JP2014111297A - 板材平面加工装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】板材に対して所定の製品外形に切断したり、所定箇所に抜き穴を形成したり、更に折目の罫線を形成したりすることができ、板材の加工作業を効率的に行う。
【解決手段】加工ユニット(33)に設けられる切断手段(37)、罫線形成手段(39)及び打抜き手段(41)の内、1つの手段は、加工ユニット(33)のフレームに対して固定的に設けられると共に残りの手段は、フレームに対してテーブル板上の板材(7)に近接する下方位置と離間し、かつ固定された手段より上方の上方位置の間で昇降するように設ける。
【選択図】図2

Description

本発明は、テーブル上に載置されて平面状態に保持された合成樹脂板(合成樹脂段ボール板、合成樹脂フィルム等を含む。)、紙材、木材、薄板金属材等の各種板材をX−Y−Z軸方向へ移動する加工ユニットにより所望の加工を施す板材平面加工装置、詳しくは加工ユニットに切断手段、打抜き手段、罫線形成手段等の複数の加工機構を搭載して板材を所望の状態で切断したり、罫線を形成したり、打抜き加工を施す板材平面加工装置に関する。
本出願人は、特許文献1に示すように本体フレームの上面に多数の吸引孔及び複数の貫通孔が形成されたテーブル板を取付け、本体フレームに対し、テーブル板の上方にて本体フレームの長手直交方向へ延出し、かつ長手方向へ往復移動可能に支持された走行フレーム上に走行体を上記長手直交方向へ往復移動可能に支持し、走行体に切断手段を設け、長手方向へ移動する走行フレーム及び上記長手直交方向へ移動する走行体により切断手段を二次元移動してテーブル板に載置された板材を切断加工するX−Y平面裁断装置を提案した。
しかし、上記の裁断装置に装着される切断手段は、1種類に制限され、装着された切断手段の切断機能に応じた作業しか実行できなかった。このため、板材を製品外形に沿って切断したり、所定箇所に抜き穴を形成したり、更に折目の罫線を形成したりする場合には、その都度、切断作業に応じた切断手段に交換する必要があり、板材の切断作業を効率的に行えない問題を有している。
また、抜き型を使用した打抜き手段にあっては、打抜き作業が終了する毎に抜き型内の打抜き屑を取り除かなければならず、その作業に手間と時間がかかり、打抜き作業効率が悪い問題を有している。
特開2011−98415公報
解決しようとする問題点は、装着される加工ユニットが1種類の切断手段に制限されるため、板材を切断加工しかできない点にある。板材を製品外形に沿って切断したり、所定箇所に抜き穴を形成したり、更に折目の罫線を形成したりする場合には、その都度、加工態様に応じた加工機構に交換しなければならず、板材の加工作業を効率的に行えない点にある。打抜き作業が終了する毎に抜き型内に残留した打抜き屑を取り除かなければならず、その作業に手間と時間がかかり、打抜き作業効率が悪い点にある。
本発明は、第1走行体をテーブルユニットの長手方向、第2走行体をテーブルユニットの長手直交方向及び第2走行体に対して加工ユニットを上下方向へそれぞれ移動してテーブルユニットのテーブル板に保持された板材を所望のパターンで加工する板材加工装置において、加工ユニットには、テーブル板上の板材に対して切断方向に一致するように回動可能に設けられて切断する切断手段と、テーブル板上の板材に対して罫線方向に一致するように回動可能に設けられて圧接して罫線を形成する罫線形成手段と、テーブル板上の板材に対して開口の向きに一致するように回動可能に設けられて開口を打抜き形成する打抜き手段とを備え、上記切断手段、罫線形成手段及び打抜き手段の内、1つの手段は、加工ユニットのフレームに対して固定的に設けられると共に残りの手段は、フレームに対してテーブル板上の板材に近接する下方位置と離間し、かつ固定された手段より上方の上方位置の間で昇降するように設けたことを最も主要な特徴とする。
