JP5630280B2 - 車載内燃機関制御装置 - Google Patents

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    • F02D41/04Introducing corrections for particular operating conditions
    • F02D41/08Introducing corrections for particular operating conditions for idling

Description

本発明は、吸気ポート内に燃料を噴射するポート噴射弁と、気筒内に燃料を直接噴射する筒内噴射弁とを備える内燃機関に適用され、各噴射弁から噴射される燃料の吹き分け率を制御する制御部を備える車載内燃機関制御装置に関する。
従来、この種の車載内燃機関制御装置としては、例えば特許文献1に記載のものが知られている。特許文献1に記載の技術では、各噴射弁から噴射される燃料の吹き分け比率を以下のように制御している。すなわち、内燃機関が冷間状態であるアイドル運転時には、ポート噴射弁のみから燃料を噴射するようにしている。これは、筒内温度が低く吸気量も少ないために噴射された燃料が霧化しにくく、筒内噴射弁から噴射された燃料の良好な燃焼が得にくいためである。一方、内燃機関が温間状態であるアイドル運転時には、ポート噴射弁からは燃料噴射を行なわず、筒内噴射弁のみから燃料を噴射するようにしている。
また、アイドル運転時においてポート噴射弁のみからの燃料噴射が継続され、筒内噴射弁からの燃料噴射が行なわれない状態で、機関運転に伴って機関温度が上昇すると、或いは機関温度が高い状態であると、筒内噴射弁の噴孔にデポジットが堆積するようになる。そこで、特許文献1に記載の技術では、筒内噴射弁に堆積しているデポジット量を推定し、デポジット堆積量が所定量よりも大きくなった場合に、ポート噴射弁からの燃料噴射を停止し、筒内噴射弁からの燃料噴射を行なうことで、筒内噴射弁に堆積しているデポジットの除去を図るようにしている。
尚、特許文献1に記載の技術では、筒内噴射弁からの燃料噴射の継続時間が所定時間以上となると、デポジットが除去されたとして、筒内噴射弁からの燃料噴射が停止され、ポート噴射弁から燃料噴射が行なわれるようになる。これは、筒内噴射弁の駆動に伴い生じる音や振動の大きさがポート噴射弁の駆動に伴う音や振動に比べて大きいためである。
特開2006―274923号公報
ところで、こうした従来の車載内燃機関制御装置にあっては、アイドル運転時において上述したデポジットの除去を目的とするものも含め様々な要因により燃料噴射する噴射弁がポート噴射弁と筒内噴射弁との間で変更される。そのため、例えば車両が走行停止している場合に燃料噴射する噴射弁が度々変更されると、このことに起因して乗員に不快感を与えることが今回、発明者によって見出された。
尚、こうした問題は、アイドル運転時に燃料噴射する噴射弁をポート噴射弁と筒内噴射弁との間で変更するものにおいて特に顕著なものとなっているが、他に例えば各噴射弁から噴射される燃料の吹き分け比率を「0」よりも大きく且つ「1」よりも小さい範囲で変更するものにおいても、程度の差こそあれ概ね共通して生じうるものとなっている。
本発明は、こうした実情に鑑みてなされたものであり、その目的は、アイドル運転時にポート噴射弁及び筒内噴射弁から噴射される燃料の吹き分け率が変更されることに起因して乗員に不快感を与えることを抑制することのできる車載内燃機関制御装置を提供することにある。
以下、上記課題を解決するための手段及びその作用効果について記載する。
上記課題を解決するための車載内燃機関制御装置は、吸気ポート内に燃料を噴射するポート噴射弁と、気筒内に燃料を直接噴射する筒内噴射弁とを備える内燃機関に適用され、各噴射弁から噴射される燃料の吹き分け率を制御する制御部を備える車載内燃機関制御装置であって、前記制御部はアイドル運転時に前記吹き分け率の変更を禁止することをその要旨としている。
同構成によれば、アイドル運転時に各噴射弁から噴射される燃料の吹き分け率の変更が禁止される。従って、アイドル運転時にポート噴射弁及び筒内噴射弁から噴射される燃料の吹き分け率が変更されることに起因して乗員に不快感を与えることを抑制することができるようになる。
