JP2016203220A - 折曲げ線形成具付きレーザカッター装置 - Google Patents

折曲げ線形成具付きレーザカッター装置 Download PDF

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Abstract

【課題】本発明の目的とするところは、レーザカッター装置において、レーザ加工を施す機能に加えて、シート状ワークに対して溝状の折曲げ線加工を施す機能を合わせ持った装置を提供することである。【解決手段】レーザカッター装置1において、レーザノズル11及び折曲げ線形成具13を一体的に搭載する。キャリッジ10と、前記キャリッジ10と前記シート状ワーク3とを、二次元方向に相対的に移動させる相対移動機構と、前記折り曲げ線形成具13の下端を、前記シート状ワーク3に接触・退避させる自動昇降手段70と、を備えた。【選択図】図2

Description

本発明は、レーザノズルから照射されるレーザビームによりシート状ワークの切断を行うレーザカッター装置に関するものである。
紙、プラスチック、金属薄板等のシート状の材料(以下「シート状ワーク」と呼ぶ)を支持面で支持し、シート状ワークから必要なパーツを切り出すレーザカッター装置については、例えば、以下の特許文献1に開示されている。前記レーザカッター装置を用いれば、シート状ワークから「曲線」を含む複雑な外形形状のパーツを容易に切り出すことが可能である。又、以下の特許文献2には、プロッタのキャリッジにボールペン(下端部が半球状に形成された溝状折り曲げ線形成具)を取り付け、前記ボールペンの先端部によりシート状ワークに溝状折り曲げ線加工を施すことのできる装置が開示されている。前記プロッタ装置を用いれば、前記シート状ワークに「曲線」を含む複雑な折り曲げ線を容易に付けることが可能である。
前記レーザカッター装置と前記プロッタ装置の双方を用いて、レーザ加工と折曲げ線加工を施せば、「曲線」を含む複雑な外形形状と共に、「曲線」を含む複雑な折曲げ線を有するパーツ(型紙)をシート状ワークから切り出すことができ、前記両加工後の型紙を用いれば、箱状の成果物を簡単に組み立てることができる。
特開平8−309570号公報 特開平8−90989号公報
しかしながら、上記従来技術においては、前記折曲げ線付きの型紙を作成しようとする場合、前記レーザカッター装置と前記プロッタ装置の2台を準備する必要があり、コスト高であり又、設置に広いスペースを必要とする。さらに、両装置間において、レーザ加工と折曲げ線の加工が別々に行われる為、シート状ワークの位置決めが難しい。
本発明は上述した課題を解決するものであり、その目的とするところは、レーザノズルから照射されるレーザビームによりシート状ワークの切断を行うレーザカッター装置において、前記レーザ加工を施す機能に加えて、シート状ワークに対して溝状の折曲げ線加工を施す機能を合わせ持った装置を提供することであり、その際、レーザ加工と折曲げ線加工との間におけるシート状ワークの加工時の位置決めを不要とすることである。
上記目的を達成するために、請求項1記載の発明は、レーザノズルから照射されるレーザビームによりシート状ワークの切断を行うレーザカッター装置において、前記シート状ワークを支持するシート状ワーク支持部と、前記レーザノズル及び折曲げ線形成具を一体的に搭載し、前記シート状ワークの上方に設置されるキャリッジと、前記キャリッジのレーザノズルに光学系を介してレーザビームを供給するレーザ発振器と、前記キャリッジと前記シート状ワークとを、二次元方向に相対的に移動させる相対移動機構と、前記折り曲げ線形成具の下端を、前記シート状ワークに接触・退避させる自動昇降手段と、を備えることを特徴とするものである。
請求項2記載の発明は、請求項1記載の折曲げ線形成具付きのレーザカッター装置において、前記相対移動機構は、X方向移動手段とY方向移動手段で構成され、前記X方向移動手段は、前記キャリッジをX方向に移動させるための移動手段であって、前記シート状ワーク上方に設置されるX方向移動バーと、前記X方向移動バーの長手方向に沿って移動するX方向移動体と、前記X方向移動バーを駆動するX方向駆動手段を備え、又、前記Y方向移動手段は、前記シート状ワークをY方向に移動させるための移動手段であって、前記シート状ワーク支持部のシート状ワークをY方向に搬送するY方向搬送手段と、前記Y方向搬送手段を駆動するY方向駆動手段を備えることを特徴とするものである。
請求項3記載の発明は、請求項2記載の折曲げ線形成具付きのレーザカッター装置において、前記折曲げ線形成具がX方向に移動する経路の下方には、金属製の支承ローラが延在するように配置され、且つ、レーザノズルの移動方向の下方には、レーザビーム回避空間が設けられることを特徴とするものである。