本発明は、板材に対して所定の製品外形に切断したり、所定箇所に抜き穴を形成したり、更に折目の罫線を形成したりすることができ、板材の加工作業を効率的に行うことができる。打抜き作業に伴って形成される打抜き屑を自動的に取り除いて打抜き作業を効率的に行うことができる。
板材平面加工装置の概略を示す全体斜視図である。 加工ユニットを示す拡大斜視図である。 加工ユニットの略体正面図である。 加工ユニットの略体平面図である。 加工ユニットの略体側面図である。 打抜き手段の概略を示す斜視図である。 打抜き手段の部分中央縦断面図である。 切断刃による樹脂段ボール板の切断状態を示す説明図である。 罫線ローラによる樹脂段ボール板の罫線形成状態を示す説明図である。 打抜きユニットによる樹脂段ボール板の打抜き状態を示す説明図である。 打抜き手段による打抜き屑の回収状態を示す説明図である。 樹脂段ボール板の加工状態を示す展開説明図である。
加工ユニットに設けられる切断手段、罫線形成手段及び打抜き手段の内、1つの手段は、加工ユニットのフレームに対して固定的に設けられると共に残りの手段は、フレームに対してテーブル板上の板材に近接する下方位置と離間し、かつ固定された手段より上方の上方位置の間で昇降するように設けたことを最良の実施形態とする。
以下、本発明の実施例を図に従って説明する。
図1〜図7に示すように板材平面加工装置1のテーブルユニット3は、所要の高さのフレーム構造で、上面には長手方向及び長手直交方向がそれぞれ所要の長さのテーブル板5が設けられる。該テーブル板5の下方に応じたテーブルユニット3には、隔壁板(図示せず)が設けられ、上記テーブル板5とにより閉鎖空間を形成する。そして上記隔壁板には、空気吸引装置からのダクトホース(いずれも図示せず)が接続され、該空気吸引装置の駆動により上記閉鎖空間内を負圧発生する。
テーブル板5には、多数の吸引孔5aが長手方向及び長手直交方向に対して適宜の間隔をおいて形成され、上記空気吸引装置の駆動に伴って各吸引孔5aから空気を閉鎖空間内に吸引して内部を負圧発生する。これによりテーブル板5上に載置された板材(図示せず)は、負圧吸着されて所定の載置状態が保たれる。
なお、上記板材としては、合成樹脂段ボール板、合成樹脂フィルム、合成樹脂シート等の各種合成樹脂板、段ボール紙、クラフト紙等の各種紙板材、木質板材、薄板金属板材等のように切断刃、レーザ光の熱エネルギーにより切断可能な板材であればよい。
上記テーブルユニット3における長手直交方向の各側面には、直線ガイド9が長手方向へ延出するようにそれぞれ固定される。また、上記テーブルユニット3における長手直交方向の各側面には、第1駆動手段の一部を構成するラックギャ11が長手方向へ延出するようにそれぞれ固定される。
上記各直線ガイド9には、第1走行体13の脚部13aがそれぞれ長手方向へ走行するように支持される。該第1走行体13は、テーブル板5の上面に対して所要の高さ位置にて長手直交方向へ延出する本体フレーム13bの両端部に脚部13aがそれぞれ垂下した門型に構成される。また、各脚部13aには、対応するラックギャ11に噛合うピニオンギャ15が回転軸に設けられた数値制御可能なサーボモータ等の第1駆動手段の一部を構成する第1電動モータ17がそれぞれ設けられ、各第1電動モータ17の同期駆動に伴って第1走行体13が長手方向へ往復移動される。
上記第1走行体13の本体フレーム13bには、長手直交方向へ延出する直線ガイド19及び第2駆動手段の一部を構成するラックギャ21が固定され、上記直線ガイド19には、第2走行体23が長手直交方向へ走行するように支持される。また、上記第2走行体23には、上記ラックギャ21に噛合うピニオンギャ(図示せず)が回転軸に設けられた数値制御可能なサーボモータ等の第2駆動手段の一部を構成する第2電動モータ(図示せず)が設けられ、該第2電動モータの駆動に伴って第2走行体23が長手直交方向へ往復移動される。
