフルムロン(I201);
(16)キチン生合成阻害剤、1型、例えばブプロフェジン(I202);
(17)脱皮攪乱物質、例えばシロマジン(I203);
(18)エクジソン受容体作動薬、例えばクロマフェノジド(I204)、ハロフェノジド(I205)、メトキシフェノジド(I206)およびテブフェノジド(I207);
(19)オクトパミン受容体作動薬、例えばアミトラズ(I208);
(20)ミトコンドリア複合体III電子伝達阻害剤、例えばヒドラメチルノン(I209);またはアセキノシル(I210);またはフルアクリピリム(I211);
(21)ミトコンドリア複合体I電子伝達阻害剤、例えばMETI系殺ダニ剤、例えばフェナザキン(I212)、フェンピロキシメート(I213)、ピリミジフェン(I214)、ピリダベン(I215)、テブフェンピラド(I216)およびトルフェンピラド(I217);またはロテノン(デリス)(I218);
(22)電圧依存性ナトリウムチャンネル遮断薬、例えばインドキサカルブ(I219);またはメタフルミゾン(I220);
(23)アセチル−CoAカルボキシラーゼの阻害薬、例えばテトロン酸誘導体およびテトラミン酸誘導体、例えばスピロジクロフェン(I221)、スピロメシフェン(I222)およびスピロテトラマト(I223);
(24)ミトコンドリア複合体IV電子伝達阻害剤、例えばホスフィン類、例えばリン化アルミニウム(I224)、リン化カルシウム(I225)、ホスフィン(I226)およびリン化亜鉛(I227);またはシアン化物(I228);
(25)ミトコンドリア複合体II電子伝達阻害剤、例えばβ−ケトニトリル誘導体、例えばシエノピラフェン(I229)およびシフルメトフェン(I230);
(26)リアノジン受容体調節剤、例えばジアミド系、例えばクロラントラニリプロール(I231)、シアントラニリプロール(I232)およびフルベンジアミド(I233);
作用機序が未知もしくは未確定のさらなる有効成分、例えばアミドフルメット(I234)、アザジラクチン(I235)、ベンクロチアズ(I236)、ベンゾキシメート(I237)、ビフェナゼート(I238)、ブロモプロピレート(I239)、キノメチオナ−ト(I240)、氷晶石(I241)、ジコホル(I242)、ジフロビダジン(I243)、フルエンスルホン(I244)、フルフェネリム(I245)、フルフィプロール(I246)、フルオピラム(I247)、フフェノジド(I248)、イミダクロチズ(I249)、イプロジオン(I250)、メペルフルスリン(I251)、ピリダリル(I252)、ピリフルキナゾン(I253)、テトラメチルフルスリン(I254)、およびヨードメタン(I255);そしてさらに、バチルス・ファーマス(Bacillus firmus)(特に菌株CNCM I−1582、例えばVOTiVO(商標名)、BioNemなど(これに限定されるものではない))(I256)、または以下の既知の有効成分に基づいた製剤:3−ブロモ−N−{2−ブロモ−4−クロロ−6−[(1−シクロプロピル−エチル)カルバモイル]フェニル}−1−(3−クロロピリジン−2−イル)−1H−ピラゾール−5−カルボキサミド(I257)(WO2005/077934から公知)、4−{[(6−ブロモピリジン−3−イル)メチル](2−フルオロエチル)アミノ}フラン−2(5H)−オン(I258)(WO2007/115644から公知)、4−{[(6−フルオロピリジン−3−イル)メチル](2,2−ジフルオロエチル)アミノ}フラン−2(5H)−オン(I259)(WO2007/115644から公知)、4−{[(2−クロロ−1,3−チアゾール−5−イル)メチル](2−フルオロエチル)アミノ}フラン−2(5H)−オン(I260)(WO2007/115644から公知)、4−{[(6−クロルピリジン−3−イル)メチル](2−フルオロエチル)アミノ}フラン−2(5H)−オン(I261)(WO2007/115644から公知)、フルピラジフロン(I262)、4−{[(6−クロル−5−フルオロピリジン−3−イル)メチル](メチル)アミノ}フラン−2(5H)−オン(I263)(WO2007/115643から公知)、4−{[(5,6−ジクロロピリジン−3−イル)メチル](2−フルオロエチル)アミノ}フラン−2(5H)−オン(I264)(WO2007/115646から公知)、4−{[(6−クロロ−5−フルオロピリジン−3−イル)メチル](シクロプロピル)アミノ}フラン−2(5H)−オン(I265)(WO2007/115643から公知)、4−{[(6−クロロピリジン−3−イル)メチル](シクロプロピル)アミノ}フラン−2(5H)−オン(I266)(EP−A−0539588から公知)、4−{[(6−クロルピリジン−3−イル)メチル](メチル)アミノ}フラン−2(5H)−オン(I267)(EP−A−0539588から公知)、{[1−(6−クロロピリジン−3−イル)エチル](メチル)オキシド−λ4−スルファニリデン}シアナミド(I268)(WO2007/149134から公知)およびそれのジアステレオマー{[(1R)−1−(6−クロロピリジン−3−イル)エチル](メチル)オキシド−λ4−スルファニリデン}シアナミド(A)(I269)、および{[(1S)−1−(6−クロロピリジン−3−イル)エチル](メチル)オキシド−λ4−スルファニリデン}シアナミド(B)(I270)(WO2007/149134からも公知)ならびにジアステレオマーであるジアステレオマーAの群と称される[(R)−メチル(オキシド){(1R)−1−[6−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル]エチル}−λ4−スルファニリデン]シアナミド(A1)(I271)、および[(S)−メチル(オキシド){(1S)−1−[6−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル]エチル}−λ4−スルファニリデン]シアナミド(A2)(I272)(WO2010/074747、WO2010/074751から公知)、ジアステレオマーBの群と称される[(R)−メチル(オキシド){(1S)−1−[6−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル]エチル}−λ4−スルファニリデン]シアナミド(B1)(I273)、および[(S)−メチル(オキシド){(1R)−1−[6−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル]エチル}−λ4−スルファニリデン]シアナミド(B2)(I274)(WO2010/074747、WO2010/074751からも公知)、および11−(4−クロロ−2,6−ジメチルフェニル)−12−ヒドロキシ−1,4−ジオキサ−9−アザジスピロ[4.2.4.2]テトラデク−11−エン−10−オン(I275)(WO2006/089633から公知)、3−(4′−フルオロ−2,4−ジメチルビフェニル−3−イル)−4−ヒドロキシ−8−オキサ−1−アザスピロ[4.5]デク−3−エン−2−オン(I276)(WO2008/067911から公知)、1−{2−フルオロ−4−メチル−5−[(2,2,2−トリフルオロエチル)スルフィニル]フェニル}−3−(トリフルオロメチル)−1H−1,2,4−トリアゾール−5−アミン(I277)(WO2006/043635から公知)、アフィドピロペン シクロプロパン−カルボン酸[(3S,4aR,12R,12aS,12bS)−3−[(シクロプロピルカルボニル)オキシ]−6,12−ジヒドロキシ−4,12b−ジメチル−11−オキソ−9−(ピリジン−3−イル)−1,3,4,4a,5,6,6a,12,12a,12b−デカヒドロ−2H,11H−ベンゾ[f]ピラノ[4,3−b]クロメン−4−イル]メチル(I278)(WO2008/066153から公知)、2−シアノ−3−(ジフルオロメトキシ)−N,N−ジメチルベンゼンスルホンアミド(I279)(WO2006/056433から公知)、2−シアノ−3−(ジフルオロメトキシ)−N−メチルベンゼンスルホンアミド(I280)(WO2006/100288から公知)、2−シアノ−3−(ジフルオロメトキシ)−N−エチルベンゼンスルホンアミド(I281)(WO2005/035486から公知)、4−(ジフルオロメトキシ)−N−エチル−N−メチル−1,2−ベンゾチアゾール−3−アミン1,1−ジオキシド(I282)(WO2007/057407から公知)、N−[1−(2,3−ジメチルフェニル)−2−(3,5−ジメチルフェニル)エチル]−4,5−ジヒドロ−1,3−チアゾール−2−アミン(I283)(WO2008/104503から公知)、{1′−[(2E)−3−(4−クロロフェニル)プロプ−2−エン−1−イル]−5−フルオロスピロ[インドール−3,4′−ピペリジン]−1(2H)−イル}(2−クロロピリジン−4−イル)メタノン(I284)(WO2003/106457から公知)、3−(2,5−ジメチルフェニル)−4−ヒドロキシ−8−メトキシ−1,8−ジアザスピロ[4.5]デク−3−エン−2−オン(I285)(WO2009/049851から公知)、3−(2,5−ジメチルフェニル)−8−メトキシ−2−オキソ−1,8−ジアザスピロ[4.5]デク−3−エン−4−イルエチルカーボネート(I286)(WO2009/049851から公知)、4−(ブト−2−イン−1−イルオキシ)−6−(3,5−ジメチルピペリジン−1−イル)−5−フルオロピリミジン(I287)(WO2004/099160から公知)、(2,2,3,3,4,4,5,5−オクタフルオロペンチル)(3,3,3−トリフルオロプロピル)マロノニトリル(I288)(WO2005/063094から公知)、(2,2,3,3,4,4,5,5−オクタフルオロペンチル)(3,3,4,4,4−ペンタフルオロ−ブチル)マロノニトリル(I289)(WO2005/063094から公知)、8−[2−(シクロプロピルメトキシ)−4−(トリフルオロメチル)フェノキシ]−3−[6−(トリフルオロメチル)ピリダジン−3−イル]−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン(I290)(WO2007/040280から公知)、フロメトキン(I291)、PF1364(CAS登録番号1204776−60−2)(I292)(JP2010/018586から公知)、5−[5−(3,5−ジクロロフェニル)−5−(トリフルオロメチル)−4,5−ジヒドロ−1,2−オキサゾール−3−イル]−2−(1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)ベンゾニトリル(I293)(WO2007/075459から公知)、5−[5−(2−クロロピリジン−4−イル)−5−(トリフルオロメチル)−4,5−ジヒドロ−1,2−オキサゾール−3−イル]−2−(1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)ベンゾニトリル(I294)(WO2007/075459から公知)、4−[5−(3,5−ジクロロフェニル)−5−(トリフルオロメチル)−4,5−ジヒドロ−1,2−オキサゾール−3−イル]−2−メチル−N−{2−オキソ−2−[(2,2,2−トリフルオロエチル)アミノ]エチル}ベンズアミド(I295)(WO2005/085216から公知)、4−{[(6−クロロピリジン−3−イル)メチル](シクロプロピル)アミノ}−1,3−オキサゾール−2(5H)−オン(I296)、4−{[(6−クロロピリジン−3−イル)メチル](2,2−ジフルオロエチル)アミノ}−1,3−オキサゾール−2(5H)−オン(I297)、4−{[(6−クロロピリジン−3−イル)メチル](エチル)アミノ}−1,3−オキサゾール−2(5H)−オン(I298)、4−{[(6−クロロピリジン−3−イル)メチル](メチル)アミノ}−1,3−オキサゾール−2(5H)−オン(I299)(すべてWO2010/005692から公知)、ピフルブミドN−[4−(1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロ−2−メトキシプロパン−2−イル)−3−イソブチルフェニル]−N−イソブチリル−1,3,5−トリメチル−1H−ピラゾール−4−カルボキサミド(I300)(WO2002/096882から公知)、2−[2−({[3−ブロモ−1−(3−クロロピリジン−2−イル)−1H−ピラゾール−5−イル]カルボニル}アミノ)−5−クロロ−3−メチルベンゾイル]−2−メチルヒドラジンカルボン酸メチル(I301)(WO2005/085216から公知)、2−[2−({[3−ブロモ−1−(3−クロロピリジン−2−イル)−1H−ピラゾール−5−イル]カルボニル}アミノ)−5−シアノ−3−メチルベンゾイル]−2−エチルヒドラジンカルボン酸メチル(I302)(WO2005/085216から公知)、2−[2−({[3−ブロモ−1−(3−クロロピリジン−2−イル)−1H−ピラゾール−5−イル]カルボニル}アミノ)−5−シアノ−3−メチルベンゾイル]−2−メチルヒドラジンカルボン酸メチル(I303)(WO2005/085216から公知)、2−[3,5−ジブロモ−2−({[3−ブロモ−1−(3−クロロピリジン−2−イル)−1H−ピラゾール−5−イル]カルボニル}アミノ)ベンゾイル]−1,2−ジエチルヒドラジン−カルボン酸メチル(I304)(WO2005/085216から公知)、2−[3,5−ジブロモ−2−({[3−ブロモ−1−(3−クロロピリジン−2−イル)−1H−ピラゾール−5−イル]カルボニル}アミノ)ベンゾイル]−2−エチルヒドラジンカルボン酸メチル(I305)(WO2005/085216から公知)、(5RS,7RS;5RS,7SR)−1−(6−クロロ−3−ピリジルメチル)−1,2,3,5,6,7−ヘキサヒドロ−7−メチル−8−ニトロ−5−プロポキシイミダゾ[1,2−a]ピリジン(I306)(WO2007/101369から公知)、2−{6−[2−(5−フルオロピリジン−3−イル)−1,3−チアゾール−5−イル]ピリジン−2−イル}ピリミジン(I307)(WO2
010/006713から公知)、2−{6−[2−(ピリジン−3−イル)−1,3−チアゾール−5−イル]ピリジン−2−イル}ピリミジン(I308)(WO2010/006713から公知)、1−(3−クロロピリジン−2−イル)−N−[4−シアノ−2−メチル−6−(メチルカルバモイル)フェニル]−3−{[5−(トリフルオロメチル)−1H−テトラゾール−1−イル]メチル}−1H−ピラゾール−5−カルボキサミド(I309)(WO2010/069502から公知)、1−(3−クロロピリジン−2−イル)−N−[4−シアノ−2−メチル−6−(メチルカルバモイル)フェニル]−3−{[5−(トリフルオロメチル)−2H−テトラゾール−2−イル]メチル}−1H−ピラゾール−5−カルボキサミド(I310)(WO2010/069502から公知)、N−[2−(tert−ブチルカルバモイル)−4−シアノ−6−メチルフェニル]−1−(3−クロロピリジン−2−イル)−3−{[5−(トリフルオロメチル)−1H−テトラゾール−1−イル]メチル}−1H−ピラゾール−5−カルボキサミド(I311)(WO2010/069502から公知)、N−[2−(tert−ブチルカルバモイル)−4−シアノ−6−メチルフェニル]−1−(3−クロロピリジン−2−イル)−3−{[5−(トリフルオロメチル)−2H−テトラゾール−2−イル]メチル}−1H−ピラゾール−5−カルボキサミド(I312)(WO2010/069502から公知)、(1E)−N−[(6−クロロピリジン−3−イル)メチル]−N′−シアノ−N−(2,2−ジフルオロエチル)エタンイミドアミド(I313)(WO2008/009360から公知)、N−[2−(5−アミノ−1,3,4−チアジアゾール−2−イル)−4−クロロ−6−メチルフェニル]−3−ブロモ−1−(3−クロロピリジン−2−イル)−1H−ピラゾール−5−カルボキサミド(I314)(CN102057925から公知)、および2−[3,5−ジブロモ−2−({[3−ブロモ−1−(3−クロロピリジン−2−イル)−1H−ピラゾール−5−イル]カルボニル}アミノ)ベンゾイル]−2−エチル−1−メチルヒドラジンカルボン酸メチル(I315)(WO2011/049233から公知);
からなる群から選択される。
本発明の好ましい実施形態において、殺虫剤は合成殺虫剤である。
本発明の好ましい実施形態によれば、殺虫剤は、アバメクチン(I152)、アセフェート(I27)、アセタミプリド(I141)、アクリナトリン(I96)、アフィドピロペン(I278)、α−シペルメトリン(I111)、アザジラクチン(I235)、バチルス・ファーマス(Bacillus firmus)(I256)、β−シフルトリン(I106)、ビフェントリン(I100)、ブプロフェジン(I202)、クロチアニジン(I142)、クロラントラニリプロール(I231)、クロルフェナピル(I184)、テトラメトリン(I35)、カルボフラン(I8)、シアントラニリプロール(I232)、シエノピラフェン(I229)、シフルメトフェン(I230)、シフルトリン(I105)、シペルメトリン(I110)、デルタメトリン(I116)、ジアフェンチウロン(I178)、ジノテフラン(I143)、エマメクチン−ベンゾエート(I153)、エチプロール(I94)、フェンピロキシメート(I213)、フィプロニル(I95)、フロメトキン(I291)、フロニカミド(I167)、フルベンジアミド(I233)、フルエンスルホン(I244)、フルオピラム(I247)、フルピラジフロン(I262)、γ−シハロトリン(I109)、イミダクロプリド(I144)、インドキサカルブ(I219)、λ−シハロトリン(I108)、ルフェヌロン(I197)、メタフルミゾン(I220)、メチオカルブ(I15)、メトキシフェノジド(I206)、ミルベメクチン(I155)、プロフェノホス(I77)、ピフルブミド(I300)、ピメトロジン(I166)、ピリフルキナゾン(I253)、スピネトラム(I150)、スピノサド(I151)、スピロジクロフェン(I221)、スピロメシフェン(I222)、スピロテトラマト(I223)、スルホクサフロール(I149)、テブフェンピラド(I216)、テフルトリン(I134)、チアクロプリド(I146)、チアメトキサム(I147)、チオジカルブ(I21)、トリフルムロン(I201)、1−(3−クロロピリジン−2−イル)−N−[4−シアノ−2−メチル−6−(メチルカルバモイル)フェニル]−3−{[5−(トリフルオロメチル)−1H−テトラゾール−1−イル]メチル}−1H−ピラゾール−5−カルボキサミド(I309)(WO2010/069502から公知)、1−(3−クロロピリジン−2−イル)−N−[4−シアノ−2−メチル−6−(メチルカルバモイル)フェニル]−3−{[5−(トリフルオロメチル)−2H−テトラゾール−2−イル]メチル}−1H−ピラゾール−5−カルボキサミド(I310)(WO2010/069502から公知)および1−{2−フルオロ−4−メチル−5−[(2,2,2−トリフルオロエチル)スルフィニル]フェニル}−3−(トリフルオロメチル)−1H−1,2,4−トリアゾール−5−アミン(I277)、アフィドピロペン(I278)からなる群から選択される。
本発明の1実施形態において、例えば種子処理用の殺虫剤は、アバメクチン(I152)、カルボフラン(I8)、クロチアニジン(I142)、サイアジピル、シクロキサプリド(Cycloxaprid)、シペルメトリン(I110)、エチプロール(I94)、フィプロニル(I95)、フルオピラム(I247)、イミダクロプリド(I144)、メチオカルブ(I15)、リナキシピル、スピノサド(I151)、スルホクサフロール(I149)、テフルトリン(I134)、チアメトキサム(I147)、チオジカルブ(I21)からなる群から選択される。
別の添加剤
本発明の1態様は、増量剤、溶媒、自発性促進剤、担体、乳化剤、分散剤、凍結保護剤、増粘剤およびアジュバントからなる群から選択される少なくとも一つの補助剤をさらに含む上記の組成物を提供することにある。それらの組成物は、製剤と称される。
従って、本発明の1態様において、そのような製剤およびそれから調製される施用形態が、本発明の組成物を含む水薬、滴剤および噴霧液などの作物保護剤および/または農薬として提供される。その施用形態は、さらなる作物保護剤および/または農薬、および/または浸透剤、例としては、例えば菜種油、ヒマワリ油などの植物油、例えば液体パラフィンなどの鉱油、菜種油もしくは大豆油メチルエステルもしくはアルカノールアルコキシレートなどの植物脂肪酸のアルキルエステル類などの活性促進補助剤、および/または例えばアルキルシロキサン類および/または塩などの展着剤、例としては有機もしくは無機アンモニウムもしくはホスホニウム塩、例としては硫酸アンモニウムもしくはリン酸水素ジアンモニウム、および/またはスルホコハク酸ジオクチルもしくはヒドロキシプロピルグアーポリマー類などの保持促進剤および/またはグリセロールなどの保湿剤および/または例えばアンモニウム系、カリウム系もしくはリン系肥料などの肥料を含むことができる。
代表的な製剤の例には、水溶性液(SL)、乳剤(EC)、水系乳濁液(EW)、フロアブル剤(SC、SE、FS、OD)、水分散性粒剤(WG)、粒剤(GR)およびカプセル濃厚剤(CS)であり、これらおよび他の可能な種類の製剤は、例えばFAO/WHO Joint Meeting on Pesticide Specifications, 2004, ISBN:9251048576作製のCrop Life International and in Pesticide Specifications, Manual on development and use of FAO and WHO specifications for Pesticides, FAO Plant Production and Protection Papers−173によって記載されている。製剤は、1以上の本発明の活性化合物以外の農薬活性化合物を含んでいても良い。
対象の製剤もしくは施用形態は好ましくは、補助剤、例えば増量剤、溶媒、自発性促進剤、担体、乳化剤、分散剤、凍結防止剤、殺生物剤、増粘剤および/または他の補助剤、例えばアジュバントを含む。この文脈でのアジュバントは、製剤の生理効果を高める成分であり、その成分自体は生理効果を持たない。アジュバントの例は、葉表面への保持、展着、付着または浸透を促進する薬剤である。
これらの製剤は、公知の方法で、例えば補助剤、例えば増量剤、溶媒および/または固体担体および/またはさらなる補助剤、例えば界面活性剤と活性化合物を混合することで製造される。製剤は、好適な工場で、または施用前もしくは施用時に調製する。
補助剤としての使用に好適なものは、活性化合物の製剤、またはその製剤から調製される施用形態(例えば、噴霧液または種子粉衣剤などの使用可能な作物保護剤)にある種の物理的および/または生物学的特性などの特定の特性を付与する上で好適な物質であることができる。
好適な増量剤は、例えば水、極性および非極性有機化学液体、例えば芳香族および非芳香族炭化水素(パラフィン類、アルキルベンゼン類、アルキルナフタレン類、クロロベンゼン類など)、アルコール類および多価アルコール類(適切な場合には、置換、エーテル化および/またはエステル化されていても良い)、ケトン類(アセトン、シクロヘキサノンなど)、エステル類(脂肪およびオイル類など)および(ポリ)エーテル類、置換されていないおよび置換されているアミン類、アミド類、ラクタム類(N−アルキルピロリドン類など)およびラクトン類、スルホン類およびスルホキシド(ジメチルスルホキシドなど)の種類からのものである。
使用される増量剤が水である場合、補助溶媒として例えば有機溶媒を用いることも可能である。実質的に、好適な液体溶媒は、トルエン、トルエンまたはアルキルナフタレン類などの芳香族類、クロロベンゼン類、クロロエチレン類または塩化メチレンなどの塩素化芳香族類および塩素化脂肪族炭化水素類、シクロヘキサンまたはパラフィン類などの脂肪族炭化水素類、例えば石油留分、鉱油および植物油、ブタノールまたはグリコールなどのアルコール類およびそれらのエーテル類およびエステル類、アセトン、メチルエチルケトン、メチルイソブチルケトンまたはシクロヘキサノンなどのケトン類、ジメチルホルムアミドおよびジメチルスルホキシドなどの強極性溶媒、および水である。
基本的に、全ての好適な溶媒を用いることが可能である。好適な溶媒は、例えば、芳香族炭化水素、例えばキシレン、トルエンまたはアルキルナフタレン類、例えば塩素化芳香族もしくは脂肪族炭化水素、例えばクロロベンゼン、クロロエチレンまたはメチレンクロライド、例えば脂肪族炭化水素、例えばシクロヘキサン、例えばパラフィン類、石油留分、鉱油および植物油、アルコール類、例えばメタノール、エタノール、イソプロパノール、ブタノールまたはグリコール、例えばさらには、それらのエーテルおよびエステル、ケトン類、例えばアセトン、メチルエチルケトン、メチルイソブチルケトンまたはシクロヘキサノン、例えば強極性溶媒、例えばジメチルスルホキシド、そしてさらには水である。
基本的に、全ての好適な担体を用いることができる。好適な担体には、特には、例えばアンモニウム塩およびカオリン類、クレー類、タルク、チョーク、石英、アタパルガイト、モンモリロナイトまたは珪藻土などの粉砕天然鉱物、および微粉砕シリカ、アルミナなどの粉砕合成鉱物ならびに天然もしくは合成ケイ酸塩、樹脂、ロウ類および/または固体肥料がある。そのような担体の混合物も同様に用いることができる。粒剤に好適な担体には、次のもの、例えば方解石、大理石、軽石、海泡石、白雲石などの粉砕および分別天然鉱物、そして無機および有機ミールの合成顆粒、そしておが屑、紙、ヤシ殻、トウモロコシ穂軸およびタバコ茎などの有機材料の顆粒などがある。
液化ガス増量剤または溶媒も用いることができる。特に好適なものは、標準的な温度でおよび標準的な圧力下で気体である増量剤または担体であり、例としてはエアロゾル噴射剤、例えばハロゲン化炭化水素、さらにはブタン、プロパン、窒素および二酸化炭素がある。
