JP2016220184A - 画像形成装置、および画像形成装置の制御方法 - Google Patents

画像形成装置、および画像形成装置の制御方法 Download PDF

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Abstract

【課題】ジェスチャー操作に応じたアニメーション表示処理に支障のない通信速度を確保する。【解決手段】ユーザーによるジェスチャー操作に関する操作指示を受け付け可能な第2の種類の操作画面を、リモートパネルモードで無線接続された端末装置に送信する(S120)場合、送信先の端末装置に対するビームフォーミングを有効にする(S122)。【選択図】図8

Description

本発明は、画像形成装置、および画像形成装置の制御方法に関する。
近年、スマートフォン、タブレット端末等の可搬型の端末装置が広く用いられている。これらの端末装置で編集等したファイルをMFP(Multi Function Peripherals)等の画像形成装置に無線で送信し、画像形成装置で印刷または保存等の処理を実行できる。また、画像形成装置のスキャナ部で読み取った原稿の画像データ等のファイルを端末装置に送信し、端末装置で編集等を行える。
さらに、画像形成装置の操作を無線接続した端末装置側で行うために、リモートパネル制御という技術がある。リモートパネル制御は、画像形成装置側の操作パネルに表示する操作画面等の画像データを端末装置に送信し、これを受けた端末装置はこの操作画面を操作パネル上に表示する。そしてユーザーは操作パネルへの操作を通じて画像形成装置を操作できる。このとき、画像形成装置では、端末装置から送られた操作パネルへの操作位置を示す操作情報に基づいて、次の階層の操作画面を作成し、これを端末装置に送信したり、操作位置に応じたプリント動作等の処理を実行したりする。
また、スマートフォン、タブレット端末等では操作性を向上させるために、フリックやドラックなどのジェスチャー操作を受け付け可能としている。このジェスチャー操作は、ユーザーの指のタッチ位置の変化に応じて、画面のスクロールや拡大/縮小などを指示する際に用いられる。特許文献1では、リモートパネル制御においても、ユーザーによるジェスチャー操作に応じて、端末装置の操作パネルで連続的に操作画面が少しずつ変化するように、画像形成装置側で複数の操作画面を連続して生成し、これを端末装置の操作パネルにリアルタイムで表示させている(以下、「アニメーション表示」という)。この特許文献1では、アニメーション表示用の操作画面を作成するときにMFP本体が過負荷にならないようにしている。具体的には、MFP本体の負荷状況を計測し、負荷が閾値を越える場合には、端末装置に対してジェスチャー操作ができない操作画面を送信し、負荷がしきい値を越えない場合にはジェスチャー操作可能な操作画面を送信している。
特開2015―033081号公報
特許文献1に開示された技術では、ジェスチャー操作ができない操作画面と、ジェスチャー操作可能な操作画面のいずれかを画像形成装置から端末装置に送信している。ジェスチャー操作ができない操作画面では、操作画面の送信は、ユーザーによる1つの操作指示に応じて、1枚の操作画面を送信すればよい。その一方で、ジェスチャー操作に応じて、端末装置でスクロール等のアニメーション表示させる際に、画像が滑らかにスクロールされるように表示させるためには、例えば20〜30枚/秒の速度で操作画面を連続的に、途切れなく送信する必要がある。このようなアニメーション表示をさせるためには、無線通信において広い通信帯域が必要である。
特許文献1では、アニメーション表示させる際にMFP側が過負荷にならないように制御する技術については開示されているが、操作画面を連続的に、途切れなく送信する際の帯域不足については何ら考慮されていない。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、ジェスチャー操作に関する操作指示を受け付け可能な操作画面を端末装置に送信する場合に、アニメーション表示処理に支障のない通信速度を確保する画像形成装置を得ることを目的とする。
本発明の上記目的は、下記の手段によって達成される。
(1)無線通信によりリモートパネルモードで無線接続した端末装置に操作画面を送信し、前記端末装置から受信した前記操作画面への操作指示により、操作が可能な画像形成装置であって、
1または複数の前記端末装置と無線通信し、1または複数の特定の前記端末装置に対してビームフォーミングを実行可能な無線通信部と、
前記リモートパネルモードで無線接続した前記端末装置に送信する第1の種類の操作画面と、前記第1の種類の操作画面よりも高い転送レートが要求される第2の種類の操作画面と、を生成する画像生成部と、
前記無線通信部を介して、前記端末装置に表示した操作画面に対する操作指示を受信し、受信した前記操作指示に基づいて前記画像生成部に生成させた更新後の操作画面を前記端末装置に送信する画像制御部と、を備え、
前記第2の種類の操作画面は、前記端末装置からのユーザーによるジェスチャー操作に関する操作指示を受け付け可能な操作画面であり、
前記無線通信部を介して前記端末装置に前記第2の種類の操作画面を送信する場合、送信先の前記端末装置に対するビームフォーミングを有効にする、画像形成装置。
(2)送信先の前記端末装置に対して前記ビームフォーミングを有効にするタイミングは、
前記端末装置に送信する操作画面を前記第2の種類の操作画面に切り替えるとき、
前記端末装置で前記第2の種類の操作画面を表示している場合に、前記端末装置からのジェスチャー操作に関する操作指示を受信し、前記ジェスチャー操作に応じた一連の第2の種類の操作画面の送信を開始するとき、
または、前記端末装置で前記第2の種類の操作画面を表示している場合に、前記端末装置からのジェスチャー操作を受け付ける表示領域内へのユーザーによるタッチ操作開始に関する操作指示を受信したときである、上記(1)に記載の画像形成装置。
(3)前記リモートパネルモードで無線接続した前記端末装置が1台である場合に、前記ビームフォーミングを有効にする場合、前記端末装置での受信信号強度が最も高くなるように、前記ビームフォーミングを鋭角化させる、上記(1)または上記(2)に記載の画像形成装置。
(4)前記端末装置に対して有効化している前記ビームフォーミングを無効にするタイミングは、
前記端末装置に送信する操作画面を第2の種類の操作画面から第1の種類の操作画面に切り替えるとき、
1つの前記ジェスチャー操作に応じた一連の第2の種類の操作画面の送信を終了したとき、
または、前記端末装置から一定時間以上、第2の種類の操作画面に対する操作指示の受信がないとき、である上記(1)〜上記(3)のいずれか1つに記載の画像形成装置。
(5)送信先の前記端末装置に対して前記ビームフォーミングを有効にするタイミングは、前記端末装置で前記第2の種類の操作画面を表示している場合に、前記端末装置からのジェスチャー操作を受け付ける表示領域内へのユーザーによるタッチ操作開始に関する操作指示を受信したときであり、
