JP6160194B2 - 画像形成システム、外部端末およびプログラム - Google Patents

画像形成システム、外部端末およびプログラム Download PDF

Info

Publication number
JP6160194B2
JP6160194B2 JP2013085146A JP2013085146A JP6160194B2 JP 6160194 B2 JP6160194 B2 JP 6160194B2 JP 2013085146 A JP2013085146 A JP 2013085146A JP 2013085146 A JP2013085146 A JP 2013085146A JP 6160194 B2 JP6160194 B2 JP 6160194B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
display
image
screen
image forming
forming apparatus
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2013085146A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2014206923A (ja
Inventor
正知 松原
正知 松原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Konica Minolta Inc
Original Assignee
Konica Minolta Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Konica Minolta Inc filed Critical Konica Minolta Inc
Priority to JP2013085146A priority Critical patent/JP6160194B2/ja
Publication of JP2014206923A publication Critical patent/JP2014206923A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6160194B2 publication Critical patent/JP6160194B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Landscapes

  • User Interface Of Digital Computer (AREA)
  • Accessory Devices And Overall Control Thereof (AREA)
  • Position Input By Displaying (AREA)

Description

本発明は、画像形成システムおよびそれに関連する技術に関する。
画像形成装置を外部端末によって操作する技術が存在する。
たとえば、特許文献1においては、画像形成装置から外部端末へと操作画面データ自体(ビットマップ画像データ等)をそのまま送信して当該操作画面を外部端末の表示部に表示するとともに、当該操作画面内での操作位置情報(押下位置情報等)を送受信して操作画面内における操作入力を受け付ける技術が示されている。いわゆるリモート接続による遠隔操作技術である。
特開平5−122424号公報
ところで、画像形成装置の操作パネル内の操作画面においては、当該操作画面全体のうちの一部分(特定領域内の情報)のみを拡大する拡大操作が行われ得る。
このような拡大操作は、外部端末を用いた遠隔操作においても実現されることが好ましい。
しかしながら、上記特許文献1に記載の技術においては、外部端末は、画像形成装置から送信されてくる操作画面の表示用画像(詳細にはそのデータ)を受信し、当該表示用画像に基づく表示を行っているに過ぎない。換言すれば、外部端末は、画像形成装置の遠隔操作用の操作画面を生成する機能は有しておらず、画像形成装置から送信されてきた操作画面を表示する機能を有するに過ぎない。また、外部端末は、操作画面内において特定領域とそれ以外の領域とを区別する情報を有していない。そのため、外部端末は、特定領域に対する拡大操作が行われたのか或いは特定領域以外の領域に対する拡大操作が行われたのかを知得することができず、特定領域と当該特定領域以外の領域との2種類の領域に対する拡大操作を互いに区別することができない。したがって、外部端末を用いた遠隔操作において、外部端末は、操作画面を全体的に拡大表示することは可能であるが、特定領域のみの拡大操作を実現することは困難である。
そこで、この発明は、画像形成装置の遠隔操作用の操作画面内の2種類の領域に対するジェスチャ操作を適切に区別した処理を行うことが可能な技術を提供することにある。
上記課題を解決すべく、請求項1の発明は、画像形成システムであって、画像形成装置と、前記画像形成装置との通信が可能な外部端末と、を備え、前記外部端末は、前記画像形成装置の遠隔操作用の操作画面に関する表示用画像を受信する受信手段と、前記表示用画像に基づき前記操作画面を表示する表示制御手段と、前記操作画面に対するジェスチャ操作を受け付ける入力制御手段と、前記ジェスチャ操作の操作位置を示す位置情報を前記画像形成装置に送信する第1送信手段と、を有し、前記画像形成装置は、前記外部端末から送信されてきた前記位置情報に基づいて、前記ジェスチャ操作が前記操作画面内の特定領域に対する操作であるか否かを判定する判定手段と、前記ジェスチャ操作が前記特定領域に対する操作である旨が判定されることを条件として、前記操作画面に関する更新画像であって前記ジェスチャ操作による前記特定領域に対する変更指示を反映した更新画像を生成する画像生成手段と、前記更新画像を前記外部端末に送信する第2送信手段と、を有し、前記外部端末の前記表示制御手段は、前記更新画像が前記画像形成装置から送信されてくる場合には、前記更新画像に基づく第1の表示画面を新たな操作画面として表示し、前記更新画像が前記画像形成装置から送信されてこない場合には、現在表示中の操作画面に関する前記表示用画像に基づく第2の表示画面を、前記操作画面内の特定領域外に対するジェスチャ操作に対応して、前記第1の表示画面とは異なる表示画面として生成し、生成された前記第2の表示画面を新たな操作画面として表示することを特徴とする。
請求項2の発明は、請求項1の発明に係る画像形成システムにおいて、前記外部端末は、前記表示用画像のうち前記操作画面として表示される対象範囲を示す表示範囲パラメータを記憶する記憶手段、をさらに有し、前記外部端末の前記表示制御手段は、前記画像形成装置からの前記更新画像が受信される場合には、前記記憶手段に記憶されている前記表示範囲パラメータであって前記ジェスチャ操作前の前記表示範囲パラメータを用いて前記更新画像に関する表示範囲決定処理を施して前記更新画像に基づく表示画面を生成し、前記更新画像に基づく当該表示画面を新たな操作画面として表示することを特徴とする。
請求項3の発明は、請求項2の発明に係る画像形成システムにおいて、前記外部端末の前記表示制御手段は、前記画像形成装置からの前記更新画像が受信されず前記特定領域以外の領域に対して前記ジェスチャ操作が行われた旨が判定される場合には、前記ジェスチャ操作の内容と前記記憶手段に記憶されていた前記ジェスチャ操作前の前記表示範囲パラメータとに基づいて前記ジェスチャ操作による変更後の前記表示範囲パラメータを決定し、現在表示中の操作画面に関する前記表示用画像の表示対象範囲を前記ジェスチャ操作による変更後の前記表示範囲パラメータに基づいて変更して生成した表示画面を、新たな操作画面として表示することを特徴とする。
請求項4の発明は、請求項3の発明に係る画像形成システムにおいて、前記外部端末の前記表示制御手段は、前記画像形成装置からの前記更新画像が前記位置情報の送信時点から所定期間内に受信される場合には、前記特定領域に対して前記ジェスチャ操作が行われた旨を判定し、前記更新画像に基づく表示画面を新たな操作画面として表示し、前記画像形成装置からの前記更新画像が前記位置情報の前記送信時点から前記所定期間内に受信されない場合には、前記特定領域以外の領域に対して前記ジェスチャ操作が行われた旨を判定し、現在表示中の操作画面に関する前記表示用画像の表示対象範囲を前記ジェスチャ操作による変更後の前記表示範囲パラメータに基づいて変更して生成した表示画面を、新たな操作画面として表示し、前記特定領域以外の領域に対して前記ジェスチャ操作が行われた旨が一旦判定され且つ前記ジェスチャ操作が継続中であると判定される場合には、前記画像形成装置からの前記更新画像の到達を待つことなく、前記ジェスチャ操作の内容と前記記憶手段に記憶されていた前記ジェスチャ操作前の前記表示範囲パラメータとに基づいて前記ジェスチャ操作継続中における最新の表示範囲パラメータを決定し、現在表示中の操作画面に関する前記表示用画像の表示対象範囲を前記最新の前記表示範囲パラメータに基づいて変更して生成した表示画面を、最新の操作画面として表示することを特徴とする。
請求項5の発明は、請求項1ないし請求項3のいずれかの発明に係る画像形成システムにおいて、前記外部端末の前記表示制御手段は、前記画像形成装置からの前記更新画像が前記位置情報の送信時点から所定期間内に受信される場合には、前記更新画像に基づく表示画面を新たな操作画面として表示し、前記画像形成装置からの前記更新画像が前記位置情報の前記送信時点から前記所定期間内に受信されない場合には、現在表示中の操作画面に関する前記表示用画像の表示対象範囲を変更して生成した表示画面を、新たな操作画面として表示することを特徴とする。
請求項6の発明は、請求項1ないし請求項5のいずれかの発明に係る画像形成システムにおいて、前記ジェスチャ操作は、拡大操作、スライド操作、回転操作のうちの少なくとも1つを含むことを特徴とする。
請求項7の発明は、画像形成装置を遠隔操作することが可能な外部端末であって、前記画像形成装置の遠隔操作用の操作画面に関する表示用画像を受信する受信手段と、前記表示用画像に基づき前記操作画面を表示する表示制御手段と、前記操作画面に対するジェスチャ操作を受け付ける入力制御手段と、前記ジェスチャ操作の操作位置を示す位置情報を前記画像形成装置に送信する送信手段と、を備え、前記表示制御手段は、前記位置情報の送信に応じて前記ジェスチャ操作による前記操作画面内の特定領域に対する変更指示を反映した更新画像が前記画像形成装置から送信されてくる場合には、前記更新画像に基づく第1の表示画面を新たな操作画面として表示し、前記位置情報の送信に応じて前記更新画像が前記画像形成装置から送信されてこない場合には、現在表示中の操作画面に関する前記表示用画像に基づく第2の表示画面を、前記操作画面内の特定領域外に対するジェスチャ操作に対応して、前記第1の表示画面とは異なる表示画面として生成し、生成された前記第2の表示画面を新たな操作画面として表示することを特徴とする。
請求項8の発明は、画像形成装置を遠隔操作することが可能な外部端末に内蔵されるコンピュータに、a)前記画像形成装置の遠隔操作用の操作画面に関する表示用画像を受信するステップと、b)前記表示用画像に基づき前記操作画面を表示するステップと、c)前記操作画面に対するジェスチャ操作を受け付けるステップと、d)前記ジェスチャ操作の操作位置を示す位置情報を前記画像形成装置に送信するステップと、e)前記位置情報の送信に応じて前記ジェスチャ操作による前記操作画面内の特定領域に対する変更指示を反映した更新画像が前記画像形成装置から送信されてくる場合には、前記更新画像に基づく第1の表示画面を新たな操作画面として表示し、前記位置情報の送信に応じて前記更新画像が前記画像形成装置から送信されてこない場合には、現在表示中の操作画面に関する前記表示用画像に基づく第2の表示画面を、前記操作画面内の特定領域外に対するジェスチャ操作に対応して、前記第1の表示画面とは異なる表示画面として生成し、生成された前記第2の表示画面を新たな操作画面として表示するステップと、を実行させるためのプログラムであることを特徴とする。
請求項9の発明は、請求項8の発明に係るプログラムにおいて、f)前記表示用画像のうち前記操作画面として表示される対象範囲を示す表示範囲パラメータであって前記ジェスチャ操作前の表示範囲パラメータを記憶するステップ、をさらに有し、前記ステップe)においては、前記画像形成装置からの前記更新画像が受信される場合には、前記ジェスチャ操作前の前記表示範囲パラメータを用いて前記更新画像に関する表示範囲決定処理を施して前記更新画像に基づく表示画面が生成され、前記更新画像に基づく当該表示画面が新たな操作画面として表示されることを特徴とする。
請求項10の発明は、請求項9の発明に係るプログラムにおいて、前記ステップe)においては、前記画像形成装置からの前記更新画像が受信されず前記特定領域以外の領域に対して前記ジェスチャ操作が行われた旨が判定された場合には、前記ジェスチャ操作の内容と前記ステップf)において記憶されていた前記ジェスチャ操作前の前記表示範囲パラメータとに基づいて前記ジェスチャ操作による変更後の前記表示範囲パラメータが決定され、現在表示中の操作画面に関する前記表示用画像の表示対象範囲を前記ジェスチャ操作による変更後の前記表示範囲パラメータに基づいて変更して生成した表示画面が、新たな操作画面として表示されることを特徴とする。
