JP2006342733A - 内燃機関の燃料圧力の制御装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 高圧から低圧までの広い測定レンジであっても、精度高く燃圧を検知する。
【解決手段】 エンジンECUは、設定フィード圧P(0)を検知するステップ(S100)と、高圧燃料ポンプの停止条件が成立すると(S110にてYES)、高圧燃料ポンプに停止指令信号を出力するステップ(S120)と、燃圧センサでフィード圧P(1)を検知するステップ(S120)と、設定フィード圧P(0)と検知フィード圧P(1)とから燃圧センサのフィード学習値を算出するステップ(S140)と、高圧燃料ポンプの作動時において(S110にてNO)、高圧デリバリパイプ内の燃圧P(2)がしきい値以下であると(S160にてNO)、フィード圧学習値を用いて燃圧補正係数を算出するステップ(S180)と、燃圧補正係数を用いて筒内噴射用インジェクタの噴射量を補正するステップ(S190)とを含む、プログラムを実行する。
【選択図】 図3

Description

本発明は、筒内に向けて高圧で燃料を噴射する燃料噴射手段(筒内噴射用インジェクタ)を備えた内燃機関またはこの燃料噴射手段に加えて吸気通路または吸気ポート内に向けて燃料を噴射する燃料噴射手段(吸気通路噴射用インジェクタ)とを備えた内燃機関の燃料圧力の制御装置に関し、特に、センサにより内燃機関の燃料の圧力を正確に検知する技術に関する。
ガソリンエンジンの燃焼室内に燃料を噴射するための第1の燃料噴射弁(筒内噴射用インジェクタ)と、吸気通路内に燃料を噴射するための第2の燃料噴射弁(吸気通路噴射用インジェクタ)とを備え、エンジンの回転数や内燃機関の負荷に応じて、筒内噴射用インジェクタと吸気通路噴射用インジェクタとで燃料を噴き分けるエンジンが公知である。また、ガソリンエンジンの燃焼室内に燃料を噴射するための燃料噴射弁(筒内噴射用インジェクタ)のみを備える直墳エンジンも公知である。筒内噴射用インジェクタを含む高圧燃料系統においては、高圧燃料ポンプで燃圧が高められた燃料がデリバリーパイプを介して筒内噴射用インジェクタに供給され、筒内噴射用インジェクタは、内燃機関の各気筒の燃焼室内に高圧燃料を噴射する。
また、コモンレール式燃料噴射系統を有するディーゼルエンジンも公知である。このコモンレール式燃料噴射系統においては、高圧燃料ポンプで燃圧が高められた燃料をコモンレールに蓄えておき、電磁弁の開閉によりコモンレールからディーゼルエンジンの各気筒の燃焼室内に高圧燃料を噴射する。
このような高圧燃料を発生させるために、内燃機関のクランクシャフトに連結されたドライブシャフトに設けられたカムによりシリンダを駆動する高圧燃料ポンプが用いられる。高圧燃料ポンプは、カムの回転によりシリンダ内で往復移動するポンププランジャーと、シリンダとポンププランジャーとにより構成される加圧室とを備えている。この加圧室には、燃料タンクから燃料を送り出すフィードポンプと連通するポンプ供給パイプ、加圧室から燃料を流出させて燃料タンクに戻すリターンパイプおよび加圧室内の燃料を筒内噴射用インジェクタに向けて圧送する高圧デリバリパイプがそれぞれ接続されている。また、高圧燃料ポンプには、ポンプ供給パイプおよび高圧デリバリパイプと加圧室との間を開閉する電磁スピル弁が設けられている。
電磁スピル弁が開いた状態にあって、加圧室の容積が大きくなる方向にポンププランジャーが移動するとき、すなわち高圧燃料ポンプが吸入行程にあるとき、ポンプ供給パイプから加圧室内に燃料が吸入される。また、加圧室の容積が小さくなる方向にポンププランジャーが移動するとき、すなわち高圧燃料ポンプが圧送行程にあるときに電磁スピル弁を閉じると、ポンプ供給パイプおよびリターンパイプと加圧室との間が遮断され、加圧室内の燃料が高圧デリバリパイプを介して筒内噴射用インジェクタに圧送される。
このような高圧燃料ポンプにおいては、圧送行程中における電磁スピル弁の閉弁期間中のみ筒内噴射用インジェクタに向けて燃料が圧送されるため、電磁スピル弁の閉弁開始時期を制御することで(電磁スピル弁の閉弁期間を調整することで)燃料圧送量が調整されるようになる。すなわち、電磁スピル弁の閉弁開始時期を早めて閉弁期間を長くすることで燃料圧送量が多くなり、電磁スピル弁の閉弁開始時期を遅らせて閉弁期間を短くすることで燃料圧送量が少なくなる。
このように、フィードポンプから送り出された燃料を高圧燃料ポンプで加圧し、この加圧後の燃料を筒内噴射用インジェクタに向けて圧送することで、燃焼室に直接燃料を噴射供給する内燃機関にあっても、その燃料噴射を的確に行なうことができる。
この高圧燃料ポンプの圧送行程において、電磁スピル弁が閉じるときには、加圧室の容積が小さくなる過程にあるので、燃料が高圧デリバリパイプ側だけでなくリターンパイプ側にも流れようとする。この状態で、電磁スピル弁を閉じると、この閉弁動作に、上記のように流れようとする燃料による力が付勢され、電磁スピル弁が閉弁するときの衝撃力が大きくなる。そして、この衝撃の増大に伴い電磁スピル弁の作動音(閉弁の音)も大きくなり、こうした電磁スピル弁の作動音が電磁スピル弁の閉弁毎に連続的に発生するようになる。
内燃機関の通常運転時には混合気の燃焼音等の内燃機関の作動音が大きいため、このような電磁スピル弁の閉弁毎の連続的な作動音が不快感を感じるほど大きなものとはならない。しかしながら、内燃機関のアイドル運転時など内燃機関の作動音自体が小さくなるときには、電磁スピル弁の連続的な作動音が相対的に大きくなり、こうした作動音による不快感も無視できないものとなる。
このような場合に、高圧燃料ポンプを内燃機関の運転状態に応じて設定される目標燃圧値にしたがい制御して燃圧を可変することにより、無負荷運転時や低負荷運転時には低燃圧の燃料を気筒内へ噴射、高負荷運転時には高燃圧の燃料を気筒内へ噴射するようにして、作動音の低減を図ることもできる。この場合には、無負荷運転(アイドル運転)や低負荷運転において少ない燃料量を噴射して、高負荷運転において多くの燃料を噴射している。このような場合、燃圧を目標燃圧値にしたがい制御するために、現在の燃圧がどのような値であるのかを正確に検知する必要がある。
特開2003−227391号公報(特許文献1)は、燃圧の変化に追従する高精度のフィルタ値で、可変燃圧制御を可能とした可変燃圧システムを開示する。この可変燃圧システムは、目標燃圧値にしたがって可変される燃圧を検知する燃圧センサからの検知値に、加重平均によるフィルタ処理を施し、このフィルタ処理により得られるフィルタ値を燃圧可変制御に用いる燃圧値とした可変燃圧システムであって、目標燃圧値と現在のフィルタ値との差を検知する検知手段と、差が所定値以上のとき、上記フィルタ処理に実際の検知値寄りの重みつけを施す演算手段とを具備する。