また、上記車載内燃機関制御装置の一例では、前記制御部は、アイドル運転時に燃料噴射を行なう噴射弁を機関運転状態に基づいて前記ポート噴射弁及び前記筒内噴射弁のいずれか一方に設定するとともに、同アイドル運転時に燃料噴射を行なう噴射弁がそのとき設定されている噴射弁から他の噴射弁に変更されることを禁止する。この場合、アイドル運転時に燃料噴射を行なう噴射弁が変更されることに起因して乗員に不快感を与えることを抑制することができるようになる。
また、上記車載内燃機関制御装置の一例では、前記筒内噴射弁のデポジット堆積量を推定する推定部を備え、前記制御部は、アイドル運転時に燃料噴射を行なう噴射弁として前記ポート噴射弁が設定されているとき、前記デポジット堆積量が所定量よりも大きくなった場合には燃料噴射を行なう噴射弁が前記ポート噴射弁から前記筒内噴射弁に変更されることを許容する一方、当該変更後に燃料噴射を行なう噴射弁が前記ポート噴射弁に変更されることを禁止する。
アイドル運転時においてポート噴射弁のみからの燃料噴射が継続され、筒内噴射弁からの燃料噴射が行なわれない状態で、機関運転に伴って機関温度が上昇すると、或いは機関温度が高い状態であると、筒内噴射弁の噴孔にデポジットが堆積するようになる。そこで、筒内噴射弁に堆積しているデポジット量を推定し、デポジット堆積量が所定量よりも大きくなった場合に、ポート噴射弁からの燃料噴射を停止し、筒内噴射弁からの燃料噴射を行なうことで、筒内噴射弁に堆積しているデポジットの除去を図ることが望ましい。
ただし、このようなデポジットの除去を目的とした燃料噴射弁の変更を禁止すると、筒内噴射弁のデポジットを除去することができなくなる。
上記構成によれば、アイドル運転時にポート噴射弁から燃料噴射が行なわれているとき、デポジット堆積量が所定量よりも大きくなった場合にはポート噴射弁からの燃料噴射が停止され、筒内噴射弁からの燃料噴射が行なわれるようになる。また、こうした噴射弁の変更後においては、当該アイドル運転時に燃料噴射を行なう噴射弁の変更が禁止されるようになる。従って、筒内噴射弁のデポジットを除去することができなくなる不都合を回避しつつ、噴射弁の変更に起因して乗員に不快感を与えることを抑制することができるようになる。
また、上記車載内燃機関制御装置の一例では、アイドル運転時に所定の学習実行条件が成立した場合に筒内噴射システムの空燃比学習を行なう学習部を備え、前記制御部は、アイドル運転時に燃料噴射を行なう噴射弁として前記ポート噴射弁が設定されているとき、前記所定の学習実行条件が成立した場合には燃料噴射を行なう噴射弁が前記ポート噴射弁から前記筒内噴射弁に変更されることを許容する一方、当該変更後に燃料噴射を行なう噴射弁が前記ポート噴射弁に変更されることを禁止する。
内燃機関においては混合気の空燃比をその目標値にするために空燃比フィードバック制御が行なわれる。ただし、燃料供給システムを構成する各種の部品には個体差が存在するとともに、これら部品の経時変化等によってもばらつきが生じる。そのため、こうしたばらつきによってフィードバック補正値とその基準値との間に定常的な偏差が生じ、そのままでは空燃比フィードバック制御を的確に行なうことができなくなるおそれがある。そこで、上記構成によるように、アイドル運転時に所定の学習実行条件が成立した場合に筒内噴射システムの空燃比学習制御を行なうようにすれば、こうした定常的な偏差を学習値として更新することで、筒内噴射システムによる空燃比フィードバック制御を的確に行なうことができるようになる。
ただし、このような筒内噴射システムの空燃比学習の実行を目的とした燃料噴射弁の変更を禁止すると、筒内噴射システムの空燃比学習の実行機会が減少し、筒内噴射システムによる空燃比フィードバック制御を的確に行なうことができなくなるおそれがある。
上記構成によれば、アイドル運転時に燃料噴射を行なう噴射弁としてポート噴射弁が設定されているとき、所定の学習実行条件が成立した場合にはポート噴射弁からの燃料噴射が停止され、筒内噴射弁からの燃料噴射が行なわれるようになる。また、こうした噴射弁の変更後においては、当該アイドル運転時に燃料噴射を行なう噴射弁の変更が禁止されるようになる。従って、筒内噴射システムの空燃比学習の実行機会を確保しつつ、噴射弁の変更に起因して乗員に不快感を与えることを抑制することができるようになる。