請求項11の発明は、画像形成システムであって、画像形成装置と、前記画像形成装置との通信が可能な外部端末と、を備え、前記外部端末は、前記画像形成装置の遠隔操作用の操作画面に関する表示用画像を受信する受信手段と、前記表示用画像に基づき前記操作画面を表示する表示制御手段と、前記操作画面に対するジェスチャ操作を受け付ける入力制御手段と、前記ジェスチャ操作の操作位置を示す位置情報を前記画像形成装置に送信する第1送信手段と、を有し、前記画像形成装置は、前記外部端末から送信されてきた前記位置情報に基づいて、前記ジェスチャ操作が前記操作画面内の特定領域に対する操作であるか否かを判定する判定手段と、前記ジェスチャ操作が前記特定領域に対する操作である旨が判定されることを条件として、前記操作画面に関する更新画像であって前記ジェスチャ操作による前記特定領域に対する変更指示を反映した更新画像を生成する画像生成手段と、前記更新画像を前記外部端末に送信する第2送信手段と、を有し、前記外部端末の前記表示制御手段は、前記更新画像が前記画像形成装置から送信されてくる場合には、前記更新画像に基づく表示画面を新たな操作画面として表示し、前記更新画像が前記画像形成装置から送信されてこない場合には、現在表示中の操作画面に関する前記表示用画像に基づく表示画面を新たな操作画面として表示し、前記外部端末は、前記表示用画像のうち前記操作画面として表示される対象範囲を示す表示範囲パラメータを記憶する記憶手段、をさらに有し、前記外部端末の前記表示制御手段は、前記画像形成装置からの前記更新画像が受信される場合には、前記記憶手段に記憶されている前記表示範囲パラメータであって前記ジェスチャ操作前の前記表示範囲パラメータを用いて前記更新画像に関する表示範囲決定処理を施して前記更新画像に基づく表示画面を生成し、前記更新画像に基づく当該表示画面を新たな操作画面として表示し、前記画像形成装置からの前記更新画像が受信されず前記特定領域以外の領域に対して前記ジェスチャ操作が行われた旨が判定される場合には、前記ジェスチャ操作の内容と前記記憶手段に記憶されていた前記ジェスチャ操作前の前記表示範囲パラメータとに基づいて前記ジェスチャ操作による変更後の前記表示範囲パラメータを決定し、現在表示中の操作画面に関する前記表示用画像の表示対象範囲を前記ジェスチャ操作による変更後の前記表示範囲パラメータに基づいて変更して生成した表示画面を、新たな操作画面として表示し、前記外部端末の前記表示制御手段は、前記画像形成装置からの前記更新画像が前記位置情報の送信時点から所定期間内に受信される場合には、前記特定領域に対して前記ジェスチャ操作が行われた旨を判定し、前記更新画像に基づく表示画面を新たな操作画面として表示し、前記画像形成装置からの前記更新画像が前記位置情報の前記送信時点から前記所定期間内に受信されない場合には、前記特定領域以外の領域に対して前記ジェスチャ操作が行われた旨を判定し、現在表示中の操作画面に関する前記表示用画像の表示対象範囲を前記ジェスチャ操作による変更後の前記表示範囲パラメータに基づいて変更して生成した表示画面を、新たな操作画面として表示し、前記特定領域以外の領域に対して前記ジェスチャ操作が行われた旨が一旦判定され且つ前記ジェスチャ操作が継続中であると判定される場合には、前記画像形成装置からの前記更新画像の到達を待つことなく、前記ジェスチャ操作の内容と前記記憶手段に記憶されていた前記ジェスチャ操作前の前記表示範囲パラメータとに基づいて前記ジェスチャ操作継続中における最新の表示範囲パラメータを決定し、現在表示中の操作画面に関する前記表示用画像の表示対象範囲を前記最新の前記表示範囲パラメータに基づいて変更して生成した表示画面を、最新の操作画面として表示することを特徴とする。
請求項12の発明は、画像形成装置を遠隔操作することが可能な外部端末であって、前記画像形成装置の遠隔操作用の操作画面に関する表示用画像を受信する受信手段と、前記表示用画像に基づき前記操作画面を表示する表示制御手段と、前記操作画面に対するジェスチャ操作を受け付ける入力制御手段と、前記ジェスチャ操作の操作位置を示す位置情報を前記画像形成装置に送信する送信手段と、を備え、前記表示制御手段は、前記位置情報の送信に応じて前記ジェスチャ操作による前記操作画面内の特定領域に対する変更指示を反映した更新画像が前記画像形成装置から送信されてくる場合には、前記更新画像に基づく表示画面を新たな操作画面として表示し、前記位置情報の送信に応じて前記更新画像が前記画像形成装置から送信されてこない場合には、現在表示中の操作画面に関する前記表示用画像に基づく表示画面を新たな操作画面として表示し、前記外部端末は、前記表示用画像のうち前記操作画面として表示される対象範囲を示す表示範囲パラメータを記憶する記憶手段、をさらに備え、前記表示制御手段は、前記画像形成装置からの前記更新画像が受信される場合には、前記記憶手段に記憶されている前記表示範囲パラメータであって前記ジェスチャ操作前の前記表示範囲パラメータを用いて前記更新画像に関する表示範囲決定処理を施して前記更新画像に基づく表示画面を生成し、前記更新画像に基づく当該表示画面を新たな操作画面として表示し、前記画像形成装置からの前記更新画像が受信されず前記特定領域以外の領域に対して前記ジェスチャ操作が行われた旨が判定される場合には、前記ジェスチャ操作の内容と前記記憶手段に記憶されていた前記ジェスチャ操作前の前記表示範囲パラメータとに基づいて前記ジェスチャ操作による変更後の前記表示範囲パラメータを決定し、現在表示中の操作画面に関する前記表示用画像の表示対象範囲を前記ジェスチャ操作による変更後の前記表示範囲パラメータに基づいて変更して生成した表示画面を、新たな操作画面として表示し、前記表示制御手段は、前記画像形成装置からの前記更新画像が前記位置情報の送信時点から所定期間内に受信される場合には、前記特定領域に対して前記ジェスチャ操作が行われた旨を判定し、前記更新画像に基づく表示画面を新たな操作画面として表示し、前記画像形成装置からの前記更新画像が前記位置情報の前記送信時点から前記所定期間内に受信されない場合には、前記特定領域以外の領域に対して前記ジェスチャ操作が行われた旨を判定し、現在表示中の操作画面に関する前記表示用画像の表示対象範囲を前記ジェスチャ操作による変更後の前記表示範囲パラメータに基づいて変更して生成した表示画面を、新たな操作画面として表示し、前記特定領域以外の領域に対して前記ジェスチャ操作が行われた旨が一旦判定され且つ前記ジェスチャ操作が継続中であると判定される場合には、前記画像形成装置からの前記更新画像の到達を待つことなく、前記ジェスチャ操作の内容と前記記憶手段に記憶されていた前記ジェスチャ操作前の前記表示範囲パラメータとに基づいて前記ジェスチャ操作継続中における最新の表示範囲パラメータを決定し、現在表示中の操作画面に関する前記表示用画像の表示対象範囲を前記最新の前記表示範囲パラメータに基づいて変更して生成した表示画面を、最新の操作画面として表示することを特徴とする。
請求項13の発明は、画像形成装置を遠隔操作することが可能な外部端末に内蔵されるコンピュータに、a)前記画像形成装置の遠隔操作用の操作画面に関する表示用画像を受信するステップと、b)前記表示用画像に基づき前記操作画面を表示するステップと、c)前記操作画面に対するジェスチャ操作を受け付けるステップと、d)前記ジェスチャ操作の操作位置を示す位置情報を前記画像形成装置に送信するステップと、e)前記位置情報の送信に応じて前記ジェスチャ操作による前記操作画面内の特定領域に対する変更指示を反映した更新画像が前記画像形成装置から送信されてくる場合には、前記更新画像に基づく表示画面を新たな操作画面として表示し、前記位置情報の送信に応じて前記更新画像が前記画像形成装置から送信されてこない場合には、現在表示中の操作画面に関する前記表示用画像に基づく表示画面を新たな操作画面として表示するステップと、f)前記表示用画像のうち前記操作画面として表示される対象範囲を示す表示範囲パラメータを記憶するステップと、を実行させるためのプログラムであって、前記ステップe)においては、前記画像形成装置からの前記更新画像が受信される場合には、前記ステップf)において記憶されている前記表示範囲パラメータであって前記ジェスチャ操作前の前記表示範囲パラメータを用いて前記更新画像に関する表示範囲決定処理を施して前記更新画像に基づく表示画面が生成され、前記更新画像に基づく当該表示画面が新たな操作画面として表示され、前記画像形成装置からの前記更新画像が受信されず前記特定領域以外の領域に対して前記ジェスチャ操作が行われた旨が判定される場合には、前記ジェスチャ操作の内容と前記ステップf)において記憶されていた前記ジェスチャ操作前の前記表示範囲パラメータとに基づいて前記ジェスチャ操作による変更後の前記表示範囲パラメータが決定され、現在表示中の操作画面に関する前記表示用画像の表示対象範囲を前記ジェスチャ操作による変更後の前記表示範囲パラメータに基づいて変更して生成した表示画面が、新たな操作画面として表示され、前記ステップe)においては、前記画像形成装置からの前記更新画像が前記位置情報の送信時点から所定期間内に受信される場合には、前記特定領域に対して前記ジェスチャ操作が行われた旨が判定され、前記更新画像に基づく表示画面が新たな操作画面として表示され、前記画像形成装置からの前記更新画像が前記位置情報の前記送信時点から前記所定期間内に受信されない場合には、前記特定領域以外の領域に対して前記ジェスチャ操作が行われた旨が判定され、現在表示中の操作画面に関する前記表示用画像の表示対象範囲を前記ジェスチャ操作による変更後の前記表示範囲パラメータに基づいて変更して生成した表示画面が、新たな操作画面として表示され、前記特定領域以外の領域に対して前記ジェスチャ操作が行われた旨が一旦判定され且つ前記ジェスチャ操作が継続中であると判定される場合には、前記画像形成装置からの前記更新画像の到達を待つことなく、前記ジェスチャ操作の内容と前記ジェスチャ操作前の前記表示範囲パラメータとに基づいて前記ジェスチャ操作継続中における最新の表示範囲パラメータが決定され、現在表示中の操作画面に関する前記表示用画像の表示対象範囲を前記最新の前記表示範囲パラメータに基づいて変更して生成した表示画面が、最新の操作画面として表示されることを特徴とする。
請求項1〜請求項13に記載の発明によれば、画像形成装置の遠隔操作用の操作画面内の2種類の領域に対するジェスチャ操作を適切に区別することが可能である。
特に、請求項2および請求項9に記載の発明によれば、操作者のジェスチャ操作に対応する表示範囲を適切に表示させることができる。
また特に、請求項4,11〜13に記載の発明によれば、特定領域以外の領域に対するジェスチャ操作が開始され且つ当該ジェスチャ操作が継続中である場合には、所定期間の待機動作を行うことなく、当該ジェスチャ操作継続中における最新の表示範囲パラメータと現在表示中の表示用画像とを用いて更に新たな操作画面を表示することが可能である。
画像形成システムを示す図である。 画像形成装置の機能ブロックを示す図である。 外部端末の概略構成を示す機能ブロック図である。 画像形成装置の動作を示すフローチャートである。 外部端末の動作を示すフローチャートである。 図5の一部の動作を詳細に示す図である。 図5の一部の動作を詳細に示す図である。 プレビュー領域に対する拡大操作が行われた際の動作を示す図である。 プレビュー領域以外の領域に対する拡大操作が行われた際の動作を示す図である。 初期状態の操作画面を示す図である。 プレビュー領域以外の領域に対する拡大操作に応じて表示される新たな操作画面を示す図である。 表示対象領域を示す図である。 プレビュー領域以外の領域に対するスライド操作等に応じて表示される新たな操作画面を示す図である。 表示対象領域を示す図である。 プレビュー領域に対する拡大操作等に応じて表示される新たな操作画面を示す図である。 表示対象領域を示す図である。 プレビュー領域に対する拡大操作に応じて表示される新たな操作画面を示す図である。 変形例に係る操作画面を示す図である。 リスト表示領域に対するスライド操作に応じて表示される新たな操作画面を示す図である。 リスト表示領域以外の領域に対するスライド操作に応じて表示される新たな操作画面を示す図である。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
<1.構成概要>
図1は、画像形成システム1を示す図である。図1に示すように、画像形成システム1は、画像形成装置10と外部端末50とを備える。
画像形成装置10と外部端末50とは、ネットワークNWを介して互いに接続される。ネットワークNWは、LAN(Local Area Network)およびインターネットなどによって構成される。また、ネットワークNWに対する接続態様は、有線接続であってもよく、或いは無線接続であってもよい。たとえば、画像形成装置10はネットワークNWに対して有線接続され、外部端末50はネットワークNWに対して無線接続される。
画像形成システム1においては、画像形成装置10に対する各種の操作を外部端末50を用いて行うことが可能である。すなわち、外部端末50は、画像形成装置10を遠隔操作することが可能である。なお、この画像形成システム1は、画像形成装置10の遠隔操作を行う遠隔操作システムなどとも表現される。
<2.画像形成装置の構成>
図2は、画像形成装置10の機能ブロックを示す図である。ここでは、画像形成装置10として、MFP(マルチ・ファンクション・ペリフェラル(Multi-Functional Peripheral))を例示する。図2においては、MFP10の機能ブロックが示されている。
MFP10は、スキャン機能、コピー機能、ファクシミリ機能およびボックス格納機能などを備える装置(複合機とも称する)である。具体的には、MFP10は、図2の機能ブロック図に示すように、画像読取部2、印刷出力部3、通信部4、格納部5、操作部6およびコントローラ9等を備えており、これらの各部を複合的に動作させることによって、各種の機能を実現する。
画像読取部2は、MFP10の所定の位置に載置された原稿を光学的に読み取って(すなわちスキャンして)、当該原稿の画像データ(原稿画像なしいスキャン画像とも称する)を生成する処理部である。この画像読取部2は、スキャン部であるとも称される。
印刷出力部3は、印刷対象に関するデータに基づいて紙などの各種の媒体に画像を印刷出力する出力部である。
通信部4は、公衆回線等を介したファクシミリ通信を行うことが可能な処理部である。さらに、通信部4は、ネットワークNWを介したネットワーク通信を行うことも可能である。このネットワーク通信では、たとえば、TCP/IP(Transmission Control Protocol / Internet Protocol)等の各種のプロトコルが利用される。当該ネットワーク通信を利用することによって、MFP10は、所望の相手先(たとえば、外部端末50)との間で各種のデータを授受することが可能である。通信部4は、各種データを送信する送信部4aと各種データを受信する受信部4bとを有する。
格納部5は、ハードディスクドライブ(HDD)等の記憶装置で構成される。格納部5は、印刷ジョブに係るデータ等を記憶する。
操作部6は、MFP10に対する操作入力を受け付ける操作入力部6aと、各種情報の表示出力を行う表示部6bとを備えている。
このMFP10においては、略板状の操作パネル部6c(図1参照)が設けられている。また、操作パネル部6cは、その正面側にタッチパネル25(図1参照)を有している。タッチパネル25は、操作入力部6aの一部としても機能するとともに、表示部6bの一部としても機能する。タッチパネル25は、液晶表示パネルに各種センサ等が埋め込まれて構成され、各種情報を表示するとともに操作者からの各種の操作入力を受け付けることが可能である。
たとえば、タッチパネル25においては、メニュー画像(ボタン画像等を含む)が表示される。操作者は、タッチパネル25内に仮想的に配置されるボタン(ボタン画像で表現されるボタン)を押下することによって、画像形成装置10の各種動作内容を設定することなどが可能である。