上記第2走行体23には、上下方向へ延出する直線ガイド25が設けられると共に上下方向に軸線を有した第3駆動手段の一部を構成する送りねじ27の軸線方向両端部が回転するように軸支される。そして上記送りねじ27の一方軸端部には、上記第2走行体23に固定された数値制御可能なサーボモータ等の第3駆動手段の一部を構成する第3電動モータ(図示せず)が連結され、該第3電動モータにより上記送りねじ27が正逆方向へ回転される。
なお、第1及び第2駆動手段は、ラックギャ11,21及び出力軸にピニオンギャ15が設けられた電動モータ17により、また第3駆動手段は、送りねじ27及び電動モータによりそれぞれ構成したが、第1乃至第3駆動手段にあっては、一方に電動モータが連結された一対のプーリ(歯付き)にベルト(歯付き)を掛渡したベルト駆動機構、または第1及び第2駆動手段にあっては、軸端部が回転可能に軸支され、一方軸端部に電動モータが連結された送りねじ及びそれぞれの走行体に設けられたナットを送りねじに噛合わせた送りねじ機構のいずれであってもよい。
該直線ガイド25には、昇降体31が昇降するように支持され、該昇降体31に設けられたナット部材(図示せず)は、上記送りねじ27に噛合わされる。そして昇降体31は、上記第3電動モータの駆動に伴って正逆方向へ回転される送りねじ27により昇降される。
上記昇降体31には、加工ユニット33が設けられる。該加工ユニット33のフレーム35には、切断手段37、罫線形成手段39及び打抜き手段41が設けられる。上記切断手段37は、上記フレーム35に上下方向に軸線を有して設けられた直線ガイド43に昇降するように支持された取付け盤45と、上下方向に軸線を有して本体がフレーム35に固定されると共にその作動軸が上記取付け盤45に固定されたエアーシリンダ等の上下作動部材47と、上記取付け盤45に対して上下方向に軸線を有して回動するように軸支される取付け軸49と、上記取付け盤45から上方へ突出する取付け軸49の軸上部に固定されるスライド歯車51と、上記取付け盤45から下方へ突出する軸下部に着脱可能に取り付けられる切断刃53とから構成される。
そして上記切断刃53は、上記取付け軸49に対して切断刃53を固定する固定ボルトに形成された中空部内に装着される超音波発振部材(いずれも図示せず)から発振される超音波振動により振動される。
また、上記罫線形成手段39は、上記フレーム35に上下方向に軸線を有して設けられた直線ガイド55に昇降するように支持された取付け盤57と、上下方向に軸線を有してフレーム35に固定されると共にその作動軸が上記取付け盤57に固定されたエアーシリンダ等の上下作動部材59と、上記取付け盤57に対して上下方向に軸線を有して回動するように軸支される取付け軸61と、上記取付け盤57から上方へ突出する取付け軸61の軸上部に固定されるスライド歯車63と、上記取付け盤57から下方へ突出する軸下部に設けられるホルダ65に回転するように軸支される罫線ローラ67とから構成される。
そして上記罫線ローラ67は、外周面がV字状に形成され、上記ホルダ65に罫線ローラ67を軸支する支持軸(図示せず)に形成された中空部内に装着される電気ヒータ67aにより板材としての合成樹脂板を溶融する温度に加熱される。
上記切断手段37は、フレーム35に設けられた数値制御可能なサーボモータ等の第1回動部材69により切断刃53の刃先が切断方向に向くように、また、罫線形成手段39は、第1回動部材69により罫線ローラ67が罫線形成方向に向くように回動される。
即ち、上記スライド歯車51、65は、切断刃53及び罫線ローラ67が板材7に突刺する下方位置と板材から上方へ離間した上方位置の移動距離に応じた軸線長さで、上記第1回動部材69の出力軸に設けられた歯車71に対して軸線方向へ摺動するようにそれぞれ噛合わされる。そして上記切断刃39及び罫線ローラ67は、上記上方位置及び下方位置へそれぞれ移動した際においても単一の第1回動部材69の駆動により同時に回動される。
