JP2016201142A - 製品レシピを生成する方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】製品レシピが複数のアクション、一式の遷移および一式のパラメータと関連付けられ、且つ、バッチプロセスが設備と交信するフェーズ・レベルを含む複数の論理レベルを複数のアクションが定義するように自動化製造環境においてバッチプロセスにより実行するために製品レシピを生成する方法の提供。【解決手段】本発明の方法には、複数のアクションを指定する手順の定義を受け取ることと、一式の遷移における各々が二つ以上の複数のアクションと関連付けられるように該一式の遷移を指定する取引(トランザクション)の定義を受け取ること、そして該一式のパラメータを受け取ることとが含まれる。該一式のパラメータを受け取ることには、レシピまたはレシピのフェーズ・レベルで関連付けられているオペレータ・プロンプトから値を得ることなく値になる少なくとも一つの動的入力パラメータを受け取ることが含まれる。【選択図】図1

Description

本発明は、概してプロセス制御ネットワークに関し、より具体的にはレシピ階層のいかなるレベルでの事前に定義されたコマンドセットおよび動的入力パラメータをサポートするバッチ実行環境に関する。
一般に、大量の製薬、化学薬品、飲料、塗料またはその他いかなる製品を生成するためのバッチ処理技法を利用するようなプロセス制御システムは、例えばバルブポジショナ、スイッチ、センサ(温度、圧力および流量センサ、等)などでありうる一つ又は複数のフィールド装置に通信可能に連結された一つ又は複数の集中プロセスコントローラを含んでいる。これらのフィールド装置は、例えばバルブ、ポンプ、混合ユニットなどの制御設備と関連しうる、プロセス制御システム内の物的管理機能(例えば、バルブの開閉、ポンプまたは混合ユニットのオン・オフ、等)を行いうる、工程の動作を制御するのに使用するプロセス制御システム内の計測を取りうる、またはプロセス制御システム内のその他所望の機能を行いうる。一般的に言って、プロセスコントローラは、一つ又は複数のフィールド装置により作成された測定且つ又はフィールド装置に関するその他の情報を示す信号を受け取り、この情報を利用して一般に複雑な制御ルーチンを実施し、プロセス制御システムの動作を制御するべくフィールド装置に信号ラインまたはバスを介して送信される制御信号を生成する。
さらに、プロセスコントローラは一般に一つ又は複数のワークステーションおよびその他の装置にイーサネット(登録商標)・バスなどデータ・ハイウェイを介して連結される。
一般に、これらその他の装置は、ユーザーインタフェースを制御ルーチンに提供したり、制御ルーチンの修正変更または更新を可能にしたり、フィールド装置とのインターフェース接続や履歴に基づくプロセス制御データの格納、ユーザ・アクセスの制御または制限を行うなど、その他のプロセス制御機能を提供するべく一つ又は複数のコントローラにより提供される情報を利用するその他のアプリケーションまたはプログラムを実行する。大規模なプロセス制御システムの幾つかでは、リモートサイトに位置する一つ又は複数のワークステーションが、例えばインターネット接続、サテライトまたは移動体通信リンク、(ワイヤレス・イーサネット(登録商標)接続に使用されるような)無線リンクなどの更なる通信ネットワークを介してデータ・ハイウェイに連結されうる。
一般に、製品のバッチを生産するプロセス制御システムは、ユーザ(例えば、エンジニア)が基本製品レシピ、バッチパラメータ、設備リストなどを一つ又は複数定義し格納することを可能にするグラフィカルインターフェースを含んでいる。一般に、これらの基本製品レシピは、特定の設備リストに各々関連するまたは結合される工程ステップの配列を含んでいる。レシピ工程ステップを特定の設備に結合するにあたり、ユーザ(例えば、オペレータ)は、レシピのバッチ実行前に、どのプロセス制御装置がレシピの各工程ステップを実行するのに使用されることになるかを明示的に定義する。加えて、工程ステップの各々において、装置作動の順序且つ又はタイミングの制御、警報設定や標的制御値(例えば、設定点)の設定などのためにバッチの実行中に使用される一つ又は複数の入・出力(I/O)バッチパラメータ値を定義することがユーザ(例えば、オペレータ)に要求されうる。これらのI/Oパラメータ値は、プロセス制御システム内のフィールド装置の一つ又は複数に送られる、または該フィールド装置の一つ又は複数から受け取られる入力および出力と関連しうる、あるいはその代わりに、バッチの実行中にプロセス制御システムにより生成される中間値または計算値でありうる。よって、バッチを定義するにあたり、ユーザ(例えば、オペレータ)は一般にグラフィカルインターフェースを使用して、(レシピの工程ステップをプロセス制御装置に結合する仕様を含んでいる)基本製品レシピを選択したり、バッチの実行中に使用されるべきパラメータ値を指定したりする。例えば、塗料のバッチを生産するコントロールシステムでは、ユーザ(例えば、オペレータ)が、例えば半光沢の屋外用ラテックス塗料など、基本的な塗料レシピを選択するべくグラフィカルインターフェースとの交信を行い、特定色の半光沢屋外用ラテックス塗料100ガロンのバッチの生産をもたらすパラメータ値を指定しうる。
一例に過ぎないが、基本塗料レシピは、基本的な塗料混合物に着色剤またはその他の物質を追加する工程ステップを一つ又は複数含みうるし、且つ、これらの着色剤およびその他の物質を該基本塗料混合物に機械的に混合する更なる付加的な工程ステップを含みうる。配合および混合工程ステップまたは基本的な塗料レシピと関連するその他いかなる工程ステップは、プロセス制御システム内の特定の設備に結合されうる。例えば、第1の混合ステップが第1の混合機に結合され、第2の混合ステップは第2の混合機に結合されうる、またはその代わりに、望ましい場合、第2の混合ステップは第1の混合機に結合されうる。同様に、塗料混合物に着色剤を追加するレシピの各工程ステップは、特定の着色剤分配設備に結合されうる。
さらに、バッチを定義する際に、ユーザは、バッチにより指定された工程ステップを実行し所望の最終塗料製品を得るべくバッチの実行中にプロセス制御システムにより使用される様々なI/Oパラメータ値(例えば配合倍率、着色剤量など)を提供しうる。よってユーザは、(I/Oパラメータ値により指定される如く)様々な色で(基本レシピにより指定される如く)様々な基本塗料タイプをはじめとし、様々な最終塗料製品を生産することができる。もちろん、従来のバッチ定義技法は、例えば製薬、飲料、食品製品などその他の多くのタイプの製品を作り出すのにも使用されうるので、プロセス制御システムが所望の最終製品を生産するように異なった特定の工程ステップ、工程ステップに結合された設備およびI/Oパラメータ値を設定しうる。
近年、バッチ実行環境は著しく複雑性を増している。例えば、最新バッチプロセス工場の多くが、複数の「設備系列」(即ち、特定のバッチ運転を物理的に行うのに必要である動作可能な状態で接続されている一式の制御設備ユニット)を採用して複数の並列バッチを稼動させている。また、レシピもより長いものとなってきており、それに応じて各手順ステップの複雑性も増してきている。一方、現在の計測装置はより優れたバッチパラメータの計測を得て、これらの計測をコントローラやオペレーターワークステーションに実時間で(または実時間に近い状態で)報告できるようになっている。特に、これらの計測装置は、例えば温度上昇過大、不十分な圧力または特定の化学薬品の予想外に高い濃度などの異常状態を迅速かつ正確に検出しうる。当然、オペレータは、これらの条件に可能な限り迅速に対応し、製品の損失を低減し有害な状況を避けることを望む。その結果、業界としては、たとえ制御バッチの作業がますます複雑になりつつあるとしてもバッチ実行環境により多くのフレキシビリティを求める。
なおまた、幾つかの国では、特定の製造手法に関連する政府規制の変更も生じている。例えば、米国の食品医薬品局(FDA)は最近いわゆるプロセス解析工学(PAT:Process Analytic Technology)を率先し始めた。PATの目標は、最終製造品に加えて製造工程を制御することであると述べられている。PAT要求に準拠するため、製造会社は、対応する製造工程の中間ステップで品質を保証し、且つ、当然のことながら、適切且つ適時に検出された状態に対応できるようになっていなければならない。よって、現代のバッチ実行環境は、経済的および規制上の理由でフレキシビリティを有していなければならない。
あいにく既存のバッチ実行技術と方法は、これらの要求を費用効率が高い方法で満たすに至らない。バッチプロセス工場で稼動する代表的なプロセス制御システムは、デディケイテッド・データベース内のレシピ情報を維持管理する。該データベースは、製品ごとに、レシピの手順構造、レシピ・パラメータ、レシピにより要求される設備ユニットの一覧リストおよびその他のレシピ情報を含みうる「制御レシピ」を格納する。オペレータの命令またはその他あらかじめ定められた条件に応答して、プロセス制御システムは、データベースから特定の制御レシピを読み出し、選択されている「バッチエグゼクティブ」または、受け取ったレシピに応じて一つ又は複数のバッチ運転の実行をつかさどるサブシステムにレシピを適用する。
近年、バッチ実行環境のフレキシビリティを高める試みが幾つかなされている。例えば、エマソン・プロセスマネジメント社製DeltaV(登録商標)インターフェースツールは、オペレータが、アクティブステップ変更機能の一部としてレシピのステップ間の遷移を強いることを可能にする。さらにこの機能によって、スタンド・アロンのバッチとしてオペレータがレシピの特定のフェーズの実行を開始することが可能になる。但し、該機能におけるこの態様はレシピの元の定義に限られている。なおまた、マニュアル操作はフェーズ・レベルでのみ可能である。新たなバージョンの対応するバッチレシピで実行されるバッチをオペレータが同期化できるようにするべく、「Online Recipe Synchronization in a Real-Time Batch Executive Environment(仮訳:実時間バッチエグゼクティブ環境におけるオンラインでのレシピ同期化)」と題されるPettusらによる米国特許出願No.12/234,117の一部に、現在稼動中のバッチへの変更を受け入れることができるバッチ実行エンジンが開示されている。米国特許出願No.12/234,117の開示全体をここに参照することにより本稿において明示的に援用するものとする。
別の態様において、DeltaV(登録商標)バッチシステムのようなバッチエグゼクティブ環境は、一つの、または一つ以上のバッチが同じリソースを確保しようとする際に生じるコンフリクトを防止且つ解消するべく設備の調停を行う。例えば、「Method and System for Batch Process Arbitration in a Process Control System(仮訳:プロセス制御システムにおけるバッチプロセスの調停の方法とシステム)」と題されるシェリフらによる米国特許出願No.10/972,192では、プロセス制御システムにおける設備の調停の方法とシステムが開示されている。米国特許出願No.10/972,192の開示全体をここに参照することにより本稿において明示的に援用するものとする。但し、バッチ制御および設備の調停においてフレキシビリティを追加することにより、バッチエグゼクティブ環境の便宜および効率をさらに向上しうる。
本発明は、構成の手間を省くことができ、バッチ実行におけるフレキシビリティを向上させることができる、製品レシピを生成する方法を提供することを課題とする。
プロセス制御システムにおいて作動するバッチ実行環境は、ユーザが動的入力パラメータを含むレシピを定義することを可能にする。レシピを実行しているバッチは、レシピのある一ステップからレシピの別のステップに遷移する時、またはある一ステップ、動作またはフェーズの実行中に一つ又は複数の動的入力パラメータのために数値を得ることができる。レシピに一つまたは幾つかの動的入力パラメータを含むことにより、ユーザはレシピ論理外部の数値を参照することができ、それによってレシピを実行するバッチのフレキシビリティを向上させることができる。特に、ユーザは、各パラメータに対して数値を常に指定したり、オペレータの入力を促進するプロンプトを必要としたりすることなくレシピにパラメータを含むことができる。別の態様では、動的入力パラメータは、実行時中の作動条件の変更に合わせてバッチが効率的に調節されることを可能にする。