タッチパネル25に表示される操作画面としては、プレビュー領域RSと当該プレビュー領域RS以外の領域RTとを含むプレビュー表示画面が例示される。プレビュー領域RSは、文書のプレビューを表示する領域である。当該プレビュー領域RSにおいては、表示対象文書が表示される。また、表示対象文書の各ページを拡大して表示すること、および各ページにおける表示位置を変更することなどが可能である。
なお、後述するように、外部端末50のタッチパネル75(図1参照)においては、画像形成装置10のタッチパネル25に表示される操作画面と同様の画面が表示される。外部端末50のタッチパネル75に表示された操作画面を用いることにより、画像形成装置10のタッチパネル25に表示された操作画面を用いる操作と同様の操作が実現される。
コントローラ9は、MFP10に内蔵され、MFP10を統括的に制御する制御装置である。コントローラ9は、CPUおよび各種の半導体メモリ(RAMおよびROM)等を備えるコンピュータシステムとして構成される。コントローラ9は、CPUにおいて、ROM(例えば、EEPROM)内に格納されている所定のソフトウエアプログラム(以下、単にプログラムとも称する)PG1を実行することによって、各種の処理部を実現する。なお、当該プログラム(詳細にはプログラムモジュール群)PG1は、USBメモリなどの可搬性の記録媒体、あるいはネットワークNW等を介してMFP10にインストールされてもよい。
具体的には、図2に示すように、コントローラ9は、プログラムPG1の実行により、通信制御部11と動作制御部12と判定部13と画像生成部15とを含む各種の処理部を実現する。
通信制御部11は、他の装置(外部端末50等)との間の通信動作を制御する処理部である。たとえば、通信制御部11は、通信部4等と協働して、外部端末50における遠隔操作画面(単に操作画面とも称する)MS(図10等)の表示用画像(詳細にはそのデータ)等を外部端末50に送信する。
判定部13は、外部端末50におけるジェスチャ操作(詳細にはタッチジェスチャ操作)の内容等を判定する処理部である。たとえば、判定部13は、外部端末50から送信されてきた位置情報MP(ジェスチャ操作に係る時系列の座標値等)に基づいて、外部端末50におけるジェスチャ操作の内容を判定する。また、判定部13は、外部端末50から送信されてきた位置情報MPに基づいて、ジェスチャ操作が操作画面MS内のプレビュー領域RSに対する操作であるか否かを判定する判定動作をも行う。
画像生成部15は、遠隔操作画面MSに関する画像データ(表示用データ)を生成する処理部である。
動作制御部12は、画像形成装置10における印刷出力動作およびスキャン動作などの各種動作を制御する。また、動作制御部12は、外部端末50による遠隔操作に対応するための動作を統括的に制御する。
<3.外部端末の構成>
次に外部端末(遠隔操作装置とも称する)50の構成について説明する。
外部端末50は、他の装置との間でのネットワーク通信が可能な携帯式の情報入出力端末装置である。ここでは、外部端末50として、タブレット型端末を例示する。ただし、これに限定されず、外部端末50は、スマートフォンであってもよく、パーソナルコンピュータなどであってもよい。また、外部端末50は、携帯式の装置であってもよく、据置型の装置であってもよい。
図3は、外部端末50の概略構成を示す機能ブロック図である。
外部端末50は、図3の機能ブロック図に示すように、通信部54、格納部55、操作部56およびコントローラ59等を備えており、これらの各部を複合的に動作させることによって、各種の機能を実現する。
通信部54は、ネットワークNWを介したネットワーク通信を行うことが可能である。このネットワーク通信では、たとえば、TCP/IP(Transmission Control Protocol / Internet Protocol)等の各種のプロトコルが利用される。当該ネットワーク通信を利用することによって、外部端末50は、所望の相手先(画像形成装置10等)との間で各種のデータを授受することが可能である。通信部54は、各種データを送信する送信部54aと各種データを受信する受信部54bとを有する。たとえば、受信部54bは、操作画面(遠隔操作用の操作画面)MSの表示用画像(詳細にはその画像データ)等をMFP10から受信し、送信部54aは、タッチパネル75に表示された操作画面MSに対する操作入力の情報(タッチ座標情報等)をMFP10に送信する。
格納部55は、不揮発性の半導体メモリ等の記憶装置で構成される。格納部55には、MFP10から送信されてきた各種の画像データが一時的に格納される。たとえば、操作画面MSの表示用画像の画像データ等が一時的に格納される。
また、格納部55は、操作画面MSに関する表示範囲パラメータPMをも記憶する。表示範囲パラメータPMは、操作画面MSの表示用画像のうち実際に操作画面MSとして表示される範囲(表示対象となる範囲)RMを示すパラメータである。表示範囲パラメータPMは、たとえば、「シフト位置」を示すパラメータおよび「変倍率」を示すパラメータで構成される。「シフト位置」は、操作画面MSの表示用画像のうちの表示対象範囲の基準点(たとえば左上の点)と元の表示用画像の基準点(たとえば左上の点)とのずれ(シフト量)を示すものである。「シフト位置」は、元の表示用画像に固定された所定の座標系における、表示対象範囲RMの基準点の座標値等で示される。より具体的には、操作画面MSの元の表示用画像G1全体のうちの拡大操作後の表示対象範囲RM(図12参照)の基準点(たとえば左上の点)の座標値(P2(X2,Y2))等で示される。また、「変倍率」は、表示用画像全体のうちの表示対象領域が元の表示用画像と同じ大きさで表示される際における倍率(端的に言えば、見かけ上の表示倍率)である。たとえば、矩形形状を有する表示対象範囲RMの一辺の長さ(画素数)が元の表示用画像G1の一辺の長さ(画素数)の1/2(2分の1)であるときには、「変倍率」は、1/2の逆数の「2」、すなわち200%である。図11には、元の表示用画像G1(図10参照)のうち、図12に示される表示対象範囲RMがタッチパネル75全体に拡大されて(200%で)表示される様子が示されている。
なお、ここでは、表示範囲パラメータPMが「変倍率」および「シフト位置」で構成される態様が例示されるが、これに限定されない。たとえば、表示範囲パラメータPMは、矩形形状の表示対象範囲RMを規定する2点の座標値(詳細には、表示範囲の左上端の点の座標値および右下端の点の座標値)で構成されるものであってもよい。また、ここでは、表示対象範囲RMが回転されない態様を例示しているが、表示対象範囲RMが回転される場合には、表示範囲パラメータPMは、回転角度を示すパラメータなどを有するものであってもよい。
操作部56は、外部端末50に対する操作入力を受け付ける操作入力部56aと、各種情報の表示出力を行う表示部56bとを備えている。この外部端末50においては、液晶表示パネルに各種センサ等が埋め込まれて構成されたタッチパネル75(図1参照)が設けられている。具体的には、図1に示すように、略板状の外部端末50の正面側において、その周縁部(枠部)を除くほぼ全面にわたってタッチパネル75が設けられている。このタッチパネル75は、操作入力部56aの一部としても機能するとともに、表示部56bの一部としても機能する。
このタッチパネル75は、マルチタッチパネルとして構成されるユーザインタ−フェイスである。タッチパネル75は、ユーザの1本の手指によるタッチ操作(シングルタッチ操作)と、ユーザの複数本の手指によるタッチ操作(マルチタッチ操作とも称する)との双方を受け付けることが可能である。
まず、タッチパネル75は、ユーザの1本の手指によるタッチ操作(シングルタッチ操作とも称する)を受け付けることが可能である。たとえば、操作者は、画面にタッチしている1本の指をタッチ状態を継続しながら移動させる操作(スライド操作(フリック操作))によって移動指示を付与することが可能である。
さらに、タッチパネル75は、ユーザの複数本の手指によるタッチ操作(マルチタッチ操作とも称する)を受け付けることが可能である。たとえば、操作者は、画面にタッチしている2本の指の距離を増大させる操作(ピンチアウト操作)によって拡大指示を付与すること、あるいは逆に2本の指の距離を低減させること(ピンチイン操作)によって縮小指示を付与することが可能である。このように、画面にタッチしている2本の指の距離を変更する操作(ピンチ操作)によって、画面の変倍処理(拡大処理および/または縮小処理)を指示することが可能である。
タッチパネル75には、タッチパネル25の操作画面と同様の操作画面が遠隔操作画面MS(MFP10を遠隔操作するための画面)として表示される。たとえば、プレビュー領域RSと当該プレビュー領域RS以外の領域RTとを含む操作画面MS(図10参照)が表示される。また、タッチパネル75は、当該遠隔操作画面MS等に対するタッチジェスチャ操作(タッチ操作とも称する)を受け付ける。
後述するように、タッチパネル75の操作者は、操作画面MSに対して拡大操作等(変更指示)を付与することが可能である。より詳細には、プレビュー領域RSに対する拡大操作によって、表示対象文書の各ページをプレビュー領域RS内において拡大して表示することが可能である(図17参照)。また、プレビュー領域RSに対するスライド操作(タッチ操作)によって、プレビュー領域RS内における各ページの表示範囲をスライド移動することなども可能である。また、タッチパネル75内の全領域RLのうちプレビュー領域RSを除いた領域RTに対して操作者による拡大操作が行われると、外部端末50による独自の拡大処理が行われる(図11参照)。具体的には、操作画面MSのうちのプレビュー領域RS内の画像のみが選択的に拡大されるのではなく、操作画面MSが全体的に拡大される。
再び図3を参照する。図3のコントローラ59は、外部端末50に内蔵され、外部端末50を統括的に制御する制御装置である。コントローラ59は、CPUおよび各種の半導体メモリ(RAMおよびROM)等を備えるコンピュータシステムとして構成される。コントローラ59は、CPUにおいて、記憶部(半導体メモリ等)内に格納されている所定のソフトウエアプログラム(以下、単にプログラムとも称する)PG2を実行することによって、各種の処理部を実現する。なお、当該プログラムPG2は、USBメモリなどの可搬性の記録媒体、あるいはネットワークNW等を介して外部端末50にインストールされるようにしてもよい。
プログラムPG2は、画像形成装置10を遠隔操作するアプリケーションソフトウエアプログラムであり、遠隔操作に関する諸機能等を実現する。
具体的には、コントローラ59は、プログラムPG2の実行により、通信制御部61と入力制御部62と座標変換部63と判定部64と表示制御部65とを含む各種の処理部を実現する。
通信制御部61は、通信部54等と協働して、画像形成装置10等との通信動作を制御する処理部である。たとえば、通信制御部61は、通信部54等と協働して、外部端末50における操作画面MSの表示用画像等を受信する。
入力制御部62は、操作入力部56a(タッチパネル75等)に対する操作入力動作を制御する制御部である。たとえば、入力制御部62は、操作画面MSに対するジェスチャ操作を受け付ける動作を制御する。
座標変換部63は、タッチ操作に関する1点ないし2点のタッチ位置の座標値を、外部端末50のタッチパネル75における座標系の値から、画像形成装置10のタッチパネル25における座標系の値へと変換する処理部である。なお、変換後の座標値は、ジェスチャ操作の操作位置を示す位置情報(操作位置情報)MPとして、通信制御部61等によって画像形成装置10に送信される。
判定部64は、ジェスチャ操作(詳細にはタッチジェスチャ操作)の内容等を判定する処理部である。たとえば、判定部64は、タッチパネル75にて検出された位置情報MP(ジェスチャ操作に係る時系列の座標値等)に基づいて、外部端末50におけるジェスチャ操作の内容を判定する。判定部64は、操作者のタッチジェスチャ操作が、拡大操作、スライド操作などの複数の種類の操作のいずれに該当するか等、を判定するとともに、当該操作における拡大倍率等の各種パラメータを取得する。
表示制御部65は、表示部56b(タッチパネル75等)における表示動作を制御する処理部である。表示制御部65は、画像形成装置10を遠隔操作するための操作画面MS等をタッチパネル75に表示させる。表示制御部65の動作については後に詳述する。
<4.動作>
<概略>
つぎに、この画像形成システム1における動作について説明する。
この実施形態に係る画像形成システム1においては、外部端末50のタッチパネル75におけるジェスチャ操作(タッチジェスチャ操作)に応じて、タッチパネル75に表示された操作画面に関する変倍処理(拡大処理および縮小処理)ならびにスライド処理等を行うことが可能である。
上述のように、操作画面MSには2種類の領域RS,RTが設けられる。
ユーザは、当該2種類の領域RS,RTのそれぞれに対して変倍処理を施すことが可能である。ただし、一方の領域(プレビュー領域)RSに対する拡大操作は、プレビュー領域RS内に表示された文書(表示対象文書)の拡大操作(部分的な拡大操作)を意味し、他方の領域RTに対する拡大操作は操作画面を全体的に拡大すべき旨の拡大操作を意味する。
たとえば、図10のような操作画面MS1が表示されている際に、操作画面MS1内においてプレビュー領域RS以外の領域RTに対する拡大操作(ピンチアウト操作等)が行われると、たとえば図11のような表示画面が新たな操作画面MS2として、タッチパネル75に表示される。図11は、図12(図10)において破線で囲まれる領域RM(RM2)が画面全体に拡大して表示された様子を示す図である。なお、図12は、図10の操作画面MS1の表示用画像G1と当該表示用画像G1のうち図11の操作画面MS2で表示されている範囲(表示対象範囲)RMとの関係を示す図である。
一方、図10のような操作画面MS(MS1)が表示されている際に、プレビュー領域RSに対する拡大操作(ピンチアウト操作等)が行われると、図17のような表示画面が新たな操作画面MS(MS5)としてタッチパネル75に表示される。図17の新たな操作画面においては、タッチ操作の直前時点でタッチパネル75に表示されていた操作画面のうちプレビュー領域RS内部のみが(選択的に)拡大されている。
この画像形成システム1においては、タッチパネル75に表示された操作画面MSに対する画像変更処理(拡大処理等)は基本的には外部端末50側のみで実行される。ただし、プレビュー領域RSに対する拡大操作が行われた場合には、当該拡大操作に応じた画像生成処理は、画像形成装置10側で実行される。そして、処理結果である新たな表示用画像(更新画像)が画像形成装置10から外部端末50に転送され、外部端末50において当該新たな表示用画像(更新画像)に基づく拡大表示が行われる。
