JP2016215800A - 車両用電動格納式視認装置におけるフレームと支持部材の固定構造 - Google Patents

車両用電動格納式視認装置におけるフレームと支持部材の固定構造 Download PDF

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Abstract

【課題】駆動機構を収容するフレームの内部空間に臨む位置に、駆動機構を支持する機能を有する支持部材を固定する構造において、支持部材の変形を抑制して、モータ作動時の異音発生等を防止する。
【解決手段】視認装置回転軸とモータ回転軸を結ぶ線を第1の線L1、モータ回転軸を通り第1の線に直交する線を第2の線L2、視認装置回転軸を通り第1の線に直交する線を第3の線L3と定義する。フレームと支持部材との固定位置は、視認装置回転軸の軸方向から見て、第2の線に対し視認装置回転軸が存在する側と反対側の領域に存在する第1の固定位置117-1と、第2の線と第3の線に挟まれた領域内で、第1の線を挟んで互いに反対側の領域に存在する第2の固定位置117-2および第3の固定位置117-3を有する。第3の線に対しモータ回転軸が存在する側と反対側の領域に存在する第4の固定位置117-4をさらに有することもできる。
【選択図】図18

Description

この発明は車両用電動格納式ミラー、車両用電動格納式カメラ等の車両用電動格納式視認装置において、駆動機構を収容するフレームの内部空間に臨む位置に、駆動機構を支持する機能を有する支持部材を固定する構造に関し、支持部材の変形を抑制して、モータ作動時の異音発生等の不具合を防止したものである。
車両用電動格納式視認装置は一般に、駆動機構を収容するフレームの内部空間に臨む位置に、駆動機構を支持する機能を有する支持部材を固定する構造を有している。例えば特許文献1に記載の電動格納式ミラーでは、フレーム(2)の内部空間に臨む位置に、支持部材(17)を3箇所でねじ止めしている。また特許文献2に記載の電動格納式ミラーでは、フレーム(14)の内部空間(28)に臨む位置に、支持部材(50)を3箇所でねじ止めしている。なお、カッコ内の符号は特許文献1,2で使用されている符号である。
特開平08−072613号公報(図4) 特開2002−067805号公報(図1)
特許文献1,2に記載の固定構造によれば、支持部材は一般に樹脂製であるため変形が生じやすく、該変形により駆動機構にがたつきが生じ、モータ作動時に異音を発生させることがあった。
この発明は上記の問題を解決して、支持部材の変形を抑制して、モータ作動時の異音発生等を防止したフレームと支持部材の固定構造を提供するものである。
この発明のフレームと支持部材の固定構造は、車体側に立設されるシャフトと、前記シャフトの軸中心に配置される視認装置回転軸の周り方向に回転可能に該シャフトに支持される視認装置回転部と、前記視認装置回転部を前記視認装置回転軸周り方向に回転駆動する電動駆動機構を有し、前記電動駆動機構は、前記視認装置回転部に搭載されるモータと、前記モータの駆動力を前記シャフトに伝達して、前記視認装置回転部を前記視認装置回転軸の周り方向に回転させる動力伝達機構とを有し、前記視認装置回転部は、前記動力伝達機構を収容する内部空間を有するフレームと、前記モータを保持して前記フレームの前記内部空間に臨む位置に配置された状態で該フレームに固定されて、前記モータのモータ回転軸の回転を前記動力伝達機構に伝達させる支持部材を有し、前記モータ回転軸は前記視認装置回転軸と概ね平行に配置されている、そのような構成を有する車両用電動格納式視認装置において、前記フレームと前記支持部材とを固定する固定構造であって、前記視認装置回転軸の軸方向から見て、前記視認装置回転軸と前記モータ回転軸を結ぶ線を第1の線、前記モータ回転軸を通り前記第1の線に直交する線を第2の線、前記視認装置回転軸を通り前記第1の線に直交する線を第3の線と定義して、前記固定構造は、前記フレームと前記支持部材との固定位置として、前記視認装置回転軸の軸方向から見て、前記第2の線に対し前記視認装置回転軸が存在する側と反対側の領域に存在する第1の固定位置と、前記第2の線と前記第3の線に挟まれた領域内で、前記第1の線を挟んで互いに反対側の領域に存在する第2の固定位置および第3の固定位置を有するものである。これによれば、モータを保持する位置に近い第1〜第3の固定位置を固定位置に含んでいるので、支持部材の変形によるモータの傾きを効果的に抑制して、モータ作動時の駆動機構の動作を円滑にして異音発生を防止することができる。
この発明の固定構造において、前記フレームと前記支持部材とのねじ止め箇所は前記第1から第3の3箇所の固定位置にのみ存在しているものとすることができる。これによれば、フレームと支持部材とを少ないねじ止め箇所で固定して、支持部材の変形を抑制して、モータ作動時の異音発生を防止することができる。
この発明のフレームと支持部材の別の固定構造は、電動駆動機構により所定の視認装置回転軸の周り方向に回転可能に配置された視認装置回転部を有し、前記視認装置回転部は前記電動駆動機構の少なくとも一部を収容する内部空間を有するフレームと、前記フレームの前記内部空間に臨む位置に配置された状態で該フレームに固定されて前記電動駆動機構の少なくとも一部を支持する支持部材を有し、前記電動駆動機構のモータ回転軸は前記視認装置回転軸と概ね平行に配置されている、そのような構成を有する車両用電動格納式視認装置において、前記フレームと前記支持部材とを固定する固定構造であって、前記視認装置回転軸の軸方向から見て、前記視認装置回転軸と前記モータ回転軸を結ぶ線を第1の線、前記モータ回転軸を通り前記第1の線に直交する線を第2の線、前記視認装置回転軸を通り前記第1の線に直交する線を第3の線と定義して、前記固定構造は、前記フレームと前記支持部材との固定位置として、前記視認装置回転軸の軸方向から見て、前記第2の線に対し前記視認装置回転軸が存在する側と反対側の領域に存在する第1の固定位置と、前記第2の線と前記第3の線に挟まれた領域内で、前記第1の線を挟んで互いに反対側の領域に存在する第2の固定位置および第3の固定位置と、前記第3の線に対し前記モータ回転軸が存在する側と反対側の領域に存在する第4の固定位置とを有するものである。これによれば、フレームと支持部材とを第1〜第4の位置で固定することにより、支持部材の変形をより確実に抑制することができ、これによりモータ作動時の駆動機構の動作をより円滑にして異音発生をより確実に防止することができる。
この発明の別の固定構造において、前記フレームと前記支持部材とのねじ止め箇所は前記第1から第4の4箇所の固定位置にのみ存在しているものとすることができる。これによれば、フレームと支持部材とを少ないねじ止め箇所で固定して、支持部材の変形を抑制して、モータ作動時の異音発生を防止することができる。