無効にするタイミングは、前記表示領域内への前記タッチ操作が終了した操作指示を受信したときである、
上記(1)に記載の画像形成装置。
(6)前記リモートパネルモードで同時に複数の前記端末装置と無線接続している際に、
前記複数の端末装置のうちの1台の端末装置を対象として前記ビームフォーミングを有効にする場合、
対象となる前記端末装置に対して前記ビームフォーミングを段階的に鋭角化するときに、前記対象でない他の端末装置での受信信号強度が所定の閾値以下まで低下した場合、前記鋭角化を停止し、そのときの鋭角度で、対象となる前記端末装置への前記ビームフォーミングを実行する、上記(1)〜上記(5)のいずれか1つに記載の画像形成装置。
(7)受信信号強度が所定の閾値以下まで低下した前記端末装置が、一定時間以上、操作指示の受信がない端末装置であれば、該端末装置に対する受信信号強度の所定の閾値以下となることを許容して前記鋭角化を継続する、上記(6)に記載の画像形成装置。
(8)前記複数の端末装置のうち1台の端末装置に対する前記ビームフォーミングが有効であるときに、さらに、もう1台の端末装置に対して前記ビームフォーミングを有効にする前記タイミングになった場合、
一旦、前記ビームフォーミングを無効にしてから受信した、2台の前記端末装置の受信信号強度を比較し、受信信号強度が低い方の前記端末装置に対して前記ビームフォーミングを有効にする、上記(2)に記載の画像形成装置。
(9)2台の前記端末装置のうち、一方の端末装置に対する前記ビームフォーミングを有効にする場合、前記一方の端末装置に対する前記ビームフォーミングを段階的に鋭角化してゆきながら、他方の端末装置の受信信号強度を受信し、
該受信信号強度が、前記ビームフォーミングを無効にしたときに受信した前記他方の端末装置の受信信号強度よりも低くなった場合、
前記ビームフォーミングの鋭角化を停止し、前記低くなる前の鋭角度で、対象となる前記端末装置への前記ビームフォーミングを実行する、上記(8)に記載の画像形成装置。
(10)前記端末装置の地理的位置の移動を検出する移動検出部を備え、
前記移動検出部により、前記ビームフォーミングを有効にした前記端末装置の移動を判定した場合に、移動後の前記端末装置に対して、前記ビームフォーミングの向きを追従させる、上記(1)〜上記(5)のいずれか1つに記載の画像形成装置。
(11)前記ビームフォーミングを有効にした前記端末装置の地理的位置の移動を検出する移動検出部を備え、
前記リモートパネルモードで同時に複数の前記端末装置と無線接続し、そのうち1台の前記端末装置に対して前記ビームフォーミングを有効にしているときに、
前記ビームフォーミングが有効な前記端末装置の移動を前記移動検出部により検出した場合に、前記対象でない他の端末装置での受信信号強度が所定の閾値以下とならない場合に、移動後の前記端末装置に対して前記ビームフォーミングの向きを追従させる、上記(10)に記載の画像形成装置。
(12)移動後の該端末装置に対して、前記ビームフォーミングの向きを追従させたときに、前記対象でない他の端末装置での受信信号強度が所定の閾値以下となるか否かを判定し、
所定閾値以下まで低下した場合、前記ビームフォーミングを無効にする、上記(11)に記載の画像形成装置。
(13)前記ビームフォーミングの向きを追従させたときに受信信号強度が前記所定の閾値以下まで低下した前記端末装置が、一定時間以上、操作指示の受信がない端末装置であれば、該端末装置に対する受信信号強度の前記所定の閾値以下となることを許容し、前記ビームフォーミングの向きの追従を実行する、上記(12)に記載の画像形成装置。
(14)無線通信によりリモートパネルモードで無線接続した端末装置から受信した操作指示により操作が可能な画像形成装置であって、ビームフォーミングを実行可能な無線通信部を備える画像形成装置で実行される制御方法であって、
1または複数の前記端末装置とリモートパネルモードによる無線接続を確立するステップと、
前記端末装置に対して、該端末装置の表示面に表示する操作画面を送信するステップと、
前記操作画面に応じた、前記端末装置から操作指示を受信するステップと、
前記操作指示に基づいて、第1の種類の操作画面と、前記第1の種類の操作画面よりも高い転送レートが要求される第2の種類の操作画面のいずれかを生成し、生成した操作画面を前記端末装置に送信するステップと、
前記第2の種類の操作画面を送信する場合、送信先の端末装置に対するビームフォーミングを有効にするステップと、を含む制御方法。
(15)前記ビームフォーミングを有効にするステップにおいて、送信先の前記端末装置に対して前記ビームフォーミングを有効にするタイミングは、
前記端末装置に送信する操作画面を前記第2の種類の操作画面に切り替えるとき、
前記端末装置で前記第2の種類の操作画面を表示している場合に、前記端末装置からのジェスチャー操作に関する操作指示を受信し、前記ジェスチャー操作に応じた一連の第2の種類の操作画面の送信を開始するとき、
または、前記端末装置で前記第2の種類の操作画面を表示している場合に、前記端末装置からのジェスチャー操作を受け付ける表示領域内へのユーザーによるタッチ操作開始に関する操作指示を受信したときである、上記(14)に記載の制御方法。
本発明に係る画像形成装置によれば、ユーザーによるジェスチャー操作に関する操作指示を受け付け可能な第2の種類の操作画面を、リモートパネルモードで無線接続された端末装置に送信する場合、送信先の端末装置に対するビームフォーミングを有効にする。このようにすることで、ジェスチャー操作に応じて第2の種類の操作画面を連続して表示するアニメーション表示処理に支障のない通信速度を確保できる。
画像形成装置およびこれと無線接続する端末装置の一例を示す図である。 画像形成装置のハードウェア構成例を示すブロック図である。 リモートパネルモードにおける制御部の機能を説明する機能ブロック図である。 端末装置の操作パネルに表示する操作画面(第1の種類)の例である。 端末装置の操作パネルに表示する操作画面(第2の種類)の例である。 端末装置の操作パネルに表示する操作画面(第2の種類)の例である。 ビームフォーミングの概念図である。 第1の実施形態に係る画像形成装置と、端末装置との間の情報の時間的な流れを示す図である。 第2の実施形態に係る画像形成装置と、端末装置との間の情報の時間的な流れを示す図である。 第3の実施形態に係る画像形成装置と、端末装置との間の情報の時間的な流れを示す図である。 図10Aの一部の処理を示すフローチャートである。 第4の実施形態に係る画像形成装置と、2台の端末装置との間の情報の時間的な流れを示す図である。 第5の実施形態に係る画像形成装置と、2台の端末装置との間の情報の時間的な流れを示す図である。 第6の実施形態に係る画像形成装置と、2台の端末装置との間の情報の時間的な流れを示す図である。
以下、添付した図面を参照して、本発明の実施形態を説明する。なお、図面の説明において同一の要素には同一の符号を付し、重複する説明を省略する。また、図面の寸法比率は、説明の都合上誇張されており、実際の比率とは異なる場合がある。
