JPH08112728A - ワークの搬送方法および搬送制御装置 - Google Patents

ワークの搬送方法および搬送制御装置

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JPH08112728A
JPH08112728A JP25050694A JP25050694A JPH08112728A JP H08112728 A JPH08112728 A JP H08112728A JP 25050694 A JP25050694 A JP 25050694A JP 25050694 A JP25050694 A JP 25050694A JP H08112728 A JPH08112728 A JP H08112728A
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press
work
fitting
heating
station
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JP25050694A
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Hiroshi Miyanaka
弘志 宮中
Yuzo Uotani
祐三 魚谷
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Mazda Motor Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 圧入工程の上流側に加熱工程を備え該加熱工
程において加熱されたワークを圧入工程に搬入して部品
の圧入を行うようにしたものにおいて、圧入工程の前後
いずれの工程に異常が発生した場合においてもワークへ
の部品の圧入を適正に行うことを可能とする。 【構成】 加熱工程Aにおいて加熱されたワークWは、
圧入工程Bへ搬送され該圧入工程Bにおいて所定の部品
が圧入された後、後工程Cへ搬送されるが、この場合、
上記加熱工程Aと後工程のうちの少なくともいずれか一
方の工程の異常発生時に上記加熱工程AからのワークW
の搬出を停止させるとともに上記圧入工程Bと後工程C
との間に設けた停留部Dに圧入完了後のワークWを停留
させることで、少なくとも異常発生時において部品が未
圧入のワークWに対して適正な加熱状態の下で部品圧入
を完了させることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本願発明は、加熱工程から搬出さ
れたワークを圧入工程に搬送しここで所定の部品を圧入
した後、さらに後工程へ搬送するようにした搬送装置に
よるワークの搬送方法および搬送制御装置に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】ワークを連続的に搬送しながら該ワーク
に対して順次所定の部品組付けを行う生産ラインにおい
ては、ライン中のどこかに異常が生じた場合にはライン
全体を休止させてその回復処置を行うことが必要であ
り、その間、生産ができないことになる。かかる不都合
を回避する一つの方法として例えば特開平3−7924
6号公報には、本来の生産ラインであるインラインの側
方にワークのストッカを備えたオフラインを並設し、所
定の作業を行う自動装置をこのインラインとオフライン
との間で移動可能とし、インラインの休止中は上記自動
装置をオフライン側に移動させ、上記ストッカから自動
装置へワークを供給することで該自動装置の単独運転に
より生産作業を続行させる方法が提案されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、生産ライン
の中でも特に、圧入工程の上流側に加熱工程を、下流側
に後工程を備え、加熱工程で加熱されたワークに対して
圧入工程で所定の部品を圧入し、さらにこれを後工程側
へ搬送する構成の生産ラインにおいては、圧入工程の前
後に位置する加熱工程と後工程のいずれか一方に異常が
発生してライン全体が停止されると、加熱されたものの
部品の圧入作業が完了していないワークがある場合、該
ワークがライン停止中に冷却され、ラインの作動回復後
においてはもはや部品の圧入が行えないということにな
る。