一実施形態において、動的入力パラメータは、設備フェーズ実行中または設備フェーズの完了時に設備フェーズから受信したレポート値を参照する。かかる動的入力パラメータを含むレシピを実行しているバッチは、報告レポートの一部として対応する設備フェーズから数値を受信し、該受信した数値をそれ以降のまたはそれに並列するフェーズに供給する。幾つかの実施形態において、バッチは、レシピの最高レベルの動作、ユニット手順またはステップ遷移論理など、別のレベルのレシピ論理に該受信した数値を供給する。
別の実施形態において、動的入力パラメータは、レシピの実行中にバッチエグゼクティブが外部モジュールまたはホストから受け取った数値を参照する。該数値は、例えば研究情報管理システム(LEMS)やウェブサービスなどから到達しうる。バッチエグゼクティブ内で作動するバッチマネージャ(バッチ管理ルーチン)は、該数値を実時間で受信し、レシピを実行している一つまたは幾つかのバッチランナー(バッチ実行ルーチン)へと該受信した数値を伝播する。あるいは、バッチランナーが、該数値が次のステップや動作またはフェーズの実行に必要とされる時にバッチマネージャを介して該数値を依頼するようにしても良い。
別の実施形態において、レシピは、一台の設備と関連するパラメータへの参照パスを含んでいる動的入力パラメータを使用する。例えば、動的入力パラメータは、混合タンクの容量を表しうる。しかるべく、レシピを実行するバッチは、レシピ実行の初めに、混合タンクが利用可能になった時に、または混合タンクの容量に対応する該数値が必要とされるレシピ実行ステップにバッチが達した時に混合タンクの容量を読み出しうる。さらに、レシピは特定のユニットまたは実行時中に選択されたユニットを参照しうる。動的パラメータは、よって複数のランタイム選択または計算後にのみ特定の数値になりうる。さらにまた、レシピは、一般に認められたバッチ生産原則と一貫しているユニットの分類、ユニット、設備、または特定のユニット内の制御モジュール、あるいは別のレベルの設備階層と関連する数値を参照しうる。
幾つかの実施形態において、バッチ実行環境は、ユーザが一つ又は複数のコマンド、設定点、コマンドパラメータ一式などを事前に定義して、例えばユニット動作、ユニット手順または手順など、レシピのいかなるレベルの一ステップと該事前に定義された一式を関連付けることも可能にする。よって、ユーザは、レシピのフェーズ・レベルに高レベルの論理を強いることなく、低レベルの標準レシピ構造またはプロセスコントローラでのみ現在利用可能であるアクション(個々の動作・処置)を定義且つプログラムできる。このように、ユーザは、構成の手間を省くことができ、バッチ実行におけるフレキシビリティを向上させることができる。
実施形態において、事前に定義されたコマンドセットは、例えばユニット手順または動作のレベルで行われるべき設備調停依頼を含みうる。ステップの一部として特定の設備調停依頼を必要とするレシピを実行しているバッチは、動作のフェーズの何らかを実行する前に物理的なリソースを効率的に確保する。このように、バッチ実行環境は、第1のバッチがこのリソースを使用している間に他のバッチが物理的なリソースに干渉できないことを保証する。
実施形態において、事前に定義されたコマンドセットは、レシピ論理のいかなるレベルで(例えばユニット手順または動作内などで)行われるべきユニット選択依頼を含みうる。レシピ論理内の選択された位置にユニット選択依頼を含むことにより、ユーザは、幾つかの候補ユニットを評価して特定の手順、動作またはフェーズに最も適しているユニットを選択するためにバッチを構成することができる。さらに、事前に定義されたコマンドセットは、選択されたユニットをバッチが実際に確保できることを保証するべく、ユニット選択依頼とそれ以降の調停依頼の両方を含みうる。さらにまた、事前に定義されたコマンドセットは、バッチがランタイム中にまたはそれ以外の場合はレシピ外部の論理から特定の選択基準のための数値を受信するようにユニット選択依頼の一部として動的入力パラメータを含みうる。
実施形態において、本開示のバッチ実行環境は、レシピ階層のいかなるレベルでもオペレータメッセージおよびプロンプトをサポートする。この実施形態によると、レシピを実行しているバッチは、例えばレシピのある一段階からレシピの別の段階に遷移時にプロンプトを示しうる。よって、フェーズ・レベルのみにオペレータメッセージとプロンプトを制限する概知のシステムと異なり、該バッチ実行環境では、オペレータメッセージまたはプロンプトがレシピの高位レベルステップから発するのでレシピを作成するために必要とされる構成の手間が少なくなる。
別の実施形態において、バッチ実行環境は、ユーザが設備または制御のモジュールを選択し、選択されたモジュールに対して一式のコマンドを定義することを可能にする。少なくとも幾つか実施形態において、ユーザは、コマンドセットの一部としてモジュールの異なる作動モードと様々なコマンドまたは一つ又は複数の設定点を関連付けることができる。レシピを作成する時、同じまたは異なるユーザが、コマンドセットを選択し、特定のレシピで使用する動作のモードとして希望するもの選択して、レシピ論理のいかなるレベルにてコマンドセットを効率的に挿入することができる。しかるべく、レシピを実行するバッチは、定義された一式のコマンドの適切なサブセットを対応する設備モジュールへと送りうる。このように、ユーザは、ユニット・フェーズを介してコマンドまたは設定点を設備に仕向ける必要はない。代わりに、ユーザは、例えば設備または制御モジュールで直接稼動するように一式のコマンドを構成しうる。
別の実施形態において、バッチ実行環境は、ウェブサービスを介してまたは別のタイプのメッセージング機構を使用することによりその他のシステムにコマンドを送信するレシピをサポートする。例えば、バッチ実行環境は生産実行システム(MES)にメッセージを送信しうる。特に、レシピに応じてプロセス制御システムにおいて実行されるバッチは、レシピ論理の手順レベル(即ち、最上レベル)で通信ステップを開始し、通信ステップの一部としてメッセージをMESへと送信し、MESからの受信確認応答がプロセス制御システムに到着するまで実行を一時停止しうる。このように、本開示のバッチ実行環境では、MESでバッチ実行を継続的に監視する必要がなくなる。
本開示の一実施形態と一貫するバッチ実行環境が動的レシピステップを実行しうるプロセス制御ネットワークの一部分の部分概略図を示す部分ブロック図である。 幾つかの論理的または地理的な領域と関連する製造設備がプロセス制御システムと交信を行う製造環境を示すブロック図である。 S88標準と一貫しているレシピの入れ子構造を示すブロック図である。 バッチ実行制御の一般的な原則に応じてレシピのフェーズにより使用されるレシピおよび設備の関係を示すブロック図である。 バッチ実行制御の一般的な原則と一貫している設備エンティティの階層と製造環境において作動する幾つかの例示的な設備エンティティとの関係を示すブロック図である。 バッチ実行環境における構成サブシステムおよび幾つかの外部システムと交信を行うバッチサブシステムの代表的なアーキテクチャを示すブロック図である。 別の設備フェーズへの入力パラメータとして一設備フェーズにより生成された報告パラメータの使用を示すブロック図である。 特定のフェーズの入力および出力パラメータの操作用に本開示のバッチ実行環境がユーザに提示しうる例示的なインターフェース画面を示す図である。 特定のフェーズの報告パラメータを動作レベルパラメータに関連付けるために本開示のバッチ実行環境がユーザに提示しうる例示的なインターフェース画面を示す図である。 設備ユニットに特有なパラメータの動的選択を示すブロック図である。 製造設備ユニットの選択制御モジュールに特有な数値の動的選択を示すブロック図である。 レシピ階層の様々なレベルでの設備の調停を示すメッセージ順序表である。 事前に定義されたコマンドセット、設備調停依頼、ユニット選択依頼、オペレータ・プロンプト、または生産実行システム(MES)用メッセージを選択するためと、該選択を特定の選択されたレベルでレシピ論理に追加するために本開示のバッチ実行環境がユーザに提示しうる例示的なインターフェース画面を示す図である。 本開示の一実施形態と一貫しているバッチ実行環境が製造設備へのアクセスを調停しうるプロセス制御ネットワークを示す概略図である。
図1を参照するに、プロセス工場制御ネットワークまたはシステム10は、例えばイーサネット(登録商標)通信接続15を介して幾多のワークステーション14に連結されているプロセスコントローラ12を含んでいる。また、コントローラ12も、(概して参照番号16で指される)プロセス工場内の装置または設備に入・出力(I/O)装置(図示せず)および一式の通信回線またはバス18を介して連結されている。
コントローラ12は、一例に過ぎないがフィッシャー−ローズマウント・システムズ株式会社により販売されるDeltaV(登録商標)コントローラでありえ、一つ又は複数のプロセス制御ルーチンを行い、それによってプロセス工場16の所望の制御を実行するべくプロセス工場16の全体にわたって分散されるフィールド装置およびフィールド装置内の機能ブロックなどの制御要素と通信可能である。これらのプロセス制御ルーチンは連続的またはバッチプロセス制御ルーチンまたは手順でありうる。一人又は複数のエンジニアまたはオペレータがワークステーション14(例えばパソコン、サーバー、などでありうる)を使用して、コントローラ12により実行されるプロセス制御ルーチンを設計したり、かかるプロセス制御ルーチンをダウンロードするべくコントローラ12と通信したり、プロセス工場16の稼動中にプロセス工場16に関する情報を受信して表示したり、それ以外の場合はコントローラ12により実行されるプロセス制御ルーチンとの交信を行ったりしうる。加えて、いかなる周知または所望の方法で、データ・ヒストリアン19は、LAN 15に接続されうるし、コントローラ12、プロセス工場16内のフィールド装置、さらにはワークステーション14内を含み、工場16内で生成されたデータを自動的に収集し格納しうる。
ワークステーション14の各々は、構成設計用アプリケーションなどのアプリケーションを格納するため、且つプロセス工場16の構成に関する構成データなどのデータを格納するためのメモリ20を含んでいる。また、ワークステーション14の各々は、その他数ある機能の中でも特にユーザがプロセス制御ルーチンを設計しコントローラ12にそれらのプロセス制御ルーチンをダウンロードすることを可能にするアプリケーションを実行するプロセッサ21も含んでいる。同様に、コントローラ12は、プロセス工場16を制御するのに使用するためのプロセス制御ルーチンおよび構成データを格納するためのメモリ22を含み、且つプロセス制御法を実施するべくプロセス制御ルーチンを実行するプロセッサ24を含んでいる。コントローラ12がDeltaV(登録商標)コントローラである場合、それはワークステーション14の一つで実行される一人又は複数のアプリケーションと共に機能して、プロセス制御ルーチン内の制御要素とこれらの制御要素がプロセス工場16の制御を提供するように構成される方法を示してコントローラ12内のプロセス制御ルーチンの図形描写をユーザに提供しうる。
図1のプロセス制御システムは、製品レシピに応じて製品を生成するためのバッチプロセスを実行するのに使用されうる。例えば、ワークステーション14のうちの一つは、プロセス工場16内のバッチ運転を実施および調整するバッチエグゼクティブを実行しうる。稼動中、バッチエグゼクティブ30は、一般に、遷移的論理により分けられたアクションの順序集合を含んでいるレシピを各バッチ運転に供給する。以下詳述の如く、アクションの順序集合は、各レシピが一つまたは幾つかのステップを含み、各ステップが一つまたは幾つかの動作を含み、そして各動作一つまたは幾つかのフェーズを含むように階層構造に対応する。本開示の方法および構造要素によれば、バッチエグゼクティブ30は、レシピがレシピ論理外の数値を参照したりまたはレシピ実行の前回のまたは並列するフェーズから実行時中にパラメータ値を得たりすることを可能にする動的入力パラメータをサポートしたりする。言い換えると、プロセスエンジニア若しくは適切に権限を与えられたオペレータなどのユーザが、ワークステーション14の一つでユーザーインタフェースを介してバッチエグゼクティブ30にアクセスし、一連のアクション(例えば、容器槽中に原料を流し込み、それを混合して型の中に注ぎ、加熱する、など)、特定のアクションに対応する様々な確定パラメータ(例えば、100lの水、10分間混合する、など)、およびこれらまたはその他のアクションに対応する様々な動的パラメータ(例えば、前回のフェーズにより報告された量の生地を混合機#5の中に流し込み、それを1.25×センサ#27により測定された圧力に等しい時間(分)加熱し、タンクを選択して、選択されたタンクをタンク容量50%まで充填する、など)を指定するレシピを作成しうる。フレキシビリティをさらに向上させるべく、バッチエグゼクティブ30は、ユーザがコマンドまたは設定点一式を定義してこれら一式をレシピ階層のいずれかのレベルに関連付けることを可能にする。
