JP2016502493A - 板ガラスの精密成形およびシート圧延装置 - Google Patents

板ガラスの精密成形およびシート圧延装置 Download PDF

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Abstract

板ガラス(78)を形成する装置(10)は、ニップ間隙(38)を構成するよう対向する関係に配置された一対のローラ(12a、12b)を有する。一対のローラ(12a、12b)の少なくとも一方は、ニップ間隙(38)の幅(39)を調節するために平行移動可能である。一対のスペーサベルト(34、36)が一対のローラ(12a、12b)の間を通る。一対のスペーサベルト(34、36)は、一対のローラ(12a、12b)の長さに沿って離間されており、ニップ間隙(38)の幅(39)を設定するための厚さを有する。一対のローラ(12a、12b)の少なくとも一方には少なくとも1つのアクチュエータ(42a、42b)が連結されており、アクチュエータ(42a、42b)は、一対のスペーサベルト(34、36)が一対のローラ(12a、12b)によって把持されて一対のスペーサベルト(34、36)の厚さがニップ間隙(38)の幅(39)を設定するまで、ニップ間隙(38)の幅(39)を調節するよう動作可能である。

Description

関連出願への相互参照
本願は、合衆国法典第35巻第119条に基づき、2012年11月29日に出願された欧州特許出願第12306484.2号による優先権を主張するものであり、その内容に依拠すると共に、その全体を参照して本明細書に組み込む。
本開示は、一般的に、圧延による板ガラスの形成に関する。より具体的には、本開示は、一対のローラによって構成されるニップ間隙の設定に関する。
溶融ガラスの流れまたは帯状の溶融ガラスを、一対のローラによって構成されるニップ間隙を通過させることは、最も古い板ガラス製造方法の一つである。圧延された板ガラスの厚さはニップ間隙によって決定され、このことは、ローラが回転する際にニップ間隙の幅にばらつきがあると、そのばらつきが、圧延された板ガラスの厚さのばらつきになることを意味する。ローラ間のニップ間隙を設定するには、ローラの凹部に取り付けられるカラーを用いるのが一般的である。一方のローラのカラーが、他方のローラのカラーに対して押しつけられることで、ニップ間隙が設定される。ニップ間隙の変動性は、ローラ、カラー、およびカラーが取り付けられる凹部の寸法精度に影響される。
本開示は、板ガラスを形成する装置を記載する。1つの態様において、この装置は、ニップ間隙を構成するよう対向する関係に配置された一対のローラを有する。一対のローラの少なくとも一方は、ニップ間隙の幅を調節するために平行移動可能である。この装置は、一対のローラの間を通る一対のスペーサベルトを有する。一対のスペーサベルトは、一対のローラの長さに沿って離間されており、ニップ間隙の幅を設定するための厚さを有する。一対のローラの少なくとも一方には少なくとも1つのアクチュエータが連結されており、このアクチュエータは、一対のスペーサベルトが一対のローラによって把持されて、この一対のスペーサベルトの厚さがニップ間隙の幅を設定するまで、ニップ間隙の幅を調節するよう動作可能である。
一実施形態において、この装置は、一対のローラの少なくとも一方に隣接して配置されたベルトガイドを更に有する。一対のスペーサベルトの少なくとも一方は、一対のローラの一方とベルトガイドとに巻回されている。
一実施形態において、ベルトガイドは一対のベルト車を有し、一対のスペーサベルトの各々は、一対のローラの一方と一対のベルト車の一方とに巻回されている。
別の実施形態において、ベルトガイドは補助ローラを有し、一対のスペーサベルトは、一対のローラの一方と補助ローラとに巻回されている。
更に別の実施形態において、ベルトガイドは、一対のガイドブロックと、一対のガイドブロックの各々に取り付けられた1組のニードルローラとを有し、一対のスペーサベルトの各々は、一対のローラの一方と一対のガイドブロックの一方に取り付けられた1組のニードルローラとに巻回されている。
一実施形態において、一対のガイドブロック上の各々の1組のニードルローラは、ガイドブロック上に円弧状または円形の経路に沿って配置されている。
一実施形態において、一対のスペーサベルトの厚さは0.1mm〜4mmの範囲内である。
一実施形態において、一対のスペーサベルトの厚さは1mm以下である。
一実施形態において、一対のスペーサベルトの厚さは均一である。
一実施形態において、一対のスペーサベルトの厚さには断面形状がつけられている。
一実施形態において、一対のスペーサベルトは金属または合金でできている。
一実施形態において、この装置は、一対のローラを選択的に回転させるための、一対のローラに連結された一対のモータを更に有する。
