JP4579725B2 - 位置ずれ補正方法及びカラー画像形成装置 - Google Patents
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Description
ここで、特に後者の課題に関する副走査方向の色ずれの発生原因としては以下の要因があると考えられてきた。
(1)感光体ドラムの周方向(副走査方向)の送り速度むら
(2)中間転写体の周方向(副走査方向)の送り速度むら
(3)感光体ドラム間の位置誤差
(4)走査光学系間のビームスポット書き込み位置ずれ
(5)上記(1)〜(4)の環境変動または連続プリント時などの温度変動による位置ずれ
(6)各感光体ドラム上にマルチビームで同時に書き込みを行う場合、ポリゴンスキャナーの回転と感光体ドラム送り速度は、一般に非同期のため、副走査方向でビーム数だけずれる恐れがある。
何故、黒トナーの両端には突起が現れないのに、カラートナーの両端に突起が現れるのかを考察した。トナーは正反射しないので、トナーがあることで正反射光出力が地肌部より大きくなることは考えにくい。しかも黒トナーには影響がないことから、黒トナーとカラートナーの違いである拡散光の影響があると考える。光センサ17,18,19は発光部と受光部からなり、発光部からの発光光はある領域をもって反射体に照射される。反射体で反射光は反射されるが、そのうち正反射受光部に飛び込むものが、正反射光として検出される。黒トナーパタンに発光光が照射されると、光は吸収され反射しない(正反射光も拡散反射光も発生しない)。カラートナーパタンに発光光が照射されると、光は拡散反射される。放射状に拡散されてしまうので、正反射光センサに飛び込む拡散反射光は、正反射光に比べると小さい。しかし、地肌に低反射率の部材が用いられ、センサのゲインが高められたことによって、正反射センサに受光される反射光のうち、拡散反射光の占める割合が大きくなったので、拡散光が目に見えて影響を与えることになった、と考える。拡散光成分の影響が、センサ毎に同じであれば一様の補正を行うことで制御が可能であるが、センサ個々によって、ばらつきがあることがわかった。
(1)センサ17,18,19の記憶手段にセンサ個々の補正量1を記録する。
補正量とは形成されるラインパタンの位置情報(=真値)と拡散光の影響があった場合の読み取り値の差である。ラインパタンは、物理的に測定すれば求まり、センサの読み取り値は治具などで検出する。実機に搭載する前に、搭載センサの読み取り差情報が必要であるので、真値と事前に測定したセンサの読み取り値の差(=補正量1)を、各センサの記憶手段に記録する。一組に複数のセンサがあれば、その複数の情報が記録される。位置ずれは、基準色からの相対的なずれ量を指す。例えば、図3のラインパタンの最初のYを基準とする。次のBK、その次のC、最後のMのパタン間隔ΔLが3000μmとする。そのようなラインパタンを検出した場合、最初のY〜BKまでの副走査方向長さΔL(yk)が3050μm、Y〜Cまでの副走査方向長さΔL(yc)が6005μm、Y〜Mまでの副走査方向長さΔL(ym)が8995μmであった。
補正量1(BK)=3050−3000=50μm
補正量1(C)=6005−6000=5μm
補正量1(M)=8995−9000=−5μm
補正量1(カラー)=補正量1(C)と補正量1(M)の平均値=0mm
となる。色毎に3つの値を記録してもよいし、補正量1(黒)、補正量1(カラー)(=例えば、平均値を採用するなど)としてもよい。
画像形成装置において、位置ずれ検出モードを実行すると、図3のラインパタンを作像し、(1)で事前評価したセンサ17,18,19でラインパタンを検出した結果が得られ、その結果から真値からのずれ量0が算出される。しかし、ここで算出されるずれ量0は、センサ個々が持つ読み取り差も含まれているので、補正手段として露光装置11にある書き込みのための図示しないミラーにフィードバックさせる補正量2は、
補正量2=ずれ量0−補正量1となる。
位置ずれ検出を実行させたところ、ΔL(yk)=3125μm、ΔL(yc)が6125μm、ΔL(ym)が9125μm、を検出した。その結果から算出されるずれ量0は、
ずれ量0(K)=ずれ量0(C)=ずれ量0(M)=125μmである。
その結果をそのまま書き込みを行う前記ミラーにフィードバックさせてしまうと、センサ個々の読み取り差まで含まれてしまうので、あらかじめ記録していた補正量1で補正する。例えば、黒の補正量2(K)=125−50=75μmであり、カラーをひとまとめに考えた場合、補正量2(カラー)=125−0=125μmとなる。
位置ずれ検出により、算出された補正量2は、制御手段21から補正手段としての露光装置11にフィードバックされる。書き込み位置の補正は、制御手段21からの制御により露光装置11のミラーの角度が変えられる、などの光走査装置が適正に調整されることで行われる。
4 記録紙 5 搬送ベルト
6Y,6M,6C,6B 画像形成部 7 駆動ローラ
8 従動ローラ 9Y 感光体
10Y 帯電装置 11 露光装置(補正手段)
12Y 現像装置 16 定着装置
17,18,19 反射型光センサ(位置ずれパタン検出手段)
21 制御手段
Claims (3)
- 位置ずれ検出用パタンの位置情報の真値と拡散反射光の影響を受けて読み取った読み取り値との差である読み取り差情報をパタン検出手段毎に測定する工程をいずれかの時に行い、
像坦持体上に各色の位置ずれ検出用パタンを形成し、
各色の位置ずれ検出用パタンの基準色からの位置ずれ量を複数のパタン検出手段により検出し、
検出した位置ずれ量を各パタン検出手段の前記読み取り差情報を用いて補正し、
補正した位置ずれ量に基づいて補正手段により出力画像の位置ずれ補正を行うことを特徴とする位置ずれ補正方法。 - 前記読み取り差情報を測定する工程は、パタン検出手段の実機搭載前の出荷検査時に行うことを特徴とする請求項1に記載の位置ずれ補正方法。
- 像坦持体と、この像坦持体上に各色の位置ずれ検出用パタンを形成可能な複数の画像形成手段と、前記各色の位置ずれ検出用パタンの基準色からの位置ずれ量を検出する複数のパタン検出手段と、検出した前記位置ずれ量をフィードバックして出力画像の位置ずれを補正する補正手段とを有するカラー画像形成装置において、
前記各パタン検出手段には、記憶手段がそれぞれ設けられ、
これらの各記憶手段には、位置ずれ検出用パタンの位置情報の真値と各パタン検出手段の拡散反射光の影響を受けて読み取った読み取り値との差である読み取り差情報が予め測定して記憶させてあり、
この各パタン検出手段の読み取り差情報を用いて前記位置ずれ量を補正し、補正した位置ずれ量に基づいて前記補正手段により出力画像の位置ずれ補正を行うことを特徴とするカラー画像形成装置。
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