図1は、実施形態に係る画像形成装置10およびこれと無線接続する端末装置50の概略構成の一例を示す図である。また、図2は、画像形成装置10のハードウェア構成例を示すブロック図である。図3は、リモートパネルモードにおける制御部110の機能を説明する機能ブロック図である。以下、図1〜3を参照して、画像形成装置10の概略構成について説明する。
図1に示すように画像形成装置10と複数の端末装置50とは、アクセスポイントとして機能する画像形成装置10の無線通信部210を介して相互に無線接続されている。本実施形態では画像形成装置10は、コピー機能、プリント機能、スキャン機能、ファクシミリ機能等を備えた多機能デジタル複合機(MFP)である。端末装置50は、スマートフォンやタブレット端末等の携帯、可搬型の装置である。
図2に示すように、画像形成装置10は、制御部110、画像処理部120、プリンタ部130、ファクシミリ部140、ネットワークI/F(interface)150、不揮発メモリ160、HDD170、操作パネル180、自動原稿搬送部190、画像読取部200、および無線通信部210を備え、これらは信号線220により相互に接続さている。
制御部110は、CPU111、RAM112、ROM113等を備え、後述する各機能は、それぞれに対応するプログラムをROM113から読出してRAM112上に展開し、これをCPU111が実行することにより実現される。
画像処理部120は、ファクシミリ部140もしくはネットワーク1/F150が受信した画像データ、または画像読取部200が原稿を読み取って得られた画像データに対して、画像補正や、ラスタライズ処理などの画像処理を施して、印刷データに変換する。変換された印刷データはプリンタ部130に送られて、Y、M、C、K色のトナーやインク等の色材により用紙面上にフルカラー画像が形成される。
ネットワークI/F150は、外部機器とネットワークNを介して有線で通信するためのインターフェースであり、イーサネット(登録商標)、FDDI等の規格が用いられる。
不揮発メモリ160は、各種のデータが記憶されている。後述する操作画面の全体画像または、これを構成する操作ボタン、アイコン、文字等のオブジェクトの画像データは、不揮発メモリ160に記憶されている。
HDD170は大容量の記憶装置であり、前述のネットワークI/F150等により受信した画像データを記憶する。
操作パネル180は、液晶等で構成されたディスプレイを備え設定条件や、印刷ジョブの実行状態等の情報を表示する。また、ハードキーや、ディスプレイ面に重畳したタッチセンサーも備え、これらによりユーザーの操作指示を受け付ける。
自動原稿搬送部190は、画像形成装置10の上部に配置され(図1参照)、原稿スタック部を備える。原稿スタック部に載置された原稿用紙は、1ずつ分離されて、画像読取部200の読み取り位置まで搬送される。
無線通信部210は、AP(Access Point)部211、指向性制御部212を備える。
AP部211は、例えば無線LANモジュールで構成され、この無線LANモジュールをアクセスポイントとして機能させることで、例えばIEEE802.11標準規格に準拠した無線プロトコル等の技術を用いて、外部の端末装置50と無線通信できる。AP部211は、複数本のアンテナを備え、特定の端末装置50に対するビームフォーミングを実行可能である。
指向性制御部212は、制御部110の制御の基で、特定の端末装置50に対してビームフォーミングを実行するための演算を行う。このビームフォーミングは、例えばIEEE802.11ac標準規格等の既存の技術を用いたものである。ビームフォーミングでは対象となる端末装置50が置かれている地理的位置において、最も電波強度が強くなるようにビームの指向性を制御する。例えば対象となる特定の端末装置50から受信したサウンディングフレームに基づいて、チャネル状態を算出し、端末装置50で、電波強度が強くなるように各アンテナから出力される電波の位相と振幅を調整する(暗黙的フィードバック)。あるいは、端末装置50側が対応していれば、より精度のよいビームフォーミングとして、以下の手法を取り得る。AP部211が送信したサウンディングフレームに基づいて、端末装置50側でチャネル状態を算出して、これを受信したAP部211がこのチャネル状態に基づいて、各アンテナから出力される電波の位相と振幅を調整する(明示的フィードバック)。
図3に示すように、制御部110は、画像制御部11、操作受付部12、画像生成部13として機能する。制御部110は、リモートパネルモードで無線接続された端末装置50に対して、操作画面の画像データを送信する。この操作画面は、画像制御部11の指示の基、画像生成部13で生成したものである。端末装置50に送信する操作画面は、画像形成装置10の操作パネル180に表示する操作画面と原則として共通する。リモートパネルモードにおいては、端末装置50が操作パネル180の代わりのリモートパネルとして機能する。ユーザーは端末装置50に表示したこの操作画面を通じて操作指示をすることで、画像形成装置10の各種機能の設定や操作をすることができる。画像制御部11は、リモートパネルモードを開始するときは、画像生成部13によりデフォルトの初期操作画面を生成させる。初期操作画面は、後述する第1、第2の種類の操作画面のいずれであってもよい。画像生成部13は、不揮発メモリ160に記憶さている操作画面あるいはこれを構成するオブジェクトを組み合わせて、各種の操作画面を生成する。画像制御部11は無線通信部210を介して、生成された操作画面を端末装置50に送信する。
端末装置50では、ネットワークI/F520が受けた操作画面の画像データに基づいて、操作パネル530の表示面に操作画面を表示させる。この画像データは、例えばJPEG形式、TIFF形式等の画像データである。
図4〜図6は、端末装置50の操作パネル530に表示する操作画面の例である。図4に示す操作画面は、「第1の種類の操作画面」としての固定の操作画面(以下、「固定操作画面」ともいう)であり、操作画面に表示している操作ボタン等のオブジェクトは、固定配置されており、移動はしない。
図5、図6に示す操作画面は、「第2の種類の操作画面」であり、ユーザーによるジェスチャー操作に応じて、操作画面の一部または全部をスクロール等のアニメーション表示する操作画面(以下、「ジェスチャー画面」ともいう)である。図5、6の有効領域a1はアニメーション表示を行う領域であり、かつ、その領域内のジェスチャー操作を有効と判定する領域である。画像形成装置10がその有効領域a1内に対するユーザーのジェスチャー操作を受けた場合には、その操作に応じて、操作画面の有効領域a1に表示している操作ボタンのアイコンをアニメーション表示する。
