JP2016223568A - 油圧制御弁及び該油圧制御弁が用いられた内燃機関のバルブタイミング制御装置 - Google Patents

油圧制御弁及び該油圧制御弁が用いられた内燃機関のバルブタイミング制御装置 Download PDF

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Abstract

【課題】製造作業能率や組立作業能率の向上を図り得る油圧制御弁及び該油圧制御弁が用いられたバルブタイミング制御装置を提供する。【解決手段】周壁の径方向に作動油を通流させる遅角、進角ポート36,37が貫通形成された内部中空状のバルブボディ26と、バルブボディ26の内部に軸方向へ移動可能に設けられ、移動位置に応じて各ポート36,37の開閉切り換えを行うスプール弁27と、バルブボディ26の外周面に軸方向に沿って配置固定され、周壁の径方向に貫通形成された遅角、進角通路孔45,46及び周壁の内周面に軸方向に沿って形成されて各通路孔45,46をそれぞれ対応するポート36,37に連通させると共に、軸方向端部のうち少なくとも一方が開口した進角、遅角連通溝47,48を有する内部中空状の単一のスリーブ28と、を備えた。【選択図】図1

Description

本発明は、例えば車両の運転状態等に応じて複数の油圧通路に対する作動油の給排を切り替え可能な油圧制御弁及び該油圧制御弁が用いられた内燃機関のバルブタイミング制御装置に関する。
従来の油圧制御弁としては、以下の特許文献1に記載された内燃機関のバルブタイミング制御装置に適用されたものが知られている。
この油圧制御弁は、周壁の径方向に作動油を流通させる複数のポートが貫通形成された円筒状のカムボルトと、該カムボルトの内部に収容固定された円筒状のスリーブと、該スリーブの内部に軸方向に沿って摺動可能に設けられたスプール弁と、を備えている。
前記カムボルトは、径方向から二分割された半割状の分割部によって構成され、この各分割部を径方向から突き合わせることにより中空状一体に形成されている。
US2012/0145105A1
しかしながら、前記従来の油圧制御弁は、前述したように、前記カムボルトが半割状の各分割部によって構成されていることから、該各分割部をそれぞれ別個に製造しなければならない。また、前記油圧制御弁の組付時においては、前記各分割部をそれぞれ前記スリーブの外周面に径方向から被嵌状態に固定した後に、各分割部同士を例えば溶着等によって接合するといった工程が必要となる。
このため、前記カムボルトの製造作業や組付作業が煩雑になって全体の作業能率の低下を招来してしまう。
本発明は、前記従来の技術的課題に鑑みて案出されたもので、各構成部品をそれぞれ単一の部材によって構成することで、製造作業にかかる効率性を向上し得る油圧制御弁及び該油圧制御弁が用いられたバルブタイミング制御装置を提供することを目的としている。
本発明は、周壁の径方向に作動油を通流させる複数のポートが貫通形成された内部中空状のバルブボディと、該バルブボディの内部に軸方向へ移動可能に設けられ、移動位置に応じて前記複数のポートの開閉切り換えを行うスプール弁と、前記バルブボディの外周面に軸方向に沿って配置固定され、周壁の径方向に貫通形成された連通孔を有する内部中空状の単一のスリーブと、該スリーブの内周面に軸方向に沿って形成され、前記連通孔を前記複数のポートのいずれかと連通させると共に、軸方向端部のうち少なくとも一方が前記スリーブの軸方向端面に開口した連通溝と、を備えていることを特徴としている。
本発明によれば、スリーブを分割形成することなく、単一化することによって、製造作業能率や組立作業能率の向上を図ることができる。
本発明の実施形態に係るバルブタイミング制御装置を図2のA−A線で断面して示す全体構成図である。 同バルブタイミング制御装置のフロントプレートを外して示す正面図である。 本実施形態に係る油圧制御弁の分解斜視図である。 本実施形態に係るバルブボディ及びスリーブを拡大して示す斜視図である。 同スリーブの内周面に形成された連通路を、スリーブの一部を断面して示す斜視図である。 同油圧制御弁のスプール弁が軸方向の最大左方向に移動した状態を示すバルブボディ側の縦断面図である。 同油圧制御弁のスプール弁が軸方向の中間位置に移動した状態を示すバルブボディ側の縦断面図である。 同油圧制御弁のスプール弁が軸方向の中間位置よりも右側の位置に移動した状態を示すバルブボディ側の縦断面図である。 第2実施形態に係る油圧制御弁の要部を示す縦断面図である。 第3実施形態に係る油圧制御弁の要部を示す縦断面図である。 第4実施形態に係るスリーブの斜視図である。
以下、本発明に係る油圧制御弁を内燃機関のバルブタイミング制御装置に適用した各実施形態を図面に基づいて説明する。なお、各実施形態では、前記バルブタイミング制御装置を、例えばハイブリット車やアイドルストップ車などの内燃機関の吸気弁側に適用したものを示している。
〔第1実施形態〕
前記バルブタイミング制御装置は、図1及び図2に示すように、機関のクランクシャフトにより図外のタイミングチェーンを介して回転駆動される駆動回転体であるスプロケット1と、機関前後方向に沿って配置されて、前記スプロケット1に対して相対回転可能に設けられた吸気側のカムシャフト2と、前記スプロケット1とカムシャフト2との間に配置されて、該両者1,2の相対回転位相を変換する位相変更機構3と、該位相変更機構3に油圧を給排して作動させる油圧回路4と、を備えている。
前記スプロケット1は、図1に示すように、後述するハウジング7の後端開口を閉塞するリアカバーとして構成され、ほぼ厚肉円板状に形成されて、外周に前記タイミングチェーンが巻回された歯車部1aを有していると共に、中央には後述するロータ15の外周に回転可能に支持される支持孔1bが貫通形成されている。
