JP2010155258A - 基板処理装置 - Google Patents

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Hiromitsu Wada
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Abstract

【課題】低コストの装置構成で処理時間の短縮化及び処理精度の向上を図ることのできる基板処理装置を提供すること。
【解決手段】基板における面の任意箇所に対して所定の処理を施す処理ヘッドと、基板を第1方向に駆動する第1駆動手段と、処理ヘッドを第1方向に直交する第2方向に駆動する第2駆動手段とを備え、基板を第1方向に駆動する動作と、処理ヘッドを第2方向に駆動する動作とを組み合わせて、処理ヘッドにより基板の面に対して2次元的な処理を施す基板処理装置であって、処理ヘッドを第1方向に駆動する第3駆動手段を備え、第1駆動手段が基板を第1方向に一定速度で駆動した状態を維持しつつ、第3駆動手段が処理ヘッドを第1方向に上記一定速度で駆動し且つ第2駆動手段が処理ヘッドを第2方向に駆動する。
【選択図】 図7

Description

本発明は基板処理装置に関する。より詳しくは、基板を第1方向に駆動する動作と、処理ヘッドを第2方向(第1方向に直交する方向)に駆動する動作とを組み合わせて、処理ヘッドにより基板の面に対して2次元的な処理を施す装置に関する。
薄膜太陽電池パネルを製造するプロセスの一つにレーザパターニングプロセスがある。レーザパターニングプロセスでは、回路形成用材料が成膜されたガラス基板を、所定強度のレーザ光で走査することによって、目的の回路パターンに応じたスクライブ線を形成していく。このようなレーザパターニングは、一般には、専用のレーザスクライブ装置を用いて行われる。具体的には、レーザスクライブ装置は、レーザ照射ヘッドとガラス基板とをガラス基板の表面に平行な方向に相対移動可能に構成される(例えば下記特許文献1)。この種のレーザスクライブ装置の一例について図15を参照して説明する。
図15は従来のレーザスクライブ装置100を示す構成概要図、図16は従来のレーザスクライブ装置100のスクライブ動作を説明するためのタイムチャートである。なお、レーザスクライブ装置100により形成されるスクライブ線L(L1,L2,L3,・・・)のパターンは、後述する本発明の実施形態に記載のレーザスクライブ装置1により形成されるパターンと同じであるため、図8も参照する。
レーザスクライブ装置100は、図15に示すように、ニップ53A、レーザ照射ヘッド73A及び制御装置9Aなどを備える。ニップ53Aは、ガラス基板Kの一辺を掴持することでガラス基板Kを片持支持可能であると共に、この状態でY方向に駆動可能とされる。レーザ照射ヘッド73Aは、ガラス基板Kの表面に向けてスクライブ用のレーザ光bを照射可能なレーザ照射窓735Aを備えると共に、X方向に駆動可能とされる。制御装置9は、レーザスクライブ装置100が一連のスクライブ動作を行うように、ニップ53A及びレーザ照射ヘッド73Aの動作を制御するように構成される。
レーザスクライブ装置100は、次に示す〈1〉〜〈5〉の手順でスクライブ線Lを形成していく。
〈1〉ニップ53Aを駆動してガラス基板Kを+Y方向へ所定距離進めることで、レーザ照射窓735Aを1番目のスクライブ開始端LS1(図8参照)に合わせる(図16のj1〜j4)。
〈2〉ガラス基板Kが静止した状態で(j4→j9)、レーザ照射窓735Aからレーザ光bを発すると共に、レーザ照射ヘッド73Aをスクライブ開始端LS1からスクライブ終了端LE1まで+X方向へ駆動する(j5〜j8)。これによりX方向に平行な1番目のスクライブ線L1が形成される。スクライブ終了端LE1ではレーザ照射窓735Aからのレーザ光bの照射をオフにする。
〈3〉ニップ53Aを駆動してガラス基板Kを+Y方向へピッチQ進めることで、レーザ照射窓735Aを2番目のスクライブ開始端LS2に合わせる(j9〜j12)。
〈4〉ガラス基板Kが静止した状態で(j12→j17)、レーザ照射窓735Aからレーザ光bを発すると共にレーザ照射ヘッド73Aをスクライブ開始端LS2からスクライブ終了端LE2まで−X方向へ駆動する(j13〜j16)。これによりX方向に平行な2番目のスクライブ線L2が形成される。スクライブ終了端LE2ではレーザ照射窓735Aからのレーザ光bの照射をオフにする。
〈5〉3番目のスクライブ線L3以降についても、1番目または2番目のスクライブ線L1,L2と同様な要領で、まずガラス基板Kを+Y方向へピッチQ進めて停止させ、次いでレーザ照射ヘッド73AをX方向へ駆動してレーザ走査するという動作を繰り返して、スクライブ線を形成していく。
以上の動作を繰り返すことで、図8に示すように、ガラス基板K(なお、このガラス基板Kの片面には、回路形成用材料Kjが成膜されている。)に対し、X方向に平行で且つY方向にピッチQをなす複数のスクライブ線L1,L2,L3,・・・が形成される。
特開2001−111078号公報
上述したように、レーザスクライブ装置100では、まずガラス基板Kを+Y方向へピッチQ進めて停止させ、次いでレーザ照射ヘッド73AをX方向へ駆動してレーザ走査するという動作を繰り返して、スクライブ線を形成していく。つまり、スクライブ線を1本形成する毎に、その都度ガラス基板Kを減速静止させ、再び加速して次の加工位置まで移動させる動作を繰り返している。このときの加減速時間や、静定時間がかさむことにより、生産性を低下させる要因を作っていた。
なお、装置によっては、レーザ照射ヘッド73Aを複数個設けたマルチヘッドタイプのものもある。このタイプでは、1回のレーザ走査で同時に複数本のスクライブ線Lを形成することが可能であるが、1回のレーザ走査を終了する毎にガラス基板Kをピッチ方向(Y方向)に動かして、それが静止してから加工する点では、上述のレーザスクライブ装置100と基本的に同じである。