このような操作パネル530に表示した第1または第2の種類の操作画面に対して、ユーザーがいずれかのオブジェクトを操作した場合には、操作パネル530のタッチセンサーはその座標、または座標およびその移動を検知する。制御部510は、その操作データ(座標等)をネットワークI/F520を介して画像形成装置10に送信する。操作受付部12は、受信した操作データを解析し、その操作データから操作の種類、および操作位置を特定する。操作の種類としては、指によりタッチパネルを1回押すタッチ操作(タップ操作ともいう)、またはジェスチャー操作がある。ジェスチャー操作にはフリック操作、ドラッグ操作等が含まれる。ここでフリック操作とは、タッチパネルに軽くタッチした状態で指を弾く操作であり、ドラッグ操作(スワイプ操作ともいう)とは、軽くタッチした状態で指を滑らせる操作である。
画像制御部11は、現在表示している操作画面、つまり最後に端末装置50に送信した操作画面と、操作受付部12から受けた操作の種類情報および位置情報から次に更新する操作画面を決定する。図4のような固定操作画面を表示しているときに、操作ボタンの配置位置に対応する座標への押し下げ操作(タッチ操作)を受信した場合、その操作ボタンに応じた処理後の操作画面に更新する。更新後の操作画面の例としては、図4の操作画面よりも下位層の操作画面、または図4の操作画面に対してポップ画面を重畳させた操作画面がある。
図5のようなジェスチャー画面を表示しているときに、有効領域a1へのジェスチャー操作を受信した場合、その操作に応じた方向、または移動速度で有効領域a1内のオブジェクトをアニメーション表示する。なお有効領域a1以外の操作ボタンに対する操作は、固定操作画面と同様の処理を行う。また有効領域a1以外の画面領域に対してユーザーのジェスチャー操作が入力されたとしても、端末装置50または操作受付部12により無効判定される。アニメーション表示としては、具体的には、操作ボタンやサムネイル画像等の各オブジェクトを所定方向(図5の例では左右方向)にスクロールさせる。このときスクロールすることで表示領域外にオブジェクトを消したり、表示領域外からあらたなオブジェクトを登場させたりもする。このアニメーション表示をする際、画面の動きを滑らかに見せるために、20〜30枚/秒でリアルタイムに操作画面を更新する必要がある。
すなわち、第1の種類の操作画面では、ユーザーの操作を1回受ける度に、1枚の操作画面を生成、送信すれば済む。これに対して第2の種類の操作画面では、ユーザーからの1回のジェスチャー操作に応じてアニメーション表示するために、複数枚の一連の操作画面を生成、送信する必要がある。すなわち、アニメーション表示での滑らかな動きを安定して確保するためには、第2の種類の操作画面では、第1の種類の操作画面よりも高い転送レート(速い通信速度)が要求されることになる。
本実施形態において画像制御部11は、第2の種類の操作画面を端末装置50に送信する場合、つまり直後にアニメーション表示をするために連続して操作画面を送信する場合、無線通信部210を制御して、送信先の端末装置50に対するビームフォーミングを有効にする。図7は、ビームフォーミングの概念図である。ビームフォーミングが有効でない通常時は、図7(a)に示すように画像形成装置10の無線通信部210からは無指向の送信電波を送信している。一方で図7(b)に示すように端末装置50に対するビームフォーミングを有効にした場合には、端末装置50の地理的位置で受信信号強度が最も高くなるように、無線通信部210は、AP部211の複数の各アンテナから出力する電波の位相と振幅を調整する。つまり端末装置50の受信信号強度が最も高くなるように、ビームフォーミングを鋭角化させる。これにより端末装置50が受ける受信信号強度が高くなり、S/N比が大きくなることで最大転送レートを増加させることが可能となる。
このように第2の種類の操作画面を端末装置50に送信する場合に、送信先の端末装置50に対するビームフォーミングを有効にする。これによりジェスチャー操作に応じて第2の種類の操作画面を連続して送信し、表示するアニメーション表示処理を行う場合に、リアルタイムに安定して画像データを送信することが可能となり、滑らかなアニメーション表示ができる。
(第1の実施形態)
図8は、第1の実施形態に係る画像形成装置10と、端末装置50との間の情報の時間的な流れを示す図である。
最初に、画像形成装置10は、リモートパネルモードで無線接続する端末装置50からセッション確立要求を受信する(S101)。これに応じて、画像形成装置10は、端末装置50にセッション確立応答を送信する(S102)。なお、この確立要求をする際に、端末装置50またはこれを使用するユーザーのID、暗証番号等の情報を用いて認証処理を行ってもよい。ステップS102の処理を行うことで、以降は画像形成装置10と端末装置50はリモートパネルモードでの無線接続状態となる。
続いて、画像形成装置10の制御部110は、デフォルトの初期の操作画面データ(第1の種類)を生成し、送信する(S103、S104)。端末装置50では、受信した固定操作画面を操作パネル530に表示する(S105)。
端末装置50はユーザーにより、操作を受け付けたのであれば(S106)、その操作に応じた操作データ(ここでは座標)を画像形成装置10に送信する(S106、S107)。
制御部110の操作受付部12は、操作データを解析することで操作位置を特定する。画像制御部11は、操作位置と端末装置50に現在表示している操作画面との関係から操作された操作ボタンを特定する。ここで、ステップS106でタッチ操作された操作ボタンが、ジェスチャー操作を受け付け可能な第2の種類の操作画面(ジェスチャー画面)に遷移するための操作ボタンであれば、画像制御部11は、端末装置50に送信する操作画面を第2の種類の操作画面に切り替える判断を行う。この判断により画像制御部11は、画像生成部13に第2の種類の操作画面を生成させ、無線通信部210により生成した操作画面の画像データを端末装置50に送信する(S120、S121)。また画像形成装置10では第2の種類の操作画面を端末装置50に送信するのと並行して、この端末装置50に対するビームフォーミングの有効化を開始する(S122)。ビームフォーミングを有効化する処理としては前述のとおりである。送信または受信したサウンディングフレームに基づいて、チャネル状態を算出し、端末装置50側の電波強度が強くなるようにAP部211の複数のアンテナそれぞれの電波出力条件(位相、振幅)を調整する。
このビームフォーミングの有効化処理と並行して、端末装置50は受信したジェスチャー画面を表示する(S123)。
そしてユーザーによる有効領域a1(図5、図6参照)へのジェスチャー操作を受け付けたのであれば(S130)、その操作に応じた操作データ(ここではフリック移動量)を画像形成装置10に送信する(S131)。
制御部110の画像制御部11は、操作受付部12による操作データの解析結果により受信した操作情報が有効領域a1内での操作であること、および操作の種類が、フリック操作に関するジェスチャー操作であること確認する。これによりアニメーションを開始するタイミングであると判定する(S132)。