より詳細には、画像形成装置10の判定部13は、外部端末50から送信されてきた位置情報MP(ジェスチャ操作に関する座標値等)に基づいて、外部端末50におけるジェスチャ操作が操作画面MS内のプレビュー領域RSに対する操作であるか否かを判定する。また、画像生成部15は、ジェスチャ操作がプレビュー領域RSに対する操作である旨が判定されることを条件として、操作画面に関する更新画像(更新表示用画像とも称する)RG、より詳細にはジェスチャ操作によるプレビュー領域RSに対する変更指示(ここでは拡大指示)を反映した更新画像RGを生成する。そして、送信部4aは、当該更新画像RGを外部端末50に送信する。
画像形成装置10から送信されてきた更新画像RGを外部端末50の受信部54bが受信すると、外部端末50の表示制御部65は、更新画像RGに基づく表示画面を新たな操作画面MSとして表示する。換言すれば、更新画像RGが新たな表示用画像として用いられて新たな操作画面MSが表示される。具体的には、位置情報MPの送信時点T1から所定期間TM(たとえば、数百ミリ秒〜1秒)内に画像形成装置10からの更新画像RGが受信される場合には、表示制御部65は、更新画像RGに基づく表示画面を新たな操作画面として表示する。
一方、画像形成装置10からの更新画像RGが位置情報MPの送信時点T1から所定期間TM内に受信されない場合には、表示制御部65は、プレビュー領域RS以外の領域RTに対してジェスチャ操作が行われた旨を判定する。そして、現在表示中の操作画面MSに関する表示用画像に対してジェスチャ操作による変更指示(拡大指示等)に対応する画像処理(拡大処理等)を施して生成した表示画面を新たな操作画面として表示する。
このような動作について図4〜図9等を参照しながら更に説明する。図4は、画像形成装置10の動作を示すフローチャートである。図5は、外部端末50の動作を示すフローチャートである。図6および図7は、図5の一部の動作を詳細に示す図である。図4の処理ルーチンは、画像形成装置10において微小時間Δt間隔(たとえば、数ミリ秒〜数百ミリ秒)で繰り返し実行される。同様に、図5の処理ルーチンは、外部端末50において微小時間Δt間隔で繰り返し実行される。また、図8および図9は、画像形成システム1における動作例を示す図である。図8は、プレビュー領域RSに対する拡大操作が行われた際の動作を示す図であり、図9は、プレビュー領域RS以外の領域RTに対する拡大操作が行われた際の動作を示す図である。
まず、外部端末50のタッチパネル75に対するユーザによるタッチ操作が行われると、外部端末50(詳細には入力制御部62)は、当該タッチ操作におけるタッチ座標値を検出する。たとえば、マルチタッチ操作における複数のタッチ位置を示す複数の点の座標値(タッチ座標値)が検出される。より詳細には、複数のタッチ位置に関してそれぞれ時系列のタッチ座標値が検出される。タッチ座標が検出されると、図5のステップS31からステップS32に進む。タッチ座標がステップS31において検出されない場合には、図5の処理ルーチンは、一旦終了し、微小時間Δt後に再び呼び出されて実行される。
また、外部端末50(詳細には座標変換部63)は、検出された各座標値を、画像形成装置10のタッチパネル25におけるパネル座標系の座標値(パネル座標値)に変換する(ステップS32)。そして、外部端末50(詳細には送信部54a)は、変換後の座標値(パネル座標値)を、タッチ操作に関する位置情報MPとして画像形成装置10に送信する(ステップS33)。このようにして、ユーザによるタッチ操作(ジェスチャ操作)に関する位置情報MPが外部端末50から画像形成装置10に送信される。
一方、画像形成装置10は、図4のステップS11において、タッチ座標を受信するとステップS11からステップS12に進む。タッチ座標が受信されない場合には、図4の処理ルーチンは、一旦終了し、微小時間Δt後に再び呼び出されて実行される。
次のステップS12においては、画像形成装置10(詳細には判定部13)は、外部端末50から送信されてくるタッチ座標の経時変化に基づいてジェスチャ種類の判定動作を実行する。たとえば、2つのタッチ位置の相互間距離が座標が時間経過に従って増大しているときには、当該ジェスチャ操作がピンチアウト操作(マルチタッチ操作)による変倍指示操作(単に変倍操作とも称する)である旨が判定される。あるいは、タッチ位置が1つであり、当該タッチ位置が時間経過に従って移動しているときには、当該ジェスチャ操作がスライド操作(シングルタッチ操作)によるスライド移動指示操作(単にスライド操作とも称する)である旨が判定される。その後、他の操作種類等も判定される。
また、各種の指示操作(変倍操作あるいはスライド操作等)に関する詳細指示情報も取得される。たとえば、変倍指示操作において指示された変倍率(たとえば、拡大倍率「150%」等)および変倍指示操作において指示されたシフト位置PS(XS,YS)が取得される。あるいは、スライド操作において指示されたシフト位置PS(XS,YS)が取得される。
ステップS13においては、ジェスチャ操作が複数の特定の操作(ここでは変倍操作およびスライド操作)のいずれかに該当するか否かが判定される。ジェスチャ操作が特定の操作である場合にはステップS14に進み、ジェスチャ操作が特定の操作でない場合には図4のルーチン処理は終了する。
ステップS14においては、当該特定の操作がプレビュー領域RSに対して行われたものか否かが判定される。具体的には、タッチ座標値(詳細には複数のタッチ座標値の平均値)がプレビュー領域RS内の値であるか否かに基づいて判定される。このように、外部端末50から送信されてきた位置情報MP(ジェスチャ操作に関する座標値等)に基づいて、外部端末50におけるジェスチャ操作が操作画面MS内のプレビュー領域RSに対する操作であるか否かが判定される。当該判定処理は、画像形成装置10の判定部13によって実行される。
タッチ座標値がプレビュー領域RS以外の領域RTの値である場合には、当該特定の操作がプレビュー領域RS以外の領域RTに対して行われたものと判定され、図4の処理ルーチンは終了する。
一方、タッチ座標値がプレビュー領域RS内の値である場合には、当該特定の操作がプレビュー領域RSに対して行われたものと判定され、ステップS15に進む。
ステップS15では、タッチパネル75の操作画面MSに関する更新表示用の画像(更新画像)RG(たとえばG5)が生成される。当該更新画像RGは、ジェスチャ操作によるプレビュー領域RSに対する変更指示を反映した画像である。
ステップS16では、画像形成装置10(詳細には送信部4a)は、当該更新画像RGを外部端末50に送信する。
このように、ジェスチャ操作がプレビュー領域RSに対する操作である旨が判定されることを条件として、画像形成装置10は更新画像RGを生成し当該更新画像RGを外部端末50に送信する(図8も参照)。
たとえば、図10の操作画面MSが表示されている際に、プレビュー領域RSに対する拡大操作が行われると、図17のような更新画像RG(G5)が画像形成装置10によって生成される。そして、当該更新画像RG(G5)が画像形成装置10から外部端末50に送信される。更新画像G5(図17)においては、プレビュー領域RS内部のみの表示倍率が(たとえば100%から150%に)変更されている。
再び図5を参照する。
ステップS33の次のステップS34において、外部端末50においてもジェスチャ判定処理が実行される。具体的には、外部端末50(詳細には判定部64)は、検出されたタッチ座標の経時変化に基づいてジェスチャ種類の判定動作を実行する。ステップS12と同様に、タッチ座標の経時変化で示されるジェスチャ操作が、変倍操作(ピンチ操作)およびスライド操作等のいずれに該当するかが判定される。また、変倍操作あるいはスライド操作に関する詳細指示情報も取得される。このようにして、ジェスチャ操作の内容に関する情報が取得される。
ステップS35では、ジェスチャ判定結果に基づく分岐処理が行われる。変倍操作およびスライド操作のいずれにも該当しない場合には、ステップS40に進み、フラグリセット処理(フラグFGの値をリセットする処理)が行われる。一方、変倍操作およびスライド操作のいずれかに該当する場合には、ステップS36に進む。
ステップS36では、フラグFGがオン状態(FG=1)であるか否かに基づく分岐処理が行われる。フラグFGがオン状態を有している場合にはステップS41に進み、フラグFGがオフ状態を有している場合にはステップS37に進む。フラグFGは、初期状態ではゼロ(オフ状態)に設定されており、後述するように、プレビュー領域RS以外の領域RTに対する拡大操作がなされている旨が判定されるとフラグFGはオン状態に変更され、当該拡大操作が継続されている期間においてフラグFGのオン状態が継続される。
ステップS37においては、ステップS33における送信時点T1から所定期間TM(たとえば数百ミリ秒)が経過した(タイムアウトした)か否かが判定される。送信時点T1から所定期間TMが経過しているときにはステップS41に進み、送信時点T1から所定期間TMが経過していないときにはステップS38に進む。ステップS38では、画像形成装置10からの更新画像RGを受信したか否かが判定され、未だ受信されていない場合にはステップS37に戻る。ステップS37,S38により構成される待ちループにおいて、タイムアウトする前に更新画像RGが受信された場合には、ステップS38からステップS39に進む。一方、更新画像RGが受信されずにタイムアウトした場合には、ステップS41に進む。
ステップS39においては、受信した更新画像RGを用いて表示更新処理が実行される(図6参照)。具体的には、受信した更新画像RGを、ジェスチャ操作前の表示範囲パラメータPM(変倍率およびシフト位置等)に基づいて表示する(ステップS51)。ステップS39では、表示範囲パラメータPMとして、格納部55に保存されている値(更新前の値)が用いられる。また、ステップS52では、当該表示範囲パラメータPMが変更されずにそのまま維持される。その後、ステップS40に進み、フラグFGがリセット(FG=0)され、図5の処理は終了する。
一方、ステップS41においては、フラグFGがオン状態(FG=1)に変更され、ステップS42(図7参照)に進む。ステップS42では、現在表示中の操作画面に関する表示用画像に対して、ジェスチャ操作による変更指示に対応する画像処理(具体的には、当該表示用画像から表示対象範囲の画像を抽出する抽出処理、および当該表示対象範囲の画像を変倍(拡大ないし縮小)する変倍処理等)をジェスチャ操作による変更後の表示範囲パラメータPMに基づいて施して生成した表示画面が、新たな操作画面として表示される(図11および図12等参照)。ステップS42で利用されるジェスチャ操作による変更後の表示範囲パラメータPMは、当該ジェスチャ操作での指示内容(変倍率、シフト位置等)と格納部55に保存されているジェスチャ操作前の表示範囲パラメータPM(更新前のパラメータ値)とに基づいて算出(決定)される。また、算出(決定)された表示範囲パラメータPMは、当該ジェスチャ操作による変更後の新たな表示範囲パラメータPMとして、更新保存される(ステップS63,S65(図7))。ステップS42が終了すると、図5の処理は一旦終了する。
<プレビュー領域に関する拡大処理>
つぎに、より具体的な動作例について説明する。以下では、
(1)プレビュー領域RSに対する拡大操作が最初に行われる際の動作、
(2)プレビュー領域RS以外の領域RTに対する拡大操作が最初に行われる際の動作、
(3)上記(2)の動作等の後にプレビュー領域RSに対する拡大操作が行われる際の動作、
についてさらに詳細に説明する。
まず、(1)プレビュー領域RSに対する拡大操作が最初に行われる際における動作、について説明する。
具体的には、図10の操作画面MS1が表示されている際に、プレビュー領域RSに対する拡大操作が行われると、図17のような更新画像RG(G5)が表示される。このような更新動作等について説明する。
まず、外部端末50において、図5のステップS31でタッチ座標が検出され、ステップS32〜S33の処理が順次に行われる。一方、画像形成装置10においては、図4のステップS11でタッチ座標が受信され、ステップS12,S13,S14,S15,S16の各処理が順次実行される。特にステップS13ではジェスチャ操作が拡大処理である旨が判定され、ステップS14ではタッチ座標値がプレビュー領域RS内である旨が判定される(図8も参照)。そして、図17のような更新画像RG(G5)が生成され(ステップS15)、当該更新画像G5が外部端末50に送信される(ステップS16)。更新画像G5は、プレビュー領域RSにおいてのみ、元の表示用画像G1と異なる内容を有している。
また、外部端末50は、ステップS34以降において次のような処理を実行する。
ステップS34においては、ジェスチャ判定処理およびジェスチャ操作に関する詳細指示情報の取得処理が実行される。また、ジェスチャ操作が拡大操作である旨が判定されることに応じて、ステップS35からステップS36に進む。また、フラグFGは初期状態ではオフ状態を有しているため、ステップS36からステップS37へと進み、ステップS37,S38のループ処理に進む。そして、ステップS37でタイムアウトする前に、画像形成装置10からの更新画像G5が受信され、ステップS38から、ステップS39(図6)およびステップS40に進む。ステップS39(詳細にはステップS51(図6))においては、受信した更新画像G5が、格納部55に保存されている表示範囲パラメータPM(ジェスチャ操作前の表示範囲パラメータPM)に基づいて表示される。詳細には、ジェスチャ操作前の表示範囲パラメータPM(PM1)を用いた表示対象範囲決定処理(更新画像RMのうち表示対象範囲を決定する処理)が施されて更新画像RM(G5)に基づく表示画面が生成され、当該表示画面が新たな操作画面MS(MS5)として表示される(図17参照)。換言すれば、ジェスチャ操作前の表示範囲パラメータPM(PM1)に基づく画像処理(表示対象範囲RMを抽出する処理)が更新画像G5に施されて表示画面が生成され、当該表示画面が新たな操作画面MSとして表示される。ここでは、表示範囲パラメータ(変倍率およびシフト位置)PMは、初期状態の値PM1(詳細には、変倍率は100%、シフト位置はPs(0,0))のままであるものとする。
これにより、図17のような操作画面MS(MS5)が表示され、プレビュー領域RS内部のみを拡大する部分的な拡大操作が実現される。操作画面MS5全体の変倍率は100%である一方、プレビュー領域RS内のプレビュー画像(文書をプレビューするための模擬画像)の変倍率は、たとえば150%である。