前記カムシャフト2は、図外のシリンダヘッドに複数のカム軸受を介して回転可能に支持され、外周面に機関弁である図外の吸気弁を開作動させる複数の卵型の回転カムが軸方向の所定位置に一体に固定されていると共に、一端部2aの内部に、カムボルトとしての機能を有する後述のバルブボディ26が螺着されるボルト孔6が形成されている。このボルト孔6は、前記一端部2aの先端側から内部軸方向に沿って穿設されていると共に、内部先端側に雌ねじ部6aが形成されている。
また、前記ボルト孔6の雌ねじ部6aよりも奥側には、後述するオイルポンプ25から作動油が圧送される油圧導入室6bが形成されている。
前記位相変更機構3は、図1及び図2に示すように、前記スプロケット1に軸方向から一体的に設けられたハウジング7と、前記カムシャフト2の一端部2aに後述のバルブボディ26を介して軸方向から固定され、前記ハウジング7内に回転可能に収容された従動回転体であるベーンロータ(可動部材)9と、前記ハウジング7の内周面に内方(中心)に向かって突設された後述する4つの第1〜第4シュー10a〜10dと前記ベーンロータ9とによって隔成されたそれぞれ4つの遅角、進角作動室である遅角油圧室11及び進角油圧室12と、を備えている。
前記ハウジング7は、円筒状のハウジング本体10と、プレス成形によって形成され、前記ハウジング本体10の前端開口を閉塞するフロントプレート13と、後端開口を閉塞するリアカバーとしての前記スプロケット1と、から構成されている。
前記ハウジング本体10は、焼結金属によって一体に形成され、内周面の円周方向ほぼ等間隔位置に4つの前記各シュー10a〜10dが一体に突設されていると共に、該各シュー10a〜10dの外周側にはボルト挿通孔10eがそれぞれ軸方向に貫通形成されている。
前記フロントプレート13は、金属製の薄板円盤状に形成されて、中央に貫通孔13aが形成されていると共に、外周側の周方向の等間隔位置に4つのボルト挿通孔13bが貫通形成されている。
前記スプロケット1とハウジング本体10及びフロントプレート13とは、前記各ボルト挿通孔13b,10eを挿通して前記スプロケット1に螺着する4本のボルト14によって共締め固定されている。
前記ベーンロータ9は、金属材によって一体に形成され、図1及び図2に示すように、前記カムシャフト2の一端部2aに前記バルブボディ26を介して固定されたロータ15と、該ロータ15の外周面の円周方向ほぼ90°等間隔位置に放射状に突設された4つの第1〜第4ベーン16a〜16dと、から構成されている。
前記ロータ15は、比較的肉厚な円筒状に形成されて、中央の内部軸方向に沿ってバルブ収容孔15aが貫通形成されていると共に、このバルブ収容孔15aの後端側の内周面に、閉止部材であるフランジ壁15bが一体に形成されている。
このフランジ壁15bは、軸直角方向に沿って突出していると共に、前記バルブ収容孔15aの内周面の全周に亘って延設されて円環状に形成されている。また、前記フランジ壁15bは、その中央部に内部軸方向に沿って前記バルブボディ26の後述する小径軸部26cを挿通させる挿通孔15cが貫通形成されていると共に、前記ロータ15後端側の外端面15dに前記カムシャフト2の一端部2a先端面が軸方向から当接している。さらに、前記フランジ壁15bは、前記ロータ15前端側の内端面15eが、軸方向に対して直交する平坦面状に形成されている。
また、前記ロータ15は、全体の外径が均一な大径状に形成されており、この外周面に径方向から対向する前記各シュー10a〜10dは、その突出量がロータ15の外径に対応して比較的短く設定されて、側面ほぼ長方形状に形成されている。
また、前記各シュー10a〜10dの各先端縁には、断面矩形状のシール溝が軸方向に沿って形成されていると共に、該各シール溝には、前記ロータ15の外周面に摺接するシール部材17aがそれぞれ嵌着固定されている。この各シール部材17aは、ほぼコ字形状に形成されて、前記各シール溝の底面側に設けられた図外の板ばねによって前記ロータ15の外周面方向へ付勢されている。
前記各ベーン16a〜16dは、その全体の突出長さがほぼ同一に設定されて、それぞれが各シュー10a〜10dの間に配置されている。また、前記各ベーン16a〜16dの先端部には、断面矩形状のシール溝が軸方向に沿って形成されていると共に、該各シール溝には、前記ハウジング本体10の内周面に摺接するコ字形状のシール部材17bがそれぞれ設けられている。
前記各シュー10a〜10dと各ベーン16a〜16dは、前記各シール部材17a,17bによって前記遅角油圧室11と進角油圧室12との間を常時シールするようになっている。
また、前記各ベーン16a〜16dは、前記第1ベーン16aが側面からみて扇状の最大巾に設定されている一方、該第1ベーン16a以外の3枚の第2〜第4ベーン16b〜16dの巾が前記第1ベーン16aよりも小さく、かつほぼ同一の巾に設定されている。
また、前記ベーンロータ9は、遅角側へ相対回転すると前記第1ベーン16aの一側面が対向する前記第4シュー10dの対向側面に当接して最大遅角側の回転位置が規制される一方、進角側へ相対回転すると前記第1ベーン16aの他側面が対向する前記第1シュー10aの対向側面に当接して最大進角側の回転位置が規制されるようになっている。このとき、他のベーン16b〜16dは、両側面が円周方向から対向する各シュー10a〜10dの対向面に当接せずに離間状態にある。
また、前記第1ベーン16aと前記スプロケット1の間には、前記ハウジング7に対して前記ベーンロータ9を最遅角位相位置でロックさせるロック機構18が設けられている。
このロック機構18は、図2に示すように、前記第1ベーン16aの内部に軸方向に貫通形成された摺動用孔18aに摺動可能に収容されて、前記スプロケット1側に進退可能に設けられたロックピン18bと、前記スプロケット1の内側面の径方向ほぼ中央所定位置に形成され、前記ロックピン18bの先端部が係合して前記ベーンロータ9をロックするロック穴18cと、機関の運転状態に応じて前記ロックピン18bの先端部を前記ロック穴18cに係合あるいは係合を解除する図外の係脱機構と、から構成されている。
