<操作支援システムの構成>
図1に示すように、本実施形態の操作支援システム1000は、第1画像形成装置1および第2画像形成装置2を備える。第1画像形成装置1および第2画像形成装置2は、たとえば、コピージョブや送信ジョブの実行が可能な複合機である。コピージョブは、原稿を読み取り、当該読み取った原稿の画像データに基づく画像を用紙に印刷するジョブである。送信ジョブは、原稿を読み取り、当該読み取った原稿の画像データを外部機器に送信するジョブである。なお、第1画像形成装置1および第2画像形成装置2に加え、他の画像形成装置が操作支援システム1000に含まれていてもよい。
第1画像形成装置1は、タッチスクリーンおよびハードウェアボタンが設置された第1操作パネル10を備える。第2画像形成装置2は、タッチスクリーンおよびハードウェアボタンが設置された第2操作パネル20を備える。第1操作パネル10は、第1画像形成装置1で実行可能なジョブに関する設定や当該ジョブの実行指示などをユーザーから受け付ける。第2操作パネル20は、第2画像形成装置2で実行可能なジョブに関する設定や当該ジョブの実行指示をユーザーから受け付ける。
第1画像形成装置1は、装置制御部11を備える。装置制御部11は、CPUおよびメモリーを含む。CPUは、第1画像形成装置1の各部を制御するための処理を行う。メモリーは、CPUを動作させるためのプログラムやデータを記憶する。
第1操作パネル10は、装置制御部11に接続される。装置制御部11は、第1操作パネル10の表示動作を制御するとともに、第1操作パネル10に対して行われた操作を検知する。図示しないが、第1操作パネル10を制御するパネル制御部が装置制御部11とは別に第1画像形成装置1に設置されてもよい。この構成では、装置制御部11からパネル制御部に対して指示が与えられ、当該指示に基づく第1操作パネル10の制御がパネル制御部により行われる。
また、第1画像形成装置1は、画像読取部12および印刷部13を備える。画像読取部12は、原稿を読み取って原稿の画像データを生成する。印刷部13は、用紙カセットに収容された用紙を用紙搬送路に給紙するとともに、用紙搬送路に沿って用紙を搬送し、搬送中の用紙に画像を印刷する。画像読取部12および印刷部13は、装置制御部11に接続される。装置制御部11は、画像読取部12の読取動作を制御するとともに、印刷部13の印刷動作を制御する。
また、第1画像形成装置1は、装置記憶部14を備える。装置記憶部14は、ROMやHDDのような不揮発性の記憶デバイスを含む。装置記憶部14は、装置制御部11に接続される。装置制御部11は、装置記憶部14への情報の書き込みを行うとともに、装置記憶部14からの情報の読み出しを行う。
また、第1画像形成装置1は、装置通信部15を備える。装置通信部15は、第1画像形成装置1を外部機器に通信可能に接続するためのインターフェースであり、通信用の回路やメモリーを含む。装置通信部15は、装置制御部11に接続される。装置制御部11は、装置通信部15を用いて、第1画像形成装置1と外部機器との間の通信を制御する(外部機器との間で情報を送受信する)。たとえば、第1画像形成装置1は、第2画像形成装置2と通信可能に接続される。また、第1画像形成装置1は、後述する携帯端末3やサーバー4と通信可能に接続される。
第2画像形成装置2は、図示しないが、第1画像形成装置1と同様の構成を有する。ただし、第2画像形成装置2の仕様は第1画像形成装置1とは異なる。たとえば、第1画像形成装置1に搭載された機能(両面印刷機能、集約印刷機能、カラー印刷機能、および、エコプリント機能など)が第2画像形成装置2に搭載されていない場合もあるし、その逆の場合もある。また、第1画像形成装置1と第2画像形成装置2とで印刷可能な用紙サイズ(収容可能な用紙サイズ)が異なる場合がある。なお、第2画像形成装置2には、後述する第2パネル画面200に関する画面情報が記憶される。
操作支援システム1000は、携帯端末3をさらに備える。携帯端末3は、「表示入力装置」に相当する。携帯端末3は、たとえば、スマートフォンやタブレットコンピューターである。あるいは、携帯端末3がノート型パーソナルコンピューターであってもよい。携帯端末3は、後述する操作支援サービスを受けるユーザーが所有する。
携帯端末3は、操作表示部30を備える。操作表示部30は、画面を表示し、表示中の画面に対するタッチ操作をユーザーから受け付ける。携帯端末3がスマートフォンやタブレットコンピューターである場合には、携帯端末3に設けられたタッチスクリーンが操作表示部30として機能する。
また、携帯端末3は、端末制御部31を備える。端末制御部31は、CPUおよびメモリーを含む。端末制御部31は、操作表示部30に接続される。端末制御部31は、操作表示部30の表示動作を制御するとともに、操作表示部30に対して行われた操作を検知する。
また、携帯端末3は、端末記憶部32を備える。端末記憶部32は、ROMなどの不揮発性メモリーである。端末記憶部32は、端末制御部31に接続される。端末制御部31は、端末記憶部32への情報の書き込みを行うとともに、端末記憶部32からの情報の読み出しを行う。