イオン特性またはノニオン特性を有する乳化剤および/または発泡剤、分散剤または湿展剤またはこれら界面活性物質の混合物の例には、ポリアクリル酸の塩、リグノスルホン酸の塩、フェノールスルホン酸またはナフタレンスルホン酸の塩、エチレンオキサイドと脂肪アルコールとのまたは脂肪酸とのまたは脂肪アミンとの、置換フェノール(好ましくはアルキルフェノール類またはアリールフェノール類)との重縮合物、スルホコハク酸エステルの塩、タウリン誘導体(好ましくは酒石酸アルキル類)、ポリエトキシル化アルコール類もしくはフェノール類のリン酸エステル類、多価アルコールの脂肪酸エステル類、および硫酸エステル類、スルホン酸エステル類およびリン酸エステル類を含む化合物の誘導体、例えばアルキルアリールポリグリコールエーテル類、アルキルスルホン酸エステル類、アルキル硫酸エステル類、アリールスルホン酸エステル類、タンパク質加水分解物、リグノサルファイト廃液およびメチルセルロースがある。界面活性物質の存在は、活性化合物のうちの一つおよび/または不活性担体のうちの一つが水に不溶であり、施用を水で行う場合に有利である。
製剤およびそれから誘導される使用形態中に存在しても良いさらなる補助剤には、無機顔料、例えば酸化鉄、酸化チタン、プルシアンブルー、ならびにアリザリン染料、アゾ染料および金属フタロシアニン染料などの有機染料のような着色剤、ならびに栄養素および鉄、マンガン、ホウ素、銅、コバルト、モリブデンおよび亜鉛の塩などの微量栄養素などがある。
低温安定剤、保存剤、酸化防止剤、光安定剤、または化学的および/または物理的安定性を高める他の薬剤などの安定剤も存在することができる。さらに、発泡剤または消泡剤を存在させても良い。
さらに、製剤およびそれから誘導される施用形態は、別の補助剤として、カルボキシメチルセルロースなどの粘着剤、粉末、顆粒またはラテックスの形態での天然および合成ポリマー、例えばアラビアガム、ポリビニルアルコール、ポリ酢酸ビニル、さらにはセファリン類およびレシチン類などの天然リン脂質、ならびに合成リン脂質を含むこともできる。さらなる可能な補助剤には、鉱油および植物油などがある。
製剤およびそれから誘導される施用形態には、さらに別の補助剤が存在することが可能である。そのような添加剤の例には、香料、保護コロイド、結合、接着剤、増粘剤、チキソトロピー物質、浸透剤、保持促進剤、安定剤、金属イオン封鎖剤、錯化剤、保湿剤および展着剤などがある。概して、活性化合物は、製剤に一般に用いられる固体および液体添加剤と組み合わせることができる。
好適な保持促進剤には、動的表面張力を低減する全ての物質、例えばスルホコハク酸ジオクチル、または粘弾性を高める全ての物質、例えばヒドロキシプロピルグアーポリマーなどがある。
本発明の文脈で好適な浸透剤には、代表的には活性農薬化合物の植物への浸透を高めるのに用いられる全ての物質などがある。この文脈での浸透剤は、(通常は水系)施用液からおよび/または噴霧コーティングから、植物のクチクルに浸透することができ、それによってクチクルにおける活性化合物の移動性を高めることができるものと定義される。この特性は、文献(Baur et al., 1997, Pesticide Science 51, 131−152)に記載の方法を用いて確認することができる。例としては、ココナツ脂肪エトキシレート(10)またはイソトリデシルエトキシレート(12)などのアルコールアルコキシレート類、脂肪酸エステル類、例えば菜種油もしくは大豆油メチルエステル、脂肪アミンアルコキシレート類、例えば獣脂アミンエトキシレート(15)、またはアンモニウムおよび/またはホスホニウム塩、例えば硫酸アンモニウムまたはリン酸水素ジアンモニウムなどがある。
その製剤は好ましくは、製剤の重量に基づいて0.00000001重量%から98重量%の活性化合物、または特に好ましくは0.01重量%から95重量%の活性化合物、より好ましくは0.5重量%から90重量%の活性化合物を含む。活性化合物の含有量は、前記少なくとも一つの生物農薬(I)および前記少なくとも一つの生物農薬(II)の合計として定義される。
製剤から調製される施用形態(作物保護剤)の活性化合物含有量は、広い範囲内で変動させることができる。その施用形態の活性化合物濃度は代表的には、施用形態の重量に基づいて0.00000001重量%から95重量%の活性化合物、好ましくは0.00001重量%から1重量%とすることができる。施用は、その施用形態に適合させた一般的な方法で行う。
パーツのキット
さらに、本発明の1態様において、空間的に分離されて配置された本発明による組成物を含むパーツのキットが提供される。
本発明の別の実施形態において、上記のパーツのキットはさらに、少なくとも一つの殺菌剤および/または殺虫剤を含み、ただしその殺菌剤および/または殺虫剤および生物農薬(I)および(II)は同一ではない。好ましくは、殺菌剤および/または殺虫剤は、上記で挙げたものである。殺菌剤および/または殺虫剤は、空間的に分離されたパーツのキットの生物農薬(I)コンポーネントに、もしくはパーツのキットの生物農薬(II)コンポーネントに、またはこれらコンポーネントの両方に存在することができる。さらに、本発明によるパーツのキットはさらに、上記で言及された増量剤、溶媒、自発性促進剤、担体、乳化剤、分散剤、凍結保護剤、増粘剤およびアジュバントからなる群から選択される少なくとも一つの補助剤を含むことができる。この少なくとも一つの補助剤は、空間的に分離されたパーツのキットの生物農薬(I)コンポーネントに、もしくはパーツのキットの生物農薬(II)コンポーネントに、またはこれらコンポーネントの両方に存在することができる。
本発明による組成物の使用
本発明の別の態様において、上記の組成物は、昆虫、ダニ類、線虫および/または植物病原体によって生じる植物および植物部分の全体的な損傷ならびに収穫された果実もしくは野菜の損失を減らすのに用いられる。
さらに、本発明の別の態様において、上記の組成物は全体的な植物の健康を増進させる。
「植物の健康」という用語は一般に、病害生物の防除に関係ない植物の各種改善を含むものである。例えば、挙げることができる有利な性質には、発芽、作物収量、タンパク質含有量、オイル含有量、デンプン含有量、根系の発達増加、根の成長増進、根の大きさ維持の向上、根の有効性の向上、ストレス耐性の向上(例えば、干魃、熱、塩、UV、水、低温)、エチレン低減(産生減少および/または受容の阻害)、分げつの増加、植物高さの増加、葉身の拡大、枯れた根出葉の減少、分げつ枝の強化、葉の緑色強化、色素含有量、光合成活性、必要投入量の低下(肥料または水など)、必要な種子の減少、分げつの生産性向上、開花の早期化、結実の早期化、植物倒伏(verse)(倒伏)の減少、苗条成長の増加、植物活力の強化、立った植物の増加ならびに早期およびより良好な発芽などの改善された作物特性がある。
本発明による使用に関しては、改善された植物の健康は好ましくは、作物収量、根系の発達増加(根の成長増進)、根の大きさ維持の向上、根の有効性の向上、分げつの増加、植物高さの増加、葉身の拡大、枯れた根出葉の減少、分げつ枝の強化、葉の緑色強化、光合成活性、分げつの生産性向上、植物活力の強化および立った植物の増加などの改善された植物特性を指す。
本発明に関して、改善された植物の健康は、好ましくは特には、作物収量、根系の発達増加、根の成長増進、根の大きさ維持の向上、根の有効性の向上、分げつの増加および植物高さの増加から選択される改善された植物の性質を指す。
本明細書で定義の植物の健康に対する本発明による組成物の効果は、前記植物のある部分を本発明による組成物によって処理し、当該植物の別の部分を本発明による組成物で処理せずに、同じ環境条件下で成長する植物を比較することで確認することができる。代わりに、前記の他の部分は、全く処理しないか、プラシーボ(すなわち、全ての有効成分を含まない施用(すなわち、本明細書に記載の生物農薬を含まない)、または本明細書に記載の生物農薬(I)を含まない施用、または本明細書に記載の生物農薬(II)を含まない施用などの本発明による組成物を用いない施用)で処理される。
本発明による組成物は、任意の望ましい方法で、例えば、種子粉衣、土壌潅注の形態で、および/または、畝間に直接的に、および/または茎葉散布として施用することができ、そして、発芽前、発芽後またはその両方のいずれかで施用することができる。すなわち、当該組成物は、種子、植物もしくは収穫された果実および野菜に施用することができるか、植物がそこで成育している土壌もしくは成育させるのが望ましい土壌(植物の成長場所)に施用することができる。
植物および植物部分の全体的な損傷を低減することで、植物の健康が増進され、および/または植物の活力および収量の増加が生じる。
好ましくは、本発明による組成物は、従来の植物もしくはトランスジェニック植物またはそれらの種子を処理するのに使用される。
本発明の別の態様において、植物、植物部分、収穫された果実、野菜および/または植物の成長場所に、相乗的に有効な量で本発明の組成物および適宜に少なくとも一つの殺菌剤および殺虫剤を同時または順次施用する段階を含む、昆虫、線虫および/または植物病原体によって生じる植物および植物部分の全体的損傷ならびに収穫された果実もしくは野菜における損失の低減方法が提供される。
本発明の方法は、次の施用方法を含む。すなわち、前記の少なくとも一つの生物農薬(I)および少なくとも一つの生物農薬(II)の両方を、農業上許容される貯蔵寿命を有する単一の安定な組成物(いわゆる「単一製剤」)に製剤することができるか、使用の前または使用時に組み合わせる(いわゆる「組み合わせ製剤」)。
別段の断りがない限り、「組み合わせ」という表現は、単一製剤中の、単一の「レディーミックス」形態中の、単一製剤で構成されている組み合わせ噴霧混合物(例えば、「タンクミックス」)中の、特には順次で(すなわち、適度に短い期間(例えば、数時間または数日間、例えば2時間から7日間)の範囲内で順次に)施用される場合の単一の有効成分の組合せ使用における、前記少なくとも一つの生物農薬(I)および前記少なくとも一つの生物農薬(II)および適宜に前記少なくとも一つの殺菌剤および/または殺虫剤の各種組み合せを意味する。本発明による組成物を施用する順序は、本発明の作用に関してはあまり重要ではない。従って、「組み合わせ」という用語は、例えば、前記少なくとも一つの生物農薬(I)および前記少なくとも一つの生物農薬(II)および適宜に前記少なくとも一つの殺菌剤および/または殺虫剤を同時にまたは連続して植物、それの周囲、生息環境または貯蔵空間に施用した後における、前記少なくとも一つの生物農薬(I)および前記少なくとも一つの生物農薬(II)および適宜に前記少なくとも一つの殺菌剤および/または殺虫剤の処理される植物の表面上もしくは内部または処理される植物の周囲、生息環境または貯蔵空間における存在も包含するものである。
前記少なくとも一つの生物農薬(I)および前記少なくとも一つの生物農薬(II)、および適宜に前記少なくとも一つの殺菌剤および/または殺虫剤を順次で利用または使用する場合、次の方法、すなわち第1に前記少なくとも一つの生物農薬(II)および適宜に前記少なくとも一つの殺菌剤および/または殺虫剤を植物もしくは植物部分または土壌に施用し、第2に生物農薬(I)を同じ植物もしくは植物部分または土壌に施用する方法に従って植物もしくは植物部分(種子および種子から発芽する植物を含む)、収穫された果実および野菜を処理することが好ましい。(作物)成長サイクル内での第1の施用と第2の施用の間の時間間隔は変動することができ、達成されるべき効果によって決まる。例えば、第1の施用は、特には前記少なくとも一つの殺菌剤および/または殺虫剤が存在する場合、昆虫、ダニ、線虫および/または植物病原体による植物または植物部分への侵入を防止し(これは特に、種子処理の場合である。)、または昆虫、ダニ、線虫および/または植物病原体による侵入と戦う(これは特に、植物および植物部分の処理の場合である。)ために行い、第2の施用は昆虫、ダニ、線虫および/または植物病原体による侵入を予防または抑制するために行う。この文脈での抑制は、生物農薬が病害生物や植物病原性真菌を完全に死滅させることができるのではなく侵入を許容されるレベルに維持できることを意味する。
前記の段階後に、処理された植物、植物部分、ならびに収穫された果実および野菜表面での少なくとも一つの生物農薬、および適宜に少なくとも一つの殺菌剤および/または殺虫剤の残留は非常に低レベルとすることができる。
別段の言及がなければ、植物または植物部分(種子および種子から発芽した植物を含む)、収穫された果実および野菜の本発明による組成物による処理は、一般的な処理方法、例えば浸漬、散布、噴霧、潅漑、気化、散粉、煙霧、ばらまき、泡状化、塗布、拡散(spreading−on)、潅水(潅注(drenching))、点滴潅漑などによって、直接的に行うか、または、それらの周囲、生息環境もしくは貯蔵空間に作用させることにより行う。さらに、前記少なくとも一つの生物農薬(I)、前記少なくとも一つの生物農薬(II)、および適宜に前記少なくとも一つの殺菌剤および/または殺虫剤を単一製剤もしくは組み合わさ製剤として超微量散布法によって施用することも可能であり、または本発明による組成物を組成物として、または単一製剤として土壌中(畝間)に注入することが可能である。
「処理対象の植物」という用語は、植物の全ての部分(これは、その根系を包含する)、および、それぞれ、処理対象植物の茎もしくは幹の周囲の少なくとも10cm、20cm、30cmの半径内にある材料物質(例えば、土壌または栄養媒体)または処理対象のその植物の根系の周囲の少なくとも10cm、20cm、30cmの半径内にある材料物質を包含する。
適宜に少なくとも一つの殺菌剤および/または殺虫剤の存在下に、少なくとも一つの生物農薬(II)と組み合わせて使用もしくは利用される生物農薬(I)の量は、最終製剤ならびに処理される植物、植物部分、種子、収穫された果実および野菜の大きさもしくは種類によって決まる。通常、本発明に従って利用もしくは使用される生物農薬(I)は、それの単一製剤または少なくとも一つの生物農薬(II)および適宜に少なくとも一つの殺菌剤および/または殺虫剤との組み合わせ製剤の約2%から約80重量%、好ましくは約5%から約75重量%、より好ましくは約10%から約70重量%で存在する。
好ましい実施形態において、植物または種子、果実もしくは野菜などの植物部分に生物農薬を施用する時点で、ペシロミセス・リラシヌス(Paecilomyces lilacinus)株251、例えばそれの胞子は、少なくとも10コロニー形成単位/g製剤(例えば、細胞数/g製剤、胞子数/g製剤)、例えば10から1011cfu/g、好ましくは10から1010cfu/g、より好ましくは10から10cfu/g、例えば10cfu/g、10cfu/g、5×10cfu/g、1010cfu/gまたは5×1010cfu/gの濃度で単一製剤または組み合わせ製剤中に存在し、トリコデルマ・アトロビリデ(Trichoderma atroviride)SC1、例えばそれの胞子は、少なくとも10コロニー形成単位/g製剤(例えば、細胞数/g製剤、胞子数/g製剤)、例えば10から10cfu/g、好ましくは10から10cfu/gの濃度で単一製剤または組み合わせ製剤中に存在し、コニオチリウム・ミニタンス(Coniothyrium minitans)CON/M/91−08、例えばそれの胞子は、少なくとも10コロニー形成単位/g製剤(例えば、細胞数/g製剤、胞子数/g製剤)、例えば10から1017cfu/g、好ましくは10から1015cfu/g、より好ましくは1010から1013cfu/gの濃度で単一製剤または組み合わせ製剤中に存在する。生物農薬(I)を植物または種子、果実もしくは野菜などの植物部分に施用する場合の時間点を考慮すると、例えば胞子もしくは細胞の形態での生物農薬の濃度についての言及(少なくとも一つの生物農薬(I)の製剤の量と生物農薬(II)の量の間の比について議論する場合)も行う。
適宜に少なくとも一つの殺菌剤および/または殺虫剤の存在下に、少なくとも一つの生物農薬(I)と組み合わせて使用もしくは利用される生物農薬(II)の量も、最終製剤ならびに処理される植物、植物部分、種子、収穫された果実および野菜の大きさもしくは種類によって決まる。通常、本発明に従って利用もしくは使用される生物農薬(II)は、それの単一製剤または少なくとも一つの生物農薬(I)および適宜に少なくとも一つの殺菌剤および/または殺虫剤との組み合わせ製剤の約2%から約80重量%、好ましくは約5%から約75重量%、より好ましくは約10%から約70重量%で存在する。
少なくとも一つの生物農薬(I)および少なくとも一つの生物農薬(II)、および存在する場合には少なくとも一つの殺菌剤および/または殺虫剤も、相乗的重量比で使用または利用される。当業者であれば、通常の方法によって本発明における相乗的重量比を見出すことができる。当業者には、これらの比が、組み合わせ製剤内の比率ならびに両方の成分を処理対象植物に単一製剤として施用した場合の本明細書に記載の少なくとも一つの生物農薬(I)および生物農薬(II)の計算上の比率を指すことは明らかである。単一製剤中の生物農薬(I)および生物農薬(II)のそれぞれの体積および量は当業者には既知であることから、当業者は簡単な数学によってこの比を計算することができる。
その比は、本発明による組み合わせの前記成分を植物もしくは植物部分に施用した時点での少なくとも一つの生物農薬(II)の量および本発明による組み合わせの前記成分を植物もしくは植物部分に施用する少し前(例えば、48時間、24時間、12時間、6時間、2時間、1時間)またはその時点での生物農薬(I)の量に基づいて計算することができる。
植物もしくは植物部分への少なくとも一つの生物農薬(I)および少なくとも一つの生物農薬(II)の施用は、両方の成分が施用後に植物表面もしくは植物体内に存在する限り、同時にまたは異なった時点で行うことができる。生物農薬(I)および生物農薬(II)を異なる時点で施用し、生物農薬(II)を明瞭に生物農薬(I)より前に施用する場合、当業者は、生物農薬(I)施用の時点またはその時点の少し前に当業界で公知の分析によって、植物表面/植物体内における生物農薬(II)の濃度を求めることができる。逆も同様に、生物農薬(I)を最初に植物に施用する場合、生物農薬(I)の濃度は、生物農薬(II)施用の時点またはその時点より少し前に、やはり当業界で公知である試験を用いて求めることができる。
特に、1実施形態において、少なくとも一つの生物農薬(I)/胞子製剤および少なくとも一つの生物農薬(II)/胞子製剤の相乗的重量比は、1:500から1000:1の範囲、好ましくは1:500から500:1の範囲、より好ましくは1:500から300:1の範囲にある。留意すべき点として、少なくとも一つの殺虫剤および/または少なくとも一つの殺菌剤をさらに含む組成物の場合、これらの比の範囲は、前記細胞/胞子の製剤1g当たり約1010細胞/胞子の生物農薬/胞子製剤(少なくとも一つの他の生物農薬/胞子製剤と組み合わせるもの)を指す。例えば、比率100:1は、製剤1g当たり1010細胞/胞子の細胞/胞子濃度を有する生物農薬/胞子製剤100重量部および製剤1g当たり1010細胞/胞子の細胞/胞子濃度を有する生物農薬/胞子製剤1重量部を組み合わせること(単一製剤、組み合わせ製剤として、または植物表面で組み合わせが形成されるようにする植物への別個の施用による)または別途定義のもの(例えば、実施例参照)を意味する。生物農薬(I)および(II)の組み合わせの場合、その比は、製剤1g当たりまたは種子当たりの細胞/胞子に関するものである。
別の実施形態において、少なくとも一つの生物農薬(I)/胞子製剤の少なくとも一つの生物農薬(II)に対する相乗的重量比は、1:100から20.000:1の範囲、例えば10000:1、好ましくは1:50から10.000:1の範囲、またはさらには1:50から1000:1の範囲である。やはり、少なくとも一つの殺虫剤および/または少なくとも一つの殺菌剤をさらに含む組成物の場合、言及した比の範囲は、前記生物農薬の製剤1g当たり約1010細胞もしくは胞子の生物農薬の生物農薬/胞子製剤または別途定義のものを指す(例えば、実施例参照)。生物農薬(I)および(II)の組み合わせの場合、その比は、製剤1g当たりまたは種子当たりの細胞/胞子に関するものである。
製剤の細胞/胞子濃度は、当業界で公知の方法を用いることで求めることができる。生物農薬/胞子製剤の重量比を比較するため、当業者は、細胞/胞子製剤1g当たり1010細胞/胞子とは異なる生物農薬/胞子濃度を有する製剤と製剤1g当たり1010細胞/胞子の生物農薬/胞子を有する製剤との間の係数を容易に求めて、生物農薬/胞子製剤の他の生物農薬/胞子製剤に対する比が上記の比の範囲内であるか否かを計算することができる。
本発明の1実施形態において、散布後の生物農薬の濃度は、少なくとも50g/ha、例えば50から7500g/ha、50から2500g/ha、50から1500g/ha;少なくとも250g/ha(ヘクタール)、少なくとも500g/haまたは少なくとも800g/haである。
本発明に従って利用もしくは使用される組成物の施用量は、変動し得るものである。当業者は、通常の実験によって、適切な施用量を見出すことができる。
種子処理
本発明の別の態様において、上記の組成物で処理された種子が提供される。
植物の種子を処理することによる昆虫、ダニ、線虫および/または植物病原体の防除は、かなり以前から知られており、常に改良すべきテーマである。そうではあっても、種子の処理は、常に満足な形で解決されるとは限らない一連の問題を伴う。従って、植物の貯蔵中、播種後または発芽後における作物保護組成物の追加使用の必要性を取り除く、または少なくとも大幅に減らす、種子および発芽植物の保護方法を開発することが望ましい。さらに、種子および発芽植物に対して昆虫、ダニ、線虫および/または植物病原体による攻撃から可能な最も良好な保護を提供するが、植物自体に対する使用有効成分による損傷を起こさないような形で使用される有効成分の量を至適化することが望ましい。特に、種子処理の方法の場合も、病害生物抵抗性もしくは病害生物耐性のトランスジェニック植物の固有の殺虫特性および/または殺線虫特性を考慮して、作物保護組成物の使用を最小限としながら種子および発芽植物の至適な保護を達成すべきである。
従って本発明は特に、本発明の個々の菌株の全ての識別特性を有する少なくとも一つの上記で定義の生物農薬(I)および/またはそれの突然変異体、および/または昆虫、線虫および/または植物病原体に対する活性を示す個々の菌株によって産生される少なくとも一つの代謝物および少なくとも一つの上記で定義の生物農薬(II)および適宜に少なくとも一つの殺菌剤および/または殺虫剤によって種子を処理することによって、種子および発芽植物を病害生物による攻撃から保護する方法に関するものでもある。種子および発芽植物を病害生物による攻撃から保護する本発明の方法は、種子を少なくとも一つの生物農薬(I)および少なくとも一つの生物農薬(II)、および適宜に少なくとも一つの殺菌剤および/または殺虫剤により1回の操作で同時に処理する方法を包含する。それは、種子を少なくとも一つの生物農薬(I)および少なくとも一つの生物農薬(II)、および適宜に少なくとも一つの殺菌剤および/または殺虫剤によって異なる時点で処理する方法も包含する。
本発明は同様に、種子および結果的に得られた植物を昆虫、ダニ、線虫および/または植物病原体に対して保護する目的で種子を処理するための本発明の組成物の使用に関する。
本発明はさらに、少なくとも一つの生物農薬(I)および少なくとも一つの生物農薬(II)、および適宜に少なくとも一つの殺菌剤および/または殺虫剤で同時に処理された種子に関する。本発明はさらに、少なくとも一つの生物農薬(I)および少なくとも一つの生物農薬(II)、および適宜に少なくとも一つの殺菌剤および/または殺虫剤で異なった時点で処理された種子に関する。少なくとも一つの生物農薬(I)および少なくとも一つの生物農薬(II)、および適宜に少なくとも一つの殺菌剤および/または殺虫剤によって異なった時点で処理された種子の場合、本発明の組成物中の個々の有効成分は、種子の異なった層に存在する可能性がある。
さらに、本発明は、本発明の組成物による処理後に、フィルムコーティング処理を受けて、種子の埃による摩耗が防止された種子に関する。
本発明の利点の一つは、本発明の組成物の特定の全身特性のため、これらの組成物による種子の処理によって、種子自体だけでなく種子が発芽した後の種子から発生した植物にも、昆虫、ダニ、線虫および/または植物病原体からの保護が提供されるという点である。このようにして、播種時やその少し後に作物を直接処理する必要がなくなる可能性がある。
別の利点は、本発明の組成物による種子の処理によって、処理された種子の発芽および発生を促進できるということに認められる。
本発明の組成物を特にトランスジェニック種子にも用いることが可能であることも、有利であると考えられる。
本発明の組成物をシグナル伝達技術の薬剤と併用し、その結果として、例えば、根粒菌、菌根菌および/または内部寄生菌などの共生生物によるコロニー形成を改善、例えば促進し、および/または窒素固定を至適化することができることも挙げられる。
本発明の組成物は、農業において、温室内で、森林でまたは園芸において使用される全ての植物品種の種子を保護するのに適している。詳細には、対象となる種子は、禾穀類(例えば、コムギ、オオムギ、ライムギ、エンバクおよびアワ)、トウモロコシ、ワタ、ダイズ、イネ、ジャガイモ、ヒマワリ、コーヒー、タバコ、キャノーラ、アブラナ、ビート(例えば、テンサイ、および、飼料用ビート)、落花生、野菜(例えば、トマト、キュウリ、エンドウマメ、タマネギ、アブラナ科およびレタス)、果樹、芝生および観賞植物の種子である。禾穀類(例えば、コムギ、オオムギ、ライムギおよびエンバク)、トウモロコシ、大豆、棉、キャノーラ、アブラナおよびイネの種子を処理することが、特に重要である。
上記ですでに言及したように、本発明の組成物でトランスジェニック種子を処理することが、特に重要である。ここで対象となる種子は、特には殺虫特性および/または殺線虫特性を有するポリペプチドの発現を制御する少なくとも1種類の異種遺伝子を含む植物の種子である。トランスジェニック種子でのこれら異種遺伝子は、例えば、バシルス(Bacillus)種、リゾビウム(Rhizobium)種、シュードモナス(Pseudomonas)種、セラチア(Serratia)種、トリコデルマ(Trichoderma)種、クラビバクテル(Clavibacter)種、グロムス(Glomus)種またはグリオクラジウム(Gliocladium)種の微生物由来であることができる。本発明は、バシルス(Bacillus)種由来の少なくとも1種類の異種遺伝子を含むトランスジェニック種子の処理に特に好適である。特に好ましくは、対象となる異種遺伝子は、バシルス・ツリンギエンシス(Bacillusthuringiensis)に由来するものである。