特に近年においては、大面積の薄膜太陽電池パネルの需要が高まっており、大きいものでは、2.8m×2.2mのガラス基板を用いている。上述したレーザスクライブ装置100の動作方式を、このような大型のガラス基板に適用した場合、生産性低下の問題の他にも例えば次のような問題がある。即ち、大型のガラス基板では、その停止・発進に要する負荷が大きいことから、高出力の駆動源や制動力の強いブレーキが必要となり、装置のコストアップを招く。更に停止・発進時は、駆動源からの発熱が多く、その発熱の影響により装置細部が膨張することで、位置精度の経時変化が発生し、精度不良の原因ともなる。
このような問題は、レーザスクライブ装置の他にも、例えばガラス基板上に成膜された膜への露光や検査を行う装置、ガラス基板に対してマーキングやカッティングや検査などを行う装置など、基板と処理ヘッドとを相対的に且つ2次元的に移動させながら基板に所定の処理を施す装置一般に当てはまることである。本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、低コストの装置構成で処理時間の短縮化及び処理精度の向上を図ることのできる基板処理装置を提供することを目的とする。
上記目的は、下記の本発明により達成される。なお本欄(「課題を解決するための手段」)において各構成要素に付した括弧書きの符号は、後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示すものである。
請求項1の発明は、基板(K)における面の任意箇所に対して所定の処理を施す処理ヘッド(73)と、基板(K)を第1方向(+Y)に駆動する第1駆動手段(52Y)と、処理ヘッド(73)を第1方向(+Y)に直交する第2方向(X)に駆動する第2駆動手段(74X)とを備え、基板(K)を第1方向(+Y)に駆動する動作と、処理ヘッド(73)を第2方向(X)に駆動する動作とを組み合わせて、処理ヘッド(73)により基板(K)の面に対して2次元的な処理を施す基板処理装置(1)であって、
処理ヘッド(73)を第1方向(+Y)に駆動する第3駆動手段(74Y)を備え、
第1駆動手段(52Y)が基板(K)を第1方向(+Y)に一定速度で駆動した状態を維持しつつ、第3駆動手段(74Y)が処理ヘッド(73)を第1方向(+Y)に上記一定速度で駆動し且つ第2駆動手段(74X)が処理ヘッド(73)を第2方向(X)に駆動することを特徴とする。
請求項1の発明によると、第3駆動手段(74Y)が処理ヘッド(73)を第1方向(+Y)に上記一定速度で駆動することで、基板(K)と処理ヘッド(73)との相対速度は0になり、処理ヘッド(73)は、基板(K)に対して見かけの上で静止する。処理ヘッド(73)は、この状態で、第2方向(X)を駆動することにより、基板(K)が第1方向(+Y)に移動する動作を停めることなく、基板(K)の面に対して処理を施すことができる。つまり、従来の動作方式のように基板(K)の移動・停止を繰り返さずに処理を施すことができる。これにより、基板(K)の加速、減速、静定に取られる時間を除くことができる。その結果、タクトタイムの短縮化を図ることができ、生産性を向上させることができる。また、基板(K)の停止・発進を処理毎に行わないため、高出力の駆動源や制動力の強いブレーキが必要とならず、大型の基板(K)への適用にも好適である。併せて、停止・発進時に生じる発熱が少ないため、この発熱に伴う、装置細部の熱変形や位置精度の経時変化も抑えることができ、各種構成部の材質は、熱変形の極めて少ない高価なものを使用しなくてもよく、これにより装置コストの低減を図ることができる。
請求項2の発明は、前記第3駆動手段(74Y)は、第2駆動手段(74X)が処理ヘッド(73)を第2方向(X)に駆動して所定の処理を終える毎に、処理ヘッド(73)を反転駆動して、第1方向(+Y)へ駆動開始する位置である初期位置(P9)に処理ヘッド(73)を戻すように構成される。
請求項2の発明によると、第3駆動手段(74Y)は、第2駆動手段(74X)が処理ヘッド(73)を第2方向(X)に駆動して所定の処理を終える毎に、処理ヘッド(73)を初期位置(P9)に戻すことにより、次の処理時に処理ヘッド(73)が第1方向(+Y)へ移動するためのストロークを確保することができる。
請求項3の発明は、前記基板(K)は、片面に薄膜太陽電池パネルの製造に用いる回路形成用材料(Kj)が成膜されたガラス基板からなり、前記処理ヘッド(73)は、回路形成用材料(Kj)をスクライブ可能なレーザ光(b)を照射するレーザ照射ヘッドからなり、前記基板処理装置(1)は、薄膜太陽電池パネルを製造するプロセスに用いられるレーザスクライブ装置として構成される。
本発明によると、低コストの装置構成で処理時間の短縮化及び処理精度の向上を図ることのできる基板処理装置が提供される。
以下、添付図面を参照しながら、本発明の実施形態について説明する。図1は本発明に係るレーザスクライブ装置1の外観斜視図、図2はレーザスクライブ装置1の主要部を示す平面図、図3はレーザスクライブ装置1の主要部を示す正面図、図4はレーザユニット7を示す斜視図である。これら各図において、直交座標系の3軸をX,Y,Zとし、ガラス基板Kの移送方向をY方向、水平面でY方向に直交する方向をX方向、鉛直方向をZ方向、鉛直軸周りの回転方向をθ方向とする。また、図1の紙面手前側を上流とし、紙面奥側を下流とする。つまり、図2,3では紙面に向かって左側が上流、右側が下流となる。また、XY各方向の向きを更に左右または前後に区別して説明する必要がある場合は、先頭に「+」または「−」の符号を付して示す。例えば、ガラス基板Kの移送方向であるY方向のうち、スクライブ線の形成動作中における移送方向を「+Y方向」、スクライブ線の形成動作後における移送方向を「−Y方向」などと記す。
また、図5はレーザスクライブ装置1おける制御装置9と各種構成部との接続を示す接続図、図6はレーザスクライブ装置1おける制御装置9の構成概要図、図7は本発明の要部を示す図、図8はレーザスクライブ装置1によりスクライブ線が形成されたガラス基板Kを示す三面図であり、A図が平面図、B図が正面図、C図が側面図である。
レーザスクライブ装置1は、片面に回路形成用材料Kj(図8)が成膜されたガラス基板Kを、所定強度のレーザ光で走査することによって、目的の回路パターンに応じたスクライブ線を形成していくように構成される。特に、このレーザスクライブ装置1は、ガラス基板Kにおける回路形成用材料Kjの成膜面を下に向けた状態でスクライブ線の形成を行うタイプである。また、ガラス基板Kをエアーにより浮上支持した状態で+Y方向に移動させながら、スクライブ線を形成していくように構成される。