また、携帯端末3は、端末通信部33を備える。端末通信部33は、携帯端末3を外部機器に通信可能に接続するためのインターフェースであり、通信用の回路やメモリーを含む。端末通信部33は、端末制御部31に接続される。端末制御部31は、端末通信部33を用いて、第1画像形成装置1や第2画像形成装置2と通信し、情報を送受信する。また、携帯端末3は、後述するサーバー4と通信可能に接続される。
操作支援システム1000は、サーバー4をさらに備える。サーバー4は、種々の情報を記憶する。たとえば、サーバー4には、後述する操作支援サービスで用いる情報(第2パネル画面200に関する画面情報など)が記憶される。
<操作パネルの表示画面>
(第1操作パネル)
第1操作パネル10は、第1パネル画面100を表示し、第1パネル画面100に対するタッチ操作をユーザーから受け付ける。第1操作パネル10が表示し得る第1パネル画面100(101~103)を図2~図4に示す。図2~図4に示す第1パネル画面100は一例であり、第1操作パネル10は他にも種々の画面を表示する。
図2に示す第1パネル画面100は、第1画像形成装置1が起動したときに第1操作パネル10に初期画面として表示されるホーム画面101である。ホーム画面101は、第1画像形成装置1で実行可能なジョブのうち所望のジョブを選択するジョブ選択操作をユーザーから受け付けるための画面である。
ホーム画面101には、第1画像形成装置1で実行可能な複数のジョブにそれぞれ対応する複数の選択ボタ111(ソフトウェアボタン)が配される。たとえば、コピージョブを実行したい場合には、「Copy」という選択ボタン111(以下、コピーボタン111と称する場合がある)を操作することにより、コピージョブに関する設定を行うことができるようになる。送信ジョブを実行したい場合には、「Send」という選択ボタン111(以下、送信ボタン111と称する場合がある)を操作することにより、送信ジョブに関する設定を行うことができるようになる。
第1操作パネル10は、ホーム画面101のいずれかの選択ボタン111に対する操作をユーザーから受け付けると(ジョブの選択を受け付けると)、選択されたジョブに関する複数の設定項目のいずれかを選択する項目選択操作をユーザーから受け付けるための第1パネル画面100を表示する。
たとえば、ユーザーがコピーボタン111に対して操作を行った場合には、図3に示すような設定項目画面102(以下、コピー画面102と称する場合がある)が第1操作パネル10に表示される。コピー画面102は、コピージョブに関する複数の設定項目のうち所望の設定項目(設定値を変更したい設定項目)を選択する項目選択操作をユーザーから受け付けるための画面である。図示しないが、ユーザーが送信ボタン111を操作した場合には、送信ジョブに関する画面(設定項目の選択や設定値の設定をユーザーから受け付けるための画面)が第1操作パネル10に表示される。
コピー画面102には、コピージョブに関する複数の設定項目にそれぞれ対応する複数の項目ボタン112(ソフトウェアボタン)が配される。用紙サイズの設定値を変更したい場合には、「用紙サイズ」という項目ボタン112(以下、用紙サイズボタン112と称する場合がある)を操作すればよい。画像濃度の設定値を変更したい場合には、「画像濃度」という項目ボタン112を操作すればよい。倍率の設定値を変更したい場合には、「倍率」という項目ボタン112を操作すればよい。
なお、第1操作パネル10は、第1画像形成装置1の現在の設定値を設定項目画面102内に表示する。たとえば、コピー画面102では、各項目ボタン112の表示領域内に現在の設定値を示すテキストが付される。図3に示す例では、設定項目としての用紙サイズの現在の設定値が「A4」であり、設定項目としての画像濃度の現在の設定値が「ふつう」であり、設定項目としての倍率の現在の設定値が「100%」である。
たとえば、ユーザーが用紙サイズボタン112に対して操作を行った場合には、図4に示すような設定値画面103(以下、用紙サイズ画面103と称する場合がある)が第1操作パネル10に表示される。用紙サイズ画面103は、設定項目としての用紙サイズの設定値の設定(変更)をユーザーから受け付けるための画面である。図示しないが、ユーザーが他の項目ボタン112を操作した場合には、当該項目ボタン112に対応する設定項目の設定値の設定(変更)をユーザーから受け付けるための画面が第1操作パネル10に表示される。
用紙サイズ画面103には、第1画像形成装置1に装着された複数の用紙カセット(用紙カセットに収容された用紙サイズ)にそれぞれ対応する複数の設定ボタン113(ソフトウェアボタン)が配される。たとえば、第1画像形成装置1には2つの用紙カセットが装着される。したがって、用紙サイズ画面103に配される設定ボタン113は2つである。印刷で用いる用紙サイズをA4サイズに設定したい場合には、「A4」という設定ボタン113を操作すればよく、印刷で用いる用紙サイズをB5サイズに設定したい場合には、「B5」という設定ボタン113を操作すればよい。