前記遅角油圧室11と進角油圧室12は、前記各ベーン16a〜16dの正逆回転方向の両側面と各シュー10a〜10dの両側面との間にそれぞれ隔成されている。これら各遅角油圧室11と各進角油圧室12は、前記油圧回路4の後述する各遅角通路19及び各進角通路20にそれぞれ連通しており、該各遅角、進角通路19,20を介して作動油が内部に供給されるか、あるいは内部の作動油が外部へ排出されるようになっている。
前記油圧回路4は、図1に示すように、前記各遅角油圧室11に対して作動油を給排する遅角通路19と、前記各進角油圧室12に対して作動油を給排する進角通路20と、オイルパン24に貯留された作動油を前記遅角、進角通路19,20に供給する供給通路21と、前記各油圧室11,12から前記遅角、進角通路19,20を介して排出された作動油を前記オイルパン24に戻すドレン通路22と、機関の運転状態に応じて前記遅角通路19と進角通路20の流路を切り換える油圧制御弁である電磁切換弁23と、を備えている。
前記遅角通路19は、前記バルブ収容孔15aのロータ15前端側の所定位置に凹設された円環状の遅角通路溝19aと、該遅角通路溝19aの溝底から前記ロータ15のほぼ径方向に沿って延出して前記各遅角油圧室11とそれぞれ連通する4つの遅角通路孔19bと、から構成されている。
前記進角通路20は、前記バルブ収容孔15aの軸方向ほぼ中央位置に凹設された円環状の進角通路溝20aと、該進角通路溝20aの溝底から前記ロータ15のほぼ径方向に沿って延出して前記各進角油圧室12とそれぞれ連通する4つの進角通路孔20bと、から構成されている。
前記供給通路21は、流路の途中にオイルポンプ25が設けられ、このオイルポンプ25よりも上流側が吸入通路21aとして形成されている一方、前記オイルポンプ25よりも下流側が吐出通路21bとして形成されている。
前記オイルポンプ25は、機関のクランクシャフトによって回転駆動するトロコイドポンプなどの一般的なものであって、アウター、インナーロータの回転によって前記オイルパン24内から前記吸入通路21aを介して吸入された作動油が前記吐出通路21bを介して吐出されて、その一部がメインオイルギャラリーM/Gから内燃機関の各摺動部などに供給されると共に、他が前記カムシャフト2の油圧導入室6bを介して前記電磁切換弁23側に供給されるようになっている。
前記電磁切換弁23は、図1,図3〜図6に示すように、3ポート3位置の比例型弁であって、鉄系金属材によって形成された内部中空状の円筒状のバルブボディ26と、該バルブボディ26の内部に軸方向へ移動可能に設けられたスプール弁27と、前記バルブボディ26の外周面に軸方向に沿って配置固定された内部中空状の円筒状のスリーブ28と、前記バルブボディ26の内部に設けられ、前記スプール弁27を図1中の左方向へ付勢する付勢部材であるバルブスプリング29と、前記スプール弁27を前記バルブスプリング29のばね力に抗して図中右方向へ移動させるアクチュエータである電磁ソレノイド30と、から主として構成されている。
前記バルブボディ26は、前述のようにカムボルトとして機能すると共に、径方向に分割されていない単一の部材によって一体形成され、図1及び図6に示すように、前記電磁ソレノイド30側に設けられた頭部26aと、該頭部26aの付け根部から軸方向へ延出した大径軸部26bと、該大径軸部26bの先端部に形成された段差部26dを介して軸方向へ延出した小径軸部26cと、を備えている。
前記頭部26aは、外周にスパナ等の締め付け治具が嵌合可能な六角部が形成されており(図2参照)、嵌合した状態の締め付け治具の回動に伴って前記雄ねじ部26eを前記雌ねじ部6aへ螺着するようになっている。
前記大径軸部26bは、前記スリーブ28の内径とほぼ同一の外径を有し、該スリーブ28内に密着状態に挿入可能に形成されていると共に、前記小径軸部26c近傍の外周面に、前記スリーブ28の大径軸部26bに対する回動を規制する回り止め凹部26fが穿設されている(図4参照)。
また、前記段差部26dは、前記フランジ壁15bの挿通孔15cの前端孔縁に当接され、前記バルブボディ26のそれ以上の前記カムシャフト2側への軸方向移動が規制されるようになっている。
前記小径軸部26cは、外周面に前記カムシャフト2の雌ねじ部6aに螺着する雄ねじ部26eが形成されていると共に、前記大径軸部26bに対して前記小径軸部26c側から前記スリーブ28を挿入可能な所定の外径に形成されている。これにより、前記雄ねじ部26eの直径も比較的小径となることから、該雄ねじ部26eを前記カムシャフト2の雌ねじ部6aへ着脱する際に要する回転操作力が比較的小さくなり、着脱が容易になる。
また、前記バルブボディ26は、図6に示すように、前記小径軸部26c側の内部に前記オイルポンプ25によって吐出された作動油を通流させる油通路穴31が穿設されている一方、前記頭部26a側の内部に前記スプール弁27を収容するスプール弁収容穴32が穿設されている。
前記油通路穴31は、前記小径軸部26cの先端面から前記大径軸部26bの先端側の所定位置まで軸方向に沿って延設され、前記油圧導入室6bに臨む先端開口部が導入ポート31aとして形成されている。
また、前記油通路穴31は、底部の周壁に前記導入ポート31aから内部へ導入した作動油を導出させる導出ポート31bが十字径方向に沿って4つ貫通形成されていると共に、前記導入ポート31a側には、作動油内の異物を捕集して濾過するフィルタ33及び前記バルブボディ26内部に導入した作動油の逆流を規制するチェック弁34が取り付け固定されている。
前記チェック弁34は、有底円筒状のボディ部34aと、該ボディ部34aの開口端部を閉塞する有蓋円筒状のカバー部34bと、前記ボディ部34aの内部に収容されたボール弁体34cと、を備えている。
前記カバー部34bは、蓋部のほぼ中央位置に前記導入ポート31aから導入された作動油を内部へ導く円形状の開口孔34dが貫通形成されている一方、前記ボディ部34aは、底部の外径側の所定位置に前記開口孔34dを介して流入した作動油を前記各導出ポート31b側へ導く導入孔34eが軸方向に沿って貫通形成されている。