この発明はさらに、前記電動駆動機構は前記視認装置回転軸の軸方向から見て、前記視認装置回転軸と前記モータ回転軸との間に挟まれた位置に配置された中間ギヤを有し、前記中間ギヤの軸は前記視認装置回転軸に直交する面内に配置され、前記支持部材は前記中間ギヤの軸の両端部に対面して該中間ギヤが該中間ギヤの軸受から浮くのを押さえる2箇所の押さえ部を有し、前記第2の固定位置および前記第3の固定位置は前記2箇所の押さえ部に近接した位置に配置されているものとすることができる。これによれば、2箇所の押さえ部で支持部材の変形を抑制して、中間ギヤがその軸受から浮くのが押さえられ、モータ作動時の異音発生を防止することができる。
図8のフレーム36の平面図に、この発明による第1〜第3の線および第1〜第4の固定位置を記入したものである。 この発明の実施の形態に係る車両右側用電動格納式ドアミラーの分解斜視図である。 図2に示す電動格納ユニット16の分解斜視図である。 図3に示すフレーム36を底面側から見た斜視図である。 図3に示す電動格納ユニット16の各部品を組み付ける途中の状態を示す斜視図である。 図2のドアミラー10を組み立てた状態を示す図で、図7のA−A矢視位置の切断端面図である。 図2のドアミラー10を組み立てた状態を示す平面図で(ハウジングカバーを外した状態で示す)、ミラー回転部15が展開位置にある姿勢で示す。 図3に示すフレーム36の平面図である。 図8に示すフレーム36の囲い壁121の周辺部分の拡大図で、図8のB矢視位置の斜め上方から見た斜視図である。 図3に示すプレートアウタ68の平面図である。 図3に示すプレートアウタ68の底面図である。 図3に示すプレートアウタ68の正面図である。 図3に示すプレートアウタ68の一側面から見た斜視側面図である。 図3に示すプレートアウタ68の他側面から見た側面図である。 図3に示す電動格納ユニット16の部品を組み立てた状態を示す平面図で、プレートアウタ(支持部材)68およびシールキャップ(カバー)90を外した状態で示す(モータ76は図示する)。 図2に示す電動格納ユニット16の、図15のD−D矢視位置での切断端面図で、シールキャップ90(図3)を外した状態で示す。 図1に示す第1〜第4の固定位置でのフレーム36とプレートアウタ68との固定により、プレートアウタ68の変形が抑制される様子を示す模式正面図である。 この発明の他の実施の形態を示すフレーム36’の平面図で、図1のフレーム36から第4の固定位置117-4を省いたものである。 図18のフレーム36’に組み合わされるプレートアウタ68’の平面図で、図10のプレートアウタ68から第4の固定位置127-4を省いたものである。
《4点固定の実施の形態》
この発明の実施の形態を説明する。図2はこの発明が適用された車両右側用電動格納式ドアミラーの分解斜視図を示す。図2ではミラー回転部15を展開位置の姿勢で背面側(車両前方側)から見た状態を示す。また、図2ではバイザー14の正面開口14a内に配置される鏡面調整用アクチュエータおよびミラー板、バイザー14の背面側に装着するハウジングカバー(図6の符号17)等は図示を省略している。このドアミラー10はミラーベース12と、ミラー回転部15と、これら両者の間に接続される電動格納ユニット16を具える。ミラー回転部15はバイザー14を有する。ミラーベース12は車体(右ドア)13から車両右方に向けて突設されている。電動格納ユニット16は下部に固定体16aと上部に回転体16bを有し、回転体16bは固定体16aに対しミラー回転軸18の周り方向に回転可能である。バイザー14の背面側には電動格納ユニット16の回転体16bが2本のねじ20をバイザー14の下面から電動格納ユニット16の回転体16bにねじ込んで固定される。回転体16bがバイザー14に固定された電動格納ユニット16の固定体16aは、3本のねじ22をミラーベース12の下面から電動格納ユニット16の固定体16aにねじ込んでミラーベース12に固定される。これによりバイザー14を含むミラー回転部15は、電動格納ユニット16を介してミラー回転軸18の周り方向に回転可能にミラーベース12に取り付け支持される。バイザー14の背面には、図示しないハウジングカバー(図6の符号17)が装着される。これによりバイザー14の背面の開口部14bはハウジングカバー17で塞がれて、電動格納ユニット16はバイザー14とハウジングカバー17で包囲される空間に収容される。ミラー回転部15は電動格納ユニット16による電動駆動で回転して格納位置と展開位置に択一的に移動可能である。また、ミラー回転部15は外力により回転して、格納位置から展開位置を経て前方傾倒位置まで、またその逆方向に移動可能である。
電動格納ユニット16内の全体の構成を図3を中心に参照して説明する。図3の全部品は着脱可能に組み付けられて、電動格納ユニット16を構成する。電動格納ユニット16は固定体16aを構成するシャフト24を有する。シャフト24はPA+GF樹脂(ガラス繊維強化ポリアミド樹脂)等の強化樹脂の一体成形品で構成されている。シャフト24は下部に大径で円板状のシャフト基部24aと上部に小径で円筒状のシャフト軸部24bを同軸に有する。シャフト24は、シャフト基部24aの下面をねじ22(図2)でミラーベース12に固定することにより、ミラーベース12に垂直に立設される。シャフト基部24aの上面にはその最外周位置に、シャフト24の軸周り方向に山26bと谷26aを交互に3組、各組120度ずつ繰り返し配列した山谷反復形状26が構成されている。1つの谷26aの周方向の長さ(角度)は、1つの山26bの周方向の長さ(角度)よりも長い。また、シャフト基部24aの上面にはその最内周位置に、2個の高さ維持突起28がシャフト24の軸周り方向に180度間隔でシャフト軸部24bの外周面に接続して構成されている。高さ維持突起28はミラー回転部15が外力で展開位置から前方傾倒位置方向に移動する際に、後述するフレーム36の高さ維持突起41と頂面どうしが当接摺動して、シャフト24に対するフレーム36の高さを維持することにより、ミラー回転部15を前方傾倒位置から展開位置まで電動で戻せるようにするものである。また、シャフト基部24aの上面には、最外周位置の山谷反復形状26と最内周位置の高さ維持突起28の間の径方向位置に一定幅で溝状の軸受け面30がシャフト24の軸周り方向に環状にかつ平坦に構成されている。軸受け面30にはその溝内に樹脂ワッシャ34が載置収容される。シャフト軸部24bの中空部31はシャフト基部24aを貫通して開設されている。中空部31には電動格納ユニット16および鏡面調整用アクチュエータ等に電源を供給する、図示しないワイヤハーネス(外部給電配線)が通される。シャフト軸部24bの外周面には、回転止め凹部32aと回転止め凸部32bを周方向に交互に5組、各組等間隔で繰り返し配列した回転止め形状32が構成されている。個々の回転止め凹部32aと回転止め凸部32bはシャフト24の軸方向に延在して構成されている。回転止め凹部32aの上端は、回転止め凹部32aに嵌合する相手方回転止め凸部(後述するクラッチプレート58の内周面に構成された回転止め凸部62b)を進入させるために上方に開口している。シャフト軸部24bの上部外周面には、後述する金属プレート66を差し込みかつ回転させて留めるための溝35が構成されている。
