JP2016221282A - ペーパホルダ - Google Patents

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Abstract

【課題】片手でトイレットペーパ等の紙を簡単容易に切断可能なペーパホルダを提供する。【解決手段】ペーパ保持機構1より引き出された紙Paを支持する支持部材21と、支持部材21にて支持された紙Paの移動に伴い当該紙Paを押圧するローラ部材24と、ローラ部材24を支持部材21側に押圧することによって、当該ローラ部材24を支持部材21と密着させる押え板26と、を備え、ペーパ保持機構1より引き出された紙Paは、支持部材21とローラ部材24との間に配設され、押え板26は、ローラ部材24にて押圧された紙Paを所定長さに切断する切断刃26cが設けられ、切断刃26cにて、ローラ部材24にて押圧された紙Paを所定長さに切断する際、押え板26によって、ローラ部材24が支持部材21側に押圧され、当該ローラ部材24が支持部材21に密着されてなる。【選択図】図1

Description

本発明は、片手でトイレットペーパ等の紙を簡単容易に切断可能なペーパホルダに関する。
従来、トイレに設置されているペーパホルダとして、図11に示すようなものが知られている。このペーパホルダは、軸101に筒状の芯材100に紙Paが捲回されたトイレットペーパPが回転自在に保持され、このトイレットペーパPの上側に断面が略円弧形状の板体102が配設されている。そして、この板体102は、基端部102a側が軸103により回動可能に配設されており、紙Paを切断する際、一方の手Taで、その板体102を下方に押え、他方の手Tbで、この紙Paを引いて板体102の先端部102bで切断するようになっている。
しかしながら、このようなペーパホルダは、紙Paを切断するにあたって、両手を使わなければならず、使い勝手が非常に悪いという問題があった。
そこで、本発明は、上記問題に鑑み、片手でトイレットペーパ等の紙を簡単容易に切断可能なペーパホルダを提供することを目的としている。
上記本発明の目的は、以下の手段によって達成される。なお、括弧内は、後述する実施形態の参照符号を付したものであるが、本発明はこれに限定されるものではない。
請求項1の発明によれば、所定の紙(Pa)を保持するペーパ保持機構(1,1A)より引き出された紙(Pa)を所定長さに切断する切断機構(2,2A)を備え、
前記切断機構(2,2A)は、
前記ペーパ保持機構(1,1A)より引き出された紙(Pa)を支持する支持部(支持部材21,22A)と、
前記支持部(支持部材21,22A)にて支持された紙(Pa)の移動に伴い当該紙(Pa)を押圧するローラ部(ローラ部材24,23A)と、
前記ローラ部(ローラ部材24,23A)を前記支持部(支持部材21,22A)側に押圧することによって、当該ローラ部(ローラ部材24,23A)を前記支持部(支持部材21,22A)と密着させる押え部(押え板26,26A)と、を備え、
前記ペーパ保持機構(1,1A)より引き出された紙(Pa)は、前記支持部(支持部材21,22A)と前記ローラ部(ローラ部材24,23A)との間に配設され、
前記押え部(押え板26,26A)は、前記紙(Pa)を所定長さに切断する切断刃(26c,26Ac)が設けられ、
前記切断刃(26c,26Ac)にて、前記紙(Pa)を所定長さに切断する際、前記押え部(押え板26,26A)によって、前記ローラ部(ローラ部材24,23A)が前記支持部(支持部材21,22A)側に押圧され、当該ローラ部(ローラ部材24,23A)が前記支持部(支持部材21,22A)に密着されてなることを特徴としている。
また、請求項2の発明によれば、上記請求項1に記載のペーパホルダにおいて、前記押え部(押え板26,26A)には、前記ローラ部(ローラ部材24,23A)を前記支持部(支持部材21,22A)側に押圧する側に単数又は複数の突起(ストッパ26d,26Ad)が設けられてなることを特徴としている。
一方、請求項3の発明によれば、上記請求項1又は2に記載のペーパホルダにおいて、前記支持部(支持部材21,22A)の一端(一端部21a、22Aa)側は、切断機構本体(20,20A)に回動可能に取り付けられ、
前記支持部(支持部材21,22A)の他端(他端部21b,22Ab)側は、切断機構本体(20,20A)に係止手段(23,軸部22Ab1,溝孔20Aa3)によって係脱自在に取り付けられてなることを特徴としている。
他方、請求項4の発明によれば、上記請求項1〜3の何れか1項に記載のペーパホルダにおいて、前記切断機構(2A)は、前記切断刃(26Ac)にて、前記紙(Pa)を所定長さに切断する際、前記押え部(押え板26A)によって前記支持部(支持部材22A)側に押圧された前記ローラ部(ローラ部材23A)が、当該支持部(支持部材22A)側より離間する方向へ移動しないように阻止する移動阻止部(28)をさらに備えてなることを特徴としている。
次に、本発明の効果について、図面の参照符号を付して説明する。なお、括弧内は、後述する実施形態の参照符号を付したものであるが、本発明はこれに限定されるものではない。