前記ボール弁体34cは、前記チェック弁34の内部を通流する作動油に押圧されて軸方向に沿って移動し、特に作動油が前記導入孔34e側から開口孔34d側へ逆流している場合にあっては、作動油の通流に伴い前記開口孔34dを閉塞することで逆流を規制するようになっている。
前記スプール弁収容穴32は、前記頭部26aの先端面から軸方向に沿って前記大径軸部26bのほぼ中央位置まで延設されていると共に、開口端部に形成された大径溝部の内周面に、前記スプール弁27の電磁ソレノイド30側への最大移動位置を規制する円環状のストッパ35が圧入固定されている。
また、前記大径軸部26bの周壁の頭部26a側には、図1,図3,図4及び図6に示すように、前記小径軸部26c側に向かって順次、給排ポートである遅角ポート36と、再導入ポート38及び給排ポートである進角ポート37が十字径方向に沿ってそれぞれ4つずつ貫通形成されている。
ここで、前記各導出ポート31bと各再導入ポート38は、円周方向のほぼ同一の角度位置にそれぞれ形成される一方、前記各遅角ポート36と各進角ポート37は、前記各導出ポート31b及び各再導入ポート38に対して円周方向にほぼ45°傾いた角度位置にそれぞれ形成されている。
前記スプール弁27は、径方向に分割されていない単一の部材によって構成され、図1,図3及び図6に示すように、前記電磁ソレノイド30側の一端部27aの端縁が閉塞されたほぼ有底円筒状に形成されていると共に、内部空間が作動油の排出に供されるドレン室39として構成されている。
また、前記スプール弁27は、図6に示すように、小径な一端部27aが前記ストッパ35の中央位置に形成された貫通孔35aを介して前記バルブボディ26の外方へ突出可能になっていると共に、前記一端部27aの周壁に前記ドレン室39と外部を連通する開口孔40が径方向に沿って貫通形成されている。この開口孔40は、前記ドレン通路22の上流端に接続されており、該ドレン通路22を介して前記ドレン室39内の作動油を前記オイルパン24に排出するようになっている。
さらに、前記スプール弁27は、他端側の開口端部の内周面に大径溝部27bが形成され、該大径溝部27bの段差状の円環溝と前記スプール弁収容穴32の底面との間に弾装された前記バルブスプリング29のばね力によって前記電磁ソレノイド30側へ常時付勢されるようになっている。
また、前記スプール弁27は、前記スプール弁収容穴32内に収容された部位のうち、一端側の外周面に該スプール弁27を前記スプール弁収容穴32の内周面に摺動案内する円筒状のガイド部41が形成されていると共に、該ガイド部41よりも他端側の外周面に、円筒状の2つの第1,第2ランド部42a,42bが軸方向へ所定間隔をもって一体に形成されている。
前記ガイド部41は、前記ストッパ35の内端面に軸方向から当接して前記スプール弁27の外方への最大移動位置を規制するようになっている。
前記各ランド部42a,42bは、それぞれ外周面が前記スプール弁収容穴32の内周面に微小な隙間をもって摺接され、軸方向の移動が案内されるようになっている。
また、前記ガイド部41と第1ランド部42aの間には、前記スプール弁27の摺動位置に応じて前記各遅角ポート36と適宜連通する第1環状溝43aが形成されていると共に、前記第1ランド部42aと第2ランド部42bの間には、前記スプール弁27の摺動位置に応じて前記各遅角ポート36や、各進角ポート37及び各再導入ポート38と適宜連通する第2環状溝43bが形成されている。さらに、前記第1環状溝43aの溝底には、前記ドレン室39と連通するドレン孔44が径方向に沿って貫通形成されている。
前記スリーブ28は、図1,図3〜図6に示すように、樹脂成形金型によって成形された合成樹脂材によって形成されて、径方向に分割されていない単一の円筒状に形成されている。
また、このスリーブ28は、軸方向長さが前記バルブボディ26の大径軸部26bの軸方向長さよりも僅かに長く形成されている。これにより、前記スリーブ28は、前記バルブタイミング装置に対して前記頭部26aの付け根部側の端面26gとロータ15のフランジ壁15bの内端面15eとの間に軸方向へ圧縮した状態で組み付けられて、前記頭部26aの付け根部側の端面26gとフランジ壁15bの内端面15eのそれぞれに弾接するようになっている。
さらに、前記スリーブ28は、内周面の軸方向一端部に設けられた回り止め凸部28aが前記大径軸部26bの回り止め凹部26fと嵌合して前記バルブボディ26に対して回り止めされるようになっている。
また、前記スリーブ28は、前記バルブボディ26の各遅角ポート36と各進角ポート37にそれぞれ対応した位置、つまり、これらに重合した周壁の所定位置に、それぞれ前記各遅角通路19と各進角通路20に連通する連通孔である遅角通路孔45と進角通路孔46が4つずつ貫通形成されている。
さらに、前記スリーブ28の内周面には、前記各遅角通路孔45と各遅角ポート36とをそれぞれ連通させる連通溝である4つの遅角連通溝47と、前記各進角通路孔46と各進角ポート37とをそれぞれ連通させる連通溝である4つの進角連通溝48と、前記各導出ポート31bと各再導入ポート38とをそれぞれ連通させる連通溝である4つの再導入連通溝49と、が軸方向に沿って形成されている。これら各連通溝47〜49は、それぞれ前記バルブボディ26の大径軸部26bの外周面との間に連通路を構成するようになっている。
前記各遅角連通溝47は、前記スリーブ28内周面の各遅角通路孔45と重合する位置から前記電磁ソレノイド30側へ延設されて前記スリーブ28の前記電磁ソレノイド30側の一端面28b側が開口形成されていると共に、この各開口部47aが前記バルブボディ26の頭部26aの端面26gによってそれぞれ閉止されている。
前記各進角連通溝48は、前記スリーブ28内周面の各進角通路孔46と重合する位置から前記カムシャフト2側へ延設されて前記スリーブ28の他端面28c側が開口形成されていると共に、この各開口部48aが前記フランジ壁15bの内端面15eによってそれぞれ閉止されている。