シャフト24には回転体16bのフレーム36(後述するシールキャップ90と共に回転体16bの筐体を構成する)が回転可能に支持される。フレーム36はPA+GF樹脂等の強化樹脂の一体成形品で構成されている。フレーム36は上方に開口した内部空間38を有する。内部空間38の底面38aには円筒40が立設されている。円筒40の中空部43は底面38aを貫通している。ここで図3を一旦離れ、図4を参照してフレーム36の下面の構成を説明する。フレーム36の下面には円筒40と同軸かつ円筒40よりも大径で厚肉の円筒39が下方(図4の上方)に向けて突設されている。円筒39の内周面には、シャフト基部24aの2個の高さ維持突起28(図3)と頂面どうしが当接摺動する2個の高さ維持突起41が円筒39の軸周り方向に180度間隔で円筒39の内周面に接続して構成されている。高さ維持突起41の内周面は円筒40の内周面40aと同一径方向位置にあり、両内周面は連続した面を構成している。高さ維持突起28,41は同一径方向位置にある。円筒39の下端面はシャフト24の軸受け面30と対面する軸受け面45を構成する。円筒39の外方には空隙47を介して外筒49が円筒39と同軸に配置されている。空隙47内にはシャフト基部24aの上面の山谷反復形状26(図3)に嵌合する山谷反復形状27が構成されている。山谷反復形状27は円筒39の軸周り方向に山27bと谷27aを交互に3組、各組120度ずつ繰り返し配列して構成されている。1つの谷27aの周方向の長さ(角度)は、1つの山27bの周方向の長さ(角度)よりも長い。山27bは円筒39の外周面と外筒49の内周面と空隙47の底面に接続して配置されている。外筒49の周方向の一部の領域にはストッパ51が下方(図4の上方)に向けて突出して構成されている。ストッパ51はミラーベース12に構成されたストッパ溝57(図2)に周方向に移動自在に差し込まれて、ミラー回転部15の最大回転範囲(格納位置から前方傾倒位置まで)を設定する。フレーム36の円筒39,40の連続した中空部43には円筒39側からシャフト軸部24bが差し込まれる。このときフレーム36の軸受け面45は樹脂ワッシャ34を挟んでシャフト24の軸受け面30に軸受け支持される。また、シャフト軸部24bには上側の円筒40の内周面40aが回転可能に支持される。これにより、フレーム36はシャフト24の軸周り方向に回転可能にシャフト24に支持される。シャフト24の山谷反復形状26の山26bはフレーム36の底部の空隙47に入り込む。この状態では、山谷反復形状26と山谷反復形状27は、山26bと谷26aの境界の傾斜面と、山27bと谷27aの境界の傾斜面とが当接して係止されるまで(または格納方向についてはストッパ51がストッパ溝57の一端で係止されるまで)の両回転方向の角度範囲で摺動可能に嵌合し、ミラー回転部15(図2)が格納位置と展開位置との間で回転するのを許容する。また、展開位置にあるミラー回転部15に車両前方への所定値以上の外力が与えられたときは、後述するコイルスプリング64の付勢力に抗して山26bと山27bどうしが互いに相手方の傾斜面を摺動して登り、相手方の山の頂面に乗り上げて山谷反復形状26と山谷反復形状27の嵌合を解除し、ミラー回転部15が前方傾倒位置まで回転するのを許容する。フレーム36の一側には、フレーム36をバイザー14の裏面の上下2箇所のボス44(図2)にねじ止め固定するためのねじ通し穴46が構成されている。この実施の形態ではねじ通し穴46が上中下の3箇所設けられているが、このうち上下2箇所のねじ通し穴46にそれぞれねじ(図示せず)を差し込んで上下2箇所のボス44にねじ込むことにより、フレーム36をバイザー14の裏面に固定する。
図3に戻って、フレーム36の内部空間38の円筒40の外周には、樹脂ワッシャ48が緩く装着される。樹脂ワッシャ48は内部空間38の底面38aに載置支持される。樹脂ワッシャ48は前記樹脂ワッシャ34と同一製品である。樹脂製のウォームホイール50は金属製のウォーム52の軸52aに差し込まれて、両者は相対回転不能に組み付けられる。組み付けられたウォームホイール50とウォーム52はフレーム36の内部空間38に収容され、所定位置に配置されて、ウォーム52の軸52aの両端部52b,52cの下面が内部空間38内の軸受(図8の符号38b,38c)に載置支持される(図15参照)。これによりウォームホイール50とウォーム52は内部空間38で一体に回転する。ウォーム52の軸52aはミラー回転軸18に直交する面内に配置されている。フレーム36の内部空間38の円筒40の外周には、シャフト外挿ギヤ54が回転可能に装着される。シャフト外挿ギヤ54はPA+GF樹脂等の強化樹脂の一体成形品で構成されている。シャフト外挿ギヤ54の中央部にはフレーム36の円筒40およびシャフト軸部24bが回転可能に差し込まれる中空部55が構成されている。シャフト外挿ギヤ54の下面の軸受け面106(図6)は樹脂ワッシャ48の上に摺動可能に載置支持される(図6)。シャフト外挿ギヤ54の外周面は、はす歯によるギヤ歯54bが構成されてウォームホイールを構成している。ギヤ歯54bはウォーム52と噛み合わされてウォームギヤを構成する。シャフト外挿ギヤ54の上面には、クラッチ谷56aとクラッチ山56bをシャフト外挿ギヤ54の軸周り方向に交互に5組、各組等間隔で繰り返し配列したシャフト外挿ギヤ側クラッチ面56が構成されている。1つのクラッチ谷56aの周方向の長さ(角度)と、1つのクラッチ山56bの周方向の長さ(角度)は等しく設定されている。
シャフト外挿ギヤ54の上にはクラッチプレート58がシャフト軸部24bに差し込まれて同心状に載置支持される。クラッチプレート58はPA+GF樹脂等の強化樹脂の一体成形品で構成されている。クラッチプレート58の中央部にはシャフト軸部24bが回転不能にかつ軸方向に移動可能に差し込まれる中空部59が構成されている。クラッチプレート58の下面には、クラッチ谷60aとクラッチ山60bをクラッチプレート58の軸周り方向に交互に5組、各組等間隔で繰り返し配列したシャフト側クラッチ面60が構成されている。シャフト外挿ギヤ側クラッチ面56とシャフト側クラッチ面60はクラッチ機構61を構成する。シャフト側クラッチ面60の1つのクラッチ谷60aの周方向の長さ(角度)と、1つのクラッチ山60bの周方向の長さ(角度)は等しく設定されている。また、シャフト外挿ギヤ側クラッチ面56とシャフト側クラッチ面60とは内径および外径が等しい。したがって、シャフト外挿ギヤ側クラッチ面56のクラッチ谷56aとクラッチ山56bは、シャフト側クラッチ面60のクラッチ山60bとクラッチ谷60aにがたつきなく嵌合する。クラッチ谷56aとクラッチ山56bの境界位置の段差、クラッチ谷60aとクラッチ山60bの境界位置の段差は傾斜角度が互いに等しい傾斜面でそれぞれ構成されている。これにより、シャフト外挿ギヤ側クラッチ面56とシャフト側クラッチ面60の嵌合は、これら両クラッチ面56,60の相互間に作用する回転力により外れることができる。クラッチプレート58の内周面には、回転止め凹部62aと回転止め凸部62bを周方向に5組配列した回転止め形状62が軸方向に延在して構成されている。回転止め凹部62aと回転止め凸部62bはシャフト軸部24bの外周面に構成された回転止め凸部32bと回転止め凹部32aにそれぞれ僅かな隙間を介して対面する。これにより、回転止め凹部62aと回転止め凸部62bは回転止め凸部32bと回転止め凹部32aに対し軸周り方向に回転不能にかつ軸方向に摺動可能に嵌合する。その結果、クラッチプレート58はシャフト軸部24bの軸周り方向に回転不能で軸方向に移動可能にシャフト軸部24bに装着される。