打抜き手段41は、上下方向に軸線を有してフレーム35に設けられた数値制御可能にサーボモータや一定角度毎に回動するエアーモータ等の第2回動部材73と、該第2回動部材73の出力軸に固定される固定盤75の下面に設けられる打抜きユニット77により構成される。
該打抜きユニット77は、上記固定盤75の下面に上下方向に軸線を有して固定され、内部に下面から側面に至る移送通路79aが形成されたパンチ取付け部材79と、該パンチ取付け部材79の下部開口に交換可能に取り付けられ、所望内径の貫通孔や所望の大きさの窓(開口)に対応する形状で、溜り穴81aが形成されたパンチユニット81と、移送通路79aに応じたパンチ取付け部材79の側面に取り付けられる接続口部83と、上記打抜き手段41に応じたフレーム35に設けられ、吸引口部が上記接続口部83にダクトホース85を介して接続される負圧発生部材87と、該負圧発生部材87の吐出口部に取り付けられて打抜き屑7aを回収する回収部材89から構成される。
上記接続口部83内には、パンチ取付け部材79の移送通路79aから排出される複数個の打抜き屑7aょ収容可能な大きさの空間部83aが設けられている。
上記負圧発生部材87は、接続されたエアー配管から供給される圧縮空気を吐出口側へ吐出することによりダクトホース85側を負圧に形成して移送通路79a内の打抜き屑7aを吸引する。また、回収部材89は、吐出される圧縮空気と共に排出される打抜き屑7aを滞留して回収する空気が通過可能な袋体により構成される。
なお、打抜きユニット77は、フレーム35に対してパンチユニット81の下端が、例えば上記切断刃53及び罫線ローラ67の上下動ストロークの中間に位置する高さに設けられ、上記切断刃53や罫線ローラ67が下方位置へ移動して板材を切断したり、板材に罫線を形成したりする際には、板材7に対して非干渉となるように、また切断刃53や罫線ローラ67が上方位置へ移動した際には、板材に対して切断刃53や罫線ローラ67が非干渉になるように設定される。
次に、上記加工ユニット33を備えた板材平面加工装置1により板材としての樹脂断ボール板7を、例えば折り畳みコンテナの製品の展開形状に応じて切断したり、樹脂段ボール板7に折目としての罫線を形成したり、更に樹脂段ボール板7に抜き穴を形成したりする作用を説明する。
本体テーブル3のテーブル板5上に樹脂段ボール板7を位置決め(定規出し)した状態で載置してセットする。このとき、空気吸引装置を駆動して閉鎖空間内を負圧発生してテーブル板5面に樹脂段ボール板7を負圧吸着して保持させる。
次に、制御手段の記憶手段(いずれも図示せず)に記憶された本体テーブル3のホームポジションデータと製品外形の切断開始位置データに基づいて第1乃至第3電動モータ17をそれぞれ駆動制御して加工ユニット33における切断手段37の切断刃53を樹脂段ボール板7における展開した製品外形の切断開始位置上方で、打抜きユニット77が樹脂段ボール板7の上面から離間した所定の高さ位置へ移動する。
この状態にて切断手段37の上下作動部材47を作動して切断刃53を、刃先が樹脂段ボール板7を突入してテーブル板5に突刺する下方位置へ移動した後に、記憶手段に記憶された製品外形の切断パターンデータに基づいて第1及び第2電動モータ17をそれぞれ駆動制御して切断刃53を樹脂段ボール板7の長手方向及び長手直交方向の二次元方向へ移動しながら樹脂段ボール板7を製品外形に一致した状態で切断する。(図8参照)
そして記憶手段に記憶された製品外形の切断パターンデータに基づいて切断刃53の切断方向を変更するには、上記切断動作を継続した状態で、または切断動作を中断した後に第1回動部材69を駆動制御して取付け軸49を、切断刃53の刃先が製品外形に一致する切断方向を向くように回動させる。
その際、スライド歯車51の軸線方向長さが切断刃53の上方位置と下方位置の間隔に対応した長さであるため、切断刃53が下降した際においても、第1回動部材69の歯車71に対する噛合わせ状態が維持され、切断刃53の回動を可能にする。
