JP2016215408A - 熱転写プリンタ装置およびその印刷方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】製本時の化粧断ちを不要とし、本体のみで、製本の仕上がりを想定した画像データの配置およびページ順の印刷を行うことができる熱転写プリンタ装置を提供する。
【解決手段】熱転写プリンタ装置12は、画像データを読み込む画像入力部2と、読み込まれた画像データの中から印刷を行う画像データと、製本の仕上がりタイプとを操作入力に応じて選択する表示選択部4と、印刷用紙に印刷を行う印刷部であるインクシート駆動部8、用紙搬送部9、センサー11およびサーマルヘッド6と、選択された製本の仕上がりタイプとページの順番に対応する、画像データの配置位置および印刷サイズを決定し、決定した画像データの配置位置および印刷サイズに従って画像データを印刷用紙に印刷を行わせるようにインクシート駆動部8、用紙搬送部9、センサー11およびサーマルヘッド6を制御する制御部1とを備えている。
【選択図】図1
【解決手段】熱転写プリンタ装置12は、画像データを読み込む画像入力部2と、読み込まれた画像データの中から印刷を行う画像データと、製本の仕上がりタイプとを操作入力に応じて選択する表示選択部4と、印刷用紙に印刷を行う印刷部であるインクシート駆動部8、用紙搬送部9、センサー11およびサーマルヘッド6と、選択された製本の仕上がりタイプとページの順番に対応する、画像データの配置位置および印刷サイズを決定し、決定した画像データの配置位置および印刷サイズに従って画像データを印刷用紙に印刷を行わせるようにインクシート駆動部8、用紙搬送部9、センサー11およびサーマルヘッド6を制御する制御部1とを備えている。
【選択図】図1
Description
本発明は、フォトブック等の製本用の印刷を行う熱転写プリンタ装置およびその印刷方法に関するものである。
従来の熱転写プリンタ装置においては、熱転写プリンタ装置の外部に制御手段を設け、制御手段を利用して製本の仕上がり結果を踏まえて、表面と裏面の印刷データと印刷ページの順番を決定して印刷を行っている(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1に記載の熱転写プリンタ装置では、外部の制御手段(例えば、パーソナルコンピュータ。以下「パソコン」という)が印刷する順番を決定して画像を配置し、印刷ページの順番に熱転写プリンタ装置の印刷を制御し、所望の順番、つまり、製本の仕上がりを想定したページ順の印刷を行う。そのため、全体の装置は複雑になり、設置および装置間を接続するなど煩雑で、設備コストが高くなるという問題があった。
また、画像データを記憶したメモリーカードなどから画像データを直接取り込むことができる熱転写プリンタ装置であっても、いったんパソコンに取り込んでから順番に並べる必要があり、パソコンの介在なく直接熱転写プリンタ装置に画像データを取り込んで製本順に印刷することができなかった。
さらに、特許文献1に記載の熱転写プリンタ装置では、印刷のサイズは、規定の大きさ(例えば、Lサイズ、はがきサイズ、および2Lサイズ等)に限られるため、印刷した用紙を製本しフォトブックとして仕上げるためには、印刷した用紙を製本した後、所望のサイズに切断(化粧断ち)する必要があった。
そこで、本発明は、製本時の化粧断ちを不要とし、熱転写プリンタ装置のみで、製本の仕上がりを想定した画像データの配置およびページ順の印刷を行うことができる技術を提供することを目的とする。
本発明に係る熱転写プリンタ装置は、画像データを読み込む画像入力部と、読み込まれた前記画像データの中から印刷を行う画像データと、製本の仕上がりタイプとを操作入力に応じて選択する選択部と、用紙に印刷を行う印刷部と、選択された前記製本の仕上がりタイプとページの順番に対応する、前記画像データの配置位置および印刷サイズを決定し、決定した前記画像データの前記配置位置および前記印刷サイズに従って当該画像データを前記用紙に印刷を行わせるように前記印刷部を制御する制御部とを備えるものである。