用紙サイズ画面103などの設定値画面103には、決定ボタンB1が配される。決定ボタンB1は、対応する設定値画面103での設定の確定指示をユーザーから受け付けるためのソフトウェアボタンである。決定ボタンB1に対して操作を行った場合、第1操作パネル10の表示画面が設定値画面103から設定項目画面102に遷移する。
たとえば、設定項目としての用紙サイズの現在の設定値がA4サイズに設定されているとする。そして、この状態で、「B5」という設定ボタン113をタッチし、その後、決定ボタンB1をタッチする操作(用紙サイズ変更操作)をユーザーが行ったとする。
この場合、図5に示すように、装置制御部11は、設定項目としての用紙サイズの設定値をA4サイズからB5サイズに変更する。そして、第1操作パネル10に指示し、用紙サイズボタン112の表示領域内に「B5」というテキスト(図5では、破線丸印で囲む)を付したコピー画面102を表示させる。
(第2操作パネル)
第2操作パネル20は、第2パネル画面200を表示し、第2パネル画面200に対するタッチ操作をユーザーから受け付ける。第2操作パネル20が表示し得る第2パネル画面200(201~203)を図6~図8に示す。図6~図8に示す第2パネル画面200は一例であり、第2操作パネル20は他にも種々の画面を表示する。
図6に示す第2パネル画面200は、第2画像形成装置2が起動したときに第2操作パネル20に初期画面として表示されるホーム画面201である。ホーム画面201は、第2画像形成装置2で実行可能なジョブのうち所望のジョブを選択するジョブ選択操作をユーザーから受け付けるための画面である。すなわち、ホーム画面201は、第1操作パネル10に表示されるホーム画面101に相当する画面である。
ホーム画面201には、第2画像形成装置2で実行可能な複数のジョブにそれぞれ対応する複数の選択ボタ211(ソフトウェアボタン)が配される。第2画像形成装置2は第1画像形成装置1と同様、コピージョブおよび送信ジョブの実行が可能である。したがって、ホーム画面201には、実行ジョブとしてコピージョブを選択するジョブ選択操作をユーザーから受け付けるための選択ボタン211(以下、コピーボタン211と称する場合がある)、および、実行ジョブとして送信ジョブを選択するジョブ選択操作をユーザーから受け付けるための選択ボタン211(以下、送信ボタン211と称する場合がある)が配される。
第2操作パネル20は、ホーム画面201のいずれかの選択ボタン211に対する操作をユーザーから受け付けると、選択されたジョブに関する複数の設定項目のいずれかを選択する項目選択操作をユーザーから受け付けるための第2パネル画面200を表示する。
たとえば、ユーザーがコピーボタン211に対して操作を行った場合には、図7に示すような設定項目画面202(以下、コピー画面202と称する場合がある)が第2操作パネル20に表示される。コピー画面202は、コピージョブに関する複数の設定項目のうち所望の設定項目(設定値を変更したい設定項目)を選択する項目選択操作をユーザーから受け付けるための画面である。すなわち、コピー画面202は、第1操作パネル10に表示されるコピー画面102に相当する画面である。図示しないが、ユーザーが送信ボタン211を操作した場合には、送信ジョブに関する画面(設定項目の選択や設定値の設定をユーザーから受け付けるための画面)が第2操作パネル20に表示される。
コピー画面202には、コピージョブに関する複数の設定項目にそれぞれ対応する複数の項目ボタン212(ソフトウェアボタン)が配される。印刷で用いる用紙サイズの設定値を変更したい場合には、「用紙サイズ」という項目ボタン212(以下、用紙サイズボタン212と称する場合がある)を操作すればよい。用紙に印刷される画像濃度の設定値を変更したい場合には、「画像濃度」という項目ボタン212を操作すればよい。倍率の設定値を変更したい場合には、「倍率」という項目ボタン212を操作すればよい。
ここで、第1画像形成装置1は両面印刷機能を搭載していないが、第2画像形成装置2は両面印刷機能を搭載している。このため、第2操作パネル20が表示するコピー画面202には、第1操作パネル10のコピー画面102には無い「両面印刷」という項目ボタン212が配される。両面印刷機能に関する設定値を変更したい場合(用紙の両面に画像を印刷したい場合)には、「両面印刷」という項目ボタン212を操作すればよい。
なお、第2操作パネル20は、第2画像形成装置2の現在の設定値を設定項目画面202内に表示する。たとえば、コピー画面202では、各項目ボタン212の表示領域内に現在の設定値を示すテキストが付される。図7に示す例では、設定項目としての用紙サイズの現在の設定値が「A4」であり、設定項目としての画像濃度の現在の設定値が「ふつう」であり、設定項目としての倍率の現在の設定値が「100%」である。また、設定項目としての両面印刷の設定値が「オフ」である。両面印刷の設定値が「オフ」であるということは、両面印刷機能を無効にする旨(両面印刷を行わない旨)の設定がなされているということである。