請求項4記載の発明は、請求項3記載の折曲げ線形成具付きのレーザカッター装置において、前記Y方向搬送手段は、キャリッジのY方向の両側であって、前記X方向移動バーと平行に配置される第1搬送ローラ対と第2搬送ローラ対で構成され、前記両搬送ローラ対の間には、少なくとも、レーザノズルからレーザビームが照射されるエリアを避けるように、前記シート状ワークを移送可能に支持する為のガイド部材が設置されることを特徴とするものである。
請求項5記載の発明は、請求項1記載の折曲げ線形成具付きのレーザカッター装置において、前記相対移動機構は、X方向移動手段とY方向移動手段で構成され、前記X方向移動手段は、前記キャリッジをX方向に移動させるための移動手段であって、前記シート状ワーク上方に設置されるX方向移動バーと、前記X方向移動バーの長手方向に沿って移動するX方向移動体と、前記X方向移動バーを駆動するX方向駆動手段を備え、又、前記Y方向移動手段は、前記キャリッジをY方向に移動させるための移動手段であって、前記X方向移動バーを駆動可能に支持すると共に、前記X方向移動バーをY方向移動バーの長手方向に沿って平行に移動させるY方向移動体と、前記Y方向移動バーを駆動するY方向駆動手段を備えることを特徴とするものである。
請求項6記載の発明は、請求項1記載の折曲げ線形成具付きのレーザカッター装置において、前記折曲げ線形成具のシート状ワークの表面に接触する接触部が、半球状に形成されていることを特徴とするものである。
請求項7記載の発明は、請求項1記載の折曲げ線形成具付きのレーザカッター装置において、前記折曲げ線形成具がボールペンで構成されていることを特徴とするものである。
請求項8記載の発明は、請求項1乃至請求項7記載の折曲げ線形成具付きのレーザカッター装置において、前記折曲げ線形成具をシート状ワークに対して接触させた状態で移動させることにより、折曲げ線を形成する折曲げ線加工工程と、レーザビームによりシート状ワークの切断を行うレーザ加工工程とを備え、前記一連の加工工程においては、前記折曲げ線加工工程をすべて終えてから、前記レーザ加工工程を行うように制御する制御手段を備えたことを特徴とするものである。
請求項9記載の発明は、請求項8記載の折曲げ線形成具付きのレーザカッター装置において、前記制御手段及び前記自動昇降手段は、前記折曲げ線加工工程において、前記シート状ワークを折曲げる際の折曲げ部の中心線及び、前記中心線を挟んで対象となる位置に、対となる折曲げ線を少なくとも1対形成するように前記折曲げ線形成具をシート状ワークに対して移動させることを特徴とするものである。
請求項10記載の発明は、請求項9記載の折曲げ線形成具付きのレーザカッター装置において、前記対となる折曲げ線の形成数は、シート状ワークの厚さに応じて決定されることを特徴とするものである。
請求項1記載の発明によれば、一つの装置内に、レーザ加工を施す機能と、溝状の折曲げ線加工を施す機能とを合わせ持っている為、安価で設置スペースも抑えることができる。又、同一キャリッジに、レーザノズル及び折曲げ線形成具を一体的に搭載している為、レーザ加工と折曲げ線加工相互間におけるシート状ワークに対するそれぞれの基準位置(X、Y方向の0位置)の位置決めを不要とすることができる。さらに、キャリッジに折り曲げ線形成具の自動昇降手段を備えている為、折り曲げ線が必要な場合だけ選択的に作動させることができる。したがって、レーザ加工と折曲げ線加工の切替えは、すべて自動的に行うことができ、前記切替えに伴う操作者の負担はない。
請求項2記載の発明によれば、シート状ワークをY方向に移動させる搬送ローラ対を備えることにより、Y方向に機械サイズを小さくすることができる。
請求項3記載の発明によれば、折曲げ線形成具の下に金属製の支承ローラを配置することにより、支承ローラ表面の剛性により、折り曲げ線の窪みは、シート状ワークに表面にしか形成されず、したがって、シート状ワークの全体的な縮みは最小限に抑えられる。
さらに、レーザノズルの移動方向の下方には、何も配置されない所定範囲の空間であるレーザービーム回避空間が設けられ、レーザビームの照射によるシート状ワーク以外の部材が発熱し、損傷することを防ぐ。
請求項4記載の発明によれば、ガイド部材を設置することにより、シート状ワークを一方の搬送ローラ対から他の搬送ローラ対に移送する際、シート状ワーク先端部が垂れることを防ぎ、精度よく加工できるようにする。
請求項5記載の発明によれば、シート状ワークをシート状ワーク支持部に固定し、キャリッジをX、Y方向に自在に移動できるように構成した為、キャリッジとシート状ワークとを、容易に相対移動させることができる。