本発明に関連して、本発明の組成物は、種子に対して、単独で施用するか、好適な製剤で施用する。好ましくは、種子は、処理の途中で損傷が引き起こらないように安定である条件で処理する。一般に、種子は、収穫と播種の間の任意の時点で処理することができる。代表的には、植物から分離されていて、穂軸、殻、茎、皮、被毛または髄が除去されている種子を用いる。そこで、例えば、収穫され、不純物が取り除かれ、含水量が15重量%未満となるまで乾燥された種子を使用することができる。あるいは、乾燥後に例えば水で処理され、その後再度乾燥された種子を使用することもできる。
種子を処理する場合には、概して、種子の発芽が悪影響を受けないように、および/または種子から生じた植物が損傷を受けないように、種子に施用する本発明の組成物の量および/または他の添加剤の量が選択されるようにする必要がある。このことは、特に、特定の施用量で薬害作用を示し得る有効成分の場合に当てはまる。
本発明の組成物は、直接施用することができる。すなわち、さらに別の成分を含ませることなく、そして希釈することなく施用することが可能である。一般に、その組成物は、好適な製剤の形態で種子に施用するのが好ましい。種子処理のための好適な製剤および方法は、当業者には公知であり、例えば、次の文献:US4,272,417A、US4,245,432A、US4,808,430A、US5,876,739A、US2003/0176428A1、WO2002/080675A1、WO2002/028186A2に記載されている。
本発明に従って使用することが可能な組み合わせは、一般的な種子粉衣製剤、例えば、液剤、乳濁液、懸濁液、粉剤、泡剤、スラリーその他の種子用のコーティング組成物、および、さらに、ULV製剤などに変換することができる。
これらの製剤は、既知の方法で、その組成物を、一般的な補助剤、例えば、一般的な増量剤、さらには、溶媒または希釈剤、着色剤、湿展剤、分散剤、乳化剤、消泡剤、防腐剤、二次増粘剤、粘着剤、ジベレリン類などと混合させ、さらには水と混合させることによって調製される。
本発明に従って使用することが可能な種子粉衣製剤中に存在させることができる着色剤には、そのような目的に関して一般的な全ての着色剤などがある。この文脈では、水中での溶解性が乏しい顔料だけでなく、水溶性染料も使用することができる。例としては、「Rhodamin B」、「C.I.Pigment Red 112」、および、「C.I.Solvent Red 1」の名称で知られている着色剤などがある。
本発明に従って使用することが可能な種子粉衣製剤中に存在させることができる湿展剤には、湿潤を促進し、農薬成分の製剤において一般的な慣習的な全ての物質が包含される。好ましくは、アルキルナフタレンスルホネート類、例えば、ジイソプロピルナフタレンスルホネートまたはジイソブチル−ナフタレンスルホネートなどを使用することができる。
本発明に従って使用することが可能な種子粉衣製剤中に存在させることができる分散剤および/または乳化剤には、農薬活性成分の製剤において一般的な非イオン性、アニオン性およびカチオン性の全ての分散剤などがある。好ましくは、非イオン性もしくはアニオン性の分散剤または非イオン性もしくはアニオン性の分散剤の混合物を使用することができる。好適な非イオン性分散剤は特には、エチレンオキシド/プロピレンオキシドブロックポリマー類、アルキルフェノールポリグリコールエーテル類およびトリスチリルフェノールポリグリコールエーテル類、ならびに、それらのリン酸化誘導体または硫酸化誘導体である。好適なアニオン性分散剤は特には、リグノスルホネート類、ポリアクリル酸塩類およびアリールスルホネート/ホルムアルデヒド縮合物である。
本発明に従って使用される種子粉衣製剤中に存在させることができる消泡剤には、農薬活性成分の製剤において一般的な全ての泡抑制剤などがある。好ましくは、シリコーン系消泡剤およびステアリン酸マグネシウムを使用する。
本発明に従って使用される種子粉衣製剤中に存在させることができる防腐剤には、農芸化学組成物中でそのような目的のために使用することが可能な全ての物質などがある。例として、ジクロロフェンおよびベンジルアルコールヘミホルマールなどがある。
本発明に従って使用される種子粉衣製剤中に存在させることができる二次増粘剤には、農芸化学組成物中でそのような目的のために使用することが可能な全ての物質などがある。好ましいものと想到されるものには、セルロース誘導体、アクリル酸誘導体、キサンタン、変性クレーおよび高分散シリカなどがある。
本発明に従って使用される種子粉衣製剤中に存在させることができる粘着剤には、種子粉衣製品中で使用可能な全ての一般的な結合剤などがある。ポリビニルピロリドン、ポリ酢酸ビニル、ポリビニルアルコールおよびチロースを好ましいものとして挙げることができる。
本発明に従って使用される種子粉衣製剤中に存在させることができるジベレリン類には、好ましくは、ジベレリンA1、ジベレリンA3(=ジベレリン酸)、ジベレリンA4およびジベレリンA7などがあり、ジベレリン酸を使用するのが特に好ましい。ジベレリン類は公知である(R. Wegler ″Chemie der Pflanzenschutz− und Schadlingsbekampfungsmittel″, Vol.2, Springer Verlag, 1970, pp.401−412参照)。
本発明に従って使用することが可能な種子粉衣製剤は、非常に多様な種類の種子を処理するために、直接使用することができるか、予め水で希釈した後に使用することができる。従って、濃厚物または水による希釈によってそれから得ることができる製剤を用いて、コムギ、オオムギ、ライムギ、エンバクおよびライコムギなどの穀物の種子、さらにはトウモロコシ、イネ、アブラナ、エンドウマメ、マメ類、ワタ、ヒマワリおよびビートの種子、あるいは非常に多様な野菜の種子を粉衣することができる。本発明に従って使用することが可能な種子粉衣製剤またはそれらの希釈された調製物は、トランスジェニック植物の種子を粉衣するのに使用することもできる。その場合、発現により形成された物質との相互作用において、さらなる相乗効果が生じることがあり得る。
本発明に従って使用することが可能な種子粉衣製剤または水を添加することによってその種子粉衣製剤から調製される調製物を用いて種子を処理する場合に、好適な混合装置には、種子粉衣するために一般的に使用することができる全ての装置が包含される。より詳細には、種子粉衣を実行する際の手順は、種子を混合機の中に入れること、特定の所望量の種子粉衣製剤を、そのままで添加するかまたは予め水で希釈した後に添加すること、および、種子表面でのその製剤の分布が均一となるまで混合を実施することを含む。その後に乾燥操作を行っても良い。
本発明に従って使用可能な種子粉衣製剤の施用量は、比較的広い範囲内で変動し得る。それは、製剤中の少なくとも一つの生物農薬(I)および少なくとも一つの生物農薬(II)の特定の量によって、そして種子によって決まる。当該組成物の場合の施用量は、通常は種子1kg当たり0.001から50gであり、好ましくは種子1kg当たり0.01から15gにある。
前記少なくとも一つの生物農薬が殺虫活性および殺線虫活性を示す場合、良好な植物耐性および温血動物に対する良好な毒性および環境による良好な耐用性を併せ持つ本発明による組成物は、植物および植物器官を保護し、収穫量を増加させ、収穫物の品質を向上させ、有害動物、特に農業、園芸、畜産、森林、庭園およびレジャー施設、貯蔵製品および材料の保護、そして衛生部門で遭遇する昆虫、クモ類、蠕虫および軟体動物を防除するのに好適である。それらは好ましくは、植物保護剤として用いることができる。特に、本発明は、農薬としての本発明による組成物の使用に関する。
それらは、普通に感受性および抵抗性の生物種に対して、そして全てのもしくは一部の発達段階に対して活性である。上記の病害生物には下記のものなどがある。
節足動物門、特に、クモ綱(Arachnida)からの病害生物、例えば、アカルス属種(Acarus spp.)、アケリア・シェルドニ(Aceria sheldoni)、アキュロプス属種(Aculops spp.)、アカルス属種(Aculus spp.)、アンブリオンマ属種(Amblyomma spp.)、アムピテトラニュクス・ビエネンシス(Amphitetranychus viennensis)、アルガス属種(Argas spp.)、ブーフィラス属種(Boophilus spp.)、ブレビパルプス属種(Brevipalpus spp.)、ブリオビア・グラミナム(Bryobia graminum)、ブリオビア・プラエチオサ(Bryobia praetiosa)、セントルロイデス属種(Centruroides spp.)、コリオプテス属種(Chorioptes spp.)、デルマニサス・ガリナエ(Dermanyssus gallinae)、デルマトファゴイデス・プテロニッシナス(Dermatophagoides pteronyssinus)、デルマトファゴイデス・ファリナエ(Dermatophagoides farinae)、デルマセントル属種(Dermacentor spp.)、エオテトラニカス属種(Eotetranychus spp.)、エピトリメルス ピリ(Epitrimerus pyri)、エウテトラニクス属種(Eutetranychus spp.)、エリオフィエス属種(Eriophyes spp.)、グリシファグス・ドメスチクス(Glycyphagus domesticus)、ハロチデウス・ デストルクトル(Halotydeus destructor)、ヘミタルソネムス属種(Hemitarsonemus spp.)、イボマダニ属(Hyalomma spp.)、イキソデス属種(Ixodes spp.)、ラトロデクタス属種(Latrodectus spp.)、ロキソセレス属種(Loxosceles spp.)、メタテトラニカス属種(Metatetranychus spp.)、ネウトロムビクラ・アウツムナリス(Neutrombicula autumnalis)、ヌフェルサ属種(Nuphersa spp.)、オリゴニクス属種(Oligonychus spp.)、オルニトドロス属種(Ornithodorus spp.)、オルニトニスス属種(Ornithonyssus spp.)、パノニクス属種(Panonychus spp.)、フィロコプトルタ・オレイボラ(Phyllocoptruta oleivora)、ポリファゴタルソネムス・ラツス(Polyphagotarsonemus latus)、プソロプテス属種(Psoroptes spp.)、リピセファルス属種(Rhipicephalus spp.)、リゾグリフス属種(Rhizoglyphus spp.)、サルコプテス属種(Sarcoptes spp.)、スコルピオ・マウルス(Scorpio maurus)、ステネオタルソネムス属種(Steneotarsonemus spp.)、ステネオタルソネムス・スピンキ(Steneotarsonemus spinki)、タルソネムス属種(Tarsonemus spp.)、テトラニクス属種(Tetranychus spp.)、トロムビクラ・アルフレズゲシ(Trombicula alfreddugesi)、バエジョビス属種(Vaejovis spp.)、バサテス・リコペルシシ(Vasates lycopersici);
唇脚綱(Chilopoda)からの病害生物、例えば、ゲオフィルス属種(Geophilus spp.)、スクチゲラ属種(Scutigera spp.);
トビムシ目(Collembola)の、例えば、オニキウルス・アルマツス(Onychiurus armatus);
倍脚綱(Diplopoda)からの病害生物、例えば、ブラニウルス・グツラツス(Blaniulus guttulatus);
昆虫綱(Insecta)からの病害生物、例えば、ゴキブリ目(Blattodea)の、例えば、ブラッテラ・アサヒナイ(Blattella asahinai)、ブラッテラ・ゲルマニカ(Blattella germanica)、ブラッタ・オリエンタリス(Blatta orientalis)、レウコファエア・マデラエ(Leucophaea maderae)、パンクロラ属種(Panchlora spp.)、パルコブラタ属種(Parcoblatta spp.)、ペリプラネタ属種(Periplaneta spp.)、スペラ・ロンギパルパ(Supella longipalpa);
鞘翅目(Coleoptera)からの病害生物、例えば、アカリマ・ビタツム(Acalymma vittatum)、アカントセリデス・オブテクツス(Acanthoscelides obtectus)、アドレツス属種(Adoretus spp.)、アゲラスチカ・アルニ(Agelastica alni)、アグリオテス属種(Agriotes spp.)、アルフィトビウス・ジアペリヌス(Alphitobius diaperinus)、アンフィマロン・ソルチチアリス(Amphimallon solstitialis)、アノビウム・プンクタツム(Anobium punctatum)、アノプロホラ属種(Anoplophora spp.)、アントノムス属種(Anthonomus spp.)、アントレヌス属種(Anthrenus spp.)、アピオン属種(Apion spp.)、アポゴニア属種(Apogonia spp.)、アトマリア属種(Atomaria spp.)、アタゲヌス属種(Attagenus spp.)、ブルキジウス・オブテクツス(Bruchidius obtectus)、ブルクス属種(Bruchus spp.)、カッシダ属種(Cassida spp.)、セロトマ・トリフルカタ(Cerotoma trifurcata)、セウトリンクス属種(Ceutorrhynchus spp.)、カエトクネマ属種(Chaetocnema spp.)、クレオヌス・メンジクス(Cleonus mendicus)、コノデルス属種(Conoderus spp.)、コスモポリテス属種(Cosmopolites spp.)、コステリトラ・ゼアランジカ(Costelytra zealandica)、クウテニセラ属種(Ctenicera spp.)、クルクリオ属種(Curculio spp.)、クリプトレステス・フェルギネウス(Cryptolestes ferrugineus)、クリプトリンクス・ラパチ(Cryptorhynchus lapathi)、シリンドロコプツルス属種(Cylindrocopturus spp.)、デルメステス属種(Dermestes spp.)、ジアブロチカ属種(Diabrotica spp.)、ジコクロキス属種(Dichocrocis spp.)、ディクラディスパアルミジェラ(Dicladispa armigera)、ジロボデルス属種(Diloboderus spp.)、エピラクナ属種(Epilachna spp.)、エピトリックス属種(Epitrix spp.)、ファウスチヌス属種(Faustinus spp.)、ジビウム・プシロイデス(Gibbium psylloides)、グナトセルス・コルヌトゥス(Gnathocerus cornutus)、ヘルラウンダリス(Hellula undalis)、ヘテロニュクス・アラトル(Heteronychus arator)、ヘテロニュクス属種(Heteronyx spp.)、ヒラモルファ・エレガンス(Hylamorpha elegans)、ヒロトルペス・バジュルス(Hylotrupes bajulus)、ヒペラ・ポスチカ(Hypera postica)、ヒポメセススクアモスス(Hypomeces squamosus)、ヒポテネムス属種(Hypothenemus spp.)、ラクノステルナ・コンサングイネア(Lachnosterna consanguinea)、ラシオデルマ・セリコルネ(Lasioderma serricorne)、ラテチクス・オリザエ(Latheticus oryzae)、ラトリジウス属種(Lathridius spp.)、レマ属種(Lema spp.)、レプチノタルサ・デセムリネアタ(Leptinotarsa decemlineata)、ロイコプテラ属種(Leucoptera spp.)、リソロプトルス・オリゾフィルス(Lissorhoptrus oryzophilus)、リキスス属種(Lixus spp.)、ルペロデス属種(Luperodes spp.)、リクツス属種(Lyctus spp.)、メガセリス属種(Megascelis spp.)、メラノツス属種(Melanotus spp.)、メリゲテス・アエネウス(Meligethes aeneus)、メロロンタ属種(Melolontha spp.)、ミゴドルス属種(Migdolus spp.)、モノカムス属種(Monochamus spp.)、ナウパクツス・キサントグラフス(Naupactus xanthographus)、ネクロビア属種(Necrobia spp.)、ニプツス・ホロレウクス(Niptus hololeucus)、オリクテス・リノセロス(Oryctes rhinoceros)、オリザエフィルス・スリナメンシス(Oryzaephilus surinamensis)、オリザファグス・オリザエ(Oryzaphagus oryzae)、オチオリンクス属種(Otiorrhynchus spp.)、オキシセトニア・ジュクンダ(Oxycetonia jucunda)、ファエドン・コクレアリアエ(Phaedon cochleariae)、フィロファガ属種(Phyllophaga spp.)、フィロファガ・ヘレリー(Phyllophaga helleri)、フィロトレタ属種(Phyllotreta spp.)、ポピリア・ジャポニカ(Popillia japonica)、プレムノトリペス属種(Premnotrypes spp.)、プロステファヌス・トランカタス(Prostephanus truncatus)、プシリオデス属種(Psylliodes spp.)、プチヌス属種(Ptinus spp.)、リゾビウス・ベントラリス(Rhizobius ventralis)、リゾペルタ・ドミニカ(Rhizopertha dominica)、シトフィルス属種(Sitophilus spp.)、シトフィルス・オリザエ(Sitophilus oryzae)、スフェノホルス属種(Sphenophorus spp.)、ステゴビウム・パセニウム(Stegobium paniceum)、ステルネクス属種(Sternechus spp.)、シンフィレテス属種(Symphyletes spp.)、タニメクス属種(Tanymecus spp.)、テネブリオ・モリトル(Tenebrio molitor)、テネブリオイデス・マウレタニカス(Tenebrioides mauretanicus)、トリボリウム属種(Tribolium spp.)、トロゴデルマ属種(Trogoderma spp.)、チキウス属種(Tychius spp.)、キシロトレクス属種(Xylotrechus spp.)、ザブルス属種(Zabrus spp.);
双翅目(Diptera)からの病害生物、例えば、アエデス属種(Aedes spp.)、アグロミザ属種(Agromyza spp.)、アナストレファ属種(Anastrepha spp.)、アノフェレス属種(Anopheles spp.)、アスポンジュリア属種(Asphondylia spp.)、バクトロケラ属種(Bactrocera spp.)、ビビオ・ホルツラヌス(Bibio hortulanus)、カリホラ・エリトロセファラ(Calliphora erythrocephala)、カリフォラ・ビシナ(Calliphora vicina)、セラチチス・カピタタ(Ceratitis capitata)、キロノムス属種(Chironomus spp.)、クリソミイア属種(Chrysomyia spp.)、クリソプス属種(Chrysops spp.)、クリソゾナ・プルビアリス(Chrysozona pluvialis)、コクリオミイア属種(Cochliomyia spp.)、コンタリニア属種(Contarinia spp.)、コルジオビア・アントロポファガ(Cordylobia anthropophaga)、クリコトプス・シルベストリス(Cricotopus sylvestris)、クレクス属種(Culex spp.)、クリコイデス属種(Culicoides spp.)、クリセタ属種(Culiseta spp.)、クテレブラ属種(Cuterebra spp.)、ダクス・オレアエ(Dacus oleae)、ダシネウラ属種(Dasyneura spp.)、デリア属種(Delia spp.)、デルマトビア・ホミニス(Dermatobia hominis)、ドロソフィラ属種(Drosophila spp.)、エキノクネムス属種(Echinocnemus spp.)、ファンニア属種(Fannia spp.)、ガステロフィルス属種(Gasterophilus spp.)、グロッシナ属種(Glossina spp.)、ハエマトポタ属種(Haematopota spp.)、ヒドレリア属種(Hydrellia spp.)、ヒドレリアグリセオラ(Hydrellia griseola)、ハイレミア属種(Hylemya spp.)、ヒポボスカ属種(Hippobosca spp.)、ヒポデルマ属種(Hypoderma spp.)、リリオミザ属種(Liriomyza spp.)、ルシリア属種(Lucilia spp.)、ルトゾミイア属種(Lutzomyia spp.)、マンソニア属種(Mansonia spp.)、ムスカ属種(Musca spp.)、オエストルス属種(Oestrus spp.)、オシネラ・フリト(Oscinella frit)、パラタニタルスス属種(Paratanytarsus spp.)、パラロイテルボルニエラ・スブチンクタ(Paralauterborniella subcincta)、ペゴマイヤ属種(Pegomyia spp.)、フレボトムス属種(Phlebotomus spp.)、ホルビア属種(Phorbia spp.)、ホルミア属種(Phormia spp.)、ピオフィラ・カゼイ(Piophila casei)、プロジプロシス属種(Prodiplosis spp.)、プシラ・ロサエ(Psila rosae)、ラゴレチス属種(Rhagoletis spp.)、サルコファガ属種(Sarcophaga spp.)、シムリウム属種(Simulium spp.)、ストモキス属種(Stomoxys spp.)、タバヌス属種(Tabanus spp.)、テタノプス属種(Tetanops spp.)、チプラ属種(Tipula spp.);
ヘテロプテラ目(Heteroptera)からの病害生物、例えば、アナサ・トリスチス(Anasa tristis)、アンテスチオプチス属種(Antestiopsis spp.)、ボイセア属種(Boisea spp.)、ブリスス属種(Blissus spp.)、カロコリス属種(Calocoris spp.)、カムピロンマ・リビダ(Campylomma livida)、カベレリウス属種(Cavelerius spp.)、シメックス属種(Cimex spp.)、コラリア属種(Collaria spp.)、クレオンチアデス・ジルツス(Creontiades dilutus)、ダシヌス・ペピリス(Dasynus piperis)、ジケロプス・フルカツス(Dichelops furcatus)、ジコノコリス・ヘウェチ(Diconocoris hewetti)、ジスデルクス属種(Dysdercus spp.)、エウシスツス属種(Euschistus spp.)、エウリガステル属種(Eurygaster spp.)、ヘリオペルチス属種(Heliopeltis spp.)、ホルシアス・ノビレルス(Horcias nobilellus)、レプトコリサ属種(Leptocorisa spp.)、レプトコリサ・ヴァリコルニス(Leptocorisa varicornis)、レプトグロスス・フィロプス(Leptoglossus phyllopus)、リグス属種(Lygus spp.)、マクロペス・イクスカバツス(Macropes excavatus)、ミリダエ(Miridae)、モナロニオン・アトラツム(Monalonion atratum)、ネザラ属種(Nezara spp.)、オエバルス属種(Oebalus spp.)、ペントミダエ(Pentomidae)、ピエスマ・クワドラタ(Piesma quadrata)、ピエゾドルス属種(Piezodorus spp.)、プサルス属種(Psallus spp.)、プセウドアシスタ・ペルセア(Pseudacysta persea)、ロドニウス属種(Rhodnius spp.)、サールベンゲラ・シングラリス(Sahlbergella singularis)、スカプトコリス・カスタネア(Scaptocoris castanea)、スコチノホラ属種(Scotinophora spp.)、ステファニチス・ナシ(Stephanitis nashi)、チブラカ属種(Tibraca spp.)、トリアトマ属種(Triatoma spp.);