たとえば、ユーザーが用紙サイズボタン212に対して操作を行った場合には、図8に示すような設定値画面203(以下、用紙サイズ画面203と称する場合がある)が第2操作パネル20に表示される。用紙サイズ画面203は、設定項目としての用紙サイズの設定値の設定(変更)をユーザーから受け付けるための画面である。すなわち、用紙サイズ画面203は、第1操作パネル10に表示される用紙サイズ画面103に相当する画面である。図示しないが、ユーザーが他の項目ボタン212を操作した場合には、当該項目ボタン212に対応する設定項目の設定値の設定(変更)をユーザーから受け付けるための画面が第2操作パネル20に表示される。
用紙サイズ画面203には、第2画像形成装置2に装着された複数の用紙カセット(用紙カセットに収容された用紙サイズ)にそれぞれ対応する複数の設定ボタン213(ソフトウェアボタン)が配される。たとえば、第2画像形成装置2には3つの用紙カセットが装着される。したがって、用紙サイズ画面203に配される設定ボタン213は3つである。印刷で用いる用紙サイズをA4サイズに設定したい場合には、「A4」という設定ボタン213を操作すればよく、印刷で用いる用紙サイズをB5サイズに設定したい場合には、「B5」という設定ボタン213を操作すればよい。印刷で用いる用紙サイズをA3サイズに設定したい場合には、「A3」という設定ボタン213を操作すればよい。「A3」という設定ボタン213が用紙サイズ画面203に配されているということは、第2画像形成装置2ではA3サイズの用紙を用いるジョブの実行が可能であるということである。
用紙サイズ画面203などの設定値画面203には、決定ボタンB2が配される。決定ボタンB2は、対応する設定値画面203での設定の確定指示をユーザーから受け付けるためのソフトウェアボタンである。決定ボタンB2を操作すると、設定値画面203での設定を確定することができる。また、決定ボタンB2を操作すると、第2操作パネル20の表示画面が設定値画面203から設定項目画面202に遷移する。このとき、設定項目画面202の複数の項目ボタン212のうち、設定値を変更した設定項目に対応する項目ボタン212の表示領域内の表記が変更後の設定値を示すテキストに変わる。
<操作支援サービス>
或る画像形成装置の操作パネル(ここでは、操作パネルAとする)に慣れたユーザーからすると、別の画像形成装置の操作パネル(ここでは、操作パネルBとする)は使い難いと感じる場合がある。なぜなら、操作パネルBに表示されるソフトウェアボタンの形状(絵柄)や表示位置(表示される画面の階層)などが操作パネルAとは異なるためである。たとえば、操作パネルAに慣れたユーザーが操作パネルBを有する画像形成装置を使用してコピーを行うとき、コピージョブに関するソフトウェアボタンの形状や表示位置が操作パネルAと操作パネルBとで異なっていれば、コピージョブに関するソフトウェアボタンを見つけるのに時間がかかる場合がある。
このような場合、操作支援サービスを利用すれば、操作性を向上させることができる。たとえば、操作支援サービスの提供者から専用のアプリケーションを取得し、当該アプリケーションをユーザー所有の携帯端末3にインストールすることにより、操作支援サービスの利用が可能となる。
(設定受付処理)
携帯端末3の端末制御部31は、操作表示部30が操作支援サービス用のアプリケーションの起動指示を受け付けたか否かを判断する。アプリケーションの起動指示を受け付けたと判断した場合、端末制御部31は、操作支援サービスに関するサービス設定画面(図示せず)を操作表示部30に表示させる。
サービス設定画面では、ユーザーが現在使用しようとしている画像形成装置の選択受付が行われる。以下、このときに第1画像形成装置1が選択されたものとして説明する。また、サービス設定画面では、ユーザーが使い慣れた操作パネルを有する画像形成装置の選択受付が行われる。以下、このときに第2画像形成装置2が選択されたものとして説明する。
サービス設定画面には、設定完了ボタン(ソフトウェアボタン)が配される。ユーザーはサービス設定画面での設定が完了すると、設定完了ボタンを操作する。端末制御部31は、設定完了ボタンに対する操作を検知すると、サービス設定画面での設定が完了したと判断する。そして、端末制御部31は、操作支援サービスをユーザーに提供するための処理である設定受付処理を行う。
以下に、図9に示すフローチャートを参照し、端末制御部31により行われる設定受付処理の流れを説明する。図9に示すフローチャートは、サービス設定画面での設定が完了したと端末制御部31が判断したときにスタートする。
ステップS1において、端末制御部31は、第1画像形成装置1を認識するとともに、第2画像形成装置2を認識する。そして、ステップS2において、端末制御部31は、第2画像形成装置2に設置された第2操作パネル20に表示される第2パネル画面200を表示するための画面情報を取得する。第2パネル画面200に関する画面情報には、第2パネル画面200の階層構造を示す階層情報など種々の情報が含まれる。階層情報では、第2パネル画面200のソフトウェアボタンごとに、ソフトウェアボタンが操作された場合に表示すべき第2パネル画面200が定義される。