なお、上記した切断刃53による樹脂段ボール板7における製品外形の切断位置を変更する際には、第3電動モータを駆動制御して加工ユニット33を上方へ移動して切断刃53を樹脂段ボール板7から離脱させた後に第1及び第2電動モータ17を駆動制御して樹脂段ボール板7における製品外形の次の切断開始位置上方へ移動し、該位置にて第3電動モータを駆動制御して加工ユニット33を切断刃53が樹脂段ボール板7に突刺して切断可能な高さ位置へ下降して切断を再開する。
また、加工ユニット33の下降状態を保ったまま、上下作動部材47を復動して切断刃53を樹脂段ボール板7から離脱させた後に第1及び第2電動モータ17を駆動制御して樹脂段ボール板7における製品外形の次の切断開始位置上方へ移動し、該位置にて上下作動部材47を再び作動して切断刃53を樹脂段ボール板7に突刺して切断可能な高さ位置へ下降して切断を再開してもよい。
樹脂段ボール板7を製品外形に沿って切断した後に樹脂段ボール板7を折返すための罫線を形成するには、上下作動部材47を復動して切断刃53を樹脂段ボール板7から離間した上方位置へ移動して待機させるのと同期したタイミング又は遅延したタイミングで罫線形成手段39の上下作動部材59を作動して罫線ローラ67を、その刃先が樹脂段ボール板7に対して一部を残して突入する下方位置へ移動した後に、記憶手段に記憶された製品折目の罫線パターンデータに基づいて第1及び第2電動モータ17をそれぞれ駆動制御して罫線ローラ67を樹脂段ボール板7の長手方向及び長手直交方向の二次元方向へ転動して樹脂段ボール板7を一部が残った状態で熱溶融して罫線を形成する。(図9参照)
そして記憶手段に記憶された製品の罫線パターンデータに基づいて罫線ローラ67による罫線方向を変更するには、上記罫線形成動作を継続した状態または罫線形成動作を中断した後に、第1回動部材69を駆動制御して取付け軸61を罫線ローラ67が製品の折目に一致する方向を向くように回動させる。
その際、スライド歯車63の軸線方向長さが罫線ローラ67の上方位置と下方位置の間隔に対応した長さであるため、罫線ローラ67が下降した際においても、第1回動部材69の歯車71に対する噛合わせ状態が維持され、罫線ローラ67の回動を可能にする。
なお、上記した罫線ローラ67による樹脂段ボール板7における製品の折目位置を変更する際には、第3電動モータを駆動制御して加工ユニット33を上方へ移動して罫線ローラ67を樹脂段ボール板7から離脱させた後に第1及び第2電動モータ17を駆動制御して樹脂段ボール板7における製品外形の次の切断開始位置上方へ移動し、該位置にて第3電動モータを駆動制御して加工ユニット33を罫線ローラ67が樹脂段ボール板7に圧接して罫線形成を再開する。
また、加工ユニット33の下降状態を保ったまま、上下作動部材59を復動して罫線ローラ67を樹脂段ボール板7から離脱させた後に第1及び第2電動モータ17を駆動制御して樹脂段ボール板7における製品外形の次の折目位置へ移動し、該位置にて上下作動部材59を作動して罫線ローラ67を下方位置へ移動して樹脂段ボール板7に圧接して罫線形成を再開してもよい。
更に、樹脂段ボール板7における製品の所定箇所に固定ピン(図示せず)を挿入するための抜き穴や係合孔の開口7bを形成するには、上記した上下作動部材59を復動して罫線ローラ67を上方位置へ移動して樹脂段ボール板7から離脱させた後に第1及び第2電動モータ17をそれぞれ駆動制御して打抜き手段41の打抜きユニット77を製品の所定の打抜き位置へ移動し、該位置にて第3電動モータを駆動制御して加工ユニット33を更に下方位置へ移動してパンチユニット81を樹脂段ボール板7に突刺して開口7bを形成する。(図10参照)
このとき、パンチユニット81により打抜かれた樹脂段ボール板7の打抜き屑7aは、溜り穴81a内に留まり、次の打抜き作業により打抜かれる打抜き屑7aにより順次、上方へ押し上げられてパンチ取付け部材79の移送通路79a内に送られる。
