JP2016506981A - 膨潤したゲル床の高い透過性と同時に、速い膨潤速度、かつ高い遠心分離保持容量を有する吸水性ポリマー粒子の製造方法 - Google Patents

膨潤したゲル床の高い透過性と同時に、速い膨潤速度、かつ高い遠心分離保持容量を有する吸水性ポリマー粒子の製造方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2016506981A
JP2016506981A JP2015555634A JP2015555634A JP2016506981A JP 2016506981 A JP2016506981 A JP 2016506981A JP 2015555634 A JP2015555634 A JP 2015555634A JP 2015555634 A JP2015555634 A JP 2015555634A JP 2016506981 A JP2016506981 A JP 2016506981A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
polymer particles
water
monomer
weight
particularly preferably
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2015555634A
Other languages
English (en)
Inventor
ハーク モニカ
ハーク モニカ
クラウス ローラント
クラウス ローラント
ギーガー トーマス
ギーガー トーマス
クロック フォルカー
クロック フォルカー
ヴァイスマンテル マティアス
ヴァイスマンテル マティアス
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
BASF SE
Original Assignee
BASF SE
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by BASF SE filed Critical BASF SE
Publication of JP2016506981A publication Critical patent/JP2016506981A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61LMETHODS OR APPARATUS FOR STERILISING MATERIALS OR OBJECTS IN GENERAL; DISINFECTION, STERILISATION OR DEODORISATION OF AIR; CHEMICAL ASPECTS OF BANDAGES, DRESSINGS, ABSORBENT PADS OR SURGICAL ARTICLES; MATERIALS FOR BANDAGES, DRESSINGS, ABSORBENT PADS OR SURGICAL ARTICLES
    • A61L15/00Chemical aspects of, or use of materials for, bandages, dressings or absorbent pads
    • A61L15/16Bandages, dressings or absorbent pads for physiological fluids such as urine or blood, e.g. sanitary towels, tampons
    • A61L15/42Use of materials characterised by their function or physical properties
    • A61L15/60Liquid-swellable gel-forming materials, e.g. super-absorbents
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08FMACROMOLECULAR COMPOUNDS OBTAINED BY REACTIONS ONLY INVOLVING CARBON-TO-CARBON UNSATURATED BONDS
    • C08F2/00Processes of polymerisation
    • C08F2/04Polymerisation in solution
    • C08F2/10Aqueous solvent
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08FMACROMOLECULAR COMPOUNDS OBTAINED BY REACTIONS ONLY INVOLVING CARBON-TO-CARBON UNSATURATED BONDS
    • C08F220/00Copolymers of compounds having one or more unsaturated aliphatic radicals, each having only one carbon-to-carbon double bond, and only one being terminated by only one carboxyl radical or a salt, anhydride ester, amide, imide or nitrile thereof
    • C08F220/02Monocarboxylic acids having less than ten carbon atoms; Derivatives thereof
    • C08F220/04Acids; Metal salts or ammonium salts thereof
    • C08F220/06Acrylic acid; Methacrylic acid; Metal salts or ammonium salts thereof
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08JWORKING-UP; GENERAL PROCESSES OF COMPOUNDING; AFTER-TREATMENT NOT COVERED BY SUBCLASSES C08B, C08C, C08F, C08G or C08H
    • C08J3/00Processes of treating or compounding macromolecular substances
    • C08J3/24Crosslinking, e.g. vulcanising, of macromolecules
    • C08J3/245Differential crosslinking of one polymer with one crosslinking type, e.g. surface crosslinking
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08FMACROMOLECULAR COMPOUNDS OBTAINED BY REACTIONS ONLY INVOLVING CARBON-TO-CARBON UNSATURATED BONDS
    • C08F222/00Copolymers of compounds having one or more unsaturated aliphatic radicals, each having only one carbon-to-carbon double bond, and at least one being terminated by a carboxyl radical and containing at least one other carboxyl radical in the molecule; Salts, anhydrides, esters, amides, imides, or nitriles thereof
    • C08F222/10Esters
    • C08F222/1006Esters of polyhydric alcohols or polyhydric phenols
    • C08F222/103Esters of polyhydric alcohols or polyhydric phenols of trialcohols, e.g. trimethylolpropane tri(meth)acrylate
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08JWORKING-UP; GENERAL PROCESSES OF COMPOUNDING; AFTER-TREATMENT NOT COVERED BY SUBCLASSES C08B, C08C, C08F, C08G or C08H
    • C08J2333/00Characterised by the use of homopolymers or copolymers of compounds having one or more unsaturated aliphatic radicals, each having only one carbon-to-carbon double bond, and only one being terminated by only one carboxyl radical, or of salts, anhydrides, esters, amides, imides, or nitriles thereof; Derivatives of such polymers
    • C08J2333/02Homopolymers or copolymers of acids; Metal or ammonium salts thereof

Abstract

膨潤したゲル床の高い透過性と同時に、速い膨潤速度、かつ高い遠心分離保持容量を有する吸水性ポリマー粒子の、軸平行に回転する少なくとも2つのシャフト(混練機)を有する重合反応器における水性モノマー溶液の重合、それに続く高温での押し出し、および熱による表面後架橋による製造方法。