ホモプテラ目(Homoptera)からの病害生物、例えば、アシッツィア・アカシアバイレヤナエ(Acizzia acaciaebaileyanae)、アシッツィア・ドドナエアエ(Acizzia dodonaeae)、アシッツィア・ウンカトイデス(Acizzia uncatoides)、アクリダ・ツリタ(Acrida turrita)、アシルトシポン属種(Acyrthosipon spp.)、アクロゴニア属種(Acrogonia spp.)、アエネオラミア属種(Aeneolamia spp.)、アゴノセナ属種(Agonoscena spp.)、アレイローデス・プロレッテラ(Aleyrodes proletella)、アレウロロブス・バロデンシス(Aleurolobus barodensis)、アレウロトリクス・フロコスス(Aleurothrixus floccosus)、アロカリダラ・マライエンシス(Allocaridara malayensis)、アムラスカ属種(Amrasca spp.)、アヌラフィス・カルズィ(Anuraphis cardui)、アオニジエラ属種(Aonidiella spp.)、アファノスチグマ・ピリ(Aphanostigma piri)、アフィス属種(Aphis spp.)、アルボリジア・アピカリス(Arboridia apicalis)、アリタイニラ属種(Arytainilla spp.)、アスピジエラ属種(Aspidiella spp.)、アスピジオツス属種(Aspidiotus spp.)、アタヌス属種(Atanus spp.)、アウラコルツム・ソラニ(Aulacorthum solani)、ベミシア・タバシ(Bemisia tabaci)、ブラストプシラ・オクシデンタリス(Blastopsylla occidentalis)、ボレイオグリカスピス・メラロイカエ(Boreioglycaspis melaleucae)、ブラキカウズス・ヘリクリシ(Brachycaudus helichrysi)、ブラキコルス属種(Brachycolus spp.)、ブレビコリネ・ブラシカエ(Brevicoryne brassicae)、カコプシラ属種(Cacopsylla spp.)、カリジポナ・マルギナタ(Calligypona marginata)、カルネオセファラ・フルギダ(Carneocephala fulgida)、セラトバクナ・ラニゲラ(Ceratovacuna lanigera)、セルコピダエ(Cercopidae)、セロプラステス属種(Ceroplastes spp.)、カエトシホン・フラガエホリイ(Chaetosiphon fragaefolii)、キオナスピス・テガレンシス(Chionaspis tegalensis)、クロリタ・オヌキイ(Chlorita onukii)、コンドラクリスロセ(Chondracris rosea)、クロマフィス・ジュグランジコラ(Chromaphis juglandicola)、クリソムファルス・フィクス(Chrysomphalus ficus)、シカズリナ・ムビラ(Cicadulina mbila)、コッコミチルス・ハリイ(Coccomytilus halli)、コックス属種(Coccus spp.)、クリストミズル・リビス(Cryptomyzus ribis)、クリプトネオッサ属種(Cryptoneossa spp.)、クテノナリタイナ属種(Ctenarytaina spp.)、ダルブルス属種(Dalbulus spp.)、ジアロイロデス・シトリ(Dialeurodes citri)、ジアホリナ・シトリ(Diaphorina citri)、ジアスピス属種(Diaspis spp.)、ドロシカ属種(Drosicha spp.)、ジサフィス属種(Dysaphis spp.)、ジスミコックス属種(Dysmicoccus spp.)、エンポアスカ属種(Empoasca spp.)、エリオソマ属種(Eriosoma spp.)、エリトロネウラ属種(Erythroneura spp.)、ユーカリプトリマ属種(Eucalyptolyma spp.)、ユーフィルラ属種(Euphyllura spp.)、エウセリス・ビロバツス(Euscelis bilobatus)、フェリシア属種(Ferrisia spp.)、ゲオコックス・コフェアエ(Geococcus coffeae)、グリカスピス属種(Glycaspis spp.)、ヘテロプシラ クバナ(Heteropsylla cubana)、ヘテロプシラ・スピヌロサ(Heteropsylla spinulosa)、ホマロジスカ・コアグラタ(Homalodisca coagulata)、ヒアロプテルス・アルンジニス(Hyalopterus arundinis)、イセリア属種(Icerya spp.)、イジオセルス属種(Idiocerus spp.)、イジオスコプス属種(Idioscopus spp.)、ラオデルファクス・ストリアテルス(Laodelphax striatellus)、レカニウム属種(Lecanium spp.)、レピドサフェス属種(Lepidosaphes spp.)、リパフィス・エリシミ(Lipaphis erysimi)、マクロシフム属種(Macrosiphum spp.)、マクロステレス・ファシフロン(Macrosteles facifrons)、マハナルバ属種(Mahanarva spp.)、メラナフィス・サッカリ(Melanaphis sacchari)、メトカルフィエラ属種(Metcalfiella spp.)、メトポロフィウム・ジロズム(Metopolophium dirhodum)、モネリア・コスタリス(Monellia costalis)、モネリオプシス・ペカニス(Monelliopsis pecanis)、ミズス属種(Myzus spp.)、ナソノビア・ニビスニグリ(Nasonovia ribisnigri)、ネホテッチキス属種(Nephotettix spp.)、ネッチゴニクラ・スペクトラ(Nettigoniclla spectra)、ニラパルバタ・ルゲンス(Nilaparvata lugens)、オンコメトピア属種(Oncometopia spp.)、オルテジア・プラテロンガ(Orthezia praelonga)、オクシアチネンシス(Oxya chinensis)、パチプシラ属種(Pachypsylla spp.)、パラベムシア・ミリカエ(Parabemisia myricae)、パラトリオザ属種(Paratrioza spp.)、パルラトリア属種(Parlatoria spp.)、ペムフィグス属種(Pemphigus spp.)、ペレグリヌス・マイジス(Peregrinus maidis)、フェナコックス属種(Phenacoccus spp.)、フロエオミズス・パセリニイ(Phloeomyzus passerinii)、ホロドン・フムリ(Phorodon humuli)、フィロキセラ属種(Phylloxera spp.)、ピンナスピス・アスピジストラエ(Pinnaspis aspidistrae)、プラノコックス属種(Planococcus spp.)、プロソピドプシラ・フラバ(Prosopidopsylla flava)、プロトプルビナリア・ピリホルミス(Protopulvinaria pyriformis)、プセウダウラカスピス・ペンタゴナ(Pseudaulacaspis pentagona)、プセウドコックス属種(Pseudococcus spp.)、プシロプシス属種(Psyllopsis spp.)、プシラ属種(Psylla spp.)、プテロマルス属種(Pteromalus spp.)、ピリラ属種(Pyrilla spp.)、クアドラスピジオツス属種(Quadraspidiotus spp.)、クエサダ・ギガス(Quesada gigas)、ラストロコックス属種(Rastrococcus spp.)、ロパロシフム属種(Rhopalosiphum spp.)、サイセチア属種(Saissetia spp.)、スカフォイデウス チタヌス(Scaphoideus titanus)、シザフィス・グラミヌム(Schizaphis graminum)、セレナスピズス・アルチクラツス(Selenaspidus articulatus)、ソガタ属種(Sogata spp.)、ソガテラ・フルシフェラ(Sogatella furcifera)、ソガトデス属種(Sogatodes spp.)、スチクトセファラ・フェスチナ(Stictocephala festina)、シフォニヌス・フィリレアエ(Siphoninus phillyreae)、テナラファラ・マラエンシス(Tenalaphara malayensis)、テトラゴノセフェラ属種(Tetragonocephela spp.)、チノカリス・カリアエホリアエ(Tinocallis caryaefoliae)、トマスピス属種(Tomaspis spp.)、トキソプテラ属種(Toxoptera spp.)、トリアエウロデス・バポラリオルム(Trialeurodes vaporariorum)、トリオザ属種(Trioza spp.)、チフロシバ属種(Typhlocyba spp.)、ウナスピス属種(Unaspis spp.)、ビテウス・ビチホリイ(Viteus vitifolii)、ジギナ属種(Zygina spp.);
膜翅目(ハチ目)(Hymenoptera)からの病害生物、例えば、アクロミルメックス属種(Acromyrmex spp.)、アタリア属種(Athalia spp.)、アッタ属種(Atta spp.)、ジプリオン属種(Diprion spp.)、ホプロカンパ属種(Hoplocampa spp.)、ラシウス属種(Lasius spp.)、モノモイウム・ファラオニス(Monomorium pharaonis)、シレクス属種(Sirex spp.)、ソレノプシスインビクタ(Solenopsis invicta)、タピノマ属種(Tapinoma spp.)、ウロセルス属種(Urocerus spp.)、ベスパ属種(Vespa spp.)、キセリス属種(Xeris spp.);
等脚目(Isopoda)からの病害生物、例えば、アルマジリジウム・ブルガレ(Armadillidium vulgare)、オニスクス・アセルス(Oniscus asellus)、ポルセリオ・スカベル(Porcellio scaber);
等翅目(Isoptera)からの病害生物、例えば、コプトテルメス属種(Coptotermes spp.)、コルニテルメス・クムランス(Cornitermes cumulans)、クリプトテルメス属種(Cryptotermes spp.)、インシシテルメス属種(Incisitermes spp.)、ミクロテルメス・オベシ(Microtermes obesi)、オドントテルメス属種(Odontotermes spp.)、レチクリテルメス属種(Reticulitermes spp.);
チョウ目(Lepidoptera)からの病害生物、例えば、アクロイア・グリセラ(Achroia grisella)、アクロニクタ・マジョル(Acronicta major)、アドキソフィエス属種(Adoxophyes spp.)、アエジア・レウコメラス(Aedia leucomelas)、アグロチス属種(Agrotis spp.)、アラバマ属種(Alabama spp.)、アミエロイス・トランシテッラ(Amyelois transitella)、アナルシア属種(Anarsia spp.)、アンチカルシア属種(Anticarsia spp.)、アルギロプロス属種(Argyroploce spp.)、バラトラ・ブラシカエ(Barathra brassicae)、ボルボ・シンナラ(Borbo cinnara)、ブックラトリクス・ツルベリエラ(Bucculatrix thurberiella)、ブパルス・ピニアリウス(Bupalus piniarius)、ブッセオラ属種(Busseola spp.)、カコエキア属種(Cacoecia spp.)、カロプチリア・ティボラ(Caloptilia theivora)、カプラ・レチクラナ(Capua reticulana)、カルポカプサ・ポモネラ(Carpocapsa pomonella)、カルポシナ・ニポメンシス(Carposina niponensis)、ケイマトビア・ブルマタ(Cheimatobia brumata)、キロ属種(Chilo spp.)、コリストネウラ属種(Choristoneura spp.)、クリシア・アンビグエラ(Clysia ambiguella)、クナファロセルス属種(Cnaphalocerus spp.)、クナファロクロチス・メジナリス(Cnaphalocrocis medinalis)、クネファシア属種(Cnephasia spp.)、コノポモルファ属種(Conopomorpha spp.)、コノトラケルス属種(Conotrachelus spp.)、コピタルシア属種(Copitarsia spp.)、シディア属種(Cydia spp.)、ダラカ・ノクツイデス(Dalaca noctuides)、ジアファニア属種(Diaphania spp.)、ジアトラエア・サッカラリス(Diatraea saccharalis)、エアリアス属種(Earias spp.)、エクデュトロパ・アウランティウム(Ecdytolopha aurantium)、エラスモパルプス・リグノセルス(Elasmopalpus lignosellus)、エルダナ・サッカリナ(Eldana saccharina)、エフェスチア属種(Ephestia spp.)、エピノチア属種(Epinotia spp.)、エピフィアス・ポスティフィッタナ(Epiphyas postvittana)、エチエッラ属種(Etiella spp.)、エウリア属種(Eulia spp.)、ユーポエシリア・アンビグエラ(Eupoecilia ambiguella)、エウプロクチス属種(Euproctis spp.)、エウキソア属種(Euxoa spp.)、フェルチア属種(Feltia spp.)、ガレリア・メロネラ(Galleria mellonella)、グラシラリア属種(Gracillaria spp.)、グラホリタ属種(Grapholitha spp.)、ヘジレプタ属種(Hedylepta spp.)、ヘリコベルパ属種(Helicoverpa spp.)、ヘリオチス属種(Heliothis spp.)、ホフマノフィラ・プセウドスプレテア(Hofmannophila pseudospretella)、ホモエオソマ属種(Homoeosoma spp.)、ホモナ属種(Homona spp.)、ヒピノメウタ・パデラ(Hyponomeuta padella)、カキボリア・フラボファシアタ(Kakivoria flavofasciata)、ラフィグマ属種(Laphygma spp.)、ラスペイレシア・モレスタ(Laspeyresia molesta)、ロイシノデス・オルボナリス(Leucinodes orbonalis)、ロイコプテラ属種(Leucoptera spp.)、リトコレチス属種(Lithocolletis spp.)、リトファネ・アンテンナタ(Lithophane antennata)、ロベシア属種(Lobesia spp.)、ロキサグロチス・アルビコスタ(Loxagrotis albicosta)、リマントリア属種(Lymantria spp.)、リオネチア属種(Lyonetia spp.)、マラコソマ・ネウストリア(Malacosoma neustria)、マルカ・テスツラリス(Maruca testulalis)、マメストラ・ブラシカエ(Mamstra brassicae)、メラニチス・レダ(Melanitis leda)、モキス属種(Mocis spp.)、モノピス・オブビエラ(Monopis obviella)、ミチムナ・セパラタ(Mythimna separata)、ネマポゴン・コロアセルス(Nemapogon cloacellus)、ニュムプラ属種(Nymphula spp.)、オイケチクス属種(Oiketicus spp.)、オリア属種(Oria spp.)、オルタガ属種(Orthaga spp.)、オストリニア属種(Ostrinia spp.)、オウレマ・オリザエ(Oulema oryzae)、パノリス・フランメア(Panolis flammea)、パルナラ属種(Parnara spp.)、ペクチノホラ属種(Pectinophora spp.)、ペリロイコプテラ属種(Perileucoptera spp.)、フソリマエア属種(Phthorimaea spp.)、フィロクニスチス・シトレラ(Phyllocnistis citrella)、フィロノリクテル属種(Phyllonorycter spp.)、ピエリス属種(Pieris spp.)、プラチノタ・スツルタナ(Platynota stultana)、プロジア・インテルプンクテラ(Plodia interpunctella)、プルシア属種(Plusia spp.)、プルテラ・キシロステラ(Plutella xylostella)、プラユス属種(Prays spp.)、プロデニア属種(Prodenia spp.)、プロトパルセ属種(Protoparce spp.)、プセウダレチア属種(Pseudaletia spp.)、シューダレティア ユニプンクタ(Pseudaletia unipuncta)、プセウドプルシア・インクルデンス(Pseudoplusia includens)、ピラウスタ・ヌビラリス(Pyrausta nubilalis)、ラキプルシア・ヌ(Rachiplusia nu)、スコエノビウス属種(Schoenobius spp.)、スキルポファガ属種(Scirpophaga spp.)、スキルポファガ・イノタタ(Scirpophaga innotata)、スコチア・セゲツム(Scotia segetum)、セサミア属種(Sesamia spp.)、セサミアインフェレンス(Sesamia inferens)、スパルガノチス属種(Sparganothis spp.)、スポドプテラ属種(Spodoptera spp.)、スポドプテラ・プラエフィカ(Spodoptera praefica)、スタトモポダ属種(Stathmopoda spp.)、ストモプテリクス・サブセシヴェラ(Stomopteryx subsecivella)、シナンテドン属種(Synanthedon spp.)、テシア・ソラニボラ(Tecia solanivora)、テルメシア・ゲンマタリス(Thermesia gemmatalis)、チネア・クロアセラ(Tinea cloacella)、チネア・ペリオネラ(Tinea pellionella)、チネオラ・ビセリエラ(Tineola bisselliella)、トルトリクス属種(Tortrix spp.)、トリコパガ・タペトゼッラ(Trichophaga tapetzella)、トリコプルシア属種(Trichoplusia spp.)、トリポリザ・インセルツラス(Tryporyza incertulas)、ツタ・アブソルタ(Tuta absoluta)、ビラコラ属種(Virachola spp.);
直翅目(Orthoptera)またはサルタトリア目(Saltatoria)からの病害生物、例えば、アケタ・ドメスチクス(Acheta domesticus)、ジクロプルス属種(Dichroplus spp.)、グリロタルパ属種(Gryllotalpa spp.)、ヒエログリフス属種(Hieroglyphus spp.)、ロクスタ属種(Locusta spp.)、メラノプルス属種(Melanoplus spp.)、シストセルカ・グレガリア(Schistocerca gregaria);
シラミ目(Phthiraptera)からの病害生物、例えば、ダマリニア属(Damalinia spp.)、ハエマトピヌス属種(Haematopinus spp.)、リノグナツス属種(Linognathus spp.)、ペジクルス属種(Pediculus spp.)、プチルス・プビス(Ptirus pubis)、トリコデクテス属種(Trichodectes spp.);
チャタテムシ目(Psocoptera)からの病害生物、例えば、レピナツス属種(Lepinatus spp.)、リポセリス属種(Liposcelis spp.);
ノミ目(Siphonaptera)からの病害生物、例えば、セラトフィルス属種(Ceratophyllus spp.)、クテノセファリデス属種(Ctenocephalides spp.)、プレクス・イリタンス(Pulex irritans)、ツンガ・ペネトランス(Tunga penetrans)、ゼノプシラ・ケオプス(Xenopsylla cheopsis);
総翅目(Thysanoptera)からの病害生物、例えば、アナフォトリプス・オブスクルス(Anaphothrips obscurus)、バリオトリプス・ビホルミス(Baliothrips biformis)、ドレパノトリプス・ロイテリ(Drepanothrips reuteri)、エンネオトリプス・フラベンス(Enneothrips flavens)、フランクリニエラ属種(Frankliniella spp.)、ヘリオトリプス属種(Heliothrips spp.)、ヘルチノトリプス・フェモラリス(Hercinothrips femoralis)、リピホロトリプス・クルエンタツス(Rhipiphorothrips cruentatus)、シルトトリプス属種(Scirtothrips spp.)、タエニオトリプス・カルダモミ(Taeniothrips cardamomi)、トリプス属種(Thrips spp.);
シミ目(Zygentoma)(=Thysanura)からの病害生物、例えば、クテノレピスマ属種(Ctenolepisma spp.)、レピスマ・サカリナ(Lepisma saccharina)、レスピモデス・インクイリヌス(Lepismodes inquilinus)、テルモビア・ドメスチカ(Thermobia domestica);
コムカデ類(Symphyla)からの病害生物、例えば、スクチゲラ属種(Scutigerella spp.);
軟体動物門(Mollusca)、特に、双殻綱(Bivalvia)からの病害生物、例えば、ドレイセナ属種(Dreissena spp.)、および、腹足綱(Gastropoda)の、例えば、アリオン属種(Arion spp.)、ビオムファラリア属種(Biomphalaria spp.)、ブリヌス属種(Bulinus spp.)、デロセラス属種(Deroceras spp.)、ガルバ属種(Galba spp.)、リムナエア属種(Lymnaea spp.)、オンコメラニア属種(Oncomelania spp.)、ポマケア属種(Pomacea spp.)、スクネシア属種(Succinea spp.);
へん形動物門(Plathelminthes)および線形動物門(Nematoda)からの動物有害生物、例えば、アンシロストマ・ズオデナレ(Ancylostoma duodenale)、アンシロストマ・セイラニクム(Ancylostoma ceylanicum)、アシロストマ・ブラジリエンシス(Acylostoma braziliensis)、アンシロストマ属種(Ancylostoma spp.)、アスカリス属種(Ascaris spp.)、ブルギア・マライ(Brugia malayi)、ブルギア・チモリ(Brugia timori)、ブノストムム属種(Bunostomum spp.)、カベルチア属種(Chabertia spp.)、クロノルキス属種(Clonorchis spp.)、コオペリア属種(Cooperia spp.)、ジクロコエリウム属(Dicrocoelium spp.)、ジクチオカウルス・フィラリア(Dictyocaulus filaria)、ジフィロボトリウム・ラツム(Diphyllobothrium latum)、ドラクンクルス・メジネンシス(Dracunculus medinensis)、エキノコックス・グラヌロスス(Echinococcus granulosus)、エキノコックス・ムルチロクラリス(Echinococcus multilocularis)、エンテロビウス・ベルミクラリス(Enterobius vermicularis)、ファシオラ属種(Faciola spp.)、ハエモンクス属種(Haemonchus spp.)、ヘテラキス属種(Heterakis spp.)、ヒメノレピス・ナナ(Hymenolepis nana)、ヒオストロングルス属種(Hyostrongulus spp.)、ロア・ロア(Loa Loa)、ネマトジルス属種(Nematodirus spp.)、オエソファゴストムム属種(Oesophagostomum spp.)、オピストルキス属種(Opisthorchis spp.)、オンコセルカ・ボルブルス(Onchocerca volvulus)、オステルタギア属種(Ostertagia spp.)、パラゴニムス属種(Paragonimus spp.)、シストソメン属種(Schistosomen spp.)、ストロンギロイデス・フエレボルニ(Strongyloides fuelleborni)、ストロンギロイデス・ステルコラリス(Strongyloides stercoralis)、ストロニロイデス属種(Stronyloides spp.)、タエニア・サギナタ(Taenia saginata)、タエニア・ソリウム(Taenia solium)、トリキネラ・スピラリス(Trichinella spiralis)、トリキネラ・ナチバ(Trichinella nativa)、トリキネラ・ブリトビ(Trichinella britovi)、トリキネラ・ネルソニ(Trichinella nelsoni)、トリキネラ・プセウドプシラリス(Trichinella pseudopsiralis)、トリコストロングルス属種(Trichostrongulus spp.)、トリクリス・トリクリア(Trichuris trichuria)、ウケレリア・バンクロフチ(Wuchereria bancrofti);
線形動物門(Nematoda)からの植物寄生性病害生物、例えば、アフェレンコイデス属種(Aphelenchoides spp.)、ブルサフェレンクス属種(Bursaphelenchus spp.)、ジチレンクス属種(Ditylenchus spp.)、グロボデラ属種(Globodera spp.)、ヘテロデラ属種(Heterodera spp.)、ロンギドルス属種(Longidorus spp.)、メロイドギネ属種(Meloidogyne spp.)、プラチレンクス属種(Pratylenchus spp.)、ラドフォラス属種(Radopholus spp.)、トリコドルス属種(Trichodorus spp.)、チレンクルス属種(Tylenchulus spp.)、キシフィネマ属種(Xiphinema spp.)、ヘリコティレンクス属種(Helicotylenchus spp.)、チレンコリンクス属種(Tylenchorhynchus spp.)、スクテロネマ属種(Scutellonema spp.)、パラトリコドルス属種(Paratrichodorus spp.)、メロイネマ属種(Meloinema spp.)、パラフェレンクス属種(Paraphelenchus spp.)、アグレンクス属種(Aglenchus spp.)、ベロノライムス属種(Belonolaimus spp.)、ナコブス属種(Nacobbus spp.)、ロチレンクルス属種(Rotylenchulus spp.)、ロチレンクス属種(Rotylenchus spp.)、ネオチレンクス属種(Neotylenchus spp.)、パラフェレンクス属種(Paraphelenchus spp.)、ドリコドルス属種(Dolichodorus spp.)、ホプロライムス属種(Hoplolaimus spp.)、プンクトデラ属種(Punctodera spp.)、クリコネメラ属種(Criconemella spp.)、キニスルシウス(Quinisulcius spp.)、ヘミシクロフォラ属種(Hemicycliophora spp.)、アングイナ属種(Anguina spp.)、スバングイナ属種(Subanguina spp.)、ヘミクリコネモイデス属種(Hemicriconemoides spp.)、プシレンクス科(Psilenchus spp.)、スードハレンクス属種(Pseudohalenchus spp.)、クリコネモイデス属種(Criconemoides spp.)、カコパウルス属種(Cacopaurus spp.)、ヒルシュマニエラ属種(Hirschmaniella spp.)、テチレンクス属種(Tetylenchus spp.)。