この可変燃圧システムによると、フィルタ値の精度が高められ、実際の検知値とフィルタ値との差が減少され、実際の燃圧値に対するフィルタ値の追従性が図れる。それ故、燃圧が過渡的に変化しても、フィルタ値を用いて、高い精度での可変燃圧の制御が可能となる。
特開2003−227391号公報
しかしながら、たとえば無負荷運転時において高圧燃料ポンプを停止させて燃料タンクに設けられたフィードポンプで燃料をデリバリパイプを経由して筒内噴射用インジェクタに供給する場合の燃圧(低圧時)と、高負荷運転時において高圧燃料ポンプを作動させて筒内噴射用インジェクタに供給する場合の燃圧(高圧時)とでは大きく異なる。一例をあげれば、低圧時の燃圧が約0.4MPa、高圧時の燃圧が約13MPaである。このため、高圧燃料ポンプをフィードバック制御するために、デリバリパイプに設けられる燃圧センサは、たとえば0.1MPa〜20MPa等の広い測定レンジを必要とする。一般的な圧力センサの測定レンジはこのような広いものではない。このように燃圧の可変幅が大きい場合には、1つの燃圧センサでこのような広い測定レンジの全域において、正確に燃圧を検知できない。このことは、たとえ、上記の公報に開示された可変燃圧システムに開示されたフィルタを用いたとしても、同じである。
本発明は、上述の課題を解決するためになされたものであって、その目的は、高圧から低圧までの広い測定レンジであっても、精度高く燃料の圧力を検知することができる検知手段を有する、内燃機関の燃料圧力の制御装置を提供することである。
第1の発明に係る制御装置は、予め定められた範囲で燃料の圧力を変化させることができる内燃機関の燃料圧力の制御装置である。この制御装置は、少なくとも予め定められた範囲を測定可能な範囲として、燃料噴射手段に供給される燃料の圧力を検知するための検知手段と、検知手段により検知された燃料の圧力値を真の燃料の圧力値に較正するための制御手段とを含む。検知手段は、予め定められた範囲の上限側で検知精度が高く、下限側で検知精度が低い。制御手段は、予め定められた範囲の下限側の圧力であって、かつ、その圧力値が既知である圧力を検知手段により検知した値と、既知の値とに基づいて、検知手段を較正するための手段を含む。
第1の発明によると、検知手段は予め定められた範囲の下限側で検知精度が低い。この低い検知精度の領域において、検知手段は、制御手段により、その圧力値が既知である圧力を検知手段により検知した値と、既知の値とに基づいて、較正される。たとえば、検知精度が高い領域における検知された燃料の圧力値および真の燃料の圧力値と(これらの圧力値に偏差は小さい)、検知精度が低い領域における検知された燃料の圧力値および既知の値と(これらの圧力値に偏差は大きいがその偏差は算出できる)に基づいて線形補間して、検知手段を較正することができる。その結果、高圧から低圧までの広い測定レンジであっても、精度高く燃料の圧力を検知することができる検知手段を有する、内燃機関の燃料圧力の制御装置を提供することができる。
第2の発明に係る制御装置は、燃料タンクから燃料噴射手段に予め定められた圧力の燃料を供給する低圧ポンプと、低圧ポンプと燃料噴射手段との間に設けられ、供給された燃料の圧力を上昇させる高圧ポンプとを含む内燃機関の燃料圧力の制御装置である。この制御装置は、内燃機関の運転状態を検知するための検知手段と、内燃機関が予め定められた運転状態であることが検知されると、高圧ポンプによる燃料の圧力の上昇を停止させるとともに、低圧ポンプから吐出される燃料を燃料噴射手段に供給するように、高圧ポンプおよび低圧ポンプを制御するための手段と、高圧ポンプにより燃料噴射手段に供給される燃料の圧力以上の圧力を上限とし、および、低圧ポンプにより燃料噴射手段に供給される燃料の圧力以下の圧力を下限として、燃料の圧力を検知するための検知手段と、検知手段により検知された燃料の圧力値を真の燃料の圧力値に較正するための制御手段とを含む。制御手段は、高圧ポンプが停止されたときに低圧ポンプから吐出される燃料の圧力を検知手段により検知した値および予め定められた圧力に基づいて、検知手段を較正するための手段を含む。
第2の発明によると、低圧ポンプしか作動していない場合には検知手段に検知される燃料の圧力は低圧ポンプであるフィードポンプのフィード圧である。このフィード圧はフィードポンプの吐出側に設けられたプレッシャーレギュレータにより一定の圧力に維持されている。高圧ポンプが停止されたときに低圧ポンプから吐出される燃料の圧力であるフィード圧を検知手段により検知して、この検知された値とフィード圧の値とに基づいて、検知手段を較正することができる。その結果、高圧から低圧までの広い測定レンジであっても、精度高く燃料の圧力を検知することができる検知手段を有する、内燃機関の燃料圧力の制御装置を提供することができる。
第3の発明に係る制御装置においては、第2の発明の構成に加えて、低圧ポンプはフィードポンプであって、予め定められた圧力は、プレッシャーレギュレータにより予め定められた圧力に設定されたフィード圧である。
第3の発明によると、既知であるフィード圧を用いて検知手段である、低圧(たとえば0.1MPa)から高圧(たとえば20MPa)までの広い測定レンジを有する燃圧センサを較正することができる。
第4の発明に係る制御装置においては、第2または3の発明の構成に加えて、内燃機関が予め定められた運転状態は、アイドル運転状態である。
第4の発明によると、内燃機関の運転状態がアイドル状態であるときには、高圧ポンプを停止させるので、このときにフィード圧で燃料噴射手段に燃料が供給される。この既知のフィード圧を検知手段で検知させて偏差を算出して、その偏差がなくなるように、検知手段を較正することができる。
第5の発明に係る制御装置においては、第1〜4のいずれかの発明の構成に加えて、制御手段は、線形補間することにより、検知手段を較正するための手段を含む。
第5の発明によると、低圧側と高圧側とで線形補間して、その間の中間の圧力であっても較正することができる。
第6の発明に係る制御装置においては、第2〜4のいずれかの発明の構成に加えて、制御手段は、高圧ポンプが停止されたときに低圧ポンプから吐出される燃料の圧力を検知手段により検知した値および予め定められた圧力の差と、高圧ポンプが作動しているときに高圧ポンプから吐出される燃料の圧力を検知手段により検知した値とに基づいて、線形補間することにより、検知手段を較正するための手段を含む。