そしてパンチ取付け部材79の移送通路79a内を打抜き動作ごとに移動する打抜き屑7aは、負圧発生部材87による負圧により吸引されて回収部材89内に回収される。網袋からなる回収部材89は、吐出される空気のみを大気中へ放逐して内部に打抜き屑7aを滞留させて回収する。(図11参照)
樹脂段ボール板7に対する抜き穴の形成位置を変更するには、第3電動モータを駆動制御して加工ユニット33を上方へ移動してパンチユニット81を樹脂段ボール板7から離脱させた後に第1及び第2電動モータ17を駆動制御して樹脂段ボール板7における製品の次の抜き穴形成位置上方へ移動し、該位置にて第3電動モータを駆動制御して加工ユニット33を下降してパンチユニット81を樹脂段ボール板7に突刺して抜き穴の形成を再開する。
また、樹脂段ボール板7に対する抜き穴の向きを変更するには、第3電動モータを駆動制御して加工ユニット33を上方へ移動してパンチユニット81を樹脂段ボール板7から離脱させた後に第2回動部材73を駆動して打抜きユニット77を所望の向きへ変更させる。そして該状態にて第3電動モータを駆動制御して加工ユニット33を下降してパンチユニット81を樹脂段ボール板7に突刺して所望の向きの抜き穴形成を再開する。
なお、パンチユニット81は、樹脂段ボール板7に対する打抜きの形状に応じて複数種類用意しておき、抜き穴の形状を変更するには、その都度、交換すればよい。
樹脂段ボール板7は、上記した切断作用、罫線形成作用及び抜き穴形成作用により図12に示すように折り畳みコンテナの製品外形に沿って切断されると共に起立させたり、垂下させたりする箇所の折目に沿って罫線が形成され、更に固定ピン(図示せず)等が挿入される個所に開口7bが形成される。
加工ユニット33に設けられる切断手段37としては、取付け盤45の下面にレーザ光出力ヘッド(図示せず)を設け、板材上に収斂するレーザ光の熱エネルギーにより溶断するレーザ光切断機構として構成してもよい。この場合、レーザ光発振装置(図示せず)を第2走行体23に設け、該レーザ光発振装置とレーザ光出力ヘッドを長手直交方向及び上下方向へ延出し、かつ長手直交方向及び上下方向に対する加工ユニット33の移動に伴って伸縮するテレスコーピック形式の導波管(図示せず)により接続し、レーザ光発振装置から発振されるレーザ光をレーザ光出力ヘッドへ導波する構成とする。
また、切断手段37をレーザ光切断機構とする場合、板材上に収斂するレーザ光の熱でテーブル板5が損傷したり、溶融した樹脂がテーブル板5に付着固化して切断品質が悪くなったりするのを回避する必要がある。この場合にあっては、本体テーブル板5の下側に昇降板を設けると共に昇降板の上面に多数の支持軸を本体テーブル板5に形成された貫通孔から突出するように設け、昇降板に連結された上下作動部材(いずれも図示せず)により昇降板を、支持軸の先端が本体テーブル板5と面一になる下方位置と本体テーブル板5から上方へ突出する上方位置の間で上下動させ、支持軸の先端で支持された板材を本体テーブル板5の上面から浮かせて支持する構造とすればよい。
上記説明は、回収部材89を網袋としたが、負圧発生部材87の吐出側に膨張室を有し、かつ反対側に排気口を有した容器体としてもよい。この構成にあっては、膨張室内にて負圧発生部材87から吐出される空気圧の負圧を低くして吸引力を弱めて打抜き屑7aを自重落下させて回収するように構成される。
また、上記説明は、加工ユニット33のフレーム35に負圧発生部材87を設けて一体に移動する構成としたが、第2走行体23又は昇降体31に負圧発生部材87を設け、該負圧発生部材87とパンチ取付け部材79をダクトホース85により接続して打抜き屑7aを回収する構成としてもよい。
上記説明は、折り畳み可能な箱(通函)を製造する際に使用する樹脂段ボール板7を例に説明したが、本発明の板材としては、合成樹脂板、段ボール紙、厚手状のクラフト紙、薄手状の金属板であっても実施することができる。