請求項1に係る発明によれば、支持部(支持部材21,22A)によって、ペーパ保持機構(1,1A)より引き出された紙(Pa)が支持され、その支持された紙(Pa)が、支持部(支持部材21,22A)とローラ部(ローラ部材24,23A)との間に配設される。これにより、支持された紙(Pa)の端を簡単に掴むことができ、さらには、当該支持された紙(Pa)の端を探す必要が無くなる。
また本発明によれば、紙(Pa)を切断刃(26c)にて、所定長さに切断する際、押え部(押え板26,26A)によって、ローラ部(ローラ部材24,23A)が支持部(支持部材21,22A)側に押圧され、もって、ローラ部(ローラ部材24,23A)が支持部(支持部材21,22A)に密着されることとなるから、紙(Pa)が移動できない状態となる。これにより、片手で簡単に紙(Pa)を所定長さに切断することができる。
請求項2に係る発明によれば、押え部(押え板26,26A)には、ローラ部(ローラ部材24,23A)を支持部(支持部材21,22A)側に押圧する側に単数又は複数の突起(ストッパ26d,26Ad)が設けられてなるから、押え部(押え板26,26A)によって、ローラ部(ローラ部材24,23A)が押圧され、当該ローラ部(ローラ部材24,23A)が支持部(支持部材21,22A)に密着される際、密着力を高めることができ、もって、紙(Pa)がより移動出来ない状態となり、これによって、片手でより簡単に紙(Pa)を所定長さに切断することができる。
一方、請求項3に係る発明によれば、支持部(支持部材21,22A)とローラ部(ローラ部材24,23A)との間に、ペーパ保持機構(1,1A)より引き出された紙(Pa)を配設させる際、係止手段(23,軸部22Ab1,溝孔20Aa3)によって、支持部(支持部材21,22A)の他端(他端部21b,22Ab)側の係止を切断機構本体(20,20A)より解放した後、支持部(支持部材21,22A)とローラ部(ローラ部材24,23A)との間に、ペーパ保持機構(1,1A)より引き出された紙(Pa)を配設し、その後、係止手段(23,軸部22Ab1,溝孔20Aa3)によって、支持部(支持部材21,22A)の他端(他端部21b,22Ab)側を切断機構本体(20,20A)に係止させればよいから、ペーパ保持機構(1,1A)より引き出された紙(Pa)の配設が容易となる。
他方、請求項4に係る発明によれば、切断機構(2A)は、切断刃(26Ac)にて、紙(Pa)を所定長さに切断する際、押え部(押え板26A)によって支持部(支持部材22A)側に押圧されたローラ部(ローラ部材23A)が、当該支持部(支持部材22A)側より離間する方向へ移動しないように阻止する移動阻止部(28)を備えているから、トイレットペーパ(P)の紙(Pa)を、より移動出来ないようにすることができる。
本発明の第1実施形態に係るペーパホルダの斜視図である。 同実施形態に係るペーパホルダの縦断面図である。 同実施形態に係る支持部材の他端側を下方から見た図である。 同実施形態に係るペーパホルダの一使用例を示す切断機構の縦断面図を示し、(a)は支持部材の他端部を切断機構本体から解放した状態を示し、(b)は支持部材の他端部を切断機構本体に係止し、紙を移動させている状態を示し、(c)は(b)にて移動させた紙を切断刃によって切断する状態を示す図である。 本発明の他の実施形態に係るペーパホルダの縦断面図である。 本発明の第2実施形態に係るペーパホルダの斜視図である。 本発明の同実施形態に係るペーパホルダの一部正面図である。 同実施形態に係るペーパホルダの縦断面図である。 同実施形態に係るペーパホルダの一使用例を示す切断機構の縦断面概略図を示し、(a)は支持部材の他端部を切断機構本体から解放した状態を示し、(b)は支持部材の他端部を切断機構本体に係止しようとしている状態を示し、(c)は支持部材の他端部を切断機構本体に係止した状態を示す図である。 同実施形態に係るペーパホルダの一使用例を示す切断機構の縦断面概略図を示し、(a)は、紙を移動させている状態を示し、(b)は(a)にて移動させた紙を切断刃によって切断する状態を示す図である。 従来のペーパホルダの斜視図である。
<第1実施形態>
以下、本発明に係るペーパホルダの第1実施形態を図1〜図4を参照して具体的に説明する。なお、以下の説明において、上下左右の方向を示す場合は、図示正面から見た場合の上下左右をいうものとする。
まず、図1〜図3を用いて、本実施形態に係るペーパホルダの構成を説明する。なお、従来のペーパホルダと同一部材については、同一符号を付し説明することとする。
図1に示すように、本実施形態に係るペーパホルダHは、ペーパ保持機構1と、切断機構2とが一体的に構成されている。ペーパ保持機構1は、筒状の芯材100に捲回された紙PaからなるトイレットペーパPが軸101に回転可能に保持されている。そして、このトイレットペーパPの上側に、断面が略円弧形状の板体102が配設されており、この板体102の基端部102a側が軸103により回動自在に配設されている。
一方、切断機構2は、図1に示すように、左壁部20aと、右壁部20bと、後壁部20cとで構成されたコ字状の切断機構本体20を備えている。この後壁部20cは、図1及び図2に示すように、板体102の基端部102aと連設されており、もって、ペーパ保持機構1と、切断機構2とが一体的に構成されることとなる。