また、操作者が手指をタッチパネル25から離さずにプレビュー領域RSに対する拡大操作を継続すると、上記と同様の処理が繰り返し実行される。具体的には、外部端末50においてはステップS31〜S40の各処理(ステップS37,S38に関するループ処理を含む)が実行される。一方、画像形成装置10においてはステップS11〜S16の各処理が実行される。このような処理が繰り返し実行されることにより、外部端末50において、プレビュー領域RSのみ(換言すれば、プレビュー領域RS内の表示対象文書)を更に拡大した各画像(たとえば、170%,180%,200%,...の各拡大画像)が順次に表示される。なお、プレビュー領域RS以外の領域RTは、当初の表示倍率100%で引き続き表示される(拡大されずに表示される)。
その後、操作者が拡大操作を終了すると、ステップS31あるいはステップS35からステップS40に進む。たとえば、操作者が2本の手指のうちの1本のみをタッチパネル25から離して拡大操作を終了すると、ステップS35からステップS40に進む。操作者が2本の手指の双方をタッチパネル25から離して拡大操作を終了すると、ステップS31からステップS40に進む。
<操作画面全体に関する拡大処理>
次に、(2)プレビュー領域RS以外の領域に対する拡大操作が最初に行われる際における動作について詳細に説明する。
図10の操作画面MS(MS1)がタッチパネル75に表示されている際に、プレビュー領域RS以外の領域RTに対する拡大操作が行われると、たとえば図11のような拡大画像G2が表示される。このような動作について説明する。
この場合、外部端末50においては、図5のステップS31でタッチ座標が検出され、ステップS32〜S33の処理が順次に行われる。一方、画像形成装置10においては、図4のステップS11でタッチ座標を受信し、ステップS12,S13,S14の各処理が順次実行される。ただし、ステップS14では、タッチ座標値がプレビュー領域RSの外である旨が判定され、ステップS15,S16の各処理は実行されない。すなわち、更新画像RGの生成処理および送信処理は行われない。
また、外部端末50は、ステップS34以降において次のような処理を実行する。
ステップS34においては、ジェスチャ判定処理およびジェスチャ操作に関する詳細指示情報の取得処理が実行される。また、ジェスチャ操作が拡大操作である旨が判定されることに応じて、ステップS35からステップS36に進む。フラグFGは初期状態ではオフ状態を有しているため、ステップS36からステップS37へと進み、ステップS37,S38のループ処理に進む。上述のように、領域RTに対する操作に関しては、画像形成装置10側では更新画像RGの生成および送信動作(ステップS15,S16)が実行されないため、外部端末50は、画像形成装置10からの更新画像RGを受信できない。したがって、ステップS37でタイムアウトが発生してステップS41に進む。ステップS41ではフラグFGがオン状態に変更され、ステップS42に進む。
ステップS42では、外部端末50で表示中の画像に基づく拡大表示処理等が行われる。具体的には、図7に示すような処理が実行される。
まず、ステップS61において、ジェスチャ操作が変倍操作であるかスライド操作であるかに応じた分岐処理が実行される。
ジェスチャ操作が変倍操作である場合には、ステップS62に進む。ステップS62では、外部端末50のタッチパネル75において現在表示されている操作画面MSの画像に基づく表示が行われる。詳細には、外部端末50の表示制御部65は、ジェスチャ操作による変更後の表示範囲パラメータPM(変倍率およびシフト位置)に基づいて、当該表示中の操作画面MSの表示用画像G1の表示対象範囲RMを変更して表示する画像G2(表示画面)を生成し、当該画像G2をタッチパネル75に表示する。換言すれば、表示制御部65は、現在表示中の操作画面MS1に関する表示用画像G1の表示対象範囲をジェスチャ操作による変更後の表示範囲パラメータに基づいて変更して生成した表示画面を、新たな操作画面MS2として表示する。より詳細には、たとえば、変更後の変倍率「200%」およびシフト位置P2(X2,Y2)に基づき、元の画像G1のうちの表示対象範囲RM2(図12参照)を拡大して示す拡大画像G2が生成され、当該拡大画像G2が新たな操作画面MSとしてタッチパネル75の全体に表示される(図11参照)。また、ステップS63では、表示制御部65は、変更後の表示範囲パラメータPMを格納部55に更新保存する。
これにより、たとえば、図11に示すように、表示用画像G1における部分領域RM(図12参照)を画面全体に拡大した画像(たとえば200%の部分拡大画像)が新たな操作画面MS(MS2)として外部端末50のタッチパネル75に表示される。
なお、ジェスチャ操作がスライド操作である場合には、ステップS64に進む。ステップS64では、外部端末50のタッチパネル75において現在表示されている操作画面MSの画像に基づく表示が行われる。具体的には、当該画像の表示対象範囲がスライド移動され、当該画像が表示される。
また、操作者が手指をタッチパネル25から離さずにプレビュー領域RS以外の領域RTに対する拡大操作を継続すると、ステップS36の処理以外は、上記と同様の処理が繰り返し実行される。具体的には、外部端末50においてはステップS31〜S33の各処理が実行される。一方、画像形成装置10においてはステップS11〜S14の各処理が実行され、ステップS15,S16の各処理は実行されない。また、外部端末50は、ステップS36においてフラグFGがオン状態である旨を判定し、直ちにステップS41に進む。そして、ステップS42の処理が実行される。
これにより、外部端末50において、領域RTにおける操作位置付近の部分領域をさらに拡大した画像(たとえば210%の部分拡大画像)が表示される。
特に、フラグFGの値が「1」(オン状態)に変更されているため、ステップS37,S38のループ処理には入らず、ステップS36から直ちにステップS41,S42に進むため、外部端末50側での拡大処理等が直ちに実行される。
また、操作者が手指をタッチパネル25から離さずにプレビュー領域RS以外の領域RTに対する拡大操作をさらに継続することによって、上記のような動作が繰り返され、操作画面の操作位置付近の部分領域をさらに拡大した画像(220%,230%,...等の各部分拡大画像)が順次に表示される。
特に、拡大操作が継続される際において、フラグFGのオン状態(FG=「1」)は継続されるため、ステップS37,S38のループ処理には入らず、ステップS36から直ちにステップS41,S42に進む。換言すれば、プレビュー領域RS以外の領域RTに対してジェスチャ操作が行われた旨が一旦判定され且つ当該ジェスチャ操作が継続中であると判定される場合には、画像形成装置10からの新たな更新画像RGの到達を待つことなく、外部端末50側での拡大処理等(ステップS42)が直ちに実行される。より詳細には、外部端末50は、継続中のジェスチャ操作における最新の表示範囲パラメータPMを決定し、現在表示中の操作画面に関する表示用画像G1の表示対象範囲RMを最新の前記表示範囲パラメータPMに基づいて変更して生成した表示画面を、最新の操作画面MSとして表示する。このような処理が繰り返し実行される。したがって、外部端末50において画像の拡大処理が非常に滑らかに行われ得る。
なお、その後、操作者が拡大操作を終了すると、上述のように、ステップS31あるいはステップS35からステップS40に進む。ステップS40ではフラグFGがリセットされ(FG=0)、その後、新たなジェスチャ操作が受け付けられる。
<操作画面拡大処理後におけるプレビュー領域に関する拡大処理>
つぎに、(3)上記(2)の動作等の後にプレビュー領域RSに対する拡大操作が行われる際の動作、について説明する。
図11の操作画面MS2が表示されている際に、プレビュー領域RS以外の領域RTに対するスライド操作が行われると、画像G1における表示対象範囲RMが範囲RM2(図12)から範囲RM3(図14)に変更され、図13の操作画面MS3が表示される。
詳細には、範囲RM3を示す表示範囲パラメータPM(PM3)は、範囲RM2を示す表示範囲パラメータPM(PM2)に対して、同じ変倍率(たとえば「200%」)を有するとともに、異なるシフト位置P5(X5,Y5)を有する。スライド操作による変更後の表示範囲パラメータPM3は、スライド移動操作の内容(スライド移動量等)とスライド移動操作前の表示範囲パラメータPM3とに基づいて決定される。現在表示中の操作画面MS2に関する表示用画像G1に対してスライド変更指示に対応する画像処理(部分抽出処理および拡大処理等)をこの表示範囲パラメータPM3に基づいて施した表示画面(画像G1の部分画像G3)が生成され、当該表示画面が新たな操作画面MS3としてタッチパネル75の全体に表示される(図13参照)。図13は、図14(図10)における破線で囲まれる領域RM(RM3)がタッチパネル75の画面全体に拡大して表示された様子を示す図である。なお、ステップS65では、表示制御部65は、変更後の表示範囲パラメータPMが格納部55に保存される。
以下では、さらにその後、プレビュー領域RSに対する拡大操作が行われる際の動作について説明する。なお、図15の操作画面MS4は、図13の操作画面MS3にてプレビュー領域RSに対する拡大操作がさらに行われた後に表示される操作画面である。
図13の操作画面MS3が表示されている状況において、操作者が領域RTではなく今度はプレビュー領域RSに対する拡大操作を実行する場面を想定する。
この場合、外部端末50においては、図5のステップS31でタッチ座標が検出され、ステップS32〜S33の処理が順次に行われる。一方、画像形成装置10においては、図4のステップS11でタッチ座標を受信し、ステップS12,S13,S14,S15,S16の各処理が順次実行される。特にステップS13ではジェスチャ操作が拡大処理である旨が判定され、ステップS14ではタッチ座標値がプレビュー領域RS内である旨が判定される(図8も参照)。そして、図17のような更新画像G5が生成され(ステップS15)、当該更新画像G5が外部端末50に送信される(ステップS16)。
また、外部端末50は、ステップS34以降において次のような処理を実行する。具体的には、拡大操作である旨がステップS35で判定されステップS36に進む。また、フラグFGはオフ状態を有しており、ステップS36からステップS37へと進み、ステップS37,S38のループ処理に進む。そして、ステップS37でタイムアウトする前に、画像形成装置10からの更新画像G5が受信され、ステップS38からステップS39(図6)に進む。ステップS39(詳細にはステップS51(図6))においては、受信した更新画像G5が、格納部55に保存されている表示範囲パラメータPM3に基づいて表示される。詳細には、ジェスチャ操作前の表示範囲パラメータPM3を用いた表示対象範囲決定処理(更新画像RMのうち表示対象範囲を決定する処理)が施されて更新画像RM(G5)に基づく表示画面が生成され、当該表示画面が新たな操作画面MS(MS4)として表示される(図15参照)。換言すれば、詳細には、ジェスチャ操作前の表示範囲パラメータPM3に基づく画像処理(表示対象範囲RMを抽出する処理)が更新画像G5に施されて表示画面が生成され、当該表示画面が新たな操作画面MS4として表示される(図15参照)。表示範囲パラメータPM3は、図13の操作画面MS3に対応する表示対象範囲(図14に示すような表示対象範囲RM3)を示す値を有している。換言すれば、操作画面MS3内のプレビュー領域RSに対する更なる拡大操作直前の表示範囲パラメータPM3がそのまま利用される。具体的には、たとえば、変倍率は200%であり、シフト位置はP5(X5,Y5)である。なお、図16は、図17の操作画面MS5の表示用画像(更新画像)G5と当該表示用画像G5のうち図15の操作画面MS4で表示されている範囲(表示対象範囲)RM4との関係を示す図である。表示対象範囲RM4は、表示対象範囲RM3と同一である。
このようにして、図15のような操作画面MS4が表示される。操作画面全体の変倍率は200%である一方、プレビュー領域RS内のプレビュー画像の倍率は、たとえば300%(=200%×150%)であり、プレビュー領域RS内における部分的な拡大操作が実現される。なお、プレビュー領域RS内部の拡大倍率(300%)は、プレビュー領域RS以外の領域RTの拡大倍率(200%)に対して、相対的に150%の拡大倍率を有している。
また、操作者が手指をタッチパネル25から離さずにプレビュー領域RSに対する拡大操作を継続すると、上記と同様の処理が繰り返し実行される。具体的には、外部端末50においてはステップS31〜S40の各処理(ステップS37,S38に関するループ処理を含む)が順次に実行される。一方、画像形成装置10においてはステップS11〜S16の各処理が順次に実行される。これにより、外部端末50において、最新の操作画面MSが表示される。この最新の操作画面MS内のプレビュー領域RSにおいては、表示対象文書の一部をさらに拡大した画像(たとえば320%,340%,...の部分拡大画像)が表示される。なお、プレビュー領域RS以外の領域に関しては、プレビュー領域RSに対する拡大操作前の表示倍率200%で、引き続き表示される(拡大倍率が変更されずに表示される)。
その後、操作者がプレビュー領域RSに対する拡大操作を終了すると、ステップS31あるいはステップS35からステップS40に進む。ステップS40ではフラグFGがリセットされ(FG=0)、その後、新たなジェスチャ操作が受け付けられる。
<5.実施形態における効果等>
以上のような態様によれば、外部端末50の操作者は、タッチパネル75に表示された操作画面MSに関して2種類の拡大操作を行うことが可能である。
1つの拡大操作は、プレビュー領域RSに対する拡大操作を伴うものである。具体的には、操作者がプレビュー領域RSに対する拡大操作を行うと、当該プレビュー領域RS内の表示対象物(表示対象文書のプレビュー画像)のみが拡大されて表示される。このとき、プレビュー領域RSは当該拡大操作で指示された変倍率(表示倍率)で表示され、プレビュー領域RS以外の領域RTは当該拡大操作前と同じ変倍率(表示倍率)で表示される。
もう1つの拡大操作は、プレビュー領域RS以外の領域RTに対する拡大操作を伴うものである。具体的には、操作者がプレビュー領域RS以外の領域RTに対する拡大操作を行うと、2つの領域RT,RSの双方を含む全体領域RLが拡大され得る。このとき、2つの領域RS、RTは、いずれも当該拡大操作で指示された拡大率(表示倍率)で拡大されて表示される。