第6の発明によると、低圧側である、低圧ポンプから吐出される燃料の圧力(高圧ポンプは停止)を検知手段により検知した値およびフィード圧の差と、高圧側である、高圧ポンプから吐出される燃料の圧力を検知手段により検知した値(このときの偏差は少ない)とに基づいて、線形補間することにより、検知手段を較正することができる。
第7の発明に係る制御装置においては、第1〜6のいずれかの発明の構成に加えて、燃料噴射手段は、筒内に燃料を噴射するための第1の燃料噴射手段であって、内燃機関は、吸気通路内に燃料を噴射するための第2の燃料噴射手段をさらに含む。
第7の発明によると、筒内に燃料を噴射するための第1の燃料噴射手段のみを有する内燃機関のみならず、筒内に燃料を噴射するための第1の燃料噴射手段および吸気通路内に燃料を噴射するための第2の燃料噴射手段を有する内燃機関に適用が好適な、高圧から低圧までの広い測定レンジであっても、精度高く燃料の圧力を検知することができる検知手段を有する、内燃機関の燃料圧力の制御装置を提供することができる。
第8の発明に係る制御装置においては、第7の発明の構成に加えて、第1の燃料噴射手段は、筒内噴射用インジェクタであって、第2の燃料噴射手段は、吸気通路用インジェクタである。
第8の発明によると、第1の燃料噴射手段である筒内噴射用インジェクタと第2の燃料噴射手段である吸気通路噴射用インジェクタとを別個に設けて噴射燃料を分担する内燃機関に適用が好適な、高圧から低圧までの広い測定レンジであっても、精度高く燃料の圧力を検知することができる検知手段を有する、内燃機関の燃料圧力の制御装置を提供することができる。
以下、図面を参照しつつ、本発明の実施の形態について説明する。以下の説明では、同一の部品には同一の符号を付してある。それらの名称および機能も同じである。したがってそれらについての詳細な説明は繰返さない。
図1に、本発明の実施の形態に係る制御装置であるエンジンECU(Electronic Control Unit)で制御されるエンジンの燃料供給システム10を示す。このエンジンは、V型8気筒のガソリンエンジンであって、各気筒の筒内に燃料を噴射する筒内噴射用インジェクタ110と、各気筒の吸気通路に燃料を噴射する吸気通路噴射用インジェクタ120とを有する。なお、本発明はこのようなエンジンに限定されて適用されるものではなく、他の形式のガソリンエンジン(V型6気筒、直列6気筒、直列4気筒等)や、コモンレール式ディーゼルエンジンであってもよい。さらに、吸気通路噴射用インジェクタ120を有さないで筒内噴射用インジェクタ110のみを有するいわゆる直噴エンジンであってもよいし、高圧燃料ポンプは2台に限定されないで1台以上であればよい。
図1に示すように、この燃料供給システム10は、燃料タンクに設けられ、低圧(プレッシャーレギュレータ102の設定圧)の吐出圧で燃料を供給するフィードポンプ100と、第1のカム210により駆動される第1の高圧燃料ポンプ200と、第1のカム210とは吐出の位相が異なる第2のカム310により駆動される第2の高圧燃料ポンプ300と、筒内噴射用インジェクタ110に高圧燃料を供給するための左右のバンク毎に設けられた高圧デリバリパイプ112と、高圧デリバリパイプ112に設けられた左右のバンク各4個ずつの筒内噴射用インジェクタ110と、吸気通路噴射用インジェクタ120に燃料を供給するための左右のバンク毎に設けられた低圧デリバリパイプ122と、低圧デリバリパイプ122に設けられた左右のバンク各4個ずつの吸気通路噴射用インジェクタ120とを含む。
燃料タンクのフィードポンプ100の吐出口には、プレッシャーレギュレータ102が設けられている。このプレッシャーレギュレータ102の設定圧は、たとえば、400kPaである。フィードポンプ100から吐出された燃料の圧力がプレッシャーレギュレータ102にて設定された圧力以上になると、超過した圧力に対応する燃料分だけがフューエルタンク内にリリーフ燃料として戻される。フューエルタンク内にプレッシャーレギュレータ102を設けてリリーフ燃料としているので、エンジンルームを通過して加熱された燃料が燃料タンクに戻ることがなくなるので、フューエルタンク内でのエバポレーションガスの発生を抑制している。なお、プレッシャーレギュレータ102は、このようにフューエルタンク内に設けられるのではなく、低圧供給パイプ400の末端に設けられるものでもよい。
燃料タンクのフィードポンプ100の吐出口は、低圧供給パイプ400に接続され、低圧供給パイプ400は、第1の低圧デリバリ連通パイプ410とポンプ供給パイプ420とに分岐する。第1の低圧デリバリ連通パイプ410は、V型バンクの片方のバンクの低圧デリバリパイプ122との分岐点より下流側で、第2の低圧デリバリ連通パイプ430となり、もう片方のバンクの低圧デリバリパイプ122に接続されている。
ポンプ供給パイプ420は、第1の高圧燃料ポンプ200および第2の高圧燃料ポンプ300の入り口にそれぞれ接続される。第1の高圧燃料ポンプ200の入り口の手前には、第1のパルセーションダンパー220が、第2の高圧燃料ポンプ300の入り口の手前には、第2のパルセーションダンパー320が、それぞれ設けられ、燃料脈動の低減を図っている。
第1の高圧燃料ポンプ200の吐出口は、第1の高圧デリバリ連通パイプ500に接続され、第1の高圧デリバリ連通パイプ500は、V型バンクの片方のバンクの高圧デリバリパイプ112に接続される。第2の高圧燃料ポンプ300の吐出口は、第2の高圧デリバリ連通パイプ510に接続され、第2の高圧デリバリ連通パイプ510は、V型バンクのもう片方のバンクの高圧デリバリパイプ112に接続される。V型バンクの片方のバンクの高圧デリバリパイプ112ともう片方のバンクの高圧デリバリパイプ112とは、高圧連通パイプ520により接続される。
高圧デリバリパイプ112に設けられたリリーフバルブ114は、高圧デリバリリターンパイプ610を介して高圧燃料ポンプリターンパイプ600に接続される。高圧燃料ポンプ200および高圧燃料ポンプ300のリターン口は、高圧燃料ポンプリターンパイプ600に接続される。高圧燃料ポンプリターンパイプ600は、リターンパイプ620およびリターンパイプ630に接続され、燃料タンクに接続される。
図2に、図1の第1の高圧燃料ポンプ200付近の拡大図を示す。第2の高圧燃料ポンプ300も同様であるがカムの位相が異なり吐出タイミングの位相をずらして脈動の発生を抑制している。また、第1の高圧燃料ポンプ200と第2の高圧燃料ポンプ300の特性は、同じでも異なってもよい。以下の説明では、第1の高圧燃料ポンプ200の吐出能力および第2の高圧燃料ポンプ300の吐出能力は、仕様上同じであるが、それぞれの個体差により、制御特性は異なる。
高圧燃料ポンプ200は、カム210で駆動され上下に摺動するポンププランジャ-2