ステップS133の判定に基づいてアニメーション表示処理を行う(S133)。アニメーション表示処理は、1のジェスチャー操作に応じて連続した1連の操作画面を端末装置50に送信し、端末装置50側でこれをリアルタイム表示するものである。具体的には、ジェスチャー画面のジェスチャー有効領域a1内の操作ボタンなどのオブジェクトを少しずつ移動させた画像と、それ以外の周囲のオブジェクトの画像を合成して1枚の操作画面を生成し、これを連続して、20〜30枚/秒の速度で端末装置50に送信する(S134)。端末装置50では受信した複数枚の操作画面をリアルタイムで操作パネル530に表示することで、アニメーション表示を行う。なお、この一連のアニメーション表示処理の停止は、スクロール終了にともない停止させるようにしてもよい。ここでスクロールの終了は、1のフリック操作に応じて所定時間(例えば1〜3秒)スクロールした後、またはスクロール中の操作画面に対してユーザーによるタッチ操作を受けたときである。また各オブジェクトの総移動距離、移動速度はフリック移動量に応じて適宜設定してもよい。例えば、素早いフリック操作がなされた場合には、オブジェクトの移動速度が速くなるように、操作画面1枚毎のオブジェクトの移動量を大きくする。
図5に示すジェスチャー画面であれば、ジェスチャー操作に応じて有効領域a1に多数の操作ボタンを順次スクロール表示する。ユーザーは、所望の操作ボタンが有効領域a1内に出現するまで、ステップS130〜S135の制御を繰り返す。所望の操作ボタンが見つかった場合には、ユーザーはこの操作ボタンに対するタッチ操作(S150)を行う。
画像形成装置10の画像制御部11は、これまでと同様に操作データ(ここでは座標)の解析結果により、特定の操作ボタンが選択されたことを確認する(S151)。これにより画像制御部11は、端末装置50に送信する操作画面を第2の種類から第1の種類に切り替える判断を行う。この判断により画像制御部11は、画像生成部13に第1の種類の操作画面を生成させ、無線通信部210により生成した操作画面の画像データを端末装置50に送信する(S152、S153)。端末装置50では、受信した固定操作画面を操作パネル530に表示する(S154)。また画像形成装置10では第1の種類の操作画面を端末装置50に送信すると同時に、この端末装置50に対するビームフォーミングを無効にする(S155)。
このように、第1の実施形態においては、端末装置に送信する操作画面を第2の種類の操作画面に切り替えるときにビームフォーミングの有効化を開始し、第2の種類の操作画面から第1の種類の操作画面に切り替えるときにビームフォーミングを無効化する。これにより第1の実施形態においては前述の効果に加えて、アニメーション表示処理を開始する操作指示を受け付けたとき(S131)には、既にビームフォーミングは有効化しているので、アニメーション表示処理を直ぐに開始できるという効果が得られる。
(第2の実施形態)
図9は、第2の実施形態に係る画像形成装置10と、端末装置50との間の情報の時間的な流れを示す図である。以下に説明するように図9に示す第2の実施形態では、図8に示した第1の実施形態と比較して、ビームフォーミングを有効化および無効化するタイミングが異なる。なお、図9および図9以降の図において、図8と共通する処理については同じ符号を付すことにより説明を省略する。
図9に示す第2の実施形態では、ステップS132でアニメーションの開始を判定することをトリガとして、対象となる端末装置50へのビームフォーミングを有効する(S232)。
そしてこの有効にしたビームフォーミングを無効にするのは(S237)、1のジェスチャー操作に基づくアニメーション処理の終わりを判定(S236)したときに行う。このアニメーション表示処理の終了判定は、前述のように、1のジェスチャー操作としてのフリック操作を受けて、スクロールのアニメーション表示処理を開始してから所定時間経過後に終了判定するようにしてもよい。または、所定時間経過する前のスクロール中の操作画面に対してユーザーによるタッチ操作を受けたときに終了判定するようにしてもよい。
このように第2の実施形態では、1つのジェスチャー操作に応じて連続して操作画面を送信し、表示するアニメーション表示処理の開始および終了に応じて、ビームフォーミングの有効化/無効化を行う。画像形成装置10は、AP部211により複数の端末装置50と同時に無線接続可能である。複数台の端末装置50に同時に無線接続しているときに、そのうちの1台の端末装置にビームフォーミングを行うと、同じチャネルを使用する他の端末装置50に対して受信感度が低下することにより通信速度の低下等の悪影響を与える虞がある。第2の実施形態においては、1つのジェスチャー操作に応じたアニメーション表示処理をする期間だけ、ビームフォーミングを有効にする。これによりビームフォーミングの対象となる端末装置以外の端末装置に対する影響を小さくできるという効果が得られる。
(第3の実施形態)
図10Aは、第3の実施形態に係る画像形成装置10と、端末装置50との間の情報の時間的な流れを示す図である。図10Bは、図10Aの一部の処理を説明するフローチャートである。同図においても、図8、図9と共通する処理に関しては同じ符号を付すことにより説明に代える。
第3の実施形態においては、一連のジェスチャー操作の最初の入力としてタッチ操作がユーザーにより入力され、これを操作受付部12が有効領域a1に対するタッチ操作であると解析したときに(S330〜S332)、ビームフォーミングを有効にする(S333)。以降は、図8と同様のステップS130〜S135の処理を実行する。
そして続くステップS340で、有効領域a1からユーザーの指を離す操作がなされたとき(あるいは有効領域a1外まで指をスライドさせる操作がなされたとき)は、その操作データを受信した操作受付部12は、有効領域a1から指が離れたことを判定する(S341、S342)。この判定に基づいて、画像制御部11は、ビームフォーミングを無効にする(S343)。なお、このときにステップS133のアニメーション表示処理が継続中であれば、アニメーション表示処理の終了を待ってからビームフォーミングを無効に切り替える。
図10Bは、画像形成装置10側の処理を説明するフローチャートであり、継続した操作指示について補足説明する。端末装置50は所定の周期で、操作パネル530へのユーザーのタッチ状態の操作情報を送信する。操作受付部12は連続して受信した操作情報間でタッチおよびその座標の変化がなければ、ユーザーの指は、継続して操作パネル530に触れていると判断する。最初に指が触れたことを検出して(S332)、ビームフォーミングを有効にしてから(S333)、そのまま、指が一度も離れずにジェスチャー操作が行われてアニメーションの開始を判定した場合(S132:YES)、アニメーション表示処理を実行する(S133)。
一方で、ユーザーがジェスチャー操作をせずにそのまま指を離した場合には(S342:YES)、アニメーション表示処理を実行せずに、そのままビームフォーミングを無効にする(S343)。