本発明に係る熱転写プリンタ装置の印刷方法は、画像データを用紙に印刷する熱転写プリンタ装置の印刷方法であって、前記熱転写プリンタ装置に画像データを読み込む工程(a)と、前記熱転写プリンタ装置上で読み込まれた前記画像データの中から印刷を行う画像データと、製本の仕上がりタイプとを選択する工程(b)と、前記熱転写プリンタ装置上で選択された前記製本の仕上がりタイプとページの順番に対応する、前記画像データの配置位置および印刷サイズを決定し、決定した前記画像データの前記配置位置および前記印刷サイズに従って当該画像データを前記用紙に印刷を行わせるように制御する工程(c)とを備えるものである。
本発明によれば、熱転写プリンタ装置は、画像データを読み込む画像入力部と、読み込まれた画像データの中から印刷を行う画像データと、製本の仕上がりタイプとを操作入力に応じて選択する選択部と、用紙に印刷を行う印刷部と、選択された製本の仕上がりタイプとページの順番に対応する、画像データの配置位置および印刷サイズを決定し、決定した画像データの配置位置および印刷サイズに従って当該画像データを用紙に印刷を行わせるように印刷部を制御する制御部とを備える。
したがって、熱転写プリンタ装置のみで、製本の仕上がりを想定した画像データの配置およびページ順の印刷を行うことができる。また、選択された製本の仕上がりタイプに対応する印刷サイズで印刷を行うため、製本時の化粧断ちが不要となる。
<実施の形態>
本発明の実施の形態について、図面を用いて以下に説明する。図1は、実施の形態に係る熱転写プリンタ装置12のブロック図である。
本発明の実施の形態について、図面を用いて以下に説明する。図1は、実施の形態に係る熱転写プリンタ装置12のブロック図である。
熱転写プリンタ装置12は、制御部1、画像入力部2、データ取り込み用メモリー3、表示選択部4(選択部)、印刷画像用メモリー5、サーマルヘッド6、およびメカ部7を備えている。制御部1は、熱転写プリンタ装置12全体、すなわち、画像データの読み込み、印刷順および用紙長(印刷サイズ)の決定、画像データのレイアウト(配置位置)の決定、およびメカ部7の制御などの制御を行う。
画像入力部2は、画像記憶媒体13に記憶された画像データを読み込む。読み込まれた画像データは、データ取り込み用メモリー3に取り込まれる。ここで、画像記憶媒体13は、例えばメモリーカードなどであり、画像入力部2は、例えばカードリーダーなどである。表示選択部4は、データ取り込み用メモリー3に取り込まれた画像データの中から印刷を行う画像データ、および製本の仕上がりタイプを、ユーザーの操作入力に応じて選択する。ここで、表示選択部4は、例えばタッチパネルなどである。なお、表示選択部4は、例えば画像データを表示するディスプレイと、選択部である入力キーとで別々に構成されていてもよい。
制御部1は、選択された製本の仕上がりタイプとページの順番に対応する、画像データの配置位置および印刷サイズを決定する。より具体的には、制御部1は、製本の仕上がりタイプに対応させて1回で印刷を行えるように画像データの配置位置を決定し、決定した画像データの配置位置で並べたデータを印刷用画像データとして印刷画像用メモリー5に記憶させる。ここで、制御部1は、例えばマイクロプロセッサなどであり、データ取り込み用メモリー3および印刷画像用メモリー5は、例えばRAMなどの半導体メモリーである。