一方、切断機構本体20の左右壁部20a,20bの内壁面には、図1及び図2に示すように、湾曲状の支持部材21が取り付けられている。この支持部材21の一端部21a内には、棒状の軸部材22が取り付けられており、切断機構本体20の左右壁部20a,20bの後端部側(図2の右端部側)に回転可能に取り付け固定されている。これにより、上記支持部材21の一端部21aが、切断機構本体20の左右壁部20a,20bの後端部側(図2の右端部側)に、当該軸部材22を基点として、図2に示す矢印Y1方向に、回転可能に取り付け固定されることとなる。また、支持部材21の他端部21bは、図2に示すように、切断機構本体20の左右壁部20a,20bの前端部側(図2の左端部側)に係止手段23によって、係脱自在に取り付けられている。なお、支持部材21の他端部21b上面には、図2に示すように、後述する格子状のストッパ21cが(図示では複数)突設されている。
この係止手段23は、図2及び図3に示すように、支持部材21の他端部21b下側に取り付けられており、図3に示すように、歯車23aと、一対の爪片23bとで構成されている。この歯車23aの中心部には、摘み部23a1が突設しており、この摘み部23a1を図3に示す矢印Y2方向,Y3方向に回動させると、それに合せて歯車23aが矢印Y2方向,Y3方向に回動するようになっている。そして、一対の爪片23bは、略直線状に形成され、一端部23b1が、切断機構本体20の左右壁部20a,20b内に出没自在に取り付けられている。そして、爪片23bの他端部23b2には、歯車23aに噛合する凹凸形状の複数の噛合突起23b3が突設されており、これら噛合突起23b3が歯車23aに噛合するように当該爪片23bの他端部23b2が起伏され、当該歯車23aの外周を取り囲むように配設されている。これにより、摘み部23a1を矢印Y2方向に移動させると、歯車23aが矢印Y2方向に回動し、もって、その回動によって、噛合突起23b3と歯車23aが噛み合いながら、爪片23bを、図3に示す実線位置から破線位置に移動させることとなる。そしてその移動によって、爪片23bの一端部23b1が実線位置から破線位置に移動することとなり、もって、支持部材21の他端部21bが切断機構本体20の左右壁部20a,20b内の係止から解放されこととなる。これにより、支持部材21が、軸部材22を基点として、図2に示す矢印Y1方向に回動し、もって、図2に示すように、支持部材21が実線位置から破線位置に移動することとなる。
一方、摘み部23a1を矢印Y3方向に移動させると、歯車23aが矢印Y3方向に回動し、もって、その回動によって、噛合突起23b3と歯車23aが噛み合いながら、爪片23bを、図3に示す破線位置から実線位置に移動させることとなる。そしてその移動によって、爪片23bの一端部23b1が破線位置から実線位置に移動することとなり、もって、支持部材21の他端部21bが切断機構本体20の左右壁部20a,20b内に係止されこととなる。これにより、支持部材21が、図2に示す実線位置に、配設されることとなる。
かくして、このように形成される支持部材21の上面には、図2に示すように、ペーパ保持機構1の後端側(板体102の基端部102a側)より引き出されたトイレットペーパPの紙Paが支持されるようになっている。そして、このように支持されたトイレットペーパPの紙Paを支持部材21との間で挟み込むローラ部材24(図2参照)が切断機構本体20の左右壁部20a,20bに設けられている。
このローラ部材24は、図1及び図2に示すように、円柱状に形成され、その外周面には、格子状の押圧突起24aが(図示では複数)突設されている。そして、ローラ部材24の中心位置には、軸方向に向って軸部材24bが一体的に形成されており、この軸部材24bが切断機構本体20の左右壁部20a,20bの内壁面に形成されている長孔25内に挿通されている。そしてこの軸部材24bは、図2に示すように、支持部材21の他端部21b上部側に位置する切断機構本体20の左右壁部20a,20b内に回転可能に取り付け固定されることにより、ローラ部材24は、軸部材24bを基点として、支持部材21の他端部21b上部側に位置する切断機構本体20の左右壁部20a,20b内に回転可能に取り付け固定されることとなる。また、軸部材24bは、長孔25内に挿通されていることから、ローラ部材24は、軸部材24bを基点として、上下動できるようになっている(図2に示す破線位置,実線位置参照)。
かくして、このように形成されるローラ部材24は、図2に示すように、支持部材21の他端部21b側に支持されているトイレットペーパPの紙Paを、支持部材21の他端部21b側上面と挟み込むように配設されており、図2に示す矢印Y4方向にトイレットペーパPの紙Paを移動させると、軸部材24bを基点として、ローラ部材24が回動しながら上下動することによって(図2に示す破線位置,実線位置参照)、ローラ部材24の外周面に突設されている押圧突起24aによってトイレットペーパPの紙Paが押圧されることとなる。これにより、トイレットペーパPの紙Paに凹凸形状が形成され、もって、トイレットペーパPの紙Paが伸びて柔らかくなり、所定長さに切断する際、切断し易くなる。また、お尻の肌触りが良くなるという効果も奏する。