本発明の一実施形態に係る車載内燃機関の電子制御装置と、その制御対象である燃料供給システムの概略構成を示す模式図。 (a),(b)は同実施形態の高圧ポンプの昇圧動作に係る作動態様を示す模式図。 同実施形態に係るアイドル運転時の筒内噴射比率設定処理の処理手順を示すフローチャート。
以下、図1〜図3を参照して、本発明に係る車載内燃機関制御装置を、車載内燃機関を統括的に制御する電子制御装置に具体化した一実施形態について説明する。
図1に、本実施形態の電子制御装置100とその制御対象である内燃機関10の燃料供給システムの構成を模式的に示す。
図1の上方に示すように、内燃機関10は6つの気筒11を備えたV型6気筒エンジンであり、吸気ポート13内に燃料を噴射するポート噴射弁14と、各気筒11内に燃料を直接噴射する筒内噴射弁12とをそれぞれ備えている。
これら各噴射弁12,14には燃料タンク21に貯留された燃料が供給される。
図1の下方に示されるように、燃料タンク21内にはフィードポンプ20が設けられている。フィードポンプ20は、電動式の燃料ポンプであり、機関運転中に所定の圧力にて燃料を吐出する。フィードポンプ20には、供給通路41が接続されている。
供給通路41は途中で分岐しており、一方はポート噴射弁14が接続された低圧デリバリパイプ16に接続されている。そして、分岐した供給通路41の他方は高圧ポンプ30に接続されており、フィードポンプ20から吐出された燃料の一部は供給通路41を通じて高圧ポンプ30に導入される。尚、供給通路41には、フィルタ22が設けられており、燃料に含まれる細かな異物がこのフィルタ22を通じて取り除かれる。
また、供給通路41にはフィードポンプ20から吐出された燃料の一部を燃料タンク21内に戻すリターン通路23が接続されている。リターン通路23にはプレッシャレギュレータ24が設けられており、供給通路41内の燃料の圧力が所定圧力以上になるとプレッシャレギュレータ24が開放され、供給通路41内の燃料の一部が燃料タンク21に戻される。これにより、供給通路41内の燃料の圧力が過度に高くなることが抑制され、フィードポンプ20の駆動に伴って低圧デリバリパイプ16には所定の圧力にて燃料が供給されるようになる。
供給通路41を通じて高圧ポンプ30に導入された燃料は同高圧ポンプ30によって昇圧される。高圧ポンプ30の吐出側には、高圧通路42が接続されている。この高圧通路42は、筒内噴射弁12が接続された高圧デリバリパイプ15に接続されている。これにより、高圧ポンプ30によって昇圧された燃料は、高圧デリバリパイプ15内に蓄えられて筒内噴射弁12を通じて各気筒11内に直接噴射される。尚、高圧通路42の高圧ポンプ30近傍には高圧ポンプ30側から高圧デリバリパイプ15側への燃料の流動を許容する一方、高圧デリバリパイプ15側から高圧ポンプ30側への燃料の流動を禁止する逆止弁43が設けられている。この逆止弁43により、高圧デリバリパイプ15側から高圧ポンプ30側への燃料の逆流が抑制されている。
高圧デリバリパイプ15には、燃料タンク21に接続されるリリーフ通路44が接続されている。このリリーフ通路44には、高圧デリバリパイプ15内の燃料の圧力が所定の圧力以上になったときに開弁するリリーフ弁45が設けられている。これにより、高圧デリバリパイプ15内の燃料の圧力が所定の圧力以上になるとこのリリーフ弁45が開弁し、高圧デリバリパイプ15内の燃料の一部がリリーフ通路44を通じて燃料タンク21に戻される。
このように構成された本実施形態に係る内燃機関10の燃料供給システムは、内燃機関10を統括的に制御する電子制御装置100によって制御される。電子制御装置100には、機関冷却水温THWを検出する水温センサ60、機関回転速度NEを検出する回転速度センサ61、及び内燃機関10の吸入空気量GAを検出するエアフロメータ62が接続されている。また電子制御装置100には、車速SPDを検出する車速センサ63、運転者によるアクセル操作量ACCPを検出するアクセルポジションセンサ64、排気の空燃比AFを検出する空燃比センサ65等が接続されている。
電子制御装置100は、これら各種センサ60〜65から出力される信号を取り込み、各種演算処理を実行してその結果に基づいて機関各部を制御する。具体的には、機関回転速度NE及びアクセル操作量ACCPに基づいて吸気通路に設けられたスロットルバルブを制御して吸入空気量GAを調量するとともに、吸入空気量GA及び空燃比AFに基づいて燃料噴射量を設定し、筒内噴射弁12及びポート噴射弁14を制御することにより燃料噴射量を調量する。