前記各再導入連通溝49は、前記頭部26a側の一端部が前記スリーブ28内周面の各再導入ポート38と重合する位置から前記電磁ソレノイド30側へ延設されて前記スリーブ28の一端面28b側が開口形成されていると共に、この各一端開口部49aが前記バルブボディ26の頭部26aの端面26gによってそれぞれ閉止されている。
一方、前記各再導入連通溝49は、他端部が前記導出ポート31bと重合する位置から前記カムシャフト2側へ延設されて前記スリーブ28の他端面28c側が開口形成されていると共に、この各他端開口部49bが前記フランジ壁15bの内端面15eによってそれぞれ閉止されている。
前記電磁ソレノイド30は、図1に示すように、図外のチェーンカバーにボルト等を介して前記バルブボディ26と同軸状に固定された円筒状のソレノイドケーシング50と、該ソレノイドケーシング50の内部に収容保持されて、前記バルブボディ26と同軸となるように取り付けられ、機関のコントロールユニット(ECU)56から制御電流が出力される電磁コイル51と、該電磁コイル51の内周側に固定された有底円筒状の固定ヨーク52と、該固定ヨーク52の内部に軸方向へ摺動可能に設けられた可動プランジャ53と、該可動プランジャ53の先端部に一体に形成されて、先端部54aが前記バルブスプリング29のばね力に抗して前記スプール弁27の底壁を図1中の右方向へ押圧する駆動ロッド54と、から主として構成されている。
前記ソレノイドケーシング50は、後端側に前記ECU56に電気的に接続される端子55aを有する合成樹脂製のコネクタ55が設けられている。
前記ECU56は、内部のコンピュータが図外のクランク角センサ(機関回転数検出)やエアーフローメータ、機関水温センサ、機関温度センサ、スロットルバルブ開度センサ及びカムシャフト2の現在の回転位相を検出するカム角センサなどの各種センサ類からの情報信号を入力して現在の機関運転状態を検出すると共に、前述したように、前記電磁切換弁23の電磁コイル51に制御パルス電流を出力して前記スプール弁27の移動位置を制御し、前記各ポートを選択的に切換制御するようになっている。
〔本実施形態の作動〕
以下、本実施形態のバルブタイミング制御装置の具体的な作動を説明する。
まず、車両の通常走行後にイグニッションスイッチをオフ操作して機関を停止させた場合には、前記ECU56からの前記電磁ソレノイド30への通電も遮断されることから、前記スプール弁27が、図6に示すように、前記バルブスプリング29のばね力によって最大左方向の位置に保持される(第1ポジション)。
そうすると、前記スプール弁27の移動に伴い前記バルブボディ26の各進角ポート37が開成されて、前記スプール弁収容穴32やドレン室39を介して開口孔40に連通する。このため、前記各進角油圧室12内の作動油は、前記各進角通路20、スリーブ28の進角通路孔46及び進角連通溝48、各進角ポート37、スプール弁収容穴32を通って前記ドレン室39内に流入した後に、前記開口孔40から前記ドレン通路22を介して前記オイルパン24へ排出される。これによって、前記各進角油圧室12の内部が低圧になる。
一方、前記各遅角油圧室11は、前記スプール弁27の移動に伴って前記各遅角ポート36が前記第2環状溝43bを介して前記各再導入ポート38に連通することにより、前記吐出通路21bに連通した状態となる。しかしながら、機関の停止時においては前記オイルポンプ25の駆動も停止されることから、前記各遅角油圧室11の内部には作動油が供給されることがない。
すなわち、この機関停止時においては、前記各遅角、進角油圧室11,12のどちらにも作動油が供給されないことから、前記ベーンロータ9は前記カムシャフト2に作用する交番トルクの負のトルクによって、前記スプロケット1に対して反時計方向(最遅角方向)へ相対回転する。これによって、吸気弁のバルブタイミングが最遅角の位相に制御される。
なお、この時点において前記ベーンロータ9が最遅角位置に保持されると、前記ロック機構18のロックピン18b先端部が前記ロック穴18cに係入することで、前記ベーンロータ9が最遅角位置でロックされた状態となる。
次に、イグニッションスイッチをオン操作して機関を始動させると、これに伴い前記オイルポンプ25も駆動して、該オイルポンプ25から前記吐出通路21bに吐出された作動油が、図6に示すように、前記油圧導入室6b及び導入ポート31aを介して前記電磁切換弁23内に導入され、ここから前記各導出ポート31b、各再導入連通溝49、各再導入ポート38、第2環状溝43b、各遅角ポート36、各遅角連通溝47、各遅角通路孔45及び各遅角通路19を通って前記各遅角油圧室11に供給される。これによって、前記各遅角油圧室11内が高圧状態になる。したがって、前記ベーンロータ9が最遅角の位置に相対回転した状態に維持されて、吸気弁のバルブタイミングが遅角側に制御された状態となることから、良好な機関始動性を得ることができる。
なお、この時点においても、前記ロック機構18によるロック状態が継続されており、前記交番トルクによる前記ベーンロータ9のばたつき等が抑制されている。
その後、機関が始動して回転数が所定以上になると、前記ロックピン18bの先端部とロック穴18cとのロック状態が解除され、前記ベーンロータ9がフリーな状態となる。
次に、機関が例えばアイドリング運転から定常運転に移行すると、前記ECU56から前記電磁ソレノイド30の電磁コイル51に所定量の電流が供給される。これにより、前記スプール弁27は、前記駆動ロッド54の押圧力によって、図7に示すように前記バルブスプリング29のばね力に抗して図中の右方向へ僅かに移動する(第2ポジション)。この状態では、前記スプール弁27の第1,第2ランド部42a,42bによって前記各遅角ポート36と各進角ポート37が閉止されると共に、前記各再導入ポート38も前記第2環状溝43bに連通しているものの、前記各ランド部42a,42bによって閉止された状態となる。
