JP2016206395A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】安定して色ずれを防ぐことができる画像形成装置を提供する。
【解決手段】複数の像担持体と、像担持体それぞれに静電潜像を書き込む書込装置と、像担持体それぞれが担持する静電潜像を異なる色のトナーによりそれぞれ可視化する複数の現像器と、複数の現像器によって可視化されたトナー像それぞれが所定領域内に転写されることにより、複数色のトナー像を担持して搬送する中間転写体と、トナー像が搬送される搬送方向に略直交する方向に配列され、トナー像の位置及び濃度を色毎に検出可能にされた複数の検出器と、複数の検出器のいずれかが異常を検出した場合、異常を検出していない検出器を選択し、選択した検出器がトナー像それぞれの位置を色毎に検出可能なように、書込装置に対して静電潜像の書込み位置を変更させて、トナー像それぞれの位置ずれを補正する位置ずれ補正部と、を有する。
【選択図】図1

Description

本発明は、画像形成装置に関する。
複数の異なる色の画像を中間転写ベルトに重ねて転写する場合に、中間転写ベルトに形成したパッチパターンを検出して色ずれを防ぐことが知られている。
また、特許文献1には、従動ローラの回転速度を回転検知手段たるエンコーダで検出して、この検出データに基づいて駆動ローラの回転を制御することで走行している転写ベルト上にマーク像を所定の間隔で配列して、このマーク像をマーク像検知手段たる光センサで検知して色ずれ量を算出し、各色の転写位置から光センサまでの距離を回転が検知されている従動ローラが1回転したときに転写ベルトが搬送される距離の整数倍に設定された画像形成装置が開示されている。
また、特許文献2には、各色の階調パターンを主走査方向に分散して形成する画像形成装置が開示されている。
しかしながら、従来は、安定して色ずれを防ぐことができない場合があった。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明は、複数の像担持体と、前記像担持体それぞれに静電潜像を書き込む書込装置と、前記像担持体それぞれが担持する静電潜像を異なる色のトナーによりそれぞれ可視化する複数の現像器と、複数の前記現像器によって可視化されたトナー像それぞれが所定領域内に転写されることにより、複数色のトナー像を担持して搬送する中間転写体と、トナー像が搬送される搬送方向に略直交する方向に配列され、トナー像の位置及び濃度を色毎に検出可能にされた複数の検出器と、複数の前記検出器のいずれかが異常を検出した場合、異常を検出していない前記検出器を選択し、選択した前記検出器がトナー像それぞれの位置を色毎に検出可能なように、前記書込装置に対して静電潜像の書込み位置を変更させて、トナー像それぞれの位置ずれを補正する位置ずれ補正部と、を有する。
本発明によれば、安定して色ずれを防ぐことができるという効果を奏する。
図1は、第1実施形態にかかる画像形成装置の構成を示す図である。 図2は、中間転写ベルトに形成されるパッチパターン画像及びその周辺を示す図である。 図3は、各パッチ画像を検出して、時間計測を行なう場合のタイミングを示す図である。 図4は、パッチパターン画像が中間転写ベルトに3組形成された状態を示す図である。 図5は、中間転写ベルトの端部に傷が発生した場合に、パッチパターン画像が3組形成された状態を示す図である。 図6は、中間転写ベルトの中央部に傷が発生した場合に、パッチパターン画像が3組形成された状態を示す図である。 図7は、第2実施形態にかかる画像形成装置の構成を示す図である。 図8は、駆動ローラの構成、及びその周辺を示す図である。 図9は、駆動ローラに偏心がある場合の2次転写ベルトの速度とパッチパターン間隔を示す図である。 図10は、2次転写ベルト上に転写された色ずれ検知用のパッチパターンの概略を示す図である。
まず、本発明がなされるに至った背景について説明する。同一用紙上に複数画像を重複記録するカラー画像形成装置には、例えばレーザプリンタ及びインクジェットプリンタがある。レーザプリンタには、例えばタンデム方式と単一感光体方式がある。