たとえば、端末制御部31は、第2画像形成装置2と通信し、第2画像形成装置2から第2パネル画面200に関する画面情報を取得する。なお、第2パネル画面200に関する画面情報はサーバー4に保管することもできる。第2パネル画面200に関する画面情報をサーバー4に保管しておけば、第2画像形成装置2が撤去されていたとしても、第2パネル画面200に関する画面情報をサーバー4から取得することができる。すなわち、操作支援システム1000から第2画像形成装置2を省略しても、携帯端末3は第2パネル画面200に関する画面情報を取得することができる。逆に、携帯端末3と通信可能な場所に第2画像形成装置2が設置されていれば、操作支援システム1000からサーバー4を省略しても、携帯端末3は第2パネル画面200に関する画面情報を取得することができる。
あるいは、第2パネル画面200の画面情報を携帯端末3の端末記憶部32に保管しておいてもよい。この場合には、携帯端末3は外部から第2パネル画面200に関する画面情報を取得する必要がないので、第2画像形成装置2およびサーバー4を操作支援システム1000から省略することができる。
第2パネル画面200に関する画面情報の取得後、ステップS3に移行する。ステップS3に移行すると、端末制御部31は、図10~図13に示すような設定受付画面300を操作表示部30に表示させる。そして、ステップS4において、端末制御部31は、設定受付画面300に対する設定操作(設定受付画面300内の第2パネル画面200に対する設定操作)の受け付けを操作表示部30に行わせる。
端末制御部31は、設定受付画面300の表示を操作表示部30に開始させるとき、第2パネル画面200に関する画面情報に基づき、複数の第2パネル画面200のうち初期画面に設定された第2パネル画面200を認識する。このときに端末制御部31が初期画面として認識する第2パネル画面200はホーム画面201である。そして、端末制御部31は、まず、ホーム画面201を配した設定受付画面300(図10参照)を操作表示部30に表示させる。以下の説明では、ホーム画面201が配された設定受付画面300に符号301を付す。
設定受付画面301の表示中、設定受付画面301に配されたホーム画面201の選択ボタン211に対して操作が行われると、端末制御部31は、操作を受けた選択ボタン211を認識する。また、端末制御部31は、第2パネル画面200に関する画面情報(階層情報)に基づき、認識した選択ボタン211が操作された場合に表示すべき第2パネル画面200を認識する。そして、端末制御部31は、認識した第2パネル画面200を配した設定受付画面300を操作表示部30に表示させる。
たとえば、設定受付画面301(ホーム画面201)の表示中、コピーボタン211に対する操作が行われたとする。この場合、端末制御部31は、次に表示すべき第2パネル画面200がコピー画面202であると認識する。そして、端末制御部31は、設定受付画面301に代えて、コピー画面202を配した設定受付画面300(図11参照)を操作表示部30に表示させる。以下の説明では、コピー画面202が配された設定受付画面300に符号302を付す。
設定受付画面302の表示中、設定受付画面302に配されたコピー画面202の項目ボタン212に対して操作が行われると、端末制御部31は、操作を受けた項目ボタン212を認識する。また、端末制御部31は、第2パネル画面200に関する画面情報(階層情報)に基づき、認識した項目ボタン212が操作された場合に表示すべき第2パネル画面200を認識する。そして、端末制御部31は、認識した第2パネル画面200を配した設定受付画面300を操作表示部30に表示させる。
たとえば、設定受付画面302(コピー画面202)の表示中、用紙サイズボタン212に対する操作が行われたとする。この場合、端末制御部31は、次に表示すべき第2パネル画面200が用紙サイズ画面203であると認識する。そして、端末制御部31は、設定受付画面302に代えて、用紙サイズ画面203を配した設定受付画面300(図12参照)を操作表示部30に表示させる。以下の説明では、用紙サイズ画面203が配された設定受付画面300に符号303を付す。
設定受付画面303の表示中、設定受付画面303に配された用紙サイズ画面203の設定ボタン213をタッチしてから決定ボタンB2をタッチする操作(当該操作が設定操作に相当する)が行われると、端末制御部31は、印刷で用いる用紙サイズが設定(変更)されたと判断する。このとき、端末制御部31は、第2パネル画面200に関する画面情報(階層情報)に基づき、決定ボタンB2が操作された場合に表示すべき第2パネル画面200がコピー画面202であると認識し、設定受付画面303に代えて、コピー画面202を配した設定受付画面300(図13参照)を操作表示部30に表示させる。以下の説明では、このときに表示される設定受付画面300に符号304を付す。