引き続き図1を参照するに、プロセス制御システムのこの代表的な構成においてバッチエグゼクティブ30がワークステーション14aに備えられている。その他の実施形態では、バッチエグゼクティブ30を、その他のワークステーション14に、またはいかなるワイヤレス様態を含むいかなる所望の方法でバス15またはバス18に通信可能に接続されたその他のコンピュータに格納して実行することも可能である。同様に、図5に関してより詳細に説明されているように、バッチエグゼクティブ30は、様々な構成部分に分けても良い、またはプロセス工場16内の異なるコンピュータまたはワークステーションに格納され実行される様々な構成部分と関連するようにしても良い。
また、当然のことながら、プロセス工場制御ネットワーク10は二つ以上のバッチエグゼクティブ30を含みうる。例えば、現時点において、最新の工場は、プロセス工場制御ネットワーク10のリソースの幾つか又は全てを共有するバッチエグゼクティブを最大4つサポートする。一つ又は複数のバッチエグゼクティブ30は、概してバッチサブシステムと呼ばれる場合もある。一方、構成サブシステムは、ユーザーインターフェイスツール、構成データベース、およびレシピの定義および編集、バッチ運転の性能の監視およびその他の運営上の目的に使用されるその他のハードウェア、ファームウェアおよびソフトウェア・モジュールを指す。なお、本説明中、「バッチエグゼクティブ」と「バッチサブシステム」という用語は置き換えても同じ意味を持つものとして使用されている。
稼動中、ユーザは、バッチ・オペレータ・インタフェース(「BOI」)32を操作して、レシピを定義したり、レシピを実行するバッチを作成したり、そしてバッチ実行を制御したりしうる。特に制御バッチ実行について、BOI 32は、ユーザがバッチ運転の開始、停止、一時停止、更新を行うことを可能にしうる。BOI 32は、イーサネット(登録商標)・リンク15を介して、ワイヤレス・リンクを通じて、またはその他いかなる概知の様態で、バッチサブシステム30と交信しうる。図1にはワークステーション14の一部としてBOI 32が概略的に描かれているが、その他の実施形態および配置方式も同様に可能性である。例えば、BOI 32は、携帯機器(図示せず)で、またはプロセス工場制御ネットワーク10外部に配置されたホストでもワークステーション14aを実行しうる。さらに、同時に複数のオペレータをサポートするプロセス工場制御ネットワーク10における様々なホストでインスタンス化されたBOI 32のインスタンスが幾つかあるかもしれない。さらにまた、当然のことながら、プロセス工場制御ネットワーク10は、レシピ構成およびバッチ操作にアクセスするためのユーザーインタフェース手段を二つ以上備えうる。一例をとるとDeltaV(登録商標)システムがあるが、これは、その他数ある中でも特にDeltaV(登録商標)オペレートおよびDeltaV(登録商標)バッチ・オペレータ・インタフェースなどの構成部分を通してユーザーインタフェースを提供する。
図1に再び戻って説明すると、構成データベース34は、バッチサブシステム30用のレシピ、工場および設備階層における設備ユニットの一覧リストなどの機器データ、工場の様々な領域に関係する運用管理情報、設備ユニットの工場領域との関連性、設備の階層内訳およびその他の構成データを格納しうる。構成データベース34は、バッチサブシステム30とは別の構成サブシステムに備えうる。なお、構成データベース34は、別のサーバーまたはサーバーの集団でありえ、または、プロセス工場制御ネットワーク10が十分に小型の場合、構成データベース34は、単にワークステーション14または14aのファイル・システムの専用プロセスサービシング部分として実施されうる。
図1に示される例示的なプロセス工場制御ネットワーク10において、コントローラ12は、バス18を介して類似して構成される二式の設備に通信可能に接続される。この場合、設備の各一式は、ここにおいてリアクタ_01(R1)またはリアクタ_02(R2)と呼ばれる反応装置ユニットと、ここにおいてフィルタ_01(F1)またはフィルタ_02(F2)と呼ばれるフィルタ・ユニットと、ここにおいて乾燥器_01(D1)または乾燥器_02(D2)と呼ばれる乾燥機ユニットとを有する。リアクタ_01は、反応器槽40と、例えばヘッドタンク(図示せず)から反応器槽40の中に流体を供給する流体入口配管を制御するように接続されている二つの入力バルブ41および42と、流体出口配管を介して反応器槽40の流体の流れを制御するように接続されている出力バルブ43とを含んでいる。装置45は、例えば温度センサ、圧力センサ、液面レベル計測器などのセンサまたは電気ヒータまたは蒸気ヒータなどその他何らかの設備でありえ、反応器槽40の中またはその近くに配置される。リアクタ_01は、乾燥機設備49を備える乾燥器_01に連結されるフィルタ設備47を備えるフィルタ_01にバルブ43を介して連結されている。同様に、設備の第2の一式は、反応器槽40Aと、二つの入力バルブ41Aおよび42Aと、出力バルブ43Aおよび装置45Aとを備えるリアクタ_02を含んでいる。リアクタ_02は、乾燥機設備49Aを備える乾燥器_02に連結されるフィルタ設備47Aを備えるフィルタ_02に連結される。フィルタ設備47と47Aおよび乾燥機設備49と49Aは、それと関連付けられている付加的な制御要素(ヒータ、コンベヤベルトおよびそれ同等のものなど)や、センサなどを備えうる。図示されてはいないが、望ましい場合には、フィルタ・ユニットであるフィルタ_01とフィルタ_02の各々を反応装置ユニットであるリアクタ_01とリアクタ_02の各々に対して物理的に連結する一方で、乾燥機ユニットである乾燥器_01および乾燥器_02の各々をフィルタ・ユニットであるフィルタ_01とフィルタ_02の各々に連結し、それによって、反応装置、フィルタおよび乾燥機の各々の一つを用いるバッチ運転によって図1に示される設備のいかなる組合せを使用できるようにしても良い。
図1に示される如く、コントローラ12は、バルブ41−43,41A−43Aに、装置45,45Aに、フィルタ47,47Aにそして乾燥機49と49Aに(およびそれと関連付けられている他の設備に)、バス18を介して通信可能に連結されており、これら要素(ユニット、フィールド装置などでありうる)に関する一つ又は複数の動作を行うべくこれら要素の動作を制御する。かかる動作には、例えば、反応器槽または乾燥機の充填、反応器槽または乾燥機内の材料の加熱、反応器槽または乾燥機の中身の排出、反応器槽または乾燥機の清掃、フィルタの操作、などが含まれる。もちろん、コントローラ12は、付加的なバスを介して、例えば4−20ma配線、HART通信回線など、専用の通信回線を介して、プロセス工場16内の要素に連結することも可能である。
図1に示されるバルブ、センサおよびその他の設備は、例えば、フィールドバス・フィールド装置、標準4-20maフィールド装置、HARTフィールド装置などをはじめとするいかなる所望の種類またはタイプの設備であえ、例えばフィールドバス・プロトコル、HARTプロトコル、4-20maアナログ・プロトコルなど、いかなる周知または所望の通信プロトコルを使用してコントローラ12と通信するようにしても良い。さらにまた、その他のタイプの装置を、所望のいかなる方法にて、コントローラ12に接続し、コントローラ12により制御しうる。また、例えばイーサネット(登録商標)通信回線15を介して他のコントローラをコントローラ12およびワークステーション14に接続して、プロセス工場16と関連付けられているその他の装置または領域を制御するようにしても良く、この場合、かかる付加的なコントローラの動作を、いかなる所望のまたは周知の様態において図1に示されるコントローラ12の動作に合わせるようにしても良い。
ユーザは、レシピを定義および編集したり、設備を構成したり、装置バルブ41−43および容器槽40などのプロセス制御装置から設備系列を形成したり、バッチに設備系列を関連付けたり、且つ、BOI 32またはその他のインターフェースツールを介してバッチサブシステム30と交信したりしうる。BOI 32は、システムにおいて定期的にまたは実時間で実行される各バッチの状態を読み出しうる。ネットワーク10のバッチ実行環境、そして特にBOI 32と協働するバッチサブシステム30により、ユーザが動的パラメータおよび事前に定義されたコマンド・ステップでレシピを構成することが可能になる。
同時バッチ運転に使用されるプロセス制御システムとプロセス制御装置の関係をより良く示すべく、図2は、(例えば論理的または地理的な原則に応じた)設備編成および設備の調停の観点から図1のプロセス工場16を示す。特に、プロセス工場16は、一つ又は複数の領域54、一つ又は複数のリソース56、および一つ又は複数のリソース・ユーザ60を含んでいる。領域54は、プロセス工場16、リソース56およびリソース・ユーザ60の論理的且つ又は物理的な編成を表す。一般に、領域54は、工場16において使用されるレシピのステップを実行する際に使用されるリソース56を編成するのに使用される。領域54の編成は、工場16におけるリソース56の物理的位置、工場16におけるリソース56の論理編成、またはリソース56の物理的および論理的編成の組合せなど、それぞれ適したものに基づきうる。例えば、バッチ処理動作は、受入れ、準備、処理および出荷に対して別々の領域54に分割されうる。例えば、薬物生成プロセス用の原材料が、受入領域において受け取られ、準備領域において変えられ、処理領域において標的製薬を作るために混合、処理された後、該標的の製薬が包装され出荷領域から出荷される。領域54におけるリソース56は、異なる製薬を作るのに使用される各種機器など、異なるタイプの最終製品を生産する一環として使用されうる。また、一実施形態において、領域54は、システム10用のリソース56およびリソース・ユーザ60が一つの集団として取り扱うには多過ぎるといった問題に対する現実的解決案を提供する。領域54は、大規模なレシピの処理を分割するのに使用されうるので、プロセス制御システム10が、その他のプロセス監視作業を実行する間に多数のリソース56を管理するのに必要とされるが故に速度が低下するといったことがなくなる。例えば、工場全体16にわたって管理するべき対話処理が多いとコントロールシステム52の処理能力が圧倒される場合があるが、工場16全体を別々の領域54に分けることによって対話処理の数を減らすことができる。
リソース56は各バルブ、タンク、ポンプ、コンベヤベルト、混合機、ヒータ、または工場16において行われる工程の一部として使用可能なその他の適切な装置を構成しうる。リソース56は、様々な時点で、異なるリソース・ユーザ60によりバッチプロセスの異なる部分において使用されうる。例えば、特定のヒータ・リソース56を、1つの最終製品用の第1の物質と使用してから清掃し、後で異なる最終製品用に第2の物質に使用しても良い。
リソース・ユーザ60は、リソース56を使用する物理的または論理的なエンティティを表す。例えば、ユーザ60は、特定の製品を生産する特定の順番でリソース56を使用するプロセス制御システム10により実行される特定のレシピを表しうる。例えば、ポンプ・リソースは、ポンプ・リソースが特定の材料でタンク・リソースを充填できるようにタンク・リソースへのアクセスを依頼する時にリソース・ユーザの役割を果たしうる。さらに、リソース・ユーザ60は、原材料など、生産工程自体の一部として使用される材質を表しうる。例えば、第1の物質をレシピの一部としてのヒータに移動させるべく、現在タンクに貯蔵されている第1の物質がポンプへのアクセスを依頼しうる。また、リソース・ユーザ60は、プロセス制御システム10により直接制御されていないがプロセス制御システム10からリソース56へのアクセスを依頼しうる人間またはその他のエンティティでありうる。一般に、リソース・ユーザ60は、プロセス制御システム10の制御下に製品を生産するために工場16により採用される人間、材料、ハードウェア、ソフトウェア且つ又は他のリソース56でありうる。