また、機関回転速度NEと機関負荷率KLとに基づいて各噴射弁12,14から噴射する燃料噴射量の吹き分け比率を設定し、この吹き分け比率に基づいて各噴射弁12,14からそれぞれ燃料を噴射することにより、機関運転状態に応じて燃料噴射態様を変更する。尚、このとき機関運転状態によっては筒内噴射弁12のみ、またはポート噴射弁14のみから燃料を噴射することもある。
更に電子制御装置100は、筒内噴射弁12から噴射する燃料の量に応じて高圧ポンプ30から高圧デリバリパイプ15へと圧送する燃料の量を調量する。以下、図2を参照して高圧ポンプ30の構成を詳しく説明し、この圧送量の調量態様を説明する。尚、図2(a),(b)は昇圧動作に係る高圧ポンプ30の作動態様を示す模式図である。
図2(a)の中央に示されるように高圧ポンプ30はシリンダ31を有しており、このシリンダ31及びこれに内挿されたプランジャ32によって加圧室33が区画形成されている。また、プランジャ32における加圧室33と反対側の端部には、リフタ34が固定されている。このリフタ34はスプリング35の付勢力によって内燃機関10の吸気カムシャフト50に固定された駆動カム51に当接されている。これにより、プランジャ32は、吸気カムシャフト50とともに回動する駆動カム51の作用によってシリンダ31内で周期的に往復動する。
加圧室33と供給通路41とが接続される部分には、供給通路41と加圧室33との間を閉塞・開放するスピル弁36が設けられている。スピル弁36は、スプリング38によって開弁方向に付勢されている。そして、スピル弁36は、電子制御装置100からの制御指令に基づいて励磁されるソレノイド39の電磁力によってスプリング38の付勢力に抗して駆動され、閉弁される。
このように構成された高圧ポンプ30にあっては、図2(a)に示すように、駆動カム51の回転に伴ってプランジャ32が下降するときにスピル弁36が開弁される。これにより、フィードポンプ20から吐出された燃料が加圧室33に導入される。そして、図2(b)に示すように駆動カム51の回転に伴ってプランジャ32が上昇するときにスピル弁36が閉弁され、プランジャ32の上昇に伴って加圧室33内の燃料が加圧される。これにより、加圧室33内の燃料の圧力が高圧デリバリパイプ15内の燃料の圧力よりも大きくなると逆止弁43が開弁し、加圧された燃料が高圧デリバリパイプ15に供給されるようになる。
電子制御装置100は、基本的に筒内噴射弁12からの燃料噴射量に基づいてスピル弁36の閉弁時期を変更することにより、高圧デリバリパイプ15内の燃料の圧力を燃料噴射に適した圧力に保持するように高圧ポンプ30による燃料の圧送量を調量する。具体的には、筒内噴射弁12からの燃料噴射量が多くなるほど、プランジャ32が上昇する間にスピル弁36が閉弁している期間が長くなるようにスピル弁36の閉弁時期を設定する。これにより、燃料噴射量が多いときにはその分だけ多くの燃料が高圧デリバリパイプ15に圧送されるようになり、高圧デリバリパイプ15内の燃料の圧力が保持されるようになる。尚、スピル弁36を開放状態に保持した場合には、プランジャ32の上下動によって加圧室33内の燃料の圧力が増大すると供給通路41側に燃料が逆流し、プレッシャレギュレータ24から余分な燃料が燃料タンク21内に戻されるようになる。これにより、高圧ポンプ30による昇圧動作が停止され、逆止弁43が閉弁状態に保持されて高圧ポンプ30から高圧デリバリパイプ15への燃料の供給が停止される。
また、本実施形態では、空燃比センサ65により検出される排気の空燃比AFから把握される混合気の空燃比(以下、実空燃比)に基づいて筒内噴射弁12及びポート噴射弁14の燃料噴射量をフィードバック制御する、いわゆる空燃比フィードバック制御が実行される。この空燃比フィードバック制御では、実空燃比が内燃機関10の燃焼室内に形成される混合気の空燃比の目標値(以下、目標空燃比)に一致するようにこれら実空燃比と目標空燃比との乖離傾向に基づいてフィードバック補正値Kが算出される。
また、燃料供給システムを構成する各種の部品には個体差が存在するとともに、経時変化等によってばらつきが生じる。そのため、こうしたばらつきによってフィードバック補正値Kとその基準値(具体的には「1.0」)との間には定常的な偏差が生じ、そのままでは空燃比フィードバック制御を的確に行なうことができなくなるおそれがある。