具体的には、レーザスクライブ装置1は、図1に示すように、機台2、浮上ステージ3、リフタユニット4、移送ユニット5、基板位置決め装置6、レーザユニット7、集塵ユニット8及び制御装置9などを備える。また、レーザスクライブ装置1の上流外側には、浮上ステージ3へのガラス基板Kの搬入出を行う搬入出ロボット10が設置される。以下、レーザスクライブ装置1の各構成要素について説明する。
機台2は、レーザスクライブ装置1の主構成部を支持する支持体であり、台座部21及び門型フレーム22を備える。台座部21は浮上ステージ3及び移送ユニット5などを支持し、門型フレーム22はレーザユニット7におけるレーザ照射ヘッド73及びヘッド駆動部74などを支持している。本来であれば機台2は、十分な剛性や平面精度を確保し且つ温度変化に伴う変形を最小限に抑えるために、グラナイト等の石材とすることが好ましいが、本形態では装置コストの低減を図るため、ステンレス鋼等の金属を材質としている。
浮上ステージ3は、その表面から噴出させたエアーにより、スクライブ対象となるガラス基板Kを浮上支持する部材であり、主ステージ31及び副ステージ32を備える。主ステージ31は、レーザスクライブ装置1内における上流側と下流側とにそれぞれ1台ずつ配設される。その配置は、上流と下流の各主ステージ31間に所定の空間を保つようになされる。
主ステージ31は、具体的には、Y方向に長い長尺の浮上ユニット311をX方向に所定間隔あけて複数台配設した、簀子状をなす構成とされる。各浮上ユニット311の表面には、多数のエアー噴出孔311hが穿設される。これらエアー噴出孔311hは、圧空ポンプ等を備えるブロワーユニット33に配管接続され、ブロワーユニット33から供給された所定圧力のエアーを上向きに噴出し、このエアーでガラス基板Kを浮上支持するようになっている。噴出するエアーの圧力は、浮上対象とするガラス基板Kが撓むことなく且つ安定した状態を維持される大きさとされる。
副ステージ32は、上流と下流の主ステージ31間で、X方向に長い長尺の浮上ユニット321をY方向に所定間隔あけた状態で2台配設した構成とされる。2台の浮上ユニット321間に形成される空間部分は、その上方にあるレーザ照射ヘッド73によりスクライブ加工がされたときに落下するパーティクル(回路形成用材料Kjのスクライブ屑)の回収穴として機能する。浮上ユニット321についても浮上ユニット311と同様に、表面には多数のエアー噴出孔321hが穿設され、これらエアー噴出孔321hは、ブロワーユニット33から供給された所定圧力のエアーを上向きに噴出するようになっている。副ステージ32は、後述するように、ガラス基板Kが+Y方向への移動により、上流側の主ステージ31による浮上支持から下流側の主ステージ31による浮上支持に移り変わるときの動作、及びそれとは逆にガラス基板Kが−Y方向への移動により、下流側の主ステージ31による浮上支持から上流側の主ステージ31による浮上支持に移り変わるときの動作をスムーズ且つ確実とするために設けてある。
リフタユニット4は、スクライブ対象となるガラス基板Kの受取り、及びスクライブ済みのガラス基板Kの引渡しを行う装置であり、ピンフレーム41及びフレーム駆動部42を備える。
ピンフレーム41は、受取り及び引渡しの対象となるガラス基板Kのサイズに応じた略「日」の字状の枠体であり、図2に示すように、平面視がそれぞれ略「口」の字状の周囲枠41aと、略「一」の字状の中央枠41bとを備える。周囲枠41aには、複数のリフトピン43がそれぞれ隣合うもの同士で所定間隔をあけるように立設されている。リフトピン43は、その先端部でガラス基板Kにおける額縁部Kf(図8参照)の下面に当接してこのガラス基板Kを支持可能なピン部材である。この額縁部Kfは、ガラス基板Kの外側周囲に所定幅をもって形成される領域であり、回路形成用材料Kjが成膜されていないか、または、成膜されていたとしても、リフトピン43の先端部が当接した場合に最終製品に影響を及ぼさない領域である。
フレーム駆動部42は、ピンフレーム41をZ方向に昇降駆動するように構成され、例えば中央枠41bに取り付けられた回転ボールネジ機構などにより実現される。フレーム駆動部42がピンフレーム41を駆動することにより、リフトピン43は、図3に示す上限位置P1と下限位置P2とに選択的に配置可能とされる。上限位置P1は、搬入出ロボット10からスクライブ加工の対象となるガラス基板Kを受け取るとき、またはスクライブ加工の済んだガラス基板Kを搬入出ロボット10に引き渡すときに配置される位置であり、リフトピン43の先端部が浮上ステージ3の表面よりも十分に高くなる位置である。下限位置P2は、ガラス基板Kの搬入出以外のとき、例えばスクライブ線の形成時などリフトピン43を使用しないときにこれらリフトピン43を退避させておく位置であり、リフトピン43の先端部が浮上ステージ3の表面よりも低くなる位置である。
リフトピン43は、ガラス基板Kを受け取った後に降下するが、このときの降下速度は、次のように設定されている。即ち、リフトピン43が上限位置P1から浮上面上方位置P3(次述)に移るときの降下速度をU1とし、浮上面上方位置P3から浮上面位置P4(同じく次述)に移るときの降下速度をU2とするとき、U2<U1の関係がある。より好ましくはU2<U1/2である。なお、浮上面上方位置P3は、リフトピン43の先端部が浮上面位置P4よりも若干高く且つ上限位置P1よりも低くなる位置である。浮上面位置P4は、浮上ステージ3におけるエアー噴出口311h,321hから噴出するエアーにより、ガラス基板Kが浮上支持されているときの高さ位置である。
移送ユニット5は、ガラス基板Kを片持ち支持した状態でこれをY方向に移動可能に構成された装置であり、ニップ群51とニップ群駆動部52とを備える。