第3の実施形態では、ユーザーによる有効領域へのタッチ操作が開始されたときに、ビームフォーミングを有効に切り替え、そのタッチ操作が終了したときにビームフォーミングを無効に切り替える。これにより、第1の実施形態と第2の実施形態の中間的な効果が得られる。すなわち、第1の実施形態よりもビームフォーミングを有効にする期間を短くすることができ、第2の実施形態よりも早いタイミングでビームフォーミングの有効化処理が開始されるので、アニメーション表示処理を開始するまでのレスポンスを早くできる。
(同時に複数の端末装置と無線接続する場合)
画像形成装置10は、2台またはそれ以上の台数の端末装置50と同時にリモートパネルモードで無線接続可能である。その際に、1台の端末装置50にビームフォーミングを有効にした場合、同じチャネルを使用する他の端末装置50に対して受信信号強度が低下することにより通信速度の低下等の悪影響を与える虞がある。以下に説明する第4〜第6の実施形態では、他の端末装置50の受信信号強度に配慮しながらビームフォーミングの鋭角度(対象機への最適化の度合い)または、有効化の適否を判断するものである。
(第4の実施形態)
図11は、第4の実施形態に係る画像形成装置10と、2台の端末装置50との間の情報の時間的な流れを示す図である。
同図では、2台の端末装置50a(以下、「端末装置1」という)、端末装置50b(以下、「端末装置2」という)は、図8と同様のセッション確立処理を経て、画像形成装置10とリモートパネルモードで無線接続している。
端末装置1、2それぞれの操作パネル530には、固定操作画面が表示されている(S105、S105b)。以降、図8と同様の処理を実行することにより、一方の端末装置1の操作パネル530にジェスチャー画面を表示させる(S106〜S123)。
画像形成装置10では、端末装置1に第2の種類の操作画面を送信するのと並行して、この端末装置1を対象としたビームフォーミングの有効化を開始する(S501)。
このとき、端末装置1へのビームの鋭角化を直ぐに最大の信号強度になるように最大に鋭角化するのではなく、段階的に鋭角化する(S502)。例えば、無指向時の電波出力条件(全アンテナ共通の位相、振幅)と最適時(最も鋭角)の電波出力条件との中間、またはその間で複数段階の電波出力条件(各アンテナでの位相、振幅)を設定する。そして無指向時の電波出力条件から、徐々に最適時の電波出力条件まで段階的に鋭角化する。
段階的にビームフォーミングを鋭角化しながら、ビームフォーミングの対象となっていない全ての他の端末装置に対してAP部211の発信電波に対する受信信号強度を知るため、受信信号強度の送信要求を送る(S503)。そしてこの要求に応じた、各端末装置での受信信号強度(dBm)を受信する(S504)。この受信信号強度が、最低限の通信を安定して確保できる所定の閾値(例えば−80〜−90dBm)以下でなければ(S505:NO)、さらに、鋭角度の段階を上げたビームフォーミングを行う(S502)。このときのビームフォーミングの条件で、再びステップS503〜S505の処理を繰り返す。
一方で、信号強度が所定の閾値以下となった場合(S505:YES)、そのときの鋭角度でビームフォーミングを確定する。なお、他の端末装置2が所定時間以上、操作データを受信しない状態が継続していた場合には(S506:YES)、端末装置2の信号強度が閾値以下になることを許容し、さらに、鋭角度の段階を上げる(S502)。なお図11に示す例では、2台の装置がリモートパネルモードで無線接続した場合を例示したが、3台以上に適用してもよい。例えば3台の場合には、ステップS505は、他の2台の端末装置の受信信号強度に対して判定し、いずれか一方が閾値以下となった場合には、そのときの鋭角度で、ビームフォーミングを確定する。以降は、確定したビームフォーミングの鋭角度で、図8(S130〜)等と同様に、端末装置1と無線接続し、受け付けたジェスチャー操作に応じたアニメーション表示処理を実行する。
このように複数台の端末装置がリモートパネルモードで画像形成装置10と無線接続しているときに、1台の端末装置のビームフォーミングを有効にさせる際に、他の端末装置の信号強度の低下に配慮しながらビームフォーミングの鋭角度を決定する。これにより第2の種類の操作画面を送信する端末装置についてはビームフォーミングすることでリアルタイムに安定して画像データを送信でき、滑らかにアニメーション表示可能となる。また他の端末装置については、第1の種類の操作画面の送信に支障がない最低限の通信速度を確保することが可能となる。
(第5の実施形態)
図12は、第5の実施形態に係る画像形成装置10と、2台の端末装置50との間の情報の時間的な流れを示す図である。同図においては2台の端末装置1、2がともにリモートパネルモードで無線接続しており、そのうちの端末装置1に対してはビームフォーミングを有効にしている。このような状況の下、ビームフォーミングの対象としていない端末装置2に、第2の種類の操作画面を送信することになった場合のビームフォーミングの有効化の適否を判断するものである。
図12では、図8と同様のステップS105〜S123の処理を行うことにより、端末装置2の操作パネル530には、ジェスチャー画面が表示される。この時点で、端末装置1に加えて、2台目の端末装置2もビームフォーミングの対象候補となるため、一旦、全端末装置に対するビームフォーミングを無効化して、無指向にする。この状態で2台の端末装置それぞれに対して受信信号強度の送信要求を送り(S602)、この要求に応じた、受信信号強度(dBm)を受信する(S603)。そして両方の受信信号強度を比較し、低い方の端末装置をビームフォーミングの対象とする。例えば端末装置2の受信信号強度si20が、端末装置1の受信信号強度si10よりも低ければ、端末装置2を対象としてビームフォーミングの有効化を開始する(S604)。
そして図11のS502〜S504と同様に、対象に決定した端末装置2に対して、段階的にビームフォーミングを鋭角にする。この処理と並行にビームフォーミングの対象となっていないもう1台の端末装置に対してAP部211の発信電波に対する受信信号強度を知るため、受信信号強度の送信要求を送る(S606)。そしてこの要求に応じた、各端末装置での受信信号強度(dBm)を受信する(S607)。
そして、段階的に鋭角化する過程で、その時点の端末装置1の受信信号強度si11が、ステップS603で受信した無指向のときの受信信号強度si10より低くなければ(S608:NO)、鋭角化を継続する(S605)。一方で、その時点の端末装置1の受信信号強度si11が、無指向のときの受信信号強度si10より低ければ(S608:YES)、ビームフォーミングの鋭角化を1つ前の段階の鋭角度に戻して、その鋭角度でビームフォーミングを確定する(S609)。以降は、図8(S130〜)等と同様に、受け付けたジェスチャー操作に応じたアニメーション表示処理を実行する。