たとえば、設定受付画面303(用紙サイズ設定画面203)の表示中、「B5」という設定ボタン213をタッチしてから決定ボタンB2をタッチする設定操作が行われたとする。この場合、端末制御部31は、用紙サイズがB5サイズに設定(変更)されたと判断する。そして、端末制制御部31は、設定受付画面304を操作表示部30に表示させるとき、用紙サイズボタン212の表示領域内に「B5」というテキスト(図13では、破線丸印で囲む)を付加させる。
以降、図示しないが、たとえば、設定受付画面304に配されたコピー画面202の「画像濃度」という項目ボタン212に対して操作を行った場合、画像濃度を設定するための設定値画面203が携帯端末3に表示され、画像濃度を設定する設定操作の受け付けが行われる。その後、決定ボタンB2に対して操作を行うと、設定操作での設定が確定する。このとき、携帯端末3にはコピー画面202を配した設定受付画面300が表示され、当該コピー画面202内には変更後の画像濃度を示すテキストが付される。
図9に戻り、ステップS5において、端末制御部31は、送信指示を受け付けたか否かを判断する。ここで、設定受付画面300には送信ボタンSB(図10~図13参照)が配される。そして、端末制御部31は、送信ボタンSBに対する操作を送信指示として受け付ける。
ステップS5において、送信指示を受け付けたと端末制御部31が判断した場合には、ステップS6に移行し、送信指示を受け付けていないと端末制御部31が判断した場合には、ステップS3に移行する。
ステップS6に移行すると、端末制御部31は、第2パネル画面200を配した設定受付画面300に対する設定操作(第2パネル画面200に対する設定操作)で設定(変更)された設定値を示す設定情報を第1画像形成装置1に送信する。たとえば、用紙サイズがB5サイズに設定された場合には、携帯端末3で設定された設定項目が用紙サイズであること、および、用紙サイズの設定値がB5サイズであることを示す設定情報が第1画像形成装置1に送信される。他の設定項目の設定値がさらに設定されている場合には、当該設定項目の設定値を示す設定情報も第1画像形成装置1に送信される(携帯端末3から第1画像形成装置1に対し複数の設定情報が送信される場合がある)。
(設定反映処理)
第1画像形成装置1の装置制御部11は、携帯端末3から設定情報を受信すると、操作支援サービスをユーザーに提供するための処理である設定反映処理を行う。装置制御部11による設定反映処理では、第1画像形成装置1の設定値が携帯端末3での設定を反映した状態に変更される。
以下に、図14に示すフローチャートを参照し、装置制御部11により行われる設定反映処理の流れを説明する。図14に示すフローチャートは、携帯端末3から設定情報を受信したと装置制御部11が判断したときにスタートする。なお、携帯端末3から第1画像形成装置1に送信される設定情報は1つの場合もあるし複数の場合もある。
ステップS11において、装置制御部11は、携帯端末3から受信した設定情報を1つ抽出する。そして、ステップS12において、装置制御部11は、第1画像形成装置1で実行可能なジョブに関する複数の設定項目のうち、抽出した設定情報(抽出設定情報)で示される設定値に対応する設定項目を対象設定項目として判別する項目判別処理を行う。
ステップS13において、装置制御部11は、対象設定項目が存在するか否か(対象設定項目を判別できたか否か)を判断する。その結果、対象設定項目が存在する(対象設定項目を判別できた)と装置制御部11が判断した場合には、ステップS14に移行する。
ステップS14に移行すると、装置制御部11は、第1画像形成装置1の対象設定項目の設定値を抽出設定情報で示される設定値に変更することが可能であるか否かを判断する。その結果、変更可能であると装置制御部11が判断した場合には、ステップS15に移行する。ステップS15に移行すると、装置制御部11は、第1画像形成装置1の対象設定項目の設定値を抽出設定情報で示される設定値に変更する。
ステップS16において、装置制御部11は、未だ抽出していない設定情報(未抽出設定情報)が残っているか否かを判断する。その結果、未抽出設定情報が残っていると装置制御部11が判断した場合には、ステップS11に移行する。ステップS16からステップS11に移行すると、装置制御部11は、未抽出設定情報から新たに設定情報を抽出する。
ステップS16において、未抽出設定情報が残っていないと装置制御部11が判断した場合には、ステップS17に移行する。ステップS17に移行すると、装置制御部11は、対象設定項目の設定値を設定情報で示される設定値に変更したことを報知するための確認画面を第1操作パネル10に表示させる。