タンデム方式は、感光体及び現像装置を主体とする作像ユニットを、黒K、マゼンタM、シアンC及びイエローCのそれぞれの記録用に1個、あわせて4個を、記録紙搬送ベルトあるいは中間転写ベルトの移動方向(副走査方向y)に沿って併設し、各ユニットで各感光体に各色トナー画像を形成して用紙または中間転写ベルトに重ね転写するものである。
単一感光体方式は、1つの感光体に1色のトナー像を形成して用紙又は中間転写体に転写し、次に該感光体に別の色のトナー像を形成して先に転写したトナー像に重ね転写し、この工程を所要色分繰り返す。インクジェットプリンタの場合は、例えば用紙幅分をライン記録できる黒K、マゼンタM、シアンC及びイエローCのそれぞれの記録用に1個、合計4個のインクジェットヘッドを記録紙搬送ベルトの移動方向(副走査方向y)に沿って併設し、各ユニットで各色トナー画像を、形成して搬送ベルト上の用紙に重複記録するものである。
いずれのカラー画像形成装置でも、同一用紙上に、異色トナー画像又は異色インクを、順次に重ね記録あるいは重複記録するので、色ずれを生じやすい。カールソンプロセスを用いる画像形成装置(例えばレーザプリンタ)においては、一般に、感光体ドラムの回転に従って潜像形成、現像、転写が行われるが、感光体ドラム回転軸の偏心や「感光体ドラム駆動モータ」の回転速度変動により、潜像形成から転写までの時間が刻々と変動し、転写された画像の副走査方向の「各光走査で書き込まれた画像の間隔(走査線ピッチ)」であるピッチにむらが生じ、濃度むらが発生する。
従って、上記濃度むらや色ずれ、色変わりを解消するには、感光体ドラム回転軸の偏心や、駆動モータの回転速度変動をなくせば良いわけであるが、加工限界や動力伝達系での負荷変動、熱膨張による歪みを完全になくすことは不可能であり、上記偏心や回転速度変動を0に抑えることはできないため、速度変動が起きないように速度変動を検出し、変動が、極力発生しないように速度補正を実行している。
また、タンデム式のカラー画像形成装置では、互いに重ね合せられるトナー画像相互の位置ずれにより、色ずれや色変わりが生じ、画像品質を劣化させる。感光体から転写ベルト上に転写(1次転写)されたトナーは、ベルト上にて搬送するが、ベルトの速度は、回転軸の偏心や「転写ベルト駆動モータ」の回転速度変動により、感光体から次の感光体までの時間が刻々と変動し、次の感光体で転写されるトナーとの位置合せが困難になり、色ずれが発生する。
また、上記タンデム式のカラー画像形成装置の場合には、各感光体ドラムに潜像を形成する光走査装置相互においても、各色の潜像同士のレジストを正確に合わせなければ「色ずれや色変わり」の原因となるし、各光走査装置により書き込まれる走査線の傾きが互いに異なったり、走査線の曲がりの程度が異なったりするとやはり色ずれや色変わりが生じてしまう。
画像上に生じるピッチむらは、感光体ドラムや転写ベルト、搬送ベルトの駆動ローラ等の回転むらに起因する「低周波成分」と、駆動伝達系における歯車の噛み合い等による「高周波成分」との合成により生じるが、画像品質に対する要求の高まりに伴い高精度な歯車が用いられるようになり、画像劣化に直接影響する感光体ドラムや転写ベルトは伝達系の「ガタ」を避けダイレクト駆動するようになってきている。また、フライホイールにより慣性力を増やすことで、高周波成分については低減されてきているが、完全に除去できるものでは無い。
しかし、「部品の加工精度に伴う偏心や組み立てのばらつき」に伴う負荷変動等を要因とする低周波成分の影響は避けられず、これを如何に抑えるかが重要になってきている。特に「タンデム式のカラー画像形成装置」では、トナー画像転写タイミングの変動による副走査方向のピッチむら周期の位相や振幅が、各画像で異なるため、上述の方法では、各画像間のドット位置を確実に合わせることができなかった。
また、潜像同士のレジストを合わせるのに、従来から、レジストのずれを転写ベルトに記録された画像により検出し、主・副走査位置に関しては書き出しのタイミングを可変することで調整を行っている。例えば、レジスト補正処理では、まず、転写位置の主走査及び副走査のずれを検出するための斜線や横線などのパッチパターンのトナー像(以下、「パッチ画像」という)を複数の感光体ドラムに形成して、そのパッチ画像各々を走行中の転写ベルト上に並べて転写させる。