06と、電磁スピル弁202とリーク機能付きチェックバルブ204とを主な構成部品としている。
カム210によりポンププランジャー206が下方向に移動しているときであって電磁スピル弁202が開いているときに燃料が導入され(吸い込まれ)、カム210によりポンププランジャー206が上方向に移動しているときに電磁スピル弁202を閉じるタイミングを変更して、高圧燃料ポンプ200から吐出される燃料量を制御する。ポンププランジャー206が上方向に移動している加圧行程中における電磁スピル弁202を閉じる時期が早いほど多くの燃料が吐出され、遅いほど少ない燃料が吐出される。この最も多く吐出される場合の電磁スピル弁202の駆動デューティを100%とし、この最も少なく吐出される場合の電磁スピル弁202の駆動デューティを0%としている。電磁スピル弁202の駆動デューティが0%の場合には、電磁スピル弁202は閉じることなく開いたままの状態になり、第1のカム210が回転している限り(エンジンが回転している限り)ポンププランジャー206は上下方向に摺動するが、電磁スピル弁202が閉じないので、燃料は加圧されない。
加圧された燃料は、リーク機能付きチェックバルブ204(設定圧60kPa程度)を押し開けて第1の高圧デリバリ連通パイプ500を介して高圧デリバリパイプ112へ圧送される。このとき、高圧デリバリパイプ112に設けられた燃圧センサ113により検知された燃圧がフィードバック制御される。また、前述の通り、V型の一方のバンクの高圧デリバリパイプ112と他方のバンクの高圧デリバリパイプ112とは、高圧連通パイプ520により連通している。燃圧センサ113は、たとえば、0.1MPa(100kPa)〜20MPaが測定レンジである。この燃圧センサ113は、高圧側で精度が高く、低圧側で真の値からのずれ(誤差)を多く含む傾向を有する。
リーク機能付きチェックバルブ204は、通常のチェックバルブ204に細孔を設けたものであって、常時その細孔は開いている。このため、第1の高圧デリバリ連通パイプ500内の燃料の圧力よりも第1の高圧燃料ポンプ200(ポンププランジャー206)側の燃料の圧力が低くなると(たとえば電磁スピル弁202が開いたまま、エンジンが停止してカム210が停止)、この細孔を通って第1の高圧デリバリ連通パイプ500内の高圧燃料が高圧燃料ポンプ200側に戻ってきて高圧デリバリ連通パイプ500および高圧デリバリパイプ112内の燃料の圧力が低下する。これにより、たとえば、エンジン停止時には高圧デリバリパイプ112内の燃料が高圧でなくなり、筒内噴射用インジェクタ110からの燃料漏れを回避できる。
エンジンECUは、最終燃料噴射量に基づき筒内噴射用インジェクタ110を駆動制御し、筒内噴射用インジェクタ110から噴射される燃料の量を制御する。こうした筒内噴射用インジェクタ110から噴射される燃料の量(燃料噴射量)は、高圧デリバリパイプ112内の燃料圧力(燃圧)と燃料噴射時間によって定まるため、燃料噴射量を適正にするためには燃圧を適正な値に維持する必要がある。従って、エンジンECUは、燃圧センサからの検出信号に基づき求められる燃圧がエンジン運転状態に応じて設定される目標燃圧に近づくよう、高圧燃料ポンプ200の燃料吐出量をフィードバック制御して燃圧Pを適正値に維持する。なお、高圧燃料ポンプ200の燃料吐出量は、後述するデューティ比DTに基づき電磁スピル弁の閉弁期間(閉弁開始時期)を調整することによってフィードバック制御される。
ここで、高圧燃料ポンプ200の燃料吐出量(電磁スピル弁202の閉弁開始時期)を制御するための制御量であるデューティ比DTについて説明する。このデューティ比DTは、0〜100%という値の間で変化する値であって、電磁スピル弁202の閉弁期間に対応するカム210のカム角度に関係した値である。すなわち、このカム角度に関して、電磁スピル弁202の最大閉弁期間に対応したカム角度(最大カム角度)を「θ(0)」とし、同閉弁期間の目標値に対応するカム角度(目標カム角度)を「θ」とすると、デューティ比DTは、最大カム角度θ(0)に対する目標カム角度θの割合を示すものということになる。従って、デューティ比DTは、目標とする電磁スピル弁202の閉弁期間(閉弁開始時期)が最大閉弁期間に近づくほど100%に近い値とされ、目標とする閉弁期間が「0」に近づくほど0%に近い値とされるようになる。
デューティ比DTが100%に近づくほど、デューティ比DTに基づき調整される電磁スピル弁202の閉弁開始時期は早められ、電磁スピル弁202の閉弁期間は長くなる。その結果、高圧燃料ポンプ200の燃料吐出量が増加して燃圧Pが上昇するようになる。また、デューティ比DTが0%に近づくほど、デューティ比DTに基づき調整される電磁スピル弁202の閉弁開始時期は遅らされ、電磁スピル弁202の閉弁期間は短くなる。その結果、高圧燃料ポンプ200の燃料吐出量が減少して燃圧Pが低下するようになる。
このように制御可能な高圧燃料ポンプ200,300を用いて、エンジンECUは、予め定められたエンジン運転状態において、高圧燃料ポンプ200,300へデューティ比DT=0%の指令信号を送信して、高圧燃料ポンプ200,300を停止させて、フィードポンプ100により供給された燃圧(400kPa)で筒内噴射用インジェクタ110から燃料を噴射する。このとき、吸気通路噴射用インジェクタ120により燃料を噴射してもよいし、噴射しなくてもよい。また、予め定められたエンジン運転状態とは、エンジン始動時やアイドル運転時である。
図3を参照して、本実施の形態に係る制御装置であるエンジンECUで実行されるプログラムの制御構造について説明する。
ステップ(以下、ステップをSと略す。)100にて、エンジンECUは、このエンジンの設定フィード圧P(0)(プレッシャーレギュレータ102の設定圧である400kPaに対応する)を検知する。
S110にて、エンジンECUは、高圧燃料ポンプ200,300の停止条件が成立したか否かを判断する。たとえば、以下の説明では、エンジンのアイドル運転時には高圧燃料ポンプ200,300を停止させるとして説明する。なお、エンジン始動後の予め定められた時間の間を高圧燃料ポンプ200,300の停止するとしてもよい。高圧燃料ポンプ200,300の停止条件が成立すると(S110にてYES)、処理はS120へ移される。もしそうでないと(S110にてNO)、処理はS150へ移される。
S120にて、エンジンECUは、高圧燃料ポンプ200,300の停止指令信号を出力する。具体的には、電磁スピル弁のデューティ比DTが0%である制御信号を出力する。