Description

本発明は、膨潤したゲル床の高い透過性と同時に、速い膨潤速度(FSR)、かつ高い遠心分離保持容量(CRC)を有する吸水性ポリマー粒子の製造方法であって、軸平行に回転する少なくとも2つのシャフト(混練機)を有する重合反応器におけるモノマー水溶液の重合、それに続く高温での押し出し、および熱による表面後架橋による前記製造方法に関する。
吸水性ポリマー粒子は、おむつ、タンポン、生理用ナプキンおよび別の衛生物品の製造に使用されるが、農業園芸における保水剤としても使用される。前記吸水性ポリマー粒子は、高吸収体とも呼ばれる。
吸水性ポリマー粒子の製造は、専攻論文「Modern Superabsorbent Polymer Technology」、F.L.Buchholz und AT.Graham、Wiley−VCH、1998、71〜103ページに記載されている。
前記吸水性ポリマー粒子の特性は、例えば、架橋剤の使用量によって調整することができる。架橋剤の量が増大するにつれて、遠心分離保持容量(CRC)は低下し、21.0g/cm2の荷重下吸収量(AUL0.3psi)は、最大値を通過する。
適用特性、例えば、おむつでの膨潤したゲル床の透過性(SFC)および49.2g/cm2の荷重下吸収量(AUL 0.7psi)を改善するために、吸水性ポリマー粒子は一般に表面後架橋される。それによって、粒子表面の架橋度が高まり、このことによって49.2g/cm2の荷重下吸収量(AUL0.7psi)と遠心分離保持容量(CRC)との関係を少なくとも部分的に断つことができる。この表面後架橋は、水性ゲル相で実施されてよい。しかし、乾燥、粉砕およびふるい分けされたポリマー粒子(ベースポリマー)は、表面で表面後架橋剤により被覆され、熱により表面後架橋されるのが好ましい。そのために好適な架橋剤は、前記吸水性ポリマー粒子の少なくとも2つのカルボキシル基と共有結合を形成することができる化合物である。
軸平行に回転する少なくとも2つのシャフト(混練機)を有する重合反応器における吸水性ポリマー粒子の製造は、例えば、WO01/038402A1、WO03/022896A1、WO03/051415A1、WO2006/034806A1、WO2006/034853A1およびWO2009/115472A1に記載されている。
前記重合で生じるポリマーゲルの押し出しは、EP0497623A2に記載されている。
WO2005/097313A1は、膨潤速度(FSR)が速い吸水性ポリマー粒子を開示している。
本発明の課題は、吸水性ポリマー粒子、特に、膨潤したゲル床の高い透過性(SFC)と同時に、速い膨潤速度(FSR)、高い遠心分離保持容量(CRC)を有する吸水性ポリマー粒子の改善された製造方法を提供することであった。
前記課題は、
a)少なくとも部分的に中和されていてよい、酸基含有エチレン性不飽和モノマー、
b)少なくとも1種の架橋剤、
c)少なくとも1種の開始剤、
d)任意に、a)に記載のモノマーと共重合可能なエチレン性不飽和モノマー、および
e)任意に、1種または複数の水溶性ポリマー
を含むモノマー溶液またはモノマー懸濁液を、
軸平行に回転する少なくとも2つのシャフト(混練機)を有する重合反応器内で重合し、得られたポリマーゲルを乾燥させ、この乾燥させたポリマーゲルを粉砕し、分級して熱により表面後架橋をすることによって、吸水性ポリマー粒子を製造するための方法であって、前記中和されていないモノマーa)に対して少なくとも0.25質量%の架橋剤b)が使用されること、前記ポリマーゲルが乾燥の前に押し出されること、前記ポリマーゲルが、押し出しの間、80℃よりも高い温度を有すること、および前記押し出しで、60kWh/t未満の比機械的エネルギー(spezifische mechanische Energie)が導入されることを特徴とする前記製造方法によって解決される。
前記押し出しの間、前記ポリマーゲルは、好ましくは85℃より高い、特に好ましくは90℃より高い、殊に好ましくは92℃より高い温度を有する。前記押し出しの間、前記ポリマーゲルは、好ましくは150℃未満、特に好ましくは120℃未満、殊に好ましくは105℃未満の温度を有する。
前記押し出しの間に前記ポリマーゲルの冷却を防ぐために、押出機は、好ましくはトレース加熱され、特に好ましくは加熱用蒸気によりトレース加熱される。
前記押出機の長さの直径に対する比は、好ましくは6未満、特に好ましくは5.5未満、殊に好ましくは5未満である。つまり、短い押出機が使用されるのが有利である。それによって、押し出しにおける過剰に強い圧力が回避される。
押し出しでは、前記ポリマーゲルは、有孔板の孔を通して圧される。この孔の直径は、好ましくは2〜20mm、特に好ましくは5〜15mm、殊に好ましくは8〜12mmの範囲である。
前記有孔板の開口比、つまり、孔開口の合計面積の、有孔板の総面積に対する比は、好ましくは5〜50%、特に好ましくは7〜30%、殊に好ましくは10〜20%の範囲である。
前記有孔板の厚さ、つまり、この有孔板における孔の長さは、好ましくは5〜50mm、特に好ましくは10〜40mm、殊に好ましくは15〜35mmの範囲である。
前記有孔板にかかる圧力は、好ましくは5〜50bar、特に好ましくは10〜40bar、殊に好ましくは15〜35barの範囲である。
押し出しで導入される比機械的エネルギー(SME)は、好ましくは2〜60kWh/t、特に好ましくは5〜50kWh/t、殊に好ましくは10〜40kWh/tであり、例えば、押出機の内部長さの内部直径に対する比(L/D)によって影響を受けることがある。比機械的エネルギー(SME)は、ポリマーゲルの装入量(t/h)で割った押出機の原動力(kW)である。
本発明の好ましい実施態様では、前記重合は、不活性ガスの存在下および超過圧力下に実施される。
好適な不活性ガスは、窒素、二酸化炭素、水蒸気およびアルゴンである。前記重合反応は、酸素によって抑制される。したがって、前記不活性ガスは、好ましくは0.001体積%未満、特に好ましくは0.0005体積%未満、殊に好ましくは0.0002体積%未満の酸素を含んでいるのが望ましい。酸素が、不活性ガスによって重合反応器を連続的に貫流されるのが有利である。不活性ガス体積流は、好ましくは反応器体積1m3あたり0.001〜5m3/h、特に好ましくは反応器体積1m3あたり0.01〜2m3/h、殊に好ましくは反応器体積1m3あたり0.2〜1m3/hである。
不活性ガスとして、窒素が使用されるのが好ましく、工業的品質の窒素が使用されるのが特に好ましい。工業的窒素は、通常、少なくとも99.8体積%の窒素と0.0005体積%未満の酸素とを含んでいる。
重合反応器における超過圧力は、好ましくは1〜500mbar、特に好ましくは5〜100mbar、殊に好ましくは10〜30mbarである。
本発明による方法で使用可能な重合反応器は、軸平行に回転する少なくとも2つのシャフトを有しており、ここで、このシャフト上に、通常、複数の混練エレメントおよび運搬エレメントがある。
本発明による方法で使用可能な重合反応器は、例えば、List AG(Arisdorf;スイス)から入手可能であり、CH664704A5、EP0517068A1、WO97/12666A1、DE2123956A1、EP0603525A1、DE19536944A1およびDE4118884A1に記載されている。
前記少なくとも2つのシャフトを有する重合反応器は、混練エレメントおよび運搬エレメントの配置により高い自浄性を達成し、この自浄性は、連続重合の場合に重要な要求である。前記2つのシャフトが、互いに逆方向に回転するのが好ましい。
前記撹拌シャフト上には、ディスクセグメントがプロペラ状に配置されている。混練エレメントおよび運搬エレメントとして、例えば、壁に近接している(wandgaengige)混合棒、ならびにL型またはU型に形が整えられたアタッチメント(Aufsaetze)が好適である。
本発明の基礎をなす知見は、軸平行に回転する少なくとも2つのシャフトを有する重合反応器で製造された比較的高く架橋されたポリマーゲルが、さらに比較的高い温度で押し出される場合に、吸水性ポリマー粒子の特性を改善することができることである。ここで生じるせん断力は、熱による表面後架橋後に迅速な膨潤速度(FSR)および高い遠心分離保持容量(CRC)を有する未完成のポリマー粒子をもたらす。従来、膨潤速度(FSR)の上昇は、膨潤したゲル床透過性(SFC)が同じ場合、常に、遠心分離保持容量(CRC)の低下をもたらすか、または遠心分離保持容量(CRC)が同じ場合、膨潤したゲル床の透過性(SFC)の低下をもたらした。
しかし、押し出しにおける高すぎるエネルギー出力は、膨潤速度(FSR)および遠心分離保持容量(CRC)の低下をもたらすため、回避されるべきである。
以下において、前記吸水性ポリマー粒子の製造を詳細に説明する:
前記吸水性ポリマー粒子は、モノマー溶液またはモノマー懸濁液の重合により製造されるものであり、通常、水不溶性である。
前記モノマーa)は、水溶性であるのが好ましい、つまり、23℃での水への溶解度は、一般的に少なくとも1g/水100g、好ましくは少なくとも5g/水100g、特に好ましくは少なくとも25g/水100g、殊に好ましくは少なくとも35g/水100gである。
好適なモノマーa)は、例えば、エチレン性不飽和カルボン酸、例えば、アクリル酸、メタクリル酸、およびイタコン酸である。特に好ましいモノマーは、アクリル酸およびメタクリル酸である。アクリル酸が、殊に好ましい。
さらなる好適なモノマーa)は、例えば、エチレン性不飽和スルホン酸、例えば、スチレンスルホン酸および2−アクリルアミド−2−メチルプロパンスルホン酸(AMPS)である。
不純物は、前記重合に著しい影響を及ぼすことがある。したがって、使用される原材料は、可能な限り高純度を有しているのが望ましい。したがって、多くの場合、モノマーa)を特別に洗浄することが有利である。好適な洗浄方法は、例えば、WO02/055469A1、WO03/078378A1およびWO2004/035514A1に記載されている。好適なモノマーa)は、例えば、アクリル酸99.8460質量%、酢酸0.0950質量%、水0.0332質量%、プロピオン酸0.0203質量%、フルフラール0.0001質量%、無水マレイン酸0.0001質量%、ジアクリル酸0.0003質量%、およびヒドロキノンモノメチルエーテル0.0050質量%を有するWO2004/035514A1に記載された洗浄されたアクリル酸である。
前記モノマーa)の総質量中のアクリル酸および/またはその塩の割合は、好ましくは少なくとも50モル%、特に好ましくは少なくとも90モル%、殊に好ましくは少なくとも95モル%である。
前記モノマーa)は、通常、重合抑制剤、好ましくはヒドロキノン半エーテルを貯蔵安定剤として含んでいる。
前記モノマー溶液は、ヒドロキノン半エーテルを、それぞれ中和されていないモノマーa)に対して、好ましくは250質量ppmまで、好ましくは最大で130質量ppm、特に好ましくは最大で70質量ppm、好ましくは少なくとも10質量ppm、特に好ましくは少なくとも30ppm、特に約50質量ppm含んでいる。例えば、前記モノマー溶液を製造するために、相応の含有量のヒドロキノン半エーテルを有する酸基含有エチレン性不飽和モノマーが使用されてよい。
好ましいヒドロキノン半エーテルは、ヒドロキノンモノメチルエーテル(MEHQ)および/またはα−トコフェロール(ビタミンE)である。
好適な架橋剤b)は、架橋に好適な少なくとも2つの基を有する化合物である。このような基は、例えば、ポリマー鎖にラジカルにより重合導入することができるエチレン性不飽和基、およびモノマーa)の酸基と共有結合を形成することができる官能基である。さらに、モノマーa)の少なくとも2つの酸基と共有結合を形成することができる多価金属塩も、架橋剤b)として好適である。
架橋剤b)は、ポリマー網目構造にラジカルにより重合導入することができる、少なくとも2つの重合性基を有する化合物であるのが好ましい。好適な架橋剤b)は、例えば、EP0530438A1に記載のエチレングリコールジメタクリレート、ジエチレングリコールジアクリレート、ポリエチレングリコールジアクリレート、アリルメタクリレート、トリメチロールプロパントリアクリレート、トリアリルアミン、テトラアリルアンモニウムクロリド、テトラアリルオキシエタン、EP0547847A1、EP0559476A1、EP0632068A1、WO93/21237A1、WO03/104299A1、WO03/104300A1、WO03/104301A1およびDE10331450A1に記載のジアクリレートおよびトリアクリレート、DE10331456A1およびDE10355401A1に記載の、アクリレート基の他にさらなるエチレン性不飽和基を含む混合されたアクリレート、または例えば、DE19543368A1、DE19646484A1、WO90/15830A1およびWO02/032962A2に記載の架橋剤混合物である。
好ましい架橋剤b)は、ペンタエリトリトールアリルエーテル、テトラアリルオキシエタン、メチレンビスメタクリルアミド、15回エトキシ化されたトリメチロールプロパントリアクリレート、ポリエチレングリコールジアクリレート、トリメチロールプロパントリアクリレートおよびトリアリルアミンである。