メカ部7は、インクシート駆動部8、用紙搬送部9、カッター10およびセンサー11を備えている。制御部1は、インクシート駆動部8、用紙搬送部9およびセンサー11によってインクシートと印刷用紙を駆動するように制御し、サーマルヘッド6で加熱して印刷画像用メモリー5に記憶された印刷用画像データを印刷用紙に熱転写するように制御する。このように、制御部1がインクシート駆動部8、用紙搬送部9、センサー11およびサーマルヘッド6を制御することで印刷用紙の両面に印刷が行われる。なお、インクシート駆動部8、用紙搬送部9、センサー11およびサーマルヘッド6が印刷用紙に印刷を行う印刷部に相当する。印刷用紙への印刷が終了すると、制御部1は、カットするサイズ分の印刷用紙を用紙搬送部9で送った後カッター10で切断し、印刷用紙を排紙させるように制御する。
次に、図面を用いて具体的な印刷処理について説明する。図2は、製本タイプ選択画面の一例を示す図であり、図3は、画像データ選択画面の一例を示す図である。図4は、製本タイプaでの印刷後のページレイアウトを説明するための図であり、図5は、製本タイプaの製本用に印刷した印刷用紙のサイズを示す図であり、図6は、製本タイプaの製本をしたときの印刷用紙のサイズを示す図であり、図7は、製本タイプaの製本をするための印刷用紙の重ね方を示す図である。
図2に示すように、作業者は表示選択部4で製本の仕上がりタイプを選択する。図2は、4種類の製本の仕上がりタイプを例示しており、例えばタイプaを選択した場合の例である。次に、作業者は、同じく表示選択部4で画像データを選択する。表示選択部4では画面に表示された画像データの中から、どの画像データを使用して印刷を行い、フォトブックとして画像データをどのような順番に並べるかを選択する。
図3は、16個の画像データを表示した状態を示す例であり、選択した画像データのプレビュー表示の明るさが変化し、選択された状態を示す。また、図3では、作業者は、画像データAを最初のページとして選択したため最初のページであることを示す1が表示され、順次12個の画像データを選択し、最後の12個目に画像Pを選んだ状態を示す例である。選択された12個の画像データは、A,B,C,D,E,F,G,H,J,L,M,Pのページ順となるよう印刷され、最終的に製本される。
図4は、各ページの印刷用紙への画像データの配置位置と印刷サイズを示している。この例では、全3ページを印刷した後、この図で示す順番に画像データが配置されていれば、所望の製本の仕上がりタイプのフォトブックとすることが容易である。制御部1は、表示選択部4にて選択された画像データの順番に基づいて、選択した製本の仕上がりタイプのフォトブックとして製本することができるように、画像データの配置位置を決定し、決定した画像データの配置位置で並べたデータを印刷用画像データとする。
具体的には、1番外側になる1枚目の印刷用紙41の表面に印刷される画像データはPとAであり、制御部1は、式(1)を用いてWa1を計算し、PとAの画像データを、Wa1分の間隔をあけてレイアウトする。制御部1は、裏面印刷時にも同じ間隔をあけてBとMの画像データをレイアウトし、表面および裏面の印刷が終了したとき、式(2)で計算したLa1となるようにカッター10で印刷用紙41をカットさせる。
但し、Wa(n):折り曲げ部分の幅、T0:用紙厚、K1:折曲厚補正量、N:冊子総枚数、n:冊子の枚目、K2:冊子重ね厚補正量とする。
但し、La(n):用紙総印刷(カット)長、La0:印刷基本用紙サイズ長とする。
制御部1は、2枚目の印刷用紙42、3枚目の印刷用紙43も同じように式(1)と式(2)を用いてWa2,Wa3と、La2,La3を計算し、合計3枚を印刷しカットするように制御する。図5に示すように、外側になる印刷用紙41の用紙総印刷長(以下、「用紙長」ともいう)が内側になる印刷用紙42,43の用紙長よりも長くなり、一番内側になる印刷用紙43の用紙長が一番短くなる。この状態で真ん中を折って製本すると、図6に示すように化粧断ちしなくても長さの揃ったフォトブックを得ることができる。