S130にて、エンジンECUは、燃圧センサ113から入力された信号に基づいてフィード圧P(1)を検知する。このとき、高圧燃料ポンプ200,300が停止しているので、高圧デリバリパイプ112にはフィードポンプ100にて加圧されプレッシャーレギュレータ102で400kPaに調圧された燃料が供給されている。
S140にて、エンジンECUは、設定フィード圧P(0)(=400kPa)と、検知フィード圧P(1)とから、燃圧センサ113のフィード圧学習値を算出する。すなわち、燃圧センサ113が設けられた高圧デリバリパイプ112には400kPaの燃料が供給されている。このため、燃圧センサ113が検知した検知フィード圧P(1)が真の値であるP(0)(=400kPa)に対してどの程度ずれているのかを判定して、そのずれ量を学習値として算出する。たとえば、この燃圧センサ113はフルレンジである20MPaで真の値とのずれが0であると想定して、フィード圧である400kPaで100kPa(=0.1MPa)ずれているとすると、その間(20MPa〜400kPa)を線形補間して補正するような学習値を算出する。
S150にて、エンジンECUは、燃圧センサ113から入力された信号に基づいて高圧デリバリパイプ112内の燃圧P(2)を検知する。このとき、高圧燃料ポンプ200,300が作動しているので、高圧デリバリパイプ112には高圧燃料ポンプ200,300にて最高13MPa程度まで加圧された燃料が供給されている。
S160にて、エンジンECUは、検知した高圧デリバリパイプ112内の燃圧P(2)が予め定められたしきい値よりも大きいか否かを判断する。たとえば、このしきい値は、400kPaと13MPaとの間のに適宜設定される。高圧デリバリパイプ112内の燃圧P(2)が予め定められたしきい値よりも大きいと(S160にてYES)、処理はS170へ移される。もしそうでないと(S160にてNO)、処理はS180へ移される。
S170にて、エンジンECUは、十分に高圧であって、燃圧センサ113の測定精度が十分に高いと判断できるので、燃圧センサ113により検知した燃圧P(2)を用いて燃圧補正係数を算出する。
S180にて、エンジンECUは、十分に高圧ではなく、燃圧センサ113の測定精度が十分に高いとはいえないと判断して、フィード圧学習値を用いて燃圧補正係数を算出する。
S190にて、エンジンECUは、算出された燃圧補正係数を用いて、筒内噴射用インジェクタ110からの燃料噴射量を補正する。このとき、算出された燃圧補正係数を用いることにより、特に、低圧側において燃圧センサ113の測定値には誤差が含まれていても、真の燃圧に近い燃圧を用いて、筒内噴射用インジェクタ110からの燃料噴射量を補正することができる。
以上のような構造およびフローチャートに基づく、本実施の形態に係る制御装置であるエンジンECUにより制御される内燃機関の動作について説明する。
このエンジンの設定フィード圧P(0)が検知され、エンジンがアイドル状態になると高圧燃料ポンプ200,300の停止条件が成立する(S110にてYES)。高圧燃料ポンプ200,300が停止して(S120)、燃圧センサ113で高圧デリバリパイプ内112内の燃圧(フィード圧)P(1)が検知される(S130)。プレッシャーレギュレータ102に設定されたフィード圧である400kPa(=P(0))と検知されたフィード圧P(1)とに基づいて、燃圧センサ113のフィード圧学習値が算出される(S140)。
このときの状態を図4を用いて説明する。図4に真の燃圧値と燃圧センサ113の指示値(実線)とを示す。この燃圧センサ113は、0.1MPa〜20MPaが測定レンジであって高圧側で誤差が小さく、低圧側で誤差が大きい特性を有する。また、この燃圧センサ113は、低圧側において真の燃圧値よりも、高い指示値が検知される。なお、低い指示値が検知される場合を図4に点線で示す。
図4に示すように、燃圧センサ113の指示値が低圧側で大きな誤差を含む場合であっても、高圧燃料ポンプ200,300を停止させるアイドル運転時においては、燃圧センサ113に検知される燃圧値はフィード圧である400kPaである。このため、図4の矢印で示すように、S130にて検知した燃圧P(1)が設定フィード圧であるP(0)(=400kPa)になるように、測定レンジの全域で線形補間できるような学習値を算出する。
たとえばアクセルペダルが踏まれてアイドル状態ではなくなり、高圧燃料ポンプ200,300が作動を開始すると(S110にてNO)、燃圧センサ113により検知された燃圧を用いて、高圧燃料ポンプ200,300がフィードバック制御されたり、筒内噴射用インジェクタ110からの燃料噴射量が補正される(S180)。
このときに、高圧デリバリパイプ112内の燃圧が十分に高くない場合には(S160にてNO)、燃圧センサ113が検知した燃圧値をフィード学習値を用いて真の燃圧値に近づける。この真の燃圧値に近い値(または真の燃圧値そのもの)を用いて、燃圧補正係数が算出される(S170)。
一方、高圧デリバリパイプ112内の燃圧が十分に高い場合には(S160にてYES)、燃圧センサ113が検知した燃圧値が真の燃圧値に十分に近いので燃圧センサ113により検知された燃圧P(2)を用いて、燃圧補正係数が算出される。
すなわち、アイドル運転状態等においては、高圧燃料ポンプを停止させて、その停止時において、燃圧センサの較正のためのフィード学習値を算出しておいて、高圧燃料ポンプが作動したときに、十分に高い燃圧でない領域においては、このフィード学習値で較正された燃圧値を用いて燃圧補正係数が算出される。
このようにすると、高圧燃料ポンプ200,300の停止により筒内噴射用インジェクタ110に供給される高圧デリバリパイプ112内の燃料の圧力がフィード圧まで低下するので、このときに燃圧センサ113により検知された燃圧がフィード圧に一致するように較正できるようにフィード圧学習値を算出しておく。高圧燃料ポンプ200,300が作動した場合であっても、低めの燃圧である場合には、このフィード学習値を用いて筒内噴射用インジェクタ110の燃料噴射量を補正するための燃圧補正係数を算出する。
以上のようにして、本実施の形態に係る制御装置であるエンジンECUによると、たとえばアイドル運転時において、筒内噴射用インジェクタに高圧燃料を供給する高圧燃料ポンプを停止させて、フィードポンプから供給された燃料の圧力を燃圧センサで検知して、検知された燃圧値がフィード圧になるように、燃圧センサの測定レンジにおいて燃圧センサを線形補間により較正することができる。
<変形例>
以下、本実施の形態の変形例について説明する。なお、本変形例においては、前述の実施の形態に係るエンジンECUで実行されるプログラムとは異なるプログラムを実行するエンジンECUであることが異なる。また、高圧デリバリパイプ112内の燃圧を検知する低圧用燃圧センサを加えて備える。それ以外は、前述の第1の実施の形態と同じである。したがってそれらについて(図1および図2)の詳細な説明は繰り返さない。