【0004】かかる場合の対策方法として上掲公知例の
技術を導入することも考えられるが、この方法は上述の
ように、予めストッカにストックしておいたワークをイ
ンラインの停止中に供給して自動装置における作業を継
続するものであることから、ワークを加熱工程において
加熱しその状態で該ワークに対して部品の圧入を行うも
のに適用する場合には、ストック中にワークが冷却され
部品の圧入ができなくなり、またこれを回避するために
はストッカに加熱手段を設けて常時保温しておく必要が
生じ、現実的に適用不可能である。
【0005】そこで本願発明は、圧入工程の上流側に加
熱工程を備え該加熱工程において加熱されたワークを圧
入工程に搬入して部品の圧入を行うようにしたものにお
いて、圧入工程の前後いずれの工程に異常が発生した場
合においてもワークへの部品の圧入を適正に行うことを
可能としたワークの搬送方法および搬送制御装置を提案
せんとしてなされたものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本願発明ではかかる課題
を解決するための具体的手段として次のような構成を採
用している。
【0007】本願の第1の発明では、ワークを加熱する
加熱工程と、該加熱工程において加熱されたワークに対
して部品を圧入する圧入手段を備えた圧入工程と、該圧
入工程において部品の圧入が完了したワークに対して所
要の作業を行う後工程と、上記ワークを上記加熱工程か
ら圧入工程を経て後工程に順次搬送する搬送装置とを備
えた搬送システムにおいて、上記搬送装置の上記圧入工
程と上記後工程との間に、部品の圧入が完了したワーク
を停留可能とした停留部を配置する一方、上記加熱工程
と後工程のうちの少なくともいずれか一方の工程の異常
発生時に上記加熱工程からのワークの搬出を停止させる
とともに上記停留部に圧入完了後のワークを停留させる
如く上記搬送装置の作動を制御する制御手段を備えたこ
とを特徴としている。 本願の第2の発明では、上記第1の発明にかかるワーク
の搬送制御装置において、上記制御手段を、上記後工程
の異常発生時においてのみ上記停留部にワークを停留さ
せる如く構成したことを特徴としている。
【0008】本願の第3の発明では、上記第1または第
2の発明にかかるワークの搬送制御装置において、上記
停留部を、上記圧入工程の圧入手段の数に対応する数の
ワークを停留させ得る如く構成したことを特徴としてい
る。
【0009】本願の第4の発明では、加熱工程において
加熱されたワークを圧入工程へ搬送し該圧入工程におい
て所定の部品を圧入した後、これを後工程へ搬送するワ
ークの搬送方法において、上記加熱工程と後工程のうち
の少なくともいずれか一方の工程の異常発生時に上記加
熱工程からのワークの搬出を停止させるとともに上記圧
入工程と後工程との間に設けた停留部に圧入完了後のワ
ークを停留させることを特徴としている。
【0010】
【作用】本願発明ではかかる構成とすることにより次の
ような作用・効果が得られる。
【0011】本願の第1の発明にかかるワークの搬送
制御装置及び第4の発明にかかるワークの搬送方法によ
れば、加熱工程において加熱されたワークは搬送装置に
より圧入工程に搬入され、該圧入工程において所定の部
品が圧入された後、上記搬送装置により後工程へ搬送さ
れる。ここで、例えば上記加熱工程と後工程のうちの少
なくともいずれか一方の工程に異常が発生した場合に
は、上記搬送装置の上記圧入工程と上記後工程との間に
停留部が配置されるとともに、異常発生時には上記加熱
工程からのワークの搬出を停止させるとともに上記停留
部に圧入完了後のワークを停留させる如く上記搬送装置
の作動を制御する制御手段が設けられているので、
(イ)異常発生後における加熱工程からの新たなワーク
の搬出がなく、該ワークの冷却による部品圧入の不能と
いう事態の発生が未然に阻止される、(ロ)部品の圧入
が既に完了したワークを圧入工程から上記停留部側へ搬
出してここに停留させることで、上記加熱工程で加熱さ
れたものの未だ部品の圧入がされていないワークを上記
圧入工程に搬入して部品を圧入することができる、もの
である。
【0012】従って、加熱されたワークが未圧入状態の
まま冷却されたため再加熱をしなければ部品の圧入がで
きないというような事態の発生が確実に防止され、加熱