ニップ群51は、合計4個のニップ53がY方向に沿ってそれぞれ所定間隔をあけて1列状に一体的に配置されてなり、各ニップ53がガラス基板Kにおける額縁部Kfの一辺を掴んでこのガラス基板Kを片持ち支持できるように構成される。具体的には、各ニップ53は、上下一対の可動爪を有する。この可動爪は、制御装置9から送られる信号に基づいて、上下方向に圧空作用等により同期駆動可能に構成され、これにより開閉自在とされる。可動爪を開くのは、ガラス基板Kにおける額縁部Kfの一辺を掴む直前である。可動爪を閉めるのはガラス基板Kにおける額縁部Kfの一辺を掴むとき、または各ニップ51を退避させているたときである。ガラス基板Kを掴む直前以外は、指の挟み込み防止等の安全性確保のため、基本的には可動爪は閉めた状態とされる。
また、ニップ群51は、サーボモータ等の駆動装置によりX方向に駆動されて、図2に示す保持位置P5と回避位置P6とに選択的に配置可能とされる。保持位置P5は、リフトピン43により支持されたガラス基板Kにおける額縁部Kfの一辺がニップ53の開口領域に入る位置である。回避位置P6は、上記保持位置P5に対して、−X方向側にあり、ガラス基板Kを掴まないときに配置される位置である。また、各ニップ53は、それぞれ独立してサーボモータ等の駆動装置によりZ,θ各方向にも駆動可能とされる。Z方向の駆動は、主にニップ53の高さ補正時になされる。θ方向の駆動は、主にニップ53のθ方向の取付け角度補正時になされる。
ニップ群駆動部52は、上記ニップ群51をY方向へスライド駆動自在とする装置であり、具体的には台座部21の一方側にY方向に沿って配設されたリニアモータ52Yを主要構成としている。リニアモータ52Yが作動することにより、ニップ群51は図2,3に示す受取位置P7と待避位置P8とに選択的に配置可能とされる。受取位置P7は、搬入出ロボット10から搬入されたガラス基板KのX方向範囲内(短辺範囲内)に全てのニップ53が含まれる位置であり、浮上ステージ3の上流側にある。また、待避位置P8は、安全性確保のために全てのニップ53を待避させておくための位置であり、浮上ステージ3の下流側にある。ガラス基板Kを移送する動作を行うとき以外は、腕の挟み込み防止等の安全性確保のため、基本的には4つのニップ群51は待避位置P8に配置される。
基板位置決め装置6は、浮上ステージ3の上流側におけるX方向両側に設けられ、ガラス基板Kにおける2つの短辺側の端面にそれぞれ押し当て可能な押当てローラ61と、押当てローラ61をX方向に駆動するエアーシリンダ62とを備える。この基板位置決め装置6は、位置決め時に、両方のエアーシリンダ62を同時に伸ばすことで、ガラス基板Kにおける2つの短辺側の端面を押当てローラ61により挟み込むことで、ガラス基板Kの位置決めを行うようになっている。そして位置決めが終わったら、両方のエアーシリンダ62を同時に縮めることで、各押当てローラ61をガラス基板Kから離すようになっている。
レーザユニット7は、ニップ群51及び浮上ステージ3により支持され且つ+Y方向に移送されるガラス基板Kに対し、その上方からレーザ光bを照射・走査することで、ガラス基板Kの下面に成膜された回路形成用材料Kjをスクライブして所定のスクライブ線を形成するように構成される。具体的には、図1,4に示すように、レーザ発振器71、照射光学系72、レーザ照射ヘッド73及びヘッド駆動部74などを備える。
レーザ発振器71は、ガラス基板Kに成膜された回路形成用材料Kjをスクライブするためのレーザ光bを発する光源装置であり、例えば発振波長が、355nm〜106nm、出力が1〜20W程度のNd−YAG(イットリウム・アルミニウム・ガーネット)レーザまたはNd−YVO(イットリウム・バナデート)レーザなどを用いることができる。
照射光学系72は、レーザ発振器71から発したレーザ光bを、レーザ照射ヘッド73に導くように構成され、反射ミラー722a〜722h、ビームエキスパンダー723及びアッテネータ724などを備える。上記レーザ光bは、レーザ発振器71から出射するレーザ光bの光軸上に設けられたメカシャッター721が開閉することにより、レーザ照射ヘッド73への導光のオンオフが切替えられるようになっている。メカシャッター721の開閉は、制御装置9から送られる信号に基づいて行われる。また、上記反射ミラー722f〜722hは、ボックス76に収容された状態で、リニアモータ76Xによりレーザ照射ヘッド73と同期してX方向に駆動可能とされ、光路長補正部を形成している。このような可動なボックス76により光学系の一部をレーザ照射ヘッド73から切り離すことにより、次に示すレーザ照射ヘッド73内の収容物を少なくし、その重量を軽くすることで、駆動源となるヘッド駆動部74の負荷を少なくしている。
レーザ照射ヘッド73は、照射光学系72を介して導かれたレーザ発信器71からのレーザ光bを、ガラス基板Kの面に垂直ビームとして照射するように構成される。具体的には、レーザ光bの照射口となるレーザ照射窓735を備える光学ボックス体からなり、その内部に、折り返しミラー731、フォーカスレンズ732及び集光レンズ733を収容している。レーザ照射ヘッド73は、次述するヘッド駆動部74により、X方向及びY方向にそれぞれ独立して駆動(走行・停止)自在とされる。
ヘッド駆動部74は、リニアモータ74X及びリニアモータ74Yを主構成としている。具体的には、リニアモータ74Xは、門型フレーム22の上部にその長手方向(X方向)に沿って取り付けられる。このリニアモータ74Xは、X方向に駆動される可動テーブル(図示せず)を有する。リニアモータ74Yは、この可動テーブル上にY方向に沿って設けられる。これによりレーザ照射ヘッド73は、X方向及びY方向へ同時且つ独立に駆動可能とされる。レーザ照射ヘッド73の可動範囲は、図3に示すように、−Y方向の限界位置である初期位置P9と+Y方向の限界位置である終端位置P10との間とされる。レーザ照射ヘッド73は、上記したように非常に軽量に製作されているため、その停止・発進に要する負荷が小さい。このため、ヘッド駆動部74は、高出力の駆動源や制動力の強いブレーキが必要とならず、装置のコストダウンを図ることができる。また、停止・発進時は、駆動源からの発熱が少なく、その発熱の影響により装置細部が膨張することで、位置精度の経時変化が発生し、精度不良の原因となることも極めて少ない。