そこで、本実施形態では、所定の学習実行条件が成立した場合にこうした定常的な偏差を空燃比学習値Gとして学習する空燃比学習制御が実行される。具体的には、内燃機関10の運転状態(機関回転速度NE及び機関負荷率KL)によって複数の学習領域が規定されるとともに、それら学習領域毎に空燃比学習値Gが設定されており、学習領域毎に各別に空燃比学習値の更新が実行される。それら学習領域の一つとして、内燃機関10のアイドル運転領域が設定されている。
空燃比フィードバックの実行に際しては、機関運転状態から学習領域が特定されて同学習領域に対応する空燃比学習値Gが読み込まれる。そして、フィードバック補正値K及び空燃比学習値Gによって前記目標燃料噴射量TQが以下の関係式に従って補正される。

TQ=TQ×K+GK

次に、燃料噴射量の設定態様について具体的に説明する。
先ず、吸入空気量GAに基づいて混合気の空燃比が目標空燃比(基本的には理論空燃比)になる燃料量(以下、目標燃料噴射量TQ)が算出される。また、機関回転速度NE及び機関負荷率KLに基づいて、筒内噴射弁12から噴射される燃料の比率(以下、筒内噴射比率Rd(0≦Rd≦1、Rd+Rp=1、ただし、Rpはポート噴射弁14から噴射される燃料の比率)が算出される。そして、それら目標燃料噴射量TQ及び筒内噴射比率Rdに基づいて、以下に示す関係式を満たすように、筒内噴射弁12から噴射する燃料量についての制御目標値(以下、要求燃料噴射量TQd)とポート噴射弁14から噴射する燃料量についての制御目標値(以下、要求燃料噴射量TQp)とがそれぞれ設定される。
TQd=TQ×Rd

TQp=TQ×(1−Rd)

その後、筒内噴射弁12から要求燃料噴射量TQdと同量の燃料が噴射されるように同噴射弁12の駆動が制御されるとともに、ポート噴射弁14から要求燃料噴射量TQpと同量の燃料が噴射されるように同噴射弁14の駆動が制御される。
本実施形態では、内燃機関10が高負荷高回転領域にあるときには、筒内噴射比率Rdが「1」に設定される。
また、内燃機関10が中負荷中回転領域にあるときには、機関回転速度NE及び機関負荷率KLに基づいて筒内噴射比率Rdが「0」よりも大きく且つ「1」よりも小さい範囲内で適宜設定される(0<Rd<1、0<Rp<1)。具体的には、機関回転速度NEが大きいほど、また機関負荷率KLが大きいほど筒内噴射比率Rdが大きく設定される。
また、内燃機関10が低負荷低回転領域にあるときには、筒内噴射比率Rdが「1」又は「0」のいずれか一方に設定される。例えば内燃機関10の冷間始動後のアイドル運転時には、気筒11内の温度が低く吸入空気量GAも少ないために噴射された燃料が霧化しにくく、筒内噴射弁12から燃料噴射を行なった場合には噴射された燃料の良好な燃焼が得にくい。そこで、このような場合には、筒内噴射比率Rdを「0」に設定することで、ポート噴射弁14のみから燃料噴射が行なわれる。
ところで、アイドル運転時においてポート噴射弁14のみからの燃料噴射が継続され、筒内噴射弁12からの燃料噴射が行なわれない状態で、機関運転に伴って機関温度が上昇すると、筒内噴射弁12の噴孔にデポジットが堆積するようになる。そこで、筒内噴射弁12に堆積しているデポジット量(以下、デポジット堆積量DP)を推定するようにしている。そして、デポジット堆積量DPが所定量DPthよりも大きくなった場合に、筒内噴射比率Rdを「1」に変更し、ポート噴射弁14からの燃料噴射を停止し、筒内噴射弁12からの燃料噴射を行なうことで、筒内噴射弁12に堆積しているデポジットの除去を図るようにしている。尚、機関冷却水温THWが筒内噴射弁12の噴孔にデポジットが堆積し始める所定温度以上となってからポート噴射弁14のみにより燃料噴射が行なわれた時間(以下、ポート噴射継続時間)を計測し、同継続時間に基づいてデポジット堆積量DPを推定する。
また、アイドル運転時においてポート噴射弁14のみから燃料噴射が継続されているときに、上述したポート噴射システムの空燃比学習値Gの更新が行なわれる。ここで、アイドル運転時における筒内噴射システムの空燃比学習値Gの更新を行なうことが望ましい。そこで、アイドル運転時において所定の学習実行条件が成立した場合に筒内噴射システムの空燃比学習値Gを更新することが考えられる。