請求項6記載の発明によれば、折曲げ時においては、折曲げ部の強度を損なうことなく、
また、折曲げ部の割れ等がなく精度的にも良好に折曲げることができる。
請求項7記載の発明によれば、折曲げ線形成具として、一般的なボールペンを使用することにより、特別な部材を作成する必要がなく、安価に構成できる。
請求項8記載の発明によれば、溝状折曲げ線加工工程をすべて終えてから、レーザ加工工程を行うように制御する為、シート状ワークに折り曲げ線加工を施す際、基材としてのシート状ワークは安定する。逆工程の場合、レーザ加工によって切り出されたパーツ(型紙)は小さい為、その型紙に折り曲げ線加工を施す際、加工時に型紙がずれる可能性がある。
請求項9記載の発明によれば、折曲げ部の中心線を基準に、折り曲げ線に沿って対称に折曲げることができる。
請求項10記載の発明によれば、シート状ワークの厚さに応じた折り曲げ加工処理を施すことができ、成果物として折曲げ部表面に割れ等の発生がなく、品質上良好な仕上がりとなる。
本発明によるレーザカッタ装置の概念を示す図である。 本発明による第1実施形態のレーザカッタ装置の概略構成図である。(図2では、図3の搬送ローラ17a、17bは不図示である。) 図2のA−A線に沿う断面図である。 本発明に係る実施例の自動昇降手段の作動説明図である。(接触状態) 本発明に係る実施例の自動昇降手段の作動説明図である。(退避状態) 本発明による第2実施形態のレーザカッタ装置の概略構成図である。 図5のB方向矢視図である。 切断したパーツ(型紙)を示す図である。 切断したパーツ(型紙)を用いて組み立てた箱を示す斜視図である。 シート状ワークに加工を施す動作を示すフローチャートである。 エア吹付け吸引手段の概略構成図である。 図9Aの軟質ホース先端部の断面図である。 本発明に係る実施例の折曲げ線加工状態を示す説明図である。 図2の基本構成に第1従動ローラと第2従動ローラを加えた説明図である。
〔レーザカッター装置の基本構成〕
以下、本発明による折曲げ線形成具付きのレーザカッター装置について、概念を示す図1を中心に説明する。
図1において、本発明のレーザカッター装置1は、PC2の所定のプログラムソフト(カッタドライバ)に従って、コンピュータ制御によって、シート状ワーク3にレーザ加工及び、溝状の折曲げ線加工を施すことが可能である。詳しくは、前記PC2からの指令によりコントローラ20を介して、レーザ発振器30の作動、キャリッジ10の移動及び、折り曲げ線形成具13(ボールペン)の昇降動作等を制御する。
加工材料としてのシート状ワーク3は、シート状ワーク支持部40上に固定され、その上方には、レーザノズル11及び折曲げ線形成具13を一体的に搭載したキャリッジ10が設置される。前記キャリッジ10と前記シート状ワーク3とを二次元方向に相対的に移動させることにより、シート状ワーク3の所定の位置にレーザ加工及び、溝状の折曲げ線加工を施す。レーザビーム31の照射源であるレーザ発振器30は、キャリッジ10のレーザノズル11に光学系(ミラー50、ミラー51)を介してレーザビーム31を供給する。前記レーザノズル11に供給されたレーザビーム31は、レーザノズル11内の焦点レンズ12(凸レンズ)により、いっそう集光され、シート状ワーク3に照射される。
前記折曲げ線形成具13は、取付部71に保持され、自動昇降手段70にて、折り曲げ線形成具13の下端を前記シート状ワーク3に接触・退避するように制御される。
前記レーザカッター装置1が、シート状ワーク3に所望のレーザ加工及び、折曲げ線加工を施すには、操作者は、予め、加工するパーツ(型紙)80のデザインデータ(折曲げ線データ、切断データ等)をPC2上の所定のプログラムソフトに入力する。レーザカッター装置1は、前記入力されたデザインデータに従い、レーザ加工時には、折り曲げ線形成具13を退避させた状態で、キャリッジ10を駆動制御し、レーザノズル11によるレーザビーム31の照射によりシート状ワーク3を所要の直線や曲線に沿って切断する。この時、レーザ発振器30に対してプログラムソフトに従って発振・停止の制御を行う。
又、折曲げ線加工時には、レーザ発振器30を停止させた状態で、シート状ワーク3の所要の位置にて、折曲げ線形成具13をシート状ワーク3に対して接触させた状態で、キャリッジ10を駆動制御する。この時、折曲げ線形成具13に対してプログラムソフトに従って接触・退避の制御を行う。
〔第1実施形態〕
以下本発明の第1実施形態に係る折曲げ線形成具付きレーザカッター装置について、図2〜図4を参照して説明する。
(レーザ部の構成)