ところで、このように凹凸形状が形成されたトイレットペーパPの紙Paを所定長さに切断するにあたっては、押え板26(図1,図2参照)によって、所定長さに切断されることとなる。この押え板26は、図1及び図2に示すように、厚板矩形状に形成されており、一端部26a内には、棒状の軸部材27(図2参照)が取り付けられており、この軸部材27が、切断機構本体20の左右壁部20a,20bの前端部側(図2の左端部側)、すなわち、ローラ部材24の前上部側(図2の左上部側)に回転可能に取り付け固定されている。これにより、上記押え板26の一端部26aが、切断機構本体20の左右壁部20a,20bの前端部側(図2の左端部側)、すなわち、ローラ部材24の前上部側(図2の左上部側)に、当該軸部材27を基点として、図2に示す矢印Y5方向に、回転可能に取り付け固定されることとなる。また、押え板26の一端部26aの下面には、図2に示すように、格子状のストッパ26dが(図示では単数)突設されている。そして、押え板26の他端部26bには、図1に示すように、トイレットペーパPの紙Paを所定長さに切断可能な切断刃26cが形成されている。
かくして、このように形成される押え板26は、常時は、図2に示す実線位置に位置しており、凹凸形状が形成されたトイレットペーパPの紙Paを所定長さに切断する際、当該紙Paを、図2に示す矢印Y6方向に移動させると、それに伴い、押え板26が、軸部材27を基点として、矢印Y5方向に回動し、破線位置まで移動することとなる。この際、押え板26の一端部26aの下面に突設されている格子状のストッパ26dが、ローラ部材24を押圧し、それに伴い、ローラ部材24が、支持部材21の他端部21b上面に密着されることとなり、もって、トイレットペーパPの紙Paが、移動できないように固定されることとなる。そして、より密着性を高めるため、支持部材21の他端部21b上面には、図2に示すように、格子状のストッパ21cが(図示では複数)突設されている。これにより、ローラ部材24が、格子状のストッパ21c,26dによって、支持部材21の他端部21b上面に密着されることとなり、もって、トイレットペーパPの紙Paが、より移動できないように固定されることとなる。
しかして、このようにトイレットペーパPの紙Paが移動できない状態にすることにより、切断刃26cによって、片手で簡単に凹凸形状が形成されたトイレットペーパPの紙Paを所定長さに切断することができる。なお、格子状のストッパ21c,26dは単数でも複数でもよい。さらには、設けなくとも良いが、支持部材21とローラ部材24の密着性を高め、もって、所定の紙Paがより移動出来ない状態となり、これによって、片手でより簡単に凹凸形状が形成された紙Paを所定長さに切断することができるため、設けた方が好ましい。
ここで、上記のように構成されるペーパホルダHの一使用例を、図4を参照して具体的に説明する。まず、図4(a)に示すように、ペーパ保持機構1にて保持されているトイレットペーパPから引き出された紙Paを支持部材21の上面に支持させるにあたって、切断機構本体20の左右壁部20a,20b内に係止手段23によって係止されている支持部材21の他端部21bを解放し、軸部材22を基点として、矢印Y1方向に回動させ、支持部材21を図4(a)に示す位置に位置させておく。なお、切断機構本体20の左右壁部20a,20b内に係止手段23によって係止されている支持部材21の他端部21bを解放する方法は、上述の通りであるが、再度説明すると、図3に示す摘み部23a1を矢印Y2方向に移動させ、歯車23aを矢印Y2方向に回動させる。これにより、噛合突起23b3と歯車23aが噛み合いながら、爪片23bを、図3に示す実線位置から破線位置に移動させ、もって、爪片23bの一端部23b1が実線位置から破線位置に移動し、支持部材21の他端部21bが切断機構本体20の左右壁部20a,20b内の係止から解放されこととなる。
しかして、この状態で、図4(a)に示すように、ローラ部材24と、支持部材21との間に、トイレットペーパPの紙Paを配設させる。そしてその後、図4(b)に示す位置に、支持部材21の他端部21bを移動させ、係止手段23によって切断機構本体20の左右壁部20a,20b内に係止させる。これにより、ローラ部材24と、支持部材21との間に、トイレットペーパPの紙Paを配設させ易くなるから、支持部材21にて、トイレットペーパPの紙Paを支持させ易くなる。また、支持部材21とローラ部材24との間にトイレットペーパPの紙Paを配設させることにより、トイレットペーパPの紙Paの端を簡単に掴むことができ、さらには、トイレットペーパPの紙Paの端を探す必要が無くなる。なお、支持部材21の他端部21bを係止手段23によって切断機構本体20の左右壁部20a,20b内に係止される方法は、上述の通りであるが、再度説明すると、図3に示す摘み部23a1を矢印Y3方向に移動させ、歯車23aを矢印Y3方向に回動させる。これにより、噛合突起23b3と歯車23aが噛み合いながら、爪片23bを、図3に示す破線位置から実線位置に移動させ、もって、爪片23bの一端部23b1が破線位置から実線位置に移動し、支持部材21の他端部21bが切断機構本体20の左右壁部20a,20b内に係止されこととなる。
次いで、この状態で、図4(b)に示すように、矢印Y4方向に、支持部材21の他端部21b側に支持されているトイレットペーパPの紙Paを移動させると、軸部材24bを基点として、ローラ部材24が回動しながら上下動(実線位置、破線位置参照)することとなる。これにより、ローラ部材24の外周面に突設されている押圧突起24aによってトイレットペーパPの紙Paが押圧され、もって、当該トイレットペーパPの紙Paに凹凸形状が形成されることとなる。