さらに、原虫亜門からの生物、特にはコクシジウム目、例えばアイメリア属種(Eimeria)からの生物を防除することができる。
さらに、本発明による組成物は好ましくは、強力な殺細菌活性を有し、作物保護および材料保護において真菌および細菌などの望ましくない微生物を防除するのに用いることができる。
本発明はさらに、本発明の組成物を植物病原性真菌、植物病原性細菌および/またはそれらの生息場所に施用することを特徴とする望ましくない微生物の防除方法に関するものである。
作物保護において、植物病原性真菌の防除のために殺菌剤を用いることができる。それらは広いスペクトラムの植物病原性真菌、例えば特にネコブカビ類、ペロノスポロマイセテス(Peronosporomycetes)類(同義語:卵菌類)、ツボカビ類、接合菌類、子嚢菌類、担子菌類および不完全菌類(同義語、フンギ・インペルフェクチ(Fungi imperfecti))の構成員である土壌病原体に対する顕著な効力を特徴とする。一部の殺菌剤は全身活性であり、茎葉処理剤として、種子粉衣剤として、または土壌処理殺菌剤として作物保護に使用することができる。さらに、それらは、特に木材または植物の根に侵入する真菌と戦う上で好適である。
殺細菌剤は、作物保護でシュードモナス科(Pseudomonadaceae)、リゾビウム科(Rhizobiaceae)、腸内細菌科(Enterobacteriaceae)、コリネバクテリウム科(Corynebacteriaceae)およびストレプトマイセス科(Streptomycetaceae)の防除に用いることができる。
本発明に従って処置可能な真菌疾患の例としては、下記のものなどがあるが、これらに限定されるものではない。
ウドンコ病の病原体、例えばブルメリア・グラミニス(Blumeria graminis)などのブルメリア(Blumeria)種;ポドスファエラ・ロイコトリカ(Podosphaera leucotricha)などのポドスファエラ(Podosphaera)種;スファエロセカ・フリギネア(Sphaerotheca fuliginea)などのスファエロセカ(Sphaerotheca)種;ウンシヌラ・ネケータ(Uncinula necator)などのウンシヌラ(Uncinula)種によって引き起こされる病害;
さび病病原体、例えばギムノスポランギウム・サビナエ(Gymnosporangium sabinae)などのギムノスポランギウム(Gymnosporangium)種;ヘミレイア・バスタトリックス(Hemileia vastatrix)などのヘミレイア(Hemileia)種;ファコプソラ・パチライジ(Phakopsora pachyrhizi)およびファコプソラ・マイボミアエ(Phakopsora meibomiae)などのファコスプソラ(Phakopsora)種;プクシニア・レコンディテ(Puccinia recondite)、P.トリチシナ(P. triticina)、P.グラミニス(P. graminis)またはP.ストリフォルニス(P. striiformis)などのプクシニア(Puccinia)種;ウロミセス・アッペンディキュラタス(Uromyces appendiculatus)などのウロミセス(Uromyces)種によって引き起こされる病害;
卵菌類(Oomycetes)群の病原体、例えばアルブゴ・カンジダ(Algubo candida)などのアルブゴ(Albugo)種;ブレミア・ラクチュカエ(Bremia lactucae)などのブレミア(Bremia)種;ペロノスポラ・ピシ(Peronospora pisi)またはP.ブラッシカエ(P. brassicae)などのペロノスポラ(Peronospora)種;フィトフソラ・インフェスタンス(Phytophthora infestans)などのフィトフソラ(Phytophthora)種;プラスモパラ・ビチコラ(Plasmopara viticola)などのプラスモパラ(Plasmopara)種;シュードペロノスポラ・フムリ(Pseudoperonospora humuli)またはシュードペロノスポラ・キュベンシス(Pseudoperonospora cubensis)などのシュードペロノスポラ(Pseudoperonospora)種;ピチウム・ウルティマム(Pythium ultimum)などのピチウム(Pythium)種によって引き起こされる病害;
例えばアルテルナリア・ソラニ(Alternaria solani)などのアルテルナリア(Altemaria)種;セルコスポラ・ベチコラ(Cercospora beticola)などのセルコスポラ(Cercospora)種;クラジオスポリウム・キュキュメリナム(Cladiosporium cucumerinum)などのクラジオスポリウム(Cladiosporum)種;コクリオボラス・サティブス(Cochliobolus sativus)(分生子型:ドレクスレラ(Drechslera)、同義語:ヘルミントスポリウム(Helminthosporium))、コクリオボラス・ミヨビーナス(Cochliobolus miyobeanus)などのコクリオボラス(Cochliobolus)種;コレトトリカム・リンデムサニウム(Colletotrichum lindemuthanium)などのコレトトリカム(Colletotrichum)種;シクロコニウム・オレアギナム(Cycloconium oleaginum)などのシクロコニウム(Cycloconium)種;ディアポルテ・シトリ(Diaporthe citri)などのディアポルテ(Diaporthe)種;エルシノエ・フォーセッティイ(Elsinoe fawcettii)などのエルシノエ(Elsinoe)種;グレオスポリウム・ラエティカラー(Gloeosporium laeticolor)などのグレオスポリウム種(Gloeosporium);グロメレラ・シンギュラータ(Glomerella cingulata)などのグロメレラ(Glomerella)種;ギニャルディア・ビドウェリ(Guignardia bidwelli)などのギニャルディア(Guignardia)種;レプトスファエリア・マキュランス(Leptosphaeria maculans)、レプトスファエリア・ノドルム(Leptosphaeria nodorum)などのレプトスファエリア(Leptosphaeria)種;マグナポルテ・グリージー(Magnaporthe grisea)などのマグナポルテ(Magnaporthe)種;ミクロドキウム・ニバレ(Microdochium nivale)などのミクロドキウム(Microdochium)種;マイコスファエレラ・グラミニコラ(Mycosphaerella graminicola)、M.アラキジコラ(M. arachidicola)およびM.フィジエンシス(M. fijiensis)などのマイコスファエレラ(Mycosphaerella)種;フェオスファエリア・ノドラム(Phaeosphaeria nodorum)などのフェオスファエリア(Phaeosphaeria)種;ピレノフォラ・テレス(Pyrenophora teres)、ピレノフォラ・トリチシ・レペンチス(Pyrenophora tritici repentis)などのピレノフォラ(Pyrenophora)種;ラムラリア・コロシグニ(Ramularia collo−cygni)、ラムラリア・アレオラ(Ramularia areola)などのラムラリア(Ramularia)種;リンコスポリウム・セカリス(Rhynchosporium secalis)などのリンコスポリウム(Rhynchosporium)種;セプトリア・アピイ(Septoria apii)、セプトリア・リコペルシイ(Septoria lycopersii)などのセプトリア(Septoria)種;チフラ・インカルナータ(Typhula incarnata)などのチフラ(Typhula)種;ベンチュリア・イナエキュアリス(Venturia inaequalis)などのベンチュリア(Venturia)種によって引き起こされる葉枯病(leaf blotch diseases)および葉萎凋病(leaf wilt diseases);
例えば、コルチシウム・グラミネアラム(Corticium graminearum)などのコルチシウム(Corticium)種;フサリウム・オキシスポラム(Fusarium oxysporum)などのフサリウム(Fusarium)種;ゲウマノミセス・グラミニス(Gaeumannomyces graminis)などのゲウマノミセス(Gaeumannomyces)種;リゾクトニア・ソラニ(Rhizoctonia solani)などのリゾクトニア(Rhizoctonia)種;サロクラジウム・オリザエ(Sarocladium oryzae)などによって引き起こされるサロクラジウム(Sarocladium)病;サロクラジウム・オリザエ(Sarocladium oryzae)などによって引き起こされるサロクラジウム(Sarocladium)病;タペシア・アキュフォルミス(Tapesia acuformis)などのタペシア(Tapesia)種;チエラビオプシス・バシコラ(Thielaviopsis basicola)などのチエラビオプシス(Thielaviopsis)種によって引き起こされる根および茎の病害;
例えばアルテルナリア属(Alternaria spp.)などのアルテルナリア(Alternaria)種;アスペルギルス・フラバス(Aspergillus flavus)などのアスペルギルス(Aspergillus)種;クラドスポリウム・クラドスポリオイデス(Cladosporium cladosporioides)などのクラドスポリウム(Cladosporium)種;クラビセプス・パープレア(Claviceps purpurea)などのクラビセプス(Claviceps)種;フサリウム・クルモラム(Fusarium culmorum)などのフサリウム(Fusarium)種;ギッベレラ・ゼアエ(Gibberella zeae)などのギッベレラ(Gibberella)種;モノグラフェラ・ニバリス(Monographella nivalis)などのモノグラフェラ(Monographella)種;セプトリア・ノドルム(Septoria nodorum)などのセプトリア(Septoria)種によって引き起こされる穂および円錐花序の病害(トウモロコシ穂軸など);
黒穂菌(smut fungi)、例えばスファセロセカ・ライリアナ(Sphacelotheca reiliana)などのスファセロセカ(Sphacelotheca)種;ティレチア・カリエス(Tilletia caries)、T.コントロベルサ(T. controversa)などのティレチア(Tilletia)種;ウロシスティス・オキュラータ(Urocystis occulta)などのウロシスティス(Urocystis)種;ウスティラゴ・ヌーダ(Ustilago nuda)、U.ヌーダ・トリチシ(U. nuda tritici)などのウスティラゴ(Ustilago)種によって引き起こされる病害;
例えばアスペルギルス・フラバス(Aspergillus flavus)などのアスペルギルス(Aspergillus)種;ボトリティス・シネレア(Botrytis cinerea)などのボトリティス(Botrytis)種;ペニシリウム・エクスパンサム(Penicillium expansum)およびP.プルプロゲナム(P. purpurogenum)などのペニシリウム(Penicillium)種;スクレロティニア・スクレロティオラム(Sclerotinia sclerotiorum)などのスクレロティニア(Sclerotinia)種;ベルティシリウム・アルボアトラム(Verticilium alboatrum)などのベルティシリウム(Verticilium)種によって引き起こされる果実腐敗;
例えばアルタナリア(Alternaria)種によって引き起こされる、例えばアルタナリア・ブラシシコラ(Alternaria brassicicola)によって引き起こされる;アファノミセス(Aphanomyces)種、例えばアファノミセス・ユーテイケス(Aphanomyces euteiches)によって引き起こされる;アスコチタ(Ascochyta)種、例えばアスコチタ・レンティス(Ascochyta lentis)によって引き起こされる;アスペルギルス(Aspergillus)種、例えばアスペルギルス・フラブス(Aspergillus flavus)によって引き起こされる;クラドスポリウム(Cladosporium)種、例えばクラドスポリウム・ヘルバルム(Cladosporium herbarum)によって引き起こされる;コクリオボラス(Cochliobolus)種、例えばコクリオボラス・サティブス(Cochliobolus sativus)(分生子型:ドレクスレラ(Drechslera)、ビポラリス(Bipolaris)同義語:ヘルミントスポリウム(Helminthosporium))によって引き起こされる;コレトトリカム(Colletotrichum)種、例えばコレトトリカム・ココデス(Colletotrichum coccodes)によって引き起こされる;フサリウム(Fusarium)種、例えばフサリウム・カルモラム(Fusarium culmorum)によって引き起こされる;ギッベレラ(Gibberella)種、例えばギッベレラ・ゼアエ(Gibberella zeae)によって引き起こされる;マクロホミナ(Macrophomina)種、例えばマクロホミナ・ファセオリナ(Macrophomina phaseolina)によって引き起こされる;モノグラフェラ(Monographella)種、例えばモノグラフェラ・ニバリス(Monographella nivalis)によって引き起こされる;ペニシリウム(Penicillium)種、例えばペニシリウム・エキスパンスム(Penicillium expansum)によって引き起こされる;ホマ(Phoma)種、例えばホマ・リンガム(Phoma lingam)によって引き起こされる;ホモプシス(Phomopsis)種、例えばホモプシス・ソジャエ(Phomopsis sojae)によって引き起こされる;フィトフソラ(Phytophthora)種、例えばフィトフソラ・カクトラム(Phytophthora cactorum)によって引き起こされる;ピレノホラ(Pyrenophora)種、例えばピレノホラ・グラミネア(Pyrenophora graminea)によって引き起こされる;ピリクラリア(Pyricularia)種、例えばピリクラリア・オリザエ(Pyricularia oryzae)によって引き起こされる;ピチウム(Pythium)種、例えばピチウム・ウルティマム(Pythium ultimum)によって引き起こされる;リゾクトニア(Rhizoctonia)種、例えばリゾクトニア・ソラニ(Rhizoctonia solani)によって引き起こされる;リゾプス(Rhizopus)種、例えばリゾプス・オリザエ(Rhizopus oryzae)によって引き起こされる;スクレロティウム(Sclerotium)種、例えばスクレロティウム・ロルフシイ(Sclerotium rolfsii)によって引き起こされる;セプトリア(Septoria)種、例えばセプトリア・ノドルム(Septoria nodorum)によって引き起こされる;チフラ(Typhula)種、例えばチフラ・インカルナタ(Typhula incarnata)によって引き起こされる;ベルチシリウム(Verticillium)種、例えばベルチシリウム・ダーリアエ(Verticillium dahliae)によって引き起こされる種子および土壌伝染性の腐敗、カビ、しおれ、腐敗病および立ち枯れ病;
例えばネクトリア・ガリゲナ(Nectria galligena)などのネクトリア(Nectria)種よって引き起こされる癌、こぶ病およびてんぐ巣病;
例えばモニリニア・ラクサ(Monilinia laxa)などのモニリニア(Monilinia)種によって引き起こされる枯れ病;
例えばエキソバシジウム・ベキサンス(Exobasidium vexans)などのエキソバシジウム(Exobasidium)種;タフリナ・デフォルマンス(Taphrina deformans)などのタフリナ(Taphrina)種によって引き起こされる葉ぶくれ病または葉巻病;
例えばファエモニエラ・クラミドスポラ(Phaemoniella clamydospora)、ファエオアクレモニウム・アレオフィラム(Phaeoacremonium aleophilum)およびフォミチポリタ・メジテラネア(Fomitiporia mediterranea)によって引き起こされるエスカ(Esca)病;例えばユーチパ・ラタ(Eutypa lata)によって引き起こされるユーチパ(Eutypa)枝枯れ病;例えばガノデルマ・ボニネンセ(Ganoderma boninense)によって引き起こされるガノダーマ(Ganoderma)病;例えばリジドポルス・リグノスス(Rigidoporus lignosus)によって引き起こされるリジドポルス(Rigidoporus)病によって引き起こされる木材植物における衰退(decline)病;
例えばボトリティス・シネレア(Botrytis cinerea)などのボトリティス(Botrytis)種によって引き起こされる花および種子の病害;
リゾクトニア・ソラニ(Rhizoctonia solani)などのリゾクトニア(Rhizoctonia)種;ヘルミントスポリウム・ソラニ(Helminthosporium solani)などのヘルミントスポリウム(Helminthosporium)種によって引き起こされる植物塊茎の病害;
例えばプラモジオフォラ・ブラッシカエ(Plamodiophora brassicae)などのプラモジオフォラ(Plamodiophora)種によって引き起こされる根こぶ病;
細菌性病原体、例えばキサントモナス・キャンペストリスpv.オリザエ(Xanthomonas campestris pv. oryzae)などのキサントモナス(Xanthomonas)種;シュードモナス・シリンガエpv.ラクリマンス(Pseudomonas syringae pv. lachrymans)などのシュードモナス(Pseudomonas)種;エルウィニア・アミロボラ(Erwinia amylovora)などのエルウィニア(Erwinia)種によって引き起こされる病害。
下記の大豆病害を好ましく防除することができる。
例えばアルテルナリア葉斑点病(alternaria leaf spot)(アルテルナリア属種アトランス・テニュイッシマ(Alternaria spec. atrans tenuissima))、炭疽病(コレトトリカム・グロエオスポロイデス・デマティウム亜種トランケイタム(Colletotrichum gloeosporoides dematium var. truncatum))、褐斑病(brown spot)(セプトリア・グリシネス(Septoria glycines))、セルコスポラ葉斑点病(cercospora leaf spot)および焼枯れ病(blight)(セクロスポラ・キクチイ(Cercospora kikuchii))、コアネフォラ葉焼枯れ病(choanephora leaf blight)(コアネフォラ・インファンディブリフェラ・トリスポラ(Choanephora infundibulifera trispora)(同義))、ダクチュリオフォラ葉斑点病(dactuliophora leaf spot)(ダクチュリオフォラ・グリシネス(Dactuliophora glycines))、べと病(downy mildew)(ペロノスポラ・マンシュリカ(Peronospora manshurica))、ドレクスレラ焼枯れ病(drechslera blight)(ドレクスレラ・グリシニ(Drechslera glycini))、葉輪紋病(frogeye leaf spot)(セルコスポラ・ソジナ(Cercospora sojina))、レプトスファエルリナ葉斑点病(leptosphaerulina leaf spot)(レプトスファエルリナ・トリフォリイ(Leptosphaerulina trifolii))、フィロスティカ葉斑点病(phyllostica leaf spot)(フィロスティカ・ソジャエコラ(Phyllosticta sojaecola))、鞘および茎の焼枯れ病(フォモプシス・ソジャエ(Phomopsis sojae))、うどんこ病(powdery 、mildew)(ミクロスファエラ・ディフューザ(Microsphaera diffusa))、ピレノチャエタ葉斑点病(pyrenochaeta leaf spot)(ピレノチャエタ・グリシネス(Pyrenochaeta glycines))、リゾクトニア・エリアル(rhizoctonia aerial)、葉および膜の焼枯れ病(リゾクトニア・ソラニ(Rhizoctonia solani))、さび病(ファコプソラ・パチライジ(Phakopsora pachyrhizi)、ファコプソラ・メイボミアエ(Phakopsora meibomiae))、黒星病(スファセロマ・グリシネス(Sphaceloma glycines))、ステムフィリウム葉焼枯れ病(stemphylium leaf blight)(ステムフィリウム・ボトリオサム(Stemphylium botryosum))、輪紋病(コリネスポラ・カッシイコラ(Corynespora cassiicola))によって引き起こされる葉、茎、鞘および種子に対する真菌病害。
例えば黒根腐病(black root rot)(カロネクトリア・クロタラリアエ(Calonectria crotalariae))、炭腐病(マクロフォミナ・ファセオリナ(Macrophomina phaseolina))、フザリウム焼枯病(fusarium blight)または萎凋病(wilt)、根腐れ病ならびに鞘および頸部腐れ病(rot)(フザリウム・オキシスポラム(Fusarium oxysporum)、フザリウム・オルトセラス(Fusarium orthoceras)、フザリウム・セミテクタム(Fusarium semitectum)、フザリウム・エクイセチ(Fusarium equiseti)、マイコレプトディスカス根腐れ病(mycoleptodiscus root rot)(マイコレプトディスカス・テレストリス(Mycoleptodiscus terrestris))、ネオコスモスポラ(neocosmospora)(ネオコスモスポラ・バスインフェクタ(Neocosmopspora vasinfecta))、鞘および茎の焼枯病(blight)(ディアポルセ・ファセオロラム(Diaporthe phaseolorum))、枝枯れ病(ディアポルセ・ファセオロラム亜種カウリボラ(Diaporthe phaseolorum var. caulivora))、フィトフトラ腐れ病(phytophthora rot)(フィトフトラ・メガスペルマ(Phytophthora megasperma))、褐色茎腐れ病(brown stem rot)(フィアロフォラ・グレガータ(Phialophora gregata))、ピチウム腐れ病(pythium rot)(ピチウム・アファニデルマタム(Pythium aphanidermatum)、ピチウム・イレギュラーレ(Pythium irregulaere)、ピチウム・デバリアナム(Pythium debaryanum)、ピチウム・ミリオチラム(Pythium myriotylum)、ピチウム・ウルティマム(Pythium ultimum))、リゾクトニア根腐れ病(rhizoctonia root rot)、茎腐敗および立枯病(リゾクトニア・ソラニ(Rhizoctonia solani))、スクレロティニア茎腐敗病(sclerotinia stem decay)(スクレロティニア・スクレロティオラム(Sclerotinia sclerotiorum))、スクレロティニア白絹病(sclerotinia Southern blight)(スクレロティニア・ロルフシイ(Sclerotinia rolfsii))、チエラビオプシス根腐れ病(thielaviopsis root rot)(チエラビオプシス・バシコラ(Thielaviopsis basicola))によって引き起こされる根および茎基部の真菌病。
本発明の組成物は、植物病原性真菌の治療的もしくは保護/予防的防除に用いることができる。従って本発明は、種子、植物もしくは植物部分、果実または植物が成長する土壌に施用される本発明の組成物の使用による植物病原性真菌の治療的および保護的防除方法に関するものでもある。
植物病害を防除するのに必要な濃度で、当該組成物が植物によって良好に耐容されることで、植物の地上部分、栄養繁殖器官および種子、ならびに土壌の処理が可能となる。
本発明によれば、全ての植物および植物部分を処理することができる。植物とは、望ましいおよび望ましくない野生植物、作物および植物変種のような全ての植物および植物集団を意味する(植物品種および植物育種家の権利によって保護され得るか否かを問わず)。栽培品種及び植物変種は、1種類以上の生物工学的方法で(例えば、倍加半数体、原形質融合、ランダム突然変異誘発および定方向突然変異誘発、分子マーカーまたは遺伝的マーカーなどを用いることによって)補助または補足することが可能な従来の繁殖方法および育種方法によって得られる植物であることができるか、生物工学的方法と遺伝子工学的方法によって得られる植物であることができる。植物部分とは、枝条、葉、花および根などの植物の地上部および地下部の全ての部分及び器官を意味し、例えば、葉、針状葉、茎、枝、花、子実体、果実及び種子、ならびに根、球茎および根茎などが挙げられる。作物、ならびに栄養繁殖器官(vegetative propagating material)および生殖繁殖器官(generative propagating material)、例えば、挿し穂、球茎、根茎、匍匐茎および種子なども、植物部分に属する。