工程あるいは後工程の異常解消後においてはワークの再
加熱等の余分な作業を行うことなく通常の運転に復帰す
ることができ、加熱工程等の異常発生にも拘わらず良好
な作業性が維持されるものである。
【0013】本願の第2の発明にかかるワークの搬送
制御装置によれば、上記に記載の作用効果に加えて、
後工程の異常発生時においてのみ停留部にワークを停留
させるようにしているので、後工程が正常である限り部
品の圧入の完了したワークはその全てが後工程側に搬出
され、該後工程での作業が行われる。
【0014】本願の第3の発明にかかるワークの搬送
制御装置によれば、上記またはに記載の作用効果に
加えて、停留部に停留可能なワークの数を、圧入工程の
圧入手段の数に対応する数としているので、該停留部の
大きさをより小さくしつつ、加熱されている全てのワー
クに対する部品の圧入が可能とされ、装置のコンパクト
化と圧入作業の円滑化との両立が図れるものである。
【0015】
【実施例】以下、本願発明のワークの搬送方法および搬
送制御装置を添付図面に基づいて具体的に説明すると、
図1及び図2には本願発明のワークの搬送方法および搬
送制御装置が実施された生産ラインの一部が示されてお
り、同各図において符号1はコンベア5を備えた加熱装
置(特許請求の範囲中の加熱工程Aに該当する)、2及
び3はワークWに対してそれぞれ所定の部品を圧入する
ための第1圧入装置及び第2圧入装置(この第1圧入装
置2と第2圧入装置3が特許請求の範囲中の圧入手段に
該当し、これら二つの圧入装置2,3で特許請求の範囲
中の圧入工程Bが構成される)、4はコンベア6を備え
た後工程(特許請求の範囲中の後工程Cに該当する)、
10は上記加熱装置1から各圧入装置2,3を経て上記
後工程4側にワークWを搬送するための搬送装置、9は
上記搬送装置10の作動を制御するためのコントロール
ユニットである。
【0016】そして、ワークWは、通常時においては、
加熱装置1において所定温度に加熱された後、搬送装置
10によって第1ステーション1stから第9ステーシ
ョン9stまで1ステーション毎に搬送されるが、その
際、第4ステーション4stに設置された上記第1圧入
装置2と第5ステーション5stに設置された第2圧入
装置3とにおいてそれぞれ所定の部品が圧入され、部品
の圧入完了後、上記後工程4側に搬送されるものであ
る。これに対して、上記加熱装置1と後工程4の双方、
あるいは加熱装置1と後工程4のうちのいずれか一方に
異常が発生して所定の作業が行えなくなった場合には、
コントロールユニット9(特許請求の範囲中の制御手段
に該当する)によって上記加熱装置1と上記搬送装置1
0の作動をそれぞれ制御することで、少なくとも異常発
生時点で既に加熱装置1において加熱されているワーク
Wに対しては部品の圧入を完了させ、これによりワーク
Wが異常発生に伴うラインの停止中に冷却してラインの
回復時には既に部品の圧入を行うことができないような
状態になることを未然に防止するようにしている。
【0017】以下、上記搬送装置10の具体的構成と上
記コントロールユニット9による作動制御についてそれ
ぞれ説明することとする。
【0018】上記搬送装置10は、上記加熱装置1の直
下流側に配置された後述のローディングコンベア11
と、該ローディングコンベア11の下流側に連続状態で
配置された後述のリフト&キヤリヤ12と、該リフト&
キヤリヤ12と上記後工程4との間に配置された後述の
アンローディングコンベア13とで構成されている。
【0019】上記ローディングコンベア11は、上記加
熱装置1のコンベア5の終端位置(第1ステーション1
st)からワークWを受け取ってこれを上記リフト&キ
ヤリヤ12の前端位置(第3ステーション3st)に載
置するためのものであって、ガイドレール17に沿って
上記第1ステーション1stと第2ステーション2st
との間で前後方向にスライドするとともに上下方向に昇
降駆動されるスライドリフター15と、上記第2ステー
ション2stと第3ステーション3stとの間に跨がっ
て配置されたコンベア16とで構成されている。このロ
ーディングコンベア11においては、先ず上記コンベア
16が降下状態で第1ステーション1stまで移動し、
ここで上昇動してその上端部で上記コンベア5上にある
ワークWを浮上支持して受け取る。ワークWの受け取り