稼動中に一人又は複数の人間のユーザ(図示せず)は、プロセス制御システム10を使用して一つ又は複数のレシピ、バッチプロセスまたはその他の工程の実行を構成、制御、且つ監視しうる。レシピは、一つ又は複数の所望の最終製品を生成するためにプロセス工場16で利用可能なリソース56を使用して実行される。プロセス制御システム10は、二人(2つ)のユーザ60が同じリソース56を同時に使用しようとしないように、リソース・ユーザ60によるリソース56へのアクセスの制御をつかさどる。異なるレシピに対して同じリソース56が同時に使用されると、処理されている材料の汚染が生じる原因となる場合があり、製品を破棄することが必要になったり、またはその他の芳しくない結果がもたらされたりしうる。プロセス制御システム10は、例えば米国特許出願No.10/972,192により詳細に記述されているように、複数ユーザ60からのリソース56使用依頼間で調停することによりリソース56へのアクセスを制御する。
上記の如く、バッチサブシステム30は、ユーザがプロセス工場内で実行される複数のバッチ運転を指定することを可能にするとともに異なるバッチ運転を実施するべくプロセス工場制御ネットワーク10内で本質的に独立して作動するように複数の異なるバッチ運転またはバッチプロセスを設定する高レベルの制御ルーチンを含んでいる。かかるバッチプロセスは各々、プロセス工場内の反応装置ユニット、フィルタ・ユニット、乾燥機ユニットまたはその他の設備の一つなどの単一ユニットで作動するサブルーチンまたは工程である一つ又は複数のユニット手順の動作を仕向ける。(一般にワークステーション14の一つで実行されるバッチ運転の一部である)各ユニット手順は、(それぞれがユニット上で一つ又は複数のフェーズを行いうる)一連の動作を実行しうる。これを説明するに、一般に、フェーズは、ユニット上で実行される最下レベルのアクションまたはステップで、コントローラ12の一つにおいて実施または実行され、動作は、ユニット上で特定の機能を実行する一式のフェーズであり、一般にコントローラ12内の一連のフェーズを呼び出すことによりワークステーション14の一つで実施または実行されるが、ユニット手順は、単一ユニット上で実行される一つ又は複数の一連の動作であり、一般にワークステーション14の一つで一式の動作呼出しとして実施される。結果として、いかなるユニット手順は一つ又は複数のフェーズ且つ又は一つ又は複数の動作を含むことができる。このように、各バッチプロセスは、例えば食品製品や薬剤などの製品を生産するのに必要な異なるステップまたは段階(即ちユニット手順)を実行する。
個々のバッチのための異なるユニット手順、動作およびフェーズを実施するべく、バッチプロセスは、実行されるべきステップ、およびステップおよびステップの順序と関連する量および時間を指定する一般にレシピと呼ばれるものを使用する。1つのレシピのステップには、例えば、反応器槽を適切な材料または原料で充填すること、反応器槽内の材料を混合すること、反応器槽内の材料を特定の時間、特定の温度に加熱すること、反応器槽を空にしてから次のバッチの準備をするために反応器槽を清掃すること、反応装置の出力を濾過するためにフィルタを稼動してから反応器槽において作られた製品を乾燥するために乾燥機を稼動することが含まれているかもしれない。異なるユニットと関連する一連のステップの各々はバッチのユニット手順を定義し、バッチプロセスは、これらユニット手順の各々に対して異なる制御アルゴリズムを実行する。もちろん、特定の材料、材料の量、加熱温度および時間などは異なるレシピによって異なりうるので、これらのパラメータは、製造または生産されている製品および使用されるレシピによってバッチ運転ごとに変わりうる。図1に示される反応装置ユニット、フィルタ・ユニットおよび乾燥機ユニットを使用するバッチに関して制御ルーチンと構成がここに記載されているが、その他所望のバッチプロセスの運転を実行するためまたは希望に応じて連続プロセス工場運転を実行するためにその他所望の装置を制御するのにも制御ルーチンを使用しうることは当事者であれば理解できるはずである。
また、一般的な(ジェネリックな)バッチプロセスの同じフェーズ、動作またはユニット手順を、図1の異なる反応装置ユニットの各々で異なる実際のバッチプロセスの一部として同時にまたは異なる時点で実施できることも当事者であれば理解できるはずである。さらに、図1の反応装置ユニットが一般に同じ数とタイプの(即ち、同じユニットクラスに属する)設備を含んでいるので、特定のフェーズのための同じジェネリックフェーズ制御ルーチンを異なる反応装置ユニットの各々を制御するのに使用しうる。但し、このジェネリックフェーズ制御ルーチンを異なる反応装置ユニットと関連する異なるハードウェアまたは設備を制御するために修正変更しなければならない。例えば、リアクタ_01のための充填フェーズ(反応装置ユニットが充填されるフェーズ)を実施するべく、充填制御ルーチンは、特定の時間(例えば容器槽40が満杯であることを液面レベル計測器45が検知するまで)入力バルブ31または42の一つ又は複数を開く。但し、単に入力バルブの名称をバルブ41または42の代わりにバルブ41Aまたは42Aに変えることにより、且つ液面レベル計測器の名称を液面レベル計測器45の代わりに液面レベル計測器45Aに変えることにより、この同じ制御ルーチンをリアクタ_02のための充填フェーズを実施するのにも使用しうる。
バッチ運転の一般的な動作と関連する論理は周知のものであるが、図3−5は、代表的なレシピの構造、レシピおよび対応する製造設備間の交信、およびバッチ生産の一般的な原則と一貫する設備階層の総合情報要約を提供する。
特に図3は、バッチ実行環境におけるオンライン・レシピ同期化の方法に関係のあるレシピ構造を示す。レシピ255はS88標準の階層構造との適合性を有する。但し、オンライン・レシピ同期化の方法をその他既存のおよび将来的なレシピ定義標準にも適用しうることは、当業者であれば十分に理解できるはずである。図3に示される如く、レシピ255は、遷移257により分けられたステップ253および255など、一つ又は複数のステップを含んでいる。レシピ255のステップの各々は複雑な内部構造を有しうるし、別のユニット手順として定義されうる。例えば、ステップ255はユニット手順260として定義されうる。
遷移257は、遷移257に後続するステップ(この場合ステップ255)を実行する前にステップ253内で満たさなければならない条件を指定しうる。例えば、ステップ253が二つの化学薬品の混合を実行し、条件257の混合時間が2分の時間制限を越えたかどうか確認するようにしうる。別の実施例としては、ステップ253を実行した結果に関係なく遷移に影響するために遷移257をブーリアンの「真」に設定しうる。一般に、該条件は単一または複合のものでありうるし、「AND」や「OR」などのブーリアン演算子を含みうる。それに対してユニット手順260は、同様に条件257により分けられた一つ又は複数の動作263または265を含みうる。図3に示される実施例において、動作263は動作定義270に応じて実行される。動作定義270は、条件257により分けられた一つ又は複数のフェーズ272および274を含みうる。
図4を参照するに、レシピ250はフェーズ論理インターフェース282を介してユニット・フェーズ280と交信しうる。説明を明瞭にする目的で、図4には、一つ又は複数のユニット手順260を含むレシピ手順としてレシピ250の一般的な(ジェネリックな)画像表現も含まれている。この際、該一つ又は複数のユニット手順260には、一つ又は複数のフェーズ272−274を有する一つ又は複数の動作270が含まれうる。ここにおいて使用されるように、記号285は、二つのクラスまたはインスタンスの一対多数の関係を概略的に表す。図4に示される如く、各ユニット・フェーズ280は、一つまたは幾つかの制御モジュール292をそれぞれがカプセル化している一つまたは幾つかの設備モジュール290に携わる(即ち、それを実行し続ける)。
一般に、制御モジュール292は、プロセス制御システムにおける一つの論理エンティティとして作動する装置のグループ化を含んでいる。例えば、フィードバック制御用のコントローラ、特定のバルブ上で作動するバルブアクチュエータおよび流量計を含む要素が相互に接続された集団は、単一制御モジュールを定義しうる。これは、これらの装置は、高レベルの観点から、プロセス制御システム10における特定の制御機能を提供しうるからである。
その間、設備モジュール290は、順序制御(即ち複数の制御関数)を含む特定の処理関数を実行する。例えば、特定の設備モジュール290は、特定のパイプラインを通して被PID制御フローを提供する制御モジュール292と、被制御フローを幾つかの仕向け先パイプラインの一つに選択的に仕向ける別の制御モジュール292を含みうる。別の実施例として、設備モジュール290は、例えば制御ポンプモジュールやバルブ制御モジュールなど幾つかの制御モジュール292を含む材料フィーダーでありうる。
引き続き図4を参照するに、レシピ250は、フェーズ論理インターフェース282を介してコマンドを送りレポートを受け取ることによりユニット・フェーズ280と交信する。各レポートは、フェーズ実行の単純論理式の結果が含みうる、または、フェーズ実行中に生成された一つまたは幾つかの数値計測またはその他の数値を伝えうる。一般に、設備フェーズ280は、プログラム可能論理制御装置(PLC)または分散型コントロールシステム(DCS)構成部分を使用するフェーズ論理のみをサポートする。周知の如く、ユニット・フェーズ280は、ユニット・フェーズを定義すべくユニット上で、または「設備フェーズ」とも呼ばれる設備モジュール・フェーズを定義すべく設備モジュール上で実行しうる。よって、レシピ250と、レシピ250に従ってバッチを実行することに関与する設備は、コマンドおよび実時間レポートまたは事後レポートを交換することによって交信する。
ここで図5を参照するに、完全設備階層300は、会社またはその他のタイプの事業組織に対応する企業レベル302を含む。企業ノード302は、幾つかの拠点またはプロセス工場の位置304を含みうる。一般にプロセス工場のサイズは大規模であるため、各拠点304をさらに諸領域306に分けても良い。一方、領域306は、幾つかのプロセス・セル308を含みうる。
引き続き図5を参照するに、プロセス・セル308は、例えば自動クッキー製造工場のクッキー生地準備段階310に対応しうる。段階310は、階層300中のユニット314に対応する二つの混合機312を含みうる。さらに、各混合機312は、設備モジュール318に対応する一つまたは幾つかのフィーダー316を含みうる。また、各フィーダー316は、制御モジュール322である一つまたは幾つかのポンプまたはバルブ320を含みうる。最後に、図5に示される如く、制御モジュール322は、一般に一つまたは幾つかの制御要素324(例えば、流量計、圧力センサ、など)を含んでいる。
よって、図3〜図5を参照して上述される如く、より具体的に言うと、プロセス制御システム10は、図3に示される構造と一貫しているレシピをサポートし、図4および図5に示される階層に従って設備を編成する。但し当然のことながら、S88標準と一貫しないまたは部分的にのみ一貫しうるその他のバッチ実行環境においても同様にプロセス制御システム10が本開示の動的入力パラメータおよび事前定義のコマンド・ステップをサポートしうることは理解されるであろう。よって、動的入力パラメータおよび事前定義のコマンド・ステップを図3〜図5に示される原則と概して一貫しているプロセス制御システム10を参照して以下説明するが、当然のことながら、プロセス制御システム10およびプロセス工場16がこれらの方法を適用しうる環境の一実施例に過ぎないことは理解されるであろう。