なお、段階的に鋭角化するときに(S605〜S608)、リモートパネルモードで接続している(3台目の)他の端末装置があれば、この他の端末装置に対して、図11のステップS503〜S506の処理を並行して行い、他の端末装置の通信速度を確保するようにしてもよい。
このように1台の端末装置に対するビームフォーミングが有効であるときに、さらに、もう1台の端末装置に第2の種類の操作画面を送信して、ビームフォーミングを有効にするタイミングになった場合、一旦、ビームフォーミングを無効にする。そして双方から受信した、受信信号強度(si10、si20)を比較し、受信信号強度が低い方の端末装置へのビームフォーミングを有効にすることで、両方の端末装置に対して、リアルタイムで安定して画像データを送信することが可能となり、滑らかなアニメーション表示ができる。
(第6の実施形態)
次に図13を参照し、第6の実施形態に係る画像形成装置を説明する。第6の実施形態は、ビームフォーミングを有効にしている端末装置がその地理的位置を移動した場合の処理に関するものである。端末装置が移動した場合は、それまでのビームフォーミングの電波出力条件では、最適な受信信号強度が得られなくなる。第6の本実施形態では、制御部110が「移動検出部」として機能する。そしてこの制御部110が、受信信号強度の変化をモニターすることで端末装置の地理的移動を検知し、移動を検出した場合、移動後の端末装置で、受信信号強度が最適となるようにビームフォーミングの向きを追従させるものである。
図13では、図8等の処理を行うことで、端末装置1、2の2台がリモートパネルモードで画像形成装置10と無線接続しており、そのうちの端末装置1に対してはビームフォーミングを有効にしている。
端末装置1は、移動した場合には、移動情報を画像形成装置10に送信する。この移動情報は、端末装置1が受信信号強度を定期的に画像形成装置10に送信するようにし、この受信信号強度から移動を検出するようする。具体的には、画像形成装置10の制御部110は、ビームフォーミング開始時の受信信号強度に対して現在の受信信号強度が所定値以上低下した場合に、移動したことを検出する。あるいは、受信信号強度の絶対値が所定値以下に低下した場合に、移動したと判定する。また別の例として、端末装置1が地理的位置の移動を検出するICタグあるいはGPSのモジュールを備え、このモジュールから移動情報を得てもよい。
このような手法で、画像形成装置10は、端末装置1の移動を検出する(S701、S702)。移動を検出した場合、無線通信部210は、移動後の端末装置1に対して、ビームフォーミングを追従させる。つまり、新たに送信または受信したサウンディングフレームに基づいて、現在の地理的位置での端末装置1とAP部211間のチャネル状態を算出し、このチャネル状態に基づいて、AP部211の各アンテナから出力される電波出力条件を再調整する。
このようにすることで、端末装置1が移動したとしても、移動後の端末装置1に対して、ビームフォーミングを最適化できる。これによりジェスチャー操作に応じたアニメーション表示を行う場合に、リアルタイムに安定して画像データを送信することが可能となり、滑らかなアニメーション表示ができる。
また、ビームフォーミングを追従させたときに、他の端末装置2の受信信号強度が変化するようであれば以下のS801以降の処理を行うようにしてもよい。具体的には端末装置に対してAP部211の発信電波に対する受信信号強度を知るため、受信信号強度の送信要求を送る(S801)。そしてこの要求に応じた、各端末装置での受信信号強度(dBm)を受信する(S802)。この受信信号強度が、最低限の通信を安定して確保できる所定の閾値(例えば−80〜−90dBm)以下であり(S803:YES)、かつ、端末装置2が所定時間以上、操作データを受信しない状態が継続していない場合には(S804:NO)、ビームフォーミングを無効にする(S805)。
一方で、所定の閾値以下でなく(S803:NO)最低限の通信を安定して確保できる場合、または、端末装置2が所定時間以上、操作データを受信しない状態が継続していた場合には(S804:YES)、S703で行ったビームフォーミングの電波条件を確定して終了する。
このようにすることで、他の端末装置2については最低限の通信速度を確保することが可能であるとともに、移動後の端末装置1に対して、ビームフォーミングを最適化できる。
以上本発明の実施形態を説明したが、本発明はこれら実施形態に限定されるものではない。特に、各実施形態において説明した手順を様々に組み合わせて実行することもできる。例えば第1、第2の実施形態で説明した、ビームフォーミングを有効化する手順、およびビームフォーミングを無効化する手順については相互に組み合わせることが可能である。またこれらの手順を第4〜第6の実施形態に適用してもよい。
そのほか、本発明は、特許請求の範囲に記載された内容によって規定されるものであり、様々な変形形態が可能である。
10 画像形成装置、
110 制御部、
111 CPU、
112 RAM、
113 ROM、
11 画像制御部、
12 操作受付部、
13 画像生成部、
120 画像処理部、
130 プリンタ部、
140 ファクシミリ部、
150 ネットワークI/F、
160 不揮発メモリ、
170 HDD、
180 操作パネル、
190 自動原稿搬送部、
200 画像読取部、
210 無線通信部、
211 AP部、
212 指向性制御部、
220 信号線、
50、50a、50b 端末装置、
510 制御部、
520 ネットワークI/F、
530 操作パネル、
a1 有効領域。

Claims (15)

  1. 無線通信によりリモートパネルモードで無線接続した端末装置に操作画面を送信し、前記端末装置から受信した前記操作画面への操作指示により、操作が可能な画像形成装置であって、
    1または複数の前記端末装置と無線通信し、1または複数の特定の前記端末装置に対してビームフォーミングを実行可能な無線通信部と、
    前記リモートパネルモードで無線接続した前記端末装置に送信する第1の種類の操作画面と、前記第1の種類の操作画面よりも高い転送レートが要求される第2の種類の操作画面と、を生成する画像生成部と、
    前記無線通信部を介して、前記端末装置に表示した操作画面に対する操作指示を受信し、受信した前記操作指示に基づいて前記画像生成部に生成させた更新後の操作画面を前記端末装置に送信する画像制御部と、を備え、
    前記第2の種類の操作画面は、前記端末装置からのユーザーによるジェスチャー操作に関する操作指示を受け付け可能な操作画面であり、
    前記無線通信部を介して前記端末装置に前記第2の種類の操作画面を送信する場合、送信先の前記端末装置に対するビームフォーミングを有効にする、画像形成装置。
  2. 送信先の前記端末装置に対して前記ビームフォーミングを有効にするタイミングは、
    前記端末装置に送信する操作画面を前記第2の種類の操作画面に切り替えるとき、
    前記端末装置で前記第2の種類の操作画面を表示している場合に、前記端末装置からのジェスチャー操作に関する操作指示を受信し、前記ジェスチャー操作に応じた一連の第2の種類の操作画面の送信を開始するとき、