本発明の組成物は、それが植物によって良好に耐容され、好ましい恒温動物毒性を有し、環境によって良好に耐容される場合、植物および植物器官を保護し、収穫量を高め、収穫物の品質を向上させる上で好適である。それは好ましくは、作物保護組成物として用いることができる。それは、通常のように感受性で抵抗性の植物種ならびに全てもしくは一部の発達段階に対して活性である。
本発明に従って処理することができる植物には、次の主要作物植物:トウモロコシ、ダイズ、アルファルファ、ワタ、ヒマワリ、アブラナ属油料種子(Brassica oilseeds)、例えば、セイヨウアブラナ(Brassica napus)(例えば、カノラ、アブラナ)、カブ(Brassica rapa)、カラシナ(B.juncea)(例えば、(菜の花)マスタード)およびアビシニアガラシ(Brassica carinata)、ヤシ(Arecaceae)属種(例えば、油やし、ココナッツ)、イネ、コムギ、テンサイ、サトウキビ、エンバク、ライムギ、オオムギ、アワおよびモロコシ、ライコムギ、アマ、ナッツ、ブドウおよびブドウの木、ならびに、種々の植物学的分類群からの各種果実および野菜、例えば、バラ属種(Rosaceae sp.)(例えば、ナシ状果、例えば、リンゴおよびナシ、さらに、核果、例えば、アンズ、サクランボ、アーモンド、プラムおよびモモ、ならびに液果(berry fruits)、例えば、イチゴ、ラズベリー、アカフサスグリおよびクロフサスグリならびにグーズベリー)、リベシオイダエ属種(Ribesioidae sp.)、クルミ属種(Juglandaceae sp.)、カバノキ属種(Betulaceae sp.)、ウルシ属種(Anacardiaceae sp.)、ブナ属種(Fagaceae sp.)、クワ属種(Moraceae sp.)、モクセイ属種(Oleaceae sp.)(例えば、オリーブの木)、マタタビ属種(Actinidaceae sp.)、クスノキ属種(Lauraceae sp.)(例えば、アボカド、シナモン、樟脳)、バショウ属種(Musaceae sp.)(例えば、バナナの木およびバナナ園(banana trees and plantations))、アカネ属種(Rubiaceae sp.)(例えば、コーヒー)、ツバキ属種(Theaceae sp.)(例えば、チャ)、アオギリ属種(Sterculiceae sp.)、ミカン属種(Rutaceae sp.)(例えば、レモン、オレンジ、ミカンおよびグレープフルーツ);ナス属種(Solanaceae sp.)(例えば、トマト、ジャガイモ、コショウ、トウガラシ、ナス、タバコ)、ユリ属種(Liliaceae sp.)、キク属種(Compositae sp.)(例えば、レタス、チョウセンアザミおよびチコリー(これは、ルートチコリー(root chicory)、エンダイブまたはキクニガナを包含する))、セリ属種(Umbelliferae sp.)(例えば、ニンジン、パセリ、セロリおよびセロリアック)、ウリ属種(Cucurbitaceae sp.)(例えば、キュウリ(これは、ガーキン、カボチャ、スイカ、ヒョウタンおよびメロン)、ネギ属種(Alliaceae sp.)(例えば、リーキおよびタマネギ)、アブラナ属種(Cruciferae sp.)(例えば、白キャベツ、赤キャベツ、ブロッコリー、カリフラワー、芽キャベツ、タイサイ、コールラビ、ラディッシュ、セイヨウワサビ、コショウソウおよびハクサイ)、マメ属種(Leguminosae sp.)(例えば、ラッカセイ、エンドウ、レンズマメおよびマメ(例えば、インゲンマメおよびソラマメ))、アカザ属種(Chenopodiaceae sp.)(例えば、フダンソウ、飼料用ビート、ホウレンソウ、ビートの根(beetroots))、アマ(Linaceae)属種(例えばアサ)、タイマ(Cannabeacea)属種(例えば、大麻)、アオイ(Malvaceae)属種(例えば、オクラ、カカオ)、ケシ科(例えば、ケシ)、クサスギカズラ科(Asparagaceae)(例えば、アスパラガス);有用植物および庭の観賞植物ならびに芝生、芝地、イネ科草本およびステビア・レバウディアナ(Stevia rebaudiana);および各場合でこれらの遺伝子組み換え型などがある。
植物種または植物品種、それらの生育場所および生育条件(土壌、気候、生育期、養分(diet))に応じて、本発明による組成物を使用または利用して、本発明による処理により、優加法的(「相乗的」)効果も生じ得る。従って、例えば、本発明による処理において本発明の組成物を使用もしくは利用することで、施用量の低減および/または活性スペクトルの拡大および/または活性の増強、植物の生育の向上、高温または低温に対する耐性の向上、渇水または水中もしくは土壌中に含まれる塩分に対する耐性の向上、開花能力の向上、収穫の容易性の向上、促進された成熟、収穫量の増加、果実の大きさの増大、植物の高さの増大、葉の緑色の向上、より早い開花、収穫された生産物の品質の向上および/または栄養価の増加、果実内の糖度の上昇、収穫された生産物の貯蔵安定性の向上および/または加工性の向上などが可能であり、これらは、実際に予期された効果を超えるものである。
本発明による処理における本発明の組成物の特定の施用量において、植物において強化効果も示し得る。望ましくない植物病原性真菌および/または微生物類および/またはウィルスによる攻撃に対する防御システムが動員される。本発明に関連して、植物を強化する(抵抗性を誘導する)物質は、処理された植物が、その後で望ましくない植物病原性真菌および/または微生物類および/またはウィルスを接種されたときに、それらの望ましくない植物病原性真菌および/または微生物類および/またはウィルスに対して実質的な程度の抵抗性を示すように、植物の防御システムを刺激することができる物質または物質の組合せを意味するものと理解される。そうして、本発明による処理において本発明による組成物を使用もしくは利用することで、処理後特定の期間内で、上記病原体による攻撃から植物を保護することができる。保護が達成される期間は、植物が該活性化合物で処理されてから、一般に、1から10日間、好ましくは、1から7日間である。
本発明に従って処理するのが同様に好ましい植物および植物品種は、1以上の生物的ストレスに対して抵抗性を示す。即ち、そのような植物は、害虫および有害微生物に対して、例えば、線虫類、昆虫類、ダニ類、植物病原性の菌類、細菌類、ウイルス類および/またはウイロイド類などに対して、良好な防御を示す。
本発明に従って同様に処理し得る植物および植物品種は、1以上の非生物的ストレスに対して抵抗性である植物、すなわちストレス耐性に関して、すでに増進された植物の健康を示す植物である。非生物的なストレス状態としては、例えば、渇水、低温に晒されること、熱に晒されること、浸透ストレス、湛水、土壌中の塩分濃度の上昇、より多くの鉱物に晒されること、オゾンに晒されること、強い光に晒されること、利用可能な窒素養分が限られていること、利用可能なリン養分が限られていること、日陰回避などを挙げることができる。好ましくは、これらの植物および栽培品種の本発明の組成物による処理はさらに、全体的な植物の健康(上記参照)を高めるものである。
本発明に従って同様に処理し得る植物および植物品種は、増大した収量特性を特徴とする植物、すなわちこの特徴に関して、すでに増進された植物の健康を示す植物である。そのような植物における増大した収量は、例えば、改善された植物の生理機能、生長および発育、例えば、水の利用効率、水の保持効率、改善された窒素の利用性、強化された炭素同化作用、改善された光合成、上昇した発芽効率および促進された成熟などの結果であり得る。収量は、さらに、改善された植物の構成によっても影響され得る(ストレス条件下および非ストレス条件下)。そのような改善された植物の構成としては、限定するものではないが、早咲き、ハイブリッド種子産生のための開花制御、実生の活力、植物の寸法、節間の数および距離、根の成長、種子の寸法、果実の寸法、莢の寸法、莢または穂の数、1つの莢または穂当たりの種子の数、種子の体積、強化された種子充填、低減された種子分散、低減された莢の裂開および耐倒伏性などがある。収量についてのさらなる形質としては、種子の組成、例えば、炭水化物含有量、タンパク質含有量、油含有量および油の組成、栄養価、抗栄養化合物の低減、改善された加工性ならびに向上した貯蔵安定性などがある。好ましくは、これらの植物および栽培品種の本発明の組成物による処理はさらに、全体的な植物の健康(上記参照)を高めるものである。
本発明により処理され得る植物は、既にヘテロシスまたはハイブリッド活力の特徴を発現するハイブリッド植物であり、それによって、収量、活力、健康および生物ストレス因子および非生物ストレス因子に対する抵抗性がより高くなる。そのような植物は代表的には、同系交配雄性不稔親株(雌親)と別の同系交配雄性稔性親株(雄親)を交雑させることにより作られる。ハイブリッド種子は代表的には、雄性不稔植物から収穫され、栽培者に販売される。雄性不稔植物は、(例えばトウモロコシでは)、雄穂除去、すなわち雄性生殖器(または雄花)の物理的除去により作ることができる場合があるが、より代表的には、雄性不稔性は、植物ゲノムにおける遺伝的決定基の結果である。この場合、そして特には種子がハイブリッド植物から収穫するのが望まれる産物である場合に、ハイブリッド植物での雄性不稔性が十分に回復されるようにすることが有用であるのが普通である。これは、雄性不稔性を担う遺伝的決定基を含むハイブリッド植物で雄性稔性を回復することができる適切な稔性回復遺伝子を雄親が有するようにすることで達成される。雄性不稔性の遺伝的決定基は細胞質に局在化していることができる。細胞質雄性不稔性(CMS)の例としては、例えばアブラナ種に記載されていた。しかしながら、雄性不稔性の遺伝的決定基は、細胞核ゲノムに局在化していることもできる。雄性不稔性植物は、遺伝子工学などの植物バイオテクノロジー法によっても得ることができる。雄性不稔性植物を得る上で特に好ましい手段は、WO89/10396に記載されており、そこでは、例えば、バルナーゼなどのリボヌクレアーゼが、雄しべにあるタペータム細胞で選択的に発現される。次に稔性は、バルスターなどのリボヌクレアーゼ阻害剤のタペータム細胞での発現によって回復することができる。
本発明によって処理することができる植物または植物品種(遺伝子工学などの植物バイオテクノロジー法によって得られる)は、除草剤耐性植物、すなわち、1以上の所定の除草剤に対して耐性とされた植物である。そのような植物は、形質転換により、またはそのような除草剤耐性を付与する突然変異を含む植物の選択によって得ることができる。
除草剤耐性植物は、例えばグリホセート耐性植物、すなわち除草剤であるグリホセートまたはその塩に対して耐性とされた植物である。植物は、各種手段によってグリホセートに対して耐性とすることができる。例えば、グリホセート耐性植物は、酵素5−エノールピルビルシキマート−3−ホスファート合成酵素(EPSPS)をコードする遺伝子で植物を形質転換することで得ることができる。そのようなEPSPS遺伝子の例は、細菌サルモネラ・チフィムリウム(Salmonella typhimurium)のAroA遺伝子(突然変異CT7)、細菌アグロバクテリウム属種(Agrobacterium sp)のCP4遺伝子、ペチュニアEPSPS、トマトEPSPSもしくはオヒシバ(Eleusine)EPSPSをコードする遺伝子である。それは、変異EPSPSであることもできる。グリホセート耐性植物は、グリホセートオキシド−レダクターゼ酵素をコードする遺伝子を発現させることによって得ることもできる。グリホセート耐性植物は、グリホセートアセチルトランスフェラーゼ酵素をコードする遺伝子を発現させることによって得ることもできる。グリホセート耐性植物は、上述の遺伝子の天然突然変異を含む植物を選択することによっても得ることができる。
他の除草剤耐性植物は、例えば酵素であるグルタミン合成酵素を阻害する除草剤、例えばビアラホス、ホスフィノトリシンまたはグルホシネートに対して耐性とされた植物である。そのような植物は、除草剤を解毒する酵素または阻害に対して耐性である酵素グルタミン合成酵素の突然変異体を発現させることによって得ることができる。そのような有効な解毒性酵素は、ホスフィノトリシンアセチルトランスフェラーゼ(例えば、ストレプトミセス(Streptomyces)種からのbarまたはpatタンパク質)をコードする酵素である。外来ホスフィノトリシンアセチルトランスフェラーゼを発現する植物も報告されている。
さらに別の除草剤耐性植物は、酵素ヒドロキシフェニルピルビン酸ジオキシゲナーゼ(HPPD)を阻害する除草剤に対して耐性にされている植物でもある。ヒドロキシフェニルピルビン酸ジオキシゲナーゼは、パラヒドロキシフェニルピルビン酸(HPP)がホモゲンチジン酸に変換される反応を触媒する酵素である。天然の耐性HPPD酵素をコードする遺伝子または突然変異HPPD酵素をコードする遺伝子を用いて、HPPD阻害剤に対して耐性の植物を形質転換することができる。HPPD阻害剤に対する耐性はまた、HPPD阻害剤による天然HPPD酵素の阻害にもかかわらずホモゲンチジン酸の形成を可能にする、ある種の酵素をコードする遺伝子を用いて植物を形質転換することによっても得ることができる。HPPD耐性酵素をコードする遺伝子に加えて、酵素プレフェン酸デヒドロゲナーゼ活性を有する酵素をコードする遺伝子を用いて植物を形質転換することによって、HPPD阻害剤に対する植物の耐性を改善させることもできる。
さらに別の除草剤抵抗性植物は、アセト乳酸合成酵素(ALS)阻害剤に対して耐性とされた植物である。公知のALS阻害剤には、例えばスルホニル尿素、イミダゾリノン、トリアゾロピリミジン類、ピリミジニルオキシ(チオ)安息香酸化合物および/またはスルホニルアミノカルボニルトリアゾリノン系除草剤などがある。ALS酵素(アセトヒドロキシ酸合成酵素、AHASとも称される)における各種突然変異が、各種の除草剤または除草剤群に対する耐性を付与することが知られている。スルホニル尿素耐性植物およびイミダゾリノン耐性植物の製造が、WO96/033270に記載されている。他のイミダゾリノン耐性植物も報告されている。さらに別のスルホニル尿素およびイミダゾリノン耐性植物も、例えばWO2007/024782に記載されている。
イミダゾリノンおよび/またはスルホニル尿素に対して耐性である他の植物は、突然変異誘発、除草剤存在下での細胞培地での選別または例えば大豆、イネ、甜菜、レタスまたはヒマワリに関して記載の突然変異育種によって得ることができる。
やはり本発明に従って処理することができる植物または植物品種(遺伝子工学などの植物バイオテクノロジー法によって得られる)は、昆虫耐性トランスジェニック植物、すなわち、ある種の標的昆虫による攻撃に対して耐性とした植物である。そのような植物は、形質転換によってまたはそのような昆虫耐性を付与する突然変異を含む植物の選択によって得ることができる。
本明細書で使用される場合の「昆虫耐性トランスジェニック植物」には、次のものをコードするコード配列を含む少なくとも一つのトランス遺伝子を含む植物などがある。
1)バチルス・チューリンゲンシス(Bacillus thuringiensis)由来の殺虫性結晶タンパク質またはその殺虫性部分、例えばhttp://www.lifesci.sussex.ac.uk/Home/Neil_Crickmore/Bt/にオンラインで挙げられた殺虫性結晶タンパク質またはそれの殺虫性部分、例えばCryタンパク質分類Cry1Ab、Cry1Ac、Cry1F、Cry2Ab、Cry3AaまたはCry3Bbのタンパク質またはそれらの殺虫性部分;または
2)バチルス・チューリンゲンシス(Bacillus thuringiensis)由来の結晶タンパク質またはバチルス・チューリンゲンシス由来の第二の他の結晶タンパク質またはそれの部分の存在下で殺虫性であるそれの部分、例えばCry34およびCry35結晶タンパク質から構成される二元毒素;または
3)バチルス・チューリンゲンシス由来の2つの各種殺虫性結晶タンパク質の部分を含むハイブリッド殺虫性タンパク質、例えば、上記1)のタンパク質のハイブリッドまたは上記2)のタンパク質のハイブリッド、例えば、コーン・事象(corn event)MON98034により産生されるCry1A.105タンパク質(WO2007/027777);または
4)標的昆虫種に対するより高い殺虫活性を得るために、および/または、影響を受ける標的昆虫種の範囲を拡大するために、および/またはクローニングもしくは形質転換時にコードDNAに導入される変化のために、いくつか、特に1から10のアミノ酸が別のアミノ酸により置換されている上記1)から3)のいずれか一つのタンパク質、例えばコーン・事象MON863またはMON88017におけるCry3Bb1タンパク質またはコーン・事象MIR604におけるCry3Aタンパク質;
5)バチルス・チューリンゲンシスまたはバチルス・セレウス(Bacillus cereus)由来の殺虫性分泌タンパク質またはそれの殺虫性部分、例えばhttp://www.lifesci.sussex.ac.uk/home/Neil_Crickmore/Bt/vip.htmlで列挙される植物殺虫性(VIP)タンパク質、例えば、VIP3Aaタンパク質分類からのタンパク質;または
6)バチルス・チューリンゲンシスまたはB.セレウス由来の第二の分泌タンパク質存在下で殺虫性であるバチルス・チューリンゲンシスまたはバチルス・セレウス由来の分泌タンパク質、例えば、VIP1AおよびVIP2Aタンパク質から構成される二元毒素;または
7)バチルス・チューリンゲンシスまたはバチルス・セレウス由来の異なる分泌タンパク質からの部分を含むハイブリッド殺虫性タンパク質、例えば上記1)におけるタンパク質のハイブリッドまたは上記2)におけるタンパク質のハイブリッド;または
8)標的昆虫種に対するより高い殺虫活性を得るために、および/または、影響を受ける標的昆虫種の範囲を拡大するために、および/またはクローニングもしくは形質転換時にコードDNAに導入される変化のために、いくつか、特に1から10のアミノ酸が別のアミノ酸により置換されている上記1)から3)のいずれかのタンパク質(なおも殺虫性タンパク質をコードしている)、例えば、コットン・事象COT102におけるVIP3Aaタンパク質。
当然のことながら、本明細書で使用される場合の昆虫耐性トランスジェニック植物には、上記の分類1から8のいずれか一つのタンパク質をコードする遺伝子の組み合わせを含む植物が含まれる。1実施態様において、昆虫耐性植物は、異なる標的昆虫種に対する異なるタンパク質を使用した場合に影響を受ける標的昆虫種の範囲を拡大するため、または同じ標的昆虫種に対して殺虫性があるが異なる作用機序(例えば、昆虫での異なる受容体結合部位に結合する等)を有する異なるタンパク質を使用することによって植物に対する昆虫の抵抗性発達を遅延させるために、上記の分類1から8のいずれか一つのタンパク質をコードする複数のトランス遺伝子を含む。
やはり本発明によって処理することができる植物または植物品種(遺伝子工学などの植物バイオテクノロジー法によって得たもの)は、非生物ストレスに対して耐性である。そのような植物は、形質転換によりまたはそのようなストレス耐性を付与する突然変異を含む植物の選択によって得ることができる。特に有用なストレス耐性植物には以下のものなどがある。
a.植物細胞または植物においてポリ(ADP−リボース)ポリメラーゼ(PARP)遺伝子の発現および/または活性を低下させることができるトランス遺伝子を含む植物、
b.植物または植物細胞のポリ(ADP−リボース)グリコヒドロラーゼ(PARG)コード遺伝子の発現および/または活性を低下させることができるストレス耐性促進トランス遺伝子を含む植物、
c.ニコチンアミダーゼ、ニコチネートホスホリボシルトランスフェラーゼ、ニコチン酸モノヌクレオチドアデニルトランスフェラーゼ、ニコチンアミドアデニンジヌクレオチド合成酵素またはニコチンアミドホスホリボシルトランスフェラーゼなどのニコチンアミドアデニンジヌクレオチドサルベージ生合成経路の植物機能性酵素をコードするストレス耐性促進トランス遺伝子を含む植物。
やはり本発明によって処理することができる植物または植物品種(遺伝子工学などの植物バイオテクノロジー法によって得たもの)は、収穫産物の量、品質および/または貯蔵安定性の変化および/または収穫産物の具体的な成分の特性変化も示し、それには下記のものなどがある。
1)物理化学的特性、特にアミロース含有量またはアミロース/アミロペクチン比、分枝度、平均鎖長、側鎖分布、粘性挙動、ゲル化強度、デンプン粒度および/またはデンプン粒子形態が、野生型植物細胞または植物で合成されるデンプンと比較して変化していることで、特殊な用途により適したものとなる改質デンプンを合成するトランスジェニック植物、
2)非デンプン炭水化物ポリマーを合成する、または遺伝子組み換えなしに野生型植物と比較して特性が変わっている非デンプン炭水化物ポリマーを合成するトランスジェニック植物(例としては、特にイヌリン型およびレバン型のポリフルクトースを産生する植物、α−1,4−グルカン類を産生する植物、α−1,6分枝α−1,4−グルカン類を産生する植物、アルテルナンを産生する植物がある。)、
3)ヒアルロナンを産生するトランスジェニック植物。
やはり本発明によって処理することができる植物または植物品種(遺伝子工学などの植物バイオテクノロジー法によって得たもの)は、繊維特性が変化したワタ植物などの植物である。そのような植物は、形質転換によりまたはそのような繊維特性を変化させる突然変異を含む植物の選択により得ることができ、それには下記のものなどがある。
a)改変型のセルロース合成酵素遺伝子を含むワタ植物などの植物、
b)改変型のrsw2またはrsw3相同性核酸を含むワタ植物などの植物、
c)ショ糖リン酸合成酵素の発現が高くなったワタ植物などの植物、
d)ワタ植物などのショ糖合成酵素の発現が高くなった植物、
e)繊維細胞の根底での原形質連絡制御のタイミングが、例えば繊維選択的β−1,3−グルカナーゼの低下によって変化しているワタ植物などの植物、
f)例えばnodCなどのN−アセチルグルコサミントランスフェラーゼ遺伝子およびキチン合成酵素遺伝子の発現により、反応性が変わった繊維を有するワタ植物などの植物。
やはり本発明によって処理することができる植物または植物品種(遺伝子工学などの植物バイオテクノロジー法によって得たもの)は、油分特性が変わったセイヨウアブラナまたは関連するアブラナ(Brassica)植物などの植物である。そのような植物は、形質転換によりまたはそのような油分の特徴が変える突然変異を含む植物の選択によって得ることができ、それには下記のものなどがある。
a)高いオレイン酸含有量を有する油を産生するセイヨウアブラナ植物などの植物;
b)低いリノレン酸含有量を有する油を産生するセイヨウアブラナ植物などの植物;
c)低レベルの飽和脂肪酸を有する油を産生するセイヨウアブラナ植物などの植物。
本発明によって処理することができる特に有用なトランスジェニック植物は、1以上の毒素をコードする1以上の遺伝子を有する植物であり、それには、商品名YIELD GARD(登録商標)(例えば、トウモロコシ、ワタ、ダイズ)、KnockOut(登録商標)(例えば、トウモロコシ)、BiteGard(登録商標)(例えば、トウモロコシ)、Bt−Xtra(登録商標)(例えば、トウモロコシ)、StarLink(登録商標)(例えば、トウモロコシ)、Bollgard(登録商標)(ワタ)、Nucotn(登録商標)(ワタ)、Nucotn 33B(登録商標)(ワタ)、NatureGard(登録商標)(例えば、トウモロコシ)、Protecta(登録商標)およびNewLeaf(登録商標)(ジャガイモ)で販売されているものなどがある。挙げることができる除草剤耐性植物の例には、商品名Roundup Ready(登録商標)(グリホセート耐性、例えば、トウモロコシ、ワタ、ダイズ)、Liberty Link(登録商標)(ホスフィノトリシン耐性、例えば、セイヨウアブラナ)、IMI(登録商標)(イミダゾリノン類耐性)およびSTS(登録商標)(スルホニル尿素耐性、例えばトウモロコシ)で販売されているトウモロコシ品種、ワタ品種およびダイズ品種がある。挙げることができる除草剤耐性植物(除草剤耐性となるよう従来の方法で育種された植物)には、Clearfield(登録商標)(例えばトウモロコシ)で販売されている品種などがある。