ところで、このような2種類の拡大操作の実現にあたっては、画像形成装置10側で常に更新画像を生成して外部端末50に送信することも考えられる。しかしながら、そのような手法においては、例えば領域RTに対する拡大操作が行われるごとに(微小時間間隔で)生成された表示用データが画像形成装置10から外部端末50へと頻繁に送信されるため、通信トラフィックが増大するという問題が生じる。また、全ての画像生成処理が画像形成装置10において実現されるため、画像形成装置10の処理負担が大きいという問題も存在する。
一方、この実施形態においては、このような2種類の拡大操作の実現にあたって、プレビュー領域RSに対する拡大操作に応じた画像処理(画像拡大処理等)は画像形成装置10によって実現される一方で、領域RTに対する拡大操作に応じた画像処理(画像拡大処理等)は外部端末50によって実現される。したがって、全ての画像生成処理が画像形成装置10において実現される場合に比べて、画像形成装置10の処理負担が軽減される。また、通信トラフィックを抑制することも可能である。
また、画像形成装置10の処理負荷を減らす他の手法としては、逆に外部端末50側で全ての処理を実行することも考えられる。しかしながら、そのような手法においては、多数のデータ(多数の操作画面の画像データ等)を外部端末50側で保持することを要するとともに、各種の処理が煩雑になるという問題が存在する。
これに対して、上記実施形態においては、画像形成装置10での実行処理と外部端末50での実行処理とが適切に分配されており、上述の各種の問題を解消することが可能である。
具体的には、画像形成装置10において、外部端末50から送信されてきた位置情報MP(タッチ座標値)に基づいて、ユーザのジェスチャ操作が操作画面MSの特定領域RSに対する操作であるか否かが判定される。より詳細には、タッチパネル75におけるジェスチャ操作(タッチ操作)がプレビュー領域RSに対するものであるかプレビュー領域RS以外の領域RTに対するものであるかが判定される。
そして、ジェスチャ操作が特定領域RSに対する操作である旨が判定されることを条件として、画像形成装置10は、操作画面MSに関する更新画像RG、より詳細には、ジェスチャ操作による特定領域RSに対する変更指示を反映した更新画像RGを生成する。具体的には、ジェスチャ操作が領域RTに対する操作であると判定されると、図9に示すように、画像形成装置10は操作画面MSに関する更新画像RGを生成しない。一方、ジェスチャ操作がプレビュー領域RSに対する操作であると判定されると、図8に示すように、画像形成装置10は操作画面MSに関する更新画像RGを生成する。
更新画像RGが生成されると、当該更新画像RGは画像形成装置10から外部端末50に送信される。
また、外部端末50は、画像形成装置10から送信されてきた更新画像RG(G5)に基づく表示画面(MS4(図15),MS5(図17)等)を新たな操作画面MSとして表示する。換言すれば、外部端末50は、画像形成装置10から更新画像RGが送信されてくることを条件として、更新画像RGに基づく表示画面を新たな操作画面として表示する。
具体的には、画像形成装置10からの更新画像RGが位置情報MPの送信時点T1から所定期間TM内に受信される場合には、外部端末50は、更新画像RGに基づく表示画面を新たな操作画面MSとして表示する。一方、画像形成装置10からの更新画像RGが位置情報MPの送信時点T1から所定期間TM内に受信されない場合には、外部端末50は、プレビュー領域RS以外の領域RTに対してジェスチャ操作が行われた旨を判定する。そして、外部端末50は、現在表示中の操作画面MS1(図10)に関する表示用画像G1に対してジェスチャ操作による変更指示(拡大指示)に対応する画像処理(画像拡大処理)を施して生成した表示画面MS2(図11)を新たな操作画面MSとして表示する。換言すれば、外部端末50は、現在表示中の操作画面MS1(図10)に関する表示用画像G1の表示範囲を変更して生成した表示画面MS2(図11)を新たな操作画面MSとして表示する。
このように、外部端末50は、所定時間TM内における更新画像RGの送信の有無に基づく判定処理等を行う。
以上のような動作によれば、画像形成システム1(特に外部端末50)において、操作者による操作画面内の2種類の領域に対するジェスチャ操作を適切に区別することが可能であるとともに、各ジェスチャ操作に対応する適切な変更画像をタッチパネル75に表示することが可能である。
ここにおいて、上記プレビュー領域RSに対する拡大操作が行われたのか或いはプレビュー領域RS以外の領域RTに対する拡大操作が行われたのかを画像形成装置10で判断し、拡大後の画像を画像形成装置10が生成して外部端末50に送信するだけでは、次のような問題が生じ得る。ここでは、外部端末50が、受信した更新画像を当該拡大操作によって指示された拡大倍率(拡大操作による変更後の拡大倍率)で更に拡大しようとする処理を行う場合を仮定する。
具体的には、たとえば図10等の表示状態において、まずプレビュー領域RS内のプレビュー画像のみを拡大しようとして操作者がプレビュー領域RSに対する拡大操作(150%)を行うと、画像形成装置10がプレビュー領域RSの拡大を伴った画像を生成して外部端末50に送信する。外部端末50は、上記仮定が成立する場合には、操作者による拡大操作の対象がプレビュー領域RSであるかそれ以外の領域RTであるかを区別せず、受信した画像を当該拡大操作で指示された拡大倍率(150%)で更に拡大しようとする。そのため、操作者はプレビュー領域RSのみの拡大を行うことを意図したにもかかわらず、外部端末50は、プレビュー領域RSとプレビュー領域RS以外の領域RTとの双方を含む全体領域RLを当該拡大倍率(150%)で拡大する。その結果、プレビュー領域RS以外の領域RT(拡大を意図していない領域RT)が当該拡大倍率(150%)で拡大されてしまう。また、プレビュー領域RSは、画像形成装置10側で当該拡大倍率で拡大されるとともに外部端末50側でも当該拡大倍率で拡大されるため、当該拡大倍率の自乗(2乗)の拡大倍率(225%(=150%*150%))で拡大される。その結果、操作者の意図とは異なる操作画面MSが表示される。このように、操作者の意図を適切に反映させることが困難である。
一方、上記実施形態においては、外部端末50は、操作画面に関する表示範囲パラメータPM(詳細には、ジェスチャ操作前の表示範囲パラメータ)を格納部55に記憶している。より具体的には、ジェスチャ操作(ここでは拡大操作)前における2種類のパラメータの値(変倍率「100%」およびシフト位置Ps(0,0))が表示範囲パラメータPMとして格納部55に記憶される。そして、ジェスチャ操作が特定領域RSに対する操作である旨が画像形成装置10で判定されることを条件として更新画像RGが生成され外部端末50に送信されると、外部端末50は更新画像RGを受信する。外部端末50は、更新画像RGを受信する場合には特定領域RSに対するジェスチャ操作(拡大操作)が行われた旨を判定するとともに、拡大操作「前」における表示範囲パラメータPM(具体的には、2種類のパラメータの値(変倍率「100%」およびシフト位置Ps(0,0)))を用いて、当該更新画像RGを拡大操作直前の表示倍率(100%)で表示する。詳細には、プレビュー領域RS以外の領域RTを拡大操作直前の表示倍率(100%)で表示するとともに、更新画像RGのプレビュー領域RSも拡大操作直前の表示倍率(100%)で表示する。ただし、画像形成装置10で生成された更新画像RGのプレビュー領域RSは、更新前の画像G1のプレビュー領域RSに対して、拡大操作における指定倍率(150%)で既に拡大されている。これにより、プレビュー領域RS内のプレビュー画像のみが拡大操作における指定倍率(150%)で拡大され、操作者の意図した通りの拡大処理が実現される。
また、外部端末50は、領域RTに対するジェスチャ操作(拡大操作)が行われた旨を判定する場合には、拡大操作「後」における2種類のパラメータの値(変倍率「150%」およびシフト位置PS(XS,YS))を用いて、元の表示用画像(G1等)を拡大操作直後の(更新後の)表示倍率(150%)で表示する。これにより、操作者の意図した通りの拡大処理が実現される。
同様に、上記(3)で説明したように、外部端末50において領域RTに対する第1の拡大操作により操作画面を指定倍率(たとえば200%)で一旦拡大した後に、さらにプレビュー領域RSに対する第2の拡大操作を行う場合においても、適切な表示処理が行われる。具体的には、外部端末50は、格納部55に格納されている第2の拡大操作直前の表示倍率(200%)で更新画像RGの領域RTを表示するとともに、更新画像RGのプレビュー領域RSも第2の拡大操作直前の表示倍率(200%)で表示する。ただし、画像形成装置10で生成された更新画像G5のプレビュー領域RSは、更新前の画像G1のプレビュー領域RSに対して、第2の拡大操作における指定拡大倍率(150%)で既に拡大されている。これにより、操作者の意図した通りの拡大処理が実現される。すなわち、領域RTは直前の表示倍率(200%)で表示され、プレビュー領域RSは、直前の表示倍率(200%)をベースに更に指定倍率(150%)で拡大され(合計300%)で表示される。このように、領域RTに関して、(第2の拡大操作による変更後の表示範囲パラメータPMではなく)第2の拡大操作直前の表示範囲パラメータPMを用いて、更新画像RGが表示されるので、適切な表示が行われる。
<6.変形例等>
以上、この発明の実施の形態について説明したが、この発明は上記説明した内容のものに限定されるものではない。
たとえば、上記実施形態においては、タッチジェスチャ操作に応答して、タッチ座標値のみが外部端末50から画像形成装置10へと送信されているが、これに限定されない。たとえば、タッチジェスチャ操作に応答して、タッチ座標値に加えてジェスチャ種類等に関する情報も外部端末50から画像形成装置10へと送信されるようにしてもよい。
また、上記実施形態においては、操作画面MSの各領域RS、RTに対する拡大操作およびそれぞれに対応する拡大処理について主に説明しているが、これに限定されない。
たとえば、操作画面MSの各領域RS、RTに対する縮小操作およびそれぞれに対応する縮小処理についても同様である。
また、操作画面MSの各領域RS、RTに対するスライド操作およびそれぞれに対応するスライド処理についても同様である。
図18〜図20は、このような改変例を示す図である。当該改変例においては、ファクシミリ送信における宛先指定用の操作画面が表示されている状況を想定する。この改変例においては、図18に示すような操作画面MS(MS11)において、プレビュー領域RSの代わりにリスト表示領域RDが設けられている。操作者は、リスト表示領域RD内に表示された複数の選択肢の中から所望の選択肢を選択することによって、ファクシミリ送信における宛先を指定することが可能である。なお、図18では、リスト表示領域RD内においてNo.1〜No.8に関する登録内容が宛先の選択肢として表示されている。
そして、このようなリスト表示領域RDに対するジェスチャ操作が行われた際には、上記実施形態におけるプレビュー領域RSに対するジェスチャ操作が行われた際と同様の動作が実行されればよい。
具体的には、図18の操作画面MS11にてリスト表示領域RDに対するジェスチャ操作(たとえばスライド操作)が行われた場合には、リスト表示領域RDの内容が更新された更新画像G15(図19参照)が画像形成装置10において生成され、画像形成装置10から外部端末50へと送信される。外部端末50は、更新画像G15を受信すると、ジェスチャ操作前の表示範囲パラメータPM(たとえば、変倍率「100%」、シフト位置Ps(0,0))を用いて更新画像を表示する。これにより、図19のような新たな操作画面MS(MS15)が表示される。操作画面MS15のリスト表示領域RDにおいては、リスト表示領域RDに対する上向きのスライド移動指示に応じて、リスト表示領域RD内の表示内容が更新されている。具体的には、No.5〜No.12に関する登録内容がリスト表示領域RDに表示されている。
一方、図18の操作画面MS11にてリスト表示領域RD以外の領域RTに対するジェスチャ操作(たとえばスライド操作)が行われた場合には、更新画像の送受信は行われず、外部端末50は、ジェスチャ操作による変更後の表示範囲パラメータPM(たとえば、変倍率「100%」、シフト位置P2(X2,Y2))を用いて現在表示中の表示用画像を表示する。これにより、当該ジェスチャ操作による変更指示(たとえば、上向きのスライド移動指示)を反映した操作画面が表示される。具体的には、図20のような新たな操作画面MS(MS12)が表示される。操作画面MS12においては、No.1〜No.8に関する登録内容が引き続き表示されており、リスト表示領域RD内の表示内容は図18の操作画面MS11と同じである。ただし、領域RTに対する上向きのスライド操作に応じて、タッチパネル75内における画像G11の表示位置が上向きにスライド移動されている。
また、上記実施形態においては、操作画面MSの回転操作は行われない場合を例示しているが、これに限定されない。操作画面MSの回転操作が行われるようにしてもよい。具体的には、操作者は、画面にタッチしている2本の指の相互間を結ぶ線分の角度(画面上での角度)を変更させるように当該2本の指を移動させる操作(回転操作)によって回転指示を付与することが可能である。このような回転操作は、操作画面MSの変倍操作とともに行われるようにしてもよく、操作画面MSの変倍操作に代えて行われるようにしてもよい。なお、表示範囲パラメータPMとしては、変倍率、シフト位置、回転角度などの各種のパラメータが適宜用いられるようにすればよい。
また、上記実施形態では、ステップS37,S38(図5)のループ処理において、更新画像RGが所定期間TM内に受信されるか否かに応じて、ジェスチャ操作の対象領域がプレビュー領域RSであるかそれ以外の領域RTであるかが判定されているが、これに限定されない。たとえば、ジェスチャ操作の対象領域がプレビュー領域RS以外の領域RTである旨が画像形成装置10により判定されたときには、画像形成装置10は直ちにその旨を示すデータを外部端末50に送信するようにしてもよい。また、外部端末50は、当該データを受信すると、ジェスチャ操作の対象領域が領域RTである旨を判定するとともにステップS41,S42等の処理を行うようにすればよい。なお、ジェスチャ操作の対象領域がプレビュー領域RSである旨が画像形成装置10により判定されたときには、上記実施形態と同様に、画像形成装置10は外部端末50に更新画像RGを送信し、外部端末50は、当該更新画像RGの受信に応答して、ジェスチャ操作の対象領域がプレビュー領域RSである旨を判定すればよい。
1 画像形成システム
10 画像形成装置(MFP)
50 外部端末
75 タッチパネル
G1 表示用画像
G5,RG 更新画像
MS 操作画面
RD リスト表示領域
RL 全体領域
RM 表示対象範囲
RS プレビュー領域
RT プレビュー領域以外の領域