一実施形態において、この装置は、溶融材料をニップ間隙に送るよう配置された送出容器を更に有する。
本開示は、板ガラスを形成する方法も記載する。1つの態様において、この方法は、一対のローラを、ニップ間隙を構成するよう対向する関係に配置することを含む。この方法は、一対のローラの間に一対のスペーサベルトを通すことを含む。一対のスペーサベルトを通すことには、一対のスペーサベルトを一対のローラの長さに沿って離間させることが含まれる。この方法は、ニップ間隙の幅を調節するために、一対のスペーサベルトが一対のローラによって把持されて、この一対のスペーサベルトの厚さによってニップ間隙の幅が設定されるまで、一対のローラの少なくとも一方を平行移動させることを含む。この方法は、一対のローラの少なくとも一方を回転させることを含む。この方法は、板ガラスを形成するために、一対のスペーサベルトによって設定された幅を有するニップ間隙に溶融ガラスを送ることを更に含む。
一実施形態において、一対のスペーサベルトを通すことには、一対のスペーサベルトの少なくとも一方を、一対のローラの一方と、この一対のローラの一方に隣接して配置されたベルトガイドとに巻回すことが含まれる。
以下、添付の図面について説明する。図面は必ずしも縮尺通りではなく、明確さおよび簡潔さのために、図面中の特定の特徴および特定の図は、強調して示される場合や、模式的に示される場合がある。
開いた位置にあるシート圧延装置を示す。 閉じた位置にある図1のシート圧延装置を示す。 一対のローラの間にある断面形状がつけられたスペーサベルトを示す。 図3Aの断面形状がつけられたスペーサベルトによって形成されたシートの厚さ方向の断面形状を示す。 図3Aの断面形状がつけられたスペーサベルトによって形成されたシートの厚さ方向の断面形状を示す。 一対のローラの間にある断面形状がつけられたスペーサベルトを示す。 図4Aの断面形状がつけられたスペーサベルトによって形成されたシートの厚さ方向の断面形状を示す。 図4Aの断面形状がつけられたスペーサベルトによって形成されたシートの厚さ方向の断面形状を示す。 図1のシート圧延装置のローラを開いた位置と閉じた位置との間で移動させるアクチュエータシステムを示す。 一対のローラに巻回された一対のスペーサベルトを示す。 補助ローラに巻回されたスペーサベルトを示す。 ニードルローラを有するガイドブロックに巻回されたスペーサベルトを示す。 図6Cの線6D−6Dに沿って切り取った断面図を示す。 板ガラスを形成する装置を示す。 図7Aの線7B−7Bに沿って切り取った断面図を示す。
以下の詳細な説明では、本発明の複数の実施形態の完全な理解を提供するために、多くの具体的な詳細が述べられる。しかし、当業者には、これらの具体的な詳細の一部または全てを有さなくても本発明の実施形態が実施され得る場合も明らかである。他の例では、本発明を不必要に不明瞭にしないために、周知の特徴や処理については詳細に説明しないことがある。更に、共通のまたは類似の要素を識別するために、類似または同一の参照番号を用いることがある。
図1は、溶融材料の流れまたは帯状の溶融材料を受け取って、溶融材料を選択された厚さと幅とを有するシート状材料として形成することが可能なシート圧延装置10を示す。様々な実施形態において、溶融材料は溶融ガラスであり、圧延によって形成されるシート状材料は板ガラスである。「ガラス」という用語は、ガラスや、ガラス・セラミック材料等のガラスを含有する他の材料を網羅することが意図される。圧延装置10は、基準軸13の両側に平行に配置された一対のローラ12a、12bを有する。ローラ12a、12bは、基準軸13から等距離にあってもよく、等距離になくてもよい。ローラ12a、12bの軸方向の軸は、基準軸13と平行である。1以上の実施形態において、ローラ12a、12bは円形の断面および円筒形の圧延面15a、15bを有し、圧延面15a、15bは、平滑な板ガラスを形成するために平滑であってもよく、エンボス加工された板ガラスを形成するためにエンボス用テクスチャが組み込まれてもよい。ローラ12a、12bは、ローラ軸14a、14b上に取り付けられ、ローラ軸14a、14bと共に回転可能である。ローラ軸14aは、ローラ12aの端部付近に配置されたベアリングブロック16a、18aを通って延びており、ベアリングブロック16a、18a内のベアリングによって回転可能に支持されている。また、ローラ軸14bは、ローラ12bの端部付近に配置されたベアリングブロック16b、18bを通って延びており、ベアリングブロック16b、18b内のベアリングによって回転可能に支持されている。