殊に好ましい架橋剤b)は、例えば、WO03/104301A1に記載の、アクリル酸またはメタクリル酸によりジアクリレートまたはトリアクリレートへとエステル化された、複数回エトキシ化および/またはプロポキシ化されたグリセリンである。3〜10回エトキシ化されたグリセリンのジアクリレートおよび/またはトリアクリレートは、特に有利である。1〜5回エトキシ化および/またはプロポキシ化されたグリセリンのジアクリレートまたはトリアクリレートが殊に好ましい。3〜5回エトキシ化および/またはプロポキシ化されたグリセリンのトリアクリレート、特に、3回エトキシ化されたグリセリンのトリアクリレートが最も好ましい。
架橋剤b)の量は、それぞれ中和されていないモノマーa)に対して好ましくは0.25〜1.5質量%、特に好ましくは0.3〜1.2質量%、殊に好ましくは0.4〜0.8質量%である。架橋剤の含有量が増えるにしたがい、遠心分離保持容量(CRC)は減少し、21.0g/cm2の荷重下吸収量は、最大値を通過する。
開始剤c)として、重合条件下にラジカルを生成するあらゆる化合物、例えば、熱開始剤、レドックス開始剤、光開始剤が使用されてよい。好適なレドックス開始剤は、ペルオキソ二硫酸ナトリウム/アスコルビン酸、過酸化水素/アスコルビン酸、ペルオキソ二硫酸ナトリウム/重亜硫酸ナトリウム、および過酸化水素/重亜硫酸ナトリウムである。熱開始剤とレドックス開始剤とからの混合物、例えば、ペルオキソ二硫酸ナトリウム/過酸化水素/アスコルビン酸が使用されるのが好ましい。しかし、還元性成分として、2−ヒドロキシ−2−スルフィナト酢酸のナトリウム塩、2−ヒドロキシ−2−スルホナト酢酸の二ナトリウム塩と重亜硫酸ナトリウムとからの混合物が使用されるのが好ましい。このような混合物は、Brueggolite(登録商標)FF6およびBrueggolite(登録商標)FF7(Brueggemann Chemicals;Heilbronn;ドイツ)として入手できる。
酸基含有エチレン性不飽和モノマーa)と共重合可能なエチレン性不飽和モノマーd)は、例えば、アクリルアミド、メタクリルアミド、ヒドロキシエチルアクリレート、ヒドロキシエチルメタクリレート、ジメチルアミノエチルメタクリレート、ジメチルアミノエチルアクリレート、ジメチルアミノプロピルアクリレート、ジエチルアミノプロピルアクリレート、ジメチルアミノエチルメタクリレート、ジエチルアミノエチルメタクリレートである。
水溶性ポリマーe)として、ポリビニルアルコール、ポリビニルピロリドン、デンプン、デンプン誘導体、変性セルロース、例えば、メチルセルロースまたはヒドロキシエチルセルロース、ゼラチン、ポリグリコールまたはポリアクリル酸、好ましくは、デンプン、デンプン誘導体および変性セルロースが使用されてよい。
通常、モノマー水溶液が使用される。モノマー溶液の含水率は、好ましくは40〜75質量%、特に好ましくは45〜70質量%、特に好ましくは50〜65質量%である。モノマー懸濁液も可能である、つまり、過剰なモノマーa)、例えば、アクリル酸ナトリウムを有するモノマー溶液を使用することも可能である。含水率が増えるにしたがい、後続の乾燥でのエネルギー消費は増大し、含水率が減少するにしたがい、重合熱は不純分にしか排出できない。
好ましい重合抑制剤は、最適な作用に対して、溶解された酸素を必要とする。したがって、重合の前に、不活性化、つまり、不活性ガス、好ましくは窒素または二酸化炭素が貫流することにより、前記モノマー溶液から溶解された酸素を除去することができる。重合の前のモノマー溶液の酸素含有率は、1質量ppm未満、特に好ましくは0.5質量ppm未満、殊に好ましくは0.1質量ppm未満に下げられるのが好ましい。
得られたポリマーゲルの酸基は、通常、部分的に中和されている。中和は、モノマーの段階で実施されるのが好ましい。これは、通常、水溶液である中和剤、または好ましくは固体でもある中和剤を混入することにより行われる。中和度は、好ましくは25〜85モル%、特に好ましくは30〜80モル%、殊に好ましくは40〜75モル%であり、ここで、通常の中和剤、好ましくは、アルカリ金属水酸化物、アルカリ金属酸化物、アルカリ金属炭酸塩またはアルカリ金属炭酸水素塩ならびにそれらの混合物が使用されてよい。アルカリ金属塩の代わりに、アンモニウム塩が使用されてもよい。ナトリウムおよびカリウムは、アルカリ金属として特に好ましいが、水酸化ナトリウム、炭酸ナトリウムまたは炭酸水素ナトリウムならびにそれらの混合物が殊に好ましい。
前記ポリマーゲルは、この場合、残留湿分含有率が、好ましくは0.5〜15質量%、特に好ましくは1〜10質量%、殊に好ましくは2〜8質量%になるまで、ベルト型乾燥機で乾燥されるのが好ましく、ここで、残留湿分含有率は、EDANAにより推奨される試験方法No.WSP230.2−05「Mass Loss Upon Heating」に準拠して測定される。
残留湿分が高すぎる場合、乾燥されたポリマーゲルは、過剰に低いガラス転移温度Tgを有しており、さらに加工することがほとんどできない。残留湿分が過剰に低い場合、乾燥されたポリマーゲルは、非常に脆性であり、後続の粉砕工程において、粒径が過度に小さい(「微細(fines)」)ポリマー粒子が不所望に大量に生じる。前記ゲルの固形物含有率は、乾燥の前では好ましくは25〜90質量%、特に好ましくは35〜70質量%、殊に好ましくは40〜60質量%である。しかし、選択的に、乾燥のために流動床乾燥機、またはブレード乾燥機が使用されてもよい。
前記乾燥されたポリマーゲルは、その後、粉砕されて分級され、ここで、粉砕のために、通常、1段または多段ロールミル、好ましくは2段または3段ロールミル、ピンミル(Stiftmuehlen)、ハンマーミルまたは振動ミルが使用されてよい。
生成物留分として分離されるポリマー粒子の平均粒径は、好ましくは少なくとも200μm、特に好ましくは250〜600μm、殊に好ましくは300〜500μmである。生成物留分の平均粒径は、EDANAにより推奨される試験方法No.WSP220.2−05「Partikel Size Distribution」を用いて求めることができ、ふるい分級物の質量割合は、累計的にプロットして、平均粒径はグラフにより求められる。ここで、平均粒径は、累計して50質量%となるメッシュ幅の値である。
150μmよりも大きい粒径を有する粒子の割合は、好ましくは少なくとも90質量%、特に好ましくは少なくとも95質量%、殊に好ましくは少なくとも98質量%である。
過度に小さい粒径を有するポリマー粒子は、透過性(SFC)を低下させる。したがって、過度に小さいポリマー粒子(「微細」)の割合は、低いのが望ましい。
したがって、過度に小さいポリマー粒子は、通常、分離されて、前記方法に返送される。これは、重合の前、その間、またはその直後、つまり、ポリマーゲルを乾燥する前に行われるのが好ましい。過度に小さいポリマー粒子は、返送の前またはその間に、水および/または水性界面活性剤により湿らされてよい。
後々の方法段階、例えば、表面後架橋後または別のコーティング段階後に、過度に小さいポリマー粒子を分離することも可能である。この場合、返送される過度に小さいポリマー粒子は、表面後架橋されているか、もしくは、他の方法で、例えば、熱分解法シリカで被覆されている。
重合に混練反応器が使用される場合、過度に小さいポリマー粒子は重合の最後の三分の一の間に添加されるのが好ましい。しかし、過度に小さいポリマー粒子を、重合反応器に後接続された押出機内でポリマーゲルに加工することも可能である。
前記過度に小さいポリマー粒子が、きわめて早期に、例えば、すでにモノマー溶液に添加される場合、それによって、得られる吸水性ポリマー粒子の遠心分離保持容量(CRC)は低下する。しかし、これは、例えば、架橋剤b)の使用量を適合させることによって補正することができる。
最大で850μmの粒径を有する粒子の割合は、好ましくは少なくとも90質量%、特に好ましくは少なくとも95質量%、殊に好ましくは少なくとも98質量%である。
最大で600μmの粒径を有する粒子の割合は、好ましくは少なくとも90質量%、特に好ましくは少なくとも95質量%、殊に好ましくは少なくとも98質量%である。
過度に大きい粒径を有する粒子は、膨潤速度を低下させる。したがって、過度に大きいポリマー粒子の割合も同じく低いのが望ましい。
したがって、過度に大きいポリマー粒子は、通常分離されて、乾燥されたポリマーゲルの粉砕に返送される。
前記ポリマー粒子は、特性をさらに改善するために表面後架橋されてよい。好適な表面後架橋は、前記ポリマー粒子の少なくとも2つのカルボキシル基と共有結合を形成することができる基を含む化合物である。好適な化合物は、例えば、EP0083022A2、EP0543303A1およびEP0937736A2に記載の多官能性アミン、多官能性アミドアミン、多官能性エポキシド、DE3314019A1、DE3523617A1およびEP0450922A2に記載の二官能性または多官能性アルコール、またはDE10204938A1およびUS6,239,230に記載のβ−ヒドロキシアルキルアミドである。
さらに、DE4020780C1には、環状炭酸エステル、DE19807502A1には、2−オキサゾリジノンおよびその誘導体、例えば、2−ヒドロキシエチル−2−オキサゾリジノン、DE19807992C1には、ビス−2−オキサゾリジノンおよびポリ−2−オキサゾリジノン、DE1985473A1には、2−オキソテトラヒドロ−1,3−オキサジンおよびその誘導体、DE19854574A1には、N−アシル−2−オキサゾリジノン、DE10204937A1には、環状尿素、DE10334584A1には、二環式アミドアセタール、EP1199327A2には、オキセタンおよび環状尿素、ならびにWO03/031482A1にはモルホリン−2,3−ジオンおよびその誘導体が、好適な表面後架橋剤として記載されている。
好ましい表面後架橋剤は、炭酸エチレン、エチレングリコールジグリシジルエーテル、ポリアミドとエピクロロヒドリンとの反応生成物、およびプロピレングリコールと1,4−ブタンジオールとからの混合物である。
殊に好ましい表面後架橋剤は、2−ヒドロキシエチル−2−オキサゾリジノン、2−オキサゾリジノンおよび1,3−プロパンジオールである。
さらに、DE3713601A1に記載の、さらなる重合性エチレン性不飽和基を含む表面後架橋剤が使用されてもよい。
表面後架橋剤の量は、それぞれ前記ポリマー粒子に対して好ましくは0.001〜2質量%、特に好ましくは0.02〜1質量%、殊に好ましくは0.05〜0.2質量%である。
本発明の好ましい実施態様では、表面後架橋の前、その間、またはその後に、表面後架橋剤に加えて、多価カチオンが前記粒子表面に塗布される。
本発明による方法で使用可能な多価カチオンは、例えば、二価カチオン、例えば、亜鉛、マグネシウム、カルシウム、鉄およびストロンチウムのカチオン、三価カチオン、例えば、アルミニウム、鉄、クロム、希土類元素およびマンガンのカチオン、四価カチオン、例えば、チタンおよびジルコニウムのカチオンである。対イオンとして、水酸化、塩化物、臭素、硫酸、硫化水素、炭酸、炭酸水素、硝酸、リン酸、リン酸水素、リン酸二水素およびカルボン酸、例えば、酢酸、クエン酸および乳酸が考えられる。異なる対イオンを有する塩、例えば、塩基性アルミニウム塩、例えば、アルミニウムモノアセテートまたはアルミニウムモノラクテートも考えられる。硫酸アルミニウム、アルミニウムモノアセテートおよびアルミニウムラクテートが好ましい。金属塩の他に、ポリアミンが多価カチオンとして使用されてもよい。
多価カチオンの使用量は、それぞれ前記ポリマー粒子に対して、例えば、0.001〜1.5質量%、好ましくは0.005〜1質量%、特に好ましくは0.01〜0.8質量%である。
表面後架橋は、通常、表面後架橋剤の溶液を、前記乾燥させたポリマー粒子に噴霧して実施される。噴霧に続いて、表面後架橋剤で被覆されたポリマー粒子は、表面後架橋されて乾燥され、ここで、表面後架橋反応は、乾燥の前に行われても、その間に行われてもよい。
前記表面後架橋剤の溶液の噴霧は、可動する混合器具を有するミキサー、例えば、スクリューミキサー、ディスクミキサーおよびブレードミキサーで実施されるのが好ましい。横型ミキサー、例えば、ブレードミキサーが特に好ましく、縦型ミキサーが殊に好ましい。横型ミキサーおよび縦型ミキサーは、混合シャフトの軸受けで区別される、つまり、横型ミキサーは、水平に置かれた混合シャフトを有し、縦型ミキサーは、垂直に置かれた混合シャフトを有する。好適なミキサーは、例えば、Horizontale Pflugschar(登録商標)Mischer(Gebr.Loedige Maschinenbau GmbH;Paderborn;ドイツ)、Vrieco−Nauta Continuous Mixer(Hosokawa Micron BV;Doetinchem;オランダ)、Processall Mixmill Mixer(Processall Incorporated、Cincinnati;USA)およびSchugi Flexomix(登録商標)(Hosokawa Micron BV;Doetinchem;オランダ)である。しかし、表面後架橋を流動床内で噴霧することも可能である。