たとえば、設定情報で示される設定値がB5サイズであったとする。この場合、装置制御部11は、用紙サイズという設定項目を対象設定項目として判別し、用紙サイズ(対象設定項目)の設定値をB5サイズに変更する。そして、装置制御部11は、第1操作パネル10に指示し、コピー画面102を確認画面として表示させる。このとき、第1操作パネル10は、コピー画面102の用紙サイズボタン112の表示領域内に「B5」というテキストを付す。これにより、設定項目としての用紙サイズの現在の設定値がB5サイズに設定(変更)されたことをユーザーに認識させることができる。なお、対象設定項目および対象設定項目の変更後の設定値を示す情報を配した専用の画面(図示せず)が確認画面として第1操作パネル10に表示されてもよい。
ステップS13において、対象設定項目が存在しない(対象設定項目を判別できなかった)と装置制御部11が判断した場合には、ステップS18に移行する。たとえば、第1画像形成装置1には両面印刷機能が搭載されていない。したがって、抽出設定情報で示される設定値が両面印刷機能に関する設定値であった場合には、対象設定項目が存在しないと装置制御部11が判断する。
また、ステップS14において、第1画像形成装置1の対象設定項目の設定値を抽出設定情報で示される設定値に変更できないと装置制御部11が判断した場合にも、ステップS18に移行する。たとえば、第1画像形成装置1にはA3サイズの用紙が収容された用紙カセットが存在しない。したがって、抽出設定情報で示される設定値がA3サイズであった場合、装置制御部11は、対象設定項目が用紙サイズであることを判別する。しかし、装置制御部11は、対象設定項目(用紙サイズ)の設定値を抽出設定情報で示される設定値(A3サイズ)に変更できないと判断する。
ステップS18に移行すると、端末制御部11は、携帯端末3が受け付けた設定を反映できない設定項目が存在する旨の報知を第1操作パネル10に行わせる。たとえば、当該設定項目の名称を配したダイアログボックスが第1操作パネル10にポップアップ表示される。その後、ステップS16に移行する。
設定反映処理が終了すると、装置制御部11は、第1操作パネル10がユーザーからジョブ実行指示を受け付けたか否かを判断する。ジョブ実行指示を受け付けた場合、装置制御部11は、携帯端末3が受け付けた設定を反映した状態でジョブを実行する。
(手順報知処理)
装置制御部11は、携帯端末3から受信した設定情報を含むファイルを装置記憶部14に保存する。複数の設定情報を対象に設定反映処理を行った場合には、装置制御部11は複数の設定情報を1ファイルにまとめる。たとえば、設定情報を含むファイルのファイル名はユーザーが任意に設定することができる。
装置制御部11は、設定反映処理を行って以降、手順報知指示の受け付けを第1操作パネル10に行わせる。たとえば、第1操作パネル10は、ユーザーから所定操作を受け付けると、設定情報を含むファイルのファイル名を選択肢として表示する。そして、第1操作パネル10は、いずれかのファイルを選択する操作が行われると、当該操作を手順報知指示として受け付ける。
装置制御部11は、第1操作パネル10が手順報知指示を受け付けると、選択されたファイルに含まれる設定情報(選択設定情報)に基づき、第1操作パネル10に手順報知処理を行わせる。第1操作パネル10は、手順報知処理として、第1操作パネル10で対象設定項目(選択設定情報で示される設定値に対応する設定項目)の設定値を設定する場合の操作手順を報知する処理を行う。
たとえば、選択設定情報で示される設定値がB5サイズであったとする。すなわち、選択設定情報で示される設定値に対する対象設定項目が用紙サイズであったとする。対象設定項目としての用紙サイズの設定値を設定するには、第1操作パネル10に用紙サイズ画面103を表示させる必要がある。この例では、用紙サイズ画面103が「対象設定画面」に相当する。第1操作パネル10が用紙サイズ画面103を表示するとき、ホーム画面101、コピー画面102および用紙サイズ画面103の順に画面遷移が行われる。
この場合、図15に示すように、第1操作パネル10は、手順報知処理として、ホーム画面101、コピー画面102および用紙サイズ画面103の順に第1パネル画面100を遷移する画面遷移処理を行う。
さらに、第1操作パネル10は、手順報知処理として画面遷移処理を行うとき、遷移元の第1パネル画面100から遷移先の第1パネル画面100に遷移するために操作すべきソフトウェアボタンを報知する。一例として、当該ソフトウェアボタンを報知するため、第1操作パネル10は、当該ソフトウェアボタンの表示形態を変化させる。たとえば、当該ソフトウェアボタンを白黒反転させる(図15参照)。なお、当該ソフトウェアボタンを報知するため、図示しないが、当該ソフトウェアボタンに報知画像(たとえば、指の画像など)が付されてもよい。
たとえば、ホーム画面101(遷移元)からコピー画面102(遷移先)に遷移するために操作すべきソフトウェアボタンはコピーボタン111である。したがって、第1操作パネル10は、ホーム画面101を表示したときに、コピーボタン111を白黒反転させる。
また、コピー画面102(遷移元)から用紙サイズ画面103(遷移先)に遷移するために操作すべきソフトウェアボタンは用紙サイズボタン112である。したがって、第1操作パネル10は、コピー画面102を表示したときに、用紙サイズボタン112を白黒反転させる。