本発明に従って処理可能な特に有用なトランスジェニック植物は、形質転換事象または形質転換事象の組み合わせを含む植物であり、それは、例えば、各種の国家もしくは地域の規制当局向けのデータベースに挙げられており、事象1143−14A(ワタ、昆虫防除、未寄託、WO06/128569に記載);事象1143−51B(ワタ、昆虫防除、未寄託、WO06/128570に記載);事象1445(ワタ、除草剤耐性、未寄託、US−A2002−120964またはWO02/034946に記載);事象17053(イネ、除草剤耐性、PTA−9843として寄託、WO10/117737に記載);事象17314(イネ、除草剤耐性、PTA−9844として寄託、WO10/117735に記載);事象281−24−236(ワタ、昆虫防除−除草剤耐性、PTA−6233として寄託、WO05/103266またはUS−A2005−216969に記載);事象3006−210−23(ワタ、昆虫防除−除草剤耐性、PTA−6233として寄託、US−A2007−143876またはWO05/103266に記載);事象3272(トウモロコシ、品質形質、PTA−9972として寄託、WO06098952またはUS−A2006−230473に記載);事象40416(トウモロコシ、昆虫防除−除草剤耐性、ATCCPTA−11508として寄託、WO11/075593に記載);事象43A47(トウモロコシ、昆虫防除−除草剤耐性、ATCCPTA−11509として寄託、WO11/075595に記載);事象5307(トウモロコシ、昆虫防除、ATCCPTA−9561として寄託、WO10/077816に記載);事象ASR−368(ベントグラス、除草剤耐性、ATCCPTA−4816として寄託、US−A2006−162007またはWO04053062に記載);事象B16(トウモロコシ、除草剤耐性、未寄託、US−A2003−126634に記載);事象BPS−CV127−9(大豆、除草剤耐性、NCIMB番号41603として寄託、WO10/080829に記載);事象CE43−67B(ワタ、昆虫防除、DSMACC2724として寄託、US−A2009−217423またはWO06/128573に記載);事象CE44−69D(ワタ、昆虫防除、未寄託、US−A2010−0024077に記載);事象CE44−69D(ワタ、昆虫防除、未寄託、WO06/128571に記載);事象CE46−02A(ワタ、昆虫防除、未寄託、WO06/128572に記載);事象COT102(ワタ、昆虫防除、未寄託、US−A2006−130175またはWO04039986に記載);事象COT202(ワタ、昆虫防除、未寄託、US−A2007−067868またはWO05054479に記載);事象COT203(ワタ、昆虫防除、未寄託、WO05/054480に記載);事象DAS40278(トウモロコシ、除草剤耐性、ATCCPTA−10244として寄託、WO11/022469に記載);事象DAS−59122−7(トウモロコシ、昆虫防除−除草剤耐性、ATCCPTA11384として寄託、US−A2006−070139に記載);事象DAS−59132(トウモロコシ、昆虫防除−除草剤耐性、未寄託、WO09/100188に記載);事象DAS68416(大豆、除草剤耐性、ATCCPTA−10442として寄託、WO11/066384またはWO11/066360に記載);事象DP−098140−6(トウモロコシ、除草剤耐性、ATCCPTA−8296として寄託、US−A2009−137395またはWO08/112019に記載);事象DP−305423−1(大豆、品質形質、未寄託、US−A2008−312082またはWO08/054747に記載);事象DP−32138−1(トウモロコシ、ハイブリッド形成システム、ATCCPTA−9158として寄託、US−A2009−0210970またはWO09/103049に記載);事象DP−356043−5(大豆、除草剤耐性、ATCCPTA−8287として寄託、US−A2010−0184079またはWO08/002872に記載);事象EE−1(茄子、昆虫防除、未寄託、WO07/091277に記載);事象FI117(トウモロコシ、除草剤耐性、ATCC209031として寄託、US−A2006−059581またはWO98/044140に記載);事象GA21(トウモロコシ、除草剤耐性、ATCC209033として寄託、US−A2005−086719またはWO98/044140に記載);事象GG25(トウモロコシ、除草剤耐性、ATCC209032として寄託、US−A2005−188434またはWO98/044140に記載);事象GHB119(ワタ、昆虫防除−除草剤耐性、ATCCPTA−8398として寄託、WO08/151780に記載);事象GHB614(ワタ、除草剤耐性、ATCCPTA−6878として寄託、US−A2010−050282またはWO07/017186に記載);事象GJ11(トウモロコシ、除草剤耐性、ATCC209030として寄託、US−A2005−188434またはWO98/044140)に記載;事象GMRZ13(甜菜、ウィルス抵抗性、NCIMB−41601として寄託、WO10/076212に記載);事象H7−1(甜菜、除草剤耐性、NCIMB41158またはNCIMB41159として寄託、US−A2004−172669またはWO04/074492に記載);事象JOPLIN1(小麦、疾患耐性、未寄託、US−A2008−064032に記載);事象LL27(大豆、除草剤耐性、NCIMB41658として寄託、WO06/108674またはUS−A2008−320616に記載);事象LL55(大豆、除草剤耐性、NCIMB41660として寄託、WO06/108675またはUS−A2008−196127に記載);事象LLcotton25(ワタ、除草剤耐性、ATCCPTA−3343として寄託、WO03013224またはUS−A2003−097687に記載);事象LLRICE06(イネ、除草剤耐性、ATCC−23352として寄託、US6,468,747またはWO00/026345に記載);事象LLRICE601(イネ、除草剤耐性、ATCCPTA−2600として寄託、US−A2008−2289060またはWO00/026356に記載);事象LY038(トウモロコシ、品質形質、ATCCPTA−5623として寄託、US−A2007−028322またはWO05061720に記載);事象MIR162(トウモロコシ、昆虫防除、PTA−8166として寄託、US−A2009−300784またはWO07/142840に記載);事象MIR604(トウモロコシ、昆虫防除、未寄託、US−A2008−167456またはWO05103301に記載);事象MON15985(ワタ、昆虫防除、ATCCPTA−2516として寄託、US−A2004−250317またはWO02/100163に記載);事象MON810(トウモロコシ、昆虫防除、未寄託、US−A2002−102582に記載);事象MON863(トウモロコシ、昆虫防除、ATCCPTA−2605として寄託、WO04/011601またはUS−A2006−095986に記載);事象MON87427(トウモロコシ、受粉制御、ATCCPTA−7899として寄託、WO11/062904に記載);事象MON87460(トウモロコシ、ストレス耐性、ATCCPTA−8910として寄託、WO09/111263またはUS−A2011−0138504に記載);事象MON87701(大豆、昆虫防除、ATCCPTA−8194として寄託、US−A2009−130071またはWO09/064652に記載);事象MON87705(大豆、品質形質−除草剤耐性、ATCCPTA−9241として寄託、US−A2010−0080887またはWO10/037016に記載);事象MON87708(大豆、除草剤耐性、ATCCPTA9670として寄託、WO11/034704に記載);事象MON87754(大豆、品質形質、ATCCPTA−9385として寄託、WO10/024976に記載);事象MON87769(大豆、品質形質、ATCCPTA−8911として寄託、US−A2011−0067141またはWO09/102873に記載);事象MON88017(トウモロコシ、昆虫防除−除草剤耐性、ATCCPTA−5582として寄託、US−A2008−028482またはWO05/059103に記載);事象MON88913(ワタ、除草剤耐性、ATCCPTA−4854として寄託、WO04/072235またはUS−A2006−059590に記載);事象MON89034(トウモロコシ、昆虫防除、ATCCPTA−7455として寄託、WO07/140256またはUS−A2008−260932に記載);事象MON89788(大豆、除草剤耐性、ATCCPTA−6708として寄託、US−A2006−282915またはWO06/130436に記載);事象MS11(アブラナ、受粉制御−除草剤耐性、ATCCPTA−850またはPTA−2485として寄託、WO01/031042に記載);事象MS8(アブラナ、受粉制御−除草剤耐性、ATCCPTA−730として寄託、WO01/041558またはUS−A2003−188347に記載);事象NK603(トウモロコシ、除草剤耐性、ATCCPTA−2478として寄託、US−A2007−292854に記載);事象PE−7(イネ、昆虫防除、未寄託、WO08/114282に記載);事象RF3(アブラナ、受粉制御−除草剤耐性、ATCCPTA−730として寄託、WO01/041558またはUS−A2003−188347に記載);事象RT73(アブラナ、除草剤耐性、未寄託、WO02/036831またはUS−A2008−070260に記載);事象T227−1(甜菜、除草剤耐性、未寄託、WO02/44407またはUS−A2009−265817に記載);事象T25(トウモロコシ、除草剤耐性、未寄託、US−A2001−029014またはWO01/051654に記載);事象T304−40(ワタ、昆虫防除−除草剤耐性、ATCCPTA−8171として寄託、US−A2010−077501またはWO08/122406に記載);事象T342−142(ワタ、昆虫防除、未寄託、WO06/128568に記載);事象TC1507(トウモロコシ、昆虫防除−除草剤耐性、未寄託、US−A2005−039226またはWO04/099447に記載);事象VIP1034(トウモロコシ、昆虫防除−除草剤耐性、ATCCPTA−3925として寄託、WO03/052073に記載)、事象32316(トウモロコシ,昆虫防除−除草剤耐性、PTA−11507として寄託、WO11/084632に記載)、事象4114(トウモロコシ、昆虫防除−除草剤耐性、PTA−11506として寄託、WO11/084621に記載)などがある。
本発明により処理することができる特に有用なトランスジェニック植物は、形質転換事象または形質転換事象の組み合わせを含む植物であり、それは例えば各種の国または地域の規制当局からのデータベースに列記されたものである(例えば、http://gmoinfo.jrc.it/gmp_browse.aspxおよびhttp://www.agbios.com/dbase.phpを参照する)。
最後の態様において、本発明は、植物周囲の土壌における線虫または昆虫の防除方法であって、当該土壌に有効量の本発明による組成物を施用することを含む方法に関するものである。
本発明による活性化合物組み合わせの優れた殺菌活性は、下記の実施例から明らかである。個々の活性化合物が示す殺菌活性は弱いが、当該組み合わせは、活性の単純な加算を超える活性を有する。
活性化合物組み合わせの殺菌活性が、個別に施用した場合の活性化合物の活性の合計を超える場合には、殺菌剤の相乗効果は常に存在する。2種類の活性化合物の所定の組み合わせについての予想される活性は、下記のように計算することができる(Colby, S. R., ″Calculating Synergistic and Antagonistic Responses of Herbicide Combinations″,Weeds 1967, 15, 20−22参照)。
Xは、活性化合物Aを施用量ppm(またはg/ha)で施用した場合の効力であり、
Yは、活性化合物Bを施用量ppm(またはg/ha)で施用した場合の効力であり、
Eは、活性化合物AおよびBをそれぞれおよびppm(またはg/ha)で施用した場合の効力であり、
Figure 2016502534
である。
%で表される効力度を示す。0%は対照の効力に相当する効力を意味し、100%の効力は、病害が全く観察されないことを意味する。
実際の殺菌活性が計算値を超える場合、組み合わせの活性は超相加的であり、すなわち相乗効果が存在する。この場合、実際に観察された効力は、上記式から計算される予想効力についての値(E)より大きいものでなければならない。
相乗効果を示す別の方法は、Tammesの方法である(″Isoboles、a graphic representation of synergism in pesticides″, Neth. J. Plant Path., 1964, 70, 73−80参照)。
下記の実施例によって、本発明を説明する。しかしながら、本発明はこれら実施例に限定されるものではない。
リゾクトニア(Rhizoctonia)試験(ワタ)/灌注
この試験は、温室条件下で行う。
パーライトを、リゾクトニア・ソラニ(Rhizoctonia solani)の菌糸とともにインキュベートした。感染したパーライトをスチーム処理した圃場土壌および砂の1:1混合物にまき、温室の暗箱中で6日間インキュベートした。土壌インキュベーション後、ワタ種子を、この土壌混合物の入った6×6cmポットに播いた。
化合物および化合物組み合わせを懸濁させ、水で希釈して所望の濃度とした。化合物または化合物組み合わせ製剤30mLを、各ポットに灌注した。ポットを、温室で20℃にて7日間インキュベートした。
評価は、発芽した苗のカウンティングからなるものであった。0%は処理されていない対照の効力に相当する効力を意味し、100%の効力は全ての苗が発芽したことを意味する。
下記の表は、本発明による活性化合物組み合わせの観察される活性は、計算活性より大きいこと、すなわち相乗効果が存在することを明瞭に示している。

リゾクトニア(Rhizoctonia)試験(ワタ)/灌注
Figure 2016502534

Claims (16)

  1. 相乗的に有効な量で、
    ペシロミセス・リラシヌス(Paecilomyces lilacinus)株251(AGAL番号89/030550)およびコニオチリウム・ミニタンス(Coniothyrium minitans)CON/M/91−08(DSM9660)
    および/または個々の株の全ての識別特性を有するこれら株の突然変異体、および/または線虫、昆虫および/または植物病原体に対して活性を示す個々の株によって産生される少なくとも一つの代謝物からなる群から選択される少なくとも一つの生物農薬(I)、
    および細菌からなる群から選択される少なくとも一つのさらに別の生物農薬(II)
    を含む組成物。
  2. 前記細菌が、
    アグロバクテリウム・ラジオバクター(Agrobacterium radiobacter)、バチルス・アシドカルダリウス(Bacillus acidocaldarius)、バチルス・アシドテレストリス(Bacillus acidoterrestris)、バチルス・アグリ(Bacillus agri)、バチルス・アイザワイ(Bacillus aizawai)、バチルス・アルボラクチス(Bacillus albolactis)、バチルス・アルカロフィルス(Bacillus alcalophilus)、バチルス・アルベイ(Bacillus alvei)、バチルス・アミノグルコシジクス(Bacillus アミノglucosidicus)、バチルス・アミノボランス(Bacillus アミノvorans)、バチルス・アミロリチクス(Bacillus amylolyticus)(パエニバチルス・アミロリチクス(Paenibacillus amylolyticus)としても知られる)、バチルス・アミロリクエファシエンス(Bacillus amyloliquefaciens)、バチルス・アネウリノリチクス(Bacillus aneurinolyticus)、バチルス・アトロファエウス(Bacillus atrophaeus)、バチルス・アゾトホルマンス(Bacillus azotoformans)、バチルス・バジウス(Bacillus badius)、バチルス・セレウス(Bacillus cereus)(同義語:バチルス・エンドリスモス(Bacillus endorhythmos)、バチルス・メドゥーサ(Bacillus medusa))、バチルス・キチノスポルス(Bacillus chitinosporus)、バチルス・シルクランス(Bacillus circulans)、バチルス・コアグランス(Bacillus coagulans)、バチルス・エンドパラシチクス(Bacillus endoparasiticus)、バチルス・ファスチジオスス(Bacillus fastidiosus)、バチルス・フィルムス(Bacillus firmus)、バチルス・クルスタキ(Bacillus kurstaki)、バチルス・ラクチコラ(Bacillus lacticola)、バチルス・ラクチモルブス(Bacillus lactimorbus)、バチルス・ラクチス(Bacillus lactis)、バチルス・ラテロスポルス(Bacillus laterosporus)、(ブレビバチルス・カテロスポルス(Brevibacillus laterosporus)としても知られる)、バチルス・ラウツス(Bacillus lautus)、バチルス・レンチモルブス(Bacillus lentimorbus)、バチルス・レンツス(Bacillus lentus)、バチルス・リケニホルミス(Bacillus licheniformis)、バチルス・マロカヌス(Bacillus maroccanus)、バチルス・メガテリウム(Bacillus megaterium)、バチルス・メチエンス(Bacillus metiens)、バチルス・ミコイデス(Bacillus mycoides)単離株J、バチルス・ナット(Bacillus natto)、バチルス・ネマトシダ(Bacillus nematocida)、バチルス・ニグリフィカンス(Bacillus nigrificans)、バチルス・ニグルム(Bacillus nigrum)、バチルス・パントテンチクス(Bacillus pantothenticus)、バチルス・ポピラエ(Bacillus popillae)、バチルス・プシクロサッカロリチクス(Bacillus psychrosaccharolyticus)、バチルス・プミルス(Bacillus pumilus)、バチルス・シアメンシス(Bacillus siamensis)、バチルス・スミチイ(Bacillus smithii)、バチルス・スファエリクス(Bacillus sphaericus)、バチルス・サブチリス(Bacillus subtilis)、バチルス・ツリンギエンシス(Bacillus thuringiensis)、バチルス・ウニフラゲラツス(Bacillus uniflagellatus)、ブラディリゾビウム・ジャポニクム(Bradyrhizobium japonicum)、ブレビバチルス・ブレビス(Brevibacillus brevis)(以前のバチルス・ブレビス(Bacillus brevis))、(1.53)ブレビバチルス・ラテロスポルム(Brevibacillus laterosporus)(以前のバチルス・ラテロスポルム(Bacillus laterosporus))、 クロモバクテリウム・サブツガエ(Chromobacterium subtsugae)、デルフチア・アシドボランス(Delftia acidovorans)、ラクトバチルス・アシドフィルス(Lactobacillus acidophilus)、リソバクテル・アンチビオチクス(Lysobacter antibioticus)、(1.58)リソバクテル・エンジモゲネス(Lysobacter enzymogenes)、パエニバチルス・アルベイ(Paenibacillus alvei)、パエニバチルス・ポリミキサ(Paenibacillus polymyxa)、パエニバチルス・ポピリアエ(Paenibacillus popilliae)(以前のバチルス・ポピリアエ(Bacillus popilliae))、パントエア・アグロメランス(Pantoea agglomerans)、パステウリア・ペネトランス(Pasteuria penetrans)(以前はバチルス・ペネトランス(Bacillus penetrans)、パステウリア・ウサゲ(Pasteuria usage)、ペクトバクテリウム・カロトボルム(Pectobacterium carotovorum)(以前はエルウィニア・カロトボルム(Erwinia carotovora))、シュードモナス・アエルギノサ(Pseudomonas aeruginosa)、シュードモナス・アウレオファシエンス(Pseudomonas aureofaciens)、シュードモナス・セパシア(Pseudomonas cepacia)(以前はブルコルデリア・セパシア(Burkholderia cepacia)と称された)、シュードモナス・クロロラフィス(Pseudomonas chlororaphis)、シュードモナス・フルオレセンス(Pseudomonas fluorescens)、シュードモナス・プロラジクス(Pseudomonas proradix)、シュードモナス・プチダ(Pseudomonas putida)、シュードモナス・レシノボランス(Pseudomonas resinovorans)、シュードモナス・シリンガエ(Pseudomonas syringae)、セラチア・エントモフィラ(Serratia entomophila)、セラチア・マルセセンス(Serratia marcescens)、ストレプトミセス・カンジダス(Streptomyces candidus)、ストレプトミセス・コロビエンシス(Streptomyces colombiensis)、ストレプトミセス・ガルブス(Streptomyces galbus)、ストレプトミセス・ゴシキエンシス(Streptomyces goshikiensis)、ストレプトミセス・グリセオビリディス(Streptomyces griseoviridis)、ストレプトミセス・ラベンズラエ(Streptomyces lavendulae)、ストレプトミセス・リディクス(Streptomyces lydicus)、ストレプトミセス・プラシヌス(Streptomyces prasinus)、ストレプトミセス・リモスス(Streptomyces rimosus)、ストレプトミセス・サラセチクス(Streptomyces saraceticus)、ストレプトミセス・ベネズエラエ(Streptomyces venezuelae)、キサントモナス・カンペストリス(Xanthomonas campestris)、キセノラブヅス・ルミネセンス(Xenorhabdus luminescens)、およびキセノラブヅス・ネマトフィラ(Xenorhabdus nematophila)からなる群から選択される請求項1に記載の組成物。
  3. 前記細菌が、
    バチルス・アミロリクエファシエンス(Bacillus amyloliquefaciens)、バチルス・アトロファエウス(Bacillus atrophaeus)、バチルス・セレウス(Bacillus cereus)(同義語:バチルス・エンドリスモス(Bacillus endorhythmos)、バチルス・メドゥーサ(Bacillus medusa))、バチルス・キチノスポルス(Bacillus chitinosporus)、バチルス・シルクランス(Bacillus circulans)、バチルス・コアグランス(Bacillus coagulans)、バチルス・フィルムス(Bacillus firmus)、バチルス・ポピラエ(Bacillus popillae)、バチルス・プミルス(Bacillus pumilus)、バチルス・スファエリクス(Bacillus sphaericus)、バチルス・サブチリス(Bacillus subtilis)、バチルス・ツリンギエンシス(Bacillus thuringiensis)、バチルス・ウニフラゲラツス(Bacillus uniflagellatus)、ブレビバチルス・ブレビス(Brevibacillus brevis)(以前のバチルス・ブレビス(Bacillus brevis))、ブレビバチルス・ラテロスポルム(Brevibacillus laterosporus)(以前のバチルス・ラテロスポルム(Bacillus laterosporus))、クロモバクテリウム・サブツガエ(Chromobacterium subtsugae)、デルフチア・アシドボランス(Delftia acidovorans)、ラクトバチルス・アシドフィルス(Lactobacillus acidophilus)、リソバクテル・アンチビオチクス(Lysobacter antibioticus)、ペクトバクテリウム・カロトボルム(Pectobacterium carotovorum)(以前はエルウィニア・カロトボルム(Erwinia carotovora))、およびストレプトミセス・グリセオビリディス(Streptomyces griseoviridis)からなる群から選択される請求項2に記載の組成物。
  4. 前記細菌がバチルス・サブチリス(Bacillus subtilis)であり、特には株QSR30002またはQST30004である請求項2または3に記載の組成物。
  5. 少なくとも一つの殺菌剤および/または少なくとも一つの殺虫剤をさらに含み、ただし前記殺菌剤および/または殺虫剤ならびに前記生物農薬(I)および(II)は同一ではない請求項1から4のうちのいずれか1項に記載の組成物。