レーザ発振器30は、キャリッジ10の上方に設置されている。前記レーザ発振器30より出射されたレーザビーム31が、図2の一点鎖線で示すようにレーザカッター装置1上に設けたミラー50にて90°方向転換されて、X方向移動体19のレーザーノズル11上方に設けてあるミラー51に入射するようになされている。
前記ミラー51に入射したレーザビーム31は、更に90°方向転換されてレーザノズル11に入射し、レーザノズル11内の焦点レンズ12にて所定強度に絞られ、シート状ワーク支持部40上のシート状ワーク3に照射される。
(シート状ワーク支持部)
レーザカッター装置1は、シート状ワーク3にレーザ加工及び折曲げ線加工を行う際に、シート状ワーク3を支持するシート状ワーク支持部40を備える。
前記シート状ワーク支持部40は、図3に示すように、シート状ワーク3を下方から支持する複数の搬送ローラ(16、17、18)で構成される。
(相対移動機構)
ここで、シート状ワーク3とキャリッジ10(レーザノズル11、折曲げ線形成具13)を二次元方向(X、Y方向)に相対移動させる相対移動機構について図2及び図3を用いて説明する。尚、図2及び図3においては、仮に、X方向移動バー(リードスクリュー)21の長手方向をX方向とし、前記X方向に対して直角方向をY方向として説明する。
前記相対移動機構は、X方向移動手段とY方向移動手段で構成され、前記X方向移動手段は、前記キャリッジ10をX方向に移動させるための移動手段であり、又、前記Y方向移動手段は、前記シート状ワーク3をY方向に移動させるための移動手段である。
前記X方向移動手段は、前記シート状ワーク3上方に設置されるX方向移動バー21(リードスクリュー)と、前記X方向移動バー21の長手方向に沿って移動するX方向移動体19と、前記X方向移動バーを駆動するX方向駆動手段としてのXドライブモータ22を備える。前記X方向移動体19を移動させる動力源は、X方向駆動手段としてのXドライブモータ22である。前記Xドライブモータ22が駆動すると、Xドライブモータの駆動軸と同軸上のプーリ26からX方向移動バー21と同軸上のプーリ27にタイミングベルト24を介して動力が伝達される。その結果、X方向移動バー21が回転し、X方向移動バー21(リードスクリュー)と前記リードスクリューと対をなす内ねじが形成された軸受け15により噛合するX方向移動体19がX方向移動バーの長手方向に沿って移動する。尚、前記X方向移動バー21と前記軸受け15によるキャリッジ10本体の支持手段以外に、キャリッジ10本体を支持する手段として、ガイドレールによりX方向に移動可能に嵌合する不図示の支持手段を備える。
又、前記Y方向移動手段は、前記シート状ワーク支持部のシート状ワークをY方向に搬送するY方向搬送手段と、前記Y方向搬送手段を駆動するY方向駆動手段を備える。
シート状ワーク支持部40の前記Y方向搬送手段は、図3に示すように、キャリッジ10のY方向の両側であって、X方向移動バー21と平行に配置される第1搬送ローラ対16a、16b及び、第2搬送ローラ対17a、17bで構成される。さらに、折曲げ線形成具13の先端下部を支承する支承ローラ18が折曲げ線形成具13の移動方向の下方に配置される。
前記支承ローラ18を金属製とすることにより、支承ローラ18表面の剛性により、折り曲げ線の溝状の窪みは、シート状ワーク3の表面にしか形成されず、したがって、シート状ワーク3の全体的な縮みは最小限に抑えられる。さらに、レーザノズルの移動方向の下方には、何も配置されない所定範囲の空間であるレーザービーム回避空間が設けられ、レーザビームの照射によるシート状ワーク以外の部材が発熱し、損傷することを防ぐ。
図2、図3においては、前記支承ローラ18(駆動ローラ)の上方には従動ローラを設置しない形態を示したが、図11に示すように、前記支承ローラ18(駆動ローラ)とそれぞれ対をなす第1従動ローラ101及び第2従動ローラ102を、シート状ワーク3のX方向両端部に設置してもよい。それにより、折曲げ線形成具13が下降してシート状ワーク3に折曲げ線加工を行っている場合であっても、前記加工部にてシート状ワーク3に皺が発生することを防ぎ、安定して搬送することができる。尚、第1従動ローラ101及び第2従動ローラ102は、それぞれ、上方に退避できると共に、シート状ワーク3のサイズに合わせて、X方向に自在に位置調整することが可能である。
第1搬送ローラ対16a、16bと前記第2搬送ローラ対17a、17bのシート状ワーク3の搬送経路間には、少なくとも、レーザノズル11からレーザビーム31が照射されるエリアを避けるように、前記シート状ワーク3を移送可能に支持する為のガイド部材が設置される。前記ガイド部材を設置することにより、シート状ワーク3を一方の搬送ローラ対から他方の搬送ローラ対に移送する際、用紙先端部が垂れることを防ぎ、精度よく加工できるようにする。