ローラ軸14a、14bは、軸カップリング24a、24bによって駆動モータ22a、22bの駆動モータ軸20a、20bに連結されている。一部の実施形態において、軸カップリング24a、24bは、トルクおよび速度を伝達しながらローラ軸14a、14bと駆動モータ軸20a、20bとの平行シフトを補償できるシュミット・オフセット・カップリング(Schmidt Offset Coupling)等のオフセットカップリングである。オフセットカップリングを用いれば、駆動モータ軸20a、20bとローラ軸14a、14bとを軸方向に位置合わせする必要がない。一部の実施形態において、オフセットカップリングは、ローラ12a、12bを支持フレーム25に対して平行移動可能にしつつ、駆動モータ22a、22bを支持フレーム25に固定できるようにする。或いは、他の実施形態では、駆動モータ軸20a、20bは、インラインカップリングを介してローラ軸14a、14bに連結されてもよい。これらの他の実施形態では、駆動モータ22a、22bおよびローラ12a、12bの位置は、ローラ軸14a、14bと駆動モータ軸20a、20bとが軸方向に位置合わせされるように調整される必要がある。
ベルト車26、28は、ローラ12aに隣接し且つローラ12aから或る距離をおいて配置されている。ベルト車26、28の軸方向の軸は、基準軸13またはローラ12aの軸方向の軸に対して平行である。ベルト車26、28は、それらがベルト車軸30、32上で自由に回転できるようにベルト車軸30、32に取り付けられている。ベルト車軸30、32の一端部はベアリングブロック16a、18aに取り付けられており、ローラ12aのいかなる平行移動に際しても、ベルト車26、28とローラ12aとの関係を維持できるようになっている。
ローラ12aには一対のスペーサベルト34、36が取り付けられており、それらはローラ12aの長さに沿って離間されている。スペーサベルト34、36間の間隔は、圧延されるシート状材料の幅以上である必要がある。一般的に、スペーサベルト34、36は互いに同じ厚さであるが、幅は同じであっても同じでなくてもよい。スペーサベルト34、36の厚さは、圧延されるシート状材料の厚さによって決まる。スペーサベルト34、36はエンドレスベルトであり、ローラ12aとベルト車26、28とに巻回されている。ベルト車26、28は、スペーサベルト34、36を受容するための溝を有してもよい。一部の実施形態では、スペーサベルト34、36はシームレスでもある。
スペーサベルト34、36は、金属や合金等の比較的固いまたは剛性の材料でできているのが一般的である。取り外された際のスペーサベルト34、36は、円形、楕円形、または他の連続したループ形状を有し得る。スペーサベルト34、36は、それらを、ベアリングブロック16aを通り越してローラ12aとベルト車26、28とに巻回すことによって容易に設置できる。スペーサベルト34、36は、それらをベルト車26、28に引っ掛けることができる形状に一時的に変形させることができる。そのような一時的な形状は、スペーサベルト34、36を引っ張ってベルト車26、28にかけることができるように、ローラ12aとベルト車26、28との間の距離よりも大きい長さを有する。この手順を逆に行うことで、スペーサベルト34、36をローラ12aおよびベルト車26、28から取り外すことができる。このように、ローラ12aをベアリングブロック16a、18aから取り外すことなく、ローラ12aおよびベルト車26、28に対するスペーサベルト34、36の取り付けおよび取り外しを行うことができ、この点は、ローラの周方向の凹部に係合させなければならないカラーよりも有利であり得る。
ベルト車26、28はベルトガイドを構成する。別の実施形態では、ベルト車で構成されたものではない別のベルトガイドがローラ12aに隣接して配置されてもよく、この別のベルトガイドに、ベルト車26、28について説明したのと同様の方法でスペーサベルト34、36を巻回してもよい。
ローラ12a、12bは、図1に示されるように、ローラ12a、12bがスペーサベルト34、36に対して閉じられていない“開いた位置”を有する。この開いた位置では、ローラ12a、12bの両方が、スペーサベルト34、36の両方と接触していない。図1に示す具体的な構成では、ローラ12aのみがスペーサベルト34、36と接触している。ローラ12a、12bは、図2に示されるように、ローラ12a、12bがスペーサベルト34、36に対して閉じている“閉じた位置”を有する。閉じた位置では、ローラ12a、12bの両方がスペーサベルト34、36と接触している。ローラ12a、12bとスペーサベルト34、36との接触は、スペーサベルト34、36がローラ12a、12bの間に挟まれるまたは把持されるようになっている。
ローラ12a、12bは、ニップ間隙38を構成する(図1および図2参照)。ニップ間隙38は、本質的に締めつけるものである。ニップ間隙38の幅39は、ローラ12a、12bの軸方向の中心線を横断する方向に測定されたローラ12a、12b間の距離である。閉じた位置では、ニップ間隙38の幅39は、ローラ12a、12bの間のスペーサベルト34、36の厚さによって決まる。ニップ間隙38の長さ41は、一対のローラ12a、12bの長さに沿って、または基準軸13に沿って測定される。スペーサベルト34、36がローラ12aに取り付けられた際、またはローラ12a、12b間を通る際には、ニップ間隙38の長さ41は、一対のローラ12a、12bの長さに沿った、または基準軸13に沿ったスペーサベルト34、36間の間隔によって決まる。