1 板材平面加工装置
3 テーブルユニット
5 テーブル板
5a 吸引孔
7 板材としての樹脂段ボール板
7a 打抜き屑
7b 開口
9 直線ガイド
11 第1駆動手段の一部を構成するラックギャ
13 第1走行体
13a 脚部
13b 本体フレーム
15 ピニオンギャ
17 第1駆動手段の一部を構成する第1電動モータ
19 直線ガイド
21 第2駆動手段の一部を構成するラックギャ
23 第2走行体
25 直線ガイド
27 第3駆動手段の一部を構成する送りねじ
31 昇降体
33 加工ユニット
35 フレーム
37 切断手段
39 罫線形成手段
41 打抜き手段
43 直線ガイド
45 取付け盤
47 上下作動部材
49 取付け軸
51 歯車
53 切断刃
55 直線ガイド
57 取付け盤
59 上下作動部材
61 取付け軸
63 歯車
65 ホルダ
67 罫線ローラ
69 第1回動部材
71 歯車
73 第2回動部材
75 固定盤
77 打抜きユニット
79 パンチ取付け部材
79a 移送通路
81 パンチユニット
81a 溜り穴
83 接続口部
83a 空間部
85 ダクトホース
87 負圧発生部材
89 回収部材

Claims (8)

  1. 第1走行体をテーブルユニットの長手方向、第2走行体をテーブルユニットの長手直交方向及び第2走行体に対して加工ユニットを上下方向へそれぞれ移動してテーブルユニットのテーブル板に保持された板材を所望のパターンで加工する板材加工装置において、
    加工ユニットには、
    テーブル板上の板材に対して切断方向に一致するように回動可能に設けられて切断する切断手段と、
    テーブル板上の板材に対して罫線方向に一致するように回動可能に設けられて圧接して罫線を形成する罫線形成手段と、
    テーブル板上の板材に対して開口の向きに一致するように回動可能に設けられて開口を打抜き形成する打抜き手段と、
    を備え、
    上記切断手段、罫線形成手段及び打抜き手段の内、1つの手段は、加工ユニットのフレームに対して固定的に設けられると共に残りの手段は、フレームに対してテーブル板上の板材に近接する下方位置と離間し、かつ固定された手段より上方の上方位置の間で昇降するように設けられた板材加工装置。
  2. 請求項1において、
    上記切断手段は、フレームに回動するように軸支された取付け軸の下部に切断刃を設けた板材加工装置。
  3. 請求項1において、
    上記切断手段は、第2走行体に設けられたレーザ光発振手段から出力されるレーザ光を板材上に収斂し、その熱エネルギーにより板材を溶断する板材加工装置。
  4. 請求項1において、
    上記切断手段、罫線形成手段及び打抜き手段の内、少なくとも2つの手段は、単一の回動部材により所定の角度に回動するように構成した板材切断手段。
  5. 請求項4において、
    単一の回動部材により回動される少なくとも2つの手段は、回動するように軸支された取付け軸の軸上部に各手段の上下移動ストロークに一致する軸線長さのスライド歯車をそれぞれ固定すると共に回動部材の回転軸に固定された歯車それぞれのスライド歯車に対して摺動するように噛合わせて連結した板材加工装置。
  6. 請求項1において、
    上記打抜き手段は、形成しようとする開口に対応する形状のパンチ刃を有したパンチユニットと、パンチユニットと連通して打抜き屑を負圧吸引して排出する負圧発生部材とから構成した板材加工装置。
  7. 請求項6において、
    上記負圧発生部材の吐出側には、網状の回収部材を取り付け、該回収部材内に打抜き屑を回収可能にする板材加工装置。
  8. 請求項6において、
    上記負圧発生部材の吐出側には、膨張室及び吐出側の反対側に排気口を有した容器状の回収部材を取り付け、該回収部材内に打抜き屑を回収可能にする板材加工装置。
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