  6. 前記殺菌剤が、エルゴステロール生合成の阻害剤、複合体IまたはIIでの呼吸鎖の阻害剤、複合体IIIでの呼吸鎖の阻害薬剤、有糸分裂および細胞分裂の阻害剤、多部位作用を有することができる化合物、宿主防御を誘発することができる化合物、アミノ酸および/またはタンパク質生合成の阻害剤、ATP産生の阻害剤、細胞壁合成の阻害剤、脂質および膜合成の阻害剤、メラニン生合成の阻害剤、核酸合成の阻害剤、シグナル伝達の阻害剤、脱共役剤として作用することができる化合物、そしてさらに別の化合物、例えば、ベンチアゾール、ベトキサジン、カプシマイシン(capsimycin)、カルボン、キノメチオネート、ピリオフェノン(pyriofenone)(クラザフェノン(chlazafenone))、クフラネブ、シフルフェナミド、シモキサニル、シプロスルファミド、ダゾメット、デバカルブ、ジクロロフェン、ジクロメジン、ジフェンゾコート、ジフェンゾコートメチル硫酸塩、ジフェニルアミン、エコメイト、フェンピラザミン(fenpyrazamine)、フルメトベル、フルオルイミド、フルスルファミド、フルチアニル、ホセチル−アルミニウム、ホセチル−カルシウム、ホセチル−ナトリウム、ヘキサクロロベンゼン、イルママイシン、メタスルホカルブ、イソチオシアン酸メチル、メトラフェノン、ミルディオマイシン、ナタマイシン、ジメチルジチオカルバミン酸ニッケル、ニトロタル−イソプロピル、オクチリノン、オキサモカルブ(oxamocarb)、オキシフェンチイン(oxyfenthiin)、ペンタクロロフェノールおよび塩、フェノトリン、リン酸およびそれの塩、プロパモカルブ−ホセチレート(propamocarb−fosetylate)、プロパノシン−ナトリウム(propanosine−sodium)、プロキナジド、ピリモルフ、(2E)−3−(4−tert−ブチルフェニル)−3−(2−クロロピリジン−4−イル)−1−(モルホリン−4−イル)プロプ−2−エン−1−オン、(2Z)−3−(4−tert−ブチルフェニル)−3−(2−クロロピリジン−4−イル)−1−(モルホリン−4−イル)プロプ−2−エン−1−オン、ピロールニトリン、テブフロキン、テクロフタラム、トルニファニド、トリアゾキシド、トリクラミド、ザリラミド、2−メチルプロパン酸(3S,6S,7R,8R)−8−ベンジル−3−[({3−[(イソブチリルオキシ)メトキシ]−4−メトキシピリジン−2−イル}カルボニル)アミノ]−6−メチル−4,9−ジオキソ−1,5−ジオキソナン−7−イル、1−(4−{4−[(5R)−5−(2,6−ジフルオロフェニル)−4,5−ジヒドロ−1,2−オキサゾール−3−イル]−1,3−チアゾール−2−イル}ピペリジン−1−イル)−2−[5−メチル−3−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール−1−イル]エタノン、1−(4−{4−[(5S)−5−(2,6−ジフルオロフェニル)−4,5−ジヒドロ−1,2−オキサゾール−3−イル]−1,3−チアゾール−2−イル}ピペリジン−1−イル)−2−[5−メチル−3−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール−1−イル]エタノン、1−(4−{4−[5−(2,6−ジフルオロフェニル)−4,5−ジヒドロ−1,2−オキサゾール−3−イル]−1,3−チアゾール−2−イル}ピペリジン−1−イル)−2−[5−メチル−3−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール−1−イル]エタノン、1−(4−メトキシフェノキシ)−3,3−ジメチルブタン−2−イル−1H−イミダゾール−1−カルボキシレート、2,3,5,6−テトラクロロ−4−(メチルスルホニル)ピリジン、2,3−ジブチル−6−クロロチエノ[2,3−d]ピリミジン−4(3H)−オン、2,6−ジメチル−1H,5H−[1,4]ジチイノ[2,3−c:5,6−c′]ジピロール−1,3,5,7(2H,6H)−テトロン、2−[5−メチル−3−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール−1−イル]−1−(4−{4−[(5R)−5−フェニル−4,5−ジヒドロ−1,2−オキサゾール−3−イル]−1,3−チアゾール−2−イル}ピペリジン−1−イル)エタノン、2−[5−メチル−3−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール−1−イル]−1−(4−{4−[(5S)−5−フェニル−4,5−ジヒドロ−1,2−オキサゾール−3−イル]−1,3−チアゾール−2−イル}ピペリジン−1−イル)エタノン、2−[5−メチル−3−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール−1−イル]−1−{4−[4−(5−フェニル−4,5−ジヒドロ−1,2−オキサゾール−3−イル)−1,3−チアゾール−2−イル]ピペリジン−1−イル}エタノン、2−ブトキシ−6−ヨード−3−プロピル−4H−クロメン−4−オン、2−クロロ−5−[2−クロロ−1−(2,6−ジフルオロ−4−メトキシフェニル)−4−メチル−1H−イミダゾール−5−イル]ピリジン、2−フェニルフェノールおよび塩、3−(4,4,5−トリフルオロ−3,3−ジメチル−3,4−ジヒドロイソキノリン−1−イル)キノロン、3,4,5−トリクロロピリジン−2,6−ジカルボニトリル、3−[5−(4−クロロフェニル)−2,3−ジメチル−1,2−オキサゾリジン−3−イル]ピリジン、3−クロロ−5−(4−クロロフェニル)−4−(2,6−ジフルオロフェニル)−6−メチルピリダジン、4−(4−クロロフェニル)−5−(2,6−ジフルオロフェニル)−3,6−ジメチルピリダジン、5−アミノ−1,3,4−チアジアゾール−2−チオール、5−クロロ−N′−フェニル−N′−(プロパ−2−イン−1−イル)チオフェン−2−スルホノヒドラジド、5−フルオロ−2−[(4−フルオロベンジル)オキシ]ピリミジン−4−アミン、5−フルオロ−2−[(4−メチルベンジル)オキシ]ピリミジン−4−アミン、5−メチル−6−オクチル[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリミジン−7−アミン、(2Z)−3−アミノ−2−シアノ−3−フェニルプロパ−2−エン酸エチル、N′−(4−{[3−(4−クロロベンジル)−1,2,4−チアジアゾール−5−イル]オキシ}−2,5−ジメチルフェニル)−N−エチル−N−メチルイミドホルムアミド、N−(4−クロロベンジル)−3−[3−メトキシ−4−(プロパ−2−イン−1−イルオキシ)フェニル]プロパンアミド、N−[(4−クロロフェニル)(シアノ)メチル]−3−[3−メトキシ−4−(プロパ−2−イン−1−イルオキシ)フェニル]プロパンアミド、N−[(5−ブロモ−3−クロロピリジン−2−イル)メチル]−2,4−ジクロロピリジン−3−カルボキサミド、N−[1−(5−ブロモ−3−クロロピリジン−2−イル)エチル]−2,4−ジクロロピリジン−3−カルボキサミド、N−[1−(5−ブロモ−3−クロロピリジン−2−イル)エチル]−2−フルオロ−4−ヨードピリジン−3−カルボキサミド、N−{(E)−[(シクロプロピルメトキシ)イミノ][6−(ジフルオロメトキシ)−2,3−ジフルオロフェニル]メチル}−2−フェニルアセトアミド、N−{(Z)−[(シクロプロピルメトキシ)イミノ][6−(ジフルオロメトキシ)−2,3−ジフルオロフェニル]メチル}−2−フェニルアセトアミド、N′−{4−[(3−tert−ブチル−4−シアノ−1,2−チアゾール−5−イル)オキシ]−2−クロロ−5−メチルフェニル}−N−エチル−N−メチルイミドホルムアミド、N−メチル−2−(1−{[5−メチル−3−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール−1−イル]アセチル}ピペリジン−4−イル)−N−(1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−1−イル)−1,3−チアゾール−4−カルボキサミド、N−メチル−2−(1−{[5−メチル−3−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール−1−イル]アセチル}ピペリジン−4−イル)−N−[(1R)−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−1−イル]−1,3−チアゾール−4−カルボキサミド、N−メチル−2−(1−{[5−メチル−3−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール−1−イル]アセチル}ピペリジン−4−イル)−N−[(1S)−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−1−イル]−1,3−チアゾール−4−カルボキサミド、ペンチル{6−[({[(1−メチル−1H−テトラゾール−5−イル)(フェニル)メチリデン]アミノ}オキシ)メチル]ピリジン−2−イル}カーバメート、フェナジン−1−カルボン酸、キノリン−8−オール(134−31−6)、キノリン−8−オールサルフェート(2:1)、tert−ブチル{6−[({[(1−メチル−1H−テトラゾール−5−イル)(フェニル)メチレン]アミノ}オキシ)メチル]ピリジン−2−イル}カーバメート、1−メチル−3−(トリフルオロメチル)−N−[2′−(トリフルオロメチル)ビフェニル−2−イル]−1H−ピラゾール−4−カルボキサミド、N−(4′−クロロビフェニル−2−イル)−3−(ジフルオロメチル)−1−メチル−1H−ピラゾール−4−カルボキサミド、N−(2′,4′−ジクロロビフェニル−2−イル)−3−(ジフルオロメチル)−1−メチル−1H−ピラゾール−4−カルボキサミド、3−(ジフルオロメチル)−1−メチル−N−[4′−(トリフルオロメチル)ビフェニル−2−イル]−1H−ピラゾール−4−カルボキサミド、N−(2′,5′−ジフルオロビフェニル−2−イル)−1−メチル−3−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール−4−カルボキサミド、3−(ジフルオロメチル)−1−メチル−N−[4′−(プロプ−1−イン−1−イル)ビフェニル−2−イル]−1H−ピラゾール−4−カルボキサミド、5−フルオロ−1,3−ジメチル−N−[4′−(プロプ−1−イン−1−イル)ビフェニル−2−イル]−1H−ピラゾール−4−カルボキサミド、2−クロロ−N−[4′−(プロプ−1−イン−1−イル)ビフェニル−2−イル]ピリジン−3−カルボキサミド、3−(ジフルオロメチル)−N−[4′−(3,3−ジメチルブト−1−イン−1−イル)ビフェニル−2−イル]−1−メチル−1H−ピラゾール−4−カルボキサミド、N−[4′−(3,3−ジメチルブト−1−イン−1−イル)ビフェニル−2−イル]−5−フルオロ−1,3−ジメチル−1H−ピラゾール−4−カルボキサミド、3−(ジフルオロメチル)−N−(4′−エチニルビフェニル−2−イル)−1−メチル−1H−ピラゾール−4−カルボキサミド、N−(4′−エチニルビフェニル−2−イル)−5−フルオロ−1,3−ジメチル−1H−ピラゾール−4−カルボキサミド、2−クロロ−N−(4′−エチニルビフェニル−2−イル)ピリジン−3−カルボキサミド、2−クロロ−N−[4′−(3,3−ジメチルブト−1−イン−1−イル)ビフェニル−2−イル]ピリジン−3−カルボキサミド、4−(ジフルオロメチル)−2−メチル−N−[4′−(トリフルオロメチル)ビフェニル−2−イル]−1,3−チアゾール−5−カルボキサミド、5−フルオロ−N−[4′−(3−ヒドロキシ−3−メチルブト−1−イン−1−イル)ビフェニル−2−イル]−1,3−ジメチル−1H−ピラゾール−4−カルボキサミド、2−クロロ−N−[4′−(3−ヒドロキシ−3−メチルブト−1−イン−1−イル)ビフェニル−2−イル]ピリジン−3−カルボキサミド、3−(ジフルオロメチル)−N−[4′−(3−メトキシ−3−メチルブト−1−イン−1−イル)ビフェニル−2−イル]−1−メチル−1H−ピラゾール−4−カルボキサミド、5−フルオロ−N−[4′−(3−メトキシ−3−メチルブト−1−イン−1−イル)ビフェニル−2−イル]−1,3−ジメチル−1H−ピラゾール−4−カルボキサミド、2−クロロ−N−[4′−(3−メトキシ−3−メチルブト−1−イン−1−イル)ビフェニル−2−イル]ピリジン−3−カルボキサミド、(5−ブロモ−2−メトキシ−4−メチルピリジン−3−イル)(2,3,4−トリメトキシ−6−メチルフェニル)メタノン、N−[2−(4−{[3−(4
    −クロロフェニル)プロプ−2−イン−1−イル]オキシ}−3−メトキシフェニル)エチル]−N2−(メチルスルホニル)バリンアミド、4−オキソ−4−[(2−フェニルエチル)アミノ]ブタン酸、ブト−3−イン−1−イル{6−[({[(Z)−(1−メチル−1H−テトラゾール−5−イル)(フェニル)メチレン]アミノ}オキシ)メチル]ピリジン−2−イル}カーバメート、4−アミノ−5−フルオロピリミジン−2−オール(メソメリー型:6−アミノ−5−フルオロピリミジン−2(1H)−オン)、3,4,5−トリヒドロキシ安息香酸プロピルおよびオリザストロビンからなる群から選択される請求項5に記載の組成物。
  7. 前記殺菌剤が合成殺菌剤である請求項5または6に記載の組成物。
  8. 前記殺虫剤が、アセチルコリンエステラーゼ(AChE)阻害剤、GABA−依存性塩素イオンチャンネル拮抗薬、ナトリウムチャネル調節剤/電位依存性ナトリウムチャンネル遮断薬、ニコチン性アセチルコリン受容体(nAChR)作動薬、ニコチン性アセチルコリン受容体(nAChR)アロステリック活性化剤、塩素イオンチャンネル活性化剤、幼若ホルモン模倣剤、例えば幼若ホルモン類似体、種々の非特異的(多部位)阻害薬、選択的同翅類摂食阻害薬、ダニ成長阻害薬、昆虫の中腸膜の微生物攪乱物質、ミトコンドリアATP合成酵素の阻害薬、プロトン勾配を遮断することにより作用する酸化的リン酸化の脱共役剤、ニコチン作用性アセチルコリン受容体(nAChR)チャンネル遮断薬、)キチン生合成阻害剤、0型、キチン生合成阻害剤、1型、脱皮攪乱物質、エクジソン受容体作動薬、オクトパミン受容体作動薬、ミトコンドリア複合体III電子伝達阻害剤、ミトコンドリア複合体I電子伝達阻害剤、電圧依存性ナトリウムチャンネル遮断薬、アセチルCoAカルボキシラーゼの阻害薬、ミトコンドリア複合体IV電子伝達阻害剤、ミトコンドリア複合体II電子伝達阻害剤、リアノジン受容体調節剤、アミドフルメット、アザジラクチン、ベンクロチアズ、ベンゾキシメート、ビフェナゼート、ブロモプロピレート、キノメチオナ−ト、氷晶石、ジコホル、ジフロビダジン、フルエンスルホン、フルフェネリム、フルフィプロール、フルオピラム、フフェノジド、イミダクロチズ、イプロジオン、メペルフルスリン、ピリダリル、ピリフルキナゾン、テトラメチルフルスリン、ヨードメタン、3−ブロモ−N−{2−ブロモ−4−クロロ−6−[(1−シクロプロピルエチル)カルバモイル]フェニル}−1−(3−クロロピリジン−2−イル)−1H−ピラゾール−5−カルボキサミド、4−{[(6−ブロモピリジン−3−イル)メチル](2−フルオロエチル)アミノ}フラン−2(5H)−オン、4−{[(6−フルオロピリジン−3−イル)メチル](2,2−ジフルオロエチル)アミノ}フラン−2(5H)−オン、4−{[(2−クロロ−1,3−チアゾール−5−イル)メチル](2−フルオロエチル)アミノ}フラン−2(5H)−オン、4−{[(6−クロロピリジン−3−イル)メチル](2−フルオロエチル)アミノ}フラン−2(5H)−オン、フルピラジフロン、4−{[(6−クロロ−5−フルオロピリジン−3−イル)メチル](メチル)アミノ}フラン−2(5H)−オン、4−{[(5,6−ジクロロピリジン−3−イル)メチル](2−フルオロエチル)アミノ}フラン−2(5H)−オン、4−{[(6−クロロ−5−フルオロピリジン−3−イル)メチル](シクロプロピル)アミノ}フラン−2(5H)−オン、4−{[(6−クロロピリジン−3−イル)メチル](シクロプロピル)アミノ}フラン−2(5H)−オン、4−{[(6−クロロピリジン−3−イル)メチル](メチル)アミノ}フラン−2(5H)−オン、{[1−(6−クロロピリジン−3−イル)エチル](メチル)オキシド−λ4−スルファニリデン}シアナミド、それのジアステレオマー{[(1R)−1−(6−クロロピリジン−3−イル)エチル](メチル)オキシド−λ4−スルファニリデン}シアナミド(A)、および{[(1S)−1−(6−クロロピリジン−3−イル)エチル](メチル)オキシド−λ4−スルファニリデン}シアナミド(B)、[(R)−メチル(オキシド){(1R)−1−[6−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル]エチル}−λ4−スルファニリデン]シアナミド(A1)、[(S)−メチル(オキシド){(1S)−1−[6−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル]エチル}−λ4−スルファニリデン]シアナミド(A2)、[(R)−メチル(オキシド){(1S)−1−[6−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル]エチル}−λ4−スルファニリデン]シアナミド、[(S)−メチル(オキシド){(1R)−1−[6−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル]エチル}−λ4−スルファニリデン]シアナミド、11−(4−クロロ−2,6−ジメチルフェニル)−12−ヒドロキシ−1,4−ジオキサ−9−アザジスピロ[4.2.4.2]テトラデカ−11−エン−10−オン、3−(4′−フルオロ−2,4−ジメチルビフェニル−3−イル)−4−ヒドロキシ−8−オキサ−1−アザスピロ[4.5]デカ−3−エン−2−オン、1−{2−フルオロ−4−メチル−5−[(2,2,2−トリフルオロエチル)スルフィニル]フェニル}−3−(トリフルオロメチル)−1H−1,2,4−トリアゾール−5−アミン、アフィドピロペン シクロプロパンカルボン酸[(3S,4aR,12R,12aS,12bS)−3−[(シクロプロピルカルボニル)オキシ]−6,12−ジヒドロキシ−4,12b−ジメチル−11−オキソ−9−(ピリジン−3−イル)−1,3,4,4a,5,6,6a,12,12a,12b−デカヒドロ−2H,11H−ベンゾ[f]ピラノ[4,3−b]クロメン−4−イル]メチル、2−シアノ−3−(ジフルオロメトキシ)−N,N−ジメチルベンゼンスルホンアミド、2−シアノ−3−(ジフルオロメトキシ)−N−メチルベンゼンスルホンアミド、2−シアノ−3−(ジフルオロメトキシ)−N−エチルベンゼンスルホンアミド、4−(ジフルオロメトキシ)−N−エチル−N−メチル−1,2−ベンゾチアゾール−3−アミン1,1−ジオキシド、N−[1−(2,3−ジメチルフェニル)−2−(3,5−ジメチルフェニル)エチル]−4,5−ジヒドロ−1,3−チアゾール−2−アミン、{1′−[(2E)−3−(4−クロロフェニル)プロパ−2−エン−1−イル]−5−フルオロスピロ[インドール−3,4′−ピペリジン]−1(2H)−イル}(2−クロロピリジン−4−イル)メタノン、3−(2,5−ジメチルフェニル)−4−ヒドロキシ−8−メトキシ−1,8−ジアザスピロ[4.5]デカ−3−エン−2−オン、3−(2,5−ジメチルフェニル)−8−メトキシ−2−オキソ−1,8−ジアザスピロ[4.5]デカ−3−エン−4−イルエチルカーボネート、4−(ブタ−2−イン−1−イルオキシ)−6−(3,5−ジメチルピペリジン−1−イル)−5−フルオロピリミジン、(2,2,3,3,4,4,5,5−オクタフルオロペンチル)(3,3,3−トリフルオロプロピル)マロノニトリル、(2,2,3,3,4,4,5,5−オクタフルオロペンチル)(3,3,4,4,4−ペンタフルオロブチル)マロノニトリル、8−[2−(シクロプロピルメトキシ)−4−(トリフルオロメチル)フェノキシ]−3−[6−(トリフルオロメチル)ピリダジン−3−イル]−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン、フロメトキン、PF1364(CAS登録番号1204776−60−2)、5−[5−(3,5−ジクロロフェニル)−5−(トリフルオロメチル)−4,5−ジヒドロ−1,2−オキサゾール−3−イル]−2−(1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)ベンゾニトリル、5−[5−(2−クロロピリジン−4−イル)−5−(トリフルオロメチル)−4,5−ジヒドロ−1,2−オキサゾール−3−イル]−2−(1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)ベンゾニトリル、4−[5−(3,5−ジクロロフェニル)−5−(トリフルオロメチル)−4,5−ジヒドロ−1,2−オキサゾール−3−イル]−2−メチル−N−{2−オキソ−2−[(2,2,2−トリフルオロエチル)アミノ]エチル}ベンズアミド)、4−{[(6−クロロピリジン−3−イル)メチル](シクロプロピル)アミノ}−1,3−オキサゾール−2(5H)−オン、4−{[(6−クロロピリジン−3−イル)メチル](2,2−ジフルオロエチル)アミノ}−1,3−オキサゾール−2(5H)−オン、4−{[(6−クロロピリジン−3−イル)メチル](エチル)アミノ}−1,3−オキサゾール−2(5H)−オン、4−{[(6−クロロピリジン−3−イル)メチル](メチル)アミノ}−1,3−オキサゾール−2(5H)−オン、ピフルブミドN−[4−(1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロ−2−メトキシプロパン−2−イル)−3−イソブチルフェニル]−N−イソブチリル−1,3,5−トリメチル−1H−ピラゾール−4−カルボキサミド、2−[2−({[3−ブロモ−1−(3−クロロピリジン−2−イル)−1H−ピラゾール−5−イル]カルボニル}アミノ)−5−クロロ−3−メチルベンゾイル]−2−メチルヒドラジンカルボン酸メチル、2−[2−({[3−ブロモ−1−(3−クロロピリジン−2−イル)−1H−ピラゾール−5−イル]カルボニル}アミノ)−5−シアノ−3−メチルベンゾイル]−2−エチルヒドラジンカルボン酸メチル、2−[2−({[3−ブロモ−1−(3−クロロピリジン−2−イル)−1H−ピラゾール−5−イル]カルボニル}アミノ)−5−シアノ−3−メチルベンゾイル]−2−メチルヒドラジンカルボン酸メチル、2−[3,5−ジブロモ−2−({[3−ブロモ−1−(3−クロロピリジン−2−イル)−1H−ピラゾール−5−イル]カルボニル}アミノ)ベンゾイル]−1,2−ジエチルヒドラジンカルボン酸メチル、2−[3,5−ジブロモ−2−({[3−ブロモ−1−(3−クロロピリジン−2−イル)−1H−ピラゾール−5−イル]カルボニル}アミノ)ベンゾイル]−2−エチルヒドラジンカルボン酸メチル、(5RS,7RS;5RS,7SR)−1−(6−クロロ−3−ピリジルメチル)−1,2,3,5,6,7−ヘキサヒドロ−7−メチル−8−ニトロ−5−プロポキシイミダゾ[1,2−a]ピリジン、2−{6−[2−(5−フルオロピリジン−3−イル)−1,3−チアゾール−5−イル]ピリジン−2−イル}ピリミジン、2−{6−[2−(ピリジン−3−イル)−1,3−チアゾール−5−イル]ピリジン−2−イル}ピリミジン、1−(3−クロロピリジン−2−イル)−N−[4−シアノ−2−メチル−6−(メチルカルバモイル)フェニル]−3−{[5−(トリフルオロメチル)−1H−テトラゾール−1−イル]メチル}−1H−ピラゾール−5−カルボキサミド、1−(3−クロロピリジン−2−イル)−N−[4−シアノ−2−メチル−6−(メチルカルバモイル)フェニル]−3−{[5−(トリフルオロメチル)−2H−テトラゾール−2−イル]メチル}−1H−ピラゾール−5−カルボキサミド、N−[2−(tert−ブチルカルバモイル)−4−シアノ−6−メチルフェニル]−1−(3−クロロピリジン−2−イル)−3−{[5−(トリフルオロメチル)−1H−テトラゾール−1−イル]メチル}−1H−ピラゾール−5−カルボキサミド、N−[2−(tert−ブチルカルバモイル)−4−シアノ−6−メチルフェニル]−1−(3−クロロピリジン−2−イル)−3−{[5−(トリフルオロメチル)−2H−テトラゾール−2−イル]メチル}−1H−ピラゾール−5−カルボキサミド、(1E)−N−[(6−クロロピリジン−3−イル)メチル]−N′−シアノ−N−(2,2−ジフルオロエチル)エタンイミドアミド、N−[2−(5−アミノ−1,3,4−ジアジアゾール−2−イル)−4−クロロ−6−メチルフェニル]−3−ブロモ−1−(3−クロロピリジン−2−イル)−1H−ピラゾール−5−カルボキサミド、および2−[3,5−ジブロモ−2−({[3−ブロモ−1−(3−クロロピリジン−2−イル)−1H−ピラゾール−5−イル]カルボニル}アミノ)ベンゾイル]−2−エチル−1−メチルヒドラジンカルボン酸メチルからなる群から選択される請求項5から7のうちのいずれか1項に記載の組成物。
  9. 前記殺虫剤が合成殺虫剤である請求項5から8のうちのいずれか1項に記載の組成物。
  10. 増量剤、溶媒、自発性促進剤、担体、乳化剤、分散剤、凍結保護剤、増粘剤およびアジュバントからなる群から選択される少なくとも一つの補助剤をさらに含む請求項1から9のうちのいずれか1項に記載の組成物。
  11. 相乗的に有効な量で、
    ペシロミセス・リラシヌス(Paecilomyces lilacinus)株251(AGAL番号89/030550)およびコニオチリウム・ミニタンス(Coniothyrium minitans)CON/M/91−08(DSM9660)
    および/または個々の株の全ての識別特性を有するこれら株の突然変異体、および/または線虫、昆虫および/または植物病原体に対して活性を示す個々の株によって産生される少なくとも一つの代謝物からなる群から選択される少なくとも一つの生物農薬(I)、
    および細菌からなる群から選択される少なくとも一つのさらに別の生物農薬(II)
    を含む組成物で処理された種子。
  12. 請求項1から10のうちのいずれか1項に記載の組成物の農薬としての使用。
  13. 昆虫、ダニ、線虫および/または植物病原体によって生じる植物および植物部分の全体的損傷ならびに収穫された果実もしくは野菜における損失を低減するための請求項12に記載の使用。
  14. 従来の植物もしくはトランスジェニック植物またはそれらの種子を処理するための請求項12または13に記載の使用。
  15. 空間的に分離された配置で、相乗的に有効な量で、
    ペシロミセス・リラシヌス(Paecilomyces lilacinus)株251(AGAL番号89/030550)およびコニオチリウム・ミニタンス(Coniothyrium minitans)CON/M/91−08(DSM9660)
    および/または個々の株の全ての識別特性を有するこれら株の突然変異体、および/または線虫、昆虫および/または植物病原体に対して活性を示す個々の株によって産生される少なくとも一つの代謝物からなる群から選択される少なくとも一つの生物農薬(I)、
    および細菌からなる群から選択される少なくとも一つのさらに別の生物農薬(II)
    を含むパーツのキット。
  16. ペシロミセス・リラシヌス(Paecilomyces lilacinus)株251(AGAL番号89/030550)およびコニオチリウム・ミニタンス(Coniothyrium minitans)CON/M/91−08(DSM9660)
    および/または個々の株の全ての識別特性を有するこれら株の突然変異体、および/または線虫、昆虫および/または植物病原体に対して活性を示す個々の株によって産生される少なくとも一つの代謝物からなる群から選択される少なくとも一つの生物農薬(I)、
    および細菌からなる群から選択される少なくとも一つのさらに別の生物農薬(II)、
    および適宜に少なくとも一つの殺菌剤および/または殺虫剤
    を、相乗的に有効な量で植物、植物部分、収穫された果実、野菜および/または植物の成長場所に、同時にまたは順次に施用する段階を含む、昆虫、ダニ、線虫および/または植物病原体によって引き起こされる植物および植物部分の全体的損傷ならびに収穫された果実もしくは野菜における損失を低減する方法。
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