図7に示すように、それぞれの印刷用紙41,42,43の表面が外側になるように折れば簡単に製本が可能となる。図8は、前提技術に係るプリンタ装置で製本タイプaの製本をしたときの用紙のサイズを示す図である。図8に示すように、前提技術では、製本の仕上がりタイプとページの順番に対応した印刷サイズで印刷されていない。換言すると、ページの順番に関わらず全て同じ印刷サイズで印刷されている。このように、前提技術では、製本したときの寸法を考慮していないため、製本の作成過程で印刷用紙81,82,83の長さが揃うように、カット(化粧断ち)する必要がある。
次に、製本タイプbの場合について説明する。図9は、製本タイプbでの印刷後のページレイアウトを説明するための図であり、図10は、製本タイプbの製本用に印刷した印刷用紙のサイズを示す図であり、図11は、製本タイプbの製本をしたときの印刷用紙のサイズを示す図である。
図9は、製本の仕上がりタイプでタイプbが選択され、タイプaと同様の12個の画像データを同じページ順で選択した場合の印刷用紙への画像データの配置位置を示している。タイプaと同じく全3枚の印刷用紙91,92,93で12個の画像データを掲載したフォトブックを作成することができる。
制御部1は、選択された製本の仕上がりタイプに従って画像データの配置位置を決定する。1番外側になる1枚目の印刷用紙91の表面に印刷される画像データはPとAであり、制御部1は、式(3)を用いてWb1を計算し、PとAの画像データを、Wb1分の間隔をあけてレイアウトする。制御部1は、裏面印刷時にも同じ間隔をあけてBとMの画像データをレイアウトし、表面および裏面の印刷が終了したとき、式(5)で計算したLb1となるように印刷用紙91をカッター10でカットさせる。2枚目以降はすべて同じ計算式で計算される。2枚目の印刷用紙92の表面はLとCの画像データが配置されるが、Wb2は式(4)で計算された値であり、3枚目以降もWb2と同じ値となる。
但し、Wb(n):折り曲げ部分の幅、T0:用紙厚、K1:折曲厚補正量、N:冊子総枚数、n:冊子の枚目、K2:冊子重ね厚補正量とする。
但し、n=2,3,4・・・とする。
但し、Lb(n):用紙総印刷(カット)長、Lb0:印刷基本用紙サイズ長とする。
また、Lb2は式(6)で計算された値であり、3枚目以降もLb2と同じ値となる。図10に示すように、1枚目の印刷用紙の用紙長のみ長さが異なることがわかる。より具体的には、1枚目の印刷用紙の用紙長が2枚目および3枚目の印刷用紙の用紙長よりも短い。
但し、n=2,3,4・・・とする。
製本するためには1枚目の印刷用紙91を一番外側として、2枚目以降の印刷用紙92,93は重ねずそれぞれを真ん中で折り、1枚目の印刷用紙91の内側に挿入すると図11に示すような製本となる。図12は、前提技術に係るプリンタ装置で製本タイプbの製本をしたときの印刷用紙のサイズを示す図である。図12に示すように、前提技術では、製本の仕上がりタイプとページの順番に対応した印刷サイズで印刷されていない。換言すると、ページの順番に関わらず全て同じ印刷サイズで印刷されている。このように、前提技術では、製本したときの寸法を考慮していないため、製本の作成過程で印刷用紙121,122,123の長さが揃うように、カット(化粧断ち)する必要がある。
次に、製本タイプcの場合について説明する。図13は、製本タイプcでの印刷後のページレイアウトを説明するための図であり、図14は、製本タイプcの製本をしたときの印刷用紙のサイズを示す図である。
図13は、製本の仕上がりタイプでタイプcが選択され、タイプaと同様の12個の画像データを同じページ順で選択した場合の印刷用紙への画像データの配置位置を示している。AとPの間で折って、AとBの間を山折り、BとCの間を谷折り、CとDの間を山折り、DとEの間を谷折りすると図14に示すような製本となる。ここで、山折りは外側に折ることをいい、谷折りは内側に折ることをいうものとする。