次いで、この状態で、図4(c)に示すように、矢印Y6方向に、凹凸形状が形成されたトイレットペーパPの紙Paを移動させると、それに伴い、押え板26が、軸部材27を基点として、図4(b)に示す矢印Y5方向に回動し、図4(c)に示す位置まで移動することとなる。これにより、押え板26によって、ローラ部材24が支持部材21側に押圧され、もって、支持部材21とローラ部材24とが密着されることとなる。そしてさらに、押え板26の一端部26aの下面に突設されている格子状のストッパ26d並びに支持部材21の他端部21b上面に突設されている格子状のストッパ21cによって、支持部材21とローラ部材24の密着性が高まることとなる。これによって、トイレットペーパPの紙Paが、移動できないように固定されることとなる。
かくして、このようにトイレットペーパPの紙Paが移動できない状態にすることにより、切断刃26cによって、片手で簡単に凹凸形状が形成されたトイレットペーパPの紙Paを所定長さに切断することができる。
しかして、以上説明した本実施形態によれば、支持部材21によって、ペーパ保持機構1より引き出されたトイレットペーパPの紙Paが支持され、その支持された紙Paが、支持部材21とローラ部材24との間に配設される。これにより、トイレットペーパPの紙Paの端を簡単に掴むことができ、さらには、トイレットペーパPの紙Paの端を探す必要が無くなる。
そして、その紙Paが移動すると(図2,図4に示す矢印Y4方向)、ローラ部材24に形成されている押圧突起24aによって、当該紙Paが押圧される。これにより、トイレットペーパPの紙Paに凹凸形状が形成され、もって、トイレットペーパPの紙Paが伸びて柔らかくなり、所定長さに切断する際、切断し易くなる。
そして、この押圧された紙Paを切断刃26cにて、所定長さに切断する際、押え板26によって、ローラ部材24が支持部材21側に押圧され、もって、ローラ部材24が支持部材21に密着されることとなるから、トイレットペーパPの紙Paが移動できない状態となる。これにより、片手で簡単に凹凸形状が形成されたトイレットペーパPの紙Paを所定長さに切断することができる。
なお、本実施形態において示したペーパ保持機構1よりトイレットペーパPの紙Paを引き出す方向は、あくまで一例であり、図5に示すように、ペーパ保持機構1の前端側より引き出すようにしても良い。
また、ローラ部材24の外周面に突設されている押圧突起24aは、単数でも複数でも良く。さらには、押圧突起24aの形状は、格子状に限らず、波状や、半円球のドットなど、どのような形状でも良い。さらに、ストッパ21c,26dの形状も、格子状に限らず、波状や、半円球のドットなど、どのような形状でも良い。
一方、ペーパ保持機構1、切断機構本体20、支持部材21、係止手段23、ローラ部材24、押え板26の形状はあくまで一例であり、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内において種々の変形・変更が可能である。例えば、以下のような変形・変更が可能である。
<第2実施形態>
次に、本発明に係るペーパホルダの第2実施形態を図6〜図10を参照して具体的に説明する。なお、以下の説明において、上下左右の方向を示す場合は、図示正面から見た場合の上下左右をいうものとする。なお、第1実施形態と同一の構成には同一の符号を付し説明は省略することとする。
まず、本実施形態に係るペーパホルダの構成を説明する。
図6に示すように、本実施形態に係るペーパホルダHAは、ペーパ保持機構1Aと、このペーパ保持機構1Aに取付け固定されている切断機構2Aとで構成されている。ペーパ保持機構1Aは、図6及び図8に示すように、天板10Aと、左側板10Bと、右側板10Cと、背板10Dとで構成された前面及び下面が開放された中空状の箱体からなるものである。このペーパ保持機構1Aの空間には、図6〜図8に示すように、トイレットペーパPが収納できるようになっており、ペーパ保持機構1Aの前面より収納或いは取出しできるようになっている。
一方、切断機構2Aは、図6〜図8に示すように、左壁部20Aaと、右壁部20Abとで構成された前後面及び上下面が開放された中空状の切断機構本体20Aを備えている。この左壁部20Aaは、図8に示すように、当該左壁部20Aaの上壁面20Aa1側がペーパ保持機構1Aの左側板10Bの下面側に図示しないビス等によって取付け固定され、そして、右壁部20Abも同様に、図6及び図7に示すように、当該右壁部20Abの上壁面20Ab1側がペーパ保持機構1Aの右側板10Cの下面側に図示しないビス等によって取付け固定されている。これにより、切断機構2Aがペーパ保持機構1Aに取付け固定されることとなる。