図6は、プロセス工場制御ネットワーク10におけるバッチサブシステム30の代表的なアーキテクチャを示す。バッチ・エグゼクティブ・サブシステム30は、イーサネット(登録商標)通信接続15を介して、あるいはバッチサブシステム30とユーザーインタフェース32が同じワークステーション14または14aに備えられている場合には概知のプロセス間通信(IPC)手段の一つを介して、BOI 32などのユーザーインターフェイスツールと交信しうる。バッチサブシステム30は、バッチマネージャ382、バッチ実行時プロセス384および1つまたは複数のバッチランナー386〜390を含みうる。バッチサブシステム30の処理の各構成部分は、独立処理またはスレッドとして実施されうる。上記の如く、バッチサブシステム30は幾つかのワークステーションまたは他のホストにわたり分散されうる。
バッチランナー386〜390の各々は、きっかり1つのバッチを実行する。バッチランナー386〜390の幾つかは、同じレシピ(例えばレシピ250など)を実行しうる。当然のことながら、バッチランナー386〜390の各々が同じレシピを実行していても、バッチランナー386〜390が常に同じ実行状態である必要のないことは理解されることであろう。図6に示される実施例では、バッチランナー290がイーサネット(登録商標)接続15を介してコントローラ12に接続されている。稼動中、バッチランナー390は、対応するワークステーション14または14a上のプロセス空間においてユニット手順と動作のレベルで論理を実行しうる。但し、バッチランナー390は、コントローラ12に各動作のフェーズ272および274を読み込む。
再び図6に戻って説明すると、永続的格納ユニット392は、バッチランナー386〜390の各々に関する状態、遷移およびパラメータ情報を確保しうる。永続的格納機構392は、ワークステーション14または14aの一つに備えられているハードディスク・ドライブ、CDまたはDVDなどの外部記憶装置、またはその他概知のデータ記憶装置でありうる。バッチマネージャ382、バッチ実行時プロセス384、およびバッチランナー386〜390の各々は、イーサネット(登録商標)接続15を介してまたは永続的格納機構392が同じホスト上に備えられている場合IPC呼出しを通して永続的格納機構392へのアクセスを有しうる。稼動中、バッチランナー386〜390の各々は、対応するバッチの実行状態と関係する情報を保存する。例えば、バッチランナー390は、現在実行されているユニット手順、動作およびフェーズの状態を記録しうる。よって、永続的格納ユニット392内の記録は、現在バッチランナー390がレシピ250のステップ3、動作1、フェーズ2を実行していることをある時点で示しうる。加えて、各レベルの記録は、各レベルの状態(例えば実行中、保留中または中断、など)を指定しうる。さらに、バッチランナー390は、ユニット手順、動作およびフェーズに受け渡されたパラメータ値を記録しうる。バッチランナー390は、実質的に実時間で永続的格納ユニット392を更新するものが好ましい。
加えて、バッチランナー390は、例えばステップ253と255間、動作263と265間、およびフェーズ272と274間での各遷移257を記録しうる。状態とパラメータ情報とともに遷移を永続的格納機構292に記録しうる。あるいは、別のイベント・ログがデータ・ヒストリアン19に格納されるとともに、状態遷移を記録しうる。また、イベント・ログは、パラメータ情報の幾つか又は全て、および各遷移と関連するタイムスタンプ、エラー条件、および事後にシステムを監視またはデバッグするのに役立つその他の情報などの追加情報も含みうる。同様にイベント・ログは同期化指標を格納しる。例えば、イベント・ログ内の特定の記録には、バッチランナー390が9月21日の14:25にステップ3、動作1、フェーズ1でレシピ「チョコレート_クッキー_001」のバージョンV2と再度同期化したことを示しうる。
上記の如く、バッチマネージャ382は、バッチランナー386〜390の実行を制御する。特に、バッチマネージャ382は、いつ実行を開始するか、停止するか、または一時停止するかをバッチランナーに示すコマンドをバッチランナー386〜390に送信する。加えて、バッチマネージャ382は、ユーザーインターフェイスツール32を介してオペレータにバッチランナー386〜390の各々の状態を報告する。例えば、バッチマネージャ382は、バッチランナー390の状態を読み出すべく永続的格納機構392にアクセスしうるし、XMLなど周知のフォーマットまたはバッチサブシステム30の要素間の交信用に特別に定義されている特殊用途のフォーマットと一貫しているメッセージの形でインターフェースツール380に状態を報告しうる。この意味において、バッチマネージャ382は全てのバッチランナーにとって集中型ゲートウェイとして機能する。
一実施形態において、上記に加えバッチマネージャ382およびバッチランナー386〜390がバッチサブシステム30により現在実行されているレシピのコピーを格納している共有メモリ領域へのアクセスを有する。共有メモリ領域は、永続的メモリまたは揮発性メモリの格納位置でありうるし、バッチサブシステム30の内部またはその外部に配置されうる。幾つかの実施形態において、バッチマネージャ382は、バッチランナー386〜390の一つによりレシピの実行をトリガする前に各レシピのコピーを保存する。他の実施形態において、個々のバッチランナーが、残りのバッチサブシステム30には不明であるまたはアクセスできない永久的格納位置に、またはそれ自身のプロセス空間にレシピのコピーを保存する。いずれの場合も、バッチサブシステム30は、各レシピを一つのファイルとしてまたは要素の階層構造として格納しうる。バッチマネージャ382と、バッチランナー386〜390の各々が、読取りおよび書込み用のユニット手順、動作およびフェーズなど個々のレシピ要素にアクセスする手段を備えていることが好ましい。
その間、バッチ実行時プロセス384は、残りのプロセス工場制御ネットワーク10とのインターフェースとして機能する。特に、バッチ実行時384はレシピ・ダウンロードスクリプトを通して構成データベース34と交信しうる。一実施形態において、ユーザーインタフェース32は、人間可読性と機械可読性の両方を可能にするためにXMLでレシピをパッケージ化する。またその代わりとして、ユーザーインタフェース32、バッチサブシステム30および構成データベース34がいかなる標準またはプロプライエタリの(独自の仕様による)プロトコルを通じてスクリプト情報を送信しうる。また、バッチ実行時プロセス384は、システム・セキュリティの維持およびログの保守保全のような機能をつかさどりうる。なおまた、バッチ実行時プロセス384は、開始や停止、そしてその他該当する適切な高レベルの情報を永続的格納機構392または構成データベース34に記録しうる。
引き続き図6を参照するに、バッチマネージャ382は、研究情報管理システム(LIMS)396およびウェブサービス398とも通信しうる。LIMS 396は、個別領域に備えられ、例えば、イーサネット(登録商標)またはインターネット接続を介してを通信しうる。LIMS 396は、計測や設定点、あるいはその他のタイプの値を、構成データベース34における幾つか又は全てのレシピにおいて使用するためにバッチエグゼクティブ30へと供給しうる。同様に、ウェブサービス398は、例えば遠隔のオペレータからデータを供給しうる。また、バッチエグゼクティブ30は、レシピにおいてウェブサービス398から受け取った値を使用しうる。なお、LIMS 396、ウェブサービス398、またはバッチマネージャ382に接続されているその他いかなる外部モジュールは各々、実時間で、またはバッチランナー386〜390の一つにより始動されたポーリングまたはクエリーに応答してデータを提供しうる。
上記に簡潔に述べられている如く、プロセス制御システム10(より具体的にはバッチエグゼクティブ30)は、レシピ論理の様々なレベルで動的入力パラメータおよび事前定義コマンド・ステップをサポートし、それによって、よりフレキシブルであるとともにプロセス工場16における変化への適応性が向上した製品レシピをユーザが作成できるようになる。図7はかかる動的パラメータ関数の1つを示し、図8および図9は、BOI 32がこの機能性の使用を円滑にするために備えられているかもしれないユーザーインタフェースを示す。図10および図11には、それ以外に仮想される事態で本開示の動的入力パラメトリック関数に関係するものの二例が示されている。図12は、本開示の方法およびシステムに従ってレシピ論理の幾つかのレベルで行われる設備調停および設備選択を示す。また、図13は、ユーザが事前定義コマンドや調停依頼などを効率的にレシピに追加できるようにするための、BOI 32がサポートしうるユーザーインタフェースの一実施例を示す。
図7を参照するに、特定のレシピが、フェーズ402−408を含む動作400(ユニット手順にカプセル化されたり、または、高レベルのレシピ論理に直接リンクされていたりするもの)を含みうる。フェーズ402の完了に際して、動作400は、フェーズ404に遷移し、対応する設備フェーズ412へとバッチ入力パラメータ410を供給しうる。例えば、フェーズ404は、設備フェーズ412中に処理された材料を加熱する温度、または設備フェーズ412中の混合機が、前回のフェーズ402中に準備された原料の混合に際して作動する時間(分)を指定しうる。次に、設備フェーズ412は、単一の出力またはレポートパラメータ414、または複数の出力またはレポートパラメータ414を、実行時中に、または設備フェーズ412の完了に際して報告しうる。引き続き上記実施例を参照して説明すると、該出力パラメータは、設備フェーズ412の実行中に収集された温度計測値の平均または、設備フェーズ412中に混合機により生産されたガロン数でありうる。
受信した出力パラメータ414を、ロギングする目的でデータ・ヒストリアン19やユーザーインタフェース32または他のモジュールに伝播することに加えて(また場合によっては、その代わりに)、動作400は、例えば設備フェーズ416など他の設備フェーズへの入力パラメータに出力パラメータ414を関連付けうる。図7は、動作400経由にてパス418を通じた他のフェーズへの入力パラメータとの出力パラメータ414の関連性を概略的に示す。言い換えると、動作400は、入力パラメータを動作論理のレベルで出力パラメータに「参照」し、それによって一つまたは幾つかの先行フェーズまたは並列するフェーズを考慮してフェーズの動的制御を行うこと可能にしうる。
図8は、図7を参照して上述されるように動的入力パラメータを構成するために、そして特に他のフェーズの入力パラメータにフェーズの出力またはレポートパラメータを関連付けるためにユーザがユーザーインタフェース32を介してアクセスしうるところの例示的なインターフェース画面440を示す。インターフェース画面440は、レシピレベル選択用ウィンドウ枠442、レシピ論理構成用ウィンドウ枠444およびパラメータ構成用ウィンドウ枠446を含みうる。ユーザは、レシピレベル選択用ウィンドウ枠442においてレシピ、ユニット手順、動作またはフェーズを選択し、選択されたモジュール上でダブルクリックすることによりまたは類似した制御をアクティブにすることによりモジュールの論理を閲覧または編集の目的でレシピ論理構成用ウィンドウ枠444に読み込みうる。同様に、ユーザは、パラメータ構成用ウィンドウ枠446内でパラメータをハイライト表示してから、例えば、ボタン450をアクティブにすることにより該ハイライト表示されたパラメータを選択しうる。
図8に示される如く、ユーザはウィンドウ枠444においてフェーズ460を選択しても良く、且つ、パラメータ構成用ウィンドウ枠446はそれに応じて該選択されたフェーズ460と関連する幾つかの入力およびパラメータを表示しうる。この実施例において、フェーズ460は、二つの入力パラメータ470と472を受信して、二つの出力パラメータ480および482を出力または報告する。出力パラメータ480を例えば他のフェーズへの入力パラメータと関連付けて図7に示される構成を可能にするために、ユーザはしかるべく出力パラメータ480をインターフェース画面440且つ又は一つまたは幾つかの派生的画面を介して構成しうる。特に、ユーザは、出力パラメータ480のハイライト表示およびセレクトボタン450のアクティブ化により、図9に示されるパラメータ構成メニュー500をアクティブ化しうる。