そして、その転写ベルト上に並べられたパッチ画像各々が所定位置を通過するタイミングを検出し、その検出結果に基づいてパッチ画像各々の間隔を検出する。その後、検出された間隔に基づいて感光体ドラム各々から転写ベルトへの転写位置のずれ量を検出し、そのずれ量に基づいて感光体ドラム各々に対する露光タイミングや感光体の回転速度の補正などを行うことにより、その転写位置のずれを補正する。
上記は、いずれもパッチ画像を形成し、そのパッチ画像の間隔を読み取って、色ずれ補正量を算出し、各色の主及び副方向の色ずれを補正する手段について述べたものである。この補正は、印刷を開始する前に実行されることで、色ずれの少ない画像を得ることが出来る。しかし、連続印刷を行っていくと、装置全体の温度が上昇し、各部の熱膨張が発生し、印刷前に補正した値に対し、徐々に位置ずれが発生していくため、画像の色ずれが悪化していく。
そこで、温度変化や印刷量に応じて、印刷を一度ストップして、上述したように、パッチ画像を形成し、そのパッチ画像の間隔を読み取って、色ずれ補正量を算出し、各色の主及び副方向の色ずれを再度補正するような手段を設けている。
パッチ画像を読み取るセンサは、走査方向に両端及び中央の3箇所設けており、各センサから読み取った数値にて、レジスト、走査線の曲り、走査線の傾きを算出し、色ずれ補正を行っている。また、パッチ読取るセンサとして、濃度センサも同じようなセンサを用いており、ベルト上のパッチ画像を読取り濃度補正を行っている。
(第1実施形態)
図1は、第1実施形態にかかる画像形成装置の構成を示す図である。第1実施形態にかかる画像形成装置は、例えばタンデム方式のカールソンプロセスを用いるカラー画像形成装置である。このカラー画像形成装置は、いわゆるタンデム方式のカラーレーザプリンタであり、それぞれ黒K、マゼンタM、シアンC及びイエローYの色材(トナー)の画像を形成する作像ユニット100K、100M、100C及び100Yが、中間転写ベルト(中間転写体)101に沿って併設されている。
作像ユニット100K、100M、100C及び100Yは、それぞれ感光体(像担持体)200、帯電チャージャ201、現像器203及び感光体クリーニング装置で構成されており、各作像ユニットの感光体200(K〜Y)に、マルチビームの光走査装置(書込装置)202が、各色記録用の画像光(レーザ光)を出射する。そして、光走査装置202は、感光体200それぞれに静電潜像を書き込む。
現像器203は、感光体200それぞれが担持する静電潜像を異なる色のトナーによりそれぞれ可視化する。各作像ユニットは、一連のカールソンプロセスすなわち電子写真プロセスを経て、各感光体200上に各色トナー像を形成する。中間転写ベルト101は、複数の現像器203によって可視化されたトナー像それぞれが所定領域内に転写されることにより、複数色のトナー像を担持して搬送する。
各作像ユニットが形成した各色トナー像は、1次転写ローラ103K、103M、103C及び103Yで、中間転写ベルト101の同一位置(所定領域)に重ねて転写され、そして2次転写ローラ104で用紙105に転写される。用紙上に転写されたカラー画像は、定着器106で記録紙(記録媒体)105に定着される。中間転写ベルト101は、支持ローラ108にて回転駆動され、感光体200の直下を図中の左から右に移動する。この移動方向が副走査方向yである。
位置ずれ補正部107aの主体は、作像ユニット100、光走査装置202及び中間転写ベルト101を含む作像エンジン(ハードウエア及びプロセス)を制御するプロセスコントローラと、ハードウエアに対して制御信号及び検出信号を入出力するインターフェースコントローラであり、いずれのコントローラもCPUあるいはMPUを主体とする。すなわち、位置ずれ補正部107aは、コンピュータである。該位置ずれ補正部107aは、パッチ画像生成手段、位置差検出手段及び調整値生成手段として用いられる。