前記表面後架橋剤は、一般的に、水溶液として使用される。非水性溶媒の含有量もしくは溶媒総量によって、前記表面後架橋剤のポリマー粒子への浸透深さを調整することができる。
水だけが溶媒として使用される場合、界面活性剤が添加されるのが有利である。それにより、架橋挙動が改善されて、凝集作用傾向が低下する。しかし、溶媒混合物、例えば、イソプロパノール/水、1,3−プロパンジオール/水、およびプロピレングリコール/水が使用されるのが好ましく、ここで、混合物質量比は、20:80〜40:60であるのが好ましい。
表面後架橋は、好ましくは接触式乾燥機で、特に好ましくは、ブレード乾燥機で、殊に好ましくはディスク乾燥機で実施される。好適な乾燥機は、例えば、Hosokawa Bepex(登録商標)Horizontal Paddle Dryer(Hosokawa Micron GmbH;Leingarten;ドイツ)、Hosokawa Bepex(登録商標)Disc Dryer(Hosokawa Micron GmbH;Leingarten;ドイツ)、Holo−Flite(登録商標)dryers(Metso Minerals Industries Inc.;Danville;USA)およびNara Paddle Dryer(NARA Machinery Europe;Frechen;ドイツ)である。さらに、流動床乾燥機が使用されてもよい。
表面後架橋は、ジャケットの加熱または温風の吹き入れにより、混合機それ自身において行われてよい。同じく、後接続された乾燥機、例えば、箱形乾燥機、ロータリーキルンまたは加熱可能のスクリューが好適である。流動層乾燥機内で混合されて乾燥されるのが特に有利である。
好ましい反応温度は、100〜250℃、好ましくは120〜220℃、特に好ましくは130〜210℃、殊に好ましくは150〜200℃の範囲である。この温度での好ましい滞留時間は、好ましくは少なくとも10分、特に好ましくは少なくとも20分、殊に好ましくは少なくとも30分であり、通常、最大60分である。
本発明の好ましい実施態様では、前記吸水性ポリマー粒子は、表面後架橋後に冷却される。冷却は、接触式冷却器、特に好ましくはブレード冷却器、殊に好ましくはディスク冷却器で実施されるのが好ましい。好適な冷却器は、例えば、Hosokawa Bepex(登録商標)Horizontal Paddle Cooler(Hosokawa Micron GmbH;Leingarten;ドイツ)、Hosokawa Bepex(登録商標)Disc Cooler(Hosokawa Micron GmbH;Leingarten;ドイツ)、Holo−Flite(登録商標)coolers(Metso Minerals Industries Inc.;Danville;USA)およびNara Paddle Cooler(NARA Machinery Europe;Frechen;ドイツ)である。さらに、流動層冷却器が使用されてもよい。
前記冷却器において、前記吸水性ポリマー粒子は、20〜150℃、好ましくは30〜120℃、特に好ましくは40〜100℃、殊に好ましくは50〜80℃に冷却される。
続いて、前記表面後架橋されたポリマー粒子は、再び分級され、ここで、過度に小さい、および/または過度に大きいポリマー粒子は、分離されて、前記方法に返送されてよい。
前記表面後架橋されたポリマー粒子は、特性をさらに改善するために被覆されるか、または再湿潤(nachbefeuchten)されてよい。
再湿潤は、好ましくは30〜80℃、特に好ましくは35〜70℃、殊に好ましくは40〜60℃で実施される。温度が低すぎると、前記吸水性ポリマー粒子は、凝集する傾向があり、温度が高すぎると、水がすでに著しく蒸発する。再湿潤に使用される水分量は、好ましくは1〜10質量%、特に好ましくは2〜8質量%、殊に好ましくは3〜5質量%である。再湿潤により、前記ポリマー粒子の機械的安定性が高められて、静電荷傾向は低下する。再湿潤は、冷却器内で、熱乾燥後に実施されるのが有利である。
膨潤速度ならびに透過性(SFC)を改善するための好適な被覆は、例えば、無機の不活性物質、例えば、水溶性金属塩、有機ポリマー、カチオン性ポリマー、ならびに二価または三価の金属カチオンである。防塵処理のための好適な被覆は、例えばポリオールである。前記ポリマー粒子の不所望な団結傾向に対する好適な被覆は、例えば、熱分解法シリカ、例えば、Aerosil(登録商標)200、および界面活性剤、例えば、Span(登録商標)20である。
本発明のさらなる対象は、
a)少なくとも部分的に中和されていてよい酸基含有エチレン性不飽和モノマー、
b)少なくとも1種の架橋剤、
c)少なくとも1種の開始剤、
d)任意に、a)に記載のモノマーと共重合可能なエチレン性不飽和モノマー、および
e)任意に、1種または複数の水溶性ポリマー、
を含むモノマー溶液またはモノマー懸濁液の重合により得られる吸水性ポリマー粒子であり、
ここで、中和されていないモノマーa)に対して少なくとも0.25質量%の架橋剤b)が使用され、およびここで、前記得られたポリマーゲルが押し出され、熱により表面後架橋された、膨潤速度が少なくとも0.25g/gであり、遠心分離保持容量が少なくとも20g/gであり、49.2g/cm2の荷重下吸収量が少なくとも20g/gであり、および液体誘導性が少なくとも100×10-7cm3s/gである、前記吸水性ポリマー粒子である。
架橋剤b)の量は、それぞれ中和されていないモノマーa)に対して好ましくは0.25〜1.5質量%、特に好ましくは0.3〜1.2質量%、殊に好ましくは0.4〜0.8質量%である。
本発明による吸水性ポリマー粒子は、膨潤速度(FSR)が一般的に少なくとも0.25g/gs、好ましくは少なくとも0.27g/gs、特に好ましくは0.29g/gs、殊に好ましくは0.3g/gsである。前記吸水性ポリマー粒子の膨潤速度(FSR)は、通常、1.0g/g未満である。
本発明による吸水性ポリマー粒子は、遠心分離保持容量(CRC)が一般的に少なくとも20g/g、好ましくは少なくとも22g/g、特に好ましくは少なくとも23g/g、殊に好ましくは少なくとも25g/gである。前記吸水性ポリマー粒子の遠心分離保持容量(CRC)は、通常、60g/g未満である。遠心分離保持容量(CRC)は、EDANAにより推奨される試験方法No.WSP241.2−05「Fluid Rentention Capacity in Saline,After Centrifugation」に準拠して測定される。
本発明による吸水性ポリマー粒子は、49.2g/cm2の荷重下吸収量(AUL0.7psi)が一般的に少なくとも20g/g、好ましくは少なくとも21g/g、好ましくは少なくとも22g/g、特に好ましくは少なくとも23g/g、殊に好ましくは少なくとも24g/gである。前記吸水性ポリマー粒子の49.2g/cm2の荷重下吸収量(AUL0.7psi)は、通常、35g/g未満である。49.2g/cm2の荷重下吸収量(AUL0.7psi)は、EDANAにより推奨される試験方法No.WSP242.2−05「Absorption Under Pressure,Gravimetrie Determination」と同じように測定され、ここで、21.0g/cm2の圧力の代わりに、49.2g/cm2の圧力が調整される。
本発明による吸水性ポリマー粒子は、一般的に少なくとも100×10-7cm3s/g、好ましくは少なくとも110×10-7cm3s/g、特に好ましくは120×10-7cm3s/g、殊に好ましくは130×10-7cm3s/gの液体誘導性(SFC)を有している。前記吸水性ポリマー粒子の液体誘導性(SFC)は、通常、500×10-7cm3s/g未満である。
本発明による吸水性ポリマー粒子は、好ましくは少なくとも30質量%、特に好ましくは少なくとも40質量%、殊に好ましくは少なくとも50質量%の300〜600μmの粒径を有する粒子の割合を有している。
本発明のさらなる対象は、本発明による吸水性ポリマー粒子を含む衛生物品である。
前記衛生物品は、通常、水不透過性の裏面、水透過性の表面、およびその間に、本発明による吸水性ポリマー粒子と繊維、好ましくはセルロースとからなる吸水性コアを含んでいる。前記吸水性コアにおける本発明による吸水性ポリマー粒子の割合は、好ましくは20〜100質量%、好ましくは50〜100質量%である。
方法:
以下に記載の、「WSP」と表される標準試験方法は、「Worldwide Strategic Partners」のEDANA(Avenue Eugene Plasky、157、1030 Bruessel、Belgien、www.edana.org)とINDA(1100 Crescent Green、Suite 115、Cary、North Carolina 27518、U.S.A.、www.inda.org)とによって共同出版された「Standard Test Methods for the Nonwovens Industry」、issue 2005に記載されている。この刊行物は、EDANAからもINDAからも入手できる。
測定は、特に記載のない限り、23±2℃の周囲温度および50±10%の相対空気湿分で実施されるのが望ましい。前記吸水性ポリマー粒子は、測定の前によく混合される。
遠心分離保持容量(Centrifuge Retention Capacity)
遠心分離保持容量(CRC)は、EDANAにより推奨される試験方法No.WSP241.2−05「Fluid Retention Capacity in Saline,After Centrifugation」に準拠して測定される。
21.0g/cm2の荷重下吸収量(Absorption under Load)
21.0g/cm2の荷重下吸収量(AUL0.3psi)は、EDANAにより推奨される試験方法No.WSP242.2−05「Absorption Under Pressure,Gravimetric Determination」に準拠して測定される。
49.2g/cm2の荷重下吸収量(Absorption under Load)
49.2g/cm2の荷重下吸収量(AUL0.7psi)は、EDANAにより推奨される試験方法No.WSP242.2−05「Absorption Under Pressure,Grabimetric Determination」と同じように測定され、ここで、21.0g/cm2の圧力(AUL0.3psi)の代わりに49.2g/cm2の圧力(AUL0.7psi)が調整される。
膨潤速度(Free Swell Rate)
膨潤速度(FSR)を測定するために、前記吸水性ポリマー粒子1.00g(=W1)を、ビーカー25mlに秤量導入して、その底に均一に分散させる。次に、0.9質量%の食塩溶液20mlを、液体定量吐出装置を用いて第二のビーカーに計量供給して、このビーカーの内容物を第一のビーカーに迅速に添加して、ストップウオッチをスタートさせる。塩溶液の最後の液滴が吸収されたらすぐに(これは、液体表面の反射が見えなくなることによって分かる)、ストップウオッチを止める。第二のビーカーから注がれ、第一のビーカーのポリマーによって吸収された正確な液体の量を、第二のビーカーを再計量して正確に求める(=W2)。ストップウオッチで計測した、吸収に必要な時間は、tと表される。前記表面における最後の液滴の消滅は、時点tとして測定される。
そこから膨潤速度(FSR)が以下の通り算出される:
Figure 2016506981
しかし、前記吸水性ポリマーゲルの湿分含有率が、3質量%よりも多い場合、重量W1は、この湿分含有率の分だけ修正される。
前記ベースポリマーの膨潤速度(FSR)を測定するために、300〜400μmの粒径留分のみが使用される。
液体誘導性(Saline Flow Conductivity)
0.3psi(2070Pa)の圧負荷下の膨潤したゲル層の液体誘導性(SFC)は、EP0640330A1に記載の通り、膨潤したゲル層のGel−Layer−Permeability(ゲル層透過性)として吸水性ポリマー粒子から測定され、ここで、前記特許出願の19ページおよび図8に記載の装置を、ガラスフリット(40)は使用せず、ダイ(39)がシリンダー(37)と同じプラスチック材料からなり、および被膜全体にわたって均一に分散する21個の同じ大きさの孔(Bohrung)を含むように修正した。前記測定の方法ならびに評価は、EP0640330A1と変わらない。流量は、自動的に測定される。
液体誘導性(SFC)は以下の通り算出される:
Figure 2016506981
式中、Fg(t=0)は、外挿による流量測定のデータFg(t)の直線的回帰分析をもとにt=0に対して得られる、NaCl溶液の流量(g/s)であり、Uは、ゲル層の厚さ(cm)であり、dは、NaCl溶液の密度(g/cm3)であり、Aは、ゲル層の面積(cm2)であり、およびWPは、ゲル層におよぶ静水圧(dyn/cm2)である。