集塵ユニット8は、図1に示すように、その上方にあるレーザ照射ヘッド73によりスクライブ加工がなされたときにガラス基板Kの下面から落下するパーティクル(回路形成用材料Kjのスクライブ屑)を回収するように構成され、具体的には、受け皿81及び真空チャンバー83を備える。受け皿81は、レーザ照射ヘッド73がX方向に移動する範囲の下方に設けられ、配管82を介してチャンバー83に接続される。このような構成により、レーザスクライブにより受け皿81に落下したパーティクルは、真空吸引により真空チャンバー83内に回収される。スクライブ動作中は、真空チャンバー83は基本的に常に吸引作動している。
制御装置9は、図5に示すように、レーザスクライブ装置1が一連のスクライブ動作を行なうように、各種命令や条件の入力、それら入力に応じた演算処理、及びこの演算処理結果に基づく各駆動系等への適切な制御信号の出力などを可能に構成される。具体的には、図6に示すように、タッチパネル等の入出力装置91、メモリ装置92やマイクロプロセッサ93などを主体とした適当なハードウエア94、このハードウエアを動作させるためのコンピュータプログラムを組み込んだハードディスク装置95、並びにスクライブ装置1における各駆動系及び搬入出ロボット10とデータ通信を行う適当なインターフェイス回路96などから構成される。
搬入出ロボット10は、浮上ステージ3に対するガラス基板Kの搬入出を行う構成とされ、図1に示すように、吸着ハンド11、アーム12、バキュームポンプ13、モータ14及び操作パネル17を備える。吸着ハンド11は、枠体15に2次元状に配列された複数の吸引パッド16を備える。これら吸引パッド16は、それぞれの吸着面を同一平面としており、これにより平面体であるガラス基板Kの上面(非成膜面)を複数箇所で同時に吸着可能になっている。各吸引パッド16は、バキュームポンプ13の作動により吸引圧が生じるようになっている。そして、吸着ハンド11は、操作パネル17からの命令に応じてモータ14が駆動され、アーム12を介してXYZθ各方向に移動自在に構成される。
次に、レーザスクライブ装置1の動作について説明する。
薄膜太陽電池パネルを製造するためのレーザパターニングプロセスは、一般的には大きく4つのプロセスに別れる。第1プロセスは、ガラス基板Kの上に成膜されたTCO膜(Transparent Conducting Oxide:酸化物透明導電膜)をスクライブするプロセスである。第2プロセスは、TCO膜の上に成膜されたアモルファスシリコン膜だけを選択的にスクライブするプロセスである。第3プロセスは、アモルファスシリコン膜と、アモルファスシリコン膜の上に成膜された金属膜だけを選択的にスクライブするプロセスである。第4プロセスは、TCO膜・アモルファスシリコン膜・金属膜の全てを同時にスクライブするプロセスである。第1プロセスと第2プロセスの間には、アモルファスシリコンの成膜プロセスが別工程で存在し、第2プロセスと第3プロセスの間には、金属膜の成膜プロセスが別工程で存在する。なお、上記レーザスクライブ装置1の動作形態に関しては、第1プロセスから第4プロセスのいずれについても、基本的には共通な動作形態でスクライブ加工を行うため、以下の説明では、4つのプロセスのうちのいずれか一つに対応するものとする。つまり、ガラス基板Kに成膜された回路形成用材料Kjは、上記した4つのパターンのいずれであってもよい。
図9はレーザスクライブ装置1の基本動作の概要を示すフローチャート、図10はガラス基板搬入ステップ100の動作手順を示すフローチャート、図11はスクライブステップ300の動作手順を示すフローチャート、図12はガラス基板搬出ステップ500の動作手順を示すフローチャート、図13はレーザスクライブ装置1の基本動作を示すタイムチャート、図14はスクライブ動作を示すタイムチャートである。なお、図13において、動作速度の可変を意識していない軸(可動部)については、オンオフの表記だけになっており加減速は表記していない。リフトピン43のみ動作速度を動作途中で可変としている。
図9に示すように、レーザスクライブ装置1の基本動作は、ガラス基板搬入ステップS100、スクライブステップS300、ガラス基板搬出ステップS500の順で行われる。以下、各ステップの動作内容について順を追って説明する。
なお、以下の説明では、レーザスクライブ装置1の初期状態は、次のとおりであるとする(図13の各グラフにおける時間軸の左方参照)。即ち、浮上ステージ3からは、浮上エアーが常に吹き出した状態である。リフトピン43は上限位置P1にある。ニップ群51は待避位置P8にある。各ニップ53は閉じている。基板位置決め装置6は引っ込んだ状態である。スクライブ対象となるガラス基板Kは、成膜面を下向きにして台車或いはパレットに載った状態である。
〔S100.ガラス基板搬入〕
まず、図10,13を参照してガラス基板搬入ステップS100について説明する。
〔S110.ガラス基板受入れ(図13のt1〜t2)〕
オペレータは、搬入出ロボット10を操作してガラス基板Kをレーザスクライブ装置1に搬入する。具体的には、操作パネル17を用いて次のようにアーム12を動かす。まず、台車或いはパレットに載ったガラス基板Kの上方に吸着ハンド11が来るようにする。次いで、この吸着ハンド11をガラス基板Kにおける非成膜面の高さまで降下させる。次いで、ガラス基板Kにおける非成膜面の複数箇所を、吸着ハンド11における吸着パッド16で吸着させる。次いで、アーム12を動かし、吸着ハンド11が吸着保持したガラス基板Kを、浮上ステージ3の上流側位置に持ってくる。次いで、吸着ハンド11による吸着保持を解除し、ピンフレーム41に付いているガイド(図示せず)に沿わせて、手動にてガラス基板Kの額縁部Kfの下面をリフトピン43の先端部に載せる。
〔S120.ニップ群を受取位置へ移動(図13のt3)〕
ガラス基板Kがリフトピン43の先端部で支持されると、ニップ群51は待避位置P8から受取位置P7へ移動する。具体的には、リニアモータ52Yが、制御装置9から送られた信号に基づいて、ニップ群51を−Y方向に駆動する。これにより、安全確保のため待避位置P8に待避していたニップ群51は、受取位置P7に配置される。
〔S130.ニップを開く(図13のt4)〕
ニップ群51が受取位置P7に配置されると、各ニップ53は、制御装置9から送られた信号に基づいて、閉じていた可動爪を開く。