位置差検出手段として、各作像ユニット100を用いて、中間転写体である中間転写ベルト101の転写面の移動方向である副走査方向yに一定間隔で分布する複数のパッチ画像でなる各テストパターン画像を形成し、黒Kのパッチ画像を基準位置としてそれに対する各他色パッチ画像の副走査方向の位置差を検出し、位置ずれ補正部107a内のメモリに格納する。しかも、位置差調整手段としては、作像が指示された画像を形成する作像工程での、マゼンタM、シアンC及びイエローYの各作像ユニット100における副走査方向の作像位置に対応する上記メモリの調整値を用いて、各作像ユニット100の副走査方向の作像位置を、上述した位置差を低減すべく調整する。
位置ずれ補正部107aは、図1に示したカラーレーザプリンタの装置立ち上がり時に、すなわち主電源スイッチの投入による主電源オンの直後、ならびに、省電力のための省エネモードから、印刷動作が可能なスタンバイモードに復帰した直後に、各色間の位置ずれ補正のための、パッチ画像形成、色ずれ量算出、調整値の設定の一連の動作を行う。
調整値の設定ではまず、図2に示すように各作像ユニット100K、100M、100C及び100Yで形成された位置ずれ検出用の各色パッチ画像404K、404M、404C及び404Yと、404KN、404MN、404MC及び404YNを、中間転写ベルト101の異なった位置に転写し、中間転写ベルト101に走査方向で3箇所で転写されたパッチ群404を、画像検出器(検出器)400(400a〜400e)の中で画像位置検出器400a、400b、400cが検出する。
図1に示した位置ずれ補正部107aは、ある特定色(ここでは黒K)のパッチ画像404Kの検出信号と、他の各色Y、M、Cのパッチ画像404Y、404M、404Cの検出信号との、それぞれの時間間隔を測定し、その相対時間差によって、光走査装置202内の半導体レーザが出射し、感光体200を露光するレーザ光の、感光体200に対する副走査位置(円周方向の位置)を制御することで、相対的時間差を目標の相対的時間差になるようにする。つまり、中間転写ベルト101に対する黒Kの作像位置から、他色M、C、Yの目標のピッチ間隔となるように作像位置を合わせる。
1回のパッチパターンの場合を上述したが、実際は、メカニカルな速度変動要因により、測定時の誤差が発生するため、副走査方向に、同じようなテストパターンを複数回形成し、上記と同様にレジスト調整値を計算し、その平均値を算出することで、メカニカルな周期性の誤差を小さくする。画像検出器400には、その他に、画像検出器400と同じセンサにてトナー付着量を検出するためのトナー付着量検出器400dと400eが設けてあり、別のタイミングでトナーの付着量を検出するためのパッチ画像を形成し、トナー付着量を検知して補正する。画像検出器(検出器)400(400a〜400e)は、トナー像が搬送される搬送方向に略直交する方向に配列され、トナー像の位置及び濃度を色毎にそれぞれ検出可能にされている。
中間転写ベルト101上のパッチ画像404は、主走査方向xに3か所に分けられて形成され、両端のパッチ画像は、書込み領域の両端に形成され、残りの1箇所は書込み領域の中央部近傍に形成されている。ここで、書込み領域とは、用紙上にトナー像を転写できる範囲である。上記調整値の設定では、書込み領域内の3箇所のパッチ画像を用いて、走査方向x及び副走査方向yのレジスト調整値の他に、走査線のスキューの調整値、走査巾の調整値を決定する。
画像位置検出器400a〜400cのそれぞれには、発光素子と受光素子があり、発光素子の光が中間転写ベルト101で反射されて受光素子に至る。パッチ画像があると、受光素子の受光量が変化し、図3に示すような、画像位置検出器400a〜400cの出力として、パッチ画像対応の検出信号が得られる。この信号と閾値レベルとを比較し、パッチ画像検出時のパルス出力波形が、図に示すような形で出力される。
そして、スタート(START)からパッチ画像検出時のパルスまでのクロック数をカウントした結果から、時間換算し、T1、T2…・の計測結果が得られる。この計測結果からパッチ画像検出時の中央位置として、例えば、404Kでは、TK=(T1+T2)/2が得られ、404Mでは、TM=(T3+T4)/2の値が得られる。同様に404C以降も算出する。そして、404Kと404Mとのパッチ画像間隔Pm101=(TM―TK)が算出される。Pc101以降も同様である。