一方、切断機構本体20Aの左右壁部20Aa,20Abの上壁面20Aa1,20Ab1間には、一対の回転部材21Aが適当間隔をあけて横架され、この一対の回転部材21Aの両側面より突設されている軸部21Aaが左右壁部20Aa,20Abの上壁面20Aa1,20Ab1間に回転可能なように取付け固定されている。そして、この一対の回転部材21A上には、図6〜図8に示すように、ペーパ保持機構1Aの空間に収納されたトイレットペーパPが載置されている。これにより、トイレットペーパPをペーパ保持機構1Aの空間内に保持することができることとなる。また、図8に示すように、トイレットペーパPから紙Paを引き出すと、当該トイレットペーパPは矢印Y10方向に回転することとなるが、これに合せて一対の回転部材21Aも回転することとなるから、紙PaをトイレットペーパPから引き出し易くなるという利点がある。
また、切断機構本体20Aの左右壁部20Aa,20Abの内壁下壁面間には、図7及び図8に示すように、偏平状の支持部材22Aが、切断機構本体20Aの左右壁部20Aa,20Abの傾斜状下面に沿うように(平行となるように)取り付けられている。この支持部材22Aは、図8に示すように、両側面の一端部22Aaより円柱状の軸部22Aa1が突設されており、この軸部22Aa1が、切断機構本体20Aの左右壁部20Aa,20Abの内壁下壁面後部20Ac側に形成されている傾斜状の長孔20Aa2内にスライド可能及び回転可能なように挿通されている。これにより、支持部材22Aの一端部22Aaは、軸部22Aa1が長孔20Aa2内をスライドすることによって、この軸部22Aa1を基点として左右方向に移動することができ(図9(a)の矢印Y12参照)、さらに、この軸部22Aa1が長孔20Aa2内で回転することによって、この軸部22Aa1を基点として回転移動することができることとなる(図9(b)の矢印Y13参照)。
一方、図7及び図8に示すように、支持部材22Aの両側面の他端部22Abからも円柱状の軸部22Ab1が突設されており、この軸部22Ab1が、切断機構本体20Aの左右壁部20Aa,20Abの内壁下壁面前部側に形成されている半楕円状の溝孔20Aa3内に挿抜できるようになっている。これにより、支持部材22Aの他端部22Abは、軸部22Ab1が溝孔20Aa3内に挿通されると、図8に示すように、切断機構本体20Aの左右壁部20Aa,20Abの傾斜状下面に沿う(平行)位置に係止固定され、軸部22Ab1が溝孔20Aa3内から抜出されると、その係止固定が解除され、図9(a),(b)に示すような位置に配設されることとなる。
また、支持部材22Aの他端部22Abの幅方向中央部には、図7に示すように、切欠部22Acが形成されており、トイレットペーパPの紙Paが引き出しやすいようになっている。さらに、支持部材22Aの他端部22Ab側には、図8に示すように、幅方向に沿って円弧状の凹部22Adが形成されており、この凹部22Ad内に後述するローラ部材23Aが嵌め込みできるようになっている。
このローラ部材23Aは、図7及び図8に示すように円柱状に形成され、中心位置には、軸方向に向って軸部材23Aaが一体的に形成されており、この軸部材23Aaが切断機構本体20Aの左右壁部20Aa,20Abの内壁面に形成されている長孔25内に挿通されている。そしてこの軸部材23Aaは、図8に示すように、支持部材22Aの凹部22Adの上部側に位置する切断機構本体20Aの左右壁部20Aa,20Ab内に回転可能に取り付け固定されている。これにより、ローラ部材23Aは、軸部材23Aaを基点として、支持部材22Aの凹部22Adの上部側に位置する切断機構本体20Aの左右壁部20Aa,20Ab内に回転可能に取り付け固定されることとなる。また、軸部材23Aaは、長孔25内に挿通されていることから、ローラ部材23Aは、軸部材23Aaを基点として、上下動できるようになっている(図10(a),(b)参照)。
かくして、このように形成されるローラ部材23Aは、図8に示すように、支持部材22Aの上面に位置しているトイレットペーパPの紙Paを挟み込むように配設され、矢印Y11方向にトイレットペーパPの紙Paを移動させると、軸部材23Aaを基点として、ローラ部材23Aが回動しながら上下動することとなる。
ところで、このようなトイレットペーパPの紙Paを所定長さに切断するにあたっては、押え板26A(図6〜図8参照)によって、所定長さに切断されることとなる。この押え板26Aは、図6〜図8に示すように、略厚板矩形状に形成されており、一端部26Aa内には、棒状の軸部材27(図8参照)が取り付けられており、この軸部材27が、切断機構本体20Aの左右壁部20Aa,20Abの前端部側(図8の左端部側)、すなわち、ローラ部材23Aの前上部側(図8の左上部側)に回転可能に取り付け固定されている。これにより、上記押え板26Aの一端部26Aaが、切断機構本体20Aの左右壁部20Aa,20Abの前端部側(図8の左端部側)、すなわち、ローラ部材23Aの前上部側(図8の左上部側)に、当該軸部材27を基点として、回転可能(図10(b)に示す矢印Y15参照)に取り付け固定されることとなる。また、押え板26Aの一端部26Aaの下面には、図8に示すように、ストッパ26Adが一体的に突設されている。そして、押え板26Aの他端部26Abには、図6〜図8に示すように、トイレットペーパPの紙Paを所定長さに切断可能な切断刃26Acが形成されている。