クラッチプレート58の上にはコイルスプリング64がシャフト軸部24bに差し込まれて同心状に載置支持される。コイルスプリング64の上には金属プレート66がコイルスプリング64を押圧圧縮しながらシャフト軸部24bに差し込まれる。金属プレート66の内周面に構成された突起66aをシャフト軸部24bの上部外周面に構成された溝35に沿って差し込み回転させることで、金属プレート66はシャフト軸部24bの上部に装着される。これにより、コイルスプリング64は圧縮状態でシャフト軸部24bに装着される。このとき、コイルスプリング64の伸長力がクラッチプレート58の上面と金属プレート66の下面との間に作用する。この伸長力によりシャフト基部24aの上面の山谷反復形状26とフレーム36の下面の山谷反復形状27(図4)との間、およびシャフト外挿ギヤ54の上面のシャフト外挿ギヤ側クラッチ面56とクラッチプレート58の下面のシャフト側クラッチ面60との間にそれぞれ嵌合力が与えられる。ただし、ミラー回転部15が格納位置と展開位置の間にあるときは、コイルスプリング64からフレーム36に与えられる伸長力は軸受け面45から樹脂ワッシャ34を介して軸受け面30で受けられて、ミラー回転部15の回転は軸受け面45,30どうしが樹脂ワッシャ34を挟んで摺動することにより行われるので(すなわち樹脂ワッシャ34を挟んだ軸受け面45,30どうしの当接摺動でミラー回転部15の回転を軸受け支持するので)、山谷反復形状26,27の対向面どうしは離されていて当接摺動しない(図6参照)。
図3の右側に示した各部品を全て組み付けた後、フレーム36の上端の開口36aの内周側の段部36bにプレートアウタ(支持部材)68が載置されて、開口36aが閉じられる。プレートアウタ68はPOM(ポリアセタール)等の樹脂の一体成形品で構成されている。プレートアウタ68は上面にモータ76を収容保持する筒部72および、フレーム36の開口36aから上方に突出しているシャフト軸部24bの上部とコイルスプリング64と金属プレート66を包囲するドーム74を有する。これにより、モータ76はシャフト軸部24bの側方位置に、モータ76の回転軸(モータ回転軸76a、図5等)をシャフト24の軸(ミラー回転軸18に相当)と平行にして配置されることになる。ドーム74の中央部にはシャフト軸部24bの上部を突き出させる丸穴74aが開設されている。プレートアウタ68がフレーム36に被せられる前に、プレートアウタ68には筒部72にモータ76が上方から挿入されて装着される。モータ76のモータシャフト(モータ出力軸)78は、筒部72内の底部73(図6、図10)の中央部に構成された穴73aを貫通して鉛直下方に向けてプレートアウタ68の下方に突出している。モータシャフト78にはウォーム80が装着される。プレートアウタ68はこのようにモータ76およびウォーム80を保持した状態でフレーム36の開口36aの内周側の段部36bに載置される。このときウォーム80はウォームホイール50と噛み合わされてウォームギヤを構成する。また、ウォーム80、ウォームホイール50、ウォーム52、シャフト外挿ギヤ54、クラッチプレート58は、モータ76の駆動力をシャフト軸部24bに伝達する動力伝達機構81を構成し、フレーム36の内部空間38に収容保持される。モータ76および動力伝達機構81は電動駆動機構87を構成する。また、プレートアウタ68の下面から下方に向けて突出して構成された2本の突片77(押さえ部、図11、図12、図14)の下端面がウォーム52の軸52aの両端部52b,52cの上面に僅かな隙間を介してそれぞれ対面し、ウォーム52とウォームホイール50が上方に移動するのを規制する。プレートアウタ68がフレーム36の開口36aの内周側の段部36bに載置された後、プレートアウタ68は4本のねじ82でフレーム36に固定される。
プレートアウタ68がフレーム36に固定された後、プレートアウタ68の上面の筒部72とドーム74の間の空間(言い換えれば、モータ76とシャフト軸部24bの間の空間)75内に回路基板(プリント基板)84が立てて配置される。シャフト外挿ギヤ54は樹脂を基材とする材料で構成されているので、シャフト外挿ギヤとして必要な強度を確保するために、シャフト外挿ギヤ54は金属製のシャフト外挿ギヤに比べて大径となる。これに伴いモータ76とシャフト軸部24bの間の空間75は拡げられているので、回路基板84がコネクタ受け具(ソケット)88等を搭載しているために搭載部品を含めた全体の厚さが厚くなっていても、該回路基板84を空間75に容易に配置することができる。回路基板84にはモータ76に駆動電力を供給するモータ駆動回路と、このモータ駆動回路とモータ76の端子85(モータ端子、雌型端子、図7)を接続するモータ接続端子86(雄型端子)と、ワイヤハーネス(図示せず)の先端のコネクタ89(図7)が差し込まれてワイヤハーネスとモータ駆動回路を接続するコネクタ受け具88(ソケット、コネクタ受部)が搭載されている。コネクタ受け具88内には、ワイヤハーネスの先端のコネクタ89の端子(図示せず)と電気的に接続されるコネクタ接続端子91(図7)が配置されている。回路基板84の下端84aはプレートアウタ68の筒部72とドーム74の間の空間75の底部に構成された溝75aに差し込まれて支持され、モータ接続端子86の先端はモータ端子85に差し込まれて支持される。これにより回路基板84は空間75に立てて配置されると共にモータ接続端子86とモータ端子85が電気的に接続される。
フレーム36にプレートアウタ68が固定され、プレートアウタ68に回路基板84が取り付けられた後、プレートアウタ68の上にはシールキャップ90が被せられる。シールキャップ90はPP(ポリプロピレン)等の樹脂の一体成形品で構成されている。シールキャップ90の上面には、シャフト軸部24bの中空部31の上部開口31aに連通する丸穴92が開設されている。また、シールキャップ90の一側面には、回路基板84のコネクタ受け具88のコネクタ差込口88a(図5)に連通するコネクタ挿入口94が開設されている。また、シールキャップ90の下端の開口96の周囲4箇所には爪係止枠98が構成されている。シールキャップ90をプレートアウタ68に被せて押下すると、フレーム36の上部外周面の周囲4箇所に突出構成された爪100がシールキャップ90の爪係止枠98に係合する。これにより、フレーム36とシールキャップ90が連結され、電動格納ユニット16が一体に組み立てられた状態となる。このようにして組み立てられた電動格納ユニット16のシャフト軸部24bの中空部31にはワイヤハーネスが通される。ワイヤハーネスは、電動格納ユニット16用配線のほか、ドアミラー10に搭載する機能に応じて、鏡面調整用アクチュエータ用配線、ターンランプ用配線等を含んでいる。ワイヤハーネスのミラー回転部15側の端部はシールキャップ90の丸穴92から排出される。ワイヤハーネスの車体側の端部はシャフト24の中空部31の下端から排出されて、車体内に導かれる。ワイヤハーネスの各配線のミラー回転部15側の端部にはコネクタがそれぞれ装着されている。このうち、電動格納ユニット16用配線の先端のコネクタ89(図7)は、コネクタ挿入口94に差し込まれて、回路基板84のコネクタ受け具88に接続される。