例1
水、50質量%の苛性ソーダ液、およびアクリル酸を連続的に混合して、42.7質量%のアクリル酸/アクリル酸ナトリウム溶液を製造し、その結果、中和度は、69.0モル%であった。前記モノマー溶液を、前記成分の混合後に、熱交換により連続的に30℃の温度に冷却して、窒素で脱気した。ポリエチレン性不飽和架橋剤として、3回エトキシ化されたグリセリントリアクリレート(約85質量%)を使用した。使用するアクリル酸(baAS)に対する使用量は、0,35質量%であった。ラジカル重合を開始するために、以下の成分を使用した:使用するアクリル酸に対して0.0008質量%の過酸化水素(2.5質量%の水溶液として計量供給)、使用するアクリル酸に対して0.13質量%のペルオキソ二硫酸ナトリウム(15質量%の水溶液として計量供給)、ならびに使用するアクリル酸に対して0.0023質量%のアスコルビン酸(0.5質量%の水溶液として計量供給)。前記モノマー溶液の処理量は、800kg/hであった。
前記個々の成分を、反応器型式List ORP250 Contikneter(List Ag、Arisdorf、スイス)に連続的に計量供給した。この反応器の三分の一に、150μmよりも小さい粒径を有する分離した小粒(Unterkorn)26.3kg/hをさらに添加した。
前記反応溶液は、供給部で30℃の温度を有していた。前記反応器における反応混合物の滞留時間は、約15分であった。
このようにして得られたポリマーゲルの一部を、押出機型式SLRE 75R(Sela Machinen GmbH;Harbke;ドイツ)を用いて押し出した。押し出しでの前記ポリマーゲルの温度は、95℃であった。有孔板は、孔径8mmの孔12個を有していた。この有孔板の厚さは、16mmであった。前記押出機の内部長さの内部直径に対する比(L/D)は、4であった。前記押出機の比機械的エネルギー(SME)は、26kWh/tであった。押し出されたポリマーゲルを板の上に置き、175℃で90分、循環乾燥棚で乾燥させた。ポリマーゲルを有する前記板の負荷は、0.81g/cm2であった。
前記乾燥させたポリマーゲルを、1段ロールミルを用いて粉砕した(3つの粉砕工程、第一粉砕工程のスリット幅1000μm、第二粉砕工程のスリット幅600μm、第三粉砕工程のスリット幅400μm)。粉砕された、乾燥されたポリマーゲルを分級して、以下の組成を有する合成粒径分布(PSD)を混合した:
600〜700μm:10.6質量%
500〜600μm:27.9質量%
300〜500μm:42.7質量%
200〜300μm:13.8質量%
150〜200μm:5.0質量%。
このようにして得られたベースポリマーAを分析した。結果は、第1表に記入されている。
例2
例1のベースポリマーA 1.2kgを、加熱ジャケットを備えるPflugscharミキサー型式M5(Gebr.Loedige Maschinenbau GmbH;Paderborn、ドイツ)で、23℃およびシャフト回転数が1分あたり200回転で、2流体噴霧器を用いて、N−ヒドロキシエチル−2−オキサゾリジノン0.07質量%、1,3−プロパンジオール0.07質量%、プロピレングリコール0.7質量%、22質量%の乳酸アルミニウム水溶液2.27質量%、0.9質量%のソルビタンモノラウレート水溶液0.448質量%およびイソプロパノール0.992質量%からの混合物54.6g(質量%は、それぞれ前記ベースポリマーAを基準としている)で被覆した。
噴霧後、生成物温度を185℃に高めて、反応混合物を35分間、前記温度およびシャフト回転数が1分あたり50回転で維持した。得られた生成物を周囲温度に冷却して、再び、710μmのふるいで分級した。710μm未満の粒径を有する留分を分析した。結果は、第2表に記入されている。
例3(比較例)
例1と同じように実施し、ここで、得られたポリマーゲルは、押し出しを行わなかった。このようにして得られたベースポリマーBを分析した。結果は、第1表に記入されている。
例4(比較例)
例3のベースポリマーBを、例2と同じように熱により表面後架橋した。710μm未満の粒径を有する留分を分析した。結果は、第2表に記入されている。
例5
例1と同じように実施し、ここで、押し出しでの前記ポリマーゲルの温度は、85℃であった。このようにして得られたベースポリマーCを分析した。結果は、第1表に記入されている。
例6
例5のベースポリマーCを、例2と同じように熱により表面後架橋した。710μm未満の粒径を有する留分を分析した。結果は、第2表に記入されている。
例7(比較例)
例1と同じように実施し、ここで、押し出しでの前記ポリマーゲルの温度は、62℃であった。このようにして得られたベースポリマーDを分析した。結果は、第1表に記入されている。
例8(比較例)
例7のベースポリマーDを、例2と同じように熱により表面後架橋した。710μm未満の粒径を有する留分を分析した。結果は、第2表に記入されている。
Figure 2016506981
Figure 2016506981
例1〜8は、表面後架橋後の膨潤速度(FSR)が、押し出しの間のポリマーゲルの温度にともない上昇することを示している。
例9(比較例)
水、50質量%の苛性ソーダ液およびアクリル酸を連続的に混合して、42.7質量%のアクリル酸/アクリル酸ナトリウム溶液を製造し、その結果、中和度は69.0モル%であった。前記モノマー溶液を、前記成分を混合した後、熱交換器によって連続的に30℃の温度に冷却して、窒素で脱気した。ポリエチレン性不飽和架橋剤として、3回エトキシ化されたグリセリントリアクリレート(約85質量%)を使用した。使用したアクリル酸に対する使用量は、0.20質量%であった。ラジカル重合の開始のために、以下の成分を使用した:使用するアクリル酸に対して0.002質量%の過酸化水素(2.5質量%の水溶液として計量供給)、使用するアクリル酸に対して0.1質量%のペルオキソ二硫酸ナトリウム(15質量%の水溶液として計量供給)、ならびに使用するアクリル酸に対して0.01質量%のアスコルビン酸(0.5質量%の水溶液として計量供給)。前記モノマー溶液の処理量は、40kg/hであった。
前記個々の成分を、反応器型式List ORP 10 Contikneter(List AG、Arisdorf、スイス)に連続的に計量供給した。
前記反応溶液は、供給部で30℃の温度を有していた。前記反応器における反応混合物の滞留時間は、約15分であった。
このようにして得られたポリマーゲルの一部を、押出機型式SLRE 75 R(Sela Maschinen GmbH;Harbke;ドイツ)で押し出した。押し出しでの前記ポリマーゲルの温度は、85℃であった。有孔板は、孔径8mmの孔12個を有していた。この有孔板の厚さは、16mmであった。前記押出機の内部長さと内部直径の比(L/D)は、4であった。前記押し出しの比機械的エネルギー(SME)は、26kWh/tであった。押し出されたポリマーゲルを、板の上に置いて、175℃で90分、循環乾燥棚で乾燥させた。ポリマーゲルを有する前記板の負荷は、0.81g/cm2であった。
前記乾燥させたポリマーゲルを、1段ロールミルを用いて粉砕した(3つの粉砕工程、第一粉砕工程のスリット幅1000μm、第二粉砕工程のスリット幅600μm、第三粉砕工程のスリット幅400μm)。粉砕した、乾燥したポリマーゲルを分級して、以下の組成を有する合成粒径分布を混合した:
600〜710μm:10.6質量%
500〜600μm:27.9質量%
300〜500μm:42.7質量%
200〜300μm:13.8質量%
150〜200μm:5.0質量%。
このようにして得られたベースポリマーEを分析した。結果は、第3表に記入されている。
例10(比較例)
例9のベースポリマーEを、例2と同じように熱により表面後架橋した。710μm未満の粒径を有する留分を分析した。結果は、第4表に記入されている。
例11
例9と同じように実施したが、ここで、前記架橋剤の使用量は、使用するアクリル酸板強いて0.28質量%であった。このようにして得られたベースポリマーFを分析した。結果は、第3表に記入されている。
例12
例11のベースポリマーFを、例2と同じように熱により表面後架橋した。710μm未満の粒径を有する留分を分析した。結果は、第4表に記入されている。
例13
例9と同じように実施したが、ここで、架橋剤の使用量は、使用するアクリル酸に対して、0.35質量%であった。このようにして得られたベースポリマーGを分析した。結果は、第3表に記入されている。
例14
例13のベースポリマーGを、例2と同じように熱により表面後架橋した。710μm未満の粒径を有する留分を分析した。結果は、第4表に記入されている。
例15
例1と同じように実施したが、ここで、前記架橋剤の使用量は、使用するアクリル酸に対して0,43質量%であった。押し出しでの前記ポリマーゲルの温度は、85℃であった。このようにして得られたベースポリマーHを分析した。結果は、第3表に記入されている。
例16
例15のベースポリマーHを、例2と同じように熱により表面後架橋した。710μm未満の粒径を有する留分を分析した。結果は、第4表に記入されている。
Figure 2016506981
Figure 2016506981
例9〜16は、表面後架橋後の膨潤速度(FSR)が、押し出されるベースポリマーにおける架橋剤の使用量に伴って上がることを示している。
例17(比較例)
例9と同じように実施し、ここで、得られたポリマーゲルは押し出しを行わなかった。このようにして得られたベースポリマーIを分析した。結果は、第5表に記入されている。
例18(比較例)
例17のベースポリマーIを例2と同じように熱により表面後架橋した。710μm未満の粒径を有する留分を分析した。結果は、第6表に記入されている。
例19(比較例)
例11と同じように実施し、ここで、得られたポリマーゲルは押し出しを行わなかった。このようにして得られたベースポリマーJを分析した。結果は、第5表に記入されている。
例20(比較例)
例19のベースポリマーJを、例2と同じように熱により表面後架橋した。710μm未満の粒径を有する留分を分析した。結果は、第6表に記入されている。
例21(比較例)
例13と同じように実施し、ここで、得られたポリマーゲルは押し出しを行わなかった。このようにして得られたベースポリマーKを分析した。結果は、第5表に記入されている。
例22(比較例)
例21のベースポリマーKは、例2と同じように熱により表面後架橋した。710μm未満の粒径を有する留分を分析した。結果は、第6表に記入されている。
例23(比較例)
例15と同じように実施し、ここで、得られたポリマーゲルは押し出しを行わなかった。このようにして得られたベースポリマーLを分析した。結果は、第5表に記入されている。
例24(比較例)
例23のベースポリマーLを例2と同じように熱により表面後架橋した。710μm未満の粒径を有する留分を分析した。結果は、第6表に記入されている。
Figure 2016506981
Figure 2016506981
例17〜24は、ベースポリマーにおける架橋剤の使用量は、押し出しを行わなかった場合に、表面後架橋後の膨潤速度(FSR)に著しい影響を及ぼさないことを示している。
例25(比較例)
例15と同じように実施したが、ここで、このようにして得られたポリマーゲルの一部を押出機型式OEE8(AMANDUS KAHL GmbH&Co.KG;Hamburg;ドイツ)で押し出した。押し出しでの前記ポリマーゲルの温度は、85℃であった。有孔板は、孔径8mmの孔8個を有していた。この有孔板の厚さは、15mmであった。前記押出機の内部長さの内部直径に対する比(L/D)は、6.3である。前記押し出しの比機械的エネルギー(SME)は、89kWh/tであった。このようにして得られたベースポリマーMを分析した。 結果は、第7表に記入されている。
例26(比較例)
例25のベースポリマーMを例2と同じように熱により表面後架橋した。710μm未満の粒径を有する留分を分析した。結果は、第8表に記入されている。
Figure 2016506981
Figure 2016506981
例16および例26は、比機械的エネルギー(SME)が過度に大きい押し出しは、表面後架橋後の膨潤速度(FSR)を低下させることを示している。

