JP2014156810A - バルブタイミング調整装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 逆止弁の弁体の異常摩耗を抑制可能なバルブタイミング調整装置を提供する。
【解決手段】 弁体80の一端部82は、開弁方向へ行くほど外径が小さい先細り形状であり、円錐面状のストッパ面67に当接することによって開弁方向への移動が制限される。このように構成されると、弁体80の開弁作動時、全開位置において弁体80の跳ね返りが起こらない。つまり、弁体80は、全開位置で一端部82がスプール45のストッパ面67に当接するときの姿勢が安定する。そのため、弁体80には局所的な応力が作用しにくく、異常摩耗を抑制することができる。よって、弁体80の破損を回避し、逆止弁の信頼性が向上する。
【選択図】図7

Description

本発明は、バルブタイミング調整装置に関する。
エンジンのクランク軸と一体に回転するハウジングと、カム軸と一体に回転するベーンロータとを備え、ハウジング内でベーンロータが区画形成する油圧室の油圧に応じてクランク軸とカム軸との回転位相を変化させて、エンジンの吸気弁または排気弁のバルブタイミングを調整するバルブタイミング調整装置が知られている。特許文献1に開示されたバルブタイミング調整装置は、オイルポンプと油圧室との間の接続通路に設けられた逆止弁を備えている。逆止弁は、スプールとスプール内で軸方向へ移動可能な弁体とから構成され、油圧室側からオイルポンプ側に向かう作動油の流通を阻止する。これにより、オイルポンプから油圧室に作動油を供給するとき、吸気弁または排気弁のスプリング反力等の影響によりベーンロータに作用する交番トルクに起因して生じる、油圧室からオイルポンプ側への作動油の戻りを抑制している。
特開2012−122456号公報
特許文献1に開示されたバルブタイミング調整装置では、逆止弁を構成するスプールと弁体との間には、弁体の軸方向移動を許容するためクリアランスがある。そのため、弁体は、開弁方向へ移動するときスプールの軸心に対して傾き易く、全開位置での姿勢が不安定となる。したがって、弁体が傾いた状態のまま全開位置でスプールの内壁に衝突すると、弁体には局所的に応力が作用する。この局所的な応力に起因して弁体の異常摩耗が発生するおそれがある。
本発明は、上述の点に鑑みてなされたものであり、その目的は、逆止弁の弁体の異常摩耗を抑制可能なバルブタイミング調整装置を提供することである。
本発明は、エンジンのクランク軸とカム軸との回転位相を変化させて、吸気弁または排気弁のバルブタイミングを調整するバルブタイミング調整装置であって、ハウジング、ベーンロータ、スリーブ、スプールおよび弁体を備えている。スリーブは、外部の油供給源に連通する供給ポート、および、進角室または遅角室に連通する導入ポートを有している。スプールは、軸方向位置に応じてスリーブの供給ポートを導入ポートに接続する接続通路を有している。弁体は、スプールの接続通路の内壁が有する弁座に着座および離座可能であり、弁座に着座すると接続通路において導入ポート側から供給ポート側に向かう作動油の流れを阻止する。
特に、本発明は、スプールの接続通路の内壁が円錐面状のストッパ面を有するとともに、弁体のうち開弁方向の一端部が先細り形状であることを特徴としている。ストッパ面は、開弁方向へ行くほど内径が小さい円錐面状である。弁体の一端部は、開弁方向へ行くほど外径が小さい先細り形状であり、ストッパ面に当接することによって開弁方向への移動が制限される。
したがって、弁体は、全開位置で一端部がスプールのストッパ面に当接するときの姿勢が安定する。そのため、弁体には局所的な応力が作用しにくく、異常摩耗を抑制することができる。よって、弁体の破損を回避し、逆止弁の信頼性が向上する。
本発明の第1実施形態によるバルブタイミング調整装置を示す断面図である。 図1のII−II線断面図である。 図1の油圧制御弁の拡大図であって、スプールが原位置に位置し、弁体が閉弁している状態を示す図である。 図3の弁体が開弁した状態を示す図である。 図3の状態からスプールが移動した保持作動状態を示す図である。 図5の状態からスプールが移動した進角作動状態を示す図である。 図4の矢印VII部を拡大して示す図である。 第1実施形態において弁体の閉弁→開弁作動時のストロークを示す図である。 従来形態において弁体の閉弁→開弁作動時のストロークを示す図である。 本発明の第2実施形態によるバルブタイミング調整装置の弁体を示す断面図である。
以下、本発明の複数の実施形態を図面に基づき説明する。実施形態同士で実質的に同一の構成には同一の符号を付して説明を省略する。
(第1実施形態)
本発明の第1実施形態によるバルブタイミング調整装置を図1に示す。バルブタイミング調整装置10は、エンジンのクランク軸(図示しない)とカム軸5との回転位相を変化させることにより、カム軸5が開閉駆動する吸気弁の開閉タイミングを調整するものであり、エンジンのクランク軸からカム軸5までの回転伝達経路に設けられている。クランク軸に対しカム軸5の回転を進めることを「進角させる」といい、またクランク軸に対しカム軸5の回転を遅らせることを「遅角させる」という。
先ず、バルブタイミング調整装置10の概略構成を図1および図2に基づき説明する。バルブタイミング調整装置10は、ハウジング20、フロントプレート25、リアプレート26、ベーンロータ30、ロックピン35、スリーブ40およびスプール45を備えている。
ハウジング20は、中空筒状の外郭部21と、外郭部21から径方向内側に突き出す複数の隔壁部22と、外郭部21から径方向外側に突き出すスプロケット23とを形成している。各隔壁部22は、回転方向で互いに離間するように配置されている。ハウジング20は、スプロケット23に掛けられるタイミングチェーンを介してクランク軸に連結され、クランク軸と連動して回転する。
フロントプレート25は、環状部材であり、ハウジング20に対し軸方向の一方に設けられている。リアプレート26は、環状部材であり、ハウジング20に対し軸方向の他方に設けられている。ハウジング20、フロントプレート25およびリアプレート26は、カム軸5と同軸上に配置されており、回転方向の複数箇所をボルト28により一体に固定されている。
ベーンロータ30は、ボス31および複数のベーン32を形成している。ボス31は、中空筒状であり、ハウジング20の隔壁部22に対し内側に設けられている。ボス31は、カム軸5に例えば圧入されることによって当該カム軸5と一体に固定されており、カム軸5と一体に回転する。ベーン32は、ボス31から径方向外側に突き出し、ハウジング20およびボス31が区画形成する内部空間を進角室33と遅角室34とに仕切っている。進角室33は、ベーン32に対し回転方向とは反対方向に位置し、遅角室34は、ベーン32に対し回転方向に位置している。ベーンロータ30は、進角室33および遅角室34の油圧に応じて、ハウジング20に対し進角側または遅角側に相対回動する。
ロックピン35は、特定のベーン32内で軸方向へ移動可能に設けられており、リアプレート26が有する嵌合穴27に抜き差し可能である。ロックピン35が嵌合穴27に差し込まれると、ベーンロータ30とハウジング20との相対回動が阻止され、ロックピン35が嵌合穴27から抜け出すと、ベーンロータ30とハウジング20との相対回動が許容される。ロックピン35は、スプリング36により嵌合穴27側に付勢されており、ロック室37の油圧が高まると抜け出し方向へ移動する。
スリーブ40は、カム軸5が有する有底筒穴6内に挿入され、軸心8に沿って軸方向へ延びるように中空筒状に形成されており、径方向へ貫通する各種ポートを有している。スリーブ40は、外壁に設けられたねじ部41を有しており、カム軸5にねじ込まれて固定されている。
スプール45は、スリーブ40が有する有底筒状のスプール収容穴42内で軸方向へ移動可能である。スプール収容穴42のうち開口端側には、ストッパプレート46が嵌め付けられており、スプール45は、スプリング47によりストッパプレート46側に付勢されている。スプール45の軸方向位置は、ストッパプレート46に対しスプール45とは反対側に設けられたリニアソレノイド48による押圧力と、スプリング47の付勢力とのバランスにより決まる。
スリーブ40およびスプール45は、進角室33、遅角室34およびロック室37の油圧を制御する油圧制御弁49を構成している。油圧制御弁49は、スプール45の軸方向位置に応じてスリーブ40の各ポート同士の連通および遮断を切り替えることにより、各油圧室に作動油を供給あるいは排出して、油圧を変化させることができる。
以上のように構成されたバルブタイミング調整装置10は、カム軸5の回転位相が目標値よりも遅角側である場合、進角室33に作動油を供給しつつ遅角室34から作動油を排出する。これにより、ベーンロータ30がハウジング20に対し進角側に相対回動する。
また、バルブタイミング調整装置10は、カム軸5の回転位相が目標値よりも進角側である場合、遅角室34に作動油を供給しつつ進角室33から作動油を排出する。これにより、ベーンロータ30がハウジング20に対し遅角側に相対回動する。
また、バルブタイミング調整装置10は、カム軸5の回転位相が目標値と一致する場合、進角室33および遅角室34の作動油を保持する。これにより、ベーンロータ30とハウジング20との回転位相が保持される。
次に、油圧制御弁49の詳細構成を図1〜図6に基づき説明する。
スリーブ40は、径方向へ貫通する各種ポートを有している。上記ポートには、供給ポート50、ドレンポート51、遅角ポート52および進角ポート53があり、リニアソレノイド48側から上述の順序で設けられている。
供給ポート50は、供給通路55を介してオイルポンプ7の吐出口に繋がっている。ドレンポート51は、ドレン通路56を介して外部のドレン空間に繋がっている。遅角ポート52は、遅角通路57を介して遅角室34に繋がっている。進角ポート53は、進角通路58を介して進角室33に繋がっている。遅角ポート52および進角ポート53は、特許請求の範囲に記載の「導入ポート」に相当する。
スプール45は、有底筒状部材60および栓部材70から構成されている。有底筒状部材60は、スリーブ40と同軸上に設けられた筒部61と、筒部61のうちストッパプレート46とは反対側に位置する底部62とを形成している。スプリング47は、有底筒状部材60の底部62とスリーブ40のスプール収容穴42の底面との間に設けられている。筒部61は、スリーブ40の供給ポート50付近を径方向へ貫通する第1通孔63を有している。底部62は、底面66から軸方向へ延びる第1有底穴64と、遅角ポート52付近で第1有底穴64から径方向外側に延び貫通する第2通孔65とを有している。
栓部材70は、有底筒状部材60の開口部を塞ぐように筒部61内に設けられている。本実施形態では、栓部材70は、有底筒状部材60に例えば圧入により固定されている。栓部材70は、有底筒状部材60の底面66に対向する端面71から軸方向へ延びる第2有底穴72と、第1通孔63付近で第2有底穴72から径方向外側に延び貫通する第3通孔73とを有している。
第1有底穴64と第2有底穴72との間、すなわちスリーブ40の底面66とスプール45の端面71との間には、当該第1有底穴64および第2有底穴72よりも内径が大きい弁体収容空間75が形成されている。第1通孔63、第3通孔73、第2有底穴72、弁体収容空間75、第1有底穴64および第2通孔65は、互いに連通しており、スプール45の軸方向位置に応じてスリーブ40の供給ポート50を進角ポート53または遅角ポート52に接続する接続通路76を構成している。
弁体収容空間75には、弁体80が設けられている。弁体80は、有底筒状に形成され、栓部材70側に底部が位置するように配置されており、スプール45内部で軸方向へ移動可能であり、栓部材70の端面71が有する弁座77に着座および離座可能である。本実施形態では、弁体80の底部は半球体状に形成されている。弁体80は、図3に示すように弁座77に着座すると、接続通路76において遅角ポート52側から供給ポート50側に向かう作動油の流れを阻止する。一方、弁体80は、図4に示すように弁座77から離座すると、筒部に形成された連通孔81を通じて供給ポート50側から遅角ポート52側に向かう作動油の流れを許容する。弁体80は、スプール45と共に、接続通路76の作動油の流れを一方向のみに規制する逆止弁を構成している。
スプール45は、図3および図4に示すようにストッパプレート46に当接しているときの軸方向位置が原位置である。スプール45の軸方向位置が原位置であるとき、供給ポート50は、接続通路76を介して遅角ポート52に連通可能となり、進角ポート53は、スリーブ40が有するドレンポート54等を介して外部のドレン空間に連通する。このとき、供給ポート50から作動油が供給されると、作動油の流動圧により弁体80が開弁方向へ移動し、供給ポート50と遅角ポート52とが連通する。これにより、遅角室34に作動油が供給されつつ進角室33から作動油が排出され、ベーンロータ30がハウジング20に対し遅角側に相対回動する遅角作動状態となる。
図5に示すように、スプール45が原位置から所定距離だけ移動すると、供給ポート50、遅角ポート52および進角ポート53は、相互間の連通が遮断される。このとき、進角室33および遅角室34の作動油が保持される。これにより、ベーンロータ30とハウジング20との相対回動が阻止され、回転位相が保持される保持作動状態となる。
図6に示すように、スプール45が保持作動状態から所定距離だけねじ部41側に移動させられ、スプール45がスプール収容穴42の底面に当接したとき、供給ポート50は、接続通路76を介して進角ポート53に連通し、遅角ポート52は、ドレンポート51に連通する。これにより、進角室33に作動油が供給されつつ遅角室34から作動油が排出され、ベーンロータ30がハウジング20に対し進角側に相対回動する進角作動状態となる。
次に、逆止弁の特徴構成を図3、図4および図7に基づき説明する。
図7に拡大して示すように、有底筒状部材60の底面66は、弁体80の開弁方向への移動を制限可能なストッパ面67を有している。ストッパ面67は、開弁方向へ行くほど内径が小さい円錐面状である。図7に示すように、有底筒状部材60の軸心8を含む断面において、ストッパ面67を構成する一対の斜面同士がなす角度(以下、「第1角度」と記載する)θ1は、90度以上である。本実施形態では、第1角度θ1は例えば90度に設定されている。
弁体80のうち開弁方向の一端部82は、開弁方向へ行くほど外径が小さい先細り形状であって、スプール45のストッパ面67と当接可能な円錐面状の当接面83を有している。図7に示すように、弁体80の軸心8を含む断面において、当接面83を構成する一対の斜面同士がなす角度(以下、「第2角度」と記載する)θ2は、90度よりも大きく、また第1角度θ1よりも大きい。
以上説明したように、第1実施形態によるバルブタイミング調整装置10では、弁体80の一端部82は、開弁方向へ行くほど外径が小さい先細り形状であり、円錐面状のストッパ面67に当接することによって開弁方向への移動が制限される。
第1実施形態における弁体80の閉弁→開弁作動時のストロークを示す図8と、従来形態における弁体の閉弁→開弁作動時のストロークを示す図9とを比較すると、従来形態では図9中に二点鎖線の丸印で示すように全開位置において弁体の跳ね返りが起こるのに対し、第1実施形態では全開位置において弁体80の跳ね返りが起こらない。つまり、第1実施形態では、弁体80は、全開位置で一端部82がスプール45のストッパ面67に当接するときの姿勢が安定する。そのため、弁体80には局所的な応力が作用しにくく、異常摩耗を抑制することができる。よって、弁体80の破損を回避し、逆止弁の信頼性が向上する。
また、第1実施形態では、弁体80の一端部82は、スプール45のストッパ面67と当接可能な円錐面状の当接面83を有している。そのため、全開位置において弁体80とスプール45とを面接触させることができ、弁体80がスプール45のストッパ面67に当接するときの姿勢をより安定させることができる。
また、第1実施形態では、第1角度θ1は90度であり、第2角度θ2は第1角度θ1よりも大きい。そのため、全開位置において弁体80とスプール45とが接触するとき、弁体80がスプール45に対して噛み込む(こじる)ことを抑制することができる。
(第2実施形態)
本発明の第2実施形態によるバルブタイミング調整装置の弁体を図10に基づき説明する。弁体90の一端部91は、全閉位置においてスプール45のストッパ面67と当接可能な当接面92を有している。当接面92は、軸心8を含む断面の形状が曲面状である。本実施形態では、当接面92は球面状である。
第2実施形態によれば、第1実施形態と同様に、弁体90の一端部91が全開位置でスプール45のストッパ面67に当接するときの姿勢が安定する。そのため、弁体90には局所的な応力が作用しにくく、異常摩耗を抑制することができる。
(他の実施形態)
本発明の他の実施形態では、第2角度は、90度より大きくてもよい。
本発明の他の実施形態では、第1角度および第2角度は、90度より小さくてもよい。
本発明の他の実施形態では、第2角度は、第1角度以下であってもよい。
本発明の他の実施形態では、弁体の底部の着座部は、例えば平面状または円錐面状であってもよい。
本発明の他の実施形態では、スプールは、1つの部材、または3つ以上の部材から構成されてもよい。
本発明の他の実施形態では、スリーブの各ポートは、軸方向にどのような順序で形成されてもよい。
本発明の他の実施形態では、ハウジングは、フロントプレートおよびリアプレートの一方または両方と同一部材から構成してもよい。
本発明の他の実施形態では、ベーンロータは、圧入に限らず、例えばねじ締結等の他の方法でカム軸に固定されてもよい。
本発明の他の実施形態では、バルブタイミング調整装置は、エンジンの排気バルブの開閉タイミングを調整してもよい。
本発明は、上述した実施形態に限定されるものではなく、発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々の形態で実施可能である。
10・・・バルブタイミング調整装置 20・・・ハウジング
30・・・ベーンロータ 33・・・進角室
34・・・遅角室 40・・・スリーブ
45・・・スプール 50・・・供給ポート
52・・・遅角ポート(導入ポート) 53・・・進角ポート(導入ポート)
67・・・ストッパ面 76・・・接続通路
77・・・弁座 80、90・・・弁体
82、91・・・一端部

Claims (5)

  1. エンジンのクランク軸とカム軸(5)との回転位相を変化させて、吸気弁または排気弁のバルブタイミングを調整するバルブタイミング調整装置(10)であって、
    前記クランク軸および前記カム軸の一方と一体に回転可能なハウジング(20)と、
    前記クランク軸および前記カム軸の他方と一体に回転可能であり、前記ハウジング内で進角室(33)および遅角室(34)を区画形成し、前記進角室および前記遅角室の油圧に応じて前記ハウジングに対し進角側または遅角側に相対回動するベーンロータ(30)と、
    前記ベーンロータの中心部で軸方向へ延びるように中空筒状に形成され、外部の油供給源に連通する供給ポート(50)、および、前記進角室または前記遅角室に連通する導入ポート(52、53)を有するスリーブ(40)と、
    前記スリーブの内部で軸方向へ移動可能に設けられ、軸方向位置に応じて前記スリーブの前記供給ポートを前記導入ポートに接続する接続通路(76)を有しているスプール(45)と、
    前記スプールの前記接続通路内で軸方向へ移動可能に設けられ、前記接続通路の内壁が有する弁座(77)に着座および離座可能であり、前記弁座に着座すると前記接続通路において前記導入ポート側から前記供給ポート側に向かう作動油の流れを阻止する筒状の弁体(80、90)と、
    を備え、
    前記スプールの前記接続通路の内壁は、前記弁体の開弁方向への移動を制限可能であって開弁方向へ行くほど内径が小さい円錐面状のストッパ面(67)を有し、
    前記弁体のうち開弁方向の一端部(82、91)は、開弁方向へ行くほど外径が小さい先細り形状であることを特徴とするバルブタイミング調整装置。
  2. 前記弁体(80)の前記一端部(82)は、前記スプールの前記ストッパ面と当接可能な円錐面状の当接面(83)を有していることを特徴とする請求項1に記載のバルブタイミング調整装置。
  3. 軸心(8)を含む断面において前記弁体の前記当接面を構成する一対の斜面同士がなす角度を第1角度(θ1)とし、軸心(8)を含む断面において前記スプールの前記ストッパ面を構成する一対の斜面同士がなす角度を第2角度(θ2)とすると、
    前記第2角度は前記第1角度よりも大きいことを特徴とする請求項2に記載のバルブタイミング調整装置。
  4. 前記第1角度および前記第2角度は90度以上であることを特徴とする請求項3に記載のバルブタイミング調整装置。
  5. 前記弁体(90)の前記一端部(91)は、前記スプールの前記ストッパ面と当接可能であって、軸心を含む断面の形状が曲面状である当接面(92)を有していることを特徴とする請求項1に記載のバルブタイミング調整装置。
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