図2において、前記シート状ワーク支持部40のY方向搬送手段(16、17、18)を回転させる動力源は、Y方向駆動手段としてのYドライブモータ23である。前記搬送ローラ対16の駆動ローラ16b、搬送ローラ対の駆動ローラ17b及び、支承ローラ18は、各々のローラと同軸上にプーリが取付けられ(支承ローラ18のプーリ29、その他のローラ16b、17bのプーリは不図示)、前記Yドライブモータ23が駆動すると、Yドライブモーター23の駆動軸と同軸上のプーリ28から各々のプーリ(29その他不図示のプーリ)にタイミングベルト25を介して動力が伝達される。その結果、シート状ワーク3がY方向に搬送される。
上述のレーザカッター装置1の構成によれば、一つの装置内に、レーザ加工を施す機能と、折曲げ線加工を施す機能とを合わせ持っている為、安価で設置スペースも抑えることができる。又、同一キャリッジに、レーザノズル11及び折曲げ線形成具13を一体的に搭載している為、レーザ加工と折曲げ線加工相互間におけるシート状ワーク3に対するそれぞれの基準位置(X、Y方向の0位置)の位置決めを不要とすることができる。又、レーザ加工と折曲げ線加工の切替えは、自動的に行うことができ、前記切替に伴う操作者の負担はない。
さらに、上述のレーザカッター装置1の構成によれば、シート状ワーク3をY方向に移動させる搬送ローラ対を備えている為、シート状ワーク3の端部をY方向に垂れて保持することができ、Y方向に機械サイズを小さくすることができる。
(自動昇降手段)
次に、前記レーザノズル11と共に、キャリッジ10に一体的に搭載される折曲げ線形成具13に関して、前記折り曲げ線形成具13の下端を、前記シート状ワーク3に接触・退避させる自動昇降手段70について説明する。
前記自動昇降手段70は、折曲げ線の加工時には、前記折り曲げ線形成具13の下端を、シート状ワーク3に接触させると共に、折曲げ線の非加工時には、前記折り曲げ線形成具13の下端を、シート状ワーク3から所定の距離を開けて退避させるように昇降制御する。
図4Aは、前記折曲げ線の加工時において、前記折り曲げ線形成具13の下端を、シート状ワーク3に接触させた状態を示す図である。ソレノイド76は通電状態であり、プランジャ73(可動鉄心)が復帰スプリング75の上方への復帰力に反して、アーム72と共に下方に降下し、ソレノイド76内の固定鉄心(不図示)に吸着している。尚、折り曲げ線形成具13の取付部71は、前記アーム72と一体的に構成されており、前記アーム72が降下することにより折り曲げ線形成具13の下端を、前記シート状ワーク3に接触させることができる。前記折り曲げ線形成具13の下端を、前記シート状ワーク3に接触させた状態でキャリッジ10又は、シート状ワーク3を二次元方向に相対的に移動させることにより、所望の溝状の折曲げ線を形成することができる。尚、前記自動昇降手段70はケーシング77で覆われており、アーム72は、ケーシング77に設けられたスリット78を通して上下に移動することができる。
図4Bは、前記折曲げ線の非加工時において、前記折り曲げ線形成具13の下端を、シート状ワーク3から退避させた状態を示す図である。ソレノイド76は非通電状態であり、プランジャ73が復帰スプリング75の復帰力によりストッパ74に当接する位置まで上昇する。その結果、折り曲げ線形成具13の下端を、前記シート状ワーク3から所定の距離hを開けて退避させることができる。
尚、前記折曲げ線形成具13は、シート状ワーク3の表面に接触する接触部が、半球状に形成されている為、折曲げ時においては、折曲げ部の強度を損なうことなく、また、折曲げ部の割れ等がなく精度的にも良好に折曲げることができる。
又、前記折曲げ線形成具13を一般的なボールペンでインクのなくなったものを用いれば、折曲げ線形成具13として、特別な部材を作成する必要がなく、安価に構成できる。
シート状ワーク3が厚いものである場合や折曲げ難いものである場合には、図10に示すように、前記自動昇降手段70は、前記折曲げ線加工工程において、前記シート状ワークを折曲げる折曲げ部の中心線及び、前記中心線を挟んで対象となる位置に、対となる折曲げ線を少なくとも1対形成するように前記折曲げ線形成具13をシート状ワーク3に対して移動させる。その結果、良好な折曲げ加工を行うことができる。
前記対となる折曲げ線の形成数は、シート状ワーク3の厚さに応じて決定される。
すなわち、シート状ワーク3の厚さが厚くなる程折曲げ線の形成数を増やすように構成することにより、折曲げ部の表面に割れ等の損傷が生じることもなく良好に折曲げ加工を行うことができる。
(折曲げ線加工及びレーザ加工(切断加工)動作)