ここで図9を参照するに、インターフェース画面500が、パラメータ特性の構成専用に設けられており、パラメータ名識別子フィールド502、カテゴリーリスト選択子504、宛先リスト選択子506、標的リスト選択子508などを含みうる。通常の技術を有する当業者の一人であれは、インターフェース画面500が付加的な情報フィールド、入力フィールドおよびリストから選択可能な選択肢を含むことも可能であり、またはその逆に図9に示されるものよりも少ないフィールドおよび選択子を含みうることは十分に理解できるはずである。この実施例において、インターフェース画面500は、ユーザが、選択されたパラメータ「「PH_出力_パラメータ1」」または図8を参照して上述される出力パラメータ480を標的動作レベルパラメータOP_PARAM1(これはユーザが標的リスト選択子508内に見つけられるものでありうる)に仕向けることを可能にする。幾つかの実施形態において、所望のパラメータが標的リスト選択子508に含まれていない場合、ユーザは新規標的パラメータを定義しうる。この場合、インターフェース画面500は、標的パラメータを定義且つ構成するために一つまたは幾つかのユーザダイアログをトリガしうる。
宛先リスト選択子506は、例えば「委託」パラメータまたは「参照」パラメータなどの選択を含みうる。図9の例示的なにおいて、ユーザは、出力パラメータ480に標的「動作_パラメータ_1」をマッピングするために(言い換えると、出力パラメータ480の値を自動的に「動作_パラメータ_1」パラメータに供給するために)「参照」の選択肢を選択する。これらの構成ステップの完了に際して、ユーザは、制御510をアクティブ化することにより変更を受け入れても、あるいは制御512を介して変更をキャンセルしうる。
次に、ユーザは、例えば他のフェーズの入力パラメータに「動作_パラメータ_1」パラメータを関連付けることを希望するかもしれない。この目的を達成するために、ユーザは、他のフェーズを選択して他のインターフェース画面(図示せず)をトリガしうる。このインターフェース画面によって、ユーザが「動作_パラメータ_1」を選択して動作レベルパラメータ「動作_パラメータ_1」およびフェーズ入力パラメータの逆連想を構成することが可能になるだろう。言い換えると、ユーザは、画面440と500に類似する対話画面の一つまたは幾つかを操作して、フェーズ入力パラメータを動作レベルパラメータ「動作_パラメータ_1」へと「委託」しうる。
幾つかの実施形態において、ユーザは、レシピ階層のさらに上にある「PH_出力_パラメータ1」の値を、例えばフェーズ・レベルではなく動作またはユニット手順のレベルで処理されるように伝播することもできる。よって、当然のことながら、図7〜図9を参照して説明された仮想事態が一例としてのみ提供されていることや、レシピ論理のその他のレベルを通り過ぎる類似したパラメータも考慮されていることは理解されるであろう。
図10は、他のタイプの動的入力パラメータを使用するレシピのフラグメントを示す。具体的に言うと、レシピ530は、特定のユニットおよびユニットと関連する特定のパラメータの選択に際して実行時中にのみ数値になる参照パスを持つ動的パラメータを含んでいるユニット手順532を含みうる。ユーザは、パラメータ「選択_ユニット/能力」をユニット手順532に含み、それによって、バッチランナー386〜390が例えば(図6を参照すると)候補集合550の中から適切なユニットを選択して「選択_ユニット/能力」が特定の値になるようにしうる。図10に示される実施例において、バッチランナーは、(識別子「ユニット_02」に関連付けられている)ユニット552を選択し、パラメータ集合562から「能力」パラメータ560を読み出す。引き続き上記実施例を参照して説明すると、ユニット552の「能力」は、ユニット552に含まれている一次混合タンクの物的能力に対応させても良く、例えば1000ガロンでありうる。パラメータ560の値「1000」を読み出すべく、ユニット手順532は、ユニット552に出力パラメータを介してパラメータ560の値を報告させるフェーズ・レベル論理を含みうる。
またその代わりとして、パラメータ集合562の幾つか又は全ては、プロセス工場16またはプロセス制御システム10におけるどこか他のところに格納しうる。例えば、データベース34は、ユニットと設備のモジュール・パラメータを維持管理しうる。また、バッチランナー386〜390は、ユニット552の選択に際してデータベース34から必要なパラメータを読み出しうる。但しいずれの場合も、動的パラメータ「選択_ユニット/能力」は、レシピ530外部に存在する特定の値(例えば、数値、文字列、など)になりうる。
その他の状況において、ユニット手順532は、例えばレシピ530作成時にユニット552が選択された場合、パラメータ560への完全なパスを指定することも可能である。かかる一事例においてユーザはユニット手順532にパラメータ「ユニット_02/能力」を含みうる。動的パラメータ「ユニット_02/能力」も同様に、対応するバッチランナー386〜390がフェーズ・レベル論理をユニット552に読み込む時点で特定の値になりうる。上記実施例でのように、レシピ530作成時にパラメータの特定の値は不明(またはそれ以外の場合利用不可能)でありうる。また、実行時中に「ユニット_02/能力」が変わるところの値はレシピ530の外部にある。
図11を参照するに、レシピ580は、実行時中に選択された制御モジュール586と関連するパラメータを参照するユニット手順582とおよび設備モジュール594と関連するパラメータを直接参照するユニット手順590を含みうる。この特定の実施例においては、制御モジュール586と設備モジュール594が同じユニット596に属する。但し、レシピ、ユニット手順、動作およびフェーズが無関係な制御モジュール、設備モジュール、ユニットなどにおける値を参照することも可能である。
図10に示される実施例と同様に、ユニット手順582は、「選択_制御_モジュール/最高_速度」のパラメータを含んでいても良く、その場合、該「選択_制御_モジュール/最高_速度」のパラメータは、実行中に、例えば、「制御_モジュール_01/最高_速度」)になり、最終的には例えば制御モジュール586と関連するモーターの最高速度に対応する特定の値になりうる。ユニット手順590は、例えば、「設備_モジュール_01/重量」のパラメータを含みうる。
なお、一般に図10および図11に関しては、レシピが、レシピのいかなるレベルにてユニットまたは設備モジュール・パラメータを参照しうる。よって、レシピは、ユニット手順内に、動作内に、またはフェーズ内に、あるステップから別のステップへの遷移時に動的入力パラメータを含みうる。さらに、動的入力パラメータは静的値(例えば、タンクの能力)または変化する値(例えば、混合タンク内の現温度)を参照しうることも述べておく。
次に、事前定義コマンド・ステップの使用について、一般的な説明と、図12および図13に示される設備調停および設備選択の幾つかの実施例に参照しての具体的な説明との両方を提示する。図14は、プロセスコントローラ12およびプロセス工場16において使用されうる設備調停システムの一実施例をさらに提示する。上記の如く、バッチエグゼクティブ30(例えば、図1および図6を参照)は、ユーザがコマンドセット、設定点、コマンドパラメータおよびその他の関連情報を定義し、これらの事前に定義されたコマンドセットを特定の設備または制御モジュールに関連付け、そしてレシピ階層のいかなるレベルに所望の事前定義コマンドセットを追加することにより効率的にレシピを設計することを可能にする。レシピ内で使用された場合、これらのコマンドセットは、設備調停且つ又は選択を実行し、オペレータ・プロンプトおよびメッセージを提供し、外部システムにメッセージを送り、選択された動作モードに従って設備モジュールにコマンドとデータを送り、また、その他の事前に定義された機能性を実行しうる。一実施形態において、事前に定義された各セットは、容易に認識しうる視覚指標(例えばアイコンなど)を得るかもしれず、また、マウスなどいかなるポインティングデバイスで選択するように特定のウィンドウ枠において利用可能なものでありうる。その後、オペレータは、対応するアイコンをクリックしてからレシピの生成または編集に使用されるキャンバス領域にそのアイコンをドラッグして、アイコンをレシピ論理内の所望の位置にドロップすることにより、所望の事前に定義されたコマンドのセットを選択しうる。
設備モジュールの構成を簡素化するために事前に定義されたコマンドセットを使用する具体的な実施例を一つ取り上げて説明すると、特定の温度自動調節器は、各々の設定点を各々有する「高温」または「低温」モードで作動する。バッチエグゼクティブ30は異なるレシピに従って実行する複数の同時バッチをサポートしうるので、温度自動調節器は、様々なバッチおよびレシピにおいて使用される可能性がある。よって、ユーザは、BOI
32を使用して新規コマンドセットを作成し、例えば「温度自動調節器_マクロ」などの名前または識別子を状況に応じてコマンドセットに割り当て、各作動モード(即ち「高温」と「低温」)のステップを幾つか定義して、各作動モードのパラメータ且つ又は一つ又は複数の設定点を指定しうる。その後、ユーザは新規作成されたコマンドセットを保存しても良いし、且つ、簡単に視覚認識できるようにユーザ定義アイコンを状況に応じてコマンドセットへと割り当てても良い。この時点で、ユーザは、コマンドセット「温度自動調節器_マクロ」の保存箇所(例えば構成データベース34)を指定しうる。
レシピを作成するまたは編集する時、ユーザは「温度自動調節器_マクロ」のためのアイコンを選択しても良いし、または名前またはその他の識別子によりこの事前に定義されたコマンドセットを参照して「温度自動調節器_マクロ」をレシピに追加するようにしても良い。その後、ユーザは、特定のレシピに従って希望の作動モードを選択しうるし、「温度自動調節器_マクロ」の一つまたは幾つかのパラメータを状況に応じて調節しうる。いずれの場合も、ユーザは、フェーズ・レベルで温度自動調節器モジュールの構成またはプログラミングを詳細にわたって行う必要がない。さらに、BOI 32は、ユーザが「温度自動調節器_マクロ」を加え、該「温度自動調節器_マクロ」を、選択されたレベルに適しており且つこのレベルに特有のその他いかなる規則に一致する遷移を使用してレシピ論理に接続することを希望するところの(例えば、ユニット手順、動作などの)レシピ論理のレベルを自動的に決定しうる。
設備の調停と選択に関し、図12は、バッチマネージャ382を介してユーザーインタフェース31、ウェブサービス398、または幾つかの外部モジュールと動的に交信するバッチランナー386を示す。ブロック602において、バッチランナー386は、レシピの特定のステップを実行しうる。次に、ブロック604において、バッチランナー386は、設備調停を必要とするレシピにおいて事前に定義されたコマンドセットに遭遇しうる。特に、この実施例におけるブロック604は、レシピ論理の手順レベルまたは最高レベルのものに対応する。よって、設備調停を始動するのに、バッチランナー386が、レシピの特定の動作内の特定のフェーズに到達している必要はないが、その代りにレシピ論理の何らかのレベルで調停を依頼しうる。なお、希望する場合、バッチランナー386が、幾つかの設備または制御モジュールを有するユニットの調停を依頼するようにしても良い。それ以外の場合、バッチランナー386が特定の設備モジュールまたは制御モジュールの調停を依頼するようにしても良い。
バッチマネージャは、図14を参照して以下詳述される技法をはじめとする適切な調停方法の如何なるものを使用してブロック606において調停を行いうる。この特定の事例において、バッチマネージャ606は調停依頼を自動的に解決しうる。次に、ブロック608において、バッチランナー386は、バッチマネージャ382から設備調停の結果を明示する応答を受信して、レシピの実行を継続しうる。
さらに、バッチランナー386が実行するレシピは、別の設備調停依頼を含みうる。
図12に示される実施例において、ユーザが、第2の設備調停依頼を動作622の完了に際して始動されるようにステップ620に関連付けてある。バッチマネージャ382は、ブロック626において第2の調停依頼を処理しうる。また、ブロック626は順じてオペレータ・プロンプト628をトリガしうる。なお、第2の調停依頼は、ブロック604において始動された第1の調停依頼と同じ事前定義コマンド・ステップでありうる。特に、ユーザは、レシピ論理の異なるレベルに各々対応するレシピ中の二箇所で同じ事前定義コマンドセットを使用したかもしれない。上記の如く、BOI 32は、選択された論理レベルでレシピに適切に嵌るようにコマンドセットを自動的に調節し、それによってユーザの構成の手間を大幅に簡素化しうる。