ところで、筒内噴射システムでは高圧となる気筒11内に対して燃料を噴射する必要があるため、ポート噴射システムに比べて燃料圧力を数倍以上に高くする必要がある。そのため、筒内噴射弁12の駆動音はポート噴射弁14に比べて大きい。また、前述したように、筒内噴射弁12から燃料噴射が行なわれる場合には吸気カムシャフト50により高圧ポンプ30が駆動されるため、ポート噴射弁14のみから燃料噴射が行なわれる場合、すなわち高圧ポンプ30が駆動されない場合に比べて燃料供給システム全体の駆動音や振動が大きくなる。従って、アイドル運転時において燃料噴射する噴射弁12,14が様々な要因によって頻繁に変更されると、燃料供給システム全体の駆動音や振動が頻繁に大きく変化し、このことに起因して乗員に不快感を与えるおそれがある。
そこで、本実施形態では、アイドル運転時に燃料噴射を行なう噴射弁12(14)がそのとき設定されている噴射弁12(14)から他の噴射弁14(12)に変更されることを禁止するようにしている。
ただし、前述した筒内噴射システムの空燃比学習値Gの更新を目的とした変更を禁止すると、筒内噴射システムの空燃比学習値の更新機会が減少し、筒内噴射システムによる空燃比フィードバック制御を好適に行なうことができなくなるおそれがある。
また、前述したデポジットの除去を目的とした変更を禁止すると、筒内噴射弁12に堆積したデポジットを除去することができなくなる。
そこで、こうした不都合を回避すべく、本実施形態では、アイドル運転時に燃料噴射を行なう噴射弁としてポート噴射弁14が設定されているとき、所定の学習実行条件が成立した場合には筒内噴射システムの空燃比学習値の更新を行なうために燃料噴射を行なう噴射弁をポート噴射弁14から筒内噴射弁12に変更することを許容するようにしている。ただし、当該変更後においては燃料噴射を行なう噴射弁がポート噴射弁14に変更されりることを禁止するようにしている。
また、本実施形態では、アイドル運転時に燃料噴射を行なう噴射弁としてポート噴射弁14が設定されているとき、デポジット堆積量DPが所定量DPthよりも大きくなった場合には燃料噴射を行なう噴射弁をポート噴射弁14から筒内噴射弁12に変更することを許容するようにしている。ただし、当該変更後において燃料噴射を行なう噴射弁がポート噴射弁14に変更されることについてはこれを禁止するようにしている。
次に、図3を参照して、本実施形態に係るアイドル運転時の筒内噴射比率設定処理について詳細に説明する。尚、図3は上記設定処理の処理手順を示すフローチャートである。また、この一連の処理はアイドル運転時において所定周期毎に繰り返し実行される。
図3に示すように、この一連の処理では、まず、ステップS1においてフラグFが「0」であるか否かを判断する。このフラグFは当初は「0」に設定されているため、ステップS1では肯定判断され、次に、ステップS2に進む。
ステップS2では、そのときの機関冷却水温THWを読み込み、次に、ステップSに進む。ステップS3では、機関冷却水温THWが所定温度T1(例えば80℃)以下であるか否かを判断する。すなわち、内燃機関10が冷間状態であるか否かを判断する。ここで、機関冷却水温THWが所定温度T1以下である場合には、次に、ステップS4に進む。
ステップS4では、内燃機関10が冷間状態であり、ポート噴射弁14のみから燃料噴射が行なわれるように筒内噴射比率Rdを「0」に設定し、この一連の処理を一旦終了する。
一方、機関冷却水温THWが所定温度T1よりも高い場合には(ステップS3:「NO」)、次に、ステップS5に進む。
ステップS5では、デポジット堆積量DPが所定量DPthよりも大きいか否かを判断する。ここで、デポジット堆積量DPが所定量DPthよりも大きい場合には、次に、ステップS6に進み、フラグFを「1」に設定する。そして、次に、ステップS7に進む。
ステップS7では、筒内噴射弁12の噴孔に堆積しているデポジットが無視できない量であり、筒内噴射弁12から燃料噴射が行なわれるように筒内噴射比率Rdを「1」に設定し、この一連の処理を一旦終了する。
一方、機関冷却水温THWは所定温度T1よりも高いものの、デポジット堆積量DPが所定量DPth以下である場合には(ステップS5:「NO」)、次に、ステップS8に進む。
ステップS8では、筒内噴射システムの空燃比学習の実行条件が成立しているか否かを判断する。ここで、実行条件が成立している場合には、次に、ステップS6、S7に進み、この一連の処理を一旦終了する。すなわち、筒内噴射システムの空燃比学習値を更新するために筒内噴射弁12から燃料噴射が行なわれるように筒内噴射比率Rdを「1」に設定する。