    または、前記端末装置で前記第2の種類の操作画面を表示している場合に、前記端末装置からのジェスチャー操作を受け付ける表示領域内へのユーザーによるタッチ操作開始に関する操作指示を受信したときである、請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記リモートパネルモードで無線接続した前記端末装置が1台である場合に、前記ビームフォーミングを有効にする場合、前記端末装置での受信信号強度が最も高くなるように、前記ビームフォーミングを鋭角化させる、請求項1または請求項2に記載の画像形成装置。
  4. 前記端末装置に対して有効化している前記ビームフォーミングを無効にするタイミングは、
    前記端末装置に送信する操作画面を第2の種類の操作画面から第1の種類の操作画面に切り替えるとき、
    1つの前記ジェスチャー操作に応じた一連の第2の種類の操作画面の送信を終了したとき、
    または、前記端末装置から一定時間以上、第2の種類の操作画面に対する操作指示の受信がないとき、である請求項1〜請求項3のいずれか1つに記載の画像形成装置。
  5. 送信先の前記端末装置に対して前記ビームフォーミングを有効にするタイミングは、前記端末装置で前記第2の種類の操作画面を表示している場合に、前記端末装置からのジェスチャー操作を受け付ける表示領域内へのユーザーによるタッチ操作開始に関する操作指示を受信したときであり、
    無効にするタイミングは、前記表示領域内への前記タッチ操作が終了した操作指示を受信したときである、
    請求項1に記載の画像形成装置。
  6. 前記リモートパネルモードで同時に複数の前記端末装置と無線接続している際に、
    前記複数の端末装置のうちの1台の端末装置を対象として前記ビームフォーミングを有効にする場合、
    対象となる前記端末装置に対して前記ビームフォーミングを段階的に鋭角化するときに、前記対象でない他の端末装置での受信信号強度が所定の閾値以下まで低下した場合、前記鋭角化を停止し、そのときの鋭角度で、対象となる前記端末装置への前記ビームフォーミングを実行する、請求項1〜請求項5のいずれか1つに記載の画像形成装置。
  7. 受信信号強度が所定の閾値以下まで低下した前記端末装置が、一定時間以上、操作指示の受信がない端末装置であれば、該端末装置に対する受信信号強度の所定の閾値以下となることを許容して前記鋭角化を継続する、請求項6に記載の画像形成装置。
  8. 前記複数の端末装置のうち1台の端末装置に対する前記ビームフォーミングが有効であるときに、さらに、もう1台の端末装置に対して前記ビームフォーミングを有効にする前記タイミングになった場合、
    一旦、前記ビームフォーミングを無効にしてから受信した、2台の前記端末装置の受信信号強度を比較し、受信信号強度が低い方の前記端末装置に対して前記ビームフォーミングを有効にする、請求項2に記載の画像形成装置。
  9. 2台の前記端末装置のうち、一方の端末装置に対する前記ビームフォーミングを有効にする場合、前記一方の端末装置に対する前記ビームフォーミングを段階的に鋭角化してゆきながら、他方の端末装置の受信信号強度を受信し、
    該受信信号強度が、前記ビームフォーミングを無効にしたときに受信した前記他方の端末装置の受信信号強度よりも低くなった場合、
    前記ビームフォーミングの鋭角化を停止し、前記低くなる前の鋭角度で、対象となる前記端末装置への前記ビームフォーミングを実行する、請求項8に記載の画像形成装置。
  10. 前記端末装置の地理的位置の移動を検出する移動検出部を備え、
    前記移動検出部により、前記ビームフォーミングを有効にした前記端末装置の移動を判定した場合に、移動後の前記端末装置に対して、前記ビームフォーミングの向きを追従させる、請求項1〜請求項5のいずれか1つに記載の画像形成装置。
  11. 前記ビームフォーミングを有効にした前記端末装置の地理的位置の移動を検出する移動検出部を備え、
    前記リモートパネルモードで同時に複数の前記端末装置と無線接続し、そのうち1台の前記端末装置に対して前記ビームフォーミングを有効にしているときに、
    前記ビームフォーミングが有効な前記端末装置の移動を前記移動検出部により検出した場合に、前記対象でない他の端末装置での受信信号強度が所定の閾値以下とならない場合に、移動後の前記端末装置に対して前記ビームフォーミングの向きを追従させる、請求項10に記載の画像形成装置。
  12. 移動後の該端末装置に対して、前記ビームフォーミングの向きを追従させたときに、前記対象でない他の端末装置での受信信号強度が所定の閾値以下となるか否かを判定し、
    所定閾値以下まで低下した場合、前記ビームフォーミングを無効にする、請求項11に記載の画像形成装置。
  13. 前記ビームフォーミングの向きを追従させたときに受信信号強度が前記所定の閾値以下まで低下した前記端末装置が、一定時間以上、操作指示の受信がない端末装置であれば、該端末装置に対する受信信号強度の前記所定の閾値以下となることを許容し、前記ビームフォーミングの向きの追従を実行する、請求項12に記載の画像形成装置。
  14. 無線通信によりリモートパネルモードで無線接続した端末装置から受信した操作指示により操作が可能な画像形成装置であって、ビームフォーミングを実行可能な無線通信部を備える画像形成装置で実行される制御方法であって、
    1または複数の前記端末装置とリモートパネルモードによる無線接続を確立するステップと、
    前記端末装置に対して、該端末装置の表示面に表示する操作画面を送信するステップと、
    前記操作画面に応じた、前記端末装置から操作指示を受信するステップと、
    前記操作指示に基づいて、第1の種類の操作画面と、前記第1の種類の操作画面よりも高い転送レートが要求される第2の種類の操作画面のいずれかを生成し、生成した操作画面を前記端末装置に送信するステップと、
    前記第2の種類の操作画面を送信する場合、送信先の端末装置に対するビームフォーミングを有効にするステップと、を含む制御方法。
  15. 前記ビームフォーミングを有効にするステップにおいて、送信先の前記端末装置に対して前記ビームフォーミングを有効にするタイミングは、
    前記端末装置に送信する操作画面を前記第2の種類の操作画面に切り替えるとき、
    前記端末装置で前記第2の種類の操作画面を表示している場合に、前記端末装置からのジェスチャー操作に関する操作指示を受信し、前記ジェスチャー操作に応じた一連の第2の種類の操作画面の送信を開始するとき、
    または、前記端末装置で前記第2の種類の操作画面を表示している場合に、前記端末装置からのジェスチャー操作を受け付ける表示領域内へのユーザーによるタッチ操作開始に関する操作指示を受信したときである、請求項14に記載の制御方法。
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