なお、用紙サイズをB5サイズに設定するには、「B5」という設定ボタン113をタッチし、その後、決定ボタンB1をタッチする操作が必要である。このため、第1操作パネル10がコピー画面102を表示したときに、「B5」という設定ボタン113および決定ボタンB1が白黒反転される。
以下に、図16に示すフローチャートを参照し、装置制御部11が第1操作パネル10に行わせる手順報知処理(画面遷移処理)の流れを説明する。図16に示すフローチャートは、第1操作パネル10が手順報知指示を受け付けたことを装置制御部11が検知したときにスタートする。
ステップS21において、装置制御部11は、第1操作パネル10に手順報知処理(画面遷移処理)を開始させる。手順報知処理の開始以降、ステップS22において、装置制御部11は、第1操作パネル10がユーザーから終了指示を受け付けたか否かを判断する。その結果、終了指示を受け付けたと装置制御部11が判断した場合には、ステップS23に移行する。一方で、終了指示を受け付けていないと装置制御部11が判断した場合には、ステップS22の処理が繰り返される。なお、装置制御部11は、終了指示を受け付けるまで、第1操作パネル10に手順報知処理を繰り返し行わせる。
ステップS23に移行すると、装置制御部11は、第1操作パネル10による手順報知処理を終了させる。そして、ステップS24において、装置制御部11は、対象設定項目の設定値が選択設定情報で示される設定値に変更された状態の第1パネル画面100を第1操作パネル10に表示させる。
なお、携帯端末3にて手順報知処理(画面遷移処理)が行われてもよい。この場合、第1画像形成装置1から携帯端末3に対し、手順報知処理で必要な情報が送信される。当該情報には、第1パネル画面100を表示するための表示データや、第1パネル画面100の遷移順を示す順番データなどが含まれる。
本実施形態の操作支援システム1000は、上記のように、第1操作パネル10を有する第1画像形成装置1と、第1画像形成装置1と通信可能に接続され、画面を表示し、表示中の画面に対する操作を受け付ける携帯端末3(表示入力装置)とを備える。携帯端末3は、第2操作パネル20を有する第2画像形成装置2の設定値をユーザーが設定するときに第2操作パネル20に表示される第2パネル画面200を配した設定受付画面300を表示するとともに、設定受付画面300に配された第2パネル画面200に対する設定操作をユーザーから受け付け、設定操作で設定された設定値を示す設定情報を第1画像形成装置1に送信する。第1画像形成装置1は、設定情報を受信すると、第1画像形成装置1で実行可能なジョブに関する複数の設定項目のうち設定情報で示される設定値に対応する設定項目を対象設定項目として判別し、第1画像形成装置1の対象設定項目の設定値を設定情報で示される設定値に変更する。
本実施形態の構成では、第2パネル画面200が配された設定受付画面300を携帯端末3に表示し、設定受付画面300(第2パネル画面200)に対して設定操作を行うことにより、第1画像形成装置1の設定値を設定受付画面300(第2パネル画面200)に対する設定操作で設定した設定値に変更することができる。これにより、ユーザーが現在使用しようとしている画像形成装置が第1画像形成装置1であり、ユーザーが使い慣れた操作パネルが第2操作パネル20であった場合、ユーザーが第1操作パネル10の扱いに慣れていなくても、容易に(第1操作パネル10を用いることなく)、第1画像形成装置1の設定値をユーザー所望の設定値に変更することができる。
また、本実施形態では、上記のように、第1操作パネル10は、手順報知指示をユーザーから受け付けると、手順報知処理を行う。これにより、第1操作パネル10に対して手順報知指示を与えることにより、第1操作パネル10の使い方(対象設定項目の設定値を設定する場合の操作手順)を学習することができるので、ユーザーにとっては利便性が良い。なお、第1操作パネル10による手順報知処理では、画面遷移処理が行われる。そして、遷移元の第1パネル画面100から遷移先の第1パネル画面100に遷移するために操作すべきソフトウェアボタンが報知される。このため、どのような操作を行えばよいかが分かり易い。
また、本実施形態では、上記のように、第1操作パネル10は、対象設定項目を認識できない場合、または、対象設定項目を認識できても対象設定項目の設定値を設定情報で示される設定値に変更できない場合、携帯端末3が受け付けた設定を反映できない旨を報知する。これにより、携帯端末3での設定が反映されなかった設定項目を知ることができるので、ユーザーの利便性が向上する。また、第1画像形成装置1と第2画像形成装置2との間の仕様の違いを知ることもできる。
今回開示された実施形態は、すべての点で例示であって、制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記実施形態の説明ではなく特許請求の範囲によって示され、さらに、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれる。