JP2016223443A - エンジン制御装置 - Google Patents
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Abstract
Description
以下、エンジン制御装置の第1実施形態を、図1〜図7を参照して詳細に説明する。
<構成>
図1に示すように、本実施形態の制御装置が適用されるエンジン10の吸気通路11には、上流側から順に、エアクリーナ12、エアフローメータ13、スロットルバルブ14、吸気マニホールド11Aが設けられている。エアクリーナ12は、吸気通路11に流入した吸気中の塵などを濾過し、エアフローメータ13は、吸気の流量(吸入空気量GA)を検出し、スロットルバルブ14は、その弁開度の変更を通じて吸入空気量を調整する。そして、吸気通路11は、吸気マニホールド11Aにおいて分岐された後、気筒別の吸気ポート15を通って各気筒16に接続されている。
電子制御ユニット40は、高圧燃料ポンプ24の電磁スピル弁35の通電制御を通じて、高圧燃料配管26内の燃圧である高圧側燃圧Pmの可変制御を行っている。ここではまず、高圧燃料ポンプ24の加圧動作について説明する。なお、以下の説明では、ポンプ駆動用のカム33によるプランジャ34の往復動における、加圧室30の容積を縮小する方向への同プランジャ34の移動を同プランジャ34上昇という。また、加圧室30の容積を拡大する方向への同プランジャ34の移動を同プランジャ34の下降という。
また、電子制御ユニット40は、ポート噴射弁25及び筒内噴射弁37による燃料噴射の制御を行ってもいる。燃料噴射制御は、以下の態様で行われる。
ところで、より高圧の燃料を噴射する筒内噴射弁37は、より低圧の燃料を噴射するポート噴射弁25に比して、短時間の通電でより多くの燃料を噴射する。そうした筒内噴射弁37では、下記の構造上の問題が、微少量の燃料噴射における噴射量精度により大きく影響する。
同図に示すように、筒内噴射弁37のハウジング50には、電磁ソレノイド51が内蔵されている。電磁ソレノイド51は、ハウジング50に固定された固定コア52と、固定コア52の周囲に設けられた電磁コイル53と、先端側において固定コア52に隣接して設けられた可動コア54と、を備える。可動コア54は、ハウジング50内において図中上下方向に変位可能に設置されており、弁体55が一体となって変位可能に連結されている。さらに、ハウジング50内には、可動コア54を先端側に付勢するスプリング56も設けられている。
本実施形態では、触媒装置19をより急速に暖機するため、エンジン10の冷間始動時に、以下の態様で燃料噴射制御を行っている。すなわち、エンジン10の冷間始動時には、筒内噴射弁37のフルリフト噴射による吸気行程中の燃料噴射と、筒内噴射弁37のパーシャルリフト噴射による圧縮行程中の燃料噴射との多段噴射を通じて、要求噴射量Qt分の燃料を噴射するようにしている。さらに、本実施形態では、こうしたエンジン10の冷間始動時における触媒急速暖機時に、エンジン回転数NEを安定化するための回転安定化制御を行っている。
続いて、ステップS103において、予め設定された目標アイドル回転数NTに対するエンジン回転数NEの低下量ΔNE(=NT−NE)が規定の第1判定値α以上であるか否かが判定される。第1判定値αの値には、目標アイドル回転数NTと、アイドル運転時におけるエンジン回転数NEの許容下限値NEminとの差(=NT−NEmin)が設定されている。
次に、以上説明した本実施形態のエンジン制御装置の作用を説明する。
エンジン10の冷間始動時には、シリンダ壁面温度が低く、シリンダ壁面の燃料付着量が多くなるため、空燃比がリーンとなって、点火プラグSによる混合気の点火が困難となることがある。そしてその結果、燃焼状態が悪化して排気温度が低下してしまい、触媒装置19の暖機が遅れる虞がある。そこで、本実施形態のエンジン制御装置では、エンジン10の冷間始動時に、吸気行程中のフルリフト噴射による燃料噴射と圧縮行程中のパーシャルリフト噴射による燃料噴射との多段噴射を行うことで、燃焼状態の悪化を抑えて、触媒装置19の暖機を促進するようにしている。
(1)空燃比リッチ化のための要求噴射量Qtの増量補正時に、圧縮行程中のパーシャルリフト噴射による燃料噴射の噴射量(P/L噴射量Qp)及び噴射時期を変化させずに、フルリフト噴射及びパーシャルリフト噴射による噴射量の総量をその増量補正の分増加させている。そのため、要求噴射量Qtの増量補正時にも、圧縮行程中のパーシャルリフト噴射による燃焼改善効果を維持することができる。
次に、エンジン制御装置の第2実施形態を、図8を併せ参照して詳細に説明する。なお本実施形態にあって、上記実施形態と共通する構成については、同一の符号を付してその詳細な説明は省略する。
次に、エンジン制御装置の第3実施形態を、図9を併せ参照して詳細に説明する。なお本実施形態にあっても、上記実施形態と共通する構成については、同一の符号を付してその詳細な説明は省略する。
なお、上記実施形態は以下のように変更して実施することもできる。
・リッチ化増量時における第1実施形態でのF/L噴射量Qf及び第3実施形態でのポート噴射量Qiの算出を次のように行うようにしてもよい。まず、エンジン回転数NE及びエンジン負荷率KLから要求噴射量Qtを算出した後、その算出した値に増量係数Krを乗算した値に要求噴射量Qtの値を更新する。そして、P/L噴射量Qpの算出後、更新後の要求噴射量Qtの値からP/L噴射量Qpを減算した値を、F/L噴射量Qf又はポート噴射量Qiの値に設定する。こうした場合にも、リッチ化増量時に、パーシャルリフト噴射の噴射量及び噴射時期をベース時から変化させずに、多段噴射の噴射量の総量を増加することができる。
・第2実施形態では、リッチ化増量時には、パーシャルリフト噴射による燃料噴射の回数を、ベース時の1回から2回へと増やしていた。必要な増量補正の量分の増量がそれだけでは足りない場合には、リッチ化増量時におけるパーシャルリフト噴射による燃料噴射の回数を3回以上に増やすようにしてもよい。
Claims (5)
- 燃料噴射弁を備えるエンジンに適用されて、前記エンジンの運転状態に応じて算出された要求噴射量を必要に応じて補正するとともに、その要求噴射量分の燃料を噴射するように前記燃料噴射弁を制御する噴射制御部を備えるエンジン制御装置において、
前記噴射制御部は、前記燃料噴射弁の弁体が全開位置に到達する前に噴射を終了するパーシャルリフト噴射による燃料噴射を含む多段噴射を通じて前記要求噴射量分の燃料を噴射するときに、前記要求噴射量が増量補正された場合、前記パーシャルリフト噴射による燃料噴射の噴射量及び噴射時期を変化させずに、前記多段噴射の噴射量の総量を前記増量補正の量分増加させる
ことを特徴とするエンジン制御装置。 - 前記噴射制御部は、前記多段噴射のうちの前記パーシャルリフト噴射による燃料噴射以外の燃料噴射の噴射量を増量することで、前記多段噴射の噴射量の総量を前記増量補正の量分増加させる
請求項1に記載のエンジン制御装置。 - 前記噴射制御部は、前記パーシャルリフト噴射による燃料噴射とは別に、パーシャルリフト噴射による更なる燃料噴射を追加することで、前記多段噴射の噴射量の総量を前記増量補正の量分増加させる
請求項1に記載のエンジン制御装置。 - 前記噴射制御部は、エンジンの冷間始動時のアイドル運転中に、前記多段噴射を行うとともに、その多段噴射において、前記弁体が全開位置に到達した後に噴射を終了するフルリフト噴射による吸気行程中の燃料噴射と前記パーシャルリフト噴射による圧縮行程中の燃料噴射とを行う
請求項1〜3のいずれか1項に記載のエンジン制御装置。 - 前記噴射制御部は、燃焼状態の悪化が確認されたときに前記要求噴射量の増量補正を行う
請求項4に記載のエンジン制御装置。
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