Claims (13)

  1. 画像形成システムであって、
    画像形成装置と、
    前記画像形成装置との通信が可能な外部端末と、
    を備え、
    前記外部端末は、
    前記画像形成装置の遠隔操作用の操作画面に関する表示用画像を受信する受信手段と、
    前記表示用画像に基づき前記操作画面を表示する表示制御手段と、
    前記操作画面に対するジェスチャ操作を受け付ける入力制御手段と、
    前記ジェスチャ操作の操作位置を示す位置情報を前記画像形成装置に送信する第1送信手段と、
    を有し、
    前記画像形成装置は、
    前記外部端末から送信されてきた前記位置情報に基づいて、前記ジェスチャ操作が前記操作画面内の特定領域に対する操作であるか否かを判定する判定手段と、
    前記ジェスチャ操作が前記特定領域に対する操作である旨が判定されることを条件として、前記操作画面に関する更新画像であって前記ジェスチャ操作による前記特定領域に対する変更指示を反映した更新画像を生成する画像生成手段と、
    前記更新画像を前記外部端末に送信する第2送信手段と、
    を有し、
    前記外部端末の前記表示制御手段は、
    前記更新画像が前記画像形成装置から送信されてくる場合には、前記更新画像に基づく第1の表示画面を新たな操作画面として表示し、
    前記更新画像が前記画像形成装置から送信されてこない場合には、現在表示中の操作画面に関する前記表示用画像に基づく第2の表示画面を、前記操作画面内の特定領域外に対するジェスチャ操作に対応して、前記第1の表示画面とは異なる表示画面として生成し、生成された前記第2の表示画面を新たな操作画面として表示することを特徴とする画像形成システム。
  2. 請求項1に記載の画像形成システムにおいて、
    前記外部端末は、
    前記表示用画像のうち前記操作画面として表示される対象範囲を示す表示範囲パラメータを記憶する記憶手段、
    をさらに有し、
    前記外部端末の前記表示制御手段は、
    前記画像形成装置からの前記更新画像が受信される場合には、前記記憶手段に記憶されている前記表示範囲パラメータであって前記ジェスチャ操作前の前記表示範囲パラメータを用いて前記更新画像に関する表示範囲決定処理を施して前記更新画像に基づく表示画面を生成し、前記更新画像に基づく当該表示画面を新たな操作画面として表示することを特徴とする画像形成システム。
  3. 請求項2に記載の画像形成システムにおいて、
    前記外部端末の前記表示制御手段は、前記画像形成装置からの前記更新画像が受信されず前記特定領域以外の領域に対して前記ジェスチャ操作が行われた旨が判定される場合には、前記ジェスチャ操作の内容と前記記憶手段に記憶されていた前記ジェスチャ操作前の前記表示範囲パラメータとに基づいて前記ジェスチャ操作による変更後の前記表示範囲パラメータを決定し、現在表示中の操作画面に関する前記表示用画像の表示対象範囲を前記ジェスチャ操作による変更後の前記表示範囲パラメータに基づいて変更して生成した表示画面を、新たな操作画面として表示することを特徴とする画像形成システム。
  4. 請求項3に記載の画像形成システムにおいて、
    前記外部端末の前記表示制御手段は、
    前記画像形成装置からの前記更新画像が前記位置情報の送信時点から所定期間内に受信される場合には、前記特定領域に対して前記ジェスチャ操作が行われた旨を判定し、前記更新画像に基づく表示画面を新たな操作画面として表示し、
    前記画像形成装置からの前記更新画像が前記位置情報の前記送信時点から前記所定期間内に受信されない場合には、前記特定領域以外の領域に対して前記ジェスチャ操作が行われた旨を判定し、現在表示中の操作画面に関する前記表示用画像の表示対象範囲を前記ジェスチャ操作による変更後の前記表示範囲パラメータに基づいて変更して生成した表示画面を、新たな操作画面として表示し、
    前記特定領域以外の領域に対して前記ジェスチャ操作が行われた旨が一旦判定され且つ前記ジェスチャ操作が継続中であると判定される場合には、前記画像形成装置からの前記更新画像の到達を待つことなく、前記ジェスチャ操作の内容と前記記憶手段に記憶されていた前記ジェスチャ操作前の前記表示範囲パラメータとに基づいて前記ジェスチャ操作継続中における最新の表示範囲パラメータを決定し、現在表示中の操作画面に関する前記表示用画像の表示対象範囲を前記最新の前記表示範囲パラメータに基づいて変更して生成した表示画面を、最新の操作画面として表示することを特徴とする画像形成システム。
  5. 請求項1ないし請求項3のいずれかに記載の画像形成システムにおいて、
    前記外部端末の前記表示制御手段は、
    前記画像形成装置からの前記更新画像が前記位置情報の送信時点から所定期間内に受信される場合には、前記更新画像に基づく表示画面を新たな操作画面として表示し、
    前記画像形成装置からの前記更新画像が前記位置情報の前記送信時点から前記所定期間内に受信されない場合には、現在表示中の操作画面に関する前記表示用画像の表示対象範囲を変更して生成した表示画面を、新たな操作画面として表示することを特徴とする画像形成システム。
  6. 請求項1ないし請求項5のいずれかに記載の画像形成システムにおいて、
    前記ジェスチャ操作は、拡大操作、スライド操作、回転操作のうちの少なくとも1つを含むことを特徴とする画像形成システム。
  7. 画像形成装置を遠隔操作することが可能な外部端末であって、
    前記画像形成装置の遠隔操作用の操作画面に関する表示用画像を受信する受信手段と、
    前記表示用画像に基づき前記操作画面を表示する表示制御手段と、
    前記操作画面に対するジェスチャ操作を受け付ける入力制御手段と、
    前記ジェスチャ操作の操作位置を示す位置情報を前記画像形成装置に送信する送信手段と、
    を備え、
    前記表示制御手段は、
    前記位置情報の送信に応じて前記ジェスチャ操作による前記操作画面内の特定領域に対する変更指示を反映した更新画像が前記画像形成装置から送信されてくる場合には、前記更新画像に基づく第1の表示画面を新たな操作画面として表示し、
    前記位置情報の送信に応じて前記更新画像が前記画像形成装置から送信されてこない場合には、現在表示中の操作画面に関する前記表示用画像に基づく第2の表示画面を、前記操作画面内の特定領域外に対するジェスチャ操作に対応して、前記第1の表示画面とは異なる表示画面として生成し、生成された前記第2の表示画面を新たな操作画面として表示することを特徴とする外部端末。
  8. 画像形成装置を遠隔操作することが可能な外部端末に内蔵されるコンピュータに、
    a)前記画像形成装置の遠隔操作用の操作画面に関する表示用画像を受信するステップと、
    b)前記表示用画像に基づき前記操作画面を表示するステップと、
    c)前記操作画面に対するジェスチャ操作を受け付けるステップと、
    d)前記ジェスチャ操作の操作位置を示す位置情報を前記画像形成装置に送信するステップと、
    e)前記位置情報の送信に応じて前記ジェスチャ操作による前記操作画面内の特定領域に対する変更指示を反映した更新画像が前記画像形成装置から送信されてくる場合には、前記更新画像に基づく第1の表示画面を新たな操作画面として表示し、前記位置情報の送信に応じて前記更新画像が前記画像形成装置から送信されてこない場合には、現在表示中の操作画面に関する前記表示用画像に基づく第2の表示画面を、前記操作画面内の特定領域外に対するジェスチャ操作に対応して、前記第1の表示画面とは異なる表示画面として生成し、生成された前記第2の表示画面を新たな操作画面として表示するステップと、
    を実行させるためのプログラム。
  9. 請求項8に記載のプログラムにおいて、
    f)前記表示用画像のうち前記操作画面として表示される対象範囲を示す表示範囲パラメータであって前記ジェスチャ操作前の表示範囲パラメータを記憶するステップ、
    をさらに有し、
    前記ステップe)においては、前記画像形成装置からの前記更新画像が受信される場合には、前記ジェスチャ操作前の前記表示範囲パラメータを用いて前記更新画像に関する表示範囲決定処理を施して前記更新画像に基づく表示画面が生成され、前記更新画像に基づく当該表示画面が新たな操作画面として表示されることを特徴とするプログラム。
  10. 請求項9に記載のプログラムにおいて、
    前記ステップe)においては、前記画像形成装置からの前記更新画像が受信されず前記特定領域以外の領域に対して前記ジェスチャ操作が行われた旨が判定された場合には、前記ジェスチャ操作の内容と前記ステップf)において記憶されていた前記ジェスチャ操作前の前記表示範囲パラメータとに基づいて前記ジェスチャ操作による変更後の前記表示範囲パラメータが決定され、現在表示中の操作画面に関する前記表示用画像の表示対象範囲を前記ジェスチャ操作による変更後の前記表示範囲パラメータに基づいて変更して生成した表示画面が、新たな操作画面として表示されることを特徴とするプログラム。
  11. 画像形成システムであって、
    画像形成装置と、
    前記画像形成装置との通信が可能な外部端末と、
    を備え、
    前記外部端末は、
    前記画像形成装置の遠隔操作用の操作画面に関する表示用画像を受信する受信手段と、
    前記表示用画像に基づき前記操作画面を表示する表示制御手段と、
    前記操作画面に対するジェスチャ操作を受け付ける入力制御手段と、
    前記ジェスチャ操作の操作位置を示す位置情報を前記画像形成装置に送信する第1送信手段と、
    を有し、
    前記画像形成装置は、
    前記外部端末から送信されてきた前記位置情報に基づいて、前記ジェスチャ操作が前記操作画面内の特定領域に対する操作であるか否かを判定する判定手段と、
    前記ジェスチャ操作が前記特定領域に対する操作である旨が判定されることを条件として、前記操作画面に関する更新画像であって前記ジェスチャ操作による前記特定領域に対する変更指示を反映した更新画像を生成する画像生成手段と、
    前記更新画像を前記外部端末に送信する第2送信手段と、
    を有し、
    前記外部端末の前記表示制御手段は、
    前記更新画像が前記画像形成装置から送信されてくる場合には、前記更新画像に基づく表示画面を新たな操作画面として表示し、
    前記更新画像が前記画像形成装置から送信されてこない場合には、現在表示中の操作画面に関する前記表示用画像に基づく表示画面を新たな操作画面として表示し、
    前記外部端末は、
    前記表示用画像のうち前記操作画面として表示される対象範囲を示す表示範囲パラメータを記憶する記憶手段、
    をさらに有し、
    前記外部端末の前記表示制御手段は、
    前記画像形成装置からの前記更新画像が受信される場合には、前記記憶手段に記憶されている前記表示範囲パラメータであって前記ジェスチャ操作前の前記表示範囲パラメータを用いて前記更新画像に関する表示範囲決定処理を施して前記更新画像に基づく表示画面を生成し、前記更新画像に基づく当該表示画面を新たな操作画面として表示し、
    前記画像形成装置からの前記更新画像が受信されず前記特定領域以外の領域に対して前記ジェスチャ操作が行われた旨が判定される場合には、前記ジェスチャ操作の内容と前記記憶手段に記憶されていた前記ジェスチャ操作前の前記表示範囲パラメータとに基づいて前記ジェスチャ操作による変更後の前記表示範囲パラメータを決定し、現在表示中の操作画面に関する前記表示用画像の表示対象範囲を前記ジェスチャ操作による変更後の前記表示範囲パラメータに基づいて変更して生成した表示画面を、新たな操作画面として表示し、
    前記外部端末の前記表示制御手段は、
    前記画像形成装置からの前記更新画像が前記位置情報の送信時点から所定期間内に受信される場合には、前記特定領域に対して前記ジェスチャ操作が行われた旨を判定し、前記更新画像に基づく表示画面を新たな操作画面として表示し、
    前記画像形成装置からの前記更新画像が前記位置情報の前記送信時点から前記所定期間内に受信されない場合には、前記特定領域以外の領域に対して前記ジェスチャ操作が行われた旨を判定し、現在表示中の操作画面に関する前記表示用画像の表示対象範囲を前記ジェスチャ操作による変更後の前記表示範囲パラメータに基づいて変更して生成した表示画面を、新たな操作画面として表示し、
    前記特定領域以外の領域に対して前記ジェスチャ操作が行われた旨が一旦判定され且つ前記ジェスチャ操作が継続中であると判定される場合には、前記画像形成装置からの前記更新画像の到達を待つことなく、前記ジェスチャ操作の内容と前記記憶手段に記憶されていた前記ジェスチャ操作前の前記表示範囲パラメータとに基づいて前記ジェスチャ操作継続中における最新の表示範囲パラメータを決定し、現在表示中の操作画面に関する前記表示用画像の表示対象範囲を前記最新の前記表示範囲パラメータに基づいて変更して生成した表示画面を、最新の操作画面として表示することを特徴とする画像形成システム。
  12. 画像形成装置を遠隔操作することが可能な外部端末であって、
    前記画像形成装置の遠隔操作用の操作画面に関する表示用画像を受信する受信手段と、
    前記表示用画像に基づき前記操作画面を表示する表示制御手段と、
    前記操作画面に対するジェスチャ操作を受け付ける入力制御手段と、
    前記ジェスチャ操作の操作位置を示す位置情報を前記画像形成装置に送信する送信手段と、
    を備え、
    前記表示制御手段は、
    前記位置情報の送信に応じて前記ジェスチャ操作による前記操作画面内の特定領域に対する変更指示を反映した更新画像が前記画像形成装置から送信されてくる場合には、前記更新画像に基づく表示画面を新たな操作画面として表示し、
    前記位置情報の送信に応じて前記更新画像が前記画像形成装置から送信されてこない場合には、現在表示中の操作画面に関する前記表示用画像に基づく表示画面を新たな操作画面として表示し、
    前記外部端末は、
    前記表示用画像のうち前記操作画面として表示される対象範囲を示す表示範囲パラメータを記憶する記憶手段、
    をさらに備え、
    前記表示制御手段は、
    前記画像形成装置からの前記更新画像が受信される場合には、前記記憶手段に記憶されている前記表示範囲パラメータであって前記ジェスチャ操作前の前記表示範囲パラメータを用いて前記更新画像に関する表示範囲決定処理を施して前記更新画像に基づく表示画面を生成し、前記更新画像に基づく当該表示画面を新たな操作画面として表示し、
    前記画像形成装置からの前記更新画像が受信されず前記特定領域以外の領域に対して前記ジェスチャ操作が行われた旨が判定される場合には、前記ジェスチャ操作の内容と前記記憶手段に記憶されていた前記ジェスチャ操作前の前記表示範囲パラメータとに基づいて前記ジェスチャ操作による変更後の前記表示範囲パラメータを決定し、現在表示中の操作画面に関する前記表示用画像の表示対象範囲を前記ジェスチャ操作による変更後の前記表示範囲パラメータに基づいて変更して生成した表示画面を、新たな操作画面として表示し、
    前記表示制御手段は、
    前記画像形成装置からの前記更新画像が前記位置情報の送信時点から所定期間内に受信される場合には、前記特定領域に対して前記ジェスチャ操作が行われた旨を判定し、前記更新画像に基づく表示画面を新たな操作画面として表示し、
    前記画像形成装置からの前記更新画像が前記位置情報の前記送信時点から前記所定期間内に受信されない場合には、前記特定領域以外の領域に対して前記ジェスチャ操作が行われた旨を判定し、現在表示中の操作画面に関する前記表示用画像の表示対象範囲を前記ジェスチャ操作による変更後の前記表示範囲パラメータに基づいて変更して生成した表示画面を、新たな操作画面として表示し、
    前記特定領域以外の領域に対して前記ジェスチャ操作が行われた旨が一旦判定され且つ前記ジェスチャ操作が継続中であると判定される場合には、前記画像形成装置からの前記更新画像の到達を待つことなく、前記ジェスチャ操作の内容と前記記憶手段に記憶されていた前記ジェスチャ操作前の前記表示範囲パラメータとに基づいて前記ジェスチャ操作継続中における最新の表示範囲パラメータを決定し、現在表示中の操作画面に関する前記表示用画像の表示対象範囲を前記最新の前記表示範囲パラメータに基づいて変更して生成した表示画面を、最新の操作画面として表示することを特徴とする外部端末。
  13. 画像形成装置を遠隔操作することが可能な外部端末に内蔵されるコンピュータに、
    a)前記画像形成装置の遠隔操作用の操作画面に関する表示用画像を受信するステップと、
    b)前記表示用画像に基づき前記操作画面を表示するステップと、
    c)前記操作画面に対するジェスチャ操作を受け付けるステップと、
    d)前記ジェスチャ操作の操作位置を示す位置情報を前記画像形成装置に送信するステップと、
    e)前記位置情報の送信に応じて前記ジェスチャ操作による前記操作画面内の特定領域に対する変更指示を反映した更新画像が前記画像形成装置から送信されてくる場合には、前記更新画像に基づく表示画面を新たな操作画面として表示し、前記位置情報の送信に応じて前記更新画像が前記画像形成装置から送信されてこない場合には、現在表示中の操作画面に関する前記表示用画像に基づく表示画面を新たな操作画面として表示するステップと、
    f)前記表示用画像のうち前記操作画面として表示される対象範囲を示す表示範囲パラメータを記憶するステップと、
    を実行させるためのプログラムであって、
    前記ステップe)においては、
    前記画像形成装置からの前記更新画像が受信される場合には、前記ステップf)において記憶されている前記表示範囲パラメータであって前記ジェスチャ操作前の前記表示範囲パラメータを用いて前記更新画像に関する表示範囲決定処理を施して前記更新画像に基づく表示画面が生成され、前記更新画像に基づく当該表示画面が新たな操作画面として表示され、
    前記画像形成装置からの前記更新画像が受信されず前記特定領域以外の領域に対して前記ジェスチャ操作が行われた旨が判定される場合には、前記ジェスチャ操作の内容と前記ステップf)において記憶されていた前記ジェスチャ操作前の前記表示範囲パラメータとに基づいて前記ジェスチャ操作による変更後の前記表示範囲パラメータが決定され、現在表示中の操作画面に関する前記表示用画像の表示対象範囲を前記ジェスチャ操作による変更後の前記表示範囲パラメータに基づいて変更して生成した表示画面が、新たな操作画面として表示され、
    前記ステップe)においては、
    前記画像形成装置からの前記更新画像が前記位置情報の送信時点から所定期間内に受信される場合には、前記特定領域に対して前記ジェスチャ操作が行われた旨が判定され、前記更新画像に基づく表示画面が新たな操作画面として表示され、
    前記画像形成装置からの前記更新画像が前記位置情報の前記送信時点から前記所定期間内に受信されない場合には、前記特定領域以外の領域に対して前記ジェスチャ操作が行われた旨が判定され、現在表示中の操作画面に関する前記表示用画像の表示対象範囲を前記ジェスチャ操作による変更後の前記表示範囲パラメータに基づいて変更して生成した表示画面が、新たな操作画面として表示され、
    前記特定領域以外の領域に対して前記ジェスチャ操作が行われた旨が一旦判定され且つ前記ジェスチャ操作が継続中であると判定される場合には、前記画像形成装置からの前記更新画像の到達を待つことなく、前記ジェスチャ操作の内容と前記ジェスチャ操作前の前記表示範囲パラメータとに基づいて前記ジェスチャ操作継続中における最新の表示範囲パラメータが決定され、現在表示中の操作画面に関する前記表示用画像の表示対象範囲を前記最新の前記表示範囲パラメータに基づいて変更して生成した表示画面が、最新の操作画面として表示されることを特徴とするプログラム。
JP2013085146A 2013-04-15 2013-04-15 画像形成システム、外部端末およびプログラム Active JP6160194B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013085146A JP6160194B2 (ja) 2013-04-15 2013-04-15 画像形成システム、外部端末およびプログラム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013085146A JP6160194B2 (ja) 2013-04-15 2013-04-15 画像形成システム、外部端末およびプログラム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2014206923A JP2014206923A (ja) 2014-10-30
JP6160194B2 true JP6160194B2 (ja) 2017-07-12