Claims (17)

  1. 吸水性ポリマー粒子の製造方法であって、
    a)少なくとも部分的に中和されていてよい、酸基含有エチレン性不飽和モノマー、
    b)少なくとも1種の架橋剤、
    c)少なくとも1種の開始剤、
    d)任意に、a)に記載のモノマーと共重合可能なエチレン性不飽和モノマー、および
    e)任意に、1種または複数の水溶性ポリマー
    を含むモノマー溶液またはモノマー懸濁液を、
    軸平行に回転する少なくとも2つのシャフトを有する重合反応器内で重合し、得られたポリマーゲルを乾燥させ、該乾燥させたポリマーゲルを粉砕し、分級して、熱により表面後架橋することによる前記吸水性ポリマー粒子の製造方法において、前記中和されてないモノマーa)に対して少なくとも0.25質量%の架橋剤b)を使用すること、前記ポリマーゲルを乾燥の前に押し出すこと、該ポリマーゲルが、前記押し出しの間、80℃よりも高い温度を有すること、および前記押し出しにおいて60kWh/t未満の比機械的エネルギーが導入されることを特徴とする前記方法。
  2. 前記ポリマーゲルが、前記押し出しの間、90℃よりも高い温度を有することを特徴とする、請求項1に記載の方法。
  3. 前記押出機の、長さの直径に対する比が5未満であることを特徴とする、請求項1または2に記載の方法。
  4. 前記押出機の有孔板の開口比が、10〜20%の範囲であることを特徴とする、請求項1から3までのいずれか1項に記載の方法。
  5. 前記押出機の有孔板にかかる圧力が、15〜35barの範囲であることを特徴とする、請求項1から4までのいずれか1項に記載の方法。
  6. 前記中和されていないモノマーa)に対して少なくとも0.4質量%の架橋剤b)を使用することを特徴とする、請求項1から5までのいずれか1項に記載の方法。
  7. 8〜12mmの孔径を有する孔を通して押し出すことを特徴とする、請求項1から6までのいずれか1項に記載の方法。
  8. 前記押出機をトレース加熱することを特徴とする、請求項1から7までのいずれか1項に記載の方法。
  9. 前記モノマーa)の少なくとも50モル%が、部分的に中和されたアクリル酸であることを特徴とする、請求項1から8までのいずれか1項に記載の方法。
  10. 前記モノマーa)の25〜85モル%が、中和されていることを特徴とする、請求項1から9までのいずれか1項に記載の方法。
  11. a)少なくとも部分的に中和されていてよい、酸基含有エチレン性不飽和モノマー、
    b)少なくとも1種の架橋剤、
    c)少なくとも1種の開始剤、
    d)任意に、a)に記載のモノマーと共重合可能なエチレン性不飽和モノマー、および
    e)任意に、1種または複数の水溶性ポリマー、
    を含むモノマー溶液またはモノマー懸濁液の重合により得られる吸水性ポリマー粒子において、
    ここで、前記中和されていないモノマーa)に対して少なくとも0.25質量%の架橋剤b)が使用され、およびここで、前記得られたポリマーゲルが押し出され、熱により表面後架橋された、膨潤速度が少なくとも0.25g/gsであり、遠心分離保持容量が少なくとも20g/gであり、49.2g/cm2の荷重下吸収量が少なくとも20g/gであり、および液体誘導性が少なくとも100×10-7cm3s/gである、前記吸水性ポリマー粒子。
  12. 前記中和されていないモノマーa)に対して少なくとも0.4質量%の架橋剤b)が使用されたことを特徴とする、請求項11に記載のポリマー粒子。
  13. 前記膨潤速度が少なくとも0.30g/gsである、請求項11または12に記載のポリマー粒子。
  14. 前記遠心分離保持容量が少なくとも25g/gである、請求項11から13までのいずれか1項に記載のポリマー粒子。
  15. 前記49.2g/cm2の荷重下吸収量が少なくとも22g/gである、請求項11から14までのいずれか1項に記載のポリマー粒子。
  16. 前記液体誘導性が少なくとも110×10-7cm3s/gである、請求項11から15までのいずれか1項に記載のポリマー粒子。
  17. 請求項11から16までのいずれか1項に記載の吸水性ポリマー粒子を含む衛生物品。
JP2015555634A 2013-01-29 2014-01-20 膨潤したゲル床の高い透過性と同時に、速い膨潤速度、かつ高い遠心分離保持容量を有する吸水性ポリマー粒子の製造方法 Pending JP2016506981A (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
EP13152994 2013-01-29
EP13152994.3 2013-01-29
PCT/EP2014/050980 WO2014118024A1 (de) 2013-01-29 2014-01-20 Verfahren zur herstellung wasserabsorbierender polymerpartikel mit hoher quellgeschwindigkeit und hoher zentrifugenretentionskapazität bei gleichzeitig hoher permeabilität des gequollenen gelbetts

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2016506981A true JP2016506981A (ja) 2016-03-07

Family

ID=47628020

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2015555634A Pending JP2016506981A (ja) 2013-01-29 2014-01-20 膨潤したゲル床の高い透過性と同時に、速い膨潤速度、かつ高い遠心分離保持容量を有する吸水性ポリマー粒子の製造方法

Country Status (5)

Country Link
US (1) US9822203B2 (ja)
EP (1) EP2951212B1 (ja)
JP (1) JP2016506981A (ja)
CN (1) CN104936989B (ja)
WO (1) WO2014118024A1 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP7100742B1 (ja) 2021-05-12 2022-07-13 株式会社日本触媒 ポリ(メタ)アクリル酸(塩)系吸水性樹脂、及び吸収体
WO2022239723A1 (ja) * 2021-05-12 2022-11-17 株式会社日本触媒 ポリ(メタ)アクリル酸(塩)系吸水性樹脂、及び吸収体

Families Citing this family (30)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101700907B1 (ko) * 2013-12-10 2017-01-31 주식회사 엘지화학 고흡수성 수지의 제조 방법
US9833766B2 (en) 2014-05-08 2017-12-05 Basf Se Water-absorbing polymer particles
CN107075030B (zh) * 2014-05-08 2020-08-04 巴斯夫欧洲公司 制备吸水性聚合物颗粒的方法
SG11201708206RA (en) * 2015-04-07 2017-11-29 Basf Se Method for producing super absorber particles
KR20180019558A (ko) 2015-06-19 2018-02-26 가부시키가이샤 닛폰 쇼쿠바이 폴리(메트)아크릴산(염)계 입자상 흡수제 및 제조 방법
KR101704789B1 (ko) 2016-03-23 2017-02-08 주식회사 엘지화학 고흡수성 수지
CN110300650B (zh) 2016-12-21 2022-01-21 巴斯夫欧洲公司 单轴挤出机及使用其改变超吸水性聚合物凝胶形态的方法
CN110312606B (zh) 2016-12-21 2022-07-22 巴斯夫欧洲公司 单轴挤出机和单轴挤出机的用途,以及使用单轴挤出机改变超吸水性聚合物的形态的方法
KR102162503B1 (ko) 2016-12-23 2020-10-06 주식회사 엘지화학 고흡수성 수지 및 이의 제조 방법
KR102086058B1 (ko) 2017-01-24 2020-03-06 주식회사 엘지화학 고흡수성 수지의 제조 방법
JP2021510320A (ja) 2018-01-09 2021-04-22 ビーエイエスエフ・ソシエタス・エウロパエアBasf Se 超吸収体混合物
EP3783055A1 (en) 2019-08-23 2021-02-24 The Procter & Gamble Company Degradation of superabsorbent polymer via oxidative degradation
US11154839B2 (en) 2019-08-23 2021-10-26 The Procter & Gamble Company Recycling of superabsorbent polymer via UV irradiation in flow system
EP3783056B1 (en) 2019-08-23 2022-05-11 The Procter & Gamble Company Recycling of superabsorbent polymer via hydrothermal microwave processing
US11525047B2 (en) 2019-08-23 2022-12-13 The Procter & Gamble Company Recycling of superabsorbent polymer with an extensional flow device
US11649336B2 (en) 2020-06-16 2023-05-16 The Procter & Gamble Company Recycling of superabsorbent polymer with an extensional flow device
US11746210B2 (en) 2020-06-16 2023-09-05 The Procter & Gamble Company Recycling of superabsorbent polymer with an extensional flow device
EP4228577A1 (en) * 2020-10-16 2023-08-23 The Procter & Gamble Company Absorbent hygiene product comprising superabsorbent polymer partly derived from a recycled resource and methods of producing said product
EP4229122A1 (en) 2020-10-16 2023-08-23 The Procter & Gamble Company Recycling a superabsorbent polymer using hydrothermal treatment
CN116391011A (zh) 2020-11-02 2023-07-04 宝洁公司 使用水热处理再循环用过的吸收性卫生产品或其组分
US20220266322A1 (en) 2021-02-22 2022-08-25 The Procter & Gamble Company Recycling of superabsorbent fibers with an extensional flow device
US20220267560A1 (en) 2021-02-22 2022-08-25 The Procter & Gamble Company Recycling of superabsorbent fibers with an extensional flow device
US20220267559A1 (en) 2021-02-22 2022-08-25 The Procter & Gamble Company Degradation of superabsorbent fibers via oxidative degradation
US20220267558A1 (en) 2021-02-22 2022-08-25 The Procter & Gamble Company Recycling of superabsorbent fibers via uv irradiation in flow system
EP4298157A1 (en) 2021-02-23 2024-01-03 The Procter & Gamble Company Recycling of superabsorbent polymer with a hybrid oxidative degradation and high shear mixing
WO2023046583A1 (de) 2021-09-27 2023-03-30 Basf Se Verfahren zur herstellung von superabsorberpartikeln
WO2023066852A1 (en) 2021-10-21 2023-04-27 Evonik Superabsorber Gmbh Preparing fast superabsorbents with enhanced elastic behavior
CN114316107B (zh) * 2022-01-07 2023-08-18 安徽富瑞雪化工科技股份有限公司 一种高吸水性树脂的新型生产方法
WO2023200594A1 (en) 2022-04-13 2023-10-19 The Procter & Gamble Company Absorbent hygiene product comprising recycled material made from used absorbent hygiene product using hydrothermal treatment
WO2023200593A1 (en) 2022-04-13 2023-10-19 The Procter & Gamble Company Recycling a used absorbent hygiene product or its components using hydrothermal treatment

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005272653A (ja) * 2004-03-25 2005-10-06 Asahi Kasei Chemicals Corp 含水ゲルの細粒化方法および細粒化装置
JP2011515520A (ja) * 2008-03-20 2011-05-19 ビーエーエスエフ ソシエタス・ヨーロピア 低い遠心分離保持容量を有する吸水性ポリマー粒子の製造方法
WO2011126079A1 (ja) * 2010-04-07 2011-10-13 株式会社日本触媒 ポリアクリル酸(塩)系吸水性樹脂粉末の製造方法及びポリアクリル酸(塩)系吸水性樹脂粉末
US20120302714A1 (en) * 2011-05-26 2012-11-29 Basf Se Process for Producing Water-Absorbing Polymer Particles
WO2012160174A1 (de) * 2011-05-26 2012-11-29 Basf Se Verfahren zur herstellung wasserabsorbierender polymerpartikel