図14に示すように、タイプa,bとは異なる製本状態となるため、表紙は最初の1ページ目のA、裏表紙は最後の12ページ目のPとなるが、その他の中のページ順は折りたたんだときの外側(表面)から内側(裏面)となる。タイプcは1枚の印刷用紙131で作成される。なお、図13と図14においては、Pが印刷されるページを131p、Aが印刷されるページを131a、Eが印刷されるページを131e、Fが印刷されるページを131fとする。
制御部1は、式(7)を用いて表紙Aと裏表紙Pの間隔Wc1を計算し、同様にPの裏側のMと、Aの裏側のLとの間隔もWc1を採用し、表面のPを印刷して、Wc1の間隔をあけてAを印刷し、その後の間隔は空けず表面に印刷される画像データを全て印刷するように制御する。このように、制御部1は、印刷用紙のカットを繰り返すことなく、6個の画像データを連続して印刷し、表面の印刷が終了すると、次に裏面を6回、LとMの間だけWc1の間隔をあけて印刷する。制御部1は、両面の印刷が終わった後、式(8)を用いてLc1を計算し、Lc1の長さを送って印刷用紙をカットする。表面を外側になるように折りたためば図14に示すようなフォトブックが作成される。
但し、Wc1:折り曲げ部分の幅、T0:用紙厚、K1:折曲厚補正量、N:冊子総枚数、K2:冊子重ね厚補正量とする。
但し、Lc1:用紙総印刷(カット)長、Lc0:印刷基本用紙サイズ長とする。
次に、製本タイプdの場合について説明する。図15は、製本タイプdでの印刷後のページレイアウトを説明するための図であり、図16は、製本タイプdの製本をしたときの印刷用紙141のサイズを示す図である。
図15は、製本の仕上がりタイプでタイプdが選択され、タイプaと同様の12個の画像データを同じページ順で選択した場合の印刷用紙141への画像データの配置位置を示している。
AとPの間で折って、AとBの間を山折り、BとCの間を谷折り、PとMの間を山折り、MとLの間を谷折りすると図16に示すような製本となる。図16に示すように、タイプdも1枚の印刷用紙141で作成される。表紙は最初の1ページ目のA、裏表紙は最後の12ページ目のPとなるが、その他の中のページ順は、折りたたんだときの外側(表面)から、印刷用紙141の一方の先端で内側(裏面)となり、印刷用紙141の他方の先端で外側(表面)となる。なお、図15と図16においては、Lが印刷されるページを141l、Pが印刷されるページを141p、Aが印刷されるページを141a、Dが印刷されるページを141dとする。
制御部1は、式(9)を用いて表紙Aと裏表紙Pの間隔Wd1を計算し、同様にPの裏側のGと、Aの裏側のFとの間隔もWd1を採用し、表面のLから順次印刷し、裏表紙Pの印刷の後はWd1の間隔をあけて表紙Aを印刷し、Cまで合計6個の画像データの印刷が終了すると表面の印刷を終了する。制御部1は、次に裏面を6回、FとGの間だけWd1の間隔をあけて印刷して、両面印刷の終了後、Ld1の長さを送って印刷用紙141をカッター10でカットする。表面を外側になるように折りたためば図16に示すようなフォトブックが作成される。
但し、Wd1:折り曲げ部分の幅、T0:用紙厚、K1:折曲厚補正量、N:冊子総枚数、K2:冊子重ね厚補正量とする。
但し、Ld1:用紙総印刷(カット)長、Ld0:印刷基本用紙サイズ長とする。
次に、図17と図18のフローチャートを用いて印刷処理を説明する。図17は、印刷処理を示すフローチャートの一部であり、図18は、印刷処理を示すフローチャートの残部である。
熱転写プリンタ装置12の電源がオンされたとき、製本処理が開始される。表示選択部4に図2に示す画像が表示され、作業者は表示選択部4を操作して製本タイプ(製本の仕上がりタイプ)を選択し(ステップS1)、ページ数を決定(選択)すると(ステップS2)、表示選択部4に図3に示す画面が表示される。作業者は表示選択部4を操作して、ページ数分の画像データを選択すると(ステップS3)、ステップS1で選択した製本タイプにあわせた印刷処理が開始される。