〔S140.ニップ群を保持位置へ移動(図13のt5)〕
各ニップ53が受取位置P7で開くと、ニップ群51は、回避位置P6から保持位置P5に移る。具体的には、ニップ群51は、制御装置9から送られた信号に基づいて、+X方向に駆動され、これにより、回避位置P6から保持位置P5に配置される。このとき、各ニップ53は、それぞれにおける上下の可動爪間の空間に、ガラス基板Kにおける額縁部Kfの一辺が入った状態となる。
〔S150.リフトピンを下降(図13のt6,t7,t8)〕
可動爪を開いたニップ群51が保持位置P5に配置されると、リフトピン43が下降する。これにより、ガラス基板Kは、浮上ステージ3でエアー支持されつつ、浮上面位置P4まで下降する。具体的には、フレーム駆動部42は、制御装置9から送られた信号に基づいて、ピンフレーム41を下降駆動する。この下降駆動は、次のように行う。即ち、まず、リフトピン43はガラス基板Kを支持した状態で、上限位置P1から浮上面上方位置P3まで速度U1で下降する(図13のt6〜t7)。ガラス基板Kが浮上面上方位置P3まで速度U1で下降した後は、浮上面位置P4まで速度U2(<U1)で下降する(図13のt7〜t8)。このようにガラス基板Kを下降させるに際し2段階の速度を用い、U2<U1というように、浮上面位置P4の近傍で低速としたのは、浮上ステージ3の直上での急激な降下により浮上ステージ3とガラス基板Kとが接触してしまうことを防止するためである。リフトピン43が速度U2で下降した後、浮上面位置P4となり、ガラス基板Kが浮上面位置P4で浮上支持されると、リフトピン43は一旦停止する(図13のt8→t12)。この段階でガラス基板Kは、リフトピン43と浮上ステージ3から噴出されたエアーとにより支持されている。
〔S160.ガラス基板の位置決め(図13のt9)〕
ガラス基板Kがリフトピン43とエアーとにより支持されると、基板位置決め装置6は、制御装置9から送られた信号に基づいて、エアーシリンダ62を伸ばし、押当てローラ61がガラス基板Kの両端面を押すことで、予め決められた位置にガラス基板Kが配置される。
〔S170.ニップを閉じる(図13のt10)〕
ガラス基板Kの位置決めがなされると、制御装置9から送られた信号に基づいて、各ニップ53が閉まり、ガラス基板Kにおける額縁部Kfの一辺を掴む。この段階でガラス基板Kは、ニップ53とリフトピン43とエアーとにより支持されている。
〔S180.基板位置決め装置を後退(図13のt11)〕
ニップ53がガラス基板Kにおける額縁部Kfの一辺を掴むと、基板位置決め装置6は、制御装置9から送られた信号に基づいて、エアーシリンダ62を縮め、押当てローラ61を後退させる。
〔S190.リフトピンを更に下降(図13のt12,t13)〕
基板位置決め装置6が後退すると、フレーム駆動部42は、制御装置9から送られた信号に基づいて、ピンフレーム41を更に降下駆動する。このときガラス基板Kは、エアーにより支持されている。リフトピン43はガラス基板Kから離れて、下限位置P2まで下降する。この段階でガラス基板Kは、額縁部Kfの一辺がニップ53で保持され、成膜面の全面がエアーで浮上支持されている。以上のようにしてガラス基板Kが搬入され、スクライブ線を形成する準備が整う。
〔S300.スクライブ〕
次に、図7,11,14を参照してスクライブステップS500について説明する。なお、レーザ照射ヘッド73におけるレーザ照射窓735と、1番目のスクライブ開始端LS1との位置合わせはされているものとして説明する。
〔S310〜S345 1番目のスクライブ線の形成(図14のw1〜w12)〕
リニアモータ52Yは、制御装置9から送られた信号に基づいて、ニップ群51を+Y方向にV1の一定速度となるように駆動する(図11のS310、図14のw1,w4)。これによりガラス基板Kは、+Y方向にV1の一定速度で走行する。リニアモータ74Yは、制御装置9から送られた信号に基づいて、レーザ照射ヘッド73を+Y方向にV1の一定速度となるように駆動する(図11のS320、図14のw2,w5)。これにより、ガラス基板Kとレーザ照射ヘッド73との相対速度は0になり、レーザ照射ヘッド73は、ガラス基板Kに対して見かけの上で静止する。メカシャッター721は、制御装置9から送られた信号に基づいて開く(図11のS325)。リニアモータ74Xは、制御装置9から送られた信号に基づいて、レーザ照射ヘッド73を+X方向にV2の一定速度となるように駆動する(図11のS330、図14のw3,w6)。この駆動は、レーザ照射窓735から照射されるレーザ光bが第1のスクライブ開始端LS1(図8参照)から第1のスクライブ終了端LE1にかけて移動するように行う。
以上の動作により、レーザ照射窓735から照射されたレーザ光bは、ガラス基板Kが+Y方向に移動した状態を維持しながら、第1のスクライブ開始端LS1から第1のスクライブ終了端LE1にかけて、ガラス基板Kの長辺に沿って真直ぐにガラス基板K上を移動する(図11のS340、図14のw6,w8)。このレーザ光bは、ガラス基板Kの透明部分Kt(図8)を透過して、下面に成膜された回路形成用材料Kjをスクライブすることで、ガラス基板Kの長辺方向に平行な第1のスクライブ線L1を形成する。このとき生じたパーティクルは、受け皿81に落下し、真空吸引により真空チャンバー83内に回収される。1番目のスクライブ線L1が形成された時点で、メカシャッター721は、制御装置9から送られた信号に基づいて閉じる(図11のS345)。
〔S350 レーザ照射ヘッドを初期位置へ戻す(図14のw7〜w12)〕
メカシャッター721が閉じるとともに、リニアモータ74Yは、制御装置9から送られた信号に基づいて、次の要領でレーザ照射ヘッド73を−Y方向に駆動する(図14のw7〜W12)。即ち、第1のスクライブ線L1の形成が終了してからt=Q/V1の時間が経過するまでに、レーザ照射ヘッド73を元の初期位置P9に戻す。この動作の目的は次のとおりである。即ち、ガラス基板Kは静止することなくV1の一定速度で+Y方向に移動している。ここで、ガラス基板Kの短辺方向に隣合うスクライブ線同士のピッチ間隔はQ(図8参照)であるから、第1のスクライブ線L1の形成が終了してからt=Q/V1の経過後には、レーザ照射窓735は第2のスクライブ開始端LS2の上方に位置される。それまでに、レーザ照射ヘッド73を元の初期位置P9に戻すことで、2番目のスクライブ線L2を形成するときに(図14のw16→w18)、レーザ照射ヘッド73が+Y方向へ移動するためのストロークを確保するためである。