一方、ステップS8において実行条件が成立していない場合には(ステップS8:「NO」)、ステップS4に進み、この一連の処理を一旦終了する。すなわち、ポート噴射弁14からの燃料噴射が継続され、燃料噴射を行なう噴射弁が不要に変更されることはない。
こうした処理が繰り返し実行されることで、ステップS6においてフラグFが「1」とされ、その次の制御周期のステップS1において否定判断されると(ステップS1:「NO」)、次に、ステップS7に進む。すなわち、筒内噴射弁12らの燃料噴射が継続され、燃料噴射を行なう噴射弁が不要に変更されることはない。
尚、内燃機関10の運転領域がアイドル運転領域から他の運転領域に移行した場合には、上記フラグFは「0」にリセットされる。
尚、電子制御装置100が本発明に係る制御部、推定部及び学習部として機能する。
以上説明した本実施形態に係る車載内燃機関制御装置によれば、以下に示す作用効果が得られるようになる。
(1)電子制御装置100を通じてアイドル運転時に燃料噴射を行なう噴射弁を機関運転状態に基づいてポート噴射弁14及び筒内噴射弁12のいずれか一方に設定するとともに、同アイドル運転時に燃料噴射を行なう噴射弁12(14)をそのとき設定されている噴射弁12(14)から他の噴射弁14(12)に変更することを禁止するものとした。従って、アイドル運転時に燃料噴射を行なう噴射弁12(14)を変更することに起因して乗員に不快感を与えることを抑制することができるようになる。
(2)筒内噴射弁12のデポジット堆積量DPを推定するようにした。また、アイドル運転時に燃料噴射を行なう噴射弁としてポート噴射弁14が設定されているとき、デポジット堆積量DPが所定量DPthよりも大きくなった場合には燃料噴射を行なう噴射弁がポート噴射弁14から筒内噴射弁12に変更されることを許容するようにした。一方、当該変更後に燃料噴射を行なう噴射弁がポート噴射弁14に変更されることを禁止するようにした。こうした態様によれば、アイドル運転時にポート噴射弁14から燃料噴射が行なわれているとき、デポジット堆積量DPが所定量DPthよりも大きくなった場合にはポート噴射弁14からの燃料噴射が停止され、筒内噴射弁12からの燃料噴射が行なわれるようになる。また、こうした噴射弁の変更後においては、当該アイドル運転時に燃料噴射を行なう噴射弁の変更が禁止されるようになる。従って、筒内噴射弁12のデポジットを除去することができなくなる不都合を回避しつつ、噴射弁の変更に起因して乗員に不快感を与えることを抑制することができるようになる。
(3)アイドル運転時に所定の学習実行条件が成立した場合に筒内噴射システムの空燃比学習を行なうようにした。また、アイドル運転時に燃料噴射を行なう噴射弁としてポート噴射弁14が設定されているとき、上記所定の学習実行条件が成立した場合には燃料噴射を行なう噴射弁がポート噴射弁14から筒内噴射弁12に変更されることを許容する一方、当該変更後に燃料噴射を行なう噴射弁がポート噴射弁14に変更されることを禁止するようにした。こうした態様によれば、アイドル運転時に燃料噴射を行なう噴射弁としてポート噴射弁14が設定されているとき、所定の学習実行条件が成立した場合にはポート噴射弁14からの燃料噴射が停止され、筒内噴射弁12からの燃料噴射が行なわれるようになる。また、こうした噴射弁の変更後においては、当該アイドル運転時に燃料噴射を行なう噴射弁の変更が禁止されるようになる。従って、筒内噴射システムの空燃比学習の実行機会を確保しつつ、噴射弁の変更に起因して乗員に不快感を与えることを抑制することができるようになる。
尚、本発明に係る車載内燃機関制御装置は、上記実施形態にて例示した構成に限定されるものではなく、これを適宜変更した例えば次のような形態として実施することもできる。
・上記実施形態では、アイドル運転時に燃料噴射を行なう噴射弁としてポート噴射弁14が設定されているとき、所定の学習実行条件が成立した場合に燃料噴射を行なう噴射弁がポート噴射弁14から筒内噴射弁12に変更されることを許容することとした。しかしながら、本発明はこれに限られるものではなく、こうした筒内噴射システムの空燃比学習の実行条件が成立した場合であっても噴射弁の変更を禁止するようにすることもできる。この場合、噴射弁の変更頻度を一層低減することができ、噴射弁の変更に起因して乗員に不快感を与えることを一層抑制することができるようになる。