図5は、図3の右側に示した各部品を組み付け、さらにモータ76とウォーム80を保持したプレートアウタ68をフレーム36の上端の開口36aの内周側に嵌めて4本のねじ82でフレーム36に固定した状態の組み立て途中の製品に、回路基板84とシールキャップ90を組み付ける様子を示す。この図5ではプレートアウタ68の筒部72に対するモータ本体部69の保持状態がよく現れている。すなわち、モータ76はモータシャフト78(図3)を下に向けてモータ本体部69の全体がプレートアウタ68の筒部72の内部空間129に埋没して保持され、筒部72に対するモータ回転軸76aに直交する方向の移動およびモータ回転軸76aの周り方向の回転が係止されている。また、モータ76は爪係合片139で筒部72に対するモータ回転軸76aの方向の移動が係止されている。このモータ保持構成の詳細については後述する。回路基板84はプレートアウタ68の上面の筒部72とドーム74の間の空間75内に挿入され、回路基板84の下端84aがプレートアウタ68の溝75aに着脱可能に差し込まれ、モータ接続端子86の先端がモータ端子85(図7)に着脱可能に差し込まれる。このようにして、回路基板84は溝75aとモータ端子85で着脱可能に支持されることにより、空間75内に立てた姿勢で製品に組み付けられる。回路基板84が組み付けられた後、上からシールキャップ90が被せられ、シールキャップ90の爪係止枠98にフレーム36の爪100が着脱可能に係合して、シールキャップ90は製品に組み付けられる。シールキャップ90が製品に組み付けられた後、シャフト軸部24bの中空部31にはワイヤハーネスが通される。シールキャップ90が製品に組み付けられた状態では、回路基板84のコネクタ受け具88のコネクタ差込口88aとシールキャップ90のコネクタ挿入口94が連通し、ワイヤハーネスの電動格納ユニット16用配線のコネクタ89をコネクタ挿入口94からコネクタ差込口88aに差し込んでコネクタ受け具88に連結できる状態となる。
図6は以上の構成を有するドアミラー10をシャフト24およびモータ76の各中心軸18,76aを通る位置で切断して示したものである。これは、図7のA−A矢視位置での切断端面構造に相当する。この図6は、バイザー14にハウジングカバー17を装着し、ミラー回転部15が展開位置の姿勢にあり、かつシャフト外挿ギヤ側クラッチ面56とシャフト側クラッチ面60が噛み合っているときの状態を示す。このとき、山谷反復形状26と山谷反復形状27は、図6では現れていないが、山26bと谷26aの境界の傾斜面と、山27bと谷27aの境界の傾斜面とが当接して係止されている。図6の展開位置にある状態からミラースイッチを操作して格納指令を与えると、モータ76が起動される。モータ76の回転はウォーム80、ウォームホイール50、ウォーム52を介してシャフト外挿ギヤ54に伝達される。このときシャフト外挿ギヤ側クラッチ面56とシャフト側クラッチ面60は噛み合っていて、シャフト外挿ギヤ54はシャフト軸部24bに対して回転できないので、代わりにフレーム36をシャフト軸部24bの軸周り方向を回転させるように力が作用する。これにより、軸受け面30と軸受け面45が樹脂ワッシャ34を挟んで摺動し、かつ、フレーム36の内部空間38の底面38aとシャフト外挿ギヤ54の下面の軸受け面106が樹脂ワッシャ48を挟んで摺動してミラー回転部15は格納方向に回転する。ミラー回転部15の回転が格納位置でストッパ51(図4)とストッパ溝57(図2)の一端との係合により物理的に停止されると、該停止が検知されてモータ76の駆動は停止される。これでミラー回転部15が格納位置に保持される。この状態からミラースイッチを操作して展開指令を与えると、モータ76が逆方向に起動され、ミラー回転部15は展開方向に回転する。ミラー回転部15の回転が展開位置で山谷反復形状26の山26bと谷26aの境界の傾斜面と、山谷反復形状27の山27bと谷27aの境界の傾斜面との係合により停止されると、該停止が検知されてモータ76の駆動は停止される。これでミラー回転部15は展開位置に保持される。
図7は図2のドアミラー10を組み立てて車両に搭載して、ミラー回転部15が展開位置にある姿勢で上方から見た状態を示したものである。図7では、ハウジングカバー17(図6)を外し、かつ電動格納ユニット16内を透視した状態で示し、かつコネクタ受け具88にワイヤハーネスの電動格納ユニット16用配線のコネクタ89をゴムパッキン101を付けて差し込んだ状態で示す。図7において、回路基板84は、モータ接続端子86をモータ端子85に差し込み、かつ回路基板84の下端84aをプレートアウタ68に構成された溝75a(図3、図5、図6)に差し込んで支持した状態で、モータ76とシャフト軸部24bの間の空間75に全体が縦置きに配置されている。
フレーム36の内部空間38内の構成を図8および図9を参照して説明する。図9はフレーム36を図8のB矢視位置の斜め上方からB矢視方向に見た図である。理解を容易にするために、図8はフレーム36の開口36aの内周側の領域のうち、比較的高い位置(開口36a内の浅い位置)にある領域を灰色に塗り潰して図示している。フレーム36の内部空間38内には、既に説明した構成のほか、ウォームホイール収容空間111、囲い壁121、囲い壁121の内周側空所113、囲い壁121の外周側空所123、内部空間38と内周側空所113を連通させる連通路115、4個のねじ穴117(117-1,117-2,117-3,117-4)等が構成されている。囲い壁121は、軸方向視形状が円環状で半円(180度)以上の周方向角度範囲(周長)を有する円環状部分(円筒状部分)121aを有する。円環状部分121aの外径はモータ本体部69の外径よりも小径に構成されている。また、囲い壁121は円環状部分121aの周方向の一部の領域(ウォームホイール収容空間111に対面する領域)に開口126を有している。囲い壁121は、開口126の両端部に繋がって、互いに平行に対面する平面部分121b,121cを有し、該平面部分121b,121cの間に連通路115を構成している。さらに、囲い壁121は平面部分121b,121cの両端部に繋がって、互いに外向きに折り返す折り返し部分121d,121eを有する。折り返し部分121d,121eの両端部はフレーム36の外周側空所123の外周側に位置する部分36c(この実施の形態ではフレーム36の外壁)に繋がっている。これにより、囲い壁121は軸方向視形状が、一定の肉厚の全体として概ね「Ω」形状に構成されている。ウォームホイール収容空間111はウォーム52の軸52aに同軸に固定装着されたウォームホイール50を収容する。このときウォーム52の軸52aは両端部52b,52cが軸受38b,38cに支持される。内周側空所113はウォーム80よりも大径の円柱状の、底部が閉じた空間で構成され、ウォーム80を同軸に収容する。