〔S360〜S385 2番目のスクライブ線の形成(図14のw14〜w21)〕
ガラス基板Kは、+Y方向にV1の一定速度で走行した状態である。リニアモータ74Yは、制御装置9から送られた信号に基づいて、レーザ照射ヘッド73を+Y方向にV1の一定速度となるように駆動する(図11のS360、図14のw13→w15)。これにより、1番目のスクライブ線L1の形成時と同様に、ガラス基板Kとレーザ照射ヘッド73との相対速度は0になり、レーザ照射ヘッド73は、ガラス基板Kに対して見かけの上で静止する。メカシャッター721は、制御装置9から送られた信号に基づいて開く(図11のS365)。リニアモータ74Xは、制御装置9から送られた信号に基づいて、レーザ照射ヘッド73を−X方向にV2の一定速度となるように駆動する(図11のS370、図14のw14→w16)。V2の一定速度での駆動は、レーザ照射窓735から照射されるレーザ光bが第2のスクライブ開始端LS2から第2のスクライブ終了端LE2にかけて移動するように行う。
以上の動作により、レーザ照射窓735から照射されたレーザ光bは、ガラス基板Kが+Y方向に移動した状態を維持しながら、第2のスクライブ開始端LS2から第2のスクライブ終了端LE2にかけて、ガラス基板Kの長辺に沿って真直ぐにガラス基板K上を移動する(図11のS370、図14のw16,w18)。このレーザ光bは、ガラス基板Kの透明部分Kt(図8参照)を透過して、下面に成膜された回路形成用材料Kjをスクライブすることで、1番目のスクライブ線L1に平行な2番目のスクライブ線L2を形成する。このとき生じたパーティクルは、1番目のスクライブ線L1の形成時と同様に、受け皿81に落下し、真空吸引により真空チャンバー83内に回収される。2番目のスクライブ線L2が形成された時点で、メカシャッター721は、制御装置9から送られた信号に基づいて閉じる(図11のS385)。
〔S390 レーザ照射ヘッドを初期位置へ戻す(図14のw17〜w22)〕
メカシャッター721が閉じるとともに、リニアモータ74Yは、制御装置9から送られた信号に基づいて、1番目のスクライブ線L1を形成した直後と同様な要領で、レーザ照射ヘッド73を−Y方向に駆動する(図14のw17〜W22)。即ち、第1のスクライブ線L2の形成が終了してからt=Q/V1の時間が経過するまでに、レーザ照射ヘッド73を元の初期位置P9に戻す。これにより、3番目のスクライブ線L2を形成するときに(図14のw26→w28)、レーザ照射ヘッド73が+Y方向へ移動するためのストロークを確保することができる。
〔S400 3番目以降のスクライブ線以降のスクライブ線の形成〕
以降、3番目以降のスクライブ線についても、1番目または2番目と同様な要領で、ガラス基板Kを+Y方向へ移動させた状態を維持しながら、静止させることなく、レーザ光bを+X方向または−X方向へ移動させてスクライブ線を形成していく。なお、リニアモータ52YをY1軸、リニアモータ74YをY2軸、リニアモータ74XをX1軸と表したときの各軸の位置関係及び動作関係は、図7のようになる。
ここで、ガラス基板Kが+Y方向に移動することにより、ガラス基板Kの浮上支持が上流の主ステージ31から下流の主ステージ31に移る際に、副ステージ32からもエアーが吹き出ているため、回収穴部(受け皿81の上方)でガラス基板Kが大きく撓むことが防止される。これにより、ガラス基板Kの進行方向端部が下流の主ステージ31の端部に当たることなどが防止され、上流の主ステージ31から下流の主ステージ31へのガラス基板Kの乗り移りがスムーズ且つ確実に行われる。なお、後述するステップS510においてガラス基板Kを−Y方向に移動するときもこれと同じ効果がある。
以上のようにして、ガラス基板Kを停止することなく+Y方向に移動させながら予定本数のスクライブ線が形成されたら(図11のS400でイエス)、リニアモータ52Yは、制御装置9から送られた信号に基づいて、+Y方向へのニップ群51の駆動を停止させる(図11のS410、図13のt16,t17)。
このように、レーザスクライブ装置1によると、ガラス基板Kを+Y方向に動かした状態を維持しながら、スクライブ加工を行うので、ガラス基板Kの加速、減速、静定に取られる時間を除くことができる。これにより、タクトタイムの短縮化を図ることができ、生産性を向上させることができる。また、ガラス基板Kの停止・発進をスクライブ線の形成毎に行わないため、高出力の駆動源や制動力の強いブレーキが必要とならず、大型のガラス基板への適用にも好適である。併せて、停止・発進時に生じる発熱が少ないため、この発熱に伴う、装置細部の熱変形や位置精度の経時変化も抑えることができ、基台2をはじめ各種構成部の材質は、熱変形の極めて少ない高価なものを使用しなくてもよく、これにより装置コストの低減を図ることができる。
次に、図12,13を参照してガラス基板搬出ステップS500について説明する。
〔S510.ガラス基板を受取位置に戻す(図13のt17)〕
スクライブ線の形成が終わると、リニアモータ52Yは、制御装置9から送られた信号に基づいて、ニップ群51を−Y方向に駆動する。これにより、下流にあったガラス基板Kは、−Y方向へ移動しながら受取位置P7に戻ってくる。ガラス基板Kが−Y方向へ移動するに際し、下流側の主ステージ31による浮上支持から上流側の主ステージ31による浮上支持に移り変わるときは、副ステージ32から噴出されるエアーにより、ガラス基板Kが支持されるため、回収穴部でも移り変わり動作がスムーズ且つ確実になる。
〔S520.リフトピンを上昇(図13のt18,t19)〕
ガラス基板Kを掴んだニップ群51が受取位置P7に戻ってくると、フレーム駆動部42は、制御装置9から送られた信号に基づいて、ピンフレーム41を浮上面位置P4まで上昇駆動する。これにより、リフトピン43は下限位置P2から上昇し、その先端部がガラス基板Kにおける額縁部Kfの下面に当接する。この段階でガラス基板Kは、ニップ53とリフトピン43とエアーとにより支持されている。