次に、図7A、図7Bを参照して、シート状ワーク3に折曲げ線加工を施し、さらに、前記折曲げ線加工を施したシート状ワーク3をレーザ加工により切断する動作について説明する。図7Aは、折曲げ線加工を施し、切断した型紙を示す図であり、図7Bは、図7Aの型紙を用いて組み立てた箱を示す図である。図8は、シート状ワーク3に折曲げ線加工を施し、当該シート状ワーク3を切断する動作を示すフローチャートである。図8に示すステップS100〜ステップS103の各動作により、図7Bに示す箱を組み立てる元となる型紙80(図7A参照)を作成する。
図8のフローチャートに示すステップS100では、コントローラ20の制御部が、ホストコンピュータPC2のプログラムソフト(カッタドライバ)から折曲げ線データを受信する。前記折曲げ線データには、折曲げ線の形状をベクトル形式で表したベクトルデータならびに折曲げ線形成具の自動昇降手段70、キャリッジ10の移動及びその他のシート状ワーク3の折曲げ線の加工に係る各部を制御するコマンドが含まれる。
ステップS101では、受信した折曲げ線データに基づき、シート状ワーク3に対して溝状の折曲げ線を形成する。
ステップS102では、S100と同様に、コントローラ20の制御部が、ホストコンピュータPC2のカッタドライバから切断データを受信し、ステップS103において、受信した切断データに基づき、シート状ワーク3をレーザ加工により切断して型紙として切り抜く。
このとき、照射されるレーザ光は、シート状ワーク3を切断する程度の光量に調整される。図7Aは、シート状ワーク3から切り抜いたパーツ(型紙)80を示しており、同図の折曲げ線81a〜81k及び、81mに従って型紙80を折曲げ、糊代面83a〜83eに糊等の接着剤を塗布して当該面と対応する面とを接合することにより、図7Bに示した箱状の成果物82が完成する。図7Aにおいて、81hは楕円形状の折曲げ線であり、折曲げ時に凹状の窪みに形成される(図7B参照)。尚、開封口81pは、レーザ光による複数の切断線81qにより構成される。そして、箱状の成果物82において、開封口81pを破り取る場合には、前記凹状の窪みは、開封口81pの先端部に指をかけ易くする役割を果たすものである。前記のように、曲線状に折曲げ線を形成できることは有用なことである。
又、前述のように、折曲げ線加工工程をすべて終えてから、レーザ加工(切断加工)工程を行うように制御する為、シート状ワーク3に折り曲げ線加工を施す際、基材としてのシート状ワークは安定する。逆工程の場合、レーザ加工によって切り出されたパーツ(型紙)80は小さい為、その型紙に折り曲げ線加工を施す際、加工時に型紙がずれる可能性がある。
(エア吹付け吸引手段)
前記レーザによる切断加工時においては、レーザノズル11の焦点レンズ12により集光されたレーザビーム31を、切断材料(シート状ワーク3)に照射すると、照射された部分が加熱され、切断材料は蒸発又は、溶融する。図9Aに示すエア吹付け吸引手段は、前記蒸発又は、溶融した切断材料をレーザビーム31が照射された部分から排除するという目的で用いられる。
図9A、図9B(図9Aに示す軟質ホース91、92先端部の断面図)において、エア吹付け吸引手段90は、二重構造の軟質ホース91、92及び、前記軟質ホース91、92を介してエアを吹付け、吸引するコンプレッサー(不図示)で構成される。
前記軟質ホース91、92は、レーザノズル11の両側に設置され、両ホースの先端部は、シート状ワーク3上のレーザビーム31の照射部分95に向けて、ホース内側孔93よりエアが吹付けられ(矢印93a参照)又、ホース外側孔94よりエアが吸引される(矢印94a参照)。前記エアの吹付けにより、前記蒸発又は、溶融した切断材料をシート状ワーク3上に飛ばし、さらに、その飛ばされた切断材料を前記エア吸引により、ホース外側孔94から切断材料と共に吸込み排除する。
(シート状ワークの初期セット手段)
第1実施形態において、シート状ワーク3をシート状ワーク支持部40に初期セットする場合は、例えば、図3に示す搬送ローラ対16a、16bを回転させながら、シート状ワーク3を手差しで挿入してもよいし、前記搬送ローラ対16a、16bの上流側にシート状ワーク3を複数積載できる積載部を有し、給紙手段により一枚ずつ捌きながら前記搬送ローラ対16a、16bに向けて送り出すように構成してもよい。又は、前記搬送ローラ対16a、16bの上流側にロール紙の保持部を備え、前記ロール紙を送り出す給紙手段により、前記ロール紙を前記搬送ローラ対16a、16bに向けて搬送するように構成してもよい。この場合、前記ロール紙を前記シート状ワーク3に相当する所定長さに切断する手段として、レーザビーム31を用いて切断することができる。