上記調整値の設定は、装置立ち上がり時、印刷中、印刷終了後などに行われる。この調整値の設定中は、中間転写ベルト101へのパッチ画像形成を行うため、転写紙への印刷(転写動作)を行わない。
また、作像手段は、中間転写ベルト101上に、タンデム配列された複数の作像ユニット100が形成した各画像を重ね転写してから、用紙上に転写するタンデム方式の作像機構(100〜202)であるとする。
位置ずれ補正部107aは、各作像ユニットを用いて、中間転写体の転写面の移動方向である副走査方向に一定間隔で分布する複数のパッチ画像404でなるテストパターン画像である、パッチパターン画像の生成を行い、同パターンの1つを基準パッチ画像とし、その基準パッチ画像に対する各色の各パッチ画像までの副走査方向のパッチ画像間隔を計測した結果(Pm101、Pc101、Py101)から、パッチ画像間隔の目標設定値(目標パッチ画像間隔Xkm・Xkc・Xky)に対する誤差(Ykm=Xkm−Pm101、Ykc=Xkc−Pc101、Yky=Xky−Py101)を算出し、複数個のデータより、誤差Yの平均値を算出することで、基準色に対する色ずれ量を決定し、作像機構に色ずれを無くすように補正を実行する。位置ずれ補正部107aは、パッチパターンを生成するタイミングや生成条件が、あらかじめ決められた数値にて実行している。
一方、画像形成装置においては、稼動期間中に、特定の画像位置検出器400の故障が発生したり、画像濃度バラツキにより、ある特定の画像位置検出器400にて検知するパッチ画像のかすれや細りが発生する。更に中間転写ベルト101上で画像位置検出器400の検知位置に傷が発生する場合がある。上述したような現象が発生すると、パッチ画像の位置検知が困難になったり検知精度が悪化し、色ずれが発生する。このため、画像位置検出器が故障すれば、中間転写ベルト101からの反射光量出力が出ないのでエラーとして、装置を止め、部品交換を実施する必要がある。また、パッチ画像の画像濃度が薄く、パッチ画像をきちんと読み取れなかった場合、パッチの数のカウント値が、所定の数量と合わなかったとしてエラーとなり、装置を止め、画像濃度バラツキやベルトの傷を改善する処置を行う必要がある。
このような装置の停止などの問題を解決するために、以下のような補正を行う。図4を用いて説明する。図4は、図3で形成されたパッチ群404を走査方向及び副方向に3個形成した時の状態を示している。複数のパッチ群を上記と同様に画像位置検出器400a〜400cにて検出し、位置ずれ量を算出し、位置ずれの平均化を行い、調整量を算出し、位置調整を実行することで、色ずれの少ない画像を得ることができる。また、画像検出器400は、上述の画像位置検出器の他に、画像位置検出器と同じ検出器にてトナーの付着量を検出するためのトナー付着量検出器400d、400eで構成されている。
ここで、ベルト(中間転写ベルト101)上に図5に示すようなベルト端部にベルト傷500が発生した時、画像位置検出器400aは、ベルト上の傷を、パッチ画像と同様に検出してしまうため、パッチの数が合わなくなってしまう。そこで、パッチの数が合わないと判断した場合、画像位置検出器400aを使わずに、トナー付着量検出器400dに変更し、パッチ画像の位置も変更する。この時、左右の検出器の位置が左右均等でないと、例えば、走査線のスキューを検知する際に、検出器400dと400cの検知結果から算出する際に、走査線の曲がりが大きい場合、スキューの算出結果に影響を受けてしまうため、これを避ける必要があるので、画像位置検出器400cを使わずに、トナー付着量検出器400eに変更し、パッチ画像の位置も変更する。即ち、位置ずれ補正部107aは、画像検出器400の配列の端側に位置する画像検出器400が異常を検出した場合、配列の中央側に位置する画像検出器400を画像位置検出器として選択する。これによって左右の検出器の位置が均等になり、色ずれの誤差が少ない補正を実行することが可能になる。