図5を参照して、本変形例に係るエンジンECUで実行されるプログラムの制御構造について説明する。図5に示すフローチャートの中で図3に示したフローチャートと同じ処理については同じステップ番号を付してある。それらの処理は同じである。したがって、それらについての詳細な説明は繰り返さない。
図5に示すように、本変形例に係るエンジンECUで実行されるプログラムは、図3のS130およびS140の処理がなく、図3のS180の処理に代えてS280の処理が行なわれる。
S280にて、エンジンECUは、十分に高圧ではなく、燃圧センサ113の測定精度が十分に高いとはいえないと判断して、高圧デリバリパイプ112内の燃圧を検知する低圧用燃圧センサを用いて燃圧補正係数を算出する。
すなわち、高圧デリバリパイプ112内の燃圧が十分に高くないときには、この燃圧センサ113の精度が高いとはいえないので(たとえばこの燃圧センサ113の測定レンジは0.1MPa〜20MPaであって、6MPa以上の測定精度が高いとする)、低圧用燃圧センサ(たとえば、測定レンジが1MPa〜6MPa程度)を用いて検知した燃圧を用いて筒内噴射用インジェクタ110の燃料噴射量を補正するための燃圧補正係数を算出することができる。
<この制御装置が適用されるに適したエンジン(その1)>
以下、本実施の形態に係る制御装置が適用されるに適したエンジン(その1)について説明する。
図6および図7を参照して、エンジンの運転状態に対応させた情報である、筒内噴射用インジェクタ110と吸気通路噴射用インジェクタ120との噴き分け比率(以下、DI比率(r)とも記載する。)を表わすマップについて説明する。これらのマップは、エンジンECUのROMに記憶される。図6は、エンジンの温間用マップであって、図7は、エンジンの冷間用マップである。
図6および図7に示すように、これらのマップは、エンジンの回転数を横軸にして、負荷率を縦軸にして、筒内噴射用インジェクタ110の分担比率がDI比率rとして百分率で示されている。
図6および図7に示すように、エンジンの回転数と負荷率とに定まる運転領域ごとに、DI比率rが設定されている。「DI比率r=100%」とは、筒内噴射用インジェクタ110からのみ燃料噴射が行なわれる領域であることを意味し、「DI比率r=0%」とは、吸気通路噴射用インジェクタ120からのみ燃料噴射が行なわれる領域であることを意味する。「DI比率r≠0%」、「DI比率r≠100%」および「0%<DI比率r<100%」とは、筒内噴射用インジェクタ110と吸気通路噴射用インジェクタ120とで燃料噴射が分担して行なわれる領域であることを意味する。なお、概略的には、筒内噴射用インジェクタ110は、出力性能の上昇に寄与し、吸気通路噴射用インジェクタ120は、混合気の均一性に寄与する。このような特性の異なる2種類のインジェクタを、エンジンの回転数と負荷率とで使い分けることにより、エンジンが通常運転状態(たとえば、アイドル時の触媒暖気時が、通常運転状態以外の非通常運転状態の一例であるといえる)である場合には、均質燃焼のみが行なわれるようにしている。
さらに、これらの図6および図7に示すように、温間時のマップと冷間時のマップとに分けて、筒内噴射用インジェクタ110と吸気通路噴射用インジェクタ120のDI分担率rを規定した。エンジンの温度が異なると、筒内噴射用インジェクタ110および吸気通路噴射用インジェクタ120の制御領域が異なるように設定されたマップを用いて、エンジンの温度を検知して、エンジンの温度が予め定められた温度しきい値以上であると図6の温間時のマップを選択して、そうではないと図7に示す冷間時のマップを選択する。それぞれ選択されたマップに基づいて、エンジンの回転数と負荷率とに基づいて、筒内噴射用インジェクタ110および/または吸気通路噴射用インジェクタ120を制御する。
図6および図7に設定されるエンジンの回転数と負荷率について説明する。図6のNE(1)は2500〜2700rpmに設定され、KL(1)は30〜50%、KL(2)は60〜90%に設定されている。また、図7のNE(3)は2900〜3100rpmに設定されている。すなわち、NE(1)<NE(3)である。その他、図6のNE(2)や、図7のKL(3)、KL(4)も適宜設定されている。
図6および図7を比較すると、図6に示す温間用マップのNE(1)よりも図7に示す冷間用マップのNE(3)の方が高い。これは、エンジンの温度が低いほど、吸気通路噴射用インジェクタ120の制御領域が高いエンジン回転数の領域まで拡大されるということを示す。すなわち、エンジンが冷えている状態であるので、(たとえ、筒内噴射用インジェクタ110から燃料を噴射しなくても)筒内噴射用インジェクタ110の噴口にデポジットが堆積しにくい。このため、吸気通路噴射用インジェクタ120を使って燃料を噴射する領域を拡大するように設定され、均質性を向上させることができる。
図6および図7を比較すると、エンジンの回転数が、温間用マップにおいてはNE(1)以上の領域において、冷間用マップにおいてはNE(3)以上の領域において、「DI比率r=100%」である。また、負荷率が、温間用マップにおいてはKL(2)以上の領域において、冷間用マップにおいてはKL(4)以上の領域において、「DI比率r=100%」である。これは、予め定められた高エンジン回転数領域では筒内噴射用インジェクタ110のみが使用されること、予め定められた高エンジン負荷領域では筒内噴射用インジェクタ110のみが使用されるということを示す。すなわち、高回転領域や高負荷領域においては、筒内噴射用インジェクタ110のみで燃料を噴射しても、エンジンの回転数や負荷が高く吸気量が多いので筒内噴射用インジェクタ110のみでも混合気を均質化しやすいためである。このようにすると、筒内噴射用インジェクタ110から噴射された燃料は燃焼室内で気化潜熱を伴い(燃焼室から熱を奪い)気化される。これにより、圧縮端での混合気の温度が下がる。これにより対ノッキング性能が向上する。また、燃焼室の温度が下がるので、吸入効率が向上し高出力が見込める。
図6に示す温間用マップでは、負荷率KL(1)以下では、筒内噴射用インジェクタ110のみが用いられる。これは、エンジンの温度が高いときであって、予め定められた低負荷領域では筒内噴射用インジェクタ110のみが使用されるということを示す。これは、温間時においてはエンジンが暖まった状態であるので、筒内噴射用インジェクタ110の噴口にデポジットが堆積しやすい。しかしながら、筒内噴射用インジェクタ110を使って燃料を噴射することにより噴口温度を低下させることができるので、デポジットの堆積を回避することも考えられ、また、筒内噴射用インジェクタの最小燃料噴射量を確保して、筒内噴射用インジェクタ110を閉塞させないことも考えられ、このために、筒内噴射用インジェクタ110を用いた領域としている。
図6および図7を比較すると、図7の冷間用マップにのみ「DI比率r=0%」の領域が存在する。これは、エンジンの温度が低いときであって、予め定められた低負荷領域(KL(3)以下)では吸気通路噴射用インジェクタ120のみが使用されるということを示す。これはエンジンが冷えていてエンジンの負荷が低く吸気量も低いため燃料が霧化しにくい。このような領域においては筒内噴射用インジェクタ110による燃料噴射では良好な燃焼が困難であるため、また、特に低負荷および低回転数の領域では筒内噴射用インジェクタ110を用いた高出力を必要としないため、筒内噴射用インジェクタ110を用いないで、吸気通路噴射用インジェクタ120のみを用いる。
また、通常運転時以外の場合、エンジンがアイドル時の触媒暖気時の場合(非通常運転状態であるとき)、成層燃焼を行なうように筒内噴射用インジェクタ110が制御される。このような触媒暖気運転中にのみ成層燃焼させることで、触媒暖気を促進させ、排気エミッションの向上を図る。
<この制御装置が適用されるに適したエンジン(その2)>
以下、本実施の形態に係る制御装置が適用されるに適したエンジン(その2)について説明する。なお、以下のエンジン(その2)の説明において、エンジン(その1)と同じ説明については、ここでは繰り返さない。
図8および図9を参照して、エンジンの運転状態に対応させた情報である、筒内噴射用インジェクタ110と吸気通路噴射用インジェクタ120との噴き分け比率を表わすマップについて説明する。これらのマップは、エンジンECUのROMに記憶される。図8は、エンジンの温間用マップであって、図9は、エンジンの冷間用マップである。
図8および図9を比較すると、以下の点で図6および図7と異なる。エンジンの回転数が、温間用マップにおいてはNE(1)以上の領域において、冷間用マップにおいてはNE(3)以上の領域において、「DI比率r=100%」である。また、負荷率が、温間用マップにおいては低回転数領域を除くKL(2)以上の領域において、冷間用マップにおいては低回転数領域を除くKL(4)以上の領域において、「DI比率r=100%」である。これは、予め定められた高エンジン回転数領域では筒内噴射用インジェクタ110のみが使用されること、予め定められた高エンジン負荷領域では筒内噴射用インジェクタ110のみが使用される領域が多いことを示す。しかしながら、低回転数領域の高負荷領域においては、筒内噴射用インジェクタ110から噴射された燃料により形成される混合気のミキシングが良好ではなく、燃焼室内の混合気が不均質で燃焼が不安定になる傾向を有する。このため、このような問題が発生しない高回転数領域へ移行するに伴い筒内噴射用インジェクタの噴射比率を増大させるようにしている。また、このような問題が発生する高負荷領域へ移行するに伴い筒内噴射用インジェクタ110の噴射比率を減少させるようにしている。これらのDI比率rの変化を図8および図9に十字の矢印で示す。このようにすると、燃焼が不安定であることに起因するエンジンの出力トルクの変動を抑制することができる。なお、これらのことは、予め定められた低回転数領域へ移行するに伴い筒内噴射用インジェクタ110の噴射比率を減少させることや、予め定められた低負荷領域へ移行するに伴い筒内噴射用インジェクタ110の噴射比率を増大させることと、略等価であることを確認的に記載する。また、このような領域(図8および図9で十字の矢印が記載された領域)以外の領域であって筒内噴射用インジェクタ110のみで燃料を噴射している領域(高回転側、低負荷側)においては、筒内噴射用インジェクタ110のみでも混合気を均質化しやすい。このようにすると、筒内噴射用インジェクタ110から噴射された燃料は燃焼室内で気化潜熱を伴い(燃焼室から熱を奪い)気化される。これにより、圧縮端での混合気の温度が下がる。これにより対ノッキング性能が向上する。また、燃焼室の温度が下がるので、吸入効率が向上し高出力が見込める。
なお、図6〜図9を用いて説明したこのエンジンにおいては、均質燃焼は筒内噴射用インジェクタ110の燃料噴射タイミングを吸気行程とすることにより、成層燃焼は筒内噴射用インジェクタ110の燃料噴射タイミングを圧縮行程とすることにより実現できる。すなわち、筒内噴射用インジェクタ110の燃料噴射タイミングを圧縮行程とすることで、点火プラグ周りにリッチ混合気が偏在させることにより燃焼室全体としてはリーンな混合気に着火する成層燃焼を実現することができる。また、筒内噴射用インジェクタ110の燃料噴射タイミングを吸気行程としても点火プラグ周りにリッチ混合気を偏在させることができれば、吸気行程噴射であっても成層燃焼を実現できる。
また、ここでいう成層燃焼には、成層燃焼と以下に示す弱成層燃焼の双方を含むものである。弱成層燃焼とは、吸気通路噴射用インジェクタ120を吸気行程で燃料噴射して燃焼室全体にリーンで均質な混合気を生成して、さらに筒内噴射用インジェクタ110を圧縮行程で燃料噴射して点火プラグ周りにリッチな混合気を生成して、燃焼状態の向上を図るものである。このような弱成層燃焼は触媒暖気時に好ましい。これは、以下の理由による。すなわち、触媒暖気時には高温の燃焼ガスを触媒に到達させるために点火時期を大幅に遅角させ、かつ良好な燃焼状態(アイドル状態)を維持する必要がある。また、ある程度の燃料量を供給する必要がある。これを成層燃焼で行なおうとしても燃料量が少ないという問題があり、これを均質燃焼で行なおうとしても良好な燃焼を維持するために遅角量が成層燃焼に比べて小さいという問題がある。このような観点から、上述した弱成層燃焼を触媒暖気時に用いることが好ましいが、成層燃焼および弱成層燃焼のいずれであっても構わない。
また、図6〜図9を用いて説明したエンジンにおいては、筒内噴射用インジェクタ110による燃料噴射のタイミングは、以下のような理由により、圧縮行程で行なうことが好ましい。ただし、上述したエンジンは、基本的な大部分の領域には(触媒暖気時にのみに行なわれる、吸気通路噴射用インジェクタ120を吸気行程噴射させ、筒内噴射用インジェクタ110を圧縮行程噴射させる弱成層燃焼領域以外を基本的な領域という)、筒内噴射用インジェクタ110による燃料噴射のタイミングは、吸気行程である。しかしながら、以下に示す理由があるので、燃焼安定化を目的として一時的に筒内噴射用インジェクタ110の燃料噴射タイミングを圧縮行程噴射とするようにしてもよい。