(シート状ワークの搬送手段)
図3において、シート状ワーク3をY方向に搬送する手段として、第1搬送ローラ対16a、16b及び、第2搬送ローラ対17a、17bの双方でシート状ワーク3をニップしながら搬送する形態を示したが、この形態に限られず、例えば、一方の搬送ローラ対だけを用いてガイド板上をY方向に搬送するように構成してもよい。
〔第2実施形態〕
以下本発明の第2実施形態に係る折曲げ線形成具付きレーザカッター装置について、図5及び図6を参照して説明する。尚、第2実施形態については、上述の第1実施形態とは異なる部分についてのみ説明することにする。
(レーザ部の構成)
レーザ発振器30は、レーザカッター装置1の装置側方に設置され、前記レーザ発振器30よりY方向に水平に出射されたレーザビーム31が、図5の一点鎖線で示すようにレーザ装置1上に設けた2枚のミラー52、50にて各々90°ずつ方向転換されて、X方向移動体9のレーザノズル11上方に設けてあるミラー51に入射するようになされている。前記ミラー51に入射したレーザビーム31は、更に90°方向転換されてレーザノズル11に入射し、下向きに方向転換してレーザノズル11の焦点レンズ12にて所定強度に絞られ、シート状ワーク支持部40上のシート状ワーク3に照射される。
(シート状ワーク支持部)
レーザカッター装置1は、シート状ワーク3にレーザ加工及び折曲げ線加工を行う際に、シート状ワーク3を支持するシート状ワーク支持部40を備える。前記シート状ワーク支持部40は、レーザビームの熱エネルギーを逃がす為に金属製のハニカムテーブル41で構成される。このハニカムテーブル41の上表面が、シート状ワークを展開状態で保持する支持面である。シート状ワーク3を直接にハニカムテーブル41上に載置すると共に、静電気や真空吸引ポンプ等にてシート状ワーク3を支持面に吸着固定する。
(相対移動機構)
ここで、シート状ワーク3とキャリッジ10(レーザノズル11、折曲げ線形成具13)を二次元方向(X、Y方向)に相対移動させる相対移動機構について図5及び図6により説明する。尚、図5及び図6においては、仮に、X方向移動バー(リードスクリュー)21の長手方向をX方向とし、前記X方向に対して直角方向をY方向として説明する。前記相対移動機構は、X方向移動手段とY方向移動手段で構成され、前記X方向移動手段は、前記キャリッジをX方向に移動させるための移動手段であり、又、前記Y方向移動手段は、前記キャリッジをY方向に移動させるための移動手段である。
前記シート状ワーク3の上方には、キャリッジ10が設置され、前記キャリッジ10は、レーザノズル11及び折曲げ線形成具13を一体的に搭載している。前記キャリッジ10は、前記シート状ワーク3に対して、X方向又は、Y方向に相対的に移動することができる。
前記X方向移動手段は、前記シート状ワーク3上方に設置されるX方向移動バー21(リードスクリュー)と、前記X方向移動バー21の長手方向に沿って移動するX方向移動体19と、前記X方向移動バー21を駆動するX方向駆動手段を備える。
図5において、前記X方向移動体19を移動させる動力源は、X方向駆動手段としてのXドライブモータ22である。Xドライブモーター22が駆動すると、Xドライブモータの駆動軸と同軸上のギア63からX方向移動バー21と同軸上のギア64に動力が伝達される。その結果、X方向移動バー21が回転し、X方向移動バー21と軸受(不図示)により噛合するX方向移動体19がX方向移動バーの長手方向に沿って移動する。
又、前記Y方向移動手段は、前記キャリッジ10をY方向に移動させるための移動手段であって、前記X方向移動バー21を駆動可能に支持すると共に、前記X方向移動バー21をY方向移動バー62の長手方向に沿って平行に移動させるY方向移動体60と、前記Y方向移動バー62を駆動するY方向駆動手段を備える。
図6において、前記Y方向移動体60を移動させる動力源は、Y方向駆動手段としてのYドライブモータ23である。前記Yドライブモータ23が駆動すると、Yドライブモータの駆動軸と同軸上のギア65からY方向移動バー62と同軸上のギア66に動力が伝達される。その結果、Y方向移動バー62が回転し、前記Y方向移動バー62と前記リードスクリューと対をなす内ねじが形成された軸受68により噛合するY方向移動体60がX方向移動バー21と共に、Y方向移動バー62の長手方向に沿って一体的に移動する。
前述の構成によれば、シート状ワーク3をシート状ワーク支持部40に固定し、キャリッジ10をX、Y方向に自在に移動できるように構成した為、キャリッジ10とシート状ワーク3とを容易に相対移動させることができる。
〔その他の構成〕