次に、中間転写体ベルト101上に図6に示すような中央部にベルト傷500が発生した時、画像位置検出器400bは、ベルト上の傷を、パッチ画像と同様に検出してしまうため、パッチの数が合わなくなってしまう。そこで、パッチの数が合わないと判断した場合、画像位置検出器400bを使わずに、トナー付着量検出器400d又は400eに変更し、パッチ画像の位置も変更する。即ち、位置ずれ補正部107aは、画像検出器400の配列の中央側に位置する画像検出器400が異常を検出した場合、配列の端側に位置する画像検出器400を画像位置検出器として選択する。このように、第1実施形態にかかる画像形成装置は、一部画像濃度が出ない場合や、検出器の故障でも同様の切替を行うことで良好な色ずれ補正結果を得ることができる。
つまり、位置ずれ補正部107aは、画像検出器(検出器)400(400a〜400e)のいずれかが異常を検出した場合、異常を検出していない画像検出器400を選択し、選択した画像検出器400がトナー像それぞれの位置を色毎に検出可能なように、光走査装置202に対して静電潜像の書込み位置を変更させて、トナー像それぞれの位置ずれを補正する。
(第2実施形態)
図7は、第2実施形態にかかる画像形成装置の構成を示す図である。なお、図7に示した画像形成装置の構成部分のうち、図1に示した構成部分と実質的に同じものには、同一の符号が付してある。
図1に示した第1実施形態にかかる画像形成装置では、2次転写手段が2次転写ローラを用いて記録紙105にトナー像を転写する方式であったが、図7に示した第2実施形態にかかる画像形成装置では、凹凸紙などの記録用紙への対応力の向上のために、中間転写ベルト101aに弾性(ゴム)ベルトを用い、2次転写ベルト110にPI(ポリイミド樹脂)ベルトが用いられている。ポリイミドの中間転写ベルト101は、硬度が高く、凹凸紙に対しては、2次転写部での転写性が悪いことがあった。例えば、2次転写ベルト110は、PIベルトの上にゴム系の弾性層を施した弾性中間ベルトである。
色ずれ補正のためのパッチパターンは、ドラム(感光体200)上に形成された後、2次転写ユニット40の2次転写ベルト110(弾性中間転写ベルト)に転写される。その後、2次転写部に用紙105が無い状態で、パッチパターンは中間転写ベルト101aから2次転写ベルト110に転写される。2次転写ベルト110は、駆動ローラ104aと複数の従動ローラ104b〜104dで張架され、中間転写ベルト101が担持して搬送する複数色のトナー像が転写されることにより、複数色のトナー像を担持して搬送する。駆動ローラ104aは2次転写位置に配置されている。
図8は、駆動ローラ104aの構成、及びその周辺を示す図である。駆動ローラ104aは、例えば3つの部品からなる。駆動ローラ104aは、2次転写ユニット40のフレームに設けられた軸受に支持される部材600及び部材604と、2次転写ベルト110に接する円筒形状の部材602からなっている。部材600、部材602及び部材604の加工時に部品単品での偏心が起こるが、部材602に対して部材600及び部材604を圧入や接着により一体化させるときにも偏心が起こる。
駆動部610は、駆動ローラ104aを回転させることにより、2次転写ベルト110を移動させる(駆動する)。また、駆動ローラ104aには、回転検知部612が設けられている。回転検知部612は、駆動ローラ104aの回転を検知する。制御部614は、回転検知部612の検知結果(回転変動)を駆動ローラ104aの駆動部610にフィードバックすることにより、2次転写ベルト(2次転ベルト)110の回転速度(移動速度)を一定に保っている。2次転写ベルト110に転写されたパッチパターンは、画像検出器(パッチ検知センサ)400aにより、検知される。画像検出器400aは、2次転写ベルト110の表面に対向して配置されている。
なお、従動ローラ104b〜104dは、2次転写ベルト110の回転によって連れ周りしている。よって、回転検知部612は、従動ローラ104b〜104dのいずれかの回転を検知するように配置されてもよい。
中間転写ベルト101aが弾性ベルトである場合、表面がPIベルトに比べて粗いために、反射光として拡散光が多くなり、中間転写ベルト101a上で、パッチ画像を画像検出器400で検出することが困難となる。つまり、中間転写ベルト101aが弾性ベルトである場合、弾性層の材質がゴム系で表面の平滑度が悪いため、光センサを用いたパッチ検知センサでは、乱反射が起きてしまい読み取りができない。
そこで、パッチ画像を中間転写ベルト101aから2次転写ベルト110へ転写させて、2次転写ベルト110上でパッチ画像を検出する。そのために、画像検出器400aが2次転写ベルト110上の特定の位置に対向するように設置されている。パッチ画像は、図2に示した例と同様であってもよい。中間転写ベルト101a上で形成されたパッチ画像は、2次転写ローラ104によって、2次転写ベルト110上に転写されて、画像検出器400aにて検出されて、画像位置ずれ及び位置調整値が算出される。2次転写ベルト110上で検出されたパッチ画像は、クリーナにて除去される。
図9は、駆動ローラ104aに偏心がある場合において、ある時間の2次転写ベルト110の速度と4色のうち任意の2色のパッチパターン間隔を示す図である。駆動ローラ104aが偏心していると、それに追従して2次転写ベルト110も速度変動を起こしてしまう。
図9(a)は、駆動ローラ104aが偏心しているときのある時間における2次転写ベルト110の速度を示している。ここでは、駆動ローラ104aの偏心により、駆動ローラ104aの1回転の周期を持った速度変動となっている。図9(b)は、YMCKの中のある2色のパッチパターン間隔を示している。図9(b)に示すように、駆動ローラ104aの周期(2次転写ベルト110の速度変動)に合わせて、パッチパターン間隔が伸縮する。
2次転写部での速度とパッチ検知センサ部(画像検出器400a)での速度が合っていないと、2次転写ベルト110上の各色パッチパターン間隔が2次転写部とパッチ検知結果で異なってしまう。したがって、2次転写ベルト110が担持して搬送する複数色のトナー像を用紙などの記録媒体に2次転写する2次転写位置から複数の画像検出器400aまでの距離が、駆動ローラ104aの周長の整数倍とすることにより、画像検出器400aで読み取った値が2次転写位置で転写されるときの駆動ローラ104aの偏心量をキャンセルできる。
図10は、2次転写ベルト110上に転写された色ずれ検知用(色合わせ用)のパッチパターンの概略を示す図である。パッチパターンは、2次転写ベルト110の搬送方向(回転方向)に対して、直行するパターンと45度の角度を持った斜めパターンを含み、副走査方向と主走査方向の色ずれの検知を可能にしている。
各色のパッチパターンは、それぞれドラム(感光体200)上に形成され、まず中間転写ベルト101a上に所定の間隔で並ぶように転写され、中間転写ベルト101aから2次転写ベルト110へ転写される。なお、2次転写ベルト110への転写は、2次転写部(2次転写位置)に用紙が通過していないときや、2次転写ベルト110の印刷範囲外(用紙への転写範囲外)に行われる。即ち、2次転写ベルト110は、記録媒体へトナー像を2次転写する2次転写領域間(記録媒体間)、及びその他の2次転写領域外の領域に、画像検出器400aが位置を検出するトナー像を保持して搬送する。
2次転写ベルト110に転写されたパッチパターンは、2次転写ベルト110の表面(パッチパターンが2次転写ベルト110に転写される側)に対向して配置されたパッチ検知センサ(例えば複数の画像検出器400a、又は画像検出器400a〜400c)によって各色の間隔が検知される。複数の画像検出器400aは、2次転写ベルト110が搬送するトナー像の位置及び濃度を色毎に検出可能なように配列されている。画像形成装置は、パッチ検知センサが検知した誤差から、書き込みタイミングを調整して色ずれの補正を行う。
100K、100M、100C、100Y 作像ユニット
101、101a 中間転写体(中間転写ベルト)
104a 駆動ローラ
104b〜104d 従動ローラ
107a 位置ずれ補正部
110 2次転写ベルト
200K、200M、200C、200Y 感光体(像担持体)
202 マルチビーム光走査装置(書込装置)
203 現像器
400(400a〜400e) 画像検出器(検出器)
600、602、604 部材
610 駆動部
612 回転検知部
614 制御部
特開2008−112132号公報 特開2011−215557号公報

Claims (9)

  1. 複数の像担持体と、
    前記像担持体それぞれに静電潜像を書き込む書込装置と、
    前記像担持体それぞれが担持する静電潜像を異なる色のトナーによりそれぞれ可視化する複数の現像器と、
    複数の前記現像器によって可視化されたトナー像それぞれが所定領域内に転写されることにより、複数色のトナー像を担持して搬送する中間転写体と、
    トナー像が搬送される搬送方向に略直交する方向に配列され、トナー像の位置及び濃度を色毎に検出可能にされた複数の検出器と、
    複数の前記検出器のいずれかが異常を検出した場合、異常を検出していない前記検出器を選択し、選択した前記検出器がトナー像それぞれの位置を色毎に検出可能なように、前記書込装置に対して静電潜像の書込み位置を変更させて、トナー像それぞれの位置ずれを補正する位置ずれ補正部と、
    を有することを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記位置ずれ補正部は、
    前記配列の端側に位置する前記検出器が異常を検出した場合、前記配列の中央側に位置する前記検出器を選択すること
    を特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記位置ずれ補正部は、
    前記配列の中央側に位置する前記検出器が異常を検出した場合、前記配列の端側に位置する前記検出器を選択すること
    を特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  4. 駆動部によって駆動される駆動ローラ、及び従動ローラによって張架され、前記中間転写体が担持して搬送する複数色のトナー像が転写されることにより、複数色のトナー像を担持して搬送する2次転写ベルトをさらに有し、
    複数の前記検出器は、
    前記2次転写ベルトが搬送するトナー像の位置及び濃度を色毎に検出可能なように配列されていること
    を特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  5. 前記2次転写ベルトが担持して搬送する複数色のトナー像を記録媒体に2次転写する2次転写位置から複数の前記検出器までの距離が、前記駆動ローラの周長の整数倍であること
    を特徴とする請求項4に記載の画像形成装置。
  6. 前記駆動ローラの回転を検知する回転検知部と、
    前記回転検知部の検知結果に応じて、前記駆動部による前記駆動ローラの駆動を制御する制御部と、
    をさらに有する
    を特徴とする請求項4又は5に記載の画像形成装置。
  7. 前記従動ローラの回転を検知する回転検知部と、
    前記回転検知部の検知結果に応じて、前記駆動部による前記駆動ローラの駆動を制御する制御部と、
    をさらに有する
    を特徴とする請求項4又は5に記載の画像形成装置。
  8. 前記2次転写ベルトは、
    記録媒体へトナー像を2次転写する2次転写領域間の領域に、前記検出器が位置を検出するトナー像を保持して搬送すること
    を特徴とする請求項4乃至7のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  9. 前記2次転写ベルトは、
    記録媒体へトナー像を2次転写する2次転写領域外の領域に、前記検出器が位置を検出するトナー像を保持して搬送すること
    を特徴とする請求項4乃至7のいずれか1項に記載の画像形成装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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