完了後、上記スライドリフター15が第1ステーション
1stから第2ステーション2stまで移動し、上記コ
ンベア16の前端部分の上方にワークWを位置させ、こ
の状態で降下することで該ワークWをコンベア16側に
受け渡す。コンベア16側に受け渡されたワークWは該
コンベア16によって第3ステーション3stまで移動
され、ここに停止される。この第3ステーション3st
がローディングコンベア11側からリフト&キヤリヤ1
2側へのワークWの受け渡し位置となる。
【0020】上記リフト&キヤリヤ12は、上記ローデ
ィングコンベア11によって第3ステーション3stま
で搬送されたワークWを、該第3ステーション3stか
ら第8ステーション8stまで順次1ステーション毎に
間欠搬送するためのものであって、第3ステーション3
stから第7ステーション7stまでの間隔に相当する
長さの搬送バー21を備えている。この搬送バー21
は、リフト用シリンダ24により揺動せしめられる前後
一対のリフトレバー22,23によって上下動せしめら
れるとともに、該搬送バー21の一端に設けたスライダ
ー35が揺動アーム32を介してロータリシリンダ31
の往復回動に伴ってガイドバー33に沿って移動するこ
とで前後方向(搬送バー21の軸方向)に往復動され
る。
【0021】そして、このリフト&キヤリヤ12は、上
記搬送バー21が加熱装置1寄りに移動した時には図1
に示す如く第3ステーション3st〜第7ステーション
7stに対応し、後工程4寄りに移動した時には第4ス
テーション4st〜第9ステーション9stに対応す
る。従って、該搬送バー21が図1に示すように降下状
態で且つ加熱装置1寄りに位置した状態から、上昇しな
がら後工程4寄りへ移動することで、第3ステーション
3st〜第7ステーション7stにそれぞれ載置されて
いるワークW,W,・・を同時に1ステーションづつ後
工程4側に搬送してこれらをそれぞれ第4ステーション
4st〜第8ステーション8stに載置させることにな
る。かかる動作が連続的に繰り返されることで各ワーク
Wは1ステーションづつ間欠搬送されるものである。
【0022】また、リフト&キヤリヤ12に対応する各
ステーション3st〜8stのうち、第4ステーション
4stには第1圧入装置2が、第5ステーション5st
には第2圧入装置3が、それぞれ配置されており、該各
圧入装置2,3においてワークWへの所定部品の圧入が
行われる。また、第3ステーション3stはリフト&キ
ヤリヤ12側へのワークWの受け入れステーションであ
り、第6ステーション6stはアイドルステーションで
あり、第7ステーション7stは圧入不良のワークWを
ラインから排出する排出ステーションであり、さらに第
8ステーション8stは後述する第9ステーション9s
tとともにワークWの停留ステーションとなる。
【0023】上記アンローディングコンベア13は、特
許請求の範囲中の停留部Dを構成するものであって、上
記リフト&キヤリヤ12と後工程4との間において第8
ステーション8stと第9ステーション9stとに跨が
って配置され、コンベアモータ40により駆動される。
このアンローディングコンベア13は、この実施例にお
いては後述のように、加熱装置1及び後工程4が正常に
作動している通常時、及び加熱装置1と後工程4のうち
で加熱装置1のみに異常が発生した場合には常時駆動さ
れてリフト&キヤリヤ12側から搬入されるワークWを
そのまま順次後工程4側へ搬送するが、加熱装置1と後
工程4のうちで後工程4のみに異常が発生した場合にお
いては1回だけ一時的に作動した後に停止することで第
8ステーション8stと第9ステーション9stに対応
する位置にそれぞれワークWを停留させるようになって
いる。
【0024】上記コントロールユニット9は、上記搬送
装置10の作動を制御するものであって、上記加熱装置
1と後工程4とからはそれぞれその異常発生時に異常発
生信号が入力され、また第1圧入装置2に設けたワーク
センサ14からは該第1圧入装置2におけるワークWの
存在の有無を示すワーク信号が入力される。そして、こ
れら各入力信号に基づき、上記ローディングコンベア1
1のスライドリフター15とリフト&キヤリヤ12のリ
フト用シリンダ24とロータリシリンダ31及びアンロ
ーディングコンベア13のコンベアモータ40に対して
それぞれ制御信号を出力する。