Family

ID=52120411

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013085146A Active JP6160194B2 (ja) 2013-04-15 2013-04-15 画像形成システム、外部端末およびプログラム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6160194B2 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015103135A (ja) * 2013-11-27 2015-06-04 キヤノンマーケティングジャパン株式会社 情報処理装置とその処理方法及びプログラム
JP6435951B2 (ja) * 2015-03-26 2018-12-12 コニカミノルタ株式会社 画像生成装置、画像生成装置の制御プログラム、画像生成装置の制御方法。
JP7119886B2 (ja) * 2018-10-18 2022-08-17 コニカミノルタ株式会社 画像処理装置、操作制御方法及び操作制御プログラム

Family Cites Families (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4802557B2 (ja) * 2005-06-06 2011-10-26 コニカミノルタビジネステクノロジーズ株式会社 画像形成システム及び画像形成装置
JP4957292B2 (ja) * 2007-03-02 2012-06-20 コニカミノルタビジネステクノロジーズ株式会社 画像形成システム
US9665383B2 (en) * 2008-12-30 2017-05-30 Sharp Laboratories Of America, Inc. Methods and systems for interacting with an imaging device
JP5200979B2 (ja) * 2009-02-13 2013-06-05 日本電気株式会社 画像転送装置、方法及びプログラム
JP2011022851A (ja) * 2009-07-16 2011-02-03 Docomo Technology Inc ディスプレイ端末、画像処理システム、及び画像処理方法
JP5451355B2 (ja) * 2009-12-14 2014-03-26 シャープ株式会社 情報機器、画像処理装置、情報機器と通信可能な情報処理装置およびそれらを含む情報処理システム
JP5834669B2 (ja) * 2011-09-15 2015-12-24 コニカミノルタ株式会社 リモート端末、リモート端末の制御方法および制御プログラム

Also Published As

Publication number Publication date
JP2014206923A (ja) 2014-10-30

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4959825B2 (ja) 指示入力装置、指示入力方法、プログラムおよびその記録媒体
JP5720661B2 (ja) 携帯端末装置、画像処理連携システム、画面データの表示方法及び表示プログラム
JP6071866B2 (ja) 表示制御装置、表示装置、撮像システム、表示制御方法、及びプログラム
JP5765366B2 (ja) 画像処理装置、携帯端末装置、リモート画面データの作成プログラム及び表示制御プログラム
JP6035985B2 (ja) 画像処理装置、画像処理装置の制御プログラム、および画像処理システム
JP5882779B2 (ja) 画像処理装置、画像処理装置の制御方法及びプログラム
JP7062388B2 (ja) スキャン画像にファイル名等を設定するための装置、その制御方法及びプログラム
JP5832257B2 (ja) 情報処理装置、表示制御方法、及びプログラム
US10356258B2 (en) Image processing system performing screen data selection, image processing device, terminal device and non-transitory readable recording medium
JP2014038560A (ja) 情報処理装置、情報処理方法及びプログラム
JP5696721B2 (ja) 表示処理装置、画像形成装置、リモート画面の表示処理システム及び表示処理方法
JP2023038197A (ja) 携帯端末装置及び携帯端末装置の表示制御方法
JP6003939B2 (ja) 画像処理連携システムと連携方法、携帯端末装置及び画像処理連携プログラム
JP2014175918A (ja) 画像処理システム、制御方法及び制御プログラム
JP6160194B2 (ja) 画像形成システム、外部端末およびプログラム
JP6195361B2 (ja) 画像処理装置、制御方法及びプログラム
JP6107246B2 (ja) 画像処理装置、画像処理装置の制御方法、および画像処理装置の制御プログラム
JP6175907B2 (ja) 画像形成装置およびプログラム
CN110032325B (zh) 信息处理装置、信息处理装置的控制方法以及记录介质
JP6183109B2 (ja) 操作支援プログラム、端末装置、処理実行装置、および処理実行プログラム
US20140040827A1 (en) Information terminal having touch screens, control method therefor, and storage medium
US10785376B2 (en) Image processing apparatus for sending user interface data
JP6191470B2 (ja) 画像処理システム、画像処理装置及び携帯端末装置
JP2014068152A (ja) 画像処理装置、画像処理方法及びプログラム
JP6409285B2 (ja) 表示制御装置、画像形成装置、表示方法、および表示プログラム

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20151221

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20161019

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20161108

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20170104

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20170306

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20170516

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20170529

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6160194

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150