製本タイプがaまたはbの場合(ステップS4においてYES)、制御部1は、ページ数に基づいて印刷枚数を計算し(ステップS5)、n枚目の表面画像データ(表面に印刷される画像データ)を配置する(ステップS6)。より具体的には、制御部1は、n枚目の表面画像データの配置位置を計算し、この配置位置で並べたデータを印刷用画像データとして印刷画像用メモリー5に記憶させる。制御部1は、インクシート駆動部8、用紙搬送部9、センサー11およびサーマルヘッド6を制御してn枚目の表面を印刷する(ステップS7)。
制御部1は、n枚目の裏面画像データ(裏面に印刷される画像データ)を配置する(ステップS8)。より具体的には、制御部1は、n枚目の裏面画像データの配置位置を計算し、この配置位置で並べたデータを印刷用画像データとして印刷画像用メモリー5に記憶させる。制御部1は、インクシート駆動部8、用紙搬送部9、センサー11およびサーマルヘッド6を制御してn枚目の裏面を印刷する(ステップS9)。
次に、制御部1は、n枚目の用紙長を計算し(ステップS10)、用紙搬送部9を制御して計算した用紙長だけ印刷用紙を送り、カッター10を制御してn枚目の印刷用紙をカットする(ステップS11)。制御部1は、全用紙を印刷した場合(ステップS12においてYES)、印刷処理を終了する。他方、制御部1は、まだ全用紙を印刷していない場合は(ステップS12においてNO)、処理をステップS6へ戻す。
製本タイプがcまたはdの場合(ステップS4においてNO)、制御部1は、印刷用紙の表面の印刷順(画像データの配置位置)を決定する(ステップS13)。より具体的には、制御部1は、表面に印刷される画像データの配置位置を計算し、この配置位置で並べたデータを印刷用画像データとして印刷画像用メモリー5に記憶させる。制御部1は、インクシート駆動部8、用紙搬送部9、センサー11およびサーマルヘッド6を制御して印刷用紙の表面に対してn回目の印刷を行う(ステップS14)。
制御部1は、印刷用紙の表面に印刷される画像データを全て印刷した場合(ステップS15においてYES)、印刷用紙の裏面の印刷順(画像データの配置位置)を決定する(ステップS16)。より具体的には、制御部1は、裏面に印刷される画像データの配置位置を計算し、この配置位置で並べたデータを印刷用画像データとして印刷画像用メモリー5に記憶させる。他方、制御部1は、印刷用紙の表面に印刷される画像データを全て印刷していない場合は(ステップS15においてNO)、処理をステップS14へ戻す。
制御部1は、インクシート駆動部8、用紙搬送部9、センサー11およびサーマルヘッド6を制御して印刷用紙の裏面に対してn回目の印刷を行う(ステップS17)。制御部1は、印刷用紙の裏面に印刷される画像データを全て印刷した場合(ステップS18においてYES)、用紙長を計算し(ステップS19)、用紙搬送部9を制御して計算した用紙長だけ印刷用紙を送り、カッター10を制御して印刷用紙をカットした後(ステップS20)、印刷処理を終了する。他方、制御部1は、印刷用紙の裏面に印刷される画像データを全て印刷していない場合は(ステップS18においてNO)、処理をステップS17へ戻す。
なお、上記では両面印刷の場合を説明したが、片面印刷の場合でも、印刷を行っていない面(例えば裏面)同士を貼り合わせることで、両面印刷の場合と同様に、どの仕上がりタイプでも製本を考慮した印刷を行うことができる。
以上のように、実施の形態に係る熱転写プリンタ装置12は、画像データを読み込む画像入力部2と、読み込まれた画像データの中から印刷を行う画像データと、製本の仕上がりタイプとを操作入力に応じて選択する表示選択部4と、印刷用紙に印刷を行うインクシート駆動部8、用紙搬送部9、センサー11およびサーマルヘッド6と、選択された製本の仕上がりタイプとページの順番に対応する、画像データの配置位置および印刷サイズを決定し、決定した画像データの配置位置および印刷サイズに従って当該画像データを印刷用紙に印刷を行わせるようにサーマルヘッド6およびメカ部7を制御する制御部1とを備える。