かくして、このように形成される押え板26Aは、常時は、図6,図8に示すように、切断刃26Acが切断機構本体20Aの左右壁部20Aa,20Abの前壁部20Adに載置されることにより、図6〜図8に示す位置に位置し、トイレットペーパPの紙Paを所定長さに切断する際、当該紙Paを、図10(a)に示すように、切断刃26Acに接触させ、矢印Y14方向に移動させると、それに伴い、押え板26Aが、軸部材27を基点として、図10(b)に示すように、矢印Y15方向に回動することとなる。この際、押え板26Aの一端部26Aaの下面に突設されているストッパ26Adが、ローラ部材23Aを押圧し、それに伴い、ローラ部材23Aが、図10(b)に示すように、下方向に移動し、支持部材22Aの凹部22Ad内に嵌め込まれることとなる。これにより、トイレットペーパPの紙Paが、移動できないように固定されることとなる。
しかして、このようにトイレットペーパPの紙Paが移動できない状態にすることにより、切断刃26Acによって、片手で簡単にトイレットペーパPの紙Paを所定長さに切断することができる。また、トイレットペーパPの紙Paを所定長さに切断する際、当該紙Paを、図10(a)に示すように、切断刃26Acに接触させ、矢印Y14方向に移動させると、それに伴い、押え板26Aが、軸部材27を基点として、図10(b)に示すように、矢印Y15方向に回動することとなるから、その分、トイレットペーパPの紙Paがより引き出されることとなる。これにより、トイレットペーパPの紙Paを切断した後、トイレットペーパPの紙Paが切断機構2Aの前部側より突出される状態となる。それゆえ、トイレットペーパPの紙Paが掴み易くなる。
ところで、トイレットペーパPの紙Paをより移動できない状態にするために、支持部材22Aの他端部22Ab側には、移動阻止部28が設けられている。この移動阻止部28は、図7,図8に示すように、円柱状の回転軸28aと、この回転軸28aの両端部に固定されている略矩形状の邪魔板28bとで構成されている。回転軸28aは、支持部材22Aの他端部22Ab上面に位置する切断機構本体20Aの左右壁部20Aa,20Abに回転可能に取付け固定されている。そして、邪魔板28bは、回転軸28aの両端部より、図7,図8に示すように、支持部材22Aの他端部22Ab側に突出するように設けられている。そしてさらに、図9に示すように、邪魔板28bは、下方部分を僅かに膨らませることで重心をずらし、先端側が若干上方に向くようにしている。これにより、支持部材22Aを、図8に示すように、切断機構本体20Aの左右壁部20Aa,20Abの傾斜状下面に沿う(平行)位置に係止固定させる際、邪魔板28bが邪魔になって、係止固定し難いという事態を低減させている。なお、トイレットペーパPの紙Paを所定長さに切断する際、当該紙Paを、移動させると(図10(a)に示す矢印Y14方向参照)、それに伴い、邪魔板28bが回転軸28aを基点として、回動することとなる(図10(a)に示す矢印Y16方向参照)。
しかして、紙Paを矢印Y14方向に移動させた際、当該紙Paがローラ部材23Aを上方に移動させようとするが、回転軸28aにより、その力が弱まるため、もって、トイレットペーパPの紙Paを、より移動出来ないようにすることができる。さらに、トイレットペーパPの紙Paを元の位置に戻すと、それに伴い、邪魔板28bが回転軸28aを基点として、自重によって、図10(a)に示す破線位置に戻ろうとすることから、切断刃26AcにてトイレットペーパPの紙Paを切断した際、その紙Paが切断刃26Acに付着したとしても、その付着を容易に引き剥がすことができる。
ここで、上記のように構成されるペーパホルダHAの一使用例を、図9〜図10を参照して具体的に説明する。まず、図9(a)に示すように、ペーパ保持機構1Aにて保持されているトイレットペーパPから引き出された紙Paを支持部材22Aの上面に支持させるにあたって、支持部材22Aの他端部22Abに突設されている軸部22Ab1を切断機構本体20Aの左右壁部20Aa,20Abの内壁下壁面前部側に形成されている溝孔20Aa3より抜出し、支持部材22Aを図9(a)に示す位置に位置させておく。
しかして、この状態で、図9(a)に示すように、ローラ部材23Aと、支持部材22Aとの間に、トイレットペーパPの紙Paを配設させる。そしてその後、図9(a)に示すように、支持部材22Aの一端部22Aaに突設されている軸部22Aa1を長孔20Aa2内で矢印Y12方向にスライドさせ、支持部材22Aを図9(b)に示す破線位置まで移動させる。そしてその状態で、図9(b)に示すように、軸部22Aa1を基点として、支持部材22Aを矢印Y13方向に回動させ、支持部材22Aの他端部22Abに突設されている軸部22Ab1を切断機構本体20Aの左右壁部20Aa,20Abの内壁下壁面前部側に形成されている溝孔20Aa3内に挿通し、もって、支持部材22Aを、図9(c)に示すように、切断機構本体20Aの左右壁部20Aa,20Abの傾斜状下面に沿う(平行)位置に係止固定する。
次いで、この状態で、図10(a)に示すように、紙Paを切断刃26Acに接触させ、矢印Y14方向に、支持部材22Aの他端部22Ab側に支持されているトイレットペーパPの紙Paを移動させると、それに伴い、押え板26Aが、軸部材27を基点として、図10(b)に示す矢印Y15方向に回動し、ローラ部材23Aが支持部材22A側に押圧され、もって、ローラ部材23Aが、下方向に移動し、支持部材22Aの凹部22Ad内に嵌め込まれることとなる。そしてさらに、紙Paを切断刃26Acに接触させる際、移動阻止部28の邪魔板28bが回転軸28aを基点として回動する(図10(a)に示す矢印Y16方向参照)。しかして、このように、回転軸28aを設けることにより、紙Paがローラ部材23Aを上方に移動させようとする力が弱まるため、もって、トイレットペーパPの紙Paが、移動できないようにより固定されることとなる。