〔S530.ニップを開く(図13のt20)〕
リフトピン43が上昇し、その先端部がガラス基板Kにおける額縁部Kfの下面に当接すると、各ニップ53は、制御装置9から送られた信号に基づいて、閉じていた可動爪を開き、ガラス基板Kを放す。この段階でガラス基板Kは、リフトピン43とエアーとにより支持されている。
〔S540.ニップ群が回避位置(図13のt21)〕
各ニップ53がガラス基板Kを放すと、ニップ群51は、制御装置9から送られた信号に基づいて、−X方向に駆動される。これにより、ニップ群51は、保持位置P5から回避位置P6に移る。
〔S550.リフトピンだけでガラス基板を支持(図13のt22,t23)〕
ニップ群51が回避位置P6に移ると、フレーム駆動部42は、制御装置9から送られた信号に基づいて、ピンフレーム41を上昇駆動する。これにより、リフトピン43は、その先端部がガラス基板Kにおける額縁部Kfの下面に当接した状態で浮上面位置P4から上限位置P1まで上昇する。この段階でガラス基板Kは、浮上面位置P4から完全に持ち上がり、リフトピン43だけで支えられた状態になる。
〔S560.ニップ群が待避位置(図13のt24,t25)〕
ガラス基板Kが上限位置P1となると、リニアモータ52Yは、制御装置9から送られた信号に基づいて、ニップ群51を+Y方向に駆動する。これにより、ニップ群51は、受取位置P7から待避位置P8に移動する。その後、各ニップ53は、制御装置9から送られた信号に基づいて、開いていた可動爪を閉じる。
〔S570.ガラス基板引渡し(図13のt26,t27)〕
ニップ群51が待避位置P8に移ると、オペレータは、搬入出ロボット10を操作して、リフトピン43だけで支えらたガラス基板Kを、レーザスクライブ装置1から台車或いはパレットに引き渡す。具体的には、まず、アーム12を操作し、リフトピン43に支持されたガラス基板Kの上方に吸着ハンド11を配置する。次いで、この吸着ハンド11をガラス基板Kにおける非成膜面の高さまで降下させる。次いで、ガラス基板Kにおける非成膜面の複数箇所を、吸着ハンド11で吸着させる。次いで、アーム12を操作し、吸着ハンド11が吸着保持したガラス基板Kを、台車或いはパレットの位置に持ってくる。次いで、吸着ハンド11による吸着保持を解除し、手動にて台車或いはパレットにガラス基板Kを搬出する。
以上、本発明の実施形態について説明を行ったが、上に開示した実施形態は、あくまで例示であって、本発明の範囲はこの実施の形態に限定されるものではない。本発明の範囲は、特許請求の範囲の記載によって示され、更に特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内でのすべての変更を含むことが意図される。即ち、レーザスクライブ装置1の全体または一部の構造、形状、寸法、材質、個数などは、本発明の趣旨に沿って種々に変更することができる。また、本実施形態では、基板処理装置はレーザスクライブ装置としたが、これ以外にも、例えば、ガラス基板上に成膜された膜への露光や検査を行う装置、ガラス基板に対してマーキングやカッティングや検査などを行う装置などに適用することもできる。検査装置の場合は、処理ヘッドは、検査用の撮像カメラとなる。
本発明に係るレーザスクライブ装置の外観斜視図である。 レーザスクライブ装置の主要部を示す平面図である。 レーザスクライブ装置の主要部を示す正面図である。 レーザユニットを示す斜視図である。 レーザスクライブ装置おける制御装置と各種構成部との接続を示す接続図である。 レーザスクライブ装置おける制御装置の構成概要図である。 本発明の要部を示す図である。 レーザスクライブ装置によりスクライブ線が形成されたガラス基板Kを示す三面図である。 レーザスクライブ装置の基本動作の概要を示すフローチャートである。 ガラス基板搬入ステップの動作手順を示すフローチャートである。 スクライブステップの動作手順を示すフローチャートである。 ガラス基板搬出ステップの動作手順を示すフローチャートである。 レーザスクライブ装置の基本動作を示すタイムチャートである。 スクライブ動作を示すタイムチャートである。 従来のレーザスクライブ装置を示す構成概要図である。 従来のレーザスクライブ装置のスクライブ動作を示すタイムチャートである。
符号の説明
1 レーザスクライブ装置(基板処理装置)
52Y リニアモータ(第1駆動手段)
73 レーザ照射ヘッド(処理ヘッド)
74X リニアモータ(第2駆動手段)
74Y リニアモータ(第3駆動手段)
b レーザ光
K ガラス基板(基板)
Kj 回路形成用材料(成膜物質)
P9 初期位置
X 方向(第2方向)
+Y 方向(第1方向)

Claims (3)

  1. 基板における面の任意箇所に対して所定の処理を施す処理ヘッドと、基板を第1方向に駆動する第1駆動手段と、処理ヘッドを第1方向に直交する第2方向に駆動する第2駆動手段とを備え、基板を第1方向に駆動する動作と、処理ヘッドを第2方向に駆動する動作とを組み合わせて、処理ヘッドにより基板の面に対して2次元的な処理を施す基板処理装置であって、
    処理ヘッドを第1方向に駆動する第3駆動手段を備え、
    第1駆動手段が基板を第1方向に一定速度で駆動した状態を維持しつつ、第3駆動手段が処理ヘッドを第1方向に上記一定速度で駆動し且つ第2駆動手段が処理ヘッドを第2方向に駆動することを特徴とする基板処理装置。
  2. 前記第3駆動手段は、第2駆動手段が処理ヘッドを第2方向に駆動して所定の処理を終える毎に、処理ヘッドを反転駆動して、第1方向へ駆動開始する位置である初期位置に処理ヘッドを戻すように構成された請求項1に記載の基板処理装置。
  3. 前記基板は、片面に薄膜太陽電池パネルの製造に用いる回路形成用材料が成膜されたガラス基板からなり、前記処理ヘッドは、回路形成用材料をスクライブ可能なレーザ光を照射するレーザ照射ヘッドからなり、前記基板処理装置は、薄膜太陽電池パネルを製造するプロセスに用いられるレーザスクライブ装置として構成された請求項1または請求項2に記載の基板処理装置。
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