連通路115はウォームホイール収容空間111と内周側空所113を連通させて、ウォームホイール50の外周面を連通路115を通して内周側空所113に進入させ、ウォームホイール50とウォーム80とが噛み合うようにする。4個のねじ穴117はプレートアウタ68をフレーム36の上に固定するための4本のねじ82(図3)をねじ込むためのねじ穴である。内周側空所113の底部には内周側空所113の一般径よりも小径の軸受凹部93が構成されている。軸受凹部93にはグリースが充填され、ウォーム80の先端部80a(図16)が収容されて、軸受け支持される。内周側空所113の上部は軸方向視形状が円形の凹部113aを構成する。凹部113aには、プレートアウタ68の下面の凸部119(図11、図12等)が、連通路115に臨む箇所を除き周囲に隙間なく(またはほぼ隙間なく)収容されて嵌合する(図16、図6)。凸部119は軸方向視形状が凹部113aと同じく円形であり、その中心部にモータシャフト78を通すための穴73a(、図16、図6)が構成されている。凸部119は内周側に軸方向視形状が円形の凹所119a(図11)を有し、これに伴い凸部119は一定肉厚の円筒状に構成されている。凹所119aの底部は閉じられて、その中心位置に穴73aが構成されている。凹所119aは凸部119の肉抜き部として機能し、プレートアウタ68の樹脂成形に伴うヒケを抑制して、凸部119の成形精度を高めている。凸部119が凹部113aに嵌合することにより、凸部119の外周面は凹部113aの内周面に全周の半周(180度)以上の領域が包囲されて支持される。その結果凸部119の中心の穴73aから突出するモータシャフト78は内周側空所113の中心軸上に位置決めされる。凹部113aの開口端面113bは内向きの傾斜面に構成され、凹部113aに対する凸部119の進入を容易にしている。外周側空所123は、囲い壁121の外周に沿って軸方向視形状が円環状(概ね「C」形状)に連続して、かつ囲い壁121と同心の溝状の、底部が閉じた空間に構成されている。外周側空所123の外周部分はフレーム36の外壁を構成する。外周側空所123の深さは内周側空所113の上下方向中央部よりも深い位置まで達している。外周側空所123は内周側空所113の外周位置でフレーム36の外壁の肉抜き部として機能し、フレーム36の樹脂成形に伴うヒケを抑制して、内周側空所113の成形精度を高めている。プレートアウタ68の凸部119は凹所119aにより成形精度が高められており、しかもフレーム36の凹部113aは外周側凹所123により成形精度が高められているので、内周側空所113に対するモータシャフト78の、モータシャフト78の軸に直交する面方向の位置決め精度が向上する。その結果、ウォーム80とウォームホイール50との噛み合い状態を正常な状態に維持して、ウォーム80とウォームホイール50とが噛み合って回転する際の動作音を正常なレベルに保つとともに、ウォーム80とウォームホイール50の負担を軽減することができる。
支持部材を構成するプレートアウタ68の構成を図10〜図14を参照して説明する。プレートアウタ68は、平板状の板状部125の上面に垂直に、筒部72とドーム74を空間75を挟んで並べて突設した構造を有する。板状部125は、その下面周縁部125a(図11等)がフレーム36の上端の開口36aの内周側の段部36b(図8)に当接して、フレーム36の上に載置支持される。板状部125の下面には2本の突片77が下方に向けて突設されている。突片77は、その下端面がウォーム52(図15)の軸52aの両端部52b,52cの上面に僅かな隙間を介してそれぞれ対面し、ウォーム52とウォームホイール50が上方に移動するのを規制する。板状部125の面内の周辺部には、フレーム36の4個のねじ穴117(117-1,117-2,117-3,117-4、図8)にそれぞれ連通する4個のねじ通し穴127(127-1,127-2,127-3,127-4)が開設されている。プレートアウタ68をフレーム36の上端の開口36aの内周側の段部36bに載置支持し、4本のねじ82(図3)をねじ通し穴127を通してねじ穴117にねじ込むことにより、プレートアウタ68はフレーム36に固定される。
筒部72の構成を説明する。図10〜図14において、筒部72はモータ本体部69を収容保持する(図16等)内部空間129を有する。内部空間129の深さ(内部空間129の底部73の表面から開口端129aまでの高さ)はモータ本体部69の軸方向の長さ(モータ本体部69の前端面69aから後端面69bまでの長さ)よりも長く、モータ本体部69は筒部72の内部空間129に全体が収容される。筒部72はモータ本体部69の形状に合わせて、対向する一対の円弧面部72a,72bと、対向する一対の平面部72c,72dを有する(図10等)。内部空間129は上方に開口し、その開口端129aからモータ76を内部空間129に進入させることができる。内部空間129の周壁面には、モータ76の外周面に当接して、モータ76をがたつきなく内部空間129に保持するための複数本の突条131(図10、図13)が上下方向に延在して構成されている。すなわち、突条131は、円弧面部72a,72bの幅方向の中央部の各1箇所と、平面部72c,72dの幅方向の両端部の各2箇所の合計6箇所に、内部空間129の底部73の表面位置から内部空間129の中央部の高さ位置まで延在して構成されている。突条131の上端面131a(図13)は、内部空間129にモータ本体部69を進入させる際にモータ本体部69の前端面69aが該上端面131aに引っ掛かって係止されないように、モータ本体部69の進入方向向きに傾斜する傾斜面に構成されている。筒部72の平面部72cには上方に開口した切欠133が構成されている(図13等)。回路基板84のモータ接続端子86はこの切欠133を通ってモータ端子85に接続される(図5、図7)。筒部72の平面部72dと円弧面部72aとの境界部分および平面部72dと円弧面部72bとの境界部分には、該境界部分の境界線に沿って切欠135,137が上下方向(筒部72の内部空間129の軸方向)に延在して開設されている(図13、図14等)。切欠135,137の上端は筒部72の上端(内部空間129の開口端129a)に開口している。切欠135,137の下端は筒部72の上下方向のほぼ中間に位置している。筒部72の上側約半分の部分は切欠135,137により周方向に分離され、該分離された部分で爪係合片139を構成する。すなわち、筒部72の上側約半分の部分の周方向の一部で爪係合片139が構成されている。爪係合片139の下端は固定端139aとして筒部72の下側約半分の部分に接続され、爪係合片139の上端は自由端139bを構成する。これにより、爪係合片139は固定端139aを支点として外力により筒部72の内外方向に弾性変形して撓むことができる。自由端139bの先端は筒部72の内部空間129の開口端129aと同一高さ位置にある。爪係合片139は固定端139aに支持された脚部141と、脚部141の上部の自由端139bのすぐ下の位置で、脚部141の幅方向の中央部の内周面に、内部空間129に臨んで突設された係合爪143を有する。脚部141の幅は係合爪143の幅よりも格段に広い。脚部141の幅から後述する開口部145の幅を差し引いたとしてもなお、係合爪143の幅よりも広い。したがって脚部141は剛性が高く構成されている。係合爪143の下面(アンダーカット面)は、モータ76の進入方向に概ね直交する面である係合面143aを構成する。係合面143aは内部空間129の開口端129aよりも下側の位置(すなわち開口端129aよりも内部空間129の奥側の位置)に配置されている。係合面143aはモータ本体部69の後端面69bに当接して、内部空間129から抜け出る方向についてモータ本体部69の移動を係止する。係合爪143の上面は傾斜面143bを有する。脚部141の幅方向の中央部には係合面143aのすぐ下の位置から下方に直線状に延在して開口部145が開設されている。開口部145の幅は係合面143aの幅と等しくまたは係合面143aの幅よりも広く構成されている。脚部141の幅が係合爪143の幅よりも広いので、脚部141に開口部145を形成する設計が可能になっている。開口部145の上端面145a(図14)は係合面143aと同一高さ位置に構成されている。開口部145は、プレートアウタ68の樹脂成形時に、この位置にスライド金型を進入させてアンダーカット面である係合面143aを成形することに伴い開設される。
図10〜図14において、筒部72の内部空間129の底部73の中央部にはモータシャフト78を内部空間129から排出する穴73aと、穴73aの外周側に穴73aと同心状に配置された平面円形の凹部147が構成されている(図10)。凹部147には、モータ本体部69の前端面69a(図16)の中央部にモータシャフト78と同軸に構成された、軸方向視形状が円形の凸部149が嵌合する。これにより、穴73aを貫通するモータシャフト78の軸心は穴73aの中心に高精度に位置決めされる。筒部72の内部空間129の底部73の四隅には、モータ本体部69の前端面69aの四隅に当接して該前端面69aを支持する微少な高さの支持台151が突出構成されている(図10)。支持台151の表面から係合面143aまでの高さが丁度モータ本体部69の軸方向の長さ(モータ本体部69の前端面69aから後端面69bまでの長さ)に設定されている。
図15はプレートアウタ68およびシールキャップ90を外した状態で示した電動格納ユニット16の平面図である。図15のD−D矢視位置での切断端面図を図16に示す。図16の配置を説明する。プレートアウタ68はフレーム36の段部36bに当接支持されて、ねじ82(図3)でフレーム36に固定されている。モータ本体部69はプレートアウタ68の筒部72に収容保持されている。モータ本体部69の後端面69bには、爪係合片139の係合面143aが係合している。これにより、筒部72に対するモータ76の戻りすなわち内部空間129への進入方向と逆方向の移動が阻止される。モータシャフト78にはウォーム80が緩く装着されている。モータシャフト78にはその軸方向に沿って基端側に丸棒部78aが構成され、先端側に係合棒部78bが構成されている。モータシャフト78が差し込まれるウォーム80の中心穴83はその軸方向に沿って基端側に丸棒部78aを収容する丸穴部83aが構成され、先端側に係合棒部78bを収容する係合穴部83bが構成されている。係合棒部78bと係合穴部83bは断面が非円形であるため回転方向に係合する。これによりモータシャフト78が回転すると、これに従動してウォーム80が回転し、ウォーム80の回転に従動してウォームホイール50が回転する。
以上説明したドアミラー10における、4本のねじ82(図3)によるフレーム36とプレートアウタ(支持部材)68との固定位置について説明する。図1は図8のフレーム36の平面図に、この発明による第1〜第3の線L1〜L3および第1〜第4の固定位置に相当するねじ穴117-1〜117-4の位置を記入したものである。図1に示すように、ミラー回転軸18の軸方向から見て、ミラー回転軸18とモータ回転軸76aを結ぶ線を第1の線L1、モータ回転軸76aを通り第1の線L1に直交する線を第2の線L2、ミラー回転軸18を通り第1の線L1に直交する線を第3の線L3と定義して、4箇所の固定位置に相当するねじ穴117-1〜117-4はそれぞれ次の位置に配置されている。

・ねじ穴117-1(第1の固定位置):第2の線L2に対しミラー回転軸18が存在する側と反対側の位置
・ねじ穴117-2(第2の固定位置):第2の線L2と第3の線L3に挟まれた領域内で、第1の線L1を挟んで一方側の位置
・ねじ穴117-3(第3の固定位置):第2の線L2と第3の線L3に挟まれた領域内で、第1の線L1を挟んでねじ穴117-2と反対側の位置
・ねじ穴117-4(第4の固定位置):第3の線L3に対しモータ回転軸76aが存在する側と反対側の位置

また、ねじ穴117-2,117-3(第2、第3の固定位置)は、軸受38b,38cに近接した位置に配置される。特にここではねじ穴117-2,117-3を、ウォーム52の軸52aの中心線Mを挟んだ両側に配置している。軸受38b,38cには、ウォーム52の軸52aの両端部52b,52c(図15)が支持され、プレートアウタ68の下面の2本の突片77(押さえ部)の下端面は該両端部52b,52cの上面に僅かな隙間を介してそれぞれ対面し、ウォーム52とウォームホイール50が上方に移動するのを規制している。プレートアウタ68の4個のねじ通し穴127-1〜127-4はフレーム36の4個のねじ穴117-1〜117-4に連通する位置にそれぞれ配置されている。
図1の4箇所の固定位置の配置による作用を図17に示す。プレートアウタ68は樹脂で構成されているため、成形後に矢印Eに示すように長手方向の両側が上向きに反るように変形し、あるいは矢印E’に示すように長手方向の両側が下向きに反るように変形する。短手方向についても同様に変形する。図17の矢印F1〜F4は第1〜第4の固定位置でねじ82によりプレートアウタ68をフレーム36に固定する固定力の方向をそれぞれ示す。プレートアウタ68の長手方向の両側が上向きに反る変形Eは、該長手方向両側の第1および第4の固定位置での固定力F1およびF4により矯正される。プレートアウタ68の長手方向の両側が下向きに反る変形E’は、長手方向中央部の第2および第3の固定位置での固定力F2およびF3により矯正される。また、プレートアウタ68の短手方向の両側が上向きに反る変形は長手方向中央部の短手方向両側の第2および第3の固定位置での固定力F2およびF3により矯正される。このようにして、プレートアウタ68の変形は全体的に矯正されるので、モータ76が作動時の異音発生を防止することができる。また、第2および第3の固定位置はプレートアウタ68の下面の2本の突片77の下端面がウォーム52の軸52aの両端部52b,52cの上面に僅かな隙間を介してそれぞれ対面する位置に近接した位置にあるので、突片77の下端面とウォーム52の軸52aの両端部52b,52cの上面との隙間が開くのが防止される。その結果、ウォーム52の軸52aが軸受38b,38cから浮くのが防止されて、ウォーム52やウォームホイール50からの異音発生が防止される。
《3点固定の実施の形態》