このため、前記各遅角油圧室11と各進角油圧室12は、それぞれ内部からの作動油の排出がなくなると同時に、前記オイルポンプ25から圧送された作動油の供給も遮断される。
これにより、前記ベーンロータ9は、図2に示すように、最遅角と最進角の間の中間位置に保持される。したがって、吸気弁のバルブタイミングが最遅角と最進角の間の中間位相に制御されることから、定常運転時の機関回転の安定化と燃費の向上を図ることができる。
次に、機関が例えば定常運転の状態から高回転高負荷域に移行した場合は、前記ECU56から前記電磁ソレノイド30の電磁コイル51にさらに大きな電流が供給されて、前記駆動ロッド54の押圧力によって前記スプール弁27が、図8に示すように、前記バルブスプリング29のばね力に抗してさらに図中の右方向へ移動する(第3ポジション)。そうすると、前記各遅角ポート36が、前記第1環状溝43a及びドレン孔44を介して前記ドレン室39に連通する。
したがって、前記各遅角油圧室11内の作動油は、前記各遅角通路19、各遅角通路孔45、各遅角連通溝47、各遅角ポート36、第1環状溝43a及びドレン孔44を介して前記ドレン室39内に流入した後に、前記開口孔40から前記ドレン通路22を介して前記オイルパン24へ排出される。これによって、前記各遅角油圧室11内が低圧になる。
一方、前記各進角油圧室12は、前記各進角ポート37が前記第2環状溝43bを介して前記各再導入ポート38に連通することにより、内部に前記オイルポンプ25から圧送された作動油が供給されて高圧となる。
これによって、前記ベーンロータ9は、図2の時計方向へ回転して最大進角側へ相対回転する。したがって、吸気弁のバルブタイミングが最進角位相になって排気弁とのバルブオーバーラップが大きくなることから、吸気充填効率が高くなり機関の出力トルクが向上する。
このように、機関の運転状態に応じて、前記ECU56が前記電磁切換弁23に所定の通電量で通電、あるいは通電を遮断して前記スプール弁27の軸方向の移動を制御すると、これに伴い前記位相変更機構3が前記カムシャフト2のスプロケット1に対する相対回転位置を適宜最適な状態となるように制御することから、バルブタイミングの制御精度の向上を図ることができる。
ところで、前記スリーブ28の内周面に作動油を通流させる連通溝を形成する場合には、作動油の漏出抑制を図るために前記連通溝の軸方向両端部が閉塞されていることが望ましい。
しかしながら、前記スリーブ28を金型によって成形する場合に、前記連通溝の軸方向両端部が閉塞されていると、該連通溝を成形するための中子を取り外すことが困難となり、製造作業能率の低下を招来してしまう。また、前記中子を取り出しやすくするために、前記スリーブ28を例えば径方向から二分割された半割状の分割部によって構成するといった方法も考えられるが、今度は部品点数の増加に伴う組立作業能率の低下を招来してしまう。
そこで、本実施形態では、前記各連通溝47〜49の一端又は両端をあえて開口させることで成形性の向上を図るようにした。
すなわち、前記各遅角連通溝47及び各再導入連通溝49のスリーブ28の一端面28b側を開口形成する一方、前記各進角連通溝48及び各再導入連通溝49のスリーブ28の他端面28c側を開口形成した。これにより、成形作業時において前記中子を軸方向に沿って前記各開口部47a,48a,49a,49bから容易に引き抜けることから、製造作業能率を向上させることができる。
また、前記中子を前記スリーブ28の軸方向に沿って引き抜けるように構成したことにより、該スリーブ28を分割形成する必要がなく、単一化できることから、部品点数を削減して組付作業能率の向上を図ることも可能となる。
なお、前記各連通溝47〜49を軸方向端部が開口するように形成すると、その各開口部47a,48a,49a,49bから前記電磁切換弁23の外部に作動油が漏出することが懸念されるが、本実施形態では、図1及び図6に示すように、前記各開口部47a,48a,49a,49bを前記頭部26aの付け根部側の端面26g及び前記フランジ壁15bの内端面15eの当接によって閉止していることから、漏出を効果的に抑制することができる。
しかも、本実施形態では、前記スリーブ28を合成樹脂材によって形成すると共に、該スリーブ28の軸方向両端面28b,28cを、前記頭部26aの端面26gとフランジ壁15bの内端面15eのそれぞれに弾接するようにした。これにより、当接箇所のシール性がより一層向上することから、前記各連通溝47〜49内を流動する作動油が前記頭部26aの端面26gやフランジ壁15bの内端面15eを伝って外周方向へ漏出するリスクをさらに低減することができる。
〔第2実施形態〕
図9に示す本発明の第2実施形態は、基本構成は第1実施形態と同様であるが、前記スリーブ28の他端面28cに環状溝部57が形成されている。この環状溝部57は、前記スリーブ28の径方向ほぼ中央位置に配設され、断面ほぼV字形状に形成されていると共に、前記他端面28cの全周に亘って延設されている。
そして、前記環状溝部57を設けたことに伴い、前記スリーブ28の他端部には、それぞれ内外周に円環状の凸部である内側環状突部58a及び外側環状突部58bが形成されている。これら内側、外側環状突部58a,58bは、それぞれ前記スリーブ28の径方向巾よりも狭い径方向巾に形成されていると共に、基端部から先端部に向かって先細り状に形成され、図9の一点鎖線で示すように、該各先端部が前記フランジ壁15bの内端面15eに弾接している。
したがって、この実施形態によれば、前記各環状突部58a,58bを、前記スリーブ28の内外周に並べて設けたことにより、前記スリーブ28の他端面28cと前記フランジ壁15bの内端面15eとの間が内外二重シールの状態となることから、シール性がより向上する。
しかも、この実施形態では、前記各環状突部58a,58bの径方向巾をそれぞれ狭くすることにより、該各環状突部58a,58bの剛性を低下させている。これにより、前記各環状突部58a,58bの圧縮時における変形量が大きくなることから、該各環状突部58a,58bの先端部と前記フランジ壁15bの内端面15eとの当接性が向上するため、これに伴いシール性がより一層向上する。