選択された厚さおよび幅を有するシート状材料を形成するために、ローラ12a、12bは、スペーサベルト34、36によってニップ間隙38の幅が設定される閉じた位置へと移動される。次に、ローラ12a、12bを、一般的には同じ速度で、互いに逆方向に回転させるために、駆動モータ22a、22bが作動される。別の実施形態では、駆動モータの一方のみを作動させて、他方のローラを固定したまま、対応するローラを回転させてもよい。ローラ12a、12bが回転すると、スペーサベルト34、36はローラ12aおよびベルト車26、28の周りを移動する。このスペーサベルト34、36の動きにより、ベルト車36、38がベルト車軸30、32上で回転し得る。ローラ12a、12bが閉じた位置において回転している状態で、溶融材料の流れまたは帯状の溶融材料をニップ間隙38へと送ることができる。シート状材料を形成するために、回転するローラ12a、12bは、ニップ間隙38を通して溶融材料を引っ張る。一部の実施形態では、溶融材料とスペーサベルト34、36との接触を実質的に回避できるように、ニップ間隙38へと送られる溶融材料の流れまたは帯状の溶融材料の幅は、ニップ間隙の長さ41よりも小さい。他の実施形態では、溶融材料の流れまたは帯状の溶融材料の幅は、ニップ間隙の長さ41と同じであって、溶融材料とスペーサベルト34、36との接触を可能にしてもよい。
ローラ12a、12bはスペーサベルト34、36に対して付勢されているが、ニップ間隙38は、ローラ12a、12bの間にある一対のスペーサベルト34、36の厚さおよびスペーサベルト34、36間の間隔によって設定される。(ニップ間隙の定義に関して「一対のスペーサベルトの厚さ」という用語が用いられる場合には、図1および図2に示されているスペーサベルト34、36のように一対のスペーサベルトが離間して配置されているときの、一対のスペーサベルトのいずれか一方の厚さ、または一対のスペーサベルトの代表的な厚さを意味する)。ニップ間隙の幅39は、ローラ12a、12bの間のスペーサベルト34、36の厚さによって決まる。ニップ間隙38の精度は、ローラ12a、12bの直線度の精度およびスペーサベルト34、36の厚さの精度の関数である。ローラ12a、12bの真円度の精度は、ニップ間隙38の精度には影響しない。このように、スペーサベルト34、36によって構成されるニップ間隙38を画成する寸法の連鎖(chain of dimension)は比較的短い。比較すると、凹部に取り付けられるカラーでは、ニップ間隙の幅の精度は、ローラの直線度の精度および真円度の精度、ローラに形成される凹部の真円度の精度および深さの精度、並びに、凹部に取り付けられるカラーの真円度の精度および厚さの精度の関数である。
ローラ12a、12bの間に通されたスペーサベルト34、36がニップ間隙38の設定に用いられる上記のシステムでは、ローラ12a、12bが「完全」な場合には、シート状材料の厚さはスペーサベルト34、36の厚さと同様のものとなる。精密なシート状材料を形成するために、一部の実施形態では、各ローラ12a、12bの直線度の精度、即ち、各ローラの長さにわたる各ローラの直線度のばらつきは、±0.025mm以内、好ましくは±0.01mm以内である。更に、一部の実施形態では、各スペーサベルト34、36の厚さの精度、即ち、各スペーサベルトの幅にわたる各スペーサベルトの厚さのばらつきは、±0.025mm以内、好ましくは±0.01mm以内、より好ましくは±0.005mm以内である。上記のような厚さの精度を有するスペーサベルト34、36は、標準的なシームレス・エンドレスベルトの供給者から入手でき、または標準的な旋削法で加工することができる。
圧延により精密な板ガラスを形成するために、上記のような厚さの精度および直線度の精度を有するスペーサベルト34、36およびローラ12a、12bを用いることができる。一部の実施形態において、圧延された板ガラスは、板ガラスの厚さの精度、即ち、板ガラスの幅にわたる板ガラスの厚さのばらつきが±0.025mm以内であれば、「精密な板ガラス」である。なお、「厚さ」は均一または不均一であり得る。この特定の量以内とすべきばらつきは、所望の厚さ方向の断面形状に対してのものとなろう。