この発明の他の実施の形態を説明する。図18はこの実施の形態によるフレーム36’の平面図である。図1と対応する箇所には同一の符号を用いる。このフレーム36’は、前記実施の形態のフレーム36に対し、第4の固定位置に相当するねじ穴117-4を省いたものである。図19はフレーム36’に組み合わされるプレートアウタ68’の平面図である。図10と対応する箇所には同一の符号を用いる。このプレートアウタ68’は、前記実施の形態のプレートアウタ68に対し、第4の固定位置に相当するねじ通し穴127-4を省いたものである。第4の固定位置に相当するねじ穴117-4およびねじ通し穴127-4を省いたこと以外の構成は前記実施の形態と同じである。このような変更により、フレーム36’とプレートアウタ68’のねじ82によるねじ止め箇所は第1〜第3の3箇所の固定位置となる。これによりフレーム36’とプレートアウタ68’のねじ止め作業を簡略化できる。第4の固定位置を省いても、モータ76を保持する位置に近い第1〜第3の固定位置を固定位置に含んでいるので、プレートアウタ68’の変形によるモータ76の傾きを効果的に抑制して、モータ作動時の異音発生を防止することができる。第4の固定位置ではプレートアウタ68’に多少の変形があっても駆動機構の噛み合いにさほど影響しない(つまり異音発生の原因になりにくい)ので、このような省略が可能である。
前記実施の形態ではこの発明を車両用電動格納式後方視認ミラーに適用した場合について説明したが、この発明はこれに限らない。すなわち、この発明はドアミラーに代えて車両のドア等に車両側方に突出して搭載される車両用電動格納式後方視認カメラや、その他の車両用電動格納式後方視認装置さらには後方視認用途以外の車両用電動格納式視認装置に適用することもできる。車両用電動格納式後方視認カメラは、例えば図2のバイザー14を小型に構成して、ミラー板に代えてカメラを、バイザー14が使用位置にあるときに該カメラの光軸が車両後方に向くように搭載したものとして構成することができる。
10…電動格納式ドアミラー(車両用電動格納式視認装置)、13…車体(右ドア)、15…ミラー回転部(視認装置回転部)、18…ミラー回転軸(視認装置回転軸)、24…シャフト、36,36’…フレーム、38…内部空間、38b,38c…ウォーム(中間ギヤ)の軸受、50…ウォームホイール(中間ギヤ)、52…ウォーム(中間ギヤ)、52a…ウォーム(中間ギヤ)の軸、52b,52c…ウォーム(中間ギヤ)の軸の両端部、68,68’…プレートアウタ(支持部材)、76…モータ、76a…モータ回転軸、77…突片(押さえ部)、81…動力伝達機構、82…ねじ、87…電動駆動機構、117…ねじ穴(117-1…第1の固定位置に相当、117-2…第2の固定位置に相当、117-3…第3の固定位置に相当、117-4…第4の固定位置に相当)、127…ねじ通し穴(127-1…第1の固定位置に相当、127-2…第2の固定位置に相当、127-3…第3の固定位置に相当、127-4…第4の固定位置に相当)、L1…第1の線、L2…第2の線、L3…第3の線

Claims (5)

  1. 車体側に立設されるシャフトと、前記シャフトの軸中心に配置される視認装置回転軸の周り方向に回転可能に該シャフトに支持される視認装置回転部と、
    前記視認装置回転部を前記視認装置回転軸周り方向に回転駆動する電動駆動機構を有し、
    前記電動駆動機構は、前記視認装置回転部に搭載されるモータと、前記モータの駆動力を前記シャフトに伝達して、前記視認装置回転部を前記視認装置回転軸の周り方向に回転させる動力伝達機構とを有し、
    前記視認装置回転部は、前記動力伝達機構を収容する内部空間を有するフレームと、前記モータを保持して前記フレームの前記内部空間に臨む位置に配置された状態で該フレームに固定されて、前記モータのモータ回転軸の回転を前記動力伝達機構に伝達させる支持部材を有し、
    前記モータ回転軸は前記視認装置回転軸と概ね平行に配置されている、
    そのような構成を有する車両用電動格納式視認装置において、前記フレームと前記支持部材とを固定する固定構造であって、
    前記視認装置回転軸の軸方向から見て、前記視認装置回転軸と前記モータ回転軸を結ぶ線を第1の線、前記モータ回転軸を通り前記第1の線に直交する線を第2の線、前記視認装置回転軸を通り前記第1の線に直交する線を第3の線と定義して、
    前記固定構造は、前記フレームと前記支持部材との固定位置として、前記視認装置回転軸の軸方向から見て、前記第2の線に対し前記視認装置回転軸が存在する側と反対側の領域に存在する第1の固定位置と、前記第2の線と前記第3の線に挟まれた領域内で、前記第1の線を挟んで互いに反対側の領域に存在する第2の固定位置および第3の固定位置を有する
    そのような固定構造。
  2. 前記フレームと前記支持部材とのねじ止め箇所は前記第1から第3の3箇所の固定位置にのみ存在している請求項1に記載の固定構造。
  3. 電動駆動機構により所定の視認装置回転軸の周り方向に回転可能に配置された視認装置回転部を有し、
    前記視認装置回転部は前記電動駆動機構の少なくとも一部を収容する内部空間を有するフレームと、前記フレームの前記内部空間に臨む位置に配置された状態で該フレームに固定されて前記電動駆動機構の少なくとも一部を支持する支持部材を有し、
    前記電動駆動機構のモータ回転軸は前記視認装置回転軸と概ね平行に配置されている、
    そのような構成を有する車両用電動格納式視認装置において、前記フレームと前記支持部材とを固定する固定構造であって、
    前記視認装置回転軸の軸方向から見て、前記視認装置回転軸と前記モータ回転軸を結ぶ線を第1の線、前記モータ回転軸を通り前記第1の線に直交する線を第2の線、前記視認装置回転軸を通り前記第1の線に直交する線を第3の線と定義して、
    前記固定構造は、前記フレームと前記支持部材との固定位置として、前記視認装置回転軸の軸方向から見て、前記第2の線に対し前記視認装置回転軸が存在する側と反対側の領域に存在する第1の固定位置と、前記第2の線と前記第3の線に挟まれた領域内で、前記第1の線を挟んで互いに反対側の領域に存在する第2の固定位置および第3の固定位置と、前記第3の線に対し前記モータ回転軸が存在する側と反対側の領域に存在する第4の固定位置とを有する
    そのような固定構造。
  4. 前記フレームと前記支持部材とのねじ止め箇所は前記第1から第4の4箇所の固定位置にのみ存在している請求項3に記載の固定構造。
  5. 前記電動駆動機構は前記視認装置回転軸の軸方向から見て、前記視認装置回転軸と前記モータ回転軸との間に挟まれた位置に配置された中間ギヤを有し、
    前記中間ギヤの軸は前記視認装置回転軸に直交する面内に配置され、
    前記支持部材は前記中間ギヤの軸の両端部に対面して該中間ギヤが該中間ギヤの軸受から浮くのを押さえる2箇所の押さえ部を有し、
    前記第2の固定位置および前記第3の固定位置は前記2箇所の押さえ部に近接した位置に配置されている請求項1から4のいずれか1つに記載の固定構造。
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