Family Cites Families (53)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE2123956C3 (de) 1970-05-20 1979-09-20 Heinz Dipl.-Ing. Pratteln List (Schweiz) Misch- und Knetmaschine
JPS6018690B2 (ja) 1981-12-30 1985-05-11 住友精化株式会社 吸水性樹脂の吸水性改良方法
JPS58180233A (ja) 1982-04-19 1983-10-21 Nippon Shokubai Kagaku Kogyo Co Ltd 吸収剤
CH664704A5 (en) 1984-03-21 1988-03-31 List Ind Verfahrenstech Double-shafted kneading and mixing machine - inserts plates into element gaps to adjust kneading intensity
US4734478A (en) 1984-07-02 1988-03-29 Nippon Shokubai Kagaku Kogyo Co., Ltd. Water absorbing agent
DE3713601A1 (de) 1987-04-23 1988-11-10 Stockhausen Chem Fab Gmbh Verfahren zur herstellung eines stark wasserabsorbierenden polymerisats
WO1990015830A1 (en) 1989-06-12 1990-12-27 Weyerhaeuser Company Hydrocolloid polymer
CA2038779A1 (en) 1990-04-02 1991-10-03 Takumi Hatsuda Method for production of fluid stable aggregate
DE4020780C1 (ja) 1990-06-29 1991-08-29 Chemische Fabrik Stockhausen Gmbh, 4150 Krefeld, De
TW241279B (ja) 1991-02-01 1995-02-21 Catalyst co ltd
DE4118884A1 (de) 1991-06-07 1992-12-10 List Ag Mischkneter
ES2097235T3 (es) 1991-09-03 1997-04-01 Hoechst Celanese Corp Polimero superabsorbente que tiene propiedades de absorcion mejoradas.
DE4138408A1 (de) 1991-11-22 1993-05-27 Cassella Ag Hydrophile, hochquellfaehige hydrogele
JP3045422B2 (ja) 1991-12-18 2000-05-29 株式会社日本触媒 吸水性樹脂の製造方法
US5532323A (en) 1992-03-05 1996-07-02 Nippon Shokubai Co., Ltd. Method for production of absorbent resin
GB9208449D0 (en) 1992-04-16 1992-06-03 Dow Deutschland Inc Crosslinked hydrophilic resins and method of preparation
CA2102577A1 (en) 1992-11-24 1994-05-25 Walther Schwenk Mixing kneader
EP0838483B1 (en) 1993-06-18 2009-09-09 Nippon Shokubai Co., Ltd. Process for preparing absorbent resin
EP0640330B1 (en) 1993-06-30 2000-05-24 The Procter & Gamble Company Hygienic absorbent articles
DE19536944A1 (de) 1995-10-04 1997-04-10 List Ag Mischkneter
DE19646484C2 (de) 1995-11-21 2000-10-19 Stockhausen Chem Fab Gmbh Flüssigkeitsabsorbierende Polymere, Verfahren zu deren Herstellung und deren Verwendung
DE19543368C2 (de) 1995-11-21 1998-11-26 Stockhausen Chem Fab Gmbh Wasserabsorbierende Polymere mit verbesserten Eigenschaften, Verfahren zu deren Herstellung und deren Verwendung
DE19807502B4 (de) 1998-02-21 2004-04-08 Basf Ag Verfahren zur Nachvernetzung von Hydrogelen mit 2-Oxazolidinonen, daraus hergestellte Hydrogele und deren Verwendung
US6265488B1 (en) 1998-02-24 2001-07-24 Nippon Shokubai Co., Ltd. Production process for water-absorbing agent
US6503979B1 (en) 1998-02-26 2003-01-07 Basf Aktiengesellschaft Method for cross-linking hydrogels with bis- and poly-2-oxazolidinones
DE19854574A1 (de) 1998-11-26 2000-05-31 Basf Ag Verfahren zur Nachvernetzung von Hydrogelen mit N-Acyl-2-Oxazolidinonen
DE19854573A1 (de) 1998-11-26 2000-05-31 Basf Ag Verfahren zur Nachvernetzung von Hydrogelen mit 2-Oxo-tetrahydro-1,3-oxazinen
US6239230B1 (en) 1999-09-07 2001-05-29 Bask Aktiengesellschaft Surface-treated superabsorbent polymer particles
DE19955861A1 (de) 1999-11-20 2001-05-23 Basf Ag Verfahren zur kontinuierlichen Herstellung von vernetzten feinteiligen gelförmigen Polymerisaten
AU2002230831A1 (en) 2000-10-20 2002-04-29 Millennium Pharmaceuticals, Inc. Compositions of human proteins and method of use thereof
US6809158B2 (en) 2000-10-20 2004-10-26 Nippon Shokubai Co., Ltd. Water-absorbing agent and process for producing the same
JP4074194B2 (ja) 2001-01-12 2008-04-09 ストックハウゼン ゲーエムベーハー (メタ)アクリル酸の精製方法及びその製造装置
US6987151B2 (en) * 2001-09-12 2006-01-17 Dow Global Technologies Inc. Continuous polymerization process for the manufacture of superabsorbent polymers
EP1436335B1 (de) 2001-10-05 2005-01-26 Basf Aktiengesellschaft Verfahren zur vernetzung von hydrogelen mit morpholin-2,3-dionen
DE60238439D1 (de) 2001-12-19 2011-01-05 Nippon Catalytic Chem Ind Wasserabsorbierende polymere und verfahren zu deren herstellung
DE10204937A1 (de) 2002-02-07 2003-08-21 Stockhausen Chem Fab Gmbh Verfahren zur Nachvernetzung im Bereich der Oberfläche von wasserabsorbierenden Polymeren mit Harnstoffderivaten
DE10204938A1 (de) 2002-02-07 2003-08-21 Stockhausen Chem Fab Gmbh Verfahren zur Nachvernetzung im Bereich der Oberfläche von wasserabsorbierenden Polymeren mit beta-Hydroxyalkylamiden
DE10211686A1 (de) 2002-03-15 2003-10-02 Stockhausen Chem Fab Gmbh (Meth)Acrylsäurekristall und Verfahren zur Herstellung und Aufreinigung von wässriger (Meth)Acrylsäure
DE10225943A1 (de) 2002-06-11 2004-01-08 Basf Ag Verfahren zur Herstellung von Estern von Polyalkoholen
US20050165208A1 (en) 2002-06-11 2005-07-28 Popp Andreas A. (Meth)acrylic esters of polyalkoxylated glycerine
JP2005532430A (ja) 2002-06-11 2005-10-27 ビーエーエスエフ アクチェンゲゼルシャフト ポリアルコキシル化されたトリメチロールプロパンの(メタ)アクリルエステル
DE10247240A1 (de) 2002-10-10 2004-04-22 Basf Ag Verfahren zur Herstellung von Acrylsäure
DE10331450A1 (de) 2003-07-10 2005-01-27 Basf Ag (Meth)acrylsäureester monoalkoxilierter Polyole und deren Herstellung
DE10331456A1 (de) 2003-07-10 2005-02-24 Basf Ag (Meth)acrylsäureester alkoxilierter ungesättigter Polyolether und deren Herstellung
DE10334584A1 (de) 2003-07-28 2005-02-24 Basf Ag Verfahren zur Nachvernetzung von Hydrogelen mit bicyclischen Amidacetalen
DE10355401A1 (de) 2003-11-25 2005-06-30 Basf Ag (Meth)acrylsäureester ungesättigter Aminoalkohole und deren Herstellung
BRPI0509362A (pt) 2004-03-31 2007-09-11 Nippon Catalytic Chem Ind agente absorvedor de lìquido aquoso e seu processo de produção
CN102091551B (zh) 2004-09-28 2013-07-17 巴斯夫欧洲公司 混合捏合机和使用所述混合捏合机来生产聚(甲基)丙烯酸化物的方法
CN101031591B (zh) 2004-09-28 2012-05-23 巴斯福股份公司 连续生产交联的粒状凝胶型聚合物的方法
US8765906B2 (en) * 2010-04-27 2014-07-01 Nippon Shokubai, Co., Ltd. Method for producing polyacrylic acid (salt) type water absorbent resin powder
CN103347548B (zh) * 2011-02-07 2017-09-19 巴斯夫欧洲公司 具有高溶胀速度的吸水性聚合物颗粒的制备方法
JP6113084B2 (ja) * 2011-03-08 2017-04-12 ビーエーエスエフ ソシエタス・ヨーロピアBasf Se 改善された浸透性を有する吸水性ポリマー粒子を製造する方法
JP5980325B2 (ja) 2011-07-14 2016-08-31 ビーエーエスエフ ソシエタス・ヨーロピアBasf Se 高い膨潤速度を有する吸水性ポリマー粒子の製造法

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005272653A (ja) * 2004-03-25 2005-10-06 Asahi Kasei Chemicals Corp 含水ゲルの細粒化方法および細粒化装置
JP2011515520A (ja) * 2008-03-20 2011-05-19 ビーエーエスエフ ソシエタス・ヨーロピア 低い遠心分離保持容量を有する吸水性ポリマー粒子の製造方法
WO2011126079A1 (ja) * 2010-04-07 2011-10-13 株式会社日本触媒 ポリアクリル酸(塩)系吸水性樹脂粉末の製造方法及びポリアクリル酸(塩)系吸水性樹脂粉末
US20120302714A1 (en) * 2011-05-26 2012-11-29 Basf Se Process for Producing Water-Absorbing Polymer Particles
WO2012160174A1 (de) * 2011-05-26 2012-11-29 Basf Se Verfahren zur herstellung wasserabsorbierender polymerpartikel

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP7100742B1 (ja) 2021-05-12 2022-07-13 株式会社日本触媒 ポリ(メタ)アクリル酸(塩)系吸水性樹脂、及び吸収体
WO2022239723A1 (ja) * 2021-05-12 2022-11-17 株式会社日本触媒 ポリ(メタ)アクリル酸(塩)系吸水性樹脂、及び吸収体
JP2022175087A (ja) * 2021-05-12 2022-11-25 株式会社日本触媒 ポリ(メタ)アクリル酸(塩)系吸水性樹脂、及び吸収体

Also Published As

Publication number Publication date
US20150376318A1 (en) 2015-12-31
US9822203B2 (en) 2017-11-21
EP2951212A1 (de) 2015-12-09
CN104936989B (zh) 2019-04-16
EP2951212B1 (de) 2017-03-15
CN104936989A (zh) 2015-09-23
WO2014118024A1 (de) 2014-08-07

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2016506981A (ja) 膨潤したゲル床の高い透過性と同時に、速い膨潤速度、かつ高い遠心分離保持容量を有する吸水性ポリマー粒子の製造方法
JP6494520B2 (ja) 再生原料に基づく超吸収体の製造方法
JP6138056B2 (ja) 高い膨潤速度を有する吸水性ポリマー粒子の製造法
JP6646042B2 (ja) 吸水性ポリマー粒子の製造方法
US20110257340A1 (en) Process for Producing Water-Absorbing Polymer Particles
JP5963684B2 (ja) 改善された色安定性を有する吸水性ポリマー粒子の製造方法
US9840598B2 (en) Method for producing water-absorbent polymer particles with improved properties
JP6133332B2 (ja) 高い膨潤速度および高い透過率を有する吸水性ポリマー粒子
US8461278B2 (en) Process for producing water-absorbing polymer particles
US20160009889A1 (en) Water-absorbing polymer particles with high free swell rate and high permeability
JP2015512990A (ja) 逆スクリューヘリックスを備えたドラム型熱交換器中で熱表面後架橋する方法
JP6548723B2 (ja) 吸水性ポリマー粒子
JP2011522942A (ja) 水吸収性ポリマー粒子を連続的に熱的に表面後架橋する方法
JP6253575B2 (ja) 吸水性ポリマー粒子の製造法
JP2019518116A (ja) 超吸収体の製造方法
KR102563402B1 (ko) 고흡수성 중합체 입자 제조 방법
JP6188683B2 (ja) 吸水性ポリマー粒子の連続的な製造法
JP6250042B2 (ja) 軸平行に回転する少なくとも2つのシャフトを有する重合反応器における吸水性ポリマー粒子の製造方法
US8653215B2 (en) Process for producing water-absorbing polymer particles
JP7337823B2 (ja) 超吸収体粒子を製造する方法
JP5591339B2 (ja) 吸水性ポリマー粒子の連続製造法
JP2017101261A (ja) 吸水性ポリマー粒子の連続的な製造法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20170117

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20171127

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20171130

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20180227

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20180625