本件発明の折曲げ線形成具付きレーザカッター装置は、上述の実施形態に限らず、複写機、印刷機等の画像形成装置に用紙後処理装置として搭載するように構成してもよい。
1 レーザカッター装置
3 シート状ワーク
10 キャリッジ
11 レーザノズル
13 折曲げ線形成具
30 レーザ発振器
31 レーザビーム
40 シート状ワーク支持部
70 自動昇降手段

Claims (10)

  1. レーザノズルから照射されるレーザビームによりシート状ワークの切断を行うレーザカッター装置において、前記シート状ワークを支持するシート状ワーク支持部と、前記レーザノズル及び折曲げ線形成具を一体的に搭載し、前記シート状ワークの上方に設置されるキャリッジと、前記キャリッジのレーザノズルに光学系を介してレーザビームを供給するレーザ発振器と、前記キャリッジと前記シート状ワークとを、二次元方向に相対的に移動させる相対移動機構と、前記折り曲げ線形成具の下端を、前記シート状ワークに接触・退避させる自動昇降手段と、を備える折曲げ線形成具付きのレーザカッター装置。
  2. 前記相対移動機構は、X方向移動手段とY方向移動手段で構成され、前記X方向移動手段は、前記キャリッジをX方向に移動させるための移動手段であって、前記シート状ワーク上方に設置されるX方向移動バーと、前記X方向移動バーの長手方向に沿って移動するX方向移動体と、前記X方向移動バーを駆動するX方向駆動手段を備え、又、前記Y方向移動手段は、前記シート状ワークをY方向に移動させるための移動手段であって、前記シート状ワーク支持部のシート状ワークをY方向に搬送するY方向搬送手段と、前記Y方向搬送手段を駆動するY方向駆動手段を備えることを特徴とする請求項1に記載の折曲げ線形成具付きのレーザカッター装置。
  3. 前記折曲げ線形成具がX方向に移動する経路の下方には、金属製の支承ローラが延在するように配置され、且つ、レーザノズルの移動方向の下方には、レーザビーム回避空間が設けられることを特徴とする請求項2に記載の折曲げ線形成具付きのレーザカッター装置。
  4. 前記Y方向搬送手段は、キャリッジのY方向の両側であって、前記X方向移動バーと平行に配置される第1搬送ローラ対と第2搬送ローラ対で構成され、前記両搬送ローラ対の間には、少なくとも、レーザノズルからレーザビームが照射されるエリアを避けるように、前記シート状ワークを移送可能に支持する為のガイド部材が設置されることを特徴とする請求項3に記載の折曲げ線形成具付きのレーザカッター装置。
  5. 前記相対移動機構は、X方向移動手段とY方向移動手段で構成され、前記X方向移動手段は、前記キャリッジをX方向に移動させるための移動手段であって、前記シート状ワーク上方に設置されるX方向移動バーと、前記X方向移動バーの長手方向に沿って移動するX方向移動体と、前記X方向移動バーを駆動するX方向駆動手段を備え、又、前記Y方向移動手段は、前記キャリッジをY方向に移動させるための移動手段であって、前記X方向移動バーを駆動可能に支持すると共に、前記X方向移動バーをY方向移動バーの長手方向に沿って平行に移動させるY方向移動体と、前記Y方向移動バーを駆動するY方向駆動手段を備えることを特徴とする請求項1に記載の折曲げ線形成具付きのレーザカッター装置。
  6. 前記折曲げ線形成具のシート状ワークの表面に接触する接触部が、半球状に形成されていることを特徴とする請求項1に記載の折曲げ線形成具付きのレーザカッター装置。
  7. 前記折曲げ線形成具がボールペンで構成されていることを特徴とする請求項1に記載の折曲げ線形成具付きのレーザカッター装置。
  8. 前記折曲げ線形成具をシート状ワークに対して接触させた状態で移動させることにより、折曲げ線を形成する折曲げ線加工工程と、レーザビームによりシート状ワークの切断を行うレーザ加工工程とを備え、前記一連の加工工程においては、前記折曲げ線加工工程をすべて終えてから、前記レーザ加工工程を行うように制御する制御手段を備えたことを特徴とする請求項1乃至請求項7に記載の折曲げ線形成具付きのレーザカッター装置。
  9. 前記制御手段及び前記自動昇降手段は、前記折曲げ線加工工程において、前記シート状ワークを折曲げる際の折曲げ部の中心線及び、前記中心線を挟んで対象となる位置に、対となる折曲げ線を少なくとも1対形成するように前記折曲げ線形成具をシート状ワークに対して移動させることを特徴とする請求項8に記載の折曲げ線形成具付きのレーザカッター装置。
  10. 前記対となる折曲げ線の形成数は、シート状ワークの厚さに応じて決定されることを特徴とする請求項9に記載の折曲げ線形成具付きのレーザカッター装置。

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