筒内噴射用インジェクタ110からの燃料噴射時期を圧縮行程中とすることで、筒内温度がより高い時期において、燃料噴射により混合気が冷却される。冷却効果が高まるので、対ノック性を改善することができる。さらに、筒内噴射用インジェクタ110からの燃料噴射時期を圧縮行程中とすると、燃料噴射から点火時期までの時間が短いことから噴霧による気流の強化を実現でき、燃焼速度を上昇させることができる。これらの対ノック性の向上と燃焼速度の上昇とから、燃焼変動を回避して、燃焼安定性を向上させることができる。
さらに、エンジンの温度によらず(すなわち、温間時および冷間時のいずれの場合であっても)、オフアイドル時(アイドルスイッチがオフの場合、アクセルペダルが踏まれている場合)には、図6または図8に示す温間用マップを用いるようにしてもよい(冷間温間を問わず、低負荷領域において筒内噴射用インジェクタ110を用いる)。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
本発明の実施の形態に係る制御装置により制御されるガソリンエンジンの燃料供給システムの全体概要図である。 図1の部分拡大図である。 エンジンECUで実行されるプログラムの制御構造を示すフローチャートである。 真の燃圧値と燃圧センサによる検知値との関係を示す図である。 変形例に係るエンジンECUで実行されるプログラムの制御構造を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態に係る制御装置が適用されるに好適なエンジンの温間時のDI比率マップを表わす図(その1)である。 本発明の実施の形態に係る制御装置が適用されるに好適なエンジンの冷間時のDI比率マップを表わす図(その1)である。 本発明の実施の形態に係る制御装置が適用されるに好適なエンジンの温間時のDI比率マップを表わす図(その2)である。 本発明の実施の形態に係る制御装置が適用されるに好適なエンジンの冷間時のDI比率マップを表わす図(その2)である。
符号の説明
10 燃料供給システム、100 フィードポンプ、102 プレッシャーレギュレータ、110 筒内噴射用インジェクタ、112 高圧デリバリパイプ、113 燃圧センサ、114 リリーフバルブ、120 吸気通路噴射用インジェクタ、122 低圧デリバリパイプ、200 第1の高圧燃料ポンプ、202 電磁スピル弁、204 リーク機能付きチェックバルブ、206 ポンププランジャー、210 第1のカム、220 第1のパルセーションダンパー、300 第2の高圧燃料ポンプ、310 第2のカム、320 第2のパルセーションダンパー、400 低圧供給パイプ、410 第1の低圧デリバリ連通パイプ、420 ポンプ供給パイプ、430 第2の低圧デリバリ連通パイプ、500 第1の高圧デリバリ連通パイプ、510 第2の高圧デリバリ連通パイプ、520 高圧連通パイプ、600 高圧燃料ポンプリターンパイプ、610 高圧デリバリリターンパイプ、620,630 リターンパイプ。

Claims (8)

  1. 予め定められた範囲で燃料の圧力を変化させることができる内燃機関の燃料圧力の制御装置であって、
    少なくとも前記予め定められた範囲を測定可能な範囲として、燃料噴射手段に供給される燃料の圧力を検知するための検知手段と、
    前記検知手段により検知された燃料の圧力値を真の燃料の圧力値に較正するための制御手段とを含み、
    前記検知手段は、前記予め定められた範囲の上限側で検知精度が高く、下限側で検知精度が低く、
    前記制御手段は、前記予め定められた範囲の下限側の圧力であって、かつ、その圧力値が既知である圧力を前記検知手段により検知した値と、前記既知の値とに基づいて、前記検知手段を較正するための手段を含む、内燃機関の燃料圧力の制御装置。
  2. 燃料タンクから燃料噴射手段に予め定められた圧力の燃料を供給する低圧ポンプと、前記低圧ポンプと前記燃料噴射手段との間に設けられ、供給された燃料の圧力を上昇させる高圧ポンプとを含む内燃機関の燃料圧力の制御装置であって、
    前記内燃機関の運転状態を検知するための検知手段と、
    前記内燃機関が予め定められた運転状態であることが検知されると、前記高圧ポンプによる燃料の圧力の上昇を停止させるとともに、前記低圧ポンプから吐出される燃料を前記燃料噴射手段に供給するように、前記高圧ポンプおよび前記低圧ポンプを制御するための手段と、
    前記高圧ポンプにより前記燃料噴射手段に供給される燃料の圧力以上の圧力を上限とし、および、前記低圧ポンプにより前記燃料噴射手段に供給される燃料の圧力以下の圧力を下限として、燃料の圧力を検知するための検知手段と、
    前記検知手段により検知された燃料の圧力値を真の燃料の圧力値に較正するための制御手段とを含み、
    前記制御手段は、前記高圧ポンプが停止されたときに前記低圧ポンプから吐出される燃料の圧力を前記検知手段により検知した値および前記予め定められた圧力に基づいて、前記検知手段を較正するための手段を含む、内燃機関の燃料圧力の制御装置。
  3. 前記低圧ポンプはフィードポンプであって、
    前記予め定められた圧力は、プレッシャーレギュレータにより前記予め定められた圧力に設定されたフィード圧である、請求項2に記載の内燃機関の燃料圧力の制御装置。
  4. 前記内燃機関が予め定められた運転状態は、アイドル運転状態である、請求項2または3に記載の内燃機関の燃料圧力の制御装置。
  5. 前記制御手段は、線形補間することにより、前記検知手段を較正するための手段を含む、請求項1〜4のいずれかに記載の内燃機関の燃料圧力の制御装置。
  6. 前記制御手段は、前記高圧ポンプが停止されたときに前記低圧ポンプから吐出される燃料の圧力を前記検知手段により検知した値および前記予め定められた圧力の差と、前記高圧ポンプが作動しているときに前記高圧ポンプから吐出される燃料の圧力を前記検知手段により検知した値とに基づいて、線形補間することにより、前記検知手段を較正するための手段を含む、請求項2〜4のいずれかに記載の内燃機関の燃料圧力の制御装置。
  7. 前記燃料噴射手段は、筒内に燃料を噴射するための第1の燃料噴射手段であって、
    前記内燃機関は、吸気通路内に燃料を噴射するための第2の燃料噴射手段をさらに含む、請求項1〜6のいずれかに記載の内燃機関の燃料圧力の制御装置。
  8. 前記第1の燃料噴射手段は、筒内噴射用インジェクタであって、
    前記第2の燃料噴射手段は、吸気通路用インジェクタである、請求項7に記載の内燃機関の燃料圧力の制御装置。
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