【0025】ここで、このコントロールユニット9によ
る搬送装置10の制御について図3のフローチャートを
参照して説明する。制御開始後、先ずステップS1にお
いて加熱装置1と後工程4の双方に同時に異常が発生し
ていないかどうかを判定する。そして、同時に異常は発
生していないと判定された場合には、さらにステップS
8で後工程4に異常が発生しているかどうかを判定し、
この後工程4も正常である場合には、さらにステップS
9において加熱装置1の異常発生を判定する。ここで、
加熱装置1も正常であると判定された場合(即ち、加熱
装置1と後工程4共に正常である場合)には、ステップ
S15において搬送装置10を通常運転する。
【0026】従って、この場合には、加熱装置1におい
て所定温度に加熱されたワークWは順次ローディングコ
ンベア11によってリフト&キヤリヤ12側に受け取ら
れ、該リフト&キヤリヤ12により第3ステーション3
stから第8ステーション8stへと1ステーションづ
つ搬送される間に、第4ステーション4stと第5ステ
ーション5stにおいてそれぞれ第1圧入装置2及び第
2圧入装置3により所定の部品が圧入される。そして、
部品の圧入が完了したワークWは、圧入不良でない限
り、順次アンローディングコンベア13を介して後工程
4側に搬送されることになる。
【0027】一方、ステップS1において加熱装置1と
後工程4とに共に異常が発生していると判定された場
合、及びステップS8において後工程4に異常が発生し
ていると判定された場合には、ステップS2において、
加熱装置1とローディングコンベア11とを停止させて
該加熱装置1において加熱されたワークWがこれ以上加
熱装置1から取り出されるのを阻止する。
【0028】次に、ステップS3において、ローディン
グコンベア11の作動を継続させて上記各圧入装置2,
3における部品圧入を行わせる。この各圧入装置2,3
におけるワークWへの部品圧入が完了すると、上記リフ
ト&キヤリヤ12が作動して該リフト&キヤリヤ12上
にある各ワークWをそれぞれ1ステーションづつ搬送す
る。この際、アンローディングコンベア13において
は、その前端に位置する第8ステーション8stにリフ
ト&キヤリヤ12側の第7ステーション7stから搬送
されるワークWを受け取った後、1ステーションだけ駆
動して停止する(ステップS4)。従って、上記各圧入
装置2,3での部品圧入の完了に伴って第7ステーショ
ン7st側からアンローディングコンベア13側に搬送
された1個のワークWは、アンローディングコンベア1
3上の第9ステーション9stに停留され、後工程4側
へは搬送されない。
【0029】次に、ステップS5において、第4ステー
ション4stにワークWが存在しているかどうかを判定
する。ここで、1回目の部品圧入が終了し各ワークWが
1ステーションづづ搬送された後であるから、現在は異
常発生時点において第3ステーション3stに存在して
いたワークWが第4ステーション4stに位置すること
になる。従って、今回第3ステーション3stにセット
されたワークWと第3ステーション3stから第4ステ
ーション4st側へ搬送されたワークWの二つに対して
はさらに部品圧入を行う(ステップS5→ステップS2
→ステップS3)。
【0030】2回目の部品圧入が完了すると(ステップ
S3)、リフト&キヤリヤ12により各ワークWを1ス
テーションづつ搬送する。この際、第7ステーション7
stにあったワークWは停止状態にあるアンローディン
グコンベア13側の第8ステーション8stに移載され
そのままここに停留される。また、このワークWの搬送
が完了すると、もう第4ステーション4stにはワーク
Wが存在しないため(ステップS5)、この時点でリフ
ト&キヤリヤ12を停止させる。従って、搬送装置10
の運転が全体的に停止されるが、この時点において第5
ステーション5stには第1圧入装置2と第2圧入装置
3とによってそれぞれ部品が圧入されたワークWがその
まま残留している。
【0031】後は、加熱装置1と後工程4、あるいは後
工程4の異常が解消されるまで搬送装置10はそのまま
停止状態を続け、異常解消とともに再び通常運転に復帰
することになる(ステップS7→ステップS1→ステッ
プS8→ステップS9→ステップS15)。
【0032】一方、ステップS9において加熱装置1に
異常が発生していると判定された場合であるが、この場
合も基本的には上記場合と同様にして、異常発生時点に
おいて既に加熱装置1において加熱されたものの部品圧
入が完了していないワークWに対して部品圧入が実行さ
れるものであるが(ステップS10〜ステップS1
3)、上記場合と異なる点は、この場合においては後工
程4は正常に作動しているため部品圧入の完了したワー
クWをアンローディングコンベア13上に停留させてお
く必要がないのでそのまま後工程4側へ搬送するように
したことである(ステップS12)。従って、この場合
には、ワークWへの部品圧入の完了時点でリフト&キヤ
リヤ12とアンローディングコンベア13とを共に停止
させ、加熱装置1の異常解消を待つ(ステップS7)。
【0033】尚、この実施例においては、上述のように
加熱装置1のみに異常が発生した場合には部品圧入の完
了したワークWをアンローディングコンベア13側に停
留させることなくそのまま後工程4側へ搬送するように
しているが、本願発明はこれに限定されるものではな
く、この場合においてもアンローディングコンベア13
側に部品圧入の完了したワークWを停留させて後工程4
側へ搬送しないようにすることもできることは勿論であ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願発明の実施例にかかるワークの搬送方法の
実施に供される搬送装置および搬送制御装置の側面図で
ある。
【図2】図1のII-II矢視図である。
【図3】図1に示した搬送制御装置のフローチャートで
ある。
【符号の説明】
1は加熱装置、2は第1圧入装置、3は第2圧入装置、
4は後工程、5はコンベア、6はコンベア、9はコント
ロールユニット、10は搬送装置、11はローディング
コンベア、12はリフト&キヤリヤ、13はアンローデ
ィングコンベア、14はワークセンサ、15はスライド
リフター、16はコンベア、17はガイドレール、21
は搬送バー、22はリフトレバー、23はリフトレバ
ー、24はリフト用シリンダ、31はロータリシリン
ダ、32は揺動アーム、33はガイドバー、34はガイ
ドバー、35はスライダー、36はスライダー、40は
コンベアモータである。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ワークを加熱する加熱工程と、該加熱工
    程において加熱されたワークに対して部品を圧入する圧
    入手段を備えた圧入工程と、該圧入工程において部品の
    圧入が完了したワークに対して所要の作業を行う後工程
    と、上記ワークを上記加熱工程から圧入工程を経て後工
    程に順次搬送する搬送装置とを備えた搬送システムにお
    いて、 上記搬送装置の上記圧入工程と上記後工程との間に、部
    品の圧入が完了したワークを停留可能とした停留部を配
    置する一方、 上記加熱工程と後工程のうちの少なくともいずれか一方
    の工程の異常発生時に上記加熱工程からのワークの搬出
    を停止させるとともに上記停留部に圧入完了後のワーク
    を停留させる如く上記搬送装置の作動を制御する制御手
    段を備えたことを特徴とするワークの搬送制御装置。
  2. 【請求項2】 請求項1において、上記制御手段が、上
    記後工程の異常発生時においてのみ上記停留部にワーク
    を停留させる如く構成されていることを特徴とするワー
    クの搬送制御装置。
  3. 【請求項3】 請求項1または2において、上記停留部
    が、上記圧入工程の圧入手段の数に対応する数のワーク
    を停留させ得る如く構成されていることを特徴とするワ
    ークの搬送制御装置。
  4. 【請求項4】 加熱工程において加熱されたワークを圧
    入工程へ搬送し該圧入工程において所定の部品を圧入し
    た後、これを後工程へ搬送するに際して、上記加熱工程
    と後工程のうちの少なくともいずれか一方の工程の異常
    発生時に上記加熱工程からのワークの搬出を停止させる
    とともに上記圧入工程と後工程との間に設けた停留部に
    圧入完了後のワークを停留させることを特徴とするワー
    クの搬送方法。
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