スペーサベルト34、36は、均一な厚さを有してもよく、または、断面形状がつけられた厚さを有してもよい。断面形状がつけられた厚さとは、スペーサベルト34、36の円周に沿ってスペーサベルト34、36の厚さが変化して、選択された断面形状をたどることを意味する。断面形状がつけられた厚さを有するスペーサベルトを用いて、断面形状がつけられた板ガラスを製造することができる。図3Aは、ローラ12a、12bの間にある、断面形状がつけられた厚さを有するスペーサベルト34aの例を示す。図3Bおよび図3Cは、スペーサベルト34aで形成され得るシートの厚さ方向の断面形状35a、35bを示す。図4Aは、ローラ12a、12bの間にある、断面形状がつけられた厚さを有するスペーサベルト34bの例を示す。図4Bおよび図4Cは、スペーサベルト34bで形成され得るシートの厚さ断面形状35c、35dを示す。図3Bおよび図4Bに示すシートの厚さ方向の対称な断面形状は、一定の垂直方向の軸に沿って溶融材料が流れるように両方のローラを対称に回転させることによって形成される。図3Cおよび図4Cに示すシートの厚さ方向の非対称な断面形状は、一方のローラを固定し、他方のローラを回転させることによって形成される。
図1および図2に戻ると、スペーサベルト34、36の厚さは、一般的に、シート状材料の所望の厚さによって決まる。一部の実施形態では、圧延装置10は板ガラスを形成するために用いられ、スペーサベルト34、36の厚さは0.1mm〜4mm、0.2mm〜3mm、または0.5mm〜1mmの範囲内である。各スペーサベルト34、36の幅は、ローラ12a、12bの間に確実な間隙構造を提供するものであればよい。一部の実施形態では、スペーサベルト34、36の幅は5mm〜50mm、または5mm〜40mmの範囲内であり得る。前述したように、スペーサベルト34、36の幅は互いに同じであっても同じでなくてもよい。上記の厚さおよび幅のガイドラインは、均一な厚さのスペーサベルトまたは断面形状がつけられた厚さのスペーサベルトに対して用いられてよい。
図1および図2のローラ12a、12bは、物理的または化学的な劣化を生じることなく高温に耐えられる材料でできているのが好ましい。一般的に、ローラ12a、12bの材料が耐えなければならない高温は、圧延プロセス中にローラ12a、12bが保たれる温度によって異なる。例えば、一部の実施形態では、ローラ12a、12bを700°C未満の温度に保ちながら、1000〜1500°Cの温度の溶融材料がニップ間隙38に送られる。これらの実施形態では、ローラ12a、12bの材料は、物理的または化学的な劣化を生じることなく約700°Cの高温に耐えられるものであり得る。
板ガラスを形成するには、ローラ12a、12bは、圧延形成中に晒される高温でガラスと反応しない材料でできているのが好ましい。一部の実施形態では、ローラ12a、12bは、高温でガラスと反応しないステンレス鋼や他の高温合金でできていてもよい。なお、ローラ12a、12bは、例えば、ローラ12a、12bを、ニップ間隙38に送られる溶融材料より低い温度に保つために、冷却液を循環させるための内部チャンバを有してもよいことに留意すべきである。そのような冷却循環を用いて、ニップ間隙38に送られる溶融材料にわたる温度勾配を低減し、それにより、圧延されたシート状材料の熱による厚さの変動性を低減してもよい。
スペーサベルト34、36は、高温に耐えられる材料でできているのが好ましい。しかし、スペーサベルト34、36の温度要件は、ローラ12a、12bと比較して幾分緩和され得る。その理由は、スペーサベルト34、36は、圧延形成中に溶融材料と接触する必要がないからである。一部の実施形態において、スペーサベルト34、36は、物理的または化学的な劣化を生じることなく500°Cまでの温度に耐えられる材料でできている。様々な実施形態において、スペーサベルト34、36は、固いまたは剛性の材料、一般的には金属または合金でできている。スペーサベルト34、36の材料の固さまたは剛性は、ローラ12a、12bの間に挟まれたまたは把持された際のスペーサベルト34、36の著しい変形を回避するために、ローラ12a、12bと同様であってもよい。スペーサベルト34、36に適した材料の例は、鋼鉄やINCONEL(登録商標)合金(即ち、ニッケル‐クロム系合金)である。
ベルト車26、28は、スペーサベルト34、36と同じ材料でできていてもよい。一部のケースでは、ベルト車26、28は、必ずしもスペーサベルト34、36の材料ほど固くない材料でできていていてもよい。他のケースでは、ベルト車26、28は、スペーサベルト34、36やローラ12a、12bほどの高温に耐える必要はない。
ローラ12a、12bを開いた位置と閉じた位置との間で移動させるために、任意の適切なアクチュエータシステムを用いることができる。閉じた位置では、スペーサベルト34、36がローラ12a、12bの間に挟まれるまたは把持されるように、アクチュエータシステムがローラ12a、12bをスペーサベルト34、36に押し付けることにより、ニップ間隙38の幅を設定できる。アクチュエータシステムには、リニアアクチュエータ、ロータリーアクチュエータ、またはリニアアクチュエータとロータリーアクチュエータとの組み合わせが組み込まれ得る。
図1は、ベアリングブロック16a、16bに連結されたアクチュエータ42aを示す。アクチュエータ42aの連結様式は、アクチュエータ42aが、ローラ12a、12bを開いた位置と閉じた位置の間で移動させるベアリングブロック16a、16bの互いに逆の動きを生じるように動作可能なものである。図1には、ベアリングブロック18a、18bに連結されたアクチュエータ42bも示されている。アクチュエータ42bの連結方法は、アクチュエータ42bがベアリングブロック18a、18bの互いに逆の動きを生じるよう動作可能なようになっている。これら2つのアクチュエータ42a、42bは、ローラ12a、12bの開いた位置と閉じた位置との間でのバンランスのとれたまたは対称な動きを可能にする。一部の実施形態では、アクチュエータ42a、42bはリニアアクチュエータである。特定の実施形態では、アクチュエータ42a、42bは空気圧シリンダ等の流体を動力とするシリンダである。
図5において、アクチュエータ42aの本体部材44aは、上部ガイド軸および下部ガイド軸48a、50aによってベアリングブロック16aに連結されている。例えば、アクチュエータ42aが流体を動力とするシリンダである場合には、本体部材44aは装置のシリンダであり得る。上部ガイド軸および下部ガイド軸48a、50aは、ベアリングブロック16bの開口部を通ってベアリングブロック16aに至る。これにより、ベアリングブロック16bは上部ガイド軸および下部ガイド軸48a、50a上をスライド可能になり上部ガイド軸および下部ガイド軸48a、50aによってガイドされる。アクチュエータ42aのスライド可能部材46aは、中央軸52aによってベアリングブロック18aに連結されている。アクチュエータ42aが流体を動力とするシリンダである場合には、スライド可能部材46aは装置のピストンロッドであり得る。アクチュエータ42b(図1)とベアリングブロック16b、18b(図1)との間にも、同様の構成の上部軸、中央軸、および下部軸が配設される。
上部ガイド軸および中央ガイド軸48a、52aは、ラック・ピニオン機構53aによって互いに連結されている。1以上の実施形態において、ラック・ピニオン機構53aは、上部軸および中央軸48a、52aに形成されたラック54a、56aを有する。ラック54a、56bの間にはピニオン58がある。ラック・ピニオン機構53aは、ベアリングブロック16a、16bどうしの動きを同期させることを可能にする。スライド可能部材46aが図5に向かって左方向、即ち、ベアリングブロック16a、16bに向かって繰り出されると、中央軸52aおよびラック56aが左方向に移動される。これにより、ピニオン58に回転運動が加えられ、それによって上部軸48aおよびラック54aが右方向、即ち、アクチュエータ42aに向かって移動する。中央軸52aが左方向に移動すると、ベアリングブロック16bは基準軸13aに向かって左に移動する。上部軸48aが右方向に移動すると、ベアリングブロック16aは基準軸13aに向かって右に移動する。スライド可能部材46aが右方向に引き込まれると、ベアリングブロック16aは反対方向の基準軸13aから離れる方向に移動する。アクチュエータ42b(図1)をベアリングブロック16b、18b(図1)に連結するガイド軸にも、同様のラック・ピニオン機構を組み込むことができ、上記と同様に動作する。
図1および図2の圧延装置10には様々な変形が可能である。例えば、両方のローラ12a、12bを開いた位置と閉じた位置の間で平行移動させる必要はない。一方のローラを平行移動方向に固定して、他方のローラを平行移動させれば、ローラ12a、12bは開いた位置と閉じた位置とに配置される。
図6Aに示す別の可能な変形例では、スペーサベルト34はローラ12aとベルト車26とに巻回されており、スペーサベルト36はローラ12bとベルト車28とに巻回されている。この変形例では、ベルト車28は、ローラ12bに隣接した位置に移され、ベルト車軸32はベアリングブロック18bに取り付けられている。図2を参照して上述したのと同様に、ローラ12a、12bがスペーサベルト34、36に対して付勢されると、ニップ間隙38の幅39が設定される。
ベルトガイドに対する変形も可能である。図6Bでは、補助ローラ27の形態のベルトガイドがローラ12aに隣接して配置されている。補助ローラ27は、前述のベルト車26、28(図1)の代わりに用いられてもよい。補助ローラ27は、ローラ12aと同じ長さを有し得る。補助ローラ27は、駆動モータによって回転される必要はない。しかし、補助ローラ27は、軸27aに取り付けられて、軸27a上で自由に回転するようになっていてもよい。ローラ12aが新たな位置に移動した際に補助ローラ27も移動できるように、補助ローラ軸27aの両端部は、ベアリングブロック16a、18aまたは他の移動可能な支持部材に連結され得る。これにより、ローラ12aに対する補助ローラ27の所望の相対位置を保つことができる。この所望の位置において、スペーサベルト34、36がローラ12aと補助ローラ27とに巻回される。補助ローラ27は、スペーサベルト34、36を受容するための溝を有してもよい。