ここで図13を参照するに、インターフェース画面700は、レシピ編集用ウィンドウ枠702および事前定義コマンドセット選択用ウィンドウ枠704を含みうる。この実施例において、事前定義コマンドセット選択用ウィンドウ枠704は、特定の温度自動調節器用の制御モジュールコマンドセット710と、特定のポンプに使用するための設備モジュールコマンドセット712と、特定の混合機に使用するための調停依頼コマンドセット714と、特定の貯蔵タンクに使用するためのユニット選択コマンドセット716と、標的圧力に関する問い合わせ(クエリー)を行うオペレータ・プロンプト・コマンドセット718、そして、生産実行システム(MES)にステータスアップデートを送る生産実行システムメッセージ・コマンドセット720とを含みうる。
ユーザは、事前定義コマンドセット710−720の如何なるものを選択し、選択されたコマンドセットをウィンドウ枠702のキャンバス領域にドラッグ・アンド・ドロップしうる。レシピ730に制御モジュールコマンドセット710のインスタンスを追加する一実施例が図13に示されている。加えて、制御モジュールコマンドセット710の拡大図730には、対応する設備モジュールが少なくとも二種類の作動モードを有することが示されている。ここで該二種類の作動モードは別の設定点と各々関連付けられている。上述の如く、ユーザは、希望する動作モードを選択し、制御モジュールコマンドセット710をレシピ702に追加するに際してパラメータを状況に応じて調節しうる。もちろん、ユーザは、制御モジュールコマンドセット710をレシピ702のいかなるレベルに追加するべく動作レベル論理またはフェーズ・レベル論理に「ドリルダウン」しても良い。ユーザは、同様に事前定義ステップ710−720の如何なるものを、レシピ702の論理内の所望の位置にドラッグ・アンド・ドロップして、一つまたは幾つかのパラメータなどを調節しうる。
図14は、設備アクセスおよびスケジュールの不一致を効率的に解決するためにバッチエグゼクティブ30により利用されうる設備調停システムの例示的な一実施形態を示す。上述の如く、プロセス制御システム10は一つ又は複数のワークステーション14を含んでおり、リソース56はタイプ820をさらに構成する。各々のタイプ820は、各リソース56と関連付けられておりリソース56が単一領域54においてのみ使用されているのか、または複数の領域54にわたって使用されているのかを示す。一実施形態において、タイプ820は「ローカル」または「グローバル」のいずれかである。ローカルタイプ820は、リソース56が1つの領域54においてのみ使用されていることを示すが、グローバルタイプ820は、リソース56が複数の領域54にわたって使用されていることを示す。リソース56が1つの領域54においてのみ必要とされるか、または複数の領域54にわたって必要とされるかを指定することにより、マルチ領域設備調停機構(アービトレイタ)は、リソース56を全て管理する必要なく複数の領域54にわたってユーザ60から同じリソース56に対する同時の依頼または競合する依頼を管理することができる。一実施形態において、特定のリソース56がローカルであるかグローバルであるかは、プロセス工場16と関連する人間のオペレータまたはエンジニアにより決定される。
ワークステーション14は、(プロセス制御サービスなどを提供するように作動可能な)モニター、キーボード、中央処理装置(CPU)、コンピュータ可読メモリおよび格納部などのハードウェア且つ又はソフトウェアを備えうる。例えば、ワークステーション100は、インテル(登録商標)社コンピュータープロセッサ上でマイクロソフト(登録商標)ウィンドウズ(登録商標)NT、2000またはXPRオペレーティングシステムを実行しているコンピュータ・ワークステーションまたはパソコン(PC)でありうる。別の実施例については、ワークステーション100が、ランダムアクセス記憶装置(RAM)やダイナミックRAM(DRAM)および読み出し専用メモリー(ROM)などの電子メモリと、ハードドライブ、フロッピー(登録商標)ディスクドライブ、CD−ROMドライブ、CD−RWドライブおよびデジタル多用途ディスク(DVD)ドライブなどの磁気記憶装置および光学記憶装置、そしてその他の適切なコンピュータ構成部分を含みうる。
ワークステーション14は、エマソン・プロセスマネジメント社によりDeltaV(登録商標)システムの一部として販売されているDeltaV(登録商標)バッチ・ソフトウェアなどのバッチプロセス制御機能をさらに備えうる。一実施形態において、ワークステーション100は、バッチエグゼクティブ30、ローカル設備調停機構(LAR:local equipment arbitrator)812、およびグローバル設備調停機構(GAR:global equipment arbitrator)814をさらに備える。
バッチエグゼクティブ30は、コンピュータ可読媒体に格納され且つ一つ又は複数の領域54に対してプロセス制御システム52のバッチ処理部分を実行するべく作動可能なソフトウェアを含みうる。一実施形態において、各々の領域54はそれぞれ別々のバッチエグゼクティブ30により制御される。バッチエグゼクティブ30は、工場16で使用されるレシピのステップを実行するリソース・ユーザ60およびリソース56を制御する。例えば、バッチエグゼクティブ30が、ある物質を華氏350度で15分間加熱するようにヒータ・リソースを制御し、その後該加熱した物質を混合機リソースの中に静かに注ぐようにしても良い。バッチエグゼクティブ30は、実質的に同時に且つ又は互いに並行させて複数のレシピの性能を制御しているかもしれない。バッチエグゼクティブ30は、ユーザ60によるリソース56に対する依頼の取り扱うためにLAR 812およびGAR 814と通信する。
LAR 812は、特定の領域54内のユーザ60によるリソース56の使用に関する依頼が相反する場合にそれを調停するべくバッチエグゼクティブ30と通信するように作動可能なハードウェア且つ又はコンピュータ可読媒体に格納されたソフトウェアを備えている。より具体的には、バッチエグゼクティブ30がリソース56を使用してレシピを実行している間に、二つ以上のユーザ60が、同じリソース56の使用を実質的に同一の時点で必要とするかもしれない。両方のユーザ60が同じリソース56を実質的に同一の時点で使用することをバッチエグゼクティブ30が認めると、両方のレシピが駄目になるかもしれない。同様に、バッチエグゼクティブ30は、レシピの一部として、一つ又は複数のリソース56をレシピにおける時間依存のステップのために確保しておく必要が将来的にあるかもしれないと判断しうる、または清浄を必要とするリソース56など、特定のリソース56が特定のレシピで使用される前に準備されていなければならないと判断しうる。ユーザ60に対して一つ又は複数のリソース56を割り当てるまたは確保する前に、バッチエグゼクティブ30は、LAR 812リソース56の使用を依頼する。LAR 812は、依頼されたリソース56が、バッチエグゼクティブの特定の領域54内でバッチエグゼクティブ30により使用できる状態であるかを判断する。一実施形態において、LAR 812は、「ローカル」のタイプ820のリソース56のみを取り扱う。
GAR 814は、二つ以上の領域54にわたってユーザ60によるリソース56の使用に関する依頼が相反する場合にそれを調停するべくバッチエグゼクティブ30と通信するように作動可能なハードウェア且つ又は、コンピュータ可読媒体に格納されたソフトウェアを備えている。より具体的には、バッチエグゼクティブ30がリソース56を使用してレシピを実行している間に、二つ以上のレシピが、同じリソース56の使用を実質的に同一の時点で必要とするかもしれない。レシピに一つ又は複数のリソース56を割り当てるか確保する前に、バッチエグゼクティブ30は、GAR 814から異なる領域54におけるリソース56の使用を依頼しうる。GAR 814は、依頼されたリソース56がバッチエグゼクティブの特定の領域54の外部でバッチエグゼクティブ30により使用できる状態になっているかどうか判断する。一実施形態において、GAR 814は、「グローバル」タイプ820のリソース56のみを取り扱う。GAR 814はリソース56の依頼を解決するために互いに通信することができる。
一実施形態において、各々のGAR 814は、各々のバッチエグゼクティブ30のそれぞれと関連し、当該のバッチエグゼクティブの特定の領域54においてタイプ820がグローバルであるリソース56につかさどる。異なる領域54における第2のGAR 814は、依頼されたリソース56を有する領域54と関連するGAR 814からリソース56を依頼する。例えば、図14を参照するに、ユーザU2は、リソースR3へのアクセスを依頼しうる。ユーザU2はリソースR3とは異なる領域にいるので、ユーザU2の領域におけるGAR 814は、リソースR3の領域におけるGAR 814からリソースR3へのアクセスを依頼する。
また、一実施形態において、GAR 814は、別の不具合を持つGAR 814により68扱われているリソース56を引き受けることにより別のGAR 814の不具合を取り扱うように作動可能でありうる。例えば、第1の領域におけるGAR 814に不具合が生じるような場合には、第2の領域におけるGAR 814が不具合を持つGARの領域におけるリソース56に対してリソースの調停を引き受けうる。
稼動中、一つ又は複数のバッチエグゼクティブ30が、一つ又は複数の領域54の各々における一つ又は複数のレシピの性能を制御する。様々なリソース・ユーザ60がレシピのステップを実行するために一つ又は複数のリソース56へのアクセスを依頼しうる。リソース・ユーザ60は、バッチエグゼクティブ30を通してリソース56へのアクセスを依頼する。その後、バッチエグゼクティブは、リソース56の依頼を、依頼されているリソース56のタイプ820に基づいてバッチエグゼクティブに関連付けられているLAR812またはGAR 814へと受け渡す。
依頼されたリソース56のタイプ820がローカルな場合、LAR 812は、適切な判定基準に基づいてリソース56がユーザ60により使用できるものかどうか判断する。例えば、LAR 812は、単にリソース56が別のユーザ60により現在使用されているかどうか判断しうる。また、ユーザ60が使用する前にリソース56を定置洗浄システムなどにより洗浄する必要があるか、または依頼元ユーザ60が使用する前にリソース56を特定の温度にする必要があるかなど、複雑な使用上の決定もLAR 812は行いうる。その後、LAR 812は、依頼されたリソース56が利用可能であるかどうか、また状況に応じていつ利用可能であるかどうかをバッチエグゼクティブ30に通信する。例えば、ユーザU1とU2がリソースR1にアクセスしようと試みた場合、LAR 812はどのユーザが依頼されたリソースにアクセスするかを決定する。
依頼されたリソース56のタイプ820がグローバルな場合、GAR 814は、依頼元のユーザ60がリソース56を使用できるかどうか判断する。依頼されたリソース56が、バッチエグゼクティブ30と関連するGAR 814と同じ領域にある場合、GAR 814は、リソースが利用可能かどうか判断し、依頼されたリソースが利用可能かをバッチエグゼクティブ30に通信する。依頼されたリソース56が、バッチエグゼクティブ30と関連するGAR 814とは異なる領域にある場合、GAR 814は、依頼されたリソース56を領域54内に有するGAR 814へと該依頼を通信する。依頼元のGAR 814は、何らかの適切な方法を用いて依頼を取り扱うのに適したGAR 814を決定しうる。一実施形態において、GAR 814は、依頼がGAR 814の全てまたは一部分に一斉同時送信されて適したGAR 814により取り扱われるピアツーピア・ネットワーク構成においてピアとして編成される。別の実施形態において、GAR 814は、なおまたピアとして編成されうるが、取り扱うリソース56のリストを交換して、依頼を全てのGAR 814へと一斉同時送信する必要を避ける。その代わりに、適したGAR 814が依頼元のGAR 814により直接連絡を受けることも可能である。