なお、この実施形態によっても、第1実施形態と同様に前記電磁切換弁23を構成する部品の点数を削減することで、全体的な製造作業能率の向上を図ることができる。
また、この実施形態では、前記スリーブ28の他端面28c側に前記内側、外側環状突部58a,58bを設けるものとして説明したが、該各環状突部58a,5bを前記一端面28b側に設けることも可能である。この場合、前記各遅角連通溝47の開口部47aと各再導入連通溝49の一端開口部49aの閉止がより確実となり、該各開口部47a,49aからの作動油の漏出が抑制される。
さらに、前記スリーブ28の他端面28cと前記フランジ壁15bの内端面15eとの間のシールは、前記内側、外側環状突部58a,58bからなる内外2段の構成のみに限られず、3段以上の構成とすることも可能である。
また、前記スリーブ28の他端面28cに設けられる凸部は、円環状に限られず、前記各連通溝47〜49の各開口部47a,48a,49a,49bを閉止できるのであれば一部が分断されていてもよい。
〔第3実施形態〕
図10に示す本発明の第3実施形態は、基本構成は第1実施形態と同様であるが、前記スリーブ28の他端面28cにシール部材であるOリング59が設けられている。
このOリング59は、合成ゴムや合成樹脂材料等の弾性材料により円環状に形成された一般的なものであって、前記他端面28cの内周側に凹設された円環状のシール溝28d内に嵌装されている。また、前記Oリング59は、断面円形状に形成されていると共に、その直径が前記シール溝28dの溝深さよりも大きく形成され、該シール溝28dの溝底面と前記フランジ壁15bの内端面15eの間に圧縮された状態で介装(弾装)されている。
したがって、この実施形態によれば、前記Oリング59によって前記スリーブ28の他端面28cと前記フランジ壁15bの内端面15eとの間がより確実にシールされることから、前記各進角連通溝48の開口部48aや各再導入連通溝49の他端開口部49bからの作動油の漏出をより効果的に抑制することができる。
なお、この実施形態では、前記スリーブ28の他端面28cに前記Oリング59を設けるものとして説明したが、該Oリング59を前記一端面28b側に設けることも可能である。この場合、前記各遅角連通溝47の開口部47aと各再導入連通溝49の一端開口部49aの閉止がより確実となり、該各開口部47a,49aからの作動油の漏出が抑制される。
〔第4実施形態〕
図11に示す本発明の第4実施形態は、基本構成は第1実施形態と同様であるが、前記スリーブ28の他端面28cに複数の凸部である矩形状突部60が一体形成されている。
この各矩形状突部60は、前記他端面28cの円周方向において隣り合う前記各進角連通溝48と各再導入連通溝49の間にそれぞれ配設され、正面視ほぼ矩形状に形成されていると共に、それぞれ軸方向に沿って突出形成されている。
なお、前記各矩形状突部60は、その突出量が僅かであり、組付時に前記スリーブ28の他端面28cとほぼ面一となるように圧縮されて、該他端面28cと前記フランジ壁15bの内端面15eとの間のシール性を損なわないようになっている。
したがって、本実施形態によれば、前記フランジ壁15bの内端面15eに前記スリーブ28の他端面28cを弾接させてシールする際に、隣り合う連通溝48,49の間を特に強固にシールすることから、該両者48,49間の作動油の流動をより確実に抑制することができる。
これにより、前記各再導入連通溝49を流れる作動油が前記各進角連通溝48へ流入してバルブタイミングの制御が不安定になるといった問題を回避することができる。
なお、この実施形態によっても、第1実施形態と同様に前記電磁切換弁23を構成する部品点数を削減することで、全体的な製造作業能率の向上を図ることができる。
また、この実施形態では、前記スリーブ28の他端面28cに前記各矩形状突部60を設けるものとして説明したが、該各矩形状突部60を前記一端面28b側に設けることも可能である。この場合、前記各遅角連通溝47の開口部47aと各再導入連通溝49の一端開口部49aの閉止がより確実となり、該各開口部47a,49aからの作動油の漏出を抑制できる。
本発明は、前記各実施形態の構成に限定されるものではなく、発明の趣旨を逸脱しない範囲で構成を変更することも可能である。
例えば、前記各実施形態では、前記バルブタイミング制御装置を吸気側に適用したものを示したが、これを排気側に適用することも可能である。
また、前記各実施形態では、前記スリーブ28の一端面28bを前記バルブボディ26の頭部26aの端面26gによって閉止すると共に、他端面28cを前記フランジ壁15bの内端面15eによって閉止するものとして説明したが、前記スリーブ28の両端面28b,28cを閉止する閉止部材はこれに限られず、例えば前記他端面28cを前記カムシャフト2の一端部2aの端面で閉止してもよい。
前記実施形態から把握される請求項以外の発明の技術的思想について以下に説明する。
〔請求項a〕
請求項4に記載の油圧制御弁において、
前記凸部は、前記スリーブの内周と外周との間の径方向巾よりも狭い径方向巾で形成されていることを特徴とする油圧制御弁。
〔請求項b〕
請求項aに記載の油圧制御弁において、
前記凸部は、前記スリーブの前記連通溝が開口する軸方向端面の円周方向に延設していることを特徴とする油圧制御弁。
〔請求項c〕
請求項bに記載の油圧制御弁において、
前記凸部は、前記スリーブの内周と外周との間の径方向間に複数設けられていることを特徴とする油圧制御弁。
〔請求項d〕
請求項aに記載の油圧制御弁において、
前記凸部は、前記スリーブの前記連通溝が開口する軸方向端面の円周方向において、隣り合う前記連通溝の間に設けられていることを特徴とする油圧制御弁。
〔請求項e〕
請求項1に記載の油圧制御弁において、
前記スリーブの前記連通溝が開放されている軸方向端面には、シール部材が設けられていることを特徴とする油圧制御弁。