図6Cでは、ガイドブロック29a、29bに取り付けられた一対のガイドブロック29a、29bおよび1組のニードルローラ31a、31bの形態のベルトガイドが、ローラ12aに隣接して配置されている。個々のガイドブロック29a、29bには、各1組のニードルローラ31a、31bが円弧状または円形の経路に沿って配置されている(図6D参照)。ガイドブロック29a、29bおよびニードルローラ31a、31bは、前述のベルト車26、28(図1および図6A)の代わりに用いられてもよい。ローラ12aが新たな位置に移動した際にガイドブロック29a、29bも移動できるように、ガイドブロック29a、29bは、任意の適切な手段によってベアリングブロック16a、18aまたは他の移動可能な支持部材に連結され得る。これにより、ローラ12aに対するガイドブロック29a、29bの所望の相対位置を保つことができる。この所望の位置において、スペーサベルト34、36がローラ12aとガイドブロック29a、29bのニードルローラ31a、31b(図6D参照)とに巻回される。
図7Aは、溶融材料送出容器62の下方に配置された圧延装置10を含む、板ガラスを形成する装置60を示す。(なお、図7Aは、装置60の簡略化した模式図であり、圧延装置10の上述した詳細の全ては図7Aには示されていない。)送出容器62の底部のスロット64から出た溶融ガラス72の流れは、圧延装置10のニップ間隙38に送られる。溶融ガラス72の流れは、ニップ間隙38と位置合わせされたシートの形態であり得る。図7Bに示すように、溶融ガラス72の流れの幅は、ニップ間隙の長さ41より小さいのが好ましく、それにより、溶融ガラス72とスペーサベルト34、36との接触を回避することができる。ニップ間隙38に供給される溶融ガラス72の粘度は、約200ポアズ〜約10,000ポアズ、または約30ポアズ〜約10,000ポアズの範囲内であり得る。圧延装置10は、ニップ間隙38に送られた溶融ガラス72の流れから、ニップ間隙38の特性およびローラ12a、12bの回転速度によって決定される選択された厚さおよび幅を有する精密な板ガラス78を製造する。図7Aの装置60を、板ガラスを連続的に製造するために用いることができる。装置60は、板ガラス以外の他のシート状材料の製造にも用いることができる。ニップ間隙38に送られる溶融材料が、製造されるシート状材料の種類を決定する。
圧延装置10の上方または下方に、圧延装置10と同じ構成を有しても有しなくてもよい追加の圧延装置が配置されてもよい。圧延装置10の上方に配置された場合、追加の圧延装置は、圧延装置10によって更に薄くされる板ガラス(または他のシート状材料)を製造する。圧延装置10の下方に配置された場合、追加の圧延装置は、圧延装置10によって製造された板ガラス(または他のシート状材料)を更に薄くするか、または板ガラス(または他のシート状材料)にテクスチャを施してもよい。説明の目的で、圧延装置10aを圧延装置10の下方に示す。圧延装置10aは、圧延装置10と同じ特性を有してもよいが、圧延装置10aに用いられるスペーサベルトの寸法は、圧延装置10に用いられるスペーサベルトとは異なり得る。一部の実施形態では、用いられる圧延装置の任意の組み合わせにより、精密な板ガラス(または他の精密なシート状材料)がもたらされる。
図7Aでは、圧延装置10は送出容器62の垂直方向下方に配置されている。しかし、水平な向きまたは傾いた向きで圧延装置10を用いることも可能である。これらの別の実施形態では、水平なまたは傾いた圧延装置のローラによって構成されるニップ間隙に溶融材料を送ることができるように、送出容器62によって供給される溶融材料の流れを水平な向きまたは傾いた向きに変えるための機構が必要となる。
装置60およびその様々な変形においては、様々な装置が圧延装置10とインラインで用いられ得る。例えば、圧延装置10によって製造されたシート状材料に切り目をつけるために、圧延装置10の下流にスコアリング装置が配設され得る。板ガラスについては、スコアリング装置は機械的装置またはレーザ装置であり得る。圧延装置10の下流には、シート状材料を切り目線で分離するための分離装置も配設され得る。一部のケースでは、スコアリング装置および分離装置は、単一の装置にまとめられてもよい。圧延装置によって製造されたシート状材料の厚さ方向の断面形状を測定するための断面形状測定装置も配設され得る。ガラスの場合には、圧延されたシート状材料を搬送ローラに移して、更なる処理のために徐冷窯に搬送することができる。