一般に、GAR 814は何らかの適切な様態において編成されうる。適したGAR 814は、依頼されたリソース56が利用可能かどうか判断し、その結果を依頼元のGAR 814に改めて通信する。その後、依頼元のGAR 814は、その結果をバッチエグゼクティブ30で取り扱うように該バッチエグゼクティブ30へと再度受け渡す。あるいは、該結果を、依頼元のGAR 814を迂回して依頼元のバッチエグゼクティブ30に直接送り返すようにしても良い。例えば、図14を参照するに、現在ユーザU3がリソースR3を使用しており、且つユーザU2がリソースR3にアクセスすることを希望する場合、U2の領域におけるGAR 814が、U2の依頼をR3の領域中のGAR 814にて取り扱うように該GAR 814へと受け渡す。
その後、バッチエグゼクティブ30は、依頼されたリソース56が利用可能かどうかによって適切な処置を払う。バッチエグゼクティブ30は、利用できないリソースに対して、依頼元のユーザ60と関連するレシピの実行を一時停止させるなどの適切な処置を取りうる。
一実施形態において、GAR 814は、プロセス制御システム52により提供されたGAR 814の全てまたは一部分からマスターGARを選択しうる。適切なGAR 814であれば如何なるものもマスターGARとして機能しうる。例えば、マスターGARは、特定の処理能力を有するまたは特定の処理負荷未満のワークステーション100上で実行されるGAR 814に制限されうる。マスターGARは、特定のリソース56が利
用可能か、どのリソース56がどの領域54にあるかを追跡するための、且つ又はその他の適切なデータを提供する集中化データベースとしても機能しうる。マスターGARは、リソース56と当該リソース56を取り扱うために割り当てられたGAR 814との間のマッピングを格納することによりGAR 814間で必要とされる通信の量を減らすためにも使用しうる。別の実施形態において、マスターGARは、リソース56に関する(可用性などの)状態情報を格納しうる。この実施形態において、依頼元のGAR 814は、リソース56が利用可能かどうか判断するためにマスターGARに問い合わせ(クエリー)を行うことも可能である。マスターGARの選択は何らかの適切な技法を使用して行いうる。例えば、GAR 814は、どのGAR 814が最初にアクティブ化されたかを判断することによりマスターGARを決定しうる。ネットワークにおいて「マスター」要素を決定または選択するためのその他の技法は、本発明の属する技術分野において周知のものである。
また、GAR 814は、その他のGAR 814の不具合を取り扱う能力を有しうる。より具体的には、特定の領域54におけるGAR 814がクラッシュによりなど障害を起こすかもしれないが、別のGAR 814がかかる不具合を検出し、不具合を持つGARのリソース56の取扱いを引き受けるようにしうる。例えば、マスターGARが不具合を検出し、不具合を持つGARのリソース56に別のGAR 814を割り当てるようにしても良い。別の実施例では、依頼元のGAR 814が、別のGAR 814がある程度の期間応答していないことを検出して、不具合を持つGAR 814により取り扱われているリソース56を引き受けるようにしても良い。
別の実施形態において、GAR 814は、ユーザ60が特定のリソース56を使用してもよいかどうかをまとめて(集団的に)判断しうる。例えば、その領域54におけるリソース56へのアクセスを取り扱う責任を各領域54におけるGAR 814に負わせるのとは対照的に、一つ又は複数の領域54における一つ又は複数のリソース56へのアクセスを取り扱う責任を二つ以上のGAR 814が負うようにしても良い。一般に、領域54におけるリソース56の幾つか又は全てへのアクセスを適宜に取り扱う責任をGAR814の幾つか又は全てが負うようにしうる。例えば、特定のリソース56の可用性がGAR 814によりどのように取り扱われるか判断するために、更なるタイプ820を定義しうる。GAR 814による投票するに基づいて、またはその他の適切な技法により、リソース56の可用性をまとめて(集団的に)決定しても良い。また、集団的決定により、特定のリソース56の可用性を判断する上で特定のGAR 814を優先することが可能になる。例えば、第1のGARが、一つ又は複数の第2のGARよりも多くの投票を得るかもしれない、または一つ又は複数の第2のGARを拒否する権利を得るかもしれない。さらに、依頼されている特定のリソース56によっては、一つ又は複数のGAR 814の投票力または拒否能力が増加しうる。GAR 814に提供する投票力または拒否権を増加させことにより、特定の状況においてリソース56の優先使用を許可する能力を提供しうる。例えば、緊急事態または予期せぬ結果が生じた場合には、特定のユーザ60に対して優先アクセスを提供する必要があるかもしれない。
前述の説明からも分かるように、動的入力パラメータを含むため、且つ又は製品レシピにおけるコマンド・ステップを事前定義するための方法およびシステムによって、ユーザは、製品レシピの論理外部の値を参照し、前回の又は並列する設備フェーズまたは外部モジュール(例えば、LIMS、ウェブサービス、など)により生成された値を参照することにより実行時中にバッチ操作を調節し、そして自動的にフェーズ実行の結果を読み出してこれらの結果を別のフェーズ、動作またはユニット手順に供給することによりオペレータの手間を軽減できるようになる。なおまた、上記の方法とシステムにより、ユーザは、設備調停と選択をレシピ論理の如何なるレベルで行えるようになり、またそれによって設備関連論理の全てを、対応するレシピのフェーズ・レベルまで「押し」下げることを避けられるようになる。なおまた、上記コマンド・ステップの事前定義がサポートされているので、オペレータとエンジニアが、複数のバッチが複数のレシピに従って実行されており頻繁に共通の物理的なリソースを確保しようと試みるような環境においてレシピを効率的に定義できるようになる。特に、コマンド・ステップが事前定義されているので、ユーザは、単純な、また希望する場合は複雑な指示、パラメータ且つ又は設定点一式を特定の設備クラス(例えば、ユニット・クラス)または特定の設備インスタンスと関連付け、そしてこの事前に定義された一式のコマンドを、全く調整を加えずに、または例えば希望動作モード且つ又は目標値の単純な選択を伴って、複数のレシピに追加できるようになる。
上記において、特定の実施例(本発明を例証する実施形態に過ぎず、本発明を限定するものではない)を参照して本発明を説明したが、通常の技術を有する当業者にとっては、本発明の精神と範囲から逸脱することなく、ここに開示される実施形態に変更、追加又は削除が生じうることが明らかなはずである。

Claims (13)

  1. バッチ実行環境における製品レシピを構成するためのシステムであり、
    コマンドセットの定義を受け取るため、およびコンピュータ可読メモリに定義を格納するためのコマンドセット定義モジュールと、
    レシピ論理を定義するデータを受け取るための論理規格関数と、コマンドセットの選択を受け取るためのコマンドセット選択関数と、レシピ論理内の特定の箇所に対応する識別子を受け取り特定の箇所にコマンドセットを挿入するためのコマンドセット挿入関数とを含むレシピ論理を有するレシピの定義を円滑に実施するためのレシピ設計モジュールと、
    を備え、
    前記レシピ設計モジュールが、挿入されたコマンドセットをレシピ論理に自動的に関連付ける、
    ことを特徴とするシステム。
  2. 前記コマンドセットが、設備エンティティまたは設備分類の一つについての設備識別子と、前記設備識別子に対応する設備についての調停依頼とを含んでいることを特徴とする請求項1に記載のシステム。
  3. 前記コマンドセットが、設備エンティティまたは設備分類の一つについての設備識別子と、前記設備識別子に対応する設備についてのユニット選択依頼とを含んでいることを特徴とする請求項1に記載のシステム。
  4. 前記コマンドセットが、設備モジュールまたは設備モジュールのクラスの一つについての設備識別子と、レシピの実行中に前記設備モジュールに条件付きで送信される一式のコマンドとを含んでいることを特徴とする請求項1に記載のシステム。
  5. 前記コマンドのセットが、第1の作動モードに対応するコマンドの第1のサブセットおよび第2の作動モードに対応するコマンドの第2のサブセットを含んでいることを特徴とし、且つ、
    コマンドセット挿入関数が、少なくとも前記第1の作動モードと前記第2の作動モードとの間で選択を行うための識別子をさらに受け取ることを特徴とする、
    請求項4に記載のシステム。
  6. 前記レシピ論理が、フェーズ・レベルおよび少なくとも一つの高位レベルと関連付けられていることを特徴とし、
    前記コマンドセットが、オペレータメッセージまたはオペレータ・プロンプトを生成するための一式のコマンドを含んでいることを特徴とし、且つ、
    前記レシピ論理内の特定の箇所が、前記レシピ論理の前記少なくとも一つの高位レベルと関連付けられている、
    ことを特徴とする請求項1〜請求項5の何れか1項に記載のシステム。
  7. 前記コマンドセットが、バッチ実行環境外のモジュールにメッセージを送信するための一式のコマンドを含んでいることを特徴とする請求項1〜請求項6の何れか1項に記載のシステム。
  8. 前記レシピ論理が、フェーズ・レベルおよび前記フェーズ・レベル以上の手順レベルを含む複数のレベルと関連付けられていることを特徴とし、且つ、
    前記コマンドセット挿入関数が、前記レシピ論理内の第2の箇所に対応する第2の識別子を受け取ることを特徴とし、
    第1の箇所および第2の箇所が、レシピ論理の複数のレベルのうち二つの異なるものと関連付けられていることを特徴とし、且つ、
    前記コマンドセット挿入関数が、同じ選択されたコマンドセットをレシピ論理内の第1の箇所と第2の箇所の中に挿入することを特徴とする、
    請求項1〜請求項7の何れか1項に記載のシステム。
  9. 前記レシピ論理は、動的入力パラメータを含み、
    前記動的入力パラメータは、バッチ運転の開始の時には特定されていない値を含み、
    前記動的入力パラメータの前記特定されていない値は、前記製品レシピのフェーズ・レベルで関連する前記製品レシピ又はオペレータ・プロンプトからの値を取得せずにバッチプロセスの前記製品レシピの実行の間の値に特定される、
    請求項1〜請求項8の何れか1項に記載のシステム。
  10. バッチ実行環境において実行する製品レシピを構成する方法であり、
    レシピ論理と互換性をもつ一式のコマンドの定義を受け取ることと、
    前記レシピ論理の部分的な定義を受け取ることと、
    前記レシピ論理内の選択された箇所に該一式のコマンドを挿入する依頼を受け取ることと、
    選択された箇所に準じて前記一式のコマンドをレシピと自動的に関連付けることと、
    を備える方法。
  11. 前記一式のコマンドの定義を受け取ることには、設備調停、設備選択、オペレータメッセージの生成、またはオペレータ・プロンプトの生成の少なくとも一つを行うコマンドを受け取ることが含まれることを特徴とする請求項10に記載の方法。
  12. 前記一式のコマンドの定義を受け取ることには、第1の作動モードまたは第2の作動モードにおいて装置または制御モジュールを選択的に作動するコマンドを受け取ることが含まれることを特徴とし、
    前記レシピ論理内の選択された箇所に該一式のコマンドを挿入する依頼を受け取ることには、第1の作動モードまたは第2の作動モードの選択を指定することが含まれることを特徴とする、
    請求項10又は請求項11に記載の方法。
  13. 前記レシピ論理は、動的入力パラメータを含み、
    前記動的入力パラメータは、バッチ運転の開始の時には特定されていない値を含み、
    前記動的入力パラメータの前記特定されていない値は、前記製品レシピのフェーズ・レベルで関連する前記製品レシピ又はオペレータ・プロンプトからの値を取得せずにバッチプロセスの前記製品レシピの実行の間の値に特定される、
    請求項10又は請求項11に記載の方法。
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