・上記実施形態では、アイドル運転時にポート噴射弁14及び筒内噴射弁12のいずれか一方から燃料噴射するようにした。そして、アイドル運転時に燃料噴射を行なう噴射弁を筒内噴射弁12からポート噴射弁14に変更することを禁止するようにした。しかしながら、こうした噴射態様に代えて、ポート噴射弁14及び筒内噴射弁12の双方から燃料噴射を行なうものとしてもよい。またこの場合、例えば機関運転状態に基づいて筒内噴射比率Rdが「0」よりも大きく且つ「1」よりも小さい範囲で適宜設定されるが(0<Rd<1)、こうして設定される筒内噴射比率Rdの変更を禁止するようにすればよい。この場合であっても、アイドル運転時にポート噴射弁14及び筒内噴射弁12から噴射される燃料の吹き分け率が変更されることに起因して乗員に不快感を与えることを抑制することができる。
10…内燃機関、11…気筒、12…筒内噴射弁、13…吸気ポート、14…ポート噴射弁、15…高圧デリバリパイプ、16…低圧デリバリパイプ、20…フィードポンプ、21…燃料タンク、22…フィルタ、23…リターン通路、24…プレッシャレギュレータ、30…高圧ポンプ、31…シリンダ、32…プランジャ、33…加圧室、34…リフタ、35…スプリング、36…スピル弁、38…スプリング、39…ソレノイド、41…供給通路、42…高圧通路、43…逆止弁、44…リリーフ通路、45…リリーフ弁、50…吸気カムシャフト、51…駆動カム、60…水温センサ、61…回転速度センサ、62…エアフロメータ、63…車速センサ、64…アクセルポジションセンサ、65…空燃比センサ、100…電子制御装置。

Claims (3)

  1. 吸気ポート内に燃料を噴射するポート噴射弁と、気筒内に燃料を直接噴射する筒内噴射弁とを備える内燃機関に適用され、各噴射弁から噴射される燃料の吹き分け率を制御する制御部を備える車載内燃機関制御装置であって、
    前記筒内噴射弁のデポジット堆積量を推定する推定部を備え、
    前記制御部は、アイドル運転時に燃料噴射を行なう噴射弁を機関運転状態に基づいて前記ポート噴射弁及び前記筒内噴射弁のいずれか一方に設定するとともに、アイドル運転時に燃料噴射を行なう噴射弁として前記ポート噴射弁が設定されているとき、前記デポジット堆積量が所定量よりも大きくなった場合には燃料噴射を行なう噴射弁が前記ポート噴射弁から前記筒内噴射弁に変更されることを許容する一方、当該変更後に燃料噴射を行なう噴射弁が前記ポート噴射弁に変更されることを禁止する
    ことを特徴とする車載内燃機関制御装置。
  2. 請求項に記載の車載内燃機関制御装置において、
    アイドル運転時に所定の学習実行条件が成立した場合に筒内噴射システムの空燃比学習を行なう学習部を備え、
    前記制御部は、アイドル運転時に燃料噴射を行なう噴射弁として前記ポート噴射弁が設定されているとき、前記所定の学習実行条件が成立した場合には燃料噴射を行なう噴射弁が前記ポート噴射弁から前記筒内噴射弁に変更されることを許容する一方、当該変更後に燃料噴射を行なう噴射弁が前記ポート噴射弁に変更されることを禁止する
    ことを特徴とする車載内燃機関制御装置。
  3. 吸気ポート内に燃料を噴射するポート噴射弁と、気筒内に燃料を直接噴射する筒内噴射弁とを備える内燃機関に適用され、各噴射弁から噴射される燃料の吹き分け率を制御する制御部を備える車載内燃機関制御装置であって、
    アイドル運転時に所定の学習実行条件が成立した場合に筒内噴射システムの空燃比学習を行なう学習部を備え、
    前記制御部は、アイドル運転時に燃料噴射を行なう噴射弁を機関運転状態に基づいて前記ポート噴射弁及び前記筒内噴射弁のいずれか一方に設定するとともに、アイドル運転時に燃料噴射を行なう噴射弁として前記ポート噴射弁が設定されているとき、前記所定の学習実行条件が成立した場合には燃料噴射を行なう噴射弁が前記ポート噴射弁から前記筒内噴射弁に変更されることを許容する一方、当該変更後に燃料噴射を行なう噴射弁が前記ポート噴射弁に変更されることを禁止する
    ことを特徴とする車載内燃機関制御装置。
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