〔請求項f〕
請求項eに記載の油圧制御弁において、
前記シール部材は、Oリングであることを特徴とする油圧制御弁。
1…スプロケット(駆動回転体)
2…カムシャフト
3…位相変更機構
4…油圧回路
7…ハウジング
9…ベーンロータ(従動回転体)
10…ハウジング本体
10a〜10d…第1〜第4シュー
11…遅角油圧室(遅角作動室)
12…進角油圧室(進角作動室)
15…ロータ
15a…バルブ収容孔
15b…フランジ壁(閉止部材)
15e…内側面
16a〜16d…第1〜第4ベーン
19…遅角通路
20…進角通路
26…バルブボディ
26a…頭部
26b…大径軸部
26c…小径軸部
26g…端面
27…スプール弁
28…スリーブ
29…バルブスプリング
30…電磁ソレノイド
36…遅角ポート(給排ポート)
37…進角ポート(給排ポート)
45…遅角通路孔(連通孔)
46…進角通路孔(連通孔)
47…遅角連通溝(連通溝)
47a…開口部
48…進角連通溝(連通溝)
48a…開口部
49…再導入連通溝(連通溝)
49a…一端開口部
49b…他端開口部
58a…内側環状突部(凸部)
59…Oリング(シール部材)
60…矩形状突部(凸部)

Claims (9)

  1. 周壁の径方向に作動油を通流させる複数のポートが貫通形成された内部中空状のバルブボディと、
    該バルブボディの内部に軸方向へ移動可能に設けられ、移動位置に応じて前記複数のポートの開閉切り換えを行うスプール弁と、
    前記バルブボディの外周面に軸方向に沿って配置固定され、周壁の径方向に貫通形成された連通孔を有する内部中空状の単一のスリーブと、
    該スリーブの内周面に軸方向に沿って形成され、前記連通孔を前記複数のポートのいずれかと連通させると共に、軸方向端部のうち少なくとも一方が前記スリーブの軸方向端面に開口した連通溝と、
    を備えていることを特徴とする油圧制御弁。
  2. 請求項1に記載の油圧制御弁において、
    前記連通溝の開口する軸方向端面は、前記スリーブが前記バルブボディまたは閉止部材に当接することで閉止されることを特徴とする油圧制御弁。
  3. 請求項2に記載の油圧制御弁において、
    前記スリーブは、合成樹脂材によって形成され、前記バルブボディまたは前記閉止部材に弾接していることを特徴とする油圧制御弁。
  4. 請求項3に記載の油圧制御弁において、
    前記スリーブの前記連通溝が開口する軸方向端面には、軸方向に突出する凸部が設けられていることを特徴とする油圧制御弁。
  5. 作動油を給排することによって可動部材を作動させてクランクシャフトに対するカムシャフトの相対回転位相を制御する内燃機関のバルブタイミング制御装置に用いられる油圧制御弁であって、
    前記カムシャフトの軸方向の一端部に前記可動部材を固定すると共に、周壁の径方向に作動油を通流させる給排ポートが貫通形成された内部中空状のカムボルトと、
    前記カムボルトの内部に軸方向へ移動可能に設けられ、移動位置に応じて前記給排ポートの開閉切り換えを行うスプール弁と、
    前記カムボルトの外周面に軸方向に沿って配置固定され、周壁の径方向に貫通形成された連通孔を有する内部中空状の単一のスリーブと、
    該スリーブの内周面に軸方向に沿って形成され、前記連通孔を前記給排ポートのいずれかに連通させると共に、軸方向端面の少なくとも一方が前記スリーブの軸方向端面に開口した連通溝と、
    を備えていることを特徴とする内燃機関のバルブタイミング制御装置の油圧制御弁。
  6. 請求項5に記載の油圧制御弁において、
    前記連通溝の開口する軸方向端面は、前記スリーブの軸方向端面の一方が前記カムボルトの頭部の軸方向端面に当接するか、もしくは前記スリーブの軸方向端面の他方が前記可動部材に設けられた閉止部材の軸方向端面に当接することで閉止されることを特徴とする内燃機関のバルブタイミング制御装置の油圧制御弁。
  7. 請求項6に記載の油圧制御弁において、
    前記スリーブは、合成樹脂材によって形成され、前記頭部の軸方向端面または前記閉止部材の軸方向端面に弾接していることを特徴とする内燃機関のバルブタイミング制御装置の油圧制御弁。
  8. 請求項7に記載の油圧制御弁において、
    前記スリーブの前記連通溝が開口する軸方向端面には、軸方向に突出する凸部が設けられていることを特徴とする内燃機関のバルブタイミング制御装置の油圧制御弁。
  9. クランクシャフトから回転力が伝達され、内部に作動室が形成された駆動回転体と、
    カムシャフトの軸方向一端部に固定すると共に、前記駆動回転体の内部に回転可能に収容配置され、前記作動室を進角作動室と遅角作動室に隔成し、該両作動室に作動油が給排されることによって前記駆動回転体に対して進角側あるいは遅角側に相対回転する従動回転体と、
    オイルポンプから圧送された作動油を前記両作動室に給排制御する油圧制御弁と、
    該油圧制御弁を作動させるアクチュエータと、
    を備えた内燃機関のバルブタイミング制御装置であって、
    前記油圧制御弁は、
    前記カムシャフトの軸方向の一端部に前記従動回転体を固定すると共に、周壁の径方向に作動油を通流させる給排ポートが貫通形成された内部中空状のカムボルトと、
    前記カムボルトの内部に軸方向へ移動可能に設けられ、移動位置に応じて前記給排ポートの開閉切り換えを行うスプール弁と、
    前記カムボルトの外周面に軸方向に沿って配置固定され、周壁の径方向に貫通形成された連通孔を有する内部中空状の単一のスリーブと、
    該スリーブの内周面に軸方向に沿って形成され、前記連通孔を前記給排ポートのいずれかに連通させると共に、軸方向端面の少なくとも一方が前記スリーブの軸方向端面に開口した連通溝と、
    を備えていることを特徴とする内燃機関のバルブタイミング制御装置。
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