かくして、このようにトイレットペーパPの紙Paが移動できない状態にすることにより、切断刃26Acによって、片手で簡単にトイレットペーパPの紙Paを所定長さに切断することができる。
また、トイレットペーパPの紙Paを、図10(a)に示すように、切断刃26Acに接触させ、矢印Y14方向に移動させると、それに伴い、押え板26Aが、軸部材27を基点として、図10(b)に示すように、矢印Y15方向に回動することとなるから、その分、トイレットペーパPの紙Paがより引き出されることとなる。これにより、トイレットペーパPの紙Paを切断した後、トイレットペーパPの紙Paが切断機構2Aの前部側より突出される状態となる。それゆえ、トイレットペーパPの紙Paが掴み易くなる。さらに、トイレットペーパPの紙Paを元の位置に戻すと、それに伴い、邪魔板28bが回転軸28aを基点として、自重によって、図10(a)に示す破線位置に戻ろうとすることから、切断刃26AcにてトイレットペーパPの紙Paを切断した際、その紙Paが切断刃26Acに付着したとしても、その付着を容易に引き剥がすことができる。
しかして、以上説明した本実施形態によれば、支持部材22Aによって、ペーパ保持機構1Aより引き出されたトイレットペーパPの紙Paが支持され、その支持された紙Paが、支持部材22Aとローラ部材23Aとの間に配設される。これにより、トイレットペーパPの紙Paの端を簡単に掴むことができ、さらには、トイレットペーパPの紙Paの端を探す必要が無くなる。
そして、切断刃26Acにて、所定長さに切断する際、押え板26Aによって、ローラ部材23Aが支持部材22A側に押圧され、もって、ローラ部材23Aが支持部材22Aに密着されることとなるから、トイレットペーパPの紙Paが移動できない状態となる。これにより、片手で簡単にトイレットペーパPの紙Paを所定長さに切断することができる。
なお、本実施形態において示したペーパ保持機構1AよりトイレットペーパPの紙Paを引き出す方向は、あくまで一例であり、ペーパ保持機構1Aの前端側より引き出すようにしても良い(図5参照)。
また、ペーパ保持機構1A、切断機構本体20A、支持部材22A、ローラ部材23A、押え板26A、移動阻止部28の形状はあくまで一例であり、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内において種々の変形・変更が可能である。
ところで、第1実施形態及び第2実施形態では、トイレットペーパを例示したが、それに限らず、キッチンペーパ等どのようなものでも良い。
また、第1実施形態及び第2実施形態では、ペーパホルダが、ペーパ保持機構と切断機構を備える例を示したが、それに限らず、ペーパ保持機構は既に設置されているものを利用し、切断機構のみで構成しても良い。
H,HA ペーパホルダ
P トイレットペーパ
Pa 紙
1,1A ペーパ保持機構
2,2A 切断機構
20,20A 切断機構本体
20Aa3 溝孔(係止手段)
21,22A 支持部材(支持部)
21a,22Aa (支持部材の)一端部
21b,22Ab (支持部材の)他端部
22Ab1 軸部(係止手段)
23 係止手段
24,23A ローラ部材(ローラ部)
26,26A 押え板(押え部)
26c,26Ac 切断刃
26d,26Ad ストッパ(突起)

Claims (4)

  1. 所定の紙を保持するペーパ保持機構より引き出された紙を所定長さに切断する切断機構を備え、
    前記切断機構は、
    前記ペーパ保持機構より引き出された紙を支持する支持部と、
    前記支持部にて支持された紙の移動に伴い当該紙を押圧するローラ部と、
    前記ローラ部を前記支持部側に押圧することによって、当該ローラ部を前記支持部と密着させる押え部と、を備え、
    前記ペーパ保持機構より引き出された紙は、前記支持部と前記ローラ部との間に配設され、
    前記押え部は、前記紙を所定長さに切断する切断刃が設けられ、
    前記切断刃にて、前記紙を所定長さに切断する際、前記押え部によって、前記ローラ部が前記支持部側に押圧され、当該ローラ部が前記支持部に密着されてなるペーパホルダ。
  2. 前記押え部には、前記ローラ部を前記支持部側に押圧する側に単数又は複数の突起が設けられてなる請求項1に記載のペーパホルダ。
  3. 前記支持部の一端側は、切断機構本体に回動可能に取り付けられ、
    前記支持部の他端側は、切断機構本体に係止手段によって係脱自在に取り付けられてなる請求項1又は2に記載のペーパホルダ。
  4. 前記切断機構は、前記切断刃にて、前記紙を所定長さに切断する際、前記押え部によって前記支持部側に押圧された前記ローラ部が、当該支持部側より離間する方向へ移動しないように阻止する移動阻止部をさらに備えてなる請求項1〜3の何れか1項に記載のペーパホルダ。
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