したがって、熱転写プリンタ装置12のみで、製本の仕上がりを想定した画像データの配置およびページ順の印刷を行うことができる。また、選択された製本の仕上がりタイプに対応する印刷サイズで印刷を行うため、製本時の化粧断ちが不要となる。また、制御部としてパソコンを別途備える必要がないため、熱転写プリンタ装置12の小型化を図ることができる。
さらに、熱転写プリンタ装置12のみで印刷を行うことができるため、全体の構成が簡単になり、熱転写プリンタ装置12の設置が容易になることから、設備コストを低減させることができる。
印刷用紙の種類により厚みが異なるが、制御部1は、用紙厚T0を考慮した折り曲げ部分の幅および用紙長を計算している。このように、制御部1は、印刷サイズを印刷用紙の種類に応じて決定するため、印刷用紙の厚みなどの要因も加味した印刷サイズで印刷することができる。
また、各タイプで用いた式(1)、式(3)、式(7)、および式(9)の用紙厚T0および補正量を印刷用紙の種類またはプリンタの劣化状態等によって微調整できる手段を設けてもよい。例えば、予め設定する、または、印刷用紙の種類を検出して自動で設定できるように自動設定部を設けておくことで、さらに正確に用紙長を揃えることができる。
制御部1は、選択された画像データが1枚の印刷用紙に収まるように配置位置を決定し、当該画像データを1枚の印刷用紙に印刷させるため、種々の製本の仕上がりタイプに対応することができる。
なお、本発明は、その発明の範囲内において、実施の形態を適宜、変形、省略することが可能である。
1 制御部、2 画像入力部、4 表示選択部、6 サーマルヘッド、8 インクシート駆動部、9 用紙搬送部、11 センサー、12 熱転写プリンタ装置。
Claims (6)
- 画像データを読み込む画像入力部と、
読み込まれた前記画像データの中から印刷を行う画像データと、製本の仕上がりタイプとを操作入力に応じて選択する選択部と、
用紙に印刷を行う印刷部と、
選択された前記製本の仕上がりタイプとページの順番に対応する、前記画像データの配置位置および印刷サイズを決定し、決定した前記画像データの前記配置位置および前記印刷サイズに従って当該画像データを前記用紙に印刷を行わせるように前記印刷部を制御する制御部と、
を備える、熱転写プリンタ装置。 - 前記制御部は、前記印刷サイズを前記用紙の種類に応じて決定する、請求項1記載の熱転写プリンタ装置。
- 前記制御部は、選択された前記画像データが1枚の前記用紙に収まるように前記配置位置を決定し、当該画像データを1枚の前記用紙に印刷させる、請求項1記載の熱転写プリンタ装置。
- 画像データを用紙に印刷する熱転写プリンタ装置の印刷方法であって、
(a)前記熱転写プリンタ装置に画像データを読み込む工程と、
(b)前記熱転写プリンタ装置上で読み込まれた前記画像データの中から印刷を行う画像データと、製本の仕上がりタイプとを選択する工程と、
(c)前記熱転写プリンタ装置上で選択された前記製本の仕上がりタイプとページの順番に対応する、前記画像データの配置位置および印刷サイズを決定し、決定した前記画像データの前記配置位置および前記印刷サイズに従って当該画像データを前記用紙に印刷を行わせるように制御する工程と、
を備える、熱転写プリンタ装置の印刷方法。 - 前記工程(c)では、前記印刷サイズを前記用紙の種類に応じて決定する、請求項4記載の熱転写プリンタ装置の印刷方法。
- 前記工程(c)では、選択された前記画像データが1枚の前記用紙に収まるように前記配置位置を決定し、当該画像データを1枚の前記用紙に印刷させる、請求項4記載の熱転写プリンタ装置の印刷方法。
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