溶融材料を圧延装置10のニップ間隙38に送るために、スロット式送出容器以外の他のタイプの溶融材料送出容器を用いてもよい。例えば、レードルやるつぼに溶融材料を入れて、レードルやるつぼをローラ12a、12bの上方でひっくり返すことで、溶融材料をニップ間隙38に送ってもよい。レードルから溶融材料が所望の流量で注がれるように、ひっくり返す動作は制御された方法で行われ得る。或いは、レードルを、内容物を迅速にローラに投げ込むようにひっくり返してもよい。そして、溶融材料は、重力およびローラ12a、12bの回転する面によってニップ間隙38を通して下方に引っ張られる。別の送出方法としてはアイソパイプがある。溶融材料をアイソパイプの堰に送り、アイソパイプの両側から溢れさせてもよい。溶融材料の別々の流れは、アイソパイプの根底部で合わさって、ニップ間隙38に送ることができる溶融材料の単一の流れとなる。
本発明を、限られた数の実施形態に関して説明したが、本開示の利益を享受する当業者には、本明細書に開示された本発明の範囲から逸脱しない他の実施形態も考案可能であることが理解されよう。従って、本発明の範囲は添付の特許請求の範囲のみによって限定されるべきである。

Claims (6)

  1. 板ガラス(78)を形成する装置(10)において、
    ニップ間隙(38)を構成するよう対向する関係に配置された一対のローラ(12a、12b)であって、該一対のローラ(12a、12b)の少なくとも一方が前記ニップ間隙(38)の幅(39)を調節するために平行移動可能な一対のローラ(12a、12b)と、
    前記一対のローラ(12a、12b)の間を通る一対のスペーサベルト(34、36)であって、前記一対のローラ(12a、12b)の長さに沿って離間され、前記ニップ間隙(38)の前記幅(39)を設定するための厚さを有する一対のスペーサベルト(34、36)と、
    前記一対のローラ(12a、12b)の少なくとも一方に連結された少なくとも1つのアクチュエータ(42a、42b)であって、前記一対のスペーサベルト(34、36)が前記一対のローラ(12a、12b)によって把持されて前記一対のスペーサベルト(34、36)の前記厚さが前記ニップ間隙(38)の前記幅を設定するまで、前記ニップ間隙(38)の前記幅(39)を調節するよう動作可能なアクチュエータ(42a、42b)と、
    を備える装置(10)。
  2. 前記一対のローラ(12a、12b)の少なくとも一方に隣接して配置されたベルトガイドを更に備え、前記一対のスペーサベルト(34、36)の少なくとも一方が前記一対のローラ(12a、12b)の一方と前記ベルトガイドとに巻回された、請求項1記載の装置(10)。
  3. 前記ベルトガイドが一対のベルト車(26、28)を備え、前記一対のスペーサベルト(34、36)の各々が、前記一対のローラ(12a、12b)の一方と前記一対のベルト車(26、28)の一方とに巻回された、請求項2記載の装置(10)。
  4. 前記ベルトガイドが、一対のガイドブロック(29a、29b)と、該一対のガイドブロック(29a、29b)の各々に取り付けられた1組のニードルローラ(31a、31b)とを備え、前記一対のスペーサベルト(34、36)の各々が、前記一対のローラ(12a、12b)の一方と前記一対のガイドブロック(29a、29b)の一方に取り付けられた前記1組のニードルローラ(31a、31b)とに巻回された、請求項2記載の装置(10)。
  5. 板ガラス(78)を形成する方法において、
    一対のローラ(12a、12b)を、ニップ間隙(38)を構成するよう対向する関係に配置する工程と、
    一対のスペーサベルト(34、36)を前記一対のローラ(12a、12b)の間に通す工程であって、前記一対のスペーサベルト(34、36)を前記一対のローラ(12a、12b)の長さに沿って離間させることを含む、前記一対のスペーサベルト(34、36)を通す工程と、
    前記ニップ間隙(38)の幅(39)を調節するために、前記一対のスペーサベルト(34、36)が前記一対のローラ(12a、12b)によって把持されて前記一対のスペーサベルト(34、36)の前記厚さによって前記ニップ間隙(38)の前記幅(39)が設定されるまで、前記一対のローラ(12a、12b)の少なくとも一方を平行移動させる工程と、
    前記一対のローラ(12a、12b)の少なくとも一方を回転させる工程と、
    前記板ガラス(78)を形成するために、前記一対のスペーサベルト(34、36)によって設定された前記幅を有する前記ニップ間隙(38)に溶融ガラス(72)を送る工程と、
    を有してなる方法。
  6. 前記一対のスペーサベルト(34、36)を通す前記工程が、前記一対のスペーサベルト(34、36)の少なくとも一方を、前記一対のローラ(12a、12b)の一方と、該一対のローラ(12a、12b)の該一方に隣接して配置されたベルトガイドとに巻回